プロローグ
●何よコレ!?
バン! と音を立て、休憩室のテーブルに一冊の雑誌を叩き付ける女子職員が居た。彼女の名はシャミー、19歳のオペレーターである。
「ど、どうしたのよシャミー、怖い顔をして」
「どうもこうも無いわよ……これ見てよ!」
どれどれ? と誌面を覗き込んだ女子職員たちは一気に血の気を失った。何とそこに掲載されていたのはA.R.O.A.の女子更衣室、しかも着替えの模様が時系列式に並べられているのだ。プライバシー保護対策は、申し訳程度に目線がいれられているだけ。これでは素顔を晒しているのと何ら変わりはない。
「やだ、どうやって撮ったの? これって室内からじゃないと撮れないアングルだよね?」
「盗撮魔は予め更衣室に潜んでいた、って事になるわね……こっちも見て頂戴」
シャミーは他に数冊の雑誌を鞄から取り出し、広げてみせた。そこにはアングルこそ違うが、やはりA.R.O.A.の更衣室内部を撮影した写真が掲載されていた。
「犯人が捕まるまで、怖くて更衣室使えないよー」
「そうだね、暫くは他の部屋を使わせて貰うしかないかな……でもシャミー、こんな物どうやって見付けたの?」
「んー? 街でこっち見てヒソヒソ、ニヤニヤしてる男の一団が居たから、絞め……事情を訊いたの。そうしたら、写真誌に載っている子に似てるから、もしかして本人? って話してたって……」
その話を聞いた時、女子職員たちは青年たちの無事を祈ったという。何せシャミーは3センチ厚の杉板を手刀で真っ二つに出来る武闘派。空手2段の腕前を持っているのだ。彼女の笑顔に騙され、痛い目に遭った不届き者は数知れず。神人では無い為にウィンクルムにはなれなかったが、その腕前があるなら事務職を選ばずに婦人警察官にでもなった方が良かったのでは? という声もチラホラ聞こえる程である。
「で、これ……何処に相談する?」
「うーん、ウチの隊員に相談したら、一発で顔バレしちゃうしねー。と言って、また着替え中を狙われたら敵わないし……」
彼女たちは顔を突き合わせて頭を捻った。そして出た結論は、女性神人に相談して、精霊たちには周辺で待機して貰い、賊が飛び出したところをひっ捕らえて貰おう、と云う事になったのである。
●分析してみよう
「これは……固定式の隠しカメラじゃないわね。同じアングルから撮影してるけど、微妙にレンズの角度が違ってるもん」
こう分析したのは、ウィンクルムとしては古参の神人・シャルロッテである。彼女とシャミーは同じ学校の先輩後輩の間柄である為、相談しやすかったのだ。
「だとすると、やはり更衣室の中に潜んで?」
「そう考えるのが妥当ね……ほら、これを見て。僅かだけど黒い格子状の淵が映ってる。これはロッカーの通気孔のスリットよ」
「やだ、だから真後ろから撮られたんだ!」
旧来の銀塩カメラと違い、デジタルカメラは無音で撮影する事が可能だ。それに現像する手間が掛からないので足も付かない。盗撮にはもってこいのデバイスと云う訳である。が、手口が分かったところで、捕える手段に直結する訳では無い。脱出を許せばその時点でアウトなのだ。だが逆に、屋内に潜んでいる事は確かなので、僅かでも気配を察知して追尾すれば、屋外に出る前に捕える事も可能ではある。しかし……
「気配を読むなんて、私たちには出来ないし……」
「もう嫌よ、着替えを見られるの!」
誰一人として、率先して囮になろうという者は名乗り出なかった。然もありなん、彼女たちは至って普通の女子職員。囮作戦が成功したとしても、賊に着替えを見られる事に変わりは無いのだ。怒りより羞恥心が優先されても仕方のない話だろう。
「心配しないで、この話は私の後輩たちに振るから。ただ、彼女たちも黙って着替えを見せる程、安くは無いでしょうしねぇ……」
女子職員たちを賊から守る為、囮には神人を宛がい、周辺警護と逃げる賊の捕獲は精霊に担当して貰う、と云う事で大まかな案は練れたシャルロッテであるが、問題は賊を油断させる為に、神人たちに恥をかいて貰わなければならないという点である。彼女たちとて年頃の女子、着替える様を覗かれるのは嫌であろう。そこでシャルロッテはこの件を司令部に相談し、事の次第を本部全体に周知した。そして『ユニフォームとしての』下着類と肌色の全身タイツを用意して貰う事になった。司令部としても、A.R.O.A.内部からこのようなスキャンダラスな情報が漏洩する事は好ましくないのだろう、交渉はほぼシャルロッテの言うなりに進んだという。但し全身タイツは各自のサイズに合わせたオーダーメイドとなる為に無償と云う訳にはいかず、やむなく一着500ジェールでの有償支給と云う形となった。尚、これは申告制であり、自前の下着と素肌でOK! と云う剛の者には支給されないという事であった。
●何処に隠れてるの?
さて、作戦の段取り自体は参加してくれるウィンクルムの創意工夫に任せるとして、問題は潜んでいる賊を如何にして発見するか、である。ロッカーに潜んでの撮影すら難なくこなしてしまうほどの腕前、潜伏技術も相当なものだろう。これを探し出し、ひっ捕らえる事は非常に難しい。そこでシャルロッテは、賊がより近くで撮影したがるよう、無邪気且つ大胆に色香を放つ事を神人たちに指示する事に決めた。ただ、それを指示する為には、自分だけ安全な所に退避している訳にはいかない。彼女は自らも矢面に立ち、囮に参加する事にしたのである。
「……まだまだ、イケるよね?」
休憩所の大窓に映る自分の姿を見ながら、彼女はスカートをせり上げたり、胸元を大きく開いたりして『セクシー・チェック』を行っていた。が、それは自宅でやるべきだったと、彼女は直ぐに後悔する事になるのだった。
「何やってんだ、シャル?」
「!! ……あ、いや、あのね? これは、その……」
シャルロッテさん、24歳。お肌の曲がり角も近い、微妙なお年頃である。そんな彼女が、自らの恥ずかしい姿を窓に写してチェックしている姿を、彼女の恋人・兼・ペアであるエドガーに見られて……
「お願い、忘れて!」
「わ、忘れるも何も……何やってたんだか説明しろよ、気でも触れたのかと思ってギョッとしたぞ」
「あ、あううぅ~……」
これは、見ず知らずの賊に着替えを覗かれるより、遥かに恥ずかしいかも……と、彼女はその時点で『怖いものなし』状態になっていたのだった。
解説
●目的なんですが
……今更、説明するまでもありませんね。そう、羨まし……ゲフゲフ! 不届きな覗き魔をひっ捕らえ、白日の下に曝け出すのが今回の任務です。
●囮って、どうやるの?
段取りとしては、まず囮として神人たちが内勤者に扮して更衣室に入ります。怪しまれるといけないので、ある程度までは脱ぐ事になりますが……これは仕方ありますまい。
ここで女子トークか、或いは他者の下着や体を羨んだり、体の触り合いが出来れば完璧でしょう。兎に角、賊を油断させ、更なる興奮を誘う事が出来れば良いのです。
そして精霊たちは更衣室の天井裏、窓の外、出入口前などで待機、網を張って貰います。
獲物をゲットした賊は必ず何処からか脱出する筈。そこを捕える、という寸法……になります。一応は。
どのような手段で捕えるかは各自の創意工夫にお任せするとして、賊が何処に潜んでいるかを探ったり、賊が姿を見せた場合に神人自身が迎撃する事も視野に入れなくてはならないでしょう。
●何処に隠れてるの?
今回、賊はローアングルを狙う為、床下に潜み、フリーアクセスのタイルに穴を開けて待機しています。しかし、フリーアクセスの下と云うのは、大抵は配線などが敷設してあり、迂闊に這い回ると断線などの被害を起こす事になりますし、床下からの高さが精々40センチ程度しか無いので、這い回る際に四肢や頭などをぶつければ当然、物音がします。オマケに万一発見された場合、床下を這い回って逃げる事はほぼ不可能です。何故なら、逃走速度よりも床板を剥がして追い回す方が早いからです。
賊を故意に追い出して外で捕えるか、神人が自ら召し取るか、それはプラン次第です。ただ、勢い余って下着姿のまま室外に出てしまっても、マスター的には責任取れませんので、細心の注意を払ってください(煽る煽る)
……そしてカメラは確実に没収しましょう。精霊さん達もお年頃の男子ですからして……
ゲームマスターより
こんにちは! 県 裕樹です。今回はちょっと、はっちゃけた内容のお話を用意してみました。
仔細は解説欄に記した通りなので割愛いたしますが、要するに『ちょっとエッチな』お話の女子版を書いてみたくなりまして。
変わり種的なネタではありますが、需要はあるんじゃないかと思いますので、思い切って投入してみます。宜しければ参加してみてください。
※:用語補足
フリーアクセスと云うのは、床下スペースを利用し、脆弱な光ファイバーなどを保護したりする為の『二重床』の事です。タイル状の蓋(=床板)は吸盤などを使って一枚ずつ剥がせるようになっており、その四辺はモノによって違いますが、約40cm~60cm程度です。(本作では50cm四方とします)
リザルトノベル
◆アクション・プラン
リーリア=エスペリット(ジャスティ=カレック)
女性の敵を絶対に許さない。捕まえて法のもとで裁いてもらわねば! 全身タイツを着て、その上にユニフォームの下着をつける。 気負い過ぎたりしないようにし、なるべく自然にふるまうようにする。 着替え中、ふと油屋。さんの方を見たら、胸が大きくて、同じ年頃だけど自分は…、と思う。 ちょっとうらやましくて、ついじーっと見つめてしまう。 物音がしたら、そちらの方を向き探す。 絶対に逃がさない! もし室外に逃げられた時は、一応上着とかを最低限でも着てから追いかける。 カメラは没収。 すぐにでも破壊してやりたいが、これも物的証拠になるものだ。 ちゃんと保管し証拠として差し出す。 とりあえず犯人には物理的制裁。 覚悟は、できているよね? |
アリシエンテ(エスト)
(「今更何を隠す事があって?」と全身タイツを恐怖の拒否) A.R.O.Aの職員さんに今まで見てきたという盗撮写真のアングルを聞くわっ あら、お約束のローアングルが無い…という事は、犯人は床下に隠れている可能性があるわね カメラもきっと下から取る為に物陰に穴でも開けているのではないかしら 他の方と慣れないキャッキャウフフな会話をしながら、さり気なく穴を探すわ 見つけてレンズが光った箇所を見つけたら、そこに肌色塗装しておいた、胸の谷間に挟んでいた縦幅2cm弱程のペーパーナイフを全力で突き立てる! 床下にいると確信したらタイルを外して追い掛け回すわっ! 捕まえて馬乗りになって確保したらエスト喜んでくれるかしら? |
篠宮潤(ヒュリアス)
上しか脱がない予定、だし…うん、問題ない、かな (板ではないが小さい部類の中途半端で切ないBカップ) 囮中 本気で皆の胸や肌や細さを羨ましがる 「…いい、なぁ…(ぽそ)」 スポーツブラ。デザインとか気にした方がいいのだろうか…と 思わぬTPOで乙女心に目覚める←イイ大人 緊張感もすっかり忘れる←犯人の存在も 「ぼ、僕は無い、から…!!」 揉まれそうになれば全力で逃げる 「何か音がし…、…ええ!?」 そんなところに!?と犯人に驚愕 上半身は下着姿なの吹っ飛んで追いかける(ズボンは着用) 「う、ん?だ、だって水着と変わらなく、ないっ?」 精霊に呆れ顔されれば本気で不思議そう しかしてバカにされたと判断すれば、何か投げつける |
油屋。(サマエル)
……絶対服従 分かったよ、アンタの言う通りにするよ ガーター着用 せくしー下着 職員の人達のためだもんな!頑張るよ メンバーと会話、えと、えと……! それからスキンシップ? なんか見られてると思うと怖い…… 犯人が逃走したらダッシュで追いかける もう下着姿のまま飛び出したって良い オラァ!テメェら見せもんじゃねぇぞこの野郎!! (と言いながらダッシュ) (走った後、自分の姿に気づいて泣き崩れる) 「ううう……アタシもうお嫁さんに行けない!」 捕まえたら暴力は振るわず、平和に解決したい 職員の人に謝って、映像は全て消してくれって言ってみる ※年上 名前 さん呼び 持ち物:捕獲後のための縄 |
エリー・アッシェン(ラダ・ブッチャー)
心情 盗撮。つまりA.R.O.A.内部に侵入し、不正に情報を得た者がいる、と。これは組織の機密に関わりますね。 服装 自前のガーターベルトつき白ビスチェ。肌色のストッキングを着用中。替えに白レースストッキング。 行動 緊張をほぐすために甘い香りのスキンケアジェルを用意して、皆で使ってみたいですね。(スキルアロマ)もっとも私は犯人など恐れていません。筋肉ボディの相棒が待機中です。安心、万全、怖いものなしです! 私の体は……貧相です。他の神人さんの体つき、凄く気になります。 アピールできる部分は脚でしょうか。ストッキングを履き替えます。 後でラダさんを労いましょう。そこにいてくれるだけで、私は助けられましたから。 |
●演技ですからね
「あー、今日も平和だったねー!」
「いつもこうだと良いのにね」
パタパタと女子更衣室に入って来る、内勤者に扮した神人たち。彼女たちは事務職員用の制服を身に纏い、その姿から普段着に着替えるという段取りを組んで賊をおびき寄せる策に出たのだ。無論、無作為に今日と云う日を選んだのではない。過去に被害に遭った内勤者から事情を訊き、撮影された日取りを聞いて回り、その出没周期を計算して日取りを割り出したのだ。これまでの調査では、賊は必ず金曜日の夕方を狙って忍び込んでいる。ならば今週もきっと来る、と踏んでの決行である。
「エスペリットさん、どうしたの?」
「えっ? な、何の事?」
『アリシエンテ』が、隣の『リーリア・エスペリット』の視線に気付いて声を掛ける。もう既に、彼女たちの『作戦』は始まっていたのだ。
「とぼけても駄目よ、いま私の胸元を見ていたでしょう?」
「そっ、それは……あの、高そうなブラだなー、と思って……」
「あら、わかる!? 今日はちょっと気合い入れて来たの!」
「えー? もしかしてデート?」
「やだぁ、露骨にばらさないで下さいよ先輩! 照れちゃうじゃないですかぁ」
些か緊張気味で演技に身が入っていないリーリアをフォローするかのように、シャルロッテが割って入る。因みにアリシエンテは豪奢な装飾の入った下着を堂々と披露していたが、実は心臓バクバクで既に暴走寸前にまで至っていたのだった。尚、本当ならば全身タイツを装備して臨むつもりだった彼女だが、下着に張り込み過ぎて予算オーバーしてしまい、全身タイツを支給して貰う事が出来ず、やむなく生下着での作戦決行となったそうである。
対して、割って入ったシャルロッテも既に下着姿となっていた。無論、全身タイツは無しである。が、彼女の場合は『まだイケるんだから』を証明する為の、いわば意地であった。因みにその姿はシンプルなピンクのブラとショーツで、『可愛い系』をアピールしているようである。
その更に隣で、騒ぎには参加せずに黙々と着替える妙齢の美女が居た。『エリー・アッシェン』である。彼女は年齢を気にして焦るシャルロッテより更に年長であったが、逆に成熟した大人の色香を匂わせていた。着用しているのは白いその肌より更に白く眩しいガーターベルト付きビスチェ、無論自前である。彼女は制服に合わせる為に着用していた肌色のストッキングを脱ぎ、白のレースストッキングに履き替えようとしていた。
「え、エリー……おっとなー!」
「凄い、思わず見惚れてしまった……」
「……大人の女ですもの……でもね、私はキラキラ輝く皆の張りのある肌が羨ましいわ。本当に綺麗ね、皆」
まずシャルロッテがタジタジになり、リーリアは本気でその色香に魅せられていた。流石のアリシエンテもエリーを茶化す気にはなれず、ただ見惚れるだけだった。それ程までにエリーの醸し出す色香は強力だったのだ。が、当の彼女は本気で若いアリシエンテ達の身体を羨んでいた。それぞれに異なる魅力を持つ彼女たちのそれは、まさに『隣の芝生は青く見える』状態であったのだが……まぁ多くは語るまい。
「んー? ……約2名、コソコソしている人が居るようね?」
「いけないわね、こういう場で照れは禁物なのよぉ?」
「……そっとしておいてあげれば良いのでは……」
「そうはいかないわ! ほら、隠れてちゃダメでしょ!」
……そう、浮かれているように見えてもこれは作戦行動なのだ。見せ付けてナンボ、隠れていては効果が半減してしまう。指揮官として参加しているシャルロッテは、羞恥心に打ち克てず身を屈める二人をロッカーの影から引き摺り出した。
「きゃあ! せ、先輩!」
先ず餌食になったのは『篠宮潤』であった。彼女も自前の下着を着用しての参加であったが、何とスポーツブラだった。
「……ま、マニアックなのね?」
「そうじゃなくて……僕、大きくないから……コレで充分だし……」
「駄目よ、大きさに関係なく胸をしっかりホールドする下着の選定は重要だわ。貴女の場合は……」
「ひゃあぁぁ!?」
有無を言わさず、エリーが背後から潤の胸を両手で掴んで感触を確かめる。
「……Bね。確かに派手な大きさは無いけど、支持層の多いサイズだわ。もっと大事にしなくてはダメよ、キチンとサイズに合ったブラを着用して……」
まさかの本気ダメ出し。そして最後まで逃げ通すつもりであった潤は、アッサリ捕まってしかもしっかりと胸を触られ、挙句に詳細な分析までされてしまい、最早為すすべ無しといった心境になっていた。周りのメンバーも、その様を呆然と眺めているだけだった。流石にこれにツッコミは入れられないな……と。
そこで白羽の矢が立ったのが、最後まで逃げ回っていた『油屋。』である。
「あーぶーらーやーちゃん? どうしたの、アナタの着替えはここでしょう?」
「あ、あは、あはは……だ、だって、何か先輩、目が怖い……」
「あら失礼ね、私がその胸に嫉妬してるとでもぉ?」
「そ、そんなつもりじゃ……キャーーーーーッ!」
後ずさりする油屋。の正面から、いきなりその常軌を逸した威容を誇る両の胸にシャルロッテの手が伸びる。大きさはあるが、崩れたり垂れたりせずにしっかりと形をキープしたその胸は、まさに奇跡の産物であった。
(……しっかりしなさい、これは作戦なのよ! 真面目にやって頂戴)
(だ、だってぇ……サマエルがこんな、不必要に派手な下着を着せるから……)
そう、彼女はその精霊である『サマエル』が見繕った真紅のブラとショーツ、ガーターベルト……と、無駄にセクシーな下着を身に着けての参加だったのだ。まぁユニフォームだ、支給品だと割り切ってしまえば良いのであろうが、実際に身に着けて人前に晒すとなるとなかなか割り切れるものではない。
(クッ……あンの悪魔野郎! 悪目立ちさせやがって……)
恥ずかしさと悔しさで油屋。の目には既に涙が浮かんでいた。が、耳元で叱咤を続けるシャルロッテの言う事も尤もである。とにかく、盗撮と云う許されざる悪行を行った挙句、それをマスコミに売りつけるという愚挙に出た悪党を放置する訳にはいかない。何としても引き摺り出し、白日の下に晒す必要があるのだ。そう思い直した彼女は、前傾姿勢になって隠していた胸を堂々と張り、キリッと表情を引き締めてシャルロッテに『スミマセン、先輩』と一言添えて輪の中に入り込んでいった。のだが……
「あらぁ、胸も凄いけど、こっちも可愛いのねぇ」
「え!? キャーーーーーッ! や、やめて! ぱんつに手を掛けちゃダメえぇぇぇ!」
いつの間にか背後に回っていたシャルロッテにより、油屋。はショーツを真後ろから引っ張られ……その可愛らしい白桃を剥き出しにされていたのだった。
(あーあ、かわいそ……でも冗談抜きで可愛いのね、胸とのアンバランスさがまた良いんだろうな……おっと、任務任務!)
その様に、苦笑いを浮かべながら……アリシエンテは神経を研ぎ澄まして周囲の壁、天井、床などから聞こえる自分たち以外の足音や息遣いを探っていた。
●駄々漏れですよ
「……彼女たちに、恥というものは無いのかな?」
「さあ……しかし作戦行動の一環に変わりは無いのだから、黙って見守ろうではないか」
ドアの外で、思わず呆れ顔を作る『ジャスティ・カレック』の呟きに、『ヒュリアス』が呼応する。が、かく言うヒュリアスも眉間に皺を寄せ『女三人集まれば、姦しいものだ』とは言うが……と、苦い表情を作っていた。
と、そこにサマエルが通り掛かり、『お疲れ様です☆』と軽く手を振っていた。
「サマエル、君の神人が集中的に弄られているようだが……平気なのかね?」
「えー? 平気って何が? あの乳女は絶好の囮ですよ、こういうシチュエーションでも無ければ役に立たないでしょうに」
「そ、それはあまりに……」
「平気、平気! あんなのはまだ序の口です……っと、余計な声出しは作戦の妨げになりますよ。何しろ、潜んでいる賊を引き摺り出すのが目的なんですから。此方の動きを読まれては全てが台無しです」
そう言い残すと、彼は後ろ手に手を振りながら去って行った。彼は定位置を持たず、とにかく怪しい個所を探る遊撃隊として動いているのだ。無論、途中で手掛かりを見付けたり、賊と遭遇した場合にはこれを取り押さえる腹づもりではある。が、彼の脳内では……自身が賊を召し取るのではなく、油屋。にそれを任せるシナリオが既に出来上がっていたのだった。
「あの、飄々とした態度……大物なのか、只の考え無しなのか?」
「彼は神人に対する言動は乱暴だが、義を忘れる男ではない。何か考えがあっての事だろう」
ドアの前を警護している二人は、その後ろ姿を見送りながら小声でやり取りしていた。無論、そうしている間にも周囲の物音や見慣れぬ人物のチェックなどは怠らない。流石は訓練された戦士である。
●天井裏でも
(な、何やってんだ……搖動にしたって派手すぎるだろうに)
梁の上を器用に渡りながら、会話を聞いていた『ラダー・ブッチャー』もまた、その派手すぎる囮作戦に眉を顰めていた。
(しかし、エリーがこの作戦に志願するとは思わなかったねぇ。やっぱ女としちゃあ、許せなかったのかな? 静かに怒りを燃やすタイプだからなぁ、あいつ)
梁から手足を踏み外さないよう、慎重かつ素早く移動する。尚、その潜伏位置は神人たちに予め伝えてあるので、彼が賊と誤認されてしまう事はまず無い。そして有事の際には直ぐに援護に赴けるよう、板一枚を隔てた室内の気配に集中するが……仮にも場所が場所だ。よほどの緊急事態にならない限り、突入は避けたいところである。
(誰かが言ってたな、今まで色々なアングルはあったが、ローアングルだけが未だ投稿されていないと……だとすると、賊は上ではなく下から? しかし、あの床は樹脂製のタイル。しかも隙間なくピッチリと敷き詰められている。真下から覗くのは不可能だろう……だが、相手はかなりの手練と云う事だ。多少のリスクは跳ね除けて事に及ぶだろう)
自分の配置とは正反対に当たる、床下への懸念。だが、奇しくも彼の推測は的を射ていたのだった。
●通風孔が?
本部施設の裏口では、『エスト』が網を張っていた。賊が追い立てられ、此処から脱出を図るならそこを取り押さえようという段取りである。
その手には、相手の視界を奪う為のシーツが握られており、捕縛用のロープも用意されていた。しかし、彼の耳にも更衣室から響く悲鳴が届いていたのだった。
「あれは……アリシエンテの声では無いですね。彼女、妙に張り切っていたけど……まさか、賊を追って着替え中に飛び出して来たり……まさか、ね」
思わず冷や汗をかき、それをハンカチで拭い去る。彼も自分の神人は心配なのだろう。増して、肌を晒してそれを餌とする囮作戦だ。相手を大事に思う男としてはこの上なく気を揉むシチュエーションである。
「あ、エストさん。害虫駆除等の話ってありましたか?」
「え? 何です、藪から棒に……聞いていませんが、何故?」
エストに話し掛けて来たのは、外回りを警備していた守衛である。彼は床下に通じる通風孔のスリットが一枚、外されているのを見付けて報告して来たのだ。
(……彼女の読みが当たったか? しかし、床下から潜入したとして……何処に隠れるつもりだ?)
侵入経路と思しき形跡は発見したものの、単なる偶然かも知れないし、断定は出来ない。それに屋内で盗撮を行うとすると、更衣室内に誰も居ない時間帯……つまり勤務時間中に既に潜り込んでいる必要がある。よって侵入してからかなりの時間が経過していると考えられ、その通風孔から後を追っても追跡が成功する確率は低い。増して、相手は潜入に関してはかなりの腕前を持つとされる。足跡を消しながら進む事ぐらいは当たり前にこなすだろう。
(何処に潜んでいる……?)
他の精霊たちや、神人自身も気を張って探してはいるだろう。だが、盗撮を許し、更にまんまと逃げられたのでは恰好が付かない。更に、今日と云う比にヤマを張った事自体がハズレだったら……エストの不安は徐々に増していくのだった。
●ゴミはゴミ箱へ☆
一方、一階のフロア全体をつぶさに見て回っていたサマエルが、無人である筈の小会議室内に紙袋が置かれているのを見付けていた。
(ん~? 此処の鍵はいま手元にある、スペアは総務を通さなくては借りられない。そして中身は女物の衣服……ふぅん、此処から逃げるつもりだったんだね。でも、そうはさせないんだなぁ☆)
サマエルはその紙袋を持ち去ると、他に怪しい物が無いかどうかを確認して退室した。そしてその紙袋を丸ごとゴミ箱に突っ込んで、会議室前に腰を落ち着けて待機を始めた。
●細工は流々……
(クス……まさか、キリで穴を開けながらマイクロカメラで動画を撮る、なんて思いつかないでしょう)
更衣室の真下、フリーアクセスの中で会話の内容を頼りに小刻みな移動を繰り返す、黒づくめの小柄な人影があった。そう、皆が血眼になって探している賊である。
「キャーーーーーッ! や、やめて! ぱんつに手を掛けちゃダメえぇぇぇ!」
(!! これはチャンス! ふふ、頂いたわよ……今度こそアイツらを唸らせてやるんだから!)
丁度、油屋。が下着を引っ張られ、脱がされないように抵抗していた時である。賊は体の向きを反転させ、腹這いから仰向けに転じて器用に悲鳴の聞こえる位置のやや後ろに占位しながら、キリで素早く穴を開ける。直径約2ミリ、よほど気を付けていないと発見は困難な大きさだ。そこに超小型のファイバースコープを通し、撮影準備に掛かる。工業用に開発された最新型で、現在これを凌駕する細さのカメラは開発されていない。
(……やった、ベストアングル! ふふ、可愛いお尻、頂きね……)
そこに油断が生まれた。画像に気を取られるあまり、カメラを深く差し込み過ぎたのである。勢い余って飛び出したカメラは、見事にアリシエンテの視界に入り、キッと表情を引き締めた彼女が胸元から取り出したペーパーナイフをその突起物に向けて放った!
「キャ!」
「え、な、何!?」
(……!! 見付かった!)
高価なカメラを置き去りにし、我が身を守る為に逃げに入る犯人。だが、動揺は隠せないようだ。普段より動きは雑になり、天板に四肢や頭をぶつけながら移動したので、その位置は丸わかりなのであった。
「今の声! 女だ!」
「お、女ぁ~? ふ、ふふ、ふふふふふ……舐めた真似してくれちゃって!!」
漸く下着を定位置に戻した油屋。の目が怪しく光る。そして着衣を整えながら耳を澄ましていたリーリアが『こっち!』と誘導すると、彼女はその方向に向かって一気に駆け出した! そしてその後に、潤とアリシエンテが続く。が……3人とも下着姿のままである。
「なっ!?」
思わず目を見開いて、唖然とするのはドアの前に待機していたヒュリアスとジャスティである。
「どっちへ行った!?」
「む、向こうだ」
ヒュリアスをして、その回答をするのが精一杯だった。それ程までにインパクトのある行動だったのである。
「……い、いかん! 人払いを!」
「承知!」
漸く我に返った二人は、とにかく彼女たちを人目に晒さないよう、最善を尽くす事となった。
●逃げられない!
(!! ……しまった、スーツが……でも大丈夫、逃走用の服はちゃんと用意してあるんだから!)
黒いゴム製全身タイツの肩部を支柱に引っ掛けて破損させてしまった賊は、床の上を走り回る彼女たちに優るとも劣らない程に恥ずかしい格好となり、それでもなお中継点である会議室を目指していた。そう、ゴム製の全身タイツは衝撃に弱く、一部が破損するとそこから風船のように全体が破裂してしまうのだ。つまり、賊も下着だけの姿で床下を逃走しているのである。
そして、賊が漸く会議室に辿り着き、床板を持ち上げてキョロキョロと周りを見渡す……が、無い。あるべき筈の紙袋が消えているのだ。
(な、何で!? ここに人が来ない事は調査済みだったのに!)
慌てた賊が思わず立ててしまった小さな叫び声と物音を、ドアの外のサマエルはしっかりと聞いていた。やはり此処に来ましたね? と。やがて彼の右からエストが駆け付け、真上からラダが舞い降りて来て、やや遅れて神人3人がとんでもない恰好で走り込んで来る。先頭は油屋。、その後ろに潤、アリシエンテの順で続く。やや遅れてリーリアとエリーが3人の衣服を持って追い掛けて来たが、既にその意味は失われつつあった。
「おーおー、予想以上の活躍だな乳女! さあ、賊はこの中だ。思う存分戦うが良い!」
「あたぼうよ!!」
自分が今、どのような姿なのかも忘れ……彼女はドアを蹴破って室内に侵入した。が、一枚だけ剥がされた床板があるだけで、人影は無い。賊はまた床下に潜って逃走を再開したのだ。が、既に冷静さを失った相手の動きは丸分かりであり、ゴソゴソと真下を這う音が聞こえるのだ。油屋。はその真上からドン、ドン! と床板を踏み付け、下に居る賊を威嚇する。それを潤が追跡し、更にアリシエンテも後を追おうとするが……
「な、何を考えてるんですか、アナタって人はーーーーっ!」
エストの絶叫と共に、その頭からシーツを被せられる。ハッと我に返ったアリシエンテは、此処で漸く状況を把握する事になり、思わずその場にへたり込んでしまった。
●召し取ったり!
追跡は尚も続いていた。そしてボイラー室の入口で、決着は付いた。ボイラー室にはフリーアクセスは無く、しかも地べたにコンクリート製の床が直接敷かれ、床下からこの部屋に入る事は出来ない。左右にも出口は無し、戻っても包囲網の真ん中に出るだけ。まさに手詰まりとなってしまったのだ。
「ご、ごめんなさい! 降参するから……お願いだから、服を貸して~!!」
その間抜けな声に、油屋。と潤は思わず顔を見合わせた。が、タイルの下から顔を出した賊を見て、漸く事情が呑み込めた。
犯人は女性、しかも小柄な……まだ少女と呼んでも差し支えの無い年齢と思われる人物で、しかも何故か下着姿だったのだ。これでは屋外へ逃走する事は出来ない。
やがて駆け付けたヒュリアスが自らの上衣を貸し与え、賊を床の上に引き摺り出した。その時の彼女は、まさに俎上の鯉。チョンと正座して小さな体を更に屈ませるその姿は、被害に遭った女子職員たちまでをも唖然とさせていた。
●何でこんな事を?
「……私、報道カメラマンになりたくて……ある会社の試験を受けたんです。でも、インパクトが足りないとダメ出しされて……条件を出されたんです。誰もがアッと驚く、ヤラセ無しの盗撮を成功させたら認めてやる、と……」
「A.R.O.A.を狙った理由は?」
「ナースや婦警はもう今更って感じだし、学生なんか簡単すぎて話にならない。けど、此処の職員ならガードも固いし、レアですから……」
「……とにかく、覗き、盗撮はれっきとした犯罪。法の裁きは受けて貰いますから、そのつもりで!」
話を聞くに連れて、呆れ果てて行く職員たち。そして最後にリーリアがビシッと賊に云い放ち、彼女からその『課題』を出した企業の名を聞き出し、彼女もろとも警察に引き渡される事となり、一連の事件は幕を閉じた。が……話はここで終わりでは無かった。
「あ~~~~~ん! 私、もうお嫁に行けない~~~~~!!」
「おお、気の毒な乳女! よし、任せろ! 飛び切りの雄牛を紹介してやる」
「サマエル……もう少し気の利いた慰め方は無いのかね?」
「あ、油屋。さん! 大丈夫、僕だって似たような格好で走り回っていたんだし……そ、そう! 水着を着ていたと思えば!」
辛うじて、彼女に掛けられた慰めの言葉がそれだった。後のメンバーは、気の毒過ぎて声もかけられなかったと云う。
尚、更衣室床下に取り残されていたカメラは没収され、メモリーは神人たちの検分を受けた後、綺麗に消去されたそうである。
<了>
依頼結果:大成功
MVP:
名前:油屋。 呼び名:乳女 ゴリラ 早瀬 |
名前:サマエル 呼び名:サマエル |
エピソード情報 |
|
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マスター | 県 裕樹 |
エピソードの種類 | ハピネスエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | コメディ |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 普通 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | なし |
リリース日 | 06月13日 |
出発日 | 06月19日 00:00 |
予定納品日 | 06月29日 |
参加者
- リーリア=エスペリット(ジャスティ=カレック)
- アリシエンテ(エスト)
- 篠宮潤(ヒュリアス)
- 油屋。(サマエル)
- エリー・アッシェン(ラダ・ブッチャー)
会議室
-
2014/06/18-21:48
うーん。
窓はブラインドがかかっているのね。
ということは、犯人が隠れているところから引きずり出されて逃げ出そうとしても、わざわざブラインドを上げて、窓を開けるっていうステップを踏まないといけない場所をわざわざ目指すとは考えにくいわね…。
天井裏や裏口、更衣室出入口はそれぞれみんなのパートナーが守り、パトロールの人もいる。
ジャスティにはやはり犯人が逃げ出すときに目指す可能性の高そうな出入口に一応いてもらうって方向でプランをまとめておくわ…。 -
2014/06/18-20:56
>油屋。さん
あ、解説で窓の外はあったわね。見落としてたわ…。
教えてくれてありがとう! -
2014/06/18-20:42
>リーリアさん
天の声によると、
更衣室には窓があるけど、ブラインドがかかってるみたいだねー。 -
2014/06/18-20:08
あと、誰か待機した方がいい場所ってどこかしら…。
更衣室の窓の外(あるのかはガイドに明記ないが)とか、出入口にもう少し配置か…。
もし大丈夫だったら、ジャスティが入り口希望らしいんだけど…。
なんだか、私の暴走をいざとなったら止めなくてはいけないとか…。
どういう認識なのかしら。 -
2014/06/18-20:02
もう犯人捕まえるためだもの!何でもやったろうじゃないの!!
も、ももも、揉み!でも!!ちぇっくでも何でも来やがれ!
あ、サマエルは「更衣室周辺をパトロールしてみまーす★」って言ってたよ。
-
2014/06/18-19:13
ラダさんは天井裏いきを志願しました。
基本的に、携帯メールで情報をやりとりをする形になるでしょうか。
現在の配置はこんな感じですね。
屋外や出入口前など、気になる箇所の守りを重点的に固めても良さそうです。
更衣室の入口:ヒュリアスさん
建物自体の裏口:エストさん
天井裏:ラダさん -
2014/06/18-15:18
後ろから誰かに抱きつ……っ!!
胸をもんだり、下着チェック…っ? は、破廉恥な! 破廉恥だわっ!!(真っ赤)
そんな光景を好むとは、どれ程の変態なのかしらっ!
犯人確保の為ならば、み、皆さえ良ければやるけれども……っ。
……これは、やはり犯人は仕留めるしかないわね……(本気の眼差し)
そうね、それならばエストは建物自体の裏口にでもあたってもらおうかしら…… -
2014/06/18-13:54
抱きつ・・・・、も、む・・・・っ?(途方に暮れている)
あ、の…、そ、そんなことしても、いい、の…?み、みんなへいき…っ?(おそるおそる)
(おなごに免疫のない女子は、強烈な印象部分しか耳に入らなかったようだ)
僕の方の精霊、は……あ、さっき言ってた、か。
更衣室の入口に張ってるみたい、だ。 -
2014/06/18-10:11
えーと、更衣室内で女性陣はキャッキャウフフな雰囲気で犯人をおびき寄せ、男性陣は更衣室の外でそれぞれ待機。
女の子同士…。
うーん。
後ろから誰かに抱きついて胸をもんだり、下着チェックしたり…?
精霊についての話や女子な会話に花を咲かせたりとかかしら…。
ジャスティはどこにいてもらおうかしら…。 -
2014/06/17-22:50
ガチガチに作戦を練ると、確かに柔軟性が無くなって足元を掬われそうね。
外に飛び出された時の対処は精霊に任せて、内部で片がつくならばそれに越した事はないわね。……しかしながら、女性同士のキャッキャウフフの内容が未だに思いつかなくて……(顔真っ赤)
こちらの精霊には、他の精霊の方と相談して空いているポジションにもついてもらう事にするわ。
部屋さえ抜けてしまえば一直線の地下通路があるなんてなってしまっては、追いかけられる自信もないし(汗) -
2014/06/17-21:21
臨機応変、了解、だ。
基本、犯人を見つけ追いかける、という形でいい、かな…?
サマエルさんの、屋内確保、は少し意識しておこう…っ
窓からは逃げられないよう…、でぃ、ディフェンス?いるだろうか…… -
2014/06/17-20:37
ガチガチに作戦を組むより、臨機応変に対応した方が良さそうな感じですね。
とりあえず囮の神人たちで女子トークなどで盛り上がり、犯人を油断させておきましょう。うふふ~。
このエピのために、ショップであれこれ品物を買ってしまい、ジェール散財気味です。
武器のハリセンが気になっていますが、これ以上のジェールを使うのは……。ぐぬぬ……。 -
2014/06/17-19:23
確かに、床下の狭さと不自由なあれこれを考えたら、下から物音が聞こえたらだいたいの位置もわかるだろうし、私たちでも追いかけて捕獲できそう…。
…捕獲したらふんじばって、制裁できるわね(きゅぴーん)
…っと、つい何か口走ってしまったわ。
いけないいけない。 -
2014/06/17-15:05
サマエル:
犯人を捕まえる方法ですか
解説には『床には配線がしてあって簡単には動き回れない』とありますね。
そして『這い回れば物音がする』とも……
と、いう事は犯人は逃げると言っても、慎重に動くしかないようです。
(さすがに虫のように素早く動かれても気持ちが悪いですし★)
さらに、その犯人がどう動いているのかはこちらから丸分かり。
以上の事を考えて 屋内での確保・間抜けに床下を這い回って逃げようとする犯人を
追いかけ、降参させる。という、簡単かつ平和な解決方法を思いついたのですが如何でしょう?
-
2014/06/17-01:36
何よ、エスト。少し離れていた隙に、人を残念な物言いで言うけれども、恥じ入る事など何もないわ。『淑女』たるもの、下着姿であろうとも、堂々と人に見せられるものでなくては。(『淑女』の定義は、彼女の辞書から旅に出たようです)
作戦的に1が安全であると判断できるわね。
原形留めなくするには、捕まえてからいくらでも出来るものねっ(嬉しそうにごまかしもしなかった!)
でも、冗談はさておき、床板べこべこ外して犯人の追い立てを考えていたけれども、考え直した方が良いかしら?
【PL】コメディかつハピネスだから、ノリと勢いで何とかなると思っていた…!きっとマスターさんが何とかしてくれると信じ…!(ちょっと待て)
-
2014/06/16-23:24
ヒューリ…僕の、こと…一体なんだと思って…(汗)
あっ。えっと、篠宮潤というよ。よろしくだ。絶対、捕まえよう、ね!
更衣室、普通に考えたら密室なんだろうけ、ど…僕たちだけで捕まえたい、気もするんだけど…
確実、って考えれば、1かなぁ…
盗撮犯に、武術の心得とかあったら、ちょっと危ないかもだ、し…っ
ほら…制裁、は、捕まえた後でも、出来r……うん(つるっと言いかけたのを誤魔化した) -
2014/06/16-20:56
うふふ、油屋。さん、サマエルさん、お久しぶりです。
油屋。さんは、フレッシュな魅力に満ちていますね。羨ましいことです。
ご活躍を期待しております! 色々な意味で!
私はというと……、はぁ……。フラットです。
(服の上から自分の胸元を軽く叩いてみせる)
さて、犯人を捕まえる方法、具体的にどうしましょうか?
とりあえず、だいたいの方針として、皆さんはどう捕まえたいと考えていますか、お聞かせください~。
1:賊を故意に追い出して外で捕える
2:神人が自ら召し取る
私は今のところ1ですが、ちょっと問題点もあるんですよね。
床下は配線が複雑に設置されているそうなので、下手に犯人を床下で暴れさせて、断線の被害を出してしまいそうで悩んでいます……。
*PL発言
これはアドベンチャーではなくコメディのハピネスですし、作戦をしっかり決めなくても、ノリと勢いでなんとかなるのかな? -
2014/06/16-19:56
こんちはー!サマエルに代わって油屋。だよ~
皆お久しぶりだねー今回もよろしく!
捕まえるためなら致し方ない……が、頑張る!(震え声)
ま、犯人が逃げ出したらアタシは下着姿でも追いかけるよ
……アッサリ捕まってくれる事を願うけどね!
-
2014/06/16-19:50
サマエル:
床下に潜んでいる、という事は犯人は細身かと。
動きやすいようにそこまで厚着はしていない?
常習犯という事は決まった脱出ルートが存在する可能性も
……等々考えれば色々と出てきますね。
まぁ、犯人は大方溢れ出る何かを抑えきれなかった可哀そうなD……コホン、失礼
男性だと思われます。女性が盗撮なんてするハズありません、よね?
どちらにせよ、フルボッコにしてやんよ! -
2014/06/16-10:17
ジャスティ:
初対面の方もいらっしゃいますね。
僕はジャスティ=カレックと申します。
よろしくお願いします。
この話を聞いたリーリアが拳をバキボキならしていたので、犯人が更衣室内で捕獲されたら、恐ろしいことになりますね…。
肌の露出は好ましいものではありませんので、全身タイツは着させます。
我々精霊は外で祈りつつ待つことになりそうですね…。
とりあえず、彼女がやり過ぎないように願っています…。 -
2014/06/16-07:01
ヒュリアス:
皆初めて見る顔だろうかね
ヒュリアスという。この度は世話になる。
女性たちには、犯人を煽るような会話などをしてもらうことになるだろうが…
うちの神人はおそらく、生来の性格と囮というのを意識しがちがちになっていると思われる。迷惑をかけたらスマンな…
素で、他者のスタイルを羨ましがっていそうだとも思うがね……
俺の方では、更衣室出入り口のどこか隠れられそうな場所があればそこに待機するつもりだが。
……羞恥心、あるのだろうかねうちのアレは……
(平気で飛び出してきそうだ、という別の意味での己の神人の尻拭い待機でもあるようだ) -
2014/06/16-05:40
エスト:
皆様、初めまして。「全身タイツに使うジェール等、無いわぁ!!」と言いながら、800jrの下着を購入していた支離滅裂な神人の精霊をしております、エストと申します。皆様何なりとお申し付け下さい。
神人曰く「生かしておけない(ジャンル:コメディ!ジャンル:コメディ!!)」との事ですので、何をしでかすか分かりません。
どうなるかは全く予測がつきませんが、外に追い立てられれば(犯人にとって)安全に捕まえられそうですね。
皆さん宜しくお願いします。内部確保の時の想像は……止めておきましょう。
女性は慎み深くあるものだと思っております(多分それは妄想の類)
せめてこちらの神人に『外には出ない』という恥じらいが残っていれば良いのですが……
それでは改めまして、宜しくお願い致します。 -
2014/06/16-02:42
皆さん、よろしくお願いしますね。
エリー・アッシェン。お肌の曲がり角を通りすぎた女です。
うふふぅ……。
若さにも美貌にも自信はありませんが、私、下着にはかなりこだわりがあるんですよ!!
……。うふぅ。お恥ずかしい、つい熱くなってしまいました。
盗撮という卑劣な行為で、神聖なる下着を冒涜する不埒な輩は、皆で成敗してやりましょう。 -
2014/06/16-00:35
サマエル:
皆様こんばんは!油屋。の精霊、サマエルで御座います。お話を聞いた時、ウチの神人餌にするしかねぇ(使命感)と思いました。
という訳で私達も変態さんを捕まえるお手伝いを致します。
どうぞ宜しくお願いしますね★