一寸先も朧げな(こーや マスター) 【難易度:簡単】

プロローグ

●いろいろ見えてません
「オーガ、ですか?」
「左様でございます。あちらにいらっしゃいます、当家のぼっちゃまが発見されました」
 カウンターを挟んでA.R.O.A職員の正面に立つ、ロマンスグレーの素敵なおじ様。
声をかけられた瞬間、程よく響く心地よい低さの声にハートを持っていかれそうになっていた職員も、オーガという言葉に瞬時に顔を引き締めた。
が、おじ様もとい執事が示した方を見ると、とても嫌な予感がした。

「へぇ~、A.R.O.A.の建物の中ってこんなんなんだ~」と物見遊山気分でうろつく身なりのいい青年、そして必死に止めているのはどう見てもその付き人の少年。
青年がふらふら歩いて何かにぶつかり掛けては、「ああっ、エーフ様!ぶつかります、駄目です!!」と泣き声交じりで付き人が押さえつけに行く。
けれどすぐさま別のものに興味を移し、別の方向へふらふら動くエーフ青年は捕まらない。

 頼りにしてはいけない情報源な気がするが、話を聞いてみないことには分からない。
そう考え直し、こほんと咳払いしロマンスグレー執事に向き直る。
「詳しい話を聞かせていただけませんか?」
「昨日、ぼっちゃまが旦那様が不在の折に屋敷の一番高い塔に登られたのですが、屋敷の近くにある岩場でオーガを発見されたのです。」

 彼らの住む村はタブロス市の近郊より少し離れたところにある。
エーフの家はそんな村の端に位置し、それなりに立派な屋敷だ。
オーガを見た岩場は屋敷のすぐ近くにあるものの、木々に囲まれていてしかも動物もおらず採れる物もないので屋敷の人間も村人も近づかない場所だ。
そこで何かが動く姿を見て、エーフはオーガだと直感したらしい。

 どのようなオーガなのか、いったい何体いるのか、それどころか本当にオーガなのかも分からない話だ。
嫌な予感が当たってしまい、職員は僅かな痛みがこめかみに走ったのを感じた。
もう、これ、どうウィンクルム達に説明すればいいの……そう職員が思うのも無理はないが、執事はちゃんと分かっていた。
すっと胸元の内ポケットから折りたたまれたメモを取り出し、職員に手渡す。
メモに残されたおじ様執事の温もりに再びハートを持っていかれそうになるが、まずは仕事である。
開いたメモにはとても丁寧な字で先ほどの話よりも詳しい話が書かれていた。

 エーフと共に塔から岩場を見た付き人の話では、オーガではなく犬。
隠れていなければ全部で5頭いたそうだ。
実はエーフはド近眼なのだが眼鏡の着用を頑なに拒んでいる為、視力が抜群にいい少年が付き人としてしたがっているそうだ。
しかしエーフがオーガだと言い切った上に、自らA.R.O.A.に赴くと言い張ったのでこうして依頼することになったという。
『お諌めはしたものの頑なに主張されては我々の立場上、こうするより他になくA.R.O.A.の皆様にご迷惑をおかけすることになり、申し訳なく思います』
そんな締めの一文に、彼らの苦労が如実に現れている。
とりあえずこのメモは厳重に保管しなくては、そんな覚悟を決める。
公私混同も甚だしいが、ロマンスグレーなら仕方ない。

「お任せください、すぐにウィンクルム達を派遣します」
きりと顔を引き締めて職員は請け負った。
しかし視界の片隅でエーフによって植木鉢が割られたのが見えてしまい、すぐさまその仮面は崩れ落ちた。

解説

●目的
ワイルドドッグ5頭の討伐

●場所
木々に囲まれた岩場の上にワイルドドッグ達はいます。
けれどウィンクルム達に気づき次第、岩場を駆け下りすぐに襲い掛かってきますので
岩場に登る必要も足場を気にする必要もありません。

●その他
コメディではありません、ホント、本当です。
プロローグだけです、信じてやってください。

ゲームマスターより

初めまして、こーやと申します。
眼鏡がないと生きていけない人間です。
眼鏡いずライフ。

リザルトノベル

◆アクション・プラン

篠宮潤(ヒュリアス)

  今後もずっと…守ってもらうわけにはいかない、から
今回僕も、戦うよ

●戦闘時
岩場に着く前にトランス
「う…皆にも迷惑、かけるのは、分かってるよ…うん、覚悟は大丈夫。
 …いやコレは…い、意識しなければ…っ」
生き物を切る覚悟問われれば大きく頷き
トランスに関してはいつもは切羽詰まってる時なので、余裕持っての、にうっかり動揺

自精霊のスキルに弱ったワイルドドッグ狙って剣を振う
「ッ…ッ…分かって、る!」
初めて切っ先が刺されば一瞬びくりッと
すぐ立て直しトドメ

「…後ろ…!!」
もしも6匹目がいたら(直感で)発見し叫ぶ

「ひゅ、ヒューリ…!ううん…っ、何でもない、よ!話続けてっ」
余計な一言のたまう自精霊の口咄嗟に塞ぐ


リヴィエラ(ロジェ)
  リヴィエラ:
遮蔽物に隠れつつ、他の神人様を守りますね。
不安になっていらっしゃる方がいたら、励まします(スキル『メンタルヘルス』使用)
ケガ人が出たら、すぐに治療を致します(スキル『医学』使用)
あくまで前線で戦闘をされている方のサポートになるよう、目立たないように行動します。

もし執事様とエーフ様にご報告へ行くのなら、
事の顛末と戦果をお話しますね(スキル『会話術』使用)
エーフ様の身の安全の為にも、ワイルドドッグの出る場所にはどうか、足を踏み入れませんように。
それと眼鏡はやはり大事ですよ。
眼鏡をすれば、見えるものも多くなるのですから。ね?



ガートルード・フレイム(レオン・フラガラッハ)
  【心情】
「人を襲う危険があるとはいえ、オーガでもない野生動物の命をむやみに奪ってよいものか…しかし生きて捕らえても、もう人には懐かないだろうし」と人知れず悩んでいる。実は大の犬好き。

【行動】
現場到着直前に躊躇なくトランス(仕事という割り切り)。戦闘開始後は登れそうな木があれば登り、犬が逃げ出しそう、または神人を襲いそうならホイッスルで知らせる。
いい木がなければ、風下の戦闘全体が見渡せる場所まで引いて監視。犬に襲われたらタバスコ入りの霧吹きを目・鼻・口あたりを狙って吹きつけ、自分は風上に逃げる。

【戦闘後】
こっそり現場に戻り、持参したシャベルで犬の墓を作っているかもしれない。



ペシェ(フランペティル)
  フランは他の精霊さんたちがワイルドドッグを集めたところを魔法で一網打尽の予定です。
コロンの香りが心配ですが、アプローチをお持ちの方がいらっしゃるので大丈夫ですね。

私は他の神人さんたちと遮蔽物に隠れて待機します。
いちおう、フランのつけてるコロンの瓶を預かってます。
こちらに向かってきたり、フランが危なくなったら風上に向けて地面に割ったり鼻に吹き付けて囮にします。

あとは、タバスコ、玉ねぎの汁、ワサビ、フランの別の香水を混ぜた液体を水風船につめた特製臭い爆弾も持っていきますね。



ミオン・キャロル(アルヴィン・ブラッドロー)
  「初めての戦闘ね…
 どきどきするけど大丈夫大丈夫…
 皆さん、宜しくお願いします」

「ネイチャー相手だからって油断しないでよね
 な、何よ、心配なんてする訳ないじゃない!(ぷい  っ」

「トランスは…必要ないわね(ほっとしたような残念な ような)
 な、何よ、さっさと行くわよっ!」

「お疲れ様、用が済んだら帰るわよ
 …怪我…してないわよね?(ぼそぼそ)」

■戦闘
標的にされても困るし、風下に隠れて様子をみるわ

自分や隠れてる仲間に犬が向かってきたら
持参したお酢の瓶の蓋を開けて投げて時間稼ぎ
多少は役に立つかしら…?

■執事に
素敵…違う違う
お節介でしょうけど
あまりお坊ちゃんを甘やかすのはどうなのかしら…

■持ち物
お酢



●其々の戦場
「なんというか……すごかった、ね」
「ですね……」
 篠宮潤のどこか弱々しい言葉に、ペシェがこれまた弱々しく相槌を打つ。
五組のウィンクルム達の中には困惑の色を見せている者が多くいた。
それもこれも、彼らが後にしたばかりの屋敷での騒動が原因だった。



 ウィンクルム達は念の為にと事前に屋敷を訪問した。
エーフが付いてくるのではという懸念があったからだ。
その予感は残念なことに正しかったのだが、屋敷の人間が止めてくれるのではという期待も正しかった……。
正しかったのだが……―

「ご足労をおかけし、申し訳ありません」
「そ、それはいいんだけど……」
「依頼したこと以外ではご迷惑にならぬよう、充分に気をつけますのでご安心ください」
「あの……ほどほどになさって下さいね?」
「勿論です」
 ロマンスグレー執事に釣られたミオン・キャロルとリヴィエラは、執事と話しながらも違うところを見ている。
他のウィンクルム達の視線も同様。
ガートルード・フレイムの隣に立つ、レオン・フラガラッハだけは面倒臭そうに欠伸を噛み殺してはいるが。
「は、な、し、て、く、れぇぇ!僕は、僕は絶対に、絶対に見に行くんだぁぁぁ!!」
「ぼっちゃま、なりません!ご迷惑になります!!」
「絶対に、絶対に離しませんからぁぁぁぁ!!」
「おい、誰か厨房に加勢を求めろ!!」
 執事の後ろ、階段の二階にてどたばたどたばた。
手すりを頼りにじわじわと前へ進むエーフ、その足にしがみ付いているのは付き人少年。
メイドが数人がかりで進行方向に立ち塞がり、従僕らしき青年は下の階にいる人間に応援要請。
吹き抜けだから丸見えなのだ。
 いろいろ気にはなるが、ずっと見てるわけには行かない。
とりあえずお暇しようと執事に挨拶をして、屋敷を後にするウィンクルム達。
「僕のことはっ、いいです!僕ごと、どうかっ!!」
「っ、お前の犠牲、無駄にはしない!エーフ様、覚悟ぉぉぉぉぉぉ!!」
「わー、やめろ!何をするーー!!」
 物騒なやり取りが聞こえてきた気がしたが、誰も振り返らなかった。
見ればきっと、その後が気になって動けなくなるだろうから。



 そんな騒動を受け緩んでいたウィンクルム達の雰囲気も、岩場に近づくにつれ引き締まっていく。
 今回が初陣となる者達もいれば、守られてばかりではいられないからと戦う決意をした神人もいる。
「初めての戦闘ね……どきどきするけど大丈夫大丈夫……」
気の強さからか、はたまた不安の表れか。言い聞かせるように呟くミオン。
そして冴えない表情の潤。
 そんな二人にリヴィエラが優しく声をかける。
「お二人とも大丈夫ですか?」
「あっ、うん……大丈夫」
「わ、私も」
 言葉とは裏腹に滲む不安の色。
リヴィエラは微笑を浮かべ、言った。
「私とロジェがサポートします。ですから、あまり気負わずに」
 二人を励ますリヴィエラ。
そしてその後を受けるのは、もちろん彼女達のパートナー。

「どうした不安か?お前は怪我しないように隠れてろよ」
 ポンポンと、長身のアルヴィンからすれば随分と小さなところにあるミオンの頭を撫でてやる。
ミオンの顔はみるみる赤くなる。
「そっちこそ、ネイチャー相手だからって油断しないでよね!」
「なんだ、心配してくれてんのか?」
「な、何よ、心配なんてする訳ないじゃない!」
ミオンはぷいとそっぽを向いてしまった。
 照れ隠しなのだが、アルヴィンには分からず「怒らせるようなことしたか?」と不思議がっている。
「トランスは……必要ないわね。な、何よ、さっさと行くわよっ!」
 ほっとしたような、残念そうな顔のミオンだった。

 対してヒュリアスは少々厳しかった。
「分かってるかね、ウル。本来お前が出てこんなら、皆、少しは楽に戦えるのだよ」
「う……皆にも迷惑、かけるのは、分かってるよ」
 精霊に比べ非力な神人が戦うことを、誰も止めなかった。
むしろその決意を皆が受け止めてくれたこと、そしてそれにより精霊たちが戦いにくくなることをヒュリアスは改めて突きつけた。
 それでも潤は選んだのだ。
自らの手で命を絶つ道を。
「決めたのなら……絶対、経験を無駄にせんことだな」
「うん、覚悟は大丈夫」
 潤は力強く頷く。
 ならばとヒュリアスも頷き返し、トランスを促す。
ところが潤は動揺し、躊躇いを見せた。
 その様子をヒュリアスは不思議そうな顔で眺める。
「……すでにもう何度もしてる行為ではないのかね……?」
「いやコレは…い、意識しなければ……っ」
 今までは切羽詰った状況下で、意識する余裕がなかったからだ。
ふーっと大きく深呼吸し、潤は気持ちを切り替える。
「バイス・エル」
潤の顔には、僅かに赤みが差していた。

 ミオンと潤は大丈夫そうだと分かり、リヴィエラは胸を撫で下ろす。
ミオンと同じように初陣であるペシェは、弱気な印象を受けるものの不安がってはいない。
ガートルードは経験を重ねているからだろう、落ち着いている。
これなら大丈夫そうだ。
「リヴィエラ」
 リヴィエラは声の主を見上げ、頷きを一つ。
応えるように差し出されたロジェの手を取り、二人だけの言霊を呟いた。

 ガートルードは表面にこそ出さないものの、悩んでいた。
人を襲う危険があるとはいえ、オーガでもない野生動物の命をむやみに奪ってよいものか。
けれど、もし生きて捕らえても人に懐くことはないだろう。
 大の犬好きである彼女にとっては辛い悩みだ。
けれど彼女は躊躇わない。
「リヴィエラちゃん可愛い」などと言ってその姿を視線で追う、レオンの名を呼ぶ。
「カルミナ・ブラーナ」
 インスパイアスペルを口にしたガートルードの意図を察し、笑みを浮かべ唇を重ねる。
ガートルードは仕事と割り切っているようだが、レオンは違う。
 好みじゃなくとも女子とのキスは嬉しいのだ。

 トランス状態に入っていく仲間達から、ペシェは恥ずかしそうに視線を逸らす。
そんな彼女にフランペティルは私物のコロンを預ける。
 しぶしぶといった様子。
お気に入りの香りの行く末が気になるところではあるが、これも依頼の為だからと諦めたらしい。
 なんといっても彼女達も初陣なのだ、使えるものは使わねば。
 とはいえ―
「タブロスの調香師の新作だぞ。買って返せよ!?」
 しっかり釘を刺すのは忘れなかった。

 準備を整えたウィンクルム達は二手に分かれることにした。
直接戦う者たちと風下に隠れる者たち。
 分かれる前に、ミオンはぺこりと頭を下げた。
「皆さん、宜しくお願いします」
 ある者は頷き、ある者は笑みを浮かべ、またある者は同じように頭を下げ。
そして向かう。
其々の戦場へと――


●其々の成すべきこと
 レオンを先頭に岩場へと踏み込んだ精霊と潤達を、犬達は歓迎した。
つまり、猛然と岩場から駆け下り襲い掛かってきたのだ。
風に乗った彼らの匂い、特にフランペティルが纏う薔薇とムスクの香りを嗅ぎ取っていたのだろう。
「お前ら、食ってやろうか!」
 挑発めいた気合の言葉は呼び水代わり。犬達はレオンへと飛び掛る。
けれど飛び掛った一頭の牙も、爪もレオンを傷つけることは出来ない。
固い盾が阻む。
 それを見てか、別の一頭がレオンのすぐ後ろに控えていたヒュリアスへ牙を立てようとするも、こちらも文字通り歯が立たない。
 薔薇を模した食人植物が阻んだだけでなく、その棘を刃に絡ませたヒュリアスの両手剣に切り捨てられたからだ。
 虫の息の犬へ、潤は小刀を突き立てようとするが切っ先から伝わる感触にびくりと震える。
命を奪うのだと実感する。
「喉狙え!」
 鋭いヒュリアスからの一喝が飛ぶ。
「っ……分かって、る!」
 潤は躊躇いを残しながらも立て直し、その切っ先を押し込んだ。

 風下から岩場へ入り、神人達は大きな岩にその身を隠す。
 岩のすぐ近くには彼女達の護衛を引き受けたロジェの姿。
潤の決意に報いるためにも、ロジェは自分からサポート役を引き受けたのだ。
両の人差し指はいつでもトリガーを引けるようにしてある。
 戦場を見渡せるような木に登ろうと考えていたガートルードもその横に控えている。
精霊達が戦いに専念できるよう犬達の動きを警戒し、万が一には皆に呼びかける為だ。
 ペシェは手中にあるコロンを、ミオンは酢の瓶を握り締め、心配そうに見守っている。
二人が握り締めているものにはちゃんと意味がある。
 薔薇とムスクの香りは犬の好むもの。
フランが窮地に陥った際、惹きつけれるようにする為に。
 逆に酢は、犬が苦手とする匂い。
精霊達をすり抜け、彼女達へ向かってきた時のための自衛手段として。
 リヴィエラは怪我人が出たときに備え、すぐに治療できる体勢を整えている。
 四人の神人の小刀はしまわれたままだ。
剣を、小刀を、盾を、杖を振るう神人と精霊達を見守るだけで、彼女達がその刃を抜くことはない。
 けれど彼女達は各々の役割を心得ていた。
形は違えど、彼女達も戦っている。
もやがかかったように見えない、その相手と。

「っ……!」
「ウル!」
 犬の爪が潤の肌を掠める。一瞬ふらついたその体は倒れない。
けれど潤が体勢を整えるよりも先に、今度こそと犬は再び飛びかかろうとする。
 そこへ重々しい風きり音。
見るからに重いロングソードが振るわれたが、ひらり身を翻し犬はレオンの前へと逃れる。
逃れた先にはレオンへ群がる二頭の犬もいる。
 ロングソードの主、アルヴィンはニヤリと笑みを浮かべた。
「我輩に任せておくが良いぞ!ふははははは!」
「ああ、頼む!」
 一番後ろに控えていたエンドウィザード。
精霊屈指の破壊力の前では、オーガでもない犬など無力な存在でしかない。
 フランペティルが濃紺の煌きと共に杖を振り下ろせば、一寸の慈悲もない魔法が犬達を襲う。
直撃を受けた二頭は塵も残らなかった。
 一頭は眼前のレオンに飛び掛ることで破壊の魔手から逃れたものの、レオンの右手が一閃。
僅かに反り返ったカトラスの刃に切り捨てられる。
「キャンッ!」
 高い鳴き声と共に地面に倒れ伏す。
これで四頭目。
 次々と倒れた仲間に臆したか。
残った最後の一頭が、じりと僅かに後退り、そして素早く身を翻す。
 ピーーーーーッ!!
その瞬間、響き渡るガートルードの高い笛の音。
警戒を促すその報せに、全員が身構えた。
 ヒュリアスと潤、アルヴィンは駆け出そうと。
フランペティルは慌てて魔法を練り上げようと。
レオンは気合の言葉を再び口にしようと。
ペシェとミオンは刺激物を投げつけてすぐに離脱できるように。
ただ一人、リヴィエラだけは動かない。
 なぜならば―

 突如、犬の体が弾け跳んだ。
最初からそういう手筈になっていたというのに、一瞬のことで理解が追いつかない。
 いち早く事態を把握したのは全てを見渡せる位置にいて、そして最も近くにいたガートルード。
「お見事」
 彼女の隣にいたプレストガンナーの銀髪が風に踊る。
それと共に、ロジェが握る二丁の銃から立ち上る硝煙も揺れる。
 リヴィエラは分かっていたのだ。
己のパートナーのことを、誰よりも。
「皆、無事だな」
 だから、ロジェからの問いかけに誰よりも早く答えた。
花開くような笑みを浮かべて。


 歩いてくる精霊達を神人達が出迎える。
「お疲れ様、用が済んだら帰るわよ。……怪我、してないわよね?」
「おう」
 後半、ミオンがぼそぼそと小さく呟いたのが聞こえていたのか聞こえなかったのか。
アルヴィン・ブラッドローはミオンの頭をポンポンと撫でてやり、にこっと笑た。

 ペシェは預かっていたコロンをフランペティルに返す。
「使わなかったので返しますね」
 手のひらにころり転がった瓶は、渡したとき同様の重さ。
心底安堵したフランペティルの様子の様子に、ペシェはクスリと笑った。

 屋敷へ向かう一行の最後尾を潤とヒュリアスは歩く。
 ふいに、ヒュリアスがぽんと潤の頭に手を置いた。
「まぁ上出来ではないかね」
 見上げれば穏やかなヒュリアスの微笑み。
その温もりで、張り詰めていた潤の緊張はようやく解れた。


●そして其々の
「見たかった、見たかったのに……」
「ほら、ぼっちゃんがお好きなお菓子ですよ!柚子のゼリー!!」
「元気出してください、ぼっちゃま!はい、あーん!」
 報告の為に屋敷に戻った一行を出迎えたのは、見に行けずにいじけてるぼっちゃんと励まし隊の皆さん。
しかもぼっちゃん、付き人もろともロープでぐるぐる巻き。
いや、お菓子差し出す前に解いてやれよというツッコミは皆が飲み込んだ。

「ぼっちゃま、ウィンクルムの皆さんがお戻りになられましたよ」
 執事が声をかけてやれば、瞳を輝かせじたばたじたばた。
ぼっちゃんが動けば一緒に縛られている付き人少年にダメージがある訳で。
「ぎゃああああ!エーフ様、痛っ、食い込んで、痛っ!!やめて、やめてくださいぃぃ!!」
「彼は転職を考えたほうが良いのではなかろうか」
「周囲がえらい迷惑をこうむ「ひゅ、ヒューリ……!」」
 フランペティルの小さな呟き。
それが聞こえたヒュリアスは忌憚ない意見を……六割ほど口にしたところで潤のディフェンス。
フランペティルの後ろから、見えぬよう聞こえぬようペシェが小さく拍手。
「どうかなさいましたか?」
「ううんっ……、何でもない、よ!話続けてっ」
取り繕うように笑う潤はリヴィエラに続きを促す。
 こくり頷いたリヴィエラは大まかな顛末を報告した。
付き人少年の言ったように犬であったこと、討伐したことを丁寧に。
 わくわく二割、未練八割で話を聞いたエーフは小さな声で、やっぱり見に行きたかったとぼやいた。
苦笑いを浮かべながらも、リヴィエラが優しく諭す。
「エーフ様の身の安全の為にも、危険な場所にはどうか、足を踏み入れられませぬように」
 それと、眼鏡はやっぱり大事だと言い添える。
見えるものが多くなるのだからと。
「あの、私もあまり目が良くなくて……。眼鏡があれば、たくさん本を読めて、色んなことを知る事ができます」
 控えめながらもペシェが賛同する。
よく知らない異性が苦手だからだろう、視線を泳がせながらも懸命に言葉を紡ぐ。
「もやっとした世界が好きなんだけど……うん、ちょっとかけてみるよ」

 ミオンは執事にこそり。
「お節介でしょうけど、あまりお坊ちゃんを甘やかすのはどうなのかしら……」
「爺さんもずっとついている訳じゃないし、将来、坊ちゃんが困る事になるんじゃないか」
 アルヴィンも同じように囁く。
二人の指摘に怒ることなく、執事は微笑みを返す。
「ご好意、しかと受け止めます。そうですな……出来るだけ長くお傍にいたいとは思いますが、思い通りにはいかないでしょうから」
 執事の視線の先にいるのは眼鏡を受け入れる姿勢をみせたエーフ。
その眼差しには柔らかな愛情と僅かな寂しさが宿っていた。



 気だるげに、レオンは一人岩場へと向かう。
犬を回収して鍋にしよう、そんな物騒な考えから。
 そういえば屋敷を出る時にガートルードの姿を見なかったが、大丈夫だろうと気には留めない。
 木々を抜ける直前でレオンは立ち止まった。
彼のパートナーが一人、シャベルで穴を掘っていたのを見つけたからだ。
 ガートルードのすぐ側には犬達が並べられいてる。
墓を作ってやっているのだとすぐに分かった。
 今見た光景にくるりと背を向けて、レオンは再び木々の間を抜けていく。
「ガーティっていい子だなぁ」
 青空を隠すように枝葉を揺らす木々が小さな呟きを溶かした。
ぼんやりと、朧げに。



依頼結果:成功
MVP
名前:リヴィエラ
呼び名:リヴィエラ、リヴィー
  名前:ロジェ
呼び名:ロジェ、ロジェ様

 

メモリアルピンナップ


エピソード情報

マスター こーや
エピソードの種類 アドベンチャーエピソード
男性用or女性用 女性のみ
エピソードジャンル 戦闘
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用不可
難易度 簡単
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 5 / 2 ~ 5
報酬 少し
リリース日 06月03日
出発日 06月10日 00:00
予定納品日 06月20日

参加者

会議室

  • [29]リヴィエラ

    2014/06/09-18:02 

    リヴィエラ:
    メガネについての素晴らしさを語る事、プランに盛り込んでみました。
    ミオン様の分も合わせて語れれば良いのですが…(ドキドキ)

  • [28]ミオン・キャロル

    2014/06/09-14:39 

    あぁ、ごめんなさいっ!
    最初はスカスカだったのにいつの間にか300ギリギリになって
    入る隙がないというか…

    メガネは無理でした…

  • [27]リヴィエラ

    2014/06/09-08:09 

    ロジェ:
    皆どうもありがとう。説明に不慣れですまない(頭を下げつつ)
    潤達前線の方も、注意して気を配りたいと思っている。
    皆で頑張ろう(柔らかく微笑む)

    リヴィエラ:
    私もプランを提出して参りました。
    うふふ、メガネの素晴らしさをエーフ様に語る事、賛成です(にっこり)
    力を合わせて頑張りましょうねっ

  • [26]ペシェ

    2014/06/09-00:04 

    私もプラン提出してきました。

    眼鏡の素晴らしさ、を説くの、見たいですね。
    私も説きたい所ですが自分からエーフさんに何か言うって出来そうにありません……
    「ヘタレめ…」

  • ロジェさんまとめありがとう。

    刺激物はその辺は個人の好みというか、使い勝手がいいと思った方を持って行けばいいと思うよー。

    と、私も提出。

  • [24]篠宮潤

    2014/06/08-22:19 

    ロジェさん…っ、とっても分かりやすい、よ!ありがとうッ
    うん、僕はその位置でOKだよ。
    なにぶん…僕は実戦で剣を振うのは初、になるので…
    仕留め損なってたら…ロジェさん、よろしく、だ;
    ヒューリは…うん、そこまで面倒見てくれない気が、する…(遠い目)

    メガネの素晴らしさ説く…ちょっと見てみたい、なんて思ってない、よ。うん…っ

  • [23]ミオン・キャロル

    2014/06/08-21:43 

    とりあえず提出

    坊ちゃんにメガネの素晴らしさを説こうと思ったけど
    字数が足りなかったわ…無念

  • [22]ペシェ

    2014/06/08-20:44 

    まとめありがとうございます!

    刺激物ですが、液体なら水風船につめて爆弾みたいにしても良いかも知れませんよ?霧吹きだと、風が強いとうまく狙える自信が無いので、タバスコと玉ねぎの汁とワサビと……手に入れば硫黄も入れた水風船を持っていこうかと。
    うまく狙えなくても、地面で割れたら十分威嚇になりそうですし。

  • [21]ミオン・キャロル

    2014/06/08-18:59 

    まとめありがとうございます。
    アルヴィンはヒュリアスさんの辺りに居ると思います。

    >不正文字
    半角記号がだったようです。
    助言ありがとうございます!

  • [20]リヴィエラ

    2014/06/08-14:54 

    (救急箱に薬を詰めながら)
    これだけ頼りになる方々がいらっしゃれば、私は完全にケガをされた方の
    治療に回る方向で大丈夫そうですね(にこりと微笑む)
    どうか皆さまに戦の神のご加護を。

    もし戦闘後に報告に行く場合、私は『会話術』があるので
    執事様とエーフ様に戦果を説明致しますね。

    ロジェ:
    作戦を纏めると…

    1・レオンさんが『アプローチ』でワイルドドッグを引き付ける。
    2・引き付けた所を潤、ヒュリアス、フランさんで一網打尽。
    3・ワイルドドッグが、身を隠している神人の元へ来た場合。
      刺激物で敵の目つぶし、鼻を刺激、その後俺が射撃。

       ×               ▽
     ×××● ○○ ▲        【遮蔽物】(ガートルード・ペシェ・ミオン)
       ×

    ×…ワイルドドッグ
    ●…レオンさん
    ○…潤・ヒュリアス
    ▲…フランさん
    ▽…俺(ロジェ)

    図を載せる事ができれば良いんだが…ずれていたら申し訳ない(頭を下げる)
    こういうイメージでいるんだが、どうだろう?

  • ペシェさん、フランさん初めまして、よろしくな。

    >不正な文字
    ああ、この会議室、半角で記号類()や>なんかをいれたりすると、そういう表示が出ることがあるよ。
    メモ帳や付箋に一度書いてからコピペで投稿すると安全だよ~

    >作戦
    では、最初にレオンがアプローチで犬を引きつければいいのな?
    レオンがあまりやる気なさそうなのが気になるが…(汗)
    (精霊を振り返る。とても気持ちよさそうに寝ている)

    レオン:
    (視線を感じてがばっと起きて)
    なに、なに、俺のこと呼んだ?!
    あ、犬に唐辛子、いいと思うぜ! マスタードやケチャップも!
    シンプルに塩コショウもいいよな!(大変人好きのする爽やかな笑みを浮かべた)
    そういうわけで相談終わったら教えてくれよ、今朝四時まで仕事だったんだよ、もうちょっと寝てるわ。(また寝た)

    …。(あまりのマイペースに、つっこむタイミングを逃した)
    まあ…こんなノリの男だが、金が欲しいから多分、働いてくれるだろう。(…)

    私はそうだな、登れそうな木があれば登ってしまうかな?
    そうしたら見晴らしが利くし、相手が犬なら襲われる心配もまずなくなるし。
    (流浪の民出身なので発想が野生児である)
    それで戦闘全体を見渡して、犬が逃げ出しそうならホイッスルで知らせようか。

    登れそうな木がなかった場合に備えて、護身用にタバスコを霧吹きに詰めて持って行こうかな。
    襲われそうになったら目・鼻・口あたりを狙って吹きつければ、結構なダメージになるだろう。(自分は風上に逃げる)
    オーガと違ってこういう簡単な自衛策がとれるから、楽でいいな。

    >香水
    独特の香り…はまあ、これだけ戦闘要員がいれば大丈夫じゃないかな?
    Dスケールオーガ程度だったら倒せそうなメンバーだし…。

    >リーフ氏
    じゃあ彼のことは特に気にしない方向でいいかな?
    メガネ…かけてくれるようになってくれるといいんだがな…。

  • [18]ペシェ

    2014/06/07-12:05 

    皆さん、改めてはじめまして。(お辞儀)可愛い方や綺麗な方がたくさんいらして、とても華やかですね!

    エーフさん、来ないんですか……よ、よかった……。
    私、男の方があまり得意じゃないので……。

    「ふはははは!高貴な香気を纏いしエンドウィザードたる吾輩が来たからには犬ッコロだろうと犬がデミオーガだろうと、集まったところを我が一網打尽にしてくれるわ!」
    (エンドウィザードへの期待に気を大きくしまくり)

    ……あの、戦闘はじめてなのだからあまり期待しないでくださいね?(ぽそぽそ)
    最近つけてるコロンもムスクとバラ系なので、犬によくじゃれつかれてますし……
    私はミオンさんや潤さんと同じように風下で待機しますね。
    もしこちらにきたら、フランのコロンを投げて気をそらします。

    「ちょ、タブロスの調香師の新作だぞ!買って返せよ!?」

  • [16]リヴィエラ

    2014/06/07-11:26 

    リヴィー:まぁっ…ペシェ様、初めまして(嬉しそうにお辞儀)
    うふふ、何だかオーガにも立ち向かえそうなパーティーですね(にこりと微笑む)
    そうですね…では私は、もしケガをされた方の治療にあたれるよう、
    待機しておきますね。

    ロジェ:確かによく見てみれば、ミオンやヒュリアスの言う通り
    エーフは来なさそうだな。
    レオンさんの『アプローチ』で敵を集めてもらい、その間に攻撃するのが良いかもしれないな。
    エンドウィザードの方もいるし、楽勝だろう。

    俺は『サバイバル』で潤やヒュリアス達、前衛の動きを見極めつつ
    主に神人達の身を護ろう。
    敵が神人の方へ来るようなら、オーバーキルになろうが容赦せずに
    『ダブルシューター2』で撃破するつもりだ。

  • [15]ミオン・キャロル

    2014/06/07-10:11 

    アプローチで安全を図ってから、
    精霊と神人でふるぼ…いえ、倒す感じかしら

    私は潤さんの提案のように
    護身にお酢でも持って風下の物陰に隠れることにするわ
    …フランさんは犬好みの匂いなのかしら(笑
    囲まれてアタフタしてるフランさんが見…ごほごほっ
    もし犬が寄るようなら庇うようにアルヴィンに言っとくわね(にこ)

    依頼書には書いてないし坊ちゃんは来ないと思うわ
    潤さんが言ってたように「デミ・オーガでした」と報告すれば満足するかも
    「次は行きたい」と執事さんを困らせそうだけど…

  • [14]ミオン・キャロル

    2014/06/07-10:05 

    確定してる…これで楽勝ね!!
    初めましてベシュさん、宜しくお願いします

    不正な文字って何!!?
    書き込めないわ(泣

  • [13]篠宮潤

    2014/06/07-08:08 

    おはようご…、エンドウィザードの方まで来て、くれたよ…っ!!
    すごいパーティ、だね…(驚)

    ペシェさん、フランさん、どうぞよろしくだ。
    フランさんは…香水をつけてる、んだね。
    良い匂い、なのだとしたら、あの…ホント、囲まれないよう気を付けて、くれね;

    ヒュリアス:
     出遅れていたが、シンクロサモナーのヒュリアスという。
     ロジェにアルヴィン氏、うちの神人を気遣ってもらってスマンな。
     もはや一人一体ないきおいで良いのではないかと思うが
     ペシェ嬢とミオン嬢に万が一があっても困るのでな。
     俺の方でも、神人たちの動きには注意しておくとするかね。
     
     依頼書を見る限り、エーフの護衛は契約外と思われるので問題なかろうと思われるが。
     まぁ念のため、ついてこようとするものなら「邪魔だ」くらい言うかもしれん。

    潤:ヒューリ;;リヴィーさんに全面的に頼もう、よ…;

  • [12]ペシェ

    2014/06/07-03:08 

    れ、連投申し訳ございません。
    スキルも無いので私達でどこまでお役に立てるかわからないのですが、戦闘経験が豊富な方がいらっしゃるのでしたら安心ですね。

    匂い系ですと、ワイルドドッグに通用するかわからないですが、フランはいつもなにか匂いますし……
    「おい、コロンでフェロモン芳しい吾輩が誤解されるような言い方をするな」

    囮に使うのもちょうど良いかも知れませんね!

    「おい!唐辛子という攻撃も兼ねる良い案出てるだであろう!!」

    スキルが使えたら、ワイルドドッグを集めた所にジョブスキルでドカーンって出来たんですけども……至らずにすみません。

  • [11]ペシェ

    2014/06/07-02:54 

    あの、その、わ、私も参加を……あ、私はペシェといいます。
    こちらは精霊のフランです。
    「ふはははは!吾輩が来たからには犬ッコロなど蹴散らしてくれようぞ!」
    ……あの、私達戦闘経験殆どなくて、フランはエンドウィザードですして……。

  • [10]リヴィエラ

    2014/06/06-22:20 

    ロジェ:
    すまない、席を外していた。
    ガートルードさんは初めまして…だな。宜しく頼む。
    潤、大丈夫だ。潤は今回、戦う決意を持ったんだろう?
    俺とリヴィエラで上手くフォローする。

    レオンさんの『アプローチ』で敵を引き付けてもらえば、潤とヒュリアスにとっては
    戦いやすいかもしれない。その場合、俺は下手に『ガン・アサルト』で
    敵をかく乱しない方が良さそうだ。


    リヴィエラ:
    もしエーフ様の護衛が必要な場合は、どうぞお申し付けください(お辞儀)
    『会話術』『メンタルヘルス』で上手くエーフ様を護衛しつつ、
    お話しますね(にこりと微笑む)

    ロジェ:
    どちらの任務でも喜んで従おう。遠慮なく言ってくれ(柔らかく笑う)

  • [9]篠宮潤

    2014/06/06-21:18 

    あ。ガートルードさん、お久しぶりだ(嬉しそうに)
    ミオンさんと2人なのを覚悟していたら…
    遠距離と防御型、・・・・・今までで僕にとって、一番頼もしい、かも…(笑)

    アプローチっ、み、見てみたい、という好奇心もある、んだけど…(ぽそ)
    うんっ、逃げられないように出来る、っていうのは心強い、よっ

    ミオンさん、護身用として持っていてもいい、かも…?えと、唐辛子類…
    近づいてきたらその蓋開く、だけでも、ダメージは与えられそう、かなって。

    一番色々な依頼受けて、経験豊富そうなリヴィーさんとロジェさんに
    フォローに入ってもらえるなら……ヒューリ、本当に好きに動いてそう、なんだけど…;
    よ、よろしくお願いする、ね、リヴィーさんたち…っ

    あ・・・(エーフ氏の存在を忘れていた←)
    えっと、まさかついてこない、よね…?;
    依頼完了報告の時、デミ・オーガでした、って言ってあげた方がいい、のかな…?
    本部やロマンスグ、もといっ、執事さんにお任せして平気、だろうか…

  • [8]ミオン・キャロル

    2014/06/06-19:21 

    ガートルードさん、初めまして宜しくね!
    唐辛子類は参加者少なくて精霊が囲まれたら困るかなーって
    4人になって心強いのでやらないと思うわ!

    リヴェエラさん・ロジェさん
    あの時はお世話になりました…うふふふ…

    アルヴィン:
    あー気にしないでくれ、あいつたまにブツブツ言ってるから
    ロジェ…さん
    事情は分からんが、気楽にいこーぜ
    肩肘はってたら疲れちまうし(にっこり)

    まぁ、ステ確認したら命中はおろか防御も回避もなくて
    ウルフに囲まれてる未来しか想像できなかったから
    仲間が増えて嬉しいよ
    宜しくな!

    ウルフが襲ってきたら各個撃破って感じか?
    潤さんが前にでるなら、ウルフが向かわないよう庇うつもりだ
    坊ちゃんは「あんまり甘やかすな」くらいは言おうと思うが…

  • えーとこんにちは、潤さんとヒュリアスさんはこのあいだぶり。
    ミオンさん・アルヴィンさんと、リヴィエラさん・ロジェさんは初めまして。

    えと…今まで依頼の選定は私がしていたんだが、
    今回はうちの精霊が「面倒な依頼はヤだ」と言い張ったもので…
    と、単純に金欠なもので…

    レオン(ロイヤルナイトレベル3)はアプローチが二回使えるから、
    野犬が神人を襲いそうになったり、あるいは逃亡しようとしたら、
    そのタイミングで引きつけることはできるよ。
    それ以外は皆の作戦に合わせようかな、と思ってる。

    唐辛子類はいいアイデアだと思うが、
    粉っぽいものを投げるときは、風向きに気をつけないとな。
    風に吹かれて我々の方向に戻ってきたら、アレなので…。

    あとエーフ氏は少年と執事に任せておけば大丈夫かな?(不安げに)

    (こそっと削除→再投稿失礼…(汗))

  • [5]リヴィエラ

    2014/06/06-17:55 

    わっ、嬉しい…こちらこそ、どうか宜しくお願い致します(深々とお辞儀)
    ミオン様の作戦、とても良いと思います…!
    あ、あの、ワイルドドッグなので、嗅覚を狂わせる事ができそうだと
    私も思いました…!

    ロジェ様は今ちょっと席を外しているのですが、
    そ、その…ヒュリアス様や潤様、ミオン様やアルヴィン様のフォローをしたいと
    仰るかなと思います(緊張しながら俯く)

  • [4]篠宮潤

    2014/06/06-17:33 

    >ミオンさん
    いやスゴイ頼もしい、よっ
    僕はそういう、敵を怯ませたりする発想、とかが苦手、だから…
    唐辛子とかタバスコとか、ニンニクとか、そのあたりなら
    向こうの嗅覚を狂わせられそう、だし…!
    出来れば、投げつけてもらえると、とても助かる、よ。
    もうお1人、とても頼もしい方が来てくれた、から!
    ミオンさんに危害がいかないよう、僕たちも注意する、ねっ

    >リヴィーさん・ロジェさん
    わ、ぁっ、心強い……すごく、本当に、心強いよ……っ
    ??ロジェ、さん?う、うんっ、僕こそ、この間はとても楽しかった、ね。

    遠距離攻撃出来るロジェさんが来た、なら
    ヒューリ(自精霊)も遠慮なく戦えそう、だし。
    どうか、僕こそお願いする、よ…!

  • [3]リヴィエラ

    2014/06/06-13:59 

    こんにちは、私はリヴィエラと申し…もごもご(口を塞がれる)

    ロジェ:
    俺はプレストガンナーのロジェと言う。
    潤はこの前はありがとう。ミオンも『ラブ・ウォッチ』の件では世話になった(一礼)

    潤が戦う決意を…それなら俺は囮――敵のかく乱(ガン・アサルト)役、
    リヴィエラにはもしケガをした時の治療役をさせるが、どうだろうか。

    急に参加を申し出てすまない。
    限りなく目立たないように、サポート役で構わない。潤とミオンの指示に従う。
    俺は戦わなくてはならないんだ。どうか…頼む(頭を深く下げる)

  • [2]ミオン・キャロル

    2014/06/06-12:23 

    はじめまして
    パートナーはシンクロサモナーのアルヴィンよ

    私は…役に立てそうもないので、後ろで隠れるか
    人数が少ないようなら
    何か刺激物を投げつけようかと思ってるわ

    唐辛子とかお酢とか
    犬だから多少は怯むかなと…
    下手に狙われても困るし何もしないほうがいいかしら

    うちの精霊はlv1でスキルもないし
    襲いかかってきた所を剣振り回すくらいしかないな…と言ってたわ
    頼りにならなくてごめんなさい


    よろしくお願いします
    依頼受けようかか悩んいて1人だったらどうしようと
    機会を伺っていました(笑


  • [1]篠宮潤

    2014/06/06-11:24 

    やぁ・・・
    一人孤独に流れたらどうしようかと思っゴッホン;(電波が漏れ出したようだ)

    初めまして。篠宮 潤というよ。今回の任務、どうぞよろしくだ。

    精霊のカウンター技で弱ったワイルドドックを、僕も仕留める…という方向でいこう、かと。
    そろそろ、守られてばっかりじゃ…と思っていたんだ。
    精霊に比べ戦闘は慣れていない、けど、頑張るよ。


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