ラーメンを作ろう!(森静流 マスター) 【難易度:とても簡単】

プロローグ

 ある夜更けのこと--。

「お、なんかいい匂い」
 神人の部屋のアパートのドアを勝手に開けて、精霊が入って来た。
「お」
 神人はスープをかき回す手を止めて、精霊を振り返った。
「何作ってんの?」
「ラーメン」
 神人は、皿の上に切って置いてあるチャーシューを指差しながら言った。
「へ~、何作るんだ? チャーシュー麺?」
「いや、普通の醤油ラーメン」
「俺、味噌チャーシューが食いたいな」
「自分で作れよ」
「作り方分からない、インスタントなら作った事あるけど」
 精霊はそう言って料理中の神人の背後に忍び寄り、後ろからすりすりを始めた。
「なあ、作ってよ。そんなに手間かからないだろ~?」
「手間かかるんだよ!!」
 いや、手抜きすればいくらでも出来るんだが、丁寧に作ればいくらでも凝る事が出来る。それが料理。
「なあ、なあ……」
 それでも諦めずに精霊はすりすりと甘えてくる。
 料理中で、熱湯や刃物が近くにあるのに危ない事この上ない。

「あーもうしょうがねえな!! 材料は色々買ってきてあるから、一緒に作ろうぜ!!」
「やったー!」
 精霊の邪気のない笑顔にため息をつく神人……。

 そういう訳で、神人と精霊は、夜中に自分好みのラーメンを自分の好きなように作り、一緒に食べる事になったのであった。

解説

※シチュエーションは本文通りでなくても構いません。
※材料代で300Jr消費しました。
※魔法効果のあるようなラーメンはNGになります。

 ラーメンを作りましょう。

 醤油、味噌、塩、とんこつ、の基本は勿論、味噌バターや魚介系ラーメン、中華そば、ご当地ラーメン、etc、なんでもOKです。

 トッピングするものも、チャーシュー、葱、卵、メンマ、もやし、のり、コーン、野菜炒め、肉、etc、なんでもOKです。
 変わり種の具でも構いません。

 餃子やライス、ビールを添えても構いません。(未成年はお酒はやめてください)


 神人と精霊でそれぞれ自分の好きなこだわりラーメンを作って食べてください。二人とも一緒に同じラーメンを作っても構いません。
そしてお互いに食べ合って幸せになりましょう。


ゲームマスターより

ラーメンの種類とトッピングって全部で一体いくつぐらいになるんだろう……。
そう思ってふとウィンクルムのみなさんのこだわりラーメンが気になりました。
自分好みの美味しいラーメンを食べてください。

リザルトノベル

◆アクション・プラン

ユズリノ(シャーマイン)

 
小腹がすいたという彼に何か作ろうと台所で材料物色
そしたら彼もやって来て「簡単なものでいいよ」と袋ラーメン取り出してきた
そして「こんなのどう?」と携帯で袋ラーメンアレンジレシピサイトを見せてくれた
へぇ 面白そうだね(感心
で 一緒に作る事になった

作業分担 僕は具材炒めをする
同じ場所で作業してるからたまに彼とぶつかっちゃうけど目が合って笑いあう
「久し振りだねこういうの」
途中で麺の鍋を2つに分けて僕はトマト缶やスープを入れて溶き卵で仕上げる

「頂きます」
さっぱりしておいし~
彼のも味見させて貰いつつ楽しい夜食

まったりした頃
「ずっと忙しくてごめんね 来月にはバイト落ち着くから そしたらあの話…」
想いを聞いて貰った


零羅(デンジ)
  兄さまと一緒にラーメンを作るよ。
夜中にお手洗いに起きた時に、兄さまがラーメンを作っている姿が見えて、一緒に作ることになったよ。

「……らーめん? 兄さまが作ってくれるなら、なんでも食べるよ」
「わかりました、兄さま」自分の一口よりも少し大きめの一口台にカットする。
少しいびつだけど、兄さまに教えてもらいながら切っていく。
何気ない話などをして、ラーメンを作り終える。

食事の際
兄さまの作った料理だから美味しくないはずないけど、かなりおいしい。自分はラーメンが結構好きなのかもしれない。
兄さまに、ラーメンについていろいろきいてみる。
その会話から、食事後、兄さまから店に誘われて、
「はい、是非行きたいです、兄さま」


●ユズリノ(シャーマイン)編
 ここのところ、ユズリノは精霊のシャーマインと、主に時間のすれ違いで、二人でゆっくりする時間も減ってしまいました。
 ある夜。ユズリノは小腹がすいたというシャーマインのために何かを作ろうと、台所で材料を物色しています。
 シャーマインは、ふと、こういう時間も大切にしないといけないと思い立ち、台所へついていきました。
「何か作る?」
 するとユズリノはシャーマインにそう話しかけ、台所で材料を物色し始めました。
 シャーマインはユズリノの傍に寄ってきました。
「簡単なものでいいよ」
 そう言って袋ラーメンを取り出します。
 それからシャーマインはスマホをささっと操作をし、袋ラーメンのアレンジレシピサイトを見せてくれました。
「こんなのどう?」
 シャーマインは手間のかかる料理を手伝える気分ではなかったのです。それで即席ラーメンを提案しました。勉強家のリノは予想通り、アレンジレシピに興味を持ってくれました。
「へえ、面白そうだね」
 感心してそのレシピを見るユズリノです。
 早速、二人は一緒にラーメンを作る事になりました。
 シャーマインは味噌ラーメンで担々麺風、ユズリノは塩ラーメンでトマト風味です。
 二人は作業を分担しました。
 ユズリノが具材炒めを始めます。
 ユズリノはまず、シャーマインの具材を準備し始めました。
 椎茸を大きめのみじん切り、ニラを1cm幅に切ります。
 フライパンにごま油を熱し、香りが立ってきたら豚の挽肉を炒めます。
 火が通ったら椎茸を加え、豆板醤と練り胡麻を加え、加える度にしっかりと炒めて混ぜ合わせます。
 水を加えて沸騰させ、添付の粉末スープを加えます。さらにニラを加えて茹でます。

 それからユズリノの塩ラーメントマト風味です。
 木耳を水に戻して石突きを取り、食べやすいように切ります。
 トマトをくし切りにします。
 鶏卵を解きほぐしておきます。
 スープを作り、沸騰したところにトマトと木耳を入れて1~2分、煮込みます。
 水溶き片栗粉でスープにとろみをつけ、溶き卵を流し入れ、塩こしょうで味を調えます。

 その頃、シャーマインはお湯を沸かし、二人分の麺を茹でていました。
 同じ場所で作業をしているので、ユズリノとシャーマインはぶつかってしまい、そのたびに目が合うので、笑ってしまいます。
「久し振りだね、こういうの」
「そうだな。久し振りだ」
 ユズリノは途中で麺の鍋を二つに分けて、トマト缶やスープを入れて溶き卵で仕上げます。
 シャーマインが茹でた麺をそれぞれのスープの中に入れて、ラーメンが完成しました。
 二人はラーメンと箸をテーブルに持っていきました。
 これから夜食のラーメンです。
「頂きます」
「頂きます」
 食前の挨拶をして、笑みをかわす二人。
 同時に箸を取るとラーメンに向かいました。
 そしてズルズルとラーメンを啜る二人。
「さっぱりしておいし~」
 喜ぶユズリノ。
「うまい!」
 満足の笑顔を見せるシャーマイン。
「味見させて」
「いいよ、ほら」
 二人は丼を交換して、一口ずつ相手のラーメンを食べました。
 担々麺は程よく辛く、塩ラーメンはトマトの独特の酸味と甘さがありました。
 それから二人とも自分の丼に向かって、それぞれラーメンを堪能。
 楽しい夜食タイムです。
 まったりした頃にユズリノが言いました。
「ずっと忙しくてごめんね。来月にはバイト落ち着くから、そしたらあの話……」
「うん?」
 シャーマインはユズリノの言わんとする事を察しました。
「里帰り……行くか?」
 そう尋ねると、ユズリノはこっくりと頷きます。
 その彼に、シャーマインは、腕を伸ばして頭をなでつけてあげました。
 そして、里帰りへのユズリノの想いをじっくり聞きました。
 ユズリノは自分の想いをシャーマインに伝える事で、やっと安心することが出来ました。

 ユズリノは、彼の故郷の村では疎まれる存在でした。
 彼の兄もまた、神人だったのですが、顕現した際に村がオーガに襲われ、彼は命を落としました。
 そして、ユズリノは、彼もまた顕現したならば、オーガという災厄を呼ぶのではないかと、そういう理由で村中から疎まれて、村を出るしかなくなりました。
 まだ年若いユズリノでしたが、周囲から白眼視されつつ、たった一人で各地を転々と旅しつづけたのです。
 そこで偶然出会った、シャーマインの叔父が、神人でも自由に生きていける世界があることを、教えてくれたのです。
 孤独と絶望のどん底にいたユズリノにとって、それは本当の意味で、世界が拓けた出来事でした。
 それから五年後にユズリノはシャーマインと出会い、自分の『居場所』を見つけたのです。
 シャーマインがユズリノの精霊となり、彼を守り、癒し、ユズリノの本当の人生へと導いたのでした。

 ユズリノの未来は、ユズリノ自身と、シャーマインが切り開いていくでしょう。
 そして、ユズリノのルーツ、ユズリノの故郷の事……。
 それは、ユズリノがこの新年から考えていた事なのでした。

 初夢に、ユズリノはスイーツコンテストで賞をもらったことを、シャーマインとともに兄の墓に報告していたのです。
「大丈夫だ」
 そのとき、シャーマインはユズリノの肩を抱いてそう言いました。
「挨拶の席でご両親にきちんと報告したい事がある」
 目と目が合った瞬間。
「その為にも……リノ、俺と……」
 シャーマインの言葉の続きを知りたいとユズリノは思います。
 そのとき、ユズリノと同じ夢をシャーマインも見ていたのでした。
 そして、「言葉の続きを知りたい」と言うと、「さあね」とはぐらかされてしまっています。

 そのときからずっと意識していた里帰り。
 バイトや生活に追われて、ついつい先延ばしにしていましたが、帰りたいと思います。
 帰って、自分の過去――ルーツとしっかりと向き合いたいと願うのです。
 自分一人では、悲しみに暮れ、途方に暮れてしまうのですが、それも精霊のシャーマインと一緒ならば、きっと出来ると思うのでした。
 二人で力を合わせれば、出来ない事などないのです。

「シャミィ、僕はシャミィに会うまで、本当に孤独だったんだ。誰からもいらないって言われ続けて、旅の空の下、まるっきりの一人で生きて来た。心の中で、何度も、お兄ちゃんの名を呼んでいたよ。お兄ちゃんは、僕の知っている限り、たった一人の神人だった。だからお兄ちゃんが生きていれば、もしかしたら、僕の気持ちを分かってくれるかもしれない……僕と一緒に、僕のそばで、苦しんでくれるかもしれない」
 崖から落ちた人間には、崖の上からアドバイスを垂れても、全く意味はありません。
 崖の下まで降りていき、一緒に崖を登るために苦労してくれるか、そうでないならば、もう一度崖の上で暮らせるように手をさしのべてくれるかなのです。
 孤独だったユズリノの出会った人間達は、誰もが、ユズリノを崖の下へ突き落とすか、そうでなければ、偉そうに説教するだけでした。
「たった一人、シャミィのおじさんだけは違うけれどね――」
 淡くユズリノは笑いました。
 シャーマインは頷きました。
 彼が一体どんな言葉を、彼に与えたのかは分かりません。でも、少なくとも、ユズリノが今こうして生きていられるように……生きていける指針を与えたのが彼ならば、それは感謝してもしきれないのだと思うのです。

「辛い思い出ばかりの村だけれど、そこにはお兄ちゃんもいるし、父さんも母さんもいる。それなら、僕は帰って……お兄ちゃんが僕にどうして欲しいのか、ちゃんと聞こうと思うんだ。そして、――今、シャミィといて、とても幸せだって伝えたい」
「そうだな」
 シャーマインはまた頷きました。
「一緒に帰ろう、ユズリノ」
 過去は過去として認め、浄化し、今を生きて、今を未来につなげるために。

●零羅(デンジ)編

 零羅と精霊のデンジは一緒に暮らしています。

 夜中に小腹が空いたので、デンジはキッチンでつまむものを探しました。
 するとちょうどそのとき、お手洗いに起きた零羅がキッチンに入って来て、デンジに無邪気な視線を向けたのでした。
「兄さま、何をしているの。僕、手伝うよ」
「む……」
 自分の夜食だけで適当にすませるつもりでしたが、零羅が起きてきたのならば、デンジも粗末なものは作れません。よりをかけて作ろうと思います。
(ただ、あまりこってりしていても身体に悪いだろう。用意してあったぱいたんスープを使って、醤油ラーメンでも作ることにする)
 デンジは結構まめな性格なのでしょうか。
 時々自分でスープを作って保存しておく習慣があるようです。
「零羅、目が覚めてしまったか。せっかくだし、一緒に食べないか」
「……らーめん? 兄さまが作ってくれるなら、なんでも食べるよ」
「では、零羅は食材を切ってくれないか。食べやすい大きさで好きに切って良い」
「わかりました、兄さま」
 零羅は自分の一口よりも少し大きめの一口台にカットしていきます。ネギやメンマ、ほうれん草など。
「零羅、手元が危ない。ちゃんとこうして、猫の手にして」
 危なっかしくいびつな形に切っていく零羅に対して、デンジは手を取って切り方を教えてあげます。
「兄さまは料理が上手です、誰に教わったのですか」
「うん、家族にな……」
 そう言いながら、デンジは大きな鍋いっぱいに湯をわかし、卵とほうれん草を茹でました。
 それから冷蔵庫の中から、普段から作り置きしている茹で鳥を取り出します。
 茹で鳥は、塩と料理酒だけで茹でたシンプルな味付けですが、それだけでも充分美味しいのです。
 茹で鳥を温めて切り、白湯スープに調味料を加えて味を調えます。
 それから大きな鍋にたっぷりの湯をわかして、ラーメンの麺を二人分、ゆであげました。
「兄さま、手際がよくてかっこいい。僕……」
 葱を上手に切れなくて苦労している零羅を見てデンジは笑い、手伝ってあげました。
「零羅。大丈夫だ。練習をすればすぐに上手になる」
 何気ない話などをして、零羅とデンジはラーメンを作り終えました。
 テーブルに運んでいって二人で食べることにします。
「いただきます」
「いただきます」
 ご飯に手を合わせた後、箸を取る二人。
 ズルズルっと食べて行きます。
 作り置きの白湯スープと茹で鳥を利用したものですが、味はシンプルながらとても深いものでした。
 具材の卵、鳥、野菜もさっぱりした味付けだけにおいしかったのです。
「兄さまの作った料理だから美味しくないはずないけど、とても美味しいです。僕、ラーメンが結構好きかもしれません」
 あつあつのラーメンを口に含んで幸せそうな零羅です。
「そうか。それはよかった」
 デンジは優しく笑いました。
「兄さま、ラーメンのこつはなんですか」
「こつと言われても……麺を茹ですぎない事だろうか」
 デンジは箸を止めて首を傾げ、考えながら色々教えてくれました。
 零羅は素直にその話を聞いています。
「そうだな。零羅、そういえば、外でラーメンを食べに行ったことがなかったな。今度は、少しこってりした種類のラーメンでも食べよう」
「はい、是非行きたいです。兄さま」
 零羅は嬉しくて満面の笑みでそう答えました。

「零羅は、今まで、ラーメンの店に行った事はあるか?」
 デンジは自分の作ったラーメンを食べながらそう尋ねました。
「……父さまが生きていた頃に、家族で出かけた事があります」
 そう言った瞬間に零羅の顔から表情が消えました。
「……そうか」
 零羅は8歳の時に神人として顕現しました。
 ですが、A.R.O.A.に引き取られるまえにオーガに襲われ、両親を失っているのです。精神的ショックのためか、両親の愛情の事もうっすらとしか覚えていません。
 その後は、ただデンジの事を兄として慕い、日々を生きているのでした。
 デンジの方も、肉親を失う悲しみを知っています。
 弟をオーガに殺されているのです。
 零羅はまさにその弟に生き写しでした。
 だから、A.R.O.A.では、デンジは積極的に零羅と契約を結んだのです。

(そんな顔をされると、弟が死んだ瞬間を思い出す。やめてくれ……)

 デンジはそんな気持ちで、腕を伸ばして、零羅の頭をぽんぽんと叩きました。

「こ、こんふぇいと、どらいぶ……??」
 零羅は目をぱちくりとさせてそう言いました。
「これぐらいは私達にも出来るが、いずれ様々なスキルを身につけたいな」
 優しさに戸惑う零羅に対してデンジはそう笑いかけました。
「はい。僕は、兄さまと一緒に強くなります」
 すると、零羅は健気な表情でにっこりと笑いました。

(いかんいかん。零羅は零羅だ。弟ではない……だが、つい混同してしまう……)
 デンジは一人で軽く首を振りました。
(この子はあまり、我が強くない。私が弟として扱えば、流されて、自分を偽って生きてしまうだろう。それはよくない。私は精霊として、しっかり守ってやらなければならない立場だからな)
 デンジは自分に強くそう語りかけました。

「零羅はどんなラーメンが食べてみたい?」
 デンジは気持ちを切り替えてそう言いました。
「醤油ラーメンは今食べたから……塩か味噌がいいです。兄さま」
「塩か味噌で美味しいところか、あるかな……」
 デンジはスマホを取り出してさっと検索してみました。
「定番のものだから、どの店でも取り扱っているようだな。後で口コミをよく読んでみて、いってみよう」
「はい」
「夜食にしっかり食べてしまったな」
 その頃、二人はラーメンを食べ終えました。
 デンジは後片付けをするために立ち上がりました。
「兄さま、手伝います」
「それなら、私が洗うから、皿を拭いてくれ」
 デンジにそう言われて、零羅は流しの彼の隣に立つと、乾いた布巾を用意しました。
 デンジは使った食器を洗い始めました。
「兄さまともっと仲良くなれば、僕はもっともっと強くなれるんですよね」
 先程のコンフェイト・ドライブの事を思い出したのか、零羅がそう言いました。
「うん……そうだ、零羅。お前は今、いくつのスキルを持っている?」
「ディスペンサと、コンフェイト・ドライブと、セイクリッド・トランスです……」
「うん……」
 デンジは軽く眉を顰めました。最後のセイクリッド・トランスは余り使って欲しくないのです。
「兄さまは?」
「オーガナイズ・ギルティ。それに罰ゲームだ」
 トリックスターの彼はそう答えたのでした。
「今はレベル1だが……零羅。二人で一緒に強くなろう」
「はい」
 実に嬉しそうに零羅は笑顔でデンジを見上げました。
 零羅は兄のように優しく頼りになる彼の事が、大好きなのです。
 これから親密度を上げて、どんどん仲良くなって、二人で強くなっていきます。ハイトランス・ジェミニ。ハイトランス・オーバー。らぶてぃめっと・トランス。
 様々な力を手に入れて、オーガを倒し、人々を幸せにして、そして自分達も本当の幸せをつかみ取る事でしょう。
 やがて片付けを終えた零羅は、デンジと一緒にキッチンを出ました。それぞれ自分の部屋に向かっていきます。
「おやすみなさい、兄さま」
 零羅はデンジの方へと手を振りました。
「また明日、一緒にご飯を食べましょう」
「ああ、おやすみ」
 デンジは、零羅の方へ手を振ると、自分の部屋に入り、自分のベッドの中に倒れ込みました。ラーメンを食べて幸せな気持ちでした。
 零羅の笑顔が目の前を過ぎり、彼は安らぎと満腹の満足の中で、眠りに落ちていきました。
 



依頼結果:成功
MVP

メモリアルピンナップ


エピソード情報

マスター 森静流
エピソードの種類 ハピネスエピソード
男性用or女性用 男性のみ
エピソードジャンル コメディ
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ビギナー
シンパシー 使用可
難易度 とても簡単
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 2 / 2 ~ 5
報酬 なし
リリース日 03月03日
出発日 03月12日 00:00
予定納品日 03月22日

参加者

会議室

  • [2]零羅

    2018/03/11-23:18 

    お兄ちゃん達、あの……よろしくお願いします。

    ギリギリだけど……参加したよ。
    兄さまと一緒にラーメン、頑張って作ってみる。

  • [1]ユズリノ

    2018/03/11-21:47 

    ユズリノとシャーマインです。よろしくお願いします。
    ラーメン食べたい!

    他の方が来てくれます様に。


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