プロローグ
イベリンの一角にある「ベルネ生花店」。
入り口のガラスには「CLOSED」と閉店を意味する看板が掛けられておりました。
「今日は定休日ではない筈……電話も繋がらないし、ベルネさんは一体どうしてしまったのでしょうか?」
A.R.O.A.本部の受付職員である皆浪 向日葵は、A.R.O.A.の調査員と共に怪訝そうに生花店を見つめています。
ベルネ生花店の店主、ヴォルフ・ベルネはテイルスの精霊です。
彼は生花店を営みながら病弱な妹と2人で静かに暮らしていたのですが、彼の店に客として訪れた下川 楓という神人に一目惚れしてしまったが故に、その人生が一変しました。
彼と楓はウィンクルムとして適合する関係だったのです。
出会うべくして出会った2人……と言えばロマンチックに聞こえるでしょう。
ですが、楓は過去に適合した精霊をオーガに殺害されるという悲しい過去を抱えており、当初は偽名まで使って身を隠し、徹底的にヴォルフを避け、受け入れる事など出来ずにいました。
その楓の居場所を明らかにし、何とかウィンクルムとして契約にこぎつけたい……皆浪は熟練ウィンクルムたちにヴォルフと楓の初デートプロデュースを依頼、ウィンクルムたちは見事ミッションを成功させ、2人の距離をぐっと縮ませてくれたのですが……。
ヴォルフとの初デートの直後、楓はニキータ・ルドルフという女に呼び出され、忽然と姿を消しました。
ニキータは、ウィンクルム――と言っても、精霊ではなくとりわけ神人の方をですが――を酷く憎んでおり、神人をこの世から消し去ってしまおうと考えています。
その為に、ニキータは楓と手を組み、楓の頭脳と発明力を利用しこれまで数々の神人撃退装備を開発、使用してきました。
そう、精霊の犠牲の下生きている事に楓が罪悪感を感じ、「神人なんかがいるから精霊は不幸になってしまう」と思っていたのをいい事に……。
しかし、そんなニキータの思惑は、楓がヴォルフと心を通わせてしまった事で大きく狂い出しました。
ニキータは楓の身柄を拘束、タブロス近郊のアジトにある地下牢に楓を監禁したのです。
「ニキータは、言う事を聞けば悪事から抜けさせてくれるって言ってたけど、生きて抜けさせるつもりは無かったって事なのかな……」
地下牢でひとり、楓は力無く呟きました。
「でも、これはきっと当然の報いね。お祖父ちゃんに教わった発明のノウハウを悪い事に使ってきたのだから……」
彼女が漏らした『お祖父ちゃん』とは、A.R.O.A.の皆浪をこれまで散々振り回してきたマッドサイエンティスト・下川博士です。
並外れたウィンクルム愛からこれまで怪しげな発明品を数々生み出してきた博士ですが、彼がここまでウィンクルムに肩入れするのは、孫娘の楓と同じような悲恋を他のウィンクルムたちに繰り返させない為でした。
「楓ちゃん、冥土の土産よ」
何者かを担いだニキータが地下牢に至る階段を下りてきました。
彼女が足元に降ろした人の姿に、楓は瞠目します。
「ヴォルフさん!? ニキータ、約束が違うわ! 私はあなたの呼び出しに黙って従った……あなたに頼まれた『最後の発明品』だって完成させたじゃない! なのにどうしてっ!?」
悲痛な叫びを上げる楓に、ニキータはニヤリと酷薄な笑みを浮かべます。
「『最後の発明品』、本格的に使う前に実験が必要でしょう?」
ニキータの一言に楓は青ざめました。
「や……止めて……」
鉄格子にしがみつく楓の前で、ニキータは気絶しているヴォルフに小瓶から怪しげな粉末をふりかけます。
すると、程なくしてヴォルフが目を覚まし、暴れ出したのです。
暴走するヴォルフは、楓と目が合っても歯牙にも掛けず、鉄格子の隙間から鋭い爪を彼女に突き刺そうとします。
直後、ニキータは遂に本当の姿を現しました。
精巧に出来たマスクを剥ぎウィッグを脱いだ彼女の左頬はひび割れており、ウィッグの外れた頭部からは禍々しい角が顔を覗かせています。
「あ、あなたは一体何者なの……?」
「ここまで見事に騙されてくれるとはねぇ。死ぬ前に教えてやるよ。私の正体はルドルフ・ゼールバッハ。亡き妻ニキータ・ピアソンをこの手にかけた、許されざる元精霊さ!」
ニキータ改めルドルフは、楓から取り上げていた携帯電話でA.R.O.A.本部に通報を入れました。
「久し振りだね、私はルドルフ・ゼールバッハ。『神人殺しのルドルフ』と言えば、古株なら聞き及んでいる者もいるだろう。もうじきここであの時の惨劇が再現される。観客を集めたまえ。分からないのかい? ウィンクルムにいい見せ物を披露してやるって言ってるんだよ!」
ベルネ生花店の様子を窺う皆浪と調査員の携帯電話が鳴りました。
急を告げる内容に、皆浪は急いで馴染みのウィンクルムたちに直接通報します。
「皆さん、緊急ミッションです! お願いです……ヴォルフさんと楓さんを救出して下さいっ!」
解説
ヴォルフと楓の救出とルドルフ撃破が今回の任務です。
以下、プロローグの補足を致します。
〈ルドルフについて〉
ルドルフは亡き妻ニキータの姿を摸し女性化したデミ・ギルティです。
非常に嫉妬心が強く執念深い性格の持ち主ですが、その半面自己肯定感の低い面もあるようです。
彼は『黄金の鱗』を隠し持っていますが、場所の詳細は楓が過去に目撃している可能性があります。
ただ、楓は数日間飲まず食わずで監禁状態だった為、適切なケアをしないと情報を得る前に倒れられてしまう危険性があります。
ルドルフのメイン武器は短い双剣で、類を見ない高速動作と流れるような剣撃を得意としていますが、フットワーク重視のため防具の類は身に付けておらず、防御は自身の動きと黒いオーラ頼みです。
しかし、楓が発明に関わった謎の粉末も所持していますので、注意して下さい。
〈戦闘場所〉
タブロス近郊の町の廃屋がルドルフのアジトです。
アジト周辺は無舗装ながらも車の走行が可能な道が敷設されています。
レンガ造りの地上1階地下2階建て、地上は空き家に近い居住空間、地下1階は実験室、地下2階は地下牢です。
全階とも全施錠設備は簡素で、南京錠程度の錠前しかありません。
各階の広さは、大きめのコンビニエンスストア程度を想像して下さい。
〈謎の粉末とヴォルフについて〉
楓がルドルフに脅されて最後に発明した粉末です。
こちらは本来精霊を一定時間ドSにする程度のものですが、ルドルフは独自にこの粉末にオーガを殺害した時に発生する瘴気を大量に混ぜ込みました。
ヴォルフが暴走したのはこの為で、無力化し安静にさせる事で瘴気は抜けると思われます。
ヴォルフは武器は所持しておりませんがケンカ慣れしておりますので、体術には注意して下さい。
ただ、彼は本来それなりに戦えるファイタータイプですので、早々に黙らせて回復させ、戦線に加える事が出来れば皆さんにも有利になるかもしれません。
ゲームマスターより
ご無沙汰しております、マスターの北織です。
ようやくニキータことルドルフとの最終決戦の舞台が整いました。
皆さんの力でルドルフに引導を渡してやって下さい。
解説では書ききれませんでしたが、優先度はヴォルフと楓を救出する方が上で、ルドルフ撃破が失敗しても2人を連れて安全圏まで全員で脱出出来ればミッション成功となります。
また、ルドルフの過去についても皆浪に調べさせると良いかもしれません。
ルドルフ撃破はかなり高難度ではありますが、彼の装備や性格につけ入る隙はある筈ですので、決して不可能ではないと思われます。
諦めずにプランを練ってみて下さい。
それに併せ、今回はかなり難易度の高いミッションですので、会議室を有効活用して下さい。
願わくば、どなたかが会議終了前に全体の作戦や動きをまとめた掲示物をバンッ! と張っておいて下されば……下されば……下されば……!
リザルトノベル
◆アクション・プラン
リチェルカーレ(シリウス)
用意するもの:救急セット・水・ゼリー・防寒具 アジトについたら オーガ・ダソーダを使って内部の偵察 中の様子が分かれば皆に伝える ルドルフさん ヴォルフさん 楓さんの位置がわかると良いのだけど こっそり班 楓さんを探す 見つけたら急いで手当て 容態が落ち着いたら 金の器について質問 わかればルドルフ班に連絡 ヴォルフさんが向かってくれば楓さんの前に 神符で拘束 瘴気の浄化をしないと 楓さん、触れてみてくれませんか? 手当てしながら楓さんに提案 ルドルフ戦前にLT 神符で拘束を付与しながら声をかけ気を引く 神人は精霊を苦しめるだけ 前にそう言っていたわね あなたの神人は あなたを苦しめただけだったの? 後衛への攻撃を防ぐ位置取り |
かのん(天藍)
皆浪さんに調査と手配依頼 ルドルフさんが過去に起こした神人殺しの内容と理由 ルドルフさんとニキータさんの性格と関係 精霊の頃の得意武器 周囲から見た2人に対する感想 廃屋の場所、あれば2人の居場所の検討に間取り図面 廃屋近くに医療班の手配 届いた情報は皆に共有 対峙時の揺さぶりの情報源に 建物潜入時トランス 潜入後は順番に室内探索 戦闘 鱗破壊前 調律剣で天藍の攻撃+1 距離を取り神符使い足止め 鱗の場所把握に観察に努め、武器では無い物手にした時は離れるよう周囲に警告 鱗の位置が解ったら天藍が狙いやすいよう直接攻撃も 鱗破壊、皆と合流後、LT 神符の拘束も交え天藍に意識が向いている隙に攻撃 継続時間経過後は拘束を試みることを継続 |
シルキア・スー(クラウス)
情報聞いておく 会議室[27][28]参照 インカム活用 トランスは 発見 遭遇 時に 発見 ヴォルフの異変(又は粉末発言出てれば)について尋ね 粉末に瘴気が混ぜられている 情報を得たい 皆に周知 脱出開始 ヴォルフさん元気なら楓さんおぶって! 敵が近づくなら短剣効果でくらます 攻撃には付与されたl11で壁になる 医療班に託せる?無理なら離れた所で守る 弱音は励ます 生きるのよ 楽しい事が2人を待ってんだから ルドルフに思う 私達にちょっかい出して得られたものはあるの? 一つの事例で全てを否定するのは愚かだと理解できない程妄執に憑かれているの? 私がオーガに言える事は 愛を抱き滅びてやり直して欲しいという事だけ 妻の姿を取る程の想いがあるなら |
アラノア(ガルヴァン・ヴァールンガルド)
申請 インカム人数分 基本作戦は掲示板通りに動く ルドルフ対応班 鱗破壊前 EP5の事はEP55で解決済 トランス 真正面から堂々と入りルドルフさんがいれば対応 鱗の情報があるまで抑える 相手の動き、特に回避行動時に癖があるか観察しそれに対応できるように準備 如何にも怪しい小瓶を手に持ち何かしようとしたら呪符の六道封印 -畜生道-を試し、相手のオーラ打消しと同時に小瓶を封じられないか試す インカムで鱗の情報が入り次第破壊に動く 観察で回避時に癖がある場合それを逆手に取り回避先に呪符を投げ鱗を破壊したい 破壊後 HTG 動きをよく見て呪符投げ攻撃 殺した妻の姿で神人を殺そうとする 精霊を救うと言いつつ貶めようとする この矛盾は一体… |
アンジェリカ・リリーホワイト(真神)
事前 インカムを用意 皆浪さんにアジトの場所や間取りを調べてもらい聞いておく 行動 潜入前にトランスしておきます ルドルフ対応班所属 ただし正面から侵入せず、窓などからルドルフに見つからぬ様にこっそり侵入します 廃屋内で弓で攻撃するのによさそう場所を何カ所か探しておきます 雪さまと一緒にルドルフの弱点探しです 「小さいからなかなか見つかりませんね…」 黄金の鱗を見つけた又は情報が入り次第、攻撃ポイントから弓で攻撃 雪さまのMPが尽きたらDIを使用します ルドルフの側にヴォルフさんが居た場合 弓で攻撃して無力化を図ります 「大人しくしてて下さいですよ!」 ヴォルフさん楓さんが離脱が無理そうなら、後ろに居てもらって守ります! |
〈序〉
底冷えする地下牢の石畳にへたり込み、石壁に力無くもたれる楓。
もはや焦点が覚束ない彼女の瞳に映るのは、豹変し鉄格子を破壊しそうな勢いで襲い掛かるヴォルフ……。
「フフ、楓ちゃん、言葉どころかもう涙も出ないみたいね」
この状況に不釣り合いな薄ら笑いを浮かべながら、ルドルフが楓を嘲る。
だが、その直後彼の顔から一瞬だけその笑みが消えた。
「その絶望に満たされた眼差し……あの時の『彼女』とは大違いだ。やはり、間違っていたのは『彼女』だ……」
ルドルフはそう独りごち、一人掛け用のソファに深く腰を沈め2人の様子を眺め始めた。
「さあ、観客よ来るがいい。私は逃げも隠れもしない」
〈1〉
ウィンクルムたちが廃屋の前に到着すると、そこには既に皆浪と調査員も駆けつけていた。
「楓さんの携帯電話からの発信電波でこの廃屋を突き止めたのですが、現時点では簡単な間取りしか把握出来ていません。とりあえず、A.R.O.A.本部保管の台帳から判明している間取りを確認して下さい」
ウィンクルムたちは調査員が提示したタブレットの画面を覗き込む。
「地上1階、地下2階建てですか……見た所、この地上階に人影らしきものは見当たりませんね。となると、楓さんとヴォルフさんの居場所は恐らく地下階のどちらかになりますか」
かのんがタブレットと廃屋を交互に見比べた。
その間シリウスは無言でタブレットを見つめ、表示された間取りをしっかりと記憶する。
「ニキータ、でなくルドルフだったか……奴が楓の逃走防止を考えているとすれば、中間階に当たる地下1階よりも最下階となる地下2階に監禁する気がするな。万一もあるから、俺たちは廃屋内を最下階まで順に探索しながら進んで、ルドルフに遭遇したら足止めする。その間にヴォルフと楓を頼む」
得物を手にそう告げる天藍に、ガルヴァン・ヴァールンガルドが声を掛けた。
「相手はデミ・ギルティだ、手勢は多いに越した事は無いだろう。俺たちも行く」
そこに、かのんとアンジェリカ・リリーホワイトが要請していたA.R.O.A.医療班も到着した。
皆浪は医療班に駆け寄り、アンジェリカとアラノアが予め申請していた人数分のインカムを抱えて戻ってくる。
インカムを配る皆浪に、かのんが礼を言いながら確認する。
「皆浪さん、お願いしていたルドルフさんの過去について、詳細はまだ分かりませんか?」
皆浪は調査員が首を横に振るのを見て、かのんに対し申し訳無さそうに頭を下げた。
「今、本部の者に至急調べて貰っている所で、もうじき調査結果が送られてくると思うのですが……分かり次第すぐにインカムに流しますね!」
だが、その傍らで眉間に皺を寄せているのがアンジェリカのパートナーである真神だ。
「敵の本拠が地下とは……。しかも、この間取り図を確認する限りでは、地下階の行き来は階段1箇所のみ。潜入するにも経路はこの1本しか無い。潜入出来たとしても、果たして身を隠せるだけの遮蔽物がどれだけあるか……」
プレストガンナーの真神は遠距離狙撃用の猟銃、神人のアンジェリカは弓と両者とも距離を取って攻撃するのに適した武装で、デミ・ギルティのルドルフや暴走しているヴォルフ相手に命中率を上げるにはどうしてもその身を隠す必要があるのだ。
「潜入なら俺たちがルドルフを引き付けている間に何とかなる、いや、何とかする。だから焦らずに最適のポイントを探してくれ」
天藍に続き、シルキア・スーのパートナーであるクラウスも口を開いた。
「俺たちも2人の救出を目的に動くが、危険が迫れば盾となるよう援護するつもりだ。安心してくれ」
「そうか、かたじけない。では、我らは可能な限り身を潜め射程を保って攻撃するようにしよう」
仲間たちの言葉に安堵すると、真神はアンジェリカと共にトランスに入り潜入の時に備えた。
正面からルドルフに挑むかのんと天藍、アラノアとガルヴァンはそれぞれトランスを済ませ、先頭の天藍が廃屋玄関の扉を南京錠ごと蹴り飛ばしたのを合図に突入を開始する。
リチェルカーレはオーガ・ダソーダを携え先行組から距離を置きシリウスと共に廃屋内に潜入、シルキアとクラウスもそれに続くと、アンジェリカと真神はトランス状態で武器を構えながら最後方に位置取り進んだ。
「楓さんとヴォルフさん、そして皆さん自身の『未来』を守れるよう、どうか無茶はしないで下さい……っ!」
皆浪の言葉を背に受けながら、5組のウィンクルムたちはルドルフに挑む。
〈2〉
地上の扉を蹴破る音は、最下階のルドルフの耳にも入った。
「フフ……ようやく観客が来たよ」
危機に瀕した楓の姿に恍惚の表情を浮かべるルドルフの耳に天藍の声が響いたのはそれから間もなくの事。
「ルドルフ・ゼールバッハだな?」
地下牢への階段を駆け下りた天藍は、ルドルフのあまりに泰然自若な様子に警戒心を抱き、それ以上距離を詰められずにいる。
ルドルフはデミ・ギルティとは思えない程優雅に微笑み、ソファに腰掛けたまま階段の方を振り向いた。
「如何にも。フフ、間に合って良かったよ。これからちょうどクライマックスなんだ」
ルドルフがその視線を牢に向け、それに促されるように先行組のウィンクルムたちも牢を見る。
その眼前で、暴れるヴォルフから楓を辛うじて守っていた鉄格子が激しい破壊音と共に外れ、そのまま彼女に覆い被さるようにして倒れた。
「楓っ、ヴォルフッ!!」
楓はヴォルフが押し倒した鉄格子の下敷きとなり、ヴォルフは倒れた楓に鉄格子の隙間から爪を突き刺そうとする。
天藍が2人の名を鬼気迫る声色で叫んだのをインカム越しに聞いた潜入組は、もはやルドルフに見つからないよう機を窺うという悠長な事を言っていられる場合ではなくなった事を察知、楓とヴォルフの元に全速で駆け寄りながらトランスに入った。
「邪魔をしないでおくれよ?」
ルドルフは2人の救出に向かうウィンクルムたちに攻撃を仕掛けようとソファから立ち上がった……かと思ったその直後には一気に距離を詰め、ヴォルフを無力化させようとするシリウスの懐に入り込み、構えた双剣から剣閃を走らせる。
シリウスは、悪意に満ちたルドルフの攻撃を咄嗟に躱しカウンターで返しながら距離を取るが、その頬に走った赤い筋からはポタポタと血の雫が石畳に落ちた。
一方、カウンターを食らうかと思われたルドルフはそれを回避し、息つく間もなく今度はシリウスの動きを潰そうと足を狙うが……
「それ以上好きにはさせん!」
吸血バラを宿したガルヴァンがルドルフとシリウスの間に入り、シリウスの足を狙った低めの攻撃をカウンターで返す。
「貴様は妻を手に掛けた『神人殺し』だそうだな?」
双剣を払いながらガルヴァンがルドルフに問い掛けた。
「……で? お前はどこまで知っている?」
黒いオーラを纏ったルドルフは、ガルヴァンのカウンターもものともせず流れるように旋回し彼の背後に回り込む。
「ガルヴァンさん、後ろ!」
というアラノアの警告は、無情にもルドルフの攻撃がガルヴァンの背中に入ってからだった。
「がはっ!」
ガルヴァンは背を裂かれよろめくが、そこですかさず潜入組で後衛にいたクラウスが適用範囲ギリギリまでガルヴァンに接近し回復の光を注ぐ。
「いけないな……お前の得意分野は後方支援の筈だろう?」
ルドルフの禍々しい眼光がクラウスに向けられる。
ルドルフの『黄金の鱗』の位置を割り出そうと観察していたかのんが神符の力で彼を足止めしようとするが、ルドルフはその圧倒的な素早さで神符の拘束を回避、クラウスに接近した。
「はっ、速い!」
「このディアボロ君が死ぬのを黙って見ていればお前は無傷で済んだというのに」
クラウスは全速力で後退しながら自身の周囲に光輪を発し、ルドルフの攻撃をカウンターで返す事でどうにか致命傷を避けるが、彼の首筋には切創が浮かんでいる。
その頃、真神とアンジェリカは階段の踊り場に潜み狙撃のチャンスを窺っていた。
地下には遮蔽物に適した物は無く、階段は丸見え、踊り場より下に降りれば確実に姿を晒す羽目になる為、2人はここに潜伏するより他無かったのだ。
「これでは鱗も探せませんね……」
悔しげに呟くアンジェリカを、真神は静かに励ます。
「我らには頼もしい仲間がおる。目先の成果より皆で大局を制する事が出来ればそれで良いのだ」
「ああ、惜しい。あと少し……そう、あとほんの少しでお前は死んでいたのに」
はね返された攻撃を黒いオーラに吸い込みながらルドルフが残念そうに囁いた。
「だが、この『あと少し』がお前と俺……いや俺たちとの決定的な差だ。ルドルフ、お前にも精霊だった頃の記憶がある筈だろう? それでもお前は、他者を殺す事に何の躊躇いも無いのか……?」
首筋を手の平で押さえながら言うクラウスの言葉を、ルドルフは鼻であしらう。
「フン、闇に堕ちた私にそのような事を訊くとは……愚問だな」
「その『愚問』にまんまと引っ掛かってるのはお前の方だぞ?」
クラウスがルドルフの気を引いている間に、背後に天藍が回り込んでいた。
天藍はかのんの調律剣によって高められた攻撃力と持ち前の素早さを以て双剣を振るい、ルドルフの胴に両サイドから逆袈裟に斬り込む。
クラウスの『愚問』は、天藍の存在を隠すにはうってつけだったのだ。
天藍はルドルフの顔や手、更には足とランダムに剣撃を入れ、その反応を冷静に見た。
彼の狙いはルドルフの『黄金の鱗』だが、その場所が判然としない以上は体の様々な部位に間髪を入れずに攻撃を加え、それに対する回避方法や反応で探るしかないと考えているのだ。
ただ、黒いオーラを纏い超絶的なスピードで動くルドルフは、天藍の攻撃を受け止めたりいなしたりする事はせず悉く躱す。
これでは鱗を守ろうとしているのか単なる回避なのか区別を付ける事は難しい。
付近ではアラノアも同様にルドルフの動きのクセを見つけようと観察していたが、やはり彼女にも鱗の位置に繋がる手掛かりは掴めない。
(この展開は覚悟していたが、奴に揺さぶりを掛ける為にも早く皆浪から情報が欲しいな……)
天藍はルドルフの剣撃をマントの効果で受け流しながら、ヒットアンドアウェイで剣を振るい牽制を続けた。
〈3〉
一方、鉄格子に押し潰された楓は完全に気絶しており、ヴォルフは全身の毛を逆立て雄叫びを上げながら牙を剥く。
「悪く思うな。今のお前には問答無用だ」
ガルヴァンによってルドルフから離脱する事に成功したシリウスは、一切の逡巡もなくヴォルフに突進すると、彼の背後を取り急所である頸椎に双剣の峰を目一杯叩き付けた。
「うぐっ!」
ヴォルフは短く呻くと糸の切れた操り人形のように頽れる。
シリウスがすかさず腕を回しヴォルフを抱え、鉄格子の上から引きずり下ろすと、すぐにクラウスがリチェルカーレやシルキアと共に鉄格子を撤去し楓を救出する。
「楓さん、しっかりしてっ!」
シルキアが必死で楓に声を掛ける横で、クラウスは回復術を施し、リチェルカーレは楓の体に触れ外傷の程度を確認した。
「あの重たい鉄格子の下敷きになったのに、触った感じだと明らかな骨折はしてないみたいです。クラウスさんの能力もあるし、重傷には至らなそう……」
リチェルカーレは持参した救急箱からガーゼや大きめの絆創膏を取り出し、楓の額の血を拭い応急処置を施す。
「だが、衰弱が激しいな。俺のインベル・ヴィテでも全快はさせられそうにない」
クラウスは、気絶したままシリウスに抱えられているヴォルフに目をやった。
「早いところ正気に戻って動いてもらわないとな……」
「その為にも、楓さんに目を覚ましてもらわなくちゃ……」
祈る様な面持ちで見守るリチェルカーレの手元で、楓の冷えた指先がピクリと動く。
その直後、彼女の瞼が微かに震えながら上がった。
「楓さんっ!」
楓はシルキアを見ると今にも消え入りそうな声で呼び掛けに応じる。
「あなたは……確か、タブロスの病院で……」
「そうよ、覚えててくれたのね」
「楓さん、お水ですよ」
リチェルカーレは楓の上体を支えながら口元に水の入ったペットボトルを持っていった。
「あ……ありがとう……」
楓は喉の奥にほんの少し水を流し込むと、戦場と化している地下牢を目の当たりにし唇を震わせる。
そんな彼女を温め安心させようと、リチェルカーレは持ち込んだコートを羽織らせた。
「お腹も空いてるでしょう? ゼリーも持ってきてますよ」
リチェルカーレの優しさに触れ、張り詰めていたものがぷつりと切れたかのように楓の目からぽろぽろと涙が零れ出す。
「ヴォルフさんが……私の、私の発明品のせいで……」
「キレると手に負えなくなるのは知っているが、恋人を見境無く襲うとは明らかに異常だ。何故彼があんな風に暴れていたのか、聞かせてくれないか?」
静かに問うクラウスに、楓はすすり泣きながら頷いた。
「ニキータ……いいえ、ルドルフは、私が開発した特殊粉末に何らかの方法で大量の瘴気を混ぜ込んだみたいなんです」
「特殊粉末?」
シルキアが首を傾げるのを見て、楓は続ける。
「はい……粉末自体はほぼ無害です。少しの間、多少の悪酔い状態になるだけ。神人には瘴気を浄化は出来ても自在に扱う事は出来ませんから……」
「成程、つまりヴォルフが暴走していたのは瘴気のせいという事か。ならば……」
クラウスは、ヴォルフを抱えるシリウスと視線を交わし、シリウスが小さく頷いたのを確認するとキュア・テラⅡを発動、周囲の空気を浄化させ、それによってヴォルフの中に入り込んだ瘴気をある程度取り除く。
そして、シルキアは楓の話をインカムで仲間たちに流した。
「ルドルフは瘴気を混ぜ込んだ粉末を所持してるみたい。双剣以外の物を手にした時は注意して!」
「楓さん、神人に浄化の力がある事を知っているのなら話は早いわ。あとは楓さんがヴォルフさんに触れれば完全に瘴気を取り払える筈。ただ、その前に1つだけ急いで確認させて欲しい事があるの……ルドルフの体の何処かに、黄金色に光る鱗のようなものを見かけた事はない?」
「鱗……黄金色……」
楓は数秒記憶の糸を手繰らせた後小さく『あっ』と口を開いた。
「ピアス……右の耳朶の裏に、変わったピアスをしているなと思った事が……どうして見えるように表に付けないのかなって不思議に感じていたので、よく覚えてます。指の爪くらいの大きさで、ゴールドの……」
「それだわ……ありがとう楓さん!」
『黄金の鱗』はピアスではないが、耳朶の裏に貼り付けられたように存在しているのなら、真相を知らない楓がピアスと誤認してもおかしくはない。
そこまで聞けば、リチェルカーレにはそれがルドルフの『黄金の鱗』だと判断出来た。
「みんな、ルドルフの『黄金の鱗』は右耳朶の裏よ!」
リチェルカーレからもたらされた情報に、ルドルフと対峙している天藍やガルヴァン、真神の眼光が鋭くなる。
「勝負の時は近いぞ、あんじぇ」
「……はい、雪さま!」
2人はそれぞれの得物を持つ手に力を込めた。
〈4〉
「……さっさと起きろ」
シリウスの低く唸るような声に、ヴォルフは首の後ろに手をやりながら起き上がる。
「いってぇー……クソッ、マジ何なんだよ、何が起こってんだよ……?」
鈍い痛みに目を細めながら辺りを見回すヴォルフの口調は、抜け切らない瘴気のせいか乱暴だ。
「お前、あのデミ・ギルティに一服盛られて暴れてたんだぞ。お前は適合する神人がいるにも関わらずまだ契約を果たしていないんだ、もっと警戒しろ」
(シリウス、いつもは無口なのに、あんな風にヴォルフさんにお説教するなんて……)
リチェルカーレは、普段のシリウスとは少し違う彼の言動にささやかな驚きを感じつつも、何故シリウスが厳しい言葉をヴォルフに投げかけるのかも手に取るように理解出来た。
神人も精霊も、適合する相手が見つかり契約を果たせばウィンクルムとして力を発揮する為オーガの脅威となる。
その脅威を滅したいオーガにとって、適合していながらも契約前で対抗手段を持たない神人と精霊は格好の標的なのだ。
ヴォルフが楓の事を神人である以前に一人の女性として大切に思っている事を知っているからこそ、シリウスはあえてヴォルフに苦言を呈したのであろう。
彼自身、常に死線をくぐる度に最愛の神人を失う怖さを想像し、警戒に警戒を重ねても拭えぬ不安のようなものと戦い続けているのかもしれない。
「はぁ? てめぇ何なんだよ、偉そうに……」
ヴォルフはシリウスを睨み上げ拳を突き上げようとするが、
「楓さん、お願い!」
とリチェルカーレに頼まれた楓がヴォルフによろよろと歩み寄り、その広い背中を包み込んだ。
「……お願いです、元のヴォルフさんに戻って下さい……っ」
ヴォルフの周囲に漂っていた不穏な空気が霧散する。
瘴気が完全に浄化されたのだろう。
「……あれ? ええと、ここは一体……って、か、楓さんっ!?」
正気に戻り吃驚するヴォルフに、シルキアがいつもより早口に切り出した。
「驚いてる場合じゃないのよ、ヴォルフさん! 今、ここは凄く危険な状態なの。楓さんも衰弱しててまともに歩けない。彼女をおんぶして脱出して!」
「あ、あなたは確かウィンクルムの……」
「ヴォルフ、それは後にしよう。ここは地下二階、地上階までは階段一本だから迷わず突っ切れる筈だ。外に出ればA.R.O.A.の医療班も待機している。お前は楓殿を連れて脱出……」
「させないよ」
クラウスの指示を遮り、天藍の牽制と回避の隙を縫うようにしてルドルフがヴォルフめがけ剣を1本投擲する……が。
「大人しくしてて下さいですよ!」
アンジェリカが真神と共に踊り場から階段を駆け下り、石畳より数段上から弓を引く。
剣を振りかぶったルドルフの頬を、アンジェリカの放った矢が掠った。
アンジェリカが射た矢によって僅かに気を削がれたルドルフの手元は微妙に狂い、剣はヴォルフの顔の横を通過し石壁に突き刺さる。
「ちっ……臆病者かと思って相手にしなかったが、私に弓を引く度胸があるとはね」
的を外したルドルフは、忌々しげにその元凶を流し見た。
「我の伴侶を甘く見てもらっては困る。汝の毒に耐え抜いたおなごぞ」
(先の報告で奴の弱点は分かっておる。あとは、その機を逃さぬようにするだけだ)
真神は静かなる怒りを内に秘めたまま猟銃の銃口をルドルフに向ける。
「今がチャンスだ、走れ……って、おいっ!」
クラウスがヴォルフに脱出のタイミングを示そうとしたその時、ヴォルフは既に三白眼状態で突撃態勢を取っていた。
瘴気は既に浄化されている筈、そう、つまりこれは瘴気のせいではなく……。
「クラウス、止めて! ヴォルフさんがキレてる!」
クラウスは、シルキアが言い切るか否かの段階で
「言わずもがな」
とヴォルフの胴に両腕を回し力づくで制止する。
「契約前でしかも丸腰のお前にどうにかなる相手ではない!」
「うるせぇっ! 俺の女にドスぶん投げやがって、あの野郎ぶっ殺す!」
クラウスを振り切ろうとするヴォルフだったが、不意に動きを止めた。
「お……落ち着いて下さい……」
楓がヴォルフのズボンの裾を握って声を震わせているのを目の当たりにしたからだ。
立ち上がる力すら残っていない楓が、気力だけで彼を止めようとしていたのだ。
最愛の彼女にここまでされて、それでも特攻しようとする程ヴォルフも愚かではない。
「楓さん……すみません、ちょっと頭に血が上って……」
『ちょっと』ではない――断じて客観的に『ちょっと』ではない――が、誰もがそこに触れている程呑気な状況でもない。
ヴォルフはその目つき鋭いままに楓を背負うと、
「行けるか?」
というシリウスの短い問いに自信を滲ませ答える。
「警察相手の鬼ごっこじゃ全戦全勝だったんだ、相手がデミ何ちゃらでも負ける気はしねぇ」
適度なキレ具合を維持した状態で、ヴォルフは楓をおぶったまま階段に向かって全力疾走を始めた。
「アンジェリカ殿、真神殿、頼んだ!」
「もちろんですっ!」
インカム越しに聞こえるクラウスの声に返事をすると、アンジェリカは弓を構えたままヴォルフの進路を守るように位置取り、真神はそんな彼女を守るよう銃をルドルフに向け牽制する。
「役者が途中で舞台を降りてはいけないよ?」
ルドルフがそう口走った直後、石壁に刺さっていた彼の剣が突如抜けてヴォルフたちの背後に迫った。
「シルキア、行くぞ!」
クラウスは自身と彼女に施していた光輪で弾き返そうと2人の盾になる。
「いつまで持つかねぇ?」
ルドルフは片方の剣でガルヴァンらを牽制しながら、今しがた抜けた剣でクラウスとシルキアに連続で斬り込んだ。
「おかしい……剣を遠隔操作なんて……ううん、これにはきっと裏がある筈」
ここまでルドルフの動きをじっと観察してきたアラノアは彼の剣を凝視する。
すると、柄の端にキラリと光る筋が一瞬垣間見えた。
(あれは、ピアノ線のようなもの? 確証はないけど、あれを切れば落ちるかも……!)
「ガルヴァンさんっ、飛んでる剣の柄辺りの空間を叩き斬って!」
アラノアの指示でガルヴァンはルドルフから一歩距離を取り、クラウスらとルドルフの間で斧を振り下ろす。
直後、ガシャンと金属音を立てながらルドルフの剣が石畳に落下、動かなくなった。
その間に、アンジェリカと真神に進路を、クラウスとシルキアに背後を守られていたヴォルフは無事に階段に辿り着き、
「皆さんへのご恩は忘れません!」
と言い残し階段を駆け上っていった。
「成程……お前が猪突猛進出来るのはブレーンがいるからか……」
忌々しげにガルヴァンを睨むルドルフの視線が、今度はアラノアに向けられる。
「アラノア、逃げろ!」
彼女の盾になろうにも間に合う距離ではないと判断したガルヴァンが叫ぶが、その前にいち早く反応した真神の猟銃が火を噴いた。
「我が守っているのは伴侶だけではない。それに、我の標的は汝ただ一人」
「チッ……面倒くさい観客だな、全く」
ルドルフは舌打ちをしながら真神を見つめる。
〈5〉
黄金の鱗の位置が判明したとはいえ、ウィンクルムたちは未だその破壊には至らない。
それだけの回避能力と防御力をルドルフが備えているという事なのだが、ウィンクルムたちの旗色も決して敗戦濃厚ではない。
ヴォルフと楓がこの場を離脱出来た事で全員がルドルフにターゲットを絞り攻撃に加われるようになったからだ。
そして、勝機を呼び込む可能性を秘めた『一石』が、ここでようやく投じられる。
「皆さん、ルドルフ・ゼールバッハとその神人ニキータ・ピアソンさんの過去が分かりました!」
ウィンクルムたちのインカムに皆浪から連絡が入ったのだ。
「2人は数年前までA.R.O.A.に登録していたウィンクルムで、双剣使いとして当初はかなりその実績も高かったようです」
「『当初は』って、どういう事ですか?」
かのんの問いに、皆浪が答える。
「実は、ニキータさんはルドルフの他にもう1人の精霊とも契約していたんです。その精霊とはルドルフと結婚した後に契約したのですが、それ以降ルドルフはミッションでの失敗が目立つようになり、そんな時にかなり危険な任務に赴き、その最中にニキータさんを亡くしています」
「だが、それだけではなぜ奴が神人殺しと呼ばれるのか解せん」
ルドルフの攻撃をカウンターで返しながらガルヴァンがそう言うと、皆浪はニキータ死亡時の状況について話し始めた。
「その任務は、Bスケールオーガの討伐でした。2人は奇跡的にオーガを撃破寸前まで追い詰めましたが、ルドルフもニキータさんも満身創痍で、ニキータさんは撤退を主張したそうです。しかし、失敗続きの汚名返上を願っていたルドルフは聞き入れずに最後の一撃を入れ、オーガを倒しました。その時、オーガが放った大量の瘴気を浴び、満身創痍で抵抗力の著しく低下していたルドルフは凶暴化し、ニキータさんを……」
そこまで聞いて、クラウスはようやく合点が行ったという面持ちで呟く。
「だから、『惨劇が再現される』と通報したのか……」
「生前の2人について他に情報はありましたか?」
神人死亡時の状況だけではルドルフに揺さぶりを掛けるには情報が乏しい。
かのんは更に深く掘り下げる為にも予め皆浪にルドルフやニキータの人となりについても調査を依頼していた。
「はい。夫婦仲は非常に良好だったそうです。ただ、ニキータさんが博愛的だったのに対し、ルドルフは卑屈で嫉妬深い所があったとか。そのせいか他の精霊たちからは敬遠されていたようです。精霊の友に恵まれず、心の拠り所が妻のニキータさんだけだったのかもしれませんね……」
そこまで聞いたものの、全員このままでは解決出来ない疑問を抱く。
何故、愛した妻と同じ『神人』を憎みながら妻の姿を摸しているのか。
何故、精霊を憐れみながらウィンクルムに攻撃してくるのか。
ルドルフの行動はどれも矛盾して噛み合っていないように感じられて仕方がない。
「卑屈で嫉妬深い奴程外野の言葉に敏感なものだ。まして、自分に関心を向けられれば尚更だろう。奴に真相を訊く価値はありそうだな。皆浪、助かった」
天藍は一度ルドルフの間合いから外れ、防御の姿勢を取りながら声を上げる。
「ルドルフ、お前が手に掛けたのはただの契約相手ではなく人生の伴侶だろう? 何故そんな相手を殺した? それ程の理由だったのか?」
天藍の体勢と言葉に、ルドルフもまた防御と回避の構えを見せながら答え始めた。
こうも簡単に乗ってくるとは、天藍の読みはどうやら当たりのようだ。
その間にリチェルカーレとシリウスは口づけを交わしらぶてぃめっとトランスに入る。
「私は瘴気によって一時的に暴走し、妻を殺した。あれは強力なオーガを相手取った時だった。あの時の私は確かにそうなってもおかしくない程の傷を負っていた。だが、これでも他のウィンクルムより私たちはかなり強かった。重傷を負っていても瘴気に対する抵抗力には自信があった……」
ルドルフはそこまで話すと切なげに目を細めた。
天藍が会話によってルドルフの気を引いている間に、ガルヴァンが移動し斧の間合いにルドルフを捉える。
ガルヴァンは呼吸を溜め一気にルドルフの右耳めがけ斧を横に薙いだ。
しかし……。
「……さては、楓ちゃんが喋ったのかな、私の『弱点』を」
ルドルフは剣を立ててガルヴァンの攻撃を受け止めると、ガルヴァンに粉末入りの小瓶の口を向けた。
「皆さん、離れて!」
かのんの警告に加え、アラノアが呪符から畜生道の扉を開きルドルフの行動を封じ稼いだ時間で他の仲間たちはすぐに距離を取った。
だが、呪符の効果もルドルフ程の相手には僅かな間しか効果を発せず、至近距離にいたガルヴァンは逃げ切れず瘴気にまみれた粉末にむせ返るが、彼は寸での所でデーモンズアイを発動させ自身の抵抗力を上げ凌ごうとする。
勿論、それだけではヴォルフを瞬時に殺戮兵器に仕立て上げた程の瘴気を防ぎきれなかったが、シルキアからディスペンサを施されたクラウスが絶妙なタイミングで浄化の術を発動させており、ガルヴァンが暴走する事は無かった。
「そのけったいな代物は今浄化した。それはもう使い物にならぬ」
淀み無く言い放つクラウスだったが、内心はひやりとしている。
(とはいえ半分はハッタリ……あれだけの瘴気、キュア・テラⅡだけで浄化しきれるものではない。だが、浄化された感触は周囲の空気から感じ取っている筈。ガルヴァン殿がその抵抗力で耐えたのと併せ、上手く騙されてくれまいか……)
「そうか、ならば試さなければねぇ?」
ルドルフは蓋が開いたままの小瓶を真神に向け投げつけた。
(くっ、駄目だったか……!)
「真神殿、避けるのだ!」
クラウスが叫ぶが真神は退かず、むしろルドルフが自分に注意を向けているこの瞬間に絶好の好機を見る。
「言うた筈だ、我の標的は汝一人と。我が神人に毒なんぞ仕込んだ報いを受けるが良いわ!」
真神は今こそその時とばかりに猟銃からルドルフの右耳朶に狙いすました一撃を放った。
ルドルフは首を傾げ紙一重でそれを躱す。
しかし、その瞬間ルドルフの注意は完全に真神とその弾丸に向けられていた。
(一瞬でもいい、俺が奴の動きを止めれば仲間に託せる!)
真神の覚悟はシリウスの足を瞬時にルドルフに向かわせる。
シリウスはルドルフの左側に回り込み、円舞と洗練されたステップで妨害に入ると、忍ばせておいた骨削で不意打ちを入れた。
対するルドルフは苦しい姿勢でシリウスの不意打ちを躱しながら剣撃を繰り出すが、双剣のうち片方はガルヴァンによって間合いの外に落下したままで今のルドルフは1本の剣で応戦しなければならず、その剣をシリウスに向ければ当然彼の右側の防御は甘くなる。
戦闘慣れしたシリウスが黄金の鱗のある方とは逆側に仕掛けたのはそれが理由だった。
(今なら躱されずに行ける筈です……!)
かのんの手から神符が投じられ、ルドルフの動きそのものを阻害する。
オーラのせいで威力十分とまではいかなかったが、それでも他の仲間たちの攻撃と相まって天藍が一気に間合いを詰め攻撃を加えるには十分だった。
天藍はシリウスの動きとタイミングを合わせるようフェイントを織り交ぜ至近距離からの攻撃を展開、かのんも天藍が鱗を狙いやすいようルドルフの背後で剣を振り上げ気を逸らす。
そして、遂に天藍はルドルフの右耳朶を得物の切っ先で突いた……。
〈6〉
鱗が砕け散る音と様子を目にし安堵するも、真神は食らった瘴気で内側から黒く染められていくかのような恐ろしい感覚にその身を震わせた。
だが、それはほんの一瞬で終わる。
「雪さまっ!」
アンジェリカが彼の体に触れきつく抱きしめた事によって瘴気が祓われたのだ。
「あんじぇ……助かった」
「どうしてこんな無茶を……」
涙ぐむアンジェリカに真神が微笑む。
「汝ならば、すぐにこうしてくれるものと思っておったのだ。やはり汝は、我の唯一無二の伴侶だな」
真神の行動の裏には、神人に対する信頼と強い絆があったのだ。
一方、その信頼と絆を最後の最後に捨てた者には、刻々と終焉の時が近付く。
「……やってくれるじゃないか」
血の滴る右耳を押さえながら、ルドルフが呻き混じりにそう吐き捨てた。
黄金の鱗が破壊され、ルドルフはとうとう黒いオーラを失い剥き身となったのだ。
「ここから先は総力戦で行く」
シリウスの声をインカム越しに聞いたかのんと天藍はすぐにらぶてぃめっとトランスを、アラノアとガルヴァンはハイトランス・ジェミニを行い攻撃態勢に入る。
リチェルカーレは後衛の真神とアンジェリカへの攻撃を迎撃出来るポジションに位置取り、拘束用の神符を手にしながらルドルフに声を掛け気を引き始めた。
「『神人は精霊を苦しめるだけ』……前にそう言っていたわね? あなたの神人は、あなたを苦しめただけだったの? ニキータさんの名を騙り、そんな風に姿まで真似ているのは、本当は彼女を大事に思ってて、忘れたくないからじゃないの……?」
「大事だったよ……誰よりも誰よりも! だから他の精霊とも契約するなんて、私には堪え難かったのだよ!」
ルドルフは直近にいた天藍に剣を振りかざし連続攻撃を入れながら叫ぶように続ける。
「私には無い能力と武装で実績を上げていく精霊、そして彼を信頼するニキータ……夫は私だ! ここまで共に死線をくぐり抜けてきたのはこの私だ! なのに何故私だけを見てくれない!? 何故あの精霊にも同じ様に力を分け与える!? 彼女は私だけのものだった筈なのにっ!!」
「神人を憎みながらその姿を模倣する……成程、それこそお前が彼女に囚われているいい証拠だったという事か」
「お前に何が分かるっ!!」
シリウスの痛烈な言葉で、ルドルフは激昂し完全に冷静さを失う。
「俺には分かる。俺も一度は神人を手に掛けた身だ」
ガルヴァンがそう言いながら天藍の助太刀に入った。
「ならばその女は2人目の神人か? ハッ、自ら神人に縛られる人生を選ぶとは、お前もとんだ物好きだね!」
ルドルフはガルヴァンの得物に高速で何度も剣を当てる。
「実際に俺が殺したのはオーガだ。だがその時彼女の精神はオーガと入れ替わっていた。だから、俺の神人は今こうして生きてはいるが、あの時ばかりは彼女を殺したと同義。初めてのトランスで、互いにまだ未熟な頃の話だ」
「それじゃあ私の深淵は見えないだろう? 殺した殺した言いながら生きてるんじゃ、ねぇ?」
「……成程、今の貴様には何を言っても無駄か。ならば俺も覚悟を決める」
ガルヴァンは左右異色の翼を広げ身体能力を上げると、ルドルフの急所目がけ狙いすました一撃を加え始めた。
それを援護するように、真神はアンジェリカの気力を全て引き受けた後、リチェルカーレの動きと連携するようにして遠距離連射と急所狙撃を織り交ぜながらその気力の限り引き金を引き続け、アラノアも呪符を投げつけ攻撃する。
更にリチェルカーレとかのんの神符が効力を発揮し、動きを鈍らせ回避能力の低下したルドルフにシリウスが高速突進してその防御を崩し、次々と急所を突いた。
それでもルドルフは攻撃の手を止めない。
何かを求めるようにウィンクルムたちに襲い掛かる。
「ルドルフ、今まで私たちにちょっかいを出してきて、そして今もこうして戦いを仕掛けて、あなたに得るものはあるの? もう一人の精霊が現れた事だけでニキータさんとの絆や彼女の愛情まで否定するのは愚かだと、どうして分からないの? それとも、それが理解出来ない程妄執に憑かれているの?」
シルキアの声はどこか悲痛な叫びにも聞こえた。
デミ・ギルティに堕ちたルドルフに残された唯一の救済の道は、魂の輪廻を期待出来るだけの愛情を抱きながら滅びる事だけ。
これまでの戦いの数々からそれを痛い程心得ている彼女だからこそ、滅びる前に何とか愛情を取り戻させてやりたいのだろう。
だが、ルドルフは止まらない……いや、止まれないと言った方が正しいかもしれない。
苦痛、怨恨、憤怒、後悔、そして皆が今自分を知ろうとしている事への充足感……さまざまな感情を混ぜ合わせたような表情で彼は剣を振るっている。
そして、それが天藍には酷く痛々しく見えてならなかった。
「ルドルフ、もう終わりにしよう……っ!」
真神の銃弾を浴び傷付きながらガルヴァンの猛攻を凌ぐだけで精一杯のルドルフに、天藍は一気に急接近し、その喉元に剣を突き刺す。
「ぐふっ!」
ルドルフは苦悶の形相を浮かべ仰向けに倒れた……。
〈7〉
ルドルフの魂は滅びへの階段を上っていく。
その目尻を一筋の涙が伝うと、彼は必死で何かを残そうとウィンクルムたちを順番に見つめ、口を開いた。
「私が瘴気に呑まれたのは、もう一人の精霊への嫉妬心と妻への疑念を長らく抱えていたからだ……」
ルドルフの言葉に、以前夢の中とはいえ似たような心境を味わった天藍は無言のまま複雑な表情を浮かべる。
「今でも鮮明に憶えている……私が剣を突き立てた時の妻の顔を。あれは生きる希望を失っていない者の顔だった……おまけに、もう一人の精霊の名まで口にした。それを見た時、私の中で何かが壊れた……死した彼女を見て、私は後悔どころか安堵した。『これで妻は私だけのものだ』と……。もう一人の精霊は、契約を解消した後神人ではない妻を娶り、田舎で新しい生活を始めた。今では子もいるらしい……幸せを絵に描いたような生活だろう? あのまま契約に縛られウィンクルムとして生きていたら、一生手に入らなかった人生さ」
「だから、『神人は精霊を不幸にする』と……?」
リチェルカーレの問いにルドルフは寂しげに口端を上げた。
「ならば、何故精霊であるヴォルフを陥れた? 貴様の狙いは楓のみで事足りた筈だろう?」
「見たかったのだよ……確かめたかったのだよ……精霊に殺される時、神人はどんな顔をするものかをね。楓ちゃんは絶望的な眼差しをしていた。相手を愛しているなら、あれが本当の姿だろう……? 私は間違ってはいなかった……もう、あの時の妻は私を愛してなど……」
「それは違うと思います」
ルドルフの言葉を遮るかのんに、彼は縋るような目を向ける。
「何故だ? 私の何が間違っているのだ?」
「神人には瘴気を浄化する力があります。けれど、負傷した体では浄化する前にあなたに殺されてしまうと思って、彼女はもう一人の精霊の助けを待っていたんだと思います……。あなたへの愛情が何よりも強かったから、あなたと歩む未来を失いたくなかったから、最後の最後まであなたを元に戻す事を諦めていなかった……だからそのような表情を浮かべていたのでしょう。そうでなければ、もう一人の精霊なんか待たずに早々に逃げ出していた筈です……何となく分かるんです、私も複数の精霊と契約していますから。私が同じ状況になったら、ニキータさんと同じ行動を取ると思います」
「まさか……そんな事が……」
一筋だけの涙は、堰を切ったように溢れ出した。
「奥さんの姿を取る程の想いがあるなら、どうか彼女と育んだ愛情を思い出して」
シルキアがその一言を発した直後、ルドルフはとうとう物言わぬ姿となり、その魂は消滅した。
彼女の言葉に頷くかのように瞼を閉じたきり……。
「矛盾ばかりのように思えた行動の数々も、彼の中では一貫していたんだね……」
アラノアの呟きを聞きながら、ガルヴァンはルドルフの亡骸を見下ろす。
(神人に死の恐怖と痛みを与え殺した事実と罪は消えない……俺も、貴様も。だから俺は……)
「俺は守る。守り通す」
「ガルヴァンさん、何か言った?」
「……いや」
(俺に殺されたというのに好きになってくれたアラノアを……)
〈終〉
精魂果てた様子で地上に上がってきたウィンクルムたちに、皆浪とヴォルフが駆け寄ってきた。
「あああっ! 皆さんご無事で本当に良かったぁっ!」
「これが『ご無事』と言えると思うか? クラウスがいなかったら俺は今頃あの世行きだ」
ガルヴァンは苛立ちながら背中を袈裟斬りにされた上着を号泣する皆浪に見せつける。
「いやもう、今回は本当にダメかと思ってたので、幽霊見てる気分でテンション上げ上げで!」
「……アラノア、俺は今猛烈にキレたい衝動に襲われている気がするのだが、気のせいか?」
肩を震わせるガルヴァンをアラノアが必死でなだめる。
「あれが皆浪さんなりの労い方なんだろから、ここは抑えて……!」
「助けてくれてありがとうございました……俺、皆さんのおかげで一歩前進です」
そう言ってウィンクルムたちに差し出されたヴォルフの手の紋章は青から赤に変わっていた。
「ヴォルフ、お前それ……!」
「フフッ、意外にも楓さんの方から契約を迫ったんですよー!」
驚く天藍に皆浪は医療班の救護車に目をやりながら説明する。
「ヴォルフさんは、楓さんが抱える心の古傷が癒えるまで契約を待つつもりでいたんです。でも、すぐにキレちゃうヴォルフさんが余程心配になってしまったようで、『剥き出しのナイフには鞘が必要です』って言って契約を……契約を……キャーッ! すみませんね、美味しいとこ独り占めしちゃって!」
「アラノア、これのどこが『労い』なんだ……!?」
「お、抑えて!」
ガルヴァンの怒りとアラノアの苦労をよそに、皆浪は続けた。
「それでね皆さん、ヴォルフさんたちのインスパイアスペル、何だと思います?」
「いやっ、待って下さい! それはちょっと……っ!」
顔を真っ赤にして狼狽するヴォルフなど完全無視で、皆浪は甲高い声で叫ぶ。
「『キレてないですよ』ですってーっ! キャーッ、可愛過ぎっ! 面白過ぎっ!」
泣いているのか笑っているのか、もはや皆浪は崩壊していた。
それだけ此度の激戦でウィンクルムたちを案じ、楓とヴォルフを案じ、その心労から解放された反動が大きいのだろう。
苦笑を浮かべながらその様子を見つめる彼らに、新たなウィンクルム誕生への貢献とデミ・ギルティ撃破の功績を評価され普段より増額された報酬が支払われたのは、それから数日後の事である……。
依頼結果:成功
MVP:
名前:リチェルカーレ 呼び名:リチェ |
名前:シリウス 呼び名:シリウス |
名前:かのん 呼び名:かのん |
名前:天藍 呼び名:天藍 |
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 北織 翼 |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | 戦闘 |
エピソードタイプ | EX |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 難しい |
参加費 | 1,500ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 多い |
リリース日 | 11月26日 |
出発日 | 12月03日 00:00 |
予定納品日 | 12月13日 |
参加者
- リチェルカーレ(シリウス)
- かのん(天藍)
- シルキア・スー(クラウス)
- アラノア(ガルヴァン・ヴァールンガルド)
- アンジェリカ・リリーホワイト(真神)
会議室
-
2017/12/02-23:58
-
2017/12/02-23:31
お役に立ったなら良かったです!
楓さんとヴォルフさんに離脱、もしくは後ろで身を守ってもらうよう依頼はシリウスの方で書き込めました良かった…。
ただ、声かえの方があまりできなさそうです。
一応、貴方(ルドルフさん)は「神人は精霊を苦しめるだけの存在」と言ったけれど、貴方の神人は苦しみしか与えてくれなかったの?:リチェ
神人を憎む言葉を口にしながら神人を模倣する。お前が一番神人に囚われているんじゃないのか:シリウス
とだけねじ込みました。シリウスはまた、怒らせるようなことばかり(ため息)。
単純に、神人を憎んでいるだけではないと思うんです。名前や姿を真似ているということは、大事だから、忘れたくないからという気持ちがあるんじゃないかしら。
ヴォルフさんにもしっかりして、と言いたかったんですけれど、文字数が。
-
2017/12/02-23:14
おぉ、そうなのか?<心と鱗どっちかだけ
なら少し変えるか…返答感謝する。 -
2017/12/02-23:13
>リチェルカーレさん
[27][28]利用させて頂きます!
ありがとうございます。
モジスウが強すぎる… -
2017/12/02-23:12
>リチェルカーレさん
まとめ、ありがとうございました
え、と、1つだけ
今回のルドルフが有しているのは「黄金の鱗」だけかと
ガイド見る限り、黄金の鱗か心の器のどちらかをもっているそうなので両方持ってるは無いのではと
錠前に間に関してもご意見ありがとうございました
そのまま壊す方向で行こうかと思います -
2017/12/02-23:08
私が今まで戦ったデミギルティの場合は黄金の鱗だけでしたね…
ルドルフさんも鱗だけならいいんですが… -
2017/12/02-22:50
とりあえず、プラン提出済みである。
楓やう゛ぉるふが離脱出来ぬ様であれば、あんじぇが守ると言うて(書いて)おったぞ。
それと、一応『心の器』とやらが近くにあるかもしれん故、探してみるかの。
確か、其れを壊さんと完全に消滅せんのだろう? -
2017/12/02-22:35
何度もごめんなさい、「施錠について」。
天藍さんたちは見つかっても大丈夫な訳ですし、良いのではないでしょうか?
精霊さんなら壊せそうな気がします。
シリウスも楓さんが牢にいたら「鍵は壊す」と言って(書いて)います。 -
2017/12/02-22:32
…ざくっと、こんな感じでしょうか?
トランスのタイミングは任意かしら?わたしたちは一応、ヴォルフさん発見時と思っています。
ルドルフさんの方に合流する時にはLTする予定です。
わたしは神符での拘束付与しながら後衛の真神さんやアンジェリカさんの盾、シリウスは他の皆さんと連携しながら攻撃。
楓さんたちは、離脱が無理なら後衛よりも後ろにいてもらえばいいでしょうか? -
2017/12/02-22:29
(続けます)
>ルドルフさん対応
・ルドルフさんと接触すれば、器情報が判明するまでは抑え
・過去情報念頭に声掛け、ゆさぶりをして時間稼ぎ
>楓さん対応
・発見次第、手当て(リチェ・クラウス?)
・器情報聞き出し(リチェ)、謎の薬情報聞き出し(シルキア)→わかればインカムで皆に連絡
・ヴォルフさん浄化依頼
>ヴォルフさん対応
・見つけ次第気絶させ、無力化
・正気に戻れば、可能なら楓さんとその場を離脱。無理なら楓さんの護衛を依頼
>戦闘
・情報入り次第、黄金の器破壊を狙う
・楓さん救出チームもできるだけ早く合流、戦闘に参加 -
2017/12/02-22:22
一応、まとめてみますね。
>事前
・皆浪さんからルドルフさんの過去について情報収集
・廃屋の場所、あれば間取り図面(オーガ・ダソーダの偵察も併用し楓さん、ヴォルフさん、ルドルフさんの位置取りわかれば周知)
・廃屋近くに医療班の手配
・準備物はインカム人数分、リチェは楓さん手当用救急セット
>潜入
・かのんペア、アラノアペアが先行、正面から→ルドルフ対応
・アンジェリカペアはルドルフ担当、けれど狙撃狙いなので見つからないよう
・シルキアペア、リチェペアは時間差つけてこっそり潜入→楓さん、ヴォルフさん対応 -
2017/12/02-22:21
ええとそれなら私達は最初からルドルフ対応に行った方が良さそうですね。
過去にどんなことがあれば妻を殺し神人を憎むようになるのか、明らかになればいいんですが…。 -
2017/12/02-22:12
>謎の粉末
やっぱりPL情報だよな、あれ
シルキア達が情報得るまでの間、使われないと良いんだが
最初の内は攻撃も効かないから、なるべく距離を取っておくのが賢明ってところか
>行動予定
こちらは[14]の頃から変わらず
正直、情報収集の依頼とルドルフの足止めと揺さぶり目的の問い掛けで一杯になっている(苦笑)
侵入時、こちらは見つかって構わない前提で「扉壊す勢いで派手に音を立て侵入」としている
南京錠レベルとはいえ、施錠はされているみたいだが、解錠に関して言及した方が良いと思うか?
解錠に使えそうなスキルも無いんだけどな
>ヴォルフ
デミ・オーガなら本人の意思に任せるが
流石にデミ・ギルティ相手に丸腰で向かうってのはなぁ……
>まとめ
「会議終了前に全体の作戦や動きをまとめた掲示物をバンッ! と張って……」これ、どのタイミングで誰が書く?
-
2017/12/02-21:36
取り合えず、現時点の我らの行動はこのような予定になっておる。
>真神
るどるふ対応チームだが、黄金の鱗を探る為正面から入らず隠れながら潜入。
黄金の鱗の場所が分かった、又は楓救出班から情報が来た場合、スナイピングで狙撃を試みる。
るどるふが攻撃以外で不審な行動をしようとしてる(懐から何か出すとかの行動)気配を察知したら、やはりスナイピングで攻撃
>あんじぇ
ルドルフ対応班だが、真神と一緒に正面から入らず隠れて潜入。
真神のMPが尽きた場合、ディスペランサでMP供給。
う゛ぉるふが、ふどるふの側にいた場合、弓で攻撃してみる
……とりあえずこんなもんかのぅ -
2017/12/02-20:49
粉末について、シルキアさんたちが対応してくださるなら安心ですね。
お願いしてもいいですか?
真神さんも配置についてご意見ありがとうございます。
では、楓さんの方に行かせていただきます、ね。
隠れるかどうかは、そうですね。
器の場所がわかった時、狙撃のような形で狙えると壊せる可能性が上がるかしらと思ったり…。 -
2017/12/02-20:29
>謎の粉末
これの情報はPL情報だと思っています。
キュアテラⅡを使うには楓さんかルドルフから情報得る必要があると思っています。
私の方で楓さんから聞き出すつもりでいます。 -
2017/12/02-20:16
>配置
個人的な意見であれば、暴走した前衛型のヴォルフの戦闘能力が未知数な為、後衛職のクラウスと神人のシルキアだけでは不安がある、と思う。
リチェルカーレは楓とヴォルフ救出班で良かろうと思う。
それでは我と弓持たせたあんじぇはルドルフの対応しよう。
隠れてるかどうかは、もう少し考えさせてくれ。出来れば意見が欲しい所だの。 -
2017/12/02-19:57
連投失礼します、ね。
>謎の粉末
これの対応が決まっていませんでした…。
クラウスさんのキュア・テラが効けば良いのですけど。
ええと、この薬があること、本当はわたしたちは知らない(PL情報)なんでしょうか?
もし多少なりとわかっているなら、それこそアロアや下川博士に対処方法がないか聞けないかしらと思ったのですが…解毒剤、とか。 -
2017/12/02-19:54
現時点では、わたしたちは次の様に予定しています。
>リチェ
救急セット(包帯や傷薬、水、ゼリー系の栄養補助食品)用意
体温保護のためのブランケット用意
事前にオーガ・ダソーダでアジト偵察、情報は皆で共有
・こっそり班
ルドルフチームが入った後、少し時間を置いて侵入
ルドルフさんに見つからないよう、楓さんの元へ
楓さん発見時は手当て、体力回復につとめる
黄金の器情報の聞き出し。わかればインカムで仲間に周知。
ヴォルフさんは気絶させ、近くにいれば手当て
>シリウス
アジト間取り等、事前にわかっていれば記憶
楓の場所がわかっていれば、ルドルフに気づかれないよう急行
ヴォルフと遭遇したら抑え、無力化
楓さんとヴォルフさん保護したら、わたしたちもルドルフさん戦闘チームに合流します。
…おふたりは可能なら建物の外へ逃げてもらう、無理なら後衛より下がった位置でヴォルフさんに楓さんを守ってもらう。
こんな感じで良いでしょうか? -
2017/12/02-19:39
出発まであと少しですね。がんばりましょう。
>配置
アラノアさん、真神さんありがとうございます。
個人的な意見ですけれど、ルドルフさん側の方に人数を振った方がよい気がします。
黄金の器の場所が分かるまでは苦戦するでしょうし…。
幸いというか、真神さんは遠距離から攻撃ができますし、できればルドルフさん方に言って頂けると安心な気がします。
というか、クラウスさんがライフビジョップさんですし、わたしが楓さん側にいく必要もないのでしょうか…?
とりあえず、行く予定で計画しています。うつった方が良ければ教えてください。
>ヴォルフさん
そうですね、怒ったヴォルフさんにはびっくりしました(くすくす笑い)。だけど、楓さんがいたらしっかり守ってくれるのではないかしら?
殴ってほしいは…どうでしょう。わたしは、近づいてほしくは、ないかなあ…。 -
2017/12/02-18:07
すまん、りろーどせんかった。
>配置
んで、我とあんじぇなのだが…もしくは我だけ、こっそり潜入して遠距離よりるどるふを観察する役を担いたい。
楓からの黄金の鱗の情報が得られなかった場合の保険だな。
あんじぇに関しては、ふらいぱん持たせてう゛ぉるふをぶん殴るか
コンフェイトドライブ+弓を持たせて遠距離から弓ぶっ放すくらしか使えんのが悩みだの -
2017/12/02-17:44
とりあえず、現状決まってると思われる事をまとめておく。
間違いなどあったら、指摘してくれ。
>事前
皆浪に以下の事を調べるまたは手配の依頼をする
・ルドルフが過去に起こした神人殺しの内容と理由
・ルドルフとニキータの性格と関係
・周囲から見た2人に対する感想
・廃屋の場所、あれば間取り図面
・廃屋近くに医療班の手配
>潜入
こっそり潜入班と正面から派手に侵入する班とで別れる。希望は以下の通り
こっそり:リチェルカーレ・シリウスペア、シルキア・くらうすペア
正面:かのん・天藍ペア
未定:あんじぇ・真神ペア、あらのあ・かるう゛ぁんペア
>う゛ぉるふ
トランス出来るかどうかもわからない為、楓を連れて逃げることを優先してもらう
>るどるふ
出来る限り撃破方向 -
2017/12/02-17:36
書くの遅れてすみません。
ご一緒する方よろしくお願いしますね。
配置をまとめるとこんな感じでしょうか?(間違ってたらすみません)
【こっそり組】
楓保護
・リチェルカーレ
・シルキア&クラウス
・真神&アンジェリカ(?)
【こっそり&正面共通】
暴走ヴォルフ対処
・シリウス
・シルキア&クラウス(兼ね合い?)
【正面組】
ルドルフ対応
・かのん&天藍
正面組はこっそり組からの連絡(鱗の位置情報)があるまで耐える感じでしょうか。
戦闘場所の階層が別れる場合、インカムあった方が便利ですよね。
言い忘れていましたが、私達は正面から堂々と入ろうかなと思っております。
正面から入った時にヴォルフさんがいればヴォルフさん対処、ルドルフさんがいればルドルフさん対応&討伐。
優先順位はヴォルフ>ルドルフな感じで、精霊曰くヴォルフをとっとと気絶させてルドルフの方へ行くぞ、との事です。
楓さん救出は他の方に任せます。
…個人的に、ヴォルフさんには一発でもいいのでルドルフさんをぶん殴ってもらいたい気持ちもあります。(楓さんへの仕打ちとか過去への意趣返しも兼ねて)
それに大切な人を傷付けられたらブチギレるタイプっぽいので、その方がヴォルフさんの気も晴れるかなと…(勿論無理は禁物の方向で) -
2017/12/02-10:42
今日が開けたら出発だよな
最終的に全体の流れをこの場所にまとめた方が良さそうなんで、今の所の俺とかのんの行動予定あげておくな
話が進んで齟齬が出てきたとこは、後で調整するから現時点ではってことで
>事前
皆浪に依頼、届いた情報は侵入前に共有
・ルドルフが過去に起こした神人殺しの内容と理由
・ルドルフとニキータの性格と関係
・周囲から見た2人に対する感想
・廃屋の場所、あれば間取り図面
・廃屋近くに医療班の手配
>侵入
ルドルフの引き付けに正面から派手な音立てて
ルドルフと対峙するまでは、地上から順に大雑把に建物内捜索しながら移動
>配置
・ヴォルフ達の救出まで、ルドルフの足止め
・黒いオーラがある内は攻撃が効かないから、鱗の場所を探すの兼ねて回避優先の牽制
・こっそり班と合流、鱗破壊後、ルドルフ討伐に切り替えて戦闘
事前に得た情報から、ルドルフに対して、
・妻である神人を何故殺したか?
・殺したニキータの姿になっていたのは何故か
あたりを問いかけてみようかと思っている
ルドルフ討伐を前提で、火力あげに黄金の鱗破壊後らぶてぃめっとトランス使うつもりでいる
時間制限がある分、悩ましいんだけどな
>謎の粉末
あれはどうしたものかな
武器以外の物を手にしているときは、距離を取る位しか思いつかないんだが
戦闘中に出されて、俺達がかけられるのは避けたい気がする -
2017/12/01-22:53
ご意見ありがとうございます。
>ヴォルフさん
個人的には彼のポテンシャルには興味があるんですが、優先は二人の救出ですから無茶させられませんね。
前のデートで、キレると周りが見えなくなる所もあるようなので、飛び出していかない様に注意とか必要かもしれないなとは思いました。 -
2017/12/01-21:43
シルキアさん、クラウスさん、こんばんは。
来てくださって嬉しいです、これで人数が揃いましたね。
潜入:それでは、わたしたちは楓さんの方に行かせてもらうと良いでしょうか?
その場合、わたしは楓さんに、シリウスはヴォルフさんの抑えにいく形ですね。
はい、まず気絶なりなんなりしてもらってから楓さんに浄化をお願いしたいです。
ヴォルフさん:それでなくてもお二人とも体力が落ちていそうですし、戦闘参加は危険なのではないでしょうか。
シルキアさんや天藍さんの言うように、可能なら避難、無理なら楓さんの護衛をお願いしたいです。
トランス…できればしてもらった方が安全な気もしますが、いきなりできるものなのでしょうか…? -
2017/12/01-21:23
>ヴォルフ
契約して、インスパイアスペル決めて、それからトランス……を、ここで慌ててしなくて良いと思う
戦線に加えるにしても、武器も防具もない奴前に出したら一番先に狙われるだろ
当人がやる気だったとしても、押しとどめたいな
逃げれそうなら、楓と先に避難
無理なら楓を庇いつつ離れたところにいて貰う、で良いんじゃないか -
2017/12/01-18:26
シルキアとLBのクラウスです。
遅くの参加ですいません、どうぞよろしくお願いします。
>潜入
ルドルフ対応と楓さん達対応に別れるのがスムーズそうというのは同意です。
その場合、私達は楓さん達の方に向いたいです。
>ヴォルフさんと小瓶の粉末対処に
l10(毒・麻痺・瘴気の解毒、浄化)を使って浄化できないかと考えています。
ヴォルフさんの完全な浄化はリチェルカーレさんの言う様に楓さんに触れて貰えれば完璧かな。
>ヴォルフさん
彼が正気に戻ったら、戦力として動いて貰いますか?
その場合、この場でウィンクルム契約し、トランスしてもらう必要があるな、と。
私は、初戦でデミ・ギルティ戦はキツ過ぎる気がするので、ヴォルフさんには楓さんおぶってもらって逃げる事だけ考えて欲しい気がします。 -
2017/12/01-06:56
フルメンバー揃いましたね、改めてよろしくお願いします
連投ですみませんが、発言から少し時間をおいて思ったのですが
>潜入
引きつけ担当とこっそり担当に分けるのなら、
・引き付け=ルドルフ対応
・こっそり=楓さんとヴォルフさん対応
の方がスムーズなのかもと
下でヴォルフさんを押さえに~と話しましたが、天藍と2人でルドルフに向かった方が良いのかもと思っています -
2017/11/30-23:34
>潜入
廃屋の間取りや、窓と扉の位置や数が解らないところが悩ましいですよね
引きつけ担当とこっそり担当に分ける事を優先して、無理だった場合は強行突入な感じでしょうか
オーガ・ナノーカは各階の様子を探るのにも役立ちそうです
>配置
天藍はルドルフに、私はまずヴォルフさんを押さえにいきましょうか
うまくいけば動きを拘束できる神符があるので、それを使ってみようかと
瘴気払うのは神人ならできましたよね、確か
楓さんに行って貰うのは良いと思うのですが、楓さんが衰弱しているかもしれないことを考えると、ヴォルフさんには1度確実に気絶してもらった方が安全でしょうか
>事前
皆浪さんに情報提供お願いするときに、この廃屋の近くに救急車か医療班待機しておいて貰うと良いかもと思っています -
2017/11/30-23:14
連投失礼します。
>潜入方法
真神さんが言うように、引きつけ担当とこっそり担当に分けるのも良いかもですね。あとはオーガ・ナノーカのカメラ機能で中の様子を探るとか…?
-
2017/11/30-23:07
アンジェリカさん、真神さん、お久しぶりです。
来てくださって嬉しい、よろしくお願いしますね。
>楓さん
はい、それでは、わたしは楓さんの方に向かいますね。
先にあげたものと…他に何かいるかしら。といっても、あんまり持ち込めないだろうし…上着というか、体を温めるものも用意しておこうかな。
手当てをして、黄金の鱗のこと聞いてみます。
>ルドルフさん
「神人殺し」という言葉だけでは、事件の経過がわかりませんものね。今までの彼女…いえ、彼の言葉を思い出すと「神人は精霊を苦しめる存在」と言われたことをよく覚えています。何が、あったのかしら。
天藍さんのいうように、ゆさぶりをかけるなら過去の事件についてのことだと思います。
>配置
わたしは楓さんの元に。シリウスはルドルフさんの抑えにと思っています。ヴォルフさんも沈静化しなくては駄目ですよね。
気絶させるなりして、わたしたち神人か…一番いいのは楓さんが触れたら、早く浄化できないでしょうか。瘴気の浄化って、何回かしたことありますし。 -
2017/11/29-23:46
プレストガンナーの真神と、神人のあんじぇだ。
捕まっているうぃんくるむとは面識はないが…にきーた…ではなくるどるふか?には少々思う事がるのでな。
レベルが低く、戦闘ではあまり役に立たんかもしれぬがよろしく頼む。
>事前
調べられることはなるべく調べておきたいの。
>廃屋への潜入
るどるふからの妨害はあって当然とすると…密かに潜入する班と正面から派手に音を立てて潜入する班があると良いと思うが…
>楓の回復
数日飲まず食わずでおるならば、相当弱っておるはず。
あまり咀嚼せずに食べれるものをまず与えるのが良かろう
>るどるふ
出来る事なら我も決着をつけたいの -
2017/11/29-23:22
>楓
現状のメンバーなら、医学スキル使えた方が安心だな
保護した後に話ができそうなら、楓からルドルフの情報聞けると良いな
リチェルカーレが楓の所に向かうなら、俺とかのんは、ヴォルフと楓に対してルドルフの攻撃が向かわないよう、ルドルフに張り付こうか
黄金の鱗の場所が解らない間はこちらの攻撃はとおらないだろうから、回避優先で合間に牽制する位しかなさそうだが
>事前
皆浪に頼むとしたら、
・ルドルフが過去に起こした神人殺しの内容
・ルドルフとニキータの性格と関係、
・神人殺しの理由
・周囲から見た2人に対する感想
位は思いついたが……
この辺の情報取って、ニキータを手にかけた理由をルドルフに問い掛けて、揺さぶりがかけられないかと思っている -
2017/11/29-22:52
リチェルカーレです。パートナーはTDのシリウス。
どうぞよろしくお願いします。
楓さんだけでなく、ヴォルフさんまで捕まってしまっていたなんて…。
お二人を助けられるよう、がんばりたいと思います。
>事前
ニキータ…ルドルフさんの過去については、皆浪さんにお願いして調べてもらいたいですね。
アラノアさんも仰っているルベルムさんのこともあります、過去に何があったのか、わかるなら知っておきたいと思います。
>楓さんの回復
現状、回復手がいませんものね。わたし、とりあえず医学スキルがありますので救急セットとお水、栄養食(ゼリーとか?)持っていってみます。
>ルドルフさん
そう、ですね。わたしもーわたしたちも、決着をつけたいと、思います。
-
2017/11/29-21:44
アラノアとSSのガルヴァンさんです。
よろしくお願いします。
ちょっと被り気味な気がしますが個人用にまとめを一つ
・地下牢の楓さん保護及び黄金の鱗の情報引き出し
・暴走したヴォルフさんの無力化及び回復
※楓さんは数日間飲まず食わずで倒れる寸前なので適切なケアが必須
ヴォルフさんは無手だが喧嘩慣れしてる(鈍器系で早々に気絶させる事が出来れば安全に無力化可能かな?と思い至る)
・ルドルフさんの討伐(討伐できなくてもOKらしいが出来れば討伐したい)
※謎の粉末(恐らくS・S・Lの極悪改造品)を所持しているので振り掛けられないよう注意が必要
粉末が入った小瓶をどうにか取り上げて中身が飛び散らないようにできればいいんですけど…
戦闘スタイル
短い双剣のTDタイプ
防御はオーラ頼りで回避行動重視
過去に妻であるニキータさんを殺害
皆浪さんにルドルフさんの過去を調べてもらうと何かわかるかも?
嫉妬心が強く執念深い…殺害した妻の姿を己が身に宿しながらも神人を憎むというのは何というか闇が深い気が…
女性を模したデミギルティというとこう…前に戦ったルベルムさん(『終止符』を下さい)を思い出しますね…(あの人は守れなかった絶望からですが) -
2017/11/29-21:19
ひさしぶり、かのんと天藍だ、よろしく
ヴォルフ達が、あの後どうなったのかと思えば厄介なことになってるのな
難敵だが何とかしないとな
個人的には、細かなところはまだ考えがまとまってないが、今の所
○ 事前の準備
・ ルドルフの情報収集
・ 廃屋の場所の確認
○ 廃屋への侵入方法
・ こっそり?
・ 扉を派手に壊して?
○ 廃屋内の探索方法
・ 全員で各階しらみつぶし
・ 1度、最下層まで直行
・ 各フロア、ウィンクルム毎に分担……
○ ルドルフとヴォルフと楓の対応の分担
・ ヴォルフと楓を保護するのが最優先だとは思うが、ルドルフが妨害してこないはずがないよなと思うんで、ルドルフ対応に1組は張り付いた方が良い気がしている
○ ルドルフをどうするか
・ 個人的にはどうにかできるんなら後腐れ無く倒してしまいたいと思っている
位な感じだな
他にも押さえなきゃいけないことは沢山あると思うんで、皆で作戦つめていけると良いな