プロローグ
急転直下! 緊急依頼!
あなたの口元にはソースと青のりがちょびっと残っているかもしれず、精霊の手には金魚入りビニールが下げられているかもしれず、浴衣姿にうちわを持ったウィンクルムだっているかもしれない。
それもそのはずあなたたちの大半は、お祭の会場からここに直行しているのだ。いや、正しくは会場を離れてすらいない。祭り囃子はまだかすかに聞こえている。
「休暇中のところ申し訳ない。偶然近くにいたメンバーに集結してもらったわけだが」
A.R.O.A.職員の葵 玲依(あおい・れい)は長靴に制帽、制服姿だ。
「緊急事態だ。この祭会場の北東に位置する渓谷を、特殊なデミ・オーガの集団が移動しているという情報が入った。偶然か意図か、群れはこの方角に向かっている」
この言葉を聞くとにわかに、集まった面々の間に緊張した空気が流れた。
「早ければ数時間経たぬうちにここに到達するだろう。残念ながら祭は中止になる。間もなく場内には警報と避難勧告が出る予定だ。今はパニックを避けるべく、避難ルートを確保することを優先している」
だがあなたたちは知っている。この祭は明日の夜も開かれるということを。今夜はむしろ前夜祭、毎年この祭は、明日の夜こそがクライマックスなのである。
「最悪、会場をやつらに蹂躙されることも覚悟しなければならん……ということだ」
それを防ぐために必要なこと、それが、早急に渓谷、あるいはその先の森林でデミ・オーガの集団を迎撃することであることは言うまでもないだろう。早ければ今夜の祭だって、中断ののちに再開が可能となるかもしれない。
「さて、デミ・オーガについて……私はこれを『特殊』と言ったな。実際、あまり見ないタイプだ」
伝えるのが辛い情報がふたつある、と葵は苦渋に満ちた表情で述べた。
「まず……数が多い。百匹は下るまい」
その大軍をたったこれだけの人数で防げというのか――! ウィンクルムたちは死を覚悟した。
「そして……丸い」
しかも丸いとは――! ウィンクルムたちは、何を覚悟したらいいのかよくわからなくなった。
どういう意味ですか、と精霊の一人が手を挙げた。
「スイカのように丸くて、スイカのように緑で黒い縞模様が入っていてツルツルしていて……それに太い手足が生えている。存外、毛深いという」
辺境の森に住む『スイカモドキ』なる生物がデミ・オーガしたものらしい。
「遠くから見ればなるほどスイカだが、実際の大きさはバランスボールくらいあるから、まあ、スイカと間違うことはあるまい。そもそも手足が生えているしな」
彼らの行動は実に単純だ。群れをなしてある一方向に歩み続ける。途中、障害物や他の動物は打ち壊したり踏みつぶしたりするらしい。戦意をむきだしにすると突進してくるというが、ほとんど猪のようにまっすぐ向かってくるだけだから、迎撃するほうとしても小細工は不要だ。
「正直、一体一体はまさしくスイカ程度の硬さしかないから倒すのはたやすい。だが数が数だけに注意が必要だ」
作戦を立てるならば、峡谷内なら岩、森林内なら丸太などでバリケードを作り、敵を逃がさぬようにしてひたすら戦って! 戦って! 戦い抜いて! これを殲滅することだろうか。
「諸君の全力をもってすれば力押しでなんとなんとかなると見ている。留意点は討ち漏らしをせぬことと孤立せぬことだろうか。相手はそれほど強力な相手ではないが、包囲されて四方八方から圧されては危険だろう」
といっても中には数体、規格外に大きいボス格がいるというから気をつけたいものだ。
「なお、このデミ・スイカモドキ・オーガは『ぬがー!』という声で吼えるらしい。……うん、どうでもいい情報だったな」
去りゆくこの夏、最後のスイカ割りといったところだろうか。問題はそのスイカがべらぼうな数と大きさで、おまけに襲ってくるということだが!
祭を邪魔された悲しみを怒りに変えて戦え!
ぬがー!
解説
身も蓋もない書き方をすると、わらわら湧いてくる化けスイカをバッキバキにぶっ飛ばしていくお話です。
化けスイカの80%以上を撃破できれば成功とします。このデミ・スイカモドキ・オーガは弱いので、一対一なら神人でも倒せるレベルだと思って下さい。
脳筋、のタイトル通りエクストリームに暴れ回るもよし、得たジョブスキルを試してみるもよし、「スイカ嫌い!」と逃げ回ってもよし、どのように活躍するかはあなたと彼次第です!
戦場は皆さんが決めて下さって結構です。候補は峡谷と森のどちらかとなるのではないでしょうか。
峡谷はゴツゴツした岩場の間を川が流れているので足場が悪いのですが、その分バリケードを作るのはたやすいといえましょう。
森は広く、木の間に隠れることもできますが、スイカを足止めするのに少々工夫がいりそうです。
いっそ一般客避難後祭の会場を舞台にするという焦土作戦(か?)も可能です! この場合、バリケードの材料にも困らないし足場も良いしでウィンクルム側にとって圧倒的に有利な状況で進められますが、翌日の祭は間違いなく開催不可となるでしょう。
幸い今夜は雲一つなく月が明るいので、見通しに苦労することはないと思われます。
ゲームマスターより
声が届いたのかもしれません。
オメーに投げた声じゃねーよ……という本音があってもそっとしまっていてくれる人が好きです。桂木京介です。
解説欄には色々と書きましたが、参加者の足並みがほぼ揃っていれば比較的簡単なエピソードです。うりゃー、と大暴れするだけのアクションプランでもまったく問題ありません! 敵をどっかんどっかんやっつけましょう!
もちろん「こんな活躍を見たい」「ここで一回転して決め台詞を!」といったご要望にはできるかぎりお答えさせていただく所存です。
それでは、次はリザルトノベルで会いしましょう! 桂木京介でした!!
リザルトノベル
◆アクション・プラン
セラフィム・ロイス(火山 タイガ)
全員のインカム申請と配布 バリケードの内側に土嚢で階段作り(移動用) 川に投網の設置。川の中に四角く張れるよう、川底左右に2ヵ所、地上に2ヵ所。石で固定 敵を確認次第、デコイはタイガに預け、トランスした後に別れる バリケード頂上からシューティングスターゴーグル(明り)で全体を見渡して取りこぼしがないようインカムで連絡 銃でも撃破。脇にそれる敵や味方に危害を加えそうな敵を優先 気を付けて! タイガも伺い。ふらつき度合や山場を過ぎたらSAに降り 「無茶しないで。僕は平気。祭りのために頑張ろう」 されると嬉しくて微笑 ■ 守れてよかったね 気持ちはわかるけど。せっかくだ頂くよ スイカの悪夢を見るところが、いい思い出になりそう |
蒼崎 海十(フィン・ブラーシュ)
祭り会場から土嚢用の布袋をありったけ借り、フィンと運ぶ 布袋にタイガさんが崩してくれたも物から小さめの岩を詰め、土嚢作成 バリケードの丁度良い位置に岩場がない所などを土嚢でカバーできるようにする 敵影発見後、即座にトランス→HTG 俺とフィンは後方で、前衛を突破してくるスイカを確実に討ち取る役割 一匹も通さない! クリアライトを陽や月明り、フィンのマグナライトの光で反射、 スイカの視線を眩ませ、進む方向をコントロール 詠鬼零称で動きを止め、前衛の皆やフィンの攻撃サポート 突破してくるスイカは外套効果で攻撃回避で斬る!KILL! 囲まれないよう味方が突出しないよう後方から気を付けておく スイカパーティは思い切り貪る! |
明智珠樹(千亞)
●心境 千亞さんとお祭りを再開するため尽力します、ふふ! ●準備 渓谷で使えそうな手押し車などあれば借りる。 戦闘に備え、指示に従い岩でバリケード作りを。 ●戦闘 スイカ見え次第、トランス→HTG 敵をバリケード内に誘導するため前衛へ 千亞や仲間と共に気を引くように声を出し派手に動く。 「く、ふふ…!貴方達のお相手はこちらですッ!」 孤立せぬよう留意。 ●他 スイカを狙って武器をゴルフの如くフルスイング! スイカ割の如く上段から振り下ろす! 「く、ふふ、ふははは!!」と狂気感じる程に愉しそうに。 浴びる、返り血ならぬスイカ汁にうっとり。 ボス級は後衛班に任せ、手近なスイカを見つける度に攻撃! 戦闘後は皆様とスイカパーリィを…! |
ルゥ・ラーン(コーディ)
月夜のスイカ狩りなんてオツですね ふふ 皆さんと事前相談したいですね ●戦場は皆と話し峡谷を選択 川岸は片側のみで十分な広さがある場所を戦場にしたい バリケードは敵方向に逆八の字型と後方に退路を塞ぐ2カ所 出口をすぼめる事で捌ける数に調整するのが狙い(2~3体通れる幅 調達した軍手を皆に配ります バリケード作りお手伝い あっ重い 足場にするそうですから隙間埋めて崩れない様に いい闘志です 戦闘はバリケード内中間位置で味方位置に気をつけつつ鎌で薙ぎ斬り サクッと殺っちゃいましょうね 来る敵は殺ります DI応え あなたも 死闘後の余韻を皆さんと 川で冷やしていたスイカを振舞い労いたい お塩も用意して スイカはやはりこうでなくては 美味し♪ |
峡谷、その中央付近。聞こえるはただ、淀みない川のせせらぎばかりだ。
「嵐の前の静けさ……というやつかな」
セラフィム・ロイスは一言つぶやいた。だが、それも僅かな間だ。
「さて!」
と言って彼は、猫車を押す腕に力を込めた。台車には、祭の現場でかき集めた土嚢が積み上がっている。投網の端ものぞいていた。それと前後して、
「いっくぜー!」
火山 タイガが声を上げていた。
タイガの髪が逆立つ。両肩に、手で触れられそうなオーラが立ち昇っている。
そして炸裂、いの一番のコスモ・ノバだ! 光と炎の奔流は渦巻いて岩盤を砕き、崩壊した岩で狭隘な道を一気に埋めた。
その轟音の余韻も終わらぬうちに、
「ふふ、まるで鬨の声ですね。準備の段階からすでに、戦いは始まっているといったところですか」
含み笑いしてルゥ・ラーンは軍手を皆に配った。祭というのは設営にも撤去にも作業を伴うものだから、猫車も軍手も難なく手に入れることができた。
「私もバリケード作り、頑張りますよ。敵方向に逆八の字型と後方に退路を塞ぐ2カ所ですね……」
と言うルゥは長い髪を頭の後ろで結っている。白いうなじに色気があった。
だがサッカーボールほどの岩に手をかけたところでルゥはもう、「あっ重い」とよろめいていた。
「戦闘前に足腰を痛めるなよ」
コーディが声をかけた。
「おや、私を気遣ってくれるので?」
「じ……実際の戦いで足手まといになったら僕が困るってだけのことだ」
なぜか視線をよそに向けつつ「もっと軽いのにしろよ」とコーディはルゥから岩を受け取る。そうして、
「力仕事は僕のキャラじゃないのに……」
と不満を口にしつつバリケードの空間を埋めた。
「……スイカ野郎め」
メラッ、コーディの瞳に炎が宿っている。ほんの少し前まで祭を楽しんでいたのだから、これで怒るなというのが無理というもの。
しかしルゥはと言えば、
「月夜のスイカ狩りなんてオツですね、ふふ」
などと楽しげにしている。明智珠樹がにこやかに応じた。
「ふ、ふふ……同感です。狩って狩られて追いかけられて、やがて私は身ぐるみはがされスイカの蔦で縛られたり……」
などと話しながら、珠樹の瞳に恍惚の色が浮かび始める。
「なに異常な想像してんだ! ド変態!」
猫車でせっせと往復作業中の千亞から飛んだ、容赦ないツッコミであった。
「ふふ、千亞さん、スイカの蔓ってチクチクして素肌に食い込むと思います?」
「知るか! ていうか急げよ!」
「おっと、狩りの時間はもうすぐでしたね」
そう言って楽しげに、珠樹はどんどん土嚢を運び始める。
「土嚢くれるの? ありがとう」
珠樹から土嚢を受け取って、蒼崎 海十はこれを岩場の隙間に詰めた。土まみれになる地道な作業だが意外と苦にならない。
「思ったより早くバリケードが完成しそうだね」
フィン・ブラーシュは海十に呼びかけ額の汗を拭った。秋の気配が漂いはじめているとはいっても、作業でたちまち暑くなった。
海十はうなずく。
「ああ、やっぱり戦場を峡谷に定めたのが良かったんだと思う」
戦場の候補地は三ヶ所あった。
峡谷。
森林。
そして、祭会場だ。
会場は問題外であった。これは祭の開催を守るための戦いなのである。たとえ一般客を退避させたとしても、会場を戦闘の巻き添えで破壊し尽くす方針が容れられるはずがない。
森は広く合戦向きではあるものの、集団を食い止めるためのバリケード設営が困難という部分に懸念があった。
峡谷は足場が悪く戦いは楽とはいえない。しかし狭い箇所を選べばバリケードの設営は容易だ。多勢に無勢が予想される状況だけに、障害物を設置しやすいかどうかは重要な要素である。
作業の終わりが見えてきたころ、フィンがさっと片手を挙げた。
「気配を感じる……近いよ」
皆の顔に緊張が走った。
フィンがまとうインバネスコート風の黒い外套は、正式名称を『叛逆ノ黒外套』と言い、敵の殺気を感じ取ることができる。普段ならば微細に裾が震える程度だが今は違った。
外套がはためいているのだ、強風に煽られているかのように!
その様はまるで、恐怖か興奮かその両方からか、我が身を抑えられず身を捩り悶えているかのように見えた。
「数が多いからだな!」
こりゃすごい、と手を叩いたタイガは、同意を求めるようにセラフィムの姿を求めた。だがこのときすでにセラフィムは、バリケードに登ってシューティングスターゴーグルで遙か前方を見ている。
「セラ、どんな感じ?」
同じくバリケードに駆け上がり、タイガはセラフィムに顔を寄せた。
「本当に丸々と大きなスイカだよ……まああれほど大きくなくて、剛毛に覆われた両手足がなければ良かったけどね。あと、数も多すぎだ」
ほら、とセラフィムはタイガにゴーグルを手渡した。タイガはこれをのぞいて、「うわー!」と声を上げている。まさしくその通りの光景が見られたからだ。
急作りながら万全に近い体勢が整ったのは間違いない。いよいよ、始まろうとしている。
「ルゥ、トランスだ」
コーディの呼び声に阿吽の呼吸、ルゥが彼の頬に口づける。
「心の赴くままに往きましょう」
インスパイアスペルの文言は、まさしくコーディの思うところに一致した。
そう、心の赴くままに。
心の赴くままに、戦って! 戦って! 戦い抜くまで!
戦いの火蓋を切って落としたのはビーム攻撃の着弾、群れの後方に突如、雷のごとく突き立った。
「ぬがー!」
口々にスイカが叫んだ。連中の口がどこにあるのか不明だが(そもそも目の位置すら不明だが!)。
そう、スイカだ。
バランスボールくらいと葵は言ったが、それよりもやや大ぶりのものが多い。成人男性が抱えようとも、両腕を回しきるにはとても足りないほどのヒュージサイズ、もうそれだけでお化けスイカとしか言いようがないのだがその上、このスイカにはマッチョ気味の手足が生えている! しかも、毛深い!
そんなのがうじゃうじゃとたくさんいる!
このスイカは植物ではなく(意志を持って動く、という意味で)『動物』なのだ!
スイカモドキという謎生物、本来は大人しいそうだが、デミ・オーガ化という呪いが、やつらを破壊者に変えた。
ざっと見て百体は下らぬデミ・スイカモドキ・オーガ軍団は、後から後からやってきてひしめきあうので全容は見えない。
このとき、ここまでのしのし行軍していた彼らがにわかに、「どどどどどど」と地響き立てて、ものすごい勢いで走り始めた。本能的に敵(=ウィンクルム)の存在を察知したのだろうか。
「よーしよしデコイを追っていくんだ……その調子」
ゴーグルでスイカ軍の動きを確認しながら、セラフィムはまた銃を構えた。稲妻のごとき先制攻撃は、セラフィムが放ったものだった。
スイカたちは黄色いアヒル人形を追っている。これが『オ・トーリ・デコイ』であることは言うまでもないだろう。セラフィムがタイガに託したものだ。デコイは、スイカたちをバリケードの方向に誘導していた。
高まる緊張の中、
「お手を拝借」
と言って千亞の返事も待たずに、珠樹はその手を取り、甲の紋様に唇を与えた。
「……!」
ぞくっとした感覚が千亞の背筋を走った。胸の芯が震える。恐怖心や嫌悪感ではない。むしろその逆、背徳感というか、やってはいけないと言われていることを隠れてしているような気分だ。一瞬頭がぼうっとするも、
「ふ、ふふ……! もしかして気に入りました?」
などと珠樹が訊くものだから、
「そんなわけあるかっ! 僕はお前みたいな変態じゃない!」
棘の尖端が珠樹の鼻先をかすめた。千亞がモーニングスターを構え、陽炎を発動させながら走り出したのである。声が上ずっていたかも――という一抹の不安を感じつつ。
土嚢を踏んでバリケードに飛び乗ると、コーディはこれを足場にしてパペットマペットIIを放った。
「スイカ野郎ども、ここから先は行かせない!」
その言葉と同時に、彼の腕の先から大鷲が羽ばたきスイカ集団に突っ込んでいった。鷲といっても愛らしいぬいぐるみ姿だ。動物園のお土産のように。
だが動物園のお土産は、
「行ってこい! 爆☆殺ッ!」
コーディの声に応えるがごとく、突然大爆発などしないものだ!
この距離からでも届く風圧。どん、と銅鑼を打ち鳴らしたような低い音が響き、スイカが数体宙に舞った。
だがスイカの進軍は止まらない。怯まない。アメフト選手の如く、先頭陣がバリケードの合間から、ウィンクルムたちの眼前に殺到した。
「きたきたきたっ!」
だがこれこそタイガが待っていたもの!
「やぁぁぁってやるぜっ!!」
タイガは両腕で振り落とす! 巨大ハンマー、人間の半身はありそうな超弩級鉄製鈍器を!
ぐしゃっ、という手応えはスイカが砕けるときのもの。暴威は地面にまで到達し烈震を引き起こした! スイカは見事爆発四散し、その後方にいた数体を巻き込んでいる。
「どうだ!」
すぐにタイガは第二撃に入っていた。休む間はない! 後から後からスイカが来る!
逆八の字型に組んだバリケードが威力を発揮している。出口がすぼむ構造なので、敵がどっと押し寄せても同時に入ってこれるのはせいぜいが二、三体といったところ。整然という言葉はスイカにはないから、押し合いへし合いになって行動が乱れるばかりだ。
「それでも勢いが落ちない……敵ながらいい闘志です」
ルゥは素直に称賛の言葉を口にした。タイガの横を通り抜けるスイカを前にして、
「サクッと殺っちゃいましょうね」
味方との距離に気をつけつつ、用いるは『斬月』、死に神のごとき大鎌! 耳を聾する唸りとともに、ざんぶとスイカの胴に突き刺してこれを斃した。
だが、
「これはいけません……!」
勢いが良すぎたか、スイカの胴中央付近まで突き刺さったルゥの鎌は抜けない。両脚に力をかけて引き抜きたいところだが、ちょうど足場が悪く困難をきわめた。そんなルゥの背に吸い寄せられるように、新たなスイカが丸太のような腕を伸ばしてくるではないか。しかも二匹!
「そうはさせない!」
このとき海十は短剣『クリアライト』に、フィンから借りたマグナライトの光を照射した。鏡のように研ぎ澄まされた表面に、強い光が反射する。目を灼くほどの輝きだ。ルゥに襲いかかろうとしたスイカたちは海十の光を目の当たりにして、「ぬがー! ぬがー!」とたじろいだ。
海十はそれ以上の意図を口にしていないのに以心伝心、すでにフィンは海十の考えを見抜き連係攻撃を放っている!
左右同時に2丁拳銃、『ディバイン』と『オーミナス』。トリガーを絞る指の動きも左右同時だ。冷たい撃鉄音はぴったり一度。
蒼の銃身には「聖」、紫の銃身には「邪」の力が宿っているという。聖邪双方の熱弾がそれぞれ、二体のスイカに孔を穿つ!
「海十、さすがだね!」
「フィンならやってくれると思ってた!」
フィンと海十は互いを称え短く笑み交わした。
黒い影がひらり天翔けた。
「く、ふふ……! 貴方達のお相手はこちらですッ!」
美少女戦士のごときステッキを持つ可憐なる影……それは明智珠樹! こんなステッキまで似合う珠樹!
光追う蛾のごとくスイカ一体が珠樹に迫る。待ってましたとばかりに珠樹は応じる。あろうことかステッキのハート飾りを、下にして長く両手でつかんで、
「チャー! シュー! メーン!」
謎の掛け声とともに、ゴルフスイングの要領でたたき上げたのである。これがスイカの脚の間を直撃!
「ぬがっ!」
スイカは砕けてバラバラになる。なんという珠樹! 下から上に割り上げるスイカ割りなど前代未聞だ!
しかし珠樹は神人、いくらハイトランス・ジェミニ状態であっても敵に包囲されれば危うい。
「さぁ、おまえらの相手はこっちだよ!」
二人の千亞が声を上げた。双子? いや、ひとりは陽炎による分身だ。生まれつきの華やかさを持った千亞が、二人に増えればその華美さも二倍、スイカを挑発する目つきが、どうにも色っぽくなってしまうのはサガであろうか。
「ぬがー!」
釣られてやって来たスイカは二体、遅れてさらに一体。
「うわ、毛深……!」
近くで見て改めてその剛毛腕足を確認し、千亞の肌がちょっと泡立つ。左手の盾で最初の突進を凌ぐや、右手のモーニングスターをどすんと叩き込んだ。すかさずその隣のスイカにも、天を割るような痛撃を見舞う! 連続撃破!
だが息つく間もなく千亞の前には、三体目のスイカが飛び込んで来た!
「ぬがー!」
大声に気圧されそうになるも、意味不明の怒りが爆発して千亞は、
「シャーーーーッ!」
それを上回る咆吼を発し、バズン! とモーニングスターを振り落としたのである。スイカの拳も飛んでいたが、千亞の分身を消滅させるに留まっている。
「シャー!」
もう一度、腹の底から勝利の雄叫びだ! 千亞自身、自分のなかにこんなプリミティブな本能があったことに驚いてもいる。
ここは西瓜の出荷工場か。あとからあとから迫る軍団が、いつ途絶えるのか想像もつかない。
すでにタイガはスイカ汁と汗で、視界がしとどに濡れ曇っていたが、それでもその両脚は、しかと大地を踏みしめている。
どれくらい敵を叩き潰しただろうか。どれくらい、ハンマーをふるっただろうか。
それでも衰えない。肉体の疲労は別としても、タイガの士気は衰えない!
「俺は先頭、剣であり盾なんだ……一匹でも多く、倒す!」
両手でハンマーを握り直すや、まるでこれが初撃とでもいうような、大きな大きな一振りを繰り出した。
正面からこれを喰らって何でたまろう。突っかかってきた新たなスイカは、「ぬぎゃー!」と叫んで吹き飛ばされた。そうしてバリケード外まで飛んで、ぱっかーん、と、後続の味方を巻き込みバタバタと倒したのである。
「ボウリングのピンみてーだな! ストライクってやつか」
だがこの渾身の一撃は、タフなタイガにもさすがにこたえたようで、彼は荒い息をしながら、片膝を岩場についていた。ここまでの激しい戦闘で負ってきた痛み、それが一気に襲いかかってきたのだった。
――?
このとき、さしのべられる手があった。タイガはこれを迷わずつかむ。
力強く彼を立ち上がらせたのは、セラフィムの手だった。
「無茶しないで」
バリケードからセラフィムは降りてきたのだ。そうして、タイガの背中に両腕を回して、汚れるのも構わずひしと抱きつく。
「絆の誓いを……」
これは彼らのインスパイアスペルだ。サクリファイス、すなわちこれはセラフィムが、タイガの受けているダメージを半分引き受けるということを意味する。
タイガは痛みと疲労が引くのを覚えながら、思わず何か口走りかけたのだが、
「僕は平気。祭りのために頑張ろう」
セラフィムは静かに微笑した。覚悟があっての行動だ――そのことをタイガは魂で理解している。
「サンキュ。少しだけ辛抱してくれ」
だからそう言うが早いか、タイガはセラフィムの頬に短いキスを与え、ハンマーを担ぎ直したのである。
セラフィムは、くすぐったそうに微笑した。
ざしゅ! タイガの斜め後方では、珠樹がまた新技を披露していた。
「ふ、ふふ……これぞ奥義・ジャンピングスイカ割り!」
切り方が良かったのか悪かったのか、珠樹の一刀を受けたスイカは、ひどく薄いスイカジュースのような汁をぶばっと噴き上げて真二つになった。この返り血(?)を全身に浴びるや、珠樹はルナティックな色に目を輝かせ、
「く、ふふ、ふははは!!」
突如哄笑したのである。しかしそれは間もなく、げいん、という千亞の蹴りで中断のやむなきに到る。
「怖いわド変態! 正義側とは思えない行動をとるな!」
「あふん! 千亞さんの可愛さこそ正義です!」
「この状況でよくそんな台詞が出るな!」
千亞は怒鳴りつつも、修羅場でも『らしさ』を喪わない珠樹に、密かに安堵している自分に気がついていた。珠樹にツッコミを入れられるうちは、どんな強敵が相手であれ負けない気がする。
といっても千亞はそんな安堵を顔には出さない。油断なく、
「ごめん、そっち行ったスイカ、頼む!」
討ち洩らしたスイカについて側面のルゥに知らせた。
「了解、来る敵は殺ります」
注意喚起が早かったためルゥはすぐに対処することができた。横凪ぎ。鎌を食い込ませず手早く倒す要領を、すでに体得してもいる。
だがこのときルゥは悪寒を感じ、すぐにバリケードに登ったのだった。
「コーディ……!」
それは虫の知らせだったのだろうか。いずれにせよ、ベストのタイミングであったことに間違いはない。
コーディはちょうど大鷲のぬいぐるみを放射したところだった。だがもう次弾を放てるだけの精神力がない。端的に言うと尽きてしまったのだ。そんなときにタイミング悪く、他より二回りは大きい大型サイズのスイカが見えたのである。
まずいな――と思ったそのとき、ルゥが彼の足元から姿を見せたのだ。
「そろそろ尽きる頃だと思いましてね」
「ルゥ、助かるよ!」
お見通しですよ、と言うかのようにルゥは微笑する。
コーディは膝を折った。
その額に、ルゥは唇で触れる。
ディスペンサ。神人が自身の精神的な力を、精霊に明け渡すスキルだ。
「ありがと気をつけて!」
言うが早いか、
「見てろよデカいの!」
コーディはクマを放った。もちろんぬいぐるみのクマだ。とても大きな、ぬいぐるみだ。
ぬが!? と戸惑い気味のボス格スイカに、くまぐるみは見事なフライングボディプレスを見舞った!
身柄を拘束してしまえばしめたもの。間もなくコーディは気合いを込めて、再度爆裂する大鷲を放つのである。
ボスのスイカ目がけて、
「砕けろッ!」
叫び声と共に!
その言葉は直後に実現した!
打擲! 破壊! 一閃! 両断!
吹き飛ばし!
噛砕に、撃砕に、破砕ッ!
一颯の斬撃!
爆破! 炎上!
その他ありとあらゆる言葉で表現したくなるような、激突と撃破の見本市、暴風雨荒れ狂うがごとき戦いが繰り広げられた!
あまりの烈しさに天地(あめつち)すべてスイカの破片となるかというほどの濃密な時間だ。
何時間のようでもあり、十数分のようでもあった。
「斬る!」
キル、は『KILL!』に通ず。このとき海十は迅雷の一刀をスイカの足に与え、『閃光ノ白外套』の効果で反撃をかわした。
任せる! とばかりにフィンを振り返る。
もちろんその意図はとうに伝わっている!
「海十と俺の愛のコンビネーションの力を見るといい!」
フィンは叫ぶや、左右の銃を合わせグレネード・ショットを放った。
命中した弾丸が地獄の業火さながらの爆炎をもたらす。
他を圧倒するほどの大型スイカだったがこれを受けてたまらずどうと倒れ、動かなくなった。
「フィ、フィン! 急に恥ずかしいことを叫ぶなっ!」
そうかい? とフィンは笑った。
「こういう気合の入れ方も大事だよ、うん!」
倒れたスイカの向こうに、二人は、いや、この場の全員は、見たのである。
もう続くデミ・スイカモドキ・オーガが一匹もいないということを。
ウインクルムそれぞれ汚れ、傷ついてはいたものの、犠牲になる者はなく、そして、ついに一匹のスイカも通さずにすべてを一掃することができた。
間違いない。大勝利だ。
場所を移動し衣服を変え、報告を入れようという段階で、
「お疲れ様です! それでですね」
ルゥが一堂を見回し、にこっと笑って告げた。手に持っているのは……スイカではないか! もちろん、食用のちゃんとした大きさのだ。
「実は近くの川でスイカを冷やしていたんです。お塩も用意しました」
この状況でまさかの、だな――とコーディは頭を抱えかけるも、苦笑気味に言葉を継いだ。
「悪気はないと思うよ……多分」
思わずルゥの背にもたれかかってしまう。疲れた。確かに、甘いものがほしい心境だ。
ところが嫌がるかと思いきや、皆その案に賛成のようだった。
「スイカはスイカ、ありがたくもらうね」
フィンが笑う。
「せっかくだ頂くよ」
セラフィムも肩をすくめた。タイガは既に一つを割ってかぶりついている。
「く、ふふ、ふははは!!」
「だからその笑い方よせって」
珠樹も千亞も楽しげ(?)だ。
海十も受け取って一口した。
優しい甘味が口中に広がるのを感じた。
やっぱりスイカは、食べるのが一番だ。
依頼結果:大成功
MVP:
名前:ルゥ・ラーン 呼び名:ルゥ |
名前:コーディ 呼び名:コーディ |
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 桂木京介 |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 男性のみ |
エピソードジャンル | 戦闘 |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用可 |
難易度 | 簡単 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 4 / 2 ~ 4 |
報酬 | なし |
リリース日 | 09月03日 |
出発日 | 09月10日 00:00 |
予定納品日 | 09月20日 |
参加者
会議室
-
2017/09/09-22:35
:タイガ
ううん~なんかプラン提出完了のスタンプいいな。俺もほしくなってきた
こっちもプランは提出完了だ!
皆に最大限の大感謝を!と、これで当日うまくいきゃ万々歳だ
俺もちょこちょこアドエピはやってきたけどここまでスムーズにいったの初めてかも
不安要因が特に見当たんねーのもな。数にしちゃすっげー厳しいはずなのに。
ん。死闘もその末のスイカで乾杯を目指して脳筋で頑張ろうぜ! -
2017/09/09-22:10
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2017/09/09-22:10
こちらもプラン提出済みです。
こう言っては何ですが…今から戦いがすっごく楽しみです!
それもこれも、皆さんのおかげだと思います。
相談、有難う御座いました!
どうぞ、よろしくお願い致します! -
2017/09/09-21:56
ふ、ふふ。お陰様でプランの提出も完了しました。
皆様の良きアイディアのお陰です…!なんとスムーズ…!
皆様と楽しく激しく狂おしくスイカオーガを
ぶったたけますのを心より楽しみにしております…!!
く、ふふ、ふふふっふふ…! -
2017/09/09-21:47
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2017/09/09-18:16
コーディ:
プランは提出したよ。
調整は可能。
場所説明については、チェックありがとう。
ルゥのプランに入れたよ。
僕はセラフィムさんみたいにバリケードに乗っかってバリケード外の進行してくる奴らに攻撃しかけるつもり。
ボス格は到達する前に倒せたらいいな。
ルゥはバリケード内の中間あたりで鎌振り回して脳筋楽しむって。
当日はよろしく。
ああ、本当になんて夜だ(笑) -
2017/09/09-15:56
僕も場所説明は問題ないと思う。軍手と土嚢の布袋もよいね。手押し車の件もありがとう
一応こちらの書いたことは
コスモ・ノバで崖壊し、バリケード作り(運ぶ、追加で積む、内側の階段状作り)、全員のインカム申請、デコイ、投網の設置
これだけは書いてる。こちらも何かあったらいってね
やりたい会話とう、考えたらプランうまってしまったけど、まだ調整できるから
-
2017/09/09-15:06
フィン:
こんにちは!
ルゥさん、戦場とバリケードの説明ありがとう!
俺はバッチリだと思うな。
軍手の申請も有難う♪ 俺達はプランに入れられてなかったから助かるよ。
俺達はバリケードに使う土嚢の布袋を調達する旨、プランに入れてみたよ。
こちらも行動が被るようなら省くから、教えてくれたら嬉しいな。 -
2017/09/09-13:00
こんにちは、
戦場及びバリケードに付いて、このようにまとめてみました。
語彙力の事情であのマップを正確に説明はできてないのですが、だいたいの事はまとめられたかと(不安)
通じますでしょうか、チェックお願いできればと。
≪ここから≫
●戦場は峡谷希望
川岸は片側のみで十分な広さがある場所を戦場にしたい
バリケードは敵方向に逆八の字型と後方に退路を塞ぐ2カ所
出口をすぼめる事で捌ける数に調整するのが狙い(2~3体通れる幅
≪ここまで≫
あと、バリケード作りに軍手も調達できましたらと思いまして、良ければ申請しておきます。
もし行動被ってましたらこちら取り下げますね。
-
2017/09/09-01:28
千亞:
こんばんは!
あらかたプレイングは完成したよ。久々でドキドキしちゃうけど、ね。
>セラフィムさん
手押し車やリアカー、了解だよ!
借りれないか聞いてみる旨、記載させてもらったよ!
バリケード作りが効率的になるといいね。
僕らこそ、脳筋に甘えて根性論な力押しなアクションになってそうで
うわぁだけど…気合い入れてスイカオーガを引き付けるね。
当日、よろしくだよ(ぺこり)
明智:
スイカ用の塩の記載ができませんでした……(しょんもり) -
2017/09/09-00:50
ううん。タイガは大振りだし、結構おもいつきで軽く言ってるから
後押ししてもらえて勇気づけられてる。見いだせなかった有効な点もわかったし
あと本当大振りだから、フォローよろしくお願いします。
手数の多さや素早さ、強い遠距離攻撃のあるかないかとじゃまったく違うからね。
皆がんばっていこう
>バリケードの作業
明智たちか、もし他に祭り会場などで道具を揃える予定があるなら
手押し車やリアカーのような道具も一緒にかりれないか聞いてみてくれるかな?
手で運ぶよりはまだしやすいかと思った -
2017/09/09-00:20
タイガさんとセラフィムさんにはご負担をおかけします…!
皆さんの意見が素敵で、相談がとてもスムーズでした。
俺達からはほとんど具体的なアイデア出せず、申し訳なく…!
これまでの内容を踏まえ、アクションを整え中です。
フィン:
スイカパーティを楽しみに頑張るよ! -
2017/09/09-00:01
:タイガ
夢壊してごめんな~。つか、俺も戦ってみるまでは辛さはわかんなかったし
某シナリオで失敗した時のトラウマはでかいぜ…。今は教訓になってっけど(笑)
>暗さ対策
>見通しに苦労することはない
ああ!解説の最後の一文か! 月明り便利~GMさんの配慮(?)に感謝!
じゃ本当にあとは脳筋でいけっかな
>こちら文字数
何とかいけた。やりたいこと書ききって残り30文字空いてっから何かあったら請け負うぞ~ -
2017/09/08-23:49
コーディ:
>シンサモのスキル
あ、結構シビアだったんだね。
知らなかったよ、ごめん。
暗さ対策は解説の>見通しに苦労することはない
これ信用して僕等は持ってく予定なしかな。 -
2017/09/08-23:19
:タイガ
連投またまたしてごめんな。
まあ常時発動型はガンガン俺が弱体化してくぜ~一時的でも~。そんで回復ないぜ~。は厳しー!ってことで☆
HPある敵ならガツンと強い技すんだけど脳筋でいける敵だし必要はないと思った。
一回発動に3R(45秒)って少ない時間だよなー。考えてみれば
話題はかわりましてー
>時間帯
プロローグみたとこ夕方~夜以降(もしかして明け方も)だよな?戦う時間帯
皆なんか対策考えてるか?マグナライトとか使うか?
>誘導
そういや「オ・トーリ・デコイ」があったから使おうかと。バリケード内に設置して引き寄せに。
……文字数いけるかどうか不安になってきたな。明日の昼頃までには一旦形にしとく。
もしかして誰かに託すかもしんねぇ
>セラの行動
「崖の中腹から~」といってたけど、バリケードの頂上から狙い撃ちと連絡しようと思ってる。中側は階段上につんで何時でもサクリファイスできるように -
2017/09/08-23:04
:タイガ
>浸食度が一気に上がって命中率が悪くなる
SSNの説明に「憑依侵食が一時的に一挙に進む」のがついてる分な。
過去2度倒れたことあるんだ。最初にノヴァ発動させて、足元崩すわ、命中率と回避率が下がった後、普通のSS技使ったから。
平常時でも60前後の命中率なんだぜ(両手鈍器のせいもある)
あとSRSというか他の技も
「1R(15秒)毎に憑依侵食現象により、体力、回避が減退していく。
この現象は憑依を解除した段階で、体力を除き、元の回避能力に戻る。」とあるし【体力】もあるな。この戦闘のときはビショップの回復役がいたからあんま実感なかったけど。
まあ今回は時間がないし、的が多い分やバリケード、皆のフォローもあるし何とかなると思う。
あ。回復がないのが辛いから、神人スキルはサクリファイスに変えようと思ってる。
俺のHPは225あるけど。SS技が一番自分自身こえーんだよ(苦笑)セラのHP135で二人で割るのも気が引けるがセラが全くダメージ無しなら何とか…
相手が100匹じゃなかったらご希望に答えてがんがんスキルつかいてーとこだけどなー
今はノヴァ確定したから。持久戦になると思うし他の技は封じようかと思ってる
意見もしあったら言ってくれよ -
2017/09/08-22:41
:タイガ
まとまって来たようで何よりだ!
コーディは場所説明サンキュ!マップ書いた本人がやっぱ説明にも長けてると思うし頼むぜ!投石器は残念だー
>コスモ・ノヴァで崖崩し
皆の了承をもらったところで、到着しだい、いの一番にコスモ・ノヴァ発動させようと思う
もちろん「この場所がベスト」って皆で決めたところにな
>網を張る
川を挟む左右の石の下と、下と、地上の左右の石の下に4ヵ所挟んだらいいんじゃねーか?川の中で四角の形にさ
セラが言い出しっぺだし、網の文字数はもってもいいぞ。設置の(もっとわかり説明文も募集)
探すのは明智に任せた! -
2017/09/08-08:40
おはようございます、ふふ…!
コーディさんの図がとても分かりやすく、朝からトキメキました、テクニシャン…!
皆様の素敵アイデア、戦術に驚嘆しつつ…!
崖壊しも良いと思います…!
壊し後、バリケード作りのお手伝いをいたしますね。
戦闘は前衛でスイカ達の誘導&引きつけメインになりそうです。
祭り会場に網的なものなどあれば念のためお借りしておきましょうかね。
念には念を…!
く、ふふ、月夜の脳筋ドッカンバトル…!
凄い絵面になりそうですね、ふふ…!
そして、とても手際よくいけば当日中に祭り再開できるのですね。
大した案も出てきておらず恐縮ですが、
それを目標に頑張りたいと思います…!レッツスイカパーリィ…!
-
2017/09/08-02:34
コーディ:
意見ありがとう。
問題無かったら、場所説明はこっちが受持つよ。
>川
そうだね、落っこちて流れてくるっていう可能性が。凄くシュール?な絵面になりそう(想像するのをやめた)
事前に網を張っておければいいけどどうやって…?なので僕も遠距離攻撃できるから見つけ次第対処するよ。
>浸食度が一気に上がって命中率が悪くなる
そんなに厳しいの?
HP以外は元に戻るとかじゃないの?
まあでも、奴らに関しては、命中関係ないと僕は思うよ。
タイガさんローズスキル使ったら奴らの中に飛び込んでも無双出来る人だと僕は思う(笑)
崖壊してバリケード作り短縮か、凄くいいね!
良ければおねがいします。
>岩落としと投石機
これの使い所として考えているのは、バリケードに到達する前の遠方に奴らがいる時にと思ってる。
接触する前に少しでも減らしておきたいという考えなんだ。
あ、しまった、プロローグ読み返したら、あんまり準備時間ないんだね。>早ければ数時間経たぬうちにここに到達
認識不足だった。
投石器を準備するのは難しいかもしれない。これは予定から外すよ。
成程、脳筋、力押し、意味がよく分った。
>スイカパーリィ
ありがとう。
祭りも再開したいな。 -
2017/09/08-00:50
フィン:
ちょっと言葉が足りなかったから、連投ごめんね!
そうだった。スイカモドキが川を自主的に行くのではなく、川に落っこちて流れてくるって可能性もあるよね。
うんうん、それならば、岩落としとか投石器での対応はありだと俺も思う。
事前に投網で対処するのも素敵だね!
網に引っ掛かったものなら、確実に撃ち取れる。
俺は後方でのカバーを主に請け負うつもりだから、見つけ次第対応したいなって思うよ。
タイガくんのコスモ・ノバで岩を砕いて貰ったら、確かに凄くバリケード作業が捗りそうだ。
俺と海十は問題ないよ♪ -
2017/09/08-00:40
連投に次ぐ連投でごめん
ちなみにタイガは前衛にいる。ジェニミは使うけどカウンターのSRSを使うかどうかというところかな。ノヴァ以外は
>死闘の後
あ、スイカぱーりぃ?ももちろん。楽しみにしてる
>海十たち
動きを止めたり、すり抜けで銃で撃破って確実そう。頼りにしてるね。 -
2017/09/08-00:36
俺達も渓谷で異論ありません。
コーディさん、分かりやすいマップを有難う御座います!
崖と川に挟まれた立地条件、凄く良いと思いました!
追加で、川は深めの場所ならば、スイカモドキが川に行く可能性は低いかなと考えます。
『群れをなしてある一方向に歩み続ける』とありますので、泳ぐことはないのではないかと。
バリケードについては、セラフィムさんに仰って頂いた『ある程度固まった場所を利用して追加で積む』のが効率的かなと思いました。
丁度良い位置に岩場がない所などを土嚢でカバーするのはどうでしょうか。
明智さんと千亞さんの誘導、助かります!
一応、俺もクリアライトを使って、『ま、眩しい→こっちに行こう』的な誘導ができたらなとぼんやり考えています。
フィン:
死闘の後の余韻、是非ともお願いしたいよ!
きっと格別だよね♪ -
2017/09/08-00:20
>岩落としとか投石器
考えもつかなかった。有効だと思うよ。
けど範囲攻撃か……自然を壊す…
そうだ。岩を崩すといえば、
タイガのSSNで崖(もしくは丁度いい岩)を壊せばバリケード作りの短縮になりそうだ
反対がなければやってみるよ
もっとも、一度SSNやSS技を使うと浸食度が一気に上がって命中率が悪くなるんだけど
突破されそうな時の手段にしてもいいかもね。今のところ後者のつもりで。
>川に流れた敵の対処
そのマップで敵が流れるとして巾着型のバリケードなら前衛以外の手が空いてると思うから、
川に流れたのを見つけ次第、撃破!…でいいんじゃないかな?
……事前に投網で対処する?(そこを確実に撃破と) -
2017/09/08-00:06
僕らは渓谷で問題ないよ。
コーディはマップもありがとう。スイカの軍勢が●で何かよいな、と思った(笑)わかりやすかったよ
>フィールド関連
+崖と川の間にも通れるスペースがもしあるならバリケードで封鎖して置きたいと思った。
あと少し上(崖の中腹?)から全部を見渡して取りこぼしがないよう連絡したいと思った
特にいなければ僕がやろうか。拡声器かインカムで連絡できればと思う。
人数分のインカム申請もいるよね?これも僕が受け持とう
>バリケード
タイガが力持ちだから岩運び頑張るって。ある程度固まった場所を利用して追加で積むか、土嚢のようなものでも大丈夫だと思うんだが。
皆はどう考えてる?
>誘導
明智と千亞は助かるよ。バリケードである意味せきとめるとはいえ、数で溢れそうだし
気を引くのを頑張ってほしいな -
2017/09/07-18:21
コーディ:
峡谷で決まり?
バトルフィールドは十分な広さ欲しいな。
有利そうな地形とかこんなイメージなんだけど
どうかな↓
崖
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
────→川────→
─────────────────────────────
●●●●●●●●→ ■■■ 川岸 ■
●●●●●●●●→ ■■ ■
●●●●●●●●→ ☆脳筋バトルフィールド☆ ■
━━━━━━━━━┓ ■■ ■
●化けスイカ ┃■■■■ ■
■バリケード ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
崖
川がフリーになってるから対応は必要だね。
もっといい案あったらこっち引込めるの全然大丈夫だよ。
よければ意見よろしく。
(ごめん投稿し直し) -
2017/09/07-08:34
おはようございます、ふふ…!
改めまして皆様よろしくお願いいたします…!
なんとも派手な戦いになりそうでワクワクしてきました、ふふ…!
場所に関しては、1の『峡谷』がよさそうですね。
巾着型のバリケードも岩を使えば作りやすそうな気もしますし…!
千亞
「えぇと、僕も珠樹も前衛型で、スイカ達の誘導になろうかと思うよ。
僕は鈍器装備予定、シノビの技で分身して囮&バリケード内に誘導、な感じかな」
私も千亞さん同じく、バリケード内に誘導班ですかね。
槍あたりを装備してスイカを割りまくりたい所存です、ふふ…!
戦闘後のスイカパーリィも喜んで!です、コーディさん、ルゥさんありがとうございます…! -
2017/09/07-01:48
コーディ:
明智さん達と蒼崎さん達は話をするのは初めてだね。よろしくお願いします。
セラフィムさん達は今回もよろしく。
場所に関して、僕は峡谷推し。
川があるからスイカ野郎が流れてきてそこから取り逃さないか注意だけど、岩落としとか投石器とか使えないかな?って思って。
数が多いから範囲攻撃方法も必要かなって思った。
僕のスキルのパペットで遠隔操作できるからやってみたいかなって思ってる>岩落とし
多少(?)自然は破壊してしまうけど、これそういうのも織り込み済みの依頼かなって。
壊さないに越したことはないけどね。
名前は分らないけど
出口をすぼめて出てきた敵を倒していく戦法ってあったよね。
いっぺんにこさせない為に、通り幅をバリケードで調整して捌ける数に調整したら取りこぼしも防げないかな。
まあ、数は調整できても倒したそばから追加来るけどね。
途中でばてない様に栄養ドリンクでも用意しようか(笑)
あと、死闘の後の余韻を皆と共有できたらいいなって思ってるんだけど。
ルゥが皆にスイカを差し入れて労いたいそうだ(悪気はない筈)
ネタバレの上に気の早い話振って申し訳ないけど。
いいかな? -
2017/09/07-00:52
:タイガ
(ずざー)背後が忙しすぎて今すっげーやべー感じ!でも脳筋アドエピなんて入らずにいられねー!
セラ「テンションおかしいよ……タイガ」
おう。そうだそうだ俺SSのタイガと相棒のセラだ。よろしくな!
明智たちも海十たちも久しぶり!コーディたちは引き続き一緒だな♪頑張ってスイカ割りしようぜ!
鈍器でバットのごとく満塁ホームランを狙ってカキーンっとボウリングのように倒してぇ……。
集まったらSSNでどっかん!と(火属性なので本当爆弾のように)
ってことで、
1の峡谷か、2の森だな。個人的には山火事を考えて1よりか。まあ他の技使えばいいし、
何かいい作戦があったらのりてーから。もうちょっと考えてる。
セラ「とりあえず僕は片手銃をもって取りこぼしや援護射撃に回ろうと思う」
>バリケード&有効な地形
使うのは賛成だ。
バリケードって森で作るには木を倒すしか思い浮かばなかった。数が厄介なんだよな。向かうのも時間がたつし
谷とか窪地なら溜まりそうだとは思ったな。丸いし転がりそう -
2017/09/07-00:33
蒼崎海十です。パートナーはプレストガンナーのフィン。
俺達も久し振りの戦闘依頼でちょっと緊張してます…!
皆さん、よろしくお願いします!
取りこぼしのないようにバリケードを作るコーディさんのアイデア、いいですね!
千亞さんの仰るとおり、3の祭り会場は避けたいです。
俺としては、1の峡谷かなと思いました。
少々足場は難ですが、やはりバリケードを作りやすいという魅力は捨てがたいかと。
森も色々工夫出来そうでこちらも魅力的なのですが、広いという事なので、人数的にカバーが難しいかもと思いました。
フィン:
戦闘については、俺達は後方から、前衛の皆の手助けとすり抜けてきたスイカの対処を考えてるよ。
主に海十が神符「詠鬼零称」でスイカの動きを止めて、俺が銃で攻撃、という形かな。
勿論、皆さんの動きに合わせて、柔軟に対応できたらと思ってるよ。
頑張ろうね! -
2017/09/06-08:38
おはようございます、貴方の明智珠樹です。
久しぶりの戦闘依頼にドキドキが止まりませんが、
セラフィムさんご両人、海十さんご両人、ルゥさんご両人と共闘出来るのは
とても楽しみです、何卒よろしくお願いいたします、ふふ…!
千亞:
改めて、こんにちは。シノビの千亞だよ。
よろしくね。
スイカモドキを殲滅して、翌日の祭りを皆で楽しめたらいいね。
コーディさんの言うように、バリケードを作って取りこぼしのないように殲滅って感じかな。
1:足場は悪いけれど、岩でバリケード作りやすい峡谷
2:広いけれど、バリケードを作るには工夫が必要な森
3:翌日の祭りは出来なくなるけれど、祭り会場
うーん、できれば3は避けたい…よね。
あとは…神人でも倒せそうだけど、孤立には注意って所かな?
敵は向かっている最中らしいから、皆でバリケードを作る余裕はありそうな感じだね。
僕は近接武器でいくか、シノビらしく手裏剣で行くか悩み所。
珠樹は恐らく近接武器、かなぁ。皆の攻撃方法で僕らは変更も可能だよ。
明智:
剛毛なスイカモドキさんが気になって仕方ありません…!
あぁ、大暴れしたいです、ふふ、ふふふ…!(うっとり) -
2017/09/06-00:22
コーディ:
何とか最後の枠に滑り込めたようだね(ほっ
TSのコーディ、パートナーはルゥ、よろしく。
(ルゥが物騒な鎌で素振りを始めた)
あー、やる気満々だね君。
僕は取り逃しが無いよう動きたいかな。
作戦あれば手伝うよ。
バリケード作るとか、有利な地形に誘導するとか?