【神祭】二つ頭の獣たち(梅都鈴里 マスター) 【難易度:難しい】

プロローグ

 悲劇は突如として訪れた。

「きゃああっ! ば、化物が!」
「みんな逃げろ! あいつら、見境なく祭りをっ……うわあああ!」

 ――グオオオオォォッッ!!!

 増幅された超音波【ハウリング】が、トドの様な巨体から発せられ、一直線上に並んだ屋台が一瞬にして吹き飛び、壊滅した。
 逃げ遅れた村人が恐怖に震える中、ズシン……と、巨躯が砂塵を踏みしめ、彼らに狙いを定めた。

『おまつり、たのしそうだね』
『やっちゃう? やっちゃう??』
『うん! こわしちゃおっか!』
『いいね!』

 そばで震えていた屋台の主を、四本もの腕で掴み上げ、腕の中に取り込みギリギリと締め上げる。
 呼吸が出来ないほどの締め付けに、泡を吹いて気絶したのを満足そうに――否、無邪気に笑って見遣る、双頭の人型オーガ。
 彼らにとっての人間やネイチャーという存在は、子供がオモチャとして扱う人形と同じなのだ。
 そしてそんなオーガたちによる凶行を、高みから見物している二人の男がいた。

「ククッ……壊れてしまえばいいのさ。グノーシス様たちの崇高なる野望に歯向かう、思想も、女神などという存在も……全て!」
「さあ。かかってくるがいい、ウィンクルム達。前哨戦とやらを、始めようじゃあないか」

 月夜に輝く水晶玉――『邪眼のオーブ』を手にした二人の教団員男性が、惨状の中に立ち、夜空に高笑いを響かせた。


 * * *


「山間部のとある村で開催されていた神祭を、オーガ達が襲った。村は――、一晩で壊滅したそうだ」

 A.R.O.A.の職員が発した言葉に、皆言葉を失った。
 死傷者の数は計り知れない。軽傷で済んだ者もあれば、亡くなった人もいる。
 それというのも、祭りに浮き足立った村人達が一同に会す、広場の中心地をCスケールものオーガ達が一斉に襲ったからなのだという。

「目撃情報による状況から考えて、教団員がオーブを使用し、オーガ達を使役していると見て間違いないだろう。今回確認されたのは二種類のオーガ。『メダ・ガルオ』と『メダ・ルオ』――何れもレベルの高いCスケールオーガに相当する」

 名前は似ているが姿も特徴も全く違う。
『メダ・ガルオ』は二足歩行のトドのような形状をした大型のオーガだ。ハウリングと頭突きを繰り出し、凶暴で衝動的で、極めて動物的な動き方をする。
 対し『メダ・ルオ』は、ガルオと同じようにタフな巨体でありながら――その体長は4メートル、体重は数トンにも及ぶ、双頭の人型をしたオーガ。
 子供程度の知能があるため、二つの頭は常に無垢にお喋りをしていて、おもちゃを壊すように人や建物を攻撃し、時に『死の抱擁』という四本腕による抱き締め攻撃を繰り出してくる。
 両者とも単純に攻撃型だが、レベルが高い故に防御も高く、倒すには骨が折れる相手である。

「襲われた村は他にもある。そちらの情報によれば――どうも、教団員の二人の男――彼らも、一筋縄ではいかない相手のようだ。体術を使用し、取り押さえようとした警備員たちをことごとく伸してしまったらしい。一般人と同じステータスだとは考えない方がいいだろうな」

 有志のもと集まったウィンクルム達に与えられる任務は、これ以上の被害拡大を防ぐため、オーブに使役されるオーガ群を倒し、教団員二人を確保すること。

解説

▼目的
二種類のオーガ討伐
教団員二人の確保とオーブ破壊

▼NPC
メダ・ルオ(ニ体/固定)
・体長4メートル、体重数トンの巨体を持つ、タフで双頭の人型オーガ
子供程度の知識があり二つの頭は常にお喋りをしている
手が四本あり同時に四人までの相手と戦うことが出来る
主な攻撃はパンチと死の抱擁
抱き締め攻撃である後者は脱出するまで継続的なダメージが来るため注意

メダ・ガルオ(参加組数×1体/最低2体~最大4体)
・二足歩行のトド型オーガ
主な攻撃は超音波攻撃であるハウリングと、接近し過ぎた相手に繰り出す頭突き
凶暴で衝動的では有るがハウリングの使い方は熟練している

・教団員(二名)
両者とも顔が瓜二つの双子の男性
体術に長けており、二刀流の剣術を使い、闇に紛れて忍びのような動きで攻撃してくる
顔と背格好、服装が全く同じであるため、夜闇の中で見分けるのに注意

▼フィールド
祭り開催前の村中心部
障害物はなし、周辺が木々や林に囲まれている
オーガ達を誘導するため屋台には灯りをつけているが、村人達の避難は完了済み

▼プランにいるもの
戦闘における動き・使用したいスキル・ポジションなど

ゲームマスターより

戦闘系シナリオにおける難易度を【難しい】に設定したのは多分初めてではないかな、と思います。
フィールドを壊すのは問題ないシナリオなのですが、戦闘をしかけてくるのは今回オーガだけではありませんので、留意しつつプランを練っていただければな、と思います。

リザルトノベル

◆アクション・プラン

セイリュー・グラシア(ラキア・ジェイドバイン)

  事前に皆と打ち合わせ。インカムで戦闘中離れた仲間の動向解るようにする。
オレ達は敵との戦いに集中するぜ。
敵が来たらトランス→HTG。
特に遠距離攻撃できるメタ・ガルオ(トド)の数を減らさなきゃヤベエだろ。
トドへの接近は屋台を巧く盾に使って距離を詰める。
奴の頭突きの間合いに入ればその分ハウリングが減る。
トド1匹へ必ずラキアと2人で対峙し数的優位を作る。
ラキアをスクリーンに敵死角からトドを斬るぜ。
隙あらば後ろに回り込むなどして予想外の所から攻撃だ。

メダ・ルオ戦もラキアと2人で。腕に捕まらないようにしながら敵の胴を斬る。デカイ分当たりやすいんじゃね?
奴の膝折れたら頭も下がるだろ。
皆で勝利を勝ち取るぜ。


李月(ゼノアス・グールン)
  ああ 頼りにしてる
トドの正面は立たない様注意だな
デカい敵は死角利用したい所だ

屋台には
自動で動く人形設置したい 敵が人間と思いそっちにつられないかな
足場にできる強度の屋台+箱積んだ階段
壊されても足りる数の照明
祭り音楽流して林で待機
来たらトランス+HTG

1回ならヘマできる装備だ何とかなる いくぞ!
屋台に潜み移動しつつ隙見て攻撃
ヤバい時はマントで眩ます
ハンマーでダメージ入れつつスタン狙うのが仕事
このハンマーはなぁ
相棒に心置きなく敵をぶっ飛ばして貰う為に頑張って手に入れた僕のフェイバリッドウェポンだー!!
インカムで状況報告やs8の注意喚起等したい
マントで眩まして こっちだ! と別敵に向けさせ同士討ち狙いたい


ユズリノ(シャーマイン)
  申請は
インカム、皆に渡しておく
捕縛用に鎖と手錠

打ち合わせしたい
待機場所は林
シャミィがいるから怖くないよ
うん みんなもいる

教団員の捕縛に動く直前にトランス
暗闇でも殺気感知で方向と帽子のバッチの煌きで不意打ち防げるかな
彼の声が聞こえるのが心強い
応戦は杖の効果使って枝で弾いたり転ばせるつもりで根をうねらせたりしてチャンスがあれば呪符で拘束
杖で殴って気絶させる事も辞さない
素早く手錠を掛けてオーブも壊し武器没収
オーブ壊した事を仲間に連絡 これからそっち合流するよ
教団員は木にでも鎖で縛り付けて見張り兼守りでその場からオーガ戦援護したい
シャミィ気をつけて
根等絡ませ躓かせたり集中攻撃防ぐ為枝で顔打って隙を作りたい


 薄暗く、しんと静まり返った村の中心部――。
 広場をぐるりと囲うようにして、屋台が立ち並ぶそこは。
 本来ならば神祭に湧き立ち、村人で溢れかえっているはずだった。
 けれども今、そこにあるのは、命のない人形と――有志のもとに集まった、数人の戦士のみ。

「――快晴でよかった。屋台が飛ばされたりする心配もなさそうだ」
 雲ひとつない、星たちが瞬きする夜空を見上げて、戦士の一人がぽつりと漏らす。
 神人、李月の言葉に、ゼノアス・グールンが大きく頷いて、戦意を高揚させるように腕を高く突き上げた。
「よっしゃあ! 邪魔なもんはなんもねぇ。今度こそ大暴れだぜ!」
 前回の任務で小暴れを強いられたゼノアスも、今回の任務は遠慮なくフィールドを壊しても構わないとだけあって、モチベーションは最高潮だ。
「頼りにしてる。トドの正面には立たないよう注意だな」
 李月も、今日ばかりは相方のアグレッシブさに素直に感謝をする。
「だな! デカイ敵は死角を利用したいところだ」
 準備運動がてら体を動かすゼノアスと李月のもとへ、事前申請した道具一式を持った神人、ユズリノが歩み寄る。
「インカムに、捕縛用の縄と手錠です。屋台の強度も見て来たけど、大丈夫そう」
 ずらりと並んだハリボテ――屋台の一式を目線で示唆する。
 彼の精霊、シャーマインが上に乗っても崩れない、頑丈なものだ。
 数度跳ねて足場を確認してから、身軽な動作で飛び降り、ユズリノの隣に立った。
「強度も大丈夫そうだ。照明も、これだけ用意すれば多少壊された所で問題ないだろう」
「インカムでこまめに連絡を取り合って、暗闇でも連携を崩されないようにしないと、だったな」
 機器の調子を確認しながら、最終打ち合わせにかかるセイリュー・グラシア。
 彼の精霊、ラキア・ジェイドバインも隣に並びあい、ざわつく木々の声に耳をすませ、眉をひそめた。
「……敵数的に、決して有利とは言えないけれど。なんとか無事に終わらせたいね……」
 穏やかなファータの言葉に、セイリューが強く頷いた。
「我々に出来る事は、数多くありませんが……どうかよろしくお願いします」
 屋台の設置を手伝った数人の村人達が、ウィンクルムへ深々と頭を下げる。
 途中でオーガが来ても危険だし、こちらで全て手配します、と言ったウィンクルム達へ、自分らの意思でここへ駆けつけたのは彼らのほうだ。
 皆、暮らしなれた村を守ってくれる存在に、感謝の意を示している。
「支援くださるだけで、充分心強いです。ありがとう、後は任せてください」
 ラキアがひとつ微笑んでそう告げれば、うやうやしくもう一度頭を下げて、彼らは戦闘区域を離脱した。
 積み上げられた足場と屋台、過剰なくらい設置された照明に、ギリギリまで重ねた作戦会議。
 全てはオーガを殲滅し、生きて無事に帰れるように。
「みんなで、勝利を勝ち取ろうぜ!」
「おおっ!」
 六人、円陣を組んで、中心で手の平を組み合わせ気合を入れた。
 遠く離れた場所に居る村人へ、祭り音楽を流すよう合図を送る。
 戦闘開始の火蓋が切って落とされた。


「――怖いか?」
 そっと耳元で聞こえた優しい言葉に、ユズリノは緊張させていた表情筋をふっと解く。
 待機場所である雑木林。現れるオーガは全てCスケール。加えて、使役する教団員が二人。
 冷静に考えて――決して少なくない戦場をこれまでくぐってきた彼らの勘は、容易に終わるものではないと告げている。
 それでも、隣に控えるパートナーへ、ユズリノは穏やかに微笑んで見せた。
「シャミィが居るから怖くないよ」
 暗闇でもなお輝きを失わない気丈な眼差しに、シャーマインもふっと表情を解かせた。
「俺もだ。リノが居るから戦える」
「うん。みんなもいる。頼もしいって、思ってもいいよね」
 戦況を楽観視するわけではない。ここへ集まったウィンクルムは皆、時には熾烈で過酷な戦場を潜りぬいて来た強者たちだ。
 きっと勝てる――怯える心を奮起させて、ふと。
 聞こえてきた足音に、耳を澄ませた。

「あれぇ? 誰もいない……」
「おかしいねぇ。これだけ賑やかなら、さぞぶっ壊し甲斐がありそうだったのに」
 最初に聞こえてきたのは、教団員である双子の声だ。
 祭囃子に掻き消されないよう、わざと大きな声を張っているようだった。
「……もしかして、罠かなぁ?」
「罠だねぇ。まんまと僕ら、おびきよせられたってわけだ」
「でも、問題ないよねぇ」
「そうそう。だって、ウィンクルム達と合間見えるのは――」
 なんでもないように、談笑するように、彼らはくすくすと笑って、オーブを高く掲げた。
「僕達の望むところなんだからさぁ!」
 カッ! と強く輝くと同時に、双子の後ろに控えていたデミ・ガルオが『ハウリング』を炸裂させた!

 ――グオオオオッ!!

 繰り出される超音波に、ハリボテの一角がごっそり直線状に抉り取られた。
 誰かに向けたのではなく、単純に屋台を破壊させる一撃だったようだ。
「――来た、動くぞ!」
 敵の確認と同時に、李月とゼノアス、セイリューとラキアはハイトランス・ジェミニを。
 ユズリノとシャーマインは教団員の捕縛へと向かう直前にトランスを行使した。
 敵は教団員の二人、メダ・ガルオ二体にメダ・ルオ三体の、合わせて七体。
 真正面から無闇に相手をしたところで連携を崩されるだけだ。各々が屋台に潜み、移動を開始した。
「出てこいよ、こそこそ隠れてないで! もっとも――」
「隠れる場所、なくしちゃえばいいだけの話だけどね!」
 先程とは別の教団員――弟の方が、オーブを強く光らせる。
『やっちゃえー!』
『やっちゃえー!』
 不気味な双頭で無邪気に笑い、メダ・ルオ達が屋台と人形を破壊し始めた。
 しかし材質はそれなりの強度のものを用意している。崩れたハリボテすら、新しい足場になるように。
『たのしーねぇ!』
『こわすのたのしーねぇ!』
 人形を破壊しながら、笑いあうメダ・ルオ一体の背後に、忍び寄る影があった。
「――奇遇だなぁ。俺も、敵をぶち倒すのが仕事なんだぜ!」
『!?』
『!?』
 屋台の高さを利用して飛び上がったゼノアスが、スキルを炸裂させた!
「噛み砕けッッ! 『ウルフファング!』」
 スキルによる幻影が、メダ・ルオを襲った!

「――兄さん、後ろ!」
 弟の言葉に、兄が反射で飛びのく。
 足元から突き出た木の枝が、取り逃がした獲物を名残惜しそうに、使い手の元へしゅるしゅると戻っていった。
「――そこかっ!」
 教団員の兄が屋台の影へ向け刃を飛ばす。
 キンッ! とそれを弾いたのは、ユズリノの装備品である帽子の煌めきだ。
 ユズリノの不意打ちから場所を読んだ教団員の一撃を、装備品が防いでくれた形だった。
 第二波の攻撃を察し、教団員の二人は頷き合うと、二手に割れ暗闇へと姿を眩ませてしまう。
「僕らの手を煩わせて、オーガ達へ指示を送らせないつもりかなぁ」
「そうはいかないよ。暗闇は僕らのフィールドだからねッ!」
 暗闇の一部がカッ! と強く輝いて、一匹のメダ・ガルオがまた大きく口を開く。
 間髪いれず発射された超音波がまた屋台の一角を焼いた。
「このままだと、隠れる場所をなくされるのも時間の問題だな……!」
 ユズリノと共に、離れた場所で身を潜めるシャーマインが告げた。

「僕も応戦する、ゼノ!」
 大きなハンマーを構えて駆け出したのは李月だ。
『ウルフファング』による一撃で体制を崩したメダ・ルオを追撃する――ドガン、と派手に音を立てて一発!
 スタンこそ入らないが効いた様で、ふらつく巨体から一度距離を取る。
『いたーい!』
『ひどーい!』
 文句を言いつつ、体制を整えられる前に追撃しようと構えている間に、ゼノアスの背後から別のメダ・ルオが忍び寄り、大きな四本腕を振り上げた!
「チッ! しまっ――」
「ゼノアスっ!」
 四本腕にゼノアスの体が絡めとられ、ぐんっ! と宙高く持ち上げられる。
『どうしちゃおうかなぁ?』
『こわしちゃおうかなぁ?』
 ギリリ、と籠る強靭な腕の力に、ゼノアスの表情が苦しげに歪んだ。

「厄介なのは、やっぱりあの超音波……!」
 ラキアとセイリューは『シャイニングスピア』の光輪を纏い、メダ・ガルオに当たっていた。
 教団員の使役によりメダ・ガルオはハウリングや頭突きを行使し屋台を次々に破壊している。
 村人たちが仕上げてくれた屋台を壊されては意味がない。
 こちらも手分けして敵とあたっている以上、遠距離から他の仲間を狙い撃たれても厄介だ。
「ソッコーで叩く!」
 セイリューの足が地を蹴る。屋台を盾に使いながら接近を試みる。
 するとメダ・ガルオは本能的に頭突きを繰り出す。間一髪の所で避ける――ツノが腕をかすって少しだけ血が滲んだ。
「セイリュー、一人で無理はしないで!」
「わかってる!」
 ラキアが、セイリューの前に出る形で間に割って入る。盾となり、彼が切り込む隙を作るのがラキアの仕事だ。
 二人で対応し頭突きの間合いに入ればハウリングの確率が減る、と見越しての作戦である。
 とにかく、遠距離攻撃をさせる隙を作らせない事が狙いだった。
「バカだな、トドはもう一体いるんだよ!」
 茂みのどこかから教団員の声がした。
 同時にカッ! とオーブが輝き、もう一体のメダ・ガルオが大きく口を開いた――が!
「! 兄さん、ダメだ!」
 弟がウィンクルム達の意図に気付き制止するが、オーブの力は発動した後だった。
 メダ・ガルオの目前にセイリュー達が居て、その彼らを狙った超音波に巻き込まれる対象は――!

 ――グオオオォッ!

 力が放射される直前にセイリューとラキアは身を引き、残ったメダ・ガルオに超音波が直撃した!
『ガアアッ……!』
 自身のスキルに身を焼かれたメダ・ガルオが呻き声をあげる。
「……同士討ちは、出来ればラッキーくらいだったけど。こうもあっさりハマってくれるとは思わなかったぜ」
 暗闇のどこに居るのかも分からない教団員へ向け、セイリューが不敵に笑いかけた。

「コソコソと隠れてないで出てこい。お前達の主張を聞いてやる!」
 屋台の影――ではなく、照明がスポットライトの様に照らす光の下へ、姿を現したのはシャーマインだった。
『アプローチⅡ』を行使している精霊に、教団員二人は嫌が応にも意識を引き付けられる。
「バカなのか? 自分から囮になりに来るなんて!」
「コソコソと隠れるなんてのは、騎士の戦いにふさわしくないからな。それで? 祭りを壊してどうしたい。力を誇示したいのか? 俺たちを殺したいだけか」
「どっちもさ! 選ばれしA.R.O.A.の精鋭を打ち倒し、我々教団の崇高なる思想を世間に知らしめてやる!」
「ほう、そうか。ならばやってみるがいいさ、俺はここにいるぞ」
「言われなくたって!」
『アプローチⅡ』とシャーマインの口車に乗せられた教団員の二人が、闇から身を現し次々に攻撃をしかけていく――が、所詮彼らは人間だ。
 トランス済みの精霊が本気で応戦すれば、与えられるダメージは少なく、加えて。
「なんだこいつ、変な壁がある……!」
「チッ! 厄介な技だ!」
 スキルの効果で纏う気合いのオーラに触れた者は微量なダメージを食らう。
 ジリ貧だが少しずつ、オーブを使わせない、という足止め目的も含め、教団員の体力を削っていく。
「援護するよ!」
 離れた位置からユズリノも杖で攻撃を繰り出していく。
 生身の人間が相手でも、シャーマインの声が聞こえる事が心強かった。
「こいつ、盾だけで僕たちを……!?」
「手加減してるっていうのか! 人間だからと、なめやがって!」
 双子が逆上し、同時に得物を振りかざす――二つの刃を、騎士は盾一つ弾き飛ばした!

「……勘違いするなよ。罪もない一般人に死傷者を出した罪は――生きて償われるべきだからだッ!」

 シャーマインの盾による一撃と、ユズリノの杖を使った直接的な打撃が決まるのは同時だった!
「ぐあぁっ……!」
「くそぉっ……」
 脳天を打ち抜かれた二人がふらつき倒れたところを、素早く手錠で拘束し、武器を取り上げ。
「……牢屋で主張してろ」
 吐き捨てる様に告げた後、ユズリノと共にオーブも無事没収し、叩き割った。
「オーブは破壊しました、これからそちらに合流します!」
 インカムを通し仲間に告げ、縛り上げた教団員は木にくくり付ける。
 シャーマインがユズリノにひとつ頷き、足早にオーガのもとへ走った。

「……なぁ、お前らどっちの方がイケてんだ?」
 メダ・ルオの腕に持ち上げられたゼノアスが、脂汗を浮かべつつ、不敵に笑う。
『イケ?』
『てる?』
「ああ、どっちのがかっこいいかって話だ。俺は、そうだなぁ、お前!」
 体は拘束されているので、顎の先で一方の頭を示唆する。
 勿論これはデタラメだ。子供程度の知能であるメダ・ルオの意識を逸らすことが出来ればそれでよかった。
 そして、彼らはまんまとそれにハマってくれた。
『えーーーっ!?』
 選ばれなかった方が、不満の声をあげる。
『うそうそ! 僕の方がかっこいい!』
『そんなことない! 僕の方がかっこいい!』
『ぐぬぬ~!』
『ふぬぬ~!』
 二つの頭がいがみ合い始め、そっと背後に忍び寄った李月が、胴体へ向けてハンマーを横薙ぎに叩き付けた!
『ギャアッ!』
 完全に不意を突かれた一撃にメダ・ルオが驚き、ゼノアスの拘束を解いた。
「サンキュー! 助かったぜリツキ!」
「お前が機転をきかせたからだ」
 すかさず着地したゼノアスのもとへ李月が駆け寄りダメージを確認する。
『お、おまえら、騙したな!』
『よくも、ヨクモォッ!』
 逆上するメダ・ルオに、ゼノアスがべっ! と舌を出し、言い放った。
「一番イケてんのはぁ? 俺に決まってんだろ!」
『ギイイッ! ユルサナイー!』
『ユルサナイー!』
 子供みたいな掛け合いに李月が苦笑し、同時に駆け出す。
「僕が突っ込む、回り込んで決めてくれ!」
「リツキ!?」
「一度だけならヘマ出来る装備だ、なんとかなる!」
 李月が先行してメダ・ルオの真正面に駆け出た!
『お前から壊してやるー!』
 四本の腕を一気に振り上げ、目の前の獲物を叩き潰そうと振り下ろした!
「……くっ!」
 その全てをギリギリで避ける――何度も囮や前衛を繰り返した勘は体に刻まれている!
 掠って頰を切ったくらいのことはなんでもない。ゼノアス! 呼び掛けた時には、相棒は既にメダ・ルオの背後に建つ屋台の上へと駆け上がっていた!
「ぶっ潰れろぉ!」
『スチームウィールアックス』が線路の弧を描き、空中で一回転したゼノアスの渾身の一撃が、メダ・ルオの脳天を打ち抜いた!
『ギャアアッ……!』
 ズシン……巨躯が砂塵を舞い上がらせ、ゆっくりと地面に倒れ込んだ。
「これで、やっと一匹……!」
 李月が額の汗を拭う。大丈夫か!? と、慌てて駆け寄ってきたゼノアスに一つ頷き、すぐさま次の対象にターゲットを切り替えた。

「セイリュー、ラキア! 援護する!」
「助かるぜ!」
『プロテクション』で防御を底上げしているシャーマインが、メダ・ガルオ二体を相手取っていたセイリューとラキアのもとへ駆けつけた。
 最初の同士討ちでダメージを食らって弱った方は、三人の集中攻撃ですぐに息絶えた。
 もう一体はまだライフを残したままだが、オーブがなき今、ロイヤルナイトたる精霊が一人で相手取れないほどではない。
「悪い、任せる!」
「ああ、心配するな!」
 セイリューたちはいち早く二体のメダ・ルオ――李月とゼノアスのもとへと向かった。
 その際、ラキアは再度自分に『シャイニングスピア』を行使し、火力を上げ直した。
『グオォっ!』
「おっと、お前の相手はこちらだ!」
 再び、シャーマインが『アプローチⅡ』を行使した。じりじりと距離を取り、仲間とメダ・ルオの位置をそっと横目で確認する。
 不意に繰り出される頭突きは、離れた場所からユズリノが援護し、蔦や木の枝を使い細々とダメージを蓄積させていく――シャーマインに意識を引き付けられたまま『ハウリング』の間合いを確認したメダ・ガルオが、また大きく口を開いた!
「シャミィ! ハウリングが――」
「いや、これでいい!みんな離れろ!」
 インカムと肉声の両方を使い仲間に呼び掛ける――すかさず放たれた超音波が向かった先には、メダ・ルオが二体固まっていた!

 ――グオオオォッ!!

 ガシャンガシャン、と屋台や照明を吹き飛ばし、二体のオーガを超音波が襲う!
 初手からオーガにダメージを食らわされたメダ・ルオがグアアア! と叫び声をあげた。
「ナイスだ、シャーマインさん!」
 セイリューが頼もしい仲間にウィンクを送り、すぐさま目の前の敵に意識を切り替える。
 シャーマインとユズリノが継続してメダ・ガルオを相手取る最中、体制を崩したメダ・ルオの一体へ、四人が一斉に攻撃を開始した。
 ゼノアスのハンマーとセイリューの大刀、ラキアの光輪に、ゼノアスが身にまとった『ブラッディローズ』が継続して確実なダメージを与えていく。
『なめやがってぇ!』
『ひょろっこいやつ、しねー!!』
 ダメージを食らいながらもメダ・ルオが狙い定めたのは李月だ。繰り出された強力なパンチが、味方の攻撃をすり抜けて直撃した――はずだった。
 ガキンッ! と弾かれた腕にメダ・ルオが怯む。李月を守ったのは『プロテクトアメイズ』と盾の効果だ!
「リツキ!」
「言っただろ、一回ならヘマ出来る装備だって!」
 安堵したように笑うゼノアスへ李月も笑い返す。
 それから、ハンマーを今一度持ち替えて、真正面からメダ・ルオに狙いを定めた!
「このハンマーはなぁ……! 相棒に心置き無く敵をぶっ倒してもらう為に頑張って手に入れた、僕の! フェイバリットウェポンだあぁ!!」
 メダ・ルオの腕をかけあがり脳天に一撃――ガンッ!! 気合いと共にスタンに成功し、一時的に気絶状態に陥ったメダ・ルオを見て、ゼノアスが李月へアイコンタクトを――そこから仲間たちへ離れるよう声をかけて。
 駄目押しとばかりにゼノアスがスキルを放った!
「まとめてぶっ飛べぇ!『コスモ・ノバ』ッッ!」
『グアアアッ!』
 範囲系の高火力スキルにメダ・ルオの二体がぶっ飛び、一体がここで息絶えた。
 同じ頃に、ずっとメダ・ガルオの対応に当たっていたシャーマインも、ユズリノと共に討伐に成功し、手負いのメダ・ルオ、最後の一体へと駆けつけた。
「あとは畳み掛けるだけだぜ。膝が折れれば、頭も下がるだろッ!」
 セイリューの大刀が、立ち上がったメダ・ルオの膝を斬りつける!
「正論だセイリュー、僕も援護する!」
 続いて李月がハンマーで脛を叩きつける。
 立て続けに足を狙われたメダ・ルオが『いたーい!』と叫んで片膝を折り、すかさずラキアが向かう。
 振り払おうと振るわれた腕を、カウンターの光輪が切り裂く!
「四本も腕があったって、まとめてかかればこっちの方が有利だからね!」
『ギイイッ……!』
 三人の戦士に翻弄されたメダ・ルオが完全に体制を崩されたところへ、ゼノアスとシャーマインが、正面と背後から斧を構えた!
「これでっ!」
「とどめだあああっ!」
 ゼノアスが下から突き上げるように、シャーマインが横薙ぎに斬りつけ、刃の軌跡が十字を描いて大ダメージとなる!
『グアアア……!』
 間違いなく最後の一匹もこうして息絶え――敵が全て沈黙したのを確認し、笑顔で迎えるユズリノと、がっくりとうなだれる教団員のもとへ皆歩み寄った。


 ――オーガを全て殲滅し、教団員の引渡しと片付けも終えた後。
 村人達は一人一人に深く感謝を告げた。ラキアとユズリノが笑い返し、セイリューが終わったー! と背伸びし、シャーマインも一息吐いて、今夜は盛大な祭りになるであろう村を見遣り微笑んだ。
 掠り傷だらけで、広場に戻り始めた活気を眺める李月の頭を、ゼノアスがわしゃわしゃっ、とかき回した。
「……生きてるな、俺たち」
「ああ」
 おつかれさま。
 感慨深く一言告げて、今、ここに立っていられる平和を噛み締めて。
 仲間達と共に帰路へついた。



依頼結果:成功
MVP
名前:セイリュー・グラシア
呼び名:セイリュー
  名前:ラキア・ジェイドバイン
呼び名:ラキア

 

メモリアルピンナップ


エピソード情報

マスター 梅都鈴里
エピソードの種類 アドベンチャーエピソード
男性用or女性用 男性のみ
エピソードジャンル イベント
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用可
難易度 難しい
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 3 / 2 ~ 4
報酬 通常
リリース日 08月29日
出発日 09月07日 00:00
予定納品日 09月17日

参加者

会議室

  • オレ達もプラン提出できたー!

    オレ達に出せるだけの火力は出したので、
    後は天の采配に全てを任せる。
    色々なアイデアを皆ありがとう!
    敵を攻撃できるトラップは思いつかなかったので李月さん案に任せた。

    上手く行きますようにと今回ばかりは切に願うぜ。
    相談やアレコレ、お疲れさまでした。

  • [11]李月

    2017/09/06-23:19 

    僕等もプラン提出してます。
    まだ時間あるので、多少摺合せなんかは応じれるかも。
    うまくいくといいけど…というか無事生還できますように!

  • [10]ユズリノ

    2017/09/06-22:19 

    プラン提出しました。

    僕等の行動は前に発言してる内容になります。
    あ、オーブ壊したら報告しますね。

    成功しますように。

  • [9]李月

    2017/09/06-19:06 

    ゼノアス:

    たまにはオレもしゃべるか。
    おっと、リツキが連投スマンって言ってるぜ。

    オレのスキルだが、
    攻撃にs5、守りにs7、奴ら固まってたらs8ぶっ放すつもりだぜ。
    s8使う時はリツキの方から注意喚起いくと思うぜ、多分。
    ダブルハートはMP食いすぎんだよなぁ…今回はやめとくぜ。

    今んとこの予定だ。

  • [8]李月

    2017/09/06-14:47 

    僕等の戦法として考えているのは、

    誘き出し段階の祭り雰囲気だすのに祭り音楽はかけたい。
    屋台への仕掛けは
    ・自動的に揺れたりするマネキン設置
    ・足場に出来る強度の屋台(箱積んで簡易階段つき)

    ガルオは動いているものにつられてそっちに攻撃仕掛けないかな、という狙いです。
    集中攻撃されないよう少しでも分散できないかと。
    足場屋台は上からの攻撃もできるように。
    ルオは二つの顔の間で仲たがい誘う言葉を放って戦闘への集中力少しの間でも削げないかな、と。
    同士討ちも狙っていきたい。

    ダメージ入れる仕掛けはいいものが浮かびません。
    なので、僕等が戦いやすい環境にして集中攻撃されないようにできたらと思いました。

    こんな感じで動けたらと思ってますが、他良案あれば協力します。

  • [7]李月

    2017/09/06-07:16 

    メダ・ルオの主な攻撃はパンチと死の抱擁って事は主に手での攻撃。
    という事は僕等を攻撃する時は屈んだ状態になるので、屋台を足場に上から攻撃仕掛ける事もできそうかな。
    下で気を引いて背後から屋台足場にして攻撃、みたいな。
    屋台、上に乗っても崩れないものにしてもらうのはどうかと思いました。箱積んで簡易階段にして…。
    うーん。一つの案です。(自信無

  • [6]李月

    2017/09/06-00:59 

    出発確定!良かった、改めてよろしくお願いします。
    セイリューさん状況整理ありがとうございます。

    同士討ち狙うならトドは後回しにした方が良いのかな。
    メダ・ルオに攻撃入れつつ足元ちょこまかしてたらハウリング撃ってこないかな。

    設置物への仕込みについては僕もいい案が浮かばなくて…うーん。
    落とし穴とか(用意間に合うんだろうか?
    噴射器で粉を吹きかけむせさせるとか。
    鉄球落すとか。
    目を潰すなり見えなくさせられれば声のする方を攻撃して同士討ちはしやすくなるかな、とは思います。
    相手は4メートル、トドも背高そう。届くかな。

    もう少し考えてみます。
    いい案出て来い。

  • [5]ユズリノ

    2017/09/05-16:16 


    >セイリューさん

    情報整理ありがとうございます。
    じゃあ僕等は教団員の捕縛にあたりますね。
    捕縛してすぐオーブ壊して、それからオーガの戦闘に巻き込まれない様に教団員を守りながら僕は封樹の杖で後方から援護します。
    インカムは、よければ僕の方で申請します。
    あとは捕縛用の鎖と可能なら手錠を。体術優れているそうだから縄じゃ心許なさそうなので。


    シャーマイン:

    俺も捕縛に向うつもりで考えるか。間に合えばその後オーガ討伐に加わる。
    アプローチを使えば同士討ちを誘う手伝いができるかもしれない。
    俺のスキルはr4、r8、それと自分の防御固める為にr3の予定だ。

    もう一組入って、もし捕縛を希望するなら代われるから言って欲しい。
    今はこんな感じだ。

  • セイリュー・グラシアとLBのラキアだ。
    オレ達2人は火力的にビミョーだし、厳しい戦いになりそうな予感山盛りだな。
    皆で力を合わせて頑張ろうぜ。ヨロシク!

    まず状況を整理しよう。
    ・村開催の祭り前、敵の襲来と編成は判明済み
    ・民間人(モブ)避難済みの村中心部が襲撃予想地点、周辺部は林
    ・屋台で灯りは確保されている→夕方~夜に交戦か?
    ということだな。

    敵編成は
    ・メダ・ルオ2体
    ・メダ・ガルオ3体
    ・オーブ持っている体術得意な教団員2名
    の合計5体なワケだが、メダ・ルオの特性を考えると
    実質敵数をもう2~4体加算し
    大体敵が9~11体居ると思たほうがよさげ。
    対してこちらはSS、RK、LBと神人3人。
    どう頑張っても敵の方が数多いしさ、
    どうも火力が足りねーよなーという印象が拭えないけど。
    ま、工夫して何とかしようぜ。

    正直オレ達はハイトランスしないと火力を出せないので
    ハイトランスしたらオレが対オーガ戦に当たる。
    ラキアは攻撃力に乏しいが敵の攻撃を引き受けられるので、
    盾代わりなら何とかなるだろ。
    ただし今回ディスペンサがないので、ラキアのスキルは基本回復のために使う。
    しかも何回も連発は難しいので、皆ケガしないように行動ヨロシク。

    教団員はユズリノさん達に任せる。
    オーブがあろうとなかろうと、襲って来たオーガはそのまま暴れるんじゃね?
    ただオーブがある間は李月さん案のハウリング利用した同士撃ちは難しそうだな。
    敵の数も多いしオーブの破壊を待たずに何とかオーガの数は減らしたいところだ。

    敵が村を襲う前に偽装する李月さん案はなかなか面白い着眼点。
    でも誘導だけに使うのはモッタイナイぞ。
    巧く工夫してそのマネキンか設置物で敵へダメージ入るようにできないかな。
    たぶん偽装しなくても敵は来るので、どうせなら敵にダメージ入れたい。
    でも良いアイデアが浮かばねぇ。妙案募集。

    オーガと戦っている間ユズリノさん達の動向を把握し辛いのでインカムあると良いかも。
    ユズリノさん達が林利用して教団員とやりあってると全然判んなくなるからな。

    今考えてるのはこのくらい。

  • [3]ユズリノ

    2017/09/05-01:18 

    シャーマイン:
    RKのシャーマインだ。パートナーはユズリノ、よろしく。

    ユズリノは封樹の杖と呪符の拘束で教団員の捕縛に向いたいそうだ。
    俺はどうするかな、先にユズリノと教団員捕まえた後オーガ討伐に加わるかな。
    もう少し考えるか。
    もう一組入るかもしれないしな。

  • [2]李月

    2017/09/04-21:46 

    ちょっと思ったんですが
    トドを釣ってハウリングをメダ・ルオに当てる、同士討ちできないかなと思いました。
    オーガ同士の攻撃はダメージ通る筈。

  • [1]李月

    2017/09/04-14:07 

    李月とSSのゼノアスです。
    (人が来ると信じて挨拶)よろしくお願いします。

    ●祭りやってる雰囲気出して誘き出す為に
    祭り音楽流す
    人がいる様に見せる為マネキン等の人形設置
    ライトビカビカさせて人形判別できない様にする(教団員に気付かれて警戒させない為)
    ※注意点
    ハウリングいきなりぶっぱしてくるかもしれないので、祭り会場内ではなく外で待ち伏せた方がよさそう?
    人形に動きを作る必要がある?

    戦闘に入る前はこんな感じで僕は考えています。
    人形にピアノ線繋げて引っ張って揺らせば動きは出せるかな?

    戦闘になったら、
    僕はハイトランスジェミニでスタン効果付のハンマーでオーガの動き封じて回りたいかな。
    ゼノアスはトド優先でダブルハートで突っ込む気満々みたいです。
    トドの喉潰すつもりです。
    一ヶ所に集められたらコスモノバもありかな。
    後、
    舞台を壊してもいいなら、屋台に何か仕込んでおきたいな。
    光源の確保も気をつけたい。


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