プロローグ
「お待ちしていましたよ、ヴォルフ・ベルネさん!」
ここはタブロスにあるA.R.O.A.本部。
おやおや?
ヴォルフ・ベルネ君とは、イベリンの一角で小さな花屋「ベルネ生花店」を営んでいたテイルスの精霊じゃなかったでしたっけ?
しかも、彼には病弱な人間の妹・テレジアがいて、そんなに長い時間店を空けられなかったんじゃなかったんじゃ……?
何故タブロスに?
しかも、今日の受付職員はいつも下川博士に振り回されているお気の毒職員ではないですか!
説明しよう!
下川博士とは、自称「ウィンクルムを勝手に応援し隊・隊長」のマッドサイエンティストなのだ!
三度の飯よりウィンクルムが好きという、ウィンクルム愛溢れるじーさんなのだが、その愛のベクトルがイマイチおかしくて、ウィンクルムの為にと言って日夜怪しい発明品を作ってはA.R.O.A.本部に持ち込む問題ジィなのだ!
その問題ジィが突然来る日と勤務日が神懸かった確率で重なってしまうのが、このお気の毒職員なのである!
お気の毒職員……そろそろ名前が欲しいなぁ(天の声)
「ど、どうも初めまして……」
普段遠出しないベルネ君、すっかりお上りさん状態です。
「タブロスは初めてですか?」
「いえ、妹の検査入院で毎年2、3度は来てますが、病院と家の往復しかした事がなくて……今回もそのついでです」
どうやらテレジアはタブロス市内の病院に定期的に検査入院しているようで、今もそのようです。
「今回お呼び立てした理由はご存知ですよね?」
「はい……これの事で、ですよね?」
受付職員に問われ、ヴォルフは少々困惑気味に左手を差し出し、答えました。
その手の甲には、青いウィンクルムの紋章が浮かび上がっています。
もしやヴォルフ君、適合する神人が見つかり、ウィンクルムになるのでしょうか?
A.R.O.A.的にもこの世界的にもウィンクルムが増えるのは有り難い事……の筈ですが、何故か受付職員の顔は晴れません。
「はい……ベルネさん、適合する神人が現れたという事はご理解出来ますよね? ただ……申し訳ありません、その神人が行方不明でして……」
「ゆ、行方不明!?」
ヴォルフ君、唖然としています。
そりゃそうですよね、アンタのパートナーどっか行っちゃった、なんて言われたら。
「それでですね、ベルネさん……その紋章が浮かび上がった前後の出来事、心境の変化、何でもいいですから教えて下さい。神人発見の手掛りになるかもしれませんので!」
「えっ……ええっ!?」
受付職員の懇願に、ヴォルフの頬は何故か上気していきます……。
その様子を見た職員、女の勘でしょうか、ピーンと来ました!
「ヴォルフさんっ、あなた最近恋でもしてるんじゃないですか!?」
「はひっ!? そっ、それは無いです! だって会話らしい会話した事ないですし……!」
なら会話らしくない会話するような誰かには惚れてんだな(天の声)
「これは……手掛かりを得るチャンスです! ベルネさん、その方は今どちらに!?」
「ど、どちらって……分からないですよ、時々来るお客さんでしかないんですから! ……でも毎週決まった曜日に来るから、明日会えるかも……じゃなくて!それより、そのお客さんが神人だっていう確証はどこにもないでしょう!? おまけに、何をどうすればそれが神人発見の手掛かりを得るチャンスになるんですかっ!」
狼狽えるヴォルフなどお構いなしに、受付職員の眼光が鋭くなります。
「さあ、ミッションです!」
受付職員はそう言って談話室のドアをバーンと開け放ちました。
室内には……そう、あなたとパートナーである精霊が待機しています!
「お二人で、ヴォルフ・ベルネさんの恋のお手伝いをして下さい! まずは、お相手を探し出してデートを成功させましょうっ!」
(妹さんの父親代わりでいっぱいいっぱいのベルネさんをほの字にさせる程の悪女……個人的に見てみたい! って、いやいや!)
受付職員は己の煩悩を振り払うよう咳払いし、続けました。
「えー、コホン! 皆さんご存知の通り、精霊であれば感覚的に神人かどうか何となく分かっちゃったりしますよね。とりあえず、ベルネさんの恋のお相手が神人なのかどうか、そこから調べましょう! それに、愛の力はウィンクルムの絆を強めて能力向上にも繋がります。何としても初デートを成功に導き、両想いに進展させ、ベルネさんたちを強化するのです! これは個人的な勘ですが……何だかそのお相手が適合神人のような気がするんですよねー!」
……と言われても、敵(?)を知らねば戦(?)は出来ません。
あなたはパートナーである精霊と共に、片想いの相手についてヴォルフから聴取を行いました。
その結果、相手の女性は
・背丈は平均的、太い黒縁眼鏡着用、黒のセミロングヘア
・外見年齢は10代後半~20代前半
・ヴォルフとは挨拶程度の会話しかした事がない
・ヴォルフの前では一度も笑った事がない
・ヴォルフを初めて見た時ひどく驚き、泣きそうになっていた
・ヴォルフとはなかなか目を合わせてくれない
・テレジアには好意的な様子
・毎週決まった曜日にヴォルフの店を訪れ、紫のヒヤシンスを買っていく
・明日がその『決まった曜日』に当たるので、彼女が来店する可能性が高い
・女性の性格や趣味嗜好は全くもって不明
であるという事が分かりました。
さあ、経験豊富なウィンクルムとして、このお上りテイルスをエスコート上手なモテ精霊に仕立て上げ、初デートを成功に導きたまえ!
解説
ヴォルフの片想いの相手を見つけ出し、初デートを設定、成功させて下さい。
なお、リザルトは各ウィンクルム個別描写となります。
お友達との連携をご希望の方は、その方と相互了解の上でプラン作成をお願いします。
その場合、リザルトはそのお友達との混合描写となります。
本エピソードは、成功の為に具体的にどう行動すればいいか想像しにくいものかと思いますので、以下の『重要情報』を参考に皆様の個性溢れるプランを組み立ててみて下さい。
『重要情報』
・女性を確実に見つけ出し確保するには、翌日イベリンにあるヴォルフの店で待ち伏せるべし
※早朝出発も前日からの泊まり込みも可
・デートコースはタブロス市内に日帰り可能な移動距離であれば制限無し
※これまで皆さんが訪れた場所やオススメスポットを元にデートプランを組み立ててみて下さい
・女性が紫のヒヤシンスを買い求める理由を考えるべし
※花言葉:『I am sorry(ごめんなさい)・sorrow(悲しみ、悲哀)・please forgive me(許してください)・初恋のひたむきさ』
・ヴォルフは異性とのデート経験皆無、よってデートへの誘い方は勿論、定番デートスポットやデート中の振る舞い、女性ウケしそうな行動やセリフ等の知識はゼロである事を肝に銘ずべし
・インカムや無線機、盗聴器や監視カメラ、移動用の車両等、プラン成立の為に必要と思われる物は受付職員に遠慮なく申請すべし
※らぶてぃめっと世界にどの程度までの物が存在するか分からない場合は、『現代の地球という星の中で一個人が手に入れられそうな物』をイメージして下さい(マスターはホテルのスイートや空きビル、はたまた戦車辺りまでならイケるんじゃないかと思っておりますが……)
・タブロス市内に入院中のテレジアを完全無視するもデートに利用するも良し
※ただしテレジアは病院からは出られません(デートコースに病院を入れるのもアリです、という事です)
ゲームマスターより
まずは九州地方の豪雨と地震で被害に遭われました方々に、心よりお見舞い申し上げます。
暑いですね、夏ですね。
北織もエアコンの無い閉めきった室内でエピソード作成した為に、こんなおかしなエピソードをご用意してしまいました。
中身はがっつりハピネスのようですが、これアドエピです!
だって、受付職員が言ってますでしょう? 『ミッションです!』って。
ちなみに、エピソード内に登場するNPCは北織のシナリオに連続的に絡んでおりますが、ご存知無くても全く問題はございませんので、純粋にエピソードをお楽しみ下さい。
あ、それからお気の毒受付職員の名前も募集しますので、思い付いた方はぜひぜひ。
そして、これすごく重要なお知らせです。
今回のエピソード、北織は会議室を覗き見します!
プラン文字数厳しいよ! という方は閲覧されても差し障りの無い内容であればどんどん会議室で囁いて下さい。
それにしても相手の女性はどんな人なんだろう……?
リザルトノベル
◆アクション・プラン
リチェルカーレ(シリウス)
とりあえず今日の目標は3つ 名前をきくこと 一緒におでかけすること また会いたいと思ってもらうこと 笑顔で 相手の顔をちゃんと見てくださいね なかなか笑わない人の笑顔 とっても嬉しいものですよ 花の話から初めたらどうでしょう いつも同じ花を買ってくれるけれどお好きなんですかとか 紫のヒヤシンスは悲しい花言葉が多いけれど ヒヤシンス自体には「悲しみをこえた愛」という意味もあります 悲しみを乗り越えるきっかけになるといいですね 遊園地ではスタッフの格好 事前にアロアにお願い アラノアさんのフランケンシュタインが出たら パニックが起きる前に お客様驚かれましたか?本日のサプライズイベントはいかがだったでしょうか にっこり笑顔でフォロー |
かのん(天藍)
前日助言 お話が苦手なら、一緒に体験しながらだと、間が空いてしまう事も無いんじゃないでしょうか 背伸びしても仕方ないですから、ヴォルフさんが自然体でいられる事が一番です お買い物なら、ご自身や妹さんの好きな物を話しながら女性の好みも聞いてみたりして自然にお話しできませんか? 時間があったら遊園地に寄ってアトラクション一緒に乗るのも楽しそうですよね ウィンクルムと解らないように紋章は天藍共に隠す 当日物陰から 天藍、あの方が神人かどうかわかります? 天藍が感じた結果とお名前やお住まい等々解った情報は本部の職員さんに連絡 ヒヤシンス 誰かに謝罪の想いを伝えたいのでしょうか… 毎週買われる理由だけでも解ると良いのですけど |
シルキア・スー(クラウス)
皆と連携希望 前日 職員さんに適応神人情報の閲覧申請し ヴォルフ以外の皆と情報共有 翌日早朝 お相手さんの来店を待つ そこでお相手が適応神人か見極めたい(携帯ズームし撮る 画像は職員さんに後で見て貰いたい ヴォルフとデートの打合せ 適応神人=恋のお相手なら 紫のヒヤシンスの花言葉を教えそれを求める彼女をどう思うか聞きたい 「これは勘ですが ヴォルフさんの心からの言葉はきっと相手に響くと思います 応援してます 行先にマーメイドレジェンディア勧める 困った時は手助けしますよ にこ デート日 見舞い後 難儀してるなら知り合いの態で助け舟 あら~デート? 丁度良かった~ 急用で行けなくなったと強引にチケットとパンフ渡す すぐ離れていく 楽しんでね~ |
瀬谷 瑞希(フェルン・ミュラー)
皆で協力。 私達はお相手さんの居場所確定と楓さんとの同一人物か確認し皆に伝えたい。 AROAから提供をうけた『ヴォルフさんの適応神人』の資料と、 AROAに補完されている『楓さんとレイゲルさんの資料』を突き合わせますね。 レイゲルさんのお墓の場所も記録されてる筈。楓さんはその近辺にいる可能性が高いです。 神人の保護をAROAはしている筈なので、楓さんが姿をくらましたとしても、AROAの「神人保護セクション」が彼女の居場所を把握している可能性があります。 そして私達はヴォルフさんの適合神人さん=想い人さん、の居場所もフェルンさんと一緒に確認をし、判った時点で皆に伝えます。 デートの前に判明すればいいのですが。 |
アラノア(ガルヴァン・ヴァールンガルド)
掲示板参照希望 他と連携希望 インカム装備 デートの終わり頃 皆さんのサポートでいい感じになってきたところで物陰から二人の目の前に杖のハロウィンの大行進にてフランケンシュタインを召喚し脅かしましょう 歩けるならフランケンシュタインを二人の方に向かわせましょう ヴォルフさんが勇気を持って立ち向かい無事撃退してくれたなら吊り橋効果的に接近できそうかなと期待を込める 紫のヒヤシンスを買う理由は出来れば女性から話してほしい 女性の過去を知っても受け止めて、なお支えたいと思うなら 真心が伝われば女性も前に進めると思うんです 予想 彼女は死んだ精霊を悼み続けている 精霊が死んだのは自分の責任だと思い込んでるから前に進めないでいる |
●接触前日――A.R.O.A.本部
「つまり俺は明日、その……うああっ!」
ヴォルフ・ベルネは頭を抱えてしゃがみ込んでしまった。
「ほら、そんなに気負わないで深呼吸しろ。とりあえず、気軽に世間話が出来る常連客になってもらえれば上出来ぐらいの気持ちで気楽に構えてた方が良いんじゃないか?」
見かねた天藍が言葉を尽くしてヴォルフを励ますと、そこに受付職員も乗っかってくる。
「ベルネさん、ご心配には及びません! ここにいるウィンクルムたちは、恋も戦闘も百戦錬磨の猛者ですので!」
「職員さん、少し盛り過ぎな気が……」
「何を仰いますかアラノアさん! ひと組のウィンクルムが誕生するか否かが掛かったこんな重大任務、あなた方以外の誰に頼めと!? それに、私と皆さんの仲じゃないですか、もうそろそろその『職員さん』は止めて名前で呼んで頂けますか? ……って、そういえばまだ申し上げていませんでしたね……私の名を!」
職員は首から下げたパスケースを持ち上げ、印籠の如く示して見せた。
「今日から私を『皆浪 向日葵(みなみ ひまわり)』とお呼び下さい!」
『公募で頂いた氏名候補に、皆様からの案という意味で名字に『皆』という字をねじ込んで出来上がりました。この度はご協力ありがとうございました!』(天の声)
「そ、それじゃ皆浪さん……病院の面会時間が終わる前に妹に顔出してから店に戻らないといけないので、そろそろいいですか……? 相手のお客さんには、明日会えたら何とか声掛けてみますので……」
「分かりました! では明日の朝、こちらの皆さんをイベリンのお店に向かわせますね!」
力無い様子で言葉を零しながらもとりあえず現実を直視出来るようにはなったヴォルフを笑顔で見送ると、皆浪はサッと表情を変えてウィンクルムたちに向き合う。
「お待たせしました。人払いも済んだ事ですし、ご要望のあった資料と小道具をお持ちしますね」
数分後、ヴォルフへの聴取の間にシルキア・スーが貸し出しを申請した小道具が会議室のテーブルに並べられた。
「車2台分のキーです。コンパクトタイプとボックスタイプですので、用途に合わせてどうぞ。それから、こっちは皆さん用のイヤーフックタイプのインカムと、ピンマイク。それと、ベルネさん用のワイヤレススピーカーと、ピンマイクです」
続いて、シルキアと瀬谷 瑞希がこっそり皆浪に頼んでおいた資料も広げられる。
「こちらが、現時点でA.R.O.A.が把握している神人情報です。ヴォルフさんと適合した神人の名は、下川楓さん」
「やっぱりか……」
聞き覚えのある名前に、シリウスが溜め息を吐いた。
「その様子だと、彼女があのクソジ……じゃなくて下川博士のご親族で、複雑な事情を抱えられているという事は、皆さんもご存知なんですね。実は、楓さんに適合する精霊が見つかったと先日博士に連絡を入れて彼女の所在を確かめたのですが、音信不通で行方知れずだそうで……。しかも楓さん、定まった住居も持たずあちこちを転々としているみたいで、調査部門の者たちも手を焼いているようなんです」
「なら、デートが設定される前にもう少し情報を集めた方が良さそうだね。俺はミズキと一緒に彼女の身辺をもう少し探ってみるよ」
フェルン・ミュラーはそう言って皆浪に貸し出された車のキーを手に、瑞希と共に本部を出た。
「さて、俺たちはどうするか……」
天藍が仲間たちに向けて呟く。
「とりあえず、大きい方の車で明日の早朝お店に行って、そのお客さんが楓さんかどうか確かめましょう」
「そうしましょう。それと、お相手の方、妹さんには好意的だってヴォルフさん言ってましたよね」
かのんの提案にリチェルカーレが付け加えた。
「妹の見舞いを口実にするなら、退院する前に実行しなければならなくなるな」
「妹への差し入れを買って見舞った後は、遊園地辺りが定番か……」
シリウスの見解を聞きながら、クラウスは想定されるプランを呟きつつヴォルフ用のワイヤレススピーカーを手に取ると、ガルヴァン・ヴァールンガルドに渡す。
「ガルヴァン殿、間に合いそうか?」
「任せろ、造作も無い」
ガルヴァンは頷きながらスピーカーを受け取った。
ウィンクルムたちは、通信機としてワイヤレススピーカーをヴォルフに常時着装させて指示や助言を出す作戦を考案したのだが、そのまま洋服に括り付けては相手の女性に不信感を与え警戒されかねない。
そこで、宝石加工を生業としその腕も確かなガルヴァンが、ワイヤレススピーカーを装飾品にカムフラージュさせる仕事を買って出たのだった。
「それじゃ皆さん、明日の朝ここに集合して、ヴォルフさんの所に行って下さいね! この皆浪も明日は早朝出勤して皆さんをフォローします!」
●接触当日――イベリン領内共同墓地
翌朝。
「確か、A.R.O.A.の資料によると、楓さんの元パートナーだったレイゲルさんのお墓がこの辺に……」
他の仲間たちがヴォルフの店に到着したであろう頃、瑞希とフェルンはイベリン郊外にある静かな墓地を訪れている。
瑞希は前日A.R.O.A.本部で確認した資料の内容を持ち前の記憶力で細部まで覚えて把握し、フェルンと共に楓の元パートナー・レイゲルの眠る墓地に辿り着いていたのだった。
「ミズキ、あったよ」
整然と並ぶ墓石の間を縫うように歩くフェルンが、レイゲルの名の彫られた墓石を見つける。
「フェルンさん、これは……」
瑞希は瞠目した。
レイゲルの墓前には、萎れた紫のヒヤシンスが置かれている。
「この萎れ方は、置かれて数日といった所でしょうか?」
「そうだね。毎週ヒヤシンスを買っているという話からすると、これは恐らく先週買われたものだろう」
「紫のヒヤシンス……謝罪や悲哀といった意味を持つ花ですが、レイゲルさんが亡くなった経緯や家族構成など総合的に考えると、こうした意味の花を添える人は楓さんや下川博士辺りに限られてきます」
「うん、それにこの萎れ方だからね、やはりヴォルフさんの想い人は楓さんで間違いないよ」
ミズキはフェルンと導き出した結論を携帯電話で仲間たちに知らせた。
「さて、次は彼女の居住地を割り出そう。こっちの問題はそう簡単には片付かなそうだけど」
「皆浪さんの話だとA.R.O.A.の調査部門の人たちでさえ手を焼いているという事でしたし」
「でも、楓さんが過去に身を置いていた場所やどの辺りを転々としていたのか、その調査記録も目を通してきたんだろう?」
「はいっ、バッチリです」
瑞希とフェルンは次なる目的の為再び動き出した。
●接触当日――ベルネ生花店
ウィンクルムたちが相手の確認とデートの打合せをすべくベルネ生花店に到着すると、店内ではヴォルフが手際良く開店準備を進めていた……かと思いきや。
「あわわっ!」
切り花の入ったバケツをひっくり返しそうになるわ、ショーケースのガラス窓を閉める際に指を挟むわ、ルーティンワークの筈がアクシデント連発で明らかに浮き足立ってしまっているのが分かる。
「そんなに緊張するな。肩の力を抜け」
天藍は心配で気が気では無い。
かのんも見ていられなくなり、
「背伸びをする必要はありません。ヴォルフさんが自然体でいられる事が一番ですから、デートと思わず買い物に付き合ってもらう程度に考えましょう」
と声を掛け、ヴォルフを落ち着かせた。
「ですよね……頭では分かってるんですけど、こ、こういうのほんと初めてで……」
「ヴォルフさん」
ヴォルフに冷静に考えてもらおうと、シルキアが声を掛ける。
「ヴォルフさんなら、お仕事柄紫のヒヤシンスが持つ花言葉もご存知ですよね?」
「……はい」
「毎週それを買い求める彼女を、どう思いますか……?」
シルキアの問いに、ヴォルフは意外にも即答した。
「転んで泣かないように、支えてあげたいです。きっと、彼女は俺には想像出来ないくらい重いものを背負ってるんだと思います。代わりに背負う事も重荷を捨てさせる事も、他人の俺がしていい事じゃない……でも、背負う彼女を支えてあげる事なら出来ると思うんです」
ヴォルフの本気具合を知り、シルキアは安堵の笑みを浮かべる。
「これは勘ですが、ヴォルフさんのその真心から発せられる言葉なら、きっとお相手に響くと思います。困った時は手助けしますよ、応援してますね!」
(紫のヒヤシンス……誰かに謝罪の思いを伝えたいのでしょうか……? せめて、毎週買われる理由だけでも判るといいのですけど……)
シルキアとの会話を横で聞きながら、かのんは秘かに願った。
「ヴォルフ、これを付けろ」
続いて、ガルヴァンがワイヤレススピーカーをヴォルフのエプロンに留める。
小ぶりな花のコサージュに扮したそれからは、正体がスピーカーであるとは全く想像出来ない。
「これで俺たちからの指示やアドバイスがリアルタイムで聞けるようになる筈だ。精霊の聴力ならこのスピーカーからの音声も聞き取れるだろう。ピンマイクも襟の裏に挿しておく。試しに何か呟いてみろ」
「はい……き、聞こえますか?」
『感度良好、どうぞ』
クラウスがヴォルフとテスト通信した。
人間には聞き取れない音量でクラウスの声がスピーカーから発せられるが、人間以上の身体能力を持つ精霊のヴォルフには確かに聞き取れる。
「問題はなさそうだな。ヴォルフ、女性とのデートが終了するまでの期間、常時それを身に付けておけ」
「分かりました」
ヴォルフはガルヴァンに頷くが、その顔からはなかなか緊張の色が抜けない。
「とにかく、何かあったら俺たちが助け船を出すから」
天藍がヴォルフの肩を軽く叩いた。
「は、はい……よろしくお願いします……」
開店してから暫く経ち、間もなく昼になるという頃。
「い、いらっしゃいませっ」
事前にヴォルフから聴取していた通りの特徴の女性が一人、入店してきた。
『俺も入店するが、あまり意識するなよ。女性に勘ぐられたらお終いだ』
「はい……」
ガルヴァンは女性を近距離から確認しようと、客を装い店内に入る。
『俺たちも知人のふりをして行けるようにしておく。相手を誘いやすくするよう声を掛けるから、その時は上手く合わせてくれよ』
天藍・かのんの方も準備万端だ。
「わ、分かりました……」
女性の方は、ヴォルフが言っていた通り殆ど彼を見ず、挨拶も小さく頭を下げる程度だ。
(器用に服の袖口で紋章を隠しているが、この雰囲気は神人で間違いなさそうだな)
ガルヴァンは女性に悟られないよう胸の内で頷いた。
「天藍、あの方が神人かどうか分かります?」
付近の建物の陰からそっと様子を窺っていたかのんが、隣に立つ天藍に問う。
「……ああ、彼女は十中八九神人だ」
かのんは天藍の答えを本部の皆浪にメールで送信した。
一方、シリウスは特徴的な耳を持つマキナである為、女性を刺激しないよう距離を取りつつも、仲間たちによる女性の調査が上手くいくよう懐中時計の多重世界線を発動させる。
別方向では、シルキア・クラウスペアがこっそり女性を観察していた。
「シルキア、俺も彼女は神人だと思う」
「そっか、分かった」
女性を神人と感じたクラウスの言葉を聞き、シルキアは携帯電話で女性をズーム撮影し、A.R.O.A.本部で待機している皆浪に送信する。
殆ど待たずに全員の携帯電話に返ってきた皆浪の回答は『だいぶ大人びてはいますが、下川楓さんで間違いないでしょう』というものだった。
瑞希とフェルンからも報告が入り、これでようやく紫のヒヤシンスの人と楓が繋がった。
「でも、ヴォルフさんにはこの事伝えない方がいいですよね? まだ名前も知らない筈なのに、ヴォルフさんの性格じゃ事前に知ってしまったら知らないふりは出来ないんじゃ……それに、好きなお相手の事はご自身で聞きたいでしょうし」
リチェルカーレがヴォルフとの回線を切った状態で提案すると、皆からは同意する答えが返ってくる。
その頃、ヴォルフは大苦戦中だった。
「い、いつもの、ですよね?」
顔は引きつり、声も裏返っている。
しかも、ヴォルフは話し掛けようとしては言葉を詰まらせるを繰り返し、遂に楓は紫のヒヤシンス代を払って店を出ようとしている。
「自然体で行くのはまだ無理か……」
ウィンクルムの紋章を隠し、天藍とかのんが動き出した。
「やあヴォルフ、今日も精が出るな」
「こ、こんにちは!」
「確か、テレジアは入院中だったな。毎日妹の所に行ってるのか?」
テレジアが入院中という言葉に、伏しがちだった楓の瞼がピクリと上がり、その足も止まる。
(よし、興味を持ってるぞ……)
「こちらの方は常連さんか?」
「あっ、は、はい……ま、ま、毎週来て下さってて……」
「そうか、そういえばヴォルフ、前に病院に持っていった差し入れは妹の反応がイマイチだったんだろ? たまには女性の意見も聞いて探してみたらどうだ? ほら、こうして女性の常連さんもいるじゃないか」
「ええっ!?」
楓はヴォルフと一緒になって奇声を上げた。
『ヴォルフ、一緒に驚いてないで一気に畳み掛けろ』
ガルヴァンがさりげなく店を出て指示を出す。
「あっ、そ、そうですよねっ! えっと、あの……妹は貴女とよく会話されてたみたいですし、い、い、一緒に差し入れを選んで、テレジアに顔を見せてやってもらえますか?」
「でも……」
『逃がすな』
シリウスが一言だけヴォルフに指示した。
職業柄か、それとも隠れた本性か、定かではないが彼は今この時を攻めるべきタイミングだと察知したのだろう。
「あっ、明日!」
「えっ!?」
驚く楓にヴォルフは決死の攻勢に出た。
「明日、明日10時! タブロスモールの正面入り口で待ってますから! よろしくお願いします!」
「こ、困ります!」
楓は紫のヒヤシンスを抱え、走り去ってしまった。
「ど、どうしましょう……俺、やっちゃいましたよね……完全に大失態ですよね……」
遠くなる楓の後ろ姿を眺めながらうなだれるヴォルフの肩を、またも天藍が優しく叩く。
「諦めるのはまだ早い。形はどうあれ約束は約束だ。彼女ならきっと来る」
●デート当日――タブロスモール
一夜明けて、デート(を一方的に申し込んだ)当日。
タブロスモールの正面入り口で女性を待つヴォルフを遠くから窺うようにして、シルキアとクラウスが買い物客を装い佇んでいた。
楓の抱える心の傷を考えると、ウィンクルムや神人の姿が目に入る事は出来れば避けたい。
シルキアらはウィンクルム感を出さないよう2人ともグローブで手の紋章を隠している。
特に、楓の元パートナーと同じテイルスであるクラウスの方は、耳をターバンで覆い尻尾をコートの下に隠す徹底ぶりだ。
用意周到で落ち着き払った2人とは対照的に、ヴォルフは落ち着きなく右往左往していた。
『ヴォルフさん、とりあえず今日の目標は3つです。名前を聞く事、一緒にお出掛けを楽しむ事、また会いたいと思ってもらう事、ですよ。自己紹介は仲良くなる為の第一歩です! 笑顔で、ちゃんと相手の顔を見て下さいね。なかなか笑わない人の笑顔、とっても嬉しいものですよ!』
リチェルカーレがインカム越しにそう言うと、遠目から見守るアラノアも
『彼女の事、凄いと思ったら素直に褒めましょう。何かされたり言われたりして、嬉しいと思ったらそのまま表現しましょう。大丈夫です、ありのままの姿を見せましょう!』
とメンタルヘルスの知識を駆使してヴォルフを励ます。
「わ、分かりました……」
一方、リチェルカーレがヴォルフに掛けた言葉の最後にどうにも気まずい思いを抱えたシリウスは、隣にいる彼女からそーっと目を逸らした。
(悪いとは思うがこれは性分だ……努力はするが……)
午前10時。
熊のようにうろうろするヴォルフの目に、黒縁眼鏡の女性の姿が映る。
何だかんだで楓は待ち合わせに来てくれたのだ。
「こ、こんにちはっ、来てくれて、ありがとうございます……ええと、申し遅れました、俺はヴォルフ・ベルネです。今日はよろしくお願いします」
「……メープルです」
女性は『楓』ではなく『メープル』と名乗ったが、まずはリチェルカーレの課題を一つ、ヴォルフはどうにかクリアした。
「あ、メ、メープルさんと仰るんですか……か、可愛らしいお名前ですね」
続いて、ヴォルフはアラノアの励ましに従い、感じたままに彼女を褒める。
「かっ、かわ……っ!? ど、どうも……」
メープルはストレートな褒め言葉に動転こそしているが、それを嫌悪する様子はない。
非常にぎこちない様子ではあるが、2人の初デートは無事に幕を開けた。
しかし……それっきりだ。
「……」
「……」
ヴォルフはメープルと無言のままあてもなくモール内を彷徨っている。
このままでは病院にすら辿り着けないのではないかと危惧したウィンクルムたちのうち、まずはリチェルカーレが指示を出した。
『ヴォルフさん、花の話から始めてみませんか? 『いつも同じ花を買ってくれるけどお好きなんですか』とか』
付近で偶然を装いつつ見守っているかのんもヴォルフを勇気付ける。
『お花の話題は良いですね。ヴォルフさんの得意分野ですし、お喋りのハードルは下がります。お買い物の間は、ご自身や妹さんの好きな物を話しながらお相手の好みを聞く事だって出来ます。そうすれば、自然にお話が続くと思いますよ』
「な、成程……あのっ、メープルさんは、む、む、紫のヒヤシンスがお好きなんですか!」
「『同じ花』をいきなり『紫のヒヤシンス』って、直球過ぎる気が……。もう少し順序立てた方が……」
「ですよね……」
かのんとアラノアが不安げに顔を見合わせる。
「っ……別に、そういう訳じゃ……それより、具合、悪いんですか? ……妹さん」
やはりヴォルフの一言は直球過ぎたようで、メープルはすぐに話題を逸らしてしまった。
「……っ、は、はい。生まれつき体が弱くて。でも、今回は毎年恒例の検査入院で、特段悪化してるとかそういう事じゃないんです」
「そうですか……」
メープルは少しの思案の後、玩具売り場へと足を運ぶ。
ヴォルフは彼女の後ろをついていく。
「並んで歩けない辺りは初々しいと言うか何と言うか……」
苦笑するリチェルカーレの隣で、シリウスが半ば呆れた調子で溜め息を吐いた。
「あんなポジショニングじゃ咄嗟に彼女を守れないだろうが」
「シリウスって、いつもそういう事考えて私と歩いてくれてたんだ……」
と、花も綻ぶ眩しい笑顔を向けるリチェルカーレ。
「……」
だが、図星を突かれたシリウスは照れ隠しにつつーっと彼女から視線を逸らす。
『勿体ないぞシリウス! 笑顔を返す絶好のチャンスだったのに!』(天の声)
玩具売り場に到着したメープルは、携帯用ゲーム機を陳列棚から取った。
「これ、最新のです。オフライン設定も出来るし、体内に医療用電子機器類を入れてなければ妹さんも病室で遊べるかと……毎年恒例なら、今年買っておけば来年以降も楽しめます」
先程までとは打って変わって流れるような口調で喋り出すメープルに、ヴォルフの心もフッと軽くなる。
すると、そこに加勢するかのように瑞希が玩具売り場の店員に扮して登場した。
瑞希はフェルンと一緒に楓の居住地を割り出そうとしたのだが、現住居の手掛かりとなるものを発見する事は叶わず、A.R.O.A.の記録をなぞる結果となってしまっていた。
そこで、デート終了後の楓を尾行して調査をしようと考えているのだ。
「お客様、そのゲーム機は大変人気で、陳列品しか在庫がないんです。今がご購入のチャンスですよ!」
「盲点だったなぁ……女の子だから、人形や折り紙ばかり用意してたんで。テレジアも喜びます!」
店員姿の瑞希に持ち上げられ、ヴォルフに喜ばれ、顔には出さなくてもメープルの機嫌は上々のようだ。
「……私が払います。妹さんにプレゼントさせて下さい」
「っ、いいんですか? ありがとうございます!」
少しずつ縮まっていく2人の距離に、見守るウィンクルムたちの顔も自然と緩む。
『会話の内容から察するに、メープルさんはメカニックな分野に詳しそうですよね。おうちの家電の事とかも話題に乗せてみませんか』
(楓さんならその辺は得意分野の筈。家電の事も分かって彼女の事も知れる、彼にとっては一石二鳥!)
「……はい!」
アラノアの助言もあり、ヴォルフは何とかメープルとの会話を絶やさぬまま、テレジアのいる病院まで移動出来たのだった。
●デート当日――タブロス市内の総合病院
メープルを連れ病室を訪れたヴォルフに、テレジアは目をぱちくりさせつつも喜んだ。
「こんにちは……これ、どうぞ」
テレジアに差し入れを渡すメープルの目に警戒の色はなく、随分と穏やかだ。
これが本来の彼女の表情なのかもしれない。
「わぁっ! いいの? ありがとう! 退院したら、お店で一緒に対戦しようね!」
「はい、是非」
「良かったな、テレジア」
微笑むヴォルフだったが、この直後テレジアから無邪気な爆弾を食らう。
「うんっ……ねぇお兄ちゃん、私、メープルさんみたいなお姉さんが欲しいなぁ……」
「ええっ!?」
メープルとヴォルフはまたも一緒に驚いて互いに顔を逸らした。
「それじゃ、私はこれで……」
いたたまれなくなったのか、メープルは俯きがちに病室を出る。
『ヴォルフさん、このまま終わったら勿体ないです! まだ時間はありますし、遊園地にでも行きましょう。段取りはこちらに任せて下さい!』
シルキアは『マーメイド・レジェンディア』のペアチケットとパンフレットを手に急いで指示を出した。
『そうですよ、遊園地で一緒にアトラクションに乗ったりして、共に同じ体験をしながらだと間が空く心配もなくなります! きっと楽しいですよ!』
シルキアの指示とかのんの励ましで自身を鼓舞したヴォルフは、
「そ、外まで送りますっ」
と何とか病院の玄関まではメープルを繋ぎ止めたが、そこから先の口実が思い付かない。
「『まだ貴女と一緒に居たい』という一言は、今のヴォルフさんには荷が重いかな」
急ぎ足でヴォルフに近付きながら、シルキアはクラウスと言葉を交わす。
「そうであろうな……その一言を口にしたが為に自他がどうなるか、経験の無いヴォルフには不安で仕方がなかろう。大事な想いであればある程、壊したくないものであり、相手の負担にもしたくはないものだ」
「何か、クラウスが言うと凄く説得力あるね」
(もしかして、クラウス自身もそうなのかな?)
(その上目遣いがまた可愛らしいと言うか……待て! 任務中だぞ!)
クラウスはふるふると首を振り、
「さて、俺たちも助太刀だ」
とシルキアの手を取り、偶然家族の見舞いに来た知人を装って接触した。
「あら~、お久しぶり! ヴォルフさん、もしかしてデート? ちょうど良かった~、これあげる」
「俺たちは急用が入ってしまってな」
シルキアとクラウスは『マーメイド・レジェンディア』のフリーパス券2枚とパンフレットをヴォルフに差し出す。
「いいんですか!?」
まさかここまでお膳立てされるとはヴォルフも思っていなかったらしく、彼は仕掛け人のウィンクルムと知っているにも関わらず素っ頓狂な声を上げた。
「いいのいいの、楽しんでね~!」
ヴォルフの横では明らかにメープルが困惑していたが、反論の余地を与えては遊園地行きがパアになる。
シルキアとクラウスはそそくさと2人から離れ、マーメイド・レジェンディアへ車で先回りを開始した。
「折角ですから、その……行きましょうか」
「え、ええ……」
シルキアらの思惑どおり、2人は遊園地に行く流れに乗った。
しかし、一難去ってまた一難である。
「どうやって行けばいいんだろう……マップ、マップ……そ、そんな……」
『どうした』
狼狽えるヴォルフにシリウスが尋ねると、まさかの答えが返ってきた。
「交通アクセスの説明が大ざっぱ過ぎて、分からないんです……」
『……とにかく、病院駐車場の西側出口から大通りに出ろ。後の指示はそれからだ』
デートコースを事前に調査し、周辺情報を把握しているシリウスは、頭を抱えつつもマーメイド・レジェンディアまでヴォルフをナビゲートするのであった……。
●デート当日――波乱のマーメイド・レジェンディア
シルキアらの助太刀とシリウスのナビゲートによってマーメイド・レジェンディアに到着したはいいが、初めての場所にヴォルフは完全にお上りさん状態と化していた。
事前にA.R.O.A.に申請して入手しておいたスタッフの制服を着用し先回りしていたリチェルカーレとシリウスも、そんなヴォルフの様子に内心ハラハラしている。
『ヴォルフさん、折角来たんですからまずは何かアトラクションを……』
かのんに言われ、ヴォルフは慌ててマップを開いた。
「そっ、そうですね……! その……メープルさんは、どんなアトラクションがお好きですか?」
「ええと……」
無意識にジェットコースターを見上げるメープルを見て、ヴォルフは初めて勘が働く。
「もしかして、絶叫系ですか?」
「……別に、そればかりではないですけど……」
「でも、好きなんですよね? 俺も好きですよ!」
「ええっ!?」
『ヴォルフ、やるじゃないか』
掛かる単語は違えども、ヴォルフのド直球にメープルは驚き、インカムで聞いていた天藍も満足げだ。
「……あ、あのっ、それは、その……行きましょう!」
ヴォルフは絶句するメープルから照れ隠しに目を逸らし、ジェットコースターだけを見据えて大股で突き進んでいく。
『この人混みでお前がズンズン先に進んだらはぐれるぞ。メープルと手を繋げ』
一般客としてアラノアと一緒に見守っていたガルヴァンは盛大な溜め息を吐きながら指示を出した。
しかし、ヴォルフの方は困惑するばかりで実行に移せずにいる。
「ガルヴァンさん、ヴォルフさんの手、行き場が無くてそわそわしてるよ……」
「要は繋ぎたいけどタイミングが掴めない、という事か……行くぞアラノア」
ガルヴァンとアラノアはさりげなくヴォルフたちの前に滑り込むと、
「アラノア、このままでははぐれる。手を出せ」
「うん」
と、何とも自然に手を繋ぐ様を見せつけ、人混みの中に消えていった。
『ボサッとするな、次はお前の番だぞ』
「あっ、は、はいっ……お、俺たちもはぐれないようにしましょうか……」
ガルヴァンに言われて勢いでメープルの手を取ってはみたものの、振り払われるのではないかという不安でヴォルフの視線は落ち着かない。
シリウスは
『とりあえず狼狽えるな。しゃんとしろ』
と声を掛けるが、なかなか『しゃんと』出来ないヴォルフを見かね、会話で紛らわすよう指示を出す。
しかし、経験値のないヴォルフは既にネタ切れだった。
「シリウス、お互いの趣味とか、妹さんとの思い出とか、お花の話題だってまだまだ尽きてない筈だよ」
『趣味、妹との思い出、その他花について、話題はまだ尽きていない』
リチェルカーレに耳打ちされるままシリウスはヴォルフに伝え、その間に水色の犬の着ぐるみ(?)がマジックブックを開きヴォルフの緊張を人知れず緩和させる。
お陰でヴォルフはどうにかジェットコースターに乗るまでの時間を会話で繋ぐ事に成功した。
ジェットコースターを乗り終えてパーク内を歩く2人は、小さな人だかりを見つけそちらに寄っていく。
人だかりの中心では、オレンジ色の猫の着ぐるみがどこぞで見かけた水色の犬の着ぐるみをピコピk……もといメロディカハンマーで叩き、その度に犬の歌声が楽器の音色に変わるという風変わりな大道芸を披露していた。
2体の着ぐるみのパフォーマンスに、見物する子供たちはキャッキャと笑っている。
着ぐるみの正体は、シルキアとクラウスだ。
2人は一度病院で会ってメープルに顔を知られている為、先回りして借りた着ぐるみ姿でヴォルフらを見守っていたのだ。
子供たちと一緒になって微笑む2人は、初々しくも非常にイイ雰囲気だ。
「アラノア、今のうちに準備だ」
「リチェ、俺たちも動くぞ。ただ、念のためその紋章は隠しておけ。彼女はウィンクルムに対してあまりいい印象はないだろうから」
「分かった!」
シルキアらがヴォルフとメープルの気を引いている間に、アラノアとガルヴァンはヴォルフの近くの物陰へ、リチェルカーレとシリウスはヴォルフらの傍へと転進する。
そして、
「本日いらしたお客様へのサプライズでーす!」
とリチェルカーレが明るい笑顔で叫ぶと、アラノアが満を持して物陰からハロウィンの大行進を繰り出した。
周囲の客はサプライズに歓声を上げている。
「やっぱり、その緊張感の無さで声を掛けたから、余興っぽくていいな」
シリウスにからかわれ、リチェルカーレは
「もうっ」
と頬を膨らませたが……その直後彼女は満面の笑みを浮かべた。
(シリウスが笑った!)
アラノアが大軍勢の中からフランケンシュタインをヴォルフたちにゆっくりと接近させる。
(楓さん、ごめんね……でも、吊り橋効果ってのもあるし、これで2人の距離がもっと縮まれば……!)
『ヴォルフ、彼女を守って男を見せろ。今後神人を守る練習にもなる。後ろを見ろ』
ヴォルフがガルヴァンの指示で振り向くと、そこには顔面蒼白で震えるメープルの姿があった。
「来るんじゃなかった……死んじゃう……」
メープルはうわごとのようにそう繰り返している。
『相当怯えている。過去に何かあったのかもしれないぞ。ちゃんと安心させてやれ』
ガルヴァンに言われヴォルフがメープルに声を掛けようとした、その時……。
メープルは狂気を孕んだ目でフランケンシュタインを睨み、ヴォルフを庇うように立ちはだかったのだ。
「えっ!?」
彼女のまさかの行動に、ヴォルフのみならずウィンクルムたちも愕然とする。
「殺しなさいよ! このまま生きてくよりいっその事殺してくれた方がよっぽど楽よ! この人は関係ない! さあ、殺しなさいよ!」
目を剥いて悲鳴混じりに叫ぶメープルは、常軌を逸していると言っても過言ではない。
「あの、メープルさん、落ち着いて……」
「殺しなさいよ! 殺しなさいよ!」
なだめようとしたヴォルフの手は、メープルによって反射的に払われた。
その直後……
「あああもう見てらんねぇなおい! 退けやっ!」
「「「「「!?」」」」」
ウィンクルムたちを更に吃驚させる事態が起こった。
ヒステリーを起こしたメープルの言動が引き金となったのか、別人かと思う程の口調と形相でヴォルフがメープルを押しのけたのだ。
「沈めやコラ!」
ヴォルフはフランケンシュタインの襟首を掴むと力任せに地面に叩き伏せ、
「いっぺん死ね! つーか永久に死ね!」
と付近に立っているだけの他の死霊を殴りつけ、
「ああ? ナメた真似してんじゃねーぞコラ!」
とオブジェとして佇むカボチャランタンを蹴り飛ばす。
当初は歓声を上げていた周囲の客もドン引きだ。
これ以上ヴォルフの醜態をさらす訳にはいなかいと感じたアラノアは、召喚した死霊たちを杖で操り、客たちの視線を遮る壁とした。
「大丈夫でしょうか……」
『おいよせヴォルフ、落ち着け!』
かのんは心配そうにヴォルフを見つめ、天藍はインカムでヴォルフを止めようとするが聞く耳持たずである。
「私がお客さんたちの気を引くから、シリウスはヴォルフさんを!」
「……仕方ないな」
スタッフ姿のリチェルカーレとシリウスが動き出した。
「お客様驚かれましたか? 本日のサプライズイベントはいかがだったでしょうか!」
にっこり笑顔で窮地を凌ごうとするリチェルカーレの傍で、シリウスは味方に大成功をもたらす懐中時計の強運を頼る。
そこに水色の犬とオレンジ色の猫も加わり、どうにか場の雰囲気を変える。
すると、客たちはヴォルフの暴走もサプライズイベントの一環だったと信じ込み、笑い声を上げながらその場を去っていった。
それを確認したシリウスは、ヴォルフを羽交い締めにする。
「ヴォルフ! もうその辺にしておけ!」
「あ、俺……」
シリウスに動きを封じられようやくヴォルフは我に返るが、その直後彼の顔から一気に血の気が失せた。
「うああああやってしまったぁーーーっ!」
●デート当日――大逆転のマーメイド・レジェンディア
「あの、その……さっきは、すみませんでした。俺、実は昔ちょっとやんちゃだった頃がありまして……」
ひとまず近くのカフェに入ったヴォルフとメープルだったが、ヴォルフの大暴走のせいで雰囲気は非常に気まずくなっていた。
ウィンクルムたちも離れた席から2人を秘かに見守る。
「あれが『ちょっと』か?」
「確かにあれは強烈だったな……」
シリウスと天藍が揃って溜め息を吐いた。
「危険が迫ると、昔の顔が表に出てきてしまうというか……ああなるともう自分で制御出来なくて……」
『そこまでキレた理由は何だ? それをちゃんとメープルに説明しないと、人格豹変型の危険な奴と認識されて終わりだぞ』
ガルヴァンの言葉に、ヴォルフは意を決して頷いた。
「……貴女に、何かあったらと思ったら」
「え……」
ヴォルフは戸惑うメープルを真っ直ぐに見つめる。
「真っ青な顔して震えてた時は、何とかしなきゃとしか思いませんでした。貴女の手を取って走って逃げる事も考えました。でも、貴女が俺の前に出て叫んだ時、このままじゃ貴女が危険だと……そう思ったらもう、あのザマでした」
『ヴォルフさん、メープルさんがあんな行動を取った理由、気になりますか? いつも紫のヒヤシンスを買う理由も……。もし知りたいと思うのなら、今なら聞けると思いますよ』
アラノアがヴォルフに助言した。
『そうですね、ヴォルフさんの方から水を向けてあげると彼女も話しやすいかもしれませんよね』
とかのんにも背中を押され、ヴォルフは一つ息を吐いて切り出す。
「隠してた訳じゃないんです……ずっとキレてなかったので、自分でもすっかり忘れてて……でも、驚かせてしまいましたよね、本当にすみません」
「……怖かった」
「で、ですよね、あんな暴言吐いて暴れて……」
「そうじゃなくて、また目の前で誰かを死なせてしまうのかと思ったら、怖くて……」
その一言を聞いたウィンクルムたちは、話の風向きが変わったのを確かに感じた。
「……また?」
小首を傾げるヴォルフに、メープルは僅かに声を震わせながら話し始める。
「私は、メープルじゃなくて……本当の名前は、楓……下川楓です。何年か前に、ウィンクルムとして契約したばかりの精霊をオーガに殺されました……」
誰かを亡くしているのかとは想像していたが、その相手が予想を上回る存在であった事にヴォルフは言葉を失った。
「私、彼に恋をしていました。私を庇ったりしなければ、彼は死ぬ事なんかなかった。私の、せいなんです……」
「だから、紫のヒヤシンスをいつも買われていたんですね」
ようやく出たヴォルフの言葉に、楓は頷く。
「貴方は隠してた訳じゃない、忘れてたって言いましたけど、私は……忘れられなくて、でも貴方を見る度に彼を忘れていってしまいそうで、そんな自分の罪深さが許せなくて……だから、隠してました。本名も、過去も……本心も。初めて貴方を見た時、雰囲気が彼に良く似ていたのでびっくりしました。それからというもの、貴方の笑顔が頭から離れなくなって、でも、彼を犠牲にして生きている今の私が他の誰かを想うなんて事、許される筈がなくて……貴方には踏み込まない方がいい、そう自分に言い聞かせてきました」
「だから、ヴォルフさんと目を合わせなかったんですね……」
「最初に会った時に驚いていたのも、それが理由でしょうね。こればかりは仕方ないハードルですが……」
インカム越しに聞こえる楓の告白に、リチェルカーレとかのんは切なげにそう口にし、アラノアは胸を痛めた。
(レイゲルさんの事を悼み続けて、彼の死に責任を感じて……だから、前に進めずにいたんだ……ヴォルフさん、大丈夫かな? 楓さんの事、受け止められるのかな?)
だが、アラノアの心配は杞憂に終わる。
「だから塩対応だったんですね……ハハッ、良かった」
「……え?」
「いや、これでも結構悩んでたんです。嫌われるような事したのかな、何かマズイ事言ったのかなって。嫌われてはなかったんですね、良かったー」
ヴォルフはその双眸に深い優しさを湛えて続ける。
「たとえ記憶が風化しても、亡くなった人に対して抱いていた想いって絶対に色褪せないんです。俺の場合は恋人じゃなくて両親ですけど。だから、生きてる人間はどう足掻いたって先立った人には敵わないんです。それでも俺は……貴女の笑った顔を、見たい」
「ヴォルフ、さん……」
楓の頬を一筋の涙が伝った。
「その為なら、出来る限りの事をしたいし……だから、また、こ、こうして……」
そこで言い淀むヴォルフの背中を押すどころか蹴り飛ばすかのような勢いで天藍が最後の指示を飛ばす。
『頑張れ! 言い切れ!』
直後、ヴォルフは楓を真っ直ぐ見つめた。
「こうして、会ってもらえませんかっ!」
「……ふっ……ふふっ、はい」
「あっ……!」
楓が頬を濡らしながら見せた笑顔に、ヴォルフのハートは完全に撃ち抜かれた。
2人が大きく前進した事に、アラノアはほっと胸を撫で下ろす。
(楓さんの過去を知っても、ヴォルフさんはちゃんと受け止めて支えようとしてる……その真心が、ちゃんと伝わったんだ……)
●デート当日――幸せの余韻は遠のいて……
「本当に、ここでいいんですか?」
遊園地からの帰り、ヴォルフはタブロス市内のひなびた安宿に楓を送り届けていた。
5組のウィンクルムたちは2台の車に分乗して通信機の電波が届く範囲の場所に駐車し、様子を窺っている。
「はい……実は私、今は根無し草状態で。でも、ここに寝泊まりしている間に定住先を探す事にします。決まったら、またお店に行きますね」
「分かりました。紫のヒヤシンスは、いつもの曜日に仕入れておきます」
「あの……今度行く時は、スイートピーを追加してもらえますか?」
『スイートピーには、『門出』とか『優しい思い出』という花言葉があるんですよ。それに、悲しい花言葉の多い紫のヒヤシンスですが、ヒヤシンス自体には『悲しみを越えた愛』という意味があります。楓さんは、亡くなった精霊さんとの思い出を大切にしながらもヴォルフさんとの再出発を誓うつもりなんですよ、きっと』
リチェルカーレの言葉を受け、楓を見つめるヴォルフの頬はぽーっと色付いた。
「あっ、はい、お任せ下さい!」
その後2人は月並みな挨拶を交わし、楓は宿の中へ、ヴォルフはイベリン方向へと車を走らせる。
ウィンクルムたちも2人の初デート成功を喜びながら、それぞれ帰途についた。
シルキアは、その前途を祝しながら天を仰ぐ。
「2人がウィンクルムとして無事に契約を果たすまで、どうかA.R.O.A.の優秀な調査員が楓さんを見守ってくれますように……」
宿泊室に入った楓の携帯電話が鳴る。
画面に表示された相手の名前に、楓の表情が凍り付いた。
電話の相手は、神人を恨み、これまで楓に神人を苦しめる為の発明品を作らせてきたニキータ・ルドルフという女だ。
楓は挨拶もそこそこにニキータに切り出す。
「ニキータ、私もう……終わりにしたい」
『でしょうね。今の楓ちゃんならそう言うと思ったわ』
「……どういう、意味?」
『私は何でもお見通し、って意味よ。ねぇ楓ちゃん、アンタと私の境遇は似て非なるもの、だからアンタが抜けたいと言うなら抜けさせてあげてもいいわ。だから……ちょっとツラ貸しなよ』
「……もし、断ったら?」
『花屋の彼、どうなっても知らないわよ』
「っ!」
『それじゃ、待ってるわ』
「現在地も把握出来たし、今後の動きも推測出来そうだったから彼女から離れてきたけど……何だろうね、妙な胸騒ぎがする」
帰り道、車を運転するフェルンが呟いた。
「もう少し、様子見であの宿を張り込むべきだったでしょうか……?」
助手席の瑞希も不安げに返す。
「……引き返そう。以前のような痛ましい事が起きないようにしたいからね」
フェルンは己の直感を信じて楓の宿泊先へと戻り、フロントに彼女の所在を確認した。
しかし、そこにもう楓の姿はなかった……。
依頼結果:大成功
MVP:
名前:シルキア・スー 呼び名:シルキア |
名前:クラウス 呼び名:クラウス |
名前:アラノア 呼び名:アラノア |
名前:ガルヴァン・ヴァールンガルド 呼び名:ガルヴァンさん |
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 北織 翼 |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | 日常 |
エピソードタイプ | EX |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 普通 |
参加費 | 1,500ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 08月02日 |
出発日 | 08月09日 00:00 |
予定納品日 | 08月19日 |
参加者
会議室
-
2017/08/08-23:59
アラノア
インカム装備
基本的に一般人として遠目から見、助けが必要そうならアドバイス
凄いと思ったら素直に褒めましょう
嬉しいと思ったらそのまま表現しましょう
気が動転した場合メンタルヘルスで落ち着かせる
ガルヴァン
インカム装備
アラノアと同様一般客として遠目から観察
人混みが酷ければ手を繋ぐよう促すが、躊躇うようなら神人と一緒に二人の近くに行き
アラノア、このままでは逸れる。手を出せ
と手本として手を繋いで人混みの中にに消えようと思う
(モジズウのせいでお見舞いや買い物について全く触れられず…ので一応書く)
お見舞い
テレジアさんに好意的ならテレジアさんに「こんなお姉さんがいればいいのに」とか言って欲しい気持ちがある
買い物
家電の買い替えとか予定あれば女性にアドバイス聞くとかどうでしょう?
女性があの人ならその辺詳しそうですし。得意な事が分かって一石二鳥かと -
2017/08/08-23:42
-
2017/08/08-23:42
こちらもプランは提出済みです
主に前日のヴォルフさんへの助言や提案が主になりました
[32]で、リチェさんがお話しされてる花言葉が成就する切っ掛けになると良いですよね -
2017/08/08-23:36
プランは提出しました。
前日
適応神人の情報の共有(ヴォルフさん以外
インカム申請(ヴォルフさん用はガルヴァンさんに託す
翌日
お相手さん遠巻きから見て携帯で写真撮る
神人か見極める
デート先に遊園地勧めてみる
紫のヒヤシンスの花言葉を知って彼女をどう思うか聞いてみたい
デート日
買物とお見舞いは触れられませんでした。
お見舞い後、遊園地のチケット渡す行動と
遊園地では着ぐるみでパフォーマンスしつつ見守りと出来そうなサポートを。
(着ぐるみはオレンジの猫と水色の犬がいいなぁと…)天を仰ぐ
うまくいきます様に。 -
2017/08/08-22:02
わたしもモジスウがピンチです…シルキアさんにお願いしてもよろしいでしょうか?
かのんさんが言うように、直接接触しない人は普通のものでよい気がします、ね。
>目を合わさない理由
例の精霊さんとヴォルフさんに、何かしら似たところがあるのかと思いました。雰囲気とかそんなものが。
ヒヤシンスの花言葉、悲しいものが多いけれど「悲しみを超えた愛」という意味もあるそうですよ。悲しむだけじゃなくて、前に進むきっかけになればいいですね。 -
2017/08/08-21:57
>インカム
はい、申請しておきます。
目立ちにくいデザインのインカムで。 -
2017/08/08-21:52
時間のある内に言っておこう(汗)
えっと
お相手さんの住処を突き止めるのは文字数的に諦めました。
なので天に囁いておきます。
『どうかAROAの優秀な調査員が彼女の居場所を探しだし見守り保護をしてくれますように』 -
2017/08/08-21:41
件の女性がヴォルフさんに対して最初に会ったとき驚いたり、目を合わせてくれないのは、ヴォルフさんがテイルスで、某精霊さんを思い出すからなんでしょうか?
(毛色は違っていそうですけど)
こればかりは仕方ないハードルですが、今回の一件でヴォルフさんの素敵なところが女性の方に伝われば良いですよね
>インカム
シルキアさんがよろしければお願いしても良いでしょうか
(こちらは既にモ・ジスウが難敵です)
ヴォルフさんと女性に接触する人達の分は、あまり目立たない方が良さそうな気はしますけれど……
他にプランに盛り込む内容と文字数の兼ね合いもあると思いますのでお任せします
(細かな仕様はここで表明しておいたらなんとかならないでしょうかと思いつつ) -
2017/08/08-21:32
インカム申請している方いますでしょうか?
普通のインカムをみんなの分と、
ヴォルフさんの加工用小型ワイヤレススピーカーとピンマイクはガルヴァンさんに、
で良かったでしょうか。
皆のも目立たないものの方がいいのかな? イヤーフック型とか。
さすがに細かすぎるかな(汗)
誰もいないようならこちらで申請しますが。 -
2017/08/08-20:56
あ、あとバトルコーデというのなら、シリウスの懐中時計ボン・ヴォヤージュの「多重世界線」があります。「10m四方の範囲内の味方の大成功発生率を修正値分上昇させる効果がある」という効果ですので、御守り代わりに装備していきますね。
-
2017/08/08-20:50
アラノアさん、よろしくお願いします。全員で参加ですね。がんばりましょう。
>フランケンシュタイン
かのんさんが言われるように、アトラクションでのサプライズイベントっぽくするといいかもですね。女の人だけじゃなくて周りの人へのフォローにもなりそうです。
ええと、それではわたしたちは事前にデートの時の話題の提案(花のことから話してみる)とかこんな風に誘ってみたらという提案。
当日は少し遠めに様子見ながら困ったことがあればインカムで話題とか動きのアドバイス。遊園地でフランケンシュタインが出たときの「驚かれましたか?サプライズイベントはいかがだったでしょうか」とかのフォローに回ろうかと思っています。…シリウスがわたしくらい緊張感ない人間が話した方が喋った方が余興っぽくていいだろうと…(ほっぺた膨らませ)。 -
2017/08/08-20:01
全員で協力してのミッションですね
改めて皆さんよろしくお願いします!
>フランケンシュタイン
吊り橋効果、楽しそうです
シルキアさんのお話のように遊園地内で実行して、サプライズイベント!とフォローが入れば女性の方のトラウマへの刺激も最小限にならないでしょうか
私達は事前にヴォルフさんにお会いして、女性が来た時にヴォルフさんの知人の振りしてお店に行くこと
必要ならヴォルフさんがデートに誘いやすくなりそうな話題作りをすること
デート先の提案をすることと、
タブロスでは付近でお2人の様子を見ながら、フォローが必要な時は偶然2人を見つけたことにして声かけに行こうかなと思っています
私と天藍はヴォルフさんのお店で女性と顔を合わせることになるので、そのままヴォルフさんの知人ということにしておこうかしらと
あ、それから
女性が神人だった場合、ヴォルフさんにつけたマイクから女性の情報を入手できたら、本部の職員さんにその内容を連絡しておきたいです -
2017/08/08-15:26
もしデート先「マーメイド・レジェンディア」で決まりなら
誘い役やります
「当日フリーパス券あるんだけど行けなくなっちゃってー代りに行ってくれる?」 と、強引にチケット渡して去る。
こんな感じです。
ここで私達は面が割れるので遊園地では着ぐるみ姿でいます。
強引な話の進め方でごめんなさい。
相談時間がもうあまり無いので… -
2017/08/08-12:57
アラノアさん、よろしくお願いします!
>ハロウィンの大行進でハプニング
それならデート先は「マーメイド・レジェンディア」がいいかもしれませんね。
>デート先
お見舞い後のデート先ですが、かのんさんが[8]で言っていた
>私達ウィンクルムがヴォルフさんのお友達の雰囲気で2人を遊びに誘う
これで「マーメイド・レジェンディア」へ行ってもらうのがいいんじゃないかと思います。
アトラクションやムーンライト・ロードや観覧車、園内カフェもあるだろうし、選択肢は十分あるので。
こちらもスタッフに扮せるのが利点大きいですし。
どうでしょうか。 -
2017/08/08-00:19
皆さんで連携した方が成功率上がりそうなので私達も協力したいです
>イヤホン偽装
アラノア
あ、それならガルヴァンさんのアクセサリーが5なので何とかなりそうな気がします。
ガルヴァン
要はイヤホンをアクセサリーとして服装に溶け込ませればいいんだろう?
小さめな花(生花でも布でも)のコサージュとかどうだろうか?花に似合う服装であれば違和感は無い筈だ(服に似合いそうにないのなら帽子に付ける等)
アラノア
あ、あと、折角戦闘衣装なので、こう、デート終わり頃二人が良い感じになってきたところでハロウィンの大行進でハプニング(目の前にフランケンシュタイン出現)とかやってみたいです。吊り橋効果的なあれで…
女性があの人だとしたら目の前に異形が現れるのはトラウマ刺激になってしまうかもしれませんが、そこでヴォルフさんが果敢に守ってみせたら格好良いだろうなぁ…と思いまして…(因みにフランケンシュタインは攻撃しない壁役、攻撃を受けるか1R経ったら消える仕様です) -
2017/08/07-23:43
>ウィンクルム
……あ、確かに
私達が想像している方だったら、私達がウィンクルムだということは表にしない方が良さそうですよね
天藍はポブルスなので外見だけで精霊だとは解らないと思うので、、私のも含めて手の紋章を隠しておかないとですね
>お花の話題
得意分野を話題にするのは、ヴォルフさんのお喋りに対するハードルが下がりそうで良いですよね
紫のヒヤシンスのことも、会話の自然な流れの中でヴォルフさんが尋ねられたら良いなと思います
>スタッフに扮して
これ、タブロスモールでも店員さんに扮していたら違和感ないかも
商品お薦めする感じでお2人にも自然に近づけますし -
2017/08/07-23:27
>デート先
かのんさんが上げてくれていました「マーメイド・レジェンディア」
私達がスタッフに扮していればインカムつけて近くに居ても怪しまれない利点があるなと思いました。
アトラクション以外にもゆっくり散策できる場所もあるし、いいのかも。
>「ウィンクルムです」という感じで接触しない方が良い
同意見です!
クラウスはテイルスなので特に神経質にさせてしまうと思うので
クラウスには獣部分にターバン等巻いて隠してもらおうと思っています。
紋章も隠さないとですね。
>ヴォルフさんにお相手の名前を言う
どっちがいいのか悩んでいたので、言わない事にします。
ご意見ありがとうございます! -
2017/08/07-23:16
余計な考えかもしれないけれど、お相手があの人方だった場合、わたしたちが「ウィンクルムです」という感じで接触しない方が良いかしらと思ったりしました。
たぶん、複雑な感情を持っていらっしゃるんじゃないかなと。
シリウスは外見でマキナとわかるし、基本近づかないと言っています。わたしは手の紋様を隠せば大丈夫だと。精霊さんには神人がわかるけれど、神人同士はわかりませんものね。 -
2017/08/07-23:11
>瑞希さん
よろしくお願いします。わたしもシリウスも、誰かにアドバイスできる方じゃないんですけど…一緒にがんばりましょう。
シルキアさん、デートプランの提案ありがとうございます。
皆で役割分担もいいかもしれませんね。
デート中、同じ人がずっとついていくとシルキアさんが言うように不振に思われてしまいそうですし。
>ヴォルフさんにお相手の名前を言う
ええと、わたしたちが確認する分にはいいけれど、ヴォルフさんには言わなくてもいいかなと思いました。
ひとつは、やっぱり自分で聞いてほしいなということと…もうひとつはヴォルフさん、事前に知っていて知らないフリはできなさそうかなって…。
個人的な意見ですので、皆さんが伝えた方が上手くいきそうと言われるならそちらにしてくださいね。
事前にヴォルフさんにデートプランとか、話題になりそうなこととか、相談するのは賛成です。
当日は慌ててしまいますものね。
ヴォルフさんお花屋さんですし、花のことから入ったらどうでしょうと提案してみようかと思っています。いつも同じ花を買われるけれど、お好きなんですか。とか。
>インカム
あ、そうか。目立っちゃうとダメですよね。かのんさんが言うように、ヴォルフさんにマイクもってもらうのとか困った時の合図を決めておく方がいいかもですね。 -
2017/08/07-23:07
>普通の人だと聞き取れない程の音量
ヴォルフさんはテイルスなのでいけると思います。
心配は、彼はアクセサリーつける様なおしゃれは普段してないでしょうから(多分)
服装なども違和感無いものをコーディネートしてあげる必要があるかもしれませんね。
コーデ得意な方いますでしょうか? -
2017/08/07-22:44
>ワイヤレスイヤホン
そういえば、精霊さんって身体能力が人よりも高いですよね?
聴力も優れているのなら、直接イヤホン耳につけるのでは無くて、見かけはボタンとかアクセサリーに偽装したイヤホン(スピーカー?)から普通の人だと聞き取れない程の音量で通信するとかもありでしょうか
デートする立場だったら、相手が誰か知らない人と通話しながらデートしてると知ったら嬉しくないと思うので、使う場合は徹底的に偽装が必要かなと思いました -
2017/08/07-22:01
シルキアさん、全体の流れの提案ありがとうございます
私と天藍が漠然と考えていたことだと、「11」の、②・③が主になりそうです
⑤のデートの時には近くで様子を見守って、何かあったら偶然を装ってフォローに行きたいなとは思っていますが
前日の内にヴォルフさんに会って、
・お買い物に誘うのなら、ヴォルフさん知人として当日女性が来る頃合いに、お店で妹さんへの差し入れの話をしてみることとか
・女性のことを聞くのなら、先にヴォルフさんや妹さんのことを話して女性の場合はどうかと聞いてみたらどうかとか
提案してみたいと思っています
>インカム
お店にいる時なら、両手塞がっていてもすぐにお客様からの電話に出られるようにとかで、イヤホンつけっぱなしもありかなと思うのですけど、流石にデートの時はつけておかない方が良いのかしらと思います
(私がデートする立場だったら、嫌かもと思ったレベルなのですが)
困ったときにはフォローにいけるように合図決めておくとか、
私達が様子をうかがえるようにマイクだ女性に気付かれないようにつけて貰うのが良いのかなと思いました
>デート先
お見舞いの後の行き先候補として、皆で色々とデートコースやプランをヴォルフさんに提案しておくのはどうでしょう?
ヴォルフさん自身に、彼女とどこで何をしたいか考えてもらうのに選択肢は多い方が良い気がします -
2017/08/07-21:36
えっと、
解説の内容見ていると結構無茶な要請も通りそうですね。
例えばお化け屋敷のスタッフに扮して「本日100人目のお客様―お代はタダだよー」
とかいって強引にお化け屋敷デートして貰うのもありなのかな…。
デート先、もっと盛りだくさんの方がいいでしょうか? EXだし。 -
2017/08/07-21:21
連投すいません
>インカム
ワイヤレスイヤホンとピンマイクと指定すれば大丈夫かな?
彼女、発明家でもあるし気付かれそうな(考え過ぎ?)
難しそうならヴォルフさんには携帯の画面でLINE的なメッセージ送るとか。
アナログで注意書きメモを渡しておくとか。(困った時に見る)
>デート先
お見舞いして欲しいのでこうはどうでしょう?
買物はタブロスモール→テレジアお見舞い→お茶→プレゼント -
2017/08/07-20:43
[11]の流れの場合私達の予定ですが、
私は①のデータ要求を職員さんにして皆さんと情報共有したいと思います。
ヴォルフさんにも見せていいですよね? 契約する当人ですし。
知らせておけば③でお相手さんにお名前聞けた時に適応神人だと彼が確信できますよね。
(偽名名乗られる可能性もありますがそれはそれで)
③では彼等への接触はお任せして私達は離れた所から見ています。
クラウスには一応神人か判別はしてもらおうと思います。
④では紫のヒヤシンスについてヴォルフさんに言葉をかけたいな。
ヴォルフさんにはふんわりぼかして言っておく程度がいいでしょうか?
できればヴォルフさんから彼女に聞いて彼女の口から詳細を話すのが理想かな。
⑤ではデートのどこかのポイントで彼がテンパったところでマジックブックの精神安定効果使ってあげたいな。
他は考え中です。
デート中は
コース分担して見守りますか? 同じ人がずっと付いて回るのはアレかなと思うので。
それと、
お相手さんですが、未契約神人は基本的にAROAの保護対象なので、
彼女の隠れ先?調べておく必要あるように思います。
依頼の趣旨からちょっと外れる気もしますが。
調べてもいい様でしたら③の後彼女を尾行して家を付き止めたい考えです。
そこまで必要ないでしょうか? -
2017/08/07-20:30
>瀬谷さん
よろしくお願いします!
心を落ち着かせる方法ですが、私達の方でも1つ考えています。
えっと
全体の流れを考えてみました
①AROAで適応神人のデータ確認
②ヴォルフさんとお店で彼女をどうデートに誘うか打ち合わせ
翌日
③お店でお相手さん確認
・私達は「適応神人=あの人=恋のお相手さん」を確認
・ヴォルフさんは検査入院の話をきっかけにデート(買い物手伝い)の約束にこぎつける
④ヴォルフさんにデートの段取り等打合せ
後日
⑤デート
・それぞれデートサポート
こんなイメージを想定しています。 -
2017/08/07-19:19
挨拶遅れて申し訳ございません、瀬谷瑞希です。
パートナーはファータ、RKのフェルンさんです。
アラノアさん、要点の書き出しありがとうございます。
こうなると全員で連携とって行動した方が良いかと思いますので、
遅ればせながら
皆さまと協力して行動をさせていただけるとありがたいです。
例の女性が適合した神人かどうかは事前に確認しておきたい所ですね。
デートの切っ掛け…は、私自身があまりこういう事、得意じゃないので。
皆さまの意見になるほど、と感心しているところです。
ヴォルフさんには是非精神的に舞いあがったりおろおろしたりせず、
平常心をもって事にあたっていただきたいところ。
何か心を落ち着かせる方法とか、考えてみますね。
-
2017/08/06-23:46
>シルキアさん
はい、よろしくお願いします。一緒にがんばりましょう。
>女性の身元
そうですね、事前に適合した神人さんの情報がわかれば一番いいです。名前とか写真とかあれば教えてもらえないかしら。
>デート
事前にアロアとの情報と照合して、わたしたちの想像している人がヴォルフさんの神人だとしても…やっぱりヴォルフさんにお名前を聞いてほしいですよね。自己紹介は仲良くなるための第一歩です。
目立たないインカムみたいなもの、アロアにないでしょうか。ヴォルフさんに付けてもらって、会話に困ったら助け舟が出せたらいいんですけど。
お買い物(妹さんへのプレゼント選び?)→お茶とか?→お礼にちょっとしたプレゼント(お花とか?)
一日の流れはこんな感じかなと考えてみました。
>お名前
どのお名前も素敵ですね。複数提案してGMさんに決めて頂くというのも良いと思います。 -
2017/08/06-22:56
>シルキアさん
こちらこそよろしくお願いします
>件の女性が神人かどうか
まずそこがありましたね
行方不明になっている、ヴォルフさんに適合している神人さんの情報が事前にわかれば、同一人物かどうかも確認もしやすいですよね
その方が神人かどうかは精霊さん達の感覚的な物を頼りにしつつ、やりとりの中でお名前や年齢などを自然に聞いていく感じでしょうか
>デート
お二人、挨拶ぐらいしかしていない間柄ですものね
切っ掛けが必要ですよね
私達は、ヴォルフさんから照会のあったお花の品種の情報提供に来た知人の体で、女性が来店した頃合い見計らって店内に行ってみようかしらなんて考えています
そう言えばデート先なのですが、具体的に場所提示した方が良さげでしょうか?
お買い物なら「タブロス・モール」(シチュノベ『メリーメリー!』の舞台の一つ)とか
時間に余裕があったら、「マーメイド・レジェンディア」で遊ぶのも良いかも
……カフェでお喋りとかだと、あまり状況に慣れていないヴォルフさんが困って沈黙の時間が長くなりそうな気がして……
一緒に同じ体験をする合間で、お話挟み込むのはどうかしらと思ったりしています -
2017/08/06-13:45
アラノアさん、要点ありがとうございます。
えっと、かのんさん、リチェルカーレさん、私も連携組に入れて下さい。
よろしくお願いします!
>ベルネさんの恋のお相手が神人なのかどうか、そこから調べましょう!
これについてですが、AROAにはヴォルフさんの適応神人のデータがある筈なので
それを出して貰えば「あの人か」がわかり、そして花屋でお相手さんを確認できたら
そこで同一人物かどうかが判明します。
そうなれば心置きなく二人を応援できますね。(彼女の背景は気になりますが)
>デートへの糸口
私の提案は、彼女が花屋に来たら、私達の誰かが客を装ってヴォルフさんと話して
まず妹さんが検査入院している事を彼女に知らせる事からかなと。
そこから話を広げてかのんさんの案などに持っていければ。
>名前
日向 葵(ひむかい あおい)という読み方もありますね
複数提案してGM様に決めて貰うのもありかも。
私も思いつかないのでお任せします。 -
2017/08/06-11:40
こんにちは、アラノアさん要点の抜き出しありがとうございます
とりあえず、連携する人達共通のデートコースと女性のお誘いの仕方は考えないとですよね
例えばですけど、検査入院中の妹さんへの差し入れ探しに、女性の視点が欲しいからとお買い物のお手伝いをお願いするとか?
天藍はヴォルフさんが女性を誘えるか間が持つかどうか怪しいので、場合によっては、私達ウィンクルムがヴォルフさんのお友達の雰囲気で2人を遊びに誘うとかもありかもなと言っています
>お名前
・浪庭 向日葵(なみにわ ひまわり)も、
・日向 葵(ひゅうが あおい)さんも素敵ですね
私は候補が浮かばないのですけど……、1つに候補を絞るのならダイスにお任せしてみるのも良いかもと思いました -
2017/08/06-10:41
アラノアさん、要点書き出しありがとうございます。
お相手さんが「あの人」なら、いろいろ聞きたいことはありますが…今回の任務はあくまで「ヴォルフさんの初デートを成功させる」ことですものね。
がんばりましょう。
とりあえず、どうすればいいのかな?
出会うところから何とかデートに誘う、楽しくデートする、あたりをお手伝いすればいいのかしら。
ヴォルフさんには開店時からお店に立ってもらって、女の人がきたらにっこり笑顔で「おはようございます」が始まりかしら…?
>お名前
向日葵さん、綺麗なお名前ですね。夏の花だし素敵です。ちょっと漢字の順番かえて「日向 葵(ひゅうが あおい)」さんとかにもできますね。でもアラノアさんの「浪庭さん」も捨てがたいなあ(むむ)。 -
2017/08/05-17:22
アラノアとSSのガルヴァンさんです。
よろしくお願いします。
片思い相手の女性…特徴を聞く限り多分あの人ですよね…
…ええと、ちょっと整理したくて必要そうな所を抜き出してみました
やる事
・デートコース考案(日帰り前提)
・女性が毎回紫のヒヤシンスを買う訳を考える
・インカムや無線機、盗聴器や監視カメラ、移動用の車両等、プラン成立の為に必要と思われる物は受付職員に遠慮なく申請可
・女性を確実に見つけ出し確保するには、翌日イベリンにあるヴォルフの店で待ち伏せるべし(※早朝出発も前日からの泊まり込みも可)
→なのでスタート地点はイベリン
注意事項は
・ヴォルフさんは女性に不慣れ&デート経験皆無
・女性はヴォルフさんとは挨拶程度の会話しかした事がない、一度も笑った事がない、なかなか目を合わせてくれない(テレジアには好意的な様子)
(という事はウィンクルム性格設定的に言うと『奥手』状態になる)
あとお気の毒職員さんの名前なんですが…
何気なく8月5日の花個紋を調べてみたところ「浪に向日葵(なみにひまわり)」が出てきて個意ことばは「優秀」だそうです。
「持ち前の明るさと決断力の早さ、気さくで誰からも好感を持たれる」…等博士に嬉々として絡まれてお気の毒になりそうな要素が見えたので…
浪庭 向日葵(なみにわ ひまわり)
とかどうでしょうか?少々安直過ぎかとも思いますが…一応名前候補の一つとして上げときますね。 -
2017/08/05-09:39
リチェルカーレです。パートナーはTDのシリウス。
どうぞよろしくお願いします。
わたしもかのんさんのように、時間帯や日取りが別の個別描写かしらと思っていました。
お相手の女性も、たぶんあの方かしらと…。
わたしもご一緒下さる方がいたらそうしたいです。
皆で考えたら、良い方法が思いつくかもしれないし。
職員さんのお名前も決めなくちゃ、ですね。
漢字のお名前とか、花の名前とか?(わくわく) -
2017/08/05-05:05
こんにちは、かのんと天藍です
よろしくお願いします
>個別描写
ヴォルフさんのお店で待ち伏せは同じタイミングで、デートの時間帯や日取りが別々の感じなのかなと思っていました
私としては、準備から女性の確保にデートプランまで盛り沢山だと思うので、他にも希望される方がいらっしゃったら一緒に協力できたら良いなと思っています
ヴォルフさんが気にしている女性の心当たり、多分シルキアさんと同じ方を想定しています
この方の背景まで考えたら、なかなか難解ですよね
……そう言えば、職員さんのお名前どうしましょう?
お気の毒受付職員さんと呼ばれ続けるのも、何だかお気の毒な気がします -
2017/08/05-01:55
シルキアとクラウスです。
よろしくお願いします。
個別描写…?
各ウィンクルムが入れ代わり立ち代わり彼等に関わるのはどうなんでしょうか?
パラレルみたいな扱いなんでしょうか?
みんなで連携というか分担協力した方が良さそうな依頼に思います。
というか、このお相手さんに心当たりがあるし…。
難易度「普通」ですが、難しい要素が隠れてるので、どうしたらいいのかな。
私は協力し合う形でもOKです。