プロローグ
「――寺に、オーガが住み着いてる?」
依頼を持ち込んだA.R.O.A.職員の男性に、一人のウィンクルムがオウム返しに問いかけた。
窓の外を見れば今日も雨がしとしとと降り続いている。
そういえば紫陽花が綺麗に咲いて見頃だと、庭先で誰かが言っているのを聞いた気もする。
「ああ。報告を受けた場所は『紫陽花寺』――その、更に奥へと続く洞窟の中。最奥には寺が祀る御神体が設置されていて、人が入れない場所になると困るらしい」
寺を裏手に回ると洞窟の入り口がある。近くには川や滝が流れていて、湿気が多く暗い場所である事から、主に水属性のオーガが好んで住み着いてしまったようだ。
寺の名前に『紫陽花』を冠している通り、そこは雨季になると紫陽花が咲き誇る、観光地としても有名なスポットだった。
御神体を祀っている最奥からは、滝のある崖へと回る特設通路が、紫陽花が見頃を迎えるこの季節限定で開かれている。
崖から見える滝と、山間に咲き誇る紫陽花のコントラストは、初夏を思わせる新緑によく映えてそれはもう絶景なのだという。
「このままでは人を招く事もできないし、御神体を手入れする事も出来ない。最悪、壊されでもしたら目も当てられない。観光地としても、御神体を守る寺としても、オーガの存在は厄介なのだそうだ。なるべく早く、討伐してやってくれ」
データの記された資料を置いて、職員の男性はひとつ頭を下げた。
解説
▼目的
『紫陽花寺』に住み着いたオーガの討伐
▼敵オーガ概要
・ヤグマアル(ランダム)
2Mほどあり二足歩行する、カエルのようなオーガ
全身を覆う粘液は微量の毒性を帯びていて異臭を放つ
多少の知恵と魔力があり、小さな酸性の雲を作り出し、10M四方に集中豪雨を降らせることができる
唾液を飛ばし攻撃してくる
・ヤックドロア・アス
全身を固く分厚いウロコに覆われた爬虫類のようなオーガ
10M四方に力場を作り仲間を守る事ができる
牙や爪で攻撃してくる
・ヤグアート
鳥のような頭を持ちコウモリのような小さな羽根で滑空するオーガ
動きが素早く攻撃を当てにくい
ヤックドロア・アスの力場に隠れながら鍵爪で攻撃してくる
▼フィールド
暗く湿った洞窟内
スタートから、最新部にある祠と御神体、及び、崖へと抜ける特設通路まで
▼注意点
敵の数は把握されていないため、今回はランダムエンカウントです。参加者数とジョブに応じて無理のない範囲で設定します
遭遇した際のアクションをプランへどうぞ。まとまって出てきたり個別に出たりします
観光地というだけあり、洞窟内には有る程度人の手が入っていますが、基本的に自然のままなので、鍾乳洞や流れる水で頭を打ったり滑って転んだりします
派手に戦闘すると崩落する危険もあるため、なるべく環境を破壊しないようにお願いします
▼終了後
(字数に)余裕があれば紫陽花と滝の観賞をしていってください
ゲームマスターより
西に住んでいるせいなのか七月に入っても雨季を抜けません。
少し季節はずれかもしれませんが、よければお気軽にどうぞ。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
セイリュー・グラシア(ラキア・ジェイドバイン)
洞窟突入前に地図見て敵誘導交戦地、敵対応方法を皆で打ち合わせるぜ。 突入時にトランス。敵発見時にHTGを使用。 ヤグアートは敵を誘き出している最中でも倒せそうなら倒すぜ。 敵の数は早めに減らしたいしアスの防御フィールド使われると面倒じゃん。 敵との交戦中は敵の近くで敵攻撃を引き受け、剣で倒すぜ。 ヤグマアルが出たらオレはそいつを主に担当する。 仲間の射線に注意。 ヤグマアルの唾は傘で避けつつ、酸性雨をふらされる前にヤツへ攻撃を当てて雲の発生を抑えるぜ。雨降っても傘で防御しながらヤグマアルを斬って手早く奴を倒す。 ゼノアスさんがアスと交戦する前に調律剣の特殊効果を彼に付与する。 敵殲滅したら紫陽花と滝を楽しむぜ。 |
クルーク・オープスト(ロベルト・エメリッヒ)
洞窟か…どこからどう来るかわかんねーから怖いな 地図があるだけマシか 李月には感謝だな トランスして…やっぱ恥ずかしいな… 「(唇トントンに)…後でしてやるよ」 「折角だからお前の煩悩もここに置いていけ」 ロベルトの頭ポンポン撫でて(スキル:CD使用)あとは囮になっとく 広い場所に誘導すりゃいいんだな? 味方の邪魔にならないよう、敵の攻撃に当たらないよう回避しながら移動するぜ …っと、滑りやすいのもアレだな ロベルトが撃つ前にヤグアートと遭遇したら短剣で斬る …終わったか …まったくお前は…いつも揶揄われっぱなしだし、たまには仕返ししてやるか 相手が男だからヤなだけで、本当はキスぐらい余裕だっつーの… 「…自分で考えろ」 |
天原 秋乃(イチカ・ククル)
紫陽花鑑賞したいよな そのためにも、さっさとオーガを倒そうぜ 李月の地図を頼りに戦闘できそうな場所に目星をつけておく 洞窟内は警戒しながら進んでいく 敵と遭遇したらk2でイチカの能力を上昇させる 封樹の杖で敵を足止めして距離をとり、その後戦闘場所まで誘導しながら移動 戦闘では敵となるべく距離をとって、敵の死角から封樹の杖で敵の足止めを狙っていく 殺気感知で敵の攻撃を回避して、みんなの行動を援護できるように動けたらと思う 全部終わったら紫陽花鑑賞 紫陽花の花言葉…「移り気」とかだっけ? イチカが花言葉知ってるなんてちょっと意外だな ……うん、綺麗だな |
李月(ゼノアス・グールン)
「洞窟が壊れるから駄目だ(ピシャリ 事前に洞窟内の出来るだけ詳細な地図を手に入れておき 戦闘時戦い易い広い場所を数ヶ所、皆と打ち合わせておきたい その際祠と御神体のある場所は避ける 敵と遭遇したらその場所へ誘導して戦闘の手筈 洞窟前でトランス 地図確認しつつ進む 殺気の知らせ受けたら打合せ場所に移動 転ばない様に気を付ける 戦闘での僕の仕事はハンマーでスタン入れて動き止める事 優先順ヤックドロア・アス>ヤグマアル(ヤグアートは任せる カウンタースキルを盾にさせて貰いつつ接近し攻撃 畳み掛ける時はSTで加勢 終ったら 紫陽花と滝の観賞で癒されたい じゃれつきは抵抗するも諦める 2人で因縁に向き合った 気分は悪くない 「お疲れ」笑む |
ルゥ・ラーン(コーディ)
ふふ観光ができる依頼だなんてお得ですね 大丈夫ですあなたなら、信じています(凛 皆さんとの事前打ち合わせはお話よく聞いてそれに倣います 洞窟に入る前にトランス 洞窟内では皆さんの後方をコーディと歩きます まさかとは思いますが後方からの殺気がないかは警戒しておきましょう 感知したらお知らせしますよ 鍾乳洞はほうっと見惚れます ご神体は拝みます(依頼を無事に完遂を祈願 オーガとの戦闘はコーディと後衛で頑張ります ライトで照明係をしましょう 光源が十分なら弓で援護を 状況を見てライトか弓で敵の目を眩ます援護もしたいですね DIで彼のMPの補充します 終了後の鑑賞タイムでは彼を気に掛けつつ景色愉しむ 今度…デートで来ましょうね |
●
「相手伸していい依頼は久し振りだぜぇ。目一杯暴れてやる!」
腕をぐるんぐるんと大きく回しつつ意気込むのは精霊、ゼノアス・グールン。
隣に並び半眼で相方を睨んだ神人、李月が一言「洞窟が壊れるからだめだ」と言い放った。
「ぐっうぬぅ……小暴れしてやる!」
「はいはい。環境を壊さない程度にな」
あっけなく一蹴された意気込みの代わりに、ゼノアスは小さく拳を握り締めた。
「ふふ、観光ができる依頼だなんてお得ですね」
優雅な所作で微笑んで見せるのは神人、ルゥ・ラーン。
装備を確認しながら、相方であるコーディは横目でルゥを見遣った。
「寝言? 叩き起こしてあげようか」
「怖い顔ですよ、コーディ」
「……別に」
指摘されて、ふい、と視線を逸らすも、ルゥの優しい瞳はコーディを励ますように捉えて離さない。
「大丈夫です、あなたなら。信じています」
穏やかに表情を解かせ、凛と告げて見せる。
「ふん! 当然だよ」
半ば強がりの様に、コーディは鼻を鳴らし、気持ちを切り替える。
(信じてる……か)
先の戦闘や依頼で多少経験は積んだものの、まだ戦いに身を投じるのは慣れない。
怖い顔、と気付かせてしまったのも的を得ている。緊張からどうしても言葉に棘が混じる。
仲間との連携を主とする依頼では特に、気を引き締めてかからなければ。
「ねえ秋乃」
「ん? なんだよ」
不意に精霊、イチカ・ククルがしゃがみこんで、道の脇に咲く紫陽花に目を遣りつつ、パートナーである天原 秋乃に問いかけた。
「紫陽花の花言葉って知ってる?」
「移り気、とかだったっけ?」
「それも、あるけど……」
言いかけた所で洞窟内から魔物の声が響いて、すくりとイチカは立ち上がった。
「――続きは、後で話そうかな」
「ああ。ゆっくり紫陽花鑑賞したいよな。そのためにも」
さっさとオーガを倒そうぜ。
秋乃の言葉を受けて、一行は『紫陽花寺』の裏手に位置する洞窟へと足を向けた。
●
「――洞窟に入ってからの流れは、打ち合わせ通りに」
事前に李月が用意した洞窟内の詳細地図。
自然の鍾乳洞を出来る限り残しつつ、観光地として整備されたその洞窟内は、しかし寺の主でさえ完全に把握しきれては居ないのだという。
「敵と遭遇したら、幾つかピックアップしてある広い交戦地に誘導するんだったよな」
「うん。その際、環境を壊さないよう――特に、祠と御神体は避ける、だったよね」
神人セイリュー・グラシアと、そのパートナーであるラキア・ジェイドバインが、流れを口に出して確認する。
ルゥとコーディは後方支援を努める構えながらも、打ち合わせにはしっかり倣い流れを再確認する。
「終わりなき栄光のロードを共に」
「心の赴くままに往きましょう」
「力よ集え」
「Liebe mich.」
「滅せよ」
洞窟へと入る前に、全員トランスを済ませた。
「力を発揮するためとはいえ、やっぱり恥ずかしいな……」
クルーク・オープストは、未だ慣れないトランスの儀に頬を掻く。
「終わったら、ごほうびにチューしてね?」
こっちにも、と唇をトントン叩くのはクルークの精霊、ロベルト・エメリッヒである。
後でしてやるよ、と溜息混じりにそっぽ向いてしまう神人には、可笑しそうにころころと笑って。
「あはっ。相変わらずぎこちないなぁ」
そこがいいんだけどね、と胸中でぼやけば、まるで心を読まれたように。
「折角神聖な場所なんだ、お前の煩悩もここに置いてけ」
露骨にそんな事を言い放つクルークには「えぇー!?」と心外そうな声を上げた。
「煩悩なんてないよ! 蒐集品を愛でて何が悪いの?」
「いや、だからその、愛でるっていうのが」
「そーいうお堅い考えは古臭くて好きじゃないなぁ。そうだ、ここの紫陽花綺麗だし、今度〇〇くんとも来よーっと」
手前勝手につらつらとまくしたてたっきり、ピクニックにでも出かけるように駆け出してしまったロベルトに、クルークは深い溜息を一つ漏らした。
●
「はあ……綺麗な鍾乳洞ですねぇ」
「うん、まるで宝石みたい」
ほう、と後方を歩くルゥは自然の造形に見惚れて、続くようにロベルトも感嘆の声を漏らす。
洞窟内は涼しく、足元は滑りやすくなっているが、観光用に設置された照明や足場はそのままになっているため、警戒していたほど危険というほどでもない。
が、それは入り口の光が届くまでの事で――三合目、と書かれた立て札を過ぎた辺りから、魔物の声が多く響き始めた。
「どこからどう来るかわかんねーから怖いな……」
地図を持ってくれてる李月には感謝だな、とぼやきつつ、あたりを警戒して見回すクルーク。
イチカはスキル『ユニゾン』を発動させている。自然界の旋律と己の属性を同調させるこの技は、いち早く敵の不意打ちを防ぐことが出来る。
「あーっ! こういう細かい作業は性に合わねぇぜ。どっからでもかかってきやがれってんだ!」
頭をがしがしと掻いて、意気込みそのまま先行しようとするゼノアスを李月がどうどうと宥める。
「あんまりはしゃぐと転ぶぞ」
「わーってるよ。……殺気がチラホラ匂い始めたな」
野生の嗅覚じみた勘で、敵の気配を察知する。
ジャリッ、と足場を踏みしめた瞬間――バサバサバサッッ! と、何かが頭上を駆け抜けた!
「うわっ! なんだ!?」
巻き起こった風に、天井へ付着していた水滴が小雨の様にぼたぼたと降りかかり、クルークが頭上に手をかざす。
「……ヤグアート!」
セイリューが敵影を確認する。コウモリのようにも鳥のようにも見える、おおよそ数体のそれは、滞空したまま一度距離を取り、再度一行に狙いを定めた。
「イチカ、頼むぜ!」
「ロベルト!」
秋乃とクルークが双方の相方にスキル『コンフェイト・ドライブ』を行使し、ロベルトとイチカがヤグアートに向かう。
ルゥは後方からライトで周辺を照らしつつ、残りのメンバーと共に交戦地へと誘導するよう動いていく。
「スピード勝負、ってことで」
ニッ、と笑ったイチカがすかさず『エトワール』を発動し、降下してきた一匹にズババッ! と円を描くような剣撃を浴びせた。
「汚れちゃうから、近付かないでよねッ!」
続けざまにロベルトの『ダブルシューターⅡ』がガンガンッ! と撃ち込まれ、一匹が息絶えた。
秋乃は『封樹の杖』で敵を足止めし、距離を取りつつ誘導する。
残りの数体は手筈どおり、足場、広さ共に充分な交戦地へと誘い出した。
遭遇時に『ハイトランス・ジェミニ』を行使済みのセイリューは誘導中も攻撃を繰り出すが、足場の悪さに加え素早さが取り得のヤグアートには攻撃を当てづらい。
「くそ、こう狭くっちゃな……!」
「セイリュー、こっち!」
「ああ!」
パーティーが無事交戦ポイントに到着し、体勢を整えた所で反撃に打って出た。
ラキアとセイリューによる息の合った連携と、追いついたイチカとロベルトによる攻撃の積み重ねにより、低レベルのヤグアート数体をなんとか撃退できた。
「……ふう。こう狭いと動き辛いな」
武器を下げつつ頬に落ちた水滴を拭う秋乃に、イチカも足場を踏みしめ確認しながらぼやく。
「崩落させる訳にはいかないしねぇ。僕はそこまでやりづらいとは思わないけど」
「テンペストダンサーはそういう動き方得意だよな」
「あはは。セイリューはちょっとやりづらそうだ」
比較的戦闘慣れしている二人の会話に一行も安堵しつつ、洞窟を更に奥入っていく。
途中、何度かヤグアートの襲撃に合ったが、同じような流れで地道に数を削っていった。
しかし報告に聞いていたヤグマアル、ヤックドロア・アスには一向に遭遇しない。
やがて八合目、と書かれた場所に狭い順路に差し掛かり、その先に小さな祠を見つけた。
「これが、御神体かな?」
「ええ。とても神聖なオーラを感じます……」
ラキアの言葉に、ルゥがほう、と溜息を漏らす。
スピリチュアルな勘の強いルゥには、御神体から滲む霊的なパワーを感じ取れるようだ。
「――どうか、無事に依頼を完遂できますように」
手を合わせてルゥが祠を拝み――ややあって。
「……ちっ、こんな所まできやがった!」
ゼノアスが敵影を感知する――ヤグマアルだ!
「ゲコオオッ!」
「ここじゃ狭過ぎる! 誘導を!」
「足止めは任せとけ!『ブラッディローズ』!」
ゼノアスのスキルがヤグマアルに絡みつき、カウンター攻撃を兼ねて動きを阻害している間に、素早く交戦ポイントへと駆け出す。
スキルの拘束から抜け出したヤグマアルと――その背後から、更に増援が現れた。
「あれは――ヤックドロア・アス!」
ゼノアスの瞳が嬉々と輝いた。
●
「ヤツは俺の獲物だぜ!」
待ってましたと言わんばかりにヤックドロア・アスへと向かったゼノアスにセイリューが並んだ。
「手出し無用だセイリュー!こっちは俺が――」
「わかってる、頼りにしてるぜっ!」
武器である調律剣『シンフォニア』をセイリューが高く掲げ、特殊効果の恩恵がもたらされたのはゼノアスの武器だ。
高揚する闘気に俄然刺激され、ゼノアスがニッと歯を見せ勝気に笑ってみせた。
「サンキュ、セイリュー!」
駆け出しの頃、ヤックドロア・アスと同系列のオーガ『ヤックドロア』にゼノアスと李月は因縁があった。
仲間のサポートに深く感謝しつつ、一直線に得物へ向け駆け出した。
「ゲコッ!」
「雨は降らせないよ! 行け、パペット達!」
雨乞いのようなポーズで雲を呼び込み始めたヤグマアルのもとへ、いち早くコーディが駆けつけた。
蛇のぬいぐるみが顔を這い、クマが目前に立ちはだかり、ヤグマアルの次の手を牽制する。
「加勢するぜ!」
「ああ、頼むよ!」
駆けつけたセイリューにはラキアの『シャイニングスピア』の効果が付与されている。
咄嗟にコーディは前衛を譲り、ぬいぐるみの動きを変えた。
クマの太い腕がヤグマアルを羽交い締めにし、動きを鈍らせた巨大なカエルに、セイリューの武器が次々に剣撃を加えていく!
「ゲゴォオッ!」
「おっと、臭いのはごめんだね!」
必死の抵抗から吐き出された唾液攻撃は、二体目のクマが受け止める。
更には照明係に徹していたルゥも弓による攻撃で加勢した。
「あーもう、しつっこい!」
ガンガンッ! とロベルトの銃撃が響き、また一匹ヤグアートが息絶え、ぼとりと地面に落下した。
ジメジメした洞窟は予想以上に、彼らの住処としてはうってつけだったようで、洞窟を根城とするコウモリのように最奥で群れを作っていた。
「一匹一匹は弱いけど、こう多いと――」
「ああ、わずらわしい、ねっ!」
『封樹の杖』で秋乃が敵の足止めをしつつ、イチカが『スタッカート』や『エトワール』などのスキルを巧みに使いこなし、次々にヤグアートを蹴散らしていく。
クルークは皆の邪魔にならない位置取りで、かつ囮の役目を担い、飛び出てきたところをロベルトの銃撃が撃ち落とす。
ヤグマアルにはセイリューとラキア、ルゥとコーディが当たっている一方で、ヤックドロア・アスと交戦するゼノアスは燃えたぎっていた。
「ギイイッ!」
ヤックドロア・アスのスキルである力場が発動する――が、その瞬間ゼノアスの『ウルフファング』が同時に発動された!
「力場なんぞ知るかッ!ぶっとばーす!!」
バチバチッ!!と光を迸らせ、渾身の一撃に結界が砕け散った!
「ギギィッ……!?」
「もーいっぱぁつ!」
力場を破られた事に狼狽したヤックドロア・アスへ、調律剣の恩恵から更に追撃を打ち込んでいく。
李月もハンマーでスタンを狙いつつ加勢し、順当にダメージを削っていく。
「お待たせ、手伝うよ!」
ヤグアートを殲滅したロベルト、イチカがゼノアスの元へ駆けつける頃には、最後の光輪に弾かれたヤグマアルも息絶えた。
残るはヤックドロア・アス一体のみ――というところで、更に狭い順路の方からヤグマアルとヤックドロア・アスが一体ずつ現れた。
「まだ居るのかよ!?」
「ヤグアートがあれだけ居たんだ、これで終わりなわけないよねぇ」
「とにかく、地道に数を減らしましょう……!」
敵影が増えた事でルゥの照明だけでは心もとなくなり、咄嗟に秋乃も封樹の杖での足止めに加え、マグナライトで視認のサポートに回った。
ルゥは弓矢でヤグマアルのスキルを阻止する。
前衛の李月とゼノアスが最初に現れたヤックドロア・アスを、セイリューとラキアが増援のヤグマアルを対応する後ろで、ロベルトとコーディが後方支援にまわっている。
ロベルトの支援は銃撃。コーディは武器の魔道書から、攻撃力を魔法に変えて次々に放つ。
皆がそれぞれ敵を相手取る混戦のさなか、新しく現れたヤックドロア・アスの一番近くに、味方の邪魔にならぬよう囮として動いていたクルークが位置していた。
「なんとか、畳み掛けるまで時間を稼がねぇと……!」
ロベルト達が体勢を整えるまで、アスの気を引きつけるよう動き回り、足場の悪いフィールドで応戦する。
「ゲゴォッ!」
「ちっ……!」
敵は装備の薄い子供一人だと甘く見たのか、スキルなどは使わず唾や爪で攻撃を繰り出してくる。
「クルーク! あまり孤立しないほうが……!」
「わーってる、けどっ……うわ!?」
唾をすんでで避けた際に、ガッ! と床から突き出た鍾乳石につまずいて派手に転んだ。
どしん! と尻餅をつくもすぐに起き上がり、短剣を構える。
ヤックドロア・アスがじりり、と距離を詰めてきた瞬間――クルークの後ろから飛び出てきた二つの影!
「一人でよく応戦したな!」
「李月、ゼノアス!」
一匹目のヤックドロア・アスを倒した二人が応援に駆けつけたのだ。
「一気に畳み掛けるぞ、ゼノ!」
「おう!行くぜ、リツキ!」
『終わりなき栄光のロードを共に!!』
声を重ね唱えたインスパイアスペルと紋章への口付け――セイクリッド・トランス!
李月の背中に光の羽がまばゆく広がり、ゴォッ! と洞窟内に大きく風が吹きぬけた。
「はあぁっ!」
ドゴォン! 振り下ろされた【サベージソウルハンマー】と同じ水玉模様が、尋常じゃない量で周囲にはじけ飛ぶ。
爆発的に飛躍している李月の攻撃力によりその威力は絶大で、一撃でアスは動きを封じられた。
「もういっちょぉ!」
続けざまに振り抜かれたゼノアスの【スチームウィールアックス】が輝く線路の軌跡を描く。
ズバッ! と渾身の一撃を食らわせ――更に【サイレントナイト】の効果で追加攻撃が発動し、振り抜いた斧を戻す動きのまま駄目押しの一撃を叩き込んだ!
「これで、とどめぇッ!」
「ギャアアアッ!!」
最期の斬撃を食らい、ヤックドロア・アスは悲鳴を上げて倒れこんだ。
「俺の連撃、きたあああっ!」
ガッツポーズを取るゼノアスの前で、ぴくりとも動かなくなった敵を見届けたところで――ようやく、羽を消失させた李月の膝ががくん! と落ちる。
その肩を、ゼノアスがすぐさま駆け寄って支えた。
「大丈夫か!?」
「ああ。……かっこよかったよ、相棒」
「――リツキのおかげだ、サンキュ!」
満身創痍の神人の顔はけれど、清々しく笑っていて。
無事増援のヤグマアルも倒し、武器を下げたほかのメンバーも、ほ、と胸を撫で下ろした。
●
「――これでよし、と……」
洞窟内に全ての敵がいなくなったことを無事確認し。
祭壇や祠が瘴気汚染されていないか調査し、されているものはラキアのスキル『キュア・テラⅡ』で全て浄化を施した。
住職から深く感謝を受けて、是非紫陽花を観賞していってください、と言う申し出に甘えた。
「セイリューが立ち回ってるとき、洞窟内を壊しちゃわないか気になってたけど。ちゃんと周りを見てたんだね」
脆い場所や足場の悪い所は声を掛けるつもりで、後衛からスキルでサポートを続けていたラキアが感心したように言うと。
「そりゃなー。俺だって色々考えてるんだぜ? 狭くても動きやすい装備で来たし」
「あはは、そうだね。窮屈だったと思うけど、おつかれさま」
「ん、ラキアもな!」
互いを労い合ってから、咲き誇る紫陽花に目を遣って、ひとしきり滝と彩りのコントラストを堪能した。
「綺麗ですねえ」
木製ベンチに腰掛けて、風に乗って運ばれてくる滝の水しぶきを浴びながら、ルゥが感嘆の声を漏らす。
うん、と返事はしたものの――戦闘が無事終了した事から放心状態にあるコーディは、ぼんやりと風景を眺めたまま、不意にルゥの肩へ寄りかかった。
慣れない戦闘で緊張していた事を、ルゥは知っている。心地よい疲労感に包まれた二人の頬を、初夏の風が撫でていく。
「よく頑張ってましたね。えらいえらい」
「……子供扱いしてる?」
「ふふ、どうでしょう」
頭を撫でるやさしい手が今は不思議と気持ちいい。
「今度は、デートで来ましょうね」
「そうだな……うん」
また、ゆっくり紫陽花を観賞しに来たいな。
大自然の中、緩く微笑んで、パートナーの気遣いに感謝した。
「終わったか」
人気のない洞窟内を帰路につきながら、クルークが深く息を吐く。
隣を歩くロベルトが不意に悪戯っ子の笑みを浮かべ、クルークの手を取り物陰に引っ張り込んだ。
「……ねぇ、ご褒美は?」
出発前の約束を思い出し、からかうつもりで首に腕を絡めると――特に表情を崩す事もなく、真面目な顔つきのままクルークの方からロベルトに口付けてきた。
「――ん」
拒まないまま、絡められた舌に、ロベルトは薄く目を開ける。
やがてどちらからともなく離れ、すぐさま顔を背けてしまったクルークに「どうしたの? 心境の変化?」と聞くと。
「……自分で考えろ」
とだけ簡素に返る。
こういった行為には初心なのだと思っていた。だから、ロベルトは少しだけ内心で戸惑う。
(案外慣れてるじゃん……でも、なんで?)
足を止めた精霊を横目に、クルークはバツが悪そうに頭をがしがしと掻いた。
からかわれてばかりなのが癪で、たまには仕返ししてやろう、と少しばかり、おとなげない真似をした。
(……相手が男だからヤなだけで、キスくらい余裕だっつーの)
片付けが終わり、紫陽花を鑑賞しつつ階段をゆっくり下りながら、イチカが「戦闘前に言ってたこと覚えてる?」と口火を切った。
「ああ、花言葉の話か? イチカがそういうの知ってるってちょっと意外だけど」
「こう見えても、花みたいに繊細なんだよ」
「はは、なんだそりゃ」
他愛なく笑い合ったあと、ふと足を止めて、紫色の花びらについた水滴を弾きながら、イチカが小さく呟いた。
「『辛抱強い愛情』って、花言葉もあるんだよ」
「え? なんて?」
もう一度、と階段を下り隣に並んだ秋乃に、一瞬だけ真面目な顔をする。
どき、と少しだけ心音が跳ねた次には、いつもの飄々とした笑顔に戻っていた。
「なんでもない。綺麗だね、紫陽花」
「……あ、ああ。そうだな」
パートナーの物言いに、少しだけ引っかかるものを感じはすれど、曖昧に頷いて場を濁した。
綺麗なものを見るイチカの、あの、遠い瞳を前にすると、何も言えなくなってしまうから。
「……ゼノ、もういいよ、一人で……」
「小鹿みてーな足で何言ってんだよ、いーから甘えてろって!」
セイクリッド・トランスの後遺症で、一時的に満身創痍だった李月を、ゼノアスはおんぶして洞窟を抜けた。
恥ずかしいから肩だけでいい、と言ったものの、仲間からも「こんな時じゃないと甘えられないでしょ?」なんてからかわれて、渋々。
紫陽花の観賞出来る休憩所へ辿り着くと、ようやくベンチに李月を降ろす。
ゼノアスも隣に腰掛けて、咲き誇る初夏の花と大自然のコントラストに目を奪われた。
「はー。疲れたなぁ~」
「あんまりじゃれつくなよ、今の僕じゃ支えきれないから」
「んー」
曖昧に相槌打つ相方のマイペースっぷりには潔く諦めて、好きにさせてやる。
二人で因縁に向き合った。結果も上々。決して、悪くない気分だ。
「上手くいくか、少し、怖かったけど……なんとかなって、よかったよ」
おつかれ、と手持ち無沙汰から、柔らかなゼノアスの頭を撫でる。
犬みたいに可愛がられつつも、すりり、と肩に頬を寄せて。
「おう! リツキもな!」
サアア、と流れ落ちる滝の静かな音に、耳を澄ませながら。
ゆっくりと過ぎていく時間の流れに、心地良く身を任せた。
依頼結果:成功
MVP:
名前:セイリュー・グラシア 呼び名:セイリュー |
名前:ラキア・ジェイドバイン 呼び名:ラキア |
名前:李月 呼び名:リツキ |
名前:ゼノアス・グールン 呼び名:ゼノアス/ゼノ |
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 梅都鈴里 |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 男性のみ |
エピソードジャンル | 冒険 |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用可 |
難易度 | 普通 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 07月06日 |
出発日 | 07月17日 00:00 |
予定納品日 | 07月27日 |
参加者
- セイリュー・グラシア(ラキア・ジェイドバイン)
- クルーク・オープスト(ロベルト・エメリッヒ)
- 天原 秋乃(イチカ・ククル)
- 李月(ゼノアス・グールン)
- ルゥ・ラーン(コーディ)
会議室
-
2017/07/16-23:52
プラン提出できた。
ふー。文字数厳しいぜ。
クルークさん達も加わって更に心強いぞ。ヨロシク。
大体会議室の流れでプラン書いてあるので
後は上手くいきますように!と天に祈りを叫ぶだけだ。
良い結果になりますように―!
相談その他あれやこれや、お疲れさまでした。 -
2017/07/16-17:25
僕等の戦闘面の動きですがヤックドロア・アス優先でいきます。
ラキアさんやゼノアスのカウンタースキル盾にさせて貰って接近します。
ゼノアスのスキルはダブルハートにしようか迷ったんですが
目の前の敵しか見えなくなるので、それが洞窟破壊に繋がったら困るのでs5で安全に。
ヤックドロア・アスは味方の防御上げる厄介なスキル持ちですから早く倒せるように僕は途中からセイクリッド・トランス使うつもりです。
早く倒せたらヤグマアル手伝います。
ヤグアートはお任せします。
プランは提出してます。
あ、後、シンパシーの「エロス3」を2人で使うつもりなので
あのーそのー調子こいた攻撃繰出してるかもしれませんがご容赦下さい(汗) -
2017/07/15-22:19
いつの間にかフルになってるじゃないですかヤッター!
改めてよろしくお願いします。
地図の方は僕の方で用意させて貰います。
そこのプランはこんな感じです↓
>事前に洞窟内の出来るだけ詳細な地図を手に入れておき
>戦闘時戦い易い広い場所を数ヶ所、皆と打ち合わせておきたい
>その際祠と御神体のある場所は避ける
>敵と遭遇したらその場所へ誘導して戦闘の手筈
僕等はヤックドロア・アス優先で行かせて貰います(気合!
5組揃ったので敵、どれだけ出て来るんでしょうね。
アスとか2体出てきたら…それもいいかも。 -
2017/07/15-21:35
……っと。ギリギリになっての参加ですまねぇ。
会ったことある人もいるよな?そっちには改めてよろしくと、初対面の奴らにははじめまして、だな。
クルーク・オープスト。こっち(精霊)はプレストガンナーのロベルト・エメリッヒだ。
…俺も戦うけど、戦力としてはあんま期待しないでくれ…。
っつーわけで後の発言はロベルトに任せる。
「というわけでよろしく! まだアイコンないからクルークの発言に便乗してになってごめんね~。
現状出てる作戦に異論はないよ。地図は李月さんに任せていいかな?よろしくお願いしますー。
僕はヤグアート中心に倒すつもりで考えてるけど、殲滅出来たらヤグマアルかヤックドロア・アスと戦ってる人のサポートにまわろっかなーって考えてる。援護射撃するよ、かなりする。
観光…したいねー…。がんばろう!うん!」 -
2017/07/15-21:17
コーディ:
>セイリューさん
ヤグアートとヤックドロア・アスの対処の方が優先ぽいね。
攻撃手の手が空くまでヤグマアル牽制するような攻撃仕掛ければいいかな。
詠唱させたくないから顔にパペット(ヘビ)仕掛けるつもりでいるよ。
「隙を作る」というのには適うんじゃないかな。
他にも何か考えてみるよ。 -
2017/07/15-14:46
お、人数増えたな。改めてよろしく頼む
ヤグアート主体で戦いたかったけど、2組だけだったら厳しいかなと思ってたところなんだ
うん、この人数ならイチカをヤグアートに専念させてよさそうだな
-
2017/07/15-12:33
セイリュー・グラシアとLBのラキアだ。
挨拶しそびれている間に参加もう1組増えて心強い限りだぜ。
今回も、皆、ヨロシク!
狭い所だと戦いにくいからさ。広い所に誘導するのは賛成。
ただし敵が協力し合うのは避けたい。
移動しながらでもヤグアートは減らしていきたいトコだな。
こっちの数的優位を保ちたい。
地図は李月さんに任せた。
現場に突入する前に敵誘導・交戦地点を確認しておこうぜ。
ざっとジョブ編成を確認。
LB、TD、SS、TSだな。
軽く皆の装備とスキル構成を確認したけど、若干攻撃力が不足気味かも。
なのでオレ達はハイトランス・ジェミニ使って敵と交戦。
2人で壁役担当とオレが敵の数を積極的に減らすつもりだ。
使用武器は2候補を検討中。
1.調律剣&エレガンスパラソルで狭い所でも動きやすくする
2.大刀「鍔鳴り」で攻撃力主体にする
正直言って迷ってるトコだ。
1の場合はゼノアスさんに攻撃回数+1スキルの使用を考えてる。
洞窟で狭い事を考えるとやっぱ1かな。悩むな。
ヤックドロア・アスへの対応は敵防御特性や武器的に、ゼノアスさんが主体で良いと思う。
敵防御が高いから刃で切るより、
斧の打撃力でどーんと鱗の下にダメージ通す方が良さそうじゃん。
オレとラキアは防御高めなので
ヤグアートの数を減らすのと、ヤグマアルの駆除に当たるつもり。
イチカさんにもヤグアートの数を減らしてもらえるとありがたい。
ラキアは前線で敵の攻撃を引きうける。
攻撃はカウンター主体だから期待しないでくれ。
敵がラキアやオレに気をとられているスキに
秋乃さんや李月さんは死角からウマく敵を狙うといいかも。
コーディさんはパペットで巧くヤグマアルの隙を作ってくれると
前線対応するこちらとしてはありがたいけど、どうだろう?
負傷者はラキアがスキルで回復させる。
何とかうまく文字数やりくりして、紫陽花と滝観賞しようぜ。
-
2017/07/15-00:51
コーディ:
参加させて貰うよ。
神人はルゥ、僕はTSのコーディ、よろしく。
さっそくだけど
僕等の予定、僕はヤグマアルの対応を主にしたいと思ってる。
酸性雨降らせたら洞窟もただじゃ済まなそうだから断固阻止だね。
唾液とか絶対かかりたくないからパペットでガードするよ。
ルゥは照明係するって。
洞窟は後ろ歩くつもり。
こんな感じで考えてる。 -
2017/07/14-20:30
あ、人が来てくれた。
よろしくお願いします!
>誘い出し
地図が事前に手に入ったら良さそうな場所数か所チェックしておこうと思います。(皆さんと打ち合わせます)
で殺気感知できたらそのポイントへ移動して呼び込めたらな、と。
僕の方ではこんな感じで行動予定してます。 -
2017/07/14-01:57
>光源
観光地だけど基本的に自然のままってことらしいし、
暗いところもあると思う。念には念をでマグナライト持って行くな
>誘い出し
誘導する場合、イチカにやらせようかなと思ってる
テンペストダンサーだから、敵のまわりでちょろちょろ動き回って所定の位置に誘導するのに向いていると思うんだ
誘導終わった後は、李月達に足止めしてもらって総攻撃……って感じかな?
役に立つかわからんが、俺は「封樹の杖」を持って行くよ
洞窟内に植物があれば、植物に協力してもらうこともできるかも
イチカはカウンター技にユニゾンと、あとエトワールで回避あげて
なるべく動き回るようなスキルは使わずに手数増やす方向で行こうかと思う
>紫陽花と滝の観賞
せっかくだからしたいよな!
そのためにも文字数って敵をなんとかしないとだな -
2017/07/14-00:38
>誘い出し
するとしたら
祠と御神体のある場所での戦闘は避けたいのでそこに行きつく前に
どこかいい場所あれば…と思います。
▼僕等の方で予定している事
僕は地図を手に入れておきます。
相棒が殺気感知の装備していく予定です。
奇襲防げるといいんですが、感知したら知らせますね。
僕の装備はスタン効果のあるハンマー持っていく予定です。
動きが止められればそんなに動き回る戦闘にはならないかなと。
相棒はs7(カウンタースキル)でオーガの攻撃は迎えうつ感じです。
場合によっては壁になれればと思います。
あと、紫陽花と滝の観賞はぜひしたい! -
2017/07/13-00:52
すいません投稿し直しました。
>まとまって出てきたり個別に出たり
これ理解しました。
ホントに普通に敵の出現の仕方ですね。
(なんであんな考えになった僕は…)
地図があった方がよさそうに思うので、観光地ならパンフレットに簡易地図とか載ってそうなので手に入れておこうと思います。
照明は付いてそうに思うので明りは大丈夫かな? -
2017/07/11-02:22
>まとまってでてきたり個別
どうだろう……
李月の言うような解釈はなるほどと思ったけど、そうとも限らないかもしれないから
まとまって出てきた場合、そうじゃなかった場合も考えといたほうがいいのかなと
>派手に動き回らない
言葉が足らなかったな。すまない
大体…というか、うん、そんな感じだ。戦いやすそうな場所があればそこに誘いだせると一番いいな
今回何体の敵がでてくるかわからないから、下手にあちこち動きまわると、戦闘中に新たに敵に遭遇するなんてこともありそうだし -
2017/07/10-02:30
李月とSSのゼノアスです。
よろしくお願いします。
いきなりメタ話ですいませんが、
>まとまって出てきたり個別に出たりします
という部分、僕等が一緒に行動すればまとまって出てきて、1組で行動すれば個別戦という、
団体か個別か選んでいいという事なんでしょうかね。
そんな風に解釈しました。
>派手に動きまわらない
というと戦い易そうな場所見つけたらそこに誘き出すとかでしょうか?
相棒は両手武器振り回すので広い方が嬉しいですね。
僕等は昔ちょっとした因縁があって、ヤックドロア・アス(実際はヤックドロア)と対戦できたらなと思ってます。
力場作ったら相棒が嬉々としてぶっ壊しにいくと思います。
まだ人は集まってくれるんじゃないかと思うのでひとまずこの辺で。 -
2017/07/10-00:17
天原秋乃と精霊のイチカだ。よろしくな
依頼に参加するの久々だから、ちょっと鈍ってるかも……
今回、どこで敵と遭遇するかいまいちわかんねぇみたいだし
あまり派手に動きまわらないほうがよさそうかな