堕霊の射手(革酎 マスター) 【難易度:難しい】

プロローグ

 夕闇が押し迫ろうとしているタブロス市内の、とある集合墓地。
 そこに、ウィンクルムとして新たな活動を再開したジェロッド・ハディンと、彼の神人として共に戦うことを決意したエルディース・ラディアの姿があった。
 そして、もうひとり――タブロス市警の私服警察官イドル・カーンの精悍な顔も。
 今、三人が墓参しているのは二年前にこの世を去った、ひとりの神人女性の墓標。
 そこには、ルネイア・ハディンという名が刻まれている。
 故人の為にしばらく黙祷を捧げていた三人だったが、やがてそれぞれが瞼を開き、互いの顔に視線を走らせ合った。
「遠からず、奴が、仕掛けてくるでしょうね」
 イドルがやや緊張の色を孕んだ声で、ジェロッドに半ば問いかけるような調子で声をかけた。
 ジェロッドもまた、若干の緊張を隠せない表情を見せて、静かに頷き返す。
 実はこの日の早朝に、ひとつの大きな動きがあった。

 およそ十二時間前。
 A.R.O.A.とタブロス市警の合同突入チームが、傭兵集団にして今やテロリストに成り下がった『牙の群賊』のアジトを急襲した。
 工場区域のとある廃倉庫に牙の群賊が拠点を設けているとの情報が入り、入念に調査を終えた上での突入作戦だった。
 廃倉庫内では、瞬く間に激しい銃撃戦が展開された。
 奇襲を受けた牙の群賊は大半が死亡、もしくは逮捕され、事実上、このテロリスト集団は壊滅した。
 だが、この成功の裏で深刻な問題が浮上した。
 首領であるオートン・リヴリコスを取り逃がしてしまったのである。
 しかも、だ。
 この突入作戦の際に、オートン――本名リドリー・スレイガーのパートナーである神人女性が流れ弾を額に受け、即死するという事態が生じている。
 タブロス市警の署員もこの戦闘で何名かが負傷しているが、そのうちのひとりが、オートンが復讐に燃えた呪詛の言葉を吐き散らしつつ逃走してゆく姿を目撃していた。
 そして、これまでの牙の群賊との戦いで得られた経験から、ジェロッドにはある確信があった。

「リドリーの奴……ほぼ十中八九、デミ・オーガ化して復讐しに来るぞ」
 ジェロッドの渋い表情が、夕陽の中で静かに歪んだ。
 牙の群賊には、常にデーモンリップスの影がちらついていた。
 他の生物のデミ・オーガ化を異常な速さで促進させることが出来るあのデミ・ギルティが、リドリーの復讐心を利用しない訳がない。
 ジェロッドの予言は、恐らく的中するだろう。
 イドルが厳しい表情のまま首肯しつつ踵を返そうとしたその時、不意に手近の墓石が破裂し、その破片がまるで弾丸のように四散した。
「……噂をすれば、ってやつかッ!」
 三人は慌てて横っ飛びに跳んで、石造りの墓堂や台型の大きい墓標に身を隠した。
 どこから狙撃しているのか、分からない。
 だが、最初に破裂した墓石と、その破片が四散した角度から、ある程度の方向には目処がつく。
「西か……狙撃位置を特定されないよう、夕陽を背負ってやがるな」
 冷静に分析しながら、ジェロッドは携帯電話でA.R.O.A.に支援を要請した。
 この位置から逆算すると、狙撃可能な建物はある程度絞り込むことが出来る。
「安ホテルと、廃ビル。それに電波塔か……ウィンクルムは何組ぐらい、応援に来てくれそうですかね?」
「分からん。それに、奴が使っている爆裂式徹甲弾の威力を考えると、仲間のウィンクルムが奴を発見するよりも前に、俺達が狙撃されてしまう可能性も高い。これは、時間との勝負だな……」
 ジェロッドの傍らでエルディースが、唇を真っ青にして小刻みに震えている。
 もともと戦闘能力の高かったオートン、即ちリドリーがデミ・ギルティ化し、爆裂式徹甲弾での狙撃で挑んできたのだ。
 最悪といって良い事態である。
 この状況を打開する為に、何組のウィンクルムが力を貸してくれるだろうか。

解説

 オートン・リヴリコス(リドリー・スレイガー)を可及的速やかに発見し、討伐して下さい。
 余り時間をかけ過ぎると、狙われている三人のうちの誰か、或いは全員が爆裂式徹甲弾の餌食となってしまいます。
 如何に上手く連携して素早くオートンの位置を割り出せるかが、勝負の行方を左右すると思って下さい。

<ジェロッド・ハディンとエルディース・ラディア>
 ジェロッドは二十四歳の男性で兵役経験もある精霊。
 エルディースは十六歳の女子高生で神人としての戦闘経験はほとんど素人に近しいと思って下さい。

<イドル・カーン>
 二十三歳、男性。
 タブロス市内の警察署に勤務する若き私服警察官です。
 優秀ではありますが、あくまで一般人ですので、オーガとの戦闘ではウィンクルムのサポート程度しか出来ません。

<オートン・リヴリコス(リドリー・スレイガー)>
 A.R.O.A.に敵対するウィンクルムでしたが、パートナーの神人女性を失い、現在はデミ・オーガ化して復讐の怪物に成り下がっています。
 狙撃能力が格段に向上している上に、接近戦でもデミ・オーガとして爆発的な力を発揮するでしょう。

<デーモンリップス>
 オートンをデミ・オーガ化させたデミ・ギルティです。
 今回は、場合によっては直接戦闘に参加してくる可能性があります。

ゲームマスターより

 本プロローグをお読み下さり、誠にありがとうございます。
 およそ半年にわたって続いてきたオートンとの戦いに、いよいよ決着をつける時がきました。
 是非とも彼に、最後の引導を渡してやって下さい。
 尚、ストーリー的には下名が担当した過去のエピソードと諸々の関連性がありますが、特にこれといった参加条件等はございません。
 もしよろしければ、参加をご検討頂けますと幸いです。

リザルトノベル

◆アクション・プラン

リチェルカーレ(シリウス)

  オートン…リドリーという人は、怖い人だと思っていたけれど。
自分の神人のことを、とても大事に思っていたのね。
もう、これ以上の犠牲が出ないようにしなくては

現場に急行
墓地についたらトランス
ジェロットさん、エルディースさん!
イドルさんも、ご無事ですか?
怪我を確認しながら 封樹の杖を使用
周囲の木々に頼んで 葉っぱや枝を茂らせ狙撃されにくいよう、視界疎外
高所からの狙撃と予想
特に上の方から見えにくいよう
インカムで仲間との連携はこまめに 情報共有

敵の位置が分かれば そちらへ急行
交戦時k12
中衛位置で杖使用 敵を拘束したり閃光効果で視界を眩ませたりしてサポート
後衛やエルディースさんの方へ敵が行かないよう 盾に


シルキア・スー(クラウス)
  デーモンリップス関連の過去報告書は彼と把握済み

AROAと警察に情報ないか調査を依頼(報告は携帯で受ける
安ホテル内外 廃ビル 電波塔近辺の
・オートンの特徴に合う怪しい人物の目撃情報
・銃声や不審な物音情報
報告待ちながら車で移動しまず廃ビルを捜索
場所が判明ならそちらへ急行

インカムで仲間と現状の連絡取り合う
オートン発見時報告する

戦闘中
一般人いれば「離れて!逃げて!」
敵に攻撃入れ回避下げたい
敵の攻撃はl4に向く様に回避
彼のMP不足にDI

対オートン
ギルティから精霊に戻れた前例がある
亡き神人を想うのは人の心、精霊に戻って欲しい

対デーモンリップス
弱点探し
目につく装飾品や 腕 足 腹等攻撃
庇う素振り見極め仲間に伝えたい


アラノア(ガルヴァン・ヴァールンガルド)
  申請
懐中電灯
屋外で見上げた時に光に目がやられないようにサングラス

オートン捜索班
安ホテルからの連絡待ちつつ安ホテルに近い方の建物捜索
周りが暗い場合懐中電灯
その建物にいない場合インカムで仲間に連絡し選択肢から除外
いた場合インカムでの連絡と発煙筒使用し交戦
捜索中もしくは捜索後連絡で安ホテルにいたのなら直行
いないとの連絡ならば残りの一カ所に直行

戦闘
発煙筒を投げ付け視界妨害しつつ接近
まだ遠い場合
あの時のガドさんみたいな目に遭いたいんですかと言いながらハロウィンの大行進でフランケンシュタイン召喚しその陰に隠れ伏せる
幻だと思って攻撃してきてほしい
接近後出来れば外套の閃光効果と懐中電灯で目潰しし精霊のサポート


●斜陽の中の捜索劇

 真夏の斜陽が眩しい、共同墓地内の一角。
 墓標や墓堂などの石造りの遮蔽物に身を隠しているジェロッド・ハディン、エルディース・ラティア、イドル・カーンの三人の姿が、視界に飛び込んでくる。
 到着するやすぐさまトランスを発動していたリチェルカーレは、封樹の杖を横に薙ぎ払うようにしてその機能を発動させつつ、恐るべき狙撃から何とか身を隠そうとしている三人に、声高に呼びかけた。
「ジェロッドさんッ! エルディースさんッ! それにイドルさんも、ご無事ですかッ!?」
 リチェルカーレの呼びかけに三人が答えるよりも早く、墓地内の植樹からまるで枝葉が生き物のかざす腕のように、するすると伸びてきた。
 最初にA.R.O.A.経由で連絡を受けた時、リチェルカーレは三人が狙撃に苦慮している旨の状況を聞かされ、現場に到着した時、まず何をすべきかを咄嗟に考え付いていた。
 それが、植物を味方につけた視界遮蔽策である。
 リチェルカーレと並んで現場に突入してきたシリウスは、植物の遮蔽壁の裏側で滑り込むようにしてジェロッドとエルディースの隣に位置を取った。
「まだ、トランスを発動していないのか」
「あぁ……エルディースの緊張が、まだ解けてない」
 ジェロッドが、傍らのエルディースを安心させるように、その肩口を軽く抱き寄せながら応じた。
 シリウスも、エルディースの緊張が理解出来ない訳ではない。
 が、今は状況が状況だ。余り悠長なことはいっていられなかった。
「悪いが、すぐにトランスを発動してくれ。ここを離脱するにしても、そのままでは危険過ぎる」
 シリウスの要請に、ジェロッドは硬い表情ながら静かに頷き返した。
 この危急の事態を脱するには、トランスを発動させる必要があることを、ジェロッド自身も理解している様子だ。
 だが狙撃を受ける危険性がある中で、トランスの為に精神を集中させるのは、神人に覚醒して間もないエルディースには少しばかり難しいのかも知れない。
 シリウスは、リチェルカーレに視線を向けた。
「リチェ、隙間を作ってくれ。俺が囮になる」
 一時的にシリウスが狙撃を引きつける間に、ジェロッドとエルディースにトランス発動を可能とさせる時間を稼ぐ、というのである。
 ついでに、敵の狙撃位置をも割り出せれば一石二鳥、という訳だ。
「無茶だけは、しないでね」
「安心しろ。まだ死に急ぐ年じゃない……それよりも、弾道をしっかり見ておいてくれ」
 そう答えたものの、シリウスは墓地からの狙撃位置特定はほぼ不可能であろうと踏んでおり、敵の発見は全て他のウィンクルムに任せるつもりだ。
 後は、如何に早く仲間達が敵の潜伏場所を発見出来るかどうかに、彼等の運命は委ねられていた。

 謎の狙撃者を探せ――シルキア・スーとクラウスの両名は、タブロス市警のレオン・フィンチ警部補が運転するセダンで移動しつつ、各所に要請していた狙撃兵の情報収集とその解析に当たっていた。
 現在、セダンは狙撃手が潜伏している可能性のある廃ビルを目指して速度を上げていた。
 パトランプとサイレンのお陰で、道行く他の車両は素直に路面を空けてくれており、廃ビル到着までに要する時間は、あと数分という程度。
 その間にも、A.R.O.A.やタブロス市警経由で各所に要請していた情報が次々と舞い込んでくる。
「安ホテルの名称はアンペイロ・イン。縦に細長い十八階建て。従業員は二十名ながら、今日はふたり休んでいるとのこと」
 シルキアはインカムで他のウィンクルムに入手出来た情報を順次、自らの声で流し続けている。
 位置特定に役立つかどうか分からない内容であっても、シルキアは選別せず片っ端から流し続けていた。
 もしかしたら、何気ない情報の中に大きなヒントが隠されているかも知れないからだ。
 一方、クラウスは手にしたタブレットで安ホテルから無線経由で提供されてきた防犯カメラの映像を細かくチェックしている。
 どこかにそれらしい人影が映り込んでいないかと、じっと食い入るように凝視していたのだが、残念ながら防犯カメラの映像内には狙撃用ライフルと思しき長物を担いでいるような人物は、誰ひとりとして存在していなかった。
「仮に安ホテルだとしても、移動は屋内ではなく、外側の非常階段や高所作業用の足場を使っているかも知れぬな」
 冷静に分析結果を口にしながらも、しかしクラウスは、安ホテルは外れだと半ば確信しつつあった。
 屋上や空室周辺から、狙撃音らしき鳴動は一切報告されていないのである。
 宿泊客や従業員からも、これといった目撃情報は寄せられていない。
 最早この時点で、安ホテルは選択肢から消しても良いのではないかという考えが、次第にクラウスの中で支配的になりつつあった。
「一応、タブロス市警から人数は廻しておいて頂きたい……が、アンペイロ・インはまずシロだと思って良かろう」
「承知した。ならばこのまま、廃ビルに向かう」
 ハンドルを握るフィンチ警部補から同意の声が出たところで、更に驚くべき情報が飛び込んできた。
 例の廃ビルだが、ここは数年前までクィルトロン・バイオメディック・オーダー社が社有ビルとして使用していたとのことらしい。

 シルキアからインカム経由で届けられた情報に、アラノアは思わず裏返った声で鸚鵡返しに訊き返した。
「クィルトロンって確か、牙の群賊を傘下に置いてたんじゃなかったでしたっけ?」
 緑に覆われた小高い丘の中腹で足を止めたアラノアに、先行していたガルヴァン・ヴァールンガルドも同じく急いでいた歩を止めて、アラノアに振り返った。
 電波塔は、この丘を登り切った先で、不気味な黒い影を斜陽の中に突き立ている。
 高所作業用の足場や部材用の簡易小屋などが数多く組まれており、専用の螺旋階段を登ればすぐに頂き付近まで辿り着くことが出来る構造になっている。
 が、狙撃に使用されている爆裂式徹甲弾の威力を考えれば、呑気に構えていられる余裕は無い。
 ガルヴァンは足早に引き返してきて、シルキアからの情報にじっと神経を集中させているアラノアの目の前に立った。
「急げ。情報を聞くだけならば移動しながらでも出来る」
「あ、御免なさい。それもそうだね」
 ガルヴァンに促されて再びその細い両脚を回転させ始めたが、送られてきた情報に、アラノアの表情には渋い色が張り付いたままだ。
「もしかしたら、こっちは外れかも知れない」
「それならば、ここがシロだと分かった時点ですぐに引き返せば良いだけの話だ」
 ガルヴァンは電波塔の捜索が無駄だとは、決して考えていない。
 寧ろ、可能性のある箇所をひとつずつ確実に潰していくことは非常に重要だという意識を持っている。
 ここに敵が居なければ、残りの二箇所のいずれかに狙撃手が潜んでいることの確証が得られる訳だ。それは地道ではあるが、確実に事態解決に繋がることになる。
 ガルヴァンがそういう意味の台詞を口にすると、ついつい結果を性急に求めがちになっていたアラノアは、帽子の上から自身の頭を軽く小突いた。
「う~ん、駄目だね……焦っている時こそ冷静、且つ地道に事を進めないといけないのに」
「急がば回れ、とはよくいったものだな」
 向かい風の中で途切れがちになっているアラノアの声を苦笑で迎え入れたガルヴァンだったが、その歩みが不意に止まった。
 アラノアも慌てて足を止め、訝しげに横から覗き込む。
「ガルヴァンさん、どうしたの?」
「今……あそこで発砲光が見えたような気がする」
 予想外の台詞に、アラノアは慌てて頭上を振り仰いだ。
 正直なところ、廃ビルの素性を聞いた時からここは外れだとばかり思いこんでいた。
 しかし、発砲光らしきもののまさかの登場に、アラノアは愕然たる思いで、赤く染まる空の中で黒々とそびえ立つ金属製の巨大な塔を見上げた。

●立ち塞がる死線

 墓堂に身を隠したところで、シリウスはインカムから流れてくる声に意識を集中させた。
 敵が、安ホテルには居ないことがほぼ確定したということらしい。
(ならば……あの方角からの弾道は気にする必要は無い、という訳か)
 シリウスは、石造りの頑丈な構造物の影からそっと西の方角に視線を飛ばした。
 三つの候補地は南から順に廃ビル、安ホテル、そして電波塔という並びになっている。そのうち、真ん中の安ホテルはもう気にする必要が無くなった。
 廃ビルと電波塔間は距離にして2キロメートル程。つまり、弾道予測に於いても相当な角度のずれが生じるという訳だ。
 更にアラノアからは、電波塔の頂き付近で発砲光らしき明滅が見えたとの連絡も入っていた。
 これにはシリウスのみならず、リチェルカーレやジェロッド、イドルといった面々にも多少の驚きの色が見られた。
 素性や、その隠匿性を考えれば、廃ビルが最も可能性が高いと思われていた。
 が、ここでシリウスは発想を変えた。
 もしも敵がデミ・オーガ化していれば、どこを選ぶか、と。
(俺なら迷わず、電波塔だな)
 そこには十分な根拠があった。
(デミ・オーガ化していれば、その身体能力から足場などほとんど気にする必要が無い。逆に町中だと、あの巨体は恐ろしく目立つ)
 また、ウィンクルムが狙撃位置を発見して電波塔に駆け付けたとしても、だ。
 その足場の悪さはデミ・オーガにとって非常に有利に働く。
 身体能力の高い精霊はともかく、神人は元来、ただの人間だ。足場の悪いあの高さからバランスを崩して落下すれば、それはもう致命的だろう。
 シリウスは、樹々の壁によるカモフラージュの間を駆け抜けた。
 墓標の裏側でじっと息を潜めていたリチェルカーレは、突然シリウスが囮役を放棄して遮蔽物の内側に走り込んできたことに、意外そうな顔を向けた。
「ど、どうしたの?」
「リチェ、敵を討ちに行くぞ」
 静かに宣言したシリウスに、リチェルカーレは一瞬驚きの表情を見せたが、しかしすぐに納得した顔色に変じた。
 シリウスが自信を持って口にする台詞には、絶対の信頼を置くことが出来る――少なくともリチェルカーレはシリウスを全面的に支持する構えだ。
「狙撃位置が、分かったのか?」
「半分以上は賭けだが、俺は俺の勘を信じる。悪いがここでもう少しだけ、奴の注意を引きつけておいてくれないか」
 応じたのは意外にも、ジェロッドでもなければイドルでもなく、エルディースだった。
「ここは任せて。その代わり、早く倒してきてね」
 かくして、リチェルカーレとシリウスはイドルが運転するパトカーを利用して、電波塔に急行する運びとなった。

 その頃、廃ビルではシルキア、クラウス、そしてフィンチ警部補による捜索が半ば以上、完了していた。
 場所が場所だけに、牙の群賊の残党が潜んでいる可能性もあったが、一階から順に各フロアーを制圧してゆくにつれ、この廃ビルが本当にただの廃墟に過ぎない事実だけが、明らかになっていった。
 だが最上階で、思わぬ出迎えが彼らを待っていた。
 階段の先の、共同墓地を東側に望む一面ガラス張りの大きなフロアー。
 そこに、漆黒のローブに全身を包み込んだ長身の鬼影が、静かに佇んでいたのである。
「……デーモンリップス」
「お、意外と早かったな」
 シルキアの鋭い眼光を、真紅と闇色の隈取の下でニヤニヤと笑いながら、真正面から受け止める恐るべきデミ・ギルティ。
 そのゆったりとした仕草には殺気はまるで感じられず、テロリストとウィンクルム達の戦いを呑気に観戦している傍観者の如き静けさだ。
 まるで自分は、この戦いには一切関与していないといわんばかりの余裕だが、シルキアとクラウスの意識は目の前の怪物に対してのみ、じっと注がれていた。
「あなたが居るってことは、今回の狙撃手の正体は矢張り、オートンね」
「そして恐らく、奴はデミ・オーガ化している」
 シルキアとクラウスの警戒心に富んだ低い声音を、デーモンリップスは寧ろ楽しげに聞いていた。
 この化け物は一切の殺気を感じさせることなく、いきなり致命的な痛恨の一撃を加えてくる。それはつまり、戦いそのものを殺し合いではなく、単なる遊びとして認識している証左であろう。
 だがそれだけに、殺気を感知して戦う者にとっては非常にやりにくい相手でもあった。
 フィンチ警部補は抜いた拳銃でデーモンリップスの額に照準を定めていたが、左手でポケットの中身を取り出し、クラウスに投げ渡してきた。
 それは、先程までフィンチ警部補が運転していたセダンのキーだった。
「行け。こいつは俺が、ここで足止めしておく」
「ほほぅ。まだトランスを発動もしていない警部補殿が、俺を足止めすると?」
 デーモンリップスの陽気な疑問の声は、しかしシルキアとクラウスが抱いた疑問を代弁していた。
 だがフィンチ警部補は、問題無いと小さくかぶりを振る。
「こいつが本気で俺達を殺そうと思っていたなら、俺達がこの最上階に到達したその瞬間に超疾連播を発動していたさ」
「超疾連播?」
 思わず、シルキアが問い返した。
 馴染みの無い名称だが、フィンチ警部補が口にしたそのひと言には、何故か背筋に冷たいものを感じた。
「デーモンリップスの必殺の能力だ。マッハを超える超速度の身体能力。それ以外にこれといった特徴は無い……が、能力や技術というものは、シンプルなほど、強い。覚えておけ」
 シルキアは、喉を鳴らした。
 これまで何度も遭遇してきた恐るべき強敵だが、奴が今まで自分達ウィンクルムを決して殺さなかったのは、単に生かしておいただけ、ということか。
 つくづく、デミ・ギルティの恐ろしさを垣間見た思いだった。

 リチェルカーレ、シリウス、シルキア、そしてクラウスの四人が電波塔へと向かい始めた。
 が、仲間達が到着するのを呑気に待っている訳にもいかない。
 少なくとも、狙撃行動を少しでも妨害しなければ、今尚、囮役として共同墓地に残っているジェロッドとエルディースの命が更なる危機に陥る可能性だってある訳だ。
 アラノアとガルヴァンは、保守作業用の螺旋階段を一気に駆け登り、発砲光が見えた高さにまで数分とかからないうちに辿り着いた。
 作業用の通路や足場には申し訳程度の柵や手すりがついているが、少しでもバランスを崩してしまえば、確実に死に至る高所から真っ逆さまだ。
 アラノアはなるべく下を見ないように努めたが、矢張り人間の視界というものは残酷なもので、見たくなくても、遥か下方に広がる丘の草原が相当な距離として見えてしまう。
 急いで狙撃手のもとへ行きたくとも、足が微妙にすくんで移動速度が落ちてしまうのは、これはもう仕方のない話であろう。
「アラノア、これを巻いておけ」
 ガルヴァンが、工具の物置として使用されている簡易小屋から命綱を持ってきた。
 戦闘時に切断される可能性がある為、気休め程度にしかならないが、それでも今のアラノアには威力十分な落下対策であるといえよう。
 一方、ガルヴァンはその絶妙なまでのバランス感覚で、足場の悪い鉄骨上を何事もなく、すいすいと歩いてゆく。
 やがて――。
「……居たッ!」
 ハイトランス・ジェミニを発動し、いよいよこれから敵の捜索に入ろうかという段になって、アラノアが敵の巨体を視界に捉えた。
 分厚い鉄骨の向こう側から、変わり果てた姿がのっそりとした動きで現れた。
 既にガルヴァンは殺気感知で敵の位置を大体把握していたが、逆に向こうも、こちらの位置を捕捉していたという訳か。
 オートン・リヴリコス、またの名をリドリー・スレイガー。
 だが、その外観はアラノアとガルヴァンが知っているオーガ側のウィンクルムとは、まるで別人だった。
「因果応報、というやつだな」
 戦闘態勢に入りつつ、ガルヴァンが静かに語り掛けた。
「貴様なりに神人を愛していたのなら、何故悪道に墜ちた?」
「……仮にだな、てめぇが大事にしてた車を、どこの馬の骨とも知れねぇ奴に壊されたら、あんた、腹立たないのか?」
 デミ・オーガ化した者に特有の野太い声で、その男オートンは、嘲笑を返してきた。
 死んだ神人は、オートンにとってはその程度の存在でしかなかったのか。
 この時、アラノアの胸の内に烈火の如き怒りの念が沸いた。

●最期の後に訪れたもの

 アラノアは発煙筒を投げようとしたが、やめた。
 床が無い場所でそんなものを投げつけても、遥か下方に煙を噴き上げながら落下するだけで、何の効果も発揮しない。
 それならば――アラノアは、ヴィレイジョン・レパイアを構えた。
「あの時のガドさんみたいな目に遭いたいんですか?」
 直後、アラノアは死霊の大群を召喚し、鉄塔上で足場を全く無視した魔族の列を作り出した。
 と同時に、ガルヴァンがダブルハートとブラッディローズを発動させつつ、鉄骨上を八艘飛びに飛び廻りながらオートンとの距離を詰めていった。
 オートンは、獰猛に吠えながら爆裂式徹甲弾を乱射してくる。
 アラノアは頭を低い位置に下げながら、鉄骨の陰に身を隠した。
 直後、再び獰猛な咆哮が大気を震わせた。
 ガルヴァンが仕掛けた接近戦で決して小さくない打撃を負ったオートンが、まるで吸い込まれるようにして、地上へと落下していった。

 頭上から落ちてくる巨体に、電波塔下に到着したシルキア、クラウス、リチェルカーレ、シリウスの四人は慌てて四散し、間合いを取った。
 一瞬で地面に肉体の半分近くがめり込んだオートンだったが、すぐに立ち上がり、全身を血で染めながらも半狂乱状態で暴れ廻り、ウィンクルム達に襲いかかってきた。
「こやつは……もう駄目か」
 既に正常な精神状態が失われていることを、クラウスは一瞬で見て取った。
 最早、何を語り掛けても無意味であろう。
 ならば早期に決着をつけ、この哀れな魂を葬ってやるのが、せめてもの情けだ。
 その為の必要な戦力は揃っている。
 クラウスの防御能力とシリウスの攻撃技能が、オートンに速やかなる最期を実現させた。
「せめて、苦痛を感じぬうちに仕留めてやる」
 クラウスが創り出した鉄壁の防御に守られる形で、シリウスはオートンの猛攻をまるで気にすることなく、懐へと飛び込んでいった。
 その直後、オートンは轟音を響かせながら、横倒しになって倒れた。
 シリウスの刃の舞は、ほとんど一瞬にしてオートンの急所という急所を削ぎ落し、その宣言通り、当人が気づかぬうちに絶命へと導いていたのである。
 ぴくりとも動かなくなった巨躯を見下ろしつつ、リチェルカーレは何ともいえぬ悲しみを覚えた。
 何故、オートンはこんな風に墜ちてしまったのだろう。
 どうして、同じウィンクルムとして共に笑い、泣き、怒り、そしてオーガに立ち向かうことが出来なかったのだろう。
 しかし、幾ら憐れんだところで結末は変わらない。
 オートンがこれまで犯してきた罪が消える訳でもない。
 ウィンクルム達はただ明日に向かって顔を上げ、前進を続けなければならないのだ。
「そうだ……フィンチ警部補のところへ、戻らないと」
 シルキアが、緊張した面持ちでクラウスに呼びかけた。
 あの廃ビルでは今も尚、フィンチ警部補がデーモンリップスと対峙し続けている筈だ。すぐにでも応援に戻らなければならない。
 リチェルカーレとシリウスも、フィンチ警部補がたったひとりで恐ろしいデミ・ギルティを相手に廻している事実を初めて知り、急ぎ廃ビルに向かうことに同意した。

 だが、遅かった。
 デーモンリップスとフィンチ警部補は、消えていた。
 ただ大量の血痕だけを残して。



依頼結果:成功
MVP
名前:シルキア・スー
呼び名:シルキア
  名前:クラウス
呼び名:クラウス

 

メモリアルピンナップ


エピソード情報

マスター 革酎
エピソードの種類 アドベンチャーエピソード
男性用or女性用 女性のみ
エピソードジャンル 戦闘
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用不可
難易度 難しい
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 3 / 2 ~ 4
報酬 多い
リリース日 07月03日
出発日 07月10日 00:00
予定納品日 07月20日

参加者

会議室

  • [22]シルキア・スー

    2017/07/09-23:51 

    プラン提出しています。
    上手くいきます様に。

  • [21]シルキア・スー

    2017/07/09-22:18 

    >インカムと発煙筒
    こちらもお願いしたいです。
    よろしくお願いします。

  • [20]リチェルカーレ

    2017/07/09-22:09 

    >インカム
    アラノアさん、ありがとうございます!わたしの方は文字数いっぱいになってしまったので、お願いできたら嬉しいです。

  • [19]シルキア・スー

    2017/07/09-22:07 

    行動修正しました。
    情報待ちつつ廃ビルに直行という形にしました。
    安ホテルと廃ビルが近いならアラノアさん達と合流できるし
    そうでなければ手分けしての捜索になる、という感じです。
    で、いいのかな?

  • [18]アラノア

    2017/07/09-22:02 

    >インカムと発煙筒
    あ、それならガルヴァンさんの方の文字数に余裕があるのでこちらで人数分申請してもよろしいでしょうか

  • [17]シルキア・スー

    2017/07/09-21:41 

    そういえば
    インカムと発煙筒の申請はどなたかしていますか?

  • [16]リチェルカーレ

    2017/07/09-21:26 

    「オートン・リヴリコス(リドリー・スレイガー)を可及的速やかに発見し」ということになっていますので、アラノアさんの上げてくださった案がいいかもしれませんね。
    時間がないので無理かもと思いつつ、一応本部に墓地の情報をお願いしてみます。
    少しでも安全確保ができる場所があれば、そちらに動けるように。

  • [15]シルキア・スー

    2017/07/09-21:18 

    >連絡があるまで3か所のどこにでもすぐにいける位置で待機
    こっちのつもりでいます。
    待機地に着く前に連絡が入ってくれないかな、という期待もあるんですが、
    待機地に着く前に連絡来なければ廃ビルに直行した方が良いかも、とも思います。
    あ↑これならアラノアさんの行動イメージに添うのかも。
    廃ビルは可能性が高いので調べるならここからかなと思います。
    遠い近いの位置関係は情報が出てないので判断難しいです(汗)

    別行動でもいいと思います。
    オートンと遭遇した場合仲間が来るまで耐えなければならないのがきついな、とは思いますが、
    狙撃は止められるのでいいのかな。

    >総合的な連絡のパイプ役
    インカムの申請が通らなければそうなりますね。

  • [14]アラノア

    2017/07/09-20:34 

    えと…効率の良い探し方。と言うのを考えてみたんですが、
    私のイメージでは安ホテルからの連絡を待ちつつ他の一カ所(安ホテルに近い方)を捜索、
    いない場合は選択肢から除外し、いた場合はインカムや発煙筒で仲間に連絡し交戦。
    捜索中もしくは捜索後連絡で安ホテルにいたのなら直行。
    いないとの連絡ならば残りの一カ所に直行。
    …みたいな感じでいったらどうだろうとか思ったりしました。

    シルキアさん達は車で3か所を巡回する形でしょうか?それとも連絡があるまで3か所のどこにでもすぐにいける位置で待機という形でしょうか?
    こういくならば最初から別行動で、私達は足で直接探して連絡し、シルキアさん達が総合的な連絡のパイプ役みたいな役割になるでしょうか?

    あまり発言できずすみません。
    残り時間が少ないですがなんとか出来るだけ摺り合わせしたいですね…。

  • [13]リチェルカーレ

    2017/07/09-20:24 

    気が付けば出発も間近ですね。がんばりましょう。

    はい、それではわたしたちはエルディースさんたちの所へ直行しますね。
    サイバースノーヘッドを装備していきますので、連絡は取り合いましょう。
    距離のある場所から狙撃しているのであれば、高所からだと思うので…封樹の杖で近くの木々にお願いして、葉っぱや枝で視界を遮ってみます。
    爆裂式徹甲弾を防ぐことはできないかと思いますが、時間を稼ぐことができればと。
    併せて弾道から狙撃場所も探ってみます。

    居場所がわかり、敵と相対する時にはハイトランスを予定しています。

  • [12]シルキア・スー

    2017/07/09-17:57 

    更に連投すいません

    こちらの行動です。
    私はAROAと警察にオートンの情報無いか聞いてみます。
    調べて貰っているその間に安ホテル、廃ビル、電波塔に近い場所へ車で向い
    判明すればそこへ急行し、不明なら廃ビルへ捜索に向かいます。
    発見時はインカムの連絡と発煙筒焚きます。
    クラウスは殺気探りつつつ私と行動します。

    戦闘ではクラウスはl4で皆さんの盾になりつつ杖で殴って麻痺入れる動きができたらな、と。
    オートンへl10当てる件は、戦闘しながら様子見て可能なら、というつもりなので
    皆さんに戦闘待って貰いたいとかそういうのは無いのでお気になさらず。
    デーモンリップスに関しては、私は弱点探しをするつもりです。

    現在こんな感じで、プラン提出していますが
    ご意見聞く前に行動を決めている所があるので、ご意見次第で調整します。

  • [11]シルキア・スー

    2017/07/09-12:45 

    連投すいません
    私の方で目撃情報無いかAROAと警察に聞いてみますね。

  • [10]シルキア・スー

    2017/07/09-12:25 

    考えたんですが、
    オートンの事はAROAも警察も行方を捜索していると思うので、
    安ホテル、廃ビル、電波塔近辺の目撃や銃声等の情報入ってないか調べて貰えれば分るかもしれないですね。
    オーガの角隠すのにフード被ってたり銃持ってたりするだろうから誰かの目には止まってる可能性がありそう。
    調べて貰ってる間に3カ所に近い場所に車で移動して待機して、分らなかった場合は手分けして捜索。
    合流班はジェロッドさん達の所へ直行して貰って弾道調べて貰えればと。
    どうでしょうか?

  • [9]シルキア・スー

    2017/07/09-00:21 

    現在の所
    合流班 リチェルカーレ組
    捜索班 アラノア組/シルキア組

    見つけたら発煙筒ですね、了解です。
    捜索場は、どうしましょうか、私は安ホテルに関しては[4]のAROAに協力をお願いしたいと思っています。
    探しに行くのはAROAの連絡受ける関係上アラノアさんのご指摘の電波障害を懸念して廃ビルかな。
    復讐に燃えている相手なので殺気感知は頼りになりそうに思います。
    オーガ・ダソーダは持っていますが私は上手い使い方が思いつきません(汗)
    逃げられても見失わなければ合流した皆さんと挟み撃ちできるのかな。

  • [8]アラノア

    2017/07/08-23:30 

    挨拶が大分遅れてしまいすいません。
    アラノアとSSのガルヴァンさんです。よろしくお願いします。

    私達は合流しても出来る事が皆無だと思うので捜索班に入りたいと思います。

    思ったのですが、必然的に空を見上げたりすると思うので光で目がやられないようにサングラスとかあれば地味に便利かなと。
    それに光に隠れているのなら運が良ければ下からでも見つけられるかもしれませんし(完全に太陽と被ってる場合は流石に見ちゃ駄目ですが)

    安ホテル
    宿泊客及びスタッフがいる可能性(ここら辺を上手く使うのが鍵か)
    最上階付近に人がいる場合銃声を聞いている可能性

    廃ビル
    どの程度廃れているか(窓が割れている程なら屋内にいる可能性)
    候補の中では一番いる確率が高いと予想されるが決定付けるのは危険

    電波塔
    骨組みだけの剥き出し状態なので光の影響を受けない位置に行けばいるか分かるかも?(位置が一番遠い可能性)
    電波塔の周囲はアンテナの至近で電界強度が非常に強いため、混信などの電波障害が起こることがある(wiki参照)

    場所の考察も兼ねてメモしてみました。
    見つけた場合は発煙筒で知らせるのとかアリだと思います。(勿論インカムでも知らせれば確実)
    投げ付ければ視界妨害にもなりますし。

    あと1組来てくれたらとても心強いんですが…我儘言っても仕方ないのでお互い頑張りましょう。

  • [7]リチェルカーレ

    2017/07/08-23:23 

    あ、こちらこそごめんなさい。シルキアさんが普通に書いてくれているのはわかっていますよ大丈夫です。決めつけとか思っていませんのでお気になさらずに。
    捜索2.合流1もいいと思います。

  • [6]シルキア・スー

    2017/07/08-23:15 

    ああごめんなさい。
    ちょっと決めつけな言い方になってました(汗)
    合流班をリチェルカーレさんがもし希望しているなら、というつもりで言ってました。
    遠距離対応でいうならLBのスキルの方が得意ではありますので私達の方が合流の方がいいという事なら変わっても大丈夫です。
    (言い方ヘタクソでごめんなさい)

    今の所捜索班の方で考えていますが、
    合流1組、捜索2組かな?というイメージでいますが、
    合流2組、捜索1組という分け方もありですよね。

    >居場所が分ったら
    連絡取って皆合流でいいと思います。

  • [5]リチェルカーレ

    2017/07/08-21:12 

    シリウスが遠距離だと対応できないし、わたしはそもそも攻撃に関してはお役に立てないという部分でかなり不安があるのですが…でも、デーモンズリップ参戦の危険がある以上、エルディースさんたちの護衛はやっぱりいりますものね。はい、今のままの人数でしたらわたしたちは合流班に入ります。
    ジェロットさんたちにもトランスをお願いできないかしら。ギルティ相手ならトランスしてある方が少しでも安心できるのですけど…。一応わたしから頼んでみます。

    >オートンの場所
    そうですね、電波塔って足場も悪いですし…。狙撃って隠れながら狙うイメージですので、わたしも廃ビルかホテルの方が怪しいかなと思います。合流班の方でも、銃弾の飛んでくる方向からもう少し絞り込めないかがんばって観察しますね。あ、オーガ・ダソーダのカメラ機能!これ使ったらなんとかビルかホテルの偵察の助けにならないかしら。

    居場所が分かったらインカムで連絡。皆でそっちに向かう形でしょうか。

  • [4]シルキア・スー

    2017/07/07-02:30 

    出発確定ですね!
    改めてよろしくお願いします。

    安ホテル、廃ビル、電波塔、ジェロッドさん達がいる場所、の4つの場所ですが
    【ジェロッドさん達と合流班】と【オートン捜索班】に別れる感じでしょうか?
    私達はどちらでも構わないですが、リチェルカーレさん達が合流してくれるなら
    私達は捜索場に直行しますね。

    3つの中だと廃ビルが圧倒的に怪しいですね。
    根拠は、人目に付かない、足場や天候気にしなくていい、等です。
    安ホテルはAROAに依頼して写真転送して泊り客にいるか従業員に確認して貰えばいい様な気がします。
    その連絡は携帯で受けて。これで良ければ私の方でしてみます。
    なので行ってチェックするのは廃ビルと電波塔でいいのかなと思います。
    この辺は他の方のご意見聞いてから考えます。

    >インカム
    連絡用にあった方がいいですね。
    もしもの時のサイバースノーヘッドつけて行かれるなら私の方も付けていきますね。

    >オーガ化を解く
    ご意見ありがとうございます。
    解ける可能性は薄そうですが試したいと思っています。
    解けなければ倒すしかないと諦めもつくので。
    戦闘で弱った所に説得とキスマークの刺青にl10を当ててみたいと思います。

    装備は私は片手剣(相手の回避-10下げ効果)持っていきます。
    クラウスは麻痺杖で相手の動きを鈍らせるつもりです。
    攻撃力が低い杖なので攻撃は皆さん頼みです(汗)よろしくお願いします。
    デーモンリップスとの対戦見据えて選択しました。
    スキルはl4(攻撃)、l5(目眩まし)、l10(浄化)、l9(回復)です。

    あと、気になったのが時間なんですが、ジェロッドさんから連絡が入ったのは夕方なので、
    私達が到着する頃には辺りは大分薄暗くなってそうで。
    廃ビルなんかはライトいりそうですね。

  • [3]リチェルカーレ

    2017/07/06-23:23 

    (連投失礼します)

    オーガ化を解く…今までの依頼だけ見てみると、なかなか難しいみたいですね。
    フェスイベでミラスさんを救うことはできましたが、その他の場合は見たことがないです…が試してみるのはいいと思います。
    オーガ化を解くことができれば一番良いですものね。

    シリウスが、リドリーみたいな男でも自分の神人はやっぱり大切だったんだなって。そんな風に言っています。

  • [2]リチェルカーレ

    2017/07/06-23:14 

    リチェルカーレです。パートナーはTDのシリウス。
    皆さん、よろしくお願いします。

    ジェロッドさん、エルディースさん、イドルさんを護ることと。オートン…リドリーさんをいかに早く見つけるか、ですよね。
    墓地というのなら、ある程度の植物は植えられていそうですから封樹の杖で視界を邪魔することもできそうかしら。後は、エルディースさんたちに固執しているというよりはウィンクルムを狙っているのでしょうから、前回のように見晴らしのいいところに囮が立てばとりあえずそちらを狙ってくれないかしら。わたし、盾を持って立ってもいいです。
    手分けして狙撃場所を探すとかだと、連絡手段が入りますよね。インカムとか発煙筒を申請するとか?ただアイテム申請は通らない場合もあるし…サイバースノーヘッドは一応持っていこうかな。

  • [1]シルキア・スー

    2017/07/06-18:14 

    シルキアとLBのクラウスです。
    よろしくお願いします。

    オートン・リヴリコスの討伐が目的ではありますが、
    彼のオーガ化を解いて精霊に戻し刑に服して欲しいですが
    そういうルートは無いのかなぁ。
    ほぼギルティに堕ちた精霊も瘴気を取り払い精霊に戻れた事例もあるし…
    と思ってしまうのですが。
    オートンはパートナーを失っているので難しいとは思うけど
    LBのスキルに瘴気を浄化するl10 というのがあるので試してみたいなぁ。
    うーんエピソードの趣旨に反するかなぁ。
    デーモンリップスに踊らされてる感じが悔しい。


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