プロローグ
●時代劇ではござらぬ
「拙者の名前は山葵〈わさび〉、半鬼〈デミオーガ〉を倒す事を生業としたサムライの一族の者にござる」
A.R.O.A.から紹介された着物に袴姿の若い男性がウィンクルム達に独特な口調で自己紹介をする。
「……えぇっと貴公らが“アセロラ”の“ウェディング”とか言う者達で相違無いでござるな?」
どうやら山葵はA.R.O.A.とウィンクルムという単語を間違えているらしい。
「今回、拙者が一人前の兵〈つわもの〉となる為、デミオーガの角が必要なのだが、何分拙者は今回が初陣でな、デミオーガとの戦闘の勝手が分からぬ。そこで“アセロラ”とか言う集団の貴公らに拙者の共をしてもらおうとこれこういう訳なのだ」
偉そうな口調の山葵だが、純粋な気持ちの為か一切嫌味がない。
「なぁに、貴公らは拙者の補佐に専念してくれるだけで良い。拙者の愛刀『月光〈げっこう〉』でデミ・シルバーウルフの角を斬り落とすだけなのだからな。ハッハッハ」
にこやかにそう言った山葵は腰に佩いた刀の柄を手で叩いた。
「作戦は貴公らに任せる。上手く拙者の前にデミ・シルバーウルフを誘導してくれ」
山葵の話を纏めると、デミ・シルバーウルフが出没する草原に赴いて、山葵がデミ・シルバーウルフを倒すのを補佐しろと言う事になる。
集められたウィンクルム達はまた妙な仕事を受けてしまったと少し後悔するが、受けてしまったものは仕方がない。
諦めて山葵から詳しい話を聞く事にしたのだった。
解説
●目的
山葵にデミ・シルバーウルフを倒させる。(角を斬り落とさせ、持ち帰らせる)
●デミ・シルバーウルフ
山葵が目を付けたデミ・シルバーウルフはデミオーガ化したウルフのボスです。
大きさは馬と同程度でかなり大きいですがかなり素早いです。
一匹狼な為、群れを組まず単独行動をしていますが、知能が高く熟練した危険なハンターとして有名です。
●草原
デミ・シルバーウルフが出没する草原は所々草が生い茂っており、人間の腰までの高さの草むらが数多く存在します。
草原の近くには町や村などは無いです。
●山葵
髷を結っていないさらさらの黒髪の好青年で身長は175cm程、長刀『月光』を腰に佩いています。
この長刀はデミオーガの角を簡単に斬り落とせる程の業物です。
自信満々のようですが、彼はあまり強くありません(笑)
困った事に自分の実力が分かっていないようですが、彼は至って真面目に無謀な突撃を仕掛けたりします。
彼は精神力が弱く、本当の事を言うとショックで落ち込んでしまい、依頼は失敗になってしまう可能性がありますので、出来るだけ穏便に敵の討伐の補佐をしてあげて下さい。
何度も言うような形になりますが彼は至って真面目です。
ゲームマスターより
どうもうちと申す者にござる。
毎度の事ながらプロローグ閲覧誠にありがとうございまする。
さて、そろそろ本性を出そうかと思いまして、皆さんには変な侍のお供をして頂きます。
デミ・シルバーウルフはかなり知能が高く手強い相手なのですが、今回はさらに足手まといが居ます。
敵を倒す為の作戦の足を引っ張るかもしれませんがどうか頑張って下さい。
それと山葵の事を嫌いになっても私の事は嫌いにならないであげて下さい。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
田口 伊津美(ナハト)
(結寿音と名乗って参加) 【心情】 思い上がりは身を滅ぼすから正直に伝えたいってのはあるけど、それじゃ報酬減るならノッてやるか 意外とああいうやつ嫌いじゃないし、強くなれよ若造って感じ 実は未契約精霊だったりしない? 【準備】 インカムを皆に配っておく あと双眼鏡を持ってきてウルフをすぐ見つけられるようにがんばるよ 馬ぐらいでかいデミ・オーガならすぐ見つかると信じて あと山葵用に救急箱でも持って行こ 【戦闘】 基本的な戦闘はナハトらにまかせて、私は… 山葵の応援でもしようか… 終わって、山葵が怪我してたら すっごくカッコ良かった~ とでもいいつつ治療してあげよ これから本当に強くなってくれるのかね 思い上がって死なないようにね |
ミサ・フルール(エミリオ・シュトルツ)
戦う理由って人それぞれだよね 私山葵さんが『強くなろうとする理由』が知りたいな 先手を打つ為に慎重に索敵するから、山葵さんが大きな音を立てて歩いたり、大声で喋りだしたら優しく注意するよ 戦闘開始前にトランス 神人は山葵さんと後方で待機 山葵さんに『パートナーが離れてしまって不安だから私達(神人)の傍にいて守ってください』ってお願いするよ それでももし山葵さんが敵の方へ飛び出して行きそうになった時は服の裾を掴んで涙目で訴えてみる サムライの話題とか振って山葵さんを引き止めておかなくちゃ!ケガしてほしくないもの 万が一敵がこっちに向かってきた時は神人の皆と協力して山葵さんを引っ張って逃げるよ ☆使用スキル 会話術 接待 |
月野 輝(アルベルト)
祖父が道場やってるけど、本物のサムライ見たの初めてだわ こんな愉快な人種なの?サムライって 何となく、うちのお爺ちゃんと気が合いそうな気もするけど(くすっ 私達神人は、精霊の皆さんにウルフを弱らせて貰ってる間、山葵さんの足止めね ・祖父が剣の道場やってるので、山葵さんの修行の話に興味あるわ ・精霊達の勉強のために先に少し精霊に戦わせてあげて ・真打ちは後から登場するものですよ と話しかけてみましょ 山葵さんがウルフに立ち向かおうとしたら腕を絡ませ反対方向へ走る 「こわ~い!山葵さん、私達を護って下さいね」 5人掛かりなら何とかなるわ、きっと ■ 終わったら山葵さんをうちの道場に誘ってみましょ お爺ちゃんに鍛えて貰うのよ |
ハロルド(ディエゴ・ルナ・クィンテロ)
精霊の人達が戦っている間、山葵さんが突っ込んでいかないよう 私達が足止めしないとね…私、あまり口が上手くないから 話題を振って聞き役に徹した方がいいかも 山葵さんの一族のお話を聞こうかな? デミオーガを狩る一族なんだよね 一人前になるにはデミの角が必要とか…一族の風習かな 風習を大事にする人って、多分そのものに対して誇りを持ってるような気がする だから、一族のお話を聞いたら喜んでくれないかな… 喋るのが苦手でも相槌と反応を欠かさなければ、相手は喜んで次の言葉を口に出すものだってディエゴさんが言ってた。 あ、緊急時には山葵さんがいないと駄目という態度で 戦線から引きずっていくつもり、危ないもんね私達も、山葵さんも。 |
八神 伊万里(アスカ・ベルウィレッジ)
自分の力量を正確に推し量ることも重要なんですが、今回はとにかくデミオーガの討伐に協力して 山葵さんに気持ち良くお帰りいただくことを重視しましょう。 なんとなく、憎めないんですよね… 道中、山葵さんには、背後を警戒する名目で一緒に殿を務めてもらいます 刀も本物のようですし、一族のお話も色々聞きたいです(会話術スキル使用) 戦闘時も同様に引き留め、精霊の包囲が崩れた時は一緒に逃げてとお願い 無謀なことをしそうなら、引きずってでも止めます! きゃあ!山葵さん、私怖いです(あなたが余計なことして任務失敗するのが)! う、嘘は言ってません… あら?アスカ君不機嫌ですね…? プリンもつけますから機嫌直してください、ね? |
●出陣にござる
「それでは参ろうぞ!」
山葵は同行するウィンクルム達に意気揚々と声を掛け、デミ・シルバーウルフが出没する草原へと出発するのだった。
デミ・シルバーウルフが出没する草原までの道中、山葵の同行を買って出たウィンクルム達(主に精霊達の方だが)は相方の言葉を思い出していた。
「……」
精霊『ナハト』は無表情そうな顔で相方の神人『田口 伊津美』を見ながら彼女の言葉を思い出す。
「良いバカロボ。今回の仕事はデミオーガを依頼人のナンチャッテ侍の接待だかんね? 文句は聞かない、そういう仕事なんだからしっかりしろよ。目的を果たせばケーキをおやつにしてあげるからトドメはマジで我慢しなよ? 我慢しなかったら報酬飛ぶんだし! ぶち●〈ピー〉すからね」
その時の伊津美の鬼のような形相を思い出しても、やはりどこか不満そうにナハトは溜め息を吐いた。
「はい、山葵さん。これ双眼鏡とインカムです(こいつが依頼人の山葵か……思い上がりは身を滅ぼすから正直に伝えたいってのはあるけど、それじゃ報酬減るからなー仕方ないな。まぁ意外とああいうやつは嫌いじゃないし、頑張りますか……)」
そんなナハトの気持ちを知ってか知らずか、自分の事を“結寿音”と名乗った伊津美はナハトから離れ、事前にA.R.O.A.に用意してもらったインカムと双眼鏡を全員に配る。
「はい。ミサっち、これインカムね。これ、エミリオさんの分ね……」
「ありがとうユズっち」
笑顔でインカムを受け取ったのは神人『ミサ・フルール』はそのまま相方の精霊『エミリオ・シュトルツ』にインカムと双眼鏡を渡しに行くが。
「はい、エミリオさん」
「あぁ……」
無愛想にそれだけ返し、エミリオはインカムと双眼鏡を受け取るなりミサから離れていく。
やや冷たい感じをさせるエミリオだったが、これはワザと冷たい態度を取る事でこの後のミサの“お願い”を上手く行かせる為の配慮だ。
その事をミサには事前に伝えてはいたのだが、いざ行動に移してみると少し心苦しい物をエミリオは感じていた。
「勘違いサムライのお守り……からかったりキツいこと言っちゃダメ、ですか?」
「ダメに決まってるでしょ」
「まぁ努力はしますよ、それが今回の任務ですしね」
「えぇ、私達も頑張るからそっちもお願いね」
「分かっていますよ」
山葵から少し離れた位置で話し合っているこの二人は『月野 輝』と『アルベルト』。
皮肉屋であるアルベルトに釘を刺して輝は神人達で決めた作戦通り、山葵の方へと歩み寄っていく。
同じく少し離れた位置で『ディエゴ・ルナ・クィンテロ』は双眼鏡が珍しいのか頻りに双眼鏡を覗いてははしゃぐ山葵を観察する。
「……」
「ディエゴさん、今日はあんまり喋らないね」
そう言ってディエゴの側に歩いてきたのは彼の神人である『ハロルド』。
「あぁ俺は物言いがきついからな……」
「あぁ……」
それを聞いてハロルドはディエゴの視線の先、山葵に視線を向ける。
「少し面倒な依頼ではあるよね」
そうハロルドは相槌を打ってディエゴに視線を戻すと。
「だが、ああいうタイプは嫌いではない」
フッと微笑を浮かべるディエゴだった。
「へぇ……その刀、『月光』って言うんですね」
「拙者の師匠より授かりし愛刀にござる」
山葵に話し掛けているのは『八神 伊万里』、5組目のウィンクルムの神人だ。
「なんかあいつら距離が近すぎないか……?」
伊万里の精霊『アスカ・ベルウィレッジ』は伊万里の山葵への態度にやきもきしていた。
「(……正直『今度木苺のケーキを奢りますから』って言われなかったら受けてなかったからな、こんな依頼)」
「あら?アスカ君不機嫌ですね……? その、プリンもつけますから機嫌直してください、ね?」
イライラしているアスカを宥めつつ、伊万里達は草原へと歩を進める……。
●到着にござる
件の草原へと到着したウィンクルム達は各々自分達のパートナーに近付き、トランス状態へ移行する。
「私、本物のサムライ見たの初めてだけど、こんな愉快な人種なの? 何となく、うちのお爺ちゃんと気が合いそうな気もするわね……」
道中で山葵の話を聞いていた輝はくすっと思い出し笑いをしてインスパイア・スペルを唱える。
「『友の力をこの身に…』」
幾度と無く行ってきたこの行為にも若干慣れてきたのか、山葵への感想で気が逸れていたのか、輝はスムーズにアルベルトの頬へと口を付けた。
さぁ、と光が満たされるようにアルベルトはオーラを纏う。
「師範と……確かに気が合いそうですね」
「『It is show time』」
ナハトの首根っこを引き寄せるようにして伊津美もナハトの頬へと口付けする。
「打ち合わせ通りにエミリオさんと連携を心掛け、あんたのその早さで敵〈ウルフ〉を凌駕してきなっ!」
輝く流水のようなオーラをその身に纏わせたナハトは静かに頷いて。
「……それじゃ行ってくる」
「『覚悟を決めろ』」
ディエゴが傍に寄るなり、ハロルドはインスパイア・スペルを唱えてディエゴの頬に口付けをする。
旋毛風を思わせるオーラを纏ったディエゴは装備を手を掛けながら。
「一応俺も後ろには気を張るが、あまり期待はするな。危険だと思ったらすぐに退いてくれ」
そう忠告し、予定通りにハロルドから離れていく。
トランス状態へと移行する為にミサから距離を取っていたエミリオも仕方がなく、といった姿勢を崩さないようにミサへと近付く。
「『絆を繋ぎ、想いを紡ごう』」
周囲に透明の薔薇が舞い散り、赤と青の光が飛び交う。
エミリオの左耳に付けたピアスが赤い光を帯び、トランス状態への移行を完了を告げる。
「……」
演技っぽくならないように気をつけながらエミリオはミサの元を去っていく。
「『この運命で、すべてを薙ぎ払う!』」
猛々しいインスパイア・スペルと共に伊万里はアスカの頬へ口付けをする。
呼応するようにアスカから朱い火の鳥のようなオーラが立ち昇る。
「山葵さんには私達の背後を警戒する名目で一緒に殿を務めてもらいますね」
伊万里のその一言で、各々の役目を果たす為に散会する。
神人達は全員、山葵を囲むように近くへと寄り、精霊達は神人と山葵を遠巻きに囲むように周囲を警戒する陣形を取る。
勿論、山葵に悟られないように……。
「分かったでござる、そなたら女子〈おなご〉は拙者が守ってみせよう!」
「山葵さん、ここからはデミ・シルバーウルフが出るのであまり大きな声や音を立てるのはやめて下さいね」
神人に囲まれ気を良くした山葵にミサが優しく釘を刺す。
「おっとこれは失敬……」
「山葵さんの一族のお話を聞いても良いですか?」
あまり話すのが得意ではないハロルドは聞き役に徹する為に山葵に話題を振る。
「む、拙者の一族というと……半鬼狩り〈デミオーガハンター〉の事についてでござるか?」
「そうです」
こくこくとハロルドはディエゴに言われた通り相槌を打って話を進めさせる。
「拙者達、鴉丸〈からすま〉一族は代々増え続ける半鬼〈デミオーガ〉を狩り取って来た一族なのでござるよ」
計画通りに気を良くした山葵は流暢に喋り始める。
そして前方を扇状にカバーするように散会した精霊達は神人達が山葵の気を引いているその間に、デミ・シルバーウルフを探すのが今回の仕事だ。
先頭にアスカ、その左右に広がるようにナハトとエミリオが前方を広く索敵し、その3人と神人達の間にアルベルトとディエゴが前方と後方に気を配る。
「馬ぐらいの大きさならすぐ見つかると思ってたのにな……。これ、動物の骨か?」
アスカは何気なく踏み込んだ草むらに転がっていた骨を見つける。
『こちらアスカ、動物の死骸を発見したからこの辺りがデミ・シルバーウルフの縄張りになっている筈だ……全員気を付け―――』
早速精霊達だけに聞こえる回線でその事を伝えている最中―――。
ガサガサ。
アスカのすぐ近くの草むらが揺れる音が聞こえ。
「ウォフ!」
身を屈め、隠れ潜んでいた一本の角を持つ銀狼〈デミ・シルバーウルフ〉が通信機に気を取られたアスカに襲い掛かる。
「―――ッ!!?」
声にならない叫びをあげ、咄嗟にアスカは剣を抜こうとするが。
「間に合わ、」
それ〈対応〉をさせない早さで銀狼はバットのような右前足をアスカに叩き付ける。
ギリギリ左腕で受けるが、馬と同じサイズの攻撃に咄嗟に構えた左腕だけで防げる筈もなく、アスカは後方へと弾き飛ばされる。
「くっ!」
なんとか受け身を取って転がったお陰ですぐに態勢を立て直す事が出来たのが幸いだった。
弾き飛ばしたアスカに追い打つように銀狼は更に飛び掛かった所で今度はアスカが剣を抜き、迎撃する。
「こ、のっ!」
長剣〈ロングソード〉を右から左へと振り抜いて銀狼の右前足を弾く。
アスカの反撃で銀狼の攻撃は防がれ、アスカの声を通信機越しに聞いていたエミリオとナハトが合流する。
「大丈夫かい!?」
油断なく双剣〈ダブルダガー〉を構えながらアスカの怪我を心配するエミリオと。
「……デミオーガっ!」
尋常じゃない殺気を放つナハトが左右からそれぞれ銀狼を挟み撃ちにしようとする。
すぐに形勢が不利だと察した銀狼は後ろに飛び退いてアスカから距離を取られる。
「くっ、待てよッ!」
前衛の3人が接敵した事は中衛であるアルベルトとディエゴにも伝わっており、その2人経由で後衛にも伝わっていた。
「おぉ? 遂に出てきたでござるな!」
アルベルトとディエゴが前衛の方へと走って行くのを確認した神人達は目配せで合図を取り、今にも走り出して行きそうな山葵の着物の裾を掴む。
「むおっ!? な、何をするでござるか!?」
「パートナーが離れてしまって不安だから私達の傍にいて守ってください!」
これこそがミサの、いや神人達からの山葵への“お願い”だ。
予め神人と精霊の不仲を見せ、山葵に守って貰うという名目で山葵に前線へ行けなくさせる作戦、その名も『サビ抜き』である。
「山葵さん、私怖いです(貴方が余計な事をして任務失敗するのが!)」
嘘は言っていないと心の中で思いながら伊万里も山葵の裾を引っ張る。
「う、む……」
「真打ちは後から登場するものですよ」
輝も棒読みにならないように注意しつつ、山葵を煽てて前へ出さない。
「しかし……」
まだ渋る山葵にミサは涙目の上目遣いで訴えてみる。
「う、ぐ……分かったでござる……拙者が守るでござるよ」
後衛の神人達が山葵を引き付けてくれている間にアルベルトとディエゴは前衛の3人と合流し、銀狼を追い詰めていく。
「アスカは背後に回って、ナハトはそのまま銀狼を挟んで俺の対角線上を維持、アルベルトとディエゴは正面から圧力〈プレッシャー〉を掛けてくれ」
エミリオは的確に銀狼を取り囲むような陣形の指示を出す。
アルベルトもディエゴもすぐにその指示に従って銀狼を追い詰めに掛かる。
「『ローズガーデン』」
銀狼の正面に立ったアルベルトは薔薇に模したオーラを自らのローブに憑依させ、待ち構える。
しかし、敵もまた知能の高い銀狼、正面のアルベルトに気を取られず、更には背後だけは取られないように上手く動き回られてしまう。
適宜、ディエゴが動きを制限するように射撃を行うが、銃弾に慣れているのだろう怯みもせずにひらりひらりと避けられる。
「……『ダブルシューターⅡ』」
これには冷静なディエゴも頭にきたのか、静かに怒りを露わにさせて二丁拳銃を掃射する。
単発ではなくなった銃弾は流石に避けきれず、被弾して銀狼の速度が落ちたその瞬間を狙ってエミリオがナハトに合図を送る。
「今だ、ナハトっ! 『スタッカート』」
「……『スタッカート』」
2人は銀狼を左右から挟むように接近し、同時に連続した突きを繰り出す。
「「『エクレール〈閃光〉』」」
それは剣舞と見紛うかのような美しく、流麗な双剣での連携技。
多数の残像さえも残すその技の狙いは銀狼の後ろ足。
「お前は、壊されたということを理解すらできないだろうな」
ナハトがそう言い捨て、背中を向けると遅れて銀狼の悲鳴が上がる。
「ギャゥゥゥ」
エミリオとナハトが技を繰り出し、交差したのを確認したアスカとアルベルトは誰に合図されたでもなく地を蹴り、銀狼との距離を一気に詰める。
「『トルネードクラッシュⅡ』」
アスカは長剣を横に構え、全身を独楽のように回転させ、先ほどのお返しと言わんばかりに銀狼に叩き付ける。
正面からは『ローズガーデン』を解除したアルベルトが長剣を袈裟懸けに振るう。
「ォォォォォン」
雄叫びを上げ、その場で足を折るように蹲る。
アスカは少しやり過ぎたかもしれないと頭の片隅で思いながら、急いで山葵を呼ぶ為に叫び声を上げる。
「うわーっ」
若干、棒読みだったが神人達が意図を汲み取ってくれたようで山葵を引き連れて来てくれた。
山葵が近づいて来るのを確認してからアルベルトもやられたフリをして蹲る。
「これは我らの手には負えない……山葵殿、お願いします」
蹲る事で上手い事不本意な表情を隠しているのがポイントだ。
「俺達は消耗が激しくこれ以上の追撃は無理だ、お前に任せたい」
膝を着いたディエゴが山葵に事態を把握される前にそう促す。
「ふっふっふ、元よりそのつもりでござるよ」
そう言って山葵は腰に佩いた長刀『月光』を抜いてゆっくりと構える。
「鴉丸流剣術―――『風見鳥〈かざみどり〉』」
横一閃、山葵が長刀を奔らせ、一太刀で銀狼の一本角を斬り落とす。
「ガゥッ!」
山葵の技の残心の隙を狙ったのか、力を溜め込んでいたのか、蹲っていた銀狼が突如跳ね起き、前足のみで山葵の方へと飛び跳ね、山葵を踏み台にしてその場から走り去っていく。
「ぬわぁ!?」
突然の出来事に山葵はひっくり返り、その場で気を失ってしまう。
蹲ったりしていなかったナハトが逸早く銀狼を追い掛けようとするが流石に手負いであっても直線距離では銀狼の動きの方が早く、ナハトの追撃は虚しく終わる。
●どうなったでござる?
ガバっと起き上がった山葵はキョロキョロと辺りを見渡すと、気まずそうにしている神人達の顔が目に入った。
「拙者、気絶していたでござるか?」
「あ、あの……えーっと」
手近に居た為、質問をされた輝は答え辛そうに言葉を濁す。
「ごめんなさい。包囲が甘かったみたいで最後の最後で逃げられてしまいました……」
申し訳無さそうにミサが頭を下げる。
山葵が気絶していたのは時間にして10分程度、その間に銀狼は逃げ遂せたと言ってしまっても過言ではないだろう。
暗く沈む雰囲気の中、救急箱に道具を仕舞いながら伊津美はフォローするように山葵が斬り落とした角を差し出す。
「あ、でもでも山葵さんが斬った角はあるよ」
一応、デミオーガの角があれば一人前にはなれるのだが……。
「目標に逃げられ角だけ持ち帰ったとあらば恥にもなりかねん、その角は受け取れないでござるよ」
●拙者の戦いは始まったばかりでござる
後日、一応の報酬を受け取った伊万里は約束通り、ハルノ村産木苺のタルトをアスカに振舞った。
勿論、プリン付きである。
「はぁ……なんだか腑に落ちない終わり方だったな」
依頼内容を思い出したのか少し不機嫌そうになったアスカだったが、甘酸っぱいケーキを口に入れるとそんな事はなかったように上機嫌になる。
「最後まで包囲を崩さない方が良かったのかな……」
ぽつりと伊万里は呟いて、気持ちを切り替えようと自分もケーキを食べる事にした。
兎と大地亭、伊津美とナハトの行きつけの店となっている喫茶店なのだが、こちらでも最初の約束通り伊津美がナハトにケーキをご馳走していた。
「はい、5段ホットケーキだよ」
女亭主のリンが運んできたホットケーキをナハトの前に置く。
すぐにナハトは素早くナイフとフォークを使って食べ始める。
「……まぁ、一応報酬は貰ったことだし良しとするかぁ」
背中のゼンマイがくるくる回る様子を珈琲を飲みながら眺めつつ、伊津美は苦笑する。
デミ・シルバーウルフを逃してしまう事になった問題の山葵だが鍛え直すという名目で輝の祖父の道場へ誘われたのだが……。
「いや、拙者にはまだ師匠が居る故、他の方に師事してもらうわけにはゆかぬでござるよ」
そう断りを入れ、デミ・シルバーウルフの角を入れた巾着に視線を向けて。
「次こそはあの銀狼めを討伐してみせるでござるよ」
と、決意を新たにするのだった。
依頼結果:普通
MVP:
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | うち |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | 戦闘 |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | とても難しい |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 05月23日 |
出発日 | 05月29日 00:00 |
予定納品日 | 06月08日 |
参加者
会議室
-
2014/05/28-23:03
ナハトはオーガに対する殺気が桁違いだから舐めプに近いこの戦い、かなり不服だろうな…
飯で釣っておきます
とりあえず当日成功するのを祈って! -
2014/05/28-17:29
纏め有難うございます。
私の方の認識の違いは無さそうで、良かった。
こちらもウルフが弱ってきて大丈夫そう、となったら
アルが やられたフリをして蹲ろうと思う と言ってます。
当然スキルも解除ね。
盾役がいつまでも立っていたらおかしいものね。
……アスカさん、渋々なんですね…
うちもアルも「やれやれ…」ってこめかみ抑えてたわ(笑)
ともあれ、今夜出発ですね。
皆さん、よろしくお願いします。 -
2014/05/28-10:22
ミサさんまとめありがとうございます。
作戦はこれでよさそうですね。
それで、とどめが刺せそうな状況になったら
合図としてアスカ君にうわーって叫んで派手に山葵さんの方に逃げてきてもらおうと思ってるんです。
このメンバーの精霊の中では一番若くてレベルも下なので、『力及ばず』という感じが
一番出るんじゃないかなーと思いまして。
本人、すごく渋々って感じでしたけど…… -
2014/05/28-08:45
いよいよ明日だね。頑張ろう!
私なりに今まで出た案をまとめてみたよ。
間違ってたり、ツッコミ所があったらじゃんじゃんご指摘お願いしますー。
・先手を打つ為に敵は慎重に探す
・敵発見時 神人が山葵を引き止めている間に
精霊は連携して敵を叩く
(※オーバーキル注意。万が一敵が神人&山葵側に向かってきた場合は神人達が協力して山葵を引っ張って逃げる)
・敵にとどめを刺すのは山葵にやらせる(角を斬り落とさせ、持ち帰らせる)
だいたいこんな感じかな?
そういえば今回のウルフには角があるんだね忘れてたよ(汗)
戦闘開始早々角を切り落としてしまわないようにエミリオさんに言っておかなきゃ。
>ユズっち
『エクレール』だね、了解~。
エミリオさんが『こちらこそよろしく』って嬉しそうにしてたよ。
インカム有り難う! 助かるよ~
望遠鏡も敵を探すのに役立ちそうだね。
-
2014/05/28-00:28
えっと…ナハトがすごくよろこんでます。技名サンキュー
文字数にお優しい「エクレール」で行こうと思うのだよ、全部カッコいいけど!
もしうまくいったらミサっちとはこれからもお世話になりそうだし、2方向攻撃のバカロボとエミリオ君の連携十八番技にできたらいいなーとかバカロボが呟いてるのでねー
あ、コイツ友達いないんだ、仲良くしてやって
持ち物はいつもの通りインカム配布するよ
あと必要なのは双眼鏡とかになるのかな? -
2014/05/27-21:37
むむ…では、陣形は出来ればということで、
連携攻撃の方を重視したプランに路線を変更しておきますね。 -
2014/05/27-20:22
といいますか…これは五人の連携で良いんじゃないでしょうか
月野さん提案のものならコンボになると思いますし -
2014/05/27-12:24
皆さんのお話聞いてると、特に陣形作ろうと意識しなくても自然に囲む形に動きそうではあるわよね。
とりあえず、アルはウルフと山葵さんの間に入っての盾役、と言うポジションで、
向かってこられた場合は急所に攻撃を当てないように、前足を狙って攻撃しておきます。
あとは臨機応変に、かしらね。
ふふ、合体技、楽しみにさせて貰うわね(にこにこ)
あと、そう言えば(←)うちって剣の道場だったのよね。
だから、その辺の話を山葵さんに振ってみようかなと思うわ。
修行の話とか聞いたら自慢げに話したりしてくれないかしら…。
ああ、背後の休憩時間が終わりそう。
私もまた夜に来ますね。 -
2014/05/27-09:18
おはようございます。
とりあえずこちらも、オーバーキル対策に武器交換してきました。
『スタッカート』で足を狙う作戦のサポートできるように、回り込んで大振りな攻撃を仕掛けてもらうつもりです。
技名……(内心ワクワク)
ええと、スキルが『スタッカート』ですし、二人で奏でるということで
『連弾(フォー・ハンデッド)』とかどうでしょう?
ああ、私もちょっと、中二病がっ……
でもミサさんの案もかっこいいし、ハサミギロチンもそれはそれで……(ごくり)
あっ、それじゃ私も行ってきますね!また夜にのぞかせていただきます。 -
2014/05/27-08:50
『うふふ、あはは♪ 山葵さん引きずり作戦』了解です。男の人でも皆で力を合わせれば何とかなるんじゃないかな。いざとなったら私が愛刀を・・・(まだ言うか)
じゃ私はユズっちって呼ぶよ!
やっぱり素早い敵には足狙うのが有効だよね。
エミリオさんには足の腱狙ってもらえるようお願いしようかな。
技名・・・!(目をキラキラ)
私ハサミギロチン好きだよ!?
他に考えるとしたら・・・う~むむむ、
『ソニックブラスト』 、『ソニッククロス』、『ソニックワルツ』・・・?
ない頭で考えたものだから皆ソニック(苦笑)
テンペストダンサーはとにかく早いイメージがあって。
『閃光(エクレール)』もいいかななんて・・・くっ、ダメだ中二病が・・・っ。
ご、こめん、これから仕事だから失礼するね(ふらふらと会議室を出て行く)
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2014/05/26-22:01
山葵氏ねぇ…
私はああいうのきらいじゃないからね、すごくカモになりそうで…ストレス発散に良さそうでさぁ
実は未契約の精霊だったりしない?
じゃねーや、ではミサっちって呼ぶぞ!
挟み込みスタッカートの狙いは目か後ろ足にしようと思うの
できれば目が効果的だろうけど、目って生物が本能的に一番守ろうとする部位だと思うから厳しそうなので後ろ足かな
二本一気に折って素早さを奪う作戦!
あとバカロボが「技名決めたい」とか真顔でいってるからなんかいい連携技名あったらヨロシコ
このままだと技名がハサミギロチンになる…
ウルフだし、多分臭いでいるかいないか判別してくると思うの
デミオーガなんだから好戦的に向かってきてくれればいいなぁ -
2014/05/26-21:38
連投失礼します
あ、もちろん中衛としてディエゴさんも食い止める気満々です!
ですねーこわーいって言いながら首根っこ引っ付かんでいきますか。
どっちが怖いんだっていう -
2014/05/26-21:34
こっちはもう6月になるのに未だに肌寒いので羨ましいです、寒いの嫌い
相手が素早く知能が高いなら包囲網を破られるのは次回の問題なわけで
それなら最初っからフルパワーで足なり目なり破壊しておいた方が
神人組にむかってきたとしても手負いなら精霊組も追い付きやすいんじゃないかと。
攻撃は最大の防御、力はパワーだってばっちゃが言ってた -
2014/05/26-21:16
ほんとに、山葵さんをどうしようかが一番難しいわね…(苦笑)
手前側で神人達と山葵さんの盾になるのは了承しましたってアルが。
それと、オーバーキルしないように、武器を初期のロングソードに取り替えて行くそうよ。
これで攻撃力が半分近くまで落ちるので、たぶん、大丈夫かなと……
もし私達の方にウルフが向かってきて山葵さんが立ち向かおうとしたら、
神人全員で「こわ~い!早く逃げましょう!山葵さん、ついてきて護ってくれますよね」
って頼んで一斉に腕引っ張って走り出す、とかどうでしょ。
ちょっと時間稼げれば、テンペストダンサーさん達の素早さならすぐ追いついてくれないかしら?
ほんと、いざとなったら全員で引きずってでも…… -
2014/05/26-20:50
ミサさんお疲れ様です!
ウルフに関しては、レベルの高い方が揃っていらっしゃるので
油断さえしなければ大丈夫だと思います。
包囲が崩れたら、精霊さん達にはとどめを刺さないことだけ気を付けてもらって
通常戦闘に入ってもらってもいいのかも…?
可能なら、再び牽制射撃からの連携攻撃を試みてみる、とか。
山葵さんに関しては、いざとなったら引きずってでも逃げないとですね…!
それから、「後方の警戒のため殿をお願いします」と、探索時にあらかじめお願いしておくこうと思います。
これで少しでも遭遇時の距離が開けていればいいんですが…… -
2014/05/26-19:32
ただいま戻りましたー。
ほんと山葵さん何をしでかすか分からないよね。
山葵さんのキャラ楽しくて好きだけど、
う、ウルフより恐ろしいよ・・・!(ガタガタ)
もういっそのこと、もしもの時は愛刀かっさらって逃げちゃおうか。そしたら私達の所まで来てくれるんじゃ・・(ちょっと待て)
・・・ごめん、冗談だよ。
今日蒸し暑い中 仕事してたからテンションおかしいみたい。
包囲網が崩れた時の対策、私も色々と考えてみるね。 -
2014/05/26-14:17
確実に囲むならちょっと難しそうですが、先にこちらがウルフを発見するよう頑張ってみますか?
先制をとれればあるいは・・・
風下から接近するとか、極力足音を立てないよう移動するとか。
正直、ウルフはメンバーのレベルとジョブのバランス的に倒せない(瀕死に追い込めない)相手ではないと思うんですよね、戦術にも明るい方がいらっしゃいますし。
山葵さんの要素が「とても難しい」難易度まで引き上げてるんじゃあないかと(苦笑) -
2014/05/26-13:08
そうですね…アルベルトさんの案、いいと思います。
もし囲めなくて、敵が神人達の方に向かってきた場合のことを考えて
前後の挟撃はカウンターの使えるアルベルトさんが手前側を担当してくださるのがいいかと思います。
最初はそれを盾にして、アスカ君はそれについて行って敵の後方に回り込むようにするのがいいかもしれません。
包囲網が崩れてしまった時は、我々で山葵さんを連れて逃げないといけませんよね…
その場合『女性を守っている』という体を取っているので、張り切って迎撃しそうな気がします。
その対策についても何か考えなければ…… -
2014/05/26-12:53
伊万里さん案の陣形いいわね。それで囲めればかなりやりやすくなると思うわ。
ただ…デミ・シルバーウルフって素早い上に知能高いのよね。
大人しく囲まれてはくれないんじゃないかしら。
陣形使うなら、その為の作戦考えないと…って思うの。
アルベルト:
「普段、会議は輝に任せてるのですが…少々口を挟みますね。申し訳ない。
私は[9]でハロルドさんが仰ってた戦術が有効かなと思っておりました。
ですが、陣形を作って囲めるならそれに越したことはありませんし、
お二方の作戦を組み合わせてみてはどうでしょうか。
遠距離からのダブルシューターと、左右に展開してのスタッカートで攻撃、
その隙に高火力の二人が前後に展開し、たたみ込む と言った感じでしょうか。
必要ならば、私がローズガーデンを使用して先に盾役になっておくと言う手もあります。
ただ輝が言うように、素早い上に頭のいい相手です。
囲めなかった場合のことも考えておいた方がいいかもしれませんね。
どちらにせよ、私もオーバーキルには気を付けておくとします」 -
2014/05/26-08:48
エミリオ:
八神、その案いいね。
陣形を語れる仲間がいて嬉しいよ。
おっと、ごめん。
今日はこれから仕事だからしばらく退出するよ。
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2014/05/26-08:40
五芒星ですか……確かに、中央に神人を置いて防衛戦なら有効かもしれませんが
今回は、包囲攻撃に使用するということならば、最初は良くてもずっと等間隔に囲むのは難しいかもしれませんね。
○
□ ★ □
○
△
●
★…デミ・シルバーウルフ
○…アスカ君、アルベルトさん
□…エミリオさん、ナハトさん
△…ディエゴさん
●…神人、山葵さん
ずれてたらごめんなさい。
こんなふうに、メイン火力が縦に挟撃、テンペストダンサーが少し離れて横方向にヒット&アウェイ
もう少し離れて神人達の間に立つようにディエゴさんが援護射撃
というのを考えてみたのですが、どうでしょうか? -
2014/05/26-08:26
エミリオ:
エミリオだ。
よろしく。
毎度のことながら今回も陣形を考えたんだけど『五芒星』の陣形で敵を囲むのはどうかな?
これは過去の任務で神人を守る為にとった陣形なんだけど、それを応用できないかと思って。
八神が言うようにオーバーキルには気をつけないといけないね。 -
2014/05/26-06:55
遅くなりました、八神伊万里です。
皆さん、今回もよろしくお願いします。
ええと、現在あがっている作戦(?)は
・山葵さんを神人が煽てて気をそらし、引き留めておく
・精霊は死なない程度に敵を攻撃し、弱ったところで山葵さんにとどめをお願いする
……という方向でいいんでしょうか。
私も一応会話術を持っているので、山葵さんの話し相手になりたいと思っています。
刀について聞いたら自慢話が始まるのではないかなと踏んでいますので。
見たところ、嘘をついているようには思えませんし……
とにかく、今回の任務は『接待』と念頭に置いていきますね。
アスカ君にはオーバーキルしないように気を付けてもらわないと。 -
2014/05/26-06:02
そうですねえ・・・
ディエゴさんのダブルシューターや他の方のスキルで逃げ場を絶った後でスタッカート連携を当てる、とかなら確実かな?
もしくはダブルシューター&スタッカート連携の後にブレイカー&サモナーの火力で押すのも… -
2014/05/26-05:43
ミサ・フルールです。
皆今回もよろしくね(お辞儀)
月野さんの引き留め案、いいね!
私の方は山葵さんに『パートナーが離れてしまって不安だから私達(神人)の傍にいて私達を守ってください』ってお願いしてみるつもり。
あとサムライの事とか、色々質問して山葵さんを引き止められればいいけど・・・スキル会話術使用で頑張る!
>結寿音ちゃん
やった連携攻撃♪
『スタッカート』了解です!
エミリオさんに伝えておくね。
あ、あと私のことはミサでいいよー。
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2014/05/26-04:31
山葵さん引き留めの方法なんだけど、口車に乗せることできないかしら。
「山葵さんがあっさり倒してしまったらつまらない」とか
「精霊達の勉強のために、精霊達に戦わせてやって欲しい」
「真打ちは後から登場するものですよ」
あたりが有効そうだと思うのだけど、どうかしら?
あまりハッキリ戦闘が見えないような場所取りも必要そうね…。
それで、
「やっぱり自分達の手に負えないので山葵さんお願いします」
って呼んでトドメ刺して貰うの。
戦闘は…
テンペストダンサーが2人、プレストガンナー、ハードブレイカー、サモナー…
素早いお二人に気を取られてる隙にガンナーの遠距離攻撃、
その隙に近接二人が近づいて……って感じ?
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2014/05/26-01:23
狼王ロボはシートン動物記の狼だね
毒入りの餌は食いつかなかったり、罠を一切無視したり、遊ぶように家畜を虐殺したり、やりたい放題の狼王だったらしいね
最後は妻を殺されてまるで人間のように気力を失い餓死したんだけど
まぁ創作なんですけど!一応シートンの実体験に基づいてるからシルバーウルフもこれぐらい優秀かもしれないねー、と
私から言える山葵氏対策は「煽てる」とかしか浮かばないな-
さすがに前に出てくるだろうし
難易度「すごく難しい」これでいいのかこれで -
2014/05/26-01:15
連投すみません
狼王ロボわからなかったです、すみませんorz
神人達でござるさんの気を逸しているということですが
あまり精霊と距離はあけないこと前提ですよね?
(距離あくとこちらが狙われるかも)
目の前でウルフボコってたら流石に拙者もいくでござる、ってなるかも…な感じですし…位置が難しい感じですねー -
2014/05/26-01:04
なるほど
そういや草原てそんな草の背高くないんでしたっけね
じゃあアンブッシュも効かない感じですかねー特攻あるのみ? -
2014/05/26-01:01
はい全員お久しぶりー
結寿音ちゃんダヨー
見事に山葵氏涙目のガチパが揃った気がするよ
シルバーウルフが狼王ロボ級に頭のいい狼なら罠は厳しいような気がするな
逆に寄ってこなくなるかもしれないし、馬ぐらいでかいなら草原なら割と早く見つかりそうな気もする
早さ勝負はテンペストダンサーの仕事!
ミサさん、この前連携攻撃したいってつぶやいてたよね-(何を見ている
よかったらうちのナハトと連携して足にスタッカート当ててみない?
現在精霊ナンバーワン(仮定)の素早さ40を試してみよう! -
2014/05/26-00:54
皆さんお久しぶりですー
またお世話になります(ぺこり)
メタなこというとあれですね
HR低いプレイヤー連れてG級モンスター狩りに行くようなもんですね、わかります。
ああ、神人で気をそらすのは良さそうですね
褒めて話を聞くとか…山葵さんも女の子にそうされたら悪い気はしないでしょうし。
ウルフはどうしましょうかね…舞台がウルフのホームなんですよねえ
トラバサミの上に干し肉とか置くのはどうでしょう
まあ、罠にかかればめっけもん…かからなくても罠作動の音で大体の居場所がわかるんじゃないでしょうか。
戦闘では…素早いということですし、まず足を集中攻撃するのはどうでしょうか。
たとえ1ターン3回行動できたとしても、5人全員波状攻撃をかければ一本二本くらいは部位破壊できませんかね? -
2014/05/26-00:40
こんばんは、初めましての方…いらっしゃらないわね。
皆様、お久しぶりです。
今回は、何と言ったらいいのか……ある意味、オーガ倒すより大変そうね。
えっと、とりあえず今思い付いてるのがこれだけなんだけど、
・神人達で山葵さんの気を逸らしてる間に精霊達がデミ・シルバーウルフを弱らせておいて山葵さんにトドメを刺させる
とかどうかしらね…
うーん、無理があるかしら……(考え込み