Shine Down/テューダー派の崩壊(桂木京介 マスター) 【難易度:難しい】

プロローグ

 乾いた小枝を踏み潰すような音が響いた。

「……だからな、サンチェス。新デザインのポイントは胸の赤いバラの刺繍だ。赤だぞ、紫ではなく……」
 携帯電話を片手に階段を上がってくるのは、髪の両サイドが渦巻くという、いささか変わった髪型の青年だ。整った顔立ちだが、個性的すぎるヘアスタイルのせいか間が抜けているような印象もある。青年は声高に話しながらアジトの扉を開けた。
 そして、立ち尽くす。
 室内は嵐でも通り過ぎたような有様だった。
 机は横倒しになり花瓶は砕け、壁に掛けたタペストリーも剥がれ落ちている。いたるところに黒覆面の構成員(戦闘員)が倒れていた。無傷の者は一人もないようだったが、幸い、いずれも息はあるらしい。
 ――A.R.O.A.の仕業かッ!
 青年は抜刀する。防御の構えにした銀のレイピアが鈍い光を放った。
「立てる者は重傷者を背負って落ち延びよ。私は、時間を稼ぐ」
 名はバル、姓はバラ、続けて読んでバル・バラ。バルはマントゥール教団テューダー派の幹部として、最適解をはじき出していた。
 人の気配を作戦室に感じ取り、ドアを蹴破る。
 安普請のドアである。蝶番がはじけ飛んだ。
「おのれA.R.O.A.、不意打ちとは卑怯! バル・バラここにありッ! いざ尋常に……」
 とまで言ったところでバルは凍り付いた。
 部屋の家具はどけられて、がらんと開いたスペースの中央にひとつ、椅子が置かれていた。
 椅子には、バルの妹、プリム・ローズ(本名ベル)が座っている。
 いや、座らされている、というのが正しい。プリムは血の気の失せた顔をしていた。
 彼女のすぐ隣に立った少女が、プリムの手の上に自身の手を置いていた。ただそれだけのことなのに、プリムは標本の蝶のように、その場所から動くことができないのだった。
 血管が透けて見えそうなほど、白い肌をした少女だった。年の頃は十代半ばほどだろうか。つやのある黒い髪を、きれいに切り揃えてショートボブにしている。整った大きな目をしているが瞼は半ば閉じられ、ためにか、目覚めながら夢を見ているような表情だった。唇は、紅で染めたように赤い。
「かむろ……か」
 少女――かむろを一瞥するとバルは、みずからの正面に立つ男に怒りと、侮蔑の籠もった眼差しを向ける。
「お久しぶり、『貴公子』」
 プリムとバルのちょうど中間地点に、彼はいた。
 シルバーグレーのスーツを着た男だ。ダークヘアだが、前髪ひとふさだけ銀色に染めている。病的なまでに痩せており、袖から覗く手首も骸骨のそれを思わせた。目の下に隈が見えるが肌そのものは若々しい。実際、年の頃はバルと同じくらいであろうか。
 バルは、シン・ヒメノギから視線を外さず、剣も下ろさない。
「シュツルムは礼儀を知らんのか」
 こんな奴には口をきくことすら汚らわしい――バル・バラの表情には、はっきりとそう書いてある。
「シュツルムらしい礼儀の示しかただと思っているよ」
 シンはナイフで裂いたような笑みを浮かべた。
「何の権限があってこんな――」
「最高会議の決定だ」
 口笛でも吹きそうな口調でシンが告げると、バルは唇を噛んで黙った。
「テューダー派は今日より、我々シュツルム派の傘下に入ると決まった。このアジトは接収する。今後は私の命令に従ってもらおう」
「誰があんたらなんかに……!」
 金縛りにあったような状態ながら、必死に口を動かしたのはプリムだった。
 次の瞬間、プリムの首が真横を向いた。
 シンが無言で彼女に迫ると、その頬を張ったのである。
「気の強い女は好きだ」
 シンの顔には冷たい笑みが固定されていた。
「貴様ッ!」
 逆上して飛びかかろうとしたバルだったが、宙に持ち上げられもがく結果に終わる。
 背後の扉から音もなく接近した巨漢が、バルを捕らえ抱き上げたのである。
 黒い肌をした巨漢であった。ヘラクレスのように鍛え上げられた鋼の筋肉が、メッシュのシャツからはみだしていた。身長は2メートル近い。そして顔には、溶接工のような鉄板のマスクがつけられていた。のぞき窓から黒い瞳孔がうかがえるほかは、一切の表情が読めない。
「ゴライアス、首をへし折ったりしないようにな。そいつは私の友だ」
「友だと!? 笑わせるな! 私は……」
 言いかけたところでバルは苦悶の声を上げる。巨漢に喉輪をかけられたのだった。
 さて、とシンは肩をすくめて述べた。
「そんな君の姿を見るのは忍びないよ、バル・バラ。……近頃、マントゥールの最高会議は怒り心頭だ。テューダー派がくだらない作戦に資金を投入して、しかも惨敗続きなんだからね。いかな分派といえ、その体たらくはいただけない。そこで下された決定を、こうしてこの僕が伝えにきてあげたというわけだ……まあ、多少荒っぽいやり方になったけれどね」
 大きな作戦が動いているんだ、とシンは冗談めかした口調で告げた。
「単純な作戦だけどね。テーマは『恐怖』だ。タブロスの外れに爆弾をしかけた。それも、人が多数集まる場所だよ。ほら、東西の列車が交差する大きな駅があるだろう? あそこさ。挨拶代わりに4個、順序よく破裂して、空に向かって盛大な花火を展開してくれるだろう」
「爆弾……かむろが作ったか!」
 バルは鋭い眼差しを少女に向けたが、彼女はバルのほうを見もしなかった。
「貴様ら! 無関係の人間を大量殺戮する気かッ!」
 けれどもシンはバルの抗議を無視する。
「爆弾を事前に1つ、まったくの正反対の建物にしかける。そして意図的に予告文書を送ろう。ちゃんと『マントゥール教団・疾風(シュツルム)派』と名乗るから、A.R.O.A.どもはそこに急行するはずだよ。そうして、皆の注目が正反対に向いている隙に本当の狙いのほうがドカン、というわけさ」
「恥を知れ!」
 バルは叫んだ。
「それは只のテロ行為だ! 我々への憎しみこそ増せど、マントゥールの教義を信じる者などなくなる! 大衆の支持得られずして、なんの活動意義があろうかッ!」
「あいかわらずお花畑だねぇ、『貴公子』」
 シンはせせら笑う。
「こういう死と絶望のカーニバルを求める魂はある、それもぞっとするほど多くね。僕らが本当に欲しいシンパは、現世の破滅を願うような孤独な人材さ。この行動がマントゥール増強の力となると断言しよう」
 陶酔したように一気にまくし立てると、シンはプリム・ローズの膝に手を置いた。その動作を見て、黙ってかむろはその手をどける。プリムの手首には、小型爆弾をセットしたリングが下げられているのだった。
「君の兄上は残念ながら、僕の作戦に参加してくれないようだ。だがプリム、君は彼ほどバカじゃないだろう?」
 シンは手をゆっくりと動かす。プリムの膝を撫でているのだ。
「僕の女になれ。副官に引き上げてやる。支配欲の強い君にはぴったりの役割と思うが? 回答が聞きたい」
 プリムは顔を上げた。
 シンの頬が濡れた。プリム・ローズが唾を吐きかけたからだ。
「これが答よ」
 シンの薄笑みは途絶えなかった。彼はハンカチで頬を拭って、
「腕の骨だ」
 と、ゴライアスに短く告げた。

 乾いた小枝を、踏み潰すような音が響いた。


 ◆◆◆

 未曾有の危機が迫っている。偶然この情報をキャッチしたあなたたちはテロ阻止に挑む。

解説

 マントゥール教団の傍流『テューダー派』が別派閥に乗っ取られてしまいました。
 乗っ取り主は『疾風(シュツルム)派』と呼ばれているようです。 
 テューダー派の幹部バル・バラとその妹プリム・ローズは彼らに捕らわれ、シュツルム派はテロ攻撃を仕掛けます。一カ所、わざわざ予告してA.R.O.A.の目をそちらに向けさせますがそれは囮で、本当の狙いは、そこから大きく離れた巨大鉄道駅にしかけた4つの爆弾です。

◇概要
 プロローグ本文の冒頭部で、バル・バラは電話中でしたね。
 このとき彼は腹心のサンチェスと話していたのです。電話をバルは切らず、サンチェスにこの情報を知らせていました。
 サンチェスがA.R.O.A.にこの情報を届けたことでシュツルム派の真の狙いが発覚しますが、このときすでに、A.R.O.A.の多くのメンバーは囮の方面に向かっていました。急遽あなたたちは駅に向かうのですが……。

 現地到着から爆弾爆発までの猶予は約40分しかありません。
 駅に仕掛けられた4つの爆弾を発見、解除して疾風派の計画を阻止して下さい!

 3つの爆弾が見つかりそうになると、敵は姿を現し妨害に出るでしょう。


◇情報
 駅は、複数階を持つ巨大な建築物(※イメージはJR京都駅です)で、そのすべてをくまなく探している時間はなさそうです。

 A.R.O.A.は、爆弾探知機として電子式(電子装置を探す。感度が高いがノーパソなどにも反応してしまう)、化学反応式(火薬を探す。感度は電子式より低い)を2台ずつ用意できます。
 対象の爆弾はいずれにも反応しますが、探知機をどう使うかが勝敗の分かれ目になりそうです。

 依頼すれば一般人に退避命令を出せますが、かなり時間が切迫しているのでパニックを引き起こす可能性があります。整然と逃がさなければ大惨事となるでしょう。

 かなりの人員が囮のほうに割かれてしまいました。とはいえ十数名規模でA.R.O.A.職員を動員することは可能です。


ゲームマスターより

 テロを食い止めることが目的のシナリオです。巨大鉄道駅での緊急捜査を考えてみて下さい。
 爆弾が爆発しても一般市民の死者が出なければ成功とします。
 サンチェスは情報をリークしてきただけで、ガイドにある以上の会話を聞いてはいません。希望があれば本編にも登場させられますが基本出ない予定です。
 テューダー派がどんな人たちなのかは、申し訳ないのですがこれまでの拙作をご確認下さい。

◇敵について
●シン・ヒメノギ(姫之木 晋)
 シュツルム派の幹部です。目的を達成のためなら人命など何とも思っていません。
 陰険な一方、目立ちたがり屋でもあります。

●ゴライアス
 痛覚を喪失した巨漢。オーガに匹敵する怪力の持ち主です。

○かむろ
 爆弾作りの名手のようです。今回はリザルト本編には登場しません。

 その他、市民に化けた疾風派のエージェントが登場します。デミ・オーガを使役してくる可能性もあります。


 それではまた、リザルトでお会いしましょう。

リザルトノベル

◆アクション・プラン

月野 輝(アルベルト)

  バルさん達は無事なのかしら
気にはなるけど今は市民の安全確保に動きましょう

職員さん達に
・駅員に列車の発着を止めるよう言って欲しい
・駅舎内の皆さんの避難誘導に当たって欲しい
とお願い
私は管制室の放送設備を借りて避難のアナウンスをするわ(会話術5
・駅構内で不審物が見つかり設備に異常が発生、職員が怪我
・お客様の安全を第一に考え駅舎内の総点検を行う
・発着も止まる為、職員の指示に従い避難して欲しい
・念の為なので慌てずに
と言う内容を不安感を与えないように丁寧に説明

避難開始が確認できたら私はアルと合流を目指して移動
連絡は基本スマホ、万が一の時はサイバースノーヘッドを使用
爆発から市民を守る時は魔守のオーブを使用ね


リーヴェ・アレクシア(銀雪・レクアイア)
  駅側へ駅員用無線機貸与、情報提供等出来る限り協力依頼
※移動中可能な範囲内

スマホをハンズフリー使用
連絡用に音声チャットアプリで常時接続のグループ会話作成
有事は駅設備使用
必要なら迷子放送に偽装※事前周知

歌菜達と行動
情報中継・統括・見張り役
情報錯綜しない様整理し流す
周囲は五感、アヒル、外套で警戒

戦闘
合流後トランス、援護へ

対シン
※状況的に可能な場合のみ
爆弾撤去毎駅員所持の無線機で構内放送で歌を流し、逃げたらこの言葉を認めた様に追い込む

♪Liam,Liam,Versager,Geh weg!
※独語

「私の所までまっすぐ来いよ。来なかったら泣いて逃げたと広めてやるよ。出来るか? そよ風の坊やには無理だろうがな」


桜倉 歌菜(月成 羽純)
  羽純くんと爆弾探索
爆弾探索組は二手に
電子式と科学反応式の爆弾探知機を一個ずつ所持
最下層から順番に駅中央エスカレーターから左右に分かれ探索
私達は右
電子式で探った後、科学反応式で絞り込む
スマホで仲間と連絡密

エスカレーター利用し周囲観察
下から爆破=花火
エスカレーター集中部分怪しい
ゴミ箱、放置された鞄や包み等注意
物陰・隙間マグライトで照らし

敵出現時、ハイトランス
羽純くん引き付ける間に探知機持ち離脱
敵動きや目線注目…見ては駄目な方見たり、無意識に庇う動きする筈…その方向に爆弾?
魔守のオーブを盾に爆弾目指す

シンやゴライアス出現時、羽純くんと連携
鞭で拘束を試み
テューダー派の人達を救う為に彼ら捕まえ尋問したい


瀬谷 瑞希(フェルン・ミュラー)
  現場到着後トランス
皆とはスマフォで連絡を密にする
現場への移動中に駅構内の見取り図を記憶しておく

電子式・科学反応式探知機を所持し、打ち合わせどおり中央から左へ爆弾を探索
電子式でアタリをつけ科学反応式で絞り込む。
スキル偽装も応用し隠し場所を探す
爆発物発見後、処理時は暗号解読のスキルも使いフェルンさんと協力し解体

教団員に探索や処理を邪魔された場合は応戦。
教団員は神符「詠鬼零称」で拘束、捕獲する。
デミオーガのみ討伐。オーガ対応時は杖でフェルンさんの攻撃力を上げる。
フェルンさんのMPが減ったらDIで補充。

もし現場にバルさんかプリムさんが居たら確保。
器用団員に拘束されているようなら奪取。
敵側は内輪揉め?



●第一幕
 黒の外套をなびかせ装甲車から飛び降りると、リーヴェ・アレクシアは内心の焦燥を隠し、駆け出さず早足でA.R.O.A.職員たちの前に立ち止まった。
「簡単にだがブリーフィングは車内で済ませてきた。駅の立体地図は頭に入っている」
「早かったな」A.R.O.A.職員の葵 舞衣(あおい・まい)が告げた。「事前にもらった指示通り、駅職員に言ってすべての在来線は止めてもらった」
 栗色の髪をなびかせ桜倉 歌菜は周囲を見回す。駅内のすべての表示板には、『運行停止中』の赤い文字が躍っていた。突然現れた表示に駅内はざわついており、不平を鳴らす客の声も少なくない。
 不幸中の幸いがあるとすれば、それは今が平日の昼間という時間帯だったことだろうか。比較的空いているため、身動きできぬほどの混雑が発生しているわけではない。といっても、この駅は利用者の数が他とは段違いだ。まばらに見えても相当な人数がいることは一目瞭然だった。
「本当に、大きな駅……」
 歌菜は目眩を覚える。この規模の駅で爆弾テロが計画されているのだ。何も知らない無実の人々の命を、人生を、平気な顔でむしり取るという最悪の暴力が。不幸な結果となった場合歴史的な惨事になる。だというのに、今すぐ動けるA.R.O.A.側の人員は圧倒的に少ない……! 激しい憤りが歌菜の胸に渦巻いていた。
 歌菜の肩に、黙って月成 羽純が手を乗せた。
 やり遂げよう――言葉ではなく、態度で彼は物語った。俺たちは現在、この状況における唯一の『希望』だ。希望は、折れてはならない、と。やがて歌菜の震えは収まった。
「エレベーターだが」
 羽純は歌菜、そしてリーヴェらにうなずいてから告げた。 
「今動いている分が止まったら、進入禁止措置にしてすべて停止させてほしい。真っ先に調査したい」
 羽純は脳内で、『自分が犯人だったら』という仮定のシミュレーションを行っていた。エレベーターなら狭い空間に人が密集する。爆弾の規模は不明とはいえ、確実に一定人数を吹き飛ばせる設置場所と言えるのではないか。羽純の言葉を聞くと、すぐに職員が管制室に連絡を入れた。
 意識あわせを行いながら、彼らは中央改札横の駅員室へ移動する。
 そこには、葵が用意した爆弾探知機が置かれていた。
「すまない……やはりこれだけしか用意できなかった」
 卓上掃除機を大きくしたような無骨な機械である。比較的小さいものが化学反応式、重厚で外部出力機までつながっているのが電子式だという。装置は二つずつで合計四つ。バッテリーを確かめてスイッチを入れると、気にならない程度のモーター音が鳴った。
「いいんだ。これだけ確保できただけでも助かるよ」
 使い方の説明を受け、フェルン・ミュラーは装置を手にした。フェルンは過去、似たものを扱ったこともあるので理解は早い。重い電子式を自分が持ち、化学反応式を瀬谷 瑞希に手渡す。このときすでにトランスを行っていたため、瑞希もフェルンも薄い光の皮膜を身に帯びていた。フェルンが計器を肩に提げる作業をアルベルトが手伝った。
「では私たちは駅の中央から左回りのルートを取ります」
 瑞希は告げる、左回りをたどるのは、自分とフェルン、そしてアルベルトだ。
「……無事を祈る」
 リーヴェが真剣なまなざしで告げると、瑞希は小さくうなずいた。
「お互いに」
 爆弾テロである以上、最悪の結果は予想しておくべきだろう。互いに顔を見るのは、これが最後になるかもしれない。
 このときすでに、歌菜と羽純も二種の探知機ひとつずつを抱えていた。ふたりにリーヴェを加えたメンバーで、右回りルートをたどる手筈になっている。
「そろそろ……ですね」
 アルベルトは窓から駅の、とてつもなく高い天井を見上げた。有名なドーム状の天井は、普段なら聖堂のような荘厳さをたたえているのだが、今日ばかりは無機質な不気味さばかり際立っているような気がしてならない。
 月野 輝からのアナウンスが流れ始めたのはその直後だった。

 輝はアルベルトたちとは別行動をとり、到着後ただちに、管制室に入り放送設備の前に着席していた。
 闇に光る宝石のような計器類を眺めながら輝は思う。まずは落ち着かなければならない、と。自分の声に恐怖が宿れば、たちまち未曾有の大混乱が発生しかねないのだから。
 ゆえに輝は静かに息を吸い、倍の時間をかけて吐いてからマイクのスイッチを入れている。
「……駅構内の皆様にお知らせします。先刻、構内で不審物が見つかり設備に異常が発生しました。職員が怪我を負っています。不審物は取り除きましたが、お客様の安全を第一に考え、念のためこれより駅舎内の総点検を行います」
 ゆっくりと二度読む。輝の声に震えは一切なかった。鍛えてきた会話術がものを言っている。
「列車の運行を停止しているのもそのためです。お急ぎのところ大変申し訳ありませんが、終了時刻の見通しはまだたっていません。シャトルバスによる代替輸送をご用意致しますので、慌てずに係員の指示に従って下さい」
 輝の口調は、幼児番組のナレーションのように優しい。必要以上の警戒心を構内の乗客に抱かせぬよう注意しているのだ。
 輝の隣に立ったまま、銀雪・レクアイアは無意識のうちに腕組みしていた。
「これで……」
 得も言われぬ寒気が銀雪の背筋を這い上ってくる。
「……駅に潜んでいる教団の連中にも、テロ計画のリークが露呈したことになるね」
 銀雪は、教団工作員が駅にいることを疑っていない。確実に爆弾テロを成功させたいのであれば、彼ら工作員は予定時刻ぎりぎりまで抵抗してくることだろう。


●第二幕
 駅じゅうに設置された防犯カメラからの映像に休みなく目を走らせ、銀雪は異変を見つけようとする。輝のアナウンスに対し、一般客以上の大きな反応……動揺と言い換えてもいい……を見せたものがいないかと。
 普段、リーヴェの前ではどこか抜けたところのある銀雪だが、今は本来の冷徹な観察力を発揮していた。それゆえ、
「あれは……?」
 銀雪の目は捉えたのである。50個ほどあるモニターの下方、中年とおぼしき男性が、輝のアナウンスを聞いたとたん、明らかに身を強張らせたのを。
 男は他の客とは明らかに動きが違っていた。不安げに周囲を見回すと突如、迷いもなく歩き出したのだ。それも出口とは逆のほうへ。おまけに、カメラを避けるように壁にくっついて移動している。(実際は、避けていると男が考えているカメラとは別のカメラに、きっちりとその様子が映っているのだが)
「輝さん」
 外套の下から銀雪は腕を伸ばし、モニターを示した。
「あの画面の人……おかしいと思わない?」
 輝はすでにマイクのスイッチを切っているので、すぐに手元の地図を広げた。
「あの人が向かっているポイントって……!」
「最近、改装工事が行われたトイレ、だよね」
 うなずくとすぐに、輝は無線機がわりにしているスマホを手にしたのである。

 アルベルトは口腔がひどく乾いていることを自覚していた。
「距離はとったほうがいいでしょう。余裕があるとは言えない状況ですが、ある程度泳がせて場所を絞り込むべきだと思います」
 アルベルトは瑞希とフェルンに告げるも、尾行中の男性の背から視線を外さない。
 輝からの喚起でアルベルトが見つけた男だ。彼らは男から、見失わない程度の距離を取ってその行く手を追っていた。
 ――輝の言う通りですね。明らかに、あの男性の動きはおかしい……。
 それなりに訓練された工作員の様子だが、アルベルトにはまったくの役不足だったようだ。
 電車が停止し運行再開は未定、代替輸送も用意したと聞いて、ほとんどの客は駅から出る方向に向かっている。それなのに男は、逆に駅の奥部へと向かっているのだ。一応、男も警戒して自然を装ってはいるものの、アルベルトの目を誤魔化せるわけはなかった。アルベルトからすれば男は、海苔の束に混じった黒の折り紙のごとく不自然きわまりない。
 やがて、
「反応が出ました……!」
 小声で瑞希はフェルンに告げた。彼女の探知機に、昆虫の目のような赤いランプが点灯している。
「まだ突き止めたとはいえないかな。その電子式探知機はパソコン程度のものにも誤反応することがあるからね」
 フェルンは軽率な行動を控え、自分の探知機のモニターを凝視しているのだった。モニターに表示されている波長は、夕凪の海のように静かなものだった。
 やがて男はおもむろに、無人の男性用トイレに入った。
 ぴくっとフェルンの目元に力が籠もる。
 このときフェルンの化学反応式探知機にも、不穏なノイズが表示されたのである。
「波形が出た」
 フェルンの声を聞き、瑞希とアルベルトは顔を見合わせる。
 最初に行動に出たのはフェルンだった。男が個室のひとつに入ろうとする前に、
「失礼。そこで止まってもらえないかな? アナウンスにもあったように、不審物が見つかったので駅内への立ち入りを制限しているものでね」
 と、肩を押さえる。
 化学反応式探知機はもう、稲妻のように激しい波長を表示していた。
 不謹慎かもしれないが――このときアルベルトの脳裏に、輝の優しいアナウンスが蘇っていた。慈母のようなあの語り口は、非常時に呼びかけるものとしては最良だったと思う。おかげかこのときになってもアルベルトは、落ち着き払っていられた。
 いち早くアルベルトは男をおしのけ個室に入る。
「お、おい待てっ!」
 と言いながら男は殴りかかってきた。しかしアルベルトにとって、こんな抵抗はものの数ではない。
「やれやれ……過激な連中ですね。まったく」
 アルベルトは軽くかわして、同時に男に足をかけ転ばせていた。
 どっと倒れた男を尻目に、フェルンは個室の天井に設置された黒い箱を見つけ出す。
「これか」
 トラップがないことを確認するとすぐ箱を開け、その内部に彼は時限爆弾を発見したのである。
 ――なんて見事な構造……!
 フェルンは肌が粟立つのを覚えた。電子工学と機械工学の知識を有する者として彼は、箱に仕掛けられた爆弾の構造の美しさに舌を巻いたのだった。顕微鏡で見た雪の結晶のよう、とでも表現すればいいだろうか。
 天才的な設計だった。リールの巻き方は完璧、爆発物の効力最大化にも、巧みな工夫が凝らされている。大抵、爆弾魔というのは自分の作った爆弾を解除しづらいよう、フェイク配線や偽の電池ボックスを加えてこれを複雑怪奇に汚しがちなのだが、この爆弾の設計者は爆発効果だけに全力を注いでいるらしく、そうした悪あがきを一切ほどこしていないところにも美学を感じた。
 まるで、見つかったら負け、と潔く認めているような――フェルンは爆弾の作り手のことを想像しながら解除作業に入った。
 あるいは、解除してほしくてわざとシンプルにした……?
「時限装置、止まったよ。なんていうか……素直な構造だった」
 ほんの数十秒で作業は終わった。
 その頃にはすでにアルベルトが男を取り押さえており、瑞希は銀雪たちに連絡を入れていた。
「一つ目の爆弾を回収しました。解除も完了しています……!」


●第三幕
 止まっているエレベーターの中で、歌菜はマグナライトを用い隅々までを調査している。羽純が天板を外してくれたので、隠れた部分までしっかりと。
「駄目ね羽純くん……やっぱり、電子式探知機が反応したのはエレベーターの制御盤みたい」
「化学反応式のほうは無反応だ。天板を外してもこれなら、やはりエレベーターにはないとみていいだろう」
 数機のエレベーターをすべて調べたが、いずれも結果は同じだったのだ。これが最後の一つだ。
 ゴミ箱にも探知機は反応せず、放置された荷物も皆無だった。
 電子式、化学反応式の両探知機を併用するという作戦は正しかった。これでかなり作業時間が短縮できたのだから。電子式であたりをつけ、化学反応式で精査することで調査を確実に行うことが可能となっていた。仮に、どちらかだけを使ってたとえば四手に別れて探索を行っていたとしたら、誤反応が多い電子式、精度の低い化学反応式、その両者の欠点が出てしまい、捜査の時間はかさんだことだろう。
 エレベーターの戸口を見張りながらリーヴェが口を開いた。
「だが五感……強いて言えば肌感覚に、どうにもひっかかるものがある」
 不安が増す状況でも、リーヴェの口調にはジャンヌ・ダルクのような華と気高さがあり、そこにいささかの翳(かげ)りもない。
「羽純は、『犯人が効率を考えるなら、人の集まるエレベーターは爆弾設置場所の候補として可能性が高い』という趣旨のことを言った。それに同感なだけに、エレベーターに爆弾がないというのが気にかかる」
「そうよね……」
 歌菜は、リーヴェとはプライベートでも遊ぶ仲である。それだけに相通じるものがあり、リーヴェの考える『ひっかかるもの』については手に取るように理解できた。だからこのとき歌菜は、
「だったら、エレベーターじゃなくてエスカレーターは!?」
 はっとなって声を上げたのだった。
 この駅の名物のひとつに、天国への階段のようになったエスカレーターがあることを思い出したのだ。
 実際は複数のエスカレーターが延々と連なっただけのものだが、開放的な構造ゆえ、昇るにしたがい情景がひらけていく様には素晴らしいものがある。この駅を訪れた観光客の多くが、エスカレーターで最上階の空中庭園まで行くと言われていた。
「そうか……!」
「確かに」
 リーヴェと羽純にもすぐに通じた。
 だとしたらそれは、情報をリークしたテューダー派のサンチェスが「空に向かって盛大な花火を見せる……というようなことを犯人は言っていました」と告げたこととも符合する。空を目指して延びるエスカレーターはその象徴だろう。
 間もなく彼らはエスカレーターとエスカレーターの継ぎ目、中腹にあたる踊り場で両探知機の強い反応を見たのだった。
「近いな。すぐ近くにある」
 リーヴェは視線を滑らせる。しかしすぐに爆弾らしきものは見つからなかった。
 正確には見つけられないのだ。この付近は駅構内と違って商業ビルと連結しているのである。『電車が停まっている』とアナウンスすれば人が出て行く駅舎とは違い、この状況下でも、ひっきりなしに人が往来していた。電車が動くまでの時間つぶしに移動している利用客も少なくないはずだ。
 ――だからといって正直に事情を明かすわけには……。
 歌菜は唇を噛んでいた。もし「場所を空けて下さい。爆弾がこのあたりに仕掛けられています!」と声を上げたら、たちまちパニックが発生することになるだろう。そうなれば爆弾探査どころではない。それだけは避けたい。
 こうしている間にも時間は迫っている。
「サンチェスの知らせた『花火』の予定時刻まで、あと二十分程度か」
 リーヴェはやはり落ち着いた口調だったが、その額には汗が浮き始めていた。
 羽純もピリピリとした感覚を覚えるも、パニック発生覚悟ですべてを明かすことはできない。
「俺たちの探知機の正体を知っている通行人はいないようだな……運が良かったとすればそれくらいか……」
 知らない人間からすれば集音器か掃除機の類に見えるのだろう。ほとんど誰も羽純たちの提げている機械に目もくれない。知っている人がいたとすれば、たちまち騒ぎになるのは必定なのだが。

 銀雪は道を急いでいる。内が黒、外套が白の羽織姿だが、こうした服装でも走ることには慣れているため、その姿は一迅の白い風のようだ。
 銀雪はただ急いでいるだけではなかった。
 足は急ぎながらも心は冷静に、周囲を観察しながら長い階段を駆け上がっているのだった。
 途上、老婆とおぼしき背の曲がった姿が背を屈めている姿に銀雪は気がついた。
 具合でも悪いのだろうか。
 しかし老婆は両手で、杖を水平に握っていた。
 こういう状況なら立てた杖に全身ですがろうとするはずだろう。よく見ると足腰もしっかりしているように見える。
 老婆はゆっくりと杖を両側に引く。内側から鏡のような銀色がのぞいた。
 次の瞬間、銀雪は老婆を背後から抱きかかえるようにして締め上げていた。
「大丈夫ですか」
 声を上げ、傍目には倒れそうな老人を介抱しているよう取り繕った。

「どいてください! 急病人です!」
 銀雪は大きな声で人びとを遠ざける。
「道を開けて下さい! 通ります!」
 言いながら彼は、老婆の姿を横抱きにしている。彼の腕の中で,老婆は気を失っているらしくぐったりとしていた。
 銀雪はリーヴェたちの目の前で足を止めた。
「ここに担架が来ますからね。しっかりしてください、おばあさん……」
 老婆に呼びかける演技をしてからもう一度顔を上げて、
「すいませーん。空けて下さい、空けて!」
 彼と長く組んできたリーヴェである。銀雪の行動が、見た目通りのものではないことくらいとうに察していた。
 ――!
 まとっている外套に肩を引かれた気がする。振り向いたときリーヴェは、目の前の植木鉢に不審を感じたのだった。
「……これね?」
 リーヴェの視線の先を追って、歌菜が植木鉢の裏側に爆弾入りの黒い小箱を見つけていた。周囲の人間は皆、銀雪と老婆に注目しているので、この行動は誰にも知られなかった。
 銀雪の宣言通りすぐにA.R.O.A.の職員たちが現れ、老婆を担架に乗せて連行し、爆弾を回収していった。
 通行人の目には、親切な青年が倒れた急病人を運び、駅職員が救護室に連れて行ったようにしか見えなかったことだろう。
「あの老婆は……?」
 言いながらリーヴェは、時間が惜しいのでさらにエスカレーターの上部を目指していく。止まったまま流れに任せるのがもどかしく、早足で登っていった。これについて行きながら銀雪は言うのだ。
「間違いなく教団の工作員だね。階段の下から、歌菜さんに仕込み刀で襲いかかろうとしていたよ」
 きっと爆弾探知機に気づいて、妨害しようとしたに違いない。思わぬ墓穴を掘る結果になったものだが。
「助かりました……」
 歌菜は無意識のうちに首の辺りをさすっていた。すぐそばには羽純もいるし不覚を取ることはなかったと思うものの、騒動になれば爆弾発見はさらに遅れたことだろう。
「それにしてもリーヴェ、俺の意図をすぐ理解してくれてありがとう。あの工作員はもっけの幸いだった。うまく失神してくれたおかげで、パニックを起こさず人払いするのにちょうど良かったからね」
「なんとなく察しただけだ。銀雪も、私が察するとわかっていだだろう?」
「なんとなく、ね」
 このとき今日初めて、リーヴェと銀雪の口元に短い笑みが生まれていた。
 それからすぐに彼らは、エスカレーター頂上付近で、三つめの爆弾を発見したのだった。


●第四幕
「三つ目も見つかったそうです!」
 瑞希は声を上げた。ここは、探索を開始した駅員室のそばだ。
 だが喜んではいられない。瑞希の目から愁いは消えていなかった。
 情報が正確なら爆弾はあと一つあるはずだ。その残り一つが、まるで見つからないのだ。
「早足だけど左ルートは全部回ったはずよね」
 輝の顔色も良くなかった。一つ目の発見後、輝もこちらに合流しており、協力してあらゆる手を尽くし爆弾を探したものの、なんの手がかりも見いだせないままだったのだ。追い立てられるような気持ちに苛まれている。
 広い構内を彼らは三度巡った。
 それなのに、二種類の探知機は壊れたかと疑いたくなるほど沈黙を続けていた。
 電子式が小さく反応することはあったが、いずれも電子機器に対する誤動作でしかなく、化学反応式に至ってはぴくりともしない。
 構内をかけずり回っているのは彼らだけではない。少しずつ人数の増えてきたA.R.O.A.職員、それに多数の駅員が必死で捜索を続けているのだ。探知機がなくても、これだけやれば見つかってもいいのではないか。
「もしかしたら本当は、仕掛けた爆弾は三つだったとか……」
 希望的観測として輝は言うも、
「だとしたらいいのだけどね」
 アルベルトは静かに首を振った。そして、輝だけではなく瑞希、フェルンをふくむ三人全員に告げたのである。
「これまでテューダー派と何度か接してきた私の持論ですが、彼らは無駄にプライドが高い……これは、新たな敵という疾風(シュツルム)派についても同じでしょう。サンチェス君の報告通りだとすれば、テューダー以上に劇的な演出を好む傾向にあるようです。だから、『四つ』と言ったら彼らは必ず爆弾を『四つ』しかけるはず」
「そう思うわ」
 輝はうなずいた。今考えてみれば、バル・バラやプリム・ローズの悪だくみには愛嬌があった。やっている自分も楽しみ、世間も楽しませようという変なサービス精神のようなものもあった。ところがシュツルム派のやっていることは、テューダーの連中からそういう部分を抜いて、よりずっと邪悪にしたようなものだ。けれど確かに、劇的演出という意味では通底している。
「同感だね」とフェルンが口添える。「だとしたら、まだ探知機で捜査していない場所を考えてみないか?」
「まだ捜査していない場所……?」
 天啓というのか、このとき、雷に打たれたようなショックを受け瑞希は口に手を当てていた。
「あります! まだ探していない場所が……!」
 盲点だった。
 そこにはまだ、一度だって爆弾探知機を入れていない!
 もうあと十分少々しか時間がない。一か八かだ。

 輝は管制室の扉を激しくノックしていた。
「至急放送したいことがあります! 開けて下さい!」
 だが内側から鍵がかけられているのか、到着時は開け放たれていた扉が今は固く閉ざされている。
「なら、こじ開けるしかないね」
 みんな下がって、と告げてフェルンは、提げていた斧を取って両手で握った。利き足を前にして大股に立つ、腰を入れて頭上で斧をひと巡らせしたのち、兜割りの要領で体重を乗せ扉に叩きつける!
 鋼鉄製のドアだが、三度斧を加えた結果、蝶番が外れて内側に倒れ込むようにして開いた。
 四人はぱっと駈け込んだ。無人だが油断はしない。アルベルトは輪廻剣を抜き、両腕で中段の構えをしていた。
「奥に、駅長室に続くドアがあるんだったね?」
 輝に問う。
「ええ。奥はもちろん、この部屋にも爆弾探知機を持って入らなかった」
 うっかりしていた、と輝はほぞを噛んだ。もしかしたら自分は、爆弾のひとつのすぐ隣の部屋でアナウンスをしていたかもしれないのだ。
 輝の予感は当たった。
 駅長室のドアを破ると、広い部屋の中央に、最後の爆弾がいたのである。
 そう。『あった』ではなく、『いた』のだ。
 電子式探知機はビビッドに反応している。化学反応式のモニターにも激しい波形が出ているのだ。これはもう間違いないだろう。
「あなたは……」
 瑞希は目を見張った。
「バル・バラさん……!」
 椅子に縛りつけられ、猿ぐつわを噛まされた状態で、テューダー派幹部バル・バラがうめいていた。あの特徴的な髪型はもちろん健在だ。
 彼の首に大きな首輪がはめられている。ピカピカと点滅しており、不穏な時計音が響いているところからして、形は違えどこれも高性能爆弾だと思われた。
 アルベルトが猿ぐつわを外してやると、バルは感謝するどころか怒りの声を上げたのである。
「たわけ者ッ! この首輪が爆弾だということくらいわかるだろう! もう時間がない! さっさと逃げんかッ!」
 ただ、かなり衰弱しているようでその声は、悲しいほどにかすれ、途切れ途切れだった。
「せっかく助けてあげたのにたわけ呼ばわりはないでしょう? ご心配なく、まだ五、六分あります、そちらのミュラーさんは機械と電子工学の専門家です。すぐに解除して……」
 とアルベルトが縄に手をかけたところでバルは苦痛の呻き声を上げた。
「おや、ほどき方が乱暴でしたか?」
「い、いや違う……左腕を折られている……ッ」
「おっと、それは失礼」
 瑞希は彼らのやりとりを見ながら、胸騒ぎを感じてならなかった。バル・バラの首の爆弾以外にもまだ罠がある、そんな予感がする。その正体まではわからないのだが……。
 アルベルトは、バルの腕を気遣いながら縄を解き続けていた。
「ところで、こんなことをした相手はどこに行きましたか?」
「隣に副駅長室のドアがあったはずだッ」
「そこはまだ調べて……」
 輝が告げたときである。
 ドーンという物凄い音がした。
 アルベルト、輝、瑞希は一斉に振り向く。
 それは背後から現れた。
 音は、棍棒の一撃が命中したことによるものだった。
 山のような巨漢が、フェルンの背に食らわせたものである。
「……!」
 黒い肌をした巨漢であった。金剛力士像のように引き締まった肉体、メッシュのシャツを着て溶接工のような鉄板のマスクをつけている。髪は伸び放題の蓬髪だ。マスクの向こうから、濁った右目がこちらを見ていた。
「フェルンさん……!」
 瑞希はフェルンの体に飛びつく。完全に虚を突かれた格好だ。すでにトランスを終えていたこと、それに、背に盾を背負っていたことが幸いして一命は取り留めたようだが、フェルンは眠るように両目を閉じたまま意識が戻らない。
「オーガ!? いえ、人間……!?」
 輝はフェルンと瑞希をかばうように位置取りしながら、青水晶に飾られたメイスを構える。
「そいつはゴライアスという……私の腕を木の枝みたいに折った男……気をつけよ、あの男には痛覚がない……ッ」
 縄がまだ解けていないので、バル・バラは床に這いつくばったまま苦しげに声を上げた。
「なるほどゴライアスさん。やりあうのは結構ですが、一時休戦してバル氏の爆弾を解除させてくれませんかね? そうでないと私たちもあなたも、数分後には木っ端微塵になってしまいますよ?」
 アルベルトが声をかけるも、ゴライアスに譲る気はないようだった。低い声で唸り、黒い巨漢は戦艦のごとく大股に部屋のなかに入ってきたからである。
 さらにゴライアスの背後から、熊に似たデミ・オーガが二体、やはり濁った目をして出現した……!
 

●第五幕
「おいA.R.O.A.、突破孔くらい作ってやるから私を置いて逃げろッ! 貴様らと心中は御免だ」
 床に転がったままバルは言うのだが、そんな彼は半死半生といった状態なので、突破孔うんぬんには説得力がないことこの上ない。
「バルさんはちょっと休んでて下さい。大丈夫です、私たちにも心中する気はありませんから」
 正座した状態で膝にフェルンの頭を乗せて、瑞希はゴライアスとデミ・オーガが乗り込んできた扉を指したのだ。
「そもそも負けるつもりもありません……ほら!」
 瑞希が言い終わるや否や、ぱっと眩い光が部屋を満たした。駅長室だけではない。管制室も含めたこの空間すべてに光が溢れたのだ。
 光を浴びてフェルンの目が薄く開いた。う……とかすかに声を洩らしている。対称的なのはデミ・ベアー二体で、いずれも前足で目を覆って右往左往していた。
「待たせたな。しかしおかげで結果的には挟み撃ちの格好になった。陣形としては悪くない!」
 光源は羽純、ひらり颯爽と躍り込み、未来の道しるべのごとくシャインスパークを放ったのだ。すでにハイトランスを終えているため、彼の身を包む茜色のオーラは深く濃い。
「でも羽純くん、あの大きい人には効いてないみたい!」
 歌菜が声を上げていた。ゴライアスは背後から現れた援軍をまったく無視して、大股で部屋の奥へ向かっている。溶接工のようなあの鉄仮面が役立っているのだろうか。
「あの敵は痛覚を持っていないそうよ!」
 輝は声を上げると魔守のオーブを掲げて後退した。これで自分と、バル・バラを包み込むような狭いフォースフィールドを形成したのである。バルは体力が尽きたのか、半分目を閉じて伸びていた。
「威力のある爆弾に対してこの力場がどれほどの作用を持つのかはわからないけど……」
 輝は薄い微笑を浮かべた。汗で額に髪がひとすじ貼り付いている。
「いざとなれば、少なくとも全滅くらいは避けられると思う」
 魔守のオーブの限界は不明だ。しかし確実に、爆弾の威力は下げられるだろう。万が一のことがあったとしたら、死ぬのは自分とバルだけで済むかもしれない。
「輝……その覚悟、受け止めたよ」
 アルベルトは振り返らず告げた。彼の剣は力を帯びて白い蛇のように身をのたうたせている。これで切っ先は変幻自在となり威力も増す。この技をスネイクヘッドIIと人は呼ぶ。
 落ち着き払ったアルベルトの声に、思わず輝は言い返している。
「待って! 私はまだまだ死ぬ気はないからね!」
「わかってる。少なくとも、輝ひとり死なせはしない」
 アルベルトは一度だけ振り返り、静かに笑った。
 銀雪はこの状況を打破すべく目を走らせている。
 痛覚がない? あのマスクで光を防いだ? だとしても――このとき銀雪は、とっさに壁から消火器をもぎ取っていた。そして、背を向けている巨漢に大声で呼びかけたのである。
「シュツルム派、って言うんだっけ? なんだかデカいのが出てきたなあ……でも、テューダー派と違って馬鹿そうで良かった」
 せせら笑いすら付け加えた。
 さすがのゴライアスもテューダーと比べられるのは不本意だったのだろうか。無視するかと思いきや、ゴライアスはぐるんと音がするほどに激しく振り返った。その顔目がけて、
「こういう直接的なのは効くよね!?」
 銀雪は力の限り消火器を噴射したのである。泡が出るタイプだ。強烈な勢いで液が飛び、ぱっと広がって鉄マスクを覆った。ゴライアスは左手でマスクをごしごしとこするのだが、泡はそう簡単には晴れない。今度は、マスクの視界の悪さが災いしていた。
「銀雪、今のはいい判断だ。褒めておく」
「こういう手を、リーヴェが期待してくれているかと思ったんでね」
 消火器を放り投げ銀雪は、片手斧を抜いてぶんと一度振った。
「痛覚がなくても負傷はする。といっても人の一線超えてるかもって相手だ。倒すより無力化するほうを選ぼう」
「いいだろう」
 ――銀雪が私に指示するとはな。
 ふっとリーヴェの口元が弛んだ。彼女の緋矛はゴライアスの足元をかすめている。
 輝く蝶のごとく、光輪が羽純の体躯の周囲を巡っていた。シャイニングスピア、この技をまとって彼はさらに前進する。
「歌菜に道を作ってやらなきゃな」
 そうして羽純はデミ・オーガに、その禍々しい気が感じられるほど肉薄している。これでいい。もとより彼らの注意を惹くのが目的だ。
「道を……そうでした、ね」
 フェルンは既に立ち上がり、歯を食いしばって己が背より闘いの『気』を立ち昇らせていた。息をするたび肋骨のあたりが軋(きし)むのを感じる。だがフェルンの心は折れない。いやむしろ、最悪のコンディションゆえさらに高みを目指す。
「さっきは不意を討たれたが、これからはそうはいかない」
 まだ視界不明瞭ながらゴライアスが、唸りをあげてフェルンに得物を振り上げた。木の切り株を引き抜いてそのまま武器にしたような乱暴な棍棒だ。ゴツゴツした表面には、虫食いの痕すら見えるほどである。
 ――思ったより迅い。
 回避しきれない。棍棒はフェルンを直撃するが、
 ――だが、思ったほど重くは……ない!
 フェルンはとっさにシールドを構え、棍棒の一撃を受けきった。銅鑼を鳴らしたよりずっと大きく、ずっと下腹に来る音が耳を聾した。だが、フェルンは一歩も退いていない!
「そこっ!」
 横合いからアルベルトが、人狼の力を宿した一刀を巨漢に浴びせていた。痛みを感じないというのは本当なのか、巨体はこれをまともに受けてびくともしないが、それでも、揺らぐのが判った。
 初手こそ不利な状況だったが、立て直すやたちまち、挟撃の格好になったウィンクルムたちのほうが優位に立った。
 部屋の狭さも彼らに味方している。デミ・ベアー、ゴライアスの巨体は、思う存分動けないこの空間では本来の能力の半分程度しか発揮できなかったのではないか。
 予定爆発時刻まで一分を切った。
 輝のフォースフィールドの中には、歌菜と瑞希も入り込んでいた。
「できそう……?」
 歌菜は瑞希の作業を見守る。マグナライトを握る手が震えていた。ゴライアスたちの隣をすり抜けた歌菜は瑞希と合流し、彼女の爆弾解除を手伝っているのだ。といっても、下手に参加して事態を悪化させてはならない、と、歌菜は爆弾を照らす役割に徹していた。
「進んでいる、と思いたい……です」
 瑞希は額の汗をしきりと拭っていた。暑くはないのだが汗が噴き出す。
 気を失ったバルの首にはめられた小型爆弾は、ここまで見つけてきた黒い箱の爆弾とは種類が違っていた。フタを開くと、ひとつひとつがピンセットで取り扱いたいくらいの精密なパーツで構成されていたのだった。
 それを、ろくな道具もない状態で手で解除しようというのだ。困難なことは言うまでもなかった。ひとつひとつを触って構造を確かめるが、もうそんなことをやっている時間はない。
 爆破まであと三十秒ほどである。瑞希の手は震えていた。
 ――そういえばフェルンさんが、爆弾を「素直な構造だった」って言ってました……。
 瑞希の脳裏をフェルンの言葉がかすめていた。
 ゴルギアスの結び目の逸話にもあるように、ときとして乱暴にも思えるほど素直な手段が、最良の解決方法となることもある。瑞希の暗号スキルも、同じ解を導き出していた。
 それは電子回路に対する非常にシンプルな止め方だ。回路を通電停止する、すなわち、電気が流れないように遮断するのだ。たとえば神符「詠鬼零称」を回路に挟んでしまうとか……。
 可能性としては、ある。
 いずれにせよ時間いっぱいだ。もう選択の余地はないだろう。
「いきます!」
 瑞希は神符を取り出すと、力を込めてこれを回路にねじ込んだ。
「…………!」
 爆発の光景が一瞬、瞼の裏をよぎった。
 歌菜は見守っている。
 輝も、見守っている。
 ふっ、と小型時限爆弾の光が消えた。
 時計の音もこのとき、止まっていた。
「成功ね……!」
 歌菜が顔を上げたとき、すでにデミ・ベアー二体は片付いており、
「悪いな。このまま粘着テープかなにかで縛って、連行させてもらう」
 羽純の一撃を受けゴライアスも限界に達したか、膝を屈してどっと横倒しに倒れていた。


●エピローグ
 ゴライアスは拘束具を取り付けた状態で捕縛されA.R.O.A.に連行された。これは余談だが、痛みを知らぬ巨漢は無茶を繰り返したあげく、とうとう自分の足の腱が切れても戦おうとしていたのだということが後にわかった。
 また、バル・バラも「私は礼など言わんぞ! ありがとうとか全然思ってないんだからな!」などとさんざ悪態(?)をつく程度には回復し、やはり拘束されA.R.O.A.に連行されていった。
 いずれにせよ命に別状はないようである。つまり死亡者はゼロだ。市民も、教団員も、デミ・オーガをのぞけばこの事件で命を失ったものはいない。最大の成功であったと言っていいだろう。
 この騒動のさなか、いつの間にか数人の駅員が姿を消していたらしい。それも、この管制室に近い配属の駅員がだ。監視カメラで見張られている駅にやすやすと爆弾が設置された理由は、おそらく内部の者の手引なのだろう。買収されたのか、それとも、もともと教団員が駅員に化けていただけなのか。今後の調査が待たれるところと思われる。
「彼らは内輪もめをしていたんでしょうか……?」
 バル・バラを見送って、瑞希は深々と息を吐き出した。緊張した。本当に、厳しいミッションだったと思う。
「いずれにせよ、彼らには色々と事情を教えてもらいたいよね」
 お疲れ、と瑞希に告げてからフェルンは苦笑気味に言った。バルの取り調べをする担当者の苦労が今から想像できた。(なおサンチェスは電話による情報提供にとどまり、A.R.O.A.の前には現れていないという)
「あと気になるのは」
 と歌菜が言った。
「プリム・ローズって子ね。シュツルム派に捕まったという話だけど……」
「歌菜、気になるのか?」
 羽純が訊く。
「うん。テューダー派だって悪者であることに間違いはないけど、爆弾テロみたいな凶悪なことはしなかったもの」
「言えてる」
「まあ、あの花粉症攻撃は、いまだにちょっと頭来てるけどね」
「それも、言えてる」
 歌菜はふふっと笑った。そんなこともあったなあ、と羽純は遠い目をするのだ。そういえばまたそろそろ、花粉のシーズンではないか。
「そういえば、アル」
 アルベルトに、すっとが輝が身を寄せた。
「さっき、『輝ひとり死なせはしない』って言ってたよね? あれどういう意味?」
 ぎょっとしたようにアルベルトは眼鏡の位置を直して、
「え? それは……ええと……みんながいる前では言いづらいんだけど……」
 と咳払いなどして「また家で」と告げるのだった。
 このときリーヴェは、管制室のコントロールパネルの前に座っていた。
「銀雪、この駅内放送、まだ使えるな?」
「うん、大丈夫だと思う。何かするのかな?」
 シンとかいう男には結局会えなかったからな、と独言のように告げて、リーヴェはマイクのスイッチを探した。
「逃げゆく『彼』へのメッセージだ。おそらくは、まだ近くにいて聞いているものと思う」
 スイッチを押す。
 そしてリーヴェは童歌のようにあどけなく、しかしどこか、からかうような調子を込めて短い歌を詠唱したのだった。
「♪Liam,Liam,Versager,Geh weg!」
 即興で作った曲、そして歌詞だった。
 意訳すれば、『私の所までまっすぐ来いよ。来なかったら泣いて逃げたと広めてやるよ。出来るか? そよ風の坊やには無理だろうがな』とでもなるだろうか。


●エピローグ2
 リーヴェの読みは的中していた。
 わなわなと肩を震わせながら、シン・ヒメノギはその歌を聴いていたのである。
「ウィンクルムどもめ……これは僕への宣戦布告とみなす……!」
 普段の彼であれば、ここで無謀な行動に出たかもしれない。
 だがシンはかろうじてその衝動をこらえていた。
「いや、しかし僕は婚礼を控えた大切な身……いっときの感情に身を任せて暴走してはいけない。そうだとも! フィアンセのためにも」
 これで無理矢理怒りを封じ込めると、窓を下ろせ、とシンは運転手に告げた。
 革張りの後部座席に身を沈める。
 そうして、シンはフィアンセ、つまりプリム・ローズのところに向かうよう命じたのだった。




依頼結果:大成功
MVP
名前:リーヴェ・アレクシア
呼び名:リーヴェ
  名前:銀雪・レクアイア
呼び名:銀雪

 

メモリアルピンナップ


( イラストレーター: 藍仲カナ  )


エピソード情報

マスター 桂木京介
エピソードの種類 アドベンチャーエピソード
男性用or女性用 女性のみ
エピソードジャンル 冒険
エピソードタイプ EX
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用可
難易度 難しい
参加費 1,500ハートコイン
参加人数 4 / 3 ~ 4
報酬 多い
リリース日 03月11日
出発日 03月22日 00:00
予定納品日 04月01日

参加者

会議室

  • [40]桜倉 歌菜

    2017/03/21-23:57 

  • [39]桜倉 歌菜

    2017/03/21-23:57 

    こちらも提出済みです!
    爆弾探索・敵妨害時対策・もしも時のチャーチが主な内容ですっ

    相談、難しかったけど楽しかったです…!
    皆様、有難う御座います♪

    上手くいきますように!

  • 提出した。
    先に言った通りのプランかな。

    ともあれ…

  • [36]瀬谷 瑞希

    2017/03/21-23:51 

    プラン提出できています。
    爆弾の探索、発見後の処理、敵襲撃への対応が中心です。

  • [35]月野 輝

    2017/03/21-23:50 

  • [34]月野 輝

    2017/03/21-23:49 

    ギリギリになってしまったけれど、私の放送内容含めたプランはこんな感じになったわ。

    職員さん達に
    ・駅員に列車の発着を止めるよう言って欲しい
    ・駅舎内の皆さんの避難誘導に当たって欲しい
    とお願い
    私は管制室の放送設備を借りて避難のアナウンスをするわ(会話術5
    ・駅構内で不審物が見つかり設備に異常が発生、職員が怪我
    ・お客様の安全を第一に考え駅舎内の総点検を行う
    ・発着も止まる為、職員の指示に従い避難して欲しい
    ・念の為なので慌てずに
    と言う内容を不安感を与えないように丁寧に説明

    これで文字数ほぼ埋まっちゃって、教団への対応はほとんどアルの方になってる感じね。
    爆弾の方は申し訳ないけどあまり対応できてないので、歌菜さんと瑞希さんにお任せすることになるわ。
    お願いします。

    それでは、出発まであと少し…!
    上手く行きますように……!

  • [33]桜倉 歌菜

    2017/03/21-21:20 

    こんばんは♪
    締め切りまであと少し…!

    羽純くんのプランに、AROA職員さんに以下を依頼する旨、取り入れましたので、取り急ぎ!
    エレベーター停止
    放送聞いて避難する人達の誘導
    不審者発見時の連絡

    一応、ギリギリまで調整できるように頑張りますので、何かあれば遠慮なく仰って下さい!

  • 取り急ぎ。

    >輝
    歌菜と行動する方でプランを進めておいた。
    意見ありがとう。

    ・避難、捜索
    こちらは皆に任せる色が強い。
    不審者警戒と情報中継、シンとゴライアス対策で文字数を食っている。
    一応管制室から合流する前に敵と遭遇した場合についても銀雪の方で盛り込んでおいた。

  • [31]月野 輝

    2017/03/21-12:02 

    取り急ぎ一言だけ。

    昨夜仮プランを書いてみたのだけど、サンチェスさんを呼んでバルさん達の事を聞くの一言、
    アルの方で何とかねじ込めたみたい。
    ホントに一言だけなんだけど……何か聞ければいいわね。

  • [30]瀬谷 瑞希

    2017/03/21-01:29 

    返事遅れて申し訳ございません。

    捜索方法、私の方は中央から左側を担当ですね。
    アルベルトさんが同行、よろしくお願いいたします。
    攻撃力が心細かったのでご配慮ありがとうございます。
    私達はサイバースノーヘッドが無いので、スマホでの連絡になりそうです。

    バルさん達の件は難しいとのこと。判りました。
    テロによる爆破への対処を最優先に対処にあたります。


  • [29]桜倉 歌菜

    2017/03/21-00:18 

    あっと、もう一点!
    エレベーターの件は、羽純くんのプランにねじ込めそうなので、こちらで書かせていただけたらと…!

  • [28]桜倉 歌菜

    2017/03/21-00:17 

    移動中だったので、お返事遅れてすみません…!

    そうですね!
    アルベルトさんと羽純くんはばらけた方が良さそうですし、リーヴェさん、一緒によろしくお願いします♪

    3の捜索の仕方、そうですね…!中央から左右の方が効率よさそうです…!
    盲点でしたっ
    是非、輝さんのご提案の方法で行かせえて頂きたいです!
    左右は、瑞希さんがよろしければ、瑞希さん達が左、私達が右でどうでしょう?

    取り急ぎで失礼します…!

  • [27]月野 輝

    2017/03/20-23:08 

    ごめんなさい、3の捜索の仕方についてなんだけど。
    考えてみたら、中央から捜索開始だと、進行方向と逆側に爆弾があった場合、無駄に時間が掛かるわよね……。

    なので、まず1階の中央から二組が左右に分かれて捜索開始、
    どちらかで見つかったら、その見つかった場所と同じ位置の上の階を捜索、と言う方法を提案してみるわ。
    どうかしら?

    >リーヴェさん
    アル自身はどちらでも構わないみたいなのだけど、羽純さんとアルはレベルが近いので、バランスを考えるとばらけた方がいいかも。
    リーヴェさんの言ってる通り、瑞希さん側にアル、歌菜さん側にリーヴェさんがいいと思うわ。

  • 1
    なら、歌菜、一緒に行くか?
    戦闘行動的に銀雪が齧られた方がいいかと思う。
    瑞希の方だと、RKが重複するので、出来ることが重複する分勿体無いというのもあるが。

    銀雪は輝と管制室で進めている。
    こちらで索敵等も行うそうだ。

    2は先述の通り

    3
    駅に出来る限りの協力依頼は盛り込んだが、エレベーターまではちょっと厳しかった…。
    が、閉じ込めて爆発に巻き込まれると逃げ場がない。
    エレベーターのワイヤーも丈夫らしく落ちにくいそうだが、それと恐怖は別だ。

    4
    シンがポロリしないかなと思って言葉を向けてはいるが、サンチェスまで回りそうにない(がくり)

    5
    戦闘は私はディスペンサだ。
    銀雪のMPを十分に確保しておきたいからな。
    ということで、戦闘は援護担当になる。
    一応銀雪もゴライアスは行動妨害を基本に動くとのことだ。

  • [24]桜倉 歌菜

    2017/03/20-22:34 

    こんばんは♪
    締め切りが迫ってきましたね…!

    1.
    やはり人の目が多い方が、爆弾探索は心強いので、三人組で探索だと個人的に嬉しいです!
    輝さん、ご配慮有難う御座います♪

    2.
    テロについては、正直にお知らせした方が混乱を招かず良いのでしょうか?
    その辺は、私は輝さんの裁量にお任せしたく思います!

    3.
    私はサイバースノーヘッド持っているので、一応装備していく予定です。
    プランにはスマホで連絡とる旨を記載していますが、念のため!

    中央改札付近のエスカレーターからなら、周囲も良く見渡せそうですし、凄く良いと思います♪
    瑞希さん達がよろしければ、私と羽純くんは上から行こうかなと…!

    エレベーター、リーヴェさんの仰るとおり、可能なら止めた方が良いかもですね。
    万一があって、エレベーターに人が閉じ込められたら大変ですし…

    4.
    仮プランを書いたのですが、爆弾への対処と、シンとゴライアスへの対処だけでキツキツでした…(涙

    サンチェスさんを呼んでバルさん達の事…ど、どなたかこちらプラン入れて下さると嬉しいです…!

    5.
    私と羽純くんはハイトランスジェミニでいく予定です。
    シンとゴライアスと遭遇した場合、羽純くんはシャインスパークとシャイニングスピアでの味方援護、
    あわよくば、私の鞭で拘束狙えないかなとプランに盛り込んでます!
    ゴライアスがシンを庇うのだろうと想像できるので、ゴライアスだけでも捕縛できたらなぁと思いました…!

    取り急ぎの書き込みで失礼します!

  • プランの骨子作りつつ。
    明日一発本番は怖いので、今夜から頑張る。

    1 管制室
    判った。
    それなら、銀雪を向かわせよう。
    仮にデミが来たとしても防御力はあるから齧られてもデミ程度なら死なない死なない。

    私自身は現場へ。
    戦力的には歌菜達も瑞希達も守勢に優れるし、どちらへ行っても問題ないと思うが、アルベルトの方で希望はあるだろうか。

    2
    輝提案のものでいいと思う。

    3
    フェスティバルイベントでは却下が出ている(オーガの瘴気の影響もあったようだが)
    緊急事態であるのと、陽動に向かってしまった者達が持って行ったとされる可能性もあるかなと思って。

    探索関係は、そうだな、人が集まり易いしな。

    4
    これについては触れた通り、サンチェスとの接触以上は厳しいかなと思う。
    プランの文字数的にも、だが。

    5
    銀雪に監視カメラの索敵が出来ないかやらせてみよう。
    不審者を早い段階で見つけられればめっけものだ。
    あくまでめっけもの、なので、できないかもしれないが。

  • [22]月野 輝

    2017/03/20-22:08 

    1.
    >管制室と放送室
    なるほど、放送設備そのものは他にもあるかもしれないけれど、管制室にも設備があるのなら
    確実に駅全域に放送を流せそうな管制室からで問題なさそう?
    としたら、銀雪さんが行くのだし、アルに付いてきて貰う必要はないかもしれないわね。
    リーヴェさんが銀雪さんと別行動をするのなら、アルも別行動にして、
    歌菜さん組、瑞希さん組に一人ずつついて3人組で捜索だとちょうどいいかしら?
    それで、私は放送が終わったらアルに合流すればいいかなと思うのだけど。

    2.
    テロについては詳しくは触れない方向で行こうかなと思ってたわ。
    「不審物が複数見つかっており設備に異常を来し、職員に怪我人が出た為お客様の安全を第一に……」
    な感じでどうかと思ったのだけど。
    テロに触れた方が良さそうなら盛り込んでみるわ。

    3.
    インカムセットが却下された経験今のところはないのだけど、高価そうなアイテムは申請するのちょっと怖い物ね。
    私はサイバースノーヘッド持ってるけれど、歌菜さんと瑞希さんはどうかしら?
    スマホで連絡を取り合う形にするならいらないし気にしないでいいかしらね。

    上からと下からと言う歌菜さんの案もいいと思うわ。
    連鎖するように仕掛けられてるなら、上か下、どちらかで見つかれば、他の階の同じような位置にあるという事は充分考えられるし。
    捜索場所は中央改札付近のエスカレーターから始めてみるのはどうかしら。

    4.
    メタな事を言っちゃうけど、プラン文字数的に考えてもテロを止める行為優先だと思うのよね。
    バルさん達のことはきっと次回、サンチェスさんから何か情報が入らないかと思ってるわ。
    今回も、サンチェスさんを呼んでバルさん達の事を聞いてみるのはアリだと思うのよね。

    5.
    ゴライアスに関しては、力で対抗できそうなのはアルかしら?
    そうなるとトランスしないと厳しいかもしれないし、なるべく早く合流を考えるわね。
    アルはカウンター技と瞬間的に攻撃力を上げる技あたりを使ってみるみたいよ。

    シンは……リーダーって普通捕まらないように対策してるものだと思うから、
    相当作戦を練らないと捕まえるの難しそうよね……。

  • これで最後だ。

    今の所、
    私(管制室に向かうかどうかは調整次第)
    到着までの状況準備
    情報中継・整理(連絡関係含)
    シン召喚口撃
    不審者確認

    銀雪
    捜索(放送関係で動く輝達と別に管制室へ向かう場合は監視カメラでの索敵を行い情報フォロー)
    戦闘関係(上記の場合管制室方面の敵警戒)
    ゴライアス妨害(上記の場合ゴライアス確認次第私が管制室(向かうか留まる)、銀雪が現場に行き対応に動く等)

    上記を考えているが、まだ仮プランも書いてないので変更や皆との調整は全く問題ない。
    まだやれたらいいな、程度にふわっと考えてるだけなんで。

  • 連投すまない。

    4
    歌菜指摘の通り、彼らが確実に登場するかは明記されてない。
    サンチェスがプランによっては、とあるのみだ。
    なので、彼らがこのテロを見させられているとしたら、輝指摘の通りかむろの傍ではないかと思う。
    捕らえられている、ともあるので、最高会議の決定ともあるし、より上位の幹部とやらに引き渡されて軟禁されてる可能性もある。

    仮にいたとしても、彼らは取引に応じないどころか、やはりAROAはと怒る気がする。
    メタなことを言うと、襲撃を受けた際、バルはAROAかと言っている。身内ではなく、AROAの方だ。
    それでなくとも、彼らはお花畑と称される位王道を好むなら、まず確実に突っぱねると思うし、場合によっては悪化すると思うんだが。

    助けたい気持ちは私にも勿論あるが、やる必要があることが多く、状況と段階が整ってるとは思えない。
    なので、まずプランに触れられれば出ると明言されているサンチェスとの接触を試みた方がいいと思う。
    これで終わり、という訳ではなさそうだし、次への布石という奴だな。

    5
    話題に出たので
    ゴライアスの2名とデミ、人間の信者は確実に私達の前に登場するだろうな。
    シンはプランによっては登場しない可能性はある(撤退の猶予を与えてしまった等で)

    痛覚を喪失した怪力がゴライアスか。
    痛覚を喪失しているなら、『怪我の痛みによって行動阻害がない』のと、『怪我をどうとも思わない』利点があるが、反面、『どうとも思わない分、自分の怪我の程度のラインが判り難いな』。ついでに『挑発関係を理解する知性の有無が不明』といった所か。
    何らかの理由で人間捨ててる可能性はあるが、人間のままである場合怪我をしない訳ではないなら、『倒すのではなく、仕事をさせない妨害』にシフトした方が被害は抑えられるかなぁと。

    シンは……撤退出来ないよう口で追い込んで出てきてもらうくらいしか思いつかなかった。

  • 何だかんだで明後日出立か。

    1
    管制室を押さえる意味合いとして、放送系統(駅構内及び他の駅)があるかな。
    監視カメラ関係も重要ではあるが、放送権を奪われるときついので、管制室の提案がある。

    で、駅の業務も多岐に渡ると思うから、放送室のみの場所を設けることはないかと。
    駅長事務室、改札口付近、インフォメーションといったお客様案内窓口が担当していると思う。

    緊急時の放送設備自体は極論ホームにも存在するだろう(急病人発生時の連絡等で)
    ただし、放送域を全域で確保しているとなると、管制室ではと思う。
    駅長事務室やインフォメーションセンターの場合、バックヤード関係に流れるかどうかが判らない(あくまで利用客向けの放送である為)
    一般人は、利用客だけでなく、構内で働いている人間も該当するのでそのことを知らずにひょっこり出てきたなんてなると大変なので、全域確保の方が安心かな、とは思う。

    2
    こちらはその線でいいと思う。
    それと、各所のテロの情報の回り具合がどの程度かが判らないのが少し怖いが。
    予告文書がAROAのみなのか、そうでないのかにもよるが、パニックの恐れがあると書いてあるので、知らない一般人がいる場合もあるのはありえるかもな。

    3
    連絡関係はスマホベースで賛成。
    ハンズフリーにしておき、可能なら音声文字チャットのアプリのグループ通話かな。
    ただし、有事の場合は駅構内の放送も視野に入れた方がいいと思う。

    基本、大型の施設はそうなんだが、災害時の緊急放送は基本的に有線だ。
    というのも、無線は有線と違って小回りは利くがインフラに左右されるという欠点があり、放送が聞こえた聞こえないという問題が発生しやすいため、確実な放送を行う為線が切られない限りインフラに左右されない有線を確保している(背後調べ)
    基本スマホ、最悪構内放送視野とした方がいいかと。
    無線機になると、私の場合サイバースノーヘッドがない為プランの申請になるがAROAがケチる(却下)の可能性もあるしな。

    エスカレーター、エレベーターは逃げ場もないしな。
    駅到着時に利用停止できればいいが。
    銀雪が提示しているのと、歌菜が出しているのは一致してる箇所もあるので(連鎖し易い等)、この辺りからアタリつけつつ、駅到着時には探知機作動してすぐに動けるように動きたいと思ってる。

  • [18]桜倉 歌菜

    2017/03/19-01:27 

    羽純:
    更に連投すまない。

    『電子式で探った後、科学反応式で絞り込む』探知機の使い方と、
    爆弾探索組が二手に分かれて、電子式と科学反応式を一個ずつ持つ事については、
    言い出しっぺなので、問題なければこちらのプランに入れるつもりだ。

  • [17]桜倉 歌菜

    2017/03/19-01:25 

    連投失礼します…!

    4.
    メタな話、敵についてのところにバル・バラさんとプリスさんの情報がないこと、
    ゴライアスさんによって、バル・バラさんは腕の骨を折られていると思われる状況もありますし、
    お二人が現場に連れてこられている可能性は低いかもしれませんね…最初に気になるとか言っておいて、すみません…!
    ただ、何とか救出するチャンスがあれば、もちろん、何とかしたいです…!
    お二人の救出に向けて、シンとゴライアス、どちらかでも現場に出てくるのならば捕まえたいところですっ

    ざっと急いで書いたので、漏れとかあればご指摘ください…!

  • [16]桜倉 歌菜

    2017/03/19-01:24 

    こんばんは♪
    考える事いっぱいで、頭パンクしそうですが、皆様のご意見を拝見するのは楽しいですっ!

    1.
    プラン文字数的にも、輝さんの仰る通り、役割分担大事ですね!(こくこく
    放送のことも含めて「列車の発着を止める」は、輝さんにお任せすることに異論ありません。

    「管制室」と「放送室」…むむむ
    「管制室」なら放送できる設備もありそうかなと思いましたが、
    改札の駅員さんがいる部屋とかでも、放送できそうかなと(迷子のアナウンスとか)。
    別々という認識でも問題なさそうかなと個人的には思いました!

    2.
    「設備に異常、その近くに不審物発見」が理由で問題ないと思います!

    3.
    ええっと…今まで挙手頂いているのですと…
    輝さんとアルベルトさんが「放送室」
    銀雪さんが「管制室」
    リーヴェさんは、情報中継・統括という事で、今回手分けするとなると銀雪さんと一緒に「管制室」でしょうか?
    (認識間違ってたらごめんなさい…!)

    となりますと、瑞希さんとフェルンさん、私と羽純くんの二組で分かれて、爆弾を探すカンジでしょうか?
    各階を上からと下から組に分かれるのはどうかな…と思いました。

    携帯か無線機で連絡を取り合うという輝さんのご提案に賛成です!
    集まった情報をリーヴェさんが整理して、適宜連絡と指示して下されば、無駄なく動けるかなと。

    駅に到着した時点から探知機を作動して、目星を付けて探索が良いですよねっ

    目立つのは駅の真ん中…そうですね、エスカレーターが集中してある部分とか、どうでしょうか?
    そういう所って吹き抜けになってて、下から順番に爆発したら…花火みたいにならないでしょうか?
    完璧メタ視点ですみません…!

    敵武力行使への対処については、こちらは羽純くんに敵をシャインスパークで足止めして貰ってる間、
    私は爆弾処理に向かう…という方向性を思い浮かべました。

    爆弾探しの際は、リーヴェさんの仰ってくれた周囲への注意を羽純くんにお願いしようかと思ってます。

    個人的には、爆弾四つなので、輝さん達にも爆弾探しに合流頂けると心強いです…!
    避難誘導は、AROAの職員さん達に頑張ってもらえないかと…

  • [15]月野 輝

    2017/03/18-22:24 

    ごめんなさい、ちょっと間が開いてしまったわね。

    1.
    それでは「列車の発着を止める」事と「管制室確保」を優先に。
    この部分を誰が職員に指示出しするかを決めないとかしらね。
    放送のこともあるし、「列車の発着を止める」ことに関しては、私の方で書くという事でいいかしら?

    それと、一つ確認なのだけど……「管制室」と「放送室」って同じだと思う?
    構内放送する場所は管制室とはまた別かなと思ったのだけど、同じかしら?

    2.
    それでは二つを複合させて、理由は「設備に異常、その近くに不審物発見」な感じにしましょうか。
    アルには私と一緒に放送室に付いてきて貰おうと思うわ。
    教団員やデミくらいなら私でも何とかなるかもしれないけれど、放送中に邪魔をされるとマズイものね。
    おかしな言動が放送で流れてしまっても大変でしょうし……。

    3.(及び6)
    まず私達が駅に到着した時点から探知機を作動させておくのには賛成よ。
    早めに引っ掛かってくれれば、とは思うし。
    虱潰しの時間は無いのだし、ありそうな場所のアタリをつけるのが難儀よね……。
    歌菜さんが言ってるように、下から…と言うのはありそうだと思うわ。
    順序よく、そして大きな花火……リーダーのシンと言う人は目立ちたがりのようだから……
    となると……一番目立つのは駅の真ん中付近かしら……

    二手に分かれるとなると、連絡は携帯か無線機か何かで取り合いながら、かしらね。
    私達は放送室のことがあるから、後からどちらかに合流するか、
    もしくは避難誘導の手伝いをしながら不審者を捜そうと思うのだけれど、どちらがいいかしら。

    4.
    シンとゴライアスと言う人は来てるかもしれないわ。
    でも、わざわざバルさん達を連れてきてるとは思えないのだけど……。
    登場しないとなってる、かむろさんって方が見張ってると考える方が自然じゃないかしら。
    彼らのことを考えるのなら、この二人を捕まえることを考えた方が早いかもしれないわね。
    どちらにしても、彼らの処遇を考えるのは今回は難しいんじゃないかしら。
    …………私達だってとても気になってはいるのだけど、ね……。
    彼らは敵だったけど、憎めない人達だったもの……。

  • [14]瀬谷 瑞希

    2017/03/18-04:11 

    書き込みが遅くなりました。
    考慮すべき事が多く、考えを纏めるのが大変ですね。

    1職員動員
    列車発着見合わせ
    管制室確保
    の優先案に賛成です。

    2列車停止
    別の場所へのテロ予告もありますから
    理由は「駅構内に不審物、調査」か「駅構内設備に異常発生」で良いかと。
    この理由で列車だけでなく駅構内への入場制限と駅構内からの利用客退避もお願いしたいです。
    そうすれば爆破時に巻き込まれる可能性がある人数を減らせます。

    3(6)探知機と探索
    2種の探知機をひとつずつ使い、2手に分かれ爆発物の探索案 に賛成です。
    具体的な人員組み合わせをどうするのか
    探索時の敵武力行使への対処はどうしましょうか。
    爆破物の設置場所は現実的に考えると[3]でアレクシアさんが言っていた
    「爆破して効果的な場所」が濃厚だと思うのですが、
    メタな視点だと物語的に桜倉さんの1階から上に順番案も捨て難く。

    4テューダー派の2人
    バルとプリム、どちらも知らない相手ではないので
    何とかしたいのが正直な気持ちではありますが。
    シュトルムがバルかプリムを確保していれば
    テューダーの潤沢な資金を(無理やりでも)使えますから。
    ただし今回2人ともを保護するのは難しそうです。
    でも、どちらか1人だけでも我々が確保できれば司法取引等でシュトルム派の情報提供と
    テューダーの資金がシュトルムに使われないように出来るかもしれません。
    もう少しこの部分は考えてみます。
    チャンスがあればバルかプリム、どちらかの身柄を保護できればと。
    マントゥール教団からの脅威に脅かされる人を助けるのはウィンクルムの務めです。
    それが教団員であっても同じです。
    こちらの爆破が本命なら、成功時健やかに犯行声明を出したいでしょうし
    自分の目で成功を確認したい、とかシュトルムのリーダーは考えないかしら。

    5チャーチ使用
    スキル有効範囲や防御力など考慮するべき点もあるかと思いますが
    他ジョブのスキルの事はちゃんと把握していないので
    チャーチ、他スキルの使用は専門の月成さんに判断をおまかせします。

    私とフェルンさんはスキル使用に備えてトランスし
    2人一緒に事態対応にあたりたいと考えています。
    ハイトランスはせず、どのスキルを持っていくか現在検討中です。

  • 参加確定したな。
    輝、アルベルトと瑞希とフェルンはよろしくな。
    平均身長では私達が一番上だが、経験(レベル)はダントツ最下位なので、こちらこそご指導よろしく。

    1
    優先順位は私もつけたいと思っていたのでアルベルトが提示した2つで異論ない。

    従業員通路、こちらは警備上の観点から管制室へのルートが一般人立ち入り禁止エリア及びセキュリティ対策されている点が予想されるので、到着までに調整できていれば特に問題ないと思う。
    工事のは、爆弾の設置場所によるかなってだけだ。
    監視カメラに不審者として映るようなヘマをするかどうかって所だったんで、到着までにできていればいいだけかな。
    (あくまで、『到着してから大体40分程度』なら、移動中に手配可能かどうかレベル)

    放送を流すのであれば駅側の了解は必須だろうから。
    この辺は、ウィンクルムの任務であることを伝えれば被害が出なければ大丈夫ではと。

    2
    放送関係は輝にお願いして大丈夫かな。
    管制室に向かう場合、そちらに敵が来る恐れがあると思うが、アルベルトは同行するのだろうか。

    3
    探知機も使い分けでいいと思う。
    適材適所だな。

    場所は…移動中に駅構内の見取り図も確認できたとしても暗記はどこまで出来るか判らないが、歌菜の線はありだと思う。具体的なのは私達からは銀雪が挙げた通りではと思うが。

    4
    兄妹は、余裕があれば程度だろうなとは思う。
    そもそも主犯と一緒であるかどうか触れられてない。
    彼らに擦って逃げることも考慮しそうではあるが。

    5
    私は確実に捜索と情報関係で動く。
    手分けしているなら錯綜しない手を打っておこうかと。
    特にどっちに敵が来るか判らないので、連絡関係は怠らないようにしたい。
    銀雪は、他の皆との意見調整次第。

    6
    あと、手分けする際、誰か1人は周囲を見ていた方がいい。
    理由は、爆弾は駅に仕掛けられたとあるが、一応『駅にいる信者に仕掛けた』という自爆関係と遠隔作動を試みる類がいるかどうかって所。
    連絡役はいると見て動けるだろうから、不審者がいないか見るという形になると思うが。

  • [12]桜倉 歌菜

    2017/03/16-01:31 

    輝さんとアルベルトさん、瑞希さんとフェルンさん、よろしくお願いします!
    出発確定&とっても心強いです♪

    わ、私もアドエピ参加は少なめなので、色々頓珍漢な事を言ってしまったらびしっとご指摘ください…!
    よろしくお願いします♪

    リーヴェさんとアルベルトさんに倣って、私の思った事を発言させて頂きますねっ

    1.
    成程…リーヴェさん、アルベルトさんのご意見、凄く参考になります…!
    職員さんの数も限られますし、メタな話、文字数もアレソレなので、優先順位はあった方がいいかもですね。
    優先順位がある事で、職員さん達も優先順位上位を必達するよう、動いてくれるかな…と。
    ・電車の発着を見合わせさせる
    ・管制室確保
    この二つが優先順位上位という、アルベルトさんの意見に賛成します。

    2.
    恥ずかしながら、電車を止めるという所を全く思いついておりませんでした…!
    私も止めるべきだと思います。
    念の為の避難であることを放送、職員の誘導に従って貰うのが良いですね!
    輝さんの会話術、心強いですっ

    3.
    探知機が二種類ある意味を考えて、組み合わせて使ったらどうかなと思っての提案でした!
    アルベルトさん、同意いただき有難う御座います♪
    二手に分かれるに、賛成です!

    銀雪さんが仰って頂いた場所によっての使い分けもしていけば、より精度が増しそうです…!
    駅構内がどうなっているかは、事前に地図など入手して行動したいですね。

    どこに爆弾が仕掛けられたか…イメージはJR京都駅とのことで、駅地図をにらめっこしていますが…
    プロローグの『順序よく破裂して、空に向かって盛大な花火を展開』とのシンの発言から、
    下の階から上の階に順番に爆弾を爆発させるのかな…ぼんやり思いました。
    地下→1F→2F→3Fみたいな……これ、完全な思い付きで全く自信がないです……!

    4.
    そうなんですよね…個人的には気に掛かりますが、アルベルトさんのおっしゃる通り、今回私達が接触するのは難しそうで…(涙)
    今回は、爆弾を止める事に集中すべきかもしれません。
    (テロを食い止めることが目的のシナリオと明記されてますしね)
    テロを止める事で、何か進展があると信じて…!(ぐっ)
    バル・バラさんとプリムさんの今後について、銀雪さんのご意見、すごいと感動しました…!

    5.
    羽純くんにいざという時は頑張ってもらいます!任せてください!(ぐっ)
    私も魔守のオーブを持っていこうと思います!

    6.
    二手に分かれるのに、私も賛成です♪

  • [11]月野 輝

    2017/03/16-01:30 

    すみません、4について、少々言葉が足りないように思いましたので補足を。

    サンチェス君に接触は可能なのでしょうが、そこまでの余裕があるかどうかが問題になりますね。
    リークした情報以上の事は知らないようですから、無理に接触する必要は無いわけですし。

    彼は恐らくシュツルム派に見つからないようにしてるか、
    バル兄妹を助ける算段でもしてるのではないかと思いました。

    接触したとしても、こちらに捕まらないように警戒するのではないかと言うのが私の意見です。

  • [9]瀬谷 瑞希

    2017/03/16-00:23 

    こんばんは、瀬谷瑞希です。
    パートナーはロイヤルナイトのフェルンさんです。
    アドベンチャーエピソードの経験は皆さまほど豊富ではないので、
    ご指導の程、よろしくお願いいたします。

    今夜はちょっと時間が取れないので、
    具体的な部分は、また夜以降に発言したいと思います。

  • [8]月野 輝

    2017/03/16-00:05 

    3.探知機
    爆弾は4つ。探知機も4つ。
    ならば、通常は4方向に分かれて探すのが効率的だと思うのですが、性能が違いますしね……
    ここは桜倉さんが仰った、電子式で探った後、科学反応式で絞り込む案に同意します。
    この場合は二手に分かれるといいのではないかと思います。

    4.バル・バラ兄妹
    この二人はシュツルム派に捕まっていますね。
    現状、私達が接触することは困難かと推測します。
    今回の私達の任務は爆発から市民を守ることであり、この二人の救出ではありません。
    救出するにも情報が無さ過ぎます。

    5.チャーチ
    こちらは私もぜひお願いしたいと思います。
    念の為、こちらも輝が魔守のオーブを持って行きましょう。
    範囲はあまり広くありませんが、ないよりはマシかと。


    6.捜索
    3で述べたように二手に分かれての捜索を提案します。

  • [7]月野 輝

    2017/03/16-00:04 

    アルベルト:

    さて、どこから手を付けた物ですかね、これは……。
    せっかくアレクシアさんが色々ご意見を下さってるのですから、そこに倣って行くのが判りやすそうですか。
    (○の中に数字の文字ですが、これは環境依存文字(機種依存文字とも言いますね)のはずですので
    掲示板ではあまり使わない方が良いかと思いますし、通常の数字で書かせて頂きます)

    1.
    どれも職員にお願いするに足る項目かと思いますが、私達に動員出る人数が「十数人」と言う事ですから
    優先順位を付けて頼んだ方がいいかと思います。
    私個人の考えで優先度を付けるなら、
    ・電車の発着を見合わせさせる
    ・管制室確保
    が最優先かと考えます。

    工事業者(工事関係を装って爆発物を仕掛けたとは限らない)と
    従業員通路の確保(通常、従業員通路は一般人立ち入り禁止であるはず)
    は、先の二つが出来てから余裕があればで良いかと。


    2.
    1でも言いましたが、アレクシアさんが仰る通り、電車は止めた方が良いですね。
    電車が止まれば騒ぎが起きるのは必定ですから、止める理由を説明ついでに避難して貰えればいいかと思います。

    避難の理由としては
    「不審物の調査の為」「駅構内の設備に異常が発見された(煙が出てきてるので危険、等)」
    あたりが適当でしょうか。
    その上で、あくまでも念の為の避難であることを放送、職員の誘導に従って貰う、とか如何でしょうか。

    放送で説明するのでしたら、輝が会話術5を持っていますので、よろしければその役割を担えるかと思います。

  • [6]月野 輝

    2017/03/15-09:02 

    こんにちは、月野輝とシンクロサモナーのアルベルトです。
    私達も参戦させて頂くわね。

    ちょっと時間が無いのでひとまず挨拶だけ。
    また夜にでも顔出しに来るわ。

  • [5]桜倉 歌菜

    2017/03/15-01:09 

    リーヴェさん、銀雪さん、具体的かつ分かりやすいご意見と纏め、有難う御座います!
    ちょっと今夜は時間が取れなかったので、具体的なコメントはまた後日させて頂きますねっ

    取り急ぎ、⑥捜索についてだけ…
    時間もないことですし、手分けするのがいいかなって思いました。
    この場合、私と羽純くんは、有事の際、直ぐにトランス化してチャーチを展開できるように一緒に爆弾を探索する方に回りたいかなと考えました。

  • これでラスト。

    ⑤チャーチ
    こちらはお願いしたいかな。
    爆弾が全てスムーズに回収できるとは限らないし、避難等が上手くできるとは限らない。そもそも避難させないで事を運ぶかもしれないし。
    どの道、逃げ遅れる人や興味本位で留まる、テロではないから危機感がない人というのもいると思う。

    そういう時にやはりチャーチは心強いと思う。

    ⑥捜索
    場所の候補もそうだが、4つの爆弾、とある。
    4箇所が遠いのか近いのか不明だが、この辺りも候補によるだろう。
    人数を集中させて一気に探すのか手分けするのかは確認しておきたいかな。

    手分けする場合は、情報中継・統括に回る。
    集中的に向かう場合でも銀雪は言いだしっぺなので管制室に職員連れて向かい、私のみ捜索かな。
    人間やデミであるなら、無理にトランスする必要がないので、捜索、周囲と現在情報の確認、戦闘での援護に回ろうと思う。

  • 銀雪:
    連投ごめんね。

    ③探知機
    ノーパソ(ノーパンと間違えて読んだなんて言えない)にも反応する位精度が高い電子式と、それよりは下回る化学反応式、だよね。

    まず、駅構内の設備関係を移動中に確認してはどうかな。
    爆弾候補場所にもよるけど、電子機械が密集していそうな場所、そうでない場所はやっぱりあると思う。
    候補の場所によって使い分けしたらどうかなって。

    俺が思うに、本命と言うからには派手にしたいよね。
    回収の難しさ、人通りの多さ、予想外、連鎖し易い、二次災害が狙い易い、建物としてダメージを受けたくない(大黒柱的な支柱)……こうした場所がお好みのような気がする。
    皆の意見はどうなのか聞きたいけど。

    あと、一般市民に紛れてるんだったよね。
    これらを開始時点に俺達は判らないけど、想像はできると思う。

    ④バルさん、プリムさん
    サンチェスさんの現在はどうなってるんだろう。
    マントゥール教団であるなら、情報は寄せても保護はされてないと思う。
    基本は登場しないものの、接触は可能らしいね。

    確認したいのは、
    ・上に立つ者としての、兄妹
    正直、ちょっとという言葉では語れない程抜けてるけど、リークした情報を考えるに。『テロは歴史を停滞させるだけ』という概念があり、やり方こそ間抜けだけど、間抜けでないやり方であるなら、彼らのやり方は教義を浸透させていくという意味では王道だから。

    あと、兄妹には、何故教団の教義を信じているかを確認したいかな。
    テューダー派の多くがあの黒覆面OKというのも地味に気になるけど、マントゥール教団の情報くれと言っても彼らは絶対仲間を売らないと思う。

    正直、中立的にどちらにも属さず(AROAでも教団でもない)、どちらにも属することができない人を支援してみてはと思うんだけど。
    センスはともかく色々思いつくみたいだし、彼らの場合何故オーガを信じるかという理由をクリアできれば、中立の立場でいてもらってもとは。

    デミを使役している経験はあるから、それが重罪判定になるかもとは思ってるけど。
    AROAには彼らは死んだと報告して名前を変えてタブロスから離れてもらう、とか、AROAに取引を申し出てみては、とか、そもそも逮捕すべき、情報を少しでも得たい、とか、色々あると思うので、この辺りは皆の意見を聞きたいかな。

  • リーヴェとロイヤルナイトの銀雪だ。
    まだ人数が揃っていないが、歌菜と羽純は今回もよろしくな。

    ①職員

    個人的には下記のことをお願いしたいかな。
    ・従業員通路の確保
    (構内が広く複雑なのであれば最短を判り易く行けるルートを確保しておきたい)
    ・最近業者に工事依頼をしたかの確認
    (不審者の選別や爆弾の候補を絞る意味)
    ・管制室確保
    (場合によっては私か銀雪がこちらに向かう。監視カメラの情報確認もそうだが、災害などに使用される有線放送の確保を行っておきたい。放送関係を奪われると、敵がイニシアチブを取り易くなる)
    ・一般市民のサクラ
    (テロの連絡役がいる恐れがあるのは想像の範囲で可能。なら、AROAの職員であることを伏せた者が不審者がいないかを見させた方がいい。職員である者が監視で動くようにもしておき、紛れていないと錯覚できればよりいいかも)

    こちらでやるか職員でやるかは別として、『電車の発着を見合わせさせた』方がいいと思う。
    というのも、爆弾の設置場所候補にホームや線路があるのを忘れてはならないから。
    発着の瞬間に爆発が狙われると手立てがない。

    ②退避等
    電車の発着を止めるならばこれも影響すると思うが。

    大規模な公共交通私設を本命とする同時多発テロが狙いなら、敵は自分の策にかなり自信を持っているのではないかと思う。
    同時に、自分が優秀であると考えるなら、その成果の達成を確認出来ることも考えるかなと(だから妨害に動けるとも言う)

    テロですと言えば混乱がおき、そちらでの被害が出るだろうな。
    それが狙いでもあるだろうが。

    ただし、テロ以外の理由で発着の見合わせや候補の場所から人を遠ざけることはできるのでは、と思う。
    無難なのを挙げるなら。

    ・駅の地下に不発弾が確認されたので急遽撤去
    ・駅の設備(具体的には言わない)に暴発の恐れがあるものがあるらしく、調査を行う為、立ち入り禁止になる(手袋で文様を隠して偽装する必要はあるだろうが)

    この辺りかなとは思うが、意見を色々聞きたい。

  • [1]桜倉 歌菜

    2017/03/14-00:43 

    まだメンバー揃っていませんが、ご挨拶だけ先に。

    桜倉歌菜と申します。
    パートナーはライフビショップの羽純くんです。
    リーヴェさん、銀雪さん、今回もよろしくお願いします!

    まだまだノープランだったりするのですが、
    万一、爆弾が爆発してしまう場合に、羽純くんのチャーチで一般の方々を守れないかなと、
    挙手(参加)させて頂いた次第です。

    今回、方向性を決めないといけないのは、下記の点になるでしょうか。

    ・爆弾探知機の使い方について

     電子式(電子装置を探す。感度が高いがノーパソなどにも反応してしまう)×2台
     科学反応式(火薬を探す。感度は電子式より低い)×2台

     使い方としては、電子式でアタリを付けて科学反応式で絞る…というのを考えました。
     電子式がノーパソなどにも反応してしまっても、科学反応式でそれらを除外して、爆弾に絞れるかなと。

    ・敵の妨害について

     妨害してくる=爆弾に近づいていると判断できるので、敵の存在も爆弾特定の鍵と思いました。
     敵が妨害してきた時に、それに対処する組と爆弾に集中する組と、分かれた方が良いのかも?

    ・一般人に退避命令を出すか

     これは、出来るだけ避けたい所です。整然と逃がすってかなり大変ですし、A.R.O.A.職員さんを動員しても難しいかなと…。
     混乱の中、爆弾を探すのは難しいのではないかと思いました。
     ただ、そうなると爆弾が爆発してしまった時に被害が出る可能性もあります。
     この点、色々ご意見伺いたいです!

    個人的に、バル・バラさんとプリムさんの事も気がかりです…!

    つらつらと思ったことを書き込みました。乱文失礼いたします…!


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