たまにはこんな、泊まりがけ(Motoki マスター) 【難易度:簡単】

プロローグ

「たまには皆で、泊まりがけで出掛けませんか」
 そう言い出したのは、誰だったか。

「いいねぇ」
「そういや、あの山の上には洒落たコテージがあるんだってさ」
 1人がタブロス市郊外の山を指差し言う。
「あー……夜景が綺麗だと、聞いた事があるな」
「タブロス市街の灯りを見下ろせる、露天風呂があるそうだしねぇ」
「…………」
 そこで微妙な空気が流れたのは、相棒がじっと自分を見ていたからだろう。
 コホン、と1つ、咳払いして。
「いや、湯煙であまり互いの裸とかそういうのは、見えないんだとか、見えるんだとか」
 聞いたかなー……と誤魔化せば、別の誰かが口を開く。
「露天風呂だと、澄んだ冬の夜空が綺麗そうだな」
「でもあそこって」
 言った1人が、首を傾げる。
「飯とかは、自分等で作らないといけないんじゃなかったかな?」
「もしかして、食材も自分達で調達しろとか、そういうヤツ?」
 今の季節、山で採れるものって何だろう?
 川も流れているそうだから、魚も釣れるかもしれない。
「あー、でも。食材を買い揃えて、山登るのもありだろう?」
「それはまた、ちょっと面白くないねぇ」
 けれども山で手に入らない食材や飲み物、少なくともそういった物は持ち込んだ方がいいだろう。

 皆で手分けして料理作って。
 のんびり露天風呂に入って。

 そしてその後は――。

 相棒と2人、ゆったりと過ごすのも悪くない。

解説

●目的
山のコテージに泊まって皆でワイワイ仲良く過ごす。

●出来る事
1.山中で食材を探す。
ヤマノイモ(自然薯)・ワサビ(山葵)・菜の花・えのきたけ・茎レタス・アスパラ菜・りんご
等々が採れます。他のものも季節柄おかしくないものであれば、採れます。
魚釣りも出来ます。

2.皆で準備・食事をする。
持ち寄ったり採ったもので、今夜は何を食べましょう? 手分けして作ったりテーブルセッティングしたりと、色々工夫して美味しい夕食を食べましょう。
コテージ内には大きな厨房があるので、全員で作る事も出来ます。
外でバーベキューも可能です。
コテージ内なら暖炉があるので暖かいです。

3.岩の露天風呂に入ろう。
広さは充分です。皆で入りますか? それとも、それぞれ時間帯をずらして相棒と2人きりで?
のんびり自由に入って下さい。
満天の星と、タブロス市の灯りを見下ろす夜景が綺麗ですよ。

4.最後はやっぱり2人きりで?
部屋は基本、2人部屋です。(事情があるなど、相棒同士でも別々の部屋で寝る場合、もしくは皆で話し合った結果、全員同じ部屋で寝ようとなった場合などは、プランにご記入下さい)

※今回は、どんなふうにコテージで過ごすのか、分担など、参加者様達でお話し合い下さい。
相談中から、楽しい時間が始まっていれば嬉しいです。私も眺めて、楽しませて頂きます。

●リザルトノベル
コテージに着いた所から始まります。時間はお昼過ぎです。
寝る処までの半日の描写をします。

※今回はいつもよりアドリブが入る可能性があります。ご了承の上で、ご参加をお願い致します。
(文字数の都合上など、あまり入れられない可能性もあります)

●料金
コテージの宿泊料として、800Jrを戴きます。

ゲームマスターより

皆様こんにちは、Motokiです。
どうぞよろしくお願い致します。

本当は秋にしたかった事ですが、冬には冬の良さがありますよね。
初のEX、たっぷり書けるの楽しみです。

それでは。
皆様の素敵なプラン、お待ちしております!

リザルトノベル

◆アクション・プラン

初瀬=秀(イグニス=アルデバラン)

  持ち込み:卵・牛乳・珈琲・パン・調味料

泊りがけで出かけるのも久しぶりか
ゆっくり羽伸ばしたいところだ

基本料理担当
採ってきた食材は活かしたいな、寒いし鍋とか……
魚のアラとか肉とか各種材料を分けてもらって、アスパラ菜は山葵と和え物に
鍋にも入れてみるか?
あぁ、茎レタスがあるなら箸休めにきんぴらも作るか
はいはいフレンチトーストな、仕込んどくから

食後には珈琲を
ブラックに、あとイェルクと一緒に鴛鴦茶と
カインのリクエストのカイザーメランジェを作ってみるか
カフェラテも出来るからな

風呂と就寝は全員で
……昨今の若者は進展が早いな……(しみじみと)
ってイグニス!余計なことを言うんじゃない!!
あぁもう、寝るぞ!!


セラフィム・ロイス(火山 タイガ)
  バックに冬山食材を調べたノート、調味料、籠を持ち■植物学、調理
頑張ろう
芋)これ中々取れない…わあっ!?ありがとう

●料理
手際いいね・・・僕はまだまだで。喜ぶ人がいてくれると違うよね
肉(または魚)とエノキダケのホイル焼き
自然薯のクッキー。しっとり食感

珈琲■甘党お子様ペア
紅茶■アッサムとアップルティー希望した。楽しむ

●皆で
タイガ!恥ずかしいから
・・・事実だけど
本当やめて!?
(幸せそうでいいな・・・僕もいつか。温泉の気恥ずかしさが飛んで行きそう…)隠れたい

レカーロに触れてもいい?
ふわふわでおりこうさんだね

おやすみなさい

あっという間だったね
貴重な体験になったよ。皆とも過ごせたし
何にやけてるの?・・・ふふ


セイリュー・グラシア(ラキア・ジェイドバイン)
  レカーロのユキシロも連れてくる。カインさんとこの子と同じ群れ出身だ。

山の中で食材を探すぜ。俺のサバイバル能力が試されるぜ!
ユキシロも手伝ってくれよ。
植物系のものを探すぜ。
ラキアにも聞いて、食べても大丈夫な茸や
自生サトイモ・タケノコイモとか掘りおこす。
菜野菜も。探すの楽しいぜ。

調理は皆の手伝い。他の人のトコにも紛れて味見してウマー。
出来上がったら本格的に食べる。皆の料理を楽しむぜ。
お酒も持ってきたので分ける。オレ達はビールと日本酒をたしなむ感じで。
魚がウマイし林檎もウマイ。

ティエンも久しぶりにもふもふする。そして食後はブラシかけてやろう。
良い毛並みだから大事にしてもらってんだな、良かったな。




蒼崎 海十(フィン・ブラーシュ)
  フィンと山中の川で魚釣り
俺は初心者なのでフィンに教わりながら
フィンが魚釣り出来るなんて初めて知った…まだまだ知らない顔があると思うと、もっと知りたいと思う
釣れた魚には感謝を
大事に持って帰ってフィンと調理

俺は、フィンの指示を仰ぎながら、モロコのしょうゆ焼きを主に
モロコを真水で洗い、よく水分を取ってから、じっくり素焼き
火が通って来たのを確認したら、醤油に酒を合わせたタレを塗りながら仕上げ
手が空いたら、皆の分も不要になった調理器具の洗浄と片付け

出来るだけ皆の料理を食べたい

レカーロ二人をフィンと一緒に撫で和む
可愛い

風呂と寝室も皆と一緒

近況…俺達は別に普段通り…って、恥ずかしい事言うな!(フィンを肘打ち


カイン・モーントズィッヒェル(イェルク・グリューン)
  ティエン同行
アドリブ歓迎

2
皿や食卓の準備中心
見栄えも大事だろ

料理は美味しく食べる
豪華にならねぇ訳がねぇし

イェルのアップルティ美味いな
それと、秀にカイザーメランジェリクエスト
鴛鴦茶は「いつもの配分」とだけイェルに

事故ると大変だからイェルに酒呑ませない

3
皆で
海十とフィンの仲を「テストが終わった新妻労え」と適度にからかい、イェル以外で年が近い秀と話したい
「色々大変だろうと、姉さん女房も俺はいいと思うぜ」

4
皆で
タイガに「俺限定で最高に可愛いから困る」と惚気
あと、「セイリューとラキアの空気や距離感は好きだね」

ティエンはもふもふOK
セイリューのユキシロとは同じ群れだし、積もる話もあるだろうから、喋って来い



「泊りがけで出かけるのも久しぶりか……」
 そう山道を歩く初瀬=秀の肩には、卵・牛乳・珈琲・パン・調味料の入った鞄がかけられている。
「ゆっくり羽伸ばしたいところだな」
 その呟きに頷いて、隣を歩く彼の精霊・イグニス=アルデバランが上機嫌で笑った。
「皆様とお泊り出来るなんて、楽しみですね!!」
 軽やかな足取りで進む火山 タイガが用意した人数分の米。それを手伝い運んでいたカイン・モーントズィッヒェルが、前を歩くタイガの背にあるリュックを見る。
「重そうなリュックだな」
 前には両手で抱える米、背には嵩張るリュックに声をかければ、タイガが肩越しに振り返った。
「ああ、罠道具とか鉈とか入ってるから!」
 楽しそうなタイガに応え笑って、カインの視線は隣の精霊へと流される。
 その視線を受け留め微笑んだイェルク・グリューンが、前を指差した。
「皆さん、お疲れ様です。あそこに見えるのが今日宿泊するコテージですよ」
 その声で前を見遣ったウィンクルム達の顔に、笑みが広がった。
「やっと着いたー!」
 ドアを開けたセイリュー・グラシアと共に、ぽふぽふ駆け入ったレカーロのユキシロとティエンが一番乗りだ。
「皆おつかれー!」
 続いたフィン・ブラーシュが、「おつかれー」と言うようにぶんぶんと尻尾を振るレカーロ達の頭を撫でる。
「嬉しいな。凄く会えるの楽しみにしていたんだ」
 言葉そのままに嬉しそうに微笑むフィンを見上げて、ユキシロとティエンがわふわふと嬉しげに鳴いた。
 セラフィム・ロイスは、バックから冬山食材を調べたノートと調味料を取り出し、キッチンのテーブルへと並べていく。
 イェルクはアッサムにダージリン、練乳をキッチンに持って行きながら笑み零した。
「夕飯の食材はお任せ出来そうだったので、持って来ませんでした」
「そうだな」
 頷き答えたのはセイリュー。
「ちなみにオレ達が肉用意してきたのは、確実に、且つ、たらふく食う為だ」
 キリッとそう言った神人に、「どれだけ食い意地がはっているの」と精霊のラキア・ジェイドバインは呆れ顔。けれども少しの間を置いて、笑った。
 とりあえずこれは冷やしておこうね、と持参した豚・牛・鶏の肉をキッチンへと運んで行く。
「買った肉も、美味しいからね」
「確かに売られてる肉も美味い! でも俺が山のコテージって聞いて来たいと思ったのは、久しぶりに狩りたいし採りたいと思ったからだ。だから、頑張ってみようと思う」
 その道具を嬉しそうに運んで来たのを知っているセラフィムとカインが、「頑張れ」と応援の言葉を伝えた。
「俺達も魚釣りがんばろう。ね、海十」
 フィンの言葉に顔を向けた蒼崎 海十も、「うん」と頷く。
「あー俺はぶっちぎり調理特化なんで、気張って飯作らせてもらうな。――その代わり。イグニスには山菜採り手伝わすから、何でもコキ使ってくれ」
 秀の言葉に、イグニスはニッコリと笑顔を浮かべて力瘤を作ってみせる。
「はい! コキ使って下さい! 採った山菜運びなども手伝いますよ!」
「はしゃいでコケるなよ。山菜がダメになるから」
 途端、イグニスの尻尾が嬉しそうに揺れた。
「秀様! 心配してくれているんですね! 大丈夫ですよ。私、怪我なんてしませんからね!」
「いやだから山菜だって。――その後は風呂掃除だ」
 2人のやり取りに笑って、セイリューがレカーロの頭を撫でる。
「ユキシロにも期待してるけど、お前も坂や崖で転がり落ちないでくれよ」
 こちらも尻尾を振って、なんだかとっても嬉しそう。
「蒼崎さん達の魚も楽しみにしてるぜ」
「うん、頑張ってくるよ」
 微笑み答えた海十は、少しの間を置いて「フィンに教えてもらいながら」と精霊に視線を流す。
 魚釣りだけではないフィンの器用さに少しの嫉妬が込められた視線だったが、彼の恋人は笑顔でそれを受け留めた。
「大丈夫大丈夫。オニーサンがやさしく教えてあげるから」
「――ああ、そうだ」
 キッチンとを行き来していたカインが、顔を覗かせる。
「イェルが林檎欲しいって言ってる。何か思いつくモンがあるらしい」
「思いつくモン!?」
 即座に反応したのはタイガ。
 ぴこーん、と耳を立てて、しゅぴっ! と手を上げた。
「りんごは任せろ!」
「……あ、美味しいモノ期待してる顔だ……」
 セラフィムの呟きに笑って、カインがキッチンの中を見る。
「……何か紅茶らしいけど、ドヤ尻尾して教えてくれねぇんだ。――でも、イェルの紅茶は美味いぜ」
「そっか! 紅茶のコトは俺わかんねーから、美味いらしいし、イェルクに任せてぇ!」
「――はい、タイガさん。お任せ下さい」
 キッチンから出て来て微笑んだイェルクと、カイン、秀に見送られて、7人は食材探しへと繰り出して行った。


「たくさん採って豪華な夕飯にしようぜ! りんごは必ず探し出す!」
 イェルクの要望に応えるべく燃えるタイガは、それでも視線は地面へと落としている。
「何してるの?」
 セラフィムの問いかけに、「痕跡探してるんだ」と顔は上げずに答えた。
「巻狩り、シノビ猟、穴熊猟……俺達マタギには色々な猟の種類があるけど、今日はくくり罠を仕掛けようと思うんだ」
 そこで顔を上げたタイガは、「鹿のしか見つからないな」と呟く。
 まあいいか、と零して。土を掘り、輪っかにしたワイヤーを仕掛けてゆく。
 仕掛け終わると、「行こう」とセラフィムの手を引いた。
 2人で山を歩いて、斜面に蔦とハート型の葉をセラフィムが見つける。冬山食材を調べ記したノートと見比べて、「ヤマイモ、だよね」と籠を横に置いた。
「これ、中々取れない……わあっ!?」
 周りの土を掘り、引き抜こうとしたセラフィムが足を滑らせる。
「セラッ!!」
 駆けたタイガが滑り込み、斜面でセラフィムを受け止めた。
「……ありがとう」
 中々採れないもんだね、と腕の中で笑う神人に、「セラ気をつけろよ」と微かな息をタイガが吐き出す。
「芋はコツいるからキノコ頼めるか?」
 先に斜面を登らせて、タイガは掘りかけの芋を引き継いだ。
「ヤマノイモは斜面の方が掘りやすいけど、滑りやすくもあるんだよな」
 背後で呟くタイガの声を聞きながら、セラフィムは枯れ樹の上に折り重なるようにして生えているキノコを見つける。
 明るい褐色に、広いカサ。
 微笑みを浮かべ、手を伸ばした。

 渓流に着いたフィンと海十は、並び釣りをする。
「フィンが魚釣り出来るなんて、初めて知った……」
 海十の呟きに、「そう?」とフィンは川の流れに浮き沈みするウキを見つめていた。
 その横顔を見つめて、まだまだ知らない顔があるんだろうな、と海十は思う。
(そう気づいてしまうと、もっと知りたいって思ってしまうな)
 竿を握ってはいるがどうして良いかわからない海十に、フィンは「あの岩がある辺りを狙ってみて」と指を差す。
 狙いをつけて投げようと思うが、初心者の海十には中々難しい。
「……釣れないな」
 海十の呟きに、フィンが小さく笑った。
「冬だから、釣れ難いかもね。――でも」
 浮きから視線を外した精霊は、頭上にある太陽を見上げる。
「昼も過ぎて朝よりだいぶ暖かくなってるし、魚達も活動すると思うよ」
 ふぅん、と太陽を見上げて視線を川に戻した海十を見て、「本当はね」と言った。
「ウキは無くても出来るんだ。でも、ウキがあった方が見てて楽しくない?」
「そうだな……」
 呟き答えた海十は、このウキが初心者の海十が視覚でも楽しめるようにと、そして魚が掛かったのを判り易くする為にと、フィンが付けてくれたのではないかと思う。
「……あ……」
 海十の声に、フィンが顔を向けた。
「ひ、引いてる! 引いてる! フィンのウキ、沈んでる!!」
 フィンに駆け寄って、釣り上げるのを応援する。
 釣れたのは、ニジマス。
 跳ねるその体を、フィンが岩に押さえつけて締める。そしてすぐさま、用意していた氷で冷やした。
「……これで魚の鮮度が保たれるんだ」
 へぇ、と感心する海十の前で、料理も得意なフィンは尻尾から血抜きし、エラを切ってクーラーボックスへと入れる。
「迅速にね。……魚には、感謝を込めて」
「うん俺も、感謝してたとこ」
 フィンの言葉に頷いていると、「どうですか?」と声がした。
 振り返ると、イグニスが満面の笑みで岩場を歩いて来ている。
「早速釣れたんですね! 楽しみにしていますよ!」
 どこに行くの? と尋ねれば、「私は、清流のシンボルを探してきます」と言って上流の方へと歩いて行った。

「気を付けて」
 海十とフィンの言葉に笑顔で手を振ったイグニスは、水しぶきのかかる岩場沿いを進む。
「――はっ、あれはきっと山葵!」
 見えてきた緑色に、濡れた岩に滑りそうになりながらも駆け出した。
「い……痛い……」
 結局滑って尻餅をついたが、それよりも目の前に広がる、艶やかなハート形の葉が嬉しい。
 喜び引っ張ってみたが、一向に抜けない。
 あれぇ? と地面に這いつくばり確認すれば、石と石の間に根が入り込んでいるようだ。
 無理に引っ張れば、きっと折れてしまうに違いない。
「どうせなら、綺麗な山葵の方が皆様に喜ばれる、はず!」
 根を傷つけないよう石を掘り、わくわくとしながらも慎重に山葵を引き抜いていった。

「俺のサバイバル能力が試されるぜ」
 意気込みを見せるセイリューの前を、ユキシロが進んでいく。
 彼等の後を、ラキアが見守り歩いていった。
「自生サトイモとか、タケノコイモとか、あったら嬉しいな」
 セイリューの言葉に、「そうだね」と返事する。
「サトイモは、子孫繁栄の象徴とされているんだよ。山で採れる芋を『ヤマイモ』と呼んだのに対して、里で栽培された芋を『サトイモ』と呼び始めたのが由来なんだって」
 葉の形などを見てまわりながら、ラキアが優しく説明する。
「それって、自生サトイモは見つかんないって言ってる?」
「どうだろう? 由来だからね。ないとも限らないんじゃないかな」
 ――そういうのも楽しんで探して行こうよ。
 言ったラキアに笑っていると、前方からわふわふと鳴く声がする。
 駆け寄って行けば、淡黄色を帯びた褐色のカサを持ったキノコ。それの匂いをふんふんと嗅ぎながら、ユキシロが待っていた。
「毒があったらいけないから、噛むなよ」
 ユキシロの鼻とキノコの間に掌を差し込んで、「これって食える?」とラキアを振り返る。
「フユヤマタケだね。――うん。食用だから大丈夫だよ。汁物に入れたら美味しいし……ってユキシロ、生だとあまり美味しくないよ。きっと」
 切なげな顔をしたレカーロを、セイリューがゴシゴシ撫でる。
「次行こうぜ、ユキシロ。美味いモンは夕飯のお楽しみだ」
 わふん! と元気にユキシロが答えた。
 次に見つけたのは、地上に出た頭が筍に似ている芋。
「タケノコイモだっ」
 勢いよく駆け寄ったセイリューとユキシロが、同時に土を掘ってゆく。
「本当だ、タケノコイモだね。粉質で身がしまっているから煮崩れし難いし、円筒形で皮が?きやすいから、料理がしやすいんだ。煮物に向いているし、焼いても揚げてもホクホクで美味しいから、皆喜んでくれるね」
 言ったラキアは、ふいっ、と首を傾げる。
(それはそうと、林檎以外の果物って無いのかな? 梨……とか)
 目を閉じて、耳を澄ました。
 捉えたいのは、鳥の羽ばたく音とさえずりの声。
 甘い実の在り処は、彼等がよく知っている筈だから――。
 森を渡る風、揺れる葉音に紛れて、聞こえてくる声に足を進めていく。
「この匂い……」
 セイリューと顔を見合わせ、「やっぱり梨だ」と呟いた。
 藪を掻き分け見つけたのは、薄茶色の大きな梨。
「大きいぜ。12月に梨がなってるなんて……凄いな」
「1kgくらいあるんじゃない?」
 これだけ大きな梨ともなれば、種類は限られている。
 ――新雪梨。
 重い、と零しながら、皆で食べられる量を採っていった。

 山葵を嬉しそうに抱えたイグニスと合流していたタイガは、不意に足を止めた。
 セラフィムとイグニスに、「先に行ってくれ」と伝える。
 一瞬視線が合ったセラフィムに笑顔で頷くと、神人は承知したように頷き歩いて行った。
「アスパラ菜も採れたんですよ!」
 イグニスに、笑み零す。
「頑張ったんだね。僕達も、色々採れたよ。エノキダケとか茎レタスとか……」
 採れた物を見せ合いっこしながら離れて行く2人の背中を見送って、タイガは仕掛けた罠の場所へと向かう。
 罠にかかっていた鹿に、顔を輝かせた。
「獲物を授けてくれた、山の神に感謝だ」

 ――そしてこの鹿の、御霊にも。


「秀様! 山葵採れましたよ! アスパラ菜も!」
 イグニスが笑顔で差し出した山菜を受け取って、しかし秀は精霊の汚れた服を見て眉間に皺を寄せた。
「あぁ、そのままで上がるな」
 掌を突き出し止めて、腕を引くと岩場の露天風呂へと連れて行く。
「泥を落として、そのまま風呂掃除な」
「はい……」
 少ししゅんとしたイグニスは、けれども腕を離さぬ神人に首を傾げる。
「秀様?」
「――怪我は、してねぇだろうな?」
 心配してくれていると気付いたイグニスが、パァッ! と顔を輝かせた。
「秀様!!」
 子犬のようにじゃれ付いて来ようとするイグニスに、「来るな、汚れる」と待てのポーズ。
 さめざめと泣く大型の子犬へと「掃除頼んだぜ」と告げれば、途端に「はい!」と良い返事。
水音に紛れて聞こえるご機嫌な鼻歌を背に、秀はキッチンへと戻って行った。

 クーラーボックスに入れて大事に持って帰ってきた魚を、海十とフィンは取り出す。
「俺は、何をすればいい?」
 海十が指示を仰げば、フィンは「そうだな」と釣れた魚達を見下ろした。
「じゃあ、モロコのしょうゆ焼きをお願い」
「わかった」
 冬の川。決して多く釣れたとは言えないモロコを、海十は真水で丁寧に洗う。
 フィンに聞きながら水分をよく取って、じっくりと素焼きにしていった。
 自分の手元だけではなく海十の動きも見ながら、フィンはニジマスの香味焼きと、オイカワの天ぷらを作っていく。
 鱗と腸を取っていれば、「貰えるモン、何かあるか?」と秀が覗いた。
「モロコはあまり釣れなかったので、ニジマスかオイカワなら」
「じゃあ、ニジマスの味噌鍋でもしようかね」
 肉も何かくれるか、とセイリューとラキアにも聞く。
 山菜もたくさんもらって、清酒も分けて貰い、贅沢な鍋となりそうだ。
(イグニスのアスパラ菜と山葵は、和え物にするとして……茎レタスもある、と。箸休めにきんぴらも作るか)
 タンタンタン、と、軽やかな包丁の音、段取りを考えながらの動きに、ジュウと炒めるフライパン、混ぜる手つき。
「手際いいね……」
 感心した声に視線を向ければ、セラフィムが隣に立っている。
「僕はまだまだで。喜ぶ人がいてくれると違うよね……」
セラフィムの呟きにドキッとして、一瞬手を止めたのは1人だけではない筈だ。
「……あー、まあ、それだけじゃなくてだな。店もやってたりもするから――」
 切り盛りするうちに早くなったのもあると思うぞ、と途切れがちに秀が言った。
「これも使ってくれ!!」
 鉈で下処理を済ませた鹿肉と、採れたりんごを持ってタイガが帰ってくる。
「これはこれは、ありがとうございます」
 山盛りの林檎に、イェルクが微笑み喜んだ。
「お陰で、とても美味しい紅茶が出来ますよ」
 鹿肉は、秀が切った一部をセラフィムが貰う。
「何作んの?」
 覗き込むタイガに、「ホイル焼きだよ」とエノキダケと一緒に盛っていった。
「美味そー!」
 自分の狩った鹿肉が料理される事に喜んだタイガが、秀にも「何作ってくれんの?」と聞いてゆく。
「鹿肉はそんなに臭くないと思ってはいるが、味噌鍋に入れりゃ、更に気にならなくなるだろ」
 秀の言葉に、「だな、だな!」と涎を垂らすのではないかと思う程、タイガは歓喜ししっぽを振っている。
「タイガ、ご飯炊くんじゃなかったの?」
「おー、そうだった! 美味い料理には、美味い白米がサイコーだからな!」
 パンッ! と手を叩き、急ぎ米を洗い始めたタイガに少し笑って、セラフィムはクッキーの用意もしておこうとヤマイモに手を伸ばした。
 ラキアは持参した鶏肉と野菜でお鍋を作る。
 材料を入れて蓋をして、お鍋が出来るまでの間に、芋煮を作って、豚カツの用意に焼き鳥の仕込み。
(牛肉は焼いて……赤ワインも持って来ていたはず……)
 タイガの鹿肉は、赤ワイン煮にする事にした。
「仕上がったら、運んでいくぜ」
 細々とした手伝いをしていたセイリューが、皆に声をかける。
「どう? もういいかな?」
 フィンに火が通った事を確認した海十が、醤油に酒を合わせたタレを塗り仕上げていく。
「もうすぐこれ、出来そう!」
「あ、こっちももうすぐだよ」
 フィンが調理したニジマスの香味焼はポン酢醤油でさっぱりと。天ぷらはよく水洗いしたオイカワに塩をふり、カラッと揚げた。
 返事したセイリューが2人の間に紛れて、「アチ、アチッ」と言いながらの味見。
「ウマー」
 心底発したその声に、フィンと海十は顔を見合わせ笑った。

 暖炉の前で、テーブルをセッティングしていたのはカイン。
 こちらにまで漂ってくる幾つもの匂いはどれも美味しそうで、思わずお腹が鳴りそうなほど。
(豪華にならねぇ訳がねぇし……)
 調理している面子を思い浮かべ、肩を揺らす。
「……わぁ! 素敵ですね!」
 突然の声に顔を向ければ、バスタオルで濡れた髪を拭きながらのイグニスが立っている。
「風呂掃除、お疲れさん。風邪ひかねぇようにな」
 労いの言葉と共に暖炉を示したカインに、イグニスが笑った。
「大丈夫ですよ! それより趣味良いですね!」
 素晴らしいです! と暖炉の前で拍手したイグニスに、皿を並べていきながらのカインもニヤリと笑う。
「見栄えも大事だからな」
 部屋の隅で寝そべっていたレカーロ達が、パチリと目を開ける。
 運ばれてくる料理たちが登場する前に既に鼻をクンクンとさせ、くるんと丸まった尻尾をブンブンと振っていた。


 モロコのしょうゆ焼き、ニジマスの香味焼きと、オイカワの天ぷら、ニジマス・肉・山菜の味噌鍋、鶏肉とキノコの山菜鍋、アスパラ菜と山葵の和え物、茎レタスのきんぴら、エノキダケと鹿肉のホイル焼き、芋煮、牛の焼肉、豚カツ、焼き鳥、鹿肉の赤ワイン煮。

 暖かなコテージの中、テーブル上にずらりと並べられた料理たち。
 どれも美味しそうだし、無駄にした食材もない。
 手分けをして採り、準備をして。全員が持ち寄り集めた食材を、互いに美味しい料理へと仕上げていた。
 料理を担当し素敵に腕を振るってくれた皆。手が空いたからと皆の不要になった調理器具の洗浄と後片付けを買って出た海十、テーブルセッティングも大事とこなしたカイン、この後皆が楽しみにしている岩風呂を掃除してくれたイグニスも、皆がこの素敵な晩餐を演出してくれたのだ。

 そこに白く輝くご飯も登場すれば、皆に笑顔が浮かぶ。

「いただきます!」
 瞳を輝かせたタイガは、早速と味噌鍋を口へと運ぶ。
「うめぇ! 誰が作ったんだ? ……ん! こっちの鍋もあっさりしててうめぇ!」
 鍋が2種類。互いによそい合って、味と食材の違いも楽しんだ。
「本当ですね! 秀様の味噌鍋も、ラキア様のお鍋も、とても美味しいです!」
 ああそういえば、とイグニスがタイガへと顔を向ける。
「ごはん炊いて下さったのですね! ありがとうございます! 私炊こうと思っていましたのに、結局は出来ずで」
「全然いいって! いっぱい炊いたから、たくさん食ってくれよ! 風呂掃除もありがとな!」
「焼き魚も天ぷらも、とても美味しいね」
 タイガの隣でセラフィムも、魚料理に感心している。鮮度に気をつけた、フィンと海十の釣ってからの処理が活かされていた。
(秀さんとフィンさんの競演なんて贅沢だ……)
 イェルクも皆が作ってくれた料理の1つ1つを味わいながら、和え物やきんぴらの美味しさも堪能する。
「肉も各種揃って料理の仕方も多様だし、それぞれ違ってて美味いな」
 カインの言葉に大きく頷いたセイリューも、皆の料理を楽しみ食していた。
「魚がウマイし、肉もウマイ」
 芋煮も、とドンドン食べてゆくその様子に、隣のラキアがふふっと笑う。
「セイリューは何食べても美味しそうに食べてくれるから嬉しいよ」
 本当にウマイぞ、と向けてきた視線に、微笑み返した。
「初瀬さんの料理はさすが、美味しい。……皆のレシピも教えて欲しいな」
 ラキアの言葉に、「うん」とフィンが頷く。
「俺も、皆のレシピ聞きたいなって思ってたんだ」
「……なら。折角だし全員でレシピの交換でもするか?」
 秀の言葉に、「せひ!」と身を乗り出した。
「皆、酒は?」
 持ってきたけど、と声をかけたセイリューに、カインが「悪いんだが」と答える。
「イェルが酔うとちょっと……」
 そう言いかけて視線を逸らし、「いやかなり」と言い直した。
「ハッピーになるので、危ないから家以外は怖ぇからやめとく」
 カインの言葉に、食事の手を止めた全員の視線がイェルクへと向けられる。
「それってどんな……」
 恐る恐る聞いた誰かの声に、ビクッ! とイェルクが反応した。
「酔った時の話は……!」
 その反応が、更に皆の好奇心をそそる。だが同時に、「聞かない方がいい」との警鐘が全員の頭の中で鳴っていた。
「……まあ、ここで話すのはやめるけど」
 チラリ、流した視線でカインがイェルクを見る。動揺のあまり唇の端に付いたままの焼き鳥のタレを、親指で拭い取った。
 ペロリと舐めた、カインのその仕草が自然過ぎる。「おおーっ!!」と他の皆は声をあげ、イェルクは顔を真っ赤に染めた。
「酒は料理にだいぶ貰っちまったが、大丈夫か?」
 残っているかと心配し尋ねた秀に、「大丈夫です」と答える。
「オレ達も、たしなむ程度で」
「ほどほどに」
 清酒とビールが入ったグラスを、セイリューとラキアがカチンと鳴らした。


 食事の最後は、ゆったりとした贅沢な時間。
「みんな何にする? 珈琲と、カフェラテも出来るが――」
「私の方は紅茶を用意しますね」
 立ち上がった秀とイェルクに、「カイザーメランジェが飲んでみたいでーす!」とカインが挙手をする。
「皇帝のメレンゲ、か。了解だ。ちゃんと卵も牛乳も持ってきてるぜ」
 ニヤリ笑った秀に、同じくイグニスが手を挙げた。
「私はカフェオレをお願いします! 秀様!」
 わかった、と返事した秀に、「あ、そうだ秀様」と更にイグニスからは注文が。
「私明日の朝ごはんフレンチトーストがいいです!」
「はいはいフレンチトーストな、仕込んどくから」
「珈琲、飲んでみたいな。砂糖とミルクは入れてしまうけど」
 セラフィムとタイガの甘党コンビにも「任せな」と伝え、キッチンへと消えていった。
 イェルクのアップルティーは、皆の前で作られる。
 確保してもらった林檎は、薄くスライスして砂糖をまぶし、加熱する。
 8枚を丸めてカップへと入れ、ダージリンを注いでいった。
「林檎は食べられますし、飲むタイミングで味も変化します」
 身を乗り出し香りを嗅いだタイガが、「いい匂いー」と尻尾を振る。
「他に紅茶のご希望はありますか?」
「……アッサムティーも飲みたいな」
「俺と海十は、ミルクティが飲みたいって希望だけで、細かい点はイェルクさんに任せるよ」
 答えたセラフィムとフィンには「はい、承りました」とイェルクの微笑が返った。
 珈琲と紅茶が出揃えば、セラフィムが作った自然薯のクッキーと、セイリューとラキアが探し採ってきた新雪梨が出された。
「このクッキー、しっとりしてて美味しい」
「食べやすいですね」
「梨も、今頃って珍しいな」
「みずみずしくて、しゃきしゃきしていますね」
 美味しく食べて、最後には秀とイェルクの2人が作った鴛鴦茶が登場。
「鴛鴦茶用に、練乳も用意してきましたよ」
「なんだか、贅沢だね」
 微笑むフィンの前では、カインがイェルクに伝える。
「いつもの配分」
 そのひと言だけで、判ったというように頷いたイェルクに、フィンと海十が顔を見合わせる。
「流石だ……」
 2人同時に、呟いていた。

「……レカーロに触れてもいい?」
 そっと尋ねたセラフィムに、「ああ、どうぞ」とカインが伝え、イェルクが笑う。
「私は一緒に寝てますが、それ以外だと主にカインがもふもふしてるので、もふもふしても大丈夫ですよ」
「私も触ってもいいですか? 以前お会いした時もふもふで可愛かったんですが、うちには連れてこられなかったので……!」
 どーぞとーぞ、とセイリューとラキアも笑顔で答え、レカーロ達は、人気者。
 フィンと海十は2人で撫で和み、イグニスはその毛並みをもふもふしつつ幸せそう。
「ふわふわでおりこうさんだね」
 優しく撫でて微笑むセラフィムに、「ほんとだなー」とタイガも一緒に撫で遊ぶ。
「ティエンも久しぶり」
 もふもふしたセイリューは、「そうだ」とユキシロとティエンにブラシをかけてやる。
「良い毛並みだから、大事にしてもらってんだな」
 良かったな、とティエンに笑顔を零した。
「おいでー」
 ラキアが笑顔でしゃがみ両腕を広げれば、レカーロ達が競うように突進してくる。
 幸せそうに受け留めて、ラキアが両腕でまふまふしていた。
 夜も更けて。そろそろ露天風呂に入ろうかとなれば、「あれ?」とラキアがキョロキョロと周りを見回す。
 そしてレカーロ達をまふっている間に寝てしまったらしい神人を見つけ、思わず笑み零した。
「カイロの代わりになるくらいの子達だものね。お腹もいっぱいだしわかるけど……」
 クスクス笑って、静かにセイリューを揺らす。
「起きて。お風呂はいろ?」


 カラリとドアを開ければ、岩場の露天風呂。
 湯から立ち昇る湯気の向こう――タブロス市の灯りが煌めいていた。
「綺麗だな……」
 呟いたラキアの隣で、「けど、寒いぜ」とセイリューが両腕をもってガクガクと震えた。
「湯に浸かれば温かいぜ」
 先に入っていた仲間達。秀が手招きすると、掛け湯を済ませ急いで2人も露天風呂へと入った。
「あったかーい」
 思わずほぅー、と息が漏れる。
 体が温まるにつれ、体の力が抜けていった。
「海十、ところで年末恒例の期末テストとかは大丈夫だったのか?」
 思い出したように、カインが海十へと顔を向ける。
 ぶっ! と吹き出しそうになった海十の隣で、フィンが肩を揺らした。
「海十はテスト頑張ったみたいだよ、カインさん」
 俺が手伝いました、と含んだ顔にはハハッと笑う。
「ま、テストが終わった新妻労え」
 カインの言葉に、海十が顔を赤らめた。
「あ、時に皆様最近どうですか、告白だったり婚約だったりその辺!」
 イグニスがわくわく身を乗り出せば、話題は互いの近況報告へとなっていく。
「近況……俺達は別に、普段通り……」
 言った海十に被せるように、フィンが「そうだね」と誇らしげな様子で胸を反らした。
「俺達はいつも通りらぶらぶ……アイテ」
 バシリと頭を叩かれて、フィンが頭をさする。
「は、恥ずかしい事言うな!」
「えー、海十だって実は色々聞きたいよね?」
 ね? とこそり顔を覗き込み囁けば、今度は肘でどつかれた。
「そっちはどうなのさ?」
 海十の言葉に、カインとイェルクが顔を見合わせる。
 ニヤリ笑うだけで話そうとしないカインを恨めし気に少し見て、イェルクが俯き加減で話し始めた。
「近況は……ティエン、諭す様にぽふるのは恥ずかしいです」
 きゅ、と抱き締めるようにレカーロを抱く。
真っ赤になっていく頬は、風呂の暖かさの所為ではないだろう。
「私の誕生日に入籍、結婚の儀以外の式も……」
 照れるその様に、「ふっふふ~」とタイガがにまにまと笑った。
「いい嫁さんだな」
 タイガの言葉に「嫁……」とイェルクが反応し、尻尾をピーンと立てる。
 それを横目に見ながら、カインがタイガへと近付く。こそりと囁いた。
「俺限定で最高に可愛いから困る」
 さり気ない惚気に、んん~、と拳を握ったタイガが夜空へと叫ぶ。
「あーー結婚してぇ!」
「……タイガ!?」
 驚くセラフィムの視線を受けながら、今度はタイガ達の番。
「セラとラブラブ交際中だ」
 堂々と言い放ったタイガを、セラフィムが慌てて止める。
「タイガ! 恥ずかしいから」
 それには、「事実だろ」とタイガが返した。
「……事実だけど」
 小さく答えたセラフィムに満足げに笑って、タイガは「はい!」と人生の先輩達に元気よく挙手。
「結婚生活ってどう? 夜とか長続きの秘訣とか――」
「本当やめて!?」
 セラフィムの声に、「ちぇー」とタイガはつまらなそう。
(こそっと聞けねーかな……)
 タイガの心を見透かしたらしいカインはウィンクし、同じく気付いた筈の秀は、そそっと視線を逸らしていた。
 隠れたいくらい恥ずかしいセラフィムは、でも、と思う。
(幸せそうでいいな……僕もいつか)
 そう思えば、温泉の気恥ずかしさも飛んで行きそうだった。
「……昨今の若者は進展が早いな……」
 しみじみと呟く秀へと、皆の視線が集まる。
「ちなみに、秀さん達は……」
 話を振られれば、イグニスが身を乗り出した。
「私の方はようやく! ようやく!! 恋人認定を頂きました!」
 大事なことなので2度言った。
「もうこれはだいぶ進歩ですよ。あとはこう……キスとか、それ以降を――って痛い痛い秀様痛い!」
「イグニス! 余計なことを言うんじゃない!!」
 耳を引っ張られ、先を続けるどころではない。
 はぁぁぁー、と情けない溜息を吐いて、耳を撫で摩った。
「皆、幸せそうで何よりだ」
 秀とイグニスの遣り取りも微笑ましく見て、カインはセイリューとラキアにも笑顔を向ける。
「俺は、セイリューとラキアの空気や距離感は好きだね」
 一瞬驚いたような顔をした2人は、顔を見合わせ、思わず笑み零す。
「ありがとう」
「そんなふうに言ってもらえると、嬉しいな」

 充分温まって湯から出れば、カインの傍にはタイガが駆け寄る。
「こそっと、こそっと!」
 前を歩く秀やフィン、セイリューやラキアも巻き込んで、「順番に言っていくか?」とカインが笑みを浮かべた。
 イェルクには、イグニスがつつつっ……と忍び足で近付いてゆく。
「お相手さんいない方が、正直なところを聞きやすかったりするのではないでしょうか」
 どうですか? と。恥ずかしがった海十とセラフィム達にも囁く。
 皆の視線は、この中では年長のイェルクへと注がれた。
「……骨抜きにされています」
 ぽっ、と頬を染めながらも素直に惚気たイェルクに、パチパチパチ……と密かな拍手が起こっていた。


 折角の機会だからと、寝る場所も全員でと大きな部屋に布団を敷いていく。
「おやすみ~」
 布団気持ちいい~、とタイガは幸せそうだ。
「今日ももう終わりか。……どうだったセラ?」
 あっという間だったね、と答えたセラフィムは、枕に頭を乗せてタイガを見る。
「貴重な体験になったよ。皆とも過ごせたし。……何にやけてるの?」
 訊いたセラフィムが、ふふっと笑った。
「だって……」
 ――いい顔してら。
 その理由は、声には出さず。にへへ、とタイガは笑った。

「あいつらもう寝てるかな?」
 セイリューの声を聞いて、ラキアは体ごとセイリューへと顔を向ける。
 誰の事を言っているのかは、すぐに解ったから。
 ティエンと寄り添うように丸まって寝ているユキシロに、視線を向けて。
「今度は『家族』全員で来たいぜ」
 少しウトウトしかけのセイリューの声を聞きながら、「そうだね」とラキアは微笑を浮かべた。
「皆きっと、喜ぶよ」

「秀様が恥ずかしがるだろうなとは、思っていましたよ!」
 隣同士布団を並べたイェルクに、イグニスは嬉しそうに話をする。
 最近は所謂ツンデレのデレ部分が増えたのですよ、と。ご満悦な様子に、秀が「あぁもう」と嫌でも話が聞こえてしまう事に頭まで布団を被った。
「寝るぞ!!」
「秀様、そんなにお布団を被っては息苦しくなってしまいますよ?」

 秀へと向き直ったイグニスに、イェルクも彼に背を向けカインへと向き直る。
 目が合うと、2人で笑った。
「色々大変だろうけど、姉さん女房も俺はいいと思うぜ」
 カインの言葉に顔を覗かせないまでも、答えるようにもぞりと掛け布団が動いた。
 こっちを向いたままのイェルクに視線を戻して手を差し出せば、向こうも手を差し延べてくる。
 キュッと手を握れば、嫁は零れるように笑った。

「あ、そうだ」
 布団の中から、フィンは皆へと問いかける。
「喧嘩した時、どうやって仲直りしてる? 俺は美味しいご飯作って、ごめんって言うかな……」
 布団の中、「そうだなー」と全員が自分達の場合は……と、灯りを消した部屋の天井を見上げた。
「フィンの料理は美味いから、すぐ仲直りしてるよな。俺達」
 そうだね、と海十と顔を見合わせ、微笑んで。
 皆からの答えが返るのを、フィンは目を閉じゆっくりと待つ事にした。



依頼結果:大成功
MVP

メモリアルピンナップ


エピソード情報

マスター Motoki
エピソードの種類 ハピネスエピソード
男性用or女性用 男性のみ
エピソードジャンル ハートフル
エピソードタイプ EX
エピソードモード ビギナー
シンパシー 使用不可
難易度 簡単
参加費 1,500ハートコイン
参加人数 5 / 2 ~ 5
報酬 なし
リリース日 12月05日
出発日 12月13日 00:00
予定納品日 12月23日

参加者

会議室

  • [26]初瀬=秀

    2016/12/12-23:59 

    ギリギリプラン提出完了、イェルクとの鴛鴦茶コラボとか
    カインのリクエストとか諸々拾えるだけ詰め込んでみた。
    当日もよろしくな。

  • [25]蒼崎 海十

    2016/12/12-23:55 

  • [24]蒼崎 海十

    2016/12/12-23:55 

  • [23]蒼崎 海十

    2016/12/12-23:54 

    こちらもプラン提出済みです!
    相談お疲れ様でしたっ

    楽しい一時になりそうで、楽しみです♪

  • [22]セラフィム・ロイス

    2016/12/12-23:54 

    :タイガ
    俺もプランで来たー!
    米の人数分運ぶのって現実的に厳しいか・・・とも後で思ったけど
    力仕事担当つか、皆がいるからきっとなんとかなるよな!

    山の幸を手に入れるため頑張ってるぜ!
    持ってく分は確実性あるし、探すのも楽しみだし皆でうまい料理にこぎつけような!
    あとどんな会話が聞けるかなーっと♪
    『セラ:飲み物やもふもふも楽しみにしてる。皆お疲れ様でした』当日は張り切ってこうな!

  • プランかーけーたー。文字数が厳しすぎー。
    あとは天の采配とかに色々といい感じにヨロシクお願いしますと祈ろう!
    皆でわいわい楽しい時間が過ごせますように!

    風呂と寝室も両方一緒、も了解だ。
    肉を用意して行くのはたらふく確実に食うためだ(キリッ。

    ラキア「セイリュー、君はどれだけ食い意地張っているんだい」(呆れ

    相談その他あれこれ、お疲れさまでした。

  • [20]セラフィム・ロイス

    2016/12/12-20:17 

    :タイガ
    秀たちもよろしくなー!これで全員そろったな!
    と。わりぃ!時間ねぇから取り急ぎ連絡だけ。また出発前に一度覗けるけど
    調整するだけで時間なくなるかもしれねーし

    >風呂と寝室
    両方一緒な!了解!うまーくGMが割り振ってくれるかもしれねーし
    和気あいあい過ごせるといいよな!

    >お酒と珈琲
    『セラ;お酒はまだ慣れてないからやめておくよ
    珈琲は飲んでみたい。砂糖とミルクはいれてしまうけど』
    俺もセラと一緒で

    >室内、野外
    んと・・・今んとこ室内かな?とりあえずそれで書いとくな!

    >料理
    皆のこだわりに脱帽した!!フィンの本格的って感じだし。ラキアは手馴れてるな
    セイリューの肉もってく件も了解~~(ぐてー)
    がばっ)いや、野性の味覚がとれるかもしんねーから罠はしかけとくけどさ!

    あ、鍋のプラン書けそうにねぇ・・・ごめん。でも焼き料理やクッキーがんばるからよ><
    話したいのにモジスウ割きたくてさ

  • 初瀬さん達もよろしく。皆で楽しく過ごそう!
    よく見たら食材は持ち寄っても良さそうなので
    オレ達はお肉を持って行こうかなと思ってる。
    牛・豚で焼き肉にしてもいいし、
    森の食材と一緒に煮てもいいし、
    鳥肉ももっていって焼き鳥もいいかな―とか。
    とりあえず牛・豚・鳥肉をイイ感じに持って行くので好きに使ってくれ。
    蒼崎さんトコの魚も楽しみにしてるぜ☆

    ラキアは作る料理をそんなに具体的に考えていないので
    「適当にあるもので作るよ~」とか言ってるし。
    この季節、外だと寒さが厳しいので、コテージ内で作って食べるのが良いかも。

    多分、お酒も持って行く(ほどほどにするけど!)

  • [18]蒼崎 海十

    2016/12/12-16:57 

    フィン:
    背後都合で書き込みが遅くなってごめんね…!
    時間がないので、用件のみになっちゃうけど、ざざっと…!

    >風呂と寝室
    皆の近況とか話すのにと、イェルクさんの言う通り文字数削減のためにも、皆一緒でいいかなって俺も思うよ。
    俺も色々、今後の参考の為に皆の話を聞きたいな♪
    海十が凄く照れて逃げたさそうな顔するかもだけど、大丈夫。
    海十だって実は色々聞きたいよね?(と言って、海十に肘でどつかれている←

    >料理
    海十と釣った魚で魚料理をしようと思ってる。
    川魚、上手く釣れるといいんだけど…
    釣ったその場で、締めて血抜きした上で、クーラーボックスに入れて持ち帰るつもり。
    メニューは、ニジマスの香味焼、オイカワの天ぷら、モロコのしょうゆ焼き…
    を考えてるよ。
    食事場所は、俺達は室内でも外でもどちらでも!

    >紅茶
    俺と海十はミルクティーが飲みたいという希望だけで、細かい点はイェルクさんにお任せするよ♪

    >レカーロ達
    ふふふ、ティエンとユキシロ、海十が凄く会えるのを楽しみにしてる。
    勿論、俺もね(もふりたいという顔)
    ちなみに、海十はテストは頑張ったみたいだよ、カインさん(俺が手伝いましたという顔←)

    >飲み物
    秀さんの珈琲、楽しみだなぁ♪
    俺は飲めちゃう派なので、お酒あっても全然いいけど、無いなら無いで平気だよ♪

    バタバタな書き込みで、何か漏れがあったらごめんね…!

  • イェルク:
    酔った時の話は…!

    あ。
    秀さん方が最後ですね。
    いらっしゃいませ。よろしくお願いします。

    ホワイトボードを見るに、全員両方OKですが、近況の話題を話す機会もあるでしょうし、両方全員一緒はどうでしょう?
    (その方が文字数死なないかもしれない説)

    >セラフィムさん
    美味しそうなメニューですね…!
    お茶のリクエストの承りました。

    >タイガさん
    ありがとうございます(ぷしゅ)
    食材の確保もお願いします。

    ティエンはもふもふにして大丈夫です。

    >秀さん
    コーヒーは是非お願いします。
    そうですね、折角ですし、鴛鴦茶のコラボなんかも出来ればと思うのですが、どうでしょう?

    >イグニスさん
    アリガトウゴザイマス(ぷしゅーっ)
    正直照れてしまうのですが(尻尾ゆらゆら)

    ティエンもふもふ大丈夫です。
    私は一緒に寝てますが、それ以外だと主にカインがもふもふしてるので。
    ティエンも久々に同じレカーロのユキシロさんと会えるなら、積もる話もあると思いますが、もふもふ歓迎してくれますよ。

  • おっしゃ、最年長は秀に譲る!
    ただし、2番目は変わらないが。

    料理内容にもよるが、冬だからなぁ。
    イノシシの丸焼き以外なら室内かね。
    あとキャンプ的なバウムクーヘンとかも屋外だろうけど。

    >酒
    イェルクが酔うとちょっと…かなり…ハッピーになるので、危ないから家以外は怖ぇからやめとく(目を逸らす)
    嗜む程度くらいなら大丈夫だろうが、こういう機会だとついつい自分の容量オーバーで呑むもんだし、それなら未成年もいるから無理にはいいかなと。

    >コーヒー
    カイザーメランジェが飲んでみたいでーす!(挙手)

    >イグニス
    もふもふにするといいぜ。
    近況も俺は平気だよ。
    (文字数死ぬと思うが)風呂や寝る時の話題にでも。

  • [15]初瀬=秀

    2016/12/11-21:12 

    イグニス:

    はい!食材探しも料理のお手伝いもいまいちの私ですけれど頑張りますよ!
    荷物運びとか!暖炉で火おこしとか!

    成程イェルク様はお嫁さんですね!理解!
    あ、私も皆様の近況というかその辺りのお話を是非とも!聞きたく!!
    今後の参考のためにも!
    ……あ、何となくそれぞれお相手さんいない方が
    正直なところを聞きやすかったりするでしょうか。
    少なくともうちは秀様が恥ずかしがりそうな予感はしてます。とても。

    >場所
    お鍋をするなら室内ですかねえ、あ、でもイノシシの丸焼きとかは
    外じゃないと難しそう?

    秀:(丸焼きはねえんじゃねえかなあという顔)

    まあでも室内でいいんじゃないでしょうか!

    >レカーロさん
    わー!2匹もいらっしゃるんですか!
    私も触ってもいいですか?以前お会いした時にもふもふで可愛かったんですが
    うちには連れてこられなかったので……!

  • [14]初瀬=秀

    2016/12/11-21:01 

    ラスト一枠貰ったぜ。
    初瀬とイグニスだ、よろしくな。
    (主に俺が)平均年齢を上げに行く方向で。

    風呂と寝室に関しては俺等も個別でも一緒でもどっちでも問題ないぜ。

    スキルの方は
    秀:【家事】2【調理】5【菓子・スイーツ】5【コーヒー・紅茶】5【アルコール】2
    くらいかね。
    御覧の通りのぶっちぎり調理特化なんで気張って飯作らせてもらうな。
    メニューはこれから考える。山葵とアスパラ菜の和え物とか……
    ん、調味料も最低限は持ち込んだ方がいいのか?

    イグニスはこの状況で特にこれといって使えるスキルはなかった(真顔)
    しいて言うならアロマとかエステとかくらいか……?
    まあ山菜探しか、もしくは風呂掃除とか準備とかさせとくわ。

    >飲み物
    イェルクが紅茶持ってくるなら俺の方は珈琲でも持ち込むかね……
    あと成人組、酒はどうする。未成年いるし控えとくか?

  • [13]セラフィム・ロイス

    2016/12/11-20:30 

    :タイガ
    ふっふふ~(にまにま)いい嫁さんだな。ホワイトボードさんきゅー!見やすいぜ(ぐっ)あ、嫁さんといやウィンクルム同士やその辺のトークも
    どこかでしてぇと思ってるけど。ほら先輩いるし生活ききてーし(え)皆はどんな感じだろ

    >紅茶
    セラは『アッサムかストレート。でも皆の分もあるしお勧めでよいよ。アップルティーするのもいいよね』って言ってた
    俺はわかんねーや。美味いらしいしイェルクに任せてぇ!

    >レカーロ達
    サンキュー!セラもすっげー楽しみにしてるみてーだ
    『セラ:動物同士いっしょだと嬉しいだろうしユキシロも歓迎するよ』

    >俺の料理準備
    俺らは山の幸をメインにいってるな。りんごとヤマノイモと肉は押さえときてぇし
    準備はセラは料理組みへ
    俺は獲物があったら下処理とテーブル整えしてる予定だ。あとカインと同じく力仕事系かな~

  • [12]セラフィム・ロイス

    2016/12/11-20:02 

    メンバー増えてよかった。海十たちとセイリュー達もよろしくね
    思うままにプラン書いてみたら一人500文字になって頭かかえているよ
    モジスウ・・・強いなぁ
    セイリューの言ったように絞るのも考えてるけど(悩)情景も素敵だしううう・・・

    >料理
    被ったら目もあてられないし事前に何をつくるか教えてほしいな
    技能持ちの皆や、植物に強いラキア、フィンの魚釣りは是非ともお願いしたいし
    (タイガの猟はガイドにはないので成功するか不確定)

    コテージの暖炉の所で食べるか
    野外でバーベキューするかで、また状況が大きくかわりそうだし。できる料理も


    こちらの予定は
    ヤマノイモ(自然薯)のクッキー、鍋、焼き料理(キノコ、肉、魚等)はしたい
    白米もほしいから人数分もっていこうと思ってる。りんごは希望されたとして【探す】とプランで書くつもり
    後、事前に調べた野草のノートや料理などを(心配性)

    鍋はこだわりないので、皆に任せたい気持ちもある
    焼き料理はバーベキューとも言えるしね
    場所は室内を希望してるけれど多数決でもよいかな。何かあれば言ってほしいよ

  • お、海十とセイリューが来たな。
    残る1人か。うん。

    今回も平均年齢上げていくスタイルだな。
    …あとは頼みの綱は(成人している)ラキアか(ぼそ)

    食材確保方面は大丈夫そうだなー。
    なら、俺は料理補助とか準備関係(力仕事)かねぇ。

    >タイガ
    紅茶らしいけど、何かドヤ尻尾して教えてくれなかった。
    でも、イェルの紅茶は美味いぜ。

    >セラフィム
    触っても大丈夫だ。
    うちのティエンはその辺大丈夫。
    もふっていいよ。

    >海十
    癒されたそうな顔……海十、ところで年末恒例の期末テストとかは大丈夫だったのか。

    >セイリュー
    俺はオッケー。
    以前エル夫人の時は俺達がびっくりさせたらと思って連れて行かなかったし、寧ろ歓迎。
    本人(?)達も積もる話もあるだろうし、だぶるもふもふは尊いと思う。

    ※誤字があったので削除して再投稿してる。悪いな。

  • イェルク:
    嫁っ(尻尾ピーン)
    ……遅れました、イェルクです。

    >皆さんへ
    山で入手出来ない飲み物は購入する必要があるようですので、私からは茶葉を持って行こうかと思うのですが、茶葉の希望はあるでしょうか?
    (文字数の都合で)豊富に持ってくることは難しいかもしれませんが、5種類位までなら何とかします。

    >タイガさん
    今年の私の誕生日に籍を入れてまして(照れ照れ)
    その前から嫁とは言われてましたけど(照れ照れ)
    ……私達の場合年齢的な部分も大きいかと。
    現状、平均年齢上げてますからね。

    >お風呂と寝るの
    (ホワイトボードに書き書き)

    お風呂:
    個別でも全体でもOK 全員
    就寝:
    個人的には個人がいいけど全体でもOK 1
    個別でも全体でもOK 3

    ちなみにカインの場合主に自分の年齢的なものだそうです<個別かなとした理由
    顔はこの通りですが、中身はそうでもないので。

  • セイリュー・グラシアと精霊ラキアだ。
    顔出しが遅くなってゴメンよ。
    食材探しと料理が楽しみ―!!
    と言う事で、オレ達のメインは1~2部分かもしれない。
    全部書くには文字数が立ち塞がるし。
    森に自生してる野菜や果物をラキアと一緒に探そうかと思ってる。

    風呂・寝るのは個別でも全体でもどっちでもOK。

    ティエン連れてくるの大歓迎。
    ウチのユキシロ(同じ群れにいたレカーロ)も連れてきていいか?
    久しぶりに仲間に合えると嬉しいかも。

  • [7]蒼崎 海十

    2016/12/11-01:11 

    あらためまして、蒼崎海十と、パートナーのフィンです。
    書き込みが遅くなりすみません…!

    俺達はこんなところです。
    海十 【調理】1、【コーヒー・紅茶】1、
    フィン【調理】5、【菓子・スイーツ】3、【パン作り】1 、【フィッフィング】1、【キャンプ】1、【山菜知識】1、【海鮮知識】1、【栄養バランス知識】1

    …(フィンの器用さに嫉妬の眼差し)
    コホン、俺達は食材探しでも作る方でもどちらでも大丈夫です!
    食材探しなら、タイガさん達が山幸採取メインなら、俺達は魚釣りメインかなと思いました。フィンが少しは釣りができるそうなので。

    お風呂と寝室は、俺達は一緒でも個別でもどちらでも!

    ティエンが来てくれるのは大歓迎です!(癒されたい顔←

  • [6]蒼崎 海十

    2016/12/10-00:43 

    後から飛び込み、失礼します。
    蒼崎海十です。
    パートナーはフィン。

    皆様、よろしくお願いします!

    詳しい書き込みはまた後日となりますが…すっごく楽しみです!

  • [5]セラフィム・ロイス

    2016/12/10-00:34 

    風呂と寝室は・・・こちらは多数決でよいよ。皆できたんだし大人数も魅力だものね
    二人での会話も捨てがたいけれどもう少し考えてみるね

    ティエン(レカーロ)は僕らは構わないよ。間近でみてみたかったし
    ・・・さ、触ってもいいかな?(OKならプランにも)

  • [4]セラフィム・ロイス

    2016/12/10-00:29 

    :タイガ
    とりあえずは成立おめでとうー!っと♪結婚してたんだな!?嫁か・・・いいなぁ
    だなー、時間もあることだしゆるーく話しとくのもありだよな

    俺んとこの使えそうなのは
    タイガ【調理】1、【ハンティング】5、【キャンプ】1、【山菜知識】1
    セラ【調理】2、【菓子・スイーツ】2、【植物学】3

    そんで俺はマタギっと(設定上は)・・・山が舞台で来たいと思った半分は狩り(採り)たい
    からだったからいいんだけど・・・。改めてみると採取向きだな
    セラは調理で習いたいとも言ってるぜ!
    メインは山幸採取で今んとこ希望しとくな。猪や鹿狩りってやっぱむずいかなぁ(あ)
    (ぴこーんと耳)りんごは任せろ!『セラ:(美味しいモノを期待してる顔だ』

    まあ、技能もって無くても、採れる場所違うし手分けもありだと思うし(文字数問題も)
    皆でわいわいやるのも手だよな~♪

  • ってことで、成立はしてるから挨拶はしておくか。
    カインと嫁のイェルクだ。

    まだ全員揃ってねぇけど、出発まで時間あるし、焦る必要もないかなと。
    俺だと、【調理】(レベル1)位かな。
    イェルは【調理】(レベル2)【コーヒー・紅茶】(レベル5)
    揃った時に、とは思うが、多分食材探しより作る方に貢献かも、と思う。
    あぁ、強いて言うと、イェルが提示されてる中にある林檎が欲しいって言ってるかな。
    何か思いつくモンがあるらしい。

    風呂は全員でも個別でも俺はどっちでも問題ないかな。

    寝るのは個人的には個別がいいが、全員で寝るのも大丈夫だぜ。

    あと、そうそう。
    大事なことを。

    ティエン(レカーロ)、同行させていいか?
    特に危険がある訳じゃないから、連れて行ってやりたいんだが。

  • [1]セラフィム・ロイス

    2016/12/08-23:10 

    久々のEX思い切って参加してしまった。こういう自分達でやるのって憧れがあって、つい
    どうも僕セラフィムと相棒のタイガだよ。よろしく。
    タイガが【サバイバル】と【ハンティング】もってるから食材あつめやらに
    貢献できれば・・・と思ってる

    詳しい事は集まったら皆と話したいな


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