【祭祀】お祭りで屋台巡り(森静流 マスター) 【難易度:とても簡単】

プロローグ

 あなたは今日、相方と一緒に紅月ノ神社・納涼花火大会に来ています。
 神社のお祭りということで、屋台がぎっしりと並んでいて、周囲には大勢の人だかりが出来ています。
 あっちを向いても、こっちを向いても、人、人、人。
 近くの屋台に向かおうとしたら、たちまち人の波に流されそうになってしまいました。
「しょうがないなあ」
 相方は苦笑して、あなたの手を握ります。
「男同士で手を繋いで歩くって……」
 あなたが困惑すると
「腕を組むよりはいいだろ」
 そう、軽く流されました。
 手を繋ぎながら、あちこちの屋台をざっと流して見て回ります。
 焼き鳥、イカ焼き、ラムネ、焼きそば、リンゴ飴、フランクフルト、などなど、食べ物の屋台も多くありますが、射的や金魚すくい、ヨーヨー釣りなどのミニゲームもあり、すみではカラーひよこも売られています。今見たところだけなら、オーソドックスなお祭りの屋台のようです。
 相方はふらりと射的の店に入っていって、おじさんにお金を払っていました。
 何を撃つのかと見ていると、パンっと軽く、何か小さくてよく見えないものを撃ちました。
「何、それ」
 おじさんに景品として渡されたそれを見ると、子供用のおもちゃの指輪でした。
「やるよ」
 笑いながら、相方はそれを押しつけてきます。
「ちょっと……こんな、お姫様の指輪みたいなの……」
 あなたはまた困惑してしまいますが、結局指輪を受け取ってしまいます。嬉しいような恥ずかしいような、困ってしまうような、複雑な気持ちです。
「大事にとっておいてくれよな」
「……うん」
 いつもなら、恥ずかしさと突っ張るような気持ちが先立って、突っ返してしまうのですが、今は素直に受け取ってしまったのでした。

解説

 紅月ノ神社・納涼花火大会の屋台です。
 今回はオーソドックスな屋台をお楽しみください。
・食べ物 焼きそば イカ焼き リンゴ飴 フランクフルト たこ焼き ラムネ お好み焼き 綿飴 かき氷etc…… オーソドックスな屋台にあるものなら何でもあります!
・ゲーム 射的 金魚すくい ヨーヨー釣り かたぬきetc…… オーソドックスな屋台にあるものなら何でもあります!

 あなたと相方はどんな屋台巡りをするでしょうか?
※碑文の影響で、あなたも相方も普段よりも本音を吐露しやすくなっています。屋台巡りをしながら、普段感じている事などを打ち明けてしまったり、普段より素直に話したりするかもしれません。
※屋台で300Jrほど使いました!(金魚すくいをしても金魚などはアイテムで増えません)  

ゲームマスターより

お祭りと言ったら屋台でしょう!

リザルトノベル

◆アクション・プラン

セイリュー・グラシア(ラキア・ジェイドバイン)

  夏祭りと言えばやっぱ屋台だと思う!
だからラキア、屋台巡りしよーぜ。
屋台でなければ食べられない物が沢山あるからだ!
イカ焼きをまず買おう。
齧りつつ、近くのタコ焼きにもそそられる。
たこ焼きにチーズトッピングするとウマいんだよな。
ラキアにたこ焼き食べさせてもらう。あーん。
「ラキアに食べさせてもらうといつもよりウマいな!」笑顔。
他にも焼き鳥とか。食べ物系屋台を順番に廻ろう。
リンゴ飴は持って帰ろう。
綺麗だし、家でで切って食べようぜ。
その方がウマいって話聞いた事あるぜ。試そう。

射的も挑戦!
しかしだ。
オレってビミョーに射撃系苦手っていうか。
狙った所に上手く当たらないんだよな。
やっぱ刀剣系の方がしっくりくるぜ。


蒼崎 海十(フィン・ブラーシュ)
  屋台の食べ物って何でこんなに美味いんだろう
たこ焼き、焼きそば、フランクフルト、ラムネ
お腹が膨れた…少し運動して消化するか
フィン、ゲームで勝負しないか?
まずは射的で勝負だ
分が悪いと思うけど…普通の射撃とは勝手が違うだろうし…俺も射的は得意なんだ
いざ勝負!
……負けた…つ、次だ!次!
ヨーヨー釣りで勝負!
紙糸が直ぐ切れてしまった…フィンはどうして釣れてるんだよ…!
うぐぐ、次!
金魚すくいで勝負っ
ポイをなるべく濡らさないように…そこだ!
ああ、破れた…そして負けた…

リンゴ飴を買ってフィンに渡す
俺の負けだからな、奢りだ

悔しいけど、こんな格好良いフィンが、己の婚約者だと思うと嬉しくて
フィンは格好良いよなとぼそり


日下部 千秋(オルト・クロフォード)
  そういえば、去年あたりは先輩と夏祭りなんて行ってなかったな……

あ、そうか。確かに先輩こういう所来そうになさそう……(ちょっと前に訪れたオルトの家を思い浮かべ(EP6参照

とりあえず、何か食べたりするか……えっちょっと先輩?
何がいいか……えっさすがに奢りはちょっと……って人の話聞いてくださいちょっと?!

あれ、俺の分だけですか?
……なんかあるなと思ったけどそういう……ですよね……先輩ですもんね……(ジト目。せっかく買ってもらったので大人しくあーんされる

(はた、と気付き)
あの、なんであーんする必要があったんですかね……?
先輩今日はいつも以上にタチ悪くなってませんかね……!(ぐぬぬする後輩


ユズリノ(シャーマイン)
  しぼり花+下駄

「いいの?
(そういう事か「うん繋ご …触れてると安心するし嬉しい あっ言っちゃった(焦
若干気恥ずかしく笑いあう

「チョコとバナナ? 合うの?
食べて目を合わせ「有だ 考えた人天才!
※祭り2度目 故郷にはこういう祭りは無かったので知らない物沢山
「可愛いって 物知らずを笑ってる?(ぶす
「あわわ 照 

「うん あの牛のぬいぐるみがいい
外しまくりで彼に託した
にっこにこ「ありがとー 君だと思って枕元に置くよ あっまた(焦
見つめて「本当? …本気にしたくなっちゃうな アハハ

「たまにね そんな夜はずっと抱締めていて欲しいなんて…てまた言っちゃった(頬染
 忘れて(苦笑
彼の視線に「本気にしていいの?
抱き付いて「嬉し過ぎ…(薄ら涙


●蒼崎 海十(フィン・ブラーシュ)編

 今日、蒼崎海十は精霊のフィン・ブラーシュと紅月ノ神社のお祭りに来ています。
 お祭りには見渡す限りいっぱいの屋台が出ていました。海十とフィンは早速、屋台巡りをすることにしました。
「屋台の食べ物って何でこんなに美味いんだろう」
 海十は満足の表情で言います。たこ焼き、焼きそば、フランクフルト、ラムネ、お祭りの定番を、海十はフィンとシェアしながら食べ尽くしていったのでした。
「お腹が膨れた……少し運動して消化するか。フィン、ゲームで勝負しないか?」
 いたずらっ子のように瞳を輝かせて海十は言います。
 それを可愛いなと思いつつ、フィンは答えました。
「勝負するからには手加減はしないよ」
 海十は望むところだ! と浴衣の袖を腕まくりしています。
(海十には何時だって格好良い姿を見せたいからね)
 婚約者としてフィンはそういうつもりなのでした。
「まずは射的で勝負だ」
 そういう訳でまず訪れたのは射的の屋台でした。
(分が悪いと思うけど……普通の射撃とは勝手が違うだろうし……俺も射的は得意なんだ)
 何しろフィンのジョブはプレストガンナー。狙撃に関しての腕は確かなのです。それでも海十はフィンに勝つつもりでいました。
「いざ勝負!」
 二人は屋台の玩具の銃を構えます。
(射的は肩と頬で銃を固定、景品の四隅を狙って、撃つ)
 フィンは涼しい顔で景品をたちまち撃ち抜きます。あっという間に猫のぬいぐるみをゲットして海十ににっこり笑ってプレゼント。海十の方は惜しいところで的を外していました。
「俺の勝ちだね♪」
「……負けた……つ、次だ! 次!」
 次に海十が選んだゲームはヨーヨー釣りでした。
(ヨーヨー釣りは、紙糸をねじり強度を上げ、出来る限り短く持つ。紙糸を濡らさないよう上手く針に引っ掛ける。ゲット!)
 フィンの方は手早くゲームをクリアしてしまいます。
 一方、海十は紙糸がすぐに切れてしまって、呆然。
(……フィンはどうして釣れてるんだよ……!)
 ヨーヨーを揺らして勝ち誇るフィン。
「俺の勝ち♪」
「うぐぐ、次!」
 二人が次に行った店は金魚すくいでした。
「ポイをなるべく濡らさないように……そこだ!」
 頑張る海十。
 一方、フィンの方は静かに金魚を狙っています。
(金魚すくい、ポイが弱くなる所は濡れている部分と濡れていない部分の境目なんだよね。だからさっと全部濡らすのが正解。斜めの角度を意識し掬う)
 一匹、二匹とフィンが金魚をゲットしている間に、海十はお皿の紙を破いてしまいました。
「……負けた……」
 海十はさっと立ち上がって、近くの屋台に消えました。
「海十?」
 ひょっとして恋人を拗ねさせてしまったかと慌てるフィン。ですが、海十はリンゴ飴を買ってすぐに戻って来ました。すっとフィンに渡します。
「俺の負けだからな、奢りだ」
 潔く負けを認める海十なのでした。
(悔しいけど、こんな格好良いフィンが、己の婚約者だと思うと嬉しくて……)
 そういう複雑な気持ちでうつむき加減になりながら、海十がぼそりと言います。
「フィンは格好良いよな」
 それを聞いて、フィンは本当に嬉しそうな鮮やかな笑みを浮かべるのでした。フィンにとっては海十にそう言ってもらえる事が、何より嬉しいのです。
 その後、二人は、夜更けまで様々な屋台を見て回りました。大変な人混みに、時折、流されそうになりながらも、片手に景品を持ち、片手で手を繋いで、屋台の隙間を縫うように歩きました。オーソドックスなものから珍しいものまで、屋台には何でもあって、二人は飽きる事がありませんでしたが、もしも隣にこの相方がいなければ、こんなふうに楽しむ事は出来なかった事でしょう。隣に、愛する人がいるからこそ、どんな時間も楽しみを感じる事が出来るのです。

●ユズリノ(シャーマイン)編

 今日、ユズリノは精霊のシャーマインと紅月ノ神社のお祭りに来ています。
 ユズリノは浴衣「しぼり花」に下駄、シャーマインは浴衣「彩染」に下駄です。和風で涼しげな出で立ちで、神社の屋台巡りをしています。
「手、繋ぐか」
「いいの?」
 シャーマインが人混みを指差しました。
「はぐれたら厄介だからな」
(そういう事か)
 ユズリノは納得しつつも少し寂しい気持ちでした。
「うん、繋ご。……触れてると安心するし、嬉しい」
 そこまで言ってしまってから焦ります。
「あっ言っちゃった」
 シャーマインは笑っています。
「早速の影響か」
 碑文の影響で、ウィンクルム達は本音を吐露しやすくなっているのです。
 お互いに、若干、気恥ずかしくて笑ってしまいます。
「そんな嬉しそうな顔されたらこっちも嬉しいんだが」
 そこでシャーマインは我に返ります。
「うおっ、俺もか」
 シャーマインにも影響が出ているようです。
 そのあと、二人は手を繋いで歩き始めました。シャーマインはユズリノが人にぶつかりそうになると、自然と彼を庇います。
 やがて屋台の前に来て、シャーマインはユズリノにチョコバナナを勧めました。ユズリノが果物が好きな事を知っているのです。
「チョコとバナナ? 合うの?」
 怪訝そうな顔をしたユズリノですが、買って食べてみて、シャーマインの目を真っ直ぐに見ます。
「アリだ! 考えた人、天才!」
 ユズリノは祭は二度目なのでした。彼の故郷にはこういうお祭りはなかったので、知らないものが沢山あるのです。ユズリノはそれらに対して目を輝かせています。
「反応が新鮮だな。くくっ、……可愛すぎる」
「可愛いって、物知らずを笑ってる?」
 途端にユズリノはぶすっとふてくされてしまいます。
 するとシャーマインはユズリノの耳元に唇を寄せて言いました。
「可愛い物知らずは俺の庇護欲をくすぐるからちょっとヤバイ」
「あわわ」
 ユズリノは照れてしまいます。
 やがて二人は射的の屋台に来ました。
「あの牛のぬいぐるみだな?」
「うん、あの牛のぬいぐるみがいい」
 最初はユズリノが景品を狙って撃っていたのですが、外しまくって彼に託したのでした。
 シャーマインは大きなぬいぐるみを頑張ってゲットしました。
「ほらよ」
 ユズリノはにこにこと満開の笑顔です。
「ありがとう! 君だと思って枕元に置くよ! ……あっ、また」
 焦ってわたわたしてしまうユズリノなのでした。
 するとシャーマインが顔をのぞき込みます。
「ほう。本物が入り用なら、いつでもどうぞ」
 ユズリノはシャーマインを見つめて笑います。
「本当? ……本気にしたくなっちゃうな、アハハ」
 シャーマインは、枕元にぬいぐるみを置きたいというユズリノが気になります。
「眠れない夜でもあるのか?」
「たまにね そんな夜はずっと抱締めていて欲しいなんて……てまた言っちゃった」
 ユズリノは頬を染めます。
「忘れて」
 苦笑しながらそう言うユズリノ。
 シャーマインはそんな彼を真っ直ぐに見つめました。
「抱き締めてやるよ。俺で良ければ」
 彼の視線に戸惑いながら、ユズリノは訊ねます。
「本気にしていいの?」
「ああ」
 そう言った言葉には迷いがなくて、シャーマインは自分の心を一つ悟ります。
(彼に頼られたいらしいな、俺は)
 ユズリノはシャーマインに抱きついて、うっすらと涙を浮かべました。
「嬉し過ぎ……!」
 本音を吐露させてしまう碑文の力は、シャーマインとユズリノの自分でも知らなかったような心を明らかにして、本心を悟らせたのでした。シャーマインに背中を抱き締められながら、ユズリノは溢れる愛しさを噛みしめるのでした。いつまでも。

●日下部 千秋(オルト・クロフォード)編
  
 今日、日下部千秋は精霊のオルト・クロフォードと紅月ノ神社のお祭りに来ています。お祭りには凄い数の屋台が出ていて、人混みにごった返していました。その中、千秋とオルトは屋台巡りを始めました。
「そういえば、去年あたりは先輩と夏祭りなんて行ってなかったな……」
 千秋が呟くように言うと、オルトが答えました。
「……そうだな。こういう場にはあまり来たことがないな」
「あ、そうか。確かに先輩こういう所来そうになさそう……」
 千秋は少し前に訪れたオルトの家の事を思い出しました。格調高いドイツ風の邸宅は、確かに神社のお祭りと雰囲気がかけ離れています。
 そんなオルトは暑い時期のお祭りなのに、今でもリラックスタキシード ブラックにタキシードパンツと美男子モカシンをあわせ、トゥ・ザ・ムーンの匂いを漂わせています。小物もハンカチに至るまでピンとアイロンを当てられている始末。
 それに対して、千秋の方はシックなワイシャツにらくらくスラックス、サンライト・スニーカーと高校生男子なら誰でも着るような格好です。デオドラントがわりに清爽という香水をつけているのがおしゃれっ気でしょうか。
「とりあえず、何か食べたりするか……えっちょっと先輩?」
「何か、か」
 そう言った途端にオルトは一人でたこ焼き屋の屋台へとスタスタ歩き出しました。そして一人分を注文します。
「何がいいか……えっさすがに奢りはちょっと……って人の話聞いてくださいちょっと?!」
 慌てる千秋の声が聞こえているのかいないのかすら分かりません。恐らく、気にとめていないだけなのでしょうけれど。
「あれ、俺の分だけですか?」
 戻って来たオルトが一人分のたこ焼きしか持っていないのを見て、千秋はそう言いました。
「俺はいい。それよりも、こういうのを日下部が食べているところが見られればそれで構わない」
「……なんかあるなと思ったけどそういう……ですよね……先輩ですもんね……」
 千秋はジト目になってしまいます。
 たこ焼きを楊枝に突き刺して千秋に差し出すオルト。自然な流れで、千秋はオルトのたこ焼きを「はい、あーん」で食べてしまったのでした。
 食べてしまってから、千秋はハタと気がつきます。
「あの、なんであーんする必要があったんですかね……?」
 自分のしてしまった事に驚きながら聞く千秋。
「……何故? その方が面白そうだったから、だな。今の反応もやはり面白いと思うぞ」
 無表情のまま涼やかに答えるオルト。
「先輩今日はいつも以上にタチ悪くなってませんかね……!」
 ぐぬぬ、という表情で千秋はオルトに向かいますが、彼の方は平然としたものです。
(今日は何故かいつも以上に口が軽くなっているような気がする……反応が面白かったのは確かに本当だが……まぁいいか。むしろ好都合だろう)
 普段はここまでからかうような事を言わないオルトなのですが、表情は変わらないものの、いつもよりも千秋への興味や愛情が前面に出ているようでした。完全に面白がっています。 千秋も普段よりも口が軽くなり、思った事を素直にオルトに表現しています。それがまた、オルトを楽しませるのでしょう。
 年に一度の紅月ノ神社納涼花火大会。中には色々な屋台もあり、花火もあり、デートスポットもあります。
 それら全てを使って、オルトは彼らしい熱心さで千秋の楽しい反応を引き出すためにからかいとちょっかいをし続けて、千秋はそれにいちいち引っかかってしまいます。二人の屋台巡りは、興味と愛情に満ちて、小さなハプニングの沢山ある、飽きる事のないものになりそうでした。

●セイリュー・グラシア(ラキア・ジェイドバイン)編

 今日、セイリュー・グラシアは精霊のラキア・ジェイドバインと紅月ノ神社納涼花火大会に来ています。
 その日のセイリューは浴衣「彩染」の上に【浴衣】菖蒲、足下は【靴下】毬つきに【サンダル】星雲歩行を合わせていました。手には紐付き金魚袋です。小物も【和簪】夏ノ色、【首飾り】神珠輪、イヤリング「お祭り提灯」、【腕輪】一陣、うちわ「夏風」、縁日水風船と、季節感のある夏祭を盛り上げるものばかりです。更に虫除けハーブケースで虫対策もバッチリです。
 ラキアの方は、浴衣「しぼり花」に【浴衣】夕涼をあわせ、セイリューとおそろいの【靴下】毬つきに、下駄(剛)です。小物は髪飾「紅のカルプ」、ハートキューティー・ネックレス、【耳飾】紅桜、【腕輪】一陣、麦わら帽子「タラッタ」、お祭りヨーヨー(星彩)と、彼もまた夏祭を充分意識したファッションでした。そしてやはり虫除けハーブケースを持っています。
 いかにも納涼花火大会を満喫するのだという気合いの入った出で立ちで、二人は神社に登場したのでした。
「夏祭りと言えばやっぱ屋台だと思う! だからラキア、屋台巡りしよーぜ。屋台でなければ食べられない物が沢山あるからだ!」
「ふふ。セイリューはきっと屋台巡りするって言うと思っていたよ」
 そういう訳で、二人は連れだって屋台から屋台へ歩き回り始めました。
 セイリューがまず買ったのはイカ焼きでした。
 ラキアの目の前でイカ焼きを囓りながら歩いて行き、たこ焼き屋の屋台の前で立ち止まります。
「たこ焼きにチーズトッピングするとウマいんだよな」
(どうにも物欲しそう。たこ焼きも食べたいんだね)
 子供のように素直なセイリューに思わず笑ってしまうラキアでした。
「じゃそのチーズトッピングのを買って2人で分けよう。ほら、食べさせてあげるよ」
 ラキアは二人分のたこ焼きチーズトッピングを買って、早速、爪楊枝にたこ焼きを突き刺してセイリューの口に持って行きました。
 セイリューはラキアにたこ焼きを「はい、あーん」で食べさせてもらいます。
(少し、お祭りで浮かれているかな?って自分でも思うけど。ちょっとぐらい、良いよねぇ)
 セイリューにしてあげたい事がすぐにみんな出てしまうのは、碑文の影響なのでしょうか。
「ラキアに食べさせてもらうといつもよりウマいな!」
 いい笑顔で笑うセイリュー。
「もー、セイリュー、上手いこと言っちゃって。そんな事言うなんて、セイリューも浮かれてる?」
 他にも屋台はまだまだあります。焼き鳥やラムネや……様々。それらをセイリューとラキアは順番に回って行きます。
「リンゴ飴は持って帰ろう。綺麗だし、家で切って食べようぜ。その方がウマいって話聞いた事あるぜ。試そう」
 はしゃぎ気味のセイリューが買ったリンゴ飴を持って歩き始めました。
「射的も挑戦!」
 それから射的の屋台に入っていきます。
「射的?やろうやろう。これね、撃つのに少しコツがあってね?」
 ラキアもはしゃいでいます。
 ラキアはライフビショップなのですが、狙撃の方にも才能があるようです。
 二人は並んで一緒に射的を始めました。
 しかし、セイリューの方は微妙に射撃系は苦手なのか、狙ったところにうまく当たりません。
「やっぱ刀剣系の方がしっくりくるぜ……」
 残念そうに言うセイリュー。
「端っこ狙うと落ちやすいんだ。ほらセイリュー、お菓子取れたよ」
 くすっと笑いながら、景品でもらったお菓子をラキアはセイリューに渡します。
「セイリューが射撃苦手って少し意外。相性なのかな?」
 笑って慰めるラキアなのでした。
 屋台の食べ物を食べて、ゲームを楽しんで、二人は思った通りにお祭りを楽しんでいます。普段よりもはしゃぎ気味で、浮かれたように遊び続けられるのは、碑文の影響なのかもしれません。ですが何よりも、パートナーの存在が大きいのでしょう。彼の存在があたたかいものを常に与えてくれるから、何をやっても、楽しいのです。





依頼結果:大成功
MVP

メモリアルピンナップ


エピソード情報

マスター 森静流
エピソードの種類 ハピネスエピソード
男性用or女性用 男性のみ
エピソードジャンル イベント
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ビギナー
シンパシー 使用可
難易度 とても簡単
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 4 / 2 ~ 5
報酬 なし
リリース日 08月17日
出発日 08月23日 00:00
予定納品日 09月02日

参加者

会議室

  • [8]蒼崎 海十

    2016/08/22-23:50 

  • [7]蒼崎 海十

    2016/08/22-23:50 

  • セイリュー・グラシアと精霊ラキアだ!
    オレ達は更にプランギリギリで出したぜ。
    皆、楽しい時間がすごせますように!

    ラキア:
    「セイリュー、君の場合、ほぼ『美味しい時間』だよね」
    (と、言いつつ手にチョコバナナをしっかり握っている)

  • [5]日下部 千秋

    2016/08/22-21:41 

    日下部千秋です。
    相方はオルト・クロフォード先輩です。
    ギリギリのプラン提出になった……あぶねえ……

    よろしくお願いします。

  • [4]蒼崎 海十

    2016/08/22-00:18 

  • [3]蒼崎 海十

    2016/08/22-00:17 

    蒼崎海十です。
    パートナーはフィン。
    皆様、よろしくお願いいたします!

    屋台フードって、どうしてこう美味そうなんでしょうね…!

  • [1]ユズリノ

    2016/08/21-21:30 

    ユズリノと相方シャーマインです。
    どうぞよろしく!


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