我ら、にゃんくるむ!(木口アキノ マスター) 【難易度:普通】

プロローグ

「ノーテ……やってくれるわね」
 魔法研究所に在籍する女性、マティナは、人の気配が消えた街で、ぎり、と歯噛みする。
 そんな彼女の足元に、キジトラ猫が寄ってくる。
 この街には、人がいない。その代わり、猫がいる。
 マティナも、自らの力で作り出している魔法障壁を纏っていなければ、この街に一歩足を踏み入れた瞬間、人の姿ではなくなっていただろう。
 そう、この街は人や精霊が猫の姿になってしまう、そんな魔法がかけられてしまった街。
 マティナは足元の猫を抱き上げる。
猫は何かを訴えかけるように鳴く。
「待っててください。なんとかしてあげますから」
 街には、魔法をかけた術者の気配が残っている。
 マティナはその気配に覚えがあった。
 それは、かつて共に魔法の腕を競い合った同僚、ノーテのもの。今はオーガの魅力に取り憑かれ、マントゥール教団に属する魔法使いとなってしまった彼の……。
 マティナだからわかる、彼の気配、彼の魔法の癖、彼の魔法を撃ち破る方法。
 マティナは猫を下ろすと、ノーテの気配を追って街の中心部の広場へと向かう。
 そこには、花のアーチに囲まれた大きな釣鐘があった。
 釣鐘のロープには毒ヘビを象った杖が括り付けられており、そこから強い魔力を感じる。町の人間が猫に変わってしまったのは、この杖が原因だろう。
「全く……くだらないイタズラを」
 マティナが毒ヘビの杖に手を掛けたそのとき。
「にゃお〜〜ん」
 低い鳴き声が広場に響いた。
 猫?
 マティナが振り返ると、普通の猫より2倍ほども大きな猫が牙を剥き「ハァ〜〜ッ」とこちらを威嚇している。
「お、大き……っ、て、オーガ?」
 猫の額に1本の角の存在を認めたと同時に、その猫はマティナに飛びかかってくる。
「きゃあっ」
 マティナは身を翻し避けるも、毒ヘビの杖、そして自分の杖をも取り落としてしまった。
 その途端、マティナの身を包む魔法障壁は消え失せ、彼女の姿も白猫に変化してしまう。
 巨大な猫オーガは、ぱっと2本の杖を咥えると、そのまま走り出す。
(あ、待って!)
 あれがないと、街の魔法を解除できない!
 マティナは猫オーガを追う。
 猫オーガはやがて、山の麓にある今は使われていないと思われる山小屋に入っていった。
 マティナは扉の隙間からそっと中の様子を伺う。
 中には、同じような巨大な猫オーガが5匹もいた。
 さすがに、ここから杖を取り返すのは難しい。
 マティナはとぼとぼと引き返す。街を出た途端に彼女の姿は人間に戻る。
「そうだわ、A.R.O.A.に……ウィンクルムならなんとかしてくれるわ、きっと」
 マティナは呟くと、ペットショップで高級キャットフードを購入してからA.R.O.A.本部へと向かった。

 さあウィンクルム諸君、高級キャットフードでデミ・野良猫を誘き寄せ、デミ・野良猫の巣から杖を取り返すのだ!
 だが、デミ・野良猫は街から出ることはない。
 よって、ウィンクルムたちも街に入り、猫化して戦うしかないのだ!

解説

デミ・野良猫を退治し杖を2本取り返してください。
デミ・野良猫はかつて山の木こりが使っていた山小屋を巣とし、そこにいますが、高級キャットフードで外に誘き出すことが可能です。
山小屋周辺はまばらに木が生えており緩やかな斜面ですが、比較的開けています。
山小屋の中は空っぽで、あるとしてもデミ・野良猫が蓄え込んだエサくらいです。
山小屋からは、山への獣道と住宅地に続く未舗装の道があります。
獣道は行くほどに木々が多くなり斜面もきつくなります。
未舗装の道から続く住宅地は、そこを抜けると釣鐘のある広場になります。
広場といっても100メートル四方ほどの小さなものです。
広場は植え込みで囲まれており、ところどころにベンチが設置してあります。
広場から先は商店街ですが、売り場に人はいませんので、物品の購入はできません。

●デミ・野良猫
5匹います。大きさは普通の猫の約2倍。猫の俊敏さを保ちつつも、強さはライオン並みです。
柄は茶トラ、キジトラ、ブチ、ミケ、クロで、ボスは茶トラのようです。
●装備品について
武器は自らの爪と牙、防具は自らの毛皮となります。が、バトルコーデにセットした武器や防具の効果は、自分たちの毛皮・爪・牙に引き継がれます。
ただし、あくまで爪・牙ですので、物理的な遠距離攻撃はできません。
例えば、クリアレイン装備の場合、遠距離攻撃はできませんが、攻撃の際、光で目眩しをかけることは可能です。
ジョブスキルは使用可能です。
猫化中はポケット内のアイテムを使うことはできません。所持しているだけで効果のあるアイテムの場合、その効果は発揮されます。

ゲームマスターより

なぜ杖を奪われたかって?
マタタビの木で作った杖だったそうですよ〜。

リザルトノベル

◆アクション・プラン

月野 輝(アルベルト)

  街に入ると猫化…
もっと平和的に経験してみたかったわね
とても凄い魔法なのに何て勿体ない使い方するのかしら

にしても、私、黒猫?やっぱり髪の色かしら

■行動
マティナは街の外で待機しててね
フードを小袋に分けてから風呂敷に包みましょう
これなら猫化しても咥えて運べるわよね
小屋に近づくまでは忍び足
フードをばらまいたら一声鳴いて誘き出し

■戦闘
トランス後ハイトランス
ミケに狙いを定めて逃がさないようにアルと二人で挟み撃ち
あちらもすばしっこいでしょうけどこちらも猫
身の軽さを利用して行く手を塞ぎつつ爪で攻撃を
こちらに引き付けておいてアルが攻撃する隙を作るわ

■戦闘後
ノーテってもう街にいないのかしら?
捜してみてもいいかも?


手屋 笹(カガヤ・アクショア)
  一度街に入り猫化してトランス出来るか試します。
不可の場合街を出てトランスハイトランス。
入り直します。

高級キャットフードを紙袋に入れ咥えていきます。
デミ猫の話があった小屋の前にキャットフードを置いて
食いつくまで隠れて待機。
猫化後でも可能であればここでハイトランス。

足止め標的:茶トラ
カガヤと一緒に茶トラさんを挟んで逃げにくくなるようにします。
相手の攻撃はよく見て横方向に回避。

ハイトランスしてない場合
→無理に攻撃せず茶トラさんの攻撃時以外は前で威嚇します。

ハイトランスしている場合
→爪、牙(スプーン)で足元を狙って攻撃します。

戦闘後
茶トラさんが杖を持っていれば回収。
2本無ければ小屋の中を探します。


シルキア・スー(クラウス)
  トランスして街に
山吹色ぽい毛色の猫化
彼が猫に
あ、溜息ついてる(笑

猫化前にキャットフード袋に移し口は折っておき彼と端咥えて運ぶ
小屋前に餌を出し積んどく
設置完了したら皆と周辺に隠れ待機
充分食付いたら戦闘

クロ担当
クラウスと挟撃

盾効果で敵の動きを牽制したい
皮伸びるとか嫌だな、波動的なもの期待
逃走図りそうな時に積極的に使用

彼の方へ追い込む様に仕掛けたい
横っ跳び等警戒

杖を持っていたら
落としたら素早く奪取
盾効果で牽制し取り返されない様確保
早く倒せたら街への道側で通せんぼ待機
必要時ディスペンサ

街の魔法が解けるのを見届けたい
ノーテが杖を取り返しに狙っているかもしれないのでマティナをガードし
杖を奪われない様警戒


瀬谷 瑞希(フェルン・ミュラー)
  町に入る前にトランス。
事前に町の地図を記憶。
猫の餌は布で軽く包み咥えて持って行きます。
山小屋まで途中デミ野良猫との遭遇に警戒。ノーテ警戒。
万が一見かけたら他の人に泣き声で知らせます。
私達の担当はブチ猫。
街中でブチ猫を見かけたら周りに普通の猫(元一般町人)が居ない場合ブチ猫と交戦。
遭遇ない場合→山小屋へ到達後猫餌を撒いて敵をおびき出し交戦。

デミ野良猫ブチとの交戦時、屋根の上から等高低差を利用した攻撃に注意。
ジェンマ杖効果でフェルンさんの攻撃を強化。
敵ブチの死角から接近、ねこぱんち攻撃。敵の隙を作ります。多面攻撃されるときっと嫌なはず。
猫が杖持っていない場合→猫を倒した後小屋の中を調べて捜します。



アデリア・ルーツ(シギ)
  設置する前に匂いで気づかれたら困るわね。
キャットフードはジップ付ポリ袋に2食分くらい入れて。匂いが漏れないように。
小さな買い物袋に入れたら、猫になっても運びやすいかしらね。
誘い出すときには爪でジップ付きポリ袋を切るわ。

キャットフード設置後、隠れるかは他のメンバーに合わせる。
担当はキジトラね。
5匹全部出て来たらトランス。
囮効果で、キジトラの前を横切って引きつけるわ。
逃がさないように囮効果はできる限り使う。
吹き飛ばされないように注意して、攻撃を耐えたらスタン狙いで頭部に思いっきり攻撃。
届かないなら、どこでもいいから攻撃よ。

マタタビの杖は、誰も運ばないなら運ぶわ。
じゃれつかないように気をつけなきゃ。


「わたくしたちは、一度街に入り猫化してトランス出来るか試してきますわ」
 手屋 笹が皆に向かって言う。
(本来は犬のはずなんだけど猫になるのか……)
 カガヤ・アクショア、犬テイルスとしてのアイデンティティ揺らぎ中。
「さ、行きますわよ、カガヤ」
 複雑な表情のカガヤを連れて、笹は街に向かう。
「猫になっても意思疎通が可能かどうか、確かめておきたいな」
 こちらは元々猫テイルスのシギ、猫化に抵抗はないらしい。
「そうね、私たちも一度街に入ってみましょう」
 アデリア・ルーツもシギと共に笹たちの後に続く。
 その間に、アルベルトは鈴のついたチョーカーを皆に配布する。
 街の中は猫だらけだ。自分たちも猫になってしまえば、誰が誰だかわからなくなるだろうと予想し、目印にするための鈴をA.R.O.A.本部に頼んで用意してもらったのだ。
「街の中は危険だわ。マティナさんは街の外で待機しててね」
 月野 輝はキャットフードを小袋に入れながら言う。
 神人たちはそれぞれ猫になってもキャットフードを持ち運びやすいように道具を持ってきていた。
 シルキア・スーは小さな袋。瀬谷 瑞希は布。
 キャットフードをそれぞれ等分に分けて、入れ物に詰めてゆく。
 自分たちの分を詰め終えると、笹の紙袋とアデリアのファスナー機能付きポリエチレン製袋にもキャットフードを入れた。
 クラウスはマティナが奪われた2本の杖の形状と、ノーテの人相についてマティナに訊く。
「ノーテの杖は黒く塗られていて、毒蛇を象っています。私の杖は太陽を象っていて、持ち手に麻布を巻いています」
 ノーテについては、写真等は持っていないということだが。
「背が高く細身で、黒髪、黒い瞳で……特徴と言えば、両耳朶に傷跡があります。昔、無理矢理ピアスを取ったとこがあって」
 言いつつ、マティナは自分の耳を触る。そこには、小さな乳白色のピアスが揺れていた。
 そこへ、笹とカガヤ、アデリアとシギが戻ってくる。
「猫になっても意思疎通はできたな」
 シギが言うと、アデリアも頷く。
「不思議と、鳴き声でも何を言っているかわかったわ」
「トランスもできましたわ」
 笹とカガヤはすでにトランスを終え、その身をオーラが包んでいる。
「この様子だと、猫化した後にハイトランスもできそうだぜ」
 カガヤの言葉に皆は安心した。

「光と風、交わり紡ぐ先へ」
 トランスを済ませ、シルキアとクラウスは街に入る。
 途端に目に見えぬ力が2人を包み、その姿を変化させた。
 シルキアの体は、ふさふさした山吹色の毛の猫になってしまう。
 自分が猫化したのだから、彼も……とシルキアがクラウスに視線を向けると。
 優雅な雰囲気の長毛種のシャム猫、バリニーズがそこにいた。通常のバリニーズであれば白色の部分が空色になっていて、なんとも珍しい猫である。
 クラウスとて本来は狼テイルス、釈然としないものがあるのだろう、ため息をついている。
「クラウス」
 その声は、猫以外には鳴き声にしか聞こえなかっただろうが、クラウスの耳にはシルキアの声でそう聞こえた。
 振り向いた先の山吹色の猫の姿に、クラウスはシルキアらしい姿だ、と微笑ましく思った。
「街に入ると猫化……もっと平和的に経験してみたかったわね」
 猫に変わっていったシルキアとクラウスを見て、輝はそう言い自身も彼らの後に続いた。
 痛みも違和感もなく、輝の体は猫に変わる。
「とても凄い魔法なのに何て勿体ない使い方するのかしら。……にしても、私、黒猫?やっぱり髪の色かしら」
「特に髪色は関係ないのではないかね」
 隣に灰色の猫が並ぶ。その声から、灰色の猫はアルベルトだとわかった。確かに、髪の色が関係しているのなら、アルベルトは緑の猫になっていたことだろう。
 後から、2匹の焦げ茶色の猫が、仲良く紙袋を咥えてやってきた。
 笹とカガヤだ。
 さらに、瑠璃色の瞳の黒猫が現れるが、これはシギだと誰もがすぐにわかった。シギの隣を歩く緑の目の白猫がアデリアだろう。
「デミ野良に不意打ちを警戒しておいたほうがいいだろう」
 白い長毛種の猫がフェルン・ミュラーの声で言う。
「デミ・野良猫だけじゃなく、ノーテにも注意しましょう」
 瑞希はチョコレート色の長毛種だ。
 2人……いや、2匹は街に入る前にトランスを終えていた。
 猫化したウィンクルムたちはそれぞれキャットフードを運びつつ、街の奥へ進む。
 ちりんちりんと首の鈴が鳴る。
 街中の猫たちがにゃごにゃごとこちらを見ていた。
「マティナさんは大丈夫かな」
 シルキアは街の外で待つマティナのことが心配な様子だ。
「早急に決着をつけて戻るとしよう」
 クラウスの言葉にシルキアは頷く。
「いいにぉーい」
 キャットフードの匂いにつられてか、小さな子猫がついてきた。
 アデリアは匂いが漏れぬようにとファスナー付きの袋を用意していたが、他の者はそのような措置をとっていない。
「おいしそうだなぁ」
 と、子猫が引き寄せられたのはそのせいかもしれない。
「ごめんなさい、これは、大事なものなの」
 輝は子猫に、自分たちがウィンクルムであること、このキャットフードが作戦に必要なものであることを優しく説明した。
「でも、少しだけなら食べてもいいですよ」
 と、瑞希が言うと。
 子猫はふるりと首を振る。
「ううん。僕、我慢する。だから、街のみんなを元に戻してくださいねっ」
 その健気な姿に、皆はこの任務を必ず成功させたいという想いを強くした。

 ちりりんちりん。
 山小屋に鈴音が近づく。
 午睡中の茶トラデミ・野良猫の耳がぴくりと動く。
 山小屋の外では、ウィンクルムたちがキャットフードを仕掛けにかかっていた。
 アデリアがポリ袋に爪を立て、中身を地面に撒く。
 他の者も銘々の方法でキャットフードを出してゆく。
 これが終わったら近くの木陰に隠れて様子を伺うつもりであったが。
 ぎいぃ、と蝶番の擦れる音がして、瑞希は顔をあげた。
「にゃ!」
 茶トラデミ・野良猫が山小屋から出てきたのを目にし、小さく叫ぶ。
「隠れましょう!」
 笹が言い、皆は素早く木陰に身を隠す。
 だが、姿はばっちり見られている。
 不審に思われるかもしれない。
 しかし、瑞希はゆったり歩いてくるデミ・野良猫の態度から、相手がまだ様子見の段階でこちらがウィンクルムだと気づいていないと判断した。
「ここは、敵ではないと思わせ油断させてみましょう」
 小声での瑞希の発言を受け、アルベルトが木陰から出る。
「どうも、すみません。我々は新参者でして。ご挨拶にと伺ったんです。あ、こちらはお近づきの印に」
 と、鼻先でキャットフードを押す。
 まだトランスしていないウィンクルムたちは、後に続き木陰から出てきた。
 トランスを終えている瑞希たちは、オーラからウィンクルムと発覚するおそれがあるので、身を隠したままだ。
 茶トラデミ・野良猫はジロリとウィンクルムたちを一瞥する。
 木陰から様子を見ていたシルキアは、うまく誤魔化せるだろうか、と固唾を飲んでいるが、アルベルトのフェイク能力はかなりのものだ。
 茶トラはのっそり歩み寄ってくると、キャットフードの匂いを嗅ぎ、それが害のないものとわかるとぱくりと食べた。
 茶トラが山小屋を振り返りひと声鳴けば、キジトラ、ブチ、ミケ、クロのデミ・野良猫たちがぞろぞろ出てくる。
 どうやらうまく誤魔化せたようだ。
 ウィンクルムたちは少し後退して距離を置き、デミ・野良猫たちがキャットフードに食いつくのを注視する。
 外にいるデミ・野良猫は5匹。つまりは全員だ。そして、その誰もが杖を持っていない。
 ということは、杖は山小屋の中。
(今の内に、杖を取り返せそうね)
 アデリアはそろりと山小屋に近づく。
 が。
「フシャーーーっ!」
 ブチデミ・野良猫がそれに気付き威嚇の声をあげた。
「ひゃっ!」
 突進してくるブチデミ・野良猫にアデリアが悲鳴をあげる。同時に木陰からシルキアとクラウスが飛び出し、シルキアはリュングベル・フォースの力による魔方陣をアデリアの前に発動させた。
 ブチは魔方陣に弾き飛ばされ不思議そうな顔をする。
 茶トラはとうとうウィンクルムたちの正体に気づいたようで、大きな唸り声をあげた。それに応じるように他のデミ・野良猫も食べるのをやめ戦闘態勢に入る。
 だが、その時にはアデリアとシギ以外のウィンクルムたちは素早くトランスを終えていた。
 笹とカガヤ、輝とアルベルトに至ってはさらにハイトランスへと移行していた。
 プロテクションで青白く発光しているフェルンがブチに飛びかかったため、ブチの意識は完全にアデリアから離れる。
 シギがアデリアに駆け寄り、2人は皆に少し遅れてトランスする。
 アデリアたちが無事にトランスしたのを見計らい、シルキアとクラウスは自分たちが担当するクロデミ・野良猫に立ち向かう。
 クロがシルキアに牙をむくが、発動した魔方陣に尻込みし、標的をクラウスに変えた。
 が、クラウスは寸前で身の回りに光輪を発し、クロの嚙みつき攻撃はそのままクロへのダメージとなった。
 防御体制を整えている2人に挟み討ちされる格好になったクロは、唸りながら跳ね、打破できる隙を探る。
 シルキアに牙を剥き、魔方陣が発動したところでその横をするりと抜け、彼女に爪を突き立てようとする。
 シルキアは後ずさり、クロの爪は鼻先を擦る。クロがさらに追撃しようとしたところへ、横からクラウスが爪の連撃を食らわせる。
 クラウスは冷静に相手の脚を狙っていた。機動力を奪ってから的確に仕留めるつもりだ。
 たとえ鼻先だけだとしても、シルキアに傷を負わせた相手を許す気はない。
 光輪を身に纏ったまま挑発するように唸れば、クロは相打ち覚悟かクラウスへ突進した。
 光輪からのダメージを受けつつもクロはクラウスの喉元に食らいつき彼を引き倒し、爪を立てた後ろ足で蹴りつける。脚を負傷している今、移動を活かした攻撃はできないのだ。
 流石に光輪だけでは攻撃を返しきれないが、クラウスも爪攻撃で応戦し、相手へのダメージを増幅させる。
 クロデミ・野良猫の体力は徐々に削がれ、クラウスのシャイニングアローIIの効果が切れる頃には、勝負はついていた。
 ハイトランスを終えた輝とアルベルトは、狙いをミケデミ・野良猫に定め挟み討ちするように走り寄る。
 ミケはどちらに応戦しようか戸惑ったのち、逃走を選んだ。
(あちらもすばしっこいでしょうけどこちらも猫よ)
 輝は地を蹴る脚に力を込め、ミケの隣に並ぶ。
 逃走を諦めたミケは輝に噛みつこうとするが、後方から猛獣が憑依した大爪に捉えられる。
 思わず後ずさったミケの視界に、悠然と立つ灰猫のアルベルト。人の姿であれば、余裕の笑みすら浮かべていただろう。
「爪に牙?いつも使っている物と何も変わらないな」
 猫になろうと戦闘に不便さは感じない。
 ミケは耳をぺたんと寝せるも、威嚇の唸り声をあげアルベルトに飛びかかる。
 アルベルトは人狼の力を牙に憑依させ、飛びかかってきたミケの喉元を狙う。
 同時に嚙みつきあうが、力負けしたのはミケ。
 身をよじってアルベルトの牙から逃れる。
「野良猫ごときが虎や狼に勝てるとは思っていないでしょうね」
 ミケはじりじり後退するが、そこは輝が逃がさない。
 ハイトランス・ジェミニによってアルベルトと能力を分け合っている輝の爪は、ミケの分厚い皮膚を切り裂いた。
 ミケが輝に反撃を試みるが、白蛇の力を纏うアルベルトの爪が、的確にミケを仕留める。
「蛇もおまけしておきましたよ」
 アルベルトは地に倒れたミケに言い放った。
 一方、無事トランスしたシギは前脚でアデリアの頭を撫でる。オーラが力強さを増し、アデリアはキジトラデミ・野良猫の視界に走り込んだ。
(こっちよ)
 アデリアはわざと速度を落として走る。キジトラは丁度いい獲物が間合いに入ってきたと舌なめずりしてアデリアを追う。
 ついにキジトラの爪がアデリアを襲う、その瞬間に黒猫シギの体当たり。
 シギは毛を逆立てて、苛立たしげに唸る。
 シギとしては、女性に囮役をやらせること自体不満だったのだ。本来ならもっとアデリアに惹きつけてから大きな一撃を加えれば効果的だったのだろうが、そこまで待っていられなかった。
 キジトラの意識がシギに向いた機に、アデリアはキジトラの背中に猫パンチをお見舞いする。
 なぜか、パッカーン、といい音がし、キジトラは目を白黒させ地に伏せる。
 うまくスタンが効いたようだが、効果はそう長くない。
 シギはキジトラに飛び掛ると、その後ろ脚にがぶりと噛み付いた。
「ゔにゃっ」
 キジトラが痛みで跳ね起きる。反射的にシギに噛みつこうとしてきたので、シギはその勢いを利用しキジトラの懐深く入り込み、その腹部に噛み付いた。
 キジトラは逃れようとするがシギが離れるつもりはないことを察すると、今度はシギを抱え込むようにして捉え、その背に爪を立てた。
「シギくん!」
 アデリアはもう一度キジトラを気絶させようと試みるが、シギと組み合って戦っている状態ではなかなか狙いが定まらなかった。
 そこへ、
「加勢しましょう」
 という声とともに、白蛇の力を爪に纏ったアルベルトが駆けつける。
 背面からアルベルトの攻撃をうけ、キジトラはシギを放し逃走しようとするが、そこはアルベルトもシギも許さない。
 灰猫と黒猫、2匹の挟撃を受け、キジトラはその場へ倒れ伏した。
 戦闘開始と同時に、プロテクションで自身の防御を高めていたフェルン。
 さらに瑞希から杖「ジェンマ」の力が発せられ、フェルンの攻撃力も強化された。
 野良猫の戦闘力を舐めてはいけない。家猫でもマジギレしたら危険だ。
 その考えのもと、フェルンは慎重に能力を強化したのだ。
 瑞希とフェルンの狙いはブチデミ・野良猫。
 フェルンはアプローチⅡを発動させる。瑞希がブチのみに効果が及ぶ場所を冷静に分析してくれたおかげで、他のデミ・野良猫まで惹きつけてしまうことにはならずに済んだ。
 ブチは真っ直ぐにフェルンに飛び掛る。
 フェルンは真正面から攻撃を受けることを避けつつ、的確に相手を殴打する。
 瑞希も機会を伺ってはブチに猫パンチを繰り出し隙を作る。
 アプローチⅡの効果で瑞希が標的になりにくいのも幸いし、瑞希は積極的に攻撃する。
 その分ブチの隙は多くなり、フェルンの攻撃がより効果的にダメージを与える。
 見事なコンビネーションでアプローチⅡの効果が切れる前にブチデミ・野良猫を倒すことができた。
 フェルンは全身傷だらけではあるが、強化された防御力のおかげでどれもかすり傷程度であった。
「杖を探しに行きましょう!」
 瑞希はフェルンと共に山小屋の中へ入っていった。
 デミ・野良猫のボスである茶トラは仲間の危機に助けに行こうとするが、笹とカガヤがその前に立ちはだかった。
 茶トラは威嚇するが笹たちは怯まない。
 カガヤが茶トラに飛びかかるが、俊敏に躱された。
「むむぅ」
 カガヤは舌打ちする。
 カガヤの攻撃は重いダメージを与えることが可能だが、命中には心もとない面がある。
 ならば、と、笹は姿勢を低くし茶トラの足元に滑り込む。
 笹が爪を振るう。粉砂糖が舞い、爪は茶トラの前脚を抉る。
 茶トラが反対の前脚で笹を抑え込もうとするので笹は慌てた身を引くが、ヒゲが数本、茶トラの前脚で地に押さえつけられ引き抜かれてしまった。
「いたたっ」
 ダメージとしては大きくないが、意外に痛いのである。
 それでも、カガヤの攻撃を確実なものにするために、笹は頑張った。
 相手より小さい体躯を活かし、死角をついて脚を中心に地道にダメージを与えてゆく。
 何度も反撃を受けたため、尻尾の毛が抜け、擦り傷も増えた。
 しかし、カガヤの攻撃が少しずつ、芯を捕らえたものになっていく。
 ついに、カガヤの牙が茶トラの後ろ脚に喰い込み、茶トラはがくりと腰を落とす。
 だが、茶トラから戦意は消えない。
追撃しようとするカガヤに牙をむく。
 それを避け、カガヤは爪を振り下ろす。
 ここが好機とばかりに、多少の反撃を厭わずカガヤは攻撃を重ねる。
 おそらく、茶トラは他のデミ・野良猫より体力に優れていただろう。
 しかし、一撃一撃が大ダメージであるカガヤが相手では、その体力もすぐに尽きる。
 ついに笹とカガヤは勝利を手に入れた。

「ありました、杖!」
 瑞希とフェルンがそれぞれ1本ずつ杖を咥えて、山小屋から出てきた。
 形状から、マティナとノーテの杖に間違いない。
「マティナさんのところに戻りましょう」
 と、シルキア。
 輝は
「私たちは街の中を調べながら戻るわ。どこかにノーテがいるかもしれないもの」
 と言い、皆とは別行動で戻ることになった。
 シルキアとクラウスは、駆け足でマティナの元へ。
 杖を運ぶ瑞希とフェルンは、杖を傷つけぬよう慎重に歩いて戻る。
 笹とカガヤ、アデリアとシギも、途中杖を奪いに来る者がいてはいけないと、瑞希たちを守るように歩く。
「マタタビの匂いって……じゃれつきたくなるわね」
 うずうずした様子のアデリア。
「う……言わないでください。私も我慢しているのですから」
 と、笹。
 どうやら皆、杖にじゃれつきたいのを抑えているらしい。
「魔法が解ければきっと大丈夫だろ」
 カガヤは犬テイルスのプライドにかけて、マタタビに惑わされるなんてことは避けたかった。
 そこで、皆の視線はシギに集まった。
 元々猫テイルスのシギ。彼にとって、マタタビとはどんなものなのか。
「……」
 だがシギは黙して喋らなかった。

 街の端までくると、シルキアは、マティナが何者かと対峙しているのが目視できた。
「!」
 シルキアとクラウスは走る速度を上げる。
 魔法の効力がない場所までたどり着いたのか、2人の体が元に戻る。
「マティナさん!」
 シルキアは声をあげた。
 マティナと、対峙している人物がこちらを向く。
「この者が、ノーテとやらか……?」
 クラウスが呟く。対峙する人物は、マティナから聞いてきたノーテの特徴と一致していた。
 シルキアとクラウスはマティナを背に庇い、同時に武器を構える。
「マティナさん、大丈夫だった?」
 シルキアの問いにマティナが頷く。
 だが、シルキアたちの到着が遅かったら……。
「ノーテとやら。街の者を猫にするなど、お前は、何のためにこんなことを?」
 クラウスに問われ、ノーテは軽く笑う。
「ちょっとしたお仕置きだよ。教団への寄付を断るからさ」
「そんなことに魔法を使うなんて!」
 マティナが怒りを露わにするが、ノーテは気にもかけない。
 街の方角から他のウィンクルムも近づいてくるのを見ると、
「今日は分が悪いみたいだね」
 と言うと、杖をひと振りし、空気に溶けるように消えてしまった。
「な……魔法で逃げるとは」
 捕らえてA.R.O.A.に引き渡すつもりだったクラウスは歯噛みする。
「今の人、誰?」
 後からやってきたアデリアたちにシルキアは事の次第を説明する。
「ノーテを捕縛するには、別の機会にもっと計画を練って実行しなければならないようだな」
 フェルンはそう言いながら、マティナに2本の杖を渡す。
「ありがとうございます!これで街の魔法が解けるわ」
 マティナが太陽の杖を振ると、毒蛇の杖から黒の塗料がぽろぽろと剥がれ落ちる。
「これで、魔法は解けました」
 皆が街の方向を見やると、遠くに人影が見え、歓喜の声が聞こえてきた。
丁度そこへ、街を見回っていた輝とアルベルトが戻ってくる。
「皆元に戻れて喜んでいたわ」
「街にも異変はありませんでした」
 輝とアルベルトの報告に、マティナはほっと胸を撫で下ろす。
「ノーテの杖は、処分してしまったほうが良いのではないだろうか」
 クラウスが進言するが、マティナは首を振る。
「ごめんなさい。これは魔法研究所に持ち帰って、今後の対策に役立たせて欲しいの」
 それならば、仕方がない。
「ノーテに奪われることのないようにな」
 クラウスの言葉に、マティナは頷く。
 ともあれ、これで街に平穏が戻った。
 そして。
「猫から犬に戻れて良かった……」
 カガヤの心にも平穏が戻ったのであった。



依頼結果:成功
MVP
名前:シルキア・スー
呼び名:シルキア
  名前:クラウス
呼び名:クラウス

 

メモリアルピンナップ


エピソード情報

マスター 木口アキノ
エピソードの種類 アドベンチャーエピソード
男性用or女性用 女性のみ
エピソードジャンル 戦闘
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用可
難易度 普通
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 5 / 2 ~ 5
報酬 通常
リリース日 06月02日
出発日 06月10日 00:00
予定納品日 06月20日

参加者

会議室

  • [32]手屋 笹

    2016/06/09-23:57 

  • [31]手屋 笹

    2016/06/09-23:36 

    再度プランできました。

    ふと思って、杖を回収すると明記する為に文字数をねじねじしました。

  • [30]手屋 笹

    2016/06/09-23:24 

    プランできました。

    大まかすぎますが、以下のような風に。


    街入り口で猫化状態でトランス出来るか試す。
    ダメであればトランスを行い入りなおし。

    餌でおびき出し。

    猫化後トランス可であればここでハイトランス。
    茶トラさん標的で戦闘。

    カガヤ
    キャットフードでおびき出し。
    笹と茶トラを挟んで戦闘。

    お時間もう少しですが何かあれば対応いたします。

  • [29]手屋 笹

    2016/06/09-22:24 

    >シルキアさん
    反応ありがとうございます。
    やはり入る前にしておいた方が無難そうですね…

    あとはハイトランスを街に入る前に行って戦闘終了まで
    継続できるかどうかになりそうなのですが、
    わたくしはあまり細かい事を書かない分
    猫化後でもトランス出来る場合を含めてここに文字数を割いてみることにします。

  • [28]シルキア・スー

    2016/06/09-22:12 

    >トランス
    こちらは街に入る前です。
    言葉が話せなくなる可能性はありそうなので。
    ああ、でもそうなるとサクリファイスとか使えなくなるので、話す事はできるのかな?
    猫語で通じ合うのかも。

  • [27]手屋 笹

    2016/06/09-21:55 

    思ったのですがトランスは街に入る前に行った方が良いのでしょうか。
    猫化してしまってからでもインスパイアスペルを唱えられるのなら良いのですが…

    最悪デミ相手なので倒せなくなってしまう事はないのですが気になりました。

  • [26]シルキア・スー

    2016/06/09-21:34 

    >キャットフード
    荷車は無しですね、了解です。

    >マティナ
    どこに居て貰うのがいいのか、ノーテがどうなのかが引っかかるので本部が安心かなと思ったんですが
    街の外で待機でも大丈夫な気もしますね。
    月野さんが街の外での待機をプランにいれていらっしゃるなら、こちらの行動は削っておきます。

    >ノーテ
    仕掛けてくるとしたら魔法を解くタイミングかなと思うので
    私達はここで警戒行動入れています。

  • [25]手屋 笹

    2016/06/09-21:31 

    >マティナさんの事
    語弊があってはいけないのでぽつぽつ。
    待機お願いは無くても大丈夫な気がするというくらいの認識でしたので、
    文字数に問題なければ入れて頂いた方がより良いかとは思います。

  • [24]手屋 笹

    2016/06/09-21:09 

    >戦闘場所

    小屋近く承知しました。
    キャットフードを運んでいき
    誘き出しですね。

    量は持っていけるだけ多い方が良いでしょうしわたくしもカガヤも持っていきますね。

    >マティナさん
    一緒に来てしまうと猫化してしまう事はご本人が一番よく分かっておいででしょうし、
    特にお願いしなくても街には入らず待機していて下さるような気がします…

    >ノーテ
    こちらは警戒必要かもしれませんね…
    何を目的にこの街に猫化の魔法を掛けてしまったのか分からないので杖を回収に来る可能性はあるかもですね…

  • [23]月野 輝

    2016/06/09-20:59 

    反応が遅くなってごめんなさい。

    >キャットフード
    申請が通るかどうかあやふやな物は使わない方がいいかもしれないと言う事で、
    私達は風呂敷に包んで咥えて持って行く事にしたわ。
    その方が確実よね。

    >マティナさん
    私、逆に街の外で待機してて貰うように書いてたわ。
    デミ野良猫は街から出る事はないって事だし、街に入らなければ大丈夫かと思ったの。
    マティナもたぶんノーテの痕跡を早く捜したいんじゃないかと思ったから。

    ノーテに関してはマティナに確認して捜索してみる、くらいの軽い感じで書いてあるわ。
    たぶん、出てきてこちらへ危害を加える事はなさそうかなとは思うのだけど。

    >戦闘
    餌を設置したら近くに隠れる、食付いたら戦闘、の認識で大丈夫だと思うわ。
    私達は早めにデミを倒せたら、他の組の所へ応援に駆け付けるようにしてあるわ。

    >シンパシー
    そう言えば使えたのよね……
    ちょっと見直してくるわね。

  • [22]シルキア・スー

    2016/06/09-20:26 

    このエピってシンパシー使用可なんですね。
    という事で精霊の方にストルゲ1を振ってみました。
    行動合せる様になるそうだから、連携がうまくいく方向に働いてくれればいいけど。

    プランは提出していますが、調整は可能です。
    時間まで覗きに来ます。

  • [21]シルキア・スー

    2016/06/09-15:48 

    >キャットフード
    私達の方では袋に移し二人で端咥えて運ぶ感じです。
    猫でも扱えそうな荷車というとミニカートとかでしょうか。
    ※ググると画像2番目に出て来るタイプ?
    そこまで特殊なものではないですから申請は通りそうですね。
    荷車案でもこちらはOKです。


    それと、いろいろ確認なんですが。

    マティナ
    AROAで待機をお願いしておくのでいいでしょうか
    魔法は解いてもらいたいですが直ちにという程急を要してはないですし
    マティナへの危険を考えれば街の近くにはいてもらわない方が安心かなと

    ノーテ
    出て来るかわかりませんが、杖を取り返しにくる可能性もあるのかな。
    警戒する行動はプランに入れています。

    小屋
    餌を設置したら近くに隠れる、食付いたら戦闘、で認識OKでしょうか?

    早く倒せたら私は街への道、クラウスが獣道通せんぼ待機を予定しています。

    と、いろいろ詰め込んで仮プランは提出しています。
    皆さんの動き見て変更、調整いれたいと思います。

    (投稿し直し(汗)

  • [19]月野 輝

    2016/06/08-23:49 

    >キャットフード
    そうね、咥えやすいように風呂敷で袋を包んでおくとかしておくと運びやすいかも?
    もしくは、小さな荷車みたいなのを用意しておいて、猫になったみんなで引っ張ったり押したりして運ぶとか……

    荷車の用意が大変かしら、これは。

  • [18]アデリア・ルーツ

    2016/06/08-21:35 

    >戦闘場所
    山小屋周辺ね。わかったわ。

    >高級キャットフード
    私たちが運ぶのよね?
    猫の状態だと大変そうだけど、袋に入れて咥えれば運べるかしら。


    マタタビの木で作った杖だから、猫になった私たちにも効果がありそう?
    戦闘そっちのけでじゃれつかないように気を付けるわね。

  • [17]瀬谷 瑞希

    2016/06/08-21:24 

    はい、それでは私達はブチを担当しますね。

  • [16]月野 輝

    2016/06/08-18:50 

    ええ、それじゃシルキアさんはクロをお願いね。

    そうすると残るはブチとミケね。
    瑞希さんは拘りはないって事だったし、なら、私達がミケを担当させて貰っていいかしら。
    瑞希さんはブチをお願い。構わない?

  • [15]シルキア・スー

    2016/06/08-01:01 

    >月野さん
    あ、どちらがいいのでしょうか。
    私達も1匹担当の方がわかりやすくはありますね。
    早く倒せたら援護や逃亡阻止の行動する感じで大丈夫でしょうか。
    それなら、こちらも1匹担当させて貰おうかな。
    特に意味は無いですがクロを希望していいでしょうか。

  • [14]月野 輝

    2016/06/07-21:46 

    わ、5組揃ったわね。良かった!
    シルキアさんとクラウスさんもどうぞよろしくね。

    5組目が来てくれたら、その方達にもう1匹をお任せしようと思ってたんだけど、
    シルキアさん達、サポートメインでいいの?
    確かに通せんぼしてくれたり杖を奪取してくれる人がいると、
    万が一すり抜けられたりしたときにも安心かなとは思うけど。

    もし1匹担当したいときは遠慮無く言ってね。

    >笹ちゃん
    分かったわ、それじゃボス猫はお願い。
    私達もなるべく早く他の猫を退治して応援に行けるように頑張るわね。

  • [13]シルキア・スー

    2016/06/07-17:19 

    こんにゃちは…はっ
    シルキアとライフビショップのクラウスです。
    残り1枠に入らせて貰いました。
    初めましての方もいらっしゃいますね。
    どうぞよろしくお願いします。

    これまでの話ですと
    1組1匹対応
    月野さんとアルベルトさんが1匹ずつ対応
    戦闘場所、小屋回り

    という事ですので、こちらはサポートに回ろうかと。
    広場や獣道に逃げ込まない様通せんぼ
    杖を落としたら素早く奪取
    こちらをメインに動こうと思いますがいいでしょうか?

    (投稿し直し)

  • [11]手屋 笹

    2016/06/07-11:33 

    にゃむにゃむ。

    >輝
    特に希望は無かったのですが、
    それでは折角なので…ボス猫さんのお相手希望しますね。
    カガヤとわたくしで茶トラさんの相手をします。

    茶トラさん以外の猫さんが杖を持っていた場合はお任せとなります。

  • [10]月野 輝

    2016/06/07-07:16 

    あ。
    よく考えたら、別にハイトランスしたまま茶トラに向かってもいいのよね。
    一組で向かえば、どっちでもいいかもしれないわ。
    その辺は考え方次第だったわ、ごめんなさい。
    とりあえず、笹ちゃんの希望聞かせてね。

  • [9]月野 輝

    2016/06/07-07:13 

    ふみぃ。

    >ボスの茶トラ
    アデリアさんがキジトラ担当で、瑞希さんは茶トラ以外を希望ね。了解よ。

    笹ちゃん達はハイトランスで手分けする予定はある?
    無ければボスの相手をお願いできないかなって。
    予定があるなら、私がハイトランスをやめてアルと一緒にボスに行くわ。
    何となくだけど、ボスは一組で対応した方がいいような気がするの。
    ボスって言うくらいだし、他の個体よりも強いんじゃないかしら、たぶん。

    >戦闘場所
    山小屋の周辺がいいんじゃないかしら。
    広場まで誘き出して町に被害が出ても困るかなって思うし。

  • [8]瀬谷 瑞希

    2016/06/07-00:45 

    みゃうみゃう。

    1組で一匹対応ですね。承知しました。
    私達は攻撃力が突出している訳ではないので
    茶トラ以外を担当させていただけると嬉しいです。
    (ボス相手だと倒しきれる自信があまりなくて)

    デミ野良猫さん達、杖を「ぼくのだいじなたからもの」と
    小屋の中に隠してしまっているかもしれませんね。
    餌を蓄えているので、杖も大事にしまっちゃうとか。
    なので小屋の近くで戦った方が良いと思います。
    この場合、屋根に昇ってからの攻撃には気を付けた方が良さそうです。
    軽やかに屋根に駆けあがりそうじゃないですか。
    もし杖を咥えて出てくる猫がいたら、その子だけは逃がさないように、ですね。

  • [7]手屋 笹

    2016/06/06-23:32 

    にゃーにゃー。

    改めまして手屋 笹とカガヤです。
    皆様、よろしくお願いします。

    >1組で1匹対応
    承知しました。
    柄は特別希望はありません。
    茶トラさんだけボスなんですよね…
    この子だけ必ず1組で当たった方が良いでしょうか。
    能力的に違いは無いのでしょうか。

    >逃走対応
    基本的に輝が仰ってるよう1匹に必ずどなたか付いている事ができれば大丈夫そうですね。
    あとは杖2本を取り返すのが目的なので、
    杖を咥えている猫さんが居たら必ずその子だけは止めた方が良いというくらいでしょうか?

  • [6]アデリア・ルーツ

    2016/06/06-21:54 

    にぅ。

    一組一体を担当。わかりやすくていいわね。
    私は賛成よ。
    担当するならキジトラを希望していい?
    一番好きなのよ。

    後は、
    ・山小屋の周辺
    ・釣鐘のある広場
    どっちに誘い出すか、よね。

    広場まで誘い出すのも大変そうだから。
    山小屋の周辺が、キャットフードばら撒けばいいだけで楽かしら。

  • [5]月野 輝

    2016/06/05-21:20 

    にゃごにゃご♪

    人数が増えてるわね、心強いわ。
    アデリアさんとシギさん、瑞希さんとフェルンさん、どうぞよろしくね。

    今回はやる事はシンプルよね。
    デミ・野良猫を退治して杖を取り返す。
    私達は猫の姿になっちゃうみたいだけど、ジョブスキルも使えるしコーデの効果も
    そのままだそうだから、問題は武器が爪と牙になってる事…くらいかしら?

    ちょっと心配なのが、戦ってる間にデミの中の一体が杖を持って
    逃走するって事があったりしないかしら、ってとこかしら、ね。

    なので一組一体を確実に受け持つようにして逃がさないようにするのはどうかしら。
    今の人数だとデミが1匹余っちゃうから、何だったらハイトランスで私も1匹受け持つわ。
    いざとなれば、らぶてぃめっとトランスも使えるから何とかなるかなと思うの。

    もちろん、もう一組来てくれれば、その方達に任せればいいと思ってるわ。
    どうかしら?

  • [4]瀬谷 瑞希

    2016/06/05-10:53 

    みゃーう。

    はっ。
    こんにちは、瀬谷瑞希です。
    パートナーはロイヤルナイトのフェルンさんです。
    えーっと、猫ですね。
    どうしましょう?(色々と困惑。
    とにかく、皆さま、よろしくお願いいたします。

  • [3]アデリア・ルーツ

    2016/06/05-08:15 

    にゃあ?

    じゃなかった。
    はじめまして、アデリアです。それと、シノビのシギくん。
    よろしくお願いしますね。

    猫になってでも戦うなんて。
    ウィンクルムって結構大変なのね。

  • [2]月野 輝

    2016/06/05-00:46 

    にゃおん?

    ととっ。
    こんばんは、月野輝とパートナーのアルベルトです。
    笹ちゃん、カガヤさん、お久しぶり、どうぞよろしくね。

    ひとまず挨拶だけでごめんなさい。
    また後で顔出しに来るわね。

  • [1]手屋 笹

    2016/06/05-00:22 

    にゃー。

    (待ちぼうけしている)


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