プロローグ
花散らす雨垂れは文字通り、刃になる。
儚ない美しさを、情け深い心を、切り裂く凶刃に。
******
年中温暖で安定した気候の『サクラウヅキ』の国にとって、たまの雨は『恵みの雨』だった。
柔らかな春雨は畑を潤し、ヨミツキの樹にも命と成長を与える。
その国に今、未曽有の危機が迫っていた。
「なんだ、あの雲……?」
サクラウヅキの城下町。
満開のヨミツキの中で、町人が足を止める。
東の空に、見たこともないような雲が見えたのだ。
雨雲、だろうか。
暗い紫色をした大きな雲は、この風向きなら恐らくは、この国の上空へ訪れる。
「しかしあんな嫌な感じのする雨雲、見たことが……」
ビシャアと轟音が響き渡ったのは、壮年の町人が見たことがない、と言いかけたその瞬間だった。
暗紫色の雲から、強烈な稲妻が落ちたのだ。
まるで悪意を叩きつけるような、不吉な音。
雷鳴と閃光の時間差から考えて、雨雲は随分と彼らの住むサクラウヅキに近いようだ。
耳の良い者は既に激しい雨音を聞いていた。
嵐が、このサクラウヅキに、来る。
******
「わたくしも手を尽くしましたがね、こうまで変化がないとなると……」
陰陽道というサクラウヅキに縁の深い術を志していると言う阿蝶(あてふ)と名乗った男が、A.R.O.A.を訪れた今回の依頼主である。
「何者かの呪いか、妖、物の怪の啓示か……と踏んでいたのですが。どうやらこの事案、そちらの……ウィンクルムの皆様の管轄のようで」
阿蝶が調査した情報によると、雨雲をおこしているオーガは二体。
それぞれ水、風属性で、二匹の力で天候を晴れ、雨、嵐と自在に操れるらしい。
ただし天候を操られるのは限られた範囲である。
しかしそれでも、故意に嵐を起こす程の力を持ったオーガ達である。
「更に悪いことに、オーガを屠っただけでは今回の件、解決とはいきませぬ」
暗紫色の雨雲は最早オーガの手を離れ、風に乗ってサクラウヅキに向かっているのだ。
「花散らしの雨、というのは、我らの国では禍々しいもの。大いなる絶望です」
サクラウヅキでは類を見ない程の嵐に襲われれば、ヨミツキは。
その繊細な枝や幹や、今が盛りと眩しいまでに咲く花は、雨の刃に切り裂かれ、雷に打たれ、根は腐ってしまう。
オーガの狙っているものは、美しいヨミツキの喪失によって生まれるサクラウヅキの人間たちの、深い悲しみと絶望の感情なのだろう。
「今頃の月の妖しい輝きが、太陽にすら影響を与えておるのかも知れませぬな」
阿蝶はため息を吐いた。
二体のオーガだけでなく、迫りくる雨雲の問題も解決しなければ、この依頼は達成したとは言えない。
パーティは阿蝶と共に首を捻るのであった。
解説
風属性、水属性の二体のオーガを倒し、
サクラウヅキに迫る嵐の暗雲を消すことが、
今回の任務の目的です。
1.オーガは二体で揃って行動します。
狭範囲ですが天候を操る程の魔力を持っていますので、
それなりの強さと対策が必要でしょう。
雨雲を作っているのみで、サクラウヅキの郊外から今は動かないようですが、
残忍な性格をしているため、一般人への被害などもわずかに考えられます。
2.雨雲を晴らしてください。
花散らしの雨がサクラウヅキを襲う前に、暗い紫色の雲を晴らす方法を実行していきます。
・天狗の扇
・てるてるぼうず
・神酒
・桜の杖
・雲読みの靴
これらの不思議な力の宿ったアイテムを、阿蝶など友好的な町民が必要とあらば貸してくれると言っています。
効果はあなたの使い方次第。これ以外にも何かアイテムがあるかも知れません。
解説は以上です。
ヨミツキと、それを愛する人々の心をどうか、護ってあげてください!
ゲームマスターより
窓の外では今、花散らしの雨が降っています。
個人的に雨は情緒があって嫌いではないですが、
この時期の、桜を台無しにしてしまう雨は少し苦手です。
そんなGMのような、桜の花が大好きな方向けのアドベンチャーエピソードになります。
初投稿のアドベンチャーエピソードですが、どうぞお楽しみください…!
リザルトノベル
◆アクション・プラン
上巳 桃(斑雪)
雨の日はゆっくり眠りたいんだけどなあ お仕事終わった後なら、花を見ながらのお昼寝もいいよね 滑り止めの付いたレインシューズとか曇り止め塗ったゴーグルを、私とはーちゃんの分用意していこう 周りが暗いようなら、マグナライトでみんな照らして、視界を確保 >戦闘 コネクトハーツではーちゃんに続いてオーガに斬りかかる でも神人の私は危険だと思ったら、精霊の足を引っ張りたくないし、すぐ後ろに引くね そんで魔守のオーブを展開 他に危険そうな人がいたら、すぐその人の側に行って、やっぱり魔守のオーブ サクリファイスはどうしてもはーちゃんがダメなときに限る >雨晴らし 基本、はーちゃんに任せちゃお 勿論てるてるぼうず作りは手伝うけど |
シルキア・スー(クラウス)
独自調査をした阿蝶さんにオーガの見分け方や行動の特徴を事前に聞いてみます(皆と情報を共有 それと雨雲晴らしの為、天狗の扇を貸してもらいたい 郊外に入る前にトランス 戦闘は後衛でサポートとして行動 戦闘は水属性オーガ優先と了解済 なのでフリーになる風属性オーガの動向に警戒 挟まれない様位置を警戒、皆に注意喚起 風オーガが攻撃する素振りなら皆に知らせたい 風オーガ戦はライトで視覚攪乱し近接攻撃する仲間のサポートしたい 敵の攻撃はシャイニングアローを盾にする 可能なら雨対策に盾を肥大化し皆が入る傘としたい 嵐は踏ん張る クラウスのMP不足にはディスペンサ使用 浄化の祈りを天狗の扇に込め二人で持ち、祓うイメージで雨雲に向け扇ぐ |
エセル・クレッセン(ラウル・ユーイスト)
「ヨミツキをめちゃくちゃにされるのは困るな」 持ち物 長靴 ゴーグル 双眼鏡 戦闘 できれば先にオーガの様子を偵察できるといいな。 トランスは偵察の後に。 水属性オーガから集中攻撃で、その間私とラルは風オーガの牽制。 私は風オーガの監視と、水オーガの相手をしている皆の邪魔をするようなら、前衛に出て気を引いてみる。 短剣「コネクトハーツ」の効果も使って?無理せず危ない時はすぐに下がるけど。 雨雲晴らし 【神酒】を使ってみるな。 嵐が来る方向にあるヨミツキの何本かに神酒をかけて、お祈り(浄化の祈り)してみる。 サクラウヅキの人たちのヨミツキを想う気持ちが顕れて、結界みたいに嵐を避ける助けにならないかな? |
オンディーヌ・ブルースノウ(エヴァンジェリスタ・ウォルフ)
阿蝶様にご協力いただき、一般人への被害対策として 決して戸外へ出ぬようにお声掛けいただきます 戦闘開始時トランス 髪は括り、忍装束、地下足袋、ゴーグルで風雨対策 戦闘 前衛 クラウス様のシャイニングアローの恩恵を受けつつ、ヒットアンドアウェイ 牽制と援護中心 連携して手数で攻撃し、多少なりとも攪乱できれば… 可能ならエヴァンのスキルを発動しやすいよう、疲弊した振りでもしてオーガの気を引きたいところですわ 皆を巻き込まぬよう危険のない範囲でですが 視界も足下も悪いでしょうから辺りの警戒も怠らぬようにいたしましょう 雨雲対策 天狗の扇で雨雲を払い霧散を狙ってみますわ わたくしはエヴァンがおこす風に浄化の祈りを込めますわね |
●始まりは、恵みの雨
依頼のあったサクラウヅキに到着した一行は、細い小雨の降りしきる中まずは阿蝶の屋敷へ向かう。
広い屋敷の其処此処に積み上げられた巻物に気を取られながら、召使に案内された部屋で、阿蝶は折り目正しく頭を垂れた。
「ようこそおいでくださいました、ウィンクルムの皆様」
「歓迎痛み入る。それで、彼奴らの動きはどうだろうか」
一同を代表して精霊『クラウス』が切り出せば、阿蝶はやや表情を陰らせて答えた。
「物の怪……いえ、オーガそのものに動きはありませぬが、雨雲は相当の大きさになってまいりました。それも、雨粒は時に岩をも溶かすものもある様子」
「えっ!じゃ、じゃあ今降っている雨も!?拙者思い切り浴びてしま……ハッ!主様は何ともないですかっ!?」
わたわたと神人『上巳 桃』を心配する『斑雪』を安心させるように、阿蝶が声を掛けた。
「心配は要りませぬ。今サクラウヅキに降りしは『恵みの雨』。ヨミツキにもあなた方にも、害にはなりますまいて」
「……だってさ、はーちゃん。これはふつーの雨だよ、ふつーの雨」
よしよしと桃が斑雪の銀の髪を撫でれば、「流石は主様!どんな時も冷静ですっ!」と目を輝かせつつ、斑雪が大人しくなる。
「とは言え雨具の用意をするに越したことはないみたいだ」
格子窓から外を眺めながら、『エセル・クレッセン』が言う。各々がそれに賛成し、時間に猶予もないため一度解散して、各自準備を整えてからサクラウヅキの出立門の前で待ち合わせることにする。
「どうか御気を付けて。頼みましたぞ」
再び頭を下げる阿蝶に、一行は強く頷いた。
●クラウスの調達
戦闘前に体を冷やすのは良くない、とパートナーである神人『シルキア・スー』を阿蝶邸に留めて、クラウスはひとり万屋を訪れていた。こんな雨の日に大変ですなぁと笑う愛想の良い商人にかたじけないと応え、二人分の雨合羽とゴーグルの代金を渡す。
店を出て、切れ長の目で東の空を睨めば、まさしく暗雲と呼ぶに相応しい不吉な塊が見えた。
シルキアを迎えに行こうと足を速めると、クラウスの瞳にふっと路傍の砂利が映る。
「……」
数個それを拾い上げ懐に仕舞った彼は、阿蝶邸へと急いだ。
●不思議なひとたち
阿蝶邸。
客間でクラウスの帰りを待ちながら、シルキアは思案していた。
(私にだってこの時間にも、できることがある筈)
「……シルキア様?どうなさいましたの?」
同じく精霊の留守番をしていた『オンディーヌ・ブルースノウ』の呼びかけに、シルキアは素直に自分の考えを示した。
「もう一度阿蝶さんのところへ、行ってみようかと思って。まだ聞ける情報があるかもしれないから」
シルキアの真剣な眼差しをうけて、オンディーヌも頷いた。
「でしたらわたくしも御伴しますわ」
******
「敵方の情報……ですか」
「どんなに小さなことでも構わないんです、どんな姿か、とか……分かる範囲で、もう一度教えてください」
阿蝶はシルキアの要求に自らの顎を一度擦り、手近にあった巻物を引っ張り出して広げた。
「……わたくしも対抗する手立てがない以上、雷雨の中近距離で確認した訳ではないことを始めにご承知ください。あれらオーガの形状、属性以外も同じ種類ではない可能性があります」
阿蝶曰く、体格は水の力を操っていたモノの方が大きく、風の力を感じたモノはそれに指示を出していたように見えた、と。
不確かな情報とは言え、実際確認して阿蝶の調査が当たっていれば、オーガを見分ける手掛かりになる。
「ありがとうございます、十分有力な情報でした。皆と共有しておきます」
新たな情報からオーガの種類を推測し、作戦を確認するシルキアの隣に控えていたオンディーヌが口を開いた。
「阿蝶様、わたくしからもお願いがあるのですけれど、よろしいかしら」
「なんなりと」
「この国に来てから薄々思っていたことなのですけれど……これからの戦闘に備えて、一般の方々は戸外へ出さないようにしていただいた方が、こちらとしても安心ですわ」
確かに店は通常通り営業しているし、恵みの雨に畑を管理している者も多い。
暗雲がかれらのもとへ至るのは最悪のケースと言えるが、凶暴性を露わにしたオーガが直接襲い掛かってくることも考えられる。
阿蝶は頷いて、直ぐにそのように致しましょうと腰を上げた。
「……それから、貴女方にはこれをお渡ししておきましょう」
阿蝶はシルキアとオンディーヌに、顔よりも大きな一枚の葉のようなものを差し出した。
「阿蝶さん、これは?」
「『天狗の扇』です。雨雲晴らしに必要だと思った時に、お使いください」
他の皆様はどうやらわたくしの助力なく『役目を持つもの』を手に入れたご様子。
ウィンクルムとはまた異なる異能の道を歩んできた阿蝶は、まるで見てきたかのようにそう告げて退出した。
オンディーヌとシルキアは不思議な人だ、と顔を見合わせた。
その彼女達も、周囲からすればとても『不思議なひと』だと言う者は、その部屋には居なかった。
●いざ、出発
「ふむ……。じゃあこれは買っておいて正解だったわけだな」
サクラウヅキ、出立門前。
シルキアからオーガの新情報を聞いて、エセルは首にかけた双眼鏡を手に取った。
「エセルが一度偵察をして、オーガの種類を確かめ、ビンゴなら作戦通りに動く。そういうことだな?」
彼女のパートナー『ラウル・ユーイスト』が問えば、しっかりと頷いたエセルに一行も賛成する。
「新品のレインシューズ……滑り止め塗ったから大丈夫だよね?」
おっとりと危機感の薄い口調で足元の確認をしている桃に、斑雪が自信満々の様子で薄い胸を張った。
「心配ないですよ主様!桜を苛める悪い雨も、主様を苛めるオーガも、拙者が全部やっつけます!主様が転んだってお助けしますよっ」
「うーん、私が心配してるのは、主にはーちゃんの方なんだけどなあ……」
緊張感に欠けるな、とため息を吐くラウルに、エセルが人知れず笑った。
●それぞれの、思いを掲げて
サクラウヅキ近郊。
ほのかに温かさすら感じた恵みの雨の気配も薄まり、空模様は段々と不穏になっていく。
「花散らしとは、なんと無粋な……」
『エヴァンジェリスタ・ウォルフ』は分厚い体躯を忍装束で覆い、ぐっと眉根を寄せた。
長い髪を普段より高い位置で纏めたオンディーヌと揃いの忍装束は、雨具の一つとして持っていた装備品の中から選んだ物なのだが、真っ先にそれに反応したのは斑雪だった。
「せ、拙者より忍者っぽい……」
「い、いや、斑雪殿。そのようなことはありませぬぞ……」
がくっと項垂れる少年をどうしたものかと、不器用に狼狽えるエヴァンジェリスタを暫し面白そうに眺めていたオンディーヌだが、やがて気まぐれに助け船を出すことにしたようだ。
「シノビとは忍んでこそ、ですわ。斑雪様の身軽な体格でこそ、できることもあると思いますわよ」
自分も決して鈍重ではないのだが……と思いつつも、ここは黙って彼女に賛同するエヴァンジェリスタの優しさで、なんとか斑雪は自信を取り戻す。
「ヨミツキをめちゃくちゃにされるのは困るな」
双眼鏡で偵察しながら、独り言のように全員の想いを改めて代弁したエセルの傍らで、さりげなく彼女の風よけになりながらも荒れる風向きを読んでいたラウル。
「……オーガは倒す」
ぶっきらぼうにも聞こえる彼の言葉に、エセルは思う。
(今ラルの青い瞳は、燃えているのだろうな)
青い炎の様に。少しのわだかまりを胸に去来させながらも、彼女の双眼鏡は敵の姿を正確に捉えた。
「……見えた」
阿蝶の言っていた通り、カエルの頭をした大柄なオーガに、魚の頭をしたもう一体のオーガが何かしら指示を出している。
「雨雲を作っているのか……。何にせよ、狙いやすい水属性の大きいカエルを狙う作戦で問題ないな」
双眼鏡を片づけ、代わりにゴーグルを着けたエセルに倣い、全員が奇襲作戦の態勢に入る。
「エセル」
ラウルが彼女を呼び、彼女も彼に応える。
『思いを現す為に。』
インスパイアスペルと共に交わされた一瞬の口づけ。
がつっ、と音を立ててぶつかった互いのゴーグルに双方目を瞠りつつ、ふたりはトランス状態に入る。
トランス特有の清浄な空気を感じながらも、横目で見つめあったシルキアとクラウスはそれぞれ装備したゴーグルをそっと外してから、トランスの儀式を行った。
『光と風、交わり紡ぐ先へ』
●荒れ模様
場所は遂にサクラウヅキ郊外、二体のオーガを肉眼で視認できる位置にまで至る。
トランス状態にあり透明な光を纏うクラウスが、シャイニングアローⅡを発動させる。
重い暗闇に灯る眩い光をオーガ達が察知し、意識を逸らした瞬間に桃と斑雪が動き出した。
『ネクタル』
幼い口づけとともにトランス状態に入った斑雪が、クラウスに気を取られている水属性のオーガに攻撃を仕掛ける。
しかし。
「……ふわっ!?」
強風に煽られて斑雪の軽い体は敵に届かず、慌てて後退する。
「ディーナ!」
「分かっておりますわ!」
『アヴァランシュ』
どこか艶美な口づけを交わしたエヴァンジェリスタとオンディーヌは、余韻を残すこともなく別方向へ動き出す。
オンディーヌは前衛のクラウスのもとへ駆け出し、エヴァンジェリスタは斑雪のフォローへ向かう。
前衛へ躍り出たクラウスとオンディーヌ、体勢を崩した斑雪とどちらを狙うか水属性のオーガが戸惑っているところへ、後ろに控えていた風属性のオーガが何らかの指示を飛ばす。
それにゲコ、と低く応じた水属性のオーガが酸性の唾液を飛ばした先はオンディーヌ。
すかさずクラウスが光輪でそれを弾き返し、カウンターに怯んだオーガはやや後ろへ下がる。
魔守のオーブを展開させた桃が、エヴァンジェリスタに先んじて斑雪のもとへ駆け寄った。
唇を噛む斑雪の小さな肩を両手で掴んで、桃が静かに語りかける。
「シノビとは忍んでこそ、でしょ。はーちゃん」
オンディーヌちゃんの受け売りだけどね?と首を傾げる桃に、斑雪は強い目で頷いた。
「オンディーヌさん!右です、避けて!」
シルキアの声に、反射的にオンディーヌは後方へ跳ぶ。寸でのところで避けた風属性のオーガの爪が地面を抉り、ほっと息を吐いたシルキアの近くでラウルが舌を打つ。
「風向きが悪すぎるな、下手に弾を撃てない」
「カエルの唾液とサカナ頭の近距離攻撃で、前衛もやり難そうだ」
決断は一瞬。
エセルはラウルを見つめ短剣『コネクトハーツ』を掲げた。
「私も前衛で相手の気を引く。ラルにも力を貸してほしい」
「……前に出る?足を引っ張るなよ」
ラウルが承諾し、エセルが双眼鏡をシルキアに手渡した。
「……わかった、援護は任せて」
真っ直ぐな眼差しで双眼鏡受け取ったシルキアに後衛を託し、エセルとラウルは泥水を蹴りながら駆け出した。
●一筋の光を探して
オンディーヌがトランスソードの刃を翻し、エヴァンジェリスタが後退する彼女に代わって牽制攻撃。それを凌げば桃のコネクトハーツに斑雪が素早い追撃。クラウスが二度目のシャイニングアローを発動させ盾になり、新たにラウルとエセルのコネクトハーツ。
唾液と爪の斬撃で消耗させ、尚且つ距離を詰めさせない二匹も、ここまで攪乱されれば当然隙が生まれる。
エセルの攻撃後の隙を狙い風属性のオーガが爪を振り上げたところを、シルキアが手に持つマグナライトの光で視界を奪い妨害した。
眩しさによろめくオーガとは別の、水属性のオーガを桃のライトが照らす。
しかし彼女の目的は目眩ましではない。
「……っはぁ!」
斑雪の影法師だ。
微かなシノビの気配は暴風に掻き消え、標的には届かない。荒れ狂う風を読みきりその流れに乗るように、オーガの背後を突いた斑雪が、桃の作り出した影を貫いた。
明確なダメージに、敵は濁った絶叫を上げる。
形勢逆転。
オーガの肉体にまで命中すれば致命傷だった斑雪の攻撃だが、水属性のオーガは瀕死ながらもまだ息がある。風属性のオーガが突然応戦を止め、相方の方へ駆ける。
その動きを不審に思ったシルキアが全員へ注意を促し、エヴァンジェリスタが斧を振りかざし進路を断つも、首を伸ばしたオーガは瀕死のオーガに長い舌、その先の鋭い針を突き刺した。
「……!?」
同士討ちかと思ったのも一瞬、ドクンと水属性のオーガの体が脈打つ。甲高い、カエルと言うよりは猛禽類のような叫びと共に、興奮状態になったそれが起き上がる。
「あの針は一種の強壮剤ですのね……なんて厭らしいのかしら」
嫌悪ともどかしさを呟きながら、オンディーヌは再び来る唾液の攻撃に備えた。
光輪を纏うクラウスを中心に仲間たちが武器を構える中、シルキアが注意を促す。
「みんな!カエルのオーガ、さっきまでと違うよ!何かを詠唱してる!」
詠唱するオーガを守るように、風属性のオーガも動きを変化させていた。
「雨雲が我らの上へ集まってきているな」
「阿蝶殿の言う岩をも溶かす雨……大きい一撃で片を付けるつもりですな」
暗雲の流れと周囲の不自然に溶けている岩を見て、クラウスとエヴァンジェリスタがその威力を想像する。
「時間稼ぎなんて、させませんわよ」
「詠唱が終わる前にやっつけましょう!」
「これ以上カエルやサカナに付き合ってられないもんね。雨の日はおうちでゆっくりするものだよ~」
オンディーヌ、斑雪と桃の声に、一行は戦意を高める。
ラウルは暗い空を見上げた。
「……雲を操ったせいか、風向きが良くなってきたな」
●決着
指示を出すことをやめ、攻撃に集中するようになった風属性のオーガは猛攻を繰り出すが、クラウスのシャイニングアローが有効な限り、カウンターを恐れることになる。
ならばと大胆に動いて攪乱しようとするのを、読んでいたとばかりにラウルのダブルシューターの弾丸が左右から封じる。逃げ場を失っただけでなく、連続で発射された銃弾の一発が風属性のオーガの左腕に命中した。よろけながらもオーガが光輪の範囲外に居た桃を狙えば、風に乗り背後に現れた斑雪の一撃が襲う。
「今度こそ、お命頂戴っ!」
やはり彼らの味方となった風向きに、ラウルは無言で口角を上げた。
くずおれ消え去るオーガの亡骸の向こうに、詠唱を終えようとしている水属性のオーガが居る。
邪悪な魔力の陣が形成されかかっており、前衛は皆攻撃範囲内。クラウスのシャイニングアローであっても、耐えられる威力ではないと本能で感じる。
「なれど、勝機はある!」
クラウスが素早く横薙ぎに腕を払う。
彼の手から手裏剣の様に放たれた砂利は、狙いを過たずオーガの頭に当たる。
そして、詠唱を一瞬遅らせたオーガの背後。
「おおおおおおッ!」
高く跳躍したエヴァンジェリスタのスパイラルアローを、遮るものは何もない。
オーガは断末魔もなく豪快に四散し、ウィンクルム達は各々勝利の達成感を噛みしめた。
●束の間の休息
「前衛は結構傷だらけだな」
トランスが切れる前にシルキアがクラウスの額に送った口づけでディスペンサを発動させ、その魔力でクラウスが展開させたサンクチュアリのフィールドで傷を癒されながら、一行は暫しの休息をとっていた。
エセルの言葉にシルキアが頷く。
「致命傷がなかったことだけは、安心したけど……ハラハラしたよ」
「傷を負うだけならまだしも、それが唾液の飛沫だなんて、つくづく嫌な敵でしたわ」
それぞれの感想を言い合いながら、誰ともなく空を見上げる。
「後はこの暗雲……か」
●桃と斑雪の雨雲晴らし
ひょいひょいと、サクラウヅキの国中にてるてるぼうずが吊るされていく。
「恵みの雨は止んでいたし、どんどん吊るしますよっ」
軽業師のように斑雪が次々取り付けられていく可愛らしいそれを、町人は呆気にとられながらも見守るばかりであった。
主様―!と屋根の上で手を振る斑雪に手を振りかえしつつ、桃はできたての桃饅頭にはむっとかぶりついた。
「ひたすら制作作業してたときは気付かなかったけど、いっぱい作ったよねー」
一通りサクラウヅキ全域にてるてるぼうずを吊るし終わり、桃も間食を終えた頃、斑雪が彼女の元へ駆け戻ってきた。
「お仕事完了ですっ!」
「おっつかれ~、はーちゃん」
東の空には未だ暗い雲。
それでも予感するあたたかな空気に、桃はふわぁとあくびをした。
「雨の日のくつろぎタイムは逃しちゃったけどさ、はーちゃん」
「主様?」
「雲が晴れたら、お昼寝……じゃなかった、お花見しようよ」
あとはみんなが、上手くやってくれるでしょ?
●エセルとラウルの雨雲晴らし
「ん、……よいしょ、と」
入国して間もなく、「引退後はウィンクルムの追っかけをやりたい」と語ったサクラウヅキのとある神社の神主から、何やらありがたいらしい神酒の入った大きな瓶を貰っていたエセルとラウル。
ヨミツキの樹の下で瓶を抱えたエセルは、不思議な翠色をした瓶を抱え直した。
「使うなら今かな、と思うけど。……結構重いな、これ」
「……貸せ、俺がやる」
見ていられないとばかりに横合いから瓶をひょいと取り上げたラウルが、暗雲に最も近い地域に植わったヨミツキ根元に神酒を撒いていく。
きらきらと、空気に溶けそうなほど透明なそれは、音もなく土に染みていった。
同時に立ち昇る酒気は中々にきつく、これはまだ学生の身であるエセルより自分が適任だったなと、ラウルは尚更に思った。
「これでいいのか?」
「うん、ありがとう」
ラウルには何も感じないが、エセルはここから何をすればいいのかを自然と感じ取ったようだ。
銀色の睫毛を伏せたエセルを、黙って見守るラウル。
と、不意にエセルが目を開いてラウルを見つめた。
「だめだ。ラル、君もだよ」
「俺は神人じゃないが」
「いいから、一緒に祈って」
彼女の真剣な瞳に逆らえないものを感じて、まあ祈るだけならとラウルも目を閉じる。
浄化の祈りは清められたヨミツキへ届き、そのヨミツキを愛するサクラウヅキの人々の想いを光に変える。
街中を飾り付けていたてるてるぼうずが、ひとつひとつ、桜色に輝きはじめた。
●シルキアとクラウスの雨雲晴らし
狼の耳をぴくりと揺らし、クラウスがサクラウヅキの方角を見遣った。
「……好い風を感じるな」
「うん、春の風、だね」
郊外に残留したシルキアとクラウス、オンディーヌとエヴァンジェリスタ。
この風は仲間の運んでくれたものだと、確信できる。それほどまでに今までのものと異なる風だった。
「この風を、あの雲に運べば……」
「ああ、試す価値はありそうだ」
手にした天狗の扇に、シルキアが祈りを込める。
彼女の白い手にそっと自らの手を添えて、支えるようにクラウスも想いを重ねた。
ふたりの起こす風を、天狗の扇がはるか上空へと運んでいく。
●オンディーヌとエヴァンジェリスタの雨雲晴らし
「雨雲晴らしに必要だと思った時、それが今……という訳ですわね」
こういうのはエヴァンの仕事かしら?とオンディーヌに手渡された瑞々しい葉の扇。最初こそやや訝しんでいたエヴァンジェリスタも、シルキア達を見てその効果を確信する。
「では、僭越ながら……」
エヴァンジェリスタの一煽ぎで豪快な風が起こり、オンディーヌがそこへ浄化の祈りを乗せる。
(まったく、こうも正反対でありながら……どうしてか、悪くないと思ってしまうのは、きっと永遠の謎、ですわね)
ふたつの異なる輝きの春風が天へ昇り、暗雲を突き破る。
光は暗雲を掻き消して、現れたのは美しい春の、青い空だった。
******
嵐来ずとも、咲いた花はやがて散る。
それはしかし、刃にはならず。
在るがまま風に乗り、よろこびを運ぶ標となる。
依頼結果:成功
MVP:
名前:オンディーヌ・ブルースノウ 呼び名:貴女、ディーナ |
名前:エヴァンジェリスタ・ウォルフ 呼び名:エヴァン |
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 一城 |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | 戦闘 |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 普通 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 4 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 04月07日 |
出発日 | 04月14日 00:00 |
予定納品日 | 04月24日 |
参加者
- 上巳 桃(斑雪)
- シルキア・スー(クラウス)
- エセル・クレッセン(ラウル・ユーイスト)
- オンディーヌ・ブルースノウ(エヴァンジェリスタ・ウォルフ)
会議室
-
2016/04/13-22:41
ひとまず皆様プラン提出、ですわね
>シルキア様
シャイニングアローについては「恩恵を受けつつ」と言う表現を取っておりました
元々あくまでも利用させていただくという形でしたので
こちらはご心配なく、行動予定に文字数を割り振ってくださいませ
上手く行くことを祈りつつ、出発を待ちたいと思います
改めまして、宜しくお願いいたします -
2016/04/13-22:26
私達の行動予定です
────────────────────────────────
シルキア
独自調査をした阿蝶さんにオーガの見分け方や行動の特徴を事前に聞いてみます(皆と情報を共有
天狗の扇を借りる
郊外に入る前にトランス
戦闘は後衛でサポート
戦闘は水属性オーガ優先と了解済
フリーになる風属性オーガの動向に警戒
挟まれない様位置を警戒、皆に注意喚起
風オーガが攻撃する素振りなら皆に知らせる
風オーガ戦はライトで視覚攪乱し近接攻撃する仲間のサポート
敵の攻撃はシャイニングアローを盾に
可能なら雨対応に盾を肥大化させ皆が入る傘に
嵐は踏ん張る
雨雲晴らし行動
クラウス
雨合羽とゴーグル用意
遭遇した敵と距離がある内にシャイニングアローⅡを発動させたい
事前情報と照らし合わせ敵の判別認識を皆と共有
前衛で盾役
致命的隙を作る事を警戒し、大きく動かない範囲で敵の攻撃受けたい
敵が天候操作をする素振りを見せたら石をぶつけ気を削ぐ
戦後仲間にサンクチュアリ使用
雨雲晴らし行動
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こちらも扇借りるつもりです
偵察の話が進まなかったのでこちらはプランで触れていません
このタイミングでごめんなさい
シャイニングアローについて
「皆さんへの攻撃を防ぐために動く」という行動は取りません
致命的隙を作ってしまう懸念がある様に思うので
なので皆さんの方で「敵の攻撃はシャイニングアローを盾にする」等の文言を入れてもらう必要があります
利用される方はよろしくお願いします
うーん、もっとうまく立ち回る方法が思いつかなくて…
プランは提出していますがぎりぎりまでチェックしています -
2016/04/13-22:23
私も一応プラン提出。
戦闘は前にいった感じで。
雨雲晴らしアイテムは神酒で書いてみた。
少し反応遅いかもしれないが、時間まではここは見ておくな。 -
2016/04/13-22:14
大体前に言ってたみたいな感じでプラン提出できたよ
でも、ギリギリまで微調整するね -
2016/04/13-22:13
-
2016/04/13-20:29
遅くなってしまって申し訳ありません
シルキア様、まとめをありがとうございます
とてもわかりやすいですわ
オーガの見分け方についても、阿蝶様へ尋ねるというのに賛成です
あとは一般人への被害対策として阿蝶様へお願いし、決して戸外へ出ぬようにお声掛けいただきましょうか
クラウス様のシャイニングアロー、頼りにいたしております、宜しくお願いいたします
エヴァンと共にわたくしも前衛で助力させていただきますわね
手数で攻めて、多少なりとも攪乱できればと考えております
エヴァンのスパイラルクローの成功のためにも、オーガの気を引く必要がありますので
雨具とアイテムについては個別でと言う点も了解いたしました
濡れても問題なく動きやすいといえば、地下足袋もありかもしれませんわねぇ
風対策の良い案は浮かびませんけれど、各自で工夫いたしましょう
エセル様の仰るのは、神酒が結界の役目を果たすかもしれない、と言うことかしら
凄く良い案だと思いますわ
わたくしは…そうですわね、分かりやすく天狗の扇で雨雲を払ってみようと思います
エヴァンの力で扇げば、良い風をおこせるやもしれませんものね
皆様がそれぞれアイテムを試し、相乗効果で良い結果を招くことを願っておりますわ
出発まではこちらを覗きますので、何か変更などあればすぐに対応できると思います -
2016/04/13-19:52
よーし、今から(←)プラン書きます。
はーちゃん片手斧で、私もコネクトハーツで近接狙い、で仮決定。
ただ、私は危なくなったらすぐに引くようにするね。
で、「魔守のオーブ」で力場を作るよ。
掲示板はなるべくちょくちょく見に来ます
>オーガの見分け方
なるほどなるほど。それもそうだ<阿蝶さんに尋ねる
>風対策
重りとかあれば跳びにくいかなと思ったんだけど、そうすると戦いにくくなるしねー。
>神酒をヨミツキにかけて
あー、なんかそれっぽい。
いいと思うよ。 -
2016/04/13-19:39
シルキアさん、クラウスさん、お久しぶり。どうぞ、よろしく。
まとめ、ありがとう。
ええと、ラルは最初は牽制だし、様子見て私も前に出ることにする。
コネクトハーツの効果を狙わないなら、前に出ても邪魔なだけだと思うから。
雨具と雨雲晴らしアイテムは個人行動、でいいのかな?
アイテムの使い方や効果の提案が必要って、オンディーヌさんが言うのもわかるよ。
神酒とか桜の杖、どうやって使えばいいか、私はよく分からないからなあ。
…神酒をヨミツキにかけて浄化の祈りをして雨雲を避ける、とかだろうか…? -
2016/04/13-17:56
連投失礼します
2体の属性の見分け方ですが、阿蝶さんが独自調査で見破っているので
見分け方や行動の特徴を事前に聞いてみようと思います
雨具と雨雲晴らしアイテムはみなさん個人行動でいいと思います
こちらの行動ですが、
シャイニングアロー発動して皆さんの先頭に立ち敵に接近していく感じでいいでしょうか?
敵との間隔は3mくらいを目処に接近かな
近ければ天候攻撃はしにくくなるのかと思うのですが、うーんどうかな?
クラウスは敵に付かず離れずの距離を保つ感じで動こうかと
私は敵に挟まれない様、風オーガの動向意識して注意喚起等しようと
他サポート行動を
今のところの考えです -
2016/04/13-12:51
現時点で出ている情報
書き出してみました
間違っていたらご指摘などよろしくお願いします
◆敵のいる場所
サクラウヅキ(昼の世界)の郊外
最初こっそり近づいて偵察する?
◆敵対応
水属性のオーガ優先攻撃
ヒットアンドアウェイが無難?
見た目か攻撃パターンで属性判断?
風属性は1体目倒すまで牽制
◇接近組
精霊
斑雪さん(接近攻撃※手裏剣に変更の可能性あり?
エヴァンジェリスタさん(接近攻撃
クラウス(壁とカウンター
神人
上巳さん(攻撃予定?
エセルさん(攻撃予定?
オンディーヌさん(戦闘へ参加して連携
シルキア(サポート系
◇遠距離
ラウルさん(敵の牽制
◆雨具用意?
カッパ
長靴
ゴーグル
◆雨雲晴らしアイテム
各自独自の使用法試す?
神人の浄化の祈り添えると効果↑かも
-
2016/04/13-09:14
ぐーすか寝てるあいだに人が来たっ
ばんざーい
>牽制
うーん…はーちゃんがスキル「陽炎」で分身出せるけど…出せるだけなんだよね。
>オーガ
水属性から、で、決まりだね。はーい。
私もコネクトハーツ使おうかな…。
あ、そういえば「魔守のオーブ」があった。こっちで守りに撤するってのもありかー…。
はーちゃんだけど、一応まだ装備は片手斧にしてある
遠距離攻撃の手裏剣のがよさそうなら教えてね
(手裏剣だと普通の攻撃力落ちるけど、攻撃系スキルは使えるようになるの)
>雨よけ
なるほどー、ゴーグルよさそう
特殊なアイテムじゃなし、プランに書いてみても損にはならないよね
>2のアイテム
こっちは個人行動で、神人それぞれでアイテム試してみてもいいんじゃないかなって思った
エセルさんの意見と一緒だね
目的が一緒だから、効果がかちあうことはないと思うんだけど…。
個人行動でいいなら、それぞれで希望いってもいい?
さしでがましく一番に希望いうなら…「てるてるぼうず」かな、勿論他のでもいいよ。
私、次にここ覗けるのは、夕方以降になっちゃうけど。ごめんね。 -
2016/04/13-08:08
えぇ、どうぞ宜しくお願いいたします
クラウス様のシャイニングアローⅡはカウンター系ですのね
援護としても守備としても使えるスキルのようですから、助かりますわ
では、シャイニングアローⅡの恩恵を受けつつ、ヒットアンドアウェイが一番無難でしょうか?
当初通りまずは水属性のオーガに集中攻撃
ラウル様には遠距離から風属性のオーガの牽制を
水属性を倒してから風属性へ集中攻撃、1体ずつ順に削っていく作戦
エヴァンのスパイラルクローは威力はあっても回避の可能性が高いので、敵の気を引く必要がありますから
皆様の戦闘の合間を縫うようにして仕掛けられたらと考えています
もちろん、わたくしも戦闘へ参加して連携できたらと思いますわ
2のアイテムについては、シルキア様のご意見に同意です
ただ(メタな話ですが)「効果は使い方次第」と特記され、効果が描かれていないということは
何かしらかアイテムについての使い方なり効果なりの提案記述が必要かもしれないと考えましたの
少し考えすぎてしまいましたかしらね
作戦について認識に齟齬がありましたら教えてくださいませ
また後程伺いますわね -
2016/04/13-01:41
しまった
サクラウヅキは昼の世界ですね
失礼しました -
2016/04/13-00:57
滑り込み参加失礼します
シルキアとライフビショップのクラウスです
属性は二人とも風です
上巳さんと斑雪さんは初めまして
エセルさんとオンディーヌさんは1度お会いしてますね
どうぞよろしくお願いします
こちらで出来る事はクラウスのシャイニングアロー(自動防御+カウンター)で
オーガの攻撃を防ぐ壁役ができればと思っています
向うは魔法職らしいですし、遠距離攻撃を持っている可能性もありそうですね
私は敵が逃げたりしない様挑発やライトで照明補助をと考えています
攻撃の方は皆さんにお任せしたいと思っています
防御壁が欲しい所に組み込んでもらっても構いません
雨雲晴らしは神人の浄化の祈りを込めて使用すれば何とかなるんじゃないでしょうか
自信はありませんが
まだ作戦を把握できていないので、読み込んでまた来ます -
2016/04/13-00:40
今、新しくご参加があったようですわね
シルキア様、クラウス様、どうぞ宜しくお願いいたします
確かに、ダブルシューターならば牽制に使えそうですわね
短時間でも効果はあると思いますわ
2のアイテムは、現地で使ってみるというよりも「効果は使い方次第」との情報がありますから
効果を予想(付加)して使用する方が宜しいのかもしれませんわね
例えば一番わかりやすいのは「天狗の扇」でしょうか
古来「天狗の扇」といえば、風をおこすアイテムと言われていますから
強風をおこして雲を吹き飛ばす・散らす、などですわね
同じく「てるてるぼうず」は雨避けですから、文字通り晴れにしてくれるかもしれません
名前からは想像がつかない物は、いっそ突拍子もない効果を狙うのも…有りかもしれませんわね
作戦自体はまだ提案させていただいただけですから、プラン提出までは色々と模索して参りましょう
他に良い案があれば、色々とご提案いただけるとありがたいですわ
できるだけ安全に、確実に遂行できる作戦にして行けたらいいと思っておりますので -
2016/04/12-23:42
オンディーヌさん、エヴァンジェリスタさん、どうぞよろしく。
来てくれて助かる。
うん、風属性のオーガを牽制できるといいな。
でも、ラルのスキルだと牽制に使えそうなのは…?
…ダブルシューターの解説に「弾着は両脇から迫り、敵の逃げ場を奪う」っていうのがあるんだよな。
これが、敵を移動させずにいられるっていう風に使えるなら、牽制にもなるかなあ??
たぶん一瞬くらいしかもたないかもしれないけど。
それから、確かに2の雨雲を晴らす方も考えとかないといけないよな。
使い方次第ってことは、アイテムを使う方法を考えればいいのかな?
何が効くか分からないし、皆で手分けして使ってみるか? -
2016/04/12-23:13
連投失礼いたします
出発までの時間もあまり残されておりませんので、少し考えていることを残しておきますわね
今回は雨、強風、そして雷の轟音も厄介かもしれませんわね
3組では2手に分かれる程の余裕もございませんし、同時にオーガを攻撃は了解いたしました
けれど、水属性のオーガを相手にしている間、もう一方の風属性のオーガが黙って見てるとは考えにくいですわね
連携して天候を変えているのならばお互い近くにいるのでしょう
誘き出し引き離せればかなり楽になりますが…手段も浮かびません
戦力が心許ないので不安はありますが、主力を水属性のオーガに集中し
風属性のオーガへの牽制にも人を割けると、より戦いやすいのではと思いますが如何かしら
エヴァンは残念ながら攻撃特化型で使えそうなスキルはないのですけれど…
斑雪様、ラウル様が現在使えるスキルで、牽制などに使えそうなものはございまして? -
2016/04/12-22:29
ギリギリになってからの参加で申し訳ありません
わたくしはオンディーヌ、水属性です
パートナーはエヴァンジェリスタ、こちらは土属性ですわ
戦闘力としてはあまりお役に立てないかもしれませんが、宜しくお願い致します
これまでの流れは把握いたしました、水属性のオーガへの攻撃から、ですわね
エヴァンは土属性ですので、相性は悪くないかと
ジョブもHBですから、先制して攻撃が当たれば大きいと思いますわ
…外れた時のダメージも大きいけれど
アイテム外はどこまで持ち込めるか不明ですけれど、プランに余裕があれば申請しても良いかと思います
申請が通れば有難いことですものね
2のアイテム類もかなり謎が多いですけれど、こちらについても少し考察を進めておく方が宜しいかしら? -
2016/04/12-20:28
>オーガを倒す順番
うん、オーガの属性は様子見ていれば分かりそうな気がする。
オーガのいる場所が分かっているなら、最初こっそり近づいて偵察するのもいいかもな。
じゃあ、狙うのは水属性のほうからにする?
うーん、私も足を引っ張る確率のほうが高い気もするけど、前に出てみるかなあ。
コネクトハーツの効果を狙って。
雨合羽は風がきついと逆に動きにくいかも?長靴はいいかもな。
視界の雨避けにゴーグルとかどうかなあ?
まあ、アイテムじゃない物は、持っていけるかどうかっていうのがあるんだけど。 -
2016/04/11-18:33
>オーガを倒す順番
あ、ほんとだ。一緒の属性だね。
とすると、水属性のオーガを先に倒した方が、私とエセルさんにとっちゃ安全かなー?
見た目で分からなくても、攻撃パターンで区別できるよね、たぶん。
ラウルさんがPGだから、今のとこ、はーちゃんは片手斧持って、近接戦してもらうつもり。
他に人が来たら変えるかもだけど。
エンドウィザードみたいなタイプか…そうかも。
だったら、一撃の威力が大きいけど、時間がかかるタイプかな?
私は…どうしよう。
マグナライト持ってるから、ある程度の灯りは確保できると思うけど。
懐中電灯だから照らせる範囲は狭いけど、真っ暗にはならないだろう(希望)から、これでどうにかなるといいなあ。
私もオーガ相手は自信ないけど、この人数なら、戦ってったほうがいいのかな。
あとは…そうだねー。長靴履いていくとか、雨合羽羽織ってくとか?
これぐらいしか思い付かないや。 -
2016/04/10-20:11
私はエセル・クレッセン。パートナーはプレストガンナーのラウル・ユーイスト。
どうぞ、よろしく。
属性かあ。ええと、あ、上巳さんたちと同じで、私が火でラルは風だな。
有利っていっても、私の攻撃力は雀の涙だと思う…。
うん、先にオーガ退治でいいんじゃないかな。雨雲作り続けられたら困るし。
速攻できるに越したことはないと思うけど、魔力が強い相手なんだよな。
ジョブでいうとエンドウィザードみたいな感じなんだろうか…。
二匹の力で天候を操るなら、片方を集中攻撃するといいかも?
ああ、それと、雨とか風の中で戦闘することになるとしたら、足元とか見通しとか色々悪そうだ。 -
2016/04/10-17:46
おっと、挨拶しそこねてるあいだに人が。
よろしくお願いします、上巳桃とシノビの斑雪ですっ。
えーと、おさらい。属性の関係は「風<火<水<土<風」。
うちだとはーちゃんが風属性だから、相性のいいオーガは特になし。
私は火属性だから、風属性相手のオーガとは戦いやすいけど、水属性のオーガは遠慮したい。
とにかく先ずはオーガかー。
速攻片付けた方がいいのかな?