プロローグ
旅の琵琶法師ホーワンは、多くの桜が咲き誇る丘にきていた。黒い和風の装束。清潔に剃られた頭。涼し気な顔立ち。
その瞼は常に閉じられている。彼の目に桜の色が映ることはない。それでも春の息吹を肌で感じとっていた。
案内役として、二人の村人がホーワンに付き添っている。
「そろそろ問題の地でございます、ホーワン殿」
「その素晴らしい琵琶の音色ならば、戦いで命を落とした武士も鎮めることができましょうぞ」
「いやー、はっはっは! まあ、それほどでもありますけど!」
「……」
「……」
「……ははは……」
一行の目的は慰霊と鎮魂。
野生の桜が色づくこの土地は、かつて強者達が激戦を繰り広げた合戦場であった。戦乱があったのは過去のことだが、今でもこの辺り一帯ではゾッとするような怪奇現象が続いているという。
せっかく桜が咲いていても、ここで暢気に花見などをする人影もなく……いや……。
(何か、いる)
ホーワンはいち早くその気配を感じ取った。
同行している村人二人を手で制して、ホーワンは神経を研ぎ澄ます。気配をもっと深く探るために。
集中は、怯えた村人の声で途切れてしまった。
「あれはコボルト……? いんや、頭に角が生えておる!」
「なんと! 刀を腰にさしておる……。これは危険だ! 逃げますぞ!」
デミ・コボルト。
村人達はそう言って、ホーワンの腕を引いて桜の丘から逃げ出した。
運良く全員、安全な場所まで無事に逃げおおせることができた。
が、ホーワンには今一つ腑に落ちないことがあった。
(……デミ・コボルト? はて? それにしては……)
オーガの瘴気とはまた別の、強く禍々しい気配を感じたのだが。
村人達がA.R.O.A.にオーガ退治の依頼を届け出る際に、ホーワンは自分が感じた不穏な気配についても説明した。
解説
A.R.O.A.がまとめた資料。
ウィンクルムは、これらの情報を自由に閲覧可能。
・デミ・コボルト
複数体出没。
犬の頭部をした獣人の姿をしている。
本来それほど強い敵ではないのだが、妙な刀を手にしているようだ。
居合わせた旅の僧侶は、ただのデミ・コボルトとは思えない気配がしたと警告している。
・桜の丘
野生の桜の木が多く生えている、なだらかな丘。いわくつきの合戦場の跡地。
森ほどではないが木が多く、やや見通しが悪い。また突風で桜吹雪が起こると、視界が極度に悪くなる。
任務当日の天候は晴れ。強い風が吹く可能性もある。
・目的
デミ・コボルトの討伐
*これより先PL情報
・戦闘の詳細
出没するデミ・コボルトの数は、参加者の組の数と同じです。
このエピソードに出てくるデミ・コボルトは、呪いの刀によってパワーアップしています。
戦闘中に、刀がデミ・コボルトにパワーを与えることがあります。刀効果は次の六種類です。
1:一番首
素早さに関わらず、この刀効果を発動したデミ・コボルトが先攻になる。
この攻撃は通常攻撃よりも威力が低く、命中精度が高い。
回避可能。
2:両断
防御力無視の攻撃。
回避可能。
3:三途の川
刀から放たれた霧状の妖気が地面を這う。その様はまるで川のようである。妖気の範囲内のデミ・コボルトに活力を与える。この妖気の霧はすぐに消えるので、互いに視界を妨げることはない。
範囲回復。
4:黄泉平坂
刀効果を発動したデミ・コボルトのHPが瞬時に0になる。そのラウンド終了まで、どれだけ強力な攻撃を受けても倒れずに戦闘を継続。三途の川の回復効果対象外。
ラウンド終了と同時に力尽きる。
5:五分の魂
カウンターの構えをとる。
呪いの刀が持つ効果のため、このカウンターによるダメージは、デミ・コボルトのHPが0になっても発動する。
必中。刀の間合いに対象がいない場合は不発。
6:六道輪廻
威力と精度の高い六連撃。
回避可能。
ゲームマスターより
山内ヤトです。
厄介な技を使う、ちょっと強めのデミ・コボルトが相手です。
呪いの刀についてPCが調べる場合、考古学スキルやオカルトスキルを持っていると判定に有利なプラス補正が発生します。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
手屋 笹(カガヤ・アクショア)
オカルトスキル5取得済 ・刀の情報収集 ホーワンさん、お久しぶりでしたね。 不穏な気配とは一体何なのでしょう …帯刀していたというデミ・コボルトについても気になります。 (カガヤの様子を見て)調べますよ。 →村の方へ合戦場のいわくについて話を聞いてみます。 ・桜の丘戦闘時 わたくしからは積極的にデミコボルトに接近せず 護符「水流宮」を展開し守りを固めます。 (事前に刀の情報を得られていない場合) あの刀結局何なのでしょう。 拾ってみましょうか。 カガヤ、行けますか? (カガヤ武器回収後、あるいは調べる事が可能な状態の時) 刀を眺めて調べましょう。触れても大丈夫そうであれば触れて。 分かった事があれば皆様へ急いで周知します。 |
日向 悠夜(降矢 弓弦)
ホーワンさんが感じた不穏な気配、かぁ 気を引き締めないといけないね ◆刀の情報 事前調査でのみ挑戦 戦闘中で他の挑戦者が全員失敗した場合は挑戦 可能ならホーワンさん等に気配の詳しい数を聞いておく デミ・コボルト捜索の際は風向きに気を付け 風下から桜の丘を目指す 桜の丘に入る直前にトランスを使用 敵の捜索中又は、発見した敵の総数が予定より少ない状態で戦闘に突入した場合 殺気感知で後方を警戒しておく 戦闘中は他の神人を守る様に位置取り、可能ならば風上をとる 敵の攻撃は基本盾で受けるのではなく受け流す様にして回避行動を心掛ける 弓弦のMPがガンアサルト1回程の量になった場合 敵に背を向けない様に、弓弦に接近しディスペンサを使用 |
ひろの(ルシエロ=ザガン)
資料に刀と、いわくつきの合戦場跡地ってあるから。気になる。 出発前に時間があれば、合戦場跡地の噂と。刀に関連した話が無いか調べる。 村に寄れたら、過去の怪奇現象についてルシェと聞く。 わかったことは、みんなに伝える。 戦闘では後衛。 護符を展開して他後衛の護りと、戦況の確認をする。 乱戦にならないように、位置を通達。 敵が刀以外、おかしなものが無いか確認。 刀だけなら、刀は不用意に触らない方がいいのかも。 伏兵と、回り込みの可能性を考え周囲に注意を払う。 上からの奇襲を警戒し、桜の木には近づかない。 届く距離なら、味方を神符で援護。 ルシェの怪我が私より多かったら、軽度でもサクリファイス。 その方が、たぶん治るの早い。 |
ルン(テヤン)
「妙な刀って聞くと、気味が悪いわよね……。早く、デミ・コボルトを倒さないと」 事前に村の人や周辺の施設で、妙な刀の事について尋ねたり、本や資料で調べる。 「何でもいいんです。例えば、その刀を持った時の代償で寿命が縮むとか」 出来なかったら、デミ・コボルトから直接奪う。 桜の丘でデミ・コボルトと会う前に、テヤンとトランス。 敵に遭遇したら、木や叢に隠れながら、クリアレインで背後から攻撃。 特に、カウンターの構えを取る敵には、積極的に射つ。 正面から射つ時は、デミ・コボルトの目を狙うわ。 逆に突然襲われる事になったら、咄嗟に叫んで敵の位置を知らせなきゃ。 敵が何かの拍子で刀を落としたら、すかさず近づいて奪い取るわ。 |
瀬谷 瑞希(フェルン・ミュラー)
合戦場へ行く前に近くの村で話を聞く事を皆に提案します。 文献で歴史も調べ、合戦記録に残る武将の特徴を把握(それに基づく刀かもと推測)。 村では合戦場の怪奇現象の詳細を聞きこみ。合戦場へ近づかないよう昔から伝承されている事がないかも聞きます。伝承の内容から刀の正体を知る手掛かりがあるかも。 判った事は全て他の人と情報共有し意見を聞きます。 (敵と会う前に刀情報をPC情報化するのが目的) 刀効果が1本に複数現れる懸念も皆に話し警戒注意喚起。 合戦場へ入ったらトランス。 杖でフェルンさんの攻撃力強化。 風向きに注意し友軍が風上に立つようにする。 フェルンさん負傷時はサクリファイスでダメージ負担をこちらにも貰います。 |
●その任務、いわくつき
血生臭い合戦場跡地とそこに現れた、刀を帯びたデミ・コボルト達。五組のウィンクルムが、桜の咲く丘でのオーガ退治を引き受けた。
「妙な刀って聞くと、気味が悪いわよね……。早く、デミ・コボルトを倒さないと」
『ルン』の言葉に『テヤン』も同意を示す。彼は特に、刀の回収時のことを気にかけているようだ。
「刀を回収して呪われるたぁ、洒落にならねぇ話よ」
「合戦場……いわく……ユウレイ…」
いつもは勇敢でハツラツとした『カガヤ・アクショア』だが、怖い話は苦手だ。ぷるぷる震えている。
こういった超常現象に詳しい『手屋 笹』はいたって冷静だ。
A.R.O.A.の資料に記載されていた刀と合戦場の情報に『ひろの』は興味を持った。
「ルシェ」
人見知りなひろのを『ルシエロ=ザガン』がサポートして、村人へ聞き込みをおこなうことにする。
「古戦場後……不穏な刀……。さて、何が出てくるかな」
考古学の知識を持つ『降矢 弓弦』は古戦場関連のことが気になる様子だ。
「気を引き締めないといけないね」
『日向 悠夜』は真面目な顔つきになる。
武装を確認する『フェルン・ミュラー』。メイン武器のフェザーアックスとは別に【脇差】骨削を携帯していた。
『瀬谷 瑞希』が仲間全員に向けて話しかける。
「合戦場へ行く前に近くの村で話を聞く事を皆に提案します」
今回は一刻一秒を争う事態ではないので、一時間程度なら調査に時間を割くことも可能だ。
ウィンクルム達は集合時間を決めて、村での情報収集をすることにした。
ルンは村人に刀について尋ねた。
「何でもいいんです。例えば、その刀を持った時の代償で寿命が縮むとか」
ピンポイントな例を出してみたが、村人は困ったように首を横に振る。
「ごめんなさい、そこまで詳しいことは知りません。というのも、普通の人間が妖刀を持ったところを見たことも聞いたこともないもので」
「そうですか……」
「ホーワンさん、お久しぶりでしたね。不穏な気配とは一体何なのでしょう」
笹は琵琶法師ホーワンのもとに向かう。
かつてホーワンはウィンクルム達の活躍で命を救われた。彼はその恩を忘れてはいない。聞き覚えのある笹の声に挨拶とお礼を述べた後、本題に入る。
「オーガの瘴気とは別の悪しき気配を感じました。合戦場に残る怨念のしわざかと思います」
「なるほど……帯刀していたというデミ・コボルトについても気になります」
ビクビクしているカガヤを引きずって、さらなる聞き込みに向かう。
「調べますよ、カガヤ」
「ひいい……」
合戦場跡地の噂。刀に関連した話。過去の怪奇現象について。ひろのが抱いた疑問点をルシエロが直接調べるという形で役割分担をした。
「桜の丘では、雑兵同士がそれはそれは凄惨な戦いをしたと伝えられておりますのじゃ」
村の老人がルシエロにそう語る。
「正式な文書の記録はなく、果たして戦を指揮した者にどんな意図があったかはわかりませんがのう……。ただこの村に言い伝えられているのは、二つの陣営の兵士は満足な具足も槍も弓も与えられず、ただ粗末な打刀だけを持たされて血みどろの白兵戦を強いられたとか……」
怪奇現象については、夜の合戦場で人魂を目撃したり恨めしげな声が聞こえた、といったものだ。
不気味ではあるが実害はないとルシエロは判断した。桜の丘にいくのは日中なので、多分人魂は出ないだろう。
悠夜はデミ・オーガの目撃者達に話を聞いた。
「依頼資料ではデミ・コボルトが複数いるそうだけど、もっと詳しい数は?」
「遭遇時に確認できた気配は、十です」
悠夜の声を聞きつけたホーワンがそう証言したが、一緒にいた村人達はそれを否定した。
「桜の丘にデミ・コボルトは十体もいなかった気がしますが……」
「そうですのう……。多くても五体といったところでございましょう」
「あれ? うーん、変ですねー」
盲目の琵琶法師ホーワンが肌で感じ取った気配は十で、普通の村人の目には五体のデミ・コボルトが見えた、と悠夜は解釈した。
限られた時間の中、瑞希は文献や合戦記録を紐解き武将の記録と照合する。
(……あてが外れたようです)
桜の丘で合戦が起きたのは事実だが、それは歴史の本に精密に記録されるほど重要なものではなかったようだ。書物での調査を早めに切り上げ、刀の伝承をメインに村での聞き込みへ移る。
すると、肝試しにいって人魂をまとった刀に襲われ命からがら逃げ延びた若者から話を聞けた。その時に人魂妖刀が使った六種類の技について、瑞希はメモをとる。
「刀効果が一本に複数現れる懸念も含めて、皆さんに伝えておきましょう。注意喚起は必要です」
調査開始から約一時間が経過。ウィンクルム達は村外れに集まって、それぞれ情報交換をおこなう。
生身の人間が妖刀を持った時の影響は不明。
オーガだけでなく、死者の怨念が関係していると思われること。
過去に起きたむごい戦い。
「村人が見た」デミ・コボルトの姿と「僧侶が感じた」気配の数の奇妙な食い違い。
妖刀の六種類の技と、瑞希の懸念。
情報を頭に入れたところで、ウィンクルム達はデミ・コボルトが出没した地点へと向かう。
●桜ひらひらと
戦いの場所に向かう際、悠夜の用心深さが役に立った。
「風が吹くタイミングまでは予測できないけど、吹く方向はだいたい同じみたいだね」
風下の方角から回り込み、桜の丘を目指す。
風向きは重要だ。悠夜が注意したことは、戦況を有利に運ぶという点で実はとても大きな意味があった。コボルトの鼻に嗅ぎつけられ、不意打ちされる事態を未然に防いでいる。
しばらく歩くと、群生する野生の桜が視界に入る。そろそろ問題の場所が近づいてきたようだ。ウィンクルム達はトランス状態へと移行する。
「数多の悲しみ、ここに集え!」
巨大なダイヤの幻影が砕けて、キラキラと破片が散る。ルンとテヤンは薄い桃色のオーラをまとった。
「君よ、共に歩もうぞ」
インスパイアスペルを唱えて、悠夜が弓弦の頬にキスをする。
「皆を、護って」
祈るように視線を伏せる瑞希。フェルンは彼女のこの表情が好きだ。
トランスする仲間達を見て、二名の精霊が何かに気づいたような顔をする。カガヤとルシエロは、それぞれの神人に問いかけるように話しかけた。
「笹ちゃん。使いたいジョブスキルがあるから、トランスをお願いしても良いかな?」
「ヒロノ。デミ・オーガはトランスなしでも倒せるが、オレはスキルは惜しまずに使用したい」
全員がトランス状態になり、桜の丘を警戒態勢で進んだ。
これから先はいつ敵と遭遇してもおかしくはない。
瑞希はこまめに風向きに注意した。強い風が時々吹いている。そのたびに視界を花びらが覆う。今のところ風向きは同じだ。
「見通しが悪い以上周辺には気を配らないと」
舞う花びらは綺麗だが、視界を遮る邪魔になる。カガヤは周囲を用心深く見回した。
「……」
ひろのは意識して桜の木には近づかないように移動する。上からの奇襲を警戒しているのだ。
ジャックオーボディを装備した悠夜は、周囲に殺気がないか探っている。
「……特に反応はなしだね」
敵を待つのではなく、テヤンは自分から行動を起こした。
地面にぜんまいを巻いた「オ・トーリ・デコイ」を設置。シノビのテヤンは忍法霞を使い桜の木立にまぎれる。そのまま木に隠れて偵察をおこなう。
やがて「オ・トーリ・デコイ」のもとに、わらわらと不気味な人影が集う。犬型の獣人コボルトがデミ・オーガ化した者。間違いない。村人の証言通り、妖しげな刀を腰にさしている。
この時点で完璧に姿を隠しているのはテヤンのみ。「オ・トーリ・デコイ」の使用について仲間に相談しておらず、この作戦行動の周知が不充分だった。テヤン以外のメンバーは満足な潜伏ができていない状態だ。
とっさに悠夜はデミ・コボルトを数えた。デコイのすぐそばにいるのが二体。デコイから少し遠巻きの位置にやや散り散りに立っているのが三体。多少位置がバラけている。
(五体……。村人の証言した数とはピッタリだけど……)
デミ・コボルト達は、姿が見えている九人に敵意を向けた。
間髪入れずに戦闘開始。
●妖刀狗肉
奇襲される神人や精霊を守るため、逆にその敵を奇襲して攻撃。それがテヤンの狙いだったが……。
常軌を逸した速度の攻撃が、デミ・コボルトの刀から放たれた。妖刀の技、一番首。テヤンは対応できない。
ターゲットはひろの。瞬速の刃が迫る。
「あ……あぶ、な……」
装備品の対オーガ性能が優れており、回避できた。
しかし、並のデミ・コボルトの攻撃とは到底思えないほどの鋭さだった。気を引き締めて戦った方が良さそうだ。
少し奇妙な点がある。ひろのは後衛で、手前には別の神人がいた。ひろのが狙われたのはただの偶然なのか……?
「ヒロノ!」
真っ先に戦闘態勢を整えたのはルシエロ。
プレストガンナーの弓弦との連携の兼ね合いで行動を遅らせる。
カガヤは【両手斧】春一閃をしっかりと構え、一番近くにいるデミ・コボルトにグリップビートIIを仕掛ける。
「はあっ!」
見事に妖刀を叩き落とす。
衝撃で地面に叩きつけられたデミ・コボルトは動かなくなった。ハードブレイカーの攻撃は絶大な破壊力を発揮する。
妖刀が一本落ちたが、まだ敵が四体残っている。敵の数が減って戦況が落ち着くまで、刀の回収は困難を極めそうだ。無理やり戦闘中に刀を拾おうとすれば、敵に大きな隙を見せることになるだろう。
笹は、護符「水龍宮」を展開し防御を固める。背中のスリーピィテディは……今回はぐっすり眠っているようだ。
ここで、残る四体のコボルトが動く。刀がカチカチと鳴り、コボルト達の喉から地を這うようなうめき声がこぼれ出る。
「ゴオ……カナ」
「グゥ……」
「ソ、く」
「……らめし……ヤ」
回避は絶対的なパーセントではなく、相手の命中との相対的な対抗値だ。仮にこちらの回避が100あっても絶対の安全は保証されない。敵の命中がそれを上回っていれば攻撃が当たる。
高性能の装備で身を守っていても油断は禁物だ。ウィンクルム達は真剣な顔つきになる。
ルシエロに接近するコボルト。
潜伏していたテヤンがすかさず手裏剣を放つ。素早さの順ではテヤンの行動はまだこないはずだが、奇襲狙いで潜んでいたためこのタイミングで動くことができた。
手裏剣は敵に回避されたが、ルシエロへの攻撃を妨害することに成功。
次に狙われたのは笹だ。積極的に敵に近づかずに守りを固めていた笹に、敵は猛然と向かってきた。
妖刀を手にしたコボルトは悪しき力で強化されている。攻撃を避けきれず、笹は腕から血を流した。
「う……っ」
痛みに顔をしかめて傷口を手で抑えた。怪我を負ったがまだ戦える。
(……なぜ、この順番でわたくしを? 襲う相手にこだわりがあるように見えますね)
直前にルシエロが狙われているので、神人狙いというわけでもなさそうだ。
妖刀はフェルンに向けられた。
まだアプローチ系のジョブスキルは使っていないし、見るからに堅牢なロイヤルナイトの精霊をわざわざ狙うのは、敵の動きとして不自然に思える。どうやら敵は独自の基準で攻撃する対象を決めているようだ。
フェルンは身構えたが、妖刀は勝手に空振りした。命中しにくい両断を使って失敗したようだ。
カガヤに妖刀が迫る。
荒々しく振り下ろされた刀は、カガヤをクレセントサムライボディごと両断せんとした。が……。
その時、ルシエロのポケットの中で【懐中時計】ボン・ヴォヤージュがカチリと音を立てた。
デミ・コボルトの手元が狂う。攻撃は失敗し、カガヤは無傷のままだ。
悠夜は風上を意識しながら、レイピア「ステノトゥース」と盾「食いしん坊なお化け」を構えて他の神人を守る位置に出る。
(敵が攻撃対象を選ぶ基準がわかれば、効果的な護衛ができるんだけど……)
次に誰が狙われるのかはわからない。
弓弦がクロスボウ「吼える動輪」を構える。四体のデミ・コボルトは散開しており、グレネード・ショットでの一網打尽は断念した。
コボルトは勝手に動いているが、ウィンクルム達は整然とポジションを維持している。そのおかげで、仲間の巻き込みまでは心配しなくても良さそうだ。乱戦状態を避けるために、後衛のひろのが気を配っていたこともプラスに働いた。
弓弦はラピットファイアで精度が増した通常攻撃二回で敵を射る。二体のコボルトが倒れ伏した。
ルシエロが動く。不意打ち対策にユニゾンを発動。
敵は二体だ。それぞれ別方向にいるので、近接武器の間合いでは一体までしか相手取れない。
(まあいい。その分、確実に仕留めてやる)
ルシエロの双剣「比翼連理」は、冴え渡った連撃でデミ・コボルトを華麗に斬り裂いた。
フェルンはプロテクションを発動。最後の一体になった敵に接近しながら、アプローチIIを使う。
気合のオーラが敵に届いた。
これで、敵のターゲットはフェルンに定まった。
(ミズキの聞き込みの成果で、敵は防御を無視した大技を使うことが判明している。両断には気をつけながら、味方のプレストガンナーへ攻撃がいかないように注意を引きつけよう)
「……」
護符「水龍宮」を展開しての防衛と、戦況の確認をおこなうひろの。
知性と直感力の高さから、ひろのはある仮説を組み立ててみる。
聞こえたデミ・コボルトのうめき声と、攻撃された者の順番とその装備。村で聞いた怪談。
妖刀コボルトは、装備の質が良い者から順番に襲っているのではないか。
ひろのは村で聞いた話を思い出す。
(満足な具足なしで、粗末な打刀だけを持たされて戦わされた……だっけ……?)
もしその推理が当たっているのなら、戦闘中の意思決定をおこなっているのはデミ・コボルト本体ではなく、刀に宿った合戦場の亡者と考えて良さそうだ。
瑞希は愛の女神のワンド「ジェンマ」を握りしめ、フェルンに力を送っている。
戦闘中も風向きに注意して、仲間が風上を陣取れるように声をかけるのも怠らない。
派手な攻撃役と比べ、サポート役はあまり目立たないが、瑞希はしっかりと自分の役目を担っていた。
鉱弓「クリアレイン」を携えたルンは、木に隠れながらデミ・コボルトの背後をとる。仲間の攻撃で敵の数が一体にまで減らされていたから、可能な行動だった。敵が多ければそれだけルンが避けるべき視線の数も多くなる。
(……当たれっ!)
「クリアレイン」から矢が放たれる。コボルトの背中に矢が突き刺さったが、倒し切るには傷が浅いようだ。
軽傷の敵を一体残し、戦いは次のラウンドへ……。
という時にだった。
桜の丘に突風が吹き荒れたのは。
視界が桜色に染まる。
ルシエロは不用意に攻撃せず、下がって敵と距離を置く。
カガヤは無理せず木の影に入る。
仲間のほとんどは、突風時の視界の悪さを情報で知っていながら無対策でいた。自然現象である風を止める手段はちょっと考えつかない。潔く諦めるのも選択の一つだろう。
敵であるデミ・コボルトさえも、桜の嵐の中では大人しく消極的な行動しかとらずにいる。
だがウィンクルムの中には、この突風を活用しようとする者がいた。
テヤンだ。
突風の中、敵味方を含めて唯一テヤンだけが積極的な勝負に出た。これは風が吹いている間、テヤンが大きく主導権を握ることを意味している。
風を背にして敵と向き合い、手裏剣「サクリティ」を投射。
発想を変えて不利な状況を味方につける。
他の者が立ち止まり退くような時に、一歩踏み出す勇気。
情勢を見定めて、失敗と破滅がしきりに手招きしている間をスルリとすり抜ける。
それができる者は卓越する。
風がやんだ。
桜の花弁が地に落ちて、視界が晴れていく。
ルンの矢とテヤンの手裏剣で弱っていたデミ・コボルトに、フェルンのフェザーアックスがとどめをさした。
依頼目的である、五体のデミ・コボルトの討伐を完了。
……問題は刀だ。
●刀鑑定
コボルトが倒れた後には奇妙な刀が残された。
すかさず近づいて刀を拾ったルンは、突如強烈な吐き気と悪寒に見舞われる。
「う……気持ち悪い……っ」
刀を手放してしばらく息を整えると、気分が楽になった。
「……ちょっとこれは、普通の刀じゃないみたい」
笹は慎重に刀を眺めて調べる。
具合の悪くなったルンの様子は見ていたが、試しに少しだけ刀に触ってみる。
「……やはり。質の悪い霊が憑いているようです」
刀に触れた手先には、言いようのない嫌悪感が残留した。
ひろのは、倒れたデミ・コボルトを確認した。刀以外、特におかしなものはない。
(でも……雰囲気が違ってる?)
感覚の話になってしまうが、刀を持っていた時はもっとおどろおどろしい気迫を漂わせていたのに、死んで刀を手放したら普通のデミ・コボルトと大差ないように見えてきた。
刀の所持とデミ・コボルトの変化を仲間に伝える。
弓弦は刀をじっくり観察。
「残念なのか良いことなのかわからないけど、この刀は数打物――量産品の刀だね」
刀の特徴などから、おおまかに年代を推測することができた。この地で合戦がおこなわれた時代と合致する。
瑞希は、仲間達を見回した。
「デミ・コボルトは倒しましたが、この刀はどうします?」
ウィンクルム達が調べた結果、次の点が判明している。
生身の人間が刀に触れるとそれだけで気持ちが悪くなる。
オカルトに関して最高レベルの知識を持つ笹が、悪霊の気配を察知した。ホーワンが十の気配を感じたのは、刀の悪霊も含めたからだろう。
ひろのの観察では、所持しているデミ・オーガを強化する可能性が高い。
この刀は量産品で歴史的にも美術的にも価値は薄い。
「放置するわけにはいきません。妖刀を無害化する必要がありそうですね」
笹がしずしずと前に出た。
僧侶のホーワンまたはA.R.O.A.に助けを求めるのも可能だったが、笹がいるおかげでウィンクルム達で対処ができそうだ。
神社が実家だから、という笹の生い立ちは関係ない。笹本人がウィンクルムとしての経験を積んでオカルトスキルを得たからこそ、妖刀のお祓いができるのだ。
笹が集中すると同時に、どんよりとした風が吹く。
生暖かい、嫌な風だった。
風の音にまじり、人の声が聞こえてくるような気がする。
それでも負けずに笹が念じ続けていると、風はじょじょに爽やかな春風へと変わっていき、風が収まる頃には五本の刀からおぞましい気配はすっかり消え失せていた。
ウィンクルム達は晴れやかな気持ちで、依頼の完了を告げに村に戻る。
依頼結果:大成功
MVP:
名前:日向 悠夜 呼び名:悠夜さん |
名前:降矢 弓弦 呼び名:弓弦さん |
名前:ルン 呼び名:ルン |
名前:テヤン 呼び名:テディ |
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 山内ヤト |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | 戦闘 |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 普通 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 03月20日 |
出発日 | 03月27日 00:00 |
予定納品日 | 04月06日 |
参加者
会議室
-
2016/03/26-23:58
-
2016/03/26-23:58
プラン提出しました。
事前調査は皆さまのスキルをとても頼りにしております。
戦闘時フェルンさんはロイヤルナイトなので敵の気を引き
射手の方が接敵されないようにします。
フォトンサークルで近くの人の防御を引き上げ。
敵からの攻撃は 敵の気を引いてますが出来るだけ回避を心掛け
敵の数を減らす事を優先に敵への攻撃は集中させると。
私はフェルンさんの補助を。
それでは皆さん、ご武運を! -
2016/03/26-23:48
プラン出しました、大幅でないなら修正も出来ると思います。
刀の事がわからない以上、当日はどうなるかわかりませんが、
攻撃は木に隠れながら奇襲。刀を落としたら、敵に拾われる前に拾う事を書いています。
テヤンは偵察と、他の皆さんが敵に奇襲される前に、奇襲する旨を書いています。
五分の魂の構えをするデミ・コボルトには、テヤンもあたしも攻撃をしかける予定です。 -
2016/03/26-23:48
-
2016/03/26-23:10
プラン仕上がりました。
情報収集は村の方へ直球で合戦場のいわく話について聞く事に。
情報が出なければ現物確保ですね。
刀効果への対応は
黄泉平坂、五分の魂→攻撃対象にしない
三途の川→気にしない
その他刀効果→回避
と大変大雑把になっていますがこんな感じでしょうか。
刀効果不明時はヒット&アウェイで確実に避けつつ攻撃、のようになっています。
何か入れ忘れ、気付いた点などありましたら残り時間少ないですが仰って頂ければと思います。 -
2016/03/26-21:39
ルシエロ=ザガン:
>第一撃
最初の一撃で削れるならそれに越したことはない。
弓弦、よろしく頼む。
>ルン
あれ以来会っていないんだ。
此方も気にしていない。気にするな。 -
2016/03/26-21:09
弓弦:
>風向き
敵を発見するまでは、コボルトの嗅覚で気付かれぬ様に風下。
敵と会敵してからは、突風による視界の遮りを軽減させる為に、風上に位置取りたいものだね。
>第一撃
ふむ…それなら、僕が請け負って良いかい?
グレネード・ショットという、爆散し周囲にダメージを与えるスキルがあるから味方への被害の心配のない今回の作戦にぴったりだと思うからね。 -
2016/03/26-20:59
テヤン:
>今は、敵が5体と理解している。
何かお互い解釈違いがあったみてぇだ……わかってんなら、いいけどよ。
>接敵前に射線が通る場合、遠距離職に第一撃を任せたい。
第一撃を任せる人は、(遠距離職なら)誰でもいいのか?
遠距離戦が出来るのは、ひろの、笹、弓弦さん、
フェルン(斧をブーメランのように投げられる場合)、ルン、おいら、だと思う。
そういやあ、事前に刀の何を調べるかまで具体的に考えてなかったなぁ。
伝承を調べるってぇのは、瑞希の[6]で読んでんだが。
おいら達は……禁止事項(持ち主の体に起こる代償など)でも調べるかな。
ジョブスキル使うとしたら、忍法霞を使って、敵への偵察と奇襲をかけるかもな。
……他に何か欠けてる所ねぇかなぁ(頭をかきながら、あらゆる作戦を考えている)。
ルン:
それと……忘れてごめんなさい。
ひろのさんとルシエロさんは一昨年の夏(花火を守って!)、ご一緒していました。
次からは、本当に初めての依頼だったか、考えて発言します……。 -
2016/03/26-12:38
ルシエロ=ザガン:
>風向き
敵と接触する前に確認は出来るだろうな。
木々の配置でも変わると思うが。
>戦闘方法
[10]で瑞希が言うように、デミ・コボルト側に遠距離攻撃の手段はない。
なら、接敵前に射線が通る場合、遠距離職に第一撃を任せたい。
その際は、オレの最初の行動をその攻撃後に回す。
>事前調査
収穫があれば情報を共有する、そういった形で書いておく。 -
2016/03/26-11:03
誤解を生む表現になっていたようです、ゴメンナサイ。
[6]の発言の時、私は敵デミ・コボルトの数を10体だと思っていたのですが、
[8]手屋さんの発言で敵の数を勘違いしていた事に気が付きました。
今現在、私は敵の数が5体と理解しておりますのでご安心ください。
「刀1本につき1効果しか出ない」ならば5種類の効果しか出ませんが
(何か1種は絶対出ないという事になる)
上記の場合よりも「どの刀にも全ての効果がランダムで発現」の方が
敵としては厄介な存在になります。
思い込みで自分達に有利な(楽な方)で考えず、厄介な場合を考慮に入れて
敵への対応を考えたいという自分への戒めでの発言ですね。
あと一つの可能性としてこういう事も考えられる、との提示です。
ただ、敵刀効果発現の場合分けで対応を記述していくと
文字数足りなくなるのでどうしましょう・・・と思案している所です。
防御力で耐えるより回避した方が良いのかしら、とか。
色々と難しいので悩みます。 -
2016/03/26-00:42
テヤン:
連続投稿、失礼するぜ?
瑞希。デミ・コボルトは、参加者の組の数と同じって書いてあっから、今回は5体じゃねぇか?
>敵の数が最大5体で刀の効果は6種類ですか。
「1本の刀には1種類の効果しか出ない」と考えていたのですが、
これだと「1本の刀が複数効果を持つ、発現は6種の中からランダム」
と考えた方が良さそう。この場合、敵個体の区別はあまり意味がないですね。
どっちにしろ、調べねぇとわかんねぇぞ。
上の解説文だと、1本で1つの効果かもしれねぇし、6つ全ての効果を持ってる可能性もある。
デミ・コボルトを倒す順は、流石に考えた方がいいな。
おいらは、3や4の効果を使う奴は厄介な事になりそうたから、真っ先に倒したい考えだ。
後の事は……よくわかんねぇな。可能性はあるんだろうが、 -
2016/03/26-00:11
あ、はい。皆さん、よろしくお願いします(改めて全員にお辞儀をする)。
今回の依頼では、全員初めてご一緒すると思います。
>デミ・コボルトから現物の刀を獲得するのは
事前の情報収集で情報があまり出なかった場合の最終手段で良いでしょうか。
あたしは、それでいいです。
本来は、デミ・コボルトから妙な刀を直接奪えば、その場で調べられますけど……。
その間に襲われる可能性もあると思いました。
それなら、事前に調べられることは調べておいて、皆さんと情報共有した上で
デミ・コボルトの討伐に向かった方がいいかな、と。
でも、事前に調べるだけなら……そうですね。
文字数と相談しながら、どこまで調べるか考えます。
突風は、どう吹くかによっては味方につけられると思っています。
追い風なら、飛び道具で風向きに沿って攻撃したら当たるかもという解釈です。
-
2016/03/25-23:47
デミ・コボルトは5体ですね。
私、少し勘違いしていました。参加人数と同じ10体とか思いこんでました。
敵の数が最大5体で刀の効果は6種類ですか。
「1本の刀には1種類の効果しか出ない」と考えていたのですが、
これだと「1本の刀が複数効果を持つ、発現は6種の中からランダム」
と考えた方が良さそう。この場合、敵個体の区別はあまり意味がないですね。
先にどの個体を優先に倒すか考慮しなくても良さそうです。
早めに感違いに気が付いて良かった。手屋さんの発言のお蔭です。
有利と考えられる点(早めにPL情報をPC情報に出来れば考慮が可能)
◆数的優位はこちらにある。
◆敵側は遠距離攻撃が無い。
こちらには、敵の間合い外からの攻撃手段(遠距離攻撃)がある。
でしょうか。
味方の射手へ、敵を近付けさせないようにした方がいいですね。
単体で出現する利点は敵に無いので、複数で出る可能性が高いです。
刀がデミ・コボルトを操っている可能性があります。
刀に触れた人は、その刀からの精神的な浸食をうける可能性もありますね。
簡単に言うと呪われる(操られる)とか?
あと気になるのは刀に回復系効果がある事。これは一撃死しない場合に意味が出ます。
デミ・コボルトの肉体的強度(HP)も強化されているのか?
長期戦にならないようにしたいのですが。
-
2016/03/25-23:29
ルンさんとは…初めましてかな?よろしくお願いするね。
瑞希さんもよろしくね。
>刀の情報
なるほど、事前に調べるのは良いかもしれないね。
勿論、「急を要した」などで必ずしも調べられるか分からないから…敵と相対して調べる旨はきちんと忘れずに入れておかないといけないかな。
戦闘中に行う場合、スキルがあってもなくても刀に対する情報判定は出来るから、スキルが無くとも文字数に余裕があれば挑戦してもいいかもしれないね。
>刀の効果
これは、私たちが刀の情報を得た前提の話になるけれど…
「5:五分の魂」持ちのデミ・コボルトが居た場合は、遠距離攻撃でカウンターを不発に出来る弓弦さんがなるべく狙う様にプランに入れておこうと思っているよ。
>合戦場
突風と、視界の悪さかぁ…。
視界が悪いと使えないジョブスキルもあるから、気を付けないとだね。 -
2016/03/25-22:03
瑞希さん、ルンさんも新たによろしくお願いします。
これで出現するデミ・コボルトは5体になりましたね。
>事前に村などで合戦場の情報収集
自分でびっくりするほど真っ先に脳筋な意見を申し上げていた事が恥ずかしい…
AROAにやってきた村の方からもコボルトが帯刀していたことは聞けそうですし
ホーワンさんの話もありますしで、ひろのさんの仰るとおり
刀を切欠に調べる事は出来そうですね。
デミ・コボルトから現物の刀を獲得するのは
事前の情報収集で情報があまり出なかった場合の最終手段で良いでしょうか。
あとさりげなく、合戦場に状況も注意ですね
>森ほどではないが木が多く、やや見通しが悪い。
また突風で桜吹雪が起こると、視界が極度に悪くなる。
任務当日の天候は晴れ。強い風が吹く可能性もある。 -
2016/03/25-21:55
お久しぶり、です。(瑞希さん達と、ルンさん達に小さくお辞儀
>遭遇する前に刀の事をざっと把握
敵を知り、己を知れば、ですね。(頷く
ホーワン、さん? の、感じた不穏な気配と。
瑞希さんの言うように『過去に戦乱の有った合戦場』。
村の人が見てる刀の情報から調べれば、何かわかりそう、です。
行く前に、調べる時間があるなら。私は、調べようと思います。
無理でも、村で怪奇現象について。聞けたら、少し聞きたいです。 -
2016/03/25-20:12
こんばんは、瀬谷瑞希です。
パートナーはロイヤルナイトのフェルンさんです。
アドベンチャーエピソードの経験が少ないので、
皆さま、ご指導の程、よろしくお願いします。
私達は考古学・オカルトスキルを持っていないので刀の詳細は判りかねます。
皆さまが頼りです。
できれば敵に遭遇する前に刀の事をざっと把握しておきたいので、
出立前に文献資料等で刀の事を調べて行くことを提案します。
『過去に戦乱の有った合戦場』ですから
歴史的文献・伝承を調べれば、合戦に使われた武器(刀の詳細)が判るかもしれません。
PL情報で出ている刀情報を、現場に行く前にPC情報として得た方が
いざ敵が出た時に対応しやすくなります。
近くの村で伝承を調べる事も有効かと考えます。
考古学・オカルトスキルの高い人の方が有用な情報に気が付きやすいので、
私が調べるより、スキルを持っていらっしゃる方達に出来ればお願いしたいです。
あと、敵の数が多いので、出来るだけ早く敵の数を減らした方が良さそうです。
どの敵を優先して倒すべきか、考えた方が良いかもしれません。 -
2016/03/25-01:48
初めまして、ルンと、シノビのテヤンです。
よろしくお願いします。
スキルと判定の関係は、あたしはどう答えていいかわからないです。
でも、考古学とオカルトでそれぞれスキルを持っている方がいるのは心強いです!
先輩お二人にお任せしてもいいですか?
協力が必要なら、片方か両方のスキルレベルを2まで上げられます。
あたしは弓による援護攻撃、テヤンは、やや見通しの悪い木々の偵察と、
デミコボルトの位置を知らせる役をしたいと思います。
一気に出現した場合は別として、
もし、1体で遭遇した場合は、先輩達の所まで誘い出し、皆さんで集中攻撃をかけられないか考えています。
そうしたら、呪いの刀も奪う事が出来るかなって。 -
2016/03/24-19:52
ひろの、と。ルシエロ=ザガン、テンペストダンサーです。
よろしく、お願いします。(改めて小さくお辞儀
えと、オカルトスキル2と、考古学スキル1を持ってますけど。
二人より、スキルが低いから……。後ろから、戦況を見ようと思います。
戦闘中に調べるなら、不意打ちされたら。嫌だし……。
デミ・コボルトは『参加者の組の数と同じ』ってあるけど。(視線を彷徨わせ
そうですね。油断は、禁物です、ね。
刀を手に入れるなら、様子見無しで。まずは一体倒し、ます? -
2016/03/24-10:41
手屋 笹と精霊のカガヤです。
皆様よろしくお願いいたします。
呪いの刀を調べる場合、わたくしはオカルトスキル5がありますのでお役に立てるかと。
判定が入る以上運が悪いとスキルがどれだけあっても駄目な場合もあるのでしょうか…?
呪いの刀は現物を調べる場合、
1体は自力で倒して刀を手に入れる必要があるのでしょうか?とりあえずここまでで。 -
2016/03/23-20:32
こんにちは、日向 悠夜です!
パートナーはプレストガンナーの降矢 弓弦さん。
今のところは見知った顔で安心したよ…よろしくね!
妙な刀を持ったデミ・コボルトかぁ…デミオーガとはいえ、気を引き締めないといけないね。
考古学スキルレベル2を弓弦さんが所有しているから、刀を調べる時、少しは力になれると思うよ。 -
2016/03/23-07:18