プロローグ
「やあ」
気さくな声。A.R.O.Aバレンタイン支部の受付娘が書類から顔を上げれば、黒みの強い茶髪の青年がいた。
受付娘は目をパチクリさせた後、椅子を勧めた。立たせたままでいい相手ではないからだ。もっとも、そのことを気にするような人物ではないのだが。
「どうかなさいましたか、ジャック王子」
青年――バレンタイン伯爵家の次男であるジャック王子は椅子に腰掛けると、すぐに話を切り出した。
「ショコランドで不審な人物の目撃情報が相次いでる」
自治色の強いバレンタイン伯爵領を成り立たせているのが『ショコランド』の存在だ。
バレンタイン城の裏の丘から繋がる異空間『ショコランド』はお菓子でできた世界。湖や植物だけでなく、生き物ですらお菓子ということも珍しくない。
そんなショコランドの住人の多くは小さな妖精や小人で、人と同じ身長の住人はごく僅か。だからこそ、そういった存在は目立つ。
「黒いマントの女らしい。動物に近寄ろうとしてるところを住人が見かけると慌てて逃げてくって話なんだ」
ショコランドへの立ち入りは制限されている。ウィンクルムを含む、伯爵の許可を得た者しか立ち入りを許されていない。
許可があるのであればこういった不審な行動は取らないはず。となれば、やましいことがある人間。
受付娘には心当たりがあった。ジャック王子に一言入れてから席を立ち、すぐに戻ってくる。
分厚いファイルをパラパラとめくり、目当てのページを開いてみせた。ついさっき、諜報部より来た情報だ。
「マントゥール教団の、かなり下っ端なんですが」
本名かどうかは分からないが、ピンクと呼ばれているその女。より上の人間やオーガに認められたいという意欲が強いのか、単独で計画を立てて行動を起こしてばかりらしい。
そんな行動力があるピンクが下っ端たる所以は、計画が穴だらけという一点につきる。しかし、妙なところで勘の良さを発揮する上に逃げ足が異常に早く、ウィンクルムが駆けつける前には逃げているので未だ捕まっていない。
「去年の春にブリアンヌ伯爵夫人が捕まったことで、活動の為の資金稼ぎをすれば認めてもらえると考えたんでしょうね。一攫千金を狙ってるんです」
そのピンクの姿をここ、バレンタイン地方で昨日目撃したという情報があったのだ。黒いマントで体を覆っていたということと合わせて考えれば、ショコランドの不審者はピンクに違いない。
『一攫千金』を夢見るピンクがショコランドの『動物』に興味を示している……となれば。
「ショコランドの生物の密輸が狙いでしょう」
導き出した答えに受付娘は渋面を浮かべた。ジャック王子は呆れたように息を吐いた。
動物の密輸なんて気分がいいものではないというのもあるのだが、それが出来ないことをジャック王子は知っている。
「ショコランドから出たらただのお菓子になるのにな」
「ですよね」
間抜けなピンクの計画はやはり穴が空いているようだ。
とにかく、手を打たねばならない。マントゥール教団員ともなればオーガが出てくるかもしれない以上、ウィンクルムが動くのが良策だ。
「では、ウィンクルムに巡回を要請しておきます」
「頼む。……あ、忘れるところだった。これ」
そう言ってジャック王子が差し出したのは不審者の目撃地点を記した地図だ。
これで巡回する地域をかなり絞れるようになったのだが、受付娘はあちゃー、と言わんばかりの顔をした。それを見たジャック王子、申し訳無さそうに目を逸らす。
「なんとかなるだろ。……多分」
「い、いやぁぁぁぁぁ!? なに、なになになに!?」
黒マントの教団員ことピンクはパニック状態で悲鳴を上げる。
ばたばたと踝までのスカートをマントごとばたばたと払い、足元にまとわりついてくる『生き物』を追い払おうとする。しかし、そうすればするほど、その『生き物』がわらわらと湧いてくるという事態。
「シャー、フシャーーー!!」
ピンクが抱えるキャリーバッグの中では猫が威嚇している。ピンクと『生き物』の両方に対して、である。
ブルーハワイのアイスの実から生まれる『氷ネコ』を捕まえ、ついでに噂の金平糖もゲットしたピンクは急いでショコランドから出るべく、最短ルートを走っていた。
黒く染まったこの金平糖と『氷ネコ』を売った金を上の人間に献上すればきっと喜んでもらえるとウキウキしていたのだが――ルート選びが悪かった。
砂糖の砂漠を突っ切るというルート。砂漠なので足場が悪く移動しづらいというだけで危険な生き物はいないのだが、あくまでも男性であった場合に限る。女性、しかもスカートを履いていようものなら……。
「なになに、なんなのこいつら!? こっち来ないでよぉぉぉ!!」
白い直方体から生えた手足でしゃかしゃかブリッジ移動する『オトーフ』なる生き物を呼び寄せてしまうのである。ショコランドの生き物の例に漏れず、オトーフも牛乳寒天のぼでぇを持つお菓子の生き物だがおかしい生き物ででもある。
何がおかしいかというと、女性のぱんつを見ることに執念を燃やすという残念な生体である。おっぱいにも食いつくし、ちょっとした痛みなら悦ぶ。そんな変な生き物がピンクにうじゃうじゃと纏わりついているのである。
そのお陰でウィンクルム達が到着するまでピンクは移動も出来ず、入手した怨嗟の金平糖もバラバラ落としてしまっているわけだが。
さて、これからどうしようか?
解説
●すること
氷ネコの救出
ピンクの捕縛は成功条件に影響しません。
また、ピンクが落とした『怨嗟の金平糖』はプランに記述がなくとも浄化する流れになるのでご安心を。
オトーフが落ちてる金平糖を食べることもありません。
●状況
ピンクの周りにオトーフが8匹。うじゃうじゃしてます。
氷ネコはキャリーケースの中。
キャリーケースは簡単に壊れますが、オトーフの群れのど真ん中で開放すると多分可哀想なことになります。
砂糖の砂漠はとても動きにくいです。
さくさくと動くにはオトーフになるしかありませんが、オトーフにはなれないので諦めてください。
要するに対策は出来ないということですね!
氷ネコは、救出したら砂漠じゃないところで逃がしてあげてください。
落ち着いていたらちょっとだけ遊んでくれるかも。
●なまもの
・氷ネコ
inキャリーケース。状況が状況なのでとても興奮しています。
落ち着いた状況で女の子がキャリーケース越しにでも宥めてあげれば大丈夫でしょう。
・オトーフ
ぱんつとおっぱいと痛いのが大好きな変態アニマル。
ぱんつはピンクでレースが好きですが、割と何でもいけます。
・教団員ピンク
オトーフに囲まれてパニックになっていますが、オトーフから解放されるとせっせか逃げ出します。
氷ネコのキャリーケースを抱えています。
ゲームマスターより
タイトル通りです。
皆さんのぱんつをお待ちしております。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
夢路 希望(スノー・ラビット)
格好: ぴっちり系トップス(胸B)×ハイウエストのジャンパースカート ピンクでフリルの清楚系ぱんつ 心情: 氷ネコさんを助けるため、オトーフさんの目に留まるように、と勇気を出して着てきましたが …上手く誘えるでしょうか 行動:囮 少し恥ずかしいけど、スカートの裾を摘んでひらひら 反応薄ければおずおずとたくし上げてみる 寄って来てくれたら勢いに驚きつつも安堵 少しの間、一緒にいてね 屈んで語りかけ よじ登ろうとする子(胸好き)いれば丁度いいので戻らないよう抱っこ 足元にいる子達からの視線に段々恥ずかしくなりもじもじしつつ踏まないよう注意 氷ネコ救出後は優しく声掛け<動物学、メンタルヘルス 怖い思いさせてごめんね もう大丈夫だよ |
藤城 月織(イリオン ダーク)
トランス無 印は手袋で隠 水色と白の爽やか縞パン 氷ネコ奪還と同時進行でオトーフ誘導作戦 ミニスカでチラリを考えるが 羞恥と躊躇いに手が止まる ぅきゃっ! すっ転び 意図せず豪快なパンチラ(モロ? 音速で起き上がり裾押さえ赤面 イリオンさん、絶赦ッ! 絶許じゃなくて絶赦ッ!! もういい、オトーフと戯れる! オトーフちゃん、おいでおいで~(ヤケ 見えそうで見えないペタンコ座りでオトーフを侍らせ ぷるぷるぼでぇを強めに突いて戯れる しゃかしゃか素早いオトーフを見て (特殊騎乗を持ってたら、これに乗れるかなぁ 一応確認ですが、見てない…ですよね? …っ(顔覆い そう言うなら黒のれぇすとか買ってください、今回の報酬で! …っ嘘です…無理っ |
風架(テレンス)
オトーフを引き寄せる囮として、膝上のフレアスカート ピンクでレースなぱんつはないので白いふりふりレースパンツ ピンクから文様が見えないように手袋をはめておく あたしにもオトーフが近寄るかどうか分かんないけどまあ、やってみよう スカートの裾を摘まんでオトーフが見えるか見えないかでちらちらと …うん。こんな感じ? こっちおいでー とピンクからオトーフを離す で。…牛乳寒天だっけ? キミたち ……踏まないように気をつける… …あ、もしかしてピンクさん、オトーフが好きなデザインの下着だったのかな ピンク色で、レース ピンクからオトーフを遠ざけたらあとは精霊に 終わったら、氷ネコを落ち着かせようと宥める もう大丈夫だよ。怖くないよー |
●ピンクでフリルの清楚系
ジャック王子がもたらした情報は、実に役に立った。それがいいことかどうかは分からないが。
神人達は痴漢ともいえる生物『オトーフ』に対して、万全の準備を整えることが出来ていた。
夢路 希望は体、具体的に言うと胸のラインがよく分かるぴっちり系のピンク色のトップス、茶色いハイウェストのジャンパースカート。ちなみに、何とは言わないがBらしい。
フード付きのトレーナーの上に黒いライダースジャケットを着ているのは風架。ボトムは柔らかい赤のフレアスカートだ。
緑のアンサンブル、勿論ボトムはスカートなのが藤城 月織。どことは言わないがちっぱいらしい。ちっぱい。
要するに、全員がパンチラを想定したスタイルである。やったね、今夜はパンティーじゃなかったパーティーだ!
そんな彼女達のパンティナーじゃなかったパートナーはなんとも言えない顔。仕方ない、ぱんつ依頼だから仕方ない。
テレンスがスケッチブックにさらり。曰く、初の案件がこのようなものになるとは想定外だった。
そりゃそうだ。スノー・ラビットとイリオン ダークの目に同情の色が浮かぶ。かくいうイリオンもこれが二回目の案件だが初めてよりかはダメージが少ない。
全員が左手の文様を隠し、テイルスであるスノーは特徴的なうさぎ耳を隠す為に帽子まで被っている。ウィンクルムであることを伏せるためだが……。
「僕、気付いたんだけど……」
「スノーもか。俺もだ」
テレンスも二人と同じことに気付いたらしい。
ショコランドでピンクが見つかった理由。ショコランドの住人の多くは小さな妖精や小人で、人と同じ身長の住人はごく僅かということ。それに加え、ショコランドにはウィンクルムを含む、伯爵の許可を得た者しか立ち入り出来ない。
つまり、男女3組で行動していればウィンクルムだと推測するのは容易な訳で。
実際――。
「いやあああああ、変なのもいるのにウィンクルムっぽいのまで来てるうううううううううう!!!」
そんなピンクの悲鳴が聞こえる。纏わりつくオトーフが邪魔で移動もままならないので、こうやって静観する余裕すらあるのだが。
警戒させないよう身分を隠して親切な人を装い、オトーフを引き剥がしつつキャリーケースごと氷ネコを救出するというのは無理なようだ。
正攻法しか残されていないのは良いことなのか悪いことのか。まあ、四の五の言わずにぱんつ見せろってことっすね!
「とふー、とふーーー!」
ピンクが足をばたつかせる度にオトーフがスカートの中を覗き込んでいる。
テレンスが再びスケッチブックにさらり。「オトーフなるものはそういうものか。周囲を気にせず女性の下着に一直線」。正解!
スケッチブックを懐にしまい、テレンスはのそのそと移動を開始。イリオンとスノーも続くが、砂糖の砂漠はとにかく動きにくい。
そんな精霊達の背を見送る神人達。
希望が不安そうにぽつり。
「氷ネコさんを助けるため、オトーフさんの目に留まるように、と勇気を出して着てきましたが……上手く誘えるでしょうか」
「あたしにもオトーフが近寄るかどうか分かんないけど」
風架も自信がないというか、確信が無いようだ。
しかし、月織に不安はない。
「大丈夫ですよ」
むしろ自信がある。彼女の持ち前の前向きさもあるが、だって、今ちょっと見えたし。
ピンクのスカートの中身は、今時の成人女性がどこで入手したのか問いたくなるような代物――白いかぼちゃぱんつだった。
●白いふりふりレース
相手がアニマルでもパートナーの下着を見られるのは嫌である。一刻も早く氷ネコを助けてオトーフ達とバイバイしてもらうに限る。その為にもスノーは砂糖に負けぬよう懸命に足を動かす。
「こっち来ないでええええええええ! いやあああああああああああ!!」
どばーっと涙を流しながら叫ぶピンク。彼女の叫びはオトーフと精霊達に向けられているのだろう。
スノーは会話をスムーズに運ぶ術を心得てはいるが、パニックに陥った人間を宥めることは別問題。
「あ、下手に動くともっと興奮させちゃうから……」
「取りづらいから動くな、キャリーを出来るだけ上に上げろ」
スノーとイリオンは一応、声をかけては見たがピンクは騒ぎ続け、指示に従う様子はない。仕方がない。
ピンクを囲むように配置した3人はそれぞれ頷きを返し、オトーフ除去作業にとりかかった。
べりべりぽい、べりべりぽい、べりべりぽい。
とふっふ、とふっふ、とふっふ。
引き剥がしても戻ってくる嫌な生命体オトーフ。予想通りの動きだ。しかも無駄に早くて気持ち悪い。ブリッジでしゃかしゃか動くってどうよ。うじゃうじゃいるから始末に終えない。
イリオンはちら、と神人達の様子を窺う。月織はスカートを握りしめ、恥ずかしそうに躊躇していた。希望と風架は覚悟を決めてあるようだが、月織はまだのようだ。
ぐわしっ。業を煮やしたイリオンは手近なオトーフを鷲掴むと――。
「とふぅうううううううううううう!?」
盛大に、投げた。
「え、え、ええええええええええええええ!!??」
綺麗な放物線を描きながら飛来する白い直方体。慌てる月織、目を丸くする希望と風架。
ぽすん、と砂糖の上に落ちたオトーフは不満気な鳴き声を漏らしながら立ち上がり、見つけた。
さんにんのあたらしいえもの。
「とふーー!」
「え、ちょ、ちょ、ぅきゃ!?」
一目散に駆け寄ってくるオトーフに驚いた月織は砂糖に足を取られてしまった。ずるっとずっこけてしまう。その瞬間、ちらりというかもろりと見えた水色と白の爽やか縞模様。
ぴょんこらぴょんこら嬉しそうに跳ねるオトーフ。
「月織さん、大丈夫?」
風架が手を差し伸べる間もなく、月織はバッと立ち上がった。顔はタコのように真っ赤。スカートの裾も抑えているが、すでに中身はしっかり見せちゃったね!
「イリオンさん、絶赦ッ! 絶許じゃなくて絶赦ッ!!」
イントネーションで違いを察してください。
肩でふぅふぅ荒い息をする月織のことなどお構いなしにオトーフは歓喜の悲鳴を上げる。それに釣られ、他のオトーフもわらわらわら。
「まあ、やってみよう」
思い切りが大事と言わんばかりに風架はちらっとスカートの裾を持ち上げる。見えそうで見えないのが肝だ。希望も風架と同じようにちらちらちら。
「……うん。こんな感じ?」
「多分……」
「とふぅううう!」
はい、そうです。2人がちらちらと誘い始めたら、呼ぶまでもなくオトーフやってきた。チラ見せの吸引力凄い。
ピンクを囲んでいたオトーフも随分とこちらに寄ってきたが、まだ纏わりついている。
希望は、意を決した。いざというときは大胆な行動に出るのが希望だ。それをスノーが望むかどうかは別問題だけどな!
おずおずと、スカートをたくし上げる。白い太ももが眩しい。
「「「とおおおおふううううううううう!! ふっふううううううううう!!!」」」
その場にいるオトーフ歓喜。ピンクの元に残っていたオトーフ、飛んできた。四本の手足をしゃかしゃか言わせながら飛んできた。
「うわぁ……」
風架はいつもの眠たげな表情だが、声でかなり引いていることが分かる。
やった張本人である希望はここまで寄ってくるとは思っておらず、驚いている。これで氷ネコの救出は楽になるはずだと安堵する。それをスノーがどう思うかは以下略。
「少しの間、一緒にいてね」
「とふっ!」
喜んで!
希望が屈んで語りかければ、スカートの中に潜りこもうとする変態だけでなく、よじ登ってBの何かに抱かれようという不埒者まで現れた。
慌てず騒がず、希望は好都合とばかりに抱っこする。希望さん、ここまでくると大胆とかじゃなくて接待だよ、オトーフ接待だよ!
抱っこされたオトーフ超ご満悦。足元のオトーフ達は羨ましそうにうじゃうじゃ。こうすればあわよくば抱っこしてもらえるかもしれないし、スカートの中身も見れるしでオトーフにとっては一石二ぱんつという訳だ。
駄目な視線に晒され、段々と恥ずかしくなってきた希望は、足元のオトーフ達を踏まないように気をつけながらももじもじ。それがまたオトーフへのサービスになっているとは気付かないようだ。
「で。……牛乳寒天だっけ? キミたち」
風架が問えば、そうだと答えるようにピョンコラ跳ねるオトーフ達。うようよしているせいで踏んでしまいかねない。踏んだら踏んだで悦びそうだが、既にオトーフ達は大興奮だ。
ふと、風架は考える、きっと、オトーフ達は飢えていたのだ。ぱんつとおっぱいに。飢えて飢えて飢えて……たまたま通りがかったぱんつに食いついたのだろう。それが好みでなくとも、求めざるをえないほどに。
「……欠片も可哀想とは思えない」
風架の呟きはどこか冷ややかで。聞こえたのか聞こえなかったのかは分からないが、風架の足元のオトーフは嬉しそうに身を震わせた。
一方で、事故によりチラじゃなくてモロをしてしまった月織はヤケになっていた。
「オトーフちゃん、おいでおいで~」
ぺたんと座り込むと、見えそうで見えない。何がとは言わないが見えそうで見えない。見えないものを見ようとしてオトーフがももふとの前に群がる。
「ふふっ、こ・い・つぅ~☆」
何が月織をこうしてしまったのだろうか。月織は楽しそうに、キラキラ笑いながらぷるぷるぼでぇを強く突く。
「と、とふぅぅん……」
気持ち良さそうに身を震わせるオトーフ。傍から見たらとてもヤバイ生き物だが、ヤケになった月織は『これはこれであり』な境地に入り込んでいる。駄目だ、一刻も早くそこから引き返すんだと突っ込んでくれる人は残念ながらいない。
ゆえに月織は、神人達の周りをしゃかしゃか素早く駆けまわるオトーフを見てとんでもないことを考えてしまった。
特殊騎乗の技術があればオトーフに乗れるのかもしれない、そんな恐ろしい考え。
その場合はアレです。多分、右足に1オトーフ。左足にも1オトーフ。缶ぽっくりみたいな感じになるんじゃないかな。ただしスカート着用は義務デス。あと人間の重さに耐え切れるかどうかは保証しない。
●水色と白の爽やか縞
風架のことは気になるが、優先順位はこちらだとテレンスは弁えている。故にテレンスはピンクから注意を逸らしていなかったのだが……ぶっちゃけ、オトーフが無茶苦茶邪魔でした!
最初、8匹いたオトーフは7匹に(イリオンが)減らし、月織のモロで3匹まで減り、希望の接待でようやく0に。
それまではとにかく泥仕合。
「お姉さん、落ち着いて……」
「いぃやあああああああああああ!!」
「とふっふー!」
「おい、暴れるな」
「触らないでええええええええええええええええ!!!」
「ギィニャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
と、まあ、こんな具合。
近づこうにもオトーフが邪魔だし、ピンクはピンクで暴れてキャリーケースを振り回すもんだから哀れな氷ネコの悲鳴まで上がる。氷ネコのことを考えると迂闊に手出しすることも出来なかったのだ。
最後のオトーフがようやく離れると、3人は一気に距離を詰めようとしたのだが、いかんせん動きにくい。
ただし、それはピンクにも言えること。
「もぉぉぉ、何よこれぇぇぇ……」
わっせわっせと足を動かし、懸命に逃げようとしている。
トランスをしていない為、イリオンはジョブスキルでは無くただの射撃による威嚇を試みたが、ピンクは足を止めるどころか急ごうとするだけだ。
しかし、3人が囲んでいたことと、何よりオトーフにより体力を消耗していたピンクは精霊達よりも動きが遅い。
どうにか追いついたテレンスが捕まえようと手を伸ばす。
「つ、捕まって、たまるもんですかっ!」
「ニャアッ!?」
ピンクは最後の抵抗として、キャリーケースをテレンスに叩きつけた。テレンスが咄嗟に受け止めるも、その隙にピンクは逃げ出していた。
まだそれほど距離は離れていないが、追いつくには時間がかかるだろうし、散乱している金平糖も拾わなくてはいけない。何より氷ネコの状態が心配だ。優先すべきはこちらだろう。
ようやくテレンスに追いついたスノーがキャリーケースの中を覗き見る。
「シャー、フシャーー!」
手荒く扱われたからか、ひどく気が立っているようだが、怪我はないようだ。スノーはほっと胸をなでおろす。
これで心配事は一つ減った。残るは――。
「あっち、だよね」
「……なんとかしてやらないとな」
8匹のオトーフ達に囲まれる神人達。簡単に離れてくれることを祈りながら、精霊達は砂糖砂漠を歩くのであった。
ぱんつの見納めということで見送りらしきものはされたが、比較的スムーズにオトーフと離れることが出来た。
これも神人達のサービスじゃなかった勇気ある行動の成果に違いない。
砂糖砂漠から離れ、近くにあったシュガースティックの森に入る。様子を見た限りではオトーフのような騒がしいナマモノはいない。ここなら大丈夫だろう。
テレンスはキャリーケースを下ろす。威嚇する氷ネコを驚かせないように、風架と希望はゆっくりと覗き込んだ。
「もう大丈夫だよ。怖くないよー」
「怖い思いさせてごめんね。もう大丈夫だよ」
警戒していた氷ネコは2人に敵意が無いと悟ったようだ。唸るのを止め、代わりに品よくミィと鳴いてみせた。
カタリ、風架が蓋を開けると、氷ネコはトンッとケース跳び越えて地面に降り立った。
「バイバイ、気をつけてね」
スノーと希望はひらひらと手を振り、風架は小さく掌だけ振ってみせた。
氷ネコはもう一度だけニャアと鳴くと、森の奥へと姿を消した。
懐から取り出したスケッチブックにテレンスはペンを走らせる。『これでこの案件は解決か』と書かれている。風架はそうだね、と言おうとして止めた。
ピンクには逃げられたが氷ネコは無事救出したし、怨嗟の金平糖も回収し、神人達が触れたことで浄化も出来た。
確かに解決だ。解決なのだが――彼らの後方で、別の問題が発生していた。
「……囮とはいえ、悪かったな」
小声で淡々と謝るイリオン。いきなりオトーフを投げて驚かせた、絶赦案件に対してである。
月織はじとっと見上げるが、今回の役目上仕方がないことだとは分かっている。分かっているが、それはそれ、これはこれ。
「一応確認ですが、見てない……ですよね?」
何とは言わない。ミニスカの奥に隠された水色と白の爽やか縞パンだなんて言わない。これをイリオンが見てしまったかどうかは話が違う。
不機嫌そうな表情のイリオン。言いがかりになってしまったか、月織が反省しかけたその時。
「もう少し色気のあるヤツはなかったのか」
絶赦案件その2発生。月織は真っ赤になった顔を手で覆う。
「そう言うなら黒のれぇすとか買ってください、今回の報酬で!」
「わかった、黒で紐で透け透けれぇすな」
「……っ嘘です……無理っ」
「……履けよ」
イリオンは真顔である。冗談なのか本気なのかも判別に悩むところだが、どちらにしろ月織にとって恥ずかしいことには変わりない。
かくして、ショコランドで発生した氷ネコ誘拐未遂事件は、ぱんつ覗き魔から始まり羞恥プレイで終わったのであった。
めでたしめでたし。
依頼結果:成功
MVP:
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | こーや |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | イベント |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | とても簡単 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 3 / 2 ~ 5 |
報酬 | 多い |
リリース日 | 03月08日 |
出発日 | 03月15日 00:00 |
予定納品日 | 03月25日 |
参加者
会議室
-
2016/03/15-00:01
イリオン:
あー……ところでだ
今気付いたんだが、何でこの依頼は報酬が『多い』なんだ?
危険手当……の訳ないか -
2016/03/14-23:59
-
2016/03/14-23:43
-
2016/03/14-23:40
あまり意見出せずでごめんね
プランはこれで抜かりないはず月織さんと希望さんは囮頑張ろうね -
2016/03/14-23:31
イリオン:
今、プラン出してきた
上手く行くと良いな……
改めて、よろしく頼む -
2016/03/14-22:10
イリオン:
そうだな、一応印は隠すつもりだが……まぁバレだらバレた時だ
何よりピンク自体足元はオトーフ、手は氷ネコで塞がっているから
俺たちがウィンクルムだと分かっても、簡単に戦闘には移れんだろうし
テレンスの言うように、隠すことでバレるのを遅らせられるならそれで良しとしよう
だからスノーの耳も特段気にすることはない、無理はするな
もちろんオーガへの警戒は怠らないようにしよう
(月織を一瞥
……囮、頑張れよ
月織:
……???(首傾げ
もちろんです、任せてください!(ぐっ
イリオン:
……だ、そうだ(イイ笑顔 -
2016/03/14-21:32
分かりました。
ロープの申請が通らなかった場合については、スノーくんにそう伝えますね。
(小声には小声で
め、目立ちは……しそう、です。
けど、その……え、えっと……藤城さんの了承は……(最初の二人のやり取りを思い出し、大丈夫かな…?と視線をチラリ
あ……教団員さんだからこそ、オーガへの警戒は必要かもしれません(※メタ発言をすると今回は心配なさそうです)が、
②の案で行くのであれば、トランス状態でいきなりウィンクルムだとバレるのはまずいのかな、と、思ったので。
……後々、ウィンクルムとは気付きそうな気がします。
精霊と分かれば、近くに神人が?と、警戒しそうですし。
スノーくんから、『もし僕のせいでいきなり警戒させちゃったら、ごめん』と……耳、何とか帽子に収められるといいんですが。(兎系テイル) -
2016/03/14-12:25
イリオン:
俺たちは経験が浅く、スキルの類はまだ殆ど何もないからな
スノーのスキルに頼らざるを得ない
悪いが、ロープが通らなかった時は頼んだ
ピンクには、オトーフから離すために、キャリーをできるだけ上に上げるよう指示しようと思う
その方がテレンスもキャリーを奪い易いだろうし、挙げた手を掴めば確保もやりやすい
あとは気を逸らす方法だが…
(小声
やっぱり月織をすっ転がす
あいつなら、派手に転ぶだろうから
確かに相手は教団員だから、トランスも基本的にはいらなそうだな
後は踏まないよう、オトーフの動向にも気をつけよう -
2016/03/14-12:13
す、すみません、続きを聞き逃していました……!
②の案、いいと思います。
であれば、トランスはしない方がいいでしょうか? -
2016/03/14-12:03
藤城さんは、まとめ、ありがとうございます。
トランスや宥め役については了解です。
スノーくんにも伝えますね。
……し、下着の方は……一応、その……ピンクでレース、あるので……そちらを、と、思います。(ひそひそ
あ。
持ち込み申請についてですが、一応、準備ができなかった時の対策も考えておいた方がいいかな、と。
もしロープが無いとなると……素手で取り押さえ、でしょうか?
もしその時は、その方面の知識に詳しい方か、
スノーくんの一般スキルにスポーツ5とストレッチ2があるので、その技術でもし何とかできるなら…と思っていますが、どうでしょうか。
あとは……オトーフさんを踏まないように気を付けないと、ですね。
怪我をさせてはかわいそうなので。 -
2016/03/14-11:53
『変更承知致した。その点については特に異論はない
では自分が教団員からケースを奪おう
そうするとこちらとしても動きやすくなると想定した
奪った後は捕縛完了するまで教団員からは距離をとる
して、自分は②が得策だと判断した
包み隠さず話すよりも友好的態度を装い、近づいた方が間違いない
相手は逃げ足が早い
端からウィンクルムだと名乗ると逃げる一心で無理矢理突破しないとは限らない
しかし、①、②どちらを選んでも最終的に教団員はウィンクルムだと気づくと想定
それならば、気がつくのが遅い②を選ぶのがよいのでは
相手次第だがウィンクルムであることを隠しても気づかれないことはないかも知れぬ』 -
2016/03/14-11:31
イリオン:
連投になってすまない
ピンクへ近付くにあたってだが
①最初から捕まえに来たと堂々と行く
②困ってるようだからオトーフ外すの手伝おうか?と親切に近寄る
のはどっちが都合がいいだろうか
①で警戒されて暴れられても困るし、氷ネコに怨嗟の金平糖でも食べさせられたら事だ
だが②でも、ウィンクルムとわかった時点で暴れられそうな気もする
……②で、印を隠して近づくのが一番か?
それとも余計な小細工は無駄か?
②で行けるなら、オトーフを外すから動くなと指示できるし
二次的被害が一番小さそうなんだが -
2016/03/14-10:58
イリオン:
あー……すまん!
まとめておいて今更なんだが、ちょっと提案だ
キャリーの掠め取り役は、シノビのテレンスの方が適任じゃないかと思い始めた
キャリー確保もテレンスなら、最初からテレンスが手に入れる方がスムーズだしな
氷ネコとピンクに気取られぬよう、掠め取り役は最初はトランス無しでと考えてるが……
どうだろうか?
月織:
んー、じゃ、もっかいまとめるね
・精霊が先行し、オトーフに群がられたピンクへ近づく
・スノーさんとイリオンさんでピンクの気を引き付けてもらう(トランス済)
・ピンクの後ろからテレンスさん(トランス無)が近づき、キャリーごと氷ネコさんの奪還
・キャリーはそのままテレンスさんが確保
以降の流れは前回と同じね
こんな感じだけど、皆の意見はどうかな
特にテレンスさんは大幅変更になっちゃうかもだけど…… -
2016/03/14-10:06
(手を振られ、藤城さんへ頭を下げる)
筆談中
『分かりやすい。藤城さんはまとめ、感謝致す
まとめて下さった情報を元に仮プランはひとまず完成済み』
風架:
>月織さん
えーと、ありがとう?
高いところに物がある時はよくとってーって言われるよ -
2016/03/13-23:24
テレンスさんと目が合った(気がした)ので、とりあえず友好的に手を振ってみる
……っていうか、精霊みんな大きいや!
風架さんも大きいや!
それじゃひとまず、まとめておきますね
持ち込み申請:ロープ
・精霊が先行し、オトーフに群がられたピンクへ近づく
・スノーさんとテレンスさんにピンクの気を引き付けてもらう
・ピンクの後ろからイリオンさんが近づき、キャリーごと氷ネコさんの奪還
・キャリーはテレンスさんへ
・奪還と同時進行くらいで神人おとり作戦決行
・パンツチラ見せでオトーフを誘導(ピンクから引き剥がし)
・オトーフが離れたら、スノーさんとイリオンさんで連携してピンク捕縛、ロープぐるぐる
・任務完了後は砂漠を抜けて安全圏(?)へ
・希望さんと風架さんで氷ネコを落ち着かせてもらい、逃がしてあげる
こんな感じでしょうか?
認識違いとか、変更した方がいい所とかあれば教えてください
(こそ
んー……じゃ、縞パンで行こうと思います
カワイイのとかキレイなのは、おふたりにお任せしますねっ(ぐっ -
2016/03/13-21:38
下着のデザイン、色は被っても良いんじゃないかな
オトーフが好きなデザインは残念ながら、なんだけど
でもでも、やっぱりデザイン、色は違った方がオトーフにとっては嬉しいかも
あまり可愛いデザインのは持ってないけど白いふりふりレースくらいならあるからそれにしようかなって(ここまで小声)
あ、それから
テレンスには氷ネコが入ったキャリーケースを持っててもらおうかなぁなんて思ってるよ
これじゃなくてこっちやってとかあればそのように動くからよろしくね
テレンス:
………
(大きいと言われ、藤城さんを見る) -
2016/03/13-21:24
風架さん、テレンスさん、よろしくお願いします!
増えて嬉しいです、よかった!
……イリオンさんも大きいけど、テレンスさんも大きいですねぇ(見上げ
あ、宥め役は私には多分向いてないから
おふたりにお任せしちゃおうかなって思います
逆に氷ネコさんを驚かせちゃいそうだし……
って、あぁ……ねぇ(声潜め
確かに色とりどり、デザイン様々の方が、おとり役としては優秀かなとは思います
ピンクにレース?とかはちょっと持ってないなぁ
白×水色の縞パンとか、レース系ならミントグリーンとか……
どうしましょう、なんかカワイイの準備するべきでしょうか -
2016/03/13-19:51
(ダークさんに姓呼び許されたようでホッしつつ
人数、増えて嬉しいです。
北条さんにテレンスさんは、宜しくお願いします。
キャリーケースについては、砂漠から離れるまでは精霊さん側で預かっていただけると、安心です。
持ち込みは、可能なら、同じくロープくらいでしょうか。
あとは……スノーくんの行動予定ですが、ピンクさんの気を引き付けてもらう(※ケース奪還のための隙作りに徹する)よう、お願いしようと思っています。
もし他に何かありましたらご助言いただけると幸いです。
(藤城さんに手を握られると一瞬驚いたが、すぐに表情を緩め、頷き
囮役も、お二人と一緒なら心強いです。
……そういえば、その……デザインや色って、被らない方がいいんでしょうか?
(男性陣に聞かれるのは恥ずかしく、声潜めながら
(削除再投稿、失礼しました。) -
2016/03/13-11:50
途中参加ごめんね(削除再投稿、失礼しました)
風架(カザカ)と、精霊はテレンスっていうシノビだよ。よろしく
どうぞ、好きなように呼んでね
テレンスは無口だけど、なにかしてほしいこと言ってもらったらそのように動くから、どんどん言っちゃって大丈夫(親指ぐっ
それで今までの相談内容は把握
神人がオトーフ引き寄せる囮で精霊が氷ネコ返してもらうのと、ピンクさん捕縛だね
流れ、必要なものは特に指摘することはない…かな
オトーフがあたしに近づくかは微妙だけど
突然捕まえられて氷ネコ驚いただろうし、落ち着くまで宥めてあげたいかなー -
2016/03/12-17:38
イリオン:
…好きに呼んでくれ、俺だと分かればそれでいい
ひとまず同意も貰えたようだから、俺とスノーで氷ネコ確保だな
立端(タッパ)とリーチを活かして掠め取るつもりだ
近距離の戦闘はどちらかというと不得手だが、スピードがあるスノーと連携できれば間違いないだろう
氷ネコを確保できたら、片が付くまで俺かスノーがキャリーケースを持っておこうと考えている
オトーフに群がられた神人に預けて落としでもしたら事だからな
あとはピンクを縛り上げるロープくらい持ち込むか
他に気付いたことなどあれば教えて欲しい
…夢路は神人として満点の答えだな
どこかの神人とはえらい違いだ
月織:
イリオンさんが、すっ転がすとかいうからですよ!
心の準備くらいさせてくださいってば!
希望さん、おとり役頑張りましょうねっ(がっしと手を握り -
2016/03/12-11:46
あ、挨拶が遅れてしまい、申し訳ございません。
えっと、夢路希望、といいます。
パートナーは、テンペストダンサーのスノー・ラビットくん、です。
よ、宜しくお願いします。
流れは、ダークさんの仰るような感じでいいかな、と思います。(参加者名簿を見て。姓呼びでも大丈夫か、不安げにチラリ
お、囮は……氷ネコさんを助けるためなら……それ(下着)で、オトーフさん達も安全に誘導できるのなら……が、頑張ります。(※動物好き
わ、私なんかに寄って来てくれるかは、分かりません、が。 -
2016/03/12-02:03
イリオン:
俺はイリオン、横の小さいのが神人の藤城月織だ
よろしく頼む
しかし動き辛い上に変態アニマルか……また面倒な
まずはオトーフが興味を持たない精霊が近づき
動けないピンクからキャリーごと氷ネコを確保
後はオトーフを引き剥がしつつピンクを捕縛……か?
しかし8匹を引き剥がすとなると……骨が折れるな
てっとり早くうちの神人をすっ転がして、オトーフの囮に使うか
何匹かは釣れるだろ
月織:
ぅえッ?!私、おとりっ?
ちょっと、他に案はないんですかねっ