プロローグ
ショコランド中心付近に存在するブランチ山脈には、その頂上に女神ジェンマを祀るフラーム神殿がある。
そこでは、強大な力を持つギルティの一人であるイヌティリ・ボッカを退けた戦勝一周年記念という事で、祝祭が行われていた。
同様に、ブランチ山脈近郊の村々でもお祭りを行う為に準備がされている。
そんな村の一つに、一組の親子が帰り道を歩いていた。
「祝福の金平糖、綺麗だね~」
「こらこら、ここで食べようとするな。ちゃんと村に持って帰って祀ってからだ」
袋に入った祝福の金平糖の一つを手にした女の子を、父親が静かにたしなめる。
彼らの村はブランチ山脈近郊の小さな村だが、女神ジェンマがフラーム神殿付近に撒いた祝福の金平糖を村に持って帰る道中なのだ。
「食べちゃダメなの?」
父親の腕にしがみつく様にして甘える女の子に、
「ダメだ。わがまま言わないっていうから連れて来たのに、そんなことだと、お祭りのお菓子も食べさせないぞ」
「え~、やだ~」
「だったら良い子にすること。そしたらちゃんと、あとで美味しいお菓子を食べさせてやるから」
「やった! なら良い子にする~」
喜び甘えて来る女の子の頭を父親が撫でている、その時だった。
村へと続く、左右を森に囲まれた道。そこから何頭もの獣たちが現れる。
見た目は犬に似ている。けれど放つ気配は禍々しく、なによりも額から僅かに覗く小さな角が凶悪さを知らせていた。
「な、なんでこんな所にオーガが」
突如現れたデミオーガ達に、父親は娘を引き寄せようとする。
しかしそれを遮るようにデミオーガ達は父親を取り囲み、女の子は一人だけにされた。
「お、お父さ――」
「テメェはこっちだクソガキ」
恐怖におびえる女の子は、一人の青年に首を掴まれ引き寄せられる。女の子の父親は思わず声を上げた。
「だ、誰だアンタ!」
「うっせ、黙れ」
青年はあざ笑うように返すと、女の子が持っていた祝福の金平糖の入った袋を取り上げる。
「お、あるある。おい、もっとあるだろ。テメェが持ってるのも寄こせ」
父親に命令する青年に、
「こ、これを渡せば娘は返してくれるのか」
懇願するように父親は言う。しかし、
「なに調子こいてんだテメェ。俺と取引できる立場かよ。さっさと寄こさねぇと、このクソガキ、食い殺させるぞ」
青年は取りつく島もなく、数匹が固まっているデミオーガの群れに、女の子を地面に叩き付けるようにして放り出す。
恐怖に泣き声を上げる事すら出来ない女の子に、デミオーガ達は牙を剥き出しにして近付く。
「待てっ、待ってくれ! 渡す! 渡すから止めてくれ!」
慌てて父親は手にしていた祝福の金平糖の入った袋を渡す。
ひったくるようにして手に入れた青年は、
「最初から素直に渡しゃいいんだよバカが。よしよし、結構あるな。でもま、数は多いに越したこたぁねぇしな」
そう言うと青年は、デミオーガに囲まれた女の子を再び捕まえると、
「おい、もっと金平糖持って来い。こんなんじゃ足りねぇんだよ」
父親に命令する。それに、
「もっと持って来いと言われても……私はもう持ってないんだ。村に帰れば、まだあるが……」
「だったら取って来い。一日だけ待ってやる。余計な時間くれてやると、A.R.O.A.にでも行きやがるからな、テメェらは」
「わ、分かった。取って来るから、娘には危害を加えないでくれ」
「テメェがちゃんと持って来たら、殺さないでいてやるよ」
「……分かった。ここに、持ってくれば良いのか?」
「おう。明日、今日と同じ時間帯にここに持って来い」
「持って来る。だが、量が多いんだ。私だけだと全部は持ってこれない」
「はぁ? どんだけ集めてんだよテメェの村はよ。まぁいいや。多けりゃ多いほど良いだろ。だったら、テメェ以外にも持って来るのを許してやるから、全部持って来い。ほら、さっさと取りに行って来い!」
青年に命じられ、父親は女の子に、
「待ってろ。ちゃんと持って来てやるからな。それまで、我慢してくれ」
力付けるように言うと、村へと走り出しました。
そして女の子の父親は村に帰ります。ウィンクルムであるアナタ達が滞在している村に。
村でのお祭りの手伝いをA.R.O.A.を通じて頼まれていたアナタ達は、偶々そこに居たのだ。
当然、事情を聞いた村人達はアナタ達に事件の解決を頼んできます。
これを受け、アナタ達は――?
解説
解説
祝福の金平糖を持って来るよう人質を取って脅す男から女の子を助け出してあげて下さい。
成功条件
女の子の救出
状況
村から一時間ほど離れた、左右を森に挟まれた道で取引をする必要があります。
男は女の子を捕まえた状態で、6匹の犬型デミオーガを従えているように見えます。
デミオーガは、男の前に3匹、後ろに3匹待機しています。
取引現場となる道は、戦闘するには十分な広さがあります。
取引日時は、事件のあった日の翌日の同時刻。午後3時になります。
敵情報
青年 戦闘能力は一般人。
犬型デミオーガ×6 それほど大した戦闘力はありません。一般人だと脅威、程度。
PL情報(PCは知らない情報です)
今回の敵の青年はマントゥール教団の下っ端です。
本人は知りませんが、使い捨て前提です。
なので状況が不利になれば、デミオーガは青年を殺しに動きます。
青年自体は、自分が言うことを聞かせているつもりでいます。
取引の際、森に隠れて移動しても敵にはバレません。
ただし、森の中から道に出て来るのに少し時間が掛かります。
取引の際、見える範囲で同行する人数が多いほど青年は警戒します。
警戒心が薄ければ薄いほど、女の子から注意を逸らします。
また、その場に居る相手の見た目によって、思いっきり侮ります。
その辺りを踏まえ、取引の際に巧く言葉を掛けたり誘導すると、女の子の奪還は楽になります。
村に集められた祝福の金平糖は一抱えほどの袋一つ分ですが、中身を確かめられない限り、他の物が詰まった袋でもバレません。
その他
女の子を救出し事件を解決した後は、村でささやかなお祭りがあります。
元々、祭りの手伝いに来ていた前提ですので、小さな村で行える程度のお祭りなら、何でもアリです。
よほど極端に無茶な物でない限り、それに参加している描写がされます。
ただし女の子を巧く助けられないなど、明らかに依頼が失敗した場合は、お祭り部分の描写はありませんのでお気を付け下さい。
ゲームマスターより
久しぶりになりますが、シナリオをリリースさせて頂きます。
教団員の青年の生死に関しては、仮にデミオーガに殺されても失敗にはなりません。
それでは、少しでも楽しんで頂けるよう頑張ります。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
エリー・アッシェン(ラダ・ブッチャー)
心情 ウィンクルムの仕事ですね。 目的のためなら、侮辱も耐え忍びましょう。 行動 可能なら、村人が着ている上着を借りたいです。 事前に作戦内容を父親に話します。 伝えること 村に働きにきている人間のお手伝いという設定で『とても臆病』な演技をすること。 伝えないこと 詳細な仲間の潜伏位置。 金平糖を落とすこと。 私は金平糖の受け渡し役です。 手装備で紋章を隠し、袋を持ちビクビク父親の後ろを歩きます。 オーガや犯人に震えます。 犯人に金平糖を渡す時、手を滑らせ袋を落下させます。 同時に甲高い声で情けなく命乞いを。 「申し訳ありません。わざとじゃありません。殺さないで」 それが仲間への合図です。 戦闘終了まで、自分と父親の防衛に専念。 |
シルキア・スー(クラウス)
事前 祝福の金平糖を要求する所からマントゥール教団員と考え仲間と話す 父親へエリーさんからのお願いに添えて 「娘さんの為に最善を尽くします、任せてください」と落ち着かせたい メンヘル2 村を出発時トランス 取引場見える森に待機 少女の無事保護お守りに祈る エリーさんの命乞いを合図に飛び出す デミオーガ挑発し少女からデミ引き離したい※青年からも離れてくれるの期待 「こっちこっち! と声だし引きつけ戦闘 青年に怨嗟の金平糖口に放られない様警戒 終了後 青年は官憲に引き渡したい せしめた金平糖回収し怨嗟があれば浄化 散らばった金平糖クラウスと回収 お祭りがあれば 「金平糖は食べた?」少女に声を掛け労りたい 村の方々と歌を歌いたい |
●作戦会議
祝福の金平糖を奪われ娘を人質にされた父親は村に戻ると、祭りの手伝いに来ていたウィンクルム達に助けを求めた。
「お願いです。娘をどうか助けて下さい」
悲痛な父親の願いにウィンクルム達は応える。
「娘さんの為に最善を尽くします、任せてください」
シルキア・スーは、父親を落ち着かせるように穏やかな口調で返す。
それに縋るような眼差しを向ける父親を、ウィンクルム達は更に力付けるように言葉を掛けると、より詳しく状況を聞いていく。
周囲の村人達が不安な眼差しを向ける中、ウィンクルム達は安心させるように落ち着いた表情を見せながら話し合った。
「祝福の金平糖を要求してきたことから考えると、マントゥール教団員の可能性が高いと思います。ですので、その事も考えて動いた方が良いと思います」
シルキアの言葉に、クラウスが返す。
「俺もそう思う。娘さんの安全の為に、より一層注意を払う必要があるな」
「だとすれば、取り引き現場でのやり取りに、工夫をする必要がありますね」
思案するような口調で言ったのはエリー・アッシェン。彼女の言葉に続けるように、ラダ・ブッチャーも口を開く。
「取り引きの場で、あまり人数が多いと相手が警戒するだろうからねぇ。出来れば現場で隠れる場所があると良いんだけど」
これに村人達は、取り引き現場の左右の森に隠れれば、まず見つかりはしないと口々に返してくる。
更に、周囲一帯の地理に詳しい村人達も現れ、より詳しい状況把握を手に入れることが出来た。
それを踏まえ、ウィンクルム達は更に話を詰めていく。
「私が、金平糖の受け渡し役としてついて行きます。村に働きに来ているお手伝いの一人と思わせるように、村の皆さんが普段から着ている服をお借りしたいです。それと相手が油断するよう、とても臆病な演技をしておきますね」
エリーの提案に皆は頷き、更に配置を決めていく。
「警戒させない為にも、ボクは森の中で待機しておくよぅ」
ラダの提案と同様に、シルキアとクラウスも森の中での待機を提案する。そしてクラウスが、
「娘さんの安全は当然だが、犯人も可能な限り捕まえよう。だから、その為に捕縛用の縄があると助かる。もしあれば、用意して貰えないだろうか」
不安でどこか浮き足立っている村人達に仕事を頼む事で、村人達はそちらに意識を集中し、村の中に広がる不穏な空気がそらされた。
そして憔悴した父親を落ち着ける役を村人達に頼むと、ウィンクルム達は村の祭りの手伝いをする際に用意されていた、空き家の一つに赴き戦略を更に詰めて行く。
「森の中に待機するのは良いとして、問題はいつ跳び出すか。良い合図があると良いんだが」
クラウスの言葉に、エリーが返す。
「それなら、金平糖を引き渡す時、私がわざと下に落とします。その時に怯えたような声を上げますから、それを合図に跳び出して来て下さい。ただし、これに関しては、同行する方には伝えないでおいた方が良いと思います」
これにラダが同意する。
「ボク達が隠れている場所もそうだけど、そうした方が良いだろうねぇ。荒事に慣れてない人に下手に知らせると、意識せず態度に出たり、ボク達が隠れている場所に視線を向けたりしちゃうかもしれないからねぇ。その辺りを求めるのは、酷だと思うよぅ」
これにシルキアとクラウスも同意し、それらを込みで更に戦略を詰めて行く。
全ての事前準備は、こうして整う。
そして、その時はやって来た。
●女の子を助け出せ
(どうか、無事でありますように)
取り引き当日。他のウィンクルム達と同様に、先行して森の中を通り、中で待機していたシルキアは、女の子の無事をお守りに祈っていた。
彼女とクラウスは、既にトランスをした状態で森の中で待機している。
だがトランスをしているため、オーラなどにより、万が一にも見つからないよう、より深く森の奥で隠れている必要があった。
それに対し、ラダはトランスをしていない為に、より取り引き現場の近くで隠れることが出来ている。
ただしトランスをしていない分、戦力としてはオーガに対して心許ない。
森の中から飛び出し奇襲を加える事が出来たとしても、その後にトランスをする時間がどうしても必要になるだろう。
そうした状況の中、取り引き現場となる道で待っていた父親とエリーの前に、向かい側の道から狼の姿をしたデミオーガ達を引き連れた青年が、人質にされた女の子と共にやって来た。
「お、持って来たか」
へらへらと笑いながら、青年は鷹揚に声を掛けてくる。青年の傍で捕まっている女の子は父親の姿を見た途端、目に涙を一杯に貯めた。
だが、泣き声は上げない。それは恐怖からだ。頬に殴られたあざを見せながら、女の子は必死に声も上げず耐えていた。
(酷いことをするねぇ。これは一刻も早く助けないと)
デミオーガ達に注意しながら女の子の位置を確認していたラダは、女の子の頬のあざを見て臨戦態勢を高めていく。
同様に、森の中で待機していたシルキアとクラウスも臨戦態勢を高める中、開戦の時は近付いて来る。
そんな中、オーガを引き連れた青年は、取り引き現場に同行していたエリーに訝しげな声を上げた。
「おい、誰だそいつ」
これに女の子の父親は慌てて返す。
「む、村の手伝いで、来てくれた人です。祭りをする予定だったので、足りない人手の手伝いに来て貰ったんです」
「手伝いねぇ」
値踏みするような視線を向けながら青年は言うと、
「まぁいいや。どうせそんな女一人じゃ、何も出来ないだろうしな」
怯えたような演技を見せているエリーを思いきり侮り余裕を見せる。
これは、現場に同行したのが女性であるエリー1人であった事と、怯えるような演技や村人が普段着ている服を借り他所から来たことを悟らせなかった事、更に手の紋章を気付かせないように隠している等の細かな部分が功を奏していた。
そこまでの事をしていなければ、青年は僅かなりとも警戒したかもしれないが、完全に油断しきっている。
だからこそ、事態はウィンクルム達に大きく有利に進んで行った。
「おい、お前取りに行って来い」
青年は傍らに連れていた人質である女の子に命令する。
「言っとくが、妙な真似したら食い殺させるからな。逃げるんじゃねぇぞ、テメェらも」
青年がそう言うと同時に、前方に居た三匹のデミオーガが、祝福の金平糖を取りに行く女の子の後ろについて行く。
青年にとっては、なぶるようにして高みの見物を楽しもうという考えであったが、これにより敵の戦力が2つに分断される。
絶好の好機が訪れる中、それを最高のタイミングで掴むべくエリーが動いた。
女の子の父親よりも前に出ると、女の子に祝福の金平糖を渡す直前に地面へと落す。途端、怯えたように甲高い声で、命乞いをするように懇願する。
「申し訳ありません。わざとじゃありません。殺さないで」
それに女の子の父親の顔から血の気が引く。エリーの行動が計算されての物だと知らない父親は、自然な狼狽を見せた。
これに青年は楽しげに声を上げる。
「バッカテメェ! よっぽどブッ殺されたいらしいな!」
罵りながら嘲るように声を上げ、自分より弱い者が苦しむのを喜ぶ。
それはウィンクルム達の策がこの上もなく巧くはまった瞬間であり、同時に青年の破滅の始まりだった。
「ヒャッハーッ! 殺せるもんならやってみな!」
注意を引く為にわざと声を上げ、ラダが森の中から飛び出す。
両手鈍器であるベリーロールインパクトを手に、一気に女の子の後ろについて来ていたデミオーガ達の元に近付くと、突進の勢いも込めフルスイング。
勢い良く命中したそれは、デミオーガの一匹を殴り飛ばす。
「アヒャヒャ、よく飛んだねぇ。残りも吹っ飛ばしてやるから、掛かってきなよぅ」
トランスをしていない以上、状況的には不利ではあったが、そんな中でもデミオーガ達を牽制し女の子達から遠ざける。
その間にエリーは女の子を抱きかかえ父親の元に。デミオーガへの対処の為に女の子を渡すと、
「後ろに下がって下さい。そこで2人とも守ります」
父親を促し戦闘域からの離脱を図る。この時点でようやく、青年は事態を把握し声を上げた。
「何だテメェ! クソッ! おいっ、お前らも――」
青年は自分の後ろで待機していた3匹のデミオーガに、ラダやエリーを襲わせようとする。しかしそれよりも早く、
「させるかっ!」
クラウスは森から飛び出すと同時に、タートルワンドにより有効範囲を拡大したシャインスパークを放つ。
不意打ちの形で放たれたそれは、ラダに纏わり付いていたデミオーガ達だけでなく、命令を下そうとした青年共々残りのデミオーガ達の目をくらます。
「ひっ! なんだっ、なんだよこれっ!」
突然の目くらましに青年は混乱し背後に控えていたデミオーガ達に命令を出せない。
その隙にシルキアは一気に距離を詰めると、
「貴方達の相手はこっちよ!」
ラダに纏わり付いていたデミオーガ達に攻撃。女の子達に近付かないよう牽制を続ける。
それによりデミオーガ達の注意はラダから外れ、その隙にラダはエリーの元に走り寄りトランスをする。
「身は土塊に、魂は灰に」
インスパイアスペルを唱えトランス。
しかし、その間も戦闘は続いている。
「こっちこっち!」
シルキアは3匹のデミオーガ相手に立ち回る。クラウスのシャインスパークの効果もあり、回避を重ねる事で辛うじて大きなダメージを受けずに注意を引きつけていたが、それでも3対1では分が悪い。
2匹を引き付けている間に、残りの1匹が背後から忍び寄る。
だが、その牙が届く事は無い。
クラウスがその前に立ちはだかり、発動していたシャイニングアローの輝ける光輪が突進を防ぐ。
「すまない、遅くなった」
「ううん。ありがとう、クラウス」
女の子と父親の防衛を第一に考え動いていたクラウスだが、エリーが防衛に集中していることから前線へと動いていた。
そしてシルキアとクラウスの2人は3匹のデミオーガを牽制しながら翻弄し攻撃を重ねていく。
2人の連携は息が合い、それにデミオーガ達はついて来れない。
結果、3匹のうち一匹の動きが止まる。その隙を逃さず、トランスを完了したラダの渾身の一撃が入った。
避けるどころかまともに食らったデミオーガは、その一撃で打ち倒される。
これで敵は前線に2匹と、青年の背後で控える3匹へと数を減らす。
青年の声が響いたのは、そんな時だった。
「ちっくしょう、ふざけんなっ! 殺せ! お前らぶっ殺せっ!」
シャインスパークの一撃からようやく立ち直った青年の絶叫のような声に、控えていた3匹のデミオーガ達も前線へと走り出す。
数は明らかにウィンクルム達が不利だ。けれどそれを覆す連携をウィンクルム達は見せる。
後衛でエリーが女の子と父親を守り、前衛に出たシルキアとクラウスが敵を翻弄。その隙を突く形で攻撃力の高いラダが止めを刺す。
それぞれが役割を分担し戦うウィンクルム達と、それぞれがバラバラに動いている上に、司令塔に当たる青年が感情のままに命じるせいで個別に撃破されるデミオーガ達。
両者の差は明らかだった。だがそれでも、数の差はすぐには覆せない。増援の3匹が来るまでに更に1匹を倒した所で、激戦となる。
細かなダメージが積み重なっていくウィンクルム達。しかしそれに怯まず重ねた攻撃が更にデミオーガ一匹を打ち倒す中、
「冗談じゃねぇぞ、なんでこんな……お前ら! そいつらを抑えとけ!」
不利を悟った青年は、その場を逃げ出そうとする。その瞬間、青年に向かって一匹のデミオーガが走り出す。
これに気付いたのはシルキア。彼女は、青年が怨嗟の金平糖を口にすることが無いか注意していたのだが、それが功を奏す。
「危ないっ、避けて!」
切羽詰まったシルキアの声に、逃げ出そうとしていた青年は反射的に背後を振り返る。
それが青年の命を救う。喉を噛み砕こうと跳びかかって来たデミオーガの一撃を、地面に転げるようにして辛うじて避ける。
「ひっ! なんだよ、俺の言うこと聞くって言ってたじゃねぇかよ。なんでこんな――」
怯えた声を上げながら逃げ出そうとする青年の足首に、デミオーガが噛み付く。そして歯が食い込むほど噛み付いたまま首を振り、逃げられないよう投げ飛ばした。
痛みと衝撃でまともに動けない青年に、止めを刺すべくデミオーガが近付く。それを止めるべく跳び出したのはクラウス。
「すまない! ここは任せる!」
これに後衛で父親と女の子の護衛に当たっていたエリーが前衛に出る事で戦力を補う。
この時点で残っていたデミオーガは3匹。
エリーとラダが連携を取りつつダメージを与え、それをサポートするようにシルキアが動く事で2匹を相手取り、青年の抹殺に動いたデミオーガを抑える為に、クラウスがシャイニングアローを駆使し防いでいく。
気を抜けない戦闘が続き、けれど戦いの天秤はウィンクルム達に傾く。
繰り返された攻撃で動きが鈍ったデミオーガの1匹に、ラダの一撃が叩き込まれる。吹っ飛ばされるほどの一撃を受け、そのまま打ち倒された。
「シルキアさん、ここは任せて下さい」
「残り一匹なら、エリーと倒せるからねぇ。ここよりも向こうの助けに行ってあげて下さいよぅ」
エリーとラダの呼び掛けに、
「すみません、ここはお願いします」
シルキアはクラウスの元へと走る。
そしてクラウスが引き付けていたデミオーガの死角から攻撃。ダメージを与えると同時に牽制した。
「助かった。ありがとう、シルキア」
クラウスは礼を返し、シルキアと共に連携を取りデミオーガを相手取っていく。
そのまま戦い続けても、この2人なら打ち勝てたが、それよりも早く、先にデミオーガを倒し切ったラダが援軍として来ると、その助けも借り最後の1匹を打ち倒すのだった。
こうしてウィンクルム達はデミオーガ達を打ち倒し、女の子を助け出した。
周囲には戦闘の影響で祝福の金平糖が散らばってしまっていたが、その全てを回収し、怨嗟の金平糖と化していた物も浄化の後にすべて回収した。
犯人である青年は、その場で出来る限りの手当てをした後、縄で縛ってA.R.O.A.に引き渡すべく村に連れて行く。
犯人である青年を生きたまま捉えることが出来たのは、ウィンクルム達の戦略が良かった賜物である。
もし、今回ほど巧く戦略を立てていなければ、女の子を助けることは出来ても青年は死んでいた可能性が高く、あるいは逃げ出されていただろう。
少ない人数の中、ウィンクルム達の作戦勝ちであった。
かくて、村へと勝利の凱旋をするウィンクルム達だった。
●お祭り参加
「美味しいですか? ラダさん」
「美味しいよぅ。やっぱりチョコチップクッキーは美味いねぇ」
村の女性達と共にエリーが作ったチョコチップクッキーを美味しそうに食べるラダに、エリーは嬉しそうに微笑む。
祝福の金平糖を祀るお祭りという事で、お菓子をふんだんに作って振る舞う事になっていたのだが、折角だからとエリーはラダの好物なチョコチップクッキーを作ったのだ。
「もっと食べますか? はち切れても良いぐらい、一杯作りますよ」
「ウヒャァ……それだけあると食べ応えがあって良いねぇ。でも、ボクにばかり構わないで、エリーもお祭りを楽しんでよぅ」
2人はのんびりとお喋りをしながら、村を巡っていく。
女の子を助け出したウィンクルムという事で、巡る毎に村人達からお菓子や料理を振る舞われ、あるいは村の近場で取れた花から作った香水を試してみたりと、ちょっとしたデートのような雰囲気でお祭りに参加していた。
その頃、シルキアとクラウスといえば、助け出された女の子の元に居た。
「金平糖は食べた?」
にっこりと微笑みながら、シルキアは女の子に目線を合わせ優しく問い掛ける。
彼女の隣にはクラウスが、穏やかな表情で寄り添っていた。
周囲に目を向ければ、村の子供達が遠巻きに居るのが見える。
助け出された女の子を気にする皆が集まっていたのだ。
「……食べて、ないです……」
どこかおどおどとした口調で返す女の子に、
「じゃあ、はい。あ~ん、して」
シルキアは祝福の金平糖を一つ、女の子に食べさせてあげる。
食べると同時に、口の中に広がっていく甘さ。それが女の子に、村に戻って来たのだという実感をもたらした。
その安堵に、女の子の目に涙が浮かぶ。そんな女の子の頭をシルキアは撫でながら、
「もう、大丈夫だよ。よく、頑張ったね」
安心させるように声を掛けてやる。
女の子はその優しさに、ぽろぽろと涙をこぼしながら笑顔を浮かべた。
それを見た、遠巻きにしていた子供達が集まってくる。そして、
「歌を、歌うの?」
シルキアの言葉通り、子供達は歌を歌いに村の広場に行こうとする。
それはお祭りを盛り上げようと、村の皆で考えていた事だった。それに、
「私も、参加しても良い?」
シルキアも共に歌う事を伝えた。
子供達も、村の大人達も喜ぶ中、シルキアは歌を皆と共に歌い始めた。
季節に合わせ選ばれた、春の訪れを喜ぶ歌は、デミオーガ達によってもたらされた凶事を吹き飛ばすような力強さで村に響いていく。
その中にあって、一際心地好く耳に響くシルキアの歌声に、聞き入るクラウスだった。
かくして女の子を助け出し、村の平和を取り戻したウィンクルム達であった。
依頼結果:成功
MVP:
名前:エリー・アッシェン 呼び名:エリー |
名前:ラダ・ブッチャー 呼び名:ラダさん |
名前:シルキア・スー 呼び名:シルキア |
名前:クラウス 呼び名:クラウス |
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 春夏秋冬 |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | 戦闘 |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 普通 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 2 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 03月03日 |
出発日 | 03月11日 00:00 |
予定納品日 | 03月21日 |
参加者
会議室
-
2016/03/10-23:45
プラン提出しています
女の子とお父さんの無事と
マントゥール教団員も存命で成功する事を祈ります
あと、デミに気付かれませんように(祈り
相談お疲れ様でした -
2016/03/10-17:25
行動予定ありがとうございます
うっかりに気付けたので感謝です
>飛び出すタイミング
こちらも「エリーさんの命乞いを合図に飛び出す」に修正しました
>シャイニングアロー
光輪が術者への攻撃を自動で防ぎカウンター攻撃するスキルです -
2016/03/10-16:56
>少女抱きかかえての保護
ライフビショップの精霊さんは、バリアとかはれるんでしたよね?
クラウスさんに少女を保護してもらえると、こちらとしても安心できます!
私のプランはこんな風になってます。
☆エリーのプラン
・村人が着ている上着を借りる(可能なら)
父親に伝えること
・村に働きにきている人間のお手伝いという設定で、とても臆病な演技をすること。
伝えないこと
・仲間が隠れている位置。
・金平糖を落とすこと。
役割
・金平糖の受け渡し役。
・手装備で紋章を隠し、オーガや犯人に怯える。
・犯人に金平糖を渡す時、手を滑らせ袋を落とす。
・同時に甲高い声で情けなく命乞い「申し訳ありません。わざとじゃありません。殺さないで」
戦闘
・自分と父親の防衛に専念
★ラダのプラン
役割
・森の中に潜伏
・トランスなし
戦闘
・命乞い合図で行動開始
・デミ6体を女の子から遠ざけることを最優先
教団員死亡時
・遺体に触らずAROAに連絡 -
2016/03/10-16:17
現在の行動予定
────────────────────────────────
シルキア
・状況からマントゥール教団員が関わってる考えを皆さんに話す
・父親へエリーさんからのお願いに添えて
「娘さんの為に最善を尽くします、任せてください」と落ち着かせたい
・村出発時トランス
・森に待機、金平糖ぶちまけを合図に飛び出し
・デミ挑発し戦闘(少女から引き離し期待
・終了後青年は官憲に引き渡しと金平糖回収
・お祭りあれはする事
クラウス
・捕縛縄調達
・シルキアと反対側森待機、金平糖ぶちまけを合図に飛び出し
・飛び出しのタイミングでシャインスパーク
・デミ戦、アロー使用(スパーク維持
行動優先順
少女を庇い攻撃光輪で受ける
可能なら少女を抱きかかえ光輪の内側に
デミが青年を殺しにかかるなら手甲剣撃で阻止したい
青年の攻撃は回避※光輪の反射で死なせたくない
・青年対応
手甲剣撃で物理攻撃(手加減
行動不能になれば縄で縛り上げる
・お祭りあれはする事
────────────────────────────────
解説から読み取れる注意点はフォローできているとは思うんですが
抜けが無いか不安…
クラウスに少女抱きかかえての保護という行動を入れています
これならアローで自動で守れると考えたんですが、そちらの行動の
お邪魔になってないといいんですが、問題ありましたらツッコミよろしくお願いします -
2016/03/10-02:54
>お父さんへのお願い
簡単な作戦の流れや演技の説明は盛り込めましたが、私はこういう状況で役立つスキルを持っていないので、もしシルキアさんの方でもお願いしてくれたら助かります!
>レベルアップ
うふふー、おめでとうございます!
……って、陽気にお祝いしてる場合じゃないですね……。女の子救出と、プラン完成に向けて頑張ります。
>デミ戦
エリー 自分と親父さんを守ることに専念。武器、なし
ラダ デミを女の子に近寄らせないようにする。武器、両手鈍器
ラダさんの一ラウンドでの攻撃回数は一回きり。
敵の数は、デミ六匹と教団員一人。
攻撃回数が圧倒的に足りず、命中率が低いので攻撃を当てて倒せるかも確実ではありません。
教団員死亡の可能性が高まる気がしますが、一番大切なのは女の子の安否。
このままウィンクルム二組で敵に挑むなら、ラダさんにはデミを女の子に近寄らせないよう威嚇メインで動いてもらうのが良いかな、と。
威嚇の攻撃が命中して首尾よくデミを倒せれば、それはそれでラッキーですし。 -
2016/03/10-02:38
>お父さんについて
現場に連れて行くで私もいいと思います
大体の作戦を伝えていい様に思います
現場ではエリーさんが青年と話してお父さんには後ろに控えてもらい
エリーさんの調子に合わせる様にしてくださいとお願いしておく感じでどうでしょうか
メンヘル2を持っているのでお父さんへのお願いは私からしても可です
「心労で倒れた」等、青年に言って連れて行かないのも手だと思いますが
その場合私も引き渡し役に入る形になるのかも
こっちでも可です
ローブ借りて武装隠す姿でなんとか…
>レベルが上がったので
クラウスのスキルが2つセットできるようになったので
シャインスパークとシャイニングアローをセットしました
アローがあるのでデミ戦にもお役に立てそうです
デミは状況不利で青年を殺しにかかるとあるので彼を守る盾役とか
少女とお父さんの避難所役になればよいのか、等々考えてますが
どういう形が一番お役に立てるのかちょっと迷っています
今日夕方くらいまでには大体の行動予定上げておこうと思います -
2016/03/10-01:42
犯人との会話から父親さんも取り引き現場にいくものだと思っていますが、
どれだけウィンクルムの作戦内容を伝えるべきでしょうか?
何も話さないと不安でしょうけれど、伝えない方が良いかなって部分もあります。
・潜伏組の仲間の隠れ場所。(親父さんの目線などでバレないように。犯人に付け込まれる隙を少しでも減らす)
・ウィンクルムの合図がなんなのか。(金平糖をぶちまけた時、親父さんに演技なしの本気で驚いてもらうため) -
2016/03/10-00:14
>金平糖
二週間! それは長い!
調べてくれてありがとうございます。
女の子の安全確保のために、本物の祝福の金平糖を用意する方向でいきましょうか?
敵の手に渡らないよう、慎重に注意を払いますね! -
2016/03/09-23:34
>偽金平糖
ググったら作るのに2週間くらいかかるお菓子だったので用意できない可能性が(汗)
持っていくのは本物でいいかもしれません -
2016/03/09-21:38
>引き渡し役
はい!
現状では、私が立候補しておりますね。
>合図
金平糖を渡そうとしてぶちまけると同時に、私が甲高い声でめっちゃ情けなく命乞いをします。
「申し訳ありません。わざとじゃありません。殺さないで」的なことを言います。
それを合図にしてください。
>トランス状態
デミ・オーガまでなら、トランス状態でなくても倒せるので、私のペアはトランスしない予定でいきます。
ラダさんはジョブスキルを使えませんが、引き渡し時にトランスのオーラでバレる可能性を減らすためです。 -
2016/03/09-21:13
>引き渡し役
神人二人で行ってもいいと思ってましたが、拘ってはいないです
私は諸事情で武器を外せないのでそれを考えると
私は精霊2人とは反対側の森で待機して
スパーク、もしくは金平糖ぶちまけ等の合図で飛び出し
デミオーガ挑発して引きつける役というのも有効かなと考えました
反対側からはラダさんとクラウスが行動起こしてくれますから
教団員としては両サイドからこられて慌てて隙だらけになってくれたらいいなという目論みで
ラダさんがもしデミ対応優先なら私とラダさんが一緒に待機して
反対をクラウスに待機して貰う方が合理的かもしれません
という事で、現在のメンバーなら引き渡し役はエリーさんにお任せしたいと思います
皆が行動起こせる合図をお願いできますか?
金平糖ぶちまけも有効なら使ってください
>盾外したくない
私もです
どのみちどこかでばれると思うのでもし盾が理由でばれても私は問題無いと思います -
2016/03/09-20:21
あっ、ちょっと誤解を招きそうなコメントでした!
私も引き渡し役として参加したいという意思表示であって、シルキアさんの引き渡し同行に反対するような意味はないです!
連続投稿ですみませんっ! -
2016/03/09-20:16
あれから、あえて取り引き現場にウィンクルムが出ないで、森の中で全員待機というパターンも考えてみたんですけど、
「持って来る。だが、量が多いんだ。私だけだと全部は持ってこれない」
と父親さんが犯人にこう言っちゃってるので、荷物持ち役が誰もいないと、逆に犯人が父親さんに因縁をつけてきそうな予感です。
今のメンバーなら、私が荷物持ち係をやりたいです。(と挙手
その場合、怪しまれないよう武器は外していこうかと思ってます。
諸事情で盾は外したくないけど! -
2016/03/09-19:26
>ショコランドの住人らしいけど「小人」という記述が無い
あーっ、たしかに! 私、すっかり小人だと思い込んでました!
引き渡し役の体のサイズについては、こんな言い訳を考えました。
どちらも、村人Aとしての演技をする前提ですが、デミ・オーガに神人だとばれてしまわないかが気がかりですよね……。
村人が小人や妖精だった場合
「図体が大きいので小人より物を持ち運びやすいからという理由で、荷物持ち役に選ばれた人間サイズの村人」
村人が人間サイズだった場合
「犯人を刺激しない非力な女ということで荷物運び役に選ばれた」
>A案
偽金平糖をぶちまける! 良いと思います!
犯人は大いにキレそうですが、注意をそらすという意味では有効かと。
>B案
あまり決めつけもよくないですが、依頼文を読んだ感じでは、犯人はこちらの説得を聞いてくれる雰囲気ではなさそうです。
もし説得が上手くいっても、デミ・オーガの動きは言葉で抑制できないですし。
シャインスパークを使うのは、良い案だと思いますよ! -
2016/03/09-18:42
この前の「ぴんぽんぱん作戦」の様な発想で考えれば
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B案
変装も森に待機もせず、ウィンクルムのまま取引場所へ行き「分が悪いのはそっちだ」的な説得して
応じなければスパーク、戦闘開始
────────────────────────────────
というのもあり?…かも? -
2016/03/09-18:31
思いついた事上げてみます
ツッコミ歓迎です
抜けなんかもありそうです
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◆疑問と懸念
①小人ではない?
ショコランドの住人らしいけど「小人」という記述が無い
②小人だった場合
体のサイズ的に村人装えない(速攻で怪しまれる
③デミが居る
神人はデミに気付かれる(引き渡し役できるのか疑問…
────────────────────────────────
◆現在の所の希望行動
シルキア
引き渡しに同行し、人質確保かデミとの戦闘(デミなら戦えると思います
※③の懸念があるのでデミが反応したら即戦闘の構え?ちょっと危険な賭けかも
クラウス
森で待機、何かの合図貰えたらシャインスパークで敵目くらまししつつ接近
※教団員戦闘と取り押さえor少女と父親(いれば)保護と退避させる
※一応物理ダメージ可な装備していますがデミ相手では弱い(汗)
※スパークは目くらましで隙作るのと森から出る時のタイムラグをフォローできればと思います
※森からだとスパーク届かない可能性考え範囲広げる杖装備
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◆用意しようと考えている物
・村人から捕縛用の縄
・可能なら普通の金平糖一袋分とダミー何袋か
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◆作戦提案
A案(かなりざっくりですが
金平糖引き渡しの際、偽金平糖をつまづくか何かでわざとぶちまけ教団員の注意、人質から逸らす
そのタイミングでスパーク
それぞれ行動開始
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2016/03/09-02:03
シルキアとライフビショップのクラウスです
エリーさん、よろしくお願いします
ラダさんはアドエピでは初めまして(だった筈)よろしくお願いします
ひとまず、成立して良かったです
あれこれ細かい事も考えていましたので
夜までには提案まとめて上げようと思っています -
2016/03/09-00:33
エリー・アッシェンと、シンクロサモナーのラダさんで参加します!
シルキアさん、クラウスさん、どうぞよろしくお願いいたします。
とりあえず依頼の出発日も差し迫っておりますし、思いついた案をどんどん書いちゃいますね!
・エリー 小人の父親に付き添い、金平糖の引き渡し役(ウィンクルムだとバレないよう演技や工夫必要かも?)
・ラダ 森に潜伏。女の子の保護orオーガの殲滅or教団員捕まえる(一緒に戦う方の行動次第で変更予定です)