プロローグ
「いたか?」
「いないー」
「そっちは?」
「こっちもいないよ」
タブロス郊外のとある村。その裏山である。生い茂った木々の隙間から、日の光が届いてはいるが、明るくはない。
道のようなものはあるのだが、雑草が生い茂り、獣道と大差ない。
そんな中でウィンクルム達が探しているのは、デミ・ヤマネコ——デミオーガ化したヤマネコだ。
数日前、山中で山菜を採っていた村人が数匹のデミ・ヤマネコに襲われた。幸い軽傷で済んだらしいのだが、問題は怪我以外のこと。
それは——。
「いたー!!」
デミ・ヤマネコの姿を見つけ、神人が叫んだ。
驚いたデミ・ヤマネコが飛びかかってくる。
「ぶっ!」
ビターンと神人の顔面を踏み台にして、デミ・ヤマネコは木の上へと姿を消した。
「おい、大丈夫か!?」
精霊が駆け寄る。
デミ・ヤマネコに顔面を踏まれたらしい神人に声をかければ、大した怪我は無いようだが。
「大丈夫だにゃ」
「え?」
「にゃ?」
言葉遣いがおかしい。いや、それだけではない。
「お、お前……」
震える指で示すのは、神人の頭。
「どうしたんだよ、それ」
言われて、頭に触れる。ふかふかとした何かがそこにはある。何だこれは、と形をなぞる。
猫耳だ。
「にゃ……にゃんだこりゃー!!?」
それは、数日前に襲われた村人も同じだった。彼は猫化してしまったのだ。
神人の頭にはふかふかの猫耳が、お尻からは綺麗な毛並みの尻尾まで生えている。それに加えて、
「おい、俺の服の紐にじゃれるな!」
精霊が纏う服から垂れている、装飾の紐が気になる様子。猫じゃらしにじゃれる猫よろしく、小さなパンチを繰り出してじゃれついてくる。
「ご、ごめんにゃさい。どうも気ににゃって……」
無理やり引き剥がせば、我に返った様子で頭を下げた。しかし、その後も、落ちている木の実に心奪われそうになったりしている。
A.R.O.A.の情報によると、デミ・ヤマネコを倒せば猫化した人間は元に戻るらしい。
ウィンクルム達はデミ・ヤマネコの姿を追った。
解説
●目的
3匹のデミ・ヤマネコを退治する。
●場所
村の裏山。木々が生い茂っており、デミ・ヤマネコがどこに潜んでいるのか分かりません。
デミ・ヤマネコを恐れているため、村人が来る事はありません。
●敵
デミ・ヤマネコ×3。
デミオーガ化して凶暴になったヤマネコです。
物陰に身を隠しています。非常に動きが素早いです。
デミオーガ化しても所詮はヤマネコ。さほどの脅威ではないでしょう。
人間を猫化させる力を持っています。
●猫化
デミ・ヤマネコの力で神人が猫化しています。
言葉遣い、見た目など猫っぽくなりますが、体力、攻撃力などステータスへの影響はありません。
通常通りの戦闘、トランスが可能です。
猫化にはレベルがあります。
6面ダイスを1個振ってください。出目が猫化のレベルになります。
出目以下のレベルの全ての症状が現れます。
例えば、出目が4であった場合は「話す言葉が猫っぽくなり、猫の耳と尻尾が生え、球形のものにじゃれる」となります。
1:話す言葉が猫っぽくなる。(例「そうだにゃ」「にゃんだって!?」)
2:猫耳が生える。
3:猫尻尾が生える。
4:球形のものにじゃれる。(ボール、大きめの木の実など)
5:ヒラヒラしたものに飛びつく。(猫じゃらし、紐など)
6:マタタビにメロメロになる。
●その他
神人が猫化した状態でスタートします。
『ダイスの出目』をプランに記載してください。
ゲームマスターより
ご覧いただきありがとうございます。りょうです。
2月といえば猫の日。にゃんこなウィンクルムが見たいな〜。
という事でこんなエピソードですにゃん。
にゃーにゃーしながら戦ってくださいませ!
おびき寄せるのが良いかもしれませんが、猫化した仲間も釣れてしまうかもしれませんね。
皆様のご参加をお待ちしております。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
叶(桐華)
にゃんにゃん語尾でもトランスは出来るんだねぇ、さっくり行こうか おいで、遊ぼう 全力ダッシュだよ、桐華さん。デミヤマネコをとっ捕まえよう! 基本的には前衛でヤマネコを追い回すよ 桐華さんと挟み撃ち狙ったりして、なるべくあっちの足を止めたい 足止めできればプレストガンナーの子に狙ってもらえるしね! 補佐メインで行動。攻撃の機会は狙うけど、当てに行くよりは 逃げる方向を絞るように、少し隙のある動きで誘導したいね 猫化した他の子が誘き寄せに釣られてたらとっても楽しい 猫尻尾にはどうだろ? 桐華さんが反撃モードの時はなるべく近寄らせないようにするね もふもふされるとくすぐったいぞー ふふ、甘えるなら普段のままの方が良くない? |
スウィン(イルド)
3 平和な時なら皆で写真撮ったり遊んだりしたかったけど 今日は真面目にお仕事しにゃいとね、残念 (猫耳ぴるぴる 猫化Lvは低いのに面白いからわざと イルドの尻尾にてしてしじゃれ付いたり 猫尻尾を絡ませたりして猫化のせいにする。 素直に信じるイルドが可愛い 任務に支障がない程度に少し遊ぶ) 仕方にゃいでしょ、猫化しちゃったんだもの あぁ抗えにゃい誘惑が~(にゃんにゃん) 先にハイトランスジェミニ 皆の近くで物陰に身を隠したまま 猫じゃらしだけ出して振り敵を誘き寄せ 敵が現れたら後衛で両手銃で攻撃 後衛の仲間が危ない場合庇う 装備効果で1度だけ攻撃無効化 ■注意 敵以外(木等)にあまり被害を出さない 敵を逃がさない 戦闘後後片付け |
セイリュー・グラシア(ラキア・ジェイドバイン)
出目4 科白は適宜猫語に変換を。 最初にトランス。 ネコ化に「にゃんこの身体能力を手に入れた!」と前向き。 敵を誘き出すため生肉を用意。 粗目の布袋に入れ腰に下げる。鉄扇で煽ぎ匂い拡散。 地面に肉を撒いてもいい。 猫用おもちゃ持ってきた。 棒+紐、先に鳥の羽根ついててぶんぶん振りまわすやつ。 ウチのコ達にめちゃ人気アイテム。振って気を引く。 (仲間が釣れる?) ネコミミを動かし敵の音を聞くぜ。(きっと猫の聴力が!) 敵が出たら尻尾ぶわっと膨らませる。 戦闘時オレの役目は敵攻撃を防ぐ盾にゃ。敵の注意を引きつける。 水玉ハンマーで敵を攻撃。敵をスタンさせるぜ。 敵が麻痺したら別の敵を殴る 射撃系武器の射線を遮らないようにする。 |
日下部 千秋(オルト・クロフォード)
ダイスの出目:4 心情: ……おい……(自分の状況に頭を抱える日下部君 ふ、不幸にゃああ…… 先輩……?(「らしくなった」とか言われてて顔が引きつる 行動: 今回デミだけどトランスはする。じゃないと先輩がスキル使えないからな。戦闘前……隠れてる時にはトランスを済ませとく。 ヤマネコがおびき寄せられるまで仲間と待機。ヤマネコがマタタビに夢中になってる隙に突っ込んでいって先制攻撃。今回も援護頼みます。先輩。 確実に戦闘に支障が出るパターンだけどな……特に今回味方に水玉模様のハンマー持ってる人がいるから…… 「にゃああ! グラシアさんごめんにゃさいにゃああ?!」(水玉に反応して突っ込んでいった模様 |
テオドア・バークリー(ハルト)
ハルト、あんまりこっち見んにゃ、笑うにゃーっ! 何で俺ばっかりこんな酷い症状が…にゃっとく(納得)いかないにゃ… 茂みで今何かが動い…か、体が勝手に反応するにゃやめるにゃー! チラチラ見えると狩らなきゃって気になるにゃ、 相手も猫じゃらしとか多分チラチラ見せると効きやすいかもしれないにゃ。 俺が一番猫化酷かったからその分山猫の視点に立ちやすいかもしれないにゃ。 周りに興味を引かれるようなものがあれば積極的に発言していくにゃ。 山猫の姿を確認できるようになったらトランス… ちょ、ハル、力抜けるからマタタビはやめ…っ …さて、と。 随分色々と遊んでくれたなぁ? ハルトは終わったら渾身の力で猫ぱんちしておこう。 |
●にゃんでこんにゃことに!
「にゃ、にゃんで俺ばっかりこんにゃひどい症状が……」
そんな嘆きの声を漏らすのは、テオドア・バークリーだ。
彼の目の前で揺れるのは猫じゃらし。常ならば、そんな物に気をやったりはしない。だが、今は……。
(あらがえにゃいー!)
小気味よく繰り出す猫パンチを止めることができない。
猫じゃらしを握り、そして、それをリズム良く振っているパートナー——精霊のハルトはとても良い笑顔でテオドアを見つめている。
(にゃんで俺だけこんなことに……)
時は僅かばかり遡る。
「……おい………」
日下部 千秋は自らの置かれた状況を確認すると両手で頭を抱えた。
「ふ、不幸にゃあぁ……」
両手に感じるのは、ふかふかとした猫耳の感触。それがさらに現実を突きつけてくる。信じたくはないが、猫の耳と尻尾が自分の体には生えてしまっているらしい。さらには、普通に喋っているつもりなのだが、その言葉の一部は「にゃ」に変わってしまっている。何でこんなことになったのだと、自らの不幸体質を呪わずにはいられない。
そんな千秋の姿をまじまじと眺めるのは、彼の精霊であるオルト・クロスフォードだ。
(猫耳、尻尾……)
ふむ、と何か納得したかのように一息つくと、
「何だからしくなっているな、日下部」
さらりと言う。彼に悪意はない。むしろ、褒め言葉のつもりだ。オルトは常より千秋の事を猫のようだと思っている。今の千秋の姿は、まさに猫。
けれど、言われた千秋は穏やかではない。
「先輩……?」
らしくなっているとはどういうことだと、精霊の顔を見返すその表情は引きつっている。
千秋と同じく、現状を嘆く者がもう一人。
「にゃっとくいかにゃい……」
両手で顔を覆うのは、テオドアである。彼の気持ちを反映するかのように、猫耳はぺたりと折れ、尻尾は力なく垂れている。そんな彼とは対照的に、ハルトは嬉々としてテオドアを観察する。本物? 耳と尻尾は本当に生えてるの? と興味津々。
(猫耳猫尻尾で語尾に「にゃん」とか何かもうヤマネコグッジョブって感じなんですけど!)
「暫くこのままでも悪くないな……」
と、心の中で呟いたつもりだったのだが、最後はうっかり声に出してしまったようだ。キッとテオドアの視線がハルトに向く。
「ハルト、あんまりこっち見んにゃ、笑うにゃーっ!」
「冗談だって! 真面目にやるからグーパンやめて、猫ぱんちなんて可愛いもんじゃねーからそれ!」
割と本気で殴ってくるパートナーを必死になだめるハルトである。
「あらあら、みんにゃ可愛いことににゃってるわねぇ」
尻尾をゆるやかに動かしながら笑みを浮かべるのはスウィン。彼にも猫耳と猫尻尾は生えているのだが、それを嘆く様子はない。むしろ、楽しんでいるようですらある。
それは、スウィンだけではない様子。
「にゃんこの身体能力を手に入れた!」
前向きな発言をするのは、セイリュー・グラシアだ。耳をピコピコ、尻尾をフリフリ動かし、その様を面白がっている。
その傍らでは叶が、
「おいで、遊ぼうにゃ」
語尾が怪しいながらもインスパイア・スペルを唱え、桐華の頬へと口付けた。
「にゃんにゃん語尾でもトランスは出来るんだにゃ〜」
にこにこと笑顔を浮かべている。
彼らは猫化に動じた様子はない。叶についで、セイリューとラキア・ジェイドバイン、スウィンとイルドもにゃんと怪しい語尾ではあるが、インスパイア・スペルを唱え、各々の精霊の頬に口付ければ、彼らの身をオーラが包み込む。
スウィンはさらにインスパイア・スペルを唱えると、イルドの手の甲へと口付けた。ハイトランス・ジェミニにより、互いの力を分かち、高め合う。
千秋とオルトもトランスを行う。緑色の光が周囲に瞬く。無事にトランスできたことに胸を撫で下ろす千秋を、オルトがじっとみつめている。正確には、千秋の猫耳を、だが。
(……違和感はないな)
トランスの口付け際に、スウィンの猫耳を間近に見たイルド。気ままにはねた髪から覗く猫耳が、どうやら気になるようだ。
「それ本物か……?」
「本物みたいにゃ〜。触ってみる?」
言われ、恐る恐る手を伸ばして触れるも、ぱっと手を離す。
(ふ、ふかふか!)
触られてくすぐったかったのか、スウィンの猫耳はぴるぴると小刻みに震えていた。
(なんだこれ、おっさんのくせに猫耳猫尻尾が似合って可愛いとかどういう事だ!)
胸中で叫びながらも平静を装うが、装い切れていない。衝撃のあまりに戦慄くイルド。そんな彼をみとめ、スウィンはニヤリと悪戯な笑みを浮かべたかと思うと、にゃ〜んとわざとらしく声を上げ、イルドの尻尾にじゃれついた。
「こら、遊ぶな!」
イルドは尻尾を動かし、スウィンの手から逃れる。
「仕方にゃいでしょ、猫化しちゃったんだもの。あぁ抗えにゃい誘惑が~」
再びにゃんにゃんとわざとらしく鳴き声をあげながら尻尾を追いかける。
「……仕方ないな」
尻尾を動かせば、それに飛びつくスウィンの姿に、可愛い! と叫び声をあげたいところだが、イルドは腕を組み、憮然とした態度を貫く。その顔が僅かニヤついていることに、スウィンはもちろん気づいている。一方のイルドはスウィンのイタズラに気づいていないわけだが。
(素直に信じてくれるんだから、可愛いわ〜)
ほくそ笑むスウィンである。
けれど、いつまでも遊んでいるわけにはいかない。スウィンはイルドの尻尾に、自身の猫の尻尾を絡ませながら辺りの様子を窺う。
「さて、お仕事しにゃいとね〜。でも、デミ・ヤマネコの姿は見えにゃいわねぇ」
デミ・ヤマネコは身を隠してしまっているらしい。無作為に探し回るのは得策ではないだろう。
「これでおびき出すにゃ!」
セイリューが取り出したのは、棒。棒の先には紐が結ばれ、さらに紐の先には鳥の羽根が付いている。
「ウチのコ達にめちゃ人気のアイテムにゃ」
セイリューとラキアが飼っている二匹の子猫が大好きな、猫用のおもちゃである。棒を振れば、それに合わせて繋がれた羽根も揺れる。
テオドアの目が、揺れる羽根に釘付けになる。
(狩らなきゃ……)
それは、限りなく本能に近い衝動となって、テオドアの体を突き動かした。
地面を蹴る。一気にセイリューへと距離を詰める。セイリューは驚いたように目を見開いたが、テオドアの視界には入らない。テオドアの意識は、ただ一点に集中していた。
テオドアの右ストレートがセイリューへと向かう。次の瞬間——。
「にゃっ! んにゃ!」
右左と小刻みに繰り出されたパンチが、セイリューが手にしている猫用おもちゃの羽根を揺らす。
その様子を微笑ましく眺めるのは叶だ。釣れたにゃ〜と楽しそうな声を上げている。
「テオ君!」
ハルトの呼び声に、ハッと我にかえるテオドア。
「わー! ごめにゃさい、セイリューさん!」
慌てるテオドアに、セイリューは笑顔を見せる。
「平気平気。しかし、面白いように釣れたにゃ〜」
彼の隣では、ラキアがクスクスと笑いを漏らしている。
「これでおびき寄せられそうだにゃ」
ヒラヒラと羽根を揺らす。
テオドア以外の神人達はそれに気を惹かれる様子はない。どうやら、デミ・ヤマネコの猫化の力には個人差があるようだ。テオドアが最も力の影響を受けているらしい。
「そうにゃ〜。でも、テオドアがまた釣れたら危にゃいわよぅ。だから……」
ニコニコと笑顔を浮かべているのはスウィン。彼は草むらの中から何かを持って戻ってきた。
「ハルト、テオドアの面倒をみてあげてにゃ」
スウィンは手にした猫じゃらしを、ハルトに差し出した。
●猫の気持ち
そして、今に至る。
テオドアは揺れる猫じゃらしの誘惑と戦いつつ、息を潜めている仲間へと視線を向けた。
草むらや木の陰に身を隠すウィンクルム達。デミ・ヤマネコはまだ現れていない。さすがに野生のヤマネコがデミオーガ化しただけあり、警戒心が強いのだろう。セイリューが手にする猫用おもちゃには、なかなか近づいてこないようだ。
(俺が一番猫化が酷いから、その分、ヤマネコの視点に立ちやすいかもしれにゃいにゃ……)
そんなテオドアは、先ほどからセイリューの腰に下がっている布袋が気になっている。なぜ、それが気になるのかはわからないが、猫の気持ちとして、気になるのだ。
テオドアはそのことをセイリューに伝えた。セイリューは袋の中身を取り出す。出てきたのは、大きな肉の塊だ。
自ら取り出した生肉を、セイリューは美味しそうに見つめている。
「セイリュー、おあずけ!」
言って、生肉を取り上げたのはラキアだ。
「生肉は食べちゃ駄目」
テオドアほど猫化は酷くはないはずなのだが、セイリューの感覚は非常に猫に近いものになっているようだ。そんな彼をたしなめると、ラキアはセイリューに代わって生肉を地面に撒く。嗅覚に訴えるならばと、桐華がさらに煮干しを巻いた。
再び物陰に身を潜めるウィンクルム達。隠れながら、セリューはイルミノヴェンタリヨ——鉄扇で煽ぎ、匂いを拡散させる。
扇を手にする彼の猫耳は、常にピクピクと動いている。まるで、獲物を探す本物の猫のように。
しばらくすると。
「ん?」
ガサガサっ。
草むらが動いた。ガサガサ。再び音。そして、三匹のデミ・ヤマネコが周囲を気にしながら顔を出した。辺りに緊張が走る。
(きた!)
セイリューの尻尾がぶわっと膨らむ。
その姿を横目に、ラキアは必死に笑いをこらえる。
(生肉食べたがったり、耳が動いたり、尻尾ふくらませたり……。ウチの猫達と同じだ)
笑い声をあげたいところだが、デミ・ヤマネコに気づかれてはいけない。ラキアは手で口元を隠し、声を出さないように努める。
(いつもネコと一緒に遊んでいるからかな?)
それにしても、そっくりだ。
ラキアはセイリューから顔を背け、笑いを噛み殺す。けれど、その肩は小刻みに震えている。
「テオ君、トランスしよう」
猫じゃらしを捨てると、声を潜めてハルトが言う。けれど、テオドアの返事はない。
「テオ?」
「わ、わかってるにゃ」
再びの呼びかけに、テオドアは躊躇いながら答えた。
初めてのトランスなのだ。トランス状態に入るためには、インスパイア・スペルを唱え、精霊の頬に口付けをしなければならない。いくら小学校からの付き合いとはいえ、頬にキスをすることには多少の戸惑いがある。幸い、他のウィンクルム達はデミ・ヤマネコに集中しているため、こちらを見てはいない。
深呼吸。
「し、信じてるにゃ……」
言って、頬に口付けた。語尾が怪しいことになってはいるが、インスパイア・スペル——触神の言霊の力は正しく発動してくれたようだ。二人の姿がオーラに包まれる。
「よし。じゃ、テオ君はこのまま隠れてろよ」
「え?」
自分も戦うと反論しようとしたのだが……。
「ちょ、ハル、力抜けるからマタタビはやめ……」
ハルトが取り出したのは、マタタビ。その誘惑は猫と化したテオドアには抗いがたい。ごろにゃーんとその場に倒れ込んでしまった。
テオドアをその場に残し、ハルトは息を潜めている仲間と合流する。
「テオドアくんは?」
声を潜めて問う叶に、ハルトは手にしたマタタビの残りを示した。
「これで大人しくさせときました」
叶が後方へとちらりと視線をやれば、地面に転がり大人しくしているテオドアの姿があった。まるで酔っ払ったように頬が僅かに紅潮し、まさにマタタビにメロメロ状態。
「見て見て、桐華さんっ。テオドアくんが可愛いことににゃってるよ」
わざわざ隣の桐華の袖を引く。桐華はテオドアを一瞥。その姿に僅か同情した。
「……あのままで大丈夫か?」
「木の陰になってるし、戦闘中に飛び込んでくるよりは安全かと」
先ほどのように、戦闘中にテオドアが釣れたら危険だ。全ては彼の身を案じての事。
(やっぱテオ君に危ないトコに出てこられたら俺も心配だしさ、恨むなよ?)
ハルトは一度、テオドアの姿を確認する。そして、デミ・ヤマネコへと向き直った。
●にゃーん!
そろりそろりと、辺りを警戒しながら、デミ・ヤマネコは生肉へと近づく。一匹は生肉を、一匹は煮干しの匂いを嗅いでいる。残りの一匹は辺りを見回す。
辺りを見回している一匹を除き、デミ・ヤマネコが餌を食べ始めた。
飛び出したいのをこらえ、様子を伺う。残りの一匹も、生肉へと近づく。
今がチャンスと、ウィンクルム達は飛び出す。
「『シャインスパーク』!」
ラキアの声。彼の手にするカ・ギヅメが光り輝き、周囲を覆った。あまりの眩しさに、デミ・ヤマネコが怯む。
その隙を逃さないのは、イルド。間合いを詰め、春呼青竜を振り上げる。
「『グラビティブレイク』!」
重たい一撃が、デミ・ヤマネコを捉える。デミオーガ化により硬質化していた皮膚が砕けた。そこを、後方からスウィンが放ったスヴィルカーチの弾丸が貫く。
デミ・ヤマネコは地に伏した。
「『シャイニングスピア』!」
再びラキアの声。次の瞬間、駆ける千秋の周囲に数個の光輪が出現する。
千秋はそのまま、一気にデミ・ヤマネコとの距離を縮め、コネクトハーツを振り下ろした。
しかし、デミ・ヤマネコは素早くそれを躱す。地面を蹴り、鋭い爪をむき出しにして千秋へと飛び掛る。
「ぎゃっ」
悲鳴をあげたのはデミ・ヤマネコの方だった。千秋の周囲を浮遊する光輪が、デミ・ヤマネコの一撃を跳ね返したのだ。思わぬ反撃をくらい、怯むデミ・ヤマネコ。
セイリューが狙いを定める。手にしたサベージソウルハンマーを大きく振りかぶり、
「うにゃー!」
叩きつけた。確かな手応えと共に、辺りにはポップな水玉が弾け飛んだ。
デミ・ヤマネコは短く鳴き声をあげると、動かなくなる。気絶したようだ。
次の一匹を狙おうとハンマーを握り直すセイリュー。しかし、
「にゃー!」
辺りに飛び散った水玉に意識を持っていかれる。しかもそれはセイリューだけではなく……。
「にゃああ! グラシアさんごめんにゃさいにゃああ?!」
勢いよく飛び込んできたのは千秋。弾け飛んだ水玉に、揃って夢中になってしまう。ごろにゃんと地面を転がる神人二人。
そこに、後方から銃声。
オルトの放った『ダブルシューターII』の一撃が、気絶しているデミ・ヤマネコを撃ち抜いた。
はっと我に返った千秋は、銃声のした方向へと顔を向けた。そこには、銃を構えたオルトの姿。
「本当に、らしい姿だな日下部」
表情を変えず、しかし、どこか楽しそうなオルトの声が静かに響いた。
残るデミ・ヤマネコは一匹。
後方から、ハルトが構えるHS・アーミーM6-38口径が火を吹いた。しかし、デミ・ヤマネコはそれを躱すと踵を返し、その場から逃れようと走り出す。
「全力ダッシュにゃ、桐華さん」
叶の声に応える代わりに、桐華が駆ける。デミ・ヤマネコの逃走経路に回り込むと、デミ・ヤマネコはあわてて方向転換し、再び走り出した。
その動きを逃さないのは叶。
先回りして待ち受ける叶の姿に、再び方向を変えるデミ・ヤマネコ。その先には桐華が回り込んでいた。
二人はデミ・ヤマネコを追い詰めていく。
挟み撃ちされる形になり、逃げ場を失うデミ・ヤマネコ。その姿は、ハルトに背を向けている。
ハルトは呼吸を整え、フォルダーからHS・アーミーM6-38口径を引き抜いた。『ファスト・ガン』の一撃が、デミ・ヤマネコを貫く。しかし、仕留めるには至らない。
一度倒れたものの、デミ・ヤマネコは立ち上がろうとする。そこに、桐華がポトリーダブルナイフを振り下ろす。デミ・ヤマネコは沈黙した。
●デミ・ヤマネコ退治はしたけれど
なぜだ、と千秋は頭を抱えた。ふかふかの猫耳の感触が、未だにそこにはあった。オルトの視線を感じながら、うぅっと呻く。
「すぐには戻らにゃいみたいねぇ。ま、とにかくこの辺の後片付けをすのにゃ」
スウィンに促され、ウィンクルム達は散らばった生肉や煮干などを片付ける。幸い、周囲の木々には大きな被害はない。
持参した猫用おもちゃを片付けるセイリュー。彼の猫耳は、今も物音に反応するとぴくっと動いている。
一通りの片付けが済んだが、神人達の体は猫のまま。
桐華は叶の頭を見つめる。視線に気づいた叶は首を傾げた。
「にゃーに? 桐華さん?」
「これはいつ効果が解けるんだろうな」
未だに生えたままの猫耳と尻尾。デミ・ヤマネコは倒したものの、猫化の効力がいつまで続くのか、叶にはわかりようがない。
「いつだろうにゃあ?」
小首を傾げる。時々動く猫耳。
「折角だから解ける前に触っとくか」
言って、桐華は叶の頭に手を伸ばす。猫耳に触れ、もふもふとした感触を楽しみだした。
「もふもふされるとくすぐったいにゃ〜」
くすぐったさから逃れるように、ぴくぴくと猫耳が動く。それがおもしろくて、桐華は執拗に猫耳をもふもふする。
叶の背後では、猫の尻尾がぱたぱたと揺れていた。
「……猫なんだし、じゃれてきても良いんだぞ」
桐華の言葉に、叶はふふっと笑う。
「甘えるにゃら、普段のままの方が良くにゃい?」
敵の力による耳と尻尾、それにおかしな言葉ではなくて、普段のままの姿と言葉で。
その時。
ボフンっ。
小さな破裂音がしたかと思うと、叶の耳と尻尾は消滅した。
周りを見渡せば、他の神人達の姿も元に戻っているようだ。
スウィンは自分の頭に触れた。
「あら?」
猫耳がなくなっている。
「……治ってよかったな」
元に戻ったスウィンを一瞥すると、イルドが安心したように言った。
「おかげさまでね」
にこりと笑うスウィン。
イルドはそっと自分の尻尾を振ってみせたが、そこに絡まる猫の尻尾は、もうない。
スウィンに気づかれないように、イルドはそっと溜息をついた。
スウィンが元に戻ってよかった。けれど、少し、惜しい。
地面に倒れていたテオドアは、マタタビを手に、ゆっくりと立ち上がった。
ふーっと大仰に息を吐く。
「……さて、と」
パートナーへと向き直る。
「随分色々と遊んでくれたなぁ?」
ねぇ、ハルト? と精霊の名を呼べば、彼は苦笑いを浮かべながら後ずさる。
「元に戻ってよかったね、テオ君」
及び腰のハルトの頬に、渾身の猫パンチ——もとい、右ストレートが飛んだ。
「デミ・ヤマネコよりうちの神人の方が怖い件」
左頬を腫らしたハルトの声が、木々の中に溶けていった。
依頼結果:大成功
MVP:
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | りょう |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 男性のみ |
エピソードジャンル | イベント |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 簡単 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 02月11日 |
出発日 | 02月18日 00:00 |
予定納品日 | 02月28日 |
参加者
- 叶(桐華)
- スウィン(イルド)
- セイリュー・グラシア(ラキア・ジェイドバイン)
- 日下部 千秋(オルト・クロフォード)
- テオドア・バークリー(ハルト)
会議室
-
2016/02/17-23:56
プラン提出できてるぜ。
日下部さんへはラキアがシャイニングスピアを使うから
12Rの間、防御+210、カウンター攻撃+128されるので
防御の不安はないと思う。
相談とか色々とお疲れさまでした。
皆のにゃんこな様子を楽しみにしてる!
-
2016/02/17-22:55
>戦闘
あ、わかりました。じゃあこっちも前衛でいきます。
先輩は後衛ポジションで敵の逃走を阻害することに専念することになると思います。
こっちもトランスすること記載しつつプラン提出しました……何かあれば。 -
2016/02/17-22:14
>テオドア
インスパイアスペルが猫語になっても大丈夫かは…謎ね。無理って事はないと思うけど。
>日下部
今回前衛後衛は各自の判断で大丈夫そう。前に出るのもありだと思うわ!
>セイリュー
生肉いいと思うわ。ラキアは回復ありがとね!
>叶
どんまい!おっさんも間違いに気付いてなかったわ~
プランは提出済み。ぎりぎりまで修正はできるわ。頑張りましょうね!
-
2016/02/17-06:04
ぎにゃーーーー!!!
ごごごごごめん、ごめん、僕、オルトさんのこと何をどう勘違いしたのかハードブレイカーだと思ってた…!
プレストガンナー二人なんだね!あああごめん、うっかりのくせに遠距離いた!って喜んじゃってごめん…orz
ラキアさんいつもお世話になってます、回復ありがとうー
桐華さんが怪我したら遠慮なく放り込むね
そんでで、僕遠距離の武器って持ってないからスウィンさん回ってくれるなら遠慮無く前衛でばりばり働くことにします。
またたびパワーでメロメロなテオドアさんを微笑ましく眺めたい気もするけど頑張って働くよ!
日下部くんとこのコネクトハーツは便利だよね。
んとんと、今回の敵はすばしっこいのがメインで、
そこまで強い!って感じじゃないし、オルトさんが神人前衛ダメ絶対!って人じゃなきゃ、
ガンガンゴーしちゃっていいんじゃないかなぁってのが僕の個人的な印象
遠距離火力割増はとっても魅力的だから、どんどん使って行って貰えたらうれしーなーってのもあります。
フォローぐらいなら出来るよ!
セイリューんとこの水玉ハンマーにゴロにゃんし始めたら微笑ましく眺めるかもしれないけど!
その時はセイリューも一緒にゴロにゃんしてそうでとても、とても!楽しそうな気がして僕わくわくが止まらない。 -
2016/02/17-05:30
(猫語略。笑)
オレとラキアは元々攻撃力的にはビミョー。
水玉ハンマーで敵をスタンさせる&防御力活かして壁(盾、の予定。
麻痺している間にPGさん達が撃てば敵を倒せると思う。
オレは生肉持ってくぜ。ライ君も釣れる肉食獣垂涎の品だし。
ラキアも前に出て主に壁になる。
シャインスパークで敵命中-10%させる。
負傷者が出たらサンクチュアリ使うので周囲3m以内に近寄って欲しい。
ラキアのシャイニングアローⅡでカウンター攻撃するより
オルトさんのダブルシューターⅡの方が攻撃力強い。
タイミングも敵からの攻撃に頼らなくていいし。
敵への攻撃は皆に任せたい。 -
2016/02/17-00:24
>トランス
こっちは足止め&逃走防止用にダブルシューターⅡ使う予定だからトランスはしますね……
>装備
俺飛び出していっちゃアレだから装備考えるべきかなコレ……(先に攻撃しないと意味ない武器 -
2016/02/16-21:16
ハルト:
テオ君、正直このままでも俺いいと思うんです、割とマジで(真顔)
とりあえず叶さんの案を採用してー、
テオ君をマタタビでいつでもいいように出来るように…じゃなくて、
あんまり動き回らないようにしようと思うぜ。
テオ君が飛び出してく心配があんまりないときは攻撃参加できたらいいな!
…トランス、うん、トランスね、勿論俺は覚えてたヨー(目逸らし)
テオドア:
ところでインスパイアスペルって猫語になってても大丈夫なのかな… -
2016/02/16-17:07
(猫語から訳し済み)
あらあら、テオドア大当たりね~♪
「球体は神人3人が引っかかるから、敵に使うならひらひらかマタタビで。煮干も使う」
っていうのは叶に賛成よ。誘き寄せるって事は、敵が釣られて出てくるまでは隠れておけばいいかしら?
釣られそうなテオドアをどうするかは…ハルト頑張って☆(ウインク)
敵はデミオーガだからトランスしなくても倒せるけど、スキルを使うならトランスしなきゃね。
(初トランスの子もいるかもしれないし~と内心わくわく)
おっさん、いつもは前衛になる事が多いから今回は後衛で遠距離攻撃しようかしら?
あんまり使う機会がない武器を試してみようと思ってるわ。 -
2016/02/16-00:25
(多分猫語になってる脳内補完)
にゃんにゃん言ってるばかりでお仕事の話を詰めないのも考えものだ!
ということでテオドアさんぐっじょぶ!と僕は言いたい。脈絡は仕事しないもの!
ヤマネコさんをおびき寄せる方がきっと確実だろうけど、
球形は神人三人も釣れちゃうからなるべく避けたほうがいい感じかなー。
ひらひらなら実質テオドアさんだけだから、微笑ましく眺めてられる範囲な気がするね。
ぶっちゃけ!またたびで!メロメロにさせておけば!
他のものには釣られにくくなるんじゃなぁい?とか、そんなことも思ってるけどね!(満面の笑み)
あと、煮干しとかそういうのは効くのかなぁ?一応ぱらぱらっと蒔けたらいいなぁ思ってるよ。
それでもダメなら桐華さんがダッシュする。めっちゃダッシュする。
精霊は火力高めの子が多いから、倒すこと自体は心配してないんだよね。
唯一の遠距離だし、ハルトさんの銃が唸るといいなって期待してる僕です。
桐華さんには今回レクイエム使ってもらおうかなーって思ってるよ。
なんか3分の1で聴力奪うらしいから、仕留め損ねても追い打ちかけ易くなるかなって -
2016/02/14-12:33
うん、引くと思ってたにゃ!!
こういう時に限って俺大きい数字引くって俺知ってたにゃ!!
ちょ、ハルその猫じゃらしどこから持ってきたにゃ…
やめるにゃ笑うにゃマタタビも用意しなくていいにゃー!(べしべし)
…という訳で、山猫をおびき寄せる場合高確率で俺が釣れると思うのにゃ、
邪魔になりそうで申し訳ないにゃ…(ボールコロコロしつつ) -
2016/02/14-12:25
ごめんちょっと遅刻…えーっと、まずはじめまして。
俺はテオドア・バークリー、こっちはプレストガンナーのハルト。
皆よろしく。
…さて、と。
どうあがいても猫語は避けられない訳で…うん、覚悟決めよう。
【ダイスA(6面):6】 -
2016/02/14-09:36
おっさんも戦いには支障にゃい感じにゃ~。耳と視界の暴力?耐えて頂戴にゃ。
テオドアはどうにゃるか楽しみだにゃ☆ -
2016/02/14-09:28
スウィンと、ハードブレイカーのイルドよ。
日下部達とテオドア達はお初!皆よろしくねぇ♪
イルドは前衛しかできないわね。おっさんはどっちでもできるわよ。
【ダイスA(6面):3】 -
2016/02/14-02:27
……Oh……にゃあ……(顔を覆う
グラシアさんとお揃いになっちゃいましたにゃ……
丸いもの……見たらうずうずするのにゃ……絶対これ水玉がはじけた瞬間そっちに飛び込んでいっちゃうやつにゃ……!
にゃって言ってる時点でもう羞恥MAXなのにまだやらかすことになるのにゃ……?(うずくまる -
2016/02/14-02:21
……どうも、日下部です……始めましての人は初めまして。
パートナーはブレストガンナーのオルト・クロフォード先輩です。
グラシアさんはこの前ぶりです。今回もよろしくお願いします。
で。これ振らなくちゃいけないと……(手中のサイコロを見て
……猫化が確定の時点でもう不幸なんだ……これ以上何かあってたまるかよ……(沈痛な面持ちでダイスを振る
【ダイスA(6面):4】 -
2016/02/14-00:56
にゃんとな。
肉球なんて言っていたからなのかにゃ?
まるっこいものが気になにるにゃ。
水玉ハンマー持っているのに、にゃんという試練にゃ。
ますます水玉ハンマーを手放せにゃいのにゃ。
きっと楽しいことになるのにゃあ。
5まで行くと
猫化神人やディアボロさん達の尻尾が気ににゃって、な状況になるのかにゃ?
それも楽しそうなのにゃ。
(他の人達へ期待な眼差しなのにゃ。わくわく)
-
2016/02/14-00:47
セイリュー・グラシアとライフビショップのラキアだ。
今回も火力的に充分すぎる位なので、オレ達は補助に入る予定。
敵攻撃分散のために前列に出るつもりだけど、倒すのは皆さん、ヨロシク!
まずヤマネコに踏まれた結果だな。
ヤマネコは肉球大きいのかなぁ。
【ダイスA(6面):4】 -
2016/02/14-00:31
にゃんということでしょう。
耳に尻尾ににゃんにゃん語までで、戦闘には全く支障がない感じでした。
ごろにゃんごろにゃん言いながらばりばり働くよー。
すばしっこい相手らしいから、だだーっと追いかけて頑張って追い立てるくらいになりそうだけどにゃー。 -
2016/02/14-00:29
はろはろ、叶と愉快な桐華さんだよ。
日下部君たちとはお出かけで何回かお顔見たことはあるかな?テオドアさんたちは初めましてだね。
ちょこちょこご一緒させてもらう面子も、どうぞよろしくー。
あ、桐華さんはテンペストダンサーだよ。
さ、とりあえずどの程度にゃんこになってるかが肝心ですよねー。
ってことで、サイコロそぉーい。
【ダイスA(6面):3】