プロローグ
キャンディで出来た街並みの一角に、甘く透き通ったオルゴールの音楽が流れ始めました。
それに合わせる様に、飴細工の妖精のお人形たちががくるくると回ります。
小人と妖精たちがじっと見つめる前で、人形は音楽に合わせ、近づいたり離れたり……
「ちょっと待った! はい一回止めて!」
そして動きを止めました。音楽も少しだけ遅れてぷつりと途切れます。
動きを止めさせた小人さんに、周囲に控えていた人々は口々に尋ねます。
「どこが問題なんですかプロデューサー!」
「まだ何か問題があるのですか!?」
プロデューサーと呼ばれた小人さんは厳しい顔で答えました。
「わからん」
「はぁ!?」
プロデューサーは険しい顔で呟きます。
「音楽はいい。動きも滑らかだ。だが、何かが足りない。インパクトに欠ける」
その言葉に、同意の声がぽつぽつとあがりました。物珍しさに見学していた妖精さんたちです。
「たしかに、なんか足りてないよね」
「うんうん、ちょっと単調?」
「それそれ。近づいて離れるだけっていうか」
それを聞いて小人の作業員さんたちはがっくりと肩を落としました。
「何回目の修正になるんだろう……」
「今日こそは定時で帰れるって思ってた」
そう、彼らはからくりの大時計をキャンディニアの城下町に作ろうとしていたのです。
一時間ごとに飴の歯車のからくりが働き、音楽が流れ、人形が楽しそうに踊る。そんな街を賑わす大時計。でも、ご覧の通り製作はなかなかうまくいきませんでした。
そして、悪い事は重なるものです。
突如、時計内部から悲鳴が響きました。
「ネズミだ! 大きいネズミだ!」
「ちょっと、あれ、角がある!」
いつの間にかデミ・大ラットが潜り込んでいたのです!
逃げまどう小人たち、飛び散る飴の歯車。
「もう! プロデューサーが音にこだわって柔らかくて甘い素材を使うから!」
「そんな事は後だ、赤の騎士団を呼べーっ!」
「いやいや、あれはデミオーガだよ! ウィンクルムを呼ばなきゃ!」
混乱する住民たちをよそに、ぱりぱり、さくさくと小気味のいい音をたててラットは飴の部品を貪っています。仕掛けの一部が割れて地面に落ち、砕けてしまいました。作業を無に帰された作業員さんが頭を抱えます。
「赤の騎士団である! 市民は速やかに退避する事!」
駆けつけた赤の騎士団が宣言し、攻撃を仕掛けました。
しかしちょろちょろと攻撃をかわされてしまい、あまり芳しい戦果は無いようです。それどころか、騎士団の乗っている猫に怯えたラットはキイキイと甲高い声を上げました。
単なる悲鳴ではありません。この鳴き声は……
「仲間を呼んでいるんだ!」
「増える、増えるよ!」
……どうやら、何の因果かこの街に居合わせたあなたたちウィンクルムの出番の様です。
「あれ? プロデューサー、なんでそんな微妙な所に避難してるのですか?」
「いや、何かのヒントがあるかもしれないってな……」
解説
助力エピソードです。
時計台に潜り込んだデミラットを退治するだけの簡単なお仕事。プロローグ上では「偶然居合わせた」事になっているので、メインサブ武器とポケットの中身以外は持っていない状態になります。ラット弱いから大丈夫。
小人の作業員さん「大時計? 気にしないでいいよ、全部作り直しだからな……はは……」
●大時計
全部で高さ2m程度。ウィンクルム到着時点では破壊された人形とか部品が散らばっています。いくつか食い荒らされた穴が開いていて、その向こうからネズミの鳴き声が聞こえてきます。
●デミラット
体調は30 cmほど。小人さんより一回りだけ小さい。集団で行動する。猫がちょっと怖い。
群れの到着はウィンクルムの到着とほぼ同時かその少し後。
臆病なので、ある程度の数(参加組数によって変化)を倒せば一斉に逃げ出し、二度と大時計には近寄らないでしょう。
●キャンディニアの住民たち
既に避難しています。物好きな妖精さんが空で見物していますが、ラットは飛べないので邪魔にはならないでしょう。
また、赤の騎士団もウィンクルムの方が強い事を理解していますので、ウィンクルムが到達しだい撤退します。何かあれば協力してくれるでしょう。
●プロデューサーさん
安全な物陰に隠れて戦いを見ている。ウィンクルムの戦闘からインスピレーションが得られないかと期待中。
ゲームマスターより
お久しぶりです。月村真優です。
今回はデミオーガの退治です。華麗に戦って見せつけてあげてください。
皆様のプランを楽しみにお待ちしております。
「ある程度の数」は大体参加組数×2程度になると思います。
参加者のレベルによっても少し変動するかも……
リザルトノベル
◆アクション・プラン
セイリュー・グラシア(ラキア・ジェイドバイン)
現場に着いたらトランス。手早く済ませるぜ。 「皆、もう大丈夫だ。ここはオレ達に任せてくれ」 と声をかけ小人達を安心させるぜ。 「デミラットはそんなに強い敵じゃないから、恐れず前へ!」 と、高攻撃力な精霊達の戦意を鼓舞する。 オレの役割は敵攻撃を防ぐ壁だ。前に出て敵攻撃を引きうける。 ハンマーでラットを攻撃。 敵を倒す事より10Rのスタン効果と防御低下を優先。 攻撃対象を次々と変える。 同じ意図の李月さんとは攻撃対象を分散させる。 倒せそうな敵は敵数減らすため、止めを刺すぜ。 盾のお化けでラットをビビらせるのもアリだな。 ラキアのMP不足時はディスペンサ使用。 戦闘終了後に現場の片づけを手伝うぜ。 小人達、無事でよかった。 |
鹿鳴館・リュウ・凛玖義(琥珀・アンブラー)
「あのデミラット達を立ち退かせないと危ないよねぇ、何とかしなきゃ」 現場に到着したら、赤の騎士団に 時計台の内部や広さは、どうなっているか、 中に、まだ赤の騎士団は残っているか、何か自分達に伝えたい事はあるか聞くよ。 聞き次第、メンバー全員に知らせる。 時計台の内部に入り、中が暗ければマグナライトを使って室内を照らす。 琥珀ちゃんとは、デミラットと会う前にトランスしておく。 大時計で食い荒らされた穴を見つけたら、人が入れるか確認。 入れない場合は、穴の中にオーガ・ナノーカを入れてみて、 デミラットが中にいるか確認してみる。 デミラットは発見次第、紅蜘蛛で顔をめがけるか、 または背後か横一文字に斬りつけて攻撃しよう。 |
李月(ゼノアス・グールン)
助けを求められたのなら見過ごす訳にもいかず でもやるからには真面目に討伐 現場入り直前トランス 「やるか! 戦闘に入ったらしたい行動 大時計にラット潜んでるなら声出して誘き出す ラット攻撃はクリーンヒットで気絶狙い+いい音鳴らしたい 調理2使用※フライパン形状なので 気絶ラット攻撃してもらう連携になる事期待 光輪ある間は基本相棒壁に使って攻撃防ぐ 「知るか!大食らいの誰かのせいですっかり馴染んだからだろ 戦闘中注意 できれば壊さない様大時計から離れた場所で戦闘したい 戦闘後 大時計が更に壊れたり現場荒らしてしまったなら 可能ならプロデューサーさんや作業員さんに謝りたい |
日下部 千秋(オルト・クロフォード)
心情: ……作業員の方々、お疲れ様です。(同情の眼差し でも俺もこんな事態に居合わせるなんて思ってなかったよ……ハァ(天を仰ぎ 行動: 現場入りしたらまずトランス。衆人環視の中とか気にしてる場合じゃない。 戦闘位置は琥珀さんのフォトンサークル範囲内で。 基本先輩と連携して動く。俺はデミラットに突っ込んでいってコネクトハーツで切りかかる。 先輩のダブルシューターで動き止めたら更に追撃しに行く。 「一応背後任せますからね……!」 |
フィリップ(ヴァイス・シュバルツ)
開幕トランス 赤の騎士団に猫は控えてほしいと伝える ・どこからラットが出てくるか最初は見張る 出てきた場所が確認できたら近くの仲間の誰かに知らせる。その後戦闘に加わる 精霊共に前衛で戦闘 ・相方が斬り込んだらその後から仕掛ける ジョブスキル使用時は邪魔にならないよう相方の後ろに …なんだアンタ、トランス嫌か? 猫はラットが怯えて逃げまわるだろうしそうなると攻撃しづらい。とりあえず猫控えてくれるか? と近くに居るなら騎士団に 穴だらけだし、どこから出てくるか分からないから厄介だな…まあ、見張ってれば確実だろ …変なとこから出て来ないことを願う |
●戦いの前の煌めき
飛び散る飴の破片、ネズミの鳴き声、壊れかけた大時計。混乱した時計台前で小人の誰かが叫びました。
「ウィンクルムを呼べーっ!」
赤の騎士団がもてあますデミオーガでも、ウィンクルムなら倒してくれる。そしてバレンタインを目前とした今なら、結構な数のウィンクルムがこのキャンディニアに遊びに来ている筈。そう踏んでの判断でした。
そして、その予想は見事的中していたのです。
この騒ぎを聞きつけて、まず一組目のウィンクルムが姿を現しました。
幼い顔つきのディアボロの少年と、筋肉質で赤毛のオジさま神人。
『鹿鳴館・リュウ・凛玖義』と、『琥珀・アンブラー』の二人です。
現場を通りかかった琥珀は焦る心を隠すかのように周囲を見渡しました。
「どうしよう、このままじゃデミラットに食べられちゃう」
「あのデミラット達を立ち退かせないと危ないよねぇ、何とかしなきゃ」
凛玖義は琥珀の手にぽんと頭を置いて答え、彼は時計台を一瞥しました。
小人サイズで出来ている時計台は、彼が入るには少し小さすぎるようです。
彼は少し考え込んでから近くの赤の騎士団に尋ねました。
「時計台の内部はどうなっている? まだ赤の騎士団は残ってる?」
何事も、まずは情報が大事です。
次に現れたのは、二人の青年ウィンクルムでした。
モノトーンな雰囲気のマキナと、柔らかな白銀の髪の神人。『ヴァイス・シュバルツ』と『フィリップ』です。
ウィンクルムを呼べ、という声が聞こえてやってきた二人。
その目の前で、赤の騎士団を乗せた猫が駆け回っていきました。逃げまどうラットと、追い回す猫。状況を把握したフィリップは近くにいた騎士団の一人に声をかけました。
「とりあえず猫控えてくれるか? ラットが怯えて逃げまわるし、攻撃しづらいんだ」
赤の騎士団はそれを聞くとさっと敬礼し、そのまま撤退の指示を飛ばし始めました。
こうして戦闘の準備は着々と整えられていきます。
その頃、近くでも一組のウィンクルムが赤の騎士団に呼び止められていました。同じ制服の高校生、マキナの『オルト・クロフォード』と神人『日下部 千秋』です。
状況を聞いてすぐ現場に向かう千秋の目に、嘆く作業員の姿が飛び込んできました。
「……作業員の方々、お疲れ様です」
思わず同情の眼差しを向けて呟く千秋。とはいえ同情ばかりもしていられません。彼らだって今日は遊びに来ていただけなのに、こんな騒ぎに巻き込まれてしまったのですから。
(でも俺もこんな事態に居合わせるなんて思ってなかったよ……)
溜め息をつきながら彼は天を仰ぎました。
仰いだ青空では何人もの妖精さんが羽ばたいていました。視線に気づいた妖精の一人がにこやかに手を振ってきます。何の緊張感もありません。なんだこれ。
「……当たらない距離ならいいか」
その横で同じように妖精さんを見上げていたオルトはぽつりと呟き、視線を前に戻しました。それきり妖精さんには興味を失った様です。
精霊に習って周囲を見渡せば、他のウィンクルムも揃っていました。
「皆、もう大丈夫だ。ここはオレ達に任せてくれ」
そう言って小人を安心させている神人『セイリュー・グラシア』とその精霊のファータ『ラキア・ジェイドバイン』の二人。
そして、最後にもう一組。
すっかり戦闘モードになったディアボロとフライパンを構えた神人、『ゼノアス・グールン』と『李月』です。これで役者は揃いました。
それぞれのウィンクルムが、現場に着くなりトランスを行っていきます。
「活きがれ! 生命の血潮!」
「滅せよ」
「Release the storm bullet」
「終わりなき栄光のロードを共に」
ウィンクルムたちがトランスする度に、爆発音と火柱が上がり、深紅と琥珀のオーラが揺れ、星のような緑の光が広がり、歯車の音がかちりと鳴りました。ちょっとしたビックリ箱です。そのさまに周囲の妖精さんや小人さんたちからも感嘆の声があがりました。
そんな中でぽつりとヴァイスは呟きます。
「あートランスしねぇとなんねぇんだよな……?」
「…なんだアンタ、トランス嫌か?」
それを聞いたフィリップはヴァイスの顔を覗き込みます。
「あー、分かったって!」
なんか勘違いしてるな、と思いながらもヴァイスは頬を差し出しました。
「そうか。……” Blank”」
(トランスする過程はどうでも良いんだよな…))
無事にトランスは終わり、モノトーンの風が吹き抜けていきました。一瞬だけ、わずかに伏せられた目が赤紫に輝きます。
こうして全員が戦闘態勢へと移ったのです。
●暗がりに潜む影
とはいえ、まだネズミたちの影は見えません。たくさんの気配は感じますが、時計台の食い破られた穴から鳴き声が聞こえてくるばかりです。
そこで懐中電灯「マグナライト」を持っていた凛玖義が穴を照らしながら穴を覗き込みました。その後ろから、肩車された琥珀が照らすのを手伝います。
時計台の中では、欠けのある飴の歯車がからからと回っていました。時々調子はずれのオルゴールの音が空虚に鳴り響いています。そしてネズミの鳴き声とその体臭が近寄ってきました。
彼が目をこらしていると、暗がりの奥から赤い目が覗きました。そして次の瞬間、それが飛びかかってきたのです。
後ろに飛び退いた凛玖義と、待機していたウィンクルムの目の前にデミ・大ラットが姿を次々と現しました。出てきたのは四匹、でも瘴気の量から考えてこれが全てではなさそうです。
「何匹出てくんのかね。オレ的にはどんくらいでも構いはしねぇんだがあまり数が居てもな」
「穴だらけだし、どこから出てくるか分からないから厄介だな…まあ、見張ってれば確実だろ」
「おう。任せたぜ」
「…変なとこから出て来ないことを願う」
そう呟きながらフィリップは周囲に目を光らせました。
まず先陣を切ったのは最初に凛玖義に飛びかかった大ラットでした。しかしラットの伸びた歯は届きませんでした。寸前で彼の太刀「紅蜘蛛」に食い止められたのです。彼は勢いの止まったラットを地面に叩きつけました。そこにラットに転がっていった先にいたゼノアスが素早く止めを刺します。
残りの三体のラットはここでわずかに怯みました。さっと散開してウィンクルムを取り囲んでいきます。彼らにはそれが何かを待っている様子にも見えました。
それを見たラキアがさっと魔本を掲げました。瞬く間に光の輪が現れ、ゼノアス・ヴァイス・李月の三名の周りを取り囲むように浮かび上がります。シャイニングスピア、対象者を守り自動で反撃する光の輪です。
「ありがてぇ、ガンガン行くぜ!」
そう言ってゼノアスは前へ突っ込んでいき、一体を切り捨てました。
また、それとほぼ同時に琥珀がフォトンサークルを発動させました。敵の攻撃が通りにくい聖域を作り出したのです。琥珀の指示を受け、神人たちがその聖域の中に集まります。
その最中にフィリップが鋭い声をあげました。時計台の向こうからラットの群れが姿を現したのです。全部で二十匹程度でしょうか。これが群れの全ての様です。
フォトンサークルの中央に立っていた琥珀が鋭い気迫の声をあげました。ネズミが一斉にそちらに赤い目を向け、奔りだしました。
最初にセイリューがハンマーを担いで前に飛びだしました。
「デミラットはそんなに強い敵じゃないから、恐れず前へ!」
ウィンクルムとしての戦闘経験の多い彼はそう言って鼓舞しながら手近な一体を殴り飛ばします。ポップな水玉がはじけ飛び、ラットはきゅうと鳴いて地面に転がりました。
仲間を気絶させられ怒りに燃えたラットが二体、続いて琥珀に飛びかかりました。しかし琥珀は素早く車盾を取り出して攻撃を弾き、片手で斧を横一文字に振るって一体を倒してしまいます。
また、もう一体には前に出た日下部が短剣で切りかかりました。そこだけ見れば小さなかすり傷です。しかしこれは大きな傷でもありました。直後、オルトの撃った弾丸がその傷に吸い込まれるように命中したのです。彼はそのインパイアスペルが示す通りに弾丸の嵐を降らせ、その動きを正確に妨害していきます。
動きの止まった所を李月のフライパンが一閃。なんとも良い音が響き渡り、大ラットは目を回してしまいました。
前に出てゼノアスも思わずその音に振り向きます。
「……なんでオマエフライパン持ってんだよ!?」
「知るか! 大食らいの誰かのせいですっかり馴染んだからだろ」
そう怒鳴り返しながら、彼はひょいと身を屈めました。飛びかからんとしていたラットはゼノアス……の周囲に浮かんでいた光の輪に弾き飛ばされます。なんだかんだ言っても連携はうまくいっているようです。
弾き飛ばされたラットもヴァイスに止めを刺され、その身を横たえました。ラットたちの波が少しだけ後ろに下がります。
ヴァイスは一息ついて周囲をちらりと見渡しました。ウィンクルムたちの連携によって次々とラットは倒されていきます。その様子に妖精たちも応援と驚きの入り混じった声をあげていました。
そして、その戦いを見つめていたのは妖精たちだけではありません。
戦いに支障のない場所とはいえ、一応隠れているつもりなのでしょうか?
物陰から半分くらい身を乗り出しながら一人の小人が目を輝かせて戦いに見入っていました。おそらくプロデューサーでしょう。
その視線を追ったのか、もう一人のシンクロサモナ―であるゼノアスもプロデューサーに気付いたようです。戦いの中で二人はちらっと眼を見合わせ、小さく頷きあいました。
●獣たちの咆哮
次々と倒れていくラットたち。その様子に、ラットの動きが少しだけ怖気づいたものへと変わりました。しかしそれでも逃げ出す様子はありません。
「かかっておいでよ!」
琥珀が挑発するように軽々と斧を地面に叩きつけて見せると、ようやくラットたちの何体かが閧の声を上げて飛びだしました。ラキアの光の輪に弾かれながらもそれを潜り抜けた二体が同時に逆方向から襲い掛かります。一体は見事に琥珀が切り捨てましたが、もう一体には間に合いません。身を硬くした瞬間、その神人たる凛玖義が背後からラットを切り伏せました。
また、二人の神人、セイリューとラキアも前へ飛びだしていきました。片やポップな水玉模様のハンマー、片やフライパン。形は違えど立派な鈍器です。
二つがフルスイングした瞬間、爽やかな音とカラフルな水玉模様が飛び散り、ラットが目を回しました。目を凝らせばラットの顔の周りに星が回っているのが見えそうな勢いです。そして、少しだけ包囲網に隙間が生まれます。フォトンサークルの中で、日下部は群れへと突っ込みました。
「一応背後任せますからね……!」
そう言い残されたオルトは迷わずその背中を避けながら正確に銃弾を撃ち込み続けます。
日下部の動きは上手い具合にまっすぐでした。危ない、と感じるような事も無く弾丸は敵陣へ、コネクトハーツによる傷へと吸い込まれていきました。
「……連携」
その背中を見ながらオルトはぽつりと呟きました。「初めての経験だ」という呟きは銃声にかき消されるようなものだったのですが。
気絶したものを残して、ラットたちの包囲網がまた後ろへと下がりました。これは大技を使うチャンスか、とシンクロサモナーたちは眼で合図を送りあいます。
そしてさらに前に一歩出て相方を後ろに下げ、それぞれの剣を構えました。
ゼノアスの両手剣には人狼の牙のパワー、ヴァイスのロングソードには辺獄に住む白いワームのパワーが。それぞれの獣のパワーが憑依し、それぞれの剣が形を変えていきます。
ロングソード「ギル」は白い蛇のような形へ。両手剣「ゼノクロス」は青白く輝く狼の頭にも似た形へ。その異様な変化にラットが一匹また一匹と後ろに下がりました。
二人はすっと息を合わせ、武器を振るいました。
「ウルフファング喰らえッ」
「スネイクヘッド!」
気絶したラットと、まだ起きているラット。それらが狼の牙に次々に噛み砕かれ、狙い澄ましたような白い蛇の前に倒れていきました。
この勢いと圧倒的な殲滅速度の前に、とうとうラットたちも完全に戦意を喪失しました。悲鳴のような鳴き声をあげながら、ラットたちは散り散りに逃げ去っていきます。といっても、全体の半分以上は既に倒されていたのですが。
ラットが逃げた瞬間――正確にはウルフファングとスネイクヘッドの連携が決まった瞬間から、わあっと一際大きい歓声があがりました。妖精さんと小人さんたち、特に作業員たちが大勢で拍手しています。
……実は作業員たちが拍手して歓声をあげるのにはちょっとした思惑がありました。彼らはプロデューサーにとってのトランスの印象を薄めたかったのです。オーラの色くらいならまだ再現できなくもないけれど、火柱なんかあげたら飴が融ける勘弁してくれ余計な事思いつかないでくれ……という訳です。
そんな思惑には全く気付かないままプロデューサーも大喜びで拍手しているのでした。
●戦いの終わり
こうして戦いは終わりました。それぞれ武器を降ろし、汗を拭って周囲を見渡します。
被害は最小限にとどまったとはいえ、食い荒らされた時計台の前であちこちにラットが転がる風景は中々に悲惨な物でした。
「怪我人はいないか?」
ヴァイスが住人達に呼びかけますが、みな一斉に首を横に振りました。防御が功を奏したのでしょう、ウィンクルムの方も特に回復も必要はないようでした。
その事を確認した後、周囲を見渡してラキアはちょいちょいとセイリューを手招きしました。
「セイリュー、ちょっと」
「ん? ああ」
残った瘴気を見てやりたい事を察したセイリューはそっとラキアの額に口づけます。それによって潜在能力を引き出していくのです。受け渡された魔力を用いてラキアは時計台に残った瘴気を浄化していきました。少し淀んでいた穴の中の空気もきれいになり、空虚に回っていた飴細工の歯車の動きも止まります。
「作業場を荒らしてしまってゴメンね。瘴気は無くなったから、安心してここで作業出来るよ」
そう言って彼は小人さんに笑いかけました。一つ瞬きして笑みを返し、口々にお礼を述べる小人さんたち。そこに「無事でよかった」と声をかけ、セイリュー達が片づけを手伝い始めたのでした。
一方、その頃。ゼノアスと李月はご機嫌なプロデューサーとさほどご機嫌じゃない作業員たちに囲まれていました。現場は少々荒らしてしまったし、一応謝りに行こうとしたら逆に囲まれたのです。
「……現場、荒らしちゃってごめんね?」
「いやいや! 本当に助かった、本当にありがとう! 素敵な物を見せてもらったと思っている!」
「プロデューサーは黙っていてください。謝罪なんてとんでもないです、こちらこそお手数をおかけしました」
そういって作業員たちはにこやかに頭を下げ、ウィンクルムたちを見送るのでした。
ちなみに、あれから完成した時計台について。
バトルアクションと獣の躍動感が加わった時計のからくり細工はキャンディニアで大変好評を博したようです。……ただ、何故戦いの場にフライパンの音が響くのかについてはあの戦いを見た者以外誰もわからなかったそうですが。
依頼結果:大成功
MVP:
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 月村真優 |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 男性のみ |
エピソードジャンル | イベント |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | とても簡単 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 01月24日 |
出発日 | 01月31日 00:00 |
予定納品日 | 02月10日 |
参加者
- セイリュー・グラシア(ラキア・ジェイドバイン)
- 鹿鳴館・リュウ・凛玖義(琥珀・アンブラー)
- 李月(ゼノアス・グールン)
- 日下部 千秋(オルト・クロフォード)
- フィリップ(ヴァイス・シュバルツ)
会議室
-
2016/01/30-23:59
-
2016/01/30-23:59
琥珀:
ごめん、ラキア……。
でも、その分、李月がダメージを受けないで戦えると信じてる。
あ、李月。ジョブスキル名は、ちゃんと書いたから。
凛玖義:
プランは出したよ。
位置取りの事は、書けなかったけど、足手まといな事は書いてないはず。
当日は赤の騎士団に部屋の構造や、仲間がまだいるか聞いたり、
マグナライトで時計台の内部も照らすからね 。 -
2016/01/30-23:53
プラン提出は出来てるぜ。
大体相談の内容で行けそうな感じ?
相談や他色々、皆さん、お疲れさまでした。
皆が大活躍できて、良い結果になりますように! -
2016/01/30-23:26
>トランス表記
それは知らなかった……ありがとうございます。プランに書き足しときます。
>戦闘位置
こちらもわかりました。書き足しときます。
一応ギリギリまでここ見てるんで何かあれば。 -
2016/01/30-20:48
>李月
ああ、スキル名、ね。入れてるんで多分抜かりないと思う。
うっかりはこっちもよくあるし、むしろ李月の発言で見直すきっかけになった。
……。助かった。 -
2016/01/30-20:47
>シャイニングスピア使用対象
防御系スキルでの二重効果を考慮に入れてなかった。ゴメンね。
琥珀さんのスキル発動に影響出ると困るので、
シャイニングスピア使用は琥珀さんには使用せず、
代わりに李月さんへ使用すると変更するね。
李月さんにした理由は、彼の攻撃意図から考えると、
琥珀さんから離れている敵も攻撃対象になる。
琥珀さんの近くに居れるとは限らないから、だよ。
シャイニングスピアがあれば動ける範囲が格段に広がる。
日下部さんもラットとの近接戦になるから、琥珀さんの近くに居た方が安全だね。
俺とセイリューは今装備を主・サブ武器+ポケットの物以外は外したけど、
それでも多少は防御・回避が見込めるから、何とかなりそう。
誰か怪我した場合はサンクチュアリⅠで回復するからね。
-
2016/01/30-19:56
>フィリップさん
了解しました
上手く決まるといいですね
少し気になったんですが、スキルを使う時はスキル名を入れた方がいいです
以前スキル名を入れず不発に終わってやらかした苦い経験があるので;
「ヴァイスとタイミング合わせウルフファングで攻撃」とこちらのプランでは入れてます
スキル名ちゃんと入れていたらすいません -
2016/01/30-18:29
…ん、返事遅れたな悪い。
19の返答だけど相方曰く
「使用タイミング合わせてインパクト出そうぜ!」っていう認識で合ってるらしい。
…ああ、ヴァイスが使えるスキルって「スネイクヘッド」なんで、それセットしてる。
ヴァイスの方に「スキル使用時はゼノアスとタイミング合わせ、攻撃」って書いた。
とりあえずプランは完成してるけど、これやってとかなにかあれば言ってもらえると助かる。
あと俺の行動は4の三行目の通り「ラットが時計台のどこから出るか見張る」って、プランに書いてる。
どこから出てきたか分かったら誰かに伝えてすぐ戦闘に加わるつもり。
…なんだけど、まずければ言ってほしい。 -
2016/01/30-16:24
こちらの行動予定
李月
・現場入り直前トランス
・大時計にラット潜んでるなら声出して誘き出す
・気絶といい音鳴らし狙いで攻撃
・気絶ラット攻撃してもらう連携になる事期待
・基本相棒盾にする
・できれば壊さない様大時計から離れた場所で戦闘したい(相棒共
・アフターフォロー
ゼノアス
・ウルフファング使用
・ヴァイスとタイミング合わせスキル攻撃(ヴァイスさん返答次第で無くなるかも
・カウンター狙い意識した攻防
・気絶ラット優先攻撃
・プロデューサー出てきたら防御しながら隠れる様言う(対応する方居ればこっちノータッチ
・アフターフォロー同行
だいたいこんな行動でプラン出しています
あまり細かい所には頭行ってないのでやらかしてないか不安ですが
上手く行くことを祈ります
夜また顔出せたら出します -
2016/01/30-15:42
うーん、ごめん。
ひとまずプランは出したけど、プロデューサーさんへ謝る事は今のところ、書けそうにないなぁ。
皆の意見次第。また変える予定だけどね。
あ、トランスするタイミングは、デミラットに会う前にするとプランに書いてるよ。
セイリュー君、シャイニングスピアには及ばないけど、
神人や他のメンバーの分は、琥珀ちゃんがフォトンサークルをかけるよ?
左右の半径2.5メートル内に入っていれば、
3R内で防御力が上がるだけだけど、反撃されてボロボロになるよりはいいかなぁと思う。
あれ?でも、この場合、フォトンサークルを先に発動したら、
フォトンサークルの効果が切れない限り、
琥珀ちゃんに、シャイニングスピアの効果受けられないかも。
(※二重効果を受けた経験がないため、推定で言っています)。 -
2016/01/30-15:10
>アフターフォロー修正
戦闘後
大時計が更に壊れたり現場荒らしてしまったなら
可能ならプロデューサーさんや作業員さんに謝りたい
セイリューさんの意見見て修正しました -
2016/01/30-09:58
遅くなってゴメンよ。
皆の色々な意見が心強いぜ。
戦闘に入る前に、皆、トランスを忘れずに!
「戦闘前にトランスすするのは当たり前、文字数食うし」
なんて思っているとGMさんによってはトランスしていないとか
「他の人のトランスを見て慌てて思いだした」扱いをされる場合がある。
トランスした時の効果(エフェクト)を記載すると
インスピレーション刺激するかもしれないぜ。
(オレ達はそこを詳しく書く余裕は無いけど)
ラキアのシャイニングスピアは戦闘の最初に
ゼノアスさん→ヴァイスさん→琥珀くんへ使用する予定。
防御力UPと敵攻撃をカウンターで味方攻撃へ転じ、
こちらの攻撃手数を増やすのが目的だ。
MP的に2度目の使用は厳しいので
12Rだけ効果があると思っておいてもらえると嬉しい。
なので前列に出る神人への使用も無理だな、ゴメンヨ。
オレはスタン+10効果のハンマーを使うので
クリーンヒットすると敵が10R気絶する。
8R間、敵防御も-11されるから、そこを狙ってもらえると助かる。
李月さんの攻撃と意図は被るので、攻撃対象を分散させよう。
時計を壊さないように位置取りを工夫して戦った方が良いと思う。
せっかく時間かけて作った物だし、こういう配慮って大事だぜ。
琥珀くんのアプローチで時計からラットが離れてくれるといいな。
時計が壊れなくても、作業場を荒らした事にはなるから、
プロデューサーさんへ謝りに行っても良いと思うぜ。
デミ・オーガの瘴気を消すため、
戦闘終了後にラキアがキュア・テラⅡを作業場で使う予定だ。
-
2016/01/30-08:49
>アフターフォローのお誘い
戦闘後
大時計が更に壊れたなら
可能ならプロデューサーさんや作業員さんに
自分達も大時計破壊に加担してしまったかもしれないので謝りたい
というのをプランに入れています
謝るのは口実でプロデューサーさんに会いに行って反応見たいのが目的です
蛇足でもあるので通るかわかりませんが文字数に余力があれば一緒に
行きませんか?
同じ事考えた方もいるでしょうか -
2016/01/30-03:05
>ヴァイスさん
提案ありがとうございます
これは使用タイミング合わせてインパクト出そうぜ!というお誘いで合ってますか?
もしそうなら初撃にかましたい感じですが、限定すると失敗しそうなので
「ヴァイスとタイミング合わせスキル攻撃」という様な表現でプランに入れますがいいですか?
こういう意味じゃなかったらすいません
こう、使用時に技名叫びながら使ったらいいんじゃないかと思ってるんですが
>厨二臭い
僕も同意なので大丈夫です
>連携したい方いますか?
僕の装備はバトルフライパンでクリーンヒットすると敵が1R気絶します
僕は調理スキル2を持ってるので補正が期待できるのでクリーンヒットは出やすいと思います
気絶狙いで攻撃しまくる予定なので
「李月のクリーンヒットのラットに止め差す」的な事をプランにいれて貰えれば連携になってくれるかもしれません
どなたでもよければ利用してください
>現場到着
したら大声だして出てくるように促そうと思います
多分増援も到着して挟まれる可能性もありますが
ラキアさんのシャイニング・スピアがあれば相棒は防御しただけでもカウンターダメージで
ラットやられていくと思われるので気にせず戦闘に入ろうと思います
>大時計
壊したくない方がいるならそれを尊重します
守りはしませんが、うっかり壊してしまう行動はしない様にします
>赤の騎士団
自動で撤退してくれるようなので僕の方ではノータッチです
>プロデューサーさん
安全な物陰にいるならこちらもノータッチ
多分僕等は彼が見ている事知らない状態だと思うので
でも、興奮してうっかり出てくる可能性はあるかもしれませんね
対応する方いますか? -
2016/01/29-23:54
>スキルとインスピ
オルト「……一応スキルはダブルシューターをセットしているが」
俺もコネクトハーツ装備してくんで……俺が飛び込んでいって先輩が援護射撃……みたいなのは考えてるんですけど……コンビネーション的な感じを見せるって感じで……
いまいち何がプロデューサーさんの琴線に触れるのかわからなくてこれくらいしか思いつきませんでした…… -
2016/01/29-16:31
あと厨二臭いって口悪く言ってすまん(PL:失礼しました…!)
-
2016/01/29-16:14
あー…ほんとに悪い。琥珀の認識で合ってんだ。
12の発言の「ジョブスキルでインスピ沸かせよーぜ」
ってのはシンクロサモナーだけが使えるスキルでプロデューサーのインスピ沸かしてみようってこと、なんだが…
そのすぐ下の「ジョブスキル使うかどうかはそちらさんに任せるんで」
ていうやつはジョブスキル使う前提なのに使うかどうか任せるって言うのは辻褄合ってねぇんでちげぇなって思ったんで14で訂正したんだ。
琥珀の認識どおり、言ってるのは同じシンクロサモナーのゼノアスだ。 -
2016/01/29-15:12
琥珀:
え?むじゅん?してたの? ごめん。ヴァイスの言う、
>ジョブスキルでインスピ沸かせよう
→自分達シンクロサモナーだけが使うジョブスキルで、プロデューサー……さんのインスピを沸かせてみよう。
っていう意味、思ってた。
>ジョブスキル使うかどうかは、そちらさんに任せる
→っていうのは、えっと、この場合、[12]の会話からして、
シンクロサモナーのゼノアスの事だけだと思ってる。
はく達自身も、他の皆も戦うスキルは、ある。
でも、ヴァイスの思ってる、ちゅーに、って感じのスキルは、使えるかわからないし、
プロデューサー……さんのインスピになるかわからないから。
-
2016/01/29-13:38
げ、ジョブスキルでインスピ沸かせようっつってんのに
「ジョブスキル使うかどうかは任せる」って矛盾しまくって、っと悪い。 -
2016/01/29-11:09
>全討伐
しまった、はい取り下げで
未練がましい説明失礼しました
取り急ぎ -
2016/01/29-10:11
>凛玖義
ああ、猫については到着早々こっちで伝える予定だったから
フィリップに任せてもらえっか? どっから出てくるか確認ついでに。
>セイリュー
シャイニングスピアの説明テラ助かるぜどんなのか納得した。
んで、こっちはこっちで問題ないんなら前衛で動くつもりなんで、サポート頼りにしてるぜー
>李月
あー唐突でテラわりーけど
シンサモ、ゼノアスとオレの二人っつーわけでインスピ沸かせるには丁度良いんじゃねぇの?
って言うのも、シンクロサモナーって割と厨二臭漂う技ばっかだろ? んなわけでジョブスキル使って攻撃したらプロデューサーから沸いてくる気がするインスピ。
自分で言っといてテラまどろっこしいが厨二臭いっての利用してジョブスキルでインスピ沸かせよーぜっつー提案?
ジョブスキル使うかどうかはそちらさんに任せるんで。
…あ、全討伐は取り止めって思ってて良いんか?
---
フィリップ:
…とりあえずラットがどこから出てきたかは任務同行者、つかウィンクルムの誰かに伝えるつもり。
その後戦闘に加わる予定。 -
2016/01/29-07:37
おっと、セイリューさんの発言が
-
2016/01/29-07:29
フィリップさんとヴァイス・シュバルツさん
日下部 千秋さんとオルト・クロフォードさん
初めまして、よろしくお願いします
>全討伐
レスありがとうございます
全討伐は増援分も合わせて皆のも全部という意味です
希望した理由は以下です
・デミはいずれオーガになる存在なので倒せるなら倒したい(メタ的には気にしなくていい事ですが
・このエピの大成功を狙うなら全討伐の方が可能性が上がるかも
・騎士団に時計台の周りを囲ってもらい逃げようとするラットを猫で威嚇して貰えれば逃がさない事は可能そう
・「ラット弱いから大丈夫」の解説信じて
これに琥珀さんのアプローチで協力して貰えるなら逃がさない事に関してほぼ確実だと思います
ただ、無駄に難易度上げる様なものなので無理に通したい訳ではないです
ここまでのご意見で、この希望は取り下げた方が良い気になっています
>大時計
>小人の作業員さん「大時計? 気にしないでいいよ、全部作り直しだからな……はは……」
のお言葉に甘えて気にせず攻撃で破壊されるままに豪快にと考えています
これはプロデューサーさんの「インパクトに欠ける」というセリフからインパクトのある行動は
取った方がいい様に思ったので
もちろん戦闘後に謝りに行くのもセットです
>ジャンルはイベント
なのでガチ戦闘というよりはイベント的な戦闘を求められている様に思います
というのが、僕のこのエピの見解なんですが、問題あれば改めます
というか、見解に皆さんと大分温度差がある様なので…
ちょっと考え直してきます -
2016/01/29-07:01
人数埋まって、心強い限りだぜ。
皆で頑張ろうぜ。
シャイニング・スピア詳細。
習得Lv:41 対応武器:杖・本 消費MP42
タイプ:カウンター 持続時間:12R(180秒)
威力:128 防御:210 属性:なし 命中・回避・抵抗:0
解説:
対象一人の周囲に数個の光の輪が浮遊し、対象の周りを回る。
攻撃があった場合、光輪が鏡のように敵の攻撃を反射し、反撃する。
術者との距離は関係なく対象に随行し、反撃の動作は術者も感知できる。
---
要はシャイニンアローの強化版。
他人に使用できるようになった。
デミ(大)ラットはさほど強くない敵だ。
それと、プロデューサーさんがインスピを求めている。
だから、今回の依頼はガンガン敵を倒しに行っても良いと思うぜ。
ただしオレ達のレベル補正で敵の数は増えるかもしれない。ゴメンヨ。
でも前衛職が3人いて、武器攻撃力も充分ある。
オレ達が前に出て敵を倒すより前衛職の人達が攻撃した方が
敵にちゃんとダメージ入って駆逐しやすいと思う。
敵の攻撃を分散させるため、オレとラキアも前に出るけど、
敵を倒すための主攻撃力は皆の精霊さん達だ。
頼りにしているぜ。
『レベル10以下でストレス無く前に出やすい任務』
は、そう多くないので。数少ないチャンスだ。
気持ちよく華麗に戦闘しても大丈夫!
回復はラキアがついてる!
だからヴァイスさんも前に出るならシャイニングスピアを使うよ。
出来れば12R以内に敵とのケリをつけたいと思っている。
また夜に来るので、皆の意見・希望を聞かせてもらえると嬉しいぜ。
-
2016/01/29-04:29
満員になったのは嬉しいねぇ。
となると、これでデミラットがある程度倒されたら一斉に逃げる数の条件は、10匹前後かな?
(「ある程度の数」=大体、参加組数→5組×2程度)
僕はこの情報(プロローグと解説)だと、
赤の騎士団が全員避難してるかわからないから、ちょっとそれを聞くね。
何かあれば協力してくれるみたいだし。
本当は、プロデューサーさんの安否も気になるけど……。
ちなみにデミラットの討伐方法は、まだ思い付かないや。
>李月くん
お初だねぇ、以後よろしく。
あ、ごめん。確認したいんだけど、全部討伐したいっていうのは、自分が遭遇したデミラットだけ?
それとも、僕達全員が遭遇したデミラットも含むの?
なんというか、どっちにしてもデミラットを一匹残らず倒したいように聞こえちゃってねぇ。
うーん、僕は、デミラットはある程度倒して、
それを見た仲間が怖がって逃げてくれたらいい考えだからなぁ。
全部倒そうとすればするほど、武器も使うだろうし、時計台も壊れちゃう気がする。
琥珀ちゃんがアプローチ(発声による誘き寄せ)と
アプローチⅡ(自らオーラを発し、触れた敵を誘き寄せ)をセットする予定だから、
それでよければ力になれるかもしれない。
>セイリュー君
久しぶり!そういやあ、あの依頼(white lightning)以来だもんね!
あ、ダジャレじゃないよ。
いやぁ、デミラットとはいえ、警戒心強そうだし、
物陰に隠れて群れながら行動してると思い込んでたからつい。
誘き出さなくても、体長も30㎝あるし、意外と見つかったり、向こうから来たりしてね。
シャイニングスピア、ワールドガイドには載ってないのね。確認できなかったよ……。
でも、そのスキルは頼りになりそうだねぇ、いいの?ラキア君にサポートしてもらっちゃって。
>ヴァイス君、フィリップ君
お初だよね、よろしく。
うーん、とりあえず時計台に着いたら、赤の騎士団に、猫を退けてもらうよう、僕が伝えようか?
それとも、自分て言う?
千秋君、オルト君もお初だったね。改めてよろしく。
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2016/01/29-01:20
なんか釈然としないとこがあったんで再投稿。
…苦手なものはあったらあったでラットが混乱して駆けまわるだろ。
そしたら戦闘どころじゃなくなるんじゃないか?
これがきっかけで逃げてもまた戻ってくる気しかしないし。
……千秋、の言うようにラットの苦手なものはできる限り避けた方が良いだろ。
…改めて、全組揃ったな。…よろしく。 -
2016/01/29-00:28
どうも、滑り込みセーフで入った日下部千秋です。アドエピでは全員初めましてですね。よろしくお願いします。こっちはパートナーのオルト・クロフォード先輩……プレストガンナーです。
こっちは後衛とかサポートになるんですかね、一応。希望があれば合わせます。
>全滅するか否か
ある程度で逃げ出すなら俺も全滅までしなくていいかな……って考えます。
「参加者レベルによって変動する」って言うのがちょっと気になりますし……全部倒してる余裕があるのかな、と思って。
>苦手なもの
……なんか悲鳴で仲間呼んだりしちゃってるしこれは逆に避けた方がいいんじゃないのかなぁとすら思うんですけど……どうですかね…… -
2016/01/28-09:43
シンサモのヴァイスと神人のフィリップ。レベル1なんでやれることはほぼねぇと思うがまあよろしく。
いちおSSなんで前衛に回るか…? 希望あればそのようにフィリップ共に立ち回るんで。
あー「ある程度の数(参加組数によって変化)を倒せば一斉に逃げ出し、二度と大時計には近寄らないでしょう」ってあるし一掃しねぇでも良くねぇか?
デミだが逃げる奴らを追いかける必要ねぇように思う。
倒した方が良いっつーんならこっちも合わせる。
でフィリップも戦闘には加わるが、ラットが大時計のどっから出てくるか見張るつもりらしい。
まあ、必要ねぇなら最初から戦闘に加わらせる。
…苦手なもん、猫か。苦手ならちょろちょろ逃げ回られるだけだしラットの苦手なもんはねぇ方が良いな。 -
2016/01/28-05:58
李月とシンクロサモナーのゼノアスです
鹿鳴館・リュウ・凛玖義さん、琥珀・アンブラーさん、初めまして
セイリューさん、ラキアさん、こんにちは
戦闘はまだ不慣れですが足を引っ張らない様がんばります、よろしくお願いします
僕等はインスピレーション欲しいプロデューサーさんの為に音の出る武器を持参しようと思います
ジャンルがイベントだし、難易度的にもこういう遊び的なものを入れてもいいのかなと思いまして。
デミラットですが、僕等の希望はできればすっきり全部討伐したいです、皆さんはどうですか?
必要はない様なので多い意見に合わせます
デミは呼び込めばすぐ現れそうですね
>セイリューさん
シャイニングスピアありがたいです
ではゼノアスは脳筋攻撃に没頭させます
僕も相棒と連携で戦闘に加わるつもりです
現在の所はこんな予定です -
2016/01/28-00:35
セイリュー・グラシアとライフビショップのラキアだ。
鹿鳴館さん達は久しぶりじゃん!また一緒できて嬉しいぜ。
李月さんは今回もヨロシク!
「神人はオーガに襲われやすい」というオーガ系の習性で
デミ大ラットが出てくれればいいかなーって思ってる。
おびき出して下さいって話じゃないから
ネズミ達がわらわらっと出てくるかなってさ。
オレ達のせいで予想より沢山出てきちゃったらゴメンよ。
既に前衛職が2人いるので、オレ達は戦闘サポートに廻る予定。
敵からの攻撃分散と防御、回復等だな。
琥珀くんとゼノアスさんには
ラキアがシャイニングスピアを使う予定。
12Rの間、防御+210、カウンター攻撃+128される。
積極的に前に出ても大丈夫と思う。
今のところ考えているのはこのくらい。
-
2016/01/27-00:33
琥珀:
あーあーあーあーあー(※発声練習中)
凛玖義:
デミラットかぁ。
うーん、チーズや食べくずで誘き寄せられないなら、
こちらから誘い出すしかないよねぇ。
何か手がかりないのかなぁ(考えを巡らせる)。
おっと、忘れる所だったね。
鹿鳴館さん家の凛玖義と、ロイヤルナイトの琥珀ちゃんだよ。
よろしく!