プロローグ
コボルトの集落。
厳つい顔つきをしたコボルトボスは、身長2メートル体重100キロというその立派な体躯を石の玉座にゆだね、考えごとをしていた。
コボルト一族にまつわる、非常に重要な案件である。
それは……。
「コボルト、影薄い。地味イヤ。キャラほしい」
そう。コボルトの影の薄さを嘆き、この状況をどうにかしようと考えていたのだ。
似たようなポジションでありながら、土下座ネタやパンツネタで、色々おいしい役どころをもっていくゴブリン族が憎い……っ。
ゴブリン族は小柄で、個体によっては小動物や小人のような愛嬌を放つこともある。
コボルト族は人間と同等かそれ以上の背丈のため、ぶりっ子マスコット作戦は通じないだろう。あと、コボルト基本的に人間と仲が悪い。
考えていたら、ふつふつと怒りがわいてきた。
「グルァアアア!」
怒りにかられ、コボルトボスが咆哮をあげる。洞窟内に怒号が不気味に響く。
「……ッ、頭、イタむ……」
コボルトボスは額を抑えた。このところ強い怒りや憎悪を感じると、額に生えかけた角のようなデキモノが痛むのだ。
じわじわと成長しているその角は、まぎれもなくデミ・オーガ化の兆候を示すものだが、オーガの知識がないコボルトボスは単なるデキモノだと認識している。
まだ自我などもはっきりと残っており、現段階では完全なデミ化ではなく進行中といったところか。もっとも、デミ化を治療する手段は未発見のため、いずれは完全にデミ・オーガになるの間違いない。
「コボルト、キャラ立たせる。……どうやって?」
コボルトボスの頭に、ある言葉が浮かんだ。
「犬猿の仲!」
名案だとばかりに、自分の手をポンと叩くボス。
「猿……。猿、いじめる! 個性ない。なら作る! 皆の者! 出撃!」
というわけで、コボルトキャラ作り活動の一環として、まず猿をいじめることが決定された。
かくしてコボルトボスは仲間を率いて、集落から少し離れた場所にある「お猿の湯」を攻めることにした。性格の穏やかな猿達が、のほほんとくつろいでいる平和な温泉だ。
この群れのボスはコボルト一族の繁栄のためなら、平気で他の種族を蹴落とす性格のようだ。プライドも高く、自分は人間と対等かそれ以上の存在だと思いあがっている。その一方でコボルト一族に対する思いやりや責任感は強く、もし己の存在が群れの存続にとって害悪となるのなら、ボスは自らの死さえ潔く受け入れるだろう。
それからしばらくして。
温泉で有名な観光地、テルラ温泉郷の管理人からA.R.O.A.への応援要請があった。
山の中にある秘湯「お猿の湯」をコボルトの一団に占拠された。
群れを率いている巨体のコボルトの額には、小さいもののデミ・オーガらしき角が確認されている。
解説
A.R.O.A.がまとめた資料。
ウィンクルムは、これらの情報を自由に閲覧可能。
・お猿の湯
テルラ温泉郷近辺の山地にある秘湯。人間にとっては足湯くらいのサイズ。
温泉のある場所までは、ロープや木の杭などで軽く整備された道が通っている。
本来は温泉好きな猿達の憩いの場だが、今はコボルトボスが率いる群れに占拠されている。
温泉の周りは砂利混じりの地面が広がっており、特に足場を気にすることなく戦闘が可能。
遮蔽物はないが、辺り一帯に湯けむりが濃く立ち込めており、視界は悪い。
・コボルト
犬の頭部を持ち、直立歩行をする生き物。背丈は人間と同じくらい。
人間の言葉を理解しない。が、鳴き声のように「コボルト」「ケンエン」「キャラ」「ツクル」と繰り返し叫んでいるのを依頼者である温泉郷の管理人が耳にしている。
ボス以外のコボルト達には、デミ化を示す角はない。
複数いるが、正確な数は不明。
・コボルトボス
身長2メートル体重100キロの巨体を誇る、コボルト一族のリーダー。
人間の言葉を理解し、カタコトで会話可能。
今回出没したコボルトボスには、デミ化を示す角が生えかけている。ボスはこの一体のみ。
今はまだ完全にデミ・オーガになっておらず、進行中といった状態。デミ化を元に戻す手段は発見されていない。
強い憎しみの気持ちなどで、デミ化が一気に進行する可能性も考えられる。
観察の結果。
コボルトの群れの繁栄を第一に考えているようで、他種族に対して敵対的かつ上から目線。しかしその分、コボルト一族への思い入れが強く、群れのためならボスは自己犠牲もいとわないように思える。
・目的
デミ・オーガになりかけているコボルトボスの討伐。
ボス以外のコボルトについては「お猿の湯」から追い払えれば良い。命を奪うかどうかの判断は、依頼を請けたウィンクルムに任される。
ゲームマスターより
山内ヤトです!
冒頭のコボルトの集落でのやりとりは、PC達が直接知ることができないPL情報です。
ただ依頼人からの情報やコボルトの鳴き声からで、PCもだいたい事情を察することはできるでしょう。
ボス以外のコボルトの数は、参加人数やLVに応じてバランス調整されます。
ウィンクルムの対応次第で、エピソードの結末が全然違ってきそうですね!
GM側では、特に「これが正しいルート」というものは決めていません。
参加したウィンクルムの皆さんがどんな行動を見せてくださるのか、その結果どんなエンディングを迎えるのか、とっても楽しみにしています!
リザルトノベル
◆アクション・プラン
アリシエンテ(エスト)
行動の流れ: 輝・アルベルト組の話を、話術スキルで補佐→コボルトボスを倒す→A.R.O.A.に通達、埋葬 A.R.O.A.から依頼を聞いた際に、完全に「デミ・オーガ化コボルト」と化したコボルトの写真を借りてくるわっ 可能であれば、起こり得る可能性の一つとして生きている姿の写真の中からより禍々しい姿のものを選択する 輝・アルベルト組が主軸で進めるボスとの会話に、そっと加わってボスに写真を見せて「貴方もいずれこうなってしまう。自我を無くし、無差別に仲間を殺す事になるわ」と説明 状況を見てエストに指示を出し退治した後、A.R.O.A.に手続き 瘴気処理後、ひっそりと仲間達を見守れる高い場所へこっそりと埋葬するわ |
月野 輝(アルベルト)
「キャラツクル」って…いじめっ子なキャラになってもしょうがないと思うんだけど 平和的に解決したいもの 判って貰うよう頑張りましょう ■行動 ボスと向かい合っての説得係(会話術使用 ね、猿を虐めても格好悪くて嫌われるだけよ せっかく高い能力があるんだから「気は優しくて力持ち」をアピールした方がキャラは立つと思うの 私達も協力するから とりあえずここから撤退して貰えない? ある程度話が進んだら角について話を切り出す その角はどうしたの?いつからあるの? それはデミオーガの角 このままでは貴方はいつか仲間を不幸にしてしまうわ 旅に出るという事にして仲間から離れることを提案するも 助けてあげられないのがとても心苦しくて言いよどむ |
ハロルド(ディエゴ・ルナ・クィンテロ)
警戒されたら武器は即座に捨てて敵意はないとアピール 相手はまだネイチャーの域を出ない存在 敵対的だからといって、こちらも敵対的な感情を返してしまえば 不本意な事態を招くかもしれません ウィンクルムの力を振るうのには責任が伴いますから。 説得中は妨害がないか精霊とともに周囲に気を配る 動きがあればさりげなく移動し壁になる 一回目の交渉が決裂した場合、トランス 他のメンバーがボスを確保しやすくなるように他メンバーを精霊と挟み込む形でコボルトの攻撃や妨害をリュングベル・フォースで防御し続け攻撃は一切しない。 その中でなおもボスが抵抗するようであればコボルトと同じ口調で 「あなたの なかま きずつけない 絶対」と必死に説く |
シャルティ(グルナ・カリエンテ)
(トランスは開幕時に) 神人は基本、説得をする輝さんの補助役として動く 今回の依頼…変わってるわね… 別に、なにも考えてないわ ボスコボルトへ訊きたいこと <スキル会話術Lv1使用で説得参加 ボスは自分の頭に生えかけてる角をどう思っているか それに対し、ボスは角ができたことによりどんな影響が自分自身に起こったかなど |
スティレッタ・オンブラ(バルダー・アーテル)
コボルト、キャラ、ツクル… まさか… 別にそんなことする必要なんてあるかしら? キャラなんてヒトの評価でしかないんだから、コボルトは一族の誇りさえ持てば十分じゃないの? それがむしろコボルトのキャラだろうし、誇りっていうのは他人に左右されない為に持つ物じゃないの? 彼等のプライドって一体何なのかしら? 私はクロスケと別行動ね 輝ちゃんやアリシエちゃん達が説得をするらしいけど、彼女達が危険だろうからコボルトを追い払いましょ 大量に襲ってくるようだったら、香水をばら撒いてやりましょ 犬は柑橘類の匂いが嫌いだそうよ? そうでなくても、強い匂いは一たまりもないんじゃないかしら? 可愛い妹分たちに手出しはさせやしないわよ |
●依頼主との相違
「今回の依頼……変わってるわね……」
不思議そうな表情の『シャルティ』。
「キャラ作る……って、どういうことだそれ……。なんか考えてんのかお前」
『グルナ・カリエンテ』が視線を向ける。
「別に、なにも考えてないわ」
『アリシエンテ』の手元には、完全にデミ・オーガとなったコボルトの写真がある。より禍々しい姿に変貌したものを選んだ。
「まだ半ば無害であるコボルトボスの討伐……」
『エスト』の声に躊躇はなく、感じられるのは潔さと覚悟だ。
『ディエゴ・ルナ・クィンテロ』は銃にセーフティをかけ、背中側の腰に差すように隠した。簡単な救急セットも用意できている。
『ハロルド』が真剣な口調で言う。
「相手はまだネイチャーの域を出ない存在。敵対的だからといって、こちらも敵対的な感情を返してしまえば不本意な事態を招くかもしれません。ウィンクルムの力を振るうのには責任が伴いますから」
「平和的に解決したいもの。判って貰うよう頑張りましょう」
説得役を務める『月野 輝』はそう意気込みを語る。
『アルベルト』は腕組み。
「コボルトは撤退させればいいが、ボスだけは討伐せねばならない。まだデミになりきってない個体が相手というのは……」
輝にとっては辛いだろう。心配そうに彼女の方を見た。
「コボルト、キャラ、ツクル……。まさか……」
報告書の内容を読み返し『スティレッタ・オンブラ』は眉をしかめる。
「何で猿いじめなんだ?」
『バルダー・アーテル』も不可解そうだ。
「コボルトは排他的な分、仲間意識が強く統率の取れた手強い種族だと思っていたんだが……」
依頼主は、ウィンクルム達がだいぶコボルトに穏健な姿勢を見せていることに驚いた。
一般人にとって、敵対的なネイチャーは有害だ。
今回のウィンクルムの仕事はボス討伐とコボルトを追い払うことだが、依頼主にコボルトの命を保護しようという意図は希薄だ。
仮に徹底的な殲滅路線を選択していたら、管理人と猿から手厚く感謝されただろう。
価値観や感覚が違うからといって、それ自体は別に問題ではない。
非力な一般人にはできない発想や行動が、ウィンクルムにはできるはずだ。
●小競り合い
道中、ディエゴは治療に使えそうな薬草はないか探したが、収穫はなし。
「季節が冬だしな。草自体、あまり見当たらない」
お猿の湯に近づくにつれ、湯気と硫黄の臭いが目立つようになってきた。
スティレッタは相手の嗅覚を刺激しようと策を練ってきたのだが、温泉地帯の硫黄臭の方が濃厚だった。それに、スティレッタのバトルコーデのポケットの中に香水は入っていない。
ウィンクルムにとって有利な面もある。これだけ臭いがきついなら、コボルトの嗅覚も正常に機能していないだろう。
いよいよ占拠されたお猿の湯だ。
「我に代わり力となれ」
早期のトランスを心がけていたシャルティとグルナは速やかにトランス状態へ。
二名の精霊があることに気づく。
「アリシエンテ。ジョブスキルの使用を予定しているなら、安全な間にトランスをすることをお勧めします」
「俺はエトワールを使うことになっている。スティレッタ、どのタイミングでトランスするつもりなんだ?」
ドリュアスアローを携えたエストと、双剣『ファイスライサー』を装備しているバルダーが、それぞれの神人を見た。トランス状態でなくては精霊はジョブスキルを使えない。
「目的の為の契約に、今こそ誓いを」
「Traicit et fati litora amor」
三組のウィンクルムがトランス状態になり、お猿の湯へ足を踏み入れた。
湯気のせいで視界が悪い。
正確な居場所はわからないがコボルトと猿の気配を感じる。猿は不満気な鳴き声を時々あげている。コボルトに迷惑しているが、割りと元気そうだ。
「良かった」
動物が生きていることに、ハロルドは一瞬表情をゆるめる。が、すぐに毅然とした顔つきに戻った。事件はまだ解決していない。
アルベルトが声を張り上げた。
「コボルト族のリーダーはどちらか!」
数秒の沈黙の後、砂利が飛んできた。当たって怪我をすることはなかったが、投げた相手に悪意があるのは明白。
「……説得は一筋縄ではいきそうにありませんね」
そう簡単にはいかないとバルダーはある程度予期していた。
「恐らく、一度目の説得は上手くは行かん」
「てか、この状況だボス探しどころじゃなさそうだな」
グルナが苦々しくぼやいた。
「気をつけて。厄介なことになっているわっ」
アリシエンテはそう警告し、鋭い眼差しを周囲に巡らせた。
「私はクロスケと別行動……は、無理そうね」
スティレッタもその美しい顔を曇らせた。
四方八方から敵意が届く。
包囲されていた。
純粋な力量ならウィンクルム達の方が上だ。本来ならばそう易々と囲まれはしないはず。湯煙で視界が悪いのは同条件で、温泉の硫黄臭でコボルトの嗅覚はきかない。
なら、どうして。正々堂々とした呼びかけが、コボルト側に人間の侵入とその位置を教える結果となったようだ。
湯煙に浮かんだ影をざっと見たところ、数十人以上。普通のコボルトばかりで、ボス格の姿は見当たらない。
シャルティはムーンライズ・ウォールを掲げて身を守った。
エストは即座にダブルシューターⅡを放つ用意を。襲いかかってきた時に足元を狙うつもりで、怪我を負わせる気はない。
警戒されたのでハロルドは武器を即座に捨てた。敵意はないことをアピールするためだ。ディエゴも一切攻撃はしないと決めている。
アルベルトは輝を庇うように立ち、周囲を見張った。
予定がくるったが、バルダーはここでエトワールを使用。回避能力が大幅に向上する。
ボス以外のコボルトは言語を理解せず、平和的な解決を目指しているウィンクルムの思いを知る由もない。
錆びた剣や槍を手にし、コボルトの一団が襲いかかってきた。
交渉のできる状況ではないと判断し、ハロルドのペアがトランス。
「Youre My Best Friend」
ハロルドは防御魔法陣リュングベル・フォースを盾として扱う。
良質の装備に身を包んだ熟練のウィンクルムは堅牢で、コボルトの武器で攻撃を受けてもびくともしない。
コボルトは頭は良くないが姑息だ。手強い相手に果敢に挑むよりも、少しでも攻撃が通用しそうな者を集中攻撃する方を選んだ。
ウィンクルムは最低限の防御や威嚇はしているが、致命的な威力の攻撃は意図的に控えている。
コボルトはその配慮を理解しない。命に関わるような反撃がこないことも、彼らを悪い方に増長させた。
執拗な攻撃にさらされたのは、防具の装甲が薄い者。シャルティとグルナ、スティレッタとバルダーだ。
「ぐっ! 畜生……!」
グルナが呻く。攻撃は回避したりするつもりでいたが、漠然とそう思うだけでは実際に効果はない。
「大丈夫、グルナ!? このままだとまずいわね……」
そんな事態になっても、シャルティは自発的なアクションを起こさない。身を守りながら、仲間の誰かに期待していた。
「可愛い妹分たちに手出しはさせやしないわよ」
盾にもなる【鉄扇】イルミノヴェンタリヨを油断なく構え、スティレッタは気丈に言い放った。
ウィンクルム全員が本気を出して戦えばすぐに撃退や殲滅が可能な敵だが、説得による解決という平和路線を選んだ都合上、メンバーの一部は積極的な応戦ができずにいた。
エストがジョブスキルを使った強力な威嚇射撃をしていることで、かろうじて抑止力が働いているが……。
ノーマルコボルトとの小競り合いはしばらく続いた。
●必要だったのは
砂利の上で何か重い物を引きずる音と、たくさんの猿達の不満そうな声が近づいてきた。
「ヌハハハハ!」
オンボロのソリに乗り、大勢の猿達にロープで引っ張らせている。武骨な戦斧を担いだ巨体。コボルトを統率する長だ。バナナつきの釣り竿を動かし、猿に引かせるソリの進行方向を決めている。
もしかしたら、ボケとツッコミとキャラ作りを主軸に据えたお笑い路線の解決方法もありえたんじゃないかと、チラリと思考によぎる。
「不甲斐ない! 皆の者、何シテル?」
ボスがドスンとソリから降りた。他のコボルトは正式な人語を理解しないが、ボスのカタコトはニュアンスで伝わるようだ。
「コボルト、先手をとった。のに、まだ敵倒れない!」
コボルト一族はその性質から、最初にアルベルトが誠実な声掛けをしても、友好的な反応を返すことはなかった。
「もっとボコボコ! かかれっ! 皆の者、ワガハイに続くせよ! ヌオー!」
話し合いに持ち込むまでに、もう一工夫必要そうだ。
ボスがはっきり姿を見せたことで、ウィンクルム側にも新たな動きがあった。
グローリーシールドを手にしたディエゴが、コボルトとボスを引き離すように割り込んだ。
防戦一方だったウィンクルムが突然とったこの行動に、コボルト達は動揺した。
「ニンゲン! 小癪な!」
コボルトボスがディエゴを狙って斧を振るう。
「やめて!」
ハロルドが立ちはだかる。リュングベル・フォースが、斧の衝撃を吸収した。
「私達、戦いたくない。お願い」
気持ちが伝わりやすいように、ハロルドはボスのカタコトに合わせた口調でしゃべっている。
「?」
ボスは、不思議そうに首を傾げる。
そして再び斧を振りかぶり、そばにいるハロルドを渾身の力で攻撃。
「くっ……!」
リュングベル・フォースが肥大化し衝撃を減少させる。ハロルドは無傷だ。
「!?」
ボスが目を見開く。その表情は明らかに、驚愕を表している。
「あなたの、なかま。きずつけない。絶対」
心を込めた説得が通じず、ボスから攻撃されたことは悲しかったが、それでもハロルドは必死に説いた。
また、ディエゴの分断作戦も順調に進んでいるようだ。
状況を見ていたバルダーが冷淡な声でボスに告げる。
「人間や精霊に負けるなんて不名誉じゃないか? 攻撃さえ加えなきゃこちらも危害を加えるつもりはない」
「グヌゥ……」
ハロルドの実力と、バルダーの言葉で、ようやくボスは攻撃をやめた。
ボスの変化を配下のコボルト達も感じ取った。警戒しながら慎重に様子をうかがっている。だが、もう攻撃はしてこない。
とりあえずシャルティはホッとした。
実力差を痛感させる。戦っても勝てず、不利益なだけだと理解させる。
それがこの傲慢な種族と話し合いをするのに必要な第一ステップだった。
誠実さでも優しさでもなく、力関係を叩き込むことが、人間とコボルトとの対話を実現させた。身も蓋もないが、異種族に人間的な良心や礼儀を期待しすぎても、すれ違いをうむ。
●会話の場
メインで説得をおこなうのは、高い会話技術を持つ輝だ。
ボスと向かい合う。
「ね、猿を虐めても格好悪くて嫌われるだけよ。せっかく高い能力があるんだから『気は優しくて力持ち』をアピールした方がキャラは立つと思うの」
格好悪いと言われてもボスは怒らず、しかめ面だがちゃんと話を聞いている。
会話術の効果もあるが、ウィンクルムとの交渉の結果が群れの運命を左右すると、ボスがそう認識していることも大きかった。
「この様子なら、俺がボスにスパイラルクローを叩き込む必要はなさそうだな」
軽い口調でグルナがそう言って、ムーンスカルを握る手に込めた力を抜く。
「ボスが大人しくても、他のコボルトが襲ってくる可能性は捨て切れません」
アルベルトは他のコボルトが襲ってこないように、警戒と見張りをおこなっていた。
「説得役の輝ちゃんやアリシエちゃん達が危険だろうからコボルトを追い払いましょ」
しっしと手振りでコボルトをあしらおうとするスティレッタ。
コボルト達は時折低い唸り声を上げているが、それ以上の行動には出ない。
とはいえ、いつ状況が急変するとも限らない。
ウィンクルムの一部は、そのまま警戒を続けた。
「私達も協力するからとりあえずここから撤退して貰えない?」
沈黙の後、慎重に探りを入れるようなボスからの問い。
「撤退……。本当に、条件、ソレだけか?」
この交渉が群れの存亡の分かれ目であると感じ取り、慎重な対応を検討しているようだ。お猿ソリを乗り回してハッスルしていた時とは、ガラリと空気が変わっている。
「……ええと」
コボルト側が呑むべき条件は、撤退だけではない。
輝は視線をコボルトボスの額へと向ける。そこには小さいが、確かにデミ・オーガのものに酷似した角が生えている。
「その角はどうしたの? いつからあるの?」
ついに輝が角に関する話題を切り出した。
オーガの知識に乏しいボスは、キョトンとしている。
「角? コレのコトカ?」
シャルティが会話に加わった。
「その角をどう思っているの?」
「額のデキモノ」
気の抜けそうな返事だったが、シャルティはさらに踏み込んだ質問をする。
「……そう思っているのね。その角ができてからどんな影響が自分に起きたか、話せる?」
ボスはいきなり額の話題になって困惑気味の様子だったが、彼なりに真剣に考えて回答する。
「このデキモノ、心に反応? 怒り、ズキリ。妬み、痛み」
負の感情に反応して、角のあたりが痛むようだ。
「それはデミオーガの角」
輝は沈痛な面持ちだ。
「このままでは貴方はいつか仲間を不幸にしてしまうわ」
「ヌゥ? どういう? コトだ」
詳細な説明は、アリシエンテが引き受けた。
「これは、起こり得る可能性の一つよ」
アリシエンテが見せたのは、デミ・オーガ化コボルトの写真資料だ。
写真のデミ・コボルトの真っ直ぐ伸びた大きな角を見て、ボスも自分の額にあるものの正体に気づいたようだ。
「貴方もいずれこうなってしまう。自我を無くし、無差別に仲間を殺す事になるわ」
厳しく冷徹に。アリシエンテは包み隠さず、ボスに事実を伝える。
言葉の説明だけでなく視覚的な資料を使ったことも、ボスに状況を把握させるのに役立った。
「治す、手段ハ……」
答えはなく、静かに首を横に振る音だけがした。
重々しい沈黙を輝の声が破る。
「私達としては、仲間から離れることを提案するわね……。たとえば、仲間には旅に出るという事に……」
話の途中で、声が詰まった。ボスの命を助ける手段はない。そのことがとても心苦しくて言い淀んでしまった。
輝を励ますように、その肩にポンとアルベルトが優しく手を置く。
「貴方がいなくなった後の事は任せて下さい」
「ヌ? ニンゲンを後継者にする、つもり、ない」
会話が噛み合っていないボスに苦笑しつつ、アルベルトはこう口添えをする。
「コボルト族のボスはウィンクルムが協力を恃む程の人物だからコボルトと言うのは素晴らしい種族に違いない……今後はそのように噂を広めましょう」
今度はボスの方が、相手の言葉にポカーンとする番だった。
「!? ソレは、イカンだろう?」
いくらなんでも内容が白々しい。というのもあるが、それ以上にその噂を広めるのは危険だ。
アルベルトが広めようとしている噂は事実とは異なる。素晴らしい種族と言うには、コボルトには問題が多すぎる。また、コボルト族はこの群れだけではない。
最高峰のフェイク技能を持つアルベルトが偽りの噂を広めて、一般人が本気でコボルトを素晴らしい種族だと誤解したら……。両者が遭遇した際に、事故やトラブルが発生する確率は高い。
「そんなコト、しなくてイーから……。旅に出る、それで良い。ただ、コボルトのキャラ薄い、心残り」
「別にそんなことする必要なんてあるかしら?」
会話を見ていたスティレッタが、ついそんな本音をこぼす。
コボルトボスがその視線をスティレッタに向ける。彼女の発言に、驚きとそして興味を持っているようだ。
スティレッタは話を続ける。
「キャラなんてヒトの評価でしかないんだから、コボルトは一族の誇りさえ持てば十分じゃないの? それがむしろコボルトのキャラだろうし、誇りっていうのは他人に左右されない為に持つ物じゃないの? あなた達のプライドって一体何なのかしら?」
スティレッタの言葉と考え方は、キャラ欲しさに暴走したボスの思考をバッサリ切り捨てるものだった。
だからこそ。そこまで深く切り込むことで、彼女が最も根本的な解決に近づくことができた。
「キャラ、ただの評価。誇り、左右されない、もの」
ボスは視線を上げ、ウィンクルム達を見渡す。
「曇った目、覚めた。一族に今のコトバ、伝えたい。ワガハイ旅に出る前に」
●弔い
コボルト達は、ボスが旅に出るという話に納得し、お猿の湯からも撤退していった。
ボスの全力の斧攻撃が、細身で小柄なハロルドに通用しなかった場面を複数のコボルトが目撃している。なので、修行の旅に出る! とボスが言い出しても、流れとしてはおかしくない。
ボスを葬る前に、アリシエンテは依頼主とA.R.O.A.に端末で連絡をとる。
遺体の埋葬について、依頼主は異議を唱えなかった。
瘴気の処理に関してA.R.O.A.職員はこんなことを口にした。
「オーガの瘴気を払うのはウィンクルムにしかできないことです。現場にいるウィンクルムにまだ活力があれば、皆さんで浄化が可能ですよ」
A.R.O.A.に瘴気を処理するハイテク装置があるわけではなくて、浄化のできるウィンクルムに仕事を仲介しているだけだった。
瘴気は妬みや嫉妬など負の感情によるものが大きく、これを浄化するには、喜びや感謝といった正の感情をぶつけるのが効果的だという。
「喜びや感謝……」
つらい場面で、そんな気持ちをもてるだろうか。
A.R.O.A.が瘴気浄化のためにわざわざ別のウィンクルムを手配することがあるのは、戦闘後の気持ちの切り替えが難しいから、という理由もあるのかもしれない。
アリシエンテは通話の内容を仲間達に伝える。
まずは自分達で浄化を試みることにした。
「こういう汚れ仕事は俺がやりたい所だが……な」
バルダーは視線を落とした。
執行者はエストだ。どのようにしてボスを葬るのか、エストは具体的な方法まで考えてきていた。
―─弓を以ちなさい、エスト。普通のコボルト達に、射撃音が聞えない様に――。武器選びの際、アリシエンテはそう助言した。
ラピットファイアで研ぎ澄まれた一矢は、苦しみをもたらすことなく、瘴気に蝕まれた肉体からその魂を解き放った。
ウィンクルム達は集まって、浄化の儀式を執りおこなう。
シャルティとグルナは、とりあえず正の感情を意識しながら死を悼む。
アリシエンテとエストは、長として死んだ者に敬意を手向ける。
ハロルドとディエゴは、生き物を大切にするその深く強い優しさで。
輝とアルベルトは、最終的に説得を聞き入れてくれたことへの感謝の気持ち。
スティレッタとバルダーは、一つの事件が解決を迎えたことを前向きにとらえた。
一同が祈り続けていると、清浄な風がさあっと吹き抜けていった。浄化は上手くいったようだ。
ボスの亡骸は、コボルトの集落にほど近い高所に埋葬された。
アリシエンテとアルベルトが墓作りの指揮をとった。
「ハロルド……猿の様子もみておこうか」
ハロルドとディエゴの二人は、お猿の湯で治療活動。コボルトは撤退しているので、猿の健康チェックをする。仔猿が無邪気な様子でハロルドに甘えている。
ディエゴがハロルドに語りかける。
「俺たちの思想は……自己満足かもしれんが、考えるのを放棄するのは駄目だと思う。偶然ではなく、俺達がウィンクルムとして力を使う理由があるんだ」
●終幕
ウィンクルムの決断次第で、全く違う展開を迎える可能性があったこの事件。
想定外のトラブルや思い通りにならないことも起きたが、解決可能な問題にはきちんとケリを付けている。
彼女達が紡いだのは、愚かな犬の長がウィンクルムのおかげで本当の誇り高さを知る物語。
依頼結果:大成功
MVP:
名前:アリシエンテ 呼び名:アリシエンテ |
名前:エスト 呼び名:エスト |
名前:スティレッタ・オンブラ 呼び名:スティレッタ、お前 |
名前:バルダー・アーテル 呼び名:バルダー、貴方 |
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 山内ヤト |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | イベント |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 普通 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 01月05日 |
出発日 | 01月13日 00:00 |
予定納品日 | 01月23日 |
参加者
- アリシエンテ(エスト)
- 月野 輝(アルベルト)
- ハロルド(ディエゴ・ルナ・クィンテロ)
- シャルティ(グルナ・カリエンテ)
- スティレッタ・オンブラ(バルダー・アーテル)
会議室
-
2016/01/12-23:56
-
2016/01/12-23:53
-
2016/01/12-23:23
直前の顔出しの上、あんま相談参加できずでわりぃ。
プランの方はできてる。
ギリギリまでプランは見てるんで、同じくなにかあれば伝えてもらえっと助かる。 -
2016/01/12-22:51
とりあえず、[37]で提示した内容でプラン完成したわ。
アルの方は、私の補助と神人の護衛が中心ね。
文字数足りなくて、ボスを捕まえる方法とか説得以外の部分が皆さん任せになってしまってるわ、ごめんなさい。
もう少し調整はしてるつもりなので、何かあれば声かけてね。
アルベルト:
「中尉殿、見事な墓穴を掘られてますね。いやあ、本当にお見事です。
責任を取る日が来るのを祈っておりますよ(笑顔)
アルってば……(困った顔で笑い) -
2016/01/12-22:40
プランは提出した。
一応これでまあ、俺が考えるに問題ない程度には出来たと思う。
……幸運を祈る。
>アルベルト
…………。
……は?
アツアツ? 冗談は休み休み言え。
俺は単にこいつが怪我したら夢見が悪いから大人しく動いているだけであってだなぁ。
第一こいつに傷でもついてみろ。 何言われるか分かったもんじゃあない。
ただでさえセクハラに悩まされてるっていうのに、傷が付いたら責任取ってとか言い出すz
スティレッタ「……あ。その手があったわね(手ぽむ」
Σ!! -
2016/01/12-22:28
い、一応……!(プラン掴んで)
万が一の可能性も踏まえて、こちらで宣言した事は全て収めた、つもり!
遅くなって申し訳ないわっ、エストの行動文字数とかがまだ少し猶予があるから、もし「○○して欲しい」等、お伝え頂ければ幸いだわ……っ!! -
2016/01/11-23:47
…あの、私
自分も何かできることはないかなという意味で説得に加わりたかったのですが
プライドが高く、自分たちの言うこと聞かない可能性もある、ということで失敗の場合の行動を示しただけで、失敗前提で宣言したわけではありません
むしろ、「30」で他の種族を説き伏せた輝さんを信じると発言したはずですが…
内容はコボルトボスの片言とシンクロする感じで
コボルトボスが自分の種族に否定的なようだったので、コボルト族を褒めちぎるという内容でした
自分たちの言葉で言うより、コボルトの言語に近く伝わりやすいかなと
必要でないのであれば壁役に徹します
(キャラ作り、という動機上、少しでも明るい方に持っていきたかったので、場を乱すことになってしまい申し訳ありませんでした。発言控えます。) -
2016/01/11-22:28
輝:「(バルダーさんの発言を聞いて)ふふ、ありがと。頑張るわね(にこっ)」
アルベルト:
ところで中尉殿?先程は忙しくてスルーしてしまいましたが、
「スティレッタに痛い思いはさせたくない」ですか?
ほほう、お熱いですねえ(にこにこにこにこ) -
2016/01/11-22:19
>ハルちゃん
失敗したら……絶対に成功させてみせるって豪語できるほど自信があるわけではないけど
そう言う言い方されるとちょっと悲しいわね……
成功させる為に、シャルティさんもアリシエも補助してくれるって言ってくれてたのだと思うし。
説得に加わってくれるのは有難いけど、できたら説得内容が被らないようにしたいから
どういう説得をするつもりなのか聞かせて貰える?
私の説得内容は今までに出てるのを纏める感じで、
・猿をいじめても全然キャラは立たない、むしろ格好悪い
・気は優しくて力持ち、なキャラの立て方をした方がみんなに尊敬される
・もしキャラを立たせたいなら私達にも協力の用意がある
・だから、ここから撤退して貰えないか
とした上で、話が一段落した所で
・ところでその角みたいなものはどうしたのか
・それはデミオーガの角だと思う
・このままではあなたは仲間を殺してしまうかもしれない
と話を持って行くつもりでいたのね。
ハルちゃんも加わるとなると、神人4人で説得になるわね。
-
2016/01/11-22:15
>アリシエ
ああ。その流れで間違いない。
大体、こちらの条件を飲ませたかったら、ある程度の抑止力や戦力差を見せつけて、自分達が完膚なきまでに叩きのめされるよりかはマシだと思わせてやるもんだと俺は基本的に考えている。
1の段階で平和的に解決すればいいと俺も思ってはいるが……な。
多分拿捕して戦力差を見せつければ、説得の成功確率は上がると俺は踏んでいる。
何せ、『仲間を守りたいボス』だ。……仲間を全滅させられるよりかは、少々悪い条件でも飲みたがるだろう?
第一、説得については輝がいるんだ。その点について、俺は信じているさ。 -
2016/01/11-20:43
(復活)
確か、バルダーの流れは、
1.まず輝たちがボスに遠くから説得
↓
2.ボス探し・多分その際子分が邪魔をするから回避するなりなんなりする
↓
3.ボス捕まえる
↓
4.更に説得
この1の時点で「仲良くしよう説得」4の時点で「ボスの命に関してのボス単体への説得」と思っているけれども、どうかしら。認識の違いがあれば言ってやって頂ければと思う。
ボスを炙り出すまで時点、の説得が失敗した場合の戦闘は、現状、仕方の無いものとして考えているわ。
最初に軽く叩かなくては話すら聞かない可能性の提示に、現状反論の余地はないもの。
ダブルシューターⅡを足元に叩き込んで威嚇に留める予定でいるわ。普通のコボルトの血は一滴も流さないつもりでいる。
しかし、万一ボスの命の有り様の説得が失敗した場合には……苦渋では有るけれども、その場でボスを仕留める。
そうすれば、一時的ではあるけれども、群れである以上瓦解するはず。一時的であるけれども、問題は解決する。群れはウィンクルムと敵対するけれども、ボスを放置するより、まだ人は死なない。
そうならない為に、輝達がいるのだと疑わないし、私も「こうなるっ!」と写真持ち込みで説得にあたるけれども……失敗は、考えたくないものね…… -
2016/01/11-18:40
仲良くしようという説得と、デミになってしまった後の説明は一緒にするということでしょうか?
もし輝さんの説得が失敗した場合
コボルトボスを捕まえ、コボルト達から離れてから倒すという認識で大丈夫ですか?
そうなら、コボルトと、ボスを捕まえるメンバーとの壁になろうかなと思ってます
あと、宜しければ輝さんの説得に私も入れてもらいたいんですが
スキルないですが、プランの部分で頑張りたいとは思いますがどうでしょう。
-
2016/01/11-18:04
アルベルト:
取り急ぎこれだけ。
子分のコボルトとボスは別に分断しなくていいと思いますよ。
先にも言いましたが、子分達は人間の言葉を理解していませんから、何を話してるのか分からないでしょう。
話をする者がボスと向き合い、他の者(主に精霊になるでしょうか)が周りで子分が襲ってこないように目を光らせておけば問題ないかと思います。 -
2016/01/11-17:30
…すみません
コボルトの前に仲間の安全でしたね
失言でした。
ではバルダーさんの方針に則ろうと思いますが
ボスを捕まえてからの詳細はどうなるんでしょうか
コボルトとは分断するのですよね?
-
2016/01/11-17:08
>ハロルド
ワザと負けるのもライバル種族になるのも俺は反対だ。
まず一つ。
何でコボルトが猿を襲っているかの根本的理由は何だ?
犬と猿が仲が悪い、だから猿をいじめよう。そういう理由だろう。
じゃあウィンクルムがライバルになったらどういう結果が起きる?
今後、ウィンクルムが襲われる恐れが無いとは言えまい。
第二に。
ワザと負けろとアンタはいう。
俺が傷付くのは一向にかまわん。だがスティレッタに痛い思いはさせたくない。
ここは一歩も譲らん。絶対にだ。
第三に。
アンタがどれだけ歴戦の戦士かは俺は知らん。だがハッキリ言って『デミにもなっていないネイチャーなんぞどうにでもなる』と言う理由でその案を出すのは頂けない。
第一いくらプラン次第とは言え、アンタと俺達とじゃレベル差に歴然とした差がある。
低レベルの俺が百歩譲れて提案した結果が『回避できるだろうから群れに突っ込むのはやぶさかではない』だ。
以上の点から反対させてもらう。 -
2016/01/11-16:48
あー、すみません、言っておいてなんですが
一騎討ちそこまで重要じゃないです
大事なのは連鎖を繰り返さないようにする、なので
ただ全面対決は本当に最後にしたいです
種族も性格も違うとはいえ、ゴブリンを説き伏せた輝さんを信じたいですし
そういいば、最初から他種族にたいして敵対的とあるのに
どうして今更猿をいじめてキャラ立った!になるんでしょうね
あまり代わり映えしないように思いますが
アルベルトさんの言うように「ウィンクルムとサシで勝負できる種族」とか
「ウィンクルムとは永遠のライバルな種族」と別のアイデンティティー持たせた方が
コボルトとしても気持ちいいと思ったんですけど。
んー…あえて、わざと負けてここに来た理由を悔しげに話をするとかどうでしょう
コボルト側もなんでいきなりウィンクルムが来たのか気になるんじゃないかと
思い上がった発言ととられても仕方ないんですが
デミはともかく、デミに完全になってすらいないコボルトをどうにかするの簡単なんですよ
だからこそウィンクルムとして戦うのは最後にしたいんです。 -
2016/01/11-15:36
>実力行使してある程度黙らせないと、俺のボス確保に邪魔が出て来る
アリシエンテ:
あー……(完全理解・跪いて頭抱えてる)
やはり、スキル完全信頼というのは……うぅ(半泣き)
武力行使は、避けたい──避けたいけれども、手段が~(顔覆い)
エスト:
アリシエンテが思考停止しておりますので、僭越ながら私から失礼致します。
バルダー様のご立案は尤もである、と判断致しました。
現状では、アルベルト様のご提案を元に、それを成立させる為のさきがけとして、バルダー様の案と執り行うのが適切かと。
説得案と致しましては、こちらではアルベルト様の案以上のものは思い至りません。
ですが、コボルトボスを取り押さえるのであれば、説得の時間も多少ながらあると判断し、
輝様の案と併せて、ハロルド様の御意志も同時にお伝えして頂き、
好きな方をコボルトボスに選ばせるという選択を希望します。
まだ大事を起していないにも関わらず、理不尽に奪う命です。
最後に、その部下のコボルトに「最後に、己を遺す有様」程度は、2択であろうとも選ばせても良いのではないかと思われました。
お畏れながら、ご検討を頂ければ幸いです。 -
2016/01/11-14:44
>アリシエ
スマンな。俺は一騎打ちは原則反対だ。
というか話の流れとしてだな。
俺は
1.まず輝たちがボスに遠くから説得
↓
2.ボス探し・多分その際子分が邪魔をするから回避するなりなんなりする
↓
3.ボス捕まえる
↓
4.更に説得
という流れになると考えていた。
ならば2の時点でコボルトの子分は襲い掛かって来るし、その場合戦いはやむを得んだろう。
そもそも、だ。
いくら輝が会話術で上手く説得しようつったって、最初は「うるさい、俺達の何が分かる。この邪魔者が。下劣な種族が。消えろ。消えろ」で襲い掛かって来ると思うんだが。
ならば追い払うなり何なりするのは当然だろう。
第一、『追い払う』んだ。殺そうなんて思っちゃいない。
そんなに不安なら一々一匹一匹捕まえてビニールひもででも足縛って拘束するか?
そもそも子分たちだってボスに忠義を誓っているだろうし、戦う気満々だろう。
第一、こういう流れになった場合、3の時点で実力差は判明すると思うが?
……というか実力行使してある程度黙らせないと、俺のボス確保に邪魔が出て来る気がして仕方ないんだが。
だから一騎打ちは必要ない。俺はそう思っている。 -
2016/01/11-14:18
バルダーの意見を理解したわっ!
んー……考えたのだけれども、個人的に一貫した意見としては、
『全面闘争は避けたい』
これに尽きるわね。
部下に手を出したら、血が流れなくてもボスのデミ化が進むかも知れない。
子分を蹴散らせば、後で人への不信感、苛立ちや憎しみを伴って、集団で人への被害が出るかも知れない。
それならば、初期案に近くなってしまうけれども、ボスだけを引っ張り出して、
せっかくの「会話術5」「フェイク5」のウィンクルムが揃っているのだから、そのお二人に会話の主軸を任せて、根気良く説得した方が良いと思われるけれども……どうかしら…?
コボルトボスを説得→ボスの言葉でコボルトを撤退させたい。
(一応説得用にA.R.O.A.からデミ・コボルトの写真を持ってきて見せる予定)
●でも、コボルトボスを具体的にどう説得するのかの案が無い。
→バルダー案:最悪、蹴散らして力を見せ付ける(間違っていたら訂正をお願いするわっ(汗))
→輝案:猿と仲良くなる事の提案
→ハロルド案:ボスとのみ戦い、力を見せ付ける(この場合、そう誘導する方法と戦う味方の選出が必要)
個人的には、戦闘自体を避けたい。ハロルドの案が難しければ、アルベルトの案が話術Lv5&フェイクLv5で通って欲しいと願うところ。
では、改めて言い出したこちらでコボルトボスの退治、A.R.O.A.への手続きを行うわ。
でも……それを以って尚、戦闘を仕掛けられたら戦うのは避けられないわね。
念の為に、ダブルシューターIIを装備させていくわ。殺さないよう、足元の地面を威嚇で抉る程度にしたいわね。
-
2016/01/11-13:51
コボルトボスに自分がこのままいけばどうなるかわからせる
っていう方針ではまだきまってませんでしたか?
そうならすみません
殺して終わり、ではなくその後どうするかを考えてたので
ボスをどういう状況で倒すかは何でも良いと思います。
ですが私はコボルト達にはボスはどこかで生きている、と信じさせてあげたいです
デミになりかけているコボルトは敵です
そうではないコボルト達はあまり悲しませたくありません
ですがこれは個人的な希望なので、総意には従います
-
2016/01/11-13:51
アルベルト:
ふむ、そうですね……では、こうしては如何でしょう。
・まず当初の予定通りボスの位置を捜す
・ボスを見つけたら、まず話し合い→何故こんな事をするのか、仲良くした方がいいと思う等説得
・話を聞かないようなら、1対1の勝負を申し込む
→キャラを立たせたいと言う意思は読み取れるでしょうから、
「コボルトはウィンクルムとサシで勝負できる種族」としてキャラが立つと思うとでも言えば乗ってくるのでは
・勝負後、改めてボスの角について、デミ化についてを説明、説得
→他のコボルトは人間の言葉を理解しませんから、この際の話は聞かれても問題は無いかと思います
・ボスから仲間に、猿の湯からの撤退を表明して貰い、自分はウィンクルムと一緒に旅に出ると話して貰う
→理由は「強いコボルトを捜す」でも「修行の旅」でも「見聞を広める為」でも何でもいいかと
どれが一番それっぽいですかね。
と言った所でしょうか。
この後は、自殺させるよりは、苦しまないように誰かが手を下してやった方がいいかと思います。
そしてA.R.O.A.に連絡、瘴気の処理をして埋葬、ですね。
輝が語学5とは言え、コボルトの子分達に人間の言葉が通じるかどうかは賭けになりますから、
ボスから「今後は気は優しくて力持ちのキャラで行く」と言っておいて貰えればいいのではないかなと。
ああ、それと、これで行くなら、サシで勝負するのを誰がするかも決めなくてはなりませんか。 -
2016/01/11-13:06
ちょっと待ってくれ。まあ概要はようやくわかったが。
結論から先に言う。
挑発から一騎打ちは無理な気がするし、俺は挑発前提ならば全面的に戦ってコボルトの子分だけを追い払った方が賢明だと判断する。
極端な話、
「お前ら馬鹿かよwwwww弱い者いじめしやがってだっせーwwww」
って言われて、普通どう思う?
一般的に自分達の行いを否定されて怒らん者はいないだろう?
ましてその場でこちらの提案である『一騎打ち』に素直に応じるとは思えんのだが。
むしろ「お前らうるさい!!下劣な他種族が口を出すな!!」と把になって掛かって来る可能性だってあるだろう?
その場で一騎打ちに持ち込んで……って可能か?
余程上手く挑発しない限り、憎しみを増やしてデミ化が進むだけだろうが。
いや挑発はつまり、逆上させて攻撃を誘発させるわけなんだから、憎しみが増えるのは目に見えている気がするが?
むしろ『コボルト達の作戦を無茶苦茶にする』方がいい気がしてならん。
コボルトのボスの性格を考慮すると、まあ要するにだ。
仲間意識が強くて群れの統率に誇りを持っている訳だろう?
恐らく自らの作戦についてもある程度の自信を持っている気がする。
むしろ目的が達せられるならば、己の死も厭わんだろう。
逆に万が一、だ。一騎打ちで自分が死んだとしても、仲間がその意志を継いで遂行してくれれば構わんとでもなるんじゃないか?
ならば根本から『犬猿の仲作戦は無理!』と悟らせた方がスマートだと思う。
今更だが、これならば全面的に戦う方が俺は賢明な気がするが。
己の考えを否定されて怒るのならば、自らその作戦の欠陥に気付かせた方が角は立たないだろう。
一応突入前に事前に説得はするが、排他的な種族が我々の言葉に聞く耳を持つとは思えない。
どちらにせよ戦う必要はあるし、作戦が無理だと判断すればボスもおとなしくなるんじゃないか?
第一、輝はどうかは知らんが(語学レベル的な意味でひょっとしたら輝なら可能かもしれんが)、基本的にコボルトの下っ端には俺達の言葉は理解できないんだよな?
「一対一で戦わせろー!!」と言ったコボルトの子分に言ったところで、あいつらそれも分からずに乱入する恐れがあるぞ? -
2016/01/11-12:38
あら?(うっかり誰かが立候補するとばかり思っていた←極地的な人任せ)
……ん~……PGは『飛び道具は卑怯!』と言われかねないし……飛び道具が無いPGなんて、非力なただの紙装甲……(頭抱え)
話し合いの内容は、個人的には現状、輝の[1]で問題ないと思っているけれども……(『仲良くした方が』案)
ハロルドの案が主軸になると、冒頭の内容がガラリと変わるのね。
・馬鹿にして1:1にボスを引きずり出して、説得しやすい様、最初は力で説き伏せる(代表者が必要)
・最初から和平交渉に努める。
この場合、どちらが良いのかしら…… -
2016/01/11-12:06
えーと、もっと言えば
今のままだとコボルトはボスの行動方針を信じたままになってしまうので
キャラ確立の方針を変えたい、ですかね。なるべく悲しみや憎しみが出ない方向で。 -
2016/01/11-11:51
最初に話し合いをするのですよね?
臨戦態勢ではなく
そこで、自分より弱いものいじめてキャラ立ちとかダサいなみたいに
挑発して、お前なんか一人でも倒せるわーみたいな流れにならないかなと思いますが。
自分の組のスタンスとしてはボスの処遇はそれほど重要ではなく
残されたコボルトと猿が同じ状況に陥らないようにはどうするか、に焦点を置いてます。 -
2016/01/11-11:04
あー……すまん。
一対一とやらに持ち込む、という作戦は多分理解できた……気がするがーあのーそのー……だな。
……いや、理解してないかもしれん。
こっち10人いるよな?
神人と精霊含め。
……どうやって一対一にするんだ?
どう考えても10対1にならざるを得ない気がするが。
第一、さっきハロルドたちが言っていたのを含め流れを考えると、俺がコボルトボス探しに群れ突っ込む方針はそのまんまだよな?
俺の理解力がおかしいならおかしいと言ってくれ。 -
2016/01/11-04:54
アリシエンテさん、エストさんお久しぶりです
(日記つけているので、その時の詳細自体はわかりませんが覚えています)
>コボルトを倒すタイミング
これは、ボスが自分自身の状態や
これからどうなってしまうか十分理解させた上で、仲間内に自ら
「強いコボルト探しに行くからお前らも鍛錬やっとけ」と嘘をついてもらってからが良いかなとか思ってます。
-
2016/01/11-02:03
ああ、そうだったわっ!改めて、宜しくお願いするわね、輝! アルベルト!
行動の流れ?等(確認用)
1.コボルトボスに1:1で試合を申し込む。
(【アリシエンテ】「これは崇高な勝負」等と、乱入を防ぐ為に、コボルトザコに会話術1で説得)
2.コボルトザコに聞かれない場所で説得+フェイクでコボルトザコをこっそり騙す
(会話術1で話に合わせられれば手伝う)
3.【エスト】●コボルトボスを倒すタイミングについて。
・フェイクでコボルトザコを見送ってから、ボスを倒すか、
・もしくは、群れを置いてコボルトボスだけ、遠くへ行かせて、そこで倒すか。
4.【アリシエンテ】A.R.O.A.に手続き。
瘴気処理後、ひっそりと仲間達を見守れる高い場所へこっそり埋葬。
うんっ、大分すっきりしてきたわねっ。(コメントをメモ置き場にするのはry)
そこで説得内容と併せて気になったのだけれども、
●コボルトボスを倒すタイミングは、
1.説得とフェイクで、コボルトザコ達を皆引き上げさせて、話が終わってからかしら?
2.それとも、何かしらの方法でコボルトボスだけを引き離して、そこで倒すのかしら?
「ボスは強い敵を求めて旅に出た」となると、過去形だからニュアンス的には2.になりそうな気配がするけれども、
この場合、ボスとの『貴方を倒さなければならない』という会話までも、コボルトザコに聞かれてはならない状況が無い、と難しい気がするのだけれども、大丈夫かしら……?
それとも、最初に勝負をする直前で「勝った方が言う事を聞く」と掛けておけば、先にコボルトザコ達を温泉から追い出す事も出来るのかしら……?
んー、頭がホットだわ。一応エストには射撃音の聞えない弓を持たせるけれども……悩ましい。
(直訳:コボルトボスの命を奪うタイミングが分からない…orz)
-
2016/01/11-01:04
そういえば、アリシエが来てくれてるのに挨拶してなかったわ。
アリシエ、エストさん、それとハルちゃんとディエゴさんもよろしくね。
ふふ、まるで河原の決闘ね(ニコニコと笑いながら)<一騎打ち
いいんじゃないかしら。力で負かされればおとなしく話聞いてくれるかもだし。
あと、そうね、「ボスは強い敵を求めて旅に出た」はいいかもしれないわ。
どうしたものか、少し悩んでたから。
それならアルのフェイクが役に立ちそうかしらね。
埋葬するのはコボルトの住処近くの方がいいかなって私は思うわ。
大々的にじゃなくて、ひっそりと、仲間達を見守れる場所の方がボスも喜ぶんじゃないかしら。
それで、私達が時々お墓参りしてあげればいいんじゃないかなって。 -
2016/01/11-00:56
>ハロルド
大変お久し振りだわっ!髪が伸びて別人みたいだわっ。……でも、ハロルドよね(忘れられていてもおかしくは無いが、輝いた瞳のまま納得の眼差し)
>作戦
自分は、ハロルドの案も非常に面白く思えるわっ。明るく収められられる素敵な案だと思われるわっ!
(めたな話、「目的:コボルトのキャラ立ち」という明るさと、難易度は普通である事も鑑みる)
ただ、これに関しては、
・ボス以外のコボルトにはアルベルトのフェイクを使用する事になる。
・ボスとウィンクルムの会話を、コボルト達には絶対聞かせてはならない。
こちらの条件が必要になるのかしらね。
○案が2つになったわね。
私はどちらでも良いと思っているわっ。
個人意見では、ハロルドの案が斬新だったかしら。
明るく過せそうで。
行動に関しては、「交渉内容が変わる」「コボルトザコ達への、フェイク使用必須」かしら。
そろそろ仮プランを書かないと白紙提出という恐怖に変わるから、最初に話していたものと、今回のハロルド案の、どちらが良いかだけは決めたいところ。
現状、そういう意味では、自分はハロルドの案を推したいところね。やる事は殆ど変わらないなら明るい方が良いに決まっている。
他の皆はどうかしら? 自分は多数決に従うわ。
-
2016/01/11-00:29
ハロルドとディエゴ・ルナ・クィンテロです
よろしくお願いします
これまでの経緯概ね了解しました
ただ一つ気になってる点というか気に入らない点があります
それはキャラ付けのために弱い者いじめをするコボルトどもの根性ですね
どうにか叩き直してやりたい
カリスマ性のあるボスなら、子分の一人が「じゃあ俺がボスの意思を引き継ぐぜ!」ってことで同じことの繰り返しになると思うんですよね。
キャラ付けに悩んでるなら、コボルトたちにどうすれば好いか私は教えてあげたいです
お前らに足りないのはキャラではなく功夫だと…。
まあ弱い者いじめではなく己を鍛錬する暑苦しいキャラを推していきたいですよね。
輝さんの語学も頼りにさせていただいているのですが、こういう上から目線のものって
ちょっと格闘による一騎打ちで、どちらが上かわからせた上で話を聞いてもらうほうが良いかなって
コボルトたちには「ボスは、己よりつえーコボルトに会いに旅に出る」という名目でお別れさせたほうが良いのかなぁとか、死ぬ、殺すだとやはり憎しみはどうしても生まれてしまうと思いました、
お墓はコボルトの集落が上から望める場所が良いですね。
(正直、ちょっと悲惨な展開になりすぎかなとだったのでこんなんです、そこまで深刻にする必要ないと思うんですよ。コボルトは「自分たちの薄いキャラに」悩んでいる状態ですし -
2016/01/10-00:01
>管理人さんの判断
ええっ、可能であればお願い出来ないか、位でいるわっ。
今回は、無血開城(ボスは…)が目標かしらね。
では、自分は
・事前にA.R.O.Aで「デミ・オーガ化コボルト」の写真を入手
・探し出されたコボルトボスに、輝の説得に礼法・会話術で自然に会話に混ざるように、「今の内に、貴方が貴方である内に決断しなければこうなる。思考はなくなり、無差別に仲間を殺すようになる」と写真を見せる。
・要件を告げたら、再び大局を輝に任せつつ、今度は輝の話に合わせてコボルト達の説得にあたる。
→……これから皆が引き上げた後に、ボスを殺しますと言って、即座に「はい、分かりました。帰ります」と云う返事が来る訳が無いわ。
●ここで『輝と共に誠意説得にあたる』か、『アルベルトのフェイクに合わせる』かは、判断が分かれるところではないかと思うのだけれども、どうかしら?
最終的には、事実にほんの少しのフェイクを混ぜて『貴方達のボスは貴方達を守った英雄としてその命を落とした』と、綺麗にまとめられれば理想なのだけれども……難しいわね。
・【エスト】コボルトが全員その場を去った後、ボス殺害。
→これは『出来れば』の範囲内となると思うのだけれども、
●本当は『相手を尊重して、自害か殺害かを選ばせたい』と思っているのだけれども、どうかしら……?
説得に成功していれば、相手は群れを守る英断をしたのだから、結果は変わらなくてもそこらの畜生と同等に扱って良いものではないと判断した為。
・A.R.O.A.にて瘴気処理後、埋葬。
●→場所は温泉傍辺りどうかしら?(コボルトの棲家側では死体を見られる可能性がある) 他に候補があれば。
・(可能であれば)
温泉の管理人さんにお願いして、小さな祠を立ててもらって、コボルト達にその事を伝える。
「貴方達のボスは、貴方達を守ったのよ。この祠はその証」
(コボルト伝達時に、輝の手助けが必要。あくまで最終的に余裕があれば)
……この様なところかしら。
行えそうな所を書き連ねてみたのだけれども、気になっているのは、●部分の個人的相談と、
それと同時に一組でこれ収まる行動量なのかというところかしらね……((汗)本当に容量を考えずに書いてみた) -
2016/01/09-21:59
ああ。ボスを探すのは俺にやらせてくれ。
エトワール(回避)があるんでな。
襲い掛かってきたコボルト達を傷付けずにボスを探し出すとなったら、避ける必要があるだろう。
精霊の中では俺が一番回避が高いみたいだしな。
見つけ次第武器を捨てて敵意がないことは示すさ。
スティレッタ「私は説得に向かう神人達の警護でもしていようかしら?」
それでいいんじゃないか? お前、トランスソードで無駄に攻撃力高くなってるしな。
スティレッタ「…………………」
……そんなこっちをじっと見るな。確かにあれは災難だったが事実あの武器、使えるだろ……(汗 -
2016/01/09-20:47
アルベルト:
そうですね……とりあえず、まずはボスを見つけ出すのが先決でしょうか。
湯けむりの中から突然かかってこられる可能性もありますし、できたら面と向かって話した方がいいような気がしますし。
精霊で警戒しつつ近づき、「どうしてこんな事をするのか」「何が目的なのか」を問いかけてる間に声がする方を探せばボスを見つけられるかもしれません。
説得開始はそれから…の方がいいでしょうか。
アリシエさんが言うように写真を見せるのでしたら、やはり見える位置に移動する必要がありそうですし。
コボルトを1匹でも殺してしまうと憎しみが膨れて完全にデミになりそうですから、殺さないように注意も必要ですね。
公開処刑は…コボルトの憎しみを煽るだけのような気がします。
他のコボルトがデミ化してしまっても困りますし。
それと、ボスの遺体ですが……デミ化してると言うことは瘴気の影響があるかもしれませんし、
コボルト達に返さず、A.R.O.Aでしかるべき処置をして埋葬した方がいいと思います。
瘴気はデミ化を促す可能性がありますしね。
もし、ボス以外のコボルト達を騙す必要性が出ましたら、その時は私がその役をお引き受けします。
フェイクは得意(Lv5)です(にこり) -
2016/01/09-12:13
>説得
必要なら私もサポートとして増えるわよ?
…使えそうなスキルって会話術しか持ってないから役に立つか謎だけど。
他は占い、ジュエリー、記憶とかだから期待できない、感じ。特にグルナは…(目線逸らし
グルナ:おい……
>遺体
ボスの遺体はコボルトが望むならそのまま返してしまって良いと思うし、望まないなら返さない
で、良いんじゃないかって思う。
コボルトの意志関係なくだったら返したいとは思わないわね。
理由はアリシエンテさんと同じで、精神的にね。
トラウマにもなるだろうし…
ええと、管理人さんに小さな石像を作ってもらうのは
するならこれは管理人さんの判断次第ね。
(再投稿失礼しました) -
2016/01/09-05:01
>説得力
会話内容に関しては、輝の話術があるから、こちらは会話術&礼法でサポート出来ればと思っているけれども……
もう少し、説得力があるものが欲しいところね。
A.R.O.A.から『デミ・オーガ化コボルト』の写真をお借りして、それを見せながら、輝が言った様に「このままでは、こう成り果てて仲間を殺してしまうかも知れない」と告げれば、説得みも増すかしら……?
英雄的なモノにしてしまうのは、大賛成だわっ!
問題は、遺体をそのままコボルト達に返すか(これはこれで精神ダメージが強すぎるので避けたい)、
お墓を作って埋めて「コボルトの未来を救った英雄の墓」みたいな添え文字をして、後々にテルラ温泉郷の管理人にお願いして、地鎮的な意味で小さな石像を作ってもらうとか、そんなものが浮かんだところかしらっ。
……こちらもバルダーさんの案で問題無いと思われるわっ。
他の方のご意見待ちかしらね……見逃し、勘違い。懸念点等も、挙げて頂ければ幸いだわっ。
現状の頭の中では、
①コボルトボス完全説得→②コボルトボスから自分が死ぬ事を含めてコボルトへ通達→③コボルトを引き上げさせる
→⑤コボルトにボスの遺体を届ける。
④コボルトボス殺傷
→⑥墓を立ててから報告
こんなものを妄想しているところかしら。
しかし……コボルトボス説得に物凄く比重が偏るわね……(悩ましい)
現状、ここで思考がストップしているから、何か問題があれば是非伝えてやって頂ければ幸いよっ。 -
2016/01/09-05:00
>バルダーさん
>PGの利点
……ええ。今回、コボルトのボスのみの血が流れる解決を、となるとエストの出番は殆ど無いわね。霧の認識をするまでは、駄目元でスナイピングで角が狙えれば…とも考えたけれども、脳と角が繋がっていた場合も含めて、今回は絶対に役立たずな気配しかしない……orz
ただ、襲ってきかねないコボルトの足元に当てない様にダブルシューターⅡを撃ち放す位かしらね……(泣)
>公開処刑
い、一応これに関しては『コボルトボスを話を通した上で、陰で仕留める』という可能性についても思案したのよっ?(汗)
ただ、うっかり隠蔽するとコボルトは『知らない内に、ボスがウィンクルムに殺されていました。ボスが何をやったって言うんだ!』となるから、
○回避するならば、猿の湯内での【コボルトボスが自身が殺される事に納得する事を含めての、完全な説得】が必須。
コボルトボスを『コボルト達のいる前で』完全に説得しきれれば、公開処刑だなんて野蛮な真似はしないわっ((汗)最初時点ではどうだったか)
それに、汚れ役は最初に言い出した者がやるものよ。そうでなければ総てに示しがつかないではない。
→ -
2016/01/09-01:51
>会話術
あーそう言えば輝はそうだったな。
じゃあ任せた。
まあ、確かに複数名会話術使える奴がいるに越したことはないな。
>ゆけむり
あ、いやまあ会話ぐらいなら湯けむりがあろうがなかろうがいいんだがな……。
……エストはプレストガンナーだろう?折角の遠距離攻撃という利点が消える。
こうなると湯けむりを晴らす方法を考えるべきだろうか……。
最も、説得に成功さえすれば制圧まで考える必要はないんだろうがな。
>処刑?
……まあ、それは非常に後味がよろしくない光景ではあるな。
だが……コボルトのボスをコボルト達の目の前で殺さずともいいんじゃないかと俺は考えている。
なんというかな……流石にボスの同意の上とは言え、だ。
他種族の連中が、ボスを自分達の目の前で殺すわけだぞ?
……まるで見せしめみたいでショックが甚大な気がするが?
それよりかはむしろコボルト達がいない所で殺したほうがいい気がするな。
ボス以外のコボルト達への説得はコボルトのボスにしてもらった方がいいかもしれん。カリスマ性は持っているだろうし……まあ、何だ。最期の会話だ。そいつにさせた方がいい気がする。
あとな……どうやって子分のコボルトを騙すかはちょっと問題が多いがな……コボルトのボスをどうにかして英雄化させることは可能だろうか、と俺は今漠然と考えている。
何せ「キャラを作りたい」コボルトだ。
自分のボスが祭り上げる対象になれば、コボルトの子分たちも喜ぶんじゃあないか? 喜ぶ、という言葉に語弊を感じてならんが。
そうすればまあ、コボルトのボスも成仏するだろうさ。
スティレッタ「あらそういうの信じてるの?」
……俺は基本的に神も仏も信じちゃあいない。だが思いの存在だけは否定していないだ。
まあ、まだ考えている段階だ。
これ以上のいいアイデアがあったらよろしく頼む。
あと、一応だ。仮にだ。
コボルトのボスをコボルト達の前で殺すことになったら……俺が手を下すか?
部下に慕われているボスを公開処刑で殺すとなると、まあ……な。胸糞が悪いだろう。
……俺は幸いにも、人殺しが仕事なんでな。気にせんよ。
スティレッタ「誤解生むわよ。それ。元軍人の傭兵だ、って言わないと」 -
2016/01/08-23:42
初めまして、お邪魔するわっ!
アリシエンテと言うわ。これはプレストガンナーのエストよ。宜しくお願いするわねっ。
議事録を拝見した限り、今はコボルトボスの説得についてかしら。
●今回は会話術スキルを持っている方は多い方が良いと思う、のが1点。
自分もLv1で正直使えるかは分からないけれども……(汗)
まず、デミ・ギルティ化し掛けているのを放置しておく訳にはいかないわ。
そうしなければ、デミ化した時に人が死ぬ。
>元に戻せない以上は討伐するしか無い
>引き上げさせてくれないか
輝の言葉の引用で失礼するわっ。しかし現状、
●……ただ、普通に猿をいじめない方向で、と引き上げさせたその後に、
ボスが殺された等と知ればコボルトはどう思うか。
幾ら頭が犬だろうとも、最後に会っていたウィンクルムが仇な事位は分かる。人間が敵になる。
ボスがデミ化する環境ならば、そこに住むコボルトは、いつ訳も分からずボスが殺された憎しみからデミ化するか分からない。
●よって『ボスが死んだ事を、平和的にコボルトを納得させる』必要が出てくると思う。
……真実を伝えるか、騙すかは未定としても。
その為にも、会話術を持っている方が多い方が良い、と思っている次第。
個人的な理想は『コボルト達の目の前で、ボス説得→説得後、ボスからボス殺害も含めてコボルト達を要説得→コボルト達の目の前で殺害』──が、一番クリーンかしら……?
現状の所感とはいえ、これは自分で言っておきながら非常に目に悪い光景ね……(汗)
-
2016/01/08-21:34
アルベルト:
湯けむりですが、ちょっとの間なら、コスモ・ノバを使えば吹き飛ばせるかもしれませんね。
すぐ元に戻りそうですが。
まあ、輝が言ってたのは、戦闘に入る前にボスと話を出来ないか、と言うことですから、
無理に湯けむりを晴らさなくてもいいような気がします。
外からコボルトに向けて話しかければ良いと思いますが。
それから会話術ですが、お忘れですか中尉殿?
輝は語学と会話のマスターですよ(にっこり)
輝「マスターとか言わなくていいから(汗)
えっと、会話術は5なので、言い出したからには説得するつもりでいたのよね。
語学も5なので、たぶん意思疎通は可能だと思うの」
以前、ゴブリンともっそれで会話してましたしね。何とかなるかと思います。 -
2016/01/08-21:10
シャルティと、ハードブレイカーのグルナ。
ええと、輝さんたちは初めまして。スティレッタさんたちは結界石ぶり、ね。
よろしくお願いします。
バルダーさんの書き込み見て会話術のスキルとったけど
……通用するかしら(Lv1
(PL情報に触れてるかもですが)
ボスじゃないコボルトはボスの頭に生えかけてる角、どう認識してるかしら。
ボスとコボルトがボスの頭についてるのがなんだと思ってるか、訊いてみたいなって思うわ。 -
2016/01/08-19:05
……連レスすまん。
>輝
……あー。お前の意見には賛成だ。
まあ、ボス以外は逃がせるなら逃がしたほうが賢明だし、ボスは残念だが……殺したほうがいいだろう。
流石にオーガの芽をそのまんま放ったらかすってのは危険だ。
念には念を入れて会話術スキル持っている連中に任せたい所だな。
居なかったらまあ、そこは考えよう。
俺とスティレッタ?
スティレッタは化粧と酒の知識しかないし、俺はストレッチと語学しか無理だから期待せんでくれ。
……ただまあ……そうだな。
どうやってそこまでに持っていくかだなこの場合。
ちょっとこれから先は俺の主観だから聞き流したかったら聞き流してくれ。
ハッキリ言って、コボルトを傷つけずにボスだけを捕らえろという話だろう?
……相手は排他的な種族だ。
俺達がどっと殴り込みをかけてボスを捕らえに来たら……逆上して攻撃性を増しそうな気がする。
かと言って下っ端連中に手を上げたらボスが強硬な態度を取る気がするんだが……。
……一つの考えられる可能性だ。あるかもしれんし、ないかもしれん。
まあ聞き流したかったら聞き流してくれ。 -
2016/01/08-18:50
はーいv
輝ちゃんと眼鏡君はこっちではお久しぶりかしら?
あとシャルティちゃんとグルナは、この間の結晶石破壊の時ご一緒したわね?
スティレッタ・オンブラよ。精霊はクロスケね。
バルダー「クロスケじゃない。バルダー・アーテルだっ(汗」
それはともかくとして、まあ今回の作戦だけど……どうしようかしらね?
湯けむりを払う方法があればまあ、不意打ちとかは防げるかもしれないけれど……。
……逆にこっち側が湯けむりに紛れて突撃していけばいけるかしら?
バルダー「相手はコボルトだろ? 犬の頭を持つ訳だから嗅覚が鋭い可能性が無いとは言えん。他種族の臭いを察知して警戒されるかもしれんぞ」
……否定的なことばっかり言わないでよ。
バルダー「お前が言う意見に穴があるから言っているだけだ。
まあとにかく。俺達はまず視界が開けていないことに不安を感じている。……まあ今居る連中が近接職だから、攻撃が届く距離ぐらいは見えるだろうから、その点構わんっちゃ構わんが。囲まれて不意打ちでも喰らったら恐ろしいもんでな」
あ。そうだ。
バルダー「何だ」
鼻がいいのを逆手に取って何か匂いでも嗅がせたらどうかしら?
バルダー「何を用意するんだ?」
コショウとか香水とか?
香水もコショウもコンビニに売ってるわよ? いけそうじゃない?
バルダー「……ダメ元でプランに入れておけ。俺はあんまり期待していない」 -
2016/01/08-18:38
こんばんは、私は月野輝、パートナーはシンクロサモナーのアルベルトです。
シャルティさんとグルナさんは初めまして、スティレッタさんとバルダーさんはお久しぶり。
皆さん、どうぞよろしくね。
とりあえず、私がこうしたいと思ってることを少し。
デミ化してないコボルト達は、できたら逃がしてあげたいわ。
それから、できたらボスとちょっと話がしてみたいなって。
カタコトなら話せるようだし、猿をいじめても何にもならないって分かって貰えないかなって。
仲良くした方が人気者になれるよって教えてあげられれば、他の子達に命令して引き上げさせてくれないかなって思うの。
あと、ボスがデミ化しちゃってることも伝えて、このままだと仲間を自分で殺しちゃうかもって伝えた方がいいかも、と……。
残酷かなとも思うんだけど、元に戻せない以上は討伐するしか無いんだって伝えた方が、と……。