街中の温泉(県 裕樹 マスター) 【難易度:難しい】

プロローグ

●温泉が湧いた!
「おいおい、またやってるよ」
「物好きってのは何処にでも居るものさ。放っとけよ」
 ……等々、罵声や嘲笑を浴びせられてもコツコツと独自の説を信じ、黙々と穴を掘る男性がいた。地質学者のルーカス老人である。彼はモザイク世界発生の時、古代遺跡発掘作業の一員としてプロジェクトに参加していたのだが、突如キャンプを含む半径数十メートル程度の地面と共に、タブロスの近郊にある住宅街の真ん中に来てしまったのだった。
 地層断面図と首ったけであった彼は自分が異世界へと飛ばされた瞬間もそれに気付かず、もう一度現地の様子と照合してみようとプレハブ小屋の外に出た瞬間、その目を疑ったという。然もありなん、本来なら目の前には発掘中の地層断面がある筈が、いつの間にか住宅に囲まれた一角に居たのだから。そして不幸にもその時、その移動範囲に居たのは彼一人であり、他のメンバーは掘削作業の為に作業場に出ていたのだ。
 さて、ルーカス氏が驚いたのと同じように、突然消えてしまった家を含む一角の周辺の住人達も驚いた。気付いたら、そこにあった数件の家が消え、代わりにポツンと簡素な造りのプレハブ小屋が荒れた地面と共にそこにあったのだから、無理もないが。
 それから20年あまり、ルーカス氏の居たプレハブは撤去されて、ポッカリ空いた場所は住宅街の真ん中の公園として整備されていた。が、悲惨だったのはルーカス氏である。いきなり身一つで見知らぬ世界に飛ばされ、裸一貫の状態で新生活を始めなくてはならなかったのだから。住んでいたプレハブはご近所を失った住民たちの怒りの標的となって撤去されてしまい、強制的に追い出された彼は当初、橋の下にバラックを作ってそこで雨露を凌いでいた。が、他にも異世界から現れた原野や遺跡などが沢山あり、それが何処にあった物なのかを調査できるスキルを買われて役所の調査係として勤務、一応の決着を見た。
 やがて定年を迎え、所謂『老後』と言われる生活に入ったルーカス氏は、役所勤務であった事が幸いして退職恩給で細々と生活していたが、調査係時代に気になったある土地の再調査に乗り出したのだ。そこは彼が以前勤務していた発掘現場と酷似した地質を持つ荒れた土地で、もしかしたらあの現場の一部なのかも知れない! と目を付けていたのだが、大した利用価値の無い只の空き地であると他の所員にによって判断された為に放置された場所であった。彼はそこを、僅かな恩給のほぼ全てを投げ打ってボーリング機をレンタルし、掘削作業を再開したのだった。無論、只の空き地とは言え大規模に穴を掘る作業を無断で行う訳にはいかないので、OBと云う立場を利用して役所に話を付けてからの事ではあったが。
「……思い違いだったのだろうか……しかし、あの特徴的な地質・含有成分は間違いなく……」
 ルーカス氏は自分の記憶とそれまでのノウハウを信じて、地中深くまで潜って調査を続けた。これまでの調査結果から、入れ替わった土地は表面だけでなく、その地下深部に至るまでソックリ入れ替わる事が分かったからである。
 そして50メートルほど掘り進んだだろうか。その時点でルーカス氏はある異変に気付いた。
「!! ……何だ、この匂いは……」
 突然、ルーカス氏は激しい硫黄の匂いに鼻を衝かれたと思ったら、突然足許から水分がジワジワと湧き出て来るのを発見した。そして瞬く間にその水分……温水は穴の中を満たして行き、危険を感じた彼は慌てて穴の外に避難した。そして間もなく、その穴は温水で満たされ、ボコボコと止めどなく硫黄臭を含む湯が溢れ出して来るようになった。
「何てこった……温泉を掘り当ててしもうた……」
 そう、彼が目を付けて掘削した場所は以前いた作業場に酷似してはいたがその土地ではなく、火山付近の地下水脈に通じた土地だったのだ。その場所の移動と同時に、水脈も一緒に持って来てしまったらしい。彼は期せずしてその水脈の天井を破り、タブロスの郊外に温泉を掘り当ててしまったのである。

●不本意なのだが
 ルーカス氏が掘り当てた水脈はかなりの規模であるらしく、豊富な単純硫黄泉が含まれていた。しかし元々、水脈を探しての掘削作業では無かったため溢れ出す温水を止める術がなく、彼は慌てて土地開発事業団に問い合わせ、温泉開発チームを派遣して貰う事にした。そして応急的に流水を止めた後、その土地に天然温泉をメインの売りにした健康ランドを作る事になったのだった。
「……市街地付近に温泉施設と云うのも、また変わった取り合わせじゃな……」
「いいじゃないですか、普通の健康ランドは街中にある物なのですから」
 そう、山間部にある名所と違い、街中に温泉宿を作る訳にもいかないので、止む無く『健康ランド』として作る事にした訳だが、期せずしてルーカス氏は温泉施設のオーナーになってしまったのだった。

●行ってみようよ
「知ってる? あの新しい健康ランド! 天然温泉らしいよ」
「うっそでぇ! 火山脈も無いタブロス近郊に、そんなモン出る訳ないじゃないか。ガセだよガセ!」
 噂は既にA.R.O.A.本部にも届き、休憩室はその話題で持ちきりだった。温泉確証派、否定派、どっちでもいいから楽しめれば良いじゃん派……と、その主張は色々だったが、確証派は否定派を納得させる為、否定派は自分の意見を証明する為、どっちでもいい派は単なるデートの口実として、その施設に注目していた。中でも目を引いたのが、『男湯』『女湯』と別れた通常の健康ランド同様の区画とは別に、カップル限定の混浴エリアがある事であった。その混浴エリアは『カップルである事』を証明しさえすれば誰でも入る事が出来るが、逆に男女ペアでなくては入れないという条件があったが……まぁ、これは当然であろう。そうでなければ、邪な理由で侵入する不届き者が後を絶たなくなってしまうからである。
「……この混浴エリアって、家族風呂的なノリじゃないんだ?」
「貸切とは書いてないもんな……」
「……ま、まぁ、別に混浴しなくても、お湯に浸かって美味しいもの食べて……充分楽しめると思うよ?」
「街の近くだから、交通費も掛からないしな」

 ……やはり『天然温泉』の文字は影響力抜群だった。ありきたりな健康ランドと同じならそれでよし、もし本物なら儲け! と考えれば良いので、誰もこの施設の売りに文句を付ける者はいなかった。

解説

●温泉ですか?
 はい、温泉です。正真正銘の天然温泉です。
 そういう事は関係ない、単にデートが出来れば良い! と云う考えも無論大歓迎、要は話題になれば良いのです。
 この新しい健康ランドに遊びに行き、デートを楽しんだり、しっぽりと混浴を楽しんだり……お楽しみはそれぞれに。
 
●お幾らなんですか?
 真新しい施設なので、普通に遊びに行ったら結構なお値段になります。チェックインだけで200ジェールですから。中でお料理頼んじゃったりしたら、エライ事になるでしょう。
 でも! 今回ご参加される皆様には、チェックイン無料パスを差し上げております。オープン記念優待券って訳です、ハイ。無論、これにより入浴および各種施設(休憩用個室・フィットネス施設等)の利用もご自由に行えます。

 まぁでも、一応料金表をば。

・チェックイン:200ジェール(施設利用・入浴フリーパス)
・マッサージサービス:250ジェール
・ジュース各種:30ジェール
・牛乳各種:20ジェール(白、コーヒー、フルーツ)
・温泉御膳Aセット:150ジェール(お造り・天ぷら『並』・香の物・ご飯・味噌汁・デザート)
・温泉御膳Bセット:200ジェール(お造り・天ぷら『上』・煮物・香の物・ご飯・味噌汁・デザート)
・天丼『上』:120ジェール
・もりそば(うどん):80ジェール
・カラオケ(一曲):20ジェール


●まだ早いんじゃない?
 まぁ、いきなり混浴ってのも……とお考えの奥手さんは、お互いの浴衣姿にポッと頬を染めるだけで良し。
 チャレンジャーな方は混浴でも! あ、タオル巻いたまま入るのはマナー違反ですからね。但し、どうしてもって方は湯浴み着をレンタルして下さい。フロントで50ジェールです。

 ともあれ、秋の行楽シーズンを待ってられない、というせっかちなアナタ! このチャンスに乗ってみませんか?

●そんなに広い鉱脈なの?
 ……フィクションですよ、フィクション!!(笑)

ゲームマスターより

 こんにちは! 県 裕樹です。
 今回は『街中に新しく出来た健康ランドに、皆で行こうよ!』というお話です。
 普通に健康ランドと言っただけでは、そんな物珍しくも無い……で終わってしまいますが、この新しい健康ランドには二つの見どころがあります。それは『天然温泉』である事と、もう一つ……!
 ラブラブ度を一気に上げるチャーンス! ひとつ、優待チケットを持って遊びに来ませんか?

リザルトノベル

◆アクション・プラン

ミサ・フルール(エミリオ・シュトルツ)

  神人の皆と女湯に行くよ
リゼットちゃんを見かけたら彼女も誘おうかな

パートナーについて?
ああ見えて本当は優しい人なんだよ
優しい言葉だけが優しさじゃないって、一緒にいて分かるんだ

温泉の後は食事!
他の皆とおかずのシェアするよ
エミリオさん野菜は任せて

食事の一番の楽しみといえばデザートだよね!
エミリオさん、私のデザートをじっと見てる
ふふ、本当に甘いものが好きなんだね
エミリオさん、私もうお腹いっぱいで食べられないの
デザート食べてくれる?

食後にエミリオさんと話しがしたいな
今日他の皆の楽しそうな顔見てて思ったの
私あの笑顔を、誰かの笑顔を守りたいなって
任務頑張らなきゃ

☆注文書
温泉御膳B(2人分)400ジェール支払



リゼット(アンリ)
  健康ランド、っていうのが一体どんな場所なのかは知らないけれど
健康っていうくらいなんだからきっと健康的な場所なんでしょうね

え、混浴!?
どうして私がアンリとお風呂に入らなくちゃいけないのよ!
まぁ…目を離したら何をしでかすかわからないし
そばで見張る必要はあると思うけど…仕方ないわね

湯浴み着があるとはいってもやっぱりその…はずかしいわね…
あんまりじろじろみないでよね変態!
いつも胸のことばっかり!失礼しちゃうわ!
そういえばテイルスってしっぽはどんなふうに生えてるの?見せてみなさいよ

カラオケ…?
なにそれ?歌を歌うの?
ふぅん…一曲歌ってみなさいよアンリ
あんまりうまくなさそうだけどそこは目をつむってあげるから



油屋。(サマエル)
  温泉に食事、楽しみだ!
が、最近お腹まわりが気になるので控えめに…

皆と一緒に女湯でお喋り
精霊について?
偉そう、ウザい
けど、これまで何度もアタシを助けてくれたし
悪い奴じゃねぇと思うんだ
(もっと優しくして欲しいなって思ってるけど…)

ここに来てフルーツ牛乳の罠が
誘惑に負けて一つ下さい
湯上りの一杯最高!
ぶふぉあ!?てめぇいつからそこに!

皆で食事、ここは腹八分目 温泉御膳Aセットで
Bには煮物か いいなぁ
サマエル目の前で見せつける様に煮物食うのやめろ!
前言撤回だ!やっぱてめぇは鬼だ 悪魔だ!!

カラオケだって
アタシが歌うの?
しかもラブソング!?わかったよ歌えば良いんだろ
サマエル 歌上手だな
思わず見惚れる




リヴィエラ(ロジェ)
  リヴィエラ:
【温泉】
こ、混浴は恥ずかしいので、他の神人様達と入りますね。
皆様のパートナーの事、お話聞きたいな…
(女湯から出、男湯から出てきたロジェと鉢合わせ)
わ、わわわロジェ様!? その…す、素敵、です(浴衣姿のロジェに見惚れつつ)

【食事】
ロジェ様が『温泉御膳Bセット』を二人前頼んで下さいました。皆様にもお裾分けです。
そうだわ、『ジュース』を日頃お世話になっている皆様にお酌して差し上げよう。

(お酌後)…ロジェ様…怒ってらっしゃ…る…?
え…あ、はいっ、ロジェ様にもお酌ですね。かしこまりました。
え、ろろろロジェ様!? はわわ、ロジェ様の頭が私の膝に…!?
あわわ髪がサラサラ…う、動けないよう…



クロス(オルクス)
  (アドリブOK)

心情:天然温泉と聞いて入りたくなった
温泉好きにはたまらない任務だな!
オルクと一緒に久々の休日を楽しんで羽を伸ばそう

行動:こっ混浴(小さい声)はまだ無理だ!
だからミサとリヴィエラ、油屋。と一緒に入る事にする
オルクもエミリオさんとロジェさん、サマエルさん達と入ってくれ
女湯へ行き、温泉に浸かりながら世間話やパートナーの事など話す
そうそう、俺の事は気軽にクーや呼び捨てで呼んでくれ
友達になりたいから

料理:温泉御膳Aセット、もりそば

食事:皆で料理をシェアして食べ楽しい時間となる

自由行動:楽しくて終始笑顔、また行きたいと思う
オルクに聞こえる程度に浴衣似合ってて格好良いと言う
少し素直になる



●着きました
「見た目普通だな」
「目新しさは感じられないけど、まぁ多くを望む訳じゃ無し、いいんじゃない?」
 真新しい建物に『オープン記念サービス開催中』の垂れ幕が掛かっている。それを見た『油屋。』がまず率直な感想を述べ、『サマエル』がそれを受ける形で補足を加える。
 スーパー銭湯や健康ランドと云う類の施設は、今時にしてみれば目新しさに欠けるが、『たまには大きな風呂に浸かってゆっくりしたい』と云う根強いファンが存在する為、衰退する事はあまりない。と云って、事業として先端を行っているかと問えば胸を張って肯定できる物でも無いが……
「お風呂に入って、皆さんと楽しくお話……うふふ、楽しみ……」
「落ち着けよリヴィー、そんなに浮足立って、一体どうしたんだ」
 チェックイン前から既にソワソワとしている『リヴィエラ』に、『ロジェ』がツッコミを入れる。彼女はこの話が出た時から、密かに今日と云う日が来るのを楽しみにしていたらしい。が、更にその後から『ミサ・フルール』が追撃を掛ける。
「あら、リヴィエラさんったら。そんなにソワソワして……ま、まさか混浴を考えて!?」
「そそそそそそ、そんな……私は、まだ、その……」
「……」
 リヴィエラのリアクションをフォローする事も叶わず、流石のロジェも目線を泳がせながら照れている。
「ミサ、苛めてやるなって。二人とも困ってるよ」
 そこに助け舟を出したのは『エミリオ・シュトルツ』だった。だが、そんな彼も実は『まさかな……』と思っていたようだ。その証拠に、仄かに頬が紅潮している。
「そ、そういう訳じゃ……ゴメンねリヴィエラさん」
「い、いえいえ、そんな……」
「ほら、入り口で固まってると他のお客さんに迷惑だぞー。早くチェックインを済ませようぜ」
「だな。時間勿体無いし、オレは早く湯に浸かりたい」
 真っ赤になりながら今のやり取りを振り返り、互いにフォローし合う二人に『クロス』が注意を促し、『オルクス』が早く入場しようと催促する。こうして一同はゾロゾロと受付カウンター前まで歩を進めて行った。

●受付にて
「お、浴衣が選べるようだな……ならオレは紺の無地だ、クーはこれなんか似合うんじゃないか?」
「に、似合うとか……着てみなきゃ分かんないし」
 薄い青のベースカラーに濃い青で桜の模様を象った浴衣を指してオルクスが言う。それを受けたクロスは、照れながらも否定する事は無く、柄はオルクスの言う通りに決めてサイズだけを申告した。尚、男性陣は揃ってシンプルな紺無地の浴衣を、女性陣はリヴィエラがクロスと揃いの柄を選び、他の三人は柄は同じで色違いのピンクを選んでいた。
 そして、さぁ行こうか! と油屋。が音頭を取ろうとした時、まだフロントで注文を付けているペアが居た。『リゼット』と『アンリ』の二人である。どうやら彼らは湯浴み着を借りているらしい。
「ちょ、リズ……女同士で湯浴み着なんて、どんだけ恥ずかしがりなんだよ」
「……いや、私たちは……」
「混浴だよ、混浴! 折角あるんだから、入らなきゃ勿体無いじゃん」
 なっ!? ……と、一瞬呆けに取られる一同。彼女も一緒にと考え、女湯に誘うつもりで声を掛けようとしていたミサの手が虚空を掻く。が、『じゃあ、あとでな』と後ろ手に手を振るアンリに促されて混浴エリアに歩を進めていくリゼットを見て、皆は呆然としていた。
「何、あの二人、結構ススんでる訳!?」
「アンリも何だか慣れた風だったし、考えられるぞ?」
「うーん、意外だ……全員が一応はカップルだとは言え、出し抜かれた感じだな……リヴィー? おい、どうした!?」
 まず最初に我に返ったのはクロスだった。そしての発言をオルクスがフォローする。そしてロジェも意外そうな顔で二人の後姿を目で追う。が、しかし……
「混浴……こん、よ……」
 彼の傍らでリヴィエラが、入浴前にも拘らず真っ赤になり何やら呟いている。どうやら彼女のキャパシティが限界を超えたらしい。
 ……ともあれ、リゼットとアンリの二人だけが混浴エリアに向かい、残る四組のペアは男女に分かれ、それぞれ男湯と女湯に歩を進めて行った。

●イザとなると
 その頃、リゼットとアンリは混浴エリアへと続く廊下を歩いていた。カップルらしく手を繋ぎながら、仲睦まじそうにである。
「ホントに良かったのかー? 今ならまだ引き返せるぜ?」
「さ、誘っておいてそれは無いんじゃない? 第一、今更引っ込み付かないわよ」
 からかうように、アンリがリゼットを煽る。が、リゼットも引く気は無いらしく、激しくなる鼓動を抑えながら平静を装ってそれに応えていた。
「どうでも良いけど、あんまジロジロ見んなよな。俺にも一応、羞恥心はあんだから」
「お互い様でしょう? ……ま、まだ誰にも見せた事、無いんだからね……光栄に思いなさいよ」
「お? サービスしてくれんの?」
「……馬鹿」
 ……二人きりになったカップルの会話など、大抵はこんな物であろう。だが、こういう場合はどちらかが、また或いは両方が無理をしている場合が多いのだ。増して彼らは契約して数か月の新米カップル、混浴風呂はおろか水着姿さえまだ見せ合った事が無いのだ。
 そしていざ脱衣場に着いた二人は、互いに強がって見せている為に服を脱ぐ事を躊躇する訳に行かず、しかし互いの姿を見るのも自分の姿を見せるのも、本当は恥ずかしいので……偶然を装って背中合わせになって湯浴み着に着替える事になった。
 が、好奇心というものは得てして抑えが利かぬもの。アンリはコッソリと後ろを振り向き、リゼットの姿を覗き見た。露出した白い肩が眩しい、美しい素肌であった。
(……あ、案外と色気あるじゃんか……ヤバいな、照れてるのがばれたらみっともないし……)
 一方、リゼットの方も考えは同じだったようで、やはりコッソリと背後を振り向いてアンリの後姿を覗き見ていた。そこには逞しい筋肉で覆われた広い背中が見えている。
(す、凄い……服の上からだと分からないものね、かなり鍛えてるわ……ちょ、ちょっと見直しちゃったかな)
 互いの裸身をチラ見して、更に興奮度を増す二人だったが……やはり互いに照れは隠したいらしい。無理に平静を装い、着替え終わった事を言葉で確認し合った後、湯殿に向かって行った。

●どう思ってる?(男湯編)
「ふぅ……なるほど、天然温泉と云うのは嘘では無いようだな」
 看板に偽りなし、を褒めるのはロジェであった。その証拠に特徴的な硫黄臭が軽く鼻を衝く。
「楽しんでいるようだな」
 気持ち良さそうに伸びをするロジェに、身体を洗い終わったオルクスが話し掛けて来た。因みにサマエルも先程から湯に浸かっているが、向こうから話し掛けて来る様子は無く、鼻歌を歌いながら悦に入っている。
「ロジェ、キミの神人は相当なウブのようだな」
「前振り無しか……元々はそんなに引っ込み思案じゃ無かった筈なんだがな。ま、色々あったのでね」
 いきなり振られたその話題を、ロジェは言葉を濁しながら捌く。自分の事ならもっと深く話しても良いが、パートナーの事をペラペラと喋ってしまうのはマズいと思っているようだ。
「ふぅん? ま、深くは詮索しないよ。けど……」
「失礼、俺も仲間に入れてくれないかな。神人の話だろう?」
 更にそこへ、エミリオが割って入る。彼も『後でパートナーについて話し合おう』と言っていた中の一人だったので、躊躇無しに話題に入り込んで来る。
「ま、まぁ、いつの間にやら……そんな流れに。貴方の所はどうなんです? エミリオさん」
「ん? まぁ……ドジでバカでマヌケな癖に、いろいろ背負い込む奴だからな……心配ではあるな。ところでロジェ……」
「はい?」
 簡単にミサの事を評価をした後、エミリオはロジェに何か言いたげな顔を向けた。
「ほら、それだ……俺達は同期なんだから、その口調は勘弁してくれ」
「うっ! ……その、個人的に尊敬できる人柄だったので……で、では、エミリオ……と呼ばせて貰いま……貰うよ」
「ま、まぁ……無理にとは言わないから、徐々に……な」
「さて、話を戻して……エミリオ。彼女の事、女性としてはどう見ている?」
「え? ま、まぁ……嫌いじゃ、ない……かな」
 流石の彼も、いざ神人をどう思っているかをズバッと訊かれたら返答に困るようだ。やや照れながら、何とか返答する……と云う感じであった。それを見て、オルクスはまたも苦笑いを浮かべながら『皆、素直じゃないな……嫌いだったらウィンクルムやってないだろうに』と腹の中で呟いていた。
「……ところでサマエル、キミはどうなんだ?」
 一人、輪の外で聞き耳を立てていたサマエルが『ふぅん』と云う感じでチラリとオルクス達の方へ目線を送ったので、オルクスは彼の話も聞いてみようと思い、問い掛けた。
「え? んー、まぁ、見た目は牛、性格は犬ですかね。扱い易いとは思ってますよ、えぇ」
「う、牛って……その由来が激しく気になるんだが」
「は? 見て分かりませんか? あの無駄乳。重そうで可哀想ですよね……っと、お先に失礼しますよ。マッサージを頼んでありますので」
 クールに言い放つ様を見て、ああいう表現もアリなのか……と、ロジェ達は目を丸くしていた。

●どう思ってる?(女湯編)
 時を同じくして、女湯では一人の神人に視線が集中していた。
「あ、油屋。さん……凄いボリュームね」
「ちょ、あんまジロジロ見られると恥ずかしいよ」
 そう。皆の視線は油屋。の胸元に集まっていたのだ。着衣状態でもかなり目立つその胸は、衣服による束縛から解放されると更にその威容を皆に見せ付けていた。まずミサが思わず感嘆の意を口に出し、それを聞いた油屋。が恥ずかしそうに身をくねらせる。
「……」
「ちょ、リヴィエラ! 見比べて落ち込むんじゃない、アンタだってトータルでは平均以上なんだから!」
 彼女と自分を見比べて、最も激しいショックを受けたのはリヴィエラだった。クロスが慌ててフォローに入るが、やはり劣等感を覚えずにはいられないようだ。尤も、彼女の場合は全体的に細身なのでボリューム感は無いが、クロスの言う通り全体的なバランスは優れており、むしろ比率的には油屋。と同等であったのだが、どうしてもそれを自覚できないらしい。
「……やっぱり、大きい方が魅力あるんでしょうか……?」
「そんな事ないぞ、目立つしヤラシイ目で見る奴も居るし……サマエルだって……」
「あら、彼って照れ屋さんなだけで、本当は優しい人だと思うけど……何となく、エミリオさんに似ている感じで」
 ポツリと呟いたリヴィエラを、油屋。本人がフォローする。が、ついサマエルの名が出てしまい、そこをミサにツッコまれていた。
「えー? 無い無い! アイツが優しい? ありえないね。それよりリヴィエラ、アンタんトコのロジェは相当ムッツリだと見たよ」
「えええ!? そんな……ロジェ様が……わ、私が盲目的なだけなのかしら?」
「悩むな、悩むな。人それぞれに印象が違うって事だよ」
 照れ隠しに油屋。が放ったロジェへの評価に、リヴィエラは慌てた。そしてまたそれをクロスがフォローする。
「あはは! わりぃ、からかうつもりは……ちょっとだけしか無かったよ。それよりクロス、アンタの彼氏は割とオープンなんだね?」
「お、オルクは大らかと云うか……わ、悪い奴じゃないんだけど、もうちょっと人目を憚って欲しいな、と思う事も……」
 助太刀に入ったクロスも、オルクスの事を話題に出されてギクリとする。こういう話題はやはり、男女とも自分の事を曝け出すのは恥ずかしいようだ。
「大事にされているという事じゃないですか、羨ましいです」
「そっ、そんな事……」
「あははは! 照れない照れない!」
 リヴィエラがクロスに対して羨望の言葉を掛けると、クロスは軽くそれを否定する様を見せるが……否定し切らない辺り、やはりオルクスを『異性』として評価しているという事であろう。そしてそれを見てカラカラと笑うと、油屋。は熱くなったのか、湯から立ち上がって浴槽の淵に腰かけた。当然、その時点で胸元がノーガードになる訳であるが……それを見て、全員が自分の胸元に視線を落として溜息をつく。
「……だ、だから見んなってのに……」
 皆に『照れるな』と言った自分が、結局一番照れる事になってしまった油屋。であった。

●小競り合い
 女性陣が浴室から出ると、精霊たちがベンチに屯して汗が引くのを待っていた。そこで鉢合わせをした両陣営、互いのパートナーのレアな姿を見て各々感想を漏らす。
「やはり見込んだ通りだ、クーには青が良く似合う」
「よ、止せ……皆が見ている」
 包み隠さず、素直な評価を下すのはオルクスだ。それに比べ、ロジェは桜色に染まった頬のリヴィエラを見て逆に照れていたが、以外にも彼女の方から話し掛けて来た。
「ロ、ロジェ様……浴衣、お似合いです……わ、私は如何ですか?」
「なっ、い、いや、君の浴衣姿なぞ、何とも……思わない訳では無いが……」
 いつもの彼からは想像も出来ない照れ方である。そしてミサとエミリオは互いに言葉を発する事なく、ただ相手と見詰め合っていた。
「へへ……やっぱ、温泉上がりはコレだよ……ンっ、ンっ、ンっ……か~、美味い!」
 唯一、精霊の姿が見えない油屋。がフルーツ牛乳を味わいながら満面の笑みを浮かべる。が、その背後から、そっと近づく影があった。
「……太るぞ」
「ぶっ!」
 彼女に対し、遠慮のないその台詞を言えるのは……一人しか居ない。そう、サマエルだ。
「その無駄乳、まさかと思ったが……やはり貴様か乳女。浴衣の所為で益々目立つぞ」
「……さ、サマエル……いつの間に?」
「やー、皆さんより先に上がってマッサージをね。いや、やはりプロの腕は確かですね……貴様も一度ほぐして貰え、そんな重そうな物をぶら下げていたのでは、肩が凝って仕方がないだろう」
 あくまでも優位をキープしながら、サマエルは上から油屋。を見下ろしてほくそ笑んだ。それを聞いて、油屋。も言い返す。
「ぬぁにぃ~!? 言ったな、この悪魔野郎!」
「本当の事だろう、指摘されて腹を立てるのは筋違いだぞ」
 あああ、これから楽しい会食なのに……と、周囲の面々が顔を青くする。そして何とか二人を宥めた後、一同は大宴会場へと向かった。

●ごはんですよ
「おかずをシェアし合おうと思ったけれど……」
「皆さん温泉御膳ですね。あ、でも、AとBで内容が違いますよ、Bにはお魚の天ぷらが入っています」
「Aは野菜天が中心なんだな」
「……流石にもりそばを取り上げたら、可哀想だしなぁ」
「勘弁してくれ」
 唯一、皆とは違う趣向を楽しんでいたオルクスが、自分の頼んだもりそばを守るように覆い隠す。ミサは苦手な魚を全てエミリオに渡し、代わりに野菜の天ぷらと香の物を受け取る。こんな具合で『シェア』と云うよりはペア同士の『おかず交換』で盛り上がり、会食は進んだ。そしてその時、折角こういう席でご一緒しているのだから……と、リヴィエラがサービス心を出して精霊たちに接し始めた。
「あ、あの、ジュースで申し訳ありませんが……」
「お、悪いねぇ……ふむ、これだけでも気分が出るものだね」
「うふふ……激務の疲れを、少しでも癒してくださいね」
 そう、リヴィエラは精霊たちを相手取って酌を始めたのだ。手に持っていたのはジュースであるが、これは返杯された時に自分がアルコールを受けられない為の措置である。しかし、本人に他意は無いのであろうが、ロジェはそうやって愛想を振り撒くリヴィエラの行動が面白くなく、心の中でメラッと炎を燃やしていた。そう、紛れも無くジェラシーである。
「ああ君、追加を頼む……そう、一本で良い」
 何やらコッソリと追加オーダーを出し、それが到着するのを待つと、ロジェはおもむろにリヴィエラを呼び寄せた。
「リヴィー! ……俺にも酌を頼む」
「はっ、ハイ!?」
 突然声を掛けられたリヴィエラは慌てた。怒っている……何で? と。だがロジェは彼女を傍に呼び寄せると、小声で彼女に囁いた。
「俺は皆と違ってまだ未成年だからな、本当はまずいんだが……今日はちょっと飲んでみたい気分なのでな。ジュースにカムフラージュしてあるが、これは酒だ……さあ注いでくれ」
「……! は、ハイ……」
 彼がこんな事を言い出すなんて? と、リヴィエラは終始不思議そうにロジェを見ていたが……コップに注がれた一杯を飲み干すと、彼はふぅっ、とふらつきを見せ、そのままリヴィエラの太腿に頭を預けた。所謂『膝枕』である。
「あーあ、ロジェの奴。背伸びするから……これ、勿体無いから貰っちゃうよ?」
「あ、ハイ……」
 エミリオが瓶を取り上げ、自分のコップにそれを注いで飲み干す。と、彼はニヤリとして、ある言葉を腹に呑み込んだ。『バレバレだよ……』と。しかし彼は、ロジェの懸命の演技に水を差す事はしなかった。それが野暮だという事を充分に知っていたから。
「おい乳女、歌え。聴いてやる」
「なっ、前振り無しか……よし、受けて立つ!」
 おもむろに、サマエルが流れ出したイントロを聴きながら、油屋。にけしかける。先程の口論をまだ根に持っているのか? と思いつつも彼女は慌ててステージへと走る。そして甘いラブソングを熱唱させられ、耳まで真っ赤になる。それを見てニヤリと笑うサマエルを見て、エミリオが『素直じゃないねぇ』とポツリ。しかしサマエルはそれを軽く受け流し、更に『アレも、一応は女ですから』とこれまたポツリ。
 そして彼女と交代するように、自分自身の為に入れておいたナンバーが流れると、サマエルは自ら甘いバラードを歌い上げ、歌詞の最後の部分で油屋。の方に手を向け、『たった一人のキミだから……』と締める。
 戻ってきたサマエルに『ご、ご機嫌取りのつもりなら……ま、まぁ、いい線行ってたよ』とまたポツリ。これで先程の口論もチャラになったようだ。
「遅くなっちゃったね。皆、楽しんでる?」
「おお、混浴カップル! 思いっきり差を付けてくれたな、コイツ!」
「アハハ、勘弁して下さいよ」
 漸くリゼット達が合流。彼女たちは大宴会場ではなくスナックの方で軽食をつまんで来たのか、料理をオーダーする事は無かった。ただ、彼らも皆との親睦を深める意味で会食に加わり、カラオケで歌も披露した。

●後はお任せで
 皆が食事を終えた頃、丁度、中庭に設えられた庭園が夕陽を浴びて綺麗であった。そこに行って夕涼みをする者、カラオケで歌合戦を繰り広げる者、皆がそれぞれに楽しんでいた。
 クロスの肩を抱いたオルクスは、夕焼けを見ながら座して動かない。が、クロスがポツリと『浴衣、似合ってるよ』と一言。これを機に、二人は少し素直に互いと接するようになったようだ。
 彼らとは逆に、ミサは自らエミリオを誘い出し、小高い丘に設えられた東屋で話をしていた。『皆のあの笑顔を守る為にも、もっと頑張ろうね』と。それを受けたエミリオは『お前は頑張り過ぎなんだ、もっと力を抜け』と返していた。
 そして、それぞれに良い雰囲気となったようなので、帰りは自由解散と云う事になり、バラバラにチェックアウトしていったようだ。が、未だ宴会場に残ったペアがあった。そう、タヌキ寝入りを決め込んだまま引っ込みがつかなくなったロジェと、相変わらずワタワタしているリヴィエラである。
「ん……流石に足が痺れて……」
 リヴィエラは痺れを回避する為に横座りになった。そのタイミングを待っていたかのように、ロジェが目覚めた振りをして場を誤魔化す。
「む……スマン、やはり酒はまだ早かったようだ」
「ロジェ様……辛い事があったら、何でも言って下さい。支えになりますから」
「……傍に居てくれるだけで……良い」
 互いに目線を合わせ、言葉少なく、それでいて密度の濃い会話を交わす二人。奥手には奥手なりの、ステップの踏み方がある……そう目で語り合いながら。

<了>



依頼結果:成功
MVP

メモリアルピンナップ


( イラストレーター: 越智さゆり  )


エピソード情報

マスター 県 裕樹
エピソードの種類 ハピネスエピソード
男性用or女性用 女性のみ
エピソードジャンル イベント
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用不可
難易度 難しい
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 5 / 2 ~ 5
報酬 なし
リリース日 04月16日
出発日 04月21日 00:00
予定納品日 05月01日

参加者

会議室

  • [27]ミサ・フルール

    2014/04/20-23:49 

    あわわ、リゼットちゃん待って~
    バイトで遅くなって、そのまま寝ようと思ってたから、気づくの遅くなっちゃった
    ごめんなさい

    あのね、もしリゼットちゃんもアンリさんと温泉別々に考えてたら、最初の温泉だけでも私達と一緒に入らない?
    時間ギリギリにほんとゴメンね!

  • [26]リゼット

    2014/04/20-22:38 

    まさかハピネスエピソードで行動を合わせるとは思っていなくて今まで一度も覗いていなかったわ…
    みんなもうプランを書き上げていると思うから
    私は別行動とさせてもらうわね。ごめんなさい。
    またご一緒する機会があれば注意して覗くようにするわね。

  • [25]クロス

    2014/04/20-15:54 

    そうか!
    なら支障はないな!
    おっお似合いとか…!!(真っ赤な顔)
    俺達より皆の方がお似合いだろ!!

    オルクス:
    尊敬できる人が居るのは良い事だ。
    より一層励みになるからな。
    今回の任務はそれぞれに対してこの先に響くいい結果となるだろうな。

  • [24]リヴィエラ

    2014/04/20-15:22 

    (お風呂用品をバッグに詰めながら)
    ふふふ、クロス様とオルクス様は本当にお似合いですね♪
    わ、良かった! 私たちも同じく、温泉→食事→自由行動の予定だったんです。

    ロジェ:
    (頬をポリポリ掻きながら)
    …う…あ、あぁ。そ、そう言って貰えると嬉しいです…いや、嬉しい。
    俺にとって尊敬できる人だから、つい…で、ではエミリオと呼んでも良い、かな。
    若輩者だけど、その…宜しく、な…

    リヴィエラ:
    !?…わわわ、ロジェ様がこんなに照れてらっしゃるの珍しいです…
    きゃっ、私のおやつ、取らないでください~!

  • [23]油屋。

    2014/04/20-13:05 

    同じく温泉→食事→自由行動のつもりだよ!
    プランもそのつもりで立ててあるから皆との行動に支障はないと思う。

  • [22]クロス

    2014/04/20-09:28 

    俺も温泉→食事→自由行動な感じだな。
    プランは今日までだし、今の内に修正とかしとかねぇとな。

    オルクス:
    確かに、二人っきりになれる時間もむぐっ

    わぁーっ!(顔真っ赤焦)
    オルクー!!(必死に背伸びしてオルクスの口を押さえる)

  • [21]ミサ・フルール

    2014/04/20-06:30 

    ふふ、エミリオさんってば照れて・・いたたた!
    ほっぺたひゃらないでよ~(←エミリオに頬つままれ上手く喋れない)

    あ、そうそう!
    皆にちょっと確認

    私とエミリオさんは、

    温泉→食事→自由行動

    の順にプラン立てたんだけど、皆の予定はどう?
    一緒に温泉入るにしても、食事するにしても、皆の予定がバラバラだとご一緒できないと思って

    もちろんせっかくのデートなんだし、無理に全部の予定を合わせる必要ないからね!
    皆にはパートナーと思い思いの時間を過ごしてもらいたいし(微笑み)

  • [20]ミサ・フルール

    2014/04/20-06:05 

    油屋。ちゃんとも温泉ご一緒できるなんて嬉しい!
    私も皆の浴衣姿見るの楽しみだよ♪

    エミリオ:
    そういえばロジェ、前の任務から気になってたんだけど、俺の事先輩扱いしなくていいよ、俺先輩って柄じゃないし
    同業者同士 気楽に『エミリオ』でいいから
    抵抗があるなら無理にとは言わないけど

    (続きます)

  • [19]油屋。

    2014/04/19-23:12 

    そうだね!可愛いヤツがあったらそれを着たいな~
    皆の浴衣姿楽しみ♪

  • [18]クロス

    2014/04/19-21:49 

    リッリヴィエラ迄何言ってんだ!(耳まで真っ赤)
    おっ俺には似合わねぇよ!
    リヴィエラや油屋。達の方が似合うに決まってる!
    リヴィエラも俺と同じ淡い青系が似合うと思うぜ。
    油屋。とミサはピンク系とか可愛い系じゃね?
    あっオルクは紺とか黒系が似合いそう…

    オルクス:
    何、見るぶんには支障ない。
    オレのクーに惚れなければいい話だ。
    気にする事じゃない。

  • [17]リヴィエラ

    2014/04/19-21:13 

    油屋。様とも温泉に入れるだなんて、とっても楽しみ。
    青地の桜だなんて素敵…! クロス様は浴衣姿がきっとお似合いになりますね。

    ロジェ:
    (笑いを一生懸命堪えながら)ぷっ、くくく…二人とも、ご馳走様だ。
    そうそう、浴衣といえば…俺はどうもタイミングが悪いと言うか何と言うか
    リヴィー…リヴィエラが温泉から出てきた所に鉢合わせてしまうかもしれん。
    他の神人達の浴衣姿をうっかり見てしまったらすまないな。

  • [16]クロス

    2014/04/19-19:01 

    どういたしまして(微笑)
    今から楽しみだ♪
    浴衣もどんなのがあるのか…

    オルクス:
    そうだな。
    浴衣姿のクーも可愛らしいんだろうな。
    もし、自分で選べる浴衣だったらクーは淡い青地の桜柄が似合うと思うぞ。

    なっ!?(頬が赤く染まり)
    可愛い言うな!(そっぽ向く)

  • [15]油屋。

    2014/04/19-18:19 

    わークロスさんありがとう!嬉しいな~♪

    サマエル:
    私も皆様と男湯でご一緒させて頂くかもしれませんが、その時は宜しくお願い致しますね。

  • [14]クロス

    2014/04/19-16:54 

    勿論良いぜ。
    油屋。も一緒に入ろう!
    うぅ、トウモロコシは食べれるけどスープにすると苦手で…(苦笑)

    オルクス:
    此方こそ宜しくな、サマエル。
    マッサージか、オレもデスクワークのし過ぎで肩が凝るんだよなぁ…
    勿論、クーの話ならなんでも教えよう話してやろう。
    接し方についてもな。

    クロス:
    オルク、変なことは言うなよ?
    後、マッサージならいつでも言えばやってやらん事もないが?
    言っとくが、俺がやった方が良いし上手に出来るとか思ってはないぞ。
    節約する為なら…とかも考えてなくはない、うん(照れながらそっぽを向く)

  • [13]油屋。

    2014/04/19-16:28 

    アタシもサマエルとは別々にって思ってたから女湯でご一緒させて貰えると嬉しいな~
    お料理は『温泉御膳A・B』一つずつ頼む予定だよ。
    サマエル:
    ご挨拶が遅れて申し訳御座いません。サマエルと申します、以後お見知りおきを。
    温泉を楽しんだ後はマッサージサービスを利用しようかと。
    普段重い武器を振り回していると肩が凝ってしまいまして……。

  • [12]リヴィエラ

    2014/04/19-16:07 

    確かに浴衣って、どういう柄があるのでしょう…初めて着るので楽しみです。
    (4人のやり取りをわくわくしながら見学しながら)
    あらっ…クロス様、コーンスープは美味しいですよ。
    エミリオ様もお強いのに、お野菜が苦手だなんて、可愛むぐぐっ(口を塞がれる)

    ロジェ:
    おわぁーっ! お前、先輩に可愛いとか言うなよなっ!
    コホン…と、とにかく、オルクスさんもエミリオさんも温泉でパートナーの話を聞かせてくれると嬉しいです。
    俺、神人にはどう接していいのかわからなくて(照れ隠しに後ろ頭を掻く)

  • [11]クロス

    2014/04/19-15:24 

    そうだな(微笑)
    プランも書いとくか。
    あっそういや浴衣ってどんなのがあるんだ?
    普通の柄がついた浴衣なのか、みんな同じ奴なのか…

    好き嫌いはよくねぇぞ?
    特に野菜には栄養が沢山含まれてんだし…
    少しでも克服してみたらどうだ?
    まぁ無理にとは言わねぇけど…

    オルクス:
    ならクーは今度、グリンピースとコーンスープ克服するんだね?
    いやぁ流石だ(黒笑)
    オレは知ってるぞ?隠れて残していることを…(黒笑)

    クロス:
    あっいやっそのぉ…(汗焦)
    御免なさい、無理です、あの二つだけは無理っす、もう言わないから許して下さい、ミサとエミリオさんの苦手なの出たら食べるので許して下さい!!

  • [10]ミサ・フルール

    2014/04/19-14:28 

    ふふ、楽しみだな~皆と温泉♪

    リヴィエラちゃん達と被っちゃうんだけど、私達も『温泉御膳Bセット』を頼もうと思ってるんだ

    エミリオ:
    ミサ、野菜が入ってたら即お前の皿によけるから、目に入った瞬間、何も見なかった事にするから
    無理に食べさせようとすんなよ、いいね?(黒い笑み)

    ミサ:
    わ、分かってるよ~(苦笑
    という訳で、エミリオさんは野菜が、
    私は魚が大の苦手なの
    もし料理に出たら食べてくれると嬉しいな(恥ずかしそうに俯く)

  • [9]クロス

    2014/04/19-13:09 

    あぁ勿論だ(微笑)
    2人が良ければ一緒に入ろうぜ(微笑)
    俺、2人と沢山話したいし仲良くなりてぇからさ(微笑)
    料理は温泉御膳Aセットを頼もうかと…

    オルクス:クー、俺はもり蕎麦も食べたい。
    勿論シェアするのもOKだ。
    後エミリオとロジェ、お互いのパートナーについて語り合おうな。

    もり蕎麦?
    考えとく。

  • [8]リヴィエラ

    2014/04/19-11:45 

    (凛とした美人を前にして緊張しながら)
    あ、あのっ、クロス様。もし良かったら、私も温泉にお供させて頂けませんか?
    皆さんのパートナーの事、教えてくださったら嬉しいな…
    お食事の時、日頃お世話になっているので、私『ジュース』を頼んで皆さんにお酌させて頂きますね。
    あ、あの、良いですよね? ロジェ様。

    ロジェ:
    (お酌、にピクリと反応しながら)
    ああ。クロスさん、俺からも宜しく頼む。
    料理は『温泉御膳Bセット』を二つ頼むつもりでいる。おかずのシェアは楽しそうだ。

  • [7]ミサ・フルール

    2014/04/19-11:24 

    私もエミリオさんとは別々に入ろうと思ってたから、女の子同士で入るの賛成!
    よければ私も仲間に入れてほしいな(微笑み)

    私とエミリオさんの希望もあって料理は2人分頼もうと思ってるの
    あ!もちろんおかずの分け合いっこOKだよ~

    皆にもそれぞれ考えたプランがあるだろうし、お財布と相談して、そこんところは各自自由でいいんじゃないかな?

  • [6]クロス

    2014/04/19-10:53 

    連投失礼。

    さっ先程は取り乱してすまない(汗)
    暴走してしまっていた(汗)

    それで、一つ提案があるんだが…
    俺やリヴィエラみたいに、こっ混浴(小さい声)は無理な人もいるだろ?
    だから、神人は神人同士で温泉入って精霊は精霊同士で入るのはどうだろうか?
    パートナーについて語り合うのもいいと思うんだ。
    この任務で出逢った縁だろうし…
    精霊には言えなくても、俺らには言える事とかあるんじゃないかと…
    そんで最後には皆で料理を頂くのも楽しいと思う。
    お金もかかるが、一人一品づつ頼んでシェアすれば出費も少ないかと…
    どうかな?
    それと最後にパートナーに向けて素直に感謝の言葉でも言うのも良いかもな!

  • [5]クロス

    2014/04/19-10:40 

    挨拶が遅くなり申し訳ない。
    俺は、クロス。
    パートナーはプレストガンナーのオルクスだ。
    ミサとリヴィエラとは任務初めてだな、宜しくな!(微笑)
    油屋。とはClubでリゼットはストロベリーで一度任務で一緒になったが、その節は世話になった。
    又宜しく(微笑)

    天然温泉とか楽しみだ。
    俺は温泉類が好きだし、久々にゆっくりしたいと思ったから。
    だっだっだっだがっいっいいいいいいいいいいきなり、こっこんりょくにゃのはっムッ無理だ!(極度に恥ずかしがり途中噛んで言えてない)

  • [4]リヴィエラ

    2014/04/19-08:31 

    こんにちは、リヴィエラと申します。
    パートナーはプレストガンナーのロジェ様です。
    リゼット様、油屋。様、クロス様、宜しくお願いします(照れながらお辞儀)
    ミサ様、この間は美味しいお紅茶ごちそうさまでした。

    天然温泉だなんて、とっても楽しみ。
    こ、ここここ混浴は恥ずかしいので…そ、その、あの…
    男湯と女湯に分かれて入って、その後に美味しいお料理を頂こうかな、って…(赤面
    良かったら皆様にもお酌をさせてくださいね。

  • [3]ミサ・フルール

    2014/04/19-02:53 

    こんばんは~ミサです
    どうぞよろしくね!(ぺこり)

    油屋。ちゃんは生け花以来だね、久しぶり!
    リゼットちゃんとクーちゃんはイベントでご一緒するのは初めてだね♪
    リヴィエラちゃん、前回の依頼ではどうも有り難う~

    うん、天然温泉なんて凄いよね!
    楽しみだな~♪

  • [2]油屋。

    2014/04/19-00:24 

    お、早速確定したんだ!油屋。です宜しくね~
    やーいつぞやの任務では温泉入り損ねちゃったからさ
    しかも天然温泉なんて凄いよね!!

  • [1]リゼット

    2014/04/19-00:20 

    リゼットよ。連れはアンリというの。
    たまには家以外のお風呂に入るのもいいかと思っただけなんだからっ!
    と、ともかくよろしくお願いするわね。


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