プロローグ
●木苺の名産地、ハルノ村
ここはタブロス市からやや離れた辺境の村、ハルノ村。
住人は50人程度の小さな村だ。
この村の特徴は村近くの森に作ってある木苺畑だ。
小さな村であるハルノ村の特産品の殆どがこの木苺に支えられていると言っても過言ではない。
木苺の収穫も終わり、今は新しい木苺を育て始める頃だ。
少し前にデミオーガに襲われた件の木苺畑で壊された木製の柵を撤去して鉄製の柵を設置し、自分達の村より厳重となった木苺畑だったのだが……
そうしてこの依頼の始まりを告げるのだ。
●A.R.O.A.受付
「確かハルノ村の村長さん……で良かったでしょうか?」
麗らかな春の日の昼、A.R.O.A.受付に見覚えのある老人が申し訳なさそうにやってきた。
「どうもその節はお世話になりました」
「いえいえ、我々もハルノ村の木苺を守れて良かったです。それに我々は業務を全うしただけですのでお気になさらず……えーっと、それで今回はどのようなご用件で?」
「えぇ、はい。前回の事で木苺畑の柵を鉄柵へと建て替えたのですが、またしても木苺畑の柵を壊されてしまいまして……」
「鉄柵を……ですか?」
「はい。発見した村の若者のケイトが言うには物凄い力で突き破ったような壊れ方をしていたらしいです」
受付員は村長の話を聞きながら、調書に要点を書き写していく。
・場所
ハルノ村の西にある木苺畑。
木苺畑に行く道中には北の山から流れる川があり、その川から石橋を渡った先の森に木苺畑がある。
森には野生動物が出る。
・木苺畑の様子
木苺は育て始めなのでまだ新芽の状態。
新しく建て替えた鉄柵は物凄い力で突き破られたような壊れ方をしている。
壊れた鉄柵から畑が踏み荒らされて、その所々で雑に掘り返された跡がある。
踏み荒らされた足跡や壊された鉄柵を見る限り、どうやら全長2mはありそうな巨体の持ち主らしい。
その踏み荒らした足跡は森の北の方へと繋がっている。
「何度も申し訳ないですがどうかよろしくお願いいたします」
深々と頭を下げながらハルノ村の村長はA.R.O.A.受付から帰っていった。
この情報を元にウィンクルムへの依頼書が作成される。
解説
●目的
鉄柵を壊す威力を持ったオーガもしくはデミオーガの討伐。
●注意事項
木苺畑での戦闘を避ける事。
鉄柵を壊す程の攻撃には十分の注意をする事。
木苺畑から北へは道が開けていない為、森の中での戦闘には注意する事。
森は中々広く、日が沈むと迷いやすくなってしまう。
●準備する物
各自自由。
ゲームマスターより
どうもうちと申します。
まずはプロローグ観覧ありがとうございます。
今回の依頼は再び襲われてしまった木苺畑の侵略者の討伐となっております。
注意事項にもある通り、鉄柵を壊す威力を持った敵との戦闘となるでしょうから十分に注意してくださいませ。(にっこり
今回から少し相談期間を伸ばしてみようかと思います。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
ニーナ・ルアルディ(グレン・カーヴェル)
AROAに懐中電灯とトランシーバーを貸し出して貰います。 到着まで暫くあるので木苺のパンを持ってきたのです。 今のうちに皆でしっかり食べておきましょう。 前回の反省を生かして紅茶も持ってきました! 到着したら今回も地図を貸して頂きたいなと。 畑より先の森を進む時は月野さんの後から 枝に白いリボンを巻いていきますね。 進行方向の枝に付けていけばはぐれても行き先が分かりますし。 どうしようもなくなったらトランシーバーです。 戦闘は精霊達の邪魔をしない場所に移動します。 敵が畑に向かいそうになったら 目に懐中電灯の光を当てて気をそらします。 全部終わったら、可能なら見回りして帰りたいです。 もうこんなことがありませんように。 |
月野 輝(アルベルト)
木苺大好きなのよね だから強そうな相手みたいだけど頑張るわよ! お仕事終わったら木苺の予約させて貰おうかな 摘み立て木苺のケーキ、きっと美味しいと思うの 持ち物 懐中電灯、人数分のコンパス、爆竹、トランシーバー 行動 村へは早朝に出発 周辺地図を見て地形を頭に叩き込む:記憶力スキル使用 森でのナビを務める コンパスを皆に配る 個体数を特定できないか畑の足跡を調査 戦闘 敵を見つけたらアルの頬に口づけ さすがにこれにも慣れてきた…かしら まだ恥ずかしいけど 敵が一体ならアル達の邪魔にならないように隠れておく 複数だった場合は畑の方へ行かせないように 爆竹や懐中電灯でこちらへ気を向けさせて その後木に登ってでも逃げるわ 戦闘後森を見回る |
八神 伊万里(アスカ・ベルウィレッジ)
真正面から鉄柵を……凄い破壊力です。 猪の強力版といった所でしょうか? 持ち物:懐中電灯(視界確保・迷子対策用)トランシーバー 事前調査の後森探索。 敵を見付けたら、トランス後、タンク役の精霊さんの奇襲に続いて、第二波のアスカ君達に後ろから攻撃してもらいます。 恥ずかしいけど、これでアスカ君の力になれるなら! 戦闘が始まったら木陰に隠れ、できれば、敵に懐中電灯を当て攪乱。 敵が複数いた場合は、精霊さん達が戦っているのと別の個体に向けて、村の方向から遠ざけるよう注意を引きつつ 木陰を利用しながら逃げて時間稼ぎ。 アスカ君の思う通りに動いてください。確実に撃破しましょう! 終了後、危険が残っていないか森を見回り。 |
エルザ(ジョシュア)
●心情 何度もこんなことがあっては村の皆さんも不安でしょう 私もできる限り頑張りますのでこれで終わらせましょう ●準備 A.R.O.Aからトランシーバー 懐中電灯 ●行動 早朝に村へ向かいます 日が暮れてからの森探索は危険ですしね 足跡をたどっていけばいずれ辿り着けるでしょう 戦闘ではジョシュアさん頑張って下さい 私は後方で邪魔にならないようにしています 敵複数の可能性もありますから周囲を警戒しておきます 複数いた場合は他の神人の方と協力して畑には近寄らせないよう尽力します 討伐後は皆で森の見回りです まだ敵が残っていたら同じ事の繰り返しですし禍根は断ちましょう 日が暮れる前なら当日に そうでないなら安全を優先して翌日です |
Elly Schwarz(Curt)
【心情】 初めての依頼ですね、頑張りましょう! と言いつつも初めての依頼と言う事もありドキドキします。 クルトさんが下衆な言動に走らないかも不安ですね。 【行動】 前提としてクルトさんが協力する様に強く説得。 足跡を追いながら森の中へ。 万が一逸れた場合はトランシーバーで連絡。 しかし契約の成り行き上、トランスへの行為に戸惑いがあるんですよね……。 ・敵1体の場合:神人達は隠れてる ・複数の場合:敵の優先順位は精霊達に任せる。 討伐終了後 暮れ具合にかかりますが当日か翌日にでも見回りを行いましょう。 前にも襲われているのですから、念には念をですね。 【持ち物】 懐中電灯 A.R.O.A.からトランシーバーを借りる。 アドリブ可 |
●早朝馬車の旅
まだ仄暗さを残す早朝、この依頼を受けた5組のウィンクルム〈神人と精霊のペア〉達はハルノ村へ向かう馬車に乗り込んだ。
「ふ、あぁぁ……」
「もうクルトさん、初めての依頼なんですからもう少し緊張感を持って下さい」
A.R.O.A.に入ってから初めての仕事、Elly Schwarz〈エリー シュバルツ〉はやや緊張しているようで、隣で気楽に欠伸をしている自分の相方の精霊Curt〈クルト〉のそれを諌める。
「分かってる分かってる。だけどこんな早朝だぜ、欠伸が出るのも仕方ねぇって、ふぁぁぁ」
「ふぇぁ、ぁぁ~。……あっ///」
言ってる側から欠伸をするクルト、それに釣られたのか同じ馬車に乗っている別のウィンクルム、月野 輝も大きく欠伸をしてしまい、頬を赤らめる。
「全く赤面するほど恥ずかしいなら口を押さえればいいものを……」
やれやれと溜め息を吐いたのは輝の精霊のアルベルト、くつくつと輝を見て笑う。
「ほらな、欠伸が出るのは生理現象だから仕方ないだろ」
クルトは赤面する輝を横目に、昨日のエリーの言葉を思い出す。
『……ちゃんと協力してくれれば、言う事1つ聞きます。聞ける範囲で、ですけど』
と、確かにそう言ったのだ。
エリーにどんな事を言ってやろうかと邪悪な笑みを浮かべ、馬車から見える景色に視線を戻した。
「うー腹減ったなぁ」
と、まぁ眠そうな者とは別にぐぅ~とお腹を鳴らす者も居た。
「お腹、空いた……」
「うー腹減ったぞ」
エリーと同じく初仕事であるエルザと、八神 伊万里のパートナーのアスカ・ベルウィレッジである。
「む、そういえば朝早かったので朝食を済ませていませんでしたね……」
「あぁ、ごめんなさいアスカ君。朝バタバタしてて朝ごはん作るのを完全に忘れてたわ」
エルザの契約精霊のジョシュアと伊万里もうっかりしていた事に気付くが、既に馬車は走り始めてタブロス市を出ている。
荷物の中は仕事に必要な懐中電灯やらA.R.O.A.から支給してもらったトランシーバーなどしかなく、我慢するしかないかと諦め掛けた所で5組目のウィンクルムの神人ニーナ・ルアルディが馬車の隅っこで手を挙げた。
「あ、あのー、到着まで暫くあるので木苺のパンを持ってきました。良かったら皆さん食べませんか?」
前回の依頼でハルノ村までの道のりを知っているニーナが昨日の晩に作ったハルノ村の木苺を使った木苺パンの入った弁当箱を鞄から取り出す。
「お、昨日作ってたヤツか?」
ニーナと同棲している精霊のグレン・カーヴェルはひょいっと弁当箱を開けて中のサンドイッチを口に運んだ。
「今度は全部食べちゃ駄目ですからね、代わりにグレン用のお茶を別に水筒で用意してきましたから」
前回の依頼で持って来た苺を全部食べられた事をニーナは忘れずに教訓として覚えておいたようだった。
「気が利くじゃないか」
それまで朝早く起こされてやや不機嫌そうだったグレンだったのだが、ニーナの作ってきた木苺パンもお茶も美味しかった為、機嫌が戻ったようだ。
「ささ、今のうちに皆でしっかり食べておきましょう。グレンのとは別に紅茶も持ってきましたから」
「おぉ、ルアルディさんマジ天使ー」
「アンタ良い奴だな!」
腹を空かしていたエルザとアスカはニーナの木苺パンを受け取り即座にパクつく。
「こちらのエルザがすみません……」
「ニーナさん、本当に有難う御座います」
ジョシュアと伊万里は木苺パンを受け取りながらもペコペコとニーナに頭を下げる。
「うわぁニーナさん、これ本当に美味しいわ」
「今回は随分気合い入ってると思ったら……なるほど。好物でしたね、木苺。隠すのやめたんですか?」
「う、美味しく食べているのに水を差さないで欲しいわ」
木苺が好物の輝をにやにやした視線を向けたままアルベルトもニーナのパンを食べ始める。
「うんうん、甘酸っぱい木苺のジャムが凄く良いです」
甘いモノが好きなエリーも満面の笑みでニーナにお礼を言いながら隣に座って木苺のパンに手を出さないクルトを見る。
「あれクルトさん、食べないの?」
「俺が甘い物苦手だって知ってんだろ……俺は要らないからエリーが食えよ」
「そうですか? じゃあ遠慮無く貰います」
クルトはそんなエリーの様子に舌打ちして木苺パンから目を逸らし、一緒に貰った紅茶を飲みながら馬車から見える外の風景を眺め始めた。
ウィンクルム達が脳に必要な糖分を十分に補給している間も馬車はゆっくりとハルノ村へと車輪を走らせ続けるのだった。
●木苺畑の足跡を辿って
ハルノ村に到着したウィンクルム一行は早速村周辺の地図を借りて件の木苺畑へ向かう。
「これが足跡ね」
「真正面から鉄柵を……凄い破壊力です。猪の強力版といった所でしょうか?」
壊された鉄柵付近、踏み荒らされた足跡などを輝と伊万里が詳しく調べて周る。
その結果。
「この足跡を見た限りですと鉄柵を壊したのは1体。そして4足歩行のようです」
との事らしい。
「私の方で人数分のコンパスを持って来ました」
そう言って輝が用意してきたコンパスを全員に配り始める。
「周辺の地図は頭に叩き込んだので先頭は私とアルが務めます。大丈夫だとは思いますが迷わないようにコンパスや懐中電灯は大事にしてください」
「では私は輝さんの後ろから枝に白いリボンを巻いて行きますね。進行方向の枝に付けていけばはぐれても行き先が分かり易いと思います」
「ありがとうニーナさん。何かあった時はすぐにトランシーバーを使うようにして下さいね」
輝が軽く纏め、ウィンクルム一行は足跡を辿って木苺畑から北の森へと入っていった。
隊列は先頭をコンパスと懐中電灯を持った輝とその隣で周囲を警戒するアルベルト、その後ろでリボンを巻いていくニーナとやや楽しそうな面持ちのグレン、きびきびと歩く伊万里といつでもモール〈木槌〉を抜けるように構えるアスカ、黙々と歩くエルザとやや張り切っているジョシュアが続き、結局貰った木苺パンを食べなかったクルトはハルノ村で買ったカレーパンを齧りながらエリーと一緒に最後尾を歩く。
道はないと思っていたのだが、足跡の主は草むら等を文字通り踏み荒らしながら進んでいる為、草木がトンネル状の通り道になって一種の道路となっていた。
情報通り2m強程の巨体で作られた草木のトンネルを辿って30分ほど歩いた後の事だ。
「……ッ! 止まって」
最初にそれに気付いたのは先頭の輝を守るように周囲を警戒していたアルベルト。
「ブルル……」
前方から何か大きな、それこそ2m強程ある気配を感じる。
「輝、下がって……どうやら現れたようです。作戦通り私とジョシュアさんが正面を担当しますのでカーヴェルさんとベルウィレッジさんは側面を突いて下さい。クルトさんは援護をお願いしますよ」
後ろの精霊達に作戦通りの指示を出しながらアルベルトはロングソード「ギル」〈両手剣〉をゆっくりと抜く。
「……アル。『異界の友よ来たれ…召喚!』」
アルベルトの隣に立つ輝がインスパイア・スペルを唱えながら更に近付き、爪先立ちになってからアルベルトの頬に口を付ける。
「さ、さすがにこれにも慣れてきた……かしら」
まだ恥ずかしいけど、と付け加えながら輝は後ろに下がっていくと、途端に湧き上がる水のようなオーラがアルベルトの体を包んでいく。
「『猛る炎よ、見えなき風の刃と踊れ』」
アルベルトの合図を聞いてニーナはインスパイア・スペルを唱え、怖ず怖ずとグレンの頬に口付けをする。
グレンの体から燃え盛る炎のようなオーラが立ち昇る。
「……上出来だぜ。お前も下がっとけよ」
にやぁと悪役っぽい笑みをグレンは見せる。
「なるべく怪我はしないで下さいね?」
「大丈夫だ」
心配そうな顔を向けるニーナに目もくれずにグレンは言って、茂みを避けながら迂回する。
「だ、大丈夫ってどこからそんな自信が……でも、そのくらい言い切られると何故か大丈夫そうな気がしてくるから不思議です。頑張って下さいねグレン」
「アスカ君っ! 『この運命で、すべてを薙ぎ払う!』」
猛々しいインスパイア・スペルを唱えたのは伊万里、今にも走り出しそうなアスカを引き止めて頬に口付けをする。
「よっし、行ってくる!」
めらめらとしたオーラを纏い、力強くモールを構えるアスカはグレンとは逆の方向へと走り始める。
「エルザ、危ないから下がって」
「は、はいっ! その前に『信じます』」
インスパイア・スペルを唱えたエルザは急いでジョシュアの頬に口を付ける。
瞬間、ぶわっと吹き荒れるようなオーラを纏ったジョシュアはターゲットシールド〈円盾〉を前に突き出しながら走り出す。
「ジョシュアさん頑張って下さいね」
「エルザも油断しないようにな」
敵を見つけ、次々とトランス状態になっていく精霊達を前にしてエリーは躊躇いの視線をクルトに向ける。
それは半ば無理矢理契約させられた彼女の成り行き上、仕方のない事。
「エリー、俺達も行くぞ。インスパイア・スペル、覚えてるか?」
「わ、分かってます! 『共に力とならん!』でしょ!」
「よく出来まし―――たっと」
「んむ、んんー!?」
にやりと笑い掛けたクルトはインスパイア・スペルを唱え終えたエリーの頭を両手で掴み、ぐいっと自分の方へと引き寄せ―――強引にエリーの口にキスをする。
静かに沸き立つオーラを纏い、くるりと前方の敵に目を向けたクルトの両手には二丁拳銃が握られ、彼が走り去った跡には突然の出来事に頭が着いて行っていない放心したエリーだけだった。
文字通り、戦いの火蓋を切ったのは二丁拳銃を持ったクルトだ。
最後尾だった彼はトランス状態になると共に前進し、敵の気配がする方向へと銃弾をバラ撒く。
ダダン。ダダン。ダダン。
「ブゴォォォォ!!」
クルトの銃弾が当たったのか鳴り響く銃声に反応したのか、前方からこちらを窺っていた2m強の敵はようやく姿を現し―――いや、こちらに真っ直ぐ突進してきている。
木苺畑を荒らした敵の正体は角の生えた〈デミオーガ化した〉巨大な猪、デミ・ボアーだ。
クルトは突進してくるデミ・ボアーの足を止めようと足に改めて狙いを定め―――狙撃する。
ダダン。
クルトの撃った銃弾は精確にデミ・ボアーの足に命中するが、硬い厚皮に弾かれてしまう。
「なッ、効いてねぇだとッ!?」
弾ける程度の弾丸ではデミ・ボアーの突進は止まらない。
後ろに神人達が居る為、避ける訳にもいかず、アルベルトは防御の態勢を取る。
「『ローズガーデン』」
食人植物〈バラ〉の力を自分の体に憑依させ、幾重にも張り巡らせた刺のある蔓が突進してくるデミ・ボアーを待ち構える。
しかし、鉄柵を壊すほどの突進を完全に止めるには至らず、アルベルトは後ろに弾き飛ばされる。
「アルっ!!」
後ろに下がっていた輝がそう叫び駆けつけようとするが、アルベルトは駆けつけようとする彼女を手で制す。
「心配せずともこんなの掠り傷ですから、輝は邪魔にならないように隠れてて下さい」
そんなアルベルトの明らかな虚勢だったが、輝は自分が近付く事でアルベルトが更に不利な状況になると分かり、飛び出そうとする体を抑える。
アルベルトの薔薇の棘を受けたデミ・ボアーも無傷とはいかなかったようで、すぐに走り出す事はないようだが、いつまたは先程のように走り出すとも限らない。
十分に注意しながら盾を構えたジョシュアはデミ・ボアーに接近し、カットラス〈片手剣〉を振るって動きを制限させる。
その後ろからクルトも射撃をいれるが、二人の攻撃は硬い厚皮に防がれてあまり効果を成していないようだった。
なら、正面からではない攻撃では―――。
特にタイミングを合わせた訳ではなかったが、左右に大きく回り込んだグレンとアスカは同時に茂みから飛び出してきた。
グレンは両手剣を、アスカは木槌を、跳びながら大きく振り被って―――。
「おぅら!」
「はぁぁぁぁ」
「「『スパイラルクロー!』」」
―――振り下ろす。
側面から二人のハードブレイカーの大技を受けたデミ・ボアーはよろよろと後退り、ゆっくりと倒れた。
敵を倒した事でピリピリしていた空気がすぅと薄れ、後ろに下がっていた神人達は安堵の息を吐く。
そして輝は負傷したアルベルトの方へと駆け寄って。
「傷は何処?」
「左足を、挫いているみたいですね……」
アルベルトの鞄に入っている医療道具を素早く取り出し、慣れた手付きで手当てをし始める。
「そう言えば昔もこんな事がありましたね……」
「そう、だったかしら?」
アルベルトの呟きに輝は不思議そうな顔で返し、それを見てアルベルトも苦笑いを返した。
●事後見回り
足跡を調べた限りではデミ・ボアーは1体だったが、念には念をという事でウィンクルム達はそのまま森の見回りをする事になった。
因みに、その見回りにアルベルトも参加をしようとしていたが。
「怪我してるんだから休んでなさい!」
と輝に言われ、半ば強引に村へと帰らされた。
そういう事で残った4組のウィンクルム達はトランシーバーを片手に森の探索を続ける。
先頭をエルザとジョシュアに任せ、道にリボンを巻くニーナとグレンが続き、伊万里とアスカ、最後尾にエリーとクルトといった隊列となった。
「エルザ、デミ・ボアーは倒したが油断はしないように」
「もー、それぐらい分かってますってばー、っととと」
先頭を歩くジョシュアの小言にエルザが返事をして、木の根に足を引っ掛ける。
転びそうになるエルザの腕をジョシュアがサッと支える。
「ほら言ってる側から危ないですよ」
「う、ごめんなさい」
その所為でこの後の道中、ジョシュアの小言が続く事になろうとはこの時のエルザはまだ知らない。
デミ・ボアーの作った道を辿って1時間ほど歩いた所で先頭のジョシュアは草木で作られたドームを見つける。
「これは恐らくあのデミ・ボアーの巣、だろう」
「とりあえずこの巣の周辺を調べてみましょう」
そんな伊万里の提案で巣の周りを探索する。
これで別のデミオーガ等が見つからないのなら今回の依頼は完了したということになるだろう。
暫くその辺りを探索していると、アスカが周囲から草が擦れる音を聞きつけた。
「近くに何かが居るみたいだ……です」
警戒を促しながら木槌を手に取り、身構える。
ガサ。
少しずつ近づいているようだ。
「邪魔だから下がってろ」
楽しそうに両手剣を抜いたグレンはニーナを下げる。
ガサガサ。
先手必勝と言わんばかりに二丁拳銃を抜いたクルトが音のする方向に銃弾を撃ち込む。
ダダダダン。
ガササッ。
音に反応して草むらから出てきたのはウルフ、牙を剥き出して銃を構えるクルトに噛み付こうと飛び掛かる。
飛び掛ってくるウルフに咄嗟に反応したジョシュアがクルトの前に立ち、その牙を円盾で受け止める。
「くっ!」
盾に噛み付いたウルフを払い、片手剣で斬り払うとすぐにウルフはその場から逃げ出していった。
「野生動物〈ネイチャー〉かよ……」
やる気になっていたグレンは落胆の声を上げて溜め息を吐く。
ウルフを追い払った後も少し巣の周りを探索したが、特にこれといったものは見つからなかった。
流石にこれだけ探せば大丈夫だろうと言う事で見回りを終え、ウィンクルム達はハルノ村へと戻った。
先に戻っていた輝達と合流してから村長にデミオーガを倒した事を報告して、今回の依頼は終わり。
●後日談
後日談ではあるが依頼が終わってから、ずっと考えていたクルトのエリーへの願い事は……。
「そんなの、戦闘の時の強引なキスでチャラに決まってますーっ!」
と、あっさり蹴られたらしい。
「うん、美味しい♪」
ハルノ村産の木苺で作ったケーキを輝は幸せそうな顔で頬張る。
依頼を終えてから村で買っていたらしい。
甘酸っぱい木苺と甘い生クリームが共に引き立て合う美味しさだわ、と大絶賛との事である。
依頼結果:成功
MVP:
名前:ニーナ・ルアルディ 呼び名:ニーナ |
名前:グレン・カーヴェル 呼び名:グレン |
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | うち |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | 戦闘 |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 難しい |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 04月15日 |
出発日 | 04月21日 00:00 |
予定納品日 | 05月01日 |
参加者
- ニーナ・ルアルディ(グレン・カーヴェル)
- 月野 輝(アルベルト)
- 八神 伊万里(アスカ・ベルウィレッジ)
- エルザ(ジョシュア)
- Elly Schwarz(Curt)
会議室
-
2014/04/20-13:23
流れ了解です。
立地を見る限り森・畑に川を挟んで村があり往復手段は橋って感じでしょうか。
となると畑はともかく橋までの間にどうにかできれば村には行かせずに済みそうですね。
私もジョシュアさんに目先のことに囚われないようにと念押ししておきます。
では見回りは日の暮れ具合によって当日か翌日か判断ですね。
そのようにプランに記載しておきます。
もうそんな時間でしたね。
改めてどうぞよろしくお願いします。
どうなるかどきどきしますがいい結果になるよう頑張りましょうね。 -
2014/04/20-13:07
>爆竹
火災になって請求書が来たら怖いですしね。
>戦闘
そうですね。
クルトさんにも「村に向かいそうな敵」を優先的に戦闘するよう伝えておきますね。
と言っても、やはり強さに自信はないので、僕も一体である事を願うばかりです。
>見回り
そうですね。討伐後の見回りにも賛成です。
夕方まで討伐に時間がかかってしまったら、その日には行えないと思いますが
次の日でも問題ないかと思います。
もう出発まで半日なんですね。ドキドキです。
最初にも言っていましたが、クルトさんが何かやらかししまったら申し訳ないです。
平和な村に戻れるよう、頑張りましょうね。 -
2014/04/20-12:34
そうですね、伊万里さんの言う通りだわ。
それに細かい修正ならともかく、
今から作戦練り直すのも無理な気がするし…
それじゃ、アルには
「きっちり一体目を倒してから動いて欲しい」
とお願いしておく事にします。
出発まであと半日ですね。
皆さん、もう一頑張り、頑張りましょうね。 -
2014/04/20-11:01
連投失礼します。
なので、誰が別個体を追うかは、
きっちり決めるよりは精霊さんに判断を任せた方がいいかもしれません。
まさか全員で一体目を放り出すことはないと思いますし。
クルトさんは遠距離攻撃ができるので、どちらにも対応できそうですしね。
本当に、一体だけであってほしいものです……
見回りの件、了解です。
今度こそ平和な村に戻ってほしいですね。 -
2014/04/20-10:59
どうでしょう…探索自体は、足跡が別方向に分かれているとかでもない限り
ある程度一緒に行動でも大丈夫なのではないでしょうか。
一体だけ見つけて戦闘が始まれば、音を聞きつけてやって来るかもしれませんし
そもそも、別々にいるのか一緒にいるのかも現時点では分かりませんからね。
最悪のケースは、一体目と戦っている時に別個体がそれをスルーして
村の方に向かわれるというパターンだと思うんですが
そこまで知恵が回るとはあまり考えにくいんですよね……
もしそうなったら、アスカ君は作戦で二手に分かれるまでもなく、
もう片方を追いかけると思いますが。 -
2014/04/20-09:22
複数いた場合、二手に分かれた方がいいかしらね…
そうすれば爆竹使わないで済むし、村の方に向かったのを見て
戦列を離れるって心配もないかしら?
アルもたぶん、私達の方にオーガが来たら、こちらへ来ちゃう気がするわ。
本当に、個体数が一体である事を祈りたいわね…。
そうね。
討伐後の見回りは賛成。
違う敵とは言え、前にもデミオーガに襲われてる村だし、念を入れた方がいいわよね。
もし日が暮れてしまった場合は、翌日改めてでもいいかも? -
2014/04/20-00:11
纏めありがとうございます。
トランシーバーはA.R.O.A.からですね、了解です。
畑の荒らし方から見て敵の知能はそれ程でもなさそうで足止めは有効そうですし賛成です。
若干懸念があるとすれば森なので爆竹使用による火災の可能性でしょうか。
敵が単体であれば幸いなのですけど。
後は敵複数の可能性を考えると一応討伐後も森を見回って何もいないか確認した方がよいでしょうか?
森に巣があるのかもしれませんし。
当日中の場合は日が落ちていなければという事になりますが。
戦闘に関しては私が何か言わなくてもジョシュアさんは勝手に頑張ってくれそうです。
でも鉄柵を壊せる相手ですから無謀な事はしないようにとお願いしておきます。 -
2014/04/19-20:14
まとめありがとうございます。
プランの分担、私は懐中電灯による先導や攪乱についてを重点的に書きたいと思っています。
一応、言い出しっぺなので。
それからプランとは関係ないですが心配事が一つ。
もし敵が複数いて、村や神人が狙われた場合、
私の精霊……アスカ君が目の前の戦闘を放り出してそっちに行ってしまうかもしれません。
もちろん、ちゃんと集中してくれるようにきちんと言い含めておきますが……
そうなったらごめんなさい。 -
2014/04/19-15:46
そうですよね……。
全体的な流れとかいろいろ合わせたら、400もを軽く超えてしまいました……。
「自分が担当する部分だけ」で頑張って書いてみます!
アドバイスありがとう御座います。 -
2014/04/19-15:33
プランの文字数キツいわよね…作戦以外にも心情とか書きたい事たくさんあるし。
せめて500文字くらい書けるといいのにね。
エリーさんがどんな風に書いたのか判らないので漠然とした言い方になってしまうけど、
書くのは基本的に自分が担当する部分だけでいいんじゃないかしら。
全体的な流れは、みんなのプランが合わされば見えると思うのよね…たぶん。
例えば「地図を見る」って部分、エリーさんが見なくて良いと思うなら書かなくて大丈夫だし、
コンパスも私の方で「皆に配る」としておくので、書かなくても大丈夫だと思うわ。
こんなで回答になってるかしら…? -
2014/04/19-13:10
全ての纏めありがとう御座います。
他の方の担当もの以外の記入を試みたんですが
文字数が足りないですね……。結構省略してしまいました。
書く事も分担する感じですか?
-
2014/04/19-11:50
※戦闘続き
・敵が1体だった場合:
神人は隠れて戦闘の邪魔にならないように
・複数いた場合:
精霊達が1体を相手してる間に別のが木苺畑へ向かわないように神人達で注意
爆竹、懐中電灯で怯ませたりこちらへ注意を惹きつけ、向かってこられたら逃げる
3連投、ごめんなさいね。
こんな感じで大丈夫かしら? -
2014/04/19-11:50
■探索
・足跡を追いながら森の中へ
・覚えた地形や方角を確認しつつ、気を付けながらオーガを探す(ナビ:輝)
・白いリボンを目印に巻いていく(ニーナさん)
・万が一はぐれた場合はトランシーバーで連絡
■戦闘
威嚇・援護射撃担当:クルトさん(プレストガンナー)
先行組:アルベルト(シンクロサモナー)、ジョシュアさん(ロイヤルナイト)
後へ回り込む組:グレンさん、アスカさん(ハードブレイカー)
-
2014/04/19-11:49
ニーナさん、詳しいお話ありがとう。
今回は苺を食べてる訳じゃなかったし、誘き出しは難しそうね……
日のあるうちに戦闘終わらせたいのは同意だわ。
それじゃ、朝早めにハルノ村へ向かった方がいいわね。
私自身の確認のためにも、少し纏めさせて貰うわ。
間違ってたり抜けてたり、ツッコミがある時は遠慮無く言ってね。
■事前
・持ち物:懐中電灯(各人で用意)、コンパス(輝が用意し配布)、爆竹
・A.R.O.Aからトランシーバーを借りておく
・日のあるうちに討伐を終わらせられるように、早朝にハルノ村へ向かって出発
・村で周辺の地図を見せて貰い、地形を覚える
・畑の足跡を調査、個体数が1体なのか複数なのかを調べる -
2014/04/19-11:37
>森対策&迷子対策
懐中電灯忘れないようにしないと(持って行く物メモにしっかりと書き)
トランシーバーは…ちょっと見つけるの難しいかもしれないので
八神さんの言うとおりA.R.O.Aの方に貸し出してもらえないか
頼んでみようと思います。
私は念のため白いリボンを道中の枝に巻いていこうかなと。
進行方向側の枝に巻いていけば、はぐれてもリボンを見つけられれば
どっちに向かったかは大雑把にですが分かるようになると思うし、
白ならもし暗くなってしまっても少しは見えやすいかなと思いまして。
>戦闘
班分け了解ですっ
戦闘に関しては…(ちらりとグレンを見て)
お願いしなくてもものすごーく頑張ってくれるかと… -
2014/04/19-11:34
はっ、色々準備してたら相談がものすごく進んで…っ!(あわあわ)
>月野さん
えーっとですね、前回倒したのはデミ・ゴブリンでしたよ。
ただ、グレンよりも小さかった(170cm前後)ので、
今回の相手とはちょっと違うかもです…
一応前は木苺畑に近づかれる訳にはいかないということで
森の外入り口付近まで敵を誘導して倒すという方法を取りましたよ。
皆で倒したのでもう大丈夫だと思っていたんですけど…
周りの地形に関しては詳しい地図を貸していただけましたので、
今回もまた借りられたらいいなって。
※長くなっちゃいました…分けますね -
2014/04/19-10:59
>森
トランシーバーで問題ないと思います。
これも「各自で持参」と言う認識で大丈夫ですか?
ナビは月野さんで異論はありません、よろしくお願いします。
やはりスキルは重要なんですね……。凄く助かります。
>戦闘
そうですね。良い作戦だと思います。
いろいろと詰め込んで文字数ギリギリですが、余計な事は見直して詰め込んでみます。
陽が沈む前に終わらせられるよう僕達も尽力しますよ!
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2014/04/19-09:45
連投失礼します。
>輝さん
それは頼もしいですね!ではナビリーダーをお願いしたいと思います。
とはいえ、迷わないにこしたことはないですよね。
日中なら多少は迷いづらいそうなので、陽が沈む前に作戦を終わらせましょう。 -
2014/04/19-09:44
おはようございます。
>森
確かに、電波を気にせず、皆に一斉に送信できるトランシーバーの方が
今回はいいかもしれません。
A.R.O.A.に申請すれば貸し出してくれると思います。
>戦闘
もし敵が複数いた場合の足止め、大きな音を出して怯ませるという意図でしょうか?
森から木苺畑へ抜ける場所に仕掛けておいて保険にするのはいい作戦だと思います。
そこに木陰に隠れている神人が懐中電灯を当てて、注意を引き付けるというのはどうでしょう?
こちらの姿を晒すのは危険ですが、敵は大きいし突進タイプで小回りが利きづらそうに思うので逃げやすいのではないかと…… -
2014/04/19-08:28
そしてまた連投、ごめんなさい。
>戦闘
たぶん一体だとは思うのだけど、複数いた場合の事も考えた方がいいかしら?
それと、木苺畑の方へ行かせないように気を付けないといけないわよね。
木苺畑の方へ行こうとした時に神人の方で何か足止めできないかしら…
例えば爆竹で脅かすとか。
……なんか私、毎回爆竹持って行ってる気がするわ…… -
2014/04/19-08:27
エルザさん、よろしくね。
>森
そうなのよね、電波がちゃんと入るかどうか……
村くらいまでなら何とかなるかなとは思うのだけど…
トランシーバーとかの方がいいかしら……
あ、ナビだけど、良かったら私がやりましょうか。
Lv1だけど、一応記憶力のスキルがあるので、最初に地図を見せて貰って
地形を頭に叩き込んでおこうかなと思うの。
さすがに地図に森の中までは書かれてないかなとは思うけど。 -
2014/04/18-23:33
初めまして、エルザと言います。
精霊はロイヤルナイトのジョシュアさんです。
戦闘は初めてになりますがよろしくお願いします。
>森対策
月野さんはコンパスありがとうございます。
懐中電灯は持参も了解しました。
森は広いそうですし日が沈む前に決着を付けられるといいですね。
>戦闘
組み分け了解です。私達は先に仕掛ける側ですね。
ジョシュアさんには頑張って貰うことにします。
電波は私もよくわからないですが、携帯が使えればそれが一番便利そうです。
敵がどこにいるか不明な状況では音で知らせるなどだと不安ですし。 -
2014/04/18-23:19
>戦闘
もしはぐれた場合の連絡手段についても問題ない……ですかね。
ただ森なので電波状況って大丈夫なのか気になります。
あまり気にしなくて良い事だったらすみません。
>月野さん
そうですね……契約したばかりで不安でしたが
信じない事には始まりませんし、頑張って説得してみます!
アルベルトさんもお気遣い(?)ありがとうございますね。(微笑) -
2014/04/18-22:43
>森対策
それではコンパスを10個用意してくるわね。
懐中電灯は各自で、了解です。
>戦闘
そうね、伊万里さんの認識(タンク&ダメージソース)でOKかと。
防御の高い人が先攻して気を惹くのが良いと思うし、
その組み分けが一番理に適ってるかなと思うわ。
それと、もしはぐれた時に備えて、連絡手段あった方がいいわよね。
携帯で大丈夫かしら?
>エリーさん
そうなの……きっとエリーさんがお願いしてくれれば聞いてくれるわよ!
うん、大丈夫!
アル「必要なら煽って差し上げますよ?(にっこり)」
やめてちょうだい、アルってば……(汗) -
2014/04/18-20:45
>森対策
それではコンパスは輝さんにお願いしてもよろしいでしょうか。
それから、ナビのまとめ役がいた方がいいと思うので、
できればそちらもどなたか担当してくださればと思います。
懐中電灯はさすがにポケットには入りませんから、これは各自持参してくださるとありがたいですね。
>戦闘
その作戦、私も賛同します。
先に仕掛ける2組がタンク、後からの2組がダメージディーラーというイメージでいいんでしょうか?
それなら組み分けは
・アルベルトさん(シンクロサモナー)ジョシュアさん(ロイヤルナイト)
・グレンさん、アスカ君(ハードブレイカー)
とするのがいいでしょうか…… -
2014/04/18-19:57
纏めありがとう御座います。
>月野さん(小声)
戦うかどうかと言われたら戦ってくれるかとは思うのですが……
「他人の不幸は蜜の味」みたいなところがあるので、親密度が低い分心配なのです。
ちゃんと戦って欲しいとはお願いしますけどね。
初めての参加なので、この性格でどのくらいの反映があるのか未知で……。
>森対策
コンパスは月野さんにお任せするとして
懐中電灯は各自持参と言う認識で大丈夫ですか?
>戦闘
作戦に賛同です。
それですと直接戦力がどうのとならないので助かります。
遠距離から威嚇と援護射撃、引き受けますね。 -
2014/04/18-18:52
>森対策
確かに、森って薄暗いイメージよね
懐中電灯には賛成させて貰うわ
コンパスはポケットに入るくらいの物だし、邪魔にもならないかしら
何だったら私が人数分用意してくるわね
>戦闘
足跡を辿って行ったらオーガ見つかるかしら?
途中から道がないそうだから、足跡が無くなってる可能性もあるけれど…
それから、こちらの戦力がクルトさん以外全員近接攻撃よね
なのでオーガが1体なら、クルトさんには遠距離から威嚇と援護射撃をして貰って
最初に2組で奇襲、そちらに気を取られてる隙に残り2組が後ろを取る
なんて作戦ではどうかしら
アルはカウンター技のローズガーデンが使えるので
良ければ私達が、先に攻撃を仕掛ける方に回るわ -
2014/04/18-18:51
>伊万里さん
そ、そんな見事だなんて…まぐれよ(照
アル「確実にまぐれですよね。輝はほとんどカンで動いてましたし(くすっ」
う、うるさいわね。いいじゃない、カンだって大事なの!
………はっ!?
ご、ごめんなさい、変なとこ見せてっ
>エリーさん
(小声で)クルトさんの性格的にって…?戦うのが嫌とか?
もし良かったら、うちのアルから発破掛けさせましょうか?
>オーガの数
そうよね。私も、いても2体くらいかなとは思うの
調べる事に賛同してくれてありがとう
以前にあった事件、確かニーナさんがその時も出動してた気が
なのでニーナさんに聞いたら、だいたい判るんじゃないかしら
ごめんなさい、連投させて貰うわね(汗) -
2014/04/18-15:45
>オーガの数
調査に関して賛成です。
あと以前にも同じような依頼があるようですが
その報告書を参考にしつつ作戦を立てる事は出来ませんかね?
同じ敵ではないにしても、木苺畑の情報とか事前に知れると思うんです。
もしこれで良ければ
この類いの調査を担当させて頂けたらと思っています。
一応戦闘も参戦する意気込みではありますが
クルトさんが(性格的に)お役に立てるか不安で……。
>森対策
コンパスも懐中電灯もどちらも役に立つ物ですし
所持品として視野に入れておいて損はないと思います。
僕は両方持っていきたいですね。
———
こう言った事も初めてですので
発言に誤り、勘違いなどがありましたらすみません。 -
2014/04/18-15:28
輝さん、先日はどうもお世話になりました。見事な推理でしたね。
>オーガの数
プロローグを読む限り、多くはいないような気はします。
巨大な個体が一体で突き壊して踏み荒らしたのではないかと。
でも、複数の可能性もありますし事前調査は大事ですよね。足跡を調べるのには賛成です。
>森対策
コンパスは思いつきませんでした……
私が考えていたのは、おそらく森は薄暗いと思うので
視界確保+位置確認用に懐中電灯を持って行こうと考えていました。
戦闘時に敵に向けて気をそらしたりもできるかもしれません。 -
2014/04/18-11:53
皆さん初めまして、月野輝と言います。
伊万里さんは先日のミステリーツアーでお会いしたわね。
あの時はお世話様でした。
こっち(と精霊を指差し)はマキナでシンクロサモナーのアルベルト。
共々よろしくね。
皆さん気合い充分で頼もしいわね(にっこり)
えっとね、一つ気になるのだけど…オーガ(?)は一体なのかしら?
そんな大きくて強そうなのが何体もなんて考えたくはないけど、
一応、足跡とか調べて、個体数をハッキリさせておきたいの。
いいかしら?
あと、足跡を辿って行くと森の中での戦闘になりそうだし、
迷わないようにコンパスを持って行ってはと思うのだけど…
どうかしら。 -
2014/04/18-09:13
八神伊万里です、よろしくお願いします。
力が強くて大きそうな敵ですね……十分気を付けていきましょう。 -
2014/04/18-00:57
えっと…また木苺畑が荒らされたと聞いて。
ニーナ・ルアルディです、よろしくお願いしますね。
何だか敵が強そうですが頑張りましょう! -
2014/04/18-00:30
初めまして。
Elly Schwarz……エリーと言います。
パートナーはディアボロのCurt……クロトさんです。
何もかもが初めてなのにいきなりの「難しい」依頼に戸惑いはありますが
成功に向けて全力で挑みたいと思っていますので、よろしくお願いします。