エル夫人と不思議な動物たち(如月修羅 マスター) 【難易度:簡単】

プロローグ

「オーガの調査のために、貴方の所有する土地に入らせていただきたいんです」
 A.R.O.A.の職員は、そう言って頭を下げた。
 確かに優先頻度はかなり低く、「噂」の域を出ない物である。
 とはいえ、ここで調査しないでおくというわけにもいかない……。
 今日やってきた職員の言葉に、ベットから体を起こして瞳を細めた女性……。
 エル夫人は、大きく頷いた。
「調査に関しては、拒否するつもりはないの」
 ただ、と程よく年齢を重ねたエル夫人は、口元に穏やかな笑みを浮かべ皺を深くしながら一つ、可能だったらとお願いをする。
「わたくし、小さいころからこうして体が弱くてなかなか外にでれませんでしたの。
ですから、ウィンクルムの皆様達みたいに色々な所に行ったことがある人からのお話を聞くのが楽しみですのよ」
「あぁ、なるほど。では、調査に行く前に少し寄ってもらって……」
「えぇ。お菓子を用意して待っているわね」
「わかりました、少々相談してみますね」
「えぇ、よろしくお願いいたしますわ」
 職員は辞すると、一旦戻ってくるのだった……。


「というわけで、エル夫人のお家にお邪魔して今までの冒険のことや、手に入れた物なんかを見せていただきたいんです」
 そう言葉を紡ぎ、職員は皆を見渡す。
「今回、エル夫人は皆様が扱う武器や、魔法なんかが気になるようなんです。
中庭でのお茶会だそうですから、簡単な模擬戦だとか、回復魔法でしたら見せることも可能だと思います」
 そこは、皆様で話あって欲しいと職員は言う。
「齢80を超えた夫人ですが、おっとりとして優しいお方ですよ」
 ちなみに、マフィンと紅茶がとてもおいしいのだとか。
「今回の訪問を断ったり、まぁ……余程のことがない限り大丈夫だとは思いますけれど、エル夫人の心証を損ねたりした場合でも、調査は決行されますが、後味はいいものにはならないでしょうね。
ですので、こんな言い方もおかしいですけれど、出来ればエル夫人の機嫌を損ねぬよう、お願いいたします」
 後味が悪くのは、お互い幸せではないですから……と呟き、でも皆様なら大丈夫ですよね、と微笑んだ。
「皆様だからこそ、伝えられる物語、戦いってあると思うのです。よろしくお願いいたしますね」
 これもまた、一つのウィンクルムの仕事だろうか。
「あと、午後からは私有地……森ですね、森にはいっていただき、調査をお願いいたします」
 地図はあるし、道も整備されているという。
 人が手入れをしている森なため、迷うことも余程のことがない限りそうそうないようだ。
 最悪迷った場合でも、一夜さえ超えればあとは誰かが見つけてくれるだろう。
「見慣れない獣が居る、という通報がありまして、それがオーガ、またはデミ・オーガではないかとのことなんですが……」
 職員が、ただ、ですね……と首を傾げる。
「特に何も被害がないんですよ、例えば木々が倒されるだとか、動物が食い荒らされるとか」
 そのために優先順位はかなり低かったのだという。
「多分なんですけれども、この辺にはいなかった獣が此方に移住してきたタイプではないかと思うんです。
ですので、もしも見たことがない獣を見かけましたら、ぜひエル夫人にもお伝えください。
あ、勿論こちらにも報告書は上げていただきますよ」
 そう念を押した後、では、行ってらっしゃいませと頭を下げるのだった。

解説

 オーガやデミ・オーガが居るといったな、あれは勘違いだったぜ。
 というわけで、上手に探すと「移住してきた動物たち」を見つけることが出来ます。

●午前
 エル夫人との中庭でのお茶会。
 紅茶とマフィンが提供される。
 彼女の私有地を調査させてもらうため、機嫌を損ねぬよう注意されたし。
(※最悪、機嫌を損ねたとしても調査は可能) 
 エル夫人:体が弱く、車椅子に乗って生活している。
      今日のために体力をつけてきたため、皆様とお話するのに支障はない。
      好奇心旺盛で、少女のような所がある。
      色々なお話をきくのも、みるのも好き。
      今回は、武器をみたり、戦っている(模擬戦など)を可能ならばみてみたいようだ。

●午後
 森(地図あり・手入れされており、道に余程のことがない限り迷うことはない)
 見かけた人が少ない・特に大きな被害がない、とのことなので、何かに擬態している、草食系動物だと思われる。
 果物が好きなようである。

●お願い
他のGM様または当方の過去のエピソードを語られる場合、あくまでも参考程度ととし、出来るだけ、プラン内に自分の言葉でお書き下さい。

ゲームマスターより

よろしくお願い致します!

リザルトノベル

◆アクション・プラン

アキ・セイジ(ヴェルトール・ランス)

  ◆午前中
夫人に感謝

模擬戦は真剣だから熊のぬいぐるみが反応したら
模擬終了後で説明
ま、いつも歌う訳じゃないけど(笑

俺達の番
トランスを見せる
光り方が違ったりするらしいですよ
一寸恥かしいけどね(照れ

魔法の解説
味方には影響しない魔法の霧です
庭木が敵だったとします
樹からは此方が見え難くなってるんですよ
外から見ると光の具合が幻想的ですね

美味しく菓子を頂き
手作りですかと思わず作り方を聞いてしまう

◆午後
最初は皆と一緒に
地図から判断して目撃情報があった場所を囲う形で捜索
*トランスは午前最後からだし長時間持つので継続

足跡や糞等探し何者かを発見しよう
何か見つけたらまず観察
害が有れば退治、無害ならカメラで撮りそっと去る



蒼崎 海十(フィン・ブラーシュ)
  午前:フィンと一緒に武器を見せる
護身刀「紅月」…テネブラをイメージした赤い紋章と、室内でも振り回しやすい所が気に入ってます
魔守のオーブ…魔法力場が出来る事を説明。綺麗でしょう?
オーガ・ナノーカ…可愛いけど役に立つ奴なんです
触ってみます?と、実際持って貰ってみたり

マフィンと紅茶美味しい…感想とお礼を伝えたい
見た事ない獣、必ず見つけて報告します
カメラを持ち込み、撮影してもいいか尋ねよう

午後:皆と一緒に移動
分散しての探索は、カインさん組と一緒に行動
即トランス化対応できるようにしていく

オーガ・ナノーカで叢の中を探索
擬態を見逃さないよう
見つけたら皆に連絡・連携
出来ればエル夫人に写真を撮って持ち帰りたい



柳 大樹(クラウディオ)
  事前:
全員のインカム申請状態を聞いて、足りない分を申請して持ってない人に配布。

午前:
エル夫人に挨拶。
失礼にならない程度に丁寧に接する。
下手な事言わないようにあんまり喋らないでおく。

夫人に告げてから、軽い手合わせ程度の模擬戦を披露。
許可が下りないなら止める。
許可が出れば、紅茶やお菓子にがダメにならないようにある程度離れる。
庭を荒らさないように気を付ける。
調査前の怪我回避に、鞘に入れたまま接近し攻撃。
相手の攻撃は受け流し軌道を逸らす。
やり過ぎない程度で止める。

午後:
エル夫人に告げて森へ向かう。
森に入る前にインカム着用。
移動中も足元の痕跡を確認。

誰も報告しないなら、移動してきた動物をエル夫人に報告。



カイン・モーントズィッヒェル(橘 雅臣)
  ※高齢の夫人相手の為普段は使わない敬語使用

夫人へご挨拶
もてなしには感謝を

弓を見せ
「顕現は予想外でしたし、武器の扱いに戸惑うことも多いです」
顕現関連を聞かれたら
「妻子をオーガに殺されたのがきっかけでした
妻が自分を見失いそうな俺を諌めたのでしょう
誇りです」
気にすると思うから付け加え
「今は恋人がいます
同じ事件で恋人を喪って生きながら死にそうで…放って置けなかった
生きている彼が愛しい
顕現しなければ今はなかった…そういうこともありますよ」
雅臣の話もフォロー

調査は海十達と調査
調査の際のおやつは森だし、熟したチェリモヤな

連絡はマメに取り合い、原因究明へ
有事の対処は相手を目視してから

夫人の土産話になればいいが



咲祈(サフィニア)
  武器を見せる

・午前/武器
メイン武器:コネクトハーツ
(刃の部分は危険なので、布かなにかで巻いておく
 刃も見せてほしいと言われたら解く)

これは、僕が使っている武器…です
僕と相棒のサフィニアは…という、か僕は精霊と契約してまだ日が浅くて、
実戦経験があまりないから、
これを使ったことはほとんどない、んですが(敬語は慣れていないのでぎこちない

・午後/探索
 分散して探索
動物などの影らしきものを見かけたら、変わったことがあったら皆に知らせる

…オーガじゃなく動物かもしれないんだろう?
だったら見てみたい。興味深い(そわそわ

分かっているさ。心配いらない
君って本当に母親染みてるね
いや、褒め言葉さ。他に意味はないよ



●エル夫人と小さなお茶会
 その日調査にやってきたのはアキ・セイジとヴェルトール・ランス、蒼崎 海十とフィン・ブラーシュ。
 それに柳 大樹とクラウディオ、カイン・モーントズィッヒェルと橘 雅臣、咲祈とサフィニアの総勢10名のウィンクルム達だった。
 ずらりと並ぶウィンクルム達。
「まぁまぁ、いらっしゃい」
 エル夫人が目元をほんのりと緩めさせ、皆を招き入れる。
「ねぇ、一体どんなお話をきかせてくれるのかしら?」
 マフィンと紅茶が皆の前に並べられ、きらきらと好奇心に瞳を輝かせるエル夫人が、皆を見渡したのだった。

 全員に紅茶とマフィンが行き渡る頃……。
 最初にエル夫人の前に出たのは海十とフィンだった。
 海十が護身刀「紅月」を見せた。
「テネブラをイメージした赤い紋章と、室内でも振り回しやすい所が気に入ってます」
「振り回せるの?」
 見せて欲しいというのに、大丈夫ならばと答えを返せば、エル夫人が周りに何もない場所を示した。
 ほんの少しだけ動かして見せれば、本当ね! と楽しげな声が返る。
「此方のリボルバー拳銃、もしよかったら、持ってみますか?」
 エル夫人が、フィンの持つ二丁のリボルバー拳銃の方にと視線をやった。
 触ってもいいのかしら? との問いかけに、フィンが微笑む。
「弾は抜いていますから、安心して下さい」
 このために、エル夫人の安全を考えちゃんと弾を抜いていた。
 その心遣いに感謝しながら、受け取ろうとエル夫人が手を伸ばす。
 意外と重いですから気を付けてとの忠告に、落とさないように気を付けるわ、との答えが返った。
「俺自身と海十の命を何度も守ってくれた相棒なんです」
 相棒……とその手に持った重さを確かめ、エル夫人が小さく呟いた。
「水に強い所が自慢でしょうか」
 それは、とても心強いわね。と微笑み、フィンにと返す。
「素敵な相棒をお持ちなのね?」
「はい」
 そういうエル夫人の瞳は、二丁拳銃だけではなく、海十にも注がれている。
 他にも、魔守のオーブや、オーガ・ナノーカの詳しい説明をしながらみせれば、エル夫人の視線が輝く。
「触ってみます?」
 魔守のオーブを触るエル夫人に、綺麗でしょう? と問いかければ小さく頷く。
 さらに、オーガ・ナノーカの可愛さにはエル夫人の瞳も和んでいるようだ。
「可愛いけど、役に立つ奴なんです」
 凄いわねぇ……とそっとアヒルを撫でている。
 さて、お次は誰かしら? とエル夫人が撫でるのをやめた。


 挨拶をしてから普段使わぬ敬語で喋るのはカインだ。
「顕現は予想外でしたし、武器の扱いに戸惑うことも多いです」
 弓を見せられ、それに視線を合わせていたエル夫人がふと視線を上げてカインを見つめた。
 予想外? と首を傾げつつ一体なにがあったのかしら、と呟く。
「妻子をオーガに殺されたのがきっかけでした」
 はっとそれに息を飲み、エル夫人がごめんなさいと頭を下げる。
 それをそっと止めながら、カインが瞳をほんのわずか、緩ませた。
「妻が自分を見失いそうな俺を諌めたのでしょう。誇りです」
 それでもまだごめんなさい、と謝るエル夫人に、カインが付け加える。
「今は恋人がいます。同じ事件で恋人を喪って生きながら死にそうで……放って置けなかった」
 そんな彼が……生きている彼が愛おしい。
 そう心の中で囁き、エル夫人にと向き直る。
「顕現しなければ今はなかった……そういうこともありますよ」
「……今、貴方はとても、幸せなのね。乗り越えて行ける愛おしい方を見つけたのね」
 はい、と頷くカインに微笑み、よかったわ。と言葉を紡ぐ。
 そんな彼らを見ながら、雅臣が声を掛けた。
「エル夫人、こんにちわ、次……僕がお話しても大丈夫ですか?」
 大丈夫よ、と答えが返り、居住まいを正すエル夫人。
 そんなエル夫人に、カインさんの敬語って新鮮だなぁなんて思いつつトランスをし終えた後、杖を見せる。
 少し見ていてくださいね、とエナジーフィールドが展開されていく。
「これは回復魔法です、もしよろしかったら他のスキルもお見せできますが……」
 一通り説明をした後、エル夫人に発動しても大丈夫かの確認をとる。 
 見てみたい所だけれど……と悩みながらも、エル夫人がもしよかったら、と前置きをして何か依頼の話はないかと問いかける。
「それでしたら、デミ・ハーピーとゲーム形式で戦いました」
 この間の依頼……ハロウィンの時の動物でのレースの話を始める。
 それはしりとりで妨害したり、あえて怒らせるために挑発したりしたお話だ。
 しりとりのやりとりの所や、挑発部分にエル夫人がくすくすと笑い始める。
「普段はそんな失礼なこと言わないですよ?」
 カインもその時の敵が使ってきた攻撃……ケーキの話などをすれば、いろんな敵がいるのね、とエル夫人が頷く。
「……ここにお二人が居るということは……」
 その通りで、最終的に協力し合って勝てたのだと伝える。
「協力が僕達の強みだと思います」
「えぇ、そうね、絶対にそうよ!」 
 2人の話を聞き終え、エル夫人が感慨深げな表情を浮かべる。
 実際に体験した話を聞くというのは、「知識としてのウィンクルム」とは違う。
 エル夫人は改めてウィンクルム達を見渡すと、深く礼をした。
 それから顔をあげると、まだのウィンクルム達を見る。
「もっと、色々みせていただけるかしら?」


 その言葉に一歩出たのは大樹だ。
 軽く一礼するに合わせ、クラウディオもエル夫人と目が合えば目礼を返した。
「じゃぁ俺たちは模擬戦をさせてもらってもいいでしょうか」
 下手なことを言わぬようあまりしゃべらないで居た大樹は、隣に立つクラウディオを見る。
 ちなみに、彼にはフードと口布を外すように頼んでいたため、普段あまり見ることのないその表情をしっかりと見ることができた。
 エル夫人が、まぁっと凄く嬉しそうに微笑み、是非見せて頂戴と頷いた。
「では……」
 クラウディオと共に、お菓子も紅茶もダメにならぬように移動をすれば、エル夫人も見やすい位置へと移動する。
 ゆるりと庭を見渡せば、そこは手入れをされてとても青々しかった。
「じゃぁ、始めようか」
 こくりと頷くクラウディオに、怪我回避のために鞘に入れたまま武器を手にぐいっと接近する。
 そんな彼を流れる水のごとく足を踏みこまれたのと逆へ出し回避する。
 2人の動きはしなやかでとても美しかった。
 武器を受けて、流し、そしてまた一歩踏み出す。
 2人の立ちまわりに、エル夫人が小さく吐息を零した。
 そんな2人の動きに、終わりが訪れる。
「……あ!」
 するっと攻撃をかわし、大きく一歩踏み出したクラウディオが素早く背後……首元をとったのだ。
「ここまで、だね」
 視線を合わせ頷きあった後、エル夫人を見れば……。
「とても素晴らしかったわ!!」
 ぱちぱちとエル夫人が拍手をしていて……その瞳には、僅かな興奮の色が見える。
 一礼する2人に、エル夫人がお疲れさまと声を掛け……。
「あぁ、そろそろ、休憩しましょうか」
 エル夫人がそう言って、ゆったりと椅子に身を沈め直した。
 


 皆がそれぞれお茶やマフィンにと口を付ければ、ほんのりと甘い香りが辺りを漂う。
「ありがとうございます」
 お礼を一つ言いながら紅茶を手に取るアキに、エル夫人が興味深げに問いかけた。
「貴方のそのぬいぐるみ、歌っていたわよね?」
 その言葉に、アキが頷く。
「いつも歌うわけじゃないけど」
 微笑みながら効果について説明を始めれば、エル夫人が興味深げに再び寝入ってしまったスリーピィテディを見つめる。
 そんな姿に声を掛けたのは海十だ。
「マフィンも紅茶も美味しいです」
 海十が感想とお礼を言えば、エル夫人も嬉しげに瞳を細めた。
 見たことのない獣を必ず見つけ出すことと、もし大丈夫ならばカメラで撮影したいというのに、エル夫人が大丈夫だと頷く。
 その話もひと段落すれば、フィンがこのマフィンが手作りなのか、取り寄せなのかと聞く。
「それ、俺も聞きたいです」
 アキも美味しいさから思わず聞けば、いたずらっ子のように瞳を輝かせたエル夫人が内緒話を言うように声を潜める。
 答えは、エル夫人の家に伝わる直伝レシピとのことだった。



●興味は続くよ
 お代りはいるかしら? と問いかけ皆の前の紅茶に新しいものをいれていく。
「さて、そろそろお話をうかがっても平気かしら?」
 その言葉に、アキとヴェルトールが進み出る。
 今回、彼らが最初に見せるのはトランスだ。
 ウィンクルムならではのその光景に、エル夫人が瞳を瞬いた。
「不思議な光ね」
「光り方が違ったりするらしいですよ」  
 2人の様子に、エル夫人が瞳を和ませる。
 初々しいアキの様子と、そんなアキを見守るヴェルトールの様子は、お互いがお互いを「特別」に思っているのが伝わってくる。
「羨ましいわ……」
 エル夫人がほぅっと溜息を吐きながら言い、少しどこか寂しそうな瞳になったのに気が付いたヴェルトールが、一歩前に出た。
 今回見せるのは朝霧。
 味方には無害な霧を発生させ敵の命中や回避を奪う技だと前もって説明した後、詠唱を始める。
 その姿も、エル夫人にとっては新鮮で、ふわりと笑みを零す。
 霧が発動し、中に入るヴェルトール。
「な? 見えるだろ、不思議だよな」
「えぇ、凄いわね!」
 きらきらと瞳を輝かせるエル夫人は、まるで少女のようだった。
 その様子に、アキが魔法の詳しい説明をすれば理解すればまた違う感慨深かったのかとても勉強になると何度も頷いた。 
 他に、攻撃魔法は見せていただけるかしら? との問いにヴェルトールが中庭でキラキラ天の川のように輝く壁を生成する。
 とても綺麗だけれど、触ると危ないからとエル夫人は少し遠くから見守らせて、ヴェルトールが説明していく。
 壁に当たれば攻撃を受けるため、一つ、戦闘に使わずに使う方法が。
「ゴミ処理に使えるけどコレ裏技な」
 内緒話のように言われたそれに、エル夫人が笑い声をあげたのだった。 


 最後になったのは咲祈とサフィニアだ。
 2人とも、エル夫人が怪我をせぬように刃の部分は布を巻いている。
「これは、僕が使っている武器……です」
 取り出されたのはコネクトハーツだ。
「僕と相棒のサフィニアは……という、か僕は精霊と契約してまだ日が浅くて……」
 サフィニアをちらりと見れば、サフィニアが安心して続きを喋って、とでもいうように小さく頷いた。
 それに力を得て、慣れぬ敬語ながらもエル夫人に伝えようと言葉を紡いでいく。
「実戦経験があまりないから、これを使ったことはほとんどない、んですが」
 そうなのね、と頷くエル夫人の瞳はどうやら触りたそうで。
「どうぞ」
 怪我をせぬように伝えながら渡せば、おずおずと柄の部分を触っている。
 そんな様子を見ながら、サフィニアも自分の武器を見せた。
 棒のような形……クレイジングラインに、エル夫人が首を傾げる。
 どうやら一体それがなんなのか見当もつかないらしい。
 そっと咲祈にコネクトハーツを返しながら、サフィニアにこれは一体どんな武器かしら? と問いかけた。
「棒のような形ですが、手裏剣なんですよ」
 これが手裏剣? と手を伸ばしたところで、サフィニアが声を掛ける。
「あ、先端の部分は尖ってますから気をつけて下さいね」
 怪我をしたらご迷惑が掛かるわ、とのことでサフィニアが布を外し、見せるのにとどまることに。
 珍しい形状の武器に、エル夫人の好奇心も満足したようだ。  


 そうして、全員のお話や武器や模擬戦を見せてもらい大満足したエル夫人は、皆に何度も感謝の気持ちを伝える。
「こんなに楽しい時間はとても久しぶりだったわ、是非、またいらっしゃい」
 今度は、ただのお茶会だけでも。
「勿論です」
 カインが頷けば、大樹やクラウディオも、また来ると大きく頷く。
 皆がそう言って頷いてくれるのに微笑むエル夫人だったが、皆を見送る際には少々不安そうな色をその瞳に浮かべていた。
「気を付けて行ってくるのですよ」
 エル夫人に見送られ、ウィンクルム達は森へと向かうのだった。


●調査開始!
 気を付けて行ってらっしゃいと見送られやってきた森の中。
 雅臣が辺りを見ながら唇を開く。
「さっきエル夫人に聞いたけど、かなり広範囲で目撃されてるみたいだ」
 分散を不安視はしていたものの、広範囲過ぎて自分達で決めた方がより安全だろうとはエル夫人の談。
 そんな彼女に心配を掛けたくない雅臣、それは皆も同じ気持ちだった。
 噂程度とはいえデミ・オーガやオーガが居るかもしれないとなれば、探索は緻密にやりたいところだ。
「そろそろ別れて調査しようか」
 地図を見ながらのアキの提案に、皆が頷く。
「皆、インカム大丈夫?」
 大樹が再度問いかければ、大丈夫だとの答えが返る。
「みたい人はいるか?」
 クラウディオが持っていた一覧を見せれば、皆が確認する。
 そんな中、何かがあった後では大変だと、カインが海十とフィンにと声を掛けた。
「一緒に行ってもいいか?」
 カインの言葉に海十が勿論だと頷く。
 お互いに補えれば、それは力となるだろう。
「何か見つけたらすぐに連絡するということで」
 ヴェルトールの言葉に、地図を見ていたクラウディオが頷く。
「じゃぁ、俺達はこっちに行くね」
 サフィニアが咲祈伴って歩いていく。
 それを見て、フィンも海十とカイン、そして雅臣を誘って向かう。
「じゃぁ、俺達も行こうか」 
 ばらばらに調べ始めたウィンクルム達は、やがてそれぞれ「不思議なもの」を発見することになるのだった。



 カインと雅臣により出された、お煎餅やチェリモヤをたべながら調査に励む4人。
 オーガ・ナノーカが反応しない藪の中、ここも違うのか……と別の場所に移動しようとした所で。
「あれ?」
 それに気がついたのは海十とフィンだった。
「これ、普通の石じゃないな」
「……鱗だね」
 フィンが取りあげながら鱗だろうと推測する。
 擬態しているかもしれない。
 その可能性で見ていたために気が付けたのだろう。
 共に探索していたカインと雅臣も手に取って見てみる。
 確かに薄っぺらい石のようにも見えたが、なんとなく石ではない質感。
「ふむ、連絡した方がよさそうだな」
「そうだね、それにしても……」
 雅臣がじっと藪を見る。
「流石に、ここには居ないみたいだよ」 
 少なくとも彼らの目の前に、石のような生物を見ることは出来なかった。



 見慣れない獣がいる、というだけらしいがオーガやデミが居ないとは限らない。
 だからこそ注意しようね、とサフィニアは咲祈へと伝える。
 先程受けた連絡だけでは、それがどちらかなのかまでは、やはり判断することは出来なかった。
「……オーガじゃなく動物かもしれないんだろう?」
 だったら興味がある、とそわそわ動物の影がないか、不思議な足跡はないかと見渡す咲祈。
 被害がないというのは不思議なことだと思いながらも、そんな自分の神人の様子に苦言することも忘れない。
「咲祈、足元気をつけなよ」
 足元見ずにきょろきょろしてたら危ないよ、と付け加えれば、咲祈がじぃっとサフィニアを見つめる。
「分かっているさ。心配いらない」
 君って本当に母親染みてるね、と、言葉を漏らせば、今度は逆にじぃっとサフィニアが咲祈を見つめた。
「それ、どういう意味かなぁ咲祈ちゃん?」
「いや、褒め言葉さ。他に意味はないよ」 
 そんなやりとりをしていれば、2人の耳に川のせせらぎが聞こえてくる。
「……サフィニア、あれ!」
 咲祈が指差したそこには、丁度川から上がった際ついたのだろう足跡。
「さっきの石みたい、っていう生物の足跡だとしたら……」
 少々地面深く出来た足跡は、少なくともその体が通常の動物よりは重いことを伝えてくる。
「でも、大きいわけじゃないみたいだね」
 とはいえ、足跡の大きさと歩幅からみて大きな動物ではないようだ。
「小さいデミやオーガもいるかもしれないし」
 まだ、油断は出来ないだろう。
「連絡しようか」
「そうだね」
 速やかに皆に情報を渡していく……。 


●調査の果てに
 その頃、連絡を受けて「石のような」「やけに重量がありそうな」動物らしい。
 というのを念頭に探していた大樹とクラウディオは、視界の先に「違和感」を感じていた。
 記憶した地図を元に、皆とは違う方向を探していた2人は、少々高い場所から見下ろす形になるその場所に辿りついていた。
 下の方ではやけに木々の間に岩がごろごろと転がっている。
 何か変だとクラウディオが示した場所を見れば、確かに岩のようなされど岩にしてはやけに違和感を感じる。
「あ、そっか、こんな木が生い茂る所に沢山岩があるの変だね」
 川辺ならばともかく、一体何がどうしてこうなったのか……というほどの岩の数だ。
 特に採石場があるとかそういう話も火山があるという話も聞いてない。
「あそこに近い人って誰かいるかな?」
「聞いてみるのがいいだろう」
 クラウディオが、地図を思い起こしながら場所を伝える……。


 連絡を受けて、ヴェルトールとアキが向かえば、見つけたのは確かに岩だった。 
「……ん?」
 ……いや、岩に擬態した動物だった。
「背中が、ところどころ苔みたいになってるんだな」
 苔が生えた岩にみえるその生物はきゅ? とヴェルトールを見て鳴く。
 アルマジロトカゲにも似たそれは、きゅきゅ? と首を傾げている。
 じっくり見ないと普通の岩だと思ってスルーしてしまいそうだ。
「結構大きいね……」
 子犬程度だろうか、ちょっと怖いけれど、肉食ではないようだ。
「ほら、これ食べるか?」
 ヴェルトールが怖がらせないように梨と林檎を置いた後、少し離れて見守れば、きゅーっと嬉しそうに食べ始める。
「かわいい……」
 どうやら、これがこの森を騒がせていた正体のようだ。
(オーガはいないみたいだし、セイジも喜んでるな……)
 ほわんと和んでいるアキを見つめ、ヴェルトールも微笑んだ。
 大声を出すとおびえそうなので、そのままメールで連絡すれば、続々と仲間が集まってきた。


 連絡を受けた面々が到着し確認すれば、それなりの数が繁殖しているように感じられた。
「なるほど、たいていの人は岩だと思っちゃうんだろうな」
 海十が頷きながら言う。
 時々立ち上がって威嚇しあってる様子をみれば、ぱっとみ、何か恐ろしいもののようにも見えて、人にすれば恐怖も感じるだろう。
「……立ってる姿、かっこいいね」
 大樹が瞳を細める。
 ちなみに威嚇しあってはいるが、特に攻撃する様子はない。
「これって大きく見せた方が勝ちとかいうやつ?」
 咲祈がじぃっと見てみたかったその生物をじっくりと観察してみる。
 あまり争いを好まない種族なのだろうか。
 アキとヴェルトールも果物をやりつつ見守っているが、負けたとみなされた方はまたちょろちょろと別の場所に移動していく。
 出来れば繁殖してほしいな、とそんな様子を見ながらヴェルトールは思う。
「やはり、一覧にはないようだ」
 クラウディオが再度確認するがそのような動物が報告されていない。
「エル夫人に良い報告ができそうだね」
 フィンが言うのに、カインも頷く。
 とてもいい報告が出来そうだと、サフィニアは思う。
「さて、そろそろ戻る?」
 雅臣が辺りを見渡し、問いかければ皆が頷いた。
 写真も撮ったし、オーガやデミも居ないようだ。
 とてもいい報告になるだろう……。

 後日、報告を受けたエル夫人が、新しく来た「動物たち」と共に過ごす姿が見られたと言う……。



依頼結果:大成功
MVP

メモリアルピンナップ


エピソード情報

マスター 如月修羅
エピソードの種類 アドベンチャーエピソード
男性用or女性用 男性のみ
エピソードジャンル 冒険
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用不可
難易度 簡単
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 5 / 2 ~ 5
報酬 少し
リリース日 11月07日
出発日 11月14日 00:00
予定納品日 11月24日

参加者

会議室

  • [21]蒼崎 海十

    2015/11/13-23:47 

  • [20]蒼崎 海十

    2015/11/13-23:47 

    カインさん、こちらこそよろしくお願いします!

    皆で力を合わせて、謎の生物の正体、確認しましょうね!(ぐっ

    蛇足ですが、先程
    『見つけたら呼び合って、取り囲んで捕獲』
    って書いてしまったのですが、
    「捕獲」じゃなくて「生物の確認」の間違いですね、すみません!

  • 海十よろしくな。
    ま、夫人にも伝えられるようしっかり調査しようや。

    って訳で、

  • [17]蒼崎 海十

    2015/11/13-21:25 

    >カインさん
    了解しました!
    是非ご一緒しましょう!

    『一定地点まで全員で移動
    「無線が効く範囲」で分散して探索(カインさん組と海十組は一緒に行動)
    見つけたら呼び合って、取り囲んで捕獲』

    という事で良いでしょうか。

    フィン:
    ふむふむ、頑張ろうね!

  • 俺と雅臣、親密度一桁なんで。
    職員より回復魔法が提示されているから、雅臣のジョブスキルは優先的に使用した方がいいだろう。(それ以外は高齢かつお身体が弱い夫人には刺激が強いと職員が判断してる可能性はある)
    これから任務なんでと断った場合、心証が悪くなるだろうし。

    って訳で、午前にジョブスキル使用は続行。
    確実にトランスは出来なくなるし、武器も弓と杖で心許ない…って訳で、海十、悪いんだが、友人のよしみで調査同行して貰えねぇかな?
    高齢の夫人が許可して成り立つ調査なら、ご不安がないよう配慮はしたい。

  • [15]アキ・セイジ

    2015/11/13-19:26 

    俺達はトランスしっぱなしだと思う。

    ●トランスの持続時間
    *2人の気持ちが通常の場合
    親密度 20→約2時間
    親密度 50→約3時間
    親密度100→約6時間

    なので、楽にもつと思う。

    探索は、森と言うある程度の面積がある広い場所なので、分かれたほうが良い。
    洞窟なら1つにまとまってもいいけど、森だしな。

  • [14]蒼崎 海十

    2015/11/13-01:00 

    咲祈さん、カインさん、ご意見有難う御座います!

    すみません、完全に盲点でした…
    『オーガ、デミ・オーガの類が居るかもしれない』前提ですから、
    トランス化できない組だけで行動は、やっぱり避けた方がいいですよね。
    カインさんのご指摘通り、エル夫人を心配させるのは良くないですし…。

    この場合、咲祈さん組はトランス化しないという事で…
    トランス化する組は、セイジさん組と、カインさん組になるでしょうか。

    これを踏まえて考えると、また振り出しに戻ってしまいますが

    『トランス化しない組とトランス組との組み合わせで、二班に分かれるか』
    『一定地点まで全員で移動、目視出来る範囲で分散して探索』

    のどちらかが良さそうですね。

    俺としては、『一定地点まで全員で移動、目視出来る範囲で分散して探索』を推しておきますね。
    その方が、何かあった時に連携して対処しやすく、人数が居れば目標を取り囲むことも容易ではないかと。
    意見を変えて申し訳ないです…!

    あと、カインさんのご指摘通り、フィンの武器は銃で、撃つ事は室内でも室外でも危ないと判断し、
    武器を見せるだけ(銃からは弾を抜いた状態で見せます)の予定です。

  • 大樹と海十、纏めありがとな。

    まぁ、ぶっちゃけ俺と雅臣はすんげー弱い(きっぱり)
    一応調査時点では俺達はオーガ、デミ・オーガの類があるかもしれない(でも可能性低いから優先度低い)って頭で行く訳だから、有事の際は弓の俺とLBの雅臣だと保つかなという気も微妙にあるので、誰かと組ませて貰えるとちいと安心かな。
    (PL情報では完璧シロと解っていても、PC情報では完璧シロではないという状態なので)
    この場合だと、トランス温存組に依頼したいんだが。

    ああ。そういや、海十の話とか聞いてて思ったんだが。
    職員は「回復魔法でしたら見せることも可能」っつってるから、それ以外のジョブスキルは夫人に事前説明して、やっていいか確認取った方がいいかもな。
    面会場所が室内なのか屋外なのかにもよるが、いきなりやっちまうと、想像以上で驚かせてしまうかもしれねぇし、見せたいのを説明してから見せた方がいいかもとは思った。
    話を聞くに、高齢の方だ、俺達の普通と夫人の普通が違う場合もあるかもなと。
    その辺りを思ったから、フィンは銃見せるだけかと思っただけではあるが。

  • [12]咲祈

    2015/11/13-00:34 

    蒼崎さんが意見を合わせてくれた、
    「一定地点まで全員で移動、無線が効く範囲で分散して探索、見つけたら呼び合い捕獲」で良いと思う。

    ずっと固まっているとかえって行動しにくくなる可能性があるかもしれない。
    そのことも含めて賛成、だ。

     あと悩んだのだけれど、スキルの忍法霞、陽炎を検討中とは言ったが、
    僕とサフィニアの場合、トランスは午後には切れているだろう。
    だから、もしなにかあった時のために午前中はトランスをしないようにしようかと思っているよ。
    なので僕たちは武器を見せるだけに留めておこうと思う。
    ……変更すまない。

  • [11]蒼崎 海十

    2015/11/12-23:27 

    大樹さん、纏めを有難う御座います!

    セイジさん、スキルのトラブル回復してよかったですね…!

    カインさんのご意見に、これまでの皆さんの意見を合わせて…

    一定地点まで全員で移動
    「無線が効く範囲」で分散して探索
    見つけたら呼び合って、取り囲んで捕獲

    で、どうでしょうか?

    「オーガ・ナノーカ」を折角持って行くので、
    叢の中の探索に使ってみようかなって考えてます。

    あと、念のため、俺達はエル夫人の前ではトランス化せず、温存するつもりです。

  • [10]アキ・セイジ

    2015/11/12-20:47 

    スキルのセット機能が直った。
    なのでスキルを見せる方向で行こうと思う。
    ウイズのスキルは見た目がハデなので、興味を引くことが出来るんじゃないかってな。
    開けた場所に向ってアレソレ撃ってみようかと。

    全員で移動して、あとは「無線が効く範囲」で…ってのでもいいと思う。
    目視だと相当近いんで、「見かけた人が少ない」相手だとバラけてもいい気がするよ。
    見つけたら連絡して呼び合って、包囲する形でターゲットの確認を試みるというのはどうだろうか。

  • [9]柳 大樹

    2015/11/12-20:08 

    (再投稿)

    メンバー揃ったね。改めてよろしく。(右手をひらっと振る
    んーと。今のところ出てるのはこんな感じ?

    ---(敬称略)---
    ■午前
    話をする     :カイン、(大樹)
    武器を見せる  :海十、咲祈、(大樹)
    スキルを見せる:(咲祈)、(セイジ)
    模擬戦      :大樹、(セイジ)

    ■午後
    班分け:しても2つ程度、トランスする組は分かれる
    全員で行動:一定地点まで全員で移動、目視出来る範囲で分散して探索
    ---------
    確実にするかどうかわからない人を()に入れてみた。

    武器見せる人が結構いるみたいだし。
    俺とクロちゃんは模擬戦だけにしとこうかな。
    ああ、そうだ。
    模擬戦でトランスはしないから、出番はいつでもいいよ。

    班分け:
    分けても2班ぐらいってのに賛成。
    でもまあ、言い出しっぺだけど。特に班分けの希望がないなら全員にしとく?

    擬態してる草食系動物って何だろうなあ。

  • >全員か個別か
    個人的には全員または2手程度を推してぇな。
    午前夫人にジョブスキル披露する関係でトランスする奴は、午後トランスが切れている可能性も一応な。(俺と雅臣は正直怪しい)
    まぁ、オーガ、デミ・オーガはいない可能性の方が高いと当初から言われているが、名目上はその可能性がある調査だから、トランス切れてるウィンクルムが個別行動という点で夫人が心配されるんじゃねぇかなと。
    一定地点まで全員で移動、目視出来る範囲で分散して探索、とかで、いい気はするが。

  • [5]咲祈

    2015/11/12-01:19 

    やあ、咲祈とシノビのサフィニア。よろしくね。

     僕としても手分けでも団結でも特にこだわりはない。
    みんなが動きやすいようにしてくれたら良いと思う。

     サフィニアはシノビということで、忍法霞…それか陽炎を検討中さ。
    ああ、僕の方も武器を見せたいと思ってる。
    サフィニアの武器「クレイジングライン」。
    これは先端さえ触らなければ怪我をすることはないと思う。

    模擬戦……興味深いけれど、サフィニアとしては武器を見せるだけにしたいらしい。

  • [4]蒼崎 海十

    2015/11/12-00:16 

    蒼崎海十です。
    パートナーはプレストガンナーのフィン。
    皆様、宜しくお願いいたします!

    俺達は、武器を見せようかなって思ってます。
    模擬戦…は、フィンの得物は銃だし、ちょっと危ないかな…と。
    フィンのリボルバー拳銃に、俺の護身刀。
    「魔守のオーブ」に「オーガ・ナノーカ」を見せるつもりです。

    調査に関しては、俺達もご一緒でもバラバラでも問題ありません。
    皆様に合わせたいなって思います。

  • [3]アキ・セイジ

    2015/11/12-00:15 

    アキ・セイジだ。相棒はウイズのランス。よろしくな。

    俺達は模擬戦をみせるか、それかランスの魔法を見せるかかな。
    ランスの魔法が今システムの不具合をくらっててマトモな入替えができないもんで、見せたい魔法を見せるプランが作れないんだよね。
    そんなわけで一寸まだ未定。
    運営さんの対応が間に合ったら、魔法を見せると思う。

    調査は固まってでもバラけてでもどっちでもいいよ。

  • [2]柳 大樹

    2015/11/11-21:47 

    柳大樹とー、シノビのクラウディオでーす。
    よろしく。
    そっちの雅臣さんは初めまして。

    俺らはそうだなあ。
    模擬戦にしようかな。手合わせ程度に軽く。
    文字数に余裕が出来たら話か、武器見せるのを入れたいな、ってところ。

    調査の方は手分けして探すか、まとまって探すかも決めときたいかな。
    ちなみに、俺はどっちでもおっけーだよ。

    あ、でも私有地だし。あんまりバラバラに探さない方がいいかも?

  • カイン・モーントズィッヒェルだ。
    パートナーは橘雅臣。
    今の所、全員見知った顔だな。

    午前は夫人とお茶会、午後調査ってことか。
    見慣れない獣……レカーロだったりしてな(ぼそ)
    ま、規模は分からねぇけど、果物でも少し見繕っていくか。

    雅臣はライフビショップだし、回復魔法を見せるつもりらしい。
    俺は実戦経験があまりないがないなりに話すのと、武器を見せる程度かな。
    弓なら取り扱い間違えて大怪我することもねぇだろうし。

    そんな訳でよろしくな。


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