古城カフェの開店準備(巴めろ マスター) 【難易度:簡単】

プロローグ

●古城の見る夢
その古城は、没落して長い時が経つかつての名家・ダン家の過去の威光を表す唯一の物だった。
豪勢な造りの古城の中には、贅の限りを尽くした、けれど趣味の良い家具や調度品の数々。それらは今まで、甘んじて埃に埋もれていたけれど……その古城を生き返らせようとする者が、ダン家の血を引く者の中から、遂に現れた。
彼の名は、リチェット・ダン。
しっかり者で、また、菓子作りと美しい物を何よりも愛する彼は、この古びた城を皆に愛されるカフェとして再び蘇らせることを、幼い頃から夢に見ていた。
そして、遂に念願の日が近づいてきていた。
夢を叶えるため立派なパティシエに成長したリチェットは、故郷の村へと戻り、数年ぶりに村外れの古城を訪れる。古城の大掃除を済ませれば、もう古城カフェの開店は目の前だ。
だが、しかし――。

●ゴブリン様の大きなお城
「リチェットが数年ぶりに古城の扉を開けると、そこはゴブリンたちの住処になっていたそうだ。古い建物だ。どこかに、小柄なゴブリン共の侵入を許すような穴でも開いていたのかもしれんな」
A.R.O.A.職員の男は、厳しい表情で言葉を紡ぐ。
幸い、リチェットは怪我なく村まで逃げ帰ることができたらしい。また、ゴブリンたちは今のところ村で悪さをする様子はないが、それがずっと続くとも限らない。彼らは臆病な性格だが――彼らのリーダーであるゴブリン王は、リチェットの話によると頭に角を生やしていたそうなので。
「彼自身も、あれがデミ・ゴブリンだったのかは自信がないとは言っているらしいが。ゴブリン王は自らの威光を示すために、人間から奪った物などを身につけたがる性質がある。頭に何かを被っていれば、それが角のように見えることもあるかもしれない」
けれど、デミ・オーガである可能性も捨てきれない以上、A.R.O.A.が動かない理由はなく。
「そのゴブリン王がデミ・オーガであってもそうでなくても、王さえ倒せば、統率者を失ったゴブリンたちは散り散りに逃げるだろう。臆病な魔物だからな、逃がしても大した悪さはできまい。村に被害が出ることもないだろう。……まあ、実際どう対処するかはお前たちに任せるが。――ああ、それから」
そこまで言って、ふと、男は柔らかく目を細めた。
「リチェットから、事件解決の折には村で是非お礼をと。パティシエ手製のスイーツを振る舞ってくれるそうだ」
リチェットが特に得意とするスイーツは、表面のカラメルをこんがりパリリとさせた、とろりと甘いクレームブリュレだとか。
ゴブリンたちへの対応も、甘いお誘いを受けるか否かも、ウィンクルムたち次第。
それでは気をつけて向かうようにと、男は話を閉じた。

解説

●目的
古城に住み着いたデミ・ゴブリン王(?)とその配下のゴブリン退治。
ゴブリン王さえきちんと退治すれば、依頼は成功となります。

●敵
ゴブリンの集団が相手。

●ダン家の古城
古いけれど立派なお城。
多くの部屋の鍵は閉ざされており、ゴブリンの住処及び戦闘のフィールドは広いエントランスホールとなります。
没落した代のダン家当主の意向で、宝石等は売り払ったものの家具等は残っているそうですが、エントランスホールには、特に戦闘の邪魔になるものはありません。

●その他注意点
村までA.R.O.A.がバスを出しますので、移動手段の心配は必要ありません。
敵の死体の処理も、事件解決後A.R.O.A.の専門の職員が済ませてくれます。

ゲームマスターより

お世話になっております、巴めろです。
このページを開いてくださり、ありがとうございます!

古城に夢を見ています。
事件解決の折には、いつか開店した古城カフェも皆さまのお目にかけられれば……なんて。
皆さまに楽しんでいただけるよう力を尽くしますので、ご縁がありましたらよろしくお願いいたします!

リザルトノベル

◆アクション・プラン

初瀬=秀(イグニス=アルデバラン)

  *古城カフェ……なるほど、同業者だな
ま、うちはこんなにお洒落じゃねえがな
さて、一仕事するか

……やっぱりトランスするのか……
ええい耳聡いなイグニス!しかも準備万端だな!?
くそ体力は減ってねえのにどっと疲れる……
さっさと終わらせるぞ!

群がる雑魚を抑えつつ王までの射程を開く
イグニス、外したら殴るからな!
王が倒れて浮足立ったら脅しをかけておく
倒されたくなかったら尻尾撒いてとっとと出てけコラ!

終わったらお礼頂こうか
パティシエお手製のスイーツならカフェも繁盛するだろうよ
俺はこう凝ったもんは作れねえしな
……「あーん」はしないぞイグニス
ったく、俺の年を考えろっつうの……
これで勘弁しとけ(そっと頭撫でようと)



羽瀬川 千代(ラセルタ=ブラドッツ)
  持ち物
爆竹、ライター

城へ入る前にトランスを。きちんとラセルタさんに頼むのは初めてだ
(儀式的なものだって理解しているけれど…どきどきしてしまう、な)
扉突入前にホール内の敵の数、状況を確認

前衛で配下ゴブリン達を追い払うよ
爆竹を使って威嚇しながらボーンナイフで切りつける
この古城や村に今後近付く事が無くなれば良い筈、だから…
攻撃は痛めつける程度に留め、逃亡する敵は追わない

戦闘後はラセルタさんと一緒に城内の修復箇所を調べよう

依頼が成功の場合、有り難くお礼を戴く
アレックスさんに譲って貰う分は労いの意味も込めてラセルタさんに渡そう
カフェがオープンした暁には、ゆっくりお茶をしに来たいな


シルヴァ・アルネヴ(マギウス・マグス)
  目的
素敵な場所になるよう協力したい。

行動
「角みたいなものって何なんだろうな?」
バスの中で話を振ってみた
「住処にしてたのを誰も気付かなかったんだからさ、もしかしたら
元々城にあった物かもな」

対策行動
ライターと懐中電灯所持
城の内部は薄暗いと思われるので、事前に質問し明かりを灯す方法を確認
状況を見て戦闘時に不利にならないよう室内を明るくする。
ゴブリン王の頭部を確認しデミ・オーガか否かも確認

戦闘
手順確認と共に王を退治、逃げる配下の殲滅無し等相談済

孤立しないよう周りと声を掛け合い、配下ゴブリンを牽制&戦闘


褒美
アレックスに同席
あーんに躊躇いなくぱくり
「ホントに美味いなーオレはあと2、3個いけそう」
美味満悦中



大槻 一輝(ガロン・エンヴィニオ)
  いや・・・言いたい事は分かるけど。
こんな所まで御客さんくるん?
…まあ、やれって言われたらやるけどさ。
下手して俺ん所まで来られても嫌だし。

本当に古いな、てか掃除だけでも大変そうやわ。
内部の地図とか、そのゴブリンが何処等辺に居そうとかってのは、分かってるのか?
分かってないなら、埃だとか足跡とかから予測つけないとだけど、内部構造が分からないのはなあ…


ふっふっふっ・・・・甘いですね。
こんな事もあろうかとさっき皆さんが先にバスを降りた時にトランスをしていたのですよ・・・・!(どやぁ
回避!羞恥プレイ回避!!


戦闘は回復するガロンの援護
指示はガロンに従う

…うま。





アレクサンドル・リシャール(クレメンス・ヴァイス)
  ■心情
リチェットの力になりたい
戦闘怖いけど頑張る

■行動
館に入る前に堂々皆の前でトランス
「護る力を」
(この言葉に決めたのは神人
本当の気持ちは「精霊自身を」)
「皆はしないの?」と聞く

皆にゴブリン王は任せ
精霊達のスキル範囲内で雑魚ゴブリンと戦う
深追いはせず逃走方向をチェック

戦闘後
防犯上建物に穴はまずいので
複数ある事を念頭に侵入口を突き止め報告

お茶会
実は甘い物は得意じゃないんだ
羽瀬川好きなのか、よかったらどうぞ
あ、その前に一口。「あーん」して……って、冗談冗談

クレミー苦手なのか、じゃあ俺と半分こしよう
シルヴァも好きなのか。
なら、一口だけな? ほら、あーん

皆で食べるの楽しいな
(普段は一人で寂しい)


●それぞれのトランス事情?
村でバスを降り依頼主たるリチェットに見送られて、ウィンクルムたちは村外れの古城までやってきた。長い眠りを得て今や魔物の巣となっているにもかかわらず、古城はあくまでも壮麗に、堂々と一行の眼前にそびえ立っている。
「古城カフェねぇ……同業者だな。ま、うちはこんなにお洒落じゃねえが」
古城を見上げ、初瀬=秀は顎を撫でた。その隣で、パートナーのイグニス=アルデバランはキラキラと目を輝かせている。
「クレームブリュレ楽しみですね! 秀様!」
パートナーの少々気が早い発言に、秀の口からため息が漏れた。
「お前なぁ……」
「あ、大丈夫です! ゴブリン退治も忘れてませんよ! お任せください!!」
明るく言って、イグニスはぐっとガッツポーズを決めてみせる。秀はやれやれと首を振った。
「由緒正しい城をカフェとして蘇らせる、か。殊勝な心がけだ。それに、少なくとも外観のセンスは悪くない」
「ふふ、ラセルタさんのお墨付きか。そしたらきっと、素敵なカフェに生まれ変わるね」
ふっと口の端を上げるラセルタ=ブラドッツを見やって、羽瀬川 千代も目元を柔らかくする。しかしすぐに表情を引き締めて、
「リチェットさんの夢のためにも、頑張らないと」
と決意も新たに呟いた。
「しっかしなぁ、こんな所までお客さん来るん?」
やや呆れ顔で疑問を口にしたのは大槻 一輝だ。小さな村の外れにあるこの古城は、確かに立地がいいとは言い難い。隙のないような笑みをそのかんばせに乗せて、ガロン・エンヴィニオが一輝の言葉に応じる。
「さて、酔狂な者は来るんじゃないか?」
「……それってカフェとしてやっていけんの?」
「さあ。それはオーナーの頑張り次第ではないかな」
一輝のじっとりとした視線を、ガロンは肩を竦め、軽く受け流した。
「それにしてもさ、角みたいなものって何なんだろうな?」
シルヴァ・アルネヴが首を傾げる。
「デミ・オーガの角か……そうでないなら、ゴブリン王が好んで身につけるという装飾品の類でしょうか」
相棒のマギウス・マグスの発言に、シルヴァは顔を明るくした。
「もし装飾品だったらさ、もしかしたら元々城にあった物かもな。そうだったら、リチェットさんに返してやりたい!」
「そうですね。いいと思います」
マギウスは淡々と返したが、シルヴァの意見に異論はないようだった。
「リチェットの力になってやりたいよな。と、いうわけで。……『護る力を』」
アレクサンドル・リシャールは、何の躊躇いもなしにインスパイアスペルを唱えると、フードを目深に被ったパートナー、クレメンス・ヴァイスの頬へとそっと口づけを零す。緑の光と木の葉の幻影が舞い、二人はあっさりとトランス状態へと入った。……もっとも、フードから覗いたクレメンスの耳は、恥ずかしさから朱に染まっていたが。
「……ここでトランスするのか。全員の前で……」
諦めたような声を出したのは秀だ。
「ここでしておかないと、中入った後じゃ余裕ないだろー? 皆はしないの?」
ごく当然のように儀式を済ませたアレクサンドルが、逆に問う。事前に得た情報によると、ゴブリンたちはエントランスホールを根城にしているらしいとのこと。突入し次第戦闘が始まるのは必至だ。秀はうっと言葉に詰まり、後ろではイグニスがきらりと瞳を輝かせる。
「それじゃ、いっとくか、マギ」
「はい」
「恥ずかしがってくれてもいいんだぞ?」
「面白くもない冗談はよしてください」
トランスのための手順に抵抗のないシルヴァとマギウスも、軽い会話を交わした後すんなりとトランス状態へと移行して。その様子を見ていた千代も、覚悟を決めたように口元を引き締めた。
「ラセルタさん、その、お願いできるかな?」
「ようやく俺様を頼る気になったようだな。ならば期待に応えてやろう。さあ、口づけをしろ」
トランス状態になることを、きちんとラセルタに頼むのは初めての千代。
(儀式的なものだって理解しているけれど……どきどきしてしまう、な)
そんな気持ちは胸の内に留めて。千代はスペルを唱えラセルタの頬へと口づけた。
「後は、あんさんら二組だけやね」
クレメンスのやんわりとした言葉と全員の視線に押されたように、秀は一歩後ずさる。対する一輝は、何故か余裕の表情だ。
「ふっふっふ……甘いですね、初瀬さん」
言って、にやりと一輝は笑みを零す。
「こんなこともあろうかと、さっき皆さんが先にバスを降りた時にトランスをしていたのですよ……! 回避! 羞恥プレイ回避!!」
どや顔で高笑いする一輝。日の光の下ではぱっと見では分からなかったが、よくよく見れば、一輝とガロンは淡いオーラを身に纏っている。
「と、いうわけだ。すまないな」
ガロンに爽やかな笑みを向けられて、秀は額を抑え天を仰いだ。
「今回は皆さん一緒ですから平気ですよ、秀様!」
対するイグニスは既に片膝を立てて待機モードである。準備はOK、いつでもいけるという意思表示だ。
「ええい、準備万端だな?! くそ、体力は減ってねえのにどっと疲れる……! さっさと終わらせるぞ!」
こうして、一同は無事(?)戦闘態勢を整え、重厚な古城の扉へと手をかけるのだった。

●ゴブリンがいっぱい!
「うわ、思ったより多いな……」
「これは骨が折れそうやねぇ」
アレクサンドルとクレメンスが、ごく密かな声で呟く。そっと扉を開き中の様子を窺えば、広いエントランスホールには、数えるのが億劫になるほどのゴブリンがうろついていた。30体近くはいるだろうか。
「あー、見なかったことにして帰りてぇ……」
「まあ、全てを相手にする必要はないからな。そう悲観するな、カズキ」
げんなりとした声で一輝が言えば、ガロンが苦笑交じりに言葉を返した。
「ゴブリン王はどうだ? 見えるか?」
ラセルタの問いに答えるために、千代は薄闇に目を凝らす。
「えっと……あ、一番奥にいるのがそうかな? 確かに頭にとげとげがあるけど……うーん、角か装飾品かまでは、ここからじゃ分からないな」
「中に入って確認するしかない、か」
シルヴァが言葉を継いだ。その手に握っていた懐中電灯とライターを、荷物になるかと地面に置く。古城の中が暗く、戦闘に支障をきたすことを危惧して準備を怠らなかったシルヴァだが、ホールには大きな窓があり、光量には問題がないと判断したのだ。これなら、明かりを灯す必要もないだろう。
「――さて、一仕事するか」
ボーンナイフを握り直し、秀が言えば、
「頑張りましょう! 秀様の敵は私の敵! きっちりかっちり倒します!」
スタッフを手にしたイグニスが気合十分に宣言する。
「それでは……行きましょうか」
マギウスの冷静な声を合図に、ウィンクルムたちは古城の中へととび込んだ。

バァン! と突如勢いよく扉が開き、ゴブリンたちに動揺が走る。しかし、退く者、逃げる者は1体もいなかった。
「ギィィィィィ!!」
ゴブリン王が叫ぶ。それを合図に、ゴブリンたちが一斉に襲いかかってきた。手近のゴブリンからの棍棒の一撃を、秀がナイフで受け止める。
「秀様!」
イグニスが声を上げた。攻撃を弾き返し、敵から視線は外さないままで秀は相棒へと呼びかける。
「こっちは大丈夫だ! 集中しろ、集中! 外したら殴るからな、イグニス!」
「は、はいっ!」
イグニスの大技は、この戦いでの戦局を切り開く重要な要素だった。ゴブリン王へイグニスの強力な一撃が届くよう、サポートする心積もりの秀である。
しかしそんな秀を、背後から別のゴブリンが襲う。
と、その時。
二者の間に割って入る者があった。クレメンスだ。
「『シャイニングアロー』!」
クレメンスの周囲に幾つもの光の輪が現れ、ゴブリンの攻撃を反射する。自身の一撃をまともに食らったゴブリンはなす術もなく吹っ飛んで、数体の仲間を巻き込み床に落ちた。
「助かった。悪いな」
「……間に合って、ほんまに良かった。あんさんが怪我したら、パートナーさんがえらい心配しはるやろからね」
呟くように返したクレメンスの背を、相棒のアレクサンドルがぽんと叩く。
「カッコ良かったぞ、クレミー!」
「アレクス。あんさんも、あたしから離れんといてな」
低く優しい声音で告げられて、アレクサンドルはどきりとした。
「あたしは動き早ないし、傍におらな護れんよ」
「……ありがと」
相棒の頼もしい言葉にアレクサンドルは笑みを零し、ナイフを構え直す。胸にくすぶる戦闘への恐怖が、少し和らいだような気がした。
クレメンスの護りの力を要としつつ、秀とアレクサンドルはイグニスの道を切り開こうと反撃を開始する。

パパパパパン!
千代が投げた爆竹の破裂音に、ゴブリンたちが怯む。その隙をついて、千代は近くのゴブリンをナイフで切りつけた。その一撃は軽く決定打を与えるには弱いが、彼の目的は別のところにある。
「ラセルタさん!」
「言われなくとも分かっている。俺様に任せておけ」
不敵に笑うと、ラセルタは2丁の拳銃で、隙を見せたゴブリンたちの腕を的確に射抜いていく。
「無様に逃げるならば命までは取らんぞ?」
しかし、ゴブリンたちは退かない。王の存在が、彼らを死をも恐れぬ兵士たらしめているようだった。
「ギィィ!」
1体のゴブリンが、前衛の千代へととびかかる。慌てて攻撃を避けようとするも、避け切れず。致命的な一撃こそ食らわなかったものの、棍棒を肩に受け、千代は苦痛に顔を歪めた。
「っ……!」
「千代! くそっ! 魔物め、容赦せんぞ!」
ラセルタの端正な顔に明らかな怒りの色が滲む。1発2発と銃が火を噴き、千代を傷つけた個体をあっという間に絶命せしめた。動かなくなった仲間を前に、流石のゴブリンたちも躊躇いを見せる。ラセルタは銃口をゴブリンたちに向け牽制しながら、傷を負い膝を折った相棒の元へと急いだ。
「おい千代! 大丈夫か?!」
「ラセルタさん……ごめんね。俺は平気、だから」
「強がりを言うな! 顔が青いぞ」
けれど、ラセルタには千代を癒す術はなく。ギリと唇を噛むラセルタ。
その時、二人の上に声が降った。
「『サンクチュアリ』!」
半球の癒しのフィールドが、千代たちを包む。ふっと肩の痛みが和らぎ、千代は息を吐いた。
「すまない、遅くなった」
千代を守るようにその前へと立ったのはガロンと一輝、シルヴァとマギウスの4人だった。
「さてと……中々に手こずらせてくれるな。俺は回復役に徹しよう。カズキ、適当にゴブリンの相手をしてくれるか?」
但し俺の傍を離れないようにと、ガロンは念を押す。
「了解、っと。こいつらの気を引いたらいいんだよな?」
ナイフを構える一輝の隣に、シルヴァも並んで。
「ゴブリン王の頭が確認したいんだけどなぁ……こいつらの相手が先、かな」
ゴブリンたちにナイフの刃先を向けつつ、シルヴァは顔だけでマギウスを振り返る。
「マギ、一緒に戦ってくれるか?」
「ゴブリン王の相手をするつもりでしたが……仕方ないですね」
ゴブリンたちは、ゴブリン王を守るように動いている。ゴブリン王にイグニスの強力な一撃を叩き込むためには、魔法をゴブリン王まで届かせられるよう多数のゴブリンたちを抑え込まなくてはいけない。
マギウスは食人薔薇の蔓を身に纏った。これでゴブリンたちは、彼に迂闊に手は出せない。
「さあ、行きますよ。調子に乗って怪我をしないよう、気をつけてくださいね」
「わかってるって!」
シルヴァの返事に頷いて、マギウスはゴブリンの群れへと突っ込んでいく。一輝とシルヴァもそれに続いた。先頭を行くマギウスのブロードソードが唸り、ゴブリンたちの輪が乱れる。機が、生まれた。

「ゴブリン王を射程範囲に捉えました! 撃ちます!」
じっと魔力を溜め、機が熟すのを待っていたイグニスが叫んだ。ゴブリン王へと向けられた杖の宝玉が、煌々と光り輝く。不穏な空気を感じ取ったゴブリン王が、逃走を図ろうとするも。銃声が2発轟いて、ゴブリン王をその場に釘づける。
「俺様のパートナーを傷つけさせておいて、自分は逃げられると思ったか?」
ラセルタの連続射撃が、ゴブリン王を捉えていた。両脇から迫った弾着は、ゴブリン王に逃げ場を失わせる。
カッ! と一際強い光がホールを包み、『乙女の恋心』がゴブリン王へと炸裂した。一寸の間の後、ゴブリン王はふらりとその場に倒れ込み――そのまま二度と、起き上がることはなかった。
指導者を失い、ゴブリンたちがざわめく。秀が、低い声音でゴブリンたちに向かって叫んだ。
「倒されたくなかったら、尻尾撒いてとっとと出てけコラ!」
言葉の意味が分かったのかどうかは定かではないが、秀の声を合図にしたかのようにゴブリンたちが一目散に逃げ出していく。彼らが消えていった方向を、全員が確認した。

●古城に眠る宝物
「秀様大丈夫ですかー!?」
戦闘に片がつくや否や、イグニスは秀の元へと駆け寄る。そして、秀の頬に僅か血の色が滲んでいるのを認めて、大いに慌てた。
「秀様、血が! 血が出てます!」
「うん? あー、これくらい何でもない」
相棒の大袈裟な反応に秀は苦笑を漏らし、ぐるりとホールを見回した。
「さて、どこから手をつけたもんかな」

「改めて見ると本当に古いな……。てか、掃除だけでも大変そうやわ」
「ま、そこらへんはリチェットが頑張るだろ。俺たちは仕事仕事!」
一輝の独り言じみた呟きに、前を行くアレクサンドルが振り返り、明るい声で応じた。二人の後ろには、ガロンとクレメンスも続いている。4人は敵の侵入口をつきとめようと、先刻ゴブリンたちが逃げ出した道筋を辿っていた。床に積もった埃の上に幾らとも知れない足跡が残っているため、そう難しい作業ではない。
と、足跡が、とある一室の前で途切れた。その部屋の前にだけ、内側から壊されたドアの残骸が無残に床に横たわっている。
「ここか……」
マジックワンドを念のため構えつつ、ガロンが先陣を切って室内へと足を踏み入れる。部屋の中は恐らくゴブリンたちの仕業だろう、目も当てられないような荒れようだった。そして――。
「皆、入っても大丈夫だ。但し足元には気をつけて」
ガロンの言葉に従って部屋に入った3人が目にしたのは。
「これは……めちゃくちゃやってくれたな」
「はぁ。ゴブリンたちは、こっから入ってきたんやねぇ」
庭へと続く硝子製の扉が粉々に砕かれている。ここからゴブリンたちが侵入してきただろうことは明らかだった。
「内側に硝子の破片が落ちてる……。あいつらが壊したんだな」
検分し、やれやれとため息をつく一輝。
「建物に人の気配がないことを感じ取ったんだろうな。それで、自分たちの住処にするのにちょうどいいと思った、と」
顎に手を当てて、ガロンが言葉を継ぐ。アレクサンドルが快活に笑った。
「とにかく、もう危険はなさそうだな。リチェットに知らせてやらないと」

「奇跡的、としか言いようがないな。長年放置されていた割には、傷みが少ない。カフェで使うにも問題ないだろう」
千代とラセルタの二人は、ラセルタのアンティークの知識をフル活用して、修復が必要な家具や骨董品がないか調べていた。
「ところで、千代。怪我は本当にもう平気なのだろうな?」
「うん、もうすっかり大丈夫だよ。ありがとう、ラセルタさん」
柔らかく微笑んでみせれば、ラセルタの口元が僅か和らいだ。
「おーい!」
呼ばれて、二人は声の方を振り返る。見れば、『何か』を大事そうに抱えたシルヴァが顔を輝かせてこちらへ駆けてきていて。その後には、マギウスも続いている。
「騒々しいぞ。どうした?」
「いや、これさ、本物かどうか見てもらいたいんだけど」
差し出された『何か』は、豪奢な細工が施されたクラウンだった。ゴブリン王がデミ・オーガかどうかを調べていたシルヴァとマギウスは、ゴブリン王がただのネイチャーだったことを確認した。リチェットが目撃した角のようなものとは、ゴブリン王が被っていたクラウンの尖った部分だったのだ。ラセルタに手渡したのは、回収した件のクラウンである。
ラセルタはシルヴァ達や相棒の見守る前で丁寧にクラウンを調べ、そして断言した。
「本物、だな。それもこの城にあった物に違いないだろう。ここに、ダン家の紋章があしらわれている」
期待に満ちていたシルヴァの顔が、眩しいほどに明るくなった。
「きっとリチェットさん、めちゃくちゃ喜ぶな! 早く教えてやりたい!」
「シルヴァ、はしゃぎすぎですよ。……でも、良かったですね」
間もなく、それぞれの仕事を終えて一同がエントランスホールへと集まる。リチェットへの手土産を連れて、ウィンクルムたちは村へと戻るのだった。

●お喋りのお供にクレームブリュレを
「……うま」
クレームブリュレを口に運び、一輝は思わず呟いた。リチェットがウィンクルムたちの目前で仕上げてくれたブリュレは、表面はパリッパリで香ばしく、中身はとろりと滑らかな舌触りだ。2口3口と食べ進める一輝を見やって、ガロンはふっと笑みを零す。
「どうかな、カズキ。これなら客は来ると思うか?」
「さあ……どうだろ。でも美味いのは確かだな。タダでこんな美味い物食えてラッキー、とは思う」
そんな会話を繰り広げる二人のすぐ近くでは。
「実は甘い物は得意じゃないんだ」
アレクサンドルが困り顔でブリュレと睨めっこをしていた。
「何だ、それならば俺様がもらってやってもいいぞ?」
「えーっと……もし持て余すようでしたら、いただけると嬉しいです」
ラセルタの上から目線の台詞を、千代がやんわりと通訳(?)する。
「食べてくれるのか? よかったらどうぞ。……あ、その前に一口『あーん』して……」
「あーん、ですか?」
「何だ貴様、慣れ慣れしいぞ。一口だけ貰うなど中途半端な真似を……!」
「あはは、冗談冗談」
パートナーの言動に、半ば呆れ顔のクレメンス。「あほやね……」という呟きと共に、長いため息もその口から漏れた。
「ん? どうしたんだ、クレミー。甘い物苦手?」
「へ? ああ、まあ……得意では、ないけどねぇ」
ため息の原因は別のところにあるのだが、アレクサンドルがそれに気づく様子はなく。
「じゃあ、俺と半分こしよう」
「半分こ……て、あんさん分けて食べるの好きやね」
アレクサンドルが皿にブリュレを取り分けるのを、諦め顔で見守るクレメンスである。
「ホントに美味いなー。オレはあと2、3個いけそう」
ブリュレを喜々として口に運びながら、シルヴァが言えば、
「シルヴァも好きなのか。なら、一口だけな? ほら、あーん」
アレクサンドルがブリュレを掬ったスプーンを差し出して。そして、シルヴァはそれを一切の躊躇もなくぱくり!
クレメンスが再びため息をつくのと、マギウスが「はしたないですよ」とぴしゃりと言ったのは同時だった。二人の視線がかち合う。
(あんさんも苦労してそうやね……)
(この人とは落ち着いた会話が出来そうだ……)
想いを言葉に乗せずとも、通じ合えてしまった二人である。
「皆さん何だか楽しそう……秀様」
「『あーん』はしないぞイグニス」
「まだ何も言ってないですよ!?」
目に見えてしょぼーんとしながら、カラメルをつつくイグニス。その姿を見て、秀は大きなため息を零した。
「ったく……これで勘弁しとけ」
ぽん、とイグニスの頭に手を置いて、軽く撫ぜる。てっきり子犬のように喜ぶかと思ったのだが。
「……!」
耳まで真っ赤になり硬直する相棒を見て、自身も何だか身の置き場がないような気持ちになる秀だった。
「カフェがオープンした暁には、ゆっくりお茶をしに来たいな」
それぞれに楽しむ皆の顔を見回して、千代がゆったりと微笑む。
「その頃には新メニューもできてるだろうしな」
ころころと笑ってシルヴァが言った。クラウンを手渡した際のシルヴァの一言が、リチェットのパティシエ魂に火をつけたらしかったのだ。

件の依頼からしばらくして、ウィンクルムたちに新作完成の知らせが届く。金色の飴細工のクラウンを飾ったチョコレートケーキは、いずれオープンする古城カフェの新しい名物となるだろう。



依頼結果:大成功
MVP

メモリアルピンナップ


エピソード情報

マスター 巴めろ
エピソードの種類 アドベンチャーエピソード
男性用or女性用 男性のみ
エピソードジャンル 戦闘
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用不可
難易度 簡単
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 5 / 2 ~ 5
報酬 通常
リリース日 04月13日
出発日 04月24日 00:00
予定納品日 05月04日

参加者

会議室

  • [21]初瀬=秀

    2014/04/23-11:57 

    お、増えてるな。よろしくな、一輝。
    回復、宜しく頼むぜ。

    そしてトランスするんだなお前ら……仕方ない、俺も頑張るか……
    仕方なくだからな!(後方の満面の笑みの精霊に向かって叫ぶ)

    あー、で。
    イグニスのスキル「乙女の恋心」(すげえ名前だなしかし)なんだが、魔力の都合で
    1発撃ったら打ち止めだ。
    発動というか行動が2ターンに一回なんで、タイミングはよく見て撃つように指示しとく。


    おーおー仲良くて微笑ましいこったな(半分このやり取りに)
    まあ俺らも近くにいると思うから温かく見守らせてもらうぜ?

  • >シルヴァ
    賑やかなのは大歓迎!楽しくお茶しような。

    俺は自分の分を羽瀬川に渡して
    相方と半分こでクリームブリュレ食べてるから……。
    うーん、そうだなあ。
    ノリついでに、「食べるか?はい、あーん」って
    一口差し出しておこうか?

    あ、心配しなくてもっていうのも何だか物悲しいが
    うちの相方、「あほがおる……」って生暖かく見守ってるだけで
    別に嫉妬してどうこう~って間柄じゃないから安心してくれ。

  • [19]シルヴァ・アルネヴ

    2014/04/22-21:24 

    あ、人が沢山になってきた
    (段々、頭の容量がいっぱいいっぱいに)

    >大槻
    こちらこそ、よろしくなー。
    回復してくれる人がいるのって、すごく安心するぞ。

    戦闘については、孤立しないように注意しつつ
    攻撃方法は他の人の行動予定聞いて、臨機応変って感じで
    書いとくので、よろしくな。


    >アレックス
    ゴブリン王退治の後のご褒美も、わいわい出来たら楽しそうだから
    同席して良かったら、同席させてもらってもいいか?

  • >大槻
    熊の時はありがとう!おかげでレベルアップできたよ。
    うん、またアレよろしくなー。
    すっごい微笑ま(後ろから精霊に殴られたらしい
    (PL:必要でしたら、「今日はしないの?」セリフ追加いたします)

    効果範囲は了解。
    3m以内の範囲で、頑張って雑魚ゴブリンの相手をする。
    怪我してもじわじわ治るって、やっぱり凄いな。

  • [17]大槻 一輝

    2014/04/21-17:47 

    大槻です。
    遅まきながら、宜しくお願いします。

    アレクサンドルさんはレベルアップおめでとうございます。
    因みに魔法等はトランスしてないと使えないんですよね……これ、案外忘れそうになるので御注意を(またアレをするのか…

    と、それとアレクサンドルさんの精霊が魔法を覚えられたようなので私はサンクチュアリでの回復役に回ります。
    消費が激しいので2回、計回復値20点ですが、まあないよりはマシでしょう。
    注意して欲しいのは…一気に回復させるのではなく、ルール的にそこまで考えずとも大丈夫でしょうが、どちらかというとリジェネレート的、ガロン3m四方に居ないと効かないので気を付けてくださいね。

  • >ALL
    何度もごめん、ちゃんとレベルアップしてた。
    うちもその方が安全だから、トランスするよ。

    精霊はカウンタースキルだから
    敵の動きを見て攻撃されそうな人をできるだけ効果範囲に入れるように動く事に専念
    俺は効果範囲内から雑魚の牽制。
    後は、侵入口の発見だな。

    >羽瀬川
    お、ありがとう!
    こっそりやれる器量もないし、堂々と渡すな。

    (下プラン文章)
    「あ、一口だけ貰っていいか? 「あーん」してくれてもいいけど……って、冗談冗談」
    (隅の方をひと匙分だけ掬って食べる)

  • [15]羽瀬川 千代

    2014/04/21-03:23 

    トランスの可否は個人の裁量で決めていいと思います
    …俺自身は今回トランスするつもりです。
    遠距離からでも瞬時に攻撃できるタイプのスキルなので、
    時間稼ぎ等お役に立てるかと思います。

    アレックスさん>
    甘い物、もし持て余すようでしたら此方にこっそりいただければ
    ラセルタさんが喜んで食べると思います…俺も甘い物は好きなので。

  • >シルヴァ
    じゃあ、あまり楽はできない感じか。
    頑張って雑魚ゴブリン叩くしかないな。
    あ、侵入口探すことについては了解。
    プランの方に書き足しておく。

    ちなみに、どうも目測誤ってたみたいで
    経験値150丁度じゃレベル上がらないんだな。
    そんなわけで、結局スキル無しだから、雑魚叩きの方に専念させてもらうな。

  • [13]シルヴァ・アルネヴ

    2014/04/20-21:43 

    魔法で一気にカタをつけるなら、ゴブリン王に近づいて
    近接攻撃を仕掛けるより、術者が襲われないように守る目的で
    ゴブリン達の対処を引き受ける感じで書くけど、それでいいか?

    >アレックス
    ゴブリン達が逃げ出すのも、王が倒れた後じゃないかと思うんだよな。
    入り込んできた場所を確認するプランは、アレックスの方で書けそうか?

  • [12]シルヴァ・アルネヴ

    2014/04/20-21:22 

    あ、オレはトランク…じゃないや、トランスします派
    相棒が防御力あんまりなくて、ローズガーデン使わせておきたいんだよな。
    あんまり重装備だと、重くて動き辛そうにしてるし。
    大丈夫、頬へのキスは挨拶だ。(爽)

    ゴブリンは、王が倒されるまでは
    ある程度統率とれた動きをするだろうから、ホールへの入り口が二つあって
    一つで気を引いて、もう一つからこっそり接近するとかじゃないなら
    音で驚かすのはそこまで効果的ではないかも知れないなぁ。

    例えば、ライフビショップのシャイニングアローなんかの
    カウンターでちょっと痛い目を見せて、遠巻きにさせたりとかどうだろ?

  • あ、そうだ。
    気が早いけど、御礼にお茶に招かれてるだろ?
    俺も相棒も甘い物はそれほど得意じゃなくてさ。
    2人で1つが限界かなーって。

    で、甘い物好きな奴がいたら同席して食べて貰えないかな。
    こういうのって、美味しく食べてくれる方が振舞う方も嬉しいだろう?
    まあ、嫌いって訳じゃないから得意な奴がいなかったら普通に食べるけどな。

  • 後衛職の精霊もいるんだし
    神人にもせめて前衛用防具欲しいよなー

    数によるけど王倒すまでの間にも雑魚に攻撃されたら邪魔だし
    扉を開ける時に、勢いよく音立てて開くとか、大音で雑魚を脅かして散らすか
    できれば雑魚追い掛け回すのは一組だけに絞って後集中か


    他の組で雑魚を抑えている間に
    エンドウィザード呪文の強火力で王を一撃で仕留めるか、だと思うけど。
    初瀬、お前の犠牲は無駄にしないぞ?

    どちらにしても、俺はトランス賛成派ー。


    そっと入るか(侵入して王狙う)
    いきなり大きな音を立てて入るか(雑魚を散らせる事ができるかも?)
    っていう選択はどっちがいいだろう


    後、戦闘中は孤立しないように連携っていうのは了解

  • [9]初瀬=秀

    2014/04/20-04:14 

    こう、俺らが前衛で精霊が後衛ってのもなんか「あれ?」って感じはするがな(苦笑)
    しかしあいつほっとくと前出て杖で殴ってそうでな……

    そうだな、準備と確認はそんな感じの流れでよさそうだ。
    戦闘時は孤立しないようにしたいところだな……
    王倒した段階で脅しをかけて、逃げる配下は追わなくていいと俺も思うぜ?


    ところでデミ相手ならトランスしなくてもいいと思うんだがどうだろうか、皆やるのか?
    2連続トランス済みでできれば回避したい、いや必要ならやるけども……!

  • [8]シルヴァ・アルネヴ

    2014/04/20-00:14 

    (文字数オーバーだった)

    とりあえず、数がはっきりしないのもあるから
    ゴブリン王に前衛の攻撃が届く位置まで、雑魚をどうにか散らして
    前線を押し上げて(っていうと大げさだけどさ)、王を集中攻撃
    っていう感じでどうだろ?

    配下ゴブリンは、逃げるのを追ってまでは殲滅しないって事で良いよな?

  • [7]シルヴァ・アルネヴ

    2014/04/20-00:14 

    >羽瀬川
    よろしくな。サポート頼りにしてる。
    オレも王冠だったら面白いなーと思って、色々書いてたら
    300文字それだけで埋まって書き直し中だったり。

    オレの妄想はさておいて
    ゴブリン王が、デミ・ゴブリン化してるかの目安になるのもあるし
    戦闘用に、角か被り物かはさくっと確認しておきたいから
    こっちで書いとくな。

    >アレックス
    ゴブリンが入り込んだ穴だか何だかは、探しといて報告しといた方が
    良いだろうなー。今後、子供や動物が入り込んでも困るだろうし。

    準備と確認の手順もそんな感じで良いんじゃないかな
    特に反対がなければ、その手筈でこっちも書かせて貰うつもり。

  • 皆よろしくな。

    >気になる所
    ゴブリンがどこから入ったかが気になるな
    後の掃除や片付は本部がしてくれるって事だけど
    逃げるゴブリンがどっちに向かうかだけでも
    チェックしておきたいなって思う

    後、前衛に立つ場合
    基本神人は皆紙装甲だから気を付けて
    あーもー、本当に悔しいよなあ。


    ゴブリン王集中って事は、扉あける前に戦闘準備整えて
    そっと扉を開けて王の居場所を確認後
    いきなり飛び込んで一点集中(雑魚は脅かして散らす)って感じだろうか

    位置確認位はリチェットさんが無造作に扉を開けて王を目視
    襲われずに帰って来られてる所から見て
    相手に気取られずにできると踏んでいいと思うんだが

    ひとまず、その方針で簡単にプラン書いてみる。

  • [5]羽瀬川 千代

    2014/04/18-02:55 

    遅くなりました、羽瀬川 千代と申します。
    宜しくお願いしますね。

    パートナーのラセルタさんはプレストガンナーで後衛になります。
    俺は前衛で援護や道具を使ってサポート出来れば…。

    初瀬さんの仰るように、俺もゴブリン王を集中的に狙う方針に賛成です。
    配下ゴブリンの正確な数は不明ですが、例えば半数程度倒した時点で
    ゴブリン王に攻撃目標を移す、など目安を決めておくのはどうでしょうか。

    ゴブリン王は人間から奪った物を身に着けたがる、ということなので
    その中でも偉い人が被る物といえば王冠や、鎧兜などが考えられる…かな…?
    角かどうか、確かめておく必要があるかどうかは相談したいところだけれど。

  • [4]シルヴァ・アルネヴ

    2014/04/18-01:11 

    >初瀬
    よろしくなー。
    エンドウィザードのスキルと援護、頼りにしてる。

    一つ引っかかってる事があるから、たいした事じゃないんだけど
    バスで移動中の話題の一つとして、プランで話題を振ってみようと思ってるんだけどさ

    リチェットさんが見たっていう、ゴブリンの角に見えたものって
    何なんだろう?本当に角が生えてるのか、実は何か被ってるのか……
    被ってるとしたら、何なんだろな?
    まぁ、本当にデミ・オーガの角かも知れないけど、ちょっと気になるぞ。

  • [3]初瀬=秀

    2014/04/17-00:22 

    初瀬秀だ、相方はイグニス。よろしく頼む。

    イグニスはエンドウィザードなんで紙装甲だな…火力はあるんだが。
    俺が前に立って、イグニスが後ろから援護って形になりそうだ。

    戦闘の流れなんかはアレックスの認識でよさそうだな。
    エントランスホールで戦闘。
    配下ゴブリンはあんまり数いるようなら適当にあしらいつつ
    ゴブリン王集中狙いでもいいかもしれんな。

    あとはまあ、あんまり建物に傷つけん様に気を付けるべきか。
    ゆくゆくはカフェになる場所だからな…

  • [2]シルヴァ・アルネヴ

    2014/04/16-01:21 

    シルヴァ・アルネヴと、相棒のマギだ。
    初めて会う人は、はじめまして
    顔合わせた事がある人は今回もよろしくなー。

    相棒のマギはシンクロサモナーだから、この中では唯一
    一応近接前衛って事になるのかな?
    相棒はちょっと動作に隙があるタイプだし
    オレも一緒に前衛に立つ感じに動くかも。その辺りは相談できたらいいな。

    >アレックス
    よろしくなー。
    ゴブリン王以外に、その周囲を守ってるゴブリン達がいるから
    叩きのめす前にそっちもなんとかしないとだろうけど
    どれくらいの数がいるんだろうなぁ……リチェットさんに聞いとくか。

    それにしても、短いのにクレームブリュレの説明が美味そう。

  • アレックスだ、よろしくな。
    相棒はライフビショップなんだけど、現在はスキル無し。
    プラン提出期間内にリザルトが返ってきたらスキル使えるって状況だから
    戦力としてあまり役に立たない可能性がある。
    その場合は先輩諸氏の胸借りて、雑魚のけん制して殴りまくってると思う。

    えーと、状況を確認すると、
    探し出してエントランスまで誘導する必要なくて
    エントランスにゴブリン王(?)がいるから
    叩きのめしてくださいって事でいいのかな。

    無事解決して、皆でお茶できるといいな。


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