【悪戯】カフェでのお菓子な戦い(りょう マスター) 【難易度:普通】

プロローグ

●私を食べて
「なんだこりゃ……」
 ウィンクルムは思わずそう呟いた。
 ハロウィンパーティー限定で開園するテーマパーク『ジャック・オー・パーク』、そこはオーガの攻撃を受けていた。パーク内のあちこちで悲鳴があがっている。
 そんな中、オーガに襲われているというカフェに駆けつけてみれば、そこは地獄絵図……ではなく、おかしな光景が広がっていた。
「Trick or Treat!!」
 そう言って飛びかかってきたのは、パンプキンケーキだった。
 精霊がそれを打ち落とした。
「お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞって……お菓子が言うなよ!」
 思わずツッコミを入れる。
 そこではケーキが、パイが、プリンが、クッキーが、カフェにある様々なお菓子が暴れ回っていたのだ。意志を持って。
 お菓子達は「私を食べて」と言わんばかりにウィンクルムの口へと飛び込もうとする。当たり前だが、動くお菓子など食べたくはない。
 襲いかかってくるお菓子を叩き潰しながら、状況を確認する為、辺りを見渡した。
「アイツらの仕業か!?」
 視線の先にはジャックオーランタンの被り物をした3体のオーガ。
 二足歩行をしており、薄汚れたコックコートを羽織っている。そのコックコートの隙間からは、ぬめぬめとした粘液に覆われた皮膚が見え隠れしている。身体の特徴から察するに、ヤグマアルだろう。
 ヤグマアルが雨を降らせた。それを浴びたお菓子達がうごうごと動き出す。
 それがジャックオーランタンの被り物による特殊能力のようだ。
 どうやら、お菓子を愛するパティシエ達が奴らに食べられてしまったらしい。
 お菓子を生み出すパティシエの想いが歪んだ形で露出したということだろうか。あまり嬉しくはない形でお菓子達には命が与えられてしまった。
「助けてくれ!」
 どこかに隠れていたらしいパティシエが転がるようにキッチンから這い出てきた。
 ウィンクルムの到着に気づき、助けを求めて飛び出してきたようだ。
「頼む!たすけ——」
 その言葉は途中で途切れる。パティシエの口へとクッキーが飛び込んだのだ。
 クッキーを飲み込んだ次の瞬間、パティシエの姿はクッキーへと変わっていた。ヤグマアルはクッキー(先程まではパティシエだった)を拾い上げると、当たり前のように食べてしまった。
 目の前で起きた出来事に、ウィンクルムは唇を噛んだ。
 これ以上、被害を広げさせてはいけない。ここで食い止めなければとウィンクルムは立ち向かうのだった。

解説

●概要
『純粋戦闘』です。
迫り来るお菓子をかわしつつ、3体のヤグマアルを倒してください。
参加者皆さんでの協力戦闘になります。

●オーガについて
ヤグマアル×3です。
ヤグマアルは2mほどある二足歩行するカエルに近い形状のオーガです。
酸の雨を降らせますが、ジャックオーランタンの被り物の特殊能力で効果が変化しています。

●オーガの特殊能力について
雨を降らせ、その雨を浴びたお菓子に意志を与えます。オーガを倒せば、お菓子は普通のお菓子に戻ります。
雨を浴びたお菓子を食べると、お菓子に変えられてしまいます。
お菓子は食べてもらおうと人の口へ飛び込んできます。

●仮装
仮装をすると特殊効果が付加されます。
仮装は任意です。プレイングに記載が無い場合は仮装無しとなります。
神人、精霊どちらも仮装可能です。ただし、特殊効果は神人か精霊のどちらか一方、一度きりしか使えません。
仮装の詳細はキャンペーンページをご参照ください。特殊効果は【純粋戦闘の場合】の内容になります。
https://lovetimate.com/campaign/201510event/halloween_episode.html

ゲームマスターより

ご覧いただきありがとうございます。りょうと申します。

ハロウィンです!大好きです!お菓子も大好きです!
迫りくるお菓子と、それを生み出すヤグマアルとの戦闘エピソードです。
ギャグの様な状況ですが、油断しているとお菓子が口に飛び込んできてしまいます。
お菓子に変えられないよう気をつけつつ、仮装の特殊効果も利用してヤグマアルをやっつけちゃいましょう。

皆様のご参加をお待ちしております。

リザルトノベル

◆アクション・プラン

(桐華)

  ゴーストの仮装
可能なら手持ちの物で口元を覆っておく

トランス後すぐにハイトランス
桐華さんと一緒に前衛配置で引き付け兼肉壁役
回避優先で立ち回り
目の前ちょろちょろして、お菓子以外の攻撃も他の仲間に向かないように気を引くよ
特にスキル詠唱中のEWに攻撃が向かないように注意

カフェ内の物なるべく踏まない・食べない・壊さない
向かってくるお菓子は叩き落としても大丈夫なんだろうけど…
可能なら、お菓子もあんまり潰したくないよね

お菓子を食べるのを避けられなさそうなら一度はゴーストの仮装効果に頼る
桐華が使った後なら諦める
お菓子にされちゃったら奪われる前に保護する方向で

無事に倒せたら皆戻るかな?
片付けのお手伝いもしてくよ


アキ・セイジ(ヴェルトール・ランス)
  *共にゴースト仮装。危機になった方が能力使用
*勾玉や銀時計も防御判定失敗時に使用

◆行動
トランス⇒ハイトラ
この場に在る物でなんとかしなきゃな

持ってたマスクで口を守る
オーブの力場を盾に活用
植物を発生させ行動を制限する力の杖で、植物も防御に使う
一個ずつ阻むのも盾を使うにも厳しい多さだからだ

菓子はなるべく踏まない
そしてテーブルクロスかカーテンを乗せ椅子を重石にする
どっちかはあるだろう
足元から襲われないためだ
防御対処しながらだぞ

近くにきたオーガにはテーブルクロスをバサッとかける
動きを阻害して攻撃チャンスにするんだ
足元を払って転倒も狙う
上から魔法が来れば「よしっ」て感じだ

皆の危機には咄嗟に菓子を叩き落とす



柊崎 直香(ゼク=ファル)
  お菓子も悪戯もくれるとはサービス精神あふれてるね
けど僕、好みにはうるさいんだ
押し付けられるのも嫌いだし。

ドラキュラ仮装

トランス→ハイトランス・ジェミニ
前衛。というか後衛のゼクの護衛も兼ねる感じ。
ゼクが詠唱に集中できるよう、
飛んでくるお菓子をルーチェフルスタで叩き落とすよ。
僕自身の対策とは、マスク用意できなかったらハンカチや、
短剣で服裂いて口元覆っておく

飛んでくるお菓子は勿論、落ちたのにも注意。
効果あるか不明だけど動いてないお菓子があったら
テーブルクロス等掛けとく。
ただしゼクの護衛が優先なので、あくまで隙や余裕があれば。

討伐後、パティシエを職員や病院へ引き渡し
少しでも片づけ手伝えるといいんだけど


セラフィム・ロイス(火山 タイガ)
  何とかしないと(特にタイガの食い意地)
■トランス時、落ち着かせ
タイガ、怒るのはわかるけど叫ばないで。お菓子にされたら嫌だよ…
怒りは攻撃で代えそう?

僕も戦うから(ハイトランス・ジェミニ
戻ったら美味しいお菓子食べようね

■襲ってくるお菓子を撃ち落し、マスクと盾で防ぐ
酸で溶けてしまったら別の布着れ、ハンカチで代用。極力喋らず口を見せない

※口に入れたら。共通
自分→すぐに吐き覆う
タイガ、仲間→「吐いて!」駆けつけ背中を叩く
お菓子になったら→敵に食べられないよう死守し加勢。拾って仕舞う

◆終。片付け手伝い
大盛りお願いできますか?彼、楽しみにしてて

あーんとか?(初めてじゃないけど…)赤い
いいよ。頑張ったからね


ヴァレリアーノ・アレンスキー(アレクサンドル)
  ジャックオーランタンの仮装
任務の為に渋々着用

口元を覆えるマスク等は現地調達出来そうなら使用
戦闘前に己の十字架に祈る
残響のペンデュラムで幸運を得る

開始トランス
前衛
積極的に攻撃はせず敵を挑発
仮装効果で敵に南瓜を投げ惹きつける
カフェ内なので器物損壊は最小限に
一体ずつ着実に倒す
小柄な体躯活かし小刀で敵の胴体へ攻撃
敵の攻撃は極力回避

盾でお菓子から防御
仲間も護れそうなら一緒に防御
仲間の攻撃を阻害しないよう立ち回る

もし客もお菓子になってたら踏んで壊さないよう細心の注意払う
お菓子はテーブルの下に移動
移動した後もお菓子に意思はあるので口の中に入らないよう注意

台詞
俺は似合ってない
Trick yet Treat?



●雨のあとには
 ヤグマアルが降らせた雨は一時的なものであった。ひとしきり降った雨が止むと、天井に広がっていた雨雲は跡形も無く霧散した。
 辺りを見渡す。そこに人の姿はない。カフェの店員や客達はお菓子へ姿を変えたか、オーガの腹の中か。
 店内に見えるのは飛び回るお菓子と3体のヤグマアルの姿のみだ。
 お菓子の中には店員や客が姿を変えたものが含まれている可能性がある。お菓子は極力壊さないようにとウィンクルム達は取り決める。
 動いていないお菓子は机の下などへ移動するか、布をかけて保護するように提案したのは火山 タイガと柊崎 直香だ。
 加えて、店の物を壊さないよう要注意だ。
 いつお菓子が口へと飛び込んでくるか分からない。声を出し合っての意思疎通も難しい状況だ。常に周りに気を配らなければならない。
 高威力の魔法で一気に攻めたいところだ。となれば、自ずと役割は決まる。
 ウィンクルム達はトランスを済ませた。
 さらにアキ・セイジ、叶、直香の3人の神人はインスパイアスペルを再度唱え、各々の精霊の手を取るとその甲の文様に口づけた。ハイトランス・ジェミニが発動され、神人と精霊の力は分かち高め合われる。
 トランスを終えたヴァレリアーノ・アレンスキーは自身の格好にやや不満げだ。その姿はA.R.O.A.から提供されたジャックオーランタンの仮装。仮装には戦闘に有利な特殊効果が付加されている。任務を少しでも優位に進める為、彼は渋々着用したのだ。
 ファンシーなカボチャの仮面はお菓子の飛び交うこの空間にある意味マッチしている。
「似合ってるよ、アーノ」
「似合ってない」
 からかうアレクサンドルの言葉に間髪入れずに返す。
 一方のアレクサンドルはウィッチの仮装。つば広のとんがり帽子に黒のロングドレス。ドレスには太腿まで露になる大きなスリットが入っている。
「サーシャはその格好で良いのか?」
「多少動きづらいが大して問題はないのだよ」
 どうやら彼はこの仮装を楽しんでいるようだ。スリットから覗く足は黒のタイツ。ノリノリだ。
 ヴァレリアーノは嘆息する。気を取り直して十字架に祈った。

 そんな彼らの中でまだトランスしていないウィンクルムが1組。
「菓子職人を!お菓子を!駄目にするなんて許せねー!!」
 拳を握りしめ、そう宣言するのはタイガだ。大食いの彼としては食べ物を、それも職人が丹誠込めて作ったお菓子を駄目にするなど許せない事だった。
「タイガ、怒るのはわかるけど叫ばないで。お菓子にされたら嫌だよ……」
 タイガの神人であるセラフィム・ロイスが諭すように言う。
 叫んで口を開ければ、お菓子に侵入する隙を与えてしまう事になる。
「怒りは攻撃でかえそう?」
 ね?としおらしくこちらを見つめるセラフィム。彼が言う事はもっともであるし、何より、素直にお願いしてくるその姿に思わずときめいてしまう。
 タイガは深呼吸をして、気持ちを落ち着かせた。
「もう大丈夫だ!」
 タイガが落ち着いたのを確認し、セラフィムはインスパイアスペルを唱えるとタイガの頬へと口づけた。
「僕も戦うから」
 セラフィムは再びインスパイアスペルを唱え、タイガの手をとると甲の文様に口づけた。ハイトランス・ジェミニが発動する。
「戻ったら美味しいお菓子食べようね。だから、今は絶対に食べたら駄目だよ」
 タイガの食い意地が心配なセラフィム。念を押す彼にタイガは元気に応える。
「おう!行ってくるから援護頼んだぞ」

●対峙
 敵はヤグマアル3体。
 ケーキを陳列するショーケースの前に1体、その手前に2体が構えている。
 オーガの数は多くはない。だが……
「オーガは3匹かもしれねぇが、実は回り中が敵なんだよ!」
 声を上げたのはヴェルトール・ランスだ。彼は白い大きな布を羽織りフードを被っている。フードには吊り上がった目と大きな口—―ゴーストの仮装だ。仮装の下に着ているパーカーのチャックを引き上げ、口のほとんどを覆い隠している。その口元にはマスク。
 油断するなとヴェルトールは注意を促す。厄介なのは飛び回るお菓子達だ。
 少しでも口元を防御できればと、ウィンクルム達は各々手持ちのハンカチやマスク、カフェのテーブルに備えられたナプキンで口元を覆っている。タイガに至ってはマスクを5重にし、ガムまで噛む徹底ぶりだ。
 しかし、これでも完璧とは言い難いだろう。口元を覆う布と肌との間にはわずかながらも隙間が存在する。クッキーやゼリービーンズのような小さなお菓子や、ムースのような柔らかいお菓子ならその隙間から潜り込んでくる可能性がある。それぐらいの勢いがお菓子達にはあるのだ。
 お菓子に対しての注意を怠る事はできない。
「セイジ、まずは安全確保を頼む!」
 言われて頷くアキもゴースト仮装の姿。
「頼んだぜセイジ」
(その間に俺は——)
 ヴェルトールは魔法を発動させるべく、呪文の詠唱をはじめる。
 彼の詠唱を邪魔させないため、アキは前へ出た。
 魔守のオーブに念じると、彼の周囲に半透明の力場が広がる。さらに封樹の杖を振るえば、カフェの観葉植物の枝が伸び、お菓子を叩き落とした。
 観葉植物をすり抜け、ガトーショコラとフォンダンショコラがアキに襲いかかる。が、オーブの力場に触れた途端、それらは弾き飛ばされ地面へと落下した。形の崩れたフォンダンショコラの中から、とろりとチョコレートが流れ出る。
 しかし、フォンダンショコラは形が崩れたままこちらへ這い寄ってきた。
「この場にある物でなんとかしなきゃな」
 アキは手近なテーブルからテーブルクロスを抜き取ると、床に落ちたお菓子達にバサリとかけた。さらにテーブルクロスの隅へ重石として椅子を置く。中でお菓子達が暴れているらしく、テーブルクロスが蠢いている。しばらくはお菓子の動きを封じる事ができるだろう。

 時同じくして、ゼク=ファルもまた呪文の詠唱を始めた。
 詠唱の邪魔になるからと、彼はマスクなどで口をガードしていない。しかし、お菓子やヤグマアルの攻撃は直香が防いでくれるはずだ。ゼクは一切の不安なく詠唱に集中する。
 くわえて、仮装の能力もある。彼もまたゴーストの仮装をしている。
 ゴーストの仮装の能力により、攻撃をすり抜ける事が出来るのだ。ただし、能力が使えるのは一度だけ。能力に頼るべきではない。いざという時の保険の様なものだとゼクは考えていた。
(保険より直香の方が頼りになるがな)
 飛んできたカップケーキを鞭——ルーチェフルスタで叩き落とす直香の姿に、そう確信する。
 直香はドラキュラの仮装をしている。ゴシック調のセットアップスーツにマント。普段の彼より大人らしい紳士な装いだ。
「お菓子も悪戯もくれるとはサービス精神あふれてるね。けど……」
 マントを翻し、果物いっぱいのゼリーを叩き落とす直香。
「僕、好みにはうるさいんだ。押し付けられるのも嫌いだし」
 甘いものは大好きだ。けれど、こっちにも選ぶ権利はある。今はゼリーはお断りだ。
 ルーチェフルスタを振るいながら、直香は辺りを見渡した。
(動いていないお菓子があれば保護したいんだけど……)
 だが、目に付くのは動き回るお菓子達ばかり。
 直香からはヤグマアルの影になって見えないのだ。
 ショーケースの中には綺麗なケーキ達が並んでいた。

●攻防
 前に出たのはタイガ、叶と桐華、ヴァレリアーノとアレクサンドル。
 叶と桐華は率先して前へ出、敵の注意を引くため動き回る。詠唱中のヴェルトールとゼクへの攻撃は防がなくてはならない。
 引きつけ役の2人の影からタイガは一撃を狙う構えだ。
(無事な人がいたら、保護を優先したいんだけど……)
 叶は辺りを見渡すが、やはり人の姿はない。
(敵の引きつけに専念した方が良さそうだね)
 左から飛来してくるエッグタルトを避けるため、右後方に跳び退いた時だった。
「あっ!」
 着地しようとした地点には叩き落とされたシュークリーム。叶はそれを踏まないよう無理な体勢で着地する。必然と隙が出来てしまった。
 そこにヤグマアルとエクレアが迫る。エクレアはなんとか叩き落とせるだろう。しかし、ヤグマアルの攻撃まで防げるかどうか。
(仮装の能力の使いどころかな)
 叶が着ているのはゴーストの仮装。一度なら攻撃をすり抜ける事ができる。
 体勢を崩したまま可能な対処を瞬時に考えた。が、その必要はなかったようだ。
「大丈夫か、叶!」
 Wウェルテックスソードでヤグマアルを阻むのは桐華。
 ハートフル・ウォールでエクレアを遮ってくれたのはヴァレリアーノ。
「うん、平気」
「油断するな」
 急いで体勢を立て直す。
「ありがとう、桐華さん、ヴァレリアーノくん。もう大丈夫だよ」
 叶は再び引きつけ役として前へ出た。
 その姿に安堵すると、ヴァレリアーノは散らばるお菓子を一瞥した。
(落下したお菓子が邪魔だな)
 ヴァレリアーノは隙をみて落下しているお菓子をテーブルの下へ移動させた。再び襲いかかってこないよう、アキに倣ってテーブルクロスをかける事も忘れない。
 その間はアレクサンドルがヴァレリアーノのフォローにまわる。

 お菓子の数は確実に減っていっている。
 すると、ショーケースの前にいるヤグマアルが怪しい動きをはじめた。注意をこちらではなく、ショーケースに向けたのだ。
 ショーケースの中には雨の被害を逃れた美味しいそうなケーキ達が綺麗に陳列されている。その事に気づいたヤグマアルは、ショーケースを破壊した。
 ケースに保護されていたケーキ達が外気に晒される。
 ヤグマアルの周囲に魔力が集まり始めた。再び雨を降らせようとしているのだ。
 折角数を減らしたのだ。新たなお菓子の登場は遠慮したい。
「そうはさせねー!」
 タイガが走る。身に纏うゴースト仮装の白い布がはためいた。
(コスモ・ノバでまとめて吹っ飛ばしたいけど……)
 コスモ・ノバはエネルギーを溜め込み、一挙に放出して複数のオーガをまとめて攻撃できる。だが、ここはカフェの中だ。コスモ・ノバを放てば味方や建物、お菓子に変えられた人々まで巻き込みかねない。
(巻き添えにしたらまずいもんな。ここは1体ずつ確実にしとめる!)
 走るタイガをパイが襲う。
 右斜め上から来るチェリーパイとパンプキンパイを、ゴースト仮装姿のセラフィムが後方から撃ち落とす。可愛らしい仮装に反して狙いは正確だ。
 直後、残りのヤグマアル2体が行く手を阻む。が、それらを引き受けたのは叶と桐華、ヴァレリアーノとアレクサンドルだ。
 2体のヤグマアルを彼らに任せ、魔法を発動させようとしているヤグマアルへと真っすぐ向かう。
 その軌道上に、マロンタルトが現れた。タイガに向かってくる。
 だが、タイガはマロンタルトを避けも倒しもしなかった。
 マロンタルトはタイガをすり抜け後方へ。ゴースト仮装の能力だ。
 まさかマロンタルトをすり抜けてくるとは思っていなかったであろうヤグマアルが怯む。
(一撃で決める!)
 タイガのスチームウィールアックスが白い蛇のような姿に変化する。『スネイクヘッドⅡ』の一撃がヤグマアルを貫いた。
「よっしゃー!」
 確かな手応えに、タイガはガッツポーズだ。
 割られたショーケースの中身を確認する。そこには美味しそうなケーキの数々。
(うまそう!)
 食べたい衝動をぐっとこらえ、このケーキを綺麗なまま残す方法を探す。どこかに隔離できないかと考えていると、
「タイガくん、これを!」
 後方から直香が投げてよこしたのはテーブルクロスだ。それを受け取り、割れたショーケースの上にかけて保護をする。
 オーガはあと2体。
 タイガが振り向き、残りの2体を視界に捉えた時、アレクサンドルの口元へババロアが飛んでいった。

「サーシャ!」
 響くのはヴァレリアーノの声。
 何が起こったのか。タイガに代わって引き受けたヤグマアルに注意を向けたその隙に、イチゴソースがたっぷりかかったババロアがアレクサンドルの口元を覆うナプキンの下方、肌との密着率の低いそこへ自身を滑り込ませたのだ。
「すぐに吐いて!」
 悲痛な声を上げたのはセラフィムだ。しかし、アレクサンドルはババロアをごくんと飲みこんだ。
「……美味しい」
 アレクサンドルは何事も無かったかのように、口についたイチゴソースをナプキンで拭った。
 お菓子を食べたらお菓子に姿を変えられてしまうはずだが、アレクサンドルは無事の様子。
「すまないね、仮装の力を先に使ってしまったよ」
 ヴァレリアーノに向けてそう告げるとにこりと笑う。
 ウィッチ仮装の能力は、オーガが放つお菓子の攻撃の無力化。アレクサンドルは美味しくババロアをいただいたようだ。
 対してヴァレリアーノはアレクサンドルに心配の眼差し……いや、疑惑の眼差しだ。
「まさか、わざと食べたんじゃないだろうな……?」
 アレクサンドルの片目に宿るのは悪魔——デーモンズアイが発動している証だ。敵からの攻撃により抵抗が上昇している。
 ヴァレリアーノの問いに、アレクサンドルは笑顔のままだ。
 そこに新たなお菓子が飛来してくる。ジンジャークッキーだ。アレクサンドルはそれをゴシックチャペルでたたき落とすと、
「Trick but Treat——お菓子をくれても悪戯するぞ——」
 悠然と告げる。
「Trick yet Treat?——お菓子はいいから悪戯させろ——」
 少し不機嫌に言うのはヴァレリアーノ。
 テーブルに放置されていた銀のトレーを掴むと、ヤグマアルめがけてフリスビーの様に投げ飛ばした。軌道上にいたメープルシロップたっぷりのパンケーキを吹き飛ばし、トレーはヤグマアルの顎へと命中する。
 悪戯されて怒ったのか、ヤグマアルの口元から弾の様な物が発射され、ヴァレリアーノを襲う。だが、残響のペンデュラムにより幸運を得ている彼にそれが当たる事はない。
 ヴァレリアーノは余裕で攻撃を躱す。一呼吸の後、片手剣——湯煙で敵の胴体へ斬り込んだ。
 反撃がくる前に後方へ飛び退く。
 ヴァレリアーノはほくそ笑んだ。なぜなら、ヤグマアルの背後に笑顔でゴシックチャペルを構えるアレクサンドルの姿を認めたからだ。
 ゴシックチャペルは狼の頭部の如く変形している。『ウルフファング』の一撃がヤグマアルの胴を噛み砕く。そこに、
「2人とも離れろ!」
 詠唱を終えたゼクの声。咄嗟にヴァレリアーノとアレクサンドルは後ろに跳ぶ。
 次の瞬間、ヤグマアルの頭上に魔法陣が現れたかと思うと、熱線がヤグマアルを襲った——『お日様と散歩』が発動されたのだ。
『天空の涙』の効力もあり、威力は十分だ。

 一方、叶と桐華が対するはもう1体のヤグマアル。
 叶はヒット&アウェイの立ち回り。ゴースト仮装の白い衣装ををひらつかせながら敵の注意をひき付ける。
「桐華さん、倒す事は考えなくてもいいよ」
 僕たちの役目は敵の注意を引きつける事だからと桐華に声をかける。
「ああ、分かっている」
 頷く桐華。『エトワール』で華麗にお菓子を躱しながらヤグマアルの気を引く。
 桐華が踊るように身を翻す度、彼のまとったウィッチ仮装の黒のドレスも踊るように揺れる。
 2人の動きに翻弄されるヤグマアル。
 お菓子達も2人の動きを捉えられない。チョコレートのムースも、シフォンケーキも、マドレーヌも、全て明後日の方向へと飛んでいく。
 左前方から飛来してきたチーズケーキは躱さずに叩き落とした。避ければアキに当たる軌道だったからだ。
 周りへの注意も怠ってはいない。
 落下しているお菓子を踏まないよう注意しつつ、移動する。
(そろそろ良いか…)
 叶と桐華は互いに目配せをする。
 突然、桐華は左へ、叶は右へと跳んだ。動きを追えず立ち竦んだヤグマアルの頭に、バサリと布が降ってくる。
 アキがテーブルクロスをかけたのだ。
 視界を遮られたヤグマアルは右往左往する。隙だらけの足を払えばヤグマアルはなす術も無く転倒した。
 それとほぼ同時に、ヴェルトールの詠唱が終わる。
 ヴェルトールは生クリームがついて視界が悪くなったサングラスを投げ捨てると、転倒したヤグマアルに杖——ザクルィトエピニヨンを向けた。
 ヤグマアルの頭上に魔法陣が現れる。アキ、叶、桐華の3人はヤグマアルからすかさず離れた。
 魔法陣から照射された熱線がヤグマアルへ降り注ぐ。
「よしっ」
 最高のタイミングでの魔法発動に、思わず声を上げたのはアキ。うまく引きつけた叶と桐華にも感謝だ。
 『お日様と散歩』による熱線により、テーブルクロスごとヤグマアルは焼き尽くされた。

 3体のオーガが消滅する。かわりに、オーガに食べられた人々が元の姿となって現れた。
 傷を負っている者もいるが、命に関わる大怪我をしている者はいないようだ。ヴェルトールと直香は率先して彼らの介抱をする。
 飛び交っていたお菓子達はテーブルや椅子の上に落下すると、元の美味しそうな姿へと戻った。
 ただし、カフェの壁や床に飛び散った生クリーム、チョコレートやメープルシロップはそのままである。

●戦いの後に
 怪我をしていた客や店員を病院へ引き渡し、動ける者とウィンクルム達で片付けを行った。
 床や壁に飛び散ったお菓子の残骸を片付けるのはなかなかの重労働だった。幸いにも、壊れた調度品は少ない。その点においては良かったといえるだろう。
 一通りの片付けを済ませたところで、労いのティータイムと相成った。
 それぞれ席に着いたウィンクルム達の元に、紅茶とパティシエが腕を振るったお菓子が運ばれてくる。
 パンプキンパイ、フォンダンショコラ、イチゴソースのババロア、マロンタルト、メープルシロップがかかったパンケーキ……先程までウィンクルム達が手を焼いてたお菓子達が、今は大人しく皿の上だ。
 その中で、タイガの前に置かれたマロンタルトは一際量が多い。彼の分は大盛りで、というセラフィムの口添えのお陰だろう。
 目の前のマロンタルトにタイガは目を輝かせた。
「おー!!うまそうー!!なな?カップルで食べるやつ、いい?」
「あーんとか?」
 セラフィムの問いにそうだと頷くタイガ。
(初めてじゃないけど……)
 赤面しつつも頑張ってくれたパートナーに労いの意味も込めて応える。
「いいよ。頑張ったからね」
 やったー!とガッツポーズをするタイガに、一口大(やや大きめ)のパンプキンケーキを乗せたフォークを差し出した。

 運ばれてきたパンプキンパイにゼクは頬を綻ばせた。
 甘いものが好きな身としては、この礼はありがたい。機会があれば食べにきたいと思っていたから、なおのこと。
 同じく甘いものが大好きな直香も嬉々としてパイを口へと運んでいる。
 ゼクはお菓子作りも行う為、今回の一件は心の痛む光景だった。やはりお菓子は綺麗に盛りつけられ、テーブルに並べられるのが一番だ。
「おいしー!ねぇゼク、ゼクが作ったパイも食べてみたいな」
 パイって結構手間がかかったような……と菓子作り勉強中のゼクは思ったが、分かったと頷くと、味を盗むつもりでパンプキンパイを口へと運んだ。

 先程までは『絶対に食べてはいけなかった』お菓子を、今は嬉々として口へと運ぶウィンクルム達。
 美味しいお菓子に舌鼓を打つのだった。



依頼結果:成功
MVP

メモリアルピンナップ


エピソード情報

マスター りょう
エピソードの種類 アドベンチャーエピソード
男性用or女性用 男性のみ
エピソードジャンル 戦闘
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用不可
難易度 普通
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 5 / 3 ~ 5
報酬 通常
リリース日 10月19日
出発日 10月26日 00:00
予定納品日 11月05日

参加者

会議室

  • [20]セラフィム・ロイス

    2015/10/25-22:53 

    :タイガ
    ノヴァは別の機会に発散してやるううー

    そっかー。朝霧は味方には影響しないって便利なもんだなー
    んじゃあ、俺はセイジの判断に任せたいかな。菓子も味方も多いし
    火力も命中低下も迷うとこだし。
    「食ってもらいたい菓子」か。どういう仕組みで飛んでくるんだろうな。そういえば
    跳ねてる?浮遊してる?出し抜かれないよう気をつけてこうぜー

    ともかく火力押しで早く敵を減らして、仕事終わりに腹いっぱいエンジョイすんだー
    セラ:『だと思った(笑』
    あ、プランは出来てる!皆当日は頑張ってこうな!!

  • [19]アキ・セイジ

    2015/10/25-22:21 

    魔法の効果についての認識違いは解けたようだな。

    「迫りくるお菓子」とあるので攻撃ではあるし、
    意志を与えられても居るので菓子は主体的な行動主でもあるのだが、
    なにしろ生物ではないし魔法生物というのもと一寸違うし、判断に困る所だよ(笑)

    プランは提出できているよ。
    上手くいくと良いな。

  • [18]柊崎 直香

    2015/10/25-20:26 

    あまり純戦依頼に行かないせいでなんかレアなひとになってる。
    真面目には動くので足手まといにならないよう頑張るね……?

    今のところ行動は最初の発言どおり。
    お菓子は落ちてても注意……だけど、オーガを倒さない限りは
    食べて貰おうという意志が継続するみたいなので、別の意味でも扱い気を付けて?

  • [17]叶

    2015/10/25-19:42 

    朝霧は迷う所な気がするなー。
    こっちの視界に影響しないのはいいんだけど、発動がやっぱり2Rかかるから、
    今回あんまりお話する間はとらない方がいいかな?なお仕事だし、
    最初から攻撃バーンって行っちゃってもいいのかなって思ってるよ。
    お菓子が攻撃にカウントされるかどうかが微妙ってのもあるし、
    積極的に使っていくにはちょっとリスクの方が大きい印象。
    調査潜入系とか強敵との対峙の時は頼りになるんだけどね!EWのスキルって汎用性高くていいよねー。

    それはそれとしてー。
    ざっくりプラン纏めたけど、まだちょこちょこ見直ししてくよー。
    何度も言うけど僕らは回避活かして引き付け肉壁係頑張るから火力は任せたー!
    無事に済んだら普通のお菓子食べたくなりそうだねぇ。片付けが先だけど。

  • [16]アキ・セイジ

    2015/10/25-19:09 

    >《朝霧》の霧について
    《朝霧》の霧は、敵には悪視界になるけれどウィンクルムの視界は何ら阻害しないよ。
    だから視界の悪化は発生しない。もともとある、敵の降らせる雨だけだな。
    ちなみにソースは、「切り抜けろ」や「【調査団】黒き森のルナティクス」のリザルトにある。

    >踏まない・壊さないよう
    俺達もそうしよう。
    特設ページのオープニング描写で「開園日」「何度も繰り返される悲鳴があがってた」から、誰かまじってる可能性はゼロじゃないと思うしさ。

    >その他
    久しぶりな最近ぶりな人も、どうぞよろしく。
    ランスの詠唱は時間が掛かるので、頼られるほど取り回しは良くないんだ。
    俺もアーノを頼る。なので、頼られてやってくれ。別の目標に撃つとか分担できると良いかもな。

  • フルメンバー揃ったようだな。直香とアキも宜しく頼む。
    本当に一気に高火力になったな。

    >スキル
    場所がカフェということを失念していた。レベルがもし上がってもスキルは今のままで行こうと思う。

    >朝霧
    飛んでくるお菓子に対して使えるならかなり有効だが、タイガが言うように視界が悪くなりそうな気もするな。
    また酸の雨はオーガの特殊能力だがオーガ自身の攻撃とは少し違うように思えて、効果が発動するのかが少し気になった。
    アキの単体攻撃魔法はとても心強いので頼ってしまうことになりそうだ。

    >戦闘
    客もお菓子になっているとしたら、踏まない・壊さないよう俺達も注意を払っておく。
    テーブルの下に移動ならさほど時間も取られないだろうし、良案だと思う。
    俺もそのように書いておく。

  • [14]叶

    2015/10/25-16:38 

    わーい揃ったー!アキ君もお仕事では久しぶりかなー?今回も宜しくねー

    僕、脳内で時々オープンカフェ的な図が展開されたりしてたね!
    物もお菓子もなるべく無事にって思ったら、単発の方が良いのは確かにー。
    3組で手数ぎりぎりー!ってわけじゃないから、周りにも配慮できる余裕できた感じだし僕も気を付けるねー
    ふふー、コスモノヴァのどかーんは、また次の機会に期待してるー

    お菓子に変えられた人はその場でぱっくんされてるってのも、
    そんな気はするけど、踏まない・食べない・壊さないの心積もりで居れば、
    後味悪いことにはならないかなって。念には念を!
    ただ、テーブルの下に移動ーとかまではいいかなーって思ってる。
    まずテーブル、倒れそうだしね!それとなーく避けておくくらいでいいかなーって。

  • [13]セラフィム・ロイス

    2015/10/25-16:17 

    セラ:『?!!っ(叶とタイガにはさまれ目をぐるぐるして赤面硬直してる)』
    わーい♪っと、やった!一気にメンバーそろった!
    直香とゼク、ヴァレリアーノとアレクサンドルはアド久々遭遇したな!セイジとランスも
    火力頼むぜー!
    てか今回高火力だな。こりゃ(わくわく)

    >戦闘、配置
    ゼクもランスも詠唱きをつけろよー。そっちの叩き落としはまかせたぜ!直香
    アレクサンドルは俺の気の回らないとこのフォロー頼む。一緒に頑張ろうぜー!
    引き付けもあるし、充実したなー本当♪

    >朝霧
    んー。酸の雨もあってダブル視界悪そう・・・イメージだけど
    個人的には単体攻撃魔法を希望しとく!

    >お菓子をどうするか
    吹っ飛ばすと、いるかもしれねーお菓子にされた人に被害くるかな?カフェだったな;
    酸の雨の範囲もひれええ(苦笑)
    仲間がお菓子にされたら持っておくとして

    酸の雨が被らないよう、すぐに溶けない(と思う)テーブルの下に
    ある菓子を移動させるのはどうかと思った。攻撃よけにもなるし踏まないだろ。ここなら
    水溜りになったら別かもだが
    俺の予想じゃお菓子にされた人はすぐ食われてると思うから、その点は平気な気もするけどなー・・・

    まあ菓子移動は、俺は前衛でセラは銃で襲ってくるお菓子をやオーガを撃つつもりだから
    他に任せることになるけど。一案な

    >スキル
    んー・・・カフェでコスモ・ノヴァやばいかなー。怒り任せでふっとばしたかったんだけどな。バーサーカー(ぽい)状態は口が開きそうか
    よし、暫定スネイクショットⅡで狙い撃ちでいこうと思う

    ・・・・・・ノヴァの合図決めたのにもったいねーー(泣き言)

    >マスク
    マスク5重にしてガムを口にいれて意識しとくぞー俺(食欲旺盛なタイガだけ)

  • [12]アキ・セイジ

    2015/10/25-06:36 

    セイジと相棒のランスだ。よろしく。

    カフェの中だと範囲攻撃の魔法をぶっ放したら建物は崩れるわ味方も巻き込むわでろくなことになりそうにないので、単体攻撃魔法を使う予定。

    「飛んでくるお菓子」も敵としての命中と組み付き(口の中に潜り込む)判定をするのだとしたら、《朝霧》で周囲の敵の命中率を半減させた場合、飛んでくるお菓子のそれも低くなると思うか?
    周囲からの脅威が減って一気に戦いが楽になると思うんだけど…。
    菓子の攻撃にも効くかなあ(うーむ)

    オーガを倒せば、お菓子は普通のお菓子に戻ります。ってあるけど、
    この菓子にお客さんだった人とかは巻き込まれたりしては居ないのかな。
    パティシエは食べられたようだけど、客は…。
    もしかして、足元に落ちてる菓子とかを吹き飛ばしたり踏んだりしない方が良いのか?

    位置どりは後衛を希望。

  • [11]叶

    2015/10/25-03:36 

    !!
    (ばっと両手広げセラフィム挟んでむぎゅー。わーいわーい)
    …はっ!人数到達&頼もしいお仲間ー!わー!わー!宜しくねー!
    直香君とお仕事ってもしかしてもしかしなくてもものすっっっっごく久しぶりな気がするわーい!
    えへへ、頼もしい後衛火力なゼクさんの詠唱の妨げにならないよう、僕ら前で頑張ってちょろちょろするね

    …はっ。
    そっか、酸の雨がそのまま溶かす効果発揮するわけじゃない可能性
    ん、んん…とはいえ防御は念入りに、物にも場所にも被害がないのがやっぱり理想だよね
    そんでお菓子に変えられちゃった一般のお客さんも含めて、食べないように注意するのも大事だよね。

    というわけで、タイガのコスモノバの合図は了解だよ。
    アレクサンドルさんも間に合いそうだったらちゃんと効果範囲外に退避するように気を付けるね

    と、スキルだけど、今回攻撃力はそんな高くなくても良いとは思うし、防御アップも魅力的なんだけど、
    暴走状態?バーサク状態って感じかな。その状態になるのはちょっとだけ怖いかなーって思ってる
    そう言う理由で、何となくスネイクショットⅡの方を推したいかなー
    前述通り、ヤグマアル相手だから火力が物凄く必要!って程じゃないし、
    MP効率鑑みて威力と兼ね合い取るのも有りかなーって思ってるよ。
    でも新技って試したくなるよね。

  • [10]柊崎 直香

    2015/10/25-03:08 

    たぶんカフェに鯛焼きはない。
    クキザキ・タダカと精霊はエンドウィザードのゼク=ファルです。よろしくお願いします!
    ゼクは甘党だけどお会計の済んでないお菓子は食べちゃダメだよって言い聞かせておく。

    まあ冗談は置いておいて。
    詠唱があるからゼクの口はあまり塞ぎたくないんだよにゃー。
    仕方ないからこっちに向かってくるお菓子は僕が叩き落とす役割になるかも。

    >戦闘
    ご存知の通り火力特化なのでゼクは後衛からの攻撃に専念予定。
    とりあえず一体を「お日様と散歩」でじっくり焼いて、
    二撃目以降必要なら「乙女の恋心」で敵を内側からこんがり焼きあげるね。

    >仮装
    ゼクに念のため回避効果狙ってゴーストの仮装させとく。

    >ヤグマアルの能力
    「酸の雨を降らせますが、ジャックオーランタンの被り物の特殊能力で効果が変化しています。」
    「雨を降らせ、その雨を浴びたお菓子に意志を与えます。」
    ってあるのは、今回に限っては酸の雨ではないって読めたんだけど、たしかに解釈分かれそう。
    どちらにしろ雨の効果範囲10m四方って情報もあるようだから、室内なら回避ほぼ無理そうだね。

  • [9]柊崎 直香

    2015/10/25-03:04 

  • レベル的に悩んでしまってずっと躊躇っていたのだが、
    出発人数に達していなかったようなので出発日ギリギリになって申し訳ないが俺達も参加させてもらう。
    ヴァレリアーノ・アレンスキーとシンクロサモナーのサーシャだ。
    カナとセラフィムは今回も宜しく頼む。

    >仮装
    俺はジャックオーランタン、サーシャにはウィッチの仮装をしてもらう事にする。

    >お菓子対策
    口元を覆える何か(マスク等)は現地調達出来そうならそれで代用と俺の方にも書いておく。
    今回、俺も盾を持っていくので、それでいくらか防ごうと思う。

    誰も菓子にならないようにはしたいが、万が一そうなってしまった場合は敵に食べられないよう保護したい。

    >戦闘
    俺も今回は積極的に攻撃に参加せず、敵を引きつける方向で動こうと思う。武器は小刀で。
    ジャックオーランタンがどの程度のダメージを与えるか分からないが、
    バカにするような笑いをするようなので、それで注意を引けたら良いなと考えてる。

    サーシャは前衛でタイガ達のサポートに回る。
    スキルは今のところは「デーモンズアイ」と「ウルフファング」の予定だ。
    もしレベルが上がったらサーシャにも「コスモ・ノバ」を一応持たせておく。
    風属性なのでお菓子を吹き飛ばせられるとは思う。
    また、運よく俺もディスペンサを覚えられたらそれもつけておく。

  • [6]セラフィム・ロイス

    2015/10/25-01:51 

    ?うん、頑張ろう。メンバー本当集まるといいねぇ
    タイガ:
    『(ピコーン)おう、叶に桐華ー!俺も百戦練磨のおめーらがいてすっげー心強え!
    (セラはさんで両手を掲げてぎゅむしようモード)』
    え!?え、何?心強いのは確かだけど・・・っ!

    >仮装
    僕らはゴーストかな。一度目で注意できるし
    ウィッチも迷ったけど・・・タイガは味をしめて揺らぎそうだからね(苦笑)

    >お菓子対策
    装備品でのマスクは有効そうだね
    僕らは普通に「マスクやハンカチ。覆える物で代用」とは書いた
    借り衣装びりーも酸で解けそうだし良いんじゃないかと思う。・・・ほら他の被害がすごいし

    お菓子になってしまった後のことは気づかなかった。なったら敵に食べられないよう
    懐にしまっておきたい。戻りますように
    後、口に入ったらすぐに吐く、仲間に「駄目」っていうのは書いた

    >戦闘
    助かるよ。僕らも一度は透けて避けて
    コスモ・ノヴァする時は、地面に一度大きく撃ち「やる」合図にしようとおもう
    マスクごしだし声が響かないかもだし口を開けるのは怖いし、ね
    ノヴァでお菓子避けもできるかと思ってる


    あと新技
    スネイクショットⅡを覚えたので紹介。一応セットしたMP的に合計2発しかできないけど
    (威力289・MP36・継続時間:瞬時)

    対比のも一応。最大MP71だからノヴァだけやるなら3発できるね
    どっちがいいとかあるかな?ノヴァはするつもりだけど
    ダブルハート(威力149、防御102・MP38・継続時間:3R(45秒))
    コスモ・ノヴァ(威力184・MP23・継続時間:瞬時・属性:タイガの火)

  • [5]叶

    2015/10/25-00:39 

    わーいセラフィムー!(がばってしてぎゅむぎゅむしたい気持ちを全力で抑えている行き場のない掌を掲げて)
    人数的に行けるかどうかもすっごく厳しいけどぼっちじゃなかったご一緒出来て嬉しい!
    借り衣装?な感じだから手持ちの服をびりーっとしたりしてってのは無理だろうけど、
    口元が隠れるようにちょっと現地アレンジ・調達してもいいよね。
    思えば桐華さんの基本装備がマスクだから実は有利なんじゃないかって少し希望を見出した!

    うーん、うーん、ぎりぎりでも大丈夫なようにちょこっと詰めておこうかなー
    ぎりぎりノー相談歓迎モード!

    僕と桐華はハイトランスジェミニで前衛に出るよ
    タイガのコスモ・ノヴァならまとめてどーん出来ちゃうかな。
    セラフィムもハイトランス状態なら、セラフィムの攻撃だけでもある程度敵の体力削れるかも?
    という期待から、積極的には攻撃せずに、敵の攻撃を引きつけるお役に勤しみたいと思ってるよ
    前衛が増えても後衛が増えても基本的に引きつけに勤しむのは一緒!
    お菓子になっちゃったらせめておいしく食べるか敵討ちをよろしく!

    仮装は僕がゴーストで桐華さんがウィッチの予定
    攻撃を透けて避けるorお菓子をもぐっと食べちゃう手段で一度は凌ぎたいと思ってるよ
    折角なので使える物はバンバン使おう精神!

    酸の雨に対抗する手段は特に考えてないし、多分状況的に後衛に頼る場面が多そうだから
    現状で言うとセラフィムの方に攻撃集中しちゃうかも。ごめんね。
    そもそも成立してないから何とも言いようがないんだけどせめてタイガが目一杯動き易くなれるように立ち回るし
    一体くらいは刺し違えてでも仕留めるつもりで頑張るからー!

  • [4]セラフィム・ロイス

    2015/10/25-00:14 

    そういえば「参加人数 2/3 ~ 5」なんだよね、今
    3人集まらないと出発できないのか。いつも2人のイメージだったから見逃してた
    ・・・いけるかな。いつでもいけるよう仮プランは書いておくけど

  • [3]セラフィム・ロイス

    2015/10/24-04:10 

    僕セラフィムとシンクロサモナーのタイガだよ。叶と桐華はよろしく
    気になって入ってみた。というのも
    『お菓子作るやつを食っちまうなんて許さねー!コスモ・ノヴァで吹っ飛ばしてやる!』
    ってタイガが意気込んでて・・・でもタイガに食べるの禁止なんて・・・できるのかな
    『やる!ふっとばす!』
    はいはい。こちらもハイトランスで僕も戦える
    片手銃で飛んでくるお菓子をうつ後衛援護しようと思ってるよ

    >お菓子対策
    マスクとか、何かしてもいいかもね
    喋るの控えたり、大口開かないとか仲間内で打ち合わせてもいいかも

    ただ酸の雨で物や衣類はとけそうではあるけど・・・んー(悩)

  • [2]叶

    2015/10/24-00:36 

    純戦らしいんで神人をごろごろさせつつ待機してる、愉快な叶と桐華だ
    テンペストダンサーとハイトランス可能な神人なんで、肉壁でもなんでもできるぞ
    ただ前衛突っ走ると菓子を口に放り込まれておしまい、になりかねないから、あんまり突出もできないかと思っている所
    まぁ、そう言う面でも肉壁上等だから、動き易く立ち回れるとは、思う。

    仮装に関しては特にまだ決めてないけど…ウィッチのお菓子の攻撃を食べるってのはいいかもな、と。
    あるいはゴーストですり抜けるか。
    俺と叶とでそれぞれその仮装しておけば、どっちかは発動できるし、一回は凌げるかね。

    一先ずはそんなところ。
    まぁ、のんびり、待ってみる。

  • [1]叶

    2015/10/24-00:30 


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