プロローグ
オーガたちの危機にさらされているセレネイカ遺跡。
月の力は弱まり、まるで月食のようにかげっている……。
立ち込める瘴気を払うためには、月の光を強化する効果がある月幸石が必要だ。月幸石はネイチャーヘブンズを探索することで手に入れることができる。
ただこの石、通常状態では普通の石と区別がつかないのだ。神人のプラスの感情に反応することで月にまつわる特殊な力を発揮するように変化して、判別も容易になる。
この特性のため、あてもなく探しまわるよりは、ネイチャーヘブンズ内で何か神人が楽しめるようなことをするのが効果的だろう。
ネイチャーヘブンズは元々遺跡の施設に併設された農業区画だったのだが、長い間手入れがされずに自然状態に戻りかけていた。池などもあり、ちょっとした森のような雰囲気だ。
遺跡を荒らすオーガたちも放置された農業区画は無視しているので、オーガが出没する危険はない。
ウィンクルムが発見した月幸石は、遺跡出口付近で待機したA.R.O.A.職員が受け取り、遺跡管理システムN2―Mと共に厳重に保管する。
遺跡に設置された立体モニターが、N2―Mのアバターを映し出す。
N2―Mはネイチャーヘブンズの一部の作物が瘴気の影響を受けているらしいと、ウィンクルムたちに報告した。
「作物ガ、マルデ 悪意ヲ 持ッテイルカノヨウニ、暴走シテイマス。危険デス。収穫シテ 取リ除イテ イタダキタイノデス。ヨロシク オネガイ イタシマス」
青い目をしたスコティッシュフォールド系の白猫のアバターが、機械風の音声でそう頼んだ。
暴走が確認されている作物は次の三種類。
ウィップキン。ルーメン原産のカボチャ。
長いツルをしならせて、ベシベシと叩いて攻撃してくる。カボチャの実の部分に攻撃手段はないため、ツルから切り離せば採取可能。
エグリマクリ。ルーメン原産のクリ。
生き物の気配を察知すると、勢い良くイガグリ状態の実を投下してくる。トゲはとても鋭いが、落下後はもう動くことはない。
マッシュムーン。ルーメン原産のキノコ。
淡い黄色の満月を思わせる丸いキノコ。毒はなく食用で、美味しい出汁と歯ごたえが楽しめる。ただし暴走状態では、吸い込むとあくび、クシャミ、しゃっくりが次々に起きる胞子を出す。胞子の散布は一度限りで連発ができない。胞子は衝撃を感知して撒き散らされる。直接接触の他に、地面からの振動にも反応する。
「……」
あなたたちは野外調理に必要な道具を買い揃え、調味料や普通の食材なども用意して、万全の態勢でネイチャーヘブンズへと向かった。
少し変わった作物で、収穫にはちょっとした困難が伴うが、新鮮な秋の味覚が楽しめそうだ。
解説
・必須費用
道具代と食材費:1組300jr
・月幸石について
特にプランに記載しなくても、最低限の石は確保できます。
・暴走作物について
ルーメン原産の作物が、農園区画の放置に伴い半分野生化したものです。さらに瘴気の影響で、少しだけ動けるようになっています。
攻撃的な反応をしてきますが、もし命中してしまってもちょっと痛いぐらいで大怪我をする危険はありません。
・調理器具について
ウィンクルムたちは、収穫に必要そうな道具と屋外で調理可能な道具一式を用意しています。
収穫した暴走作物の他に、買ってきた一般の食材を調理に取り入れるのもOKです。
・プランについて
それぞれの神人と精霊ごとに個別で収穫と調理をおこなっても良いですし、参加者同士で協力プレイをするのもOKです。
合同での描写を希望する場合、会議掲示板で他参加者さまとの同意を得た上で、プランの頭に「合」の字の記載をお願いします。
ゲームマスターより
山内ヤトです!
瘴気の影響を受けていますがごく微量であり、ウィンクルムには一般人よりも瘴気に耐性があるので、食べてもお腹を壊したりはしません。
ウィンクルムの皆さんがどんな料理を作るのか、楽しみにお待ちしています!
リザルトノベル
◆アクション・プラン
篠宮潤(ヒュリアス)
【合】全員と協力希望 (ヒューリには…色々な体験した、り、皆と会話して、ほしい) そしたらもっと沢山感情出るんじゃないかな ●栗へ 籠を頭に乗せガード兼直接イガキャッチ※籠=コーデ欄 「輝さん、も、良かったら、使う?」 「意外と痛っ…あ、ありがとう」精霊に照笑い あれ?光ってる、石? ※栗大量な幸せっぷりで月幸石もついでに発見? ●皆の調理法に興味津々。皮むき&材料切り要員 「そうやると美味しくなる、んだ」輝さんと作りながら時々メモ 「屋外で作れる、んだっ」リーヴェさんのお菓子作りに感動 「って、わー!?ヒューリそれ危ない!」ハラハラ止めたり 「皆で食べると、美味しい、ね」 精霊の返答に 今はそれで良い、かな…と嬉しそうに |
月野 輝(アルベルト)
「合」 植物が動くって……面白いわね、ふふ 頑張って収穫して美味しいご飯作らなくちゃ カボチャとキノコはお任せして、栗拾いに行こうかしら アル、栗拾い手伝って きゃっ、痛っ!?イガ投げてくるわよ!?って、アル?何して 上着…アルの匂い(ちょっと赤い 栗拾いが終わったら皆と材料持ちより 早速お料理しましょ 栗ご飯と栗とキノコと鶏肉の茶碗蒸し・同じ材料で煮物も作って…お婆ちゃん直伝なの カボチャを潰して砕いた栗とキノコ、マカロニを入れたポテトサラダならぬカボチャサラダ アル、栗剥きとかカボチャ潰すのとか力仕事お願いするわ みんなで一緒って何だか楽しい、ふふっ 他の人が作ってる料理やスイーツ、後でレシピ教えて貰いに行こうかな |
リーヴェ・アレクシア(銀雪・レクアイア)
合 準備品:調理器具・食材(収穫物以外)・紙袋 野生化したルーメン原産の作物…面白そうだな、収穫は手分けしよう 私は菓子担当 簡単な作業は依頼する等効率良く あ、カボチャは逝った奴でいいぞ 大福 栗餡 栗と牛乳、生クリームを調味料で味を調えつつ茹でて完成 南瓜餡 茹でた南瓜の皮を取って裏漉し、砂糖で整え完成 大福部分 白玉粉作成、餡を包む 可能ならクリームチーズ(南瓜餡)やホイップクリーム(栗餡)も入れたアレンジ版も作りたい 蒸しパン 茹でた南瓜、卵溶かしバター薄力粉強力粉ベーキングパウダーを混ぜ、プリンの型で蒸す 栗版は焼き栗(小さく切る)で同じ手順 作り終わったら皆で食べる …美味しいな 持ち帰り可能なものは包んで皆へ お土産だ |
水田 茉莉花(八月一日 智)
合 …はぁ 食欲が暴走して考え無しに採りに行ってるわねあのバカチビ ま、いっか ほづみさんにウィップキンの蔦が絡まってる内に 実を収穫しておこうっと さてと、調理開始だわね あたし達はカボチャの食器作りからよね? …し、篠宮さん、大変、ね? 小さいカボチャを丸ごとふかしてから 中身をくりぬくのね、ほづみさん それ以外にも、スープ用のカボチャもふかすの? そうか 小さいカボチャならお土産に出来るから! プディングの生地をチビカボチャ食器に流して 蒸せばできあがり!(火加減は智に教わる) へぇ…アルミホイル巻いた割り箸を芯にして 薄く伸ばした生地を巻いていけば バウムクーヘンって、コンロでできるんだ… 作った物は良く味わって食べよっと |
かのん(朽葉)
合 ルーメン原産の植物があるのですね 植物学観点から興味津々 植物調べる事に熱中して収穫の手が疎かになる事も 収穫・調理共に他の参加者達と協力 茸 朽葉が石を投げようとしているので風上に立って遠巻きに眺める 胞子が落ち着いたら収穫 料理 根菜類と茸たっぷりの汁物を作りましょうか 温まりますし 一人暮らしが長いので不自由しない位にできるつもり 味の方は好みもあるので保証しませんけれど 料理する皆さんとレシピ聞いたりしながら作業 他の料理の手伝いも 食事中 しみじみとした様子の朽葉に首傾げ あの頃は両親の事を思い出して悲しくなったり、日々暮らしに終われて余裕がなかったかもですね おじ様が時折見せてくれる手品がとても嬉しかったのですよ |
●一風変わった秋の味覚
奇妙な作物があるというネイチャーヘブンズの区画に、五組のウィンクルムが訪れていた。
微量とはいえ瘴気の影響を受けた作物だ。『ヒュリアス』は警戒している。
(ヒューリには……色々な体験した、り、皆と会話して、ほしい)
それが『篠宮潤』の思い。そうしたらヒュリアスからもっと多くの感情が出るのではないかと期待を込めて。
「かんぼじあーカボチャ喰わせろー!」
『八月一日 智』はウィップキンの群生地帯へ猛然と突撃していく!
「……はぁ。食欲が暴走して考え無しに採りに行ってるわねあのバカチビ」
呆れた顔でため息をつく『水田 茉莉花』。
「動く野菜があるとは思わなかったの」
「ルーメン原産の植物があるのですね」
『朽葉』の傍らで、静かな情熱を燃やしている『かのん』。植物学の観点から、彼女はネイチャーヘブンズの作物に興味津々である。
「野生化したルーメン原産の作物……面白そうだな、収穫は手分けしよう」
「調理は役に立たないと思うから、カボチャ収穫頑張るよ」
『リーヴェ・アレクシア』は持ってきた道具を手際良く確認し、『銀雪・レクアイア』に作業の指示を出した。
「植物が動くって……面白いわね、ふふ」
「何だってまた植物が動くんですかね、面倒な。瘴気の影響だそうですが……まあ、食べて大丈夫なら構わないですか」
『アルベルト』の言葉に、『月野 輝』は朗らかに微笑んだ。
「頑張って収穫して美味しいご飯作らなくちゃ」
相談の結果、ウィンクルムたちはお互いに協力することにした。
●暴走作物を収穫せよ
ウィップキンに突っ込んでいった智が叫んでいる。
「コラ寄るな殴るな蔦まき付けんなうえーっ!」
茉莉花はパートナーのピンチを冷ややかな目で見た。
「ま、いっか。ほづみさんにウィップキンの蔦が絡まってる内に実を収穫しておこうっと」
ドタバタハプニングを巻き起こす智としたたかに対処する茉莉花。
この二人のノリにやや押されながら、銀雪は一緒に収穫を手伝っていた。
「リーヴェは、カボチャは逝った奴でいいぞ、って言っていたね」
ぺしぺしとツルで叩かれながら、銀雪は素早くツルを刈り取っていく。智を助けるのも兼ねて。
「ま、巻き付かれすぎて死ぬとこだった」
「だ、大丈夫?」
心配そうに声をかける銀雪に、智は元気よく手を振って快活な笑顔で応えた。
「まったく、ほづみさんたら……」
ツルで攻撃してくるウィップキンだが、実だけにしてしまえばもはや普通のカボチャと同然だ。
三人は収穫したウィップキンの実を抱えて、リーヴェが待つ野外調理場へと戻っていく。笑いの絶えない楽しげな道中だった。
「カボチャとキノコはお任せして、栗拾いに行こうかしら。アル、栗拾い手伝って」
凶悪なイガが特徴のエグリマクリの木のそばに、潤とヒュリアス、輝とアルベルトの四名が来ていた。
人の気配を感知したエグリマクリの木が、鋭いイガに包まれた実を勢い良く投下する。
「きゃっ、痛っ!? イガ投げてくるわよ!?」
輝が悲鳴を上げる。
「わ……っ!」
危うくイガに当たりそうになった潤だが、一つがかすったところでヒュリアスにぐいっと引き寄せられた。
「ウル、怪我はないかね?」
「意外と痛っ……あ、ありがとう」
照れ笑いをして、ヒュリアスに感謝の言葉をかける。
「そ、そう……だ」
潤はイガ対策に、持ってきた黒猫バスケットを頭に乗せることにした。これなら頭をガードできるし、直接イガをキャッチできる。一石二鳥のアイディアだ。
「輝さん、も、良かったら、使う?」
「本当? ありがとう!」
潤と輝で黒猫バスケットの下で身を寄せあって避難した。だが問題が発生。二人では肩や耳がはみ出してしまう。輝は遠慮してバスケットから離れる。
アルベルトが動いた。
「それを被ってここでジッとしてるように」
バサリ、と輝の頭に布がかけられた。
「って、アル? 何して……」
よく見れば、それはアルベルトの上着だ。
「上着……アルの匂い」
赤面して、輝は被せられた上着をぎゅっと握りしめる。
「ん? どうした?」
輝はすっかり照れていて、もにょもにょと何かをつぶやくだけだった。
「あの木に何か仕掛けるつもりかね?」
「ええ。一気に栗を落としてしまおうかと」
帽子と腕でガードを固めながら、アルベルトは力任せに木の幹に体当たりをした。イガがアルベルトへと降り注ぐ。
「ぐ! くうっ!」
「……わ、イガがたくさん……。痛そ、うだ」
この作戦を決行したアルベルトは、それなりに痛い目に合うことになった。大怪我をする心配はないものの、エグリマクリの集中攻撃を受けるのは痛い。
木からイガが完全に落ちた後、アルベルトは涼しい顔で木の葉や小枝といったゴミをパッパッと払う。ここで格好良く決められたのは、忍耐の目安でもある抵抗力で乗り切ることができたからだ。
「アル!」
「心配するな、輝。こんな傷たいしたことはない」
「豪快な行動に出たものだよ。そのおかげで、安全に収穫ができるようになった」
ヒュリアスがそう労う。
潤と輝は、トゲに気をつけて落ちたクリを拾い集めた。
胞子が厄介なマッシュムーンの採集へ向かったのは、かのんと朽葉。
農園区画に落ちている小石を朽葉がひょいとつまむ。
「胞子を出してしまえば問題ないんじゃろ?」
朽葉の意図を察して、かのんは風上に移動し遠巻きに様子を眺めた。
小石はマッシュムーンの付近に落ちて、その衝撃で胞子の煙がささやかに吹き出た。
「上手くいったが手間がかかるのう。群生しておる場所なら、もっと大ぶりの石を放っても良いかもしれん」
そう言いながら、先程よりも大きな石を探してきた。朽葉はマッシュムーンの群生地帯へと狙いを定めている。
「朽葉おじ様、このままだと胞子が風下へと流れていきそうですが……」
「まあ、各自避けるじゃろ」
軽い調子でそう言って、重みのある石をドスンと投げた。ちなみに、自分はちゃっかり安全地帯にいる。
かくして、大量のマッシュムーンの胞子が舞い上がった。
「あの煙のようなものは、マッシュムーンの胞子でしょうか」
アルベルトが指差す方角へ、クリ拾いのメンバーが視線を向ける。
「……多分、そう……だと、思う」
「ここなら風向きが急に変わったりしない限り大丈夫そうね」
「用心していて正解だったのだよ」
風上にいたので安全そうだ。そして風上に位置するように気を配って誘導していたのは、ヒュリアスだった。
過去に潤はキノコ料理の胞子の影響を受けたことがある。潤がまた大変なことにならないようにと、ヒュリアスはネイチャーヘブンズに踏み入ってからずっとマッシュムーンに警戒していたのだ。
調理場でコンロの設置などの準備をしていたリーヴェは、遠くの方で胞子の煙が上がるのを視認すると一瞬苦笑を浮かべた。
「困ったものだ」
どこか楽しげにそう言って、慌てず騒がず風の流れを見て回避。
「げげっ! なんかヤバそうな煙が出てるぞ」
調理場にウィップキンの実を運び終えた茉莉花と智も、リーヴェと一緒に避難する。
「銀雪が向かった方は、胞子が濃いな」
手が足りないかもしれないから、といって銀雪はキノコ組の様子を見にいった。
茉莉花と智は心配そうに顔を見合わせた。
「ふあぁ~……クシュンッ! ひっく!」
あくび、クシャミ、しゃっくり。キノコ採取の応援に来た銀雪は、ここにくる途中でマッシュムーンの胞子を吸い込んでしまったようだ。
「銀雪さん、つらそうですね」
「ふむ。心配じゃが、しばらくすれば治まるじゃろう」
朽葉の予想どおり、空気の清浄な場所で休んでいると銀雪の症状は少しずつ消えていった。かのんと朽葉は安堵する。
「それではルーメン原産の作物を収穫しましょう。なるほど、これが……珍しいです」
「これ、かのん。見慣れぬ野菜が気になるのはわかるが収穫の手が止まっておるぞ」
胞子の症状がなくなった銀雪も、率先してキノコ採りを手伝う。
ハプニングは起きたものの、銀雪の優しい性格と朽葉の飄々とした明るい性格から、最後は和気藹々とした空気になっていた。
●皆でクッキング
十分な作物が収穫できたので、これから下ごしらえにとりかかる。これは、どちらかというと料理がそれほど得意でない者たちの仕事となった。
「自分で作る事などないからの。邪魔にならんようにしようか」
朽葉は軽く腕をまくり、材料を洗うといった初歩的な作業を手伝った。
調理や家事の技術を持つ潤だったが、今回は特に自分の料理はせず、皆の調理法を見学するつもりだ。手慣れた動作で食材の皮むきとカットを済ませていく。
「アル、栗剥きとかカボチャ潰すのとか力仕事お願いするわ」
アルベルトは、足を使って器用にイガを取り外すことに成功した。
大勢で何かをする時は、細かなフォローができる者がいるとスムーズになる。その役目は銀雪が受け持った。下ごしらえも大切だ。料理をする人がすぐに仕事にとりかかれるようにという、彼の心遣いがあった。
かのんは採ってきたマッシュムーンを観察してからつぶやいた。
「根菜類と茸たっぷりの汁物を作りましょうか。温まりますし」
技能として習得しているわけではないが、一人暮らしが長いので不自由しない位に料理はできるつもりだ。
「味の方は好みもあるので保証しませんけれど」
謙遜気味に付け加える。
リーヴェは、調理だけでなく菓子作りの技術も持っていた。
「私は菓子担当。大福と蒸しパンを作る」
効率の良い作業手順を脳裏に描く。
輝は祖母直伝の栗ご飯、茶碗蒸し、煮物と、ネイチャーヘブンズの素材をたっぷり使ったカボチャサラダを作る予定だ。
その隣で、アルベルトは茶碗蒸しと煮物に使う鶏肉を切っている。
「アル、意外と刃物の使い方が上手いのね」
「まあ、使い慣れてるから」
……手術とかで。
「さてと、調理開始だわね。あたし達はカボチャの食器作りからよね?」
茉莉花の言葉に、智がノリ良く答える。
「おぅいえぁ、まずはカボチャのヘタ部分を切って中身を……」
「ふむ。ただ切れば良いのかね? なら俺が手伝おう」
「サンキュー! 助かる!」
ヒュリアスは真剣勝負のような顔つきで、まな板の上のカボチャを睨みつけている。その鬼気迫る壮絶な光景は、ほのぼのとした調理場で異彩を放っていた。ヒュリアスはカボチャを叩き割らんばかりの勢いで、包丁を大きく振り上げ……。
「って、わー!? ヒューリそれ危ない!」
慌てて潤が止めに入る。
「……何故」
素で首を傾げるヒュリアス。
「ヒュリアース! それやったら食器として使えねぇって!」
「それ以前に……包丁をそんな風に、使ったら、あ、危ない……よ!」
智と潤の二人から指摘される。
「ふむ……そうかね? すまなかった」
「……し、篠宮さん、大変、ね?」
ハラハラしながら事態を見ていた茉莉花が、潤に声をかけた。
「刃物の使い方を教えましょうか?」
そこにアルベルトが顔を出す。
「それは心強いのだよ。ご教示願おうかね」
ヒュリアスはアルベルトから指南を受ける。
しかしそこで教えられたのは、調理のために包丁でカボチャを切る時のコツではなく、医療行為で人体にメスを入れる時のテクニックだったのだが……。
「あー危なかった」
智がカボチャを大事そうに抱える。小ぶりだが形が整っていた。
「小さいカボチャを丸ごとふかしてから中身をくりぬくのね、ほづみさん。それ以外にも、スープ用のカボチャもふかすの?」
「おう、その手順でOKだぜみずたまり。スープのカボチャはふかしたのを使うのが美味いと思うんだ、おれは」
智は料理と製菓の腕にけっこう自信がある。彼のアドバイスを聞きながら、茉莉花はカボチャをふかしはじめた。
汁物を作る空き時間に、かのんはリーヴェの菓子作りに協力した。
リーヴェの動きには迷いがない。今は大福に包む二種類の餡を作っているところだ。栗と牛乳、生クリームを調味料で味を調えて茹でる。これは栗餡だ。
次に、茹でたカボチャの皮を取る。
「カボチャの裏漉しは大変そうですね」
私も手伝いましょうと言いかけ、かのんはあえて口を閉ざした。リーヴェの助けになりたそうな顔をしている銀雪と目が合ったからである。
「裏漉しなら俺がやろうかな? その、良かったらだけど」
銀雪が遠慮がちに申し出る。本当はもっと堂々と言いたかったのだが、実際はリードというよりも控えめな提案になっている。
「銀雪。はっきり言い切ってくれた方が、私は返事をしやすい」
曖昧な彼の態度を短く注意した後で、リーヴェはカボチャの裏漉しを銀雪に任せた。
リーヴェをリードしたいという銀雪の願望は叶わなかったが、こうして一緒に菓子作りができることが、なんだか嬉しい。銀雪は自然に微笑みを浮かべていた。
裏漉ししたカボチャに砂糖で味を調整すればカボチャ餡の出来上がりだ。
リーヴェは満足そうに頷く。
「クリームチーズとホイップクリームも用意した。アレンジ版も作ろう」
栗餡にクリームチーズ。カボチャ餡にホイップクリーム。これで四種類の餡ができる。
白玉粉で大福の皮を作って、リーヴェと銀雪、かのんの三人で餡を包んだ。
「そうやると美味しくなる、んだ」
潤は時々メモを取りながら、輝と一緒にカボチャサラダを作っていた。
カボチャを潰して、そこに砕いた栗とキノコ、マカロニを入れる。それが輝の作るポテトサラダ風のカボチャサラダだ。
栗ご飯や茶碗蒸しの蒸気、食欲をそそる煮物の良い香りが辺りに漂う。
「みんなで一緒って何だか楽しい、ふふっ」
一段落したら、他の人のところにレシピを教えてもらいにいこうかと考える輝だった。
かのんが作った熱々の汁物をヒュリアスが運ぶ。彼の手にはお化けミトンがはめられていた。
クールでお堅い印象のヒュリアスにはミスマッチの可愛いアイテムだったが、本人は気にせず装着している。
「どうかしたかね?」
「……いいえ、なんでもありません。ありがとうございます、ヒュリアスさん」
礼儀正しいかのんは、ツッコミを入れることができずにいた。
そんなかのんの様子を朽葉は楽しげに見守る。
カボチャは調度良い柔らかさにふかされた。
腕まくりをする智。
「くりぬいた中身とスープ用カボチャはよく裏漉しして、中身でパンプキンプディングの生地を作るっと」
「そうか。小さいカボチャならお土産に出来るから!」
「そうそう、お土産に最適、チビカボチャプディング♪」
「プディングの生地をチビカボチャ食器に流して蒸せばできあがり!」
茉莉花は智に火加減を教わりながら、プディングを蒸した。
智はスープを掻き混ぜる。
「スープにはキノコどっさり、まさに秋!」
余った裏漉しカボチャも、智は見逃さなかった。
「ホットケーキミックスと混ぜてフライパンでバウムクーヘンも作ろう!」
茉莉花は驚く。たしかバウムクーヘンを作るのには、専用の大掛かりな機械が必要なはずだ。
「甘いぜ、みずたまり」
アルミホイルと割り箸をシャキーンと取り出し、智が不敵に笑う。
「へぇ……アルミホイル巻いた割り箸を芯にして薄く伸ばした生地を巻いていけばバウムクーヘンって、コンロでできるんだ……」
本格的な機械で作るものよりちょっと歪になるが、ホットケーキミックスの生地が美味しいカボチャ風味のバウムクーへンになっていく。
リーヴェは蒸しパン作りにとりかかっていた。
「屋外で作れる、んだっ」
見学していた潤が目を輝かせる。
リーヴェの手際は鮮やかだった。茹でたカボチャと小さく切った焼き栗をそれぞれ用意する。卵と溶かしバター、薄力粉強力粉ベーキングパウダーを混ぜて、プリン用の型で蒸す。カボチャ味と栗味の二種類だ。
「終わったら、試食かな」
銀雪が二種類の蒸しパンを食べ比べる。
「美味しい♪」
幸せそうな彼を眺めるリーヴェの眼差しもまた穏やかだった。
●それではいただきます
ウィンクルムが作った料理は、和風と洋風にわかれた。
栗ご飯に、栗とキノコと鶏肉の茶碗蒸しと煮物。輝の祖母の味だ。
かのんが作った根菜とキノコの汁物。
リーヴェが手がけた四種類のバリエーションの餡が贅沢な大福と、カボチャと栗の蒸しパン。
輝のカボチャサラダ。潤のメモ帳には、このレシピがしっかりと記されている。
智のアイディアが光るカボチャとキノコのスープ、プディング、バウムクーヘン。どれもカボチャがたっぷり入っている。
屋外なので大きなテーブルや快適な椅子はないが、座りやすい場所を選んでわいわいと食事の時間を楽しむ。
「皆で食べると、美味しい、ね」
カボチャサラダを味わいながら潤がそう言うと、ヒュリアスも同意した。
「……普段より確かに」
真面目な顔をして、どういう原理なのだろうかね……などと考え込んでいる。
人と食べるご飯は美味しい。そんなことが、ヒュリアスにとっては不思議なこと。
「今はそれで良い、かな……」
潤は嬉しそうに、ヒュリアスの顔を見つめる。
「食事は残さず!」
パクパクと元気に料理をたいらげていく智。その胃の中に、汁物や茶碗蒸しが次々に消えていく。
「あたしは良く味わって食べよっと」
茉莉花は味をじっくりと確かめるように、栗味の蒸しパンに手を伸ばした。ふかふかの生地の中に刻まれた栗が入っており、食感も楽しめる絶品だ。
朽葉は栗ご飯に箸をつける。これぞ秋の味覚。
かのんは食事をしながら、他の神人たちと話を弾ませる。話題は主に、収穫中の苦労話や料理のことだ。
朽葉はしみじみとした様子でそれを眺めている。
かのんはそんな朽葉が気になり、首を傾げる。
「……十年ほど前には両親を亡くし生きていくために知人の庭師の所に弟子入りしていたものの、よく隠れて泣いていたものじゃが」
「あの頃は両親の事を思い出して悲しくなったり、日々暮らしに終われて余裕がなかったかもですね」
朽葉はかのんの幼い頃を知っている。恋愛感情はない二人だが、相手を大切に思う気持ちはある。
「おじ様が時折見せてくれる手品がとても嬉しかったのですよ」
遠い過去を思い出しながら、かのんがつぶやく。
輝の作った料理を食べて、アルベルトは頬を緩ませた。かのんが作った汁物も和風同士でお互いの味をより高めている。
「美味しい。どれも懐かしい味だ」
「そう? ……お婆ちゃん直伝なの」
料理を褒められ、輝は少し照れてしまう。
だがそれ以上に嬉しいという気持ちが強かった。
銀雪はそんな輝とアルベルトのやりとりをチラッと見ていた。
「ラブラブいいな」
ぼそりと。思わず心の声が漏れた。
いつかは自分もリーヴェとそんな関係になりたいと思っているが、まだ儚い夢だ。今日も、リードするつもりが上手くいかなかった。
「……美味しいな」
カボチャとキノコのスープを堪能しているリーヴェの声に、銀雪はハッと顔を上げ、それから笑顔で頷いた。
満腹になったところでちょっと一休み。
その後に全員で片付けをした。
「持ち帰り可能なものは包んで皆へ。お土産だ」
喜びの声が上がった。
智のカボチャプディングとバウムクーヘン。リーヴェの蒸しパンと大福。これらのお菓子を紙袋へ入れて、お土産にする。
ネイチャーヘブンズでの月幸石集めはとても順調にいった。神人の幸せな気持ちでこの石は変質する。
ウィンクルム同士で親睦を深め、美味しい料理でお腹がいっぱいになり、お土産を手にした神人たちは、帰り道をただ歩くだけで周辺の月幸石を変質させていったからだ。
五人の神人たちが通った後には、たくさんの月幸石がキラキラ輝いていた。
依頼結果:大成功
MVP:
名前:リーヴェ・アレクシア 呼び名:リーヴェ |
名前:銀雪・レクアイア 呼び名:銀雪 |
名前:水田 茉莉花 呼び名:みずたまり・まりか |
名前:八月一日 智 呼び名:ほづみさんさとるさん |
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 山内ヤト |
エピソードの種類 | ハピネスエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | イベント |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 普通 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | なし |
リリース日 | 09月25日 |
出発日 | 10月01日 00:00 |
予定納品日 | 10月11日 |
参加者
- 篠宮潤(ヒュリアス)
- 月野 輝(アルベルト)
- リーヴェ・アレクシア(銀雪・レクアイア)
- 水田 茉莉花(八月一日 智)
- かのん(朽葉)
会議室
-
2015/09/30-23:13
-
2015/09/30-23:12
(南瓜に大技、の言葉受け)
ヒュ:「……ウル、」
潤:「∑駄目、だからねっ?!大剣、は、料理には使えない、から、ねっ?!;」
(不安要員はお手伝いに専念) -
2015/09/30-23:03
こちらもプラン提出しました
当日は皆さんと楽しく過ごせると良いですね
どうぞよろしくお願いします -
2015/09/30-22:26
ちょっと背後がウトウトし始めたので、私達、これで失礼するわね。
本番では楽しい収穫祭になるといいわね。
みんなのお料理、楽しみにしてるわ♪ -
2015/09/30-22:25
-
2015/09/30-20:04
ヒュリアス:
…カボチャが、食器??
(シャレた料理なんぞあまり目にしたことない男、智氏の言葉に盛大に首かしげた)
(※PL:ツッコミ、正面からだって脇からだって斜めからだってウェルカム!☆)
潤:
……なん、か、ごめんだ;うん、たまに常識がズレてる、みたい、なの、僕も最近知って…;(茉莉花さんへ小声)
リーヴェさん、の、蒸しパンの作り方、も、気になるかも僕…っ
お手伝い、必要そう、なら、言って、ね(何も言われなくとも背後からウロチョロ覗いてる可能性あり) -
2015/09/30-20:00
こんにちは
ヒュリアスさんが南瓜相手に大技使われるって本当ですか?
(あちこちの話聞きかじりで大勘ちがい中)
私と朽葉おじ様は、先におじ様がお話ししていたままできのこの収穫と、きのこと根菜の汁物を作りますね
皆さん料理お上手なので、ささっと作ってお手伝いしながらレシピとか聞けたら良いなと思っています
ご飯とおかずにデザートまであるのですもね、楽しみです
朽葉おじ様は普段料理はしないそうなので、材料洗ったりですとか調理の邪魔にならなさそうな部分で手伝うって言っています
……走るお米、あれ確か餅米でしたから、今回生えていたら栗おこわができましたよね -
2015/09/30-19:07
私は大福と蒸しパンにしておくよ。
蒸しパンなら持ち帰りも出来ると思う。
カボチャは丸ごと使えるプリンがあったな……(ふむ)
智はうんと頑張れ。
大丈夫だ、生き残りは絶対いる(きりっ)
※自分は器に使う必要がないものを作るから傍観姿勢 -
2015/09/30-18:53
智
ヒューリアースッ!!
それ止めて、そんな事したらカボチャが食器にならねーし、ヤメテー!!
(PL:間に割ってツッコミ入れに行っても良いですか?w)
茉莉花
えっと、あたし達はタルトとプディングとスープ作るわね
普通の煮っ転がしも需要があれば作るわ
…篠宮さん、何か、えっと…大変ね(苦笑) -
2015/09/30-18:36
アルベルト:
(叩き割ったら、スイカ割りのスイカ状態だろうと突っ込むべきか考えて)
面白そうだから、まあ、いいですか(小声でボソッと
判りました、気付いたらそちらへ行くように心がけます(にっこり)
※
たぶん、潤さんが突っ込み入れるまでは笑顔で見てると思います← -
2015/09/30-17:48
ヒュリアス:
(アルベルト氏の提案に顔を上げ)…硬い、との情報が来たが、叩き割ってはいかんものなのかね(天然ボケ)
ならばお言葉に甘え、指導賜ろうと思う。宜しく頼む、アルベルト。
※カボチャ切る際、しょっぱな思い切りデカ包丁振り上げ真顔ゆえ鬼気迫る壮絶な光景に見える予定←
よければ全力でつっこんでやってクダサイ(一応神人が慌てて止める台詞有り) -
2015/09/30-15:44
アルベルト:
すみません、収穫に向かう場所ですが、少々変更を加えようと思います。
キノコに関しては朽葉さんにお任せした方が良さそうですし、私は輝と一緒に栗の方へ行く事にしました。
もし収穫に際して かのんさんとお二人では持ちきれない場合は、
運ぶのをお手伝いに参りますので遠慮無く仰って下さい。
(ヒュリアスさんが思案顔なのを見て)
何でしたら、刃物の扱いに関して教えに行きましょうか?ヒュリアス。
(調理スキルは無いが、医学スキルで刃物の扱いは割と得意←手術とかで) -
2015/09/30-09:38
……走るお米(GMさん違いの某エピにて)……また、ない、かな……(ぼそ)
(米確保代わり。かのんさんの、ルーメン原産植物への興味津々姿で思い出した)
ヒュ:「…普通の食材も準備出来るようなのだから、何も特殊食材を増やさんでいい…(呆)」
お菓子、も、屋外で出来るのある、んだねっ。わ…楽しみ……♪
>調理
うんっ。僕、も、「収穫した物を持ち寄って必要分使う感じ」の認識、で、大丈夫、だよ。
僕たち、は……皆の作ろうとしてるメニュー、ちょこちょこ動い、て、お手伝いに回ろう、かな…
お料理一応する(調理Lv2)けど…、ど、どっちかっていう、と、味より量…な作り方、だから;
輝さんのお料理の仕方も観察(という名のガン見)してる、時あるかも。
ヒューリには、カボチャ切るの、お願いするかも、だ。…硬い、よね…かぼちゃって…;
(ヒュ:「……」←力技ぶつ切りするくらいしか出来ないがいいのだろうか、と思案顔) -
2015/09/30-06:42
カボチャのスープとタルトとプディングは任せろって、智さん最初に言ってた気がするわよね。
だからスープは智さんに任せるわ。
私は
・栗ご飯
・栗とキノコと鶏肉の茶碗蒸し
・同じ材料で煮物
・カボチャと栗とキノコのサラダ
あたりを作ろうと思ってるわ。
アルには栗剥きを手伝って貰うつもり。あれ、結構力いるのよね。
スイーツも作って貰えるなら楽しみだわ。
作ってる所にお邪魔するかもしれないから、その時はよろしくね。 -
2015/09/30-00:31
>智
料理も菓子も出来るのか。それは心強いな。
>皆
料理、皆で作るなら、分担かなと思うから一応今出ている希望を書くよ。
クリ
栗ご飯(輝より提案)
カボチャ
キノコ入りスープ(輝より提案)
キノコ
きのこと根菜類たっぷりの汁物(朽葉さんより提案)
お菓子を作るならってことで、一応和菓子系(簡単に作ることが出来るもの)・持ち帰り可能な焼き菓子系を提案しておくよ。
どちらもアウトドアでも出来るみたいだ。
お菓子がOKなら言いだしっぺで私が回ろうと思うが、アウトドアだし、まだまだって所だし、そこまで凝ったものは無理かもしれないが、リクエストがあれば言ってくれるとうれしいかな。
今の所、蒸しパンとか、栗やカボチャを餡にして大福かなぁと(自分でも作れそうなものとして)
あ、勿論、智が何を作りたい(書いている以外のものを作りたいかもしれないし)かもよるから、人数的に足りない所へ行くのも大丈夫だ。 -
2015/09/29-23:07
智
あー、おれなー、調理もおやつもいけるぜー(共にLV3)。
調理はみんなでわいわいがやがややるほうが楽しいモンな!
みんなでがんばろーぜー! -
2015/09/29-22:55
潤と輝は担当のまとめありがとう。
>調理
私も朽葉さんと同じで、「収穫した物を持ち寄って必要分使う感じ」と思っていた。
日持ち&持ち帰りやすいものを作って、お土産にするのも悪くないが。
調理に関しては、お手伝いをお願いすることもあると思う。
銀雪も料理は全く出来ない。マイナスとも言わないが、プラスでは絶対ない(きっぱり)
それでも、茹でたカボチャをフォークで潰したりとか手間は掛かるけど技能は必要なさそうな簡単な作業を手伝わせるつもりだし。
一番は、共に過ごす皆で協力し、楽しむことだと思うしな。
栗ご飯と汁物……カボチャは輝がスープ案を出しているが、おかず系でもいいかもしれないな。
菓子を作るとしたら、和菓子系の方がいいかな。簡単なものなら出来ると思う。
あと、持ち帰り易そうなパンケーキとか蒸しパンみたいな焼き菓子も時間が許せば作りたいと思うが。
私の技術的にバームクーヘン(キャンプでも出来る)のような大掛かりなものは無理そうだが、簡単なものなら大丈夫だろう。 -
2015/09/29-21:33
(潤さんに向けて手をひらひらさせているかのん横目で見つつ)
ほう、人の数が増えてるの
改めてよろしゅうに
さて、潤には収穫の動向のまとめ、お疲れじゃな
かのんの事も気にかけてくれておるが、きのこで構わぬよ
というか、かのんはルーメン原産植物があるという事そのものに興味を持っておるようでの、放っておいたら収穫というより観察・調査になりそうなんで目が離せんと思うておる
こちらも収穫・調理共に皆と協力して行う事を前提としておるが、具体的に言及するのは収穫の方はきのこのみになりそうじゃ(字数的に)
調理に関しては、収穫した物を持ち寄って必要分使う感じになると思っておったのじゃが、どうするのが良いかの?
調理の方も栗ご飯があるのなら、きのこと根菜類たっぷりの汁物があっても良いかのと思うておるが、作る品数が多く手が足りないので手伝いが必要であれば、我ら2人で対応するんで言うて貰えると助かるの
(注(PL):2人とも調理系のスキルはないです、かのんは過去のエピで普通に料理はできているようですが)
ああ、それと言い忘れておったのじゃが、きのこが群生しているようであればその近くに大きめの石を落として、地面に落ちた時の振動で一気に胞子を噴出させれんかと思っての
近くにいる場合は、注意した方が良いかもしれぬ(笑) -
2015/09/29-21:07
わ、最大人数になったわね。
かのんさん達、茉莉花さん達、リーヴェさん達、皆さんよろしくね。
あ、かのんさんとこの朽葉さんは初めましてね。かのんさんと天藍さんにはいつもお世話になってます。
これからよろしくお願いします。
ふふっ楽しくなりそうだわ♪
そうね、せっかくだし、私は収穫も料理も合同でやりたいなって思うわ。
一緒に「いたたた」になったり、他の人が作ってるの見て、作り方教えて貰ったりって楽しそうだし。
でも潤さんの言う通り、何かやりたい事があるなら個別でも全然大丈夫なので遠慮しないで言ってね。
潤さん、収穫担当一覧ありがと。
えっと、私とアルは人がいない時に言ってた担当だから、少し移動するわね。
<カボチャ>:潤、ヒュリアス、茉莉花、智、リーヴェ、銀雪
<クリ>:輝、潤、ヒュリアス
<キノコ>:かのん、朽葉、アルベルト
で、どうかしら。
取りに行かなかった材料は、取ってきた人に分けて貰うって事でいいかしら?
>潤さん
得意って言うか、一般的な家庭料理くらいなら普通に作れる程度のレベルだけどね、ふふ(調理Lv2)
栗のお料理ね。了解よ。
せっかくだし、キノコやカボチャも一緒使えるといいわよね。
栗ご飯は鉄板として、栗とキノコに鶏肉足して茶碗蒸しとか煮物とか……
カボチャをペーストにした中に砕いた栗を入れてサラダとかもいけるかしらね? -
2015/09/29-18:46
朽葉さんに、は、初めまして、だ。かのんさん、コンニチ、ハ(手控えめにひらひら)
水田さん、八月一日さ、ん、リーヴェさん、銀雪さん、どうぞよろしく、ね。
人数増え、て、料理も楽しくなり、そう……♪
【なんとなーくの現在の収穫担当】
<カボチャ>:アルベルト、潤、ヒュリアス、茉莉花、智、リーヴェ、銀雪
<クリ>:輝、潤、ヒュリアス
<キノコ>:かのん、朽葉、輝
かのんさ、ん、朽葉さんと同じ、キノコのとこに、今のところ数えちゃった、けどっ、
勿論ご希望、他にもいろいろ、あって良いから…ねっ。
かぼちゃが、いっぱい収穫出来そう、だ(笑)
そした、ら、僕とヒューリ、は、(メタると)プラン字数と、格闘次第、で、クリ中心で行こう、かな?
基本的に、は、皆と協力してく旨で、書いてくつもり、だよ。
八月一日さ、ん、調理、今のところ皆でやる、感じになってる…けど、
やりたいことあった、ら、個別でも勿論平気、だよっ。
……でも、ご、ご一緒に…どう……です、か…?
(全員で調理楽しそうっ、という欲求の下、勇気振り絞っておそるおそるお誘い) -
2015/09/29-18:05
リーヴェだ。
パートナーは銀雪・レクアイア。
はじめましての方も久し振りの方もよろしく。
料理(Lv3)や場所的にも腕前的にもあまり凝ったものは出来ないがお菓子(Lv1)作りもしたいな、と思って。
出来れば、皆と一緒にやりたいと思っている。
個人的にはカボチャかな、と。
……隣のコレ(銀雪)が、お約束的に引っかかる体質だから、キノコは何かしでかしそうな気がしてね。
お約束なら、クリ拾いで「痛っ(涙)」もやりそうだから、カボチャかなってだけなんだが。 -
2015/09/29-01:54
智:かんぼじあーっ!
秋の味覚食い放題ウヒャッホウ!カボチャスープにタルトにプディングは任せr・・・
あー、ハイハイうるさいうるさい。(ハリセンアタック)
・・・スミマセン、ほづみさん、食べ物の事になるといつもこうなんで(苦笑)
みなさんお久しぶりです。茉莉花です。
こっちはマキナのほづみさん、よろしくお願いしますね。
で、このバカちびがカボチャ料理をしたいらしいので、カボチャの方に向かいますね~。
智:いてーよでかっちょ。
あ、そうだ!飯作るのはみんな一緒にやるのか? -
2015/09/29-00:18
潤さん、輝さんおひさしぶりです
……えっと、紹介しますね、こちらは最近契約した朽葉おじ様
どうぞよろしくお願いします
その、ご迷惑じゃなければなのですけど、収穫と調理ご一緒しても良いですか?
朽葉:
かのんの知り合いかの?
朽葉という、よろしゅうに
しかし、ま、動く野菜があるとは思いもしなかったの、食べられるんなら構わんが……
(皆さんの発言遡り)
良ければキノコの収穫は我が受け持とうか?
ひとまず胞子とやらを出し切ってしまえば後は問題ないのじゃろ?
(農園の区画内から小石探して風上からぶつける気らしいです) -
2015/09/28-23:29
秋の味覚、楽しみ、だねっ。
僕はじゃあ、イガイガ入れる籠、持って行こう、かな(=黒猫バスケットあたり)
輝さ、ん、もしかし、て、お料理上手? お、教えてもらお…かな……っ
栗、が…ぼ、僕個人として、は、好きだから、いっぱい取ろうかなって思って、て、
もしよかったら、栗使ったお料理、どんなのある、か、見たいかも……(どきわく。恐る恐る伺う)
ヒュリアス:
(嫌な思い出、には一度視線外した←答えたも同然)
…そこで注意を再三促しておっても、どうしてか胞子を吸い込むのが『神人たち』のようだぞ…アルベルト。
輝嬢がキノコへ向かう際は気をつけてやりたまえ?
(過去の経験からすっかり偏見入ってる失敬な狼)
(輝嬢問いに)…む。お気遣いなく。食えん物は特に無いのでな。
(言いつつキノコ料理はさり気なく避ける気満々。いじり歓迎←)
※書き損じあって一旦削除; -
2015/09/28-22:09
ふふ、良かった!
じゃあ収穫、みんなで頑張りましょ♪
カボチャは鞭を使ってきて、クリはイガイガが落ちてくるのよね?
キノコは胞子……って、ヒュリアスさん?キノコ苦手?(首傾げ
アルベルト:
「胞子を吸い込まなければいいのですから、キノコは一番楽かと思ってましたが……
嫌な思い出でもあるのですかね、ヒュリアスは(楽しそうにニッコリ笑い)」
輝:
つつくのやめてよ、アル?(苦笑しつつ)
キノコは口と鼻をハンカチで覆っておいたら何とかならないかしら?
ハンカチを装備しておいてみるわね。
イガは落ちてくる時に上着ででも防御して……カボチャは、アルお願いね♪
あ、潤さん、ヒュリアスさん、何か食べたい物ある?
作りたい物でもいいわよ。
>これから入る方へ
私達は合同での相談をしてますが、個人行動でも、合同で私達に混ざって頂くのも、
他の方と合同するのも、どれでも大丈夫ですので遠慮無く入って下さいね。
-
2015/09/28-19:55
輝嬢、アルベルト、今回世話になる。
協力しての収穫・調理でこちらも構わんよ。ウルも張り切っとるようだ。
収穫だが……
主にクリとカボチャに集中する予定。…キノコの胞子はエライ目に遭う予感しかせんのでな…
胞子は一度きりのようなので、どなたかが挑むのならば協力は惜しまんが……(珍しく歯切れが悪い)
潤:
ヒューリ、キノコ怪人と戦った、の、そんなに…苦労した、の……?
ヒュ:
…………ウルは途中で胞子の餌食になり覚えておらんかもしれんがな…(哀愁)
まぁ、皆で秋の味覚とやらを楽しむための援護はするとも(←自分も食べる、とは言ってない) -
2015/09/28-18:13
こんばんは、潤さん、ヒュリアスさん。
何だか楽しそうなイベントで会ったわね。
お料理するの久しぶりだけど、頑張って収穫して料理したいなって思うわ。
今のところ、カボチャはキノコ入りスープにするとか、クリは栗ご飯にするとか考えてるんだけど…
問題は収穫よねえ。
どうせならみんなで一緒に収穫したら成果が上がる気がするんだけど、どうかしら?
あ、もちろん、個別が良ければ言ってね。
アルベルト:
「瘴気の影響を受けた作物ですか……。
まあ、デミオーガを食べたって報告も聞いた事がありますし、それに比べればマシでしょうが。
どんな味がするんですかね」