プロローグ
●その男、デミギルティ
オーガに占拠されているというセレネイカ遺跡の『リミッター』を防衛する任務を帯び、君たちはマシナリーファンタジアを訪れている。
君たちがとある区画に足を踏み入れた時、目の前の巨大な立体モニターに、白猫型アバターが出現した。
「神人様、ワタシハN2―Mデス。リミッターノ危機ヲ、オ知ラセシマス」
N2―Mが言うには、このすぐ近くにあるリミッターの周辺に非常に瘴気の濃いエリアが出来たという。
おそらく強大なオーガがうろついているのだろう。リミッターを見つけられては一大事だ。
君たちはN2―Mが連絡してきた地点へと走った。
なるほど、鳥肌が立つほどの瘴気が立ち込めている。なのにオーガらしき影は殆ど見えない。
ただ一人、細身の男だけがいた。
男はゆらりと君たちの方を見た。喪服のスーツに、ガスマスクという珍妙な格好をしている彼は、ガスマスクゴーグルの奥の目を三日月型に眇めた。
「おやぁ、ウィンクルムだ」
こちらに向き直る彼の額には角がある。ギルティ……もしくはデミギルティだ。君たちの間に緊張が走る。
「面白くもないところを命令だからってお散歩してたら、面白いもの見つけちゃったなぁ」
角の生えた男は、そう呟いてから、君たちに向かってにこやかに言う。
「そんなに怖がらないでよ」
「何者だ」
「んー、そうだな。仲間内では『担ぎ屋』と呼ばれているよ。君たちが言うデミギルティっていう、まぁ出来損ないだね。ヴェロニカ様の親衛隊だよ……自称だけど☆」
担ぎ屋を名乗った男はぺらぺらと答えた。
「そこで何をしている」
「やだなぁ、知ってるくせに。この遺跡の探索だよ。あの立ちっぱなしの巨人を動かすためのカギを探しているのさ」
君たちは目配せする。相手の力量はわからないが、相当の強者だろう。撤退すべきか、それとも決死の覚悟でここから追い払うか。
「もう、だからそんなに怖がらないでよ。僕だってねぇこんな地味なお仕事はつまらないんだ。ちょっと遊んでくれよ」
にやにやと担ぎ屋は言う。
「なぁに、君たちが勝ったなら、僕はもうここには来ないよ。約束しよう」
そして担ぎ屋は、五枚の黒い鳥の羽根を取り出すなり、バッと投げつけてきた。
「君たちが負けたら……どうしよっか? 負けてから、決めるね」
●羽根傀儡
投げつけられた羽根は君たちの鼻先で黒く光り、形を変えた。
成人男性くらいの大きさのデッサン人形が五体、各々手に武器を持っている――弓、片手杖、両手杖、双剣、戦斧。
「僕は嫌われ者なもんで、こうやって傀儡を使うしかないんだよね。あはは、ぼっちは悲しいものだ。心配しなくても僕を助けに別のオーガは来ないよ」
担ぎ屋はケラケラ笑った。
「この羽根傀儡の強さは、君たちと同等……ちょっぴり強いくらいかな。一撃で死なれるとつまらないしねぇ。ちょっとこいつらと戦ってみてよ。僕は観戦~♪」
羽根傀儡は今にも襲ってきそうだ。逃げる余地はなさそうである。
「ほらほら、そっちから来ないなら、こっちから行かせちゃうよ!」
担ぎ屋の言うことをまるきり信用もできないが、この傀儡に勝てば、ここから立ち去るというのなら、やってみるしかあるまい。
君たちは覚悟を決め、トランスをした――。
解説
●成功条件:羽根傀儡全滅
●敵
羽根傀儡 5体
能力値は参加精霊の平均値より少し強めです。
弓兵、片手杖兵、両手杖兵、双剣兵、戦斧兵の5体。
所持武器からジョブは推測できると思います。ジョブスキル相当の技を使ってきます。
思考能力はほぼ無いので連携はしません、やたらめったら力押しです。
●デミギルティ『担ぎ屋』
勝ち目はありませんので、攻撃はおすすめしません。
戦闘する気はなさそうですし、逃亡に全力を尽くすと思われます。
しばらくは観戦しているつもりですし、会話も好きなようです。
●その他
増援は来ません。
傀儡に勝てば、担ぎ屋はこの場所の探索を放棄します。
ゲームマスターより
お世話になっております。あき缶でございます。
デミギルティが出てきますが、実際に戦う相手はちょっと強いくらいの羽根傀儡なので、ご安心を。
傀儡はバラバラに力押しですが、こちらは連携を取れれば優位に立てるでしょう。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
叶(桐華)
やるしかないなら腹は括ろう。トランス後ハイトランス 誓いの指輪は僕達に力をくれるはずだよ さぁ桐華。初めての本番だ 僕は戦斧兵の相手 基本的に敵後衛を仕留めるまでは回避優先 攻撃は基本的に敵の狙いを僕に向ける時以外はしない こっちの後衛の射線を開けたいから、桐華と左右に広がる感じでの誘導を意識 敵後衛討伐後は僕に被ダメがあるなら精霊の子に場を譲って補佐優先 ダメージがないなら、せめて一撃、斬り込んでおく 逆に味方が不利なら、多少無茶でも積極的に攻撃して体力削りを ヴェロニカ様とやらについて少し聞きたい 容姿とか、人柄とか? 担ぎ屋が担いでるのは彼女かな 親衛隊だなんて、さぞや素敵なお人なんだろうね お会いしたいね、是非に |
ハティ(ブリンド)
トランス後は両手杖の前に位置撮り 俺は傀儡をフリーにしないよう牽制役として動く 牽制役が少数で抑えている間に攻撃手で集中攻撃 片手杖の撃破まで攻撃手の元へ向かわせないよう攻撃、近付く素振りあれば進路妨害 詠唱を遮…こいつは口をきくのか?担ぎ屋 どちらにせよ敵の攻撃の範囲や方向に気を払い 後方からの声も聞いて可能な限り回避したい 最悪でも両手の武器を使い直撃は避ける 装備の懐中電灯は事前にベルトで固定 異質な光や反射に注意 敵スキルによる【壁】を認識したら声を上げ警告 合流後はフリーになりそう>弱っている対象を攻撃 同条件であれば目の前にいる対象を優先 ディスペンサは機を見て 負傷し後退する場合もMPだけはブリンドに渡す |
ヴァレリアーノ・アレンスキー(アレクサンドル)
片手杖兵退治を最優先 次に両手杖兵へ標的変更 瘴気に極力当てられないようフード被る 灯り持参 視界が悪いなら足元注意 敵が連携せず力押しな為、敵の気配は探りやすいと推測 仲間と連携 短期決着を目指す 遺跡を極力破壊しないよう注意 前衛 大樹が片手杖の動きを封じている間、サーシャと連携し大鎌で攻撃 小柄な体躯生かし背後から敵の懐に潜る 敵に回復されないよう畳み掛ける 力で押し負けない ハティから壁形成の知らせを聞いたら警戒 その時は少し距離を取る 詠唱してる場合は鎌が届く適度な距離感で両手杖の顔を狙う 基本胴狙い 台詞 自称親衛隊の嫌われ者の割には仕事熱心だな 俺達が負ける事はあり得ない ここには来ないと言ったが次はどこへ向かうつもりだ |
俊・ブルックス(ネカット・グラキエス)
強くなってもニューゲームはないぞ トランスしてネカの横につく 全体的な攻撃の優先順は 片手杖兵>両手杖兵≒弓兵>双剣兵≒戦斧兵 足止め役、おもに戦斧兵を担当するが 俺の個人的攻撃優先順は 戦斧兵>他に足止めが手薄な敵>その攻撃で味方がピンチに陥りそうな敵>ネカを狙ってくる敵 を狙ってクリアレインで射撃攻撃 他にも、後ろから状況をよく見て味方が狙われている時などは叫んで合図を出す 敵の回避能力が高くてこちらの攻撃が当たりづらそうなら 攻撃役に合わせて援護射撃、閃光効果で目くらましして攻撃を当てやすくする これは足止め以外の余裕があったら、だな ネカのMPが尽きたらディスペンサ お前に攻撃は通させないから、ガンガン行け |
柳 大樹(クラウディオ)
トランス。 多少の怪我は許して貰いたいもんだね。(クラウに 味方の支援。片手杖兵に攻撃して動きを止める。 もしくは俺に意識を向けさせる。 攻撃は小刀でいなしながら防御。 敵の動き観察して、少しでも当てて防御を下げる。 弓兵も主に味方の支援。 味方の射線に注意して、敵に足をやられないように気を付けて動く。 ハティくんの知らせには、確認して範囲から離脱。 敵に囲まれないように位置を確認して動く。 クラウのMPが切れたら、隙見て下がってディスペンサ。 「あんたもだよ」人の事ばっか気にしてんじゃねえよ。 後は味方の支援。 人手が少ない方を対応。 「担ぎ屋って何担ぐのさ。お仲間?」(思いつき発言 だとしたら嫌われる意味もわかるけど。 |
●交錯
ウィンクルム達はそれぞれにトランスを済ませたが、叶達にはもう一仕事あった。
「おいで、遊ぼう」
インスパイアスペルを唱えて、桐華の手の甲から唇を離した叶は、微笑みながら言う。
「さぁ桐華、初めての本番だ」
互いの力が互いに行き渡り、高まる――ハイトランス・ジェミニ。
叶たちにとって、敵に使うのは初めてのことだ。つまりは叶が本格的に戦うのも初めてだということ。なのに桐華は不思議と不安はなかった。今までの付き合いで、彼を信頼しているからかもしれない。
また、互いの指に光る『エンゲージアメジスト』と『エンゲージアクアマリン』の力が、二人に加護を与えてくれているのも感じる。
(あるいは……)
桐華は思考をめぐらせようとして、聞こえてきたパチパチと適当な拍手に中断を余儀なくさせられた。喪服にガスマスクという珍妙な格好のデミギルティ『担ぎ屋』の拍手だった。
「あはは、初めて見たね。ハイトランス! すごいすごい」
「随分と余裕なのだな。己の手を汚さないのは我達の存在が矮小……故に遊戯か、随分見くびられたものだ」
アレクサンドルが苦々しく呟く。
だがゆっくり彼と話をしている場合ではない。羽根傀儡はお構いなしに向かってくる。
故に、柳 大樹はエムシを握って、羽根傀儡の群れへと突っ込んだ。狙うは後衛にいる片手杖兵である。
「んー、やめておきましょう」
ネカット・グラキエスは星の力秘める聖なるワンドをデミギルティに向けかけて、ひょいと下ろした。
「お楽しみは強くてニューゲームまで取っておきましょう」
勝ち目がなさすぎる。実は戦闘狂のネカットにとっては断腸の思いだが、今は羽根傀儡に素直に相対することにした。
「……強くなってもニューゲームはないぞ」
呆れたように俊・ブルックスはネカットに言うが、どうせ聞いていないことは分かっているので、クリアレインで戦斧兵を狙い撃つ。が。
「なっ!?」
ひょいと首を反らすようにして光り輝く矢は避けられてしまった。
「なら、僕が……っ遊んであげるね!」
薄赤く輝く刀をひらめかせ、叶は戦斧兵と切り結ぶ。ハイトランスした者には凄まじい力を与えてくれる妖刀は、おそらく最も威力のある攻撃を誇るであろう戦斧兵とも互角に渡り合った。戦斧兵は叶のその恐ろしい刀を叩き落とそうとするも、意図に気づいている叶はさせじと抵抗する。
●絆
その横をすり抜け、目にも留まらぬ勢いで双剣兵がウィンクルム達に殺到する。
「ネカには指一本……わ、わあっ」
早速詠唱をはじめたネカットに近寄らせまいと、双剣兵に向かっていた俊に回避不能な速度で何度も剣を突き出す双剣兵。
「好き勝手には動かさせねぇよ」
だが桐華が、すぐに間に入るようにして俊を庇う。テンペストダンサーのスタッカートというスキルによく似ている、と同業の桐華はすぐに気づいた。
桐華自身もエトワールという演舞のような回避術で対抗し、致命傷を避ける。
「シュン、大丈夫ですか? こちら側には回復手がいないんですから、がんばって避けないと」
「当たりたくて当たってんじゃねーよ!」
ネカットの気遣いなのかからかいなのか良くわからない言葉に、俊は大声で言い返す。
(それだけ叫べるならまだ大丈夫ですね)
ネカットは内心安心して詠唱を再開した。
ブリンドが片手銃で射線を慎重に狙い、弓兵を狙撃する。ハティの神聖なワンド『ジェンマ』の力で強化されている弾丸は、弓兵を半壊させた。
弓兵は深手を負っても、じっと矢を引き絞っている。
(……デカい一発を撃つ気か……?)
羽根傀儡はブリンドよりも一歩先を行くようだ。おそらく弓兵はブリンドと同業であろうが、まだブリンドが習得していない技を使おうとしているのかもしれない。
フードを深く被ったまま、ヴァレリアーノ・アレンスキーは敵の後ろに回ろうとした。
ヴァレリアーノは、『そこだ』とばかりに大鎌を片手杖兵に振り下ろすも――キィンと澄んだ音、そして光線と共に弾き返された。
「うぐっ」
まさか反撃が来るとは思っていなかったヴァレリアーノは光線に見事に貫かれる。噴き出る血の鮮やかさに思わず、
「アーノ!」
アレクサンドルが叫ぶ。片手杖兵はどうやらライフビショップと同等の力を持つらしい。これはシャイニングアローというカウンタースキルを模したものだろう。
大樹は自分のエムシは通ったのに、と思うが、おそらく大樹の攻撃の後に発動させたのであろう。
「うるさい、まだ大丈夫だ」
ヴァレリアーノは痛む肩を押さえ、アレクサンドルに言い返す。
カウンターの力は継続する。アレクサンドルは一瞬迷うも、
「アーノによくもやってくれたな」
ステンドグラスが美しい大きな斧に狼を宿らせ、片手杖兵を噛み砕かせた。彼を守ろうと光の輪が対抗したが、それごと美しく微笑むアレクサンドルが握る斧によって圧し砕かれたのである。
片手杖兵はあえなく墜ちるも、最期までカウンター効果は続いていて、
「ぐっ」
文字通り一矢報いんと、アレクサンドルを光線で貫く。
「おっと早かったね」
と、『担ぎ屋』は意外そうに感想を漏らす。
「なかなかどうして、頑張るじゃないか」
「まずライフビショップからころせ、がグラキエス家の家訓でしてね」
ネカットが胸を張る。
「お前がやったんじゃないだろ」
と俊がこっそり突っ込む。
そんなやりとりを背に、
「俺達が負ける事はあり得ない」
紫の双眸で睨み据え、ヴァレリアーノはそうデミギルティに言い返した。
「さあさあ、それはどうかなぁ?」
とデミギルティはニヤニヤ声でいやらしく言う。
そこに叶の鋭い注意喚起の声が響く。
「危ないっ」
アレクサンドルが振り向けば、戦斧兵が豪速で回転し、全てをなぎ倒さんとしてくる。
「アーノ!」
アレクサンドルがヴァレリアーノを抱き込み、庇った。
同時に、白く光る矢がアレクサンドルの急所に突き刺さり、戦斧と矢によるダメージにとうとうアレクサンドルは膝をつく。
「サーシャ!」
抱き込まれたヴァレリアーノが青ざめる。ヴァレリアーノの真っ白な防具に他人の血が染みこんでいって、おぞましい赤になっていく。
アレクサンドルはなんとか立ち上がろうとした。が、流石に叶わなかった。
弓兵の一発入魂の矢だ。これはプレストガンナーで言えば、ワイルドショット……己の属性を込めたエネルギー弾のはずだ。
しかし、弓兵は次の矢をつがえようとした途端、青白い軌跡に破壊される。一瞬にして殺到したクラウディオのブラッドレインスカルペルで斬り捨てられたのだ。
「ちっ、無属性かよ……どーせ全員そうだろうな」
闇属性ならば、スタンさせる砂をハティに使わせようと思っていたブリンドは舌を打つ。
当のハティは両手杖兵に小刀で対抗していた。
「詠唱を遮……こいつは口をきくのか? 担ぎ屋」
ひょいとガスマスク男に顔を向け、ハティは真剣に尋ねる。
その様子がおかしかったのか、デミギルティは気安く答えた。
「人形は喋らないよー。僕らはウィンクルムじゃないんだ。技の効果は同じでも、プロセスは違う。火を点けるのにマッチを擦るか、ライターを使うか、みたいなものさ」
「……そうか」
ハティは大真面目に頷き、羽根傀儡に向き直り……そして戦慄する。ハティの後方、その天井で凄まじいエネルギー球が膨張していくのを見た。
「リン!」
ハティが振り向く。
「知ってる!」
ブリンドが怒鳴り返す。
「もう二体倒しちゃったかぁ。でもここからが本番だよね、そこの魔法使いサン?」
デミギルティはわくわくとネカットを見やる。
「こちらのほうが、発動が早い。炸裂する前に、壊してやります……っ」
ネカットのワンドが輝き、魔法を発動する。両手杖兵の中心からぶすぶすと煙が上がり、勢い良く発火した。
だが燃え尽きる前に両手杖兵も魔法を完了させてしまう。ぎりぎり間に合わなかった……!
俊は焦った。攻撃をネカットに通さないつもりだったが、頭上に膨らむあれは避けようもない。
ネカットの頭上へと落ちていく白銀球。ネカットはとっさに隣にいた俊を突き飛ばした。
「ネカーッ!」
床に這い、叫ぶ俊の視界が奪われるほどの銀が炸裂した。
●圧壊
ぴくりとも動かないネカットだが、両手杖兵も炭化してぼろぼろと崩れ落ちていた。相打ちである。
「やぁこれはこれは美しい絆の力……ってやつかな? 愛の力って言ったほうが綺麗なのかな?」
と『担ぎ屋』はヘラヘラ笑う。
「てめえ……」
ネカットを安全な場所へと移動させるべく持ち上げた俊が『担ぎ屋』を睨みつける。一発殴ってやりたかったが、ネカットさえ我慢したのだ。ここで自分が耐えねば、ネカットやアレクサンドルの犠牲が無駄になる。ネカットのとっさの判断で、あの強大な魔法に巻き込まれなかった俊は、奇跡的に無傷で済んだのだ。俊はぐっとこらえて、ネカットの退避を優先させた。俊と共に、ヴァレリアーノもアレクサンドルを移動させる。
彼らを追撃とする双剣兵は桐華が遮断した。クラウディオも加勢する。
「……残りは、戦斧兵と双剣兵か」
大樹は冷静に状況を把握する。こちらもアレクサンドルとネカットが倒れてしまい、火力的に心もとなくなってしまったが、数的有利は保持している。
「担ぎ屋って何担ぐのさ、お仲間?」
大樹は感情のない目をデミギルティに向けて、のんびり尋ねた。クラウディオはそれを見て眉をひそめる。なぜわざわざ彼が担ぎ屋を刺激するような事を発言するのか、クラウディオには理解が出来ない。
「正解、かな? まぁ僕はなんだって担ぐよ。だからぼっちなんだけども」
担ぎ屋はケタケタ笑った。孤独であることを喜んでいるらしい。
担ぎ屋とは、人をだますのを得意にしている人を意味する言葉だ。
「ヴェロニカ様とか?」
叶は戦斧兵と切り結びながら尋ねる。ブリンドの銃弾が援護してくれるから、スキルのない叶でも、なんとかやり合えている。だが、やはり一撃が重い。手が痺れてきていることは否めない。しかもまだ互いに一撃たりとも切り込めていない。
「あははっ、あのお方は担がないよ。殺されちゃう」
「親衛隊って会員番号とかあるやつか? 他にもいんのかよ」
ブリンドの質問に、担ぎ屋は首を傾げた。
「ん? さぁねえ、どーだろ? 僕はほんとに自称だから。ヴェロニカ様もご存知ないと思うし。ほんと自己満足だからさ」
なるほど親衛隊とは、彼が勝手に名乗っているだけのことらしい。
「どんなお方なのかな、ヴェロニカ様って。君が親衛隊だなんて、さぞや素敵なお人なんだろうね」
叶の掘り下げに、デミギルティは楽しげに応じる。
「そーだね。綺麗な人だよ。ものすごく冷たい目をしていて……それが美しいね。ねぇ、よそ見してると大怪我するよ」
「叶さん、上だ」
ハティが言いながら、とっさに叶の服を掴んで後ろに引く。
「っ?!」
高々と飛び上がった戦斧兵がオーラに包まれ、すさまじい音を立てて叶が立っていたところに戦斧を叩き込んだ。豪力に耐えかね、遺跡がひび割れる。
ハティの判断のおかげで、叶は一刀両断を免れたが、二人共に衝撃波で吹き飛んだ。
大技により出来た戦斧兵の隙を見逃すまい、と大樹が斬りかかり、俊がクリアレインを放つ。エムシによって悪しき者の守りの力が剥がれ、青白い光で戦斧兵が怯む。
「今だよ」
大樹の声に、ブリンドは気軽そうに応える。
「あいよ」
ブリンドのボルグ改C96が火を噴いて、隙だらけの戦斧兵の上半身と下半身の継ぎ目をたやすく砕き折った。ガランと大きな音を立てて戦斧が床に落ちる。もはや羽根傀儡はもごもごと虫のように蠢くしか出来ない。しばらくもがいた後、デッサン人形型の傀儡は、両断された羽根に戻った。
「おおーお見事。持つべきものは仲間だね、よかったよかったぁ」
デミギルティがまたペチペチと拍手した。
「ふざけたことを」
ヴァレリアーノが眉をひそめる。
「自称親衛隊の嫌われ者の割には仕事熱心だな」
「あ、熱心に見える? ほんとに?」
僕、適当にここウロウロしてただけだし、自分の傀儡が負けても楽しがってんのに? と担ぎ屋は嗤う。
「遊んでるだけだよ。本当は遺跡とか巨人とかどーでもいーし」
――遊びでサーシャは大怪我させられたのか。
ヴァレリアーノの中にふつふつと怒りが湧いてくる。
「そんなくだらない遊戯は終わらせてやる」
最後の双剣兵にヴァレリアーノは鎌を振り下ろす。だが、怒りに任せた大振りの一撃など双剣兵にとっては児戯も同じ。ひょいと避けてしまう。
双剣兵は、ヴァレリアーノめがけて凄まじい突きを見舞おうとした。
しかし再び間に桐華が割って入る。
「相手は俺だ」
無数の刺突を流水のような滑らかさで避け、桐華は比翼連理によって双剣兵に反撃した。
よろめく双剣兵の首をクラウディオの目にも留まらぬ斬撃が襲う。
ごろん、と転がった首。あわあわと壊れたように手を振り回した双剣兵は、叶の刀によるトドメの一閃を受け、まるでバターのようにすんなりと両断されてしまった。
「俺達の勝ちだな」
と宣言するハティの真っ直ぐな碧色の瞳は、ガスマスクの奥の目を見据えていた。
●消失
己の負けを認めたデミギルティは何度も満足気に頷いた。
「見応えあったよ~。楽しかった楽しかった。お見事のひとこと!」
ヴァレリアーノと俊は悔しげにデミギルティを睨んでいる。やり返してやりたいが、今はその力がない。
「僕の羽根傀儡もやられっぱなしでもなかったし。うーん、片手杖兵がもうちょっと生きてりゃもっとやりようがあったのになぁ! 両手杖兵がぎりぎり持ちこたえたのはホントにまぐれでラッキーだった。いやぁ、まさかハイトランスがくるとはなーっ」
とまるでゲームの感想のようなことをペラペラ喋る担ぎ屋だが、周囲の冷たい視線を受けて肩をすくめて口をつぐむ。
「うん、約束だからね。僕はここから手を引くよ」
と踵を返す担ぎ屋に、ヴァレリアーノは声をかけた。
「ここには来ないと言ったが、次はどこへ向かうつもりだ」
「んー、面白いって思ったところ? つまんなくっても、流石にヴェロニカ様の命令があれば行くしね。だからまた会えるかも?」
「傲慢で自信家な気質が透けて見えたが……そのガスマスクは顔を知られたくないからか?」
ブリンドの肩を借りている、アレクサンドルが担ぎ屋に尋ねる。
「ん? これはただのファッションだよ。かっこよくない? 別に身元とか隠してるわけじゃあない。名前も名乗れるよ? 僕はレイヴっていうんだ。もし良かったら覚えて帰って~」
じゃね、とレイヴは煙幕とともに掻き消えた。
「レイヴ……次会うならば汝の実力を測らせてもらうのだよ」
アレクサンドルは低くつぶやいた。
桐華が調べた限り、リミッターは無事のようだ。何も細工なども見当たらなかった。
レイヴは今回は特に誰も『担がなかった』らしい。なにげに律儀な奴である。
羽根傀儡は全滅せしめ、デミギルティは撤退した。リミッターも無事である。任務としては成功といえるだろう。
ならば今は、一刻も早くネカットとアレクサンドルの治療に向かわねばならない。
ウィンクルムは足早にセレネイカ遺跡を後にするのであった。
依頼結果:大成功
MVP:
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | あき缶 |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 男性のみ |
エピソードジャンル | 戦闘 |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 普通 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 09月18日 |
出発日 | 09月28日 00:00 |
予定納品日 | 10月08日 |
参加者
- 叶(桐華)
- ハティ(ブリンド)
- ヴァレリアーノ・アレンスキー(アレクサンドル)
- 俊・ブルックス(ネカット・グラキエス)
- 柳 大樹(クラウディオ)
会議室
-
2015/09/27-21:09
ガンガン行こうぜ!良い響きだよね、これ。すき。
そう言えばヴェロニカさんとやらには逢った事は無いんだよなぁって思ったので、
親衛隊ってのが出来るからにはさぞや素敵な方なんだろうねーって感じで話しかけてみようと思うよー
あと桐華さんの方はこれ以上いじらないけど、僕の方はこないだの諸々な仕様変更で
妖刀・恋慕の特殊効果の乱舞が使えるようになったようだし、そっちに装備変更してくね -
2015/09/27-17:37
ブリンド:
ハティは傀儡をフリーにしない牽制役として、俺は牽制も兼ねて温存せず攻撃、撃破後は手薄な方に加勢する方向で書いてる。
数値はほぼ変わりねえんだけど武器変えた。闇攻のやつ。
ハティに輝白砂持たせたんで、攻撃の手応え見て使えそーだったら有事には使わせようかと思うわ。出番がないに越したこたねーが。
使わせる体で書いたけど俺もいちおー持ってる。
ハティにそもそも傀儡って喋れんのか(詠唱)って聞かせてるな。攻撃の予備動作の参考に。
後ろから見ててなんか気づくことありゃ俺も声上げて知らせる。
俺の方では自称親衛隊について一言二言、親衛隊って番号とかあるやつ?他にもいんの?くらい。
番号あってもなくても、他にもいたらついでに人数とかメンバーポロッとしてくれねーかなーと。
まあ自称ボッチだし期待はしねえ方向で書いてる。 -
2015/09/27-16:19
おお、帰ってきたらかなり進んでた。
大樹はステータスありがとう。なかなかのガチ感だな…
攻撃回数的にEWは搦め手やる暇はなさそうだから、ネカには攻撃に専念してもらおう。
後ろからよく見て、危なそうなところはクリアレインの閃光で目くらましって感じになるか。
敵の回避が意外と高いし、もし命中に不安があったら後ろからサポートするな。
ネカット:
作戦名『ガンガンいこうぜ』ですね!
スキルは恋心Ⅱと、パッシブの天空の涙をセットしていきます。
>担ぎ屋
私たちの方は具体的に何か話があるわけではないのですが、
再戦が楽しみです的な感想を持つ感じですかねぇ。 -
2015/09/27-10:41
>担ぎ屋について
サーシャに担ぎ屋のガスマスクについて少し触れさせるつもりだ。
顔を隠す為にしているのか、みたいな感じで聞く予定だ。
>カナ
…そうか(無意識に視線逸らし
俺は誰に呼ばれても別に普通に受け取るだけだが、カナがそうしたいなら止めはしない。 -
2015/09/26-23:31
数字にしてみるとなかなかチート感を感じるねぇ…ま、この面子なら、回避に命中、攻撃力が上がっちゃうのは仕様がないか
大樹君、ハティ君は諸々の纏めありがとうね。俊くんの挙げてくれてる流れで僕も異論無しだよー。
そんでハイトランスの方にも助言ありがとね。
具体的な数字を見てみたら、まー、温存とか言ってらんない感じただし、
初っぱなから飛ばしていく方向で頑張るよー。
せめて僕の方の回避上げて、桐華さんと上手いこと高め合えるようにしとく。
ハティ君が両手杖の方に向かってくれるなら、僕は戦斧の方につくようにしとくね。
これで少なくとも抑え役が一人ずつはつけるはずだし、
こっちの後衛狙われにくくならないかなーって期待してる。
ヴァレリー君>
へへ、僕が気になるタイプだったりしてね。
「アレクサンドルさんが呼んでる」、「アーノ」って響きが好きだから、ね。 -
2015/09/26-23:04
何も目測がないよりは良いと思う。かなり助かった。
実際はどのぐらいの力量を持つ敵なのか分からないが、参考にさせてもらう。
>片手杖
大樹が足止め中に俺達が攻撃で了解だ。
サーシャには最初から全力で攻撃させる。 -
2015/09/26-22:52
少し強いってのがどのくらいになるかわからないけどね。
目安にはなるかなあ、と。
訳に立てば幸い、ってね。
>片手杖兵
ステータス的には素早さが行動順だと思うんだよね。
んで、ヴァレリーくん達と俺とクロちゃんだと。
俺が一番早くて、クロちゃんが一番遅い。
最初俺が攻撃して動き止めるから、ヴァレリーくん達はそこ狙ってほしい。
クロちゃんは片手杖兵がヴァレリーくん達の攻撃食らっても残ってたら、双葉二式で攻撃して貰おうと思う。 -
2015/09/26-19:30
大樹は数値計算感謝だ。こうして見てみると命中が高いんだな。
サーシャだと回避は難しそうだから、攻撃をいなす感じで立ち回ろうと思う。
あとハティも優先順位と各々がどこにつくかを明記してくれて礼を言う。
壁形成の際の連絡も了解だ。 -
2015/09/26-15:54
先の発言で俊さんの漢字を間違えていた…すまない。
では俺は両手杖につく方向で考えてみようと思う。ありがとう。
俺を加えるとこんな感じだろうか。
↑●片手杖兵
優 ヴァレリアーノ、アレクサンドル
先 大樹、クラウディオ
●弓 兵=●両手杖兵
ブリンド ハティ
抑●双剣兵=●戦斧兵
え 桐華(叶)(俊)ネカット
↓()内は仮、敬称略
両手杖がエンドウィザード相当と仮定した話だが【壁】を形成された場合等は気付き次第知らせるな。
あまり力押しというイメージの技じゃないが、攻撃の手を無駄にしたくないのとぶつかったら深刻な威力ではありそうなので、念の為気をつけておく。
大樹さんは平均値の計算ありがとう。平均か……
今の今までレベル平均の精霊の上位変換だと勘違いしていた。危ない。能力値と書いてあったな。
攻撃力や命中力などのステータスは各ジョブの特色を残しているものと思って回避主体で考えていたが、その命中力だと難しいかもしれないか。 -
2015/09/26-14:03
(連投及び、再々投稿すみません)
そいでフルで揃ったってことで、現状装備での参加精霊能力平均値試算してみた。
羽根傀儡は『能力値は参加精霊の平均値より少し強め』ってあるからさ。
まあ、参考までに。
---参加精霊平均値(小数点以下、四捨五入)---
【HP】 80
【MP】 53
【攻撃力】 233
【防御力】 66
【命中】 106
【回避】 42
【力】 39
【素早さ】 42
【抵抗力】 44
【魅力】 169
【直感力】 144
【段取力】 105
【活発性】 26
【社交性】 28
【知性】 26
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装備変更で若干変わると思うけど、これよりはステータス高くはなるかね。 -
2015/09/26-13:46
5組フルで揃ったね。
ハティくんとブリンドさんもよろしくー。(右手をひらひら振る
俺も俊さんのいう流れで良いと思う。
フリーにしないって意味なら、ハティくんが両手杖についてくれると有難いかも。
>ハイトランスの解除
こっち側(男性側)だと情報出てないけど、ハイトランス解除でトランスも解除になるっぽい。 -
2015/09/26-00:38
>カナ
呼び方は気にしなくていい。呼びやすいように呼んでくれ。
他の皆もヴァレリーでもアレンでも好きに呼んでくれて構わない。
全員揃ったようだな、ハティ達も宜しく頼む。遠距離攻撃が出来るのはとても有難い。
流れも俊が言うような流れで問題ない。
出来れば敵を野放しにしたくはないから、ハティには両手杖についてもらえたら助かるかもしれない。
片手杖を倒し次第、俺達も其方へ向かう。
>ハイトランス
担ぎ屋が何もしてこないなら、ハイトランスを使って早期決着の方向に持っていってもいいと思う。 -
2015/09/25-04:25
・ハティ
足止めだが、あとは俺が両手杖につけばフリーの傀儡はいなくなる、のか?
両手杖であれば片手杖を落とせていなかった時に集まっているところを巻き込みカナリアされないよう抑止できれば…と考えたが、
それとも最初から攻撃してくるだろう双剣と斧どちらかの対応に回った方がいいだろうか。
悩んだが赤鼻はクリアレインのように目潰しできるでもなし、ダメージで足止めも難しいかもしれないので、どこの抑えに回るにせよ直接進路妨害可能な前衛で行こうかと思う。
(ジェンマ素振り)
・ハイトランス
まだ覚えていなくて、すまない、あまり知識がないんだが……ハイトランス解除でトランスも解除されるんだったろうか?
温存するかは任せるが、今のところ担ぎ屋に積極的に突っ込む感じではないから、担ぎ屋の動向次第と言うより戦闘状況で選択する事になりそうな気はする。
・ブリンド
弓>両手杖で遠距離組を撃破するまでは視界を確保するために後衛。
駿さんが警戒してくれているなら、その後は状況を見て前に出てもらおうかと考えている。
俺含め前衛に神人が多いこともあるし、片手銃と盾の組合せであれば防御力も確保しやすい方だと思うので。
スキルはまだ悩み中。 -
2015/09/24-21:11
お、フルで揃ったな。改めてよろしく頼む。
バランス的にもいいし、第二優先目標は同時攻撃もできそうな気がしてきた。
とりあえず流れをまとめると、
・他4体を足止めしつつ速攻で片手杖兵を攻撃
↓
・双剣兵、戦斧兵を足止めしつつ両手杖兵、弓兵を攻撃
↓
・残敵掃討
って感じか?
第二段階、どっちにも攻撃役がついてるからネカは宣言通り手薄な方を狙うことにする。
俺は優先順低い奴を足止めだな。
もっと細かくこうした方がいいとかあったら遠慮なく言ってくれ。
(PL:申し訳ありませんが26日~27日午前中はPL事情で掲示板を確認できません。
27日夜には戻るのでギリギリプランの修正はきくと思います) -
2015/09/24-21:05
よく考えたら僕アーノ君って呼んだことないじゃないって言うのを今思い出した改めて宜しくヴァレリー君(伏した
そんでそんでー、遠距離火力ー!もといハティ君わーい揃ったー!
大樹君は纏めありがとうーいつもお世話になってます。
んーとんと、ブリンドさんが遠距離組を狙ってくれる感じだよね。
そんで、俊君はクリアレインだし…ハティ君がジェンマ持ちでも赤鼻もちでも、僕も抑えの方がバランスはいいのかな。
ハティ君が前に出てくれるならハイトランス温存もありかなー…?ってちょっと考えたけど、
担ぎ屋の子が何にもしてくるつもりがないなら温存してもそんな意味ないか。
指示はどうなんだろ…聞く頭があるような気はあんまりしないけど、
しれっと操ったりもあり得なくはないのかな、と。
警戒するに越したことはないかなーって所かな。
少しくらいお話出来たら良いねぇ。本音としては、殴りたいその笑顔。ってくらいなんだけど、
下手に手を出してややこしいことにはしたくもないしね。せめてちょろっと喋りたーい。 -
2015/09/24-02:55
ブリンド:
なんか遠距離って聞こえた気がした。ラスト、プレストガンナーのブリンドとハティだ。よろしく。
早速読み飛ばしての再投稿すまん。
めったら力押しっつーことなんで第一が足りてそうだったら俺は第二優先のどっちかから狙ってこうかね。
どっちかなら攻撃頻度で弓に行っとこうかと思う。後方から二回は鬱陶しい。まあ俺も二回するけど。
ハティは抑えに回そうと思うが、前方でジェンマか「赤い鼻のキッス」を持たせて後方に回すか考え中だな。ジェンマの贈与分も含めると俺の攻撃力もそこそこ落ちるんで悩むところ。
・担ぎ屋
傀儡同士は連携しねえってハナシなんだがよー、傀儡に担ぎ屋の指示を聞く頭ってあると思う?
「使う」って出すだけなんかなと思ってな。流石に本人に聞く気ねえけど。 -
2015/09/23-22:52
ギリギリでの相談参加になってしまう為、悩んだんだが火力は多いに越した事はないと思ってな。
改めて宜しく。
大樹はまとめ感謝だ。
なら俺達は片手杖退治後は両手杖狙いで行こうと思う。
担ぎ屋には…今は何を聞くべきか考えがまとまっていない状態だ。 -
2015/09/23-20:30
おー、ヴァレリーくん。お久ー。
えーと、つまり。
現状だとこう?
---(敬称略)
優先順位:
片手杖兵>両手杖兵≒弓兵>双剣兵≒戦斧兵
双剣兵、戦斧兵抑え:
桐華、俊
片手杖兵:
ヴァレリアーノ、アレクサンドル、大樹、クラウディオ
手薄狙い:
ネカット
動き次第:
叶
---
なら、片手杖倒した後だけど弓兵に行こうかな。
そういや、担ぎ屋はお喋り好きらしいけど。
何か聞く?
俺は「担ぎ屋って何担ぐの?」とかポロッと聞くかも知れないかな。 -
2015/09/23-17:58
おお、前衛火力が来た!ヴァレリアーノ達はよろしくな。
で。だなー、意外と遠距離攻撃ってできないもんだな。
両手杖兵と弓兵を同時に…いけそうか?
まず先に倒す予定の片手杖兵の耐久力を見て、行けそうだったら行ってもいいかもな。
俺は…どうするか。遠距離での足止めだから有効に使わないとな。
基本、ネカのすぐそばについて、こちらの手が薄そうなところに撃っていきたいと思ってる。
倒す優先順位を考えると、狙い目は前衛で優先順位が低く、動きが双剣兵に比べて遅そうな戦斧兵かな、とか。
動きが速いの止めるのは専門の精霊に任せた方が確実だと思った。
後衛から戦況をよく見て、危なそうなところのフォローというのも心にとどめておく。 -
2015/09/23-15:06
アーノ君いらっしゃーい!わぁい、前衛!前衛!
前に出る子が沢山居るなら、片手杖倒した後は両手杖と弓に分かれて同時に狙うのも有りかなって思ってるよ。
んとんと、じゃあ一応の予定
桐華さんには後衛倒すまではエトワールで双剣か戦斧の抑えに入って貰おうかな
僕はもうちょっと考えるけど、ハイトランスはしておこうと思う。
桐華さんのお手伝いで双剣か戦斧の開いた方の抑えか、後衛をがすがす殴りに行くかは、他の皆の動き次第かなー?
俊君とネカットさんと、あとクラウディオもかな?三人以外は否応なく前衛に入っちゃう感じだし、
手数が足りないことはなさそうだとは思ってるけど、半分が神人だから、立ち回りは気を付けなきゃかなとも。 -
2015/09/23-13:20
まだ人数がフルで揃っていなかったようなので、遅ばせながら参加させてもらった。
ヴァレリアーノ・アレンスキーとシンクロサモナーのサーシャだ。
皆、久しぶりになるが見知った顔ばかりで心強い。今回も宜しく頼む。
ジョブ構成はネカットが言う想定で問題ない。
片手杖を最優先でというのも了解だ。
敵は連携を取らない分、敵の誰かが攻撃されても庇うような事はしなさそう故に一気に落としたいところだな。
遠距離攻撃は厄介だと思うので、出来れば弓兵も早めに倒したい。
両手杖と弓兵は同じくらいの優先度で同時に畳み掛けられればそうしたい。
片手杖に主な攻撃の後、人数が少ない方を狙いたいところだ。
あと俺達は両方攻撃役を希望する。サーシャはウルフファングで攻撃予定だ。
俺達も両方遠距離武器を持っていないため、前に出ることになる。すまない… -
2015/09/22-20:19
俺も遠距離武器は持ってないや。
弓兵が気になるなら、クロちゃんに斬り込んで貰う?
陽炎使って引き付けに徹するってのもありだけど。 -
2015/09/22-14:36
んー、確かに両手杖兵がエンドウィザードなら、火力が脅威になるからな…
俺も片手杖→両手杖の順で行くのに異論はないぜ。
他に対策としてはー…弓兵と双剣兵は普通に考えればネカの詠唱の邪魔をしてきそうではあるんだが
向こうは連携しないとあるから、まったくバラバラにどこ狙ってくるか分かんねえな。
となると単純に、攻撃してきた奴を狙うって可能性も結構あると思う。
俺はクリアレインで足止め、ネカは恋心Ⅱでの攻撃役を考えてる。
現状火力職がネカ一人だけで、2ラウンドに一回しか魔法は撃てないから、もう少し攻撃役が欲しい所だな…
今いる中だと、1ラウンドに最大五回攻撃できる桐華が来てくれると助かるかな。
まあまだ誰か入ってくるかもしれないし、そこら辺はもう少し考えとくか。 -
2015/09/21-20:42
わぉ。いつの間にか脱ぼっちしてた!
叶と愉快な桐華さん。テンペストダンサーだよ。
俊君たちはサウナ以来だねぇ。大樹君達も毎度お世話になりまーす!
ん、ん、敵の構成は俊君の想定に異議なし。
ライフビショップから殺せも賛成かなー。
とはいえ現状3組だから、次の順番がちょっと良く考えないといけないかな
個人的にはエンドウィザードなら詠唱に時間かかるして落しやすいかなって思ってるけど…
エンドウィザードそのものとも限らないから、そこらへん過信するのもまずいかな、とも。
そういう理由も含みつつで、両手杖兵から行きたいかなって思ってるよ。
僕と桐華さんは足止め役頑張るよー
こっちの人数が少なそうならハイトランスで短期決戦も考えてる。
もう少し人が増えるなら、その子達のジョブとかも鑑みて立ち回り考えた方が良いかなとも思うけど。
どっちにしろ、僕遠距離武器って持たないから、わーっと斬り込みに行く事にはなると思うけどー -
2015/09/21-10:50
柳大樹とー、シノビのクロちゃんです。
よろしくね。
敵さんの構成としては、たぶんネカットさんので合ってると思う。
戦斧兵が盾持ってたらロイヤルナイトの可能性もあるけど。盾持ちとは書いてないし。
ライフビショップってことは片手杖の奴か。
回復されたら厄介なのは確かだし。
敵が連携取らないなら、後衛にも斬り込みやすそう。
ただ、力押し一辺倒って事だから。下手に囲まれると袋叩きかも。
注意が必要だね。
こっちとしては弓兵も早めに倒したい。遠距離からの攻撃はめんどい。
それいうと両手杖兵も遠距離だけど。
攻撃に時間がかかるだろうから後回しでも……、いや。攻撃される前に先に倒した方がいいのかな。
俺ももうちょい考えとく。
あ、足止めが必要なら立候補しとくよ。 -
2015/09/21-09:04
ネカット:
あれ?いつの間にか三組に。
というわけでシュンとEWのネカットです。よろしくお願いします。
敵の装備から見るに、ジョブ構成は
プレストガンナー、ライフビショップ、エンドウィザード、テンペストダンサー、ハードブレイカー。
といったところでしょうか。
方針としては、足止め薬と攻撃役に分かれて一体ずつ集中攻撃がいいかなと思ってます。
優先順位は…「まずライフビショップからころせ」というのがグラキエス家の家訓なのですが、
相手は連携をしないということなので、まだちょっと考え中です。