プロローグ
フェスタ・ラ・ジェンマ。
4年に1度の大祭は、各地様々な特色で楽しくて。
テルラ温泉郷でも散々楽しんだ『あなた』達は、たまには女子トーク、男子トークもしたいという話の流れで旅館に女子同士、男子同士の相部屋で宿泊することにした。
温泉を楽しみ、美味しい食事を皆で食べ、そして眠くなるまでお喋り───滅多にないそれぞれの交流の時間。
『あなた』達は自分達でも自覚ないまま、いつしか眠りに落ちていた。
そして、これは、『あなた』達が見る夢だ。
「もーゆるせない!」
女子達は、キッと男子達を睨んだ。
「こうえんはおとこのこたちだけじゃないのよ!」
「うるせーな、おんなはだまってろよ!」
テルラ温泉郷にあるとある公園、そこでは旅館の従業員の子供達が男子と女子に分かれて戦争状態。
幼稚園のブランコの独占から大好きなアイスキャンディーの取り合いと些細な争いは、とうとう公園の占拠にまで至った。
「おんなはいえでにんぎょーであそんでろよー」
「おんなだからこうえんであそんじゃいけないってめがみさまはいってないもん!」
「うるせー! めがみさまとおまえらがいっしょになるかー」
「なんですってー」
ああ言えばこう言う。
仲良くしたい気にもなれない。
もー許せない!
「こうなったら、いっかいはっきりさせるわよ!」
「のぞむところだー!」
子供達の戦争が始まる。
そう、これは『夢』───寝泊りしているウィンクルム達の夢が混ざっている。
眠っていることにも気づかないウィンクルム達の部屋の片隅にはそれぞれ、淡く甘い香りを放つ香木が置かれてある。
まるで、夢を案内するかのように。
それが何を意味するのかは……今は、語る時ではない。
今語るのは、5歳児の『あなた』達の戦争である。
さぁ、最大のライバルに勝つ準備はいいか?
……よろしい、ならば戦争だ!
解説
●状況
・全員5歳児の少年少女になっています。
・男の子グループ、女の子グループで対立しています。親密度が高ければ高い程お互いのパートナー相手には当初大変仲が悪いものとします。仲良くなれるかはプラン次第です。
・色々な理由で対立していましたが、公園の占拠を理由に女の子の不満が爆発、戦争(子供レベル)へと発展しました。
●夢での目的
・相手チームに勝つ
●戦争内容
・男女分かれて、公園(ごく一般的な児童公園)内で泥団子をぶつけ合います。
完全プラン勝負となります。
尚、服は幼稚園の体操着に着替えて行うので服の心配は必要ありません。
●プランの書き方
・神人→神人同士話し合い、勝つ為に行動しましょう。パートナーが最大のライバルとなります。
・精霊→精霊同士話し合い、勝つ為に行動しましょう。言うまでもなく、パートナーが最大のライバルとなります。
●消費jr
・とある事情より最終的に300jrまで割引された宿泊料金を支払います。
●注意・補足事項
・夢の中ではコーディネートの適用はありません。また、全員未契約状態です。
・5歳児まで遡っていますので、各種ステータスは適用されません。プラン勝負となります。
・子供同士の戦争です。深刻に考えず楽しく戦争しましょう。
・親密度が高ければ高い程険悪です。プラン次第で夢の中でも仲良くなれますが、正々堂々の勝負は絶対条件となります。わざと負けたり、やっぱり戦争止めようというのは、アウト判定になります。
・夢の中で口調を変更したい場合は、「子」の一文字を。プランの口調を基に対応します。
・「【阻害】悪夢売り」とリンクしていますが、「【阻害】悪夢売り」に影響するプランは採用出来ません。登場人物の1人として登場することもありませんので、ご了承ください。
ゲームマスターより
こんにちは、真名木風由です。
今回は折角なので、ちょっと変則的なリンクを行います。
男女に分かれて楽しく交流する一晩を過ごそうとしていたら、不思議な夢を見ているようです。
パートナーが最大のライバル、親密度が高ければ高い程険悪な状況である模様。
それぞれ結束して勝負し、勝つよう尽力してください。
プラン次第では、不良が夕陽をバックに殴り合いの末の友情を育んだように、勝負の末互いを認め合って仲良くなることもあるでしょう。
現実は大変そうですが、夢の中で5歳児としての戦争を頑張ってください。
それでは、お待ちしております。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
ミサ・フルール(エミリオ・シュトルツ)
子 ☆心情 どうしていつも私ばかりターゲットにするの・・・!? 今日こそはたおしてやるんだから!! ☆作戦 ジャングルジムが私達のお城だねっ 皆の攻撃が成功するように、男の子達をひきつけるのがんばる! 沢山走れるように、戦う前にはしっかり準備体操するよ ケガしたら大変だもんね ☆戦闘開始 エミリーちゃん、しょーぶだよっ! えいっ、えいっ、えーーい!(泥団子をぶつけ) どうして当たらないの!?(むー) バカって言ったほうがバカなんだからね! 私、知ってるもん …エミリーちゃんのお父さんがエミリーちゃんに意地悪なことしてるって なによいつもクールぶっちゃって 泣きたい時は泣けばいいの! エミリーちゃんのバカーーーっ(泣きながら攻撃) |
油屋。(サマエル)
神人:見た目ツインテール、口調はそのまま べーだ!サマエルなんかだいっきらい!! アタシの友達に泥んこつけたら アンタら全員ブランコぐるぐるの刑にしてやるんだからね! まずはジャングルジムへ向かって走るよ そこで泥だんごいーっぱい男子に向かって投げるの あはは!やーいどろんこ!! 意地悪するからバチがあたったんだよっ 誰かが泥だんごに当たりそうだったら絶対に守る サマエルに狙われたら半べそかきながら攻撃 うわあああんっあっちいけー!(泥だんご投げ サマエルなんかどっか行っちゃえー! ひぐっ、話ながいし、言ってることよくわかんない そうだったの?なんだよ初めからそう言えよ! ……みんなと一緒ならいいよ! ※アドリブ歓迎 |
手屋 笹(カガヤ・アクショア)
子 (神人側:攻撃担当を引き付ける囮) わたくしはちっちゃくありませんし こわくありませんわー! (跳ねて背が低いのをごまかしている) こうえんをとりもどしますのよ! どろだんごをなげてくるおとこのこたちのまえにたって おとりになります! どろだんごをよけます! なげるうごきをよくみて よこほうこうににげますわ! いざとなったらわたくしも どろだんごをまるめてなげつけます! わたくしをちっちゃいっていってくる かがやだけにはおもいっきりぶつけてやりますわ! ちっちゃいっていわないで!(投げる) ちっちゃいっていわれるのいやなんですのー!(投げる) いやなんですのー!(投げる) 「こちらも…なにもいわずにぶってごめんなさい…」 |
ハロルド(ディエゴ・ルナ・クィンテロ)
【子】 親に甘やかされている為 超我儘、暴君 エクが遊ぶんだから公園から出ていく それで良いじゃん、なに?いやなわけ? そこのチビ(ディエゴ)はおままごとの方がお似合いよ それともお馬さんごっこの馬になる?それなら公園にいるの許してあげるけど。 運動は得意なの 全力で団子を投げつけてやるわ 目指すはジャングルジムよ、あそこに入っちゃえば団子は当たりにくくなるからしはいできたら別行動の子を助けるわ このチビしつこい!咳込んでるじゃん、寝てろってば! 【その後】 …家に帰ったら遊ぶ時間なんてないし! あんたと違って乗馬の練習しなきゃなんないの! …そんなに言うんなら付き合ってあげないこともないけど ……少しだけ見直したわ |
リオ・クライン(アモン・イシュタール)
子 女の子はダメだなんて、そ、そんなのよくないよ・・・。 アモンくん、いつも私に意地悪ばかりして怖いけど・・・お、お友達と一緒なら平気だもの! 子供時のイメージ・内気で涙もろい、女の子っぽい喋り方 <行動> ・終始怯えながらも、友達のためにがんばる ・拠点確保組に参加、早瀬の後についていく 「早瀬ちゃん、ま、待って・・・!」 ・隠れながら泥だんごをなるべく多く作る ・たまに男子組の様子を見て、動きがあれば報告 ・(ど、どうしよう・・・!こ、攻撃しなきゃ!) 「えーい!」←手当たり次第に攻撃 ・「リ、リオは泣き虫じゃないもん・・・!アモンくんのばかあ~っ! (泣)」 ・本当はアモンとも仲良くなりたい ※アドリブOK! |
●男の子、女の子……どっちが強いの?
「エクがあそぶんだからこうえんからでていく。そこのチビみたいなのがあそんだってすぐばてるんだし。それのなにがわるいの?」
後に自身をハロルドと名乗るエクレール・マックィーン嬢、旅館経営者の両親の愛情を受け(甘やかされているとも言う)、超我侭、暴君街道爆走中とよく分かる発言で男子達を睨みつけた。
特に標的となっているのは、男子の中でも小柄なディエゴ・ルナ・クィンテロ。
病弱で気弱なディエゴは同じ旅館の従業員夫婦の息子だが、過保護にされていて、エクレールとしては気に入らない。
ディエゴは、エミリオ・シュトルツの背後からエクレールを見ている。
そのエミリオもエクレールの背中に隠れているミサ・フルールを見ていた。
(エクレールのうしろにかくれているくせに……!)
大体、何でいつもヘラヘラしているんだ。
どんなにイジメても次の日にはけろっとしてるし……本当にムカツク。
そのミサもびくびくしながら、様子を窺っている。
(どうして、いつもわたしにいじわるするの……。わ、わたしだって、エクレールちゃんとがんばるんだから!)
密かな火花が散っているのと同じ進行でエクレールがディエゴに畳み掛けている。
「なに、モンクあるの? あんたみたいなチビ、おままごとがおにあいよ。それともおうまさんごっこのうまになる? それならこうえんにいるのゆるしてあげるけど」
「女はどうもうなケモノ……ディエゴ、負けてはだめだ」
エクレール、ディエゴ達とは異なる旅館の従業員の息子、サマエル。
将来はえらい人になりたいそうで、聖書のような難しい本を沢山読んでいる。
だからか、ちょっと難しい言葉を使ったりするんだ。
「男からサクシュして、まだ足りないとくらいつくケモノに、僕たちはくっしてはいけない」
「なに、わからないこといってんの! べーだ、サマエルなんかダイキライ!」
後に普段は油屋。を名乗る虚戯早瀬は、サマエルと同じ旅館の板前のお嬢さん。
「ああ恐ろしい! ゴリラ女がほえている」
「なにをー!」
「ホントウのことだろ、おんなはひっこんでろ」
ツインテールが逆立つ勢いの早瀬がサマエルを睨むと、アモン・イシュタールがふん、と鼻を鳴らした。
「おんなのこは、だなんて、そ、そんなのよくないよ……!」
「あァ? なんかいったか? きこえねーよ」
リオ・クラインが反論するが、アモンがぎろりと睨む。
びくっとなるリオを見て、アモンが舌を打った。
(いつもいつもオドオドしてやがって……。ああゆうの、みててイライラするんだよなー)
リオとアモンは、早瀬とサマエルと同じ旅館だ。(そして、エクレール、ディエゴ、ミサ、エミリオ、笹、カガヤが同じ旅館で、2つの旅館は隣同士だ)
従業員と言っても仕事の役目はそれぞれ異なる(エクレールは経営者の子だし)為、そこに住む従業員の子と言ってもひと括りにするのは難しい。
「リオちゃんをいじめないで!」
「そーだそーだ、オトコこそひっこんでろ!」
ミサと早瀬がリオを庇うように前へ出る。
「おんなのこたち、こわいからやっつけちゃうもんね! とくにささちゃん! なんにもしてないのにぶってくるささちゃんがこわい! きらい!」
「しつれいですわね!」
アモンへ加勢するカガヤ・アクショアが手屋 笹を名指しすると、ぴょんぴょん跳ねる笹がカガヤをきっと睨んだ。
「なんにもしてないとおっしゃってますが、なんにもしてますわ!」
「ちっちゃいからちっちゃいっていうと、いつもぶつ! こわい!」
「わたくしはちっちゃくありませんし、こわくありませんわー!」
笹は、ちっちゃいのを気にしているのだ。
だから、跳ねてるレベルで。
「やっつける……それが、あんたたちのいけんってワケね。エク、こうえんにいるのゆるしてあげるのをゆるしてあげない」
「ゆるしてあげませんわ! こうえんをとりもどしますのよ!」
エクレールの宣言に同意する笹がぴょんぴょん。
「僕、いつもエミリオくんのうしろにかくれてまもってもらってたけど……きょうこそ、いつも僕にいじわるをするエクレールをみかえしてやるんだ!」
「がんばろう、ディエゴ!」
「エミリーちゃんにまけない! けちょんけちょんにするんだから!」
「っ、『エミリーちゃん』はやめろ!」
決意固めるディエゴを応援していたエミリオもミサと火花ばちばち。
「アモンくん、いつもわたしにいじわるばかりしてこわいけど……お、おともだちといっしょならへいきだもの!」
「んだと? イライラすんな……。女のくせにナマイキなんだよ」
「ナマイキなのはどっちだ! アタシのともだちにどろんこつけたら、アンタらぜーいんブランコぐるぐるのけいにしてやるんだからね!」
「ゴリラ女がウッホッホしてるぞ、気をつけろー」
「サマエル、コロス!!」
アモンがリオへの苛立ちからか女子を挑発したら、早瀬がキレ、その早瀬を囃し立てたサマエルが早瀬に睨まれる。
「こわいおんなのこたちにこうえんはわたさないからな!」
カガヤの一言が、戦争に応じる言葉となった。
●ゆるさないだから!
「すぐねつがあがっちゃうし、やくにたたないかもしれないけど、僕もそとであそびたいから、みんなのぶんのどろだんご、がんばってつくる……」
「ストックあったほうがいい。なくなる方がこわい」
ディエゴが水を混ぜて泥を作りながら言うと、サマエルは女子の泥団子の切れ目を狙っている分、男子の泥団子が切れるのを防ぐべきとディエゴの役目の重要性を諭した。
「おれ、つくってくれたら、どんどんなげちゃうぞ!」
「オレもこうげき、はでにやってやるよ」
「なら、サポートにまわるよ。みんながこうげきしやすいようにうごく」
いくぞ!
一方、女子。
「ジャングルジムにはいっちゃえば、あたりにくいとおもうの」
運動は得意(実際幼稚園でかけっこ負けなしなのだ)のエクレールが作戦を立てる。
拠点となる場所を作り、当たり難い場所で泥団子を当てようというのがエクレールの作戦だ。
「じゃあ、まずジャングルジムにはしろう! そこでいーっぱいなげよう!」
「ねらわれるかもしれませんから、わたくしがおとりになりますわ!」
早瀬が同意すると、笹がぴょんぴょん跳ねて囮を申し出る。
ジャングルジムに向かって走っていけば、狙いに気づかれてしまう。
防ごうとする男子から、皆を守らなくては。
「ささちゃん、わたしもいっしょにいくよ! わたしたちのおしろをてにいれるためだもん!」
「ミサさん……!」
ぴょんぴょんしながらも嬉しそうにミサの手を取る笹。
沢山走るから、仲良く準備運動だ!
「どろだんご……わたし、がんばってつくる……。こ、こわい、けど……みんなといっしょだもん、こわくないよ」
「なんかしたら、すぐにアタシにいうんだよ? ブランコにぐるぐるまきにしてやるから!」
「エクがいるから、そんなことにはならないよ!」
ちょっと怯え気味のリオを早瀬とエクレールが励ます。
そして、戦いは始まった!
「じょしがはしりだしたぞー!」
「いかせませんわ!」
ジャングルジムへ走り出す女子達をカガヤが追おうとすると、笹が立ちはだかった。
「こうげきするぞー、オレにつづけー!」
笹を退かす為にアモンが泥団子を投げるが、投げる動きに注意していた笹はぴょんぴょんと横に跳ねて避ける。
「ジャマする……」
「ささちゃんをいじめちゃダメー!」
早瀬狙いのサマエルが笹を泥団子で排除しようとするが、近づくのを待っていたミサがサマエルへ泥団子を投げるが、当たる前に、エミリオが割り込んだ。
「ジャマしないでよ、エミリーちゃん!」
「エミリーちゃんじゃないっていってるだろ!」
「しょーぶだよっ!」
ミサがエミリオへビシッと指を突きつけている間も笹がぴょんぴょん跳ねて泥団子を避けている。
「はやせちゃん……ま、まって……」
「だいじょうぶ、あとちょっと!」
遅れがちなリオを早瀬がサポートしている間にエクレールがジャングルジムへ到達。
それに合わせ、笹とミサも後退し、追いかけてくる男子達に向かってエクレールが泥団子をガンガン投げてくる。
その間に早瀬、リオもジャングルジムの中に入り、リオが泥団子作成開始。
「あはは! やーいどろんこ!! イジワルするからバチがあたったんだよっ」
サマエルに何発も泥団子を当てた早瀬が得意げに笑う。
背後にはリオがいて、泥団子を作るリオを守っていると言うのが分かるが、サマエルはそれが気に入らない。
(すこしちかづきすぎたなら、キョリを取ったほうがいいな)
幼稚園の体操着だけど、泥まみれにしてやりたい。
泣けばいいんだ、それをみていいのは自分だけ。
大嫌いだけど、誰にも渡したくない早瀬ちゃん。
「よわむし、やーい!」
距離を取ろうとするサマエルに早瀬が笑うが、最後に勝つ為とサマエルは堪える。
早瀬に守られているリオに苛立っていたのは、サマエルだけではない。
「コソコソしてんじゃねーよ! そこどけ!!」
アモンがリオを狙う為、その前に立つ早瀬を狙い始めたのだ!
だが、早瀬もリオを守る為に身体を張る。
アモンはますます気に入らない。
「ジャングルジムよごしたら、ばっきんとられるぜ! おとなにおこられるぜ!」
ジャングルジムから出したくて、ウソをつく。
が、そのアモン目掛け、エクレールの泥団子が飛んだ。
「エクのパパとママになんとかしてもらうから、こわくない。パパとママはいつもエクのみかただもの」
騙せはしたが、暴君街道を突き進んでいるエクレールは怒られる自分を想定していなかったし、よく分からない罰金を怖いと思ってなかった。
「エクレールのどろだんご、あたるといたいぞ! さきにつぶせ!」
「まって!」
アモンがリオを狙うにはエクレールが邪魔と言うと、ディエゴが決意を固めた目で皆を見た。
「ぼ、僕が、エクレールをとめる!」
「ディエゴ、そんなことしたらエクレールにねらわれるぞ」
「僕が、がんばるから、だから……!」
ガキ大将ではあるが、それ故に男らしく仲間を案じるアモンがディエゴを案じるが、ディエゴは拳をぎゅっと固めて食い下がる。
「……なら、どろだんごつくるの、かわるよ。なにかあったら、うしろからたすける」
エミリオがディエゴの決意を汲み、そう言えば。
「ささちゃんはおれがひきつける! ささちゃんにまだいつもぶってるおかえししてない!」
「その間に僕が早瀬をどうにかする。アモンは……」
「まかせろ」
アモンが力強く笑った。
●だって!
「チビ、ずいぶんナマイキね」
「きょ、きょうはまけないから!」
一団から飛び出してきたディエゴに向かってエクレールが泥団子を投げると、ディエゴに次々と当たる。
「みんなのために、エクレールのすきにさせないから」
「どろだんごなげないでエクにかつつもり?」
感情的になったエクレールは容赦なく、ディエゴに泥団子を浴びせる。
けれど、ディエゴは泣かずにエクレールの前に立って泥団子を浴び続けていく。
エクレールの攻撃が止んだのを見計らい、早瀬と背後のリオを狙ってサマエルとアモンが動き出す。
「いじめていいのは僕だけ!」
「あっちいけー!」
サマエルが本気と察した早瀬は危機を察して泥団子を無茶苦茶に投げ始める。
「ど、どうしよう……」
半べそでパニック状態の早瀬の危機を察したリオが泥団子と早瀬を見比べる。
(どうしよう、こわい。でも、こうげきしなかったら……)
いつも守ってくれる早瀬がピンチなのだ、自分が守ってあげないといけない!
リオは意を決して、泥団子を手当たり次第に投げ始めた。
「えーい! えーーい!!」
これに驚いたのはアモンだ。
まさか、リオが攻撃してくるとは思ってなかった。
だが、それが逆に歯向かっているように見えてイライラ倍増。
「そこまではむかうなら、エンリョはいらねーな!」
アモンはサマエルは協力して、リオと早瀬に攻撃開始。
(どろだんごをとめなかったら、ふりだもん……!)
ミサは泥団子作りに回ったエミリオを攻撃すれば、泥団子がなくなり、男子の攻撃が終わる、つまり、女子達が勝つと考えて、エミリオへ突き進んだ。
「こんどこそ、しょーぶするんだから!」
ミサが、泥団子をえいえい投げる。
しかし、エミリオは泥団子をしっかり避けていく。
「あたらない……よけるなんてズルイよ!」
「ふっ、バカのひとつおぼえだよね」
「バカっていったほうがバカなんだよ!」
ミサはエミリオの泥団子にも負けず、距離を詰めていく。
「とうとうけっちゃくをつけるときがきましたわね!」
笹はカガヤを睨みつける。
互いの手には沢山の泥団子があり、1対1の対決をするつもりだ。
「いっつもおれのことぶって! どうしてそんなにぶつの!」
「ちっちゃいっていわないで!」
カガヤの顔面に泥団子がクリーンヒット。
しかも、思いっ切りだったから、カガヤも思わず涙目。
でも、カガヤだって負けてない!
「ちっちゃいの! なにが! わるいの!」
背丈の差もあって、角度ある泥団子が笹へクリーンヒット。
笹はよろめくが踏ん張って、カガヤへまた渾身の泥団子をぶつけた。
「ちっちゃいっていわれるのいやなんですのー!」
それは、背丈が小さい笹にとってコンプレックスでしかない。
カガヤが反論する前に笹の泥団子が次々と決まる。
「ちっちゃいの、かわいいのに!」
カガヤが反論して投げた、その時だ。
ぶちっ
何かが、切れた音がした。
笹の肩がわなわなと震えている。
「ちっちゃいっていわれるわたくしがどれだけいやかかんがえたことないんですの……?」
「おれ、なんにもわるいこといってないよ?」
カガヤはスキップで突き進んでいた地雷原、そのゴール手前で地雷の上に飛び乗った。
「い・や・なんですのー!!」
怒る笹が泥団子の猛攻を浴びせる。
あまりの猛攻に防戦一方になったカガヤは反論しようとして、気づいた。
笹の目に涙が浮かんでいる。
(そ、そんなつもりじゃなかったのに……)
カガヤはそういうつもりで言った訳ではないとパニックに陥った。
泥団子を一方的にぶつけられながら、どうしようと繰り返す。
その時だ。
ジャングルジムから泣き声が上がった。
●せんそうのおわり
アモンは、泥まみれになりながら泥団子を投げてくるリオが大泣きしている状態に弱っていた。
『オレサマにはむかかうなんて100年はやいんだよ』
早瀬を庇うようにして立っていたリオの目にじわりと涙が浮かぶ。
『なきむしリオのくせにはむかうからだろ!』
『リ、リオはなきむしじゃないもん……! アモンくんのばかあ~っ!』
『げっ!? お、おい泣くなよ……!』
しかし、その時にはもう遅い。
大泣きするリオが泥まみれで泥団子を投げてきていた。
「あーもー、だからこいつがなくのはいやなんだよ!」
どうしたらいいのか分からない。
だって、リオはオレみたいに強くねえし。
公園で遊んだって転んで泣くだけだろ!?
なら、部屋の中で遊んでりゃいいじゃん。
「ふえ……?」
リオが顔を上げた。
「アモンくん……いま……」
アモンは咄嗟に口を押さえ、それから頭を掻き毟った。
「こうえんであそぶなら、オレがあんぜんとおもったところだけにしろ!」
「アモンくん、ほんとうはやさしいんだね」
ありがとう、とリオが笑うと、アモンはイライラしていたのがウソのように消えた。
何だ、オレの前で笑っていなかったのがイヤだったんだ。
2人が会話している隙にサマエルが早瀬にハンカチでその顔を拭いた。
「ゴリラ女だからって顔にぶつけてごめんね」
「サマエルなんかどっかいっちゃえー!」
早瀬は顔を拭かれたことで大泣きしていた。
「イジワルしてごめんね」
「はなしながいし、いってることよくわかんないし!」
「ごめんね。でも、僕のこと、しってほしくて」
「なんで!」
「本当はいっしょにあそんでみたかったから。と、とくべつに教えてやったからな」
目を瞬かせる早瀬へサマエルが口早に言う。
「はじめからそういえよ! みんなといっしょならいいにきまってんじゃん!」
明るく笑う早瀬。
サマエルはその笑顔が眩しくて、何故か涙が出てきた。
今度は早瀬がハンカチで顔を拭いてくれて、それが何だかおかしい。
さて、ミサも既に泣いていた。
「わ、わたし、しってるもん! エミリーちゃんのおとうさんがエミリーちゃんにイジワルなことしてるって」
旅館の経理である父親から向けられた言葉を、ミサも聞いてしまったのか?
「なによ、いつもクールぶっちゃって! なきたいときにはなけばいいの!」
「ミサになにがわかるんだよ……!」
それを父親が知ったら、あの父親はお前をいじめるに決まってる。
物腰柔らかい経理を演じてるだけで、本当は───
(おまえは、いつもそうだ)
何でもないのにヘラヘラ笑ってる。
こっちの気も知らないで、バカじゃないの?
「エミリーちゃんのバカーーーっ!!!!!」
泣こうとしないエミリオに痺れを切らしたミサがとうとう火がついたように泣き出した。
「だから……どうして、おまえがなくんだよっ」
泣くものか。
そう思っていたのに、視界が揺れる。
(……ああ、そうか。俺は……コイツがうらやましかったんだ)
ミサは素直に泣いたり笑ったりするから。
自分には出来ないことを、簡単にしてしまうから。
「エミリーちゃんいうな……バカ」
優しい声は、やがて涙に潰れた。
「このチビしつこい!」
エクレールが投げても投げてもディエゴは引き下がらない。
反撃もしないで、エクレールの攻撃を受け続けている。
「ねてろってば!」
「だって……」
言いかけたディエゴが咳き込み、足をふらつかせる。
エクレールは思わず、ディエゴを支えた。
「なんで、あんたはんげきしないの」
「とうさんは……」
ディエゴが息を吐き出し、こう言った。
「とうさんはつよいひとだけど、おんなのひとやちいさいこにはやさしい。たいせつなひとをまもったり、わるいひとをやっつけるときいがいはむやみにじぶんのちからをつかわない、から……」
だから、エクレールに何もしなかった。
父さんだったら、そうするから。
「エクレールは、ワガママだし、じぶんのおもいどおりにならないとこわいし、僕にいじわるするけど……きしゅになるためにいっしょうけんめいで、みんなとあそぶじかんすくなくて、うらやましいっておもってるの、しってるよ」
エクレールは隠していたそれを指摘され、顔を赤くした。
遊ぶ時間なんて、限られてる。
だって、騎手の才能があるからと両親の勧めもあって、乗馬の練習をずっとしているから。
「こんど、じかんがあったら……ぼくとあそぼう? こんなのつくれる? さっきつくったんだよ」
大事に持っていた泥団子は、綺麗でつるつる。
「……そんなにいうんならつきあってあげないこともないけど、エクはいそがしいからね」
「うん……ごめんね、ありがとう」
ディエゴが笑みを見せると、エクレールはしばし沈黙した。
それから、「すこしだけみなおしたわ」と小さな声で呟いた。
泥団子が尽きて尚、笹はカガヤにぽかぽか攻撃をしてくる。
「ささちゃん、ちっちゃいっていわれるの、そんなにいやだったの?」
でも、待って。
バカにしたくて言ったんじゃないよ?
「ごめんね。『かわいい』っていえばよかったのかな……」
「え?」
カガヤの言葉に笹のぽかぽか攻撃が止まった。
「ささちゃんを、いじめるつもりでいったんじゃないけど、なかせちゃったから……ごめんね。きづかなくてごめんね」
「こちらも……なにもいわずにぶってごめんなさい……」
カガヤが泣き出すと、笹も釣られるように泣き出した。
沢山泣いたら、皆で仲良く遊ぼう。
●そして知る現実
神人達、精霊達、それぞれ朝を迎えた。
運ばれてきた朝食に舌鼓を打ちつつ、何故か同じ夢だと話題にしていると、ウィンクルムが部屋を訪れた。
そして、夢の理由を知り、驚愕することになる。
(それでも、幻は嬉しかった)
話を聞きながら、サマエルは思う。
すれ違うばかりで彼女を得られない自分が見た切ない夢。
例え悪夢になり切れない悪夢だったとしても夢自体には感謝する。
ただし。
この俺を手玉に取るとはいい度胸だ、マントゥール教団。
さて、次は貴様らに『悪夢』を売ってやろうか。
依頼結果:成功
MVP:
名前:手屋 笹 呼び名:笹ちゃん |
名前:カガヤ・アクショア 呼び名:カガヤ |
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 真名木風由 |
エピソードの種類 | ハピネスエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | コメディ |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 簡単 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | なし |
リリース日 | 09月06日 |
出発日 | 09月13日 00:00 |
予定納品日 | 09月23日 |
参加者
会議室
-
2015/09/12-23:53
サマエル:
よし、僕もかんせい!ふふふっ、どうなるのか楽しみにしてるね。 -
2015/09/12-23:47
笹:
ぷらん?ていうのできましたー!
うしろのひとはいつもよりもじすうがあっぱくしてきたっていってました。
なんのことなのでしょう? -
2015/09/12-23:45
-
2015/09/12-23:43
-
2015/09/12-21:19
ミサ:
それじゃあ私は男の子達をひきつけるのがんばるよっ
エミリオ:
俺は状況をみて攻撃に参加したり、仲間を守ったり臨機応変に動こうと思う。
いよいよ明日だね、頑張ろう。 -
2015/09/12-21:14
え、えっと私は泥だんご作らなきゃだし・・・。
私も拠点確保組かなあ・・・。 -
2015/09/12-13:03
早瀬:
おっけー!じゃあアタシ、きょてんかくほ?するー!
サマエル:
あまり細かく考えすぎるのもよくないか。
皆で一緒に頑張ればどんな敵でも怖くないさ。
-
2015/09/12-10:46
じゃあエク達(女子)は、拠点確保組と引き付け組に別れるってことで良いのかしら?
拠点を確保でき次第引き付け組と合流する為に援護するわ。
ディエゴ:僕は遊具の影に隠れながら泥団子作っていたいかな…
団子ができたら、投げ手渡すのが良いかな?
(PL:と、書いたのは良いのですがそこまで細かく決めなくてもいいんじゃないかなって思います
ハピネス的に、どちらが勝つと言うことではなくどう仲直りするか、が鍵なのかなーと)
-
2015/09/12-10:21
笹:
むぅぅぅ、こちらもたいこうしなくちゃですわ!
えっと、みさちゃんがいったみたいにおとこのこたちを
ばらばらにしちゃえばいいのです?(首傾げぴょんぴょん
はやせちゃんのいうようにどろだんごつくってるおとこのこたちのほうをねらうのなら
なげてくるこをひきつけたほうがいいのです?(首傾げぴょんこぴょんこ
わたくしはなげてくるおとこのこのまえにでて、ひきつけようとおもいますわー!
(ぴょんぴょん
にげもかくれもしませんわ! -
2015/09/12-07:02
アモン:
おー、じゃあオレも【攻撃担当】がいい!
派手に動き回ればいいんだろ?
リオ:
わ、私足手まといになりそうだから泥だんごを作る係がいいかな・・・。 -
2015/09/12-00:26
カガヤ:
えみくんのさくせん、いいかも!
分担するならおれ【攻撃担当】がいいなー!…(かっくり
(しゅばっと何かのポーズを決めながらうとうと
ごめん…ちょっとねてくるね…
(取り急ぎ担当の希望のみ -
2015/09/11-09:35
サマエル:
僕?僕は汚れても構わないよ。後で綺麗にすれば良いもの
だから、【攻撃メンバー】に加わろうかな?
あくまで仮の案…というか、作戦になるけれど
僕らが派手に動いて、攻撃してくるよう誘うんだ。
そして、女の子たちの泥だんごを消費させる。
代わりにこっちは泥だんごを温存しつつ出来るだけ多く作る。
投げられる泥だんごは遊具を使ってバリア。
そして、相手側の泥だんごが切れた時を狙って一斉に女の城へ突撃。
泥だんごを作ってるヤツから倒して、次に攻撃部隊をやっつけるって流れはどうだろう。
ちょっと甘かっただろうか……ま、ともかく「汝、蛇のように賢くあれ」ってね。
教科書(聖書)にも書いてあったし、作戦はいっぱい考えてより良いものを選ぼう。
早瀬:
わーエクレールあったまいいー!(キラキラ)男子に当てまくりじゃんっ
アタシね、狙うならまずは泥だんご作ってる人ねらうのがいいかなって思ったんだけど
どうかなー?
なんかさ、泥だんごにいっしょうけんめいで前見てなさそう!
その子倒せたら、ミサがいってた「れんけいわざ」くずせる?
(※誤字発見したので削除しました) -
2015/09/11-00:08
ありがと、エミリオ君…
僕、あまり激しい運動はできないから泥団子作ってるよ…
前に出てもあまり役に立たないだろうし…(´・ω・`)
ハロルド:
エクこれでも運動には自信あるしガンガン攻めていこうかなって思ってるよ、弱っちそうでトロい子いるし楽勝でしょ。
目指すはジャングルジムかなって!
あそこに潜っちゃえば団子は策にあたってエク達にあたりにくくなるんじゃないかなぁ? -
2015/09/10-23:55
エミリオ:
(ディエゴを背に庇いながら)ディエゴくんが嫌がっているだろ、強要するのはよくないよ。
・・・こうなったら戦争だ。
今日こそどちらが強者か白黒ハッキリさせようじゃないか(にこり)
(男子メンバーを見渡し)提案なのだけど、【泥団子作り担当】と【攻撃担当】で分かれるのはどうかな?
最終的に乱戦になったら分担も何もなくなっちゃうとは思うのだけど、あらかじめ決めておいたほうが効率がいいかなと思ったんだ。
サマエルくんが言ったように俺達の大切な遊び場を皆で守ろう。
何か他に案があったら教えてほしいな。
ミサ:
う…早瀬ちゃん、ありがと(大人しく撫でられ)
わたしもみんなのためにがんばる!
わわっ、男の子達がなにかナイショばなしをはじめたよ!?
わたしたちもなにかさくせん・・・んと、えーっと・・・?(頭を抱えぐるぐる)
男の子達が『A.R.O.A.レンジャー』みたいに、きょうりょくわざ? みたいなのつかってきたらやだなーっておもうの。
まいしゅう日曜日にお母さんと一緒にみてるけど、敵さんすぐにやられちゃうんだもの、ああなりたくないよ・・・(ぷるぷる振るえ)
男の子達をバラバラにぶんだんできないかな・・・?
みんなは何か思いついた? -
2015/09/10-21:58
なによ!エクが遊ぶって言ってるんだから出てけばいいの!
お馬さんごっこやるならいいよ、あんた馬役ね!
ディエゴ:((;w;))ガタガタ (エミリオさんの後ろに隠れる)
-
2015/09/10-21:32
笹:
ささですわ!(ぴょんぴょん
みなさま、よろしくおねがいします!(ぺこり
カガヤ:
さまくんのいってることあんまりよくわからなかったけど、
おんなのこたちはこわいんだね…!(ガタガタ
ささちゃんもちっちゃいのに
たたいてくるしおこるしいっつもこわいからやっぱりそういうことなんだね…!?
(益々ガタガタ
よ、よーし!
こわいけどしょうらいうぃんくるむになるおれがたおしちゃうぞー!(泥団子用意
笹:
だれがちっちゃいですってーーーー!!(ぴょんこぴょんこ
もーきょうというきょうはゆるしませんわ!
かえりうちにしてやります! -
2015/09/09-23:34
リオ:
リ、リオ・クラインです、よろしくお願いします。(ぺこり)
アモンくん、いつも私に意地悪ばかりしてもうやだよ・・・。
怖いけど、お友達のためだもん。
わ、私も戦うんだから!
アモン:
リオのやつ、いつもいつもオドオドしてやがって・・・。
見ててイライラするんだよなー。
オレ様に歯向かうなんて100年早いんだよ、泣き虫リオのくせに!
リオ:
な、泣き虫じゃないもん・・・! -
2015/09/09-14:11
早瀬:
ミサ泣かないで(なでなで)大丈夫だよ!女の子はアタシが守ったげる。
男子、友達に泥つけてみろ!ブランコでグルグルの刑にしてやるんだからな!!
サマエル:
騙されるなよ、同胞諸君。女は男から搾取する生き物、恐ろしい獣なのさ。
正当文句を並べて、最後には僕らからこの場所を奪う気なんだ。
特にそこのゴリラ女は要注意(チラリと目をやり)
見た目は可愛い小動物。しかし、皮を剥いでみれば獰猛な肉食獣。
全てを蹂躙したその後には何も残りはしない。
こんな奴にこの場所を占拠された日にはどうなることか!
さぁ立ち上がれ我が友よ、公園を、僕らの楽園を守るんだ。
早瀬:
誰がゴリラだー!もういっぺん言ってみろこんにゃろー!!(ぷんすか)
-
2015/09/09-04:16
ミサ:
ひっぐ・・・うっ、エミリオにバラの髪飾りとられちゃった・・・っ
どうして、どうして、いつも私ばかりターゲットにするの・・・!?
今日こそは けちょんけちょんにたおしてやるんだから!(キッとエミリオを睨みつけ)
エクレールちゃん、私もかせいするよっ
ほかのみんなもよろしく、ね(にこ)
エミリオ:
最近の女の子っておしとやかさがないんだね。
神人だなんてとても信じられないよ、その左手の模様はただの落書きか何かじゃないの(クスクス笑いながら)
はいそうですかと、引き下がるわけないでしょ。
この公園は俺達男子が遊ぶんだ、神人もどきの君達はさっさとここから出て行ってくれないかな。
ミサ:
きー!何よ、『エミリーちゃん』のくせに!
エミリオ:
っ、その変なあだ名で呼ぶのはやめろ! -
2015/09/09-01:35
ディエゴ・ルナ・クィンテロです、よろしくお願いします…(おどおど)
エクレールからは毎日いじわるされていて怖いけど、皆と外で遊びたいので頑張ります。 -
2015/09/09-01:28
エクレール・マックィーンだよ、女の子達はよろしくね
男子は公園を譲ってね?そこのチビ(ディエゴ)みたいにすぐ遊んだだけでへたれる奴がいるんだからさ。
ああ、男子の意見は聞いてないから、黙って公園から出てってくれるだけで良いからね?