a Contract(木乃 マスター) 【難易度:簡単】

プロローグ

●『契約』
 それは神人として顕現したことが発覚し、保護されたばかりの頃だろうか?
 それとも、神人として活動を始めて幾ばくか過ぎた頃だろうか?

 A.R.O.A.本部内の個室で待つように案内されてから数分後、一人の職員が入室してくるとあなたの対面に座る。持っていたバインダーをテーブルに伏せながらひと呼吸おいてあなたの顔を見やった。
「お疲れ様です。本日は何故この場に招かれたのか、解りますか?」
「……はい」
 職員の言葉になんとなく見当がついていたあなたは短く返事した。
「では、単刀直入に……あなたに適合者する精霊を選出いたしました。本日はその者との契約を行って頂きたく召集させて頂きました」

『契約』
 それは神人と精霊が適応しあわなければ行うことが出来ない密儀。そのメカニズムは未だ解明されておらず……一説によると運命の赤い糸が繋いでいる、なんておとぎ話のような話まである。あなたは左手の甲に浮かぶ青い文様を確かめるように指先を滑らせた。自分が『神人』となったことに、いまだに困惑していたが文様の存在が現実であると語りかける。

「よろしいでしょうか」
「……はい」
 あなたは職員の言葉に頷くと契約の儀を交わすべく、パートナーの到着を待つことになった。

解説

※300Jr分の軽食を食べました。

神人と精霊が契約を交わす、貴女の人生のターニングポイントのお話。
初期精霊、追加精霊のどちらでも問題ありません。
個別エピソードとなりますので、他ウィンクルムとの絡みはございません。

●場面
冒頭は契約の儀を行う個室に『神人が待機している状態』です
職員が持っているバインダーに精霊の情報が載っていますので
質問すれば答えられる範囲で職員は答えてくれるでしょう
(必ず答えてもらえるわけではありません)

●描写予定
・心構え
どんな気持ちで精霊は向かい、神人は待ちますか?
不安、期待、困惑、緊張……あなたの神人と精霊はどんな様子でしょうか
お互いの顔合わせ前の心境を教えてください

・顔合わせ
初対面、顔見知り、見覚えのある顔にどのような反応をしますか?
相手に対してどのような印象を受けましたか?
また、相手の反応に対してどのように返しますか?
互いの第一印象を教えてください

・契約
左手の文様に精霊が口づけをすると契約が完了します
契約を果たすまでに交わすやりとりを教えてください

※契約完了後については描写しないのでご了承ください

●要注意
神人と精霊は『基本的にA.R.O.A.が独自に確立した契約適正の判定、マッチングにより選出』しています。

世界観を大きく逸脱した設定やアンオフィシャル(非公式)設定については
大幅なマスタリングをさせて頂くことになり、描写しかねる場合も出てきます。
事前にワールドガイド内の情報を確認しながらプランを設計して頂けると幸いです

ゲームマスターより

木乃です。契約ですってよ奥さん!
今回は精霊との契約についてのEXエピソードです!

心情もりもり、行動もりもり描写させて頂きたくEXにさせて頂きました、
精霊との契約はウィンクルムの始まり、互いの人生の岐路、背負う運命へどう向き合うのか……
と、色々想像がむくむくキてます。キてます。

解説にあります通り『世界観を大きく逸脱した設定』『アンオフィシャル(非公式)設定』は
大幅にマスタリングをさせて頂くことになり、描写をカットさせて頂く恐れがあります。
ワールドガイド内の情報を参考に、確認しながらプランを設計してみてください。

それでは、皆様のご参加をお待ちしております。

リザルトノベル

◆アクション・プラン

リーリア=エスペリット(ジャスティ=カレック)

  彼と契約したのは、神人として顕現して保護された後だった。


これから、精霊と会って契約して戦うことになる。
少し怖いけど、頑張れたらと思った。

現れたのは、なんとなく見覚えがあるディアボロ。
確か2年前に街で…。
当時、助けられたことのお礼は言ったが、さすがに正当防衛のことを注意されたのは…。

契約の時、「私、今でも手も足も出るわよ?それでもいい?」と言う。

あの時のことの謝罪に少し驚く。
微笑んで、「もう気にしていないわ」と言う。

改めて、互いに自己紹介をする。
上手くやっていけるかわからないが、前に進もう。

「よろしくね、ジャスティ」


※契約の時は神人15歳、精霊17歳。
幼い頃の出会いを思い出していない状態。



リチェルカーレ(シリウス)
 

落ち着かない様子で文様の浮かぶ左手を握りしめる
顕現したことさえまだ実感がわかないのに
どんな人がパートナーなのかしら

・顔合わせ
精霊が部屋に入ってくると慌てて立ち上がって一礼
は…はじめまして、リチェルカーレと言います
緊張しながら挨拶をし 相手の顔を見る
強い光を浮かべた翡翠の双眸にどきり
怖いくらいまっすぐで 綺麗な目

シリウス、さんは…私みたいな神人で良いんでしょうか?

ぱちくりと瞬き 
戸惑いがないと言ったら嘘になりますけど
誰かのためにできることがあるのなら
精一杯やってみたいと思うんです

笑顔を浮かべ 握手の為に手を差し出す

足手まといにならないようにがんばります
よろしくお願いします…シリウス



ロア・ディヒラー(リヒャルト)
  最初は特に事前情報も入れず、断るつもりで待っていた。(もう一人の適合者の精霊さんがどんな人か分からないから不安。クレちゃんもいるし・・・)
顔合わせしてみたら、見覚えのある顔。成長してて一瞬分からなかったけれど
リヒャ君・・・リヒャ君でしょ!?私のこと覚えてる?
小学校の時に一緒だったロアだよ。うわあ身長伸びてる。眼鏡かけて髪型もちょっと変わってたから一瞬わかんなかったよ。え、だって友達の事忘れないよ。
適合者の精霊ってリヒャ君なの?
うん、もちろん。最初断ろうかと思ってたんだー・・・私もうすでに精霊と契約してるし、ちょっと人見知りもあって・・・でもリヒャ君だったら大歓迎

契約後、急に変わった態度に戸惑う


ミサ・フルール(エリオス・シュトルツ)
  ☆心情
私にはもうエミリオがいるもの
彼以外のパートナーなんて考えられないのに…
この運命とどう向き合うかちゃんと考えなきゃ

☆対面
(この人笑っているのに、心が笑っていない…
私この人が怖い、どうしようもなく怖い…それでも、

私がエミリオを守らなくちゃ)

(手を強く握り返し)私、貴方に負けませんから
この先どんなことがあっても、私は、私達は負けませんから(恐怖しながらも目を逸らさず真っ直ぐに相手を見据える)
え…?

(突然部屋の外が騒がしくなり)エミリオ!?
エミリオ、私は大丈夫だから…っ!?(エリオスに手を掴まれ、紅い瞳に見つめられ背筋が凍る)

(…ああ、私は、

コ レ デ モ ウ ニ ゲ ラ レ ナ イ)



クラリス(リューグナー)
  二人目の適合者だなんて…どうしよう
関係ない人に自分の復讐の為に協力してなんて言えないわ

■対面
至近距離で見つめてくる二色の瞳に思わず見惚れ
綺麗な瞳…宝石みたいね

貴方を契約で縛るつもりはないわ
でも私は私自身の目的の為にもっと力が欲しいの
だから…気が向いた時にでも付き合ってくれないかしら ?

兄って…あっ、もしかして貴方!
『救いようのないチャラ男のリューグ』さん!?
…チャラ男だけど信頼出来る親友だって聞いてるわ(楽しそうに笑い)

■契約
騎士ねぇ…背中を預け合える仲間なら大歓迎よ
あら、見た目で判断するの?小さい男ねっ
こちらこそよろしくリューグ。貴方に出逢えて嬉しいわっ


●邂逅と追憶
 これはリーリア=エスペリットが当時15歳だった頃の話。少し前にオーガの襲撃に遭い必死で逃げていた、周囲を薙ぎ払いながら迫り来る驚異になにも出来なかった自分が居て、とても悔しかった。こんな奴に負けて死にたくない……『誰にも負けることがない力が欲しい』と強く願ったとき、気づいたら左手の甲に青い文様が現れていて。それが神人に顕現したサインだと周囲が気づき、すぐにその場でウィンクルム達がA.R.O.A.に連絡してそのまま保護されることになった。護送してくれたウィンクルム達もとても親切で、タブロスまで移動する道中たくさん優しくしてもらったことを今でも覚えている。
(でもあの人達も……契約して、今までオーガと戦ってきたのよね)
 これから私も精霊と会って、契約して、戦うことになる。召集された時から予感はしていたのに……いざ通告を耳にすると身体に震えが走る。
「……リーリアさん、大丈夫ですか?」
「へ!?」
 ふと目の前に座っていた職員に声をかけられる、どうやら緊張している様子が伝わっていたらしく心配そうにリーリアの様子を見ていた。
「だ、大丈夫! 保護してもらった時から覚悟は出来てたつもりよ」
(少し怖いけど、私にしか出来ないことだもの。これから頑張れたらいいなって……)
 この気持ちに偽りはない。ドキドキと緊張で胸が高鳴り、膝の上に置いた手のひらに力が入りギュッと握り締める。

***
 自分に適合する神人が見つかったらしい。ジャスティ=カレックは職員に連れられて本部内を移動しながらぼんやりと思考を働かせる。
(僕と契約する神人……どんな人だろうか)
 正直なところ人付き合いは苦手だ。しかし自分のパートナーとなる神人を避ける訳にはいかないし、これから長い付き合いになるのだから仲良くしたい……と少なからず思っている自分も居る。
(少しドキドキします……)
 思っていた以上に緊張している自分がいることにジャスティは気づき、脚を止めてドクドクと騒がしく鼓動する胸に手を置いて深呼吸をひとつ。大きく息を吐くと再び歩き始める。
 神人は僕より年下なのだろうか、それとも年上なのだろうか? 性格は温和な人なのだろうか、理知的な人なのだろうか? 人見知りな人だったらどうしたものだろうか……想像は膨らむ一方で、ジャスティの頭の中は神人のことで一杯になっていく。
「……ジャスティさん、もうすぐ着きますよ」
 ふと案内していた職員はジャスティに到着まで間もないことを告げるとジャスティも歩く速度を少し速める。ドクンドクンと期待感が高まるたびに鼓動が早まっていく。

***
「失礼します、遅くなりました」
 ジャスティが個室前まで通されるとドアをノックして入室していく。
(あれ?)(ん?)
 リーリアの目の前に現れたのは、どこかで見た覚えのあるディアボロの姿……どこで会ったのだろうかと首を傾げる。ジャスティの前方に座っている姿はどこかで見たことのある黒髪の少女、はて何処かで……と記憶を遡る。
(前に、街であったような)(確か、ガラの悪い連中に絡まれているところを助けたが……)

 むくむくとリーリアとジャスティの脳内に当時のイメージが思い浮かぶ……それはさらに遡ること2年前。13歳だったリーリアはおつかいを終えて家に戻るべく近道しようと路地裏に踏み込んだ際にガラの悪い連中に絡まれたのだ。下卑た笑いを浮かべ通行の邪魔をする存在はリーリアの手首を掴んで強引に奥の細い路地まで引き込もうとしたので、リーリアは思い切り金的をかましてやると悶絶してすぐに手を離された……しかし仲間を痛めつけられたチンピラ達は数で押さえ込もうとしたとき。
「そこで何をしているのですか!」
 唐突に聞こえてきた声に驚いたチンピラ達は分が悪いことを察して即座にその場を離れリーリアの危機は救われた。安堵して溜め息を吐くと声の主が近づいてきて……その人物には銀色の髪の間から角ばった二本の角が生えていた、15歳のジャスティだ。
「あ、ありが……」
「女性があんなことするのはどうなのでしょう」
 青年が開口一番、口にした言葉はたしなめるモノで。リーリアはカチンときてしまった。
「……助けてくれてありがと! 失礼するわね!!」
 自分は身を守っただけなのに何故そんなことを言われなければならないのかと腹が立って仕方なかった、リーリアはお礼を言うとすぐに背を向けてズカズカと大股で家へと帰っていた――

 思い出したリーリアは目を見開き僅かに顔を顰めてみせる。良い思い出か、悪い思い出かでいえば悪い方に入るし自分が悪いことをしたとは今でも思っていない。
「まさか、ここで再会するとは……驚きました」
 ジャスティも数年前に出会ったことを思い出し言葉が漏れ出る、そんな2人の様子を職員は不思議そうに見つめている。
「ジャスティ=カレックです、あの時は失礼しました」
 先に名乗ったジャスティは以前の非礼を詫びながら握手しようと手を差し伸べる、リーリアはまさか謝罪の言葉が出てくると思わず一瞬面食らってしまう。
「……リーリア=エスペリットよ、もう気にしてないわ」
 ジャスティが覚えていてくれたことがなんとなく嬉しくて微笑を浮かべながら自己紹介で返すとジャスティの手を握りながら椅子から立ち上がる。
「ただ私、今でも手も足も出るわよ? それでもいい?」
「ふむ、あまりはしたない行動をして欲しくないですが……僕も蹴られないように気をつけましょう」
 リーリアの言葉にジャスティは眉ひとつ動かさずに考え込んだ様子で返答する。
(なんか変わった人ね……上手くやっていけるかわからないけど、今は前に進もう)
「よろしくね、ジャスティ」
 リーリアは左手のグローブを外しながらジャスティに差し出すと左手の甲に浮かぶ青い文様を見せる、ジャスティも差し出された手を取ると跪いた。
(相変わらず肉体言語を嗜むようだが、雰囲気は優しそうだな……それに)
 彼女の笑顔を見たら、何故か懐かしい感じがした……ジャスティは胸の奥に不思議な感覚を覚えながらリーリアの文様に契約の口付けを落とす。

●決意と不安
 リチェルカーレは落ち着かない様子で青い文様の浮かぶ左手を握り締める。オーガに襲われる子供を救いたい一心で戦場に飛び出した……今思えばとても怖かったけど、見捨てることも出来ず身体が勝手に動いてしまった。襲われる直前のところでウィンクルムに窮地を救われたのも束の間、まさか自身が神人に顕現してしまうなんて思いもしなかった。
(顕現したことさえ、まだ実感が湧かないのに……適合者がこんなに早く見つかるなんて)
 唐突に訪れた、適合者選出の通告にリチェルカーレの胸の内はざわざわと波立っていて収まる気配もない。
「リチェルカーレさん、緊張されていますよね?」
 職員は柔和な笑みを浮かべてリチェルカーレを見つめる、なんとなく息の詰まりそうな感覚をほぐしたくてリチェルカーレは胸の内を少しだけ吐き出すことにした。
「はい、どんな人がパートナーなのかしら……って。剣も握ったことがないですし」
「ここに召集される神人もリチェルカーレさんと同じような境遇の方は少なくありません、日常が一変することに不安を覚えない方は居りませんから」
 自分だけではないのか、とほんの少しホッとしたリチェルカーレの心の波もほんの少し静まった気がする。
「まだ少しお時間もありますし、もう少しだけお話しませんか? よろしければ暇つぶしのお相手をさせて頂ければと」
「……いい、ですか?」
 一人で待つにはまだ不安が残るので、リチェルカーレは職員と談笑して気持ちを落ち着けていくことにした。

***
 シリウスも同様に職員から適合者発見の通告を受けてリチェルカーレの待機する部屋へと案内されているところだ。
(A.R.O.A.に登録し、来るべき日が来たというだけだ)
 住んでいた村をオーガに壊滅させられ、家族を失ったあの日……ウィンクルムが来た時にはなにもかもが終わっていて、あの時見た焦土に変わり果ててしまった故郷は今でも思い出す。皮肉なことに今だ不信感の拭えないA.R.O.A.がオーガへ復讐する力が欲しいと願う自分の適合者を見つけてきたというのだから、シリウスは胸の内で自嘲したくなった。
(神人なんて、誰でもいい。俺の足を引っ張りさえしなければ……誰だって良いんだ)
 故郷を滅ぼした憎きオーガを殲滅できる力を欲するシリウスにとってウィンクルムの力は魅力的だが、パートナーである神人の存在は二の次。仕事として割り切ってくれれば良いしプライベートは好きにすれば良いと思う。ようやく力が得られるのだ、さっさと契約を済ませてしまいたい。
「シリウスさん、こちらの個室にて担当の者が神人と待機しております」
 扉の向こうからは雑談している声が聞こえてくる、ハキハキとした穏やかな声と緊張でか細くなっている声の2つ。
(……いよいよ、か)
 シリウスはドアノブに手を伸ばすとそのまま個室へと入っていく。

***
 ――ガチャ。
 突然、ドアが開く音に驚いたリチェルカーレの身体はビクッ!と強張り硬直する、開いたドアの方を見ると長身の青年が無言で入室してきていた。見ると歯車のような耳をしていて……すぐに精霊であると気づくと慌てて立ち上がり勢いよく頭を下げて一礼した。
「は……はじめまして、リチェルカーレと言います」
「……シリウスだ」
 緊張しきりで声が震えていないか大慌てのリチェルカーレに対し、シリウスは短く名を名乗るだけに留め、目の前でピンと背筋を伸ばしている銀青色の髪をした少女を値踏みするように上下に視線を動かしていく。青と碧の二色の瞳に色の白い肌、小柄で華奢な体躯はどこにでもいる少女と変わりなく緊張して強ばる笑みは年相応の可愛らしさもある。
(見るからに戦いとは無縁そうな、人の良さそうな少女……こんな少女がオーガと戦えるのだろうか?)
 シリウスの胸にA.R.O.A.への不信感がふつふつと込み上げてくる、リチェルカーレもまた頭を上げるとシリウスをじっと見つめてみた。黒曜石のような艶やかな黒髪、その隙間から覗く金色の歯車のような耳は彼がマキナである証。そしてなにより印象的だったのは、端正な顔から向けられる鋭い眼差し。
(なんて……怖いくらいまっすぐで、綺麗な目……ナイフのように鋭いのに、魅入られてしまう何かを感じる)
 強固な意志の光を宿す翡翠色の双眸にリチェルカーレの胸はドキリと強く鼓動する、そして先ほど込み上げていた不安が再び湧き上がる。
「シリウス、さんは……私みたいな神人で良いのでしょうか?」
「呼びつけでいい、それに良いも悪いもない。適合したら契約してウィンクルムになる……お前こそ、契約することに戸惑いはないのか」
 リチェルカーレはシリウスに自分と組んでも良いのか問うと、適合したら契約するものだろうと返された。シリウスも戦いと無縁そうなリチェルカーレに問い質すとリチェルカーレは目をぱちくりする。
「戸惑いがないと言ったら嘘になりますけど……誰かのためにできることがあるのなら、精一杯やってみたいと思うんです」
 そう言って笑顔を浮かべるリチェルカーレは握手しようと手を差し出すとシリウスは初めて表情を僅かに変化させた。
(なんて甘い考えだ……そんな気持ちで、戦地に赴くつもりなのか?)
 甘い、甘すぎる。そう思うと同時にシリウスにとってありえないそんな想いが眩しく感じられ……その時から強く惹かれるものがあったのかもしれない。気づけばリチェルカーレの手を掴み握手していた、白く細い手は力を込めてしまえば折れてしまうのではないかとシリウスに錯覚させる。握手に応じてもらえてリチェルカーレもホッとしたのか笑みを深める。
「足手まといにならないようにがんばります、よろしくお願いします……シリウス」
 陽だまりを思わせる、柔らかく暖かな雰囲気をもつ少女の存在にシリウスは僅かに戸惑いを覚える。
(こんな娘が自分のパートナーになるのだろうか)
 シリウスは胸の内に芽を出そうとしている未知の感情を押し殺しながらリチェルカーレの左手の甲を確かめると、唇を近づけた。
 ――契約を交わしたリチェルカーレとシリウスの、互いの文様は赤く色づいていきウィンクルムとして結びつけられる。

●庇護と思惑
(私にはもう契約している人がいるもの、彼以外のパートナーなんて考えられないのに……)
 ミサ=フルールはウィンクルムとして初めて契約した『彼』を脳裏に思い描く、出会った当初は少し冷たくて戸惑うことも多かったけれど互いを知っていく内に惹かれ合い……恋人という親密な関係になるまで深い間柄となっていた。『大切な人を守りたい』と強く思ったときに顕現した力は、確かに大切な人を守る力となっていたのだが……先日、ギルティガルデンから発掘されて回収した石版の話がまさか自分にも関わることになるとは思いもせず、重苦しい気持ちに押し潰されそうだった。
(……『彼』に、本部へ招集されたことを伝えなくてよかった)
 ミサはA.R.O.A.本部へ来ることを『恋人』には伝えず、一人でやってきていた。もし新たな精霊との契約を行うよう通達が来たと知ったら……どんな顔をするだろうか? 自分の言葉で傷つけてしまうことに酷く恐れを感じたために伝えることが出来なかった。
(この運命とどう向き合うか、ちゃんと考えなきゃ……)
 『彼』の為にも私がしっかりしなくちゃ……ミサは何度も自分に言い聞かせ、同席する職員も察して何も言わず。個室内を沈黙が支配する。

***
(運命とは皮肉なものだな)
 エリオス・シュトルツはパートナーでもあった妻を亡くしてから数年ぶりに訪れるA.R.O.A.本部内の変わらぬ様子に、浮かべている穏やかな笑顔に反したつまらなそうに見下す視線を巡らせると前を歩く職員に気付かれないように小さく溜め息を吐く。
(まさか『あれ』の娘と適合するとは)
 エリオスは再び小さく溜め息を吐く。今度はつまらなさからこぼれたものではなく若干の嫌悪を込めた、内から湧き上がる微細な苛立ちを吐き捨てるような溜め息。肩口から伸びる長い黒髪を背に流し、ずれて位置の下がる眼鏡をゆったりとした所作で直していく。一応は初対面の女性に会うのだから身なりは正しておくべきであり、それは自身という素晴らしい存在の絶対性を維持するためのプライドとも言える。心の奥底にある傲慢な自尊心は自分という絶対存在への妥協を許さない。妥協しないからこそ絶対性を維持できるのだから。
「エリオスさん、こちらで神人が担当者と待機しております」
「解った、感謝する」
 エリオスは会釈してその場を立ち去っていく職員の背中を横目で見つめ、角を曲がって見えなくなったことを確認すると口角を歪めて一瞬ほくそ笑んだ。
(……いよいよか)

***
「失礼する」
 個室内を支配する沈黙をエリオスのドアを開いた音と入室の挨拶が破る。大きな音が響いた訳ではないが静まり返っていた個室内では嫌に大きく聞こえて、ミサの緊張が高まっていく……恐る恐る視線を向けると、恋人と同じディアボロの、壮年の男性が微笑を浮かべていた。
(……え?)
 ミサの本能が警鐘を鳴らしている、どこかで見たことがあるような既視感にドクドクと心臓の音が響いて聴こえる。
「ミサさん、彼はエリオス・シュトルツさん。あなたの第二適合者です」
「いつも息子が世話になっているね、息子の恋人なら俺の娘も当然だ……よろしく頼むよ」
 エリオスはニッコリと柔らかな笑みを浮かべるとミサに手を差し伸べる、握手を求めているだけなのに強烈な威圧感をミサに与えてくる。
(この人、顔は笑ってるのに……笑ってない。愛想笑いとも全く違う)
 覗き込んだ古井戸の底から得体の知れない存在が覗き返してきているような、異様な凄みを秘めた視線にミサは純粋に恐怖を感じた。
(私、この人が怖い、どうしようもなく怖い……それでも、私が『彼』を守らなくちゃ)
 ゴクリ、固唾を飲んで震え上がりそうな気持ちを奮い立たせるとミサは椅子から立ち上がり、エリオスの差し出す手にゆっくりと手を伸ばし……握手を交わす。握った手のひらも氷のように冷たいのではないかと錯覚させられる、それほど凍えるような恐怖をミサは感じていた。
「わ、私……」
 ミサは声を震わせながらキッとまっすぐエリオスをまっすぐ見据える、エリオスも恐怖に堪えながら睨みつけようと奮起するミサの瞳を腹の底で嘲笑いながら見つめ返す。
「貴方に負けませんから。この先どんなことがあっても、私は、私達は負けませんから」
 口早に言い切ったミサは唇を噛み締めて沈黙し、エリオスに鋭い視線を向ける。まるで怯えた子猫が威嚇している風にでも見えるのか、エリオスは困ったように眉根を寄せてみせた。
「その言葉、お前が真実を知った時にもう一度聞いてみたいものだな」
(……え?)
 ミサにはエリオスの言葉の意味が解らなかった、しかし得体の知れない台詞にミサの全身から汗が吹き出すほどの凶悪な情念を感じられて膝が震えだす。
「ミ、ミサさん?」
「具合が悪いようだ、早く契約を済ませて医務室で休んでもらうとしよう」
 顔面蒼白になっているミサの様子に異常を感じた職員が声をかけようとするとエリオスは先に契約を済ませて休ませてしまおうという提案する。
(やだ、やだやだ……!!)
 恐怖のあまりに乾ききった喉からは声が出ることもなく、拒否することも出来ずにエリオスの唇が左手の甲に触れる。
「……契約完了だ」

●再会と愛憎
 ロア・ディヒラーは悩んでいた。既に契約している身の上、更なる契約が可能となる秘儀が解明されたとは言え……また誰かと契約することになると、なんとなく気が引けてくる。
(もう一人の適合者の精霊さんがどんな人か分からないから不安だし、もう『パートナー』もいるし……うーん、断れないかなぁ)
「あの、もし断りたいなーってなった時は……?」
 ロアはダメ元で職員に質問を投げかけると、職員は目をぱちくりと瞬かせるとゆっくりと首を傾げだす。
「うーん……ロアさんは神人の数が少ないことはご存知でしょうか? オーガの襲撃を受けて死亡される方、戦闘で帰らぬ人となった方、その他人の摂理に則って亡くなった方……その数も情報規制のもと報道されていないだけでかなりの人数になります。神人の存在はロアさんの想像以上に少ないと思うので……」
 断られると戦力低下にも繋がるので困る、と暗に言いたいのだろう。それ以上の言葉は聞かなくても想像がついたのでロアはそれ以上聞くことはやめておいた。初めからダメ元で聞いてみたのだから、期待する方がおかしいというものだ。
(……そうだ、今日ここに来る精霊を説得して取りやめにしてもらえば良いかもしれない)
 精霊も契約するなら未契約の神人の方が良いかもしれない。そうだ、そうに決まっている。そう思うことにしてロアは第二の適合者の到着を待つ間にどうやって説得しようか黙々と考えることにした。

***
(ようやく、ようやく会える……)
 リヒャルトの頭の中はすでにロアのことで一杯になっていた。適合者が小学生時代の幼馴染であるロアだったことにリヒャルトの心は激しい感情で渦巻いていた。幼い頃は心優しくも気弱でおどおどとした性格ゆえに孤立しやすかったが、ロアはそんな自分の世話をなにかと焼いてくれて……いつしか彼女を守れる強い精霊になろうと思うようになっていた。小学校の卒業間近に両親の都合で引越しを余儀なくされて疎遠になってしまった時もロアとの再会を願って、強くあろうと努力を続けた。来る日も、来る日も、思慕していた幼馴染の存在がリヒャルトの心を支えていた……しかし、その支えは容易く崩されることとなった。
(……ロア。君と適合していると分かって、僕は……それはもう、嬉しかったんだよ。それなのに)
 再びタブロスへ引っ越すことが決まり、転入して戻ってきたのも束の間……A.R.O.A.本部で見つけたロアの隣には見知らぬディアボロの姿があり、二人の手の甲には契約した証である赤い文様。その時、ロアがすでに他の精霊と契約している事実を知ってしまったリヒャルトの心を支えていた支柱は音を立てて崩れ落ちた、叩き割られたガラス板のように粉々に砕け散ってしまった。
(そっと君の顔を見に来た時に、仲よさそうに歩く君と見知らぬ精霊の姿……僕が、君を守るっていったのに。それを忘れているんだよね……?)

 許せない、許せない、許せない、許せない、許せない、許せない許せない許せない許せない許せない許せない――!!

 リヒャルトの心の支えを失った悲しみはいつしか怒りが芽生え、憎しみに姿を変え、執念へと昇華されていた。そして今日は幸運というべきか、執念が努力を報いてくれたのか……ロアとの第二適合者と認められ契約することになる。
「リヒャルトさん、こちらでお待ちになっております」
 案内役を勤めていた職員がとある個室の前に来るとリヒャルトにロアがここで待機していると告げられる。
「……ありがとうございます」
(まぁ、会ったところで僕のことなんて覚えていないんだろうけど……)
 胸に去来する虚しさに自嘲しながらリヒャルトはドアをくぐり抜けていく。

***
「……あ」
 ドアが開いた瞬間、ロアは入ってきたテイルスの姿に目を奪われる……見覚えるのある髪色、瞳、そして顔。成長していて一瞬分からなかったがロアには確信が持てた。
「もしかして、リヒャ君……リヒャ君でしょ!? 私のこと覚えてる? 小学校の時に一緒だったロアだよ」
 駆け寄ってきたロアは全身をくまなく確かめるようにリヒャルトの周りをぐるぐると回りながら、身長が伸びていることや髪型など変化している部分をくまなく見ていく。
 自分のことなんて、なにもかも忘れているのだろうと思っていたのに……予想外な反応を見せるロアにリヒャルトは呆気にとられて固まってしまったが、すぐに笑みを作って気持ちを落ち着ける。
「覚えてるよ、ロアちゃん。僕もとてもとても会いたかったんだ、よく僕だって解ったね?」
「え、だって友達の事忘れないよ……もしかして適合者の精霊ってリヒャ君なの?」
 ロアの問いかけにリヒャルトは肯定するように首を縦に振るとロアは満面の笑みを浮かべる。
「よかったぁ、最初は断ろうかと思ってたんだー……私、もう他の精霊と契約してるし、ちょっと人見知りもあって……でも、リヒャ君だったら大歓迎だよ!」
 ピシッ。
 リヒャルトの頭の中でひび割れる音が聞こえた。そうだ、僕としたことが……やはり彼女は僕との約束なんて覚えていないんだ、僕との約束は捨てられていたんだ。
「ロアさん、先に契約を……」
 職員の申し訳なさそうな声に「あっ、そうだった」とロアも慌てて左手をリヒャルトに差し出す――左手の甲には、赤い文様。
「……」
 リヒャルトは取り繕った笑みを顔に張り付けてロアの左手甲にキスを落とす。
(契約したからには僕に従って貰いますよ、ロア)
 僕は、君を許さないから。

●興味と同調
(二人目の適合者だなんて、どうしよう)
 神人として戦うことに意義がある。故郷をオーガに蹂躙され滅ぼされたあの日、憎き全て根絶やしにすると憎しみがこみ上げた瞬間、神人として顕現した。クラリスにとってウィンクルムの力は復讐の力。
(……関係ない人に復讐の為に協力して、なんて言えないわ)
 しかし第二の適合者との契約に魅力を感じない訳ではない。むしろ自身の戦力となるカードが増えるのだからメリットは確実にあるのだ。
(でも、メリット自体はあたし側の事情だしなぁ)
 自分達の都合に第三者を巻き込んでもいいのか、そう考えるたびにクラリスの良心が僅かに痛む。
「クラリスさん具合が悪いのですか?」
「ちょっと契約する精霊にお願いを聞いてもらおうか、考えてるだけよ」
 同席している職員は先ほどから唸り声を漏らしてテーブルに突っ伏しているクラリスに声をかけると、クラリスもやんわりと明言は避けつつ愚痴をこぼす。
「聞いてから悩んでも良いのではないですか? 聞かずに後悔するよりはマシかと」
「……そうね、聞かぬは一生の損って言うし」
 とにかく新しいパートナーに自分の目的を伝えてみようとクラリスは腹を括ることにして背もたれに身を任せる。ギィ、と椅子の軋む音が響く。

***
(精霊に生まれた以上、こうなる運命か)
「気に入らねぇなぁ……気に入らねぇよ」
 A.R.O.A.本部の喫煙室で煙草を吹かしながらリューグナーはブラインド越しにタブロスの街並みを眺めていた。いずれは自分と適合する神人が出現する、そんないつやってくるか解らない存在に対して常に身構えているわけでもなく……降って湧いてきた適合者選出の通告にリューグナーは不満を独りこぼしていた。
(A.R.O.A.職員の仕事も、これで休職扱い……なんかバイトも探しといた方がいいのか?)
 先行きの不安に頭を抱えつつボリボリと乱暴に頭を掻きながら灰皿に吸殻を押し付けて火を消していると、ふと壁の時計が視界に入る……すでに招集場所へ向かわなければ行けない時刻だった。
「……ま、折角だしどんな美人さんが待ってるか楽しみにするとすっか」
 ふぅーっと煙草の紫煙を一気に吐き出すとリューグナーは喫煙室を後にする、廊下の空気は喫煙所と違って淀みがほとんどなく深呼吸するには今はちょうどいい。
「すぅー、はぁー……行くか」
 身体を少しストレッチしてリューグナーは小走りで案内役の職員の元へと向かっていく。

***
 数分後、個室のドアが開いた。
「さーせん、ちょっと遅れたぜ……お?」
 黒豹のテイルスが来たとクラリスがぼんやり思っていると入室して来た青年は突如ずぃっと顔を近づけてくる。至近距離、吐息が触れ合うほど近づかれると視線の先に二色の瞳を捉える。
(……綺麗な瞳、宝石みたいね)
 クラリスは至近距離まで近づかれた驚き以上に目の前に見える緑石と紅石のような美しい瞳に思わず見蕩れてしまった。心奪われるという感覚はこういう事を言うのかもしれない。
「……あ、思い出した!! 昔写真で見た親友の妹とそっくり、っていうか同一人物か!」
 まじまじとクラリスを眺めていたリューグナーは見覚えのある顔をじっくり観察してようやく思い当たる人物に行き当たる。リューグナーが驚いて大きな声を出した瞬間にクラリスも体を強ばらせて目を見開く。
(これが俺の運命か……案外、神様ってやつも酔狂だな)
 リューグナーは顔を離して一歩下がるとポリポリと頬を掻く、ア然としていたクラリスもハッと気を取り戻すと立ち上がりリューグナーを真っ直ぐ見つめる。
「は、初めましてね! 単刀直入に言うけど……貴方を契約で縛るつもりはないわ」
 クラリスは挨拶もそこそこに目の前にいる青年へ自由意志を極力尊重する姿勢だと伝える。
「でも、私は私自身の目的の為にもっと力が欲しいの。だから……気が向いた時にでも付き合ってくれないかしら ?」
 凛とした、強い決意を秘めているクラリスの佇まいにリューグナーは興味深そうに目を細めて見つめニヤリと口角を上げる。
「問題ない。お前の兄から事情は聴いてる」
「え?」
 兄という言葉が出てくるとは思わずクラリスが動揺しているとリューグナーの手はクラリスの頭の上に置かれてポンポンと撫でられる。
「まさかこんな別嬪になるとはなぁ」
 感慨深そうに呟くリューグナーの姿と今までの言動にクラリスはある予感が湧いてくる。自分の兄を知っていて、目の前にいる人物と似ている人物像――
「あっ、もしかして貴方! 救いようのないチャラ男のリューグさん!?」
 クラリスの言葉にリューグナーは思わずガクッと転びそうになる身体を持ちこたえさせてみせるが、そんな様子も気に留めずクラリスはパァっと顔を明るくさせる。
「チャラ男だけど信頼出来る親友だって聞いてるわ」
 話でしか聞いたことのなかった兄の親友にまじまじと視線を巡らせクラリスは楽しそうに笑みを浮かべるが、リューグナーは対照的に苦笑いを浮かべている。
(相変わらず俺には容赦ない男だな)
 というより自分をそんな風に妹分に伝えていたのかと、思わぬ事実が発覚して内心溜め息を吐いた。
(しかし、綺麗事を言うお嬢さんだったらさっさと契約済ませて逃げてやろうかと思ったが)
 目の前にいる女性が進む道は血生臭く、泥まみれになりながら突き進まなければならない茨の道。孤独に戦うことも許されず歯痒い想いもしているだろう。
(……面白い)
「お前の騎士役、喜んで引き受けるぜ」
「騎士ねぇ……背中を預け合える仲間なら大歓迎よ」
 リューグナーの言葉にクラリスは眉を顰めながらニヤリと笑みを浮かべる、そんな彼女の態度になかなか言う女だとますます気に入った。
「そんな細腕で俺を支えられるか?」
「あら、見た目で判断するの?」
 互いに軽口を叩き合うと、なんとなしに気が合う予感が感じられて同時に吹き出してしまう。
「頑固でつれないところがそっくりだな……俺のことはリューグでいい。よろしくな、俺の運命の女神さん」
「こちらこそよろしくリューグ。貴方に出逢えて嬉しいわっ」
 互いに握手を交わすとリューグナーはその場で跪いて契約を行おうとする……クラリスの手は強張り僅かに震えていた。
(……大丈夫だ、俺もクラリスを護るからな)
 秘められた誓いのキスが落とされ、新たな契約は完了する。



依頼結果:成功
MVP

メモリアルピンナップ


エピソード情報

マスター 木乃
エピソードの種類 ハピネスエピソード
男性用or女性用 女性のみ
エピソードジャンル イベント
エピソードタイプ EX
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用不可
難易度 簡単
参加費 1,500ハートコイン
参加人数 5 / 2 ~ 5
報酬 なし
リリース日 08月30日
出発日 09月06日 00:00
予定納品日 09月16日

参加者

会議室

  • [8]クラリス

    2015/09/03-09:09 

  • [7]クラリス

    2015/09/03-09:09 

    はぁい、こんにちは。クラリスよ
    新しい適合者が見つかったって言われた時は正直どうしたものかと思ったけど…
    ソルティの親友だっていうから驚いたわ!

    見た目は派手な人だけど悪い人ではないみたいだし、
    これから楽しくなりそうねっ

  • [6]ロア・ディヒラー

    2015/09/03-02:51 

  • [5]ロア・ディヒラー

    2015/09/03-02:51 

    こんばんは、ロア・ディヒラーです。
    まさかもう一人適合者が現れるなんて思ってなかったなぁ。
    それも、小さい頃一緒だったリヒャ君だったなんて!
    リヒャ君、もといリヒャルト、私のこと覚えてるかな、覚えててくれたら嬉しいんだけど。
    (楽しみだなぁといった風ににこにこして)

  • こんばんは。よろしくね。
    契約の時、か…。
    ジャスティとの再会はちょっとアレだったから、驚いたわね…。

  • [3]リチェルカーレ

    2015/09/02-20:38 

  • [2]ミサ・フルール

    2015/09/02-13:08 

  • [1]ミサ・フルール

    2015/09/02-13:07 

    こんにちは、ミサです。
    本部から 『私の適合者が現れた』と知らせを受けたときは…すごく混乱したよ。
    だって彼はエミリオの……(深刻そうに俯き)
    あ、なんか暗くなっちゃってごめんねっ(ぶんぶんと手を振る)
    皆が思い思いの時間を過ごせることを祈って、


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