あなたに納涼プレゼント!(木口アキノ マスター) 【難易度:簡単】

プロローグ

 夏もそろそろ終わりである。
 とあるデパートの催事場に開設されたお化け屋敷も、明日で撤収。
 その前に。
 A.R.O.Aがイベントのため、お化け屋敷を一日貸切。
 さて、一体どんなイベントが用意されているのやら。


 精霊は、デパートの正面入口で神人と待ち合わせしていた。
 いつもは精霊を待たせるなんてしない神人が、今日はもう、5分遅れている。
 そこへ、デパートの従業員がやってきた。
「失礼します。お連れ様は、こちらでお待ちです」
 何かあったのか?と訝しみながらも店員についていく精霊。
 案内されたのは、お化け屋敷。
「お連れ様は、この中でお待ちです。さあ、どうぞ」
 戸惑う精霊を置いて、従業員はお化け屋敷の暗闇の中へ消えていった。
 もしかして、おかしな奴らに連れ去られ、この中に監禁されているとか?
 良からぬ妄想に掻き立てられ、精霊はお化け屋敷の中へ足を踏み入れたのだった。

 1人でお化け屋敷に入る精霊。
 墓石の陰から人魂、古井戸の中から骸骨、廃屋の中は女性の啜り泣き、破けた障子からは白い手、割れた鏡に映る幽霊――
 あれ?この幽霊、なんだか見覚えが……そう思いつつ、お化け屋敷の出口まで来てしまった。
 神人は、一体どこへ消えてしまったのだろう。
 ふいに、後ろから肩を叩かれる。
 振り返れば、お化け屋敷の中で遭った幽霊たち……に扮した神人たちだった。
 その中に、自分の神人も見つけ、精霊は思わず叫ぶ。
「お前、何やってんだよーーー!!」
 脱力する精霊に、神人は可愛らしいてへぺろをしてみせるのであった。

解説

お化け屋敷でお化けに扮して精霊を驚かしちゃおう!という企画です。
精霊は1人ずつ入場します。
1人の精霊を神人みんなで寄ってたかって驚かすという、非情な企画です。

参加費用は一組【500jr】です。
お化けコスチュームや小道具はお化け屋敷の企画会社で貸し出ししてくれます。特殊メイクもしてもらえます。

お化け屋敷は林に囲まれた墓場エリア(古井戸があります)と、平屋の廃屋エリア(古びた家具、障子、押し入れがあります)とで構成されています。どちらも和風になります。
どの場所で、どんなお化けになって、どうやって驚かすかをプランに記載してください。
(霊……じゃなかった、例:墓場の陰からお化け提灯を出して驚かす、等)


ゲームマスターより

夏の終わりに、お化けネタ。
本当は季節問わずにホラー大好きだったりします。

さあさあ、いつもクールな精霊さんをぎゃふんと言わせてしまいましょう。
可愛くってついつい意地悪したくなる精霊さんを、お化けになって追いかけてやりましょう。
これも愛情表現です!?

リザルトノベル

◆アクション・プラン

篠宮潤(ヒュリアス)

  ・墓場エリア。墓石役(両手出し入れ出来る全身被り物的な。顔や手も石色
曲がり角の反対に位置(右曲がる所なら左に
精霊が曲がった瞬間、背中や首目掛けコンニャクをそっと放る
※緊張し過ぎて時に力加減誤り思い切り投げてる
放った後は毎回『ごめんなさいごめんなさい…っ』としばし震える墓石
↑精霊さんによってはバレる
※人が転ばないよう毎度コンニャク自主回収

(…ヒューリが、驚いたっ)←こっちが驚愕
「えっ?えと、お化け屋敷っていう、のは」
かくかくしかじか
小声で早口説明

背中見送り
(滅多に出ないだけで…ヒューリの中には、もう色々な感情、育ってると思うのになぁ…)
うん、絶対いつか教えてあげたい

終了後、他精霊さん達に猛烈謝罪


月野 輝(アルベルト)
  神人みんなでドッキリを仕掛けるなんて楽しいわよね
ふふっ、精霊さん達、どんな風に驚いてくれるかしら
わくわくするわよね♪

アルにはデパートのカフェで待ち合わせって伝えておくわ
下手な場所に立ってられると、精霊ってだけで目立っちゃうものね

■扮装
白い着物を着て顔と着物に血糊をベットリ
髪をボサボサに振り乱した状態にして、墓場の古井戸の中に潜むわ
誰か来た気配を感じたら小さな声で悲しげに
「出して…ここから出して…誰か助けて……」
と呟いておいて、精霊さんが近づいてきたらいきなり顔を出して悲鳴をあげて、すぐに井戸の中へ隠れるわ

■終了後
ふふっアル、凄く驚いてたわよねぇ(くすくす

え、まさか、あれってフェイク…?(悔しい



七草・シエテ・イルゴ(翡翠・フェイツィ)
  (翡翠さんがお化けを怖がる……。
大抵の事には動じない人なだけに想像がつきません。
勿論、怖がってくれたらそれはそれで嬉しいですが)

(誰が来るでしょうか)
鬘と浴衣、無地の肌色のお面をつけ、
のっぺらぼうに扮し、墓場の叢から待機。
動きや視界で問題がある場合は、一つ目小僧も候補に。

林の陰から飛び出したり、
忍び足で後をつけたりして精霊達を驚かします。
精霊達が振り向いたら、顔の下から懐中電灯で照らす。
逆に振り向かせる時は背後から手で、
精霊達の肩を触ったり、叩いたりします。

翡翠さんを探し、人気のない静かな所へ移動。
項垂れる姿を見て、彼の隣に寄り添い、
ごめんなさい……ちょっと驚かしたかっただけなんです、と謝る。


ミオン・キャロル(アルヴィン・ブラッドロー)
  皆で驚かすの楽しそうね(くすっと意地悪な笑み

「平屋の廃屋エリア」で待つわ
精霊が来たら、暗闇の中で障子をガタガタっと鳴らすの。
そして、ばっ!って登場したいわ…えっと破いて登場がダメなら、そのままスパーンと開けようかしら

和風のお化け、この服と変わらないわね。顔は血糊でも塗って怖くしてもらいたいわね
着物は借りて、乱れた髪で顔を見えない様にし、ゆっくりと精霊に近づく
ある程度近づいたら「…御恨みします」としなだれかかるように…抱き着きはNGよね。
後ずさってくれたら、次の場所へ進んでくれるよう歩みを早めるわ。…驚いてくれるかしら?

どう吃驚した?にこにこっ笑いながら精霊に近づく
そうよ、頑張ったのよっ!(ぷぅ



メイリ・ヴィヴィアーニ(チハヤ・クロニカ)
  他の人と被らない所で待ち合わせ。

猫又の恰好をして驚かすよ!
着物と骸骨のおもちゃを借りて、化け猫風のメイクをするの。
ネコ耳と二又尻尾つけて、念のため三つ編みおさげかな。

廃屋の中:
他の所の様子も見たいけど我慢、我慢。
怖いかどうかはともかく不気味に感じてもらえたらいいかな。

気付かれずに目の前スルーされたら悲しいから
抑えめの声で「ひとーつ…ふたーつ」と数を数えながら骸骨をお手玉。
歩いてきた精霊さんと目があったらお手玉止める。
チラッと見た後、くすくす笑いながら奥に引っ込むの。
あんまり一緒にいたらバレるもんね。

引っ込む時うっかり転ばない様に注意しよ。

全部終わったらちー君に抱きついて感想おねだりしたい!



● 翡翠とのっぺらぼう
 翡翠・フェイツィは幾度となく腕時計に目を落とす。
「シエ、来るの遅いな……」
 七草・シエテ・イルゴとの待ち合わせ場所は時計店の前で間違いはなかったはずだが。
 連絡してみようかと、携帯電話を手にしたところで。
「お客様、翡翠・フェイツィ様でしょうか」
 デパートの女性従業員が柔らかな笑顔で声をかけてきた。

 その頃、シエテは。
(翡翠さんがお化けを怖がる……想像がつきません)
 下ろした髪に古風な浴衣、特殊マスクでのっぺらぼうに扮し薄暗い墓場の叢で息を潜めていた。
(勿論、怖がってくれたらそれはそれで嬉しいですが)
 シエテは墓場にぐるりと視線を巡らす。
 奥の曲がり角には墓石に扮した篠宮潤。その先にある古井戸の中には白装束に血糊を施した月野 輝が待機している。
 さらに奥にある廃屋の中では、メイリ・ヴィヴィアーニとミオン・キャロルも獲物を待ち構えているだろう。
 シエテの待機場所は、一番入口に近かった。
 入口の方向から、僅かに光が漏れてくる。
 誰かが入ってきたようだ。
(誰が来るでしょうか)
 シエテの心臓は緊張で高鳴った。

「こ、ここは……」
 翡翠は、従業員に案内されて来た場所に、僅かに眉をひそめる。
 向こう側が見えないくらい背の高い柵は、隙間から不気味な人形がこちらを除いている。入口は、流血のような塗料が付着した木の扉。
 どう見てもお化け屋敷。
「お連れ様は、こちらでお待ちです」
「ちょ……、本当に?間違えてない?」
 翡翠の疑問には答えず、従業員は笑顔のまま扉の向こうへ。
「行くしか……ないのか」
 恐る恐る中に足を踏み入れる。
「!?」
 従業員の姿がどこにもない。
 翡翠は暗闇に目が慣れるのを待ってから進みだす。
 本来ならばこんな場所には、一生来ることはなかっただろう。
(俺は……幽霊が苦手だから)
 しかし、苦手なんて言っていられない。
 シエテがここにいるかもしれないのだ。
 翡翠は荒れた墓場を進んでゆく。
「シエ、ここにいるのか?」
 カサカサカサ――カサカサカサ――
「……?」
 後ろから、足音が付いてくる?
 いいや、これはきっと、自分の足音だ。
 場所の雰囲気のせいで、何かが付いてきているように錯覚してしまうだけだ。
 その証拠にほら、振り返ったって何もいないだろう?
「うわあああああっ!?」
 勢いよく振り返ってみれば、そこにはざんばら頭ののっぺらぼう。
 翡翠の声に一瞬驚いたように動きを止めたが、翡翠にはそれに気付く余裕はない。
「えーすみませんね、ちょっと人を探していますので、はい失礼します」
 驚きのあまり、普段使わない敬語で早口にまくしたて、足早にその場を去る。
 早くここから出よう。
 あまりにも急ぎ足になり過ぎたせいで、曲がり角で足が滑りそうになる。
「うわっ」
 なんとか体勢を整え転ばずに済んだ。が、その途端、ひたり、と。
「わああ!?」
 何かが首筋に触れた。冷たくて柔らかい何か。
 それがこんにゃくだということには考えも及ばない。
 翡翠が半ば駆けだしたところで。
「出して……ここから出して……誰か助けて……」
 啜り泣きが聞こえる。古井戸の中から。
 翡翠は古井戸から最大限距離をとって、その横をすり抜けようとする。
「出してぇぇ!」
 絹を切り裂くような悲鳴と共に飛び出してきたのは、乱れた髪の女性。真っ白な着物は血に染まり、血だらけの顔にはところどころ髪がべっとりと張り付いている。
「出たああああっ!」
 予想通りの幽霊の出現に、翡翠は前方の廃屋に駆け込んだ。
「はあ、はあ……」
 息をきらせて廃屋の中を歩く。
「ひとーつ……ふたーつ」
 声がして、翡翠は足を止める。
 部屋の隅にお手玉遊びをする子供がいた。
 可愛らしい着物に、おさげ頭。そして猫耳。
 ……猫耳?
 違和感に、その子供をまじまじと見つめ、後退る。
 大きな口から覗く牙、吊上がりぎらぎら光るような眼!
「みーっつ、よーっつ」
 弄んでいるのはお手玉ではなく髑髏。
「な……!」
 翡翠が固まっていると、猫又少女はくすくす笑いながら廊下の奥へと消えた。
 化け物と同じ方向には行きたくないが、進む道はそちらしかないようだ。
 障子の並ぶ廊下を進むと、時折障子がガタガタ震える。
 翡翠はなるべく余計なところを見ないように、真っ直ぐ前だけ見てぎくしゃくと足を動かす。
 すると、突然真横の障子が開かれた。
「……御恨み……します……」
「ひっ」
 元は華やかだったであろうが今は見る影もなく破れ汚れた和装に、乱れた髪で顔を隠している女性が、ぼたぼたと涙のように血を落としながらゆっくりと近づいてくる。
「御恨み……」
 そっとその手が翡翠に向けられれば。
「嫌だあああ!ここから出してくれえええ!」
 幽霊から逃れるべく、翡翠は廊下を駆け抜けた。

 翡翠の苦手なもの。
 それは、幽霊。
(こんな所、シエに見られたら俺はどうすればいい?)
 翡翠は恐怖と疲れで摺り足になりながら、やっとのことで出口に辿りついたのだった。


● ヒュリアスと動く墓石
(もしやこれが、『お化け屋敷』というものなのかね)
 ヒュリアス自身はそういうものに興味がなかったため経験したことはなかったが、雰囲気から察するに、ここが、そうなのだろう。
「お連れ様は、中でお待ちです」
 微笑んでお化け屋敷の中に消えてゆく従業員。
 ヒュリアスはその言葉を疑いもせずに、お化け屋敷の中に足を踏み入れた。

(さっき……は、うまく、できた……のかな?)
 潤はさきほど翡翠に投げつけたこんにゃくを自分で回収し、次の来訪者を待っていた。
(次……は……、ヒューリ……だっ)
 潤は、ヒュリアスが現れた嬉しさと、うまく脅かすことができるだろうかという緊張と、ヒュリアスがどんな反応をするかという期待とで、胸がドキドキしてきた。
 墓石に扮しているのであまり動いてはいけないが、そっと前方へ移動して、ヒュリアスの様子を窺う。
 いつもと変わらぬ、まるで街の中でも歩いているかのようなヒュリアス。
 叢から「うふふ、こんばんは~」と現れたのっぺらぼうにも、
「ん?」
と、全く表情筋は仕事せず。
 驚くどころか、じっくりのっぺら面を眺め、「一体どうやって呼吸しているのだろう」と呟く。
「え、えーと、なんとか呼吸してます」
「そうなのかね」
「あはは、では、先にお進みください」
 思わず親切に道案内までしてしまうのっぺらぼう。
 さて、全く動じないヒュリアスを、潤は脅かすことはできるのか。
 潤は、近づいてくる彼の姿を凝視する。
(あ、れ……?)
 なんだか、違和感が。
 その違和感の正体が何か思案しているうちに、ヒュリアスが目の前を通り過ぎようとする。
(……っ!)
 潤は慌ててこんにゃくを投げつける。
 べちゃり。
 見事ヒュリアスの首筋にヒット。
 とたんに、ぶわっと広がるヒュリアスの尻尾。
(……ヒューリが、驚いたっ)
 これには潤の方が驚かされた。
 思わずハリボテの墓石から顔を出してしまう。
「ウル?」
「あ……っ」
 潤はハリボテの中に引っこむが、時すでに遅し。ヒュリアスが大股でこちらに近づいてくる。
 こんこん、と軽く墓石を叩き、訊ねる。
「これは、俺は何をすればいい場所なのかね?」
「えっ?えと、お化け屋敷っていう、のは」
(もしかして、ヒューリ……)
 お化け屋敷というものがどういうものなのかわからずに困惑していたのではなかろうか。
 潤はハリボテから再び顔を出し、お化け屋敷というものがどういう趣旨のものなのか、小声で手短に説明した。
「じゃあ、また後で、ね」
「怖がって楽しむところ、か。……成程。確かに突然の事には驚きはするな」
 なんとなく理解したヒュリアスは、楽しめるかは分からんが……と自嘲気味に苦笑いして先へ歩みを進めた。
「そもそも俺には『恐怖』という感情が欠落してるようだからな」
 潤はその後ろ姿を見送る。
 先ほど感じた違和感の正体が、今はわかる。
(ヒューリ、ちょっとだけ、尻尾が、膨らんでる)
 いつも一緒にいるから気付いた僅かな異変。驚きは表情には出なくとも、尻尾にはちゃんと出ていた。
(滅多に出ないだけで…ヒューリの中には、もう色々な感情、育ってると思うのになぁ…)
 いつかそのことを教えてあげよう、と、潤は思うのだった。
 次の瞬間、古井戸から出て来た血だらけの幽霊の姿に、ヒュリアスの尻尾がまた一段と大きく膨らんだ。

(大怪我をしていたようだが、手当てはしなくていいのだろうか)
 若干ずれた感想を持ちながら、古井戸の前を抜け廃屋に辿り着いたヒュリアス。
 今度は、髑髏のお手玉で遊ぶ猫又少女が出迎える。
 これには、女装をして化粧を失敗したテイルスの少年、と勘違いしたため、尻尾も膨らまなかった。
(手強いわね!)
 メイリは歯噛みしながらセット裏へと引っこむ。
「うふふ、やり甲斐があるわ」
 気合い充分のミオンが勢いよく障子を開ける。
「む……」
 音に振り向いたヒュリアスは血だらけの和服幽霊の姿を見つけると、無表情で尻尾を膨らませた。
「御恨み……申し上げます」
 おどろおどろしく呟き、じわじわと近づいていく。
「またすごい怪我人だな。ここを出たら救急車を呼んでおくとしよう」
「え?あ、いや、それには及ばないわっ!」
 思わず素の口調が出てしまい、ミオンは慌てて障子の向こうに帰る。
 ヒュリアスは2、3度瞬きをすると、毛並の乱れた尻尾を一振りし、出口の扉をくぐった。


● アルベルトと白装束の幽霊
 輝は古井戸の幽霊役を思いっきり楽しんでいた。
 神人みんなで精霊にドッキリを仕掛けるなんて、ワクワクする。
(そろそろアルが来るかしら)
 輝の胸は一層高鳴るのだった。

 カフェでコーヒーでも飲んで待っていて。
 そう言われたアルベルトだが、既に2杯目のコーヒーを飲み終えそうである。
(いつもは時間にきっちりしてる輝にしては珍しい)
 そう思っていたところへ、デパートの従業員がやってきた。
「シラー様ですね。月野様があちらでお待ちです」

 案内されたお化け屋敷の外観を眺め、アルベルトは眉を顰める。
「一人でこの中に入ったのか、輝は」
 一体なぜ?
 中に入れば何等かの手掛かりがあるだろう。
 アルベルトはその暗闇に足を踏み入れた。
 墓場の荒れた道を歩いていると、
「ばあっ」
と叢からのっぺらぼうが飛び出し、アルベルトは思わず肩が跳ね上がる。
 基本的にお化けは平気なタチだが、さすがに突然出てこられればビクッとはする。
「うふふふっ」
 のっぺらぼうは嬉しそうに笑うと、木の陰に消えていった。
「見たところ、普通のお化け屋敷のようですね」
 さらに足を進めると、べちゃっ。
 突然背中に柔らかい感触。
「……」
 反射的に、その物体が飛んできた方向に鋭い視線を向ける。
「ご、ごご、ごめんなさいっごめんなさいっっ」
 墓石が、頭を下げているつもりだろうか、一生懸命前後にガタガタ揺れながら、懸命に謝っている。
 この声、どこかで聞いたことがあるような……?
 アルベルトは墓石に
「大丈夫ですよ」
と手を振ると、さらに奥へと歩き進む。
 すると、古井戸の中から、悲し気な細い声が聞こえてきた。
「出して……ここから出して……誰か助けて……」
「なるほど」
 アルベルトは一瞬だけにやりと笑うと、
「なんの声だ?」
と、不安そうに古井戸に近づく。
 そこへ、血塗られた白装束の幽霊が飛び出してくる。
「出してええぇ!」
「うわあ!」
 アルベルトはよろけながら後退る。
「うふふ……」
 幽霊が引っこむと、アルベルトは額の汗をぬぐう。
「なんだ今のは……幽霊か?よくできてる……驚いた」
 アルベルトは心臓の辺りを押さえながら、廃屋へと入っていった。
(うまくいったわ!)
 古井戸の中で、輝は小さくガッツポーズをとった。
 廃屋では、髑髏で遊ぶ猫又少女がアルベルトを出迎える。
「ひとーつ……ふたーつ……」
 不気味な笑みを向けられ、アルベルトは
「なんだ?」
と短い悲鳴をあげる。
「よーっつ、いつつ」
 猫又少女は楽しそうに廊下の奥へ消えていく。
 それについて先へ進むと、今度は障子が震えだす。
「一体、何が起きるんだ」
 アルベルトは怯えたようにあたりを窺いながら歩く。
 障子がからりと開いて、乱れた髪の女性がゆっくり現れた。
「うわっ」
 顎からぼたぼたと落ちる血にも構わず、こちらに歩いてくる和装の幽霊。
 アルベルトが立ちすくんでいると、幽霊はついと手を差し伸べ、
「……御恨みします」
と低い声で囁く。
「わあ、なんなんだ!」
 幽霊に追い立てられるようにして、アルベルトは廃屋を抜け、出口の扉を開けた。

 お化け屋敷から出たアルベルト。その後ろ姿は小刻みに震えている。
 だんだんとその震えが大きくなり……。
「くく……くくくっ」
 唇から、笑い声が零れるのであった。


● チハヤと猫又
 待ち合わせ場所になかなか来ないと思ったら……。
「なんで待ってるのがお化け屋敷の中なんだ」
 チハヤ・クロニカは頭を抱えた。
 意味が分からん。本当に何を考えてるんだか……。
「どうかなさいましたか」
 従業員に訊かれ、
「いいえ、なんでも」
と、即座に顔を上げる。
(けしてビビってるわけじゃないぞ!)
 不安を胸に押し込めて、お化け屋敷の中に。
 チハヤは墓場を急ぎ足で進む。
 とんとん、と肩を叩かれ、先程の従業員かと思い何の警戒もなく振り返る。
「ふぁ!」
 チハヤは短い悲鳴をあげ、まじまじと相手を見てしまう。
顔が、ない。
 チハヤはそろそろと後ずさりすると、くるりと踵を返し、また奥へと歩みを進める。
 いつ化け物が脅かしにくるか。
 周囲を警戒しながら、注意深く進む。
 墓場も終わりに近づいた所で、びちゃり、とこんにゃくが背中を襲う。
「ひゃあ!」
 思わず悲鳴が出てしまい、チハヤは口元を押さえる。
 墓石の中で、(クロニカさん。意外、と、悲鳴、可愛い)と、潤が和んでいるなんて露知らず。
 チハヤは呼吸を落ち着けながら、前へ進む。
「出して……ここから出して……」
 古井戸の中から悲しげな呟き。
 どうせここから幽霊が出て来るんだろう。と心構えをしていても。
「出してぇぇぇぇぇ!」
 血まみれの白装束で現れた女の幽霊に、チハヤはびくっと肩を震わせる。
 だが、今度は悲鳴を上げずに済んだ。
 耐性がついたのかもしれない。
 順路は廃屋の中へと続いている。
「ひとーつ……ふたーつ……」
 廃屋に似つかわしくない幼い声が、余計に不気味さを増す。
「今度は何が現れるんだ」
 暗闇の中から姿を現したのは、恐ろしい形相の猫又少女。
「なっ……」
 猫又はチハヤと目が遭うと、にまりと笑った。
 一瞬誰かに似てると思ったが、それが誰か、じっくり考える間もなく、猫又少女は「うふふ、あはははは!」と笑いながら奥へ消えていく。
(なんで笑って去っていくんだ!)
 気味の悪さに拍車がかかる。
 粟立つ肌を擦りつつ、チハヤは猫又を追って廊下へ進む。
「あっ」
 猫又が廊下の板目に爪先をひっかけ、どさりと転ぶ。
 転倒する姿がよく知った神人の少女と重なり、思わず手を貸しそうになるチハヤだったが、猫又はささっと立ち上がり、走って奥へ消え去ってしまった。
 廊下の終わりが見えてきて、そろそろ出口だろうか、と気を抜いたところで。
 がらりっ、と勢いよく障子が開き、視界に飛び込んで来る和装の血みどろ幽霊。
「わあああっ」
 完全に油断していた。いきなり出て来る系には、どうにも弱い。
「……御恨みします……」
 近づいてくる幽霊を振り払い、涙目になりながら廊下を突き進む。
 廊下の終わりに出口の扉が見えて、チハヤは安堵する。
 一呼吸おいて、扉を開ける。
 まるで、何事もなかったように、平然な顔を装い、脱出するのであった。


● アルヴィンと和装幽霊
 ミオンに何かあったのか?
 従業員に案内されたアルヴィン・ブラッドローは、疑いもせずお化け屋敷の中へ。
「懐中電灯を……うああっ!?」
 灯りを借りられないか従業員に訊ねようとしたが、そこにいたのは従業員ではなくのっぺらぼうで、アルヴィンは即座に後退る。
 のっぺらぼうはくすくす笑いながら木の陰に隠れる。
 ……これは……。
 アルヴィンは周囲を見回し、確信する。
 普通にお化け屋敷ではないか!
(……ハメられた)
 悔しい。
 アルヴィンは、握った拳をふるふると震わせる。
(後で覚えておけ!)
 アルヴィンは荒れた道を大股で歩く。
 びちゃり。
 首の後ろにこんにゃくが投げつけられる。
「!」
 振り返り、本能で身構える。瞬時に闘気が滲み出る。
 しかし、小刻みに震えている墓石に気付き、構えを解いた。
 中にアルバイトの者でも入っているのだろうか。怯えさせてしまって申し訳ないことをした。
 アルヴィンは墓石に向かって「頑張れよ」と微笑むと、先へ進んだ。
「出し……て……」
「ん?」
 何かが聞こえたような気がして、アルヴィンは古井戸に近づく。
「ここから、出してえええ!!」
「うわっ!」
 井戸から飛び出した白装束の幽霊に、アルヴィンは目を丸くする。
 幽霊はすぐに井戸に消えていったが、アルヴィンは胸を押さえる。
 幽霊が怖いというよりも、思いもよらぬ所から吃驚させられることに驚く。
 この先も用心した方がいいな、とアルヴィンは廃屋の中へ足を踏み入れた。
「ひとーつ、ふたーつ……」
 幼い声が不気味に響く。
 視線を向けると、猫又少女が髑髏をお手玉に佇んでいる。
 アルヴィンは一瞬怯むが、すぐに気を持ち直す。
 猫又はけらけら笑いながら、廊下の向こうへ消えていった。
 廊下の両側にはずらりと障子が並んでいる。
 アルヴィンは警戒しながら廊下を進む。
 ばりっ。
「うっ!?」
 突然障子が破れ、中から真っ白な手が伸びてくる。
 それを避けて後退すると、白い手も障子の奥へ引っこんだ。
「……御恨み申し上げます……」
 低い声が聞こえ、障子がカラカラと開いた。
「御恨み……申し上げ……ます……」
 血を流した和装の幽霊が、一歩、一歩と近づいてくる。
「御恨み……もっ?」
 着物の裾を踏んだらしい。
 幽霊は前方に倒れ、咄嗟に手を出したアルヴィンの腕の中へ。
「あ……」
 幽霊は顔をあげる。
「………」
 アルヴィンは固まる。
 この幽霊……まさか。
(気付かれそう!)
 ミオンは素早く体勢を整え、どん、とアルヴィンの胸を押して出口を指さす。
「あ、あっちよっ」
 そして、そそくさと障子の向こうに帰っていった。
「……えーと」
 アルヴィンは後頭部を掻く。
 とりあえず、ここから出ようか。


● お疲れ様!
「ご、ごめん、なさいっっ」
 出口付近の休憩所にて、精霊たちに猛烈に謝る潤。
 他の神人たちは特殊メイクのまま、やり切った満足感でにこにこしている。
「全く……何をやってるんだ」
「お前……本当に好きだなこういうの……」
 アルベルトとチハヤは呆れ顔。
「ちーくん、私の猫又、怖かった?」
 メイリがチハヤに抱き付いて訊く。
「はいはい、よくできました」
 チハヤは溜息をつきメイリの頭を撫でてやる。
 ミオンは満面の笑みでアルヴィンの顔を覗き込む。
「どう、吃驚した?」
「吃驚した、驚いたよ」
 アルヴィンは苦笑し、脅かされた仕返しとばかりにミオンの頭を両拳でぐりぐりぐり。
「きゃーっ」
 ミオンは慌てて逃げて、ぷぅ、と膨れる。
「……しかし怖い顔だな」
「そうよ、頑張ったのよっ!」
 膨れたままそう言うミオンが可愛らしくて、アルヴィンは今日のところは許してやろう、と思うのだった。
 潤は、ヒュリアスに並んで立つと、まだ少し毛並が乱れている彼の尻尾を見つめ、微笑んだ。
 シエテは、隅の方でぐったりしている翡翠の隣にそっと寄り添った。
「ごめんなさい……」
 まさか、翡翠があそこまで幽霊を怖がるとは。
「いや……いいんだ」
「ちょっと驚かしたかっただけなんです」
 申し訳なさでいっぱいになり、落ち込むシエテ。
「わかってるなら……いいから」
 翡翠はシエテの肩を抱き寄せた。
 輝はくすくす笑ってアルベルトの脇腹をつつく。
「ふふっアル、凄く驚いてたわよねぇ」
 しかし、アルベルトからは
「楽しかったか?」
と余裕の笑顔。
「え、まさか……」
 輝の顔から笑みが消える。
「あれって、フェイク!?」
 答えはアルベルトの笑顔に出ていた。
 全て、驚いたふりだったのか。
 脅かしてやったとばかり思っていたのに、掌で踊らされていたのは自分の方だったとは。
(く……悔しい!!)
 いつか絶対、アルベルトを驚かせてやる!輝はそう心に誓うのだった。



依頼結果:成功
MVP
名前:月野 輝
呼び名:輝
  名前:アルベルト
呼び名:アル

 

メモリアルピンナップ


エピソード情報

マスター 木口アキノ
エピソードの種類 ハピネスエピソード
男性用or女性用 女性のみ
エピソードジャンル コメディ
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用不可
難易度 簡単
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 5 / 2 ~ 5
報酬 なし
リリース日 08月28日
出発日 09月03日 00:00
予定納品日 09月13日

参加者

会議室

  • お疲れ様です、こちらもプランは出しました。
    精霊さん達、怖がってくれるといいですね。

    >メイリさん
    ごめんなさい、今回は他の精霊さんの事まで
    文字数に書けませんでした。
    また、ご一緒する機会がありましたら、よろしくお願いいたします。

    >ミオンさん、輝さん
    そうみたいですね……<考えすぎ。
    細かい事はなるべく省いてもいいですよね。
    プランには精霊達を怖がらせる事に文字数を割いています。

    最終的には、
    リアクションを楽しめればそれでいいかな、と思いました。
    明日はよろしくお願いいたします。
    お互い楽しめるといいですね。

  • お疲れ様なの。
    楽しんでやろうね!

  • [25]篠宮潤

    2015/09/02-23:23 

  • [24]篠宮潤

    2015/09/02-23:22 

    (メイリさんの「潤お姉ちゃん」呼びに、何やら じーん とキテる家族構成・末っ子)
    …ハッ。おおお、お疲れ様、だっ。

    みんなで、楽しもう、ね!

  • [23]月野 輝

    2015/09/02-21:52 

    あ、お疲れさました後になんだけど、少しだけ。
    シエテさん、進路誘導とか考えなくても大丈夫だと思うわよ。
    だって、現場はデパートのお化け屋敷なんだもの。
    普通に考えて、順路にそって歩けば出口へ向かうようにできてると思うわよ?
    シエテさん、考えすぎじゃないかしら(笑って首傾げ)
    もう少し気楽に、楽しみましょ、ね?

  • [22]ミオン・キャロル

    2015/09/02-21:34 

    相談お疲れ様。
    驚いてくれるよう頑張るわ、楽しみね。

    確かに、反応は見てみたいわね…。見れなくて残念だわ。
    待合せと外に出てからは私も文字数の都合でちょっと、厳しそう。

    >シエテさん

    進路誘導というか、それは私がそういう風に動こうかな~と考えてるだけで
    各自で好きに動いていいと思うわ。
    ややこしくしてごめんなさいね。

  • [21]月野 輝

    2015/09/02-21:34 

  • [20]月野 輝

    2015/09/02-21:33 

    もう少しで出発ね。みんな準備はできたかしら?
    私は今少し見直し中だけど、ほぼできたわ。

    あ、私もみんなが脅かしてる所見たいわ。
    ほんと、他の人の脅かしてるところが見られないのが残念よねえ。
    誰かデパートのスタッフさんとかが動画撮影してくれないかしら……

    そう言えば、終わってからの事はやっぱり文字数が足りなくて
    アルへの一言しか入らなかったわ。残念……

    ともあれ、お化け役、楽しみましょうね♪

  • >潤お姉ちゃん・シエテお姉ちゃん
    それもそうか。
    モ=ジスウは強敵だもんね。
    驚かせるほうがメインだからそこまで気にしなくていっか。
    がんばって書かなきゃね。

  • [18]篠宮潤

    2015/09/01-23:44 

    >シエテさん
    墓場でぬりかべ、で合ってる、よ。大丈夫。
    もっと詳しく言う、なら、墓石自体になってる…かな(手だけ出る墓石の被り物的な)
    精霊さん、が、曲がり角で背中向けた瞬間、に、コンニャク、首や背中目掛けて、ぽいってする感じ、かなって。
    (その後『ごめんなさいごめんなさい…っ;』と墓石がブルブル震えてる図、までワンセット)

  • >ミオンさん
    そうですね……解釈しすぎたようです。
    確かに「最後の最後で脅かす」とは言っていませんでしたね。

    進路……そうでしたね。
    私達がお化けになって、精霊達に先へ行くよう促すとなると、
    進路を示す目印(暗い所で光る物を足元に置くなど)は、必要なさそうですよね。

    >輝さん
    こちらこそ、すみません。
    [9]の発言で血糊(の幽霊?)に変更していた事、私の発言前に潤さんが発言していた事を見落としていました。

    ……そうですね、他の皆さんを混乱させない為にも
    投稿する前に新しい発言がないかリロードします。

    >潤さん
    書き込みしている間に見落としてしまい、すみませんでした。
    墓場の壁(ぬりかべ)になる……って事でいいですね(おそるおそる尋ねる)。
    コンニャクも使うという事で解釈しています。

    >メイリさん
    うーん、出来るなら精霊さん達同士で
    神人のお化けについて感想を言い合えたらいいかなと思いますね。

    GM様の解説で「どの場所で、どんなお化けになって~」という部分を細かく考えてしまったようです。

    メインは、精霊達にどれほど怖がってもらえるか、ですから、
    肝心な所を落とさないようにしましょう(自己暗示するように)。

  • [16]篠宮潤

    2015/09/01-23:09 

    シエテさ、ん、纏めありがとう、だ。
    希望する方以外、では、僕も、エリアごとに、順番はGMさんに、お任せ、の予定だよ。

    >メイリさん
    お化け屋敷出た後、のことは、プランに入る人は、好きに書いていい、んじゃない…かな。勿論、ネタばらしも含めて。
    目的、は、「お化け屋敷で精霊さんたちを神人皆で驚かす」だから、そこまであればいい、とは思う、よ。
    …モ=ジスウ、と、僕はまだ、格闘中…だ;
    入れば、精霊さん、どなたかには、出口で絡みたいなぁ…って思ってる、よ。

  • シエテお姉ちゃんまとめありがとうなの。

    お姉ちゃんたちのお化け了解よ。
    暗がりで見たらみんな怖そうね。

    他の人の所での反応みたいの同意なの。
    すっごく知りたいの!

    なんだか猫又好評みたいなので猫又確定かな。

    着物でネコさんメイクして骸骨お手玉するよ。
    万一気付かれなかったら悲しいし「ひとーつ・ふたーつ」とか数えてるの。
    目があったらくすくす笑って奥に隠れるの。
    出っぱなしだとおそらくばれるし。

    待ち合わせはバラバラだけど
    出口で精霊さんが全員集まった状態でネタ晴らしでいいのかな?
    それとも個別にやるの?

  • [14]月野 輝

    2015/09/01-22:00 

    シエテさん、纏めてくれてありがとう。
    でも、ごめんね、私、[9]で少し変更してるの。
    お岩さんみたいな腫れ物の幽霊じゃなくて、血糊にすることにしたのよね。
    それから、潤さんのレスは見落としちゃったかしら?
    投稿が被るとよくある事だけど、できたら投稿前にリロードする事と、
    投稿した後に被ってないか確認する事をお勧めするわね。

  • [13]ミオン・キャロル

    2015/09/01-21:58 

    シエテさんは、のっぺらぼうなのね。教えてくれてありがとう。

    1つ訂正が、
    わたしは「最後の最後で脅かす」つもりはないわ。
    順番はGMさんにお任せでいいかなと…と思ってたのだけど。

    お化け屋敷は、出口というか進路があるだろうから、先に行くよう促すというか…そんなイメージで軽く考えてもらえると嬉しいわ。

  • 確かに今回、一斉に集まると、
    次に入る事になる人は怖がるどころか、変に身構えてしまいそうだと思いました……。
    そうなりますと、精霊達はバラバラに待ち合わせしてもいいですよね。

    えーと……確定しているかわかりませんが、
    皆さんが扮するお化けは、こう解釈しています。

    墓場(古井戸)
    ・輝さん……お岩さん風の幽霊

    廃屋
    ・メイリさん……猫又か子供の幽霊
    ・ミオンさん……障子を鳴らした後、最後の最後で脅かす幽霊

    未定
    ・潤さん……ぬりかべ

    メイリさんの猫又は、役に合ってそうで私も可愛らしいと思います。
    遅ればせながら、ミオンさんのご質問に答えていませんでしたね……。

    私は、のっぺらぼうになる事にしました。
    墓場の入口にいる精霊達の後ろを叢からこっそりついていき、
    振り返った所を懐中電灯でぬっと現れるような……そんな役です。

    ……ですが、一度も振り返ってくれないのは悲しいので
    肩を叩いたりして、振り向かせるつもりでいます。

  • [11]篠宮潤

    2015/09/01-21:08 

    輝さん、や、ミオンさん……なんだか、上手、そう…お化け役(←多分「長い黒髪」の印象から)
    メイリさ、ん、可愛い、のに、持ってるモノでビックリ、しそうだ…っ
    他の、皆(神人)の驚かす光景、は、見えない…よね、きっと。
    (精霊さんたちのリアクション、自分以外のポイントでも見てみたかった…とちょっと残念そう)

    じゃ、あ、僕は、墓場エリアにしとこう、かな。
    精霊さんたち、は、どちらかという、と、出口付近でパートナー、待ってるうちに顔合わせ、そう、だね。
    (ここまではプランに書かなくていいとは思うけど)

    お化け屋敷、だもの、ねっ。少しでも、ビックリしてもらえる、よう、コンニャク頑張る、よ!
    (しかして。緊張のあまりコンニャクぶつけた精霊さんに、お化け屋敷終了後謝り倒しに向かってるかもしれない)

  • [10]ミオン・キャロル

    2015/09/01-19:14 

    えっと、私は前述した通り「平屋の廃屋エリア」で
    暗闇の中で精霊が来たら、ガタガタタっと障子を鳴らしから飛び出す感じね。
    髪で顔を隠し出口側へ誘導するように、ゆっくりと精霊に近づいて、
    特殊メイク…血糊かしらの顔を見せようと思うわ。

    そうよね、輝。着物を借りる事にするわ。
    古井戸のお化け、
    パートナーの精霊達は驚かされるなんて思ってないから、急に出て来たらきっとびっくりね
    最初の掴みは大事だわ!(ぐっと拳を握り楽しげ)

    潤のぬりかべは想像したら、可愛らしそうな気がして笑ってしまったわ。
    コンニャクとか見えないトコから何かきたら想像力で余計びくっとなりそう。

  • [9]月野 輝

    2015/09/01-17:22 

    潤さんみたいに、何かに化けると言うより隠れて驚かすって言うのはいいかもしれないわね。
    突然出てこられたら誰でも少しはビックリするでしょうし。
    こんにゃくもいいわよね。実は私も『物理攻撃』で考えてたわ(くすくすっ)

    メイリちゃんの化け猫はきっと可愛いわよね♪
    周りの不気味さとミスマッチでかえって怖さが増すかもしれないわ。

    ミオンは一応着替えた方がいいんじゃないかしら。
    服そのままは、さすがにバレやすそうよ。

    エリアは、今のところメイリちゃんとミオンが廃屋、私が墓場(古井戸)ね。
    とりあえずどっちにも人いるし、あまり気にしなくて大丈夫じゃないかしら。

    私は白い着物、髪をボサボサのザンバラにして、顔にも着物にも血糊をべったり、にするわ。
    それで井戸の中から急に現れてみようかな。
    それから、アルにはデパートのカフェで待ちあわせって伝えておくわ。
    他の精霊さん達と会っても会わなくても、ここなら不自然じゃないかなって思うの。

    これ、明日締め切りなのよね。
    なるべく早めにプラン仕上げなくちゃ……!

  • [8]ミオン・キャロル

    2015/09/01-07:30 

    皆さんありがとう。
    もうすぐ出発なのね、これ。
    エリアの偏りは…気にしなくてもいいと思うわ。

    メイリちゃんの猫又、可愛らしそうね

    「平屋の廃屋エリア」で障子をガタガタっと鳴らした後に驚かしに行こうかしら?
    和風のお化けよね、今の恰好のままでちょっとメイクしたらお化けになりそう。
    …アルヴィンにバレバレかしら(自分の服を見る)

  • メイリとパートナーのちーくんです。
    ミオンお姉ちゃん以外の人は初めましてなの。
    よろしくね。

    みんな別々のお化けっていうの賛成!打合せも賛成よ。
    うまくいけば5回も驚いてくれるんだよね。
    なんかとても楽しみ。(くすくす)

    うーん…何になろう。
    髑髏でお手玉する猫又とか子供の幽霊?
    パッと思いついたのはこれくらいなの。

    エリア決めとくなら私は廃屋の方かな。

  • [6]篠宮潤

    2015/08/31-23:25 

    篠宮潤(しのみや うる)と、パートナーのヒュリアス、だよ。
    メイリさ、ん、初めまして、だ。
    輝さん、ミオンさん、シエテさん、また会えて嬉しい、よ、どうぞ宜しく、ね。
    ……………(じぃ、と精霊さんたちを見渡した)
    ……;; (えっ?こここ、この皆、を、驚かす、のっ!?と一気に怯え顔)

    ぼ、僕も、皆と同じ認識、でOK、だよ。
    お化け、被らない方が、精霊さんたちも、どこか、で、驚いてくれるかもだし、
    言っておくのも、賛成、だ。

    僕、は、曲がり角の反対に身を潜めて(右曲がるところなら左に、みたいな)
    お墓、か、廃屋の壁、になろう…かな…?【=ぬりかべ】
    で…曲がったところを、後ろ、から、こんにゃく引っ付けよう…かと…
    (実際はビクビクして、投げつけてるかもしれない←)

    墓場エリア、か、廃屋エリアがあるみたい、だけど、特にこれは決めなくて…平気?
    一応、偏らないように分かれた方が、いいなら、僕はどっちでも大丈夫、だから、皆が決めた後に
    人いなそうな方へ、行く、よ。
    ※一部説明不足で削除、その後ダメすぎる誤字発見;、で、修正投稿した、よっ;何度もゴメン、だorz

  • [3]月野 輝

    2015/08/31-18:21 

    こんにちは、月野輝です。パートナーはマキナのアルベルトよ。
    メイリさんは初めましてね。ミオンに潤さん、シエテさんはお久しぶり。
    皆さん、どうぞよろしくね。

    ふふっ、何だかお化けなんて物ともしなさそうな精霊さんが揃ったわね。
    これは脅かし甲斐がありそうだわ。
    もし精神攻撃が効かないような時は物理攻撃もアリよね、うふふふ(凄く楽しそうに)

    「精霊さん一人を神人みんなで脅かす」で認識は合ってると思うわ。
    だからどんな風に脅かすのか言っておくのは賛成よ。
    言わないと、やる事被っちゃうかもだし、そしたら面白くないものね。

    精霊さん達に関しては、集まってる必要はないかなって思うわ。
    一緒にいるならいてもいいとは思うけど、一人だけ連れて行かれたら残った精霊さん達、不審に思うんじゃないかしらね。
    だから、待ち合わせ場所をみんな違う所にしておくのがいいんじゃないかしら。
    神人達の精霊さんへの悪戯計画なんだもの、それくらい下準備しててもおかしくないと思うわよ(にこにこ)

    ちなみに、私は今のところ「白い着物にざんばらの黒髪、顔には大きな腫れ物」の
    所謂「お岩さん」のふん装で井戸に…って古典的なのしか思いついてなくて。
    もうちょっと考えておくわね。

  • メイリさんは初めまして。
    潤さん、輝さん、ミオンさん、お久しぶりです。
    七草シエテです、よろしくお願いします。

    文面の解説を読むからに、
    一人ずつ入場する精霊達を神人全員で驚かす、と解釈しています。

    一人ずつというのが時間差で入るのか、
    一度集まるけど、屋敷の中には一人ずつ入るかは、ちょっとわからないですね……。

    ミオンさんの「どんなお化けでどうやって驚かすか」という案には賛成させていただきます。

    メタな事を言いますと、
    どんなお化けになるか予め宣言した方が
    精霊達の反応(ウィッシュプラン)も書きやすいと思いまして。

  • [1]ミオン・キャロル

    2015/08/31-14:58 

    皆さん、よろしくお願いします。ミオンよ。

    ちょっと確認させて欲しいのだけど、
    今回の主旨は「各精霊を神人達で脅かす」って事で合ってるかしら?
    そうなら、軽く「どんなお化けでどうやって脅かすか」を宣言した方が、やりやすいかなと思ったわ。

    えっと、私はまだ考え中なので
    宣言した方が良さげなら、早目に教えに来るわね。

    …勘違いで、特に相談が不要だったらごめんなさい。


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