プロローグ
『あなた』達は、A.R.O.A.本部で任務終了の報告をしたばかりだ。
たまには、皆で夕食でも食べて帰ろうか。
そう思って、皆でレストランへやってきた。
私達、何かしましたっけ。
ウィンクルム達がそう思ったのも、すごくすごく無理はない。
普通、レストランのドアを開けたら、デミ・ゴブリン騒ぎでレストランが大変なことになってるなんて想像しない。(想像出来たら怖い)
逃げ惑う客の1人を捕まえてみると、どうやらレストランの奥で男女のデート現場に本命らしい女性が踏み込んだらしいが、その後、女性に従うかのようにデミ・ゴブリン達が現れたそうだ。
ということは、女は、確実にマントゥール教団の者。
だから、デミ・ゴブリンがいるのだろう。
でも、色々分からない。
そう思っていたら、奥から女の怒声が響いた。
「もう許せないわ! この浮気男! あんたなんかデミ・ゴブリンにやられちゃえ!」
「待ってくれ、ユウ。俺は、教団の理解を深めようと」
「浮気を尤もらしく言うなーッ!!」
あ、男も教団の人ですか。
しかも、浮気が原因でこの騒ぎか。
デミ・ゴブリンを操って乗り込む位だから、女の方も相当腹に据えかねているのだろう。
教団的に男のしでかしてたことも女が今やっちゃってることもアウトのような気もするが、別に教団の味方になるつもりはないので、取るべき道はひとつ。
「潰す」
お腹が空いている『あなた』達は、準備整えて立ち向かうことにした。
解説
●目的
・レストランの平和を取り戻す
●敵情報
・マントゥール教団に属する男女x2
共に同じ地位にあるようです(PL情報)
尚、男の方はデミ・ゴブリンからフルボッコにされてる模様。(泣きながら弁明はしている)
・デミ・ゴブリンx10
●現在の状況
・従業員の皆さんのお陰で避難誘導は順調のようです。こちらを考慮する必要はありません。
・バトルコーディネートは一旦外れていますが、手荷物より再装着となります。
一部防具は装着の時間がないことより、装着なしで現場へ行くことになりますので、ご了承ください。
・やや遠い場所での任務でしたが、ごく簡単なものであった為、今日はまだトランス状態にはなっていません。MPも消耗していません。
・が、くだらないことに巻き込まれたので、その精神状態はいつもと違うかもしれません。
・戦闘場所は、奥のテラス席で全員が立ち回るのに十分な広さがあります。範囲攻撃のものはレストランのオーナーが泣くと思いますが、既に色々酷いことになってますので、すごく気にする必要はないです。(気にしてくれたら喜んでくれるでしょうが)
・夕飯は、オーナーの好意で無料になりますので、財布のことは気にしなくていいです。
●注意・補足事項
・とりあえず、彼らに世間を教えましょう。
ゲームマスターより
こんにちは、真名木風由です。
今回は、任務の後の一仕事となります。
こういう日もありますよ、お疲れ様です。
あ、報酬は、彼らを通報したレストランが居合わせてくれたウィンクルム達へ支払ってくれます。
夕飯(ここのお店はパスタとピッツァのお店だそうです)もご馳走してくれます。
相手もそこまで強い訳ではないので、ささっと倒して楽しい夕飯としてください。
それでは、お待ちしております。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
ミオン・キャロル(アルヴィン・ブラッドロー)
あー、お腹減ったわ、楽しみ…!? えぇ、そうね、珍しくゆらっと不機嫌なオーラを纏う精霊にちょっと引き気味(…ちょっと怖い) 相手の女性は何処かしら、現場に居たら声をかけテラス入口付近に一緒に避難させ守る 「見ての通りウィンクルムよ、お互い災難ね。すぐに収まると思うから大丈夫よ」 恐慌状態なら目を見て話し落ち着かせる 戦闘後に一応A.R.O.Aに女性の対処を頼むのがいいのかしら? 万が一女性が攻撃されたら盾で抑え味方を呼ぶ A.R.O.Aに連絡し引き取りにくるまで見張り、人手が足りてるなら片付けの手伝いでもしようかしら 教団員の2人は縛った状態でなら気が済むまで文句を言わせる 浮気とか最低よね(ジト目) |
アマリリス(ヴェルナー)
…無様ですこと 修羅場に呆れ気味 トランス 武器は装備 時間が掛かりそうな物は諦め 教団員の女の対応 武器は隠さず近づき声を掛け注意をこちらに引き時間稼ぎ 男の所に行こうとしたら鞭で妨害 攻撃的ならこちらも武力で対応 抵抗強い、逃げそうなら鞭で拘束試み 自分の男くらい自分で躾けておいてくださいな それにしても教団の人間は常識というものを知りませんのね 周囲の惨状見渡し露骨にため息 浮気する男は屑だと思っていますので同情はしますが 貴方も組織に所属しているのならもっとその自覚を持つべきですわ 個人の恥は組織の恥 当分は教団の人間が痴情のもつれで暴れていたと噂になるでしょうね なんて恥ずかしいのかしら 何でこんな説教しなければと苛々 |
出石 香奈(レムレース・エーヴィヒカイト)
レストランにデミ・ゴブリン…しかも教団に浮気男 不思議ね、すごく頭に来てるのに逆に冷静になってくるわ きっと空腹のせいね トランス後、レムから離れすぎない位置を取り、教団員の男の方を捕まえる 男をボコっていたデミ・ゴブリンが離れたら即座にそちらに向かい 散乱した中にテーブルクロス等があれば男に投げて被せて視界を奪い動きを止める 暴れるようならジェンマで殴り倒して上に乗るわ 「…Guilty.」(親指を下に向け 食事の邪魔とか、そういうのはどうでもいいのよ 教団だろうが何だろうが浮気男には鉄槌を 少し聞きたいことが…と思ったけど、こいつらが父さんのこと知ってるはずないわね 警察に引き渡しましょ さ、改めて食事にしましょ |
ユラ(ルーク)
アドリブ歓迎 お腹すいたー……別の店にしようか(にっこり 装備:武器優先、防具は装着可能なもの 戦闘中はテラス席への出入り口付近に待機 入り口が数箇所ある場合、可能なら待機する一つ以外は先に鍵をかけておく 逃げてくるデミ・ゴブリン及び教団員を中心に対処 連行されるまで教団員を縛っておけるロープか紐があればいいんだけど お店にないか従業員の人に聞いてみようかな なければずっと見張るしかないか 浮気はよくないよねぇ けど…やるなら、それ相応の覚悟は常に持っておいてもらわないと 女は怖いんだよ 事が終われば、片付けも手伝うよ もうここまで来たら、最後まで付き合った方が気持ちよくご飯食べれるでしょ 終わったらピッツァで乾杯だー |
神祈 無色(ミリュウ)
・騒ぎが起きたら即行トランスだけしておきます ・皆がざわざわしてるので自分もつられるようにそわそわ ・せんせの言う事には正しく従います。 (巻き込まれない様に少し下がってテーブルの下にちょっとの間もぐってじっとしてる) ・男が香奈さんを振り切って逃げるようならテーブルの下からどーんって出てきて精一杯邪魔を。 もしくは手こずっているようなら小柄な体型をいかしてそっと近づいてからの奇襲。 『………にげる、だめ。 せんせ。ゆった。わるいこと、した。ごめん、する』 ・夕食はパスタの赤いトマト系ソースべちゃべちゃ撒きつつ食べる。 (口の回りとかべちゃーってなっててちょっとホラーな風貌) 『おいし、おいし……』 |
●とりあえずすることと言えば
「……無様ですこと」
「不思議ね、すごく頭に来てるのに逆に冷静になってくるわ」
アマリリスが嘆息すると、出石 香奈もやけに冷めた口調で続く。
困惑していたレムレース・エーヴィヒカイトも香奈の冷静さですぐに精神を立て直す。
「まずはトランスしておいた方がいいですね。事情がどうあれ、ここに私達が居合わせたのは不幸中の幸い」
「それは言えているな。急ごう」
疲れてはいてもウィンクルムとして目の前の事態を片付けようとするヴェルナーがインスパイアスペルを口の端に乗せたアマリリスから頬にキスを受けたのに続き、レムレースも香奈に向き直る。
「お腹空いてるし、別の店……なーんて、ダメだしねー」
「ご飯前の運動と思っておけよ」
マイペースで笑みを絶やさないユラがそう言うと、冗談と本気の境目がつかない。
状況に対して言葉も出ないルークもユラへトランスを促す。
「流石に放置したら、後怖そうだしねぇ」
ユラは軽く肩を竦めた後、インスパイアスペルを口の端に乗せてルークの頬に唇を寄せる。
面倒だから放って置きましたとA.R.O.A.に知れた場合、放置した以上に面倒な事態が待っているのは想像に難くない。
始末書や報告書だけでなく、事情聴取も待ち構えているだろう。
今は人的被害が出ていないが、それが出れば私生活にも面白くない影響が出る。
それを考えれば、やらざるを得ないのだ。
別の店に行きたいのは嘘ではないが、周囲の混乱を見て言い切っていいかどうかの分別はつく為、ユラ的にはだいぶ考慮している。
「……しかし下らん無い理由で暴れ出す愚か者もいたものだ」
「よっぽど腹に据えかねてるのかしらね。お腹空いてるのに」
混乱に釣られ、自分もそわそわしている神祈 無色から唇を寄せられ、トランス状態になったミリュウに応じたのは、手荷物から氷の剣「ブリザートデビル」を取り出すミオン・キャロル。
皆それぞれ武器や盾を手荷物から出しているが、今も怒声が響いている。
「あんた何か大嫌い、あんたなんか死んじゃえ!」
「ユウ、落ち着いてくれ! ユウが1番って何度も言ってるじゃないか」
「その言葉は聞き飽きたッ!! もー許さない!!」
「ユウ、俺が悪ぶべらっ」
ぷちん。
ウィンクルム達は、そんな音を聞いた。
今の音、何……?
「ミオン、トランス」
低く、短い言葉。
パートナーであるミオンすら、一瞬身体が引きそうな状態になっていたのは、両手剣「サクリフィキウム」を手荷物から取り出すアルヴィン・ブラッドローだ。
表現出来ないオーラが解き放たれていて、無色がミリュウの背後に思わず隠れた位だ。
(あ、これは怒ってるわね)
インスパイアスペルを口にしつつ、ミオンは心の中で呟く。
唇を寄せれば、赤の蝶と黄のオーラが交わり、四散。
「顔は止めろ、ユウ。顔は生命線だ」
「この期に及んでまだそういうこと言うかッ。デミ・ゴブリン、顔中心にやっちゃって!」
「ギャース!」
とりあえず、時間的な余裕はなさそうだ。
ウィンクルム達は従業員の避難誘導に従って逃げる客とは逆方向に走る。
彼らに気づいた者は、ウィンクルム達へ声援を送ってくれた。
が、結構温度差があった。
「浮気男なんて許せないから、とにかく男はボコって!」
「何でもいいから、レストランの平和を頼む!」
「ウィンクルムが居合わせるなんて、俺達運が良かった。タチアナ、俺達結婚しよう」
「アレク……!」
最後関係ない。(しかも割とこっちはノータッチ案件)
ウィンクルム達は声援に思うこと抱きつつもテラス席へ飛び込む。
テラス席は既に件の男女とデミ・ゴブリン、それと、テラス席の奥で気絶している女性しかいなかった。
多分、デートしていた女性だろうが、状況についていけず最も建設的な精神の安寧方法、気絶を選んだと見ていい。
と、女の方がこちらに気づいた。
「ウィンクルム! 邪魔しないでよ! このバカ男どうにかしたら、帰るから!」
「そういう場合じゃげぼぁ」
泣いて弁明しながらフルボッコされている男がツッコミするが、デミ・ゴブリンがボコボコにしている。
「良いだろう、この我が早急に沈めてやろうとも」
「あなた方を逃す訳には参りません」
呆れてるを通り越した感情を隠さないミリュウに続き、ヴェルナーが気合のオーラを周囲に解き放つ。
アプローチⅡの影響を受けたデミ・ゴブリン達がこちらへ向き直る。
「さっさと片付ける」
ミオンにしか聞こえなかったアルヴィンの呟きは感情が乗っておらず、表情も笑っているのに目が笑っておらず、全身からいつもと違う不機嫌オーラが漂っている。
(わー)
ちょっと怖いで表現していいものかと思いつつ、ミオンはミリュウの言うことを聞いてテーブルの下へ隠れる無色へ視線をやった。
幸い、先方の意識は自分達にない。
「お願いして貰っていい?」
ミリュウの言うことを優先させると思うが、テーブルの下から安全に出来ることなら彼も咎めることはないだろう。
そう判断したミオンは無色にあるお願いをした。
「せんせ、たすかる?」
「ええ」
「がんばる」
小さく頷く無色は黄色のアヒルを受け取り、一生懸命ぜんまいを巻き始めた。
●世間を教えよう(物理)
(せんせ、たすかる。がんばる)
無色がアヒル特務隊「オ・トーリ・デコイ」のぜんまいを頑張って巻いている間にも事態はスピーディーに動いている。
「とりあえず、捕縛用のアイテム確保してくるね」
「お願いしますわ」
ユラと言葉を交わしたアマリリスが、最奥へと走る。
走った先は、ユウと呼ばれた女だ。
マントゥール教団員だろうが、デミ・ゴブリンを操ることが出来るなら、それなりに地位があるのだろう。
同時に、彼女の恋人らしい男も会話内容から同等の地位と思っていいだろう。
「教団の人間は常識というものを知りませんのね」
自身に注意を向ける意味で、アマリリスは周囲を見回してから露骨に溜め息。
最終的に捕縛するが、時間稼ぎをしなくてはならない。
「予定調和でイケメンとくっつける神人からしたら、浮気なんて対岸の火事かしら?」
その点は冷静らしい女がにっこり笑顔(ただしこめかみに青筋)で切り返すと、アマリリスも笑顔(ただし本心のものではない)を浮かべる。
「自分の男も躾けられないあなたには、ウィンクルムかどうかなど関係ないのではなくて?」
深窓の令嬢口調がより一層怒りを煽る。
一瞬、沈黙。
「その言い方だと、ご自分は躾が完璧なのかしら、お嬢さん?」
「あなたに心配されるようなことはございませんわ」
女の戦い、勃発。
(……アマリリスは、何をしているのか……)
アプローチⅡでデミ・ゴブリン達を男から引き離すヴェルナーの耳にも女の戦いは届いている。
が、時間稼ぎが必要だし、アマリリスには思惑があるのだろうと思い直す。
思い直している辺りが、ヴェルナーがヴェルナーである所以だ。
気絶している女へミオンが走り、デミ・ゴブリンにボコられていた男へは香奈とレムレースが走っている。
彼女達の安全の為にヴェルナーが後退すれば、デミ・ゴブリン達は釣られて前進してきた。
「十分な距離が取れましたね」
「往くか」
ヴェルナーの言葉と同時に待機していたミリュウが飛び出す。
敵の注意を引く為に派手に立ち回ろうかと思ったが、ヴェルナーのアプローチⅡの効果が十分発揮されており、その必要はなさそうだ。
ミリュウは店の中のことなど気にする必要はない、自分は天才だから何をしても許されるとベク・ド・コルバンを振り翳すよりも早く、アルヴィンの両手剣「サクリフィキウム」が後方のデミ・ゴブリンを叩き斬った。
「……次」
小さく呟く声には、あまり感情が乗っていない。
笑顔だが、その目は全く笑ってないのが声に出ているのだろう。
「任務の後なのに、運がないよな」
ミリュウが目前のデミ・ゴブリンを沈めている間にアルヴィンはもう1体デミ・ゴブリンを沈めている。
その間もヴェルナーは立ち位置を調整し、デミ・ゴブリンがアプローチⅡの範囲から外れないようにしながらエルフーレンド・アックスを振り下ろしている。
ヴェルナーの側面に回り込もうとするデミ・ゴブリンもいたが、ルークが見逃すことはない。
「焦らなくても順番にってな!」
回転させた翡翠のトンファーで後頭部を殴り飛ばすと、遠心力も上乗せされた威力を喰らってデミ・ゴブリンが沈んでいく。
それらに礼を言うのは後とルークは床を蹴り、レストランへ出来る限り被害が出ないよう考慮した立ち回りでもう1体、デミ・ゴブリンを沈めた。
「男の方はどうにかなりそうだ」
挟撃する形でレムレースが迫ってきている。
デミ・ゴブリンにフルボッコされていた男の抵抗などあってないようなもので、香奈でも十分対処可能だった。
また、ヴェルナーがアプローチⅡの範囲を考慮していた為、10体程度のデミ・ゴブリンがこの範囲から外れることもない為、レムレースは香奈に男を任せる形で合流したのだ。
「寧ろ、香奈が怒ってるから、男を心配すべきかもしれない」
その言葉と同時にデミ・ゴブリンへレムレースのおぼろ月が吸い込まれていく。
男をボコにする為だけに集められたデミ・ゴブリンの数が劇的に多い訳でもないなら、倒すこと自体は難しくない。
結論から言えば、デミ・ゴブリンは短時間で沈黙した。
「さて、向こうはどうかな?」
味方にはいつもの対応だったのに、デミ・ゴブリンへはぞわっとするオーラと共に攻撃を叩き込んでいたアルヴィンが、1番容赦なかったのは言うまでもない。
さて、時間を少し遡らせよう。
香奈はレムレースに守られるようにして、べそべそ泣く男の元へ向かった。
まだ立て直していない男の頭上にテーブルクロスが広がる。
「え、え、え?」
テーブルクロスを掛けられ、男がもがく。
が、微妙に重くて動かない。
それもその筈、香奈はピッチャーの水でテーブルクロスを濡らし、その重さを少し増やしていたからだ。
香奈はもがく男の居場所に算段をつけ、殴り飛ばす。
「……Guilty」
親指をスーッと下へ向ける。
それを見て、レムレースはデミ・ゴブリンへ引き返した。
「食事の邪魔とかそういうのはどうでもいいの。この際、教団関係者も脇に置くわ」
父親のことを知ってないか聞いてみたいが、知っているとは思えない。
警察に引き渡すのが筋だが、それよりも───
「浮気男には、鉄槌を」
香奈は転倒した男に馬乗りになって、杖の柄の部分でボコボコに殴った。
女の望みを叶えたと言うより、自分の怒りをぶつけただけだが。
「ねぇ、あなた、しっかりして。大丈夫?」
ミオンが気絶していた女性に声を掛けると、女性は気がついた。
「あなた、は?」
「見ての通りウィンクルムよ、お互い災難ね。すぐに収まると思うから大丈夫よ」
「ほ、本当に災難でした……」
怖かったらしい女性は、ミオンが助けに来たことで安心したのかぽろぽろ涙を零す。
落ち着かせる意味もあり話を聞く所には、女性はごくごく普通にカフェでナンパされたらしい。
何度かデートし、悩みがあるなら聞くよという形で今日夕食に誘われたそうで、彼女がデミ・ゴブリン連れて踏み込んでくるまで、マントゥール教団関係者であることも知らなかったらしい。
(社会に溶け込んで布教活動してるのね……)
案外じわじわと数を増やしているのかも、とミオンは女性を入り口まで避難誘導し、守るように傍に立つ。
「そ、そもそも、あの人今フリーだって言って……」
ミオンは、これは地雷来たと思った。
アマリリスと女の戦いをしていた彼女は、この言葉を聞き逃すことはなかった。
●女の怒りを思い知れ(物理)
「ゲイル、あんた……いい度胸してんじゃないのよ。ちょっと、そこの神人、殴るの代わりなさいよ!」
怒り心頭(アマリリスとの戦闘で怒った部分はあるが)の女がアマリリスを無視して男へ向かおうとしたその時だ。
どこからかやってきたアヒルがガアガア言いながら、前進してきている。
無色がミオンから預かったアヒル特務隊「オ・トーリ・デコイ」だとウィンクルム達はすぐに分かったが、女がそれを理解するには一瞬遅い。
「残念ですが、あなたの暴挙をこれ以上許す訳には参りませんの」
アマリリスがウィップ「ローズ・オブ・マッハ」を振るうと、咄嗟にバックステップで回避した女の懐から邪眼のオーブが零れ落ち、床で砕け散った。
この頃には既にデミ・ゴブリンは沈黙しているから、これといった影響はないが。
が、今はそれを考えている場合でもない為、アマリリスはもう1回ムチを振るう。
体勢を整えることが出来ない女の腕を絡め取ると、ユラがルークと共に駆けつけた。
「捕縛するもの、ありましたの?」
「ロープとかはなかったから、これー」
アマリリスに答えたユラが指し示したのは、ガムテープ。
ロープとは異なるが、拘束力が中々ある上に扱い易いとオーナーが貸してくれたのだそうだ。
ルークに取り押さえられながら、ユラが女をガムテープで拘束していく。
「あいつ、ぶん殴りたい」
「文句なら後で好きに言ってー」
ヒラヒラと手を振ったユラはアマリリスと駆けつけたヴェルナーに女を任せ、香奈がフルボッコにした男の元へと行った。
「何て言うか、元の顔分からないよね」
ユラが男の顔を見て、しみじみ呟いた。
もう抵抗する気もない男は取り押さえる必要もなく、ユラによって拘束される。
何というか、どういう顔だったのか確認出来ない顔になっていたので、レムレースが申し訳なさそうにしていたが、ルークは(女って怖ぇよな)と心の中で呟いていた。
そうして教団のお騒がせ男女が拘束されている頃、ミオンはA.R.O.A.へ連絡を取っていた。
一応、一定期間この女性は保護しておいた方がいいだろうという手配をする為だ。
レストランの通報もあり、現場へ向かう職員へ連絡するという返答を貰ってからは、ミオンは女性を従業員に任せ、拘束された男女の元へ歩いていく。
ぎゃんぎゃん騒ぐ女とボコボコの顔で殴られている男。
言わせるだけ言わせておいたが、そろそろツッコミも必要だろう。
「浮気とか最低よね」
「全面的に悪い」
言い分を笑顔で聞いていたアルヴィンは、ミオンの到着と共に一転してその目を凍らせた。
聞いている内に心が冷えていたのだろう。
「全面的に悪い」
がすっと男の後頭部を殴った。
「浮気をする男は屑だと思っていますのでその点は同情しますが、あなたも組織に所属し、立場を得ているならその自覚を持つべきですわ」
アマリリスが女へ説教を始める。
個人の恥は、組織の恥。
痴話喧嘩で暴れたと噂される教団。
何て恥ずかしい!
「あんたもあんな男さっさと見限った方が身の為だぞ」
ルークに諭され、女は「そうね。刑期を終えたらもっといい男を見つけるわ」とぶつぶつ言い出す。
それを、無色は見ていた。
「にげない。よかった。みんな、ぶじ」
ミオンから借りたアヒル特務隊「オ・トーリ・デコイ」がぜんまい切れて動作を停止させているのを見て、拾い上げる。
後で、返さなければ。
「せんせ。たすかった?」
「気を引いたという意味で、十分貢献した。貴様はよくやった」
貴様は待機しておけ、好機なら大将首を狙えとは言ったものの、無色がそこまで戦闘の流れを理解出来るか未知数であった為、ミリョウはミオンの機転に感謝した。
テーブルの下に無色が隠れているなら、その存在は忘れ去られやすく、その無色がアヒル特務隊「オ・トーリ・デコイ」を動かせば、不意を打てる。
その不意打ちのお陰で逃亡されることもなく拘束出来たのだから、十分だろう。
「貴様はよくやった。何もしていない訳ではなく、貴様がいなければ取り逃がしたケースもある。功は功として誇るがいい」
導く自分に才があると思いながら、ミリョウがそう言うと、無色はこくりと頷く。
撫でてやれば、その顔は少し綻んだ。
「大体浮気は良くないよ? やるなら、相応の覚悟を常に持って貰わないと」
女の怖さをユラは懇々と説く。
周囲は、ミオンやルークの提案もあり、ウィンクルム達が従業員を手伝って片付けに入っている。
ユラも周囲で掃き掃除をしながら、男に言っている状態だ。
「知られたら、切腹する位はしないとね? 刺され待ちが好みなら別だけど」
(女は怖い)
ルークは聞きながらそう思ったが、黙って砕けた蛇眼のオーブを拾っておいた。
もう機能もしないであろうそれは、彼らの関係破綻を示しているのかもしれない。
「浮気とか最低過ぎる」
怒り心頭の香奈は、モップで床を拭いている。
その度に男がビクッと震えているのは気の所為ではない。
(空腹や教団絡みではなかったのか……)
レムレースがテーブルの位置を直しながら、怒りの原因が男の浮気にあると察する。
香奈は昔の男と重ねたのだろうか?
「俺は浮気などしない」
テーブルのすぐ後ろの床を拭く香奈へ、彼女にしか聞こえない声でレムレースは言った。
振り返ると、香奈がモップの手を止めている。
そんなに驚くことなのだろうか?
よく分からないが、思った通りのことをそのまま言葉にした。
「昔の男など忘れてしまえ」
●運良く!
オーナーから感謝されたウィンクルム達は個室に案内され、食事をご馳走して貰えることとなった。
「改めて食事にしましょ。ピッツアとパスタのお店だし、色々頼んで、シェアし合うってどうかしら?」
「賛成。楽しむなら沢山の方がいいな」
レムレースの発言の衝撃から立て直した香奈がそう提案すると、ユラがその方が楽しいと同意し、皆、食べてみたいピッツアやパスタを出してみる。
「わたしは、マルゲリータでしょうか。シンプルですが、それ故に味が問われると思いますし」
「アマリリスがピッツアならば、私はパスタにしましょう。ペスカトーレなどいいかもしれませんね」
アマリリスも何故あんな説教をしなければならなかったのかと先程まで言っていたが立て直し、ヴェルナーと共に希望を出す。
「なら、俺はシーフードサラダパスタにしとくか。ボリュームあるみたいだし、味付けもさっぱり系みたいだし」
「それなら、私は4種のチーズピッツアにするかな。チーズの味を楽しみたいし」
ルークとユラがそう決めている横では、ミリョウと無色がメニューを見ている。
「せんせ。これ、えらぶ。おいしそう」
「ミートソースか。ならば、それを。我は照り焼きチキンのピッツアを選ぶ」
「せんせ、おいしい?」
「我は不味いものは選ばん」
「せんせ、すごい」
無色が無垢な瞳でミリョウを見上げている間、香奈とレムレースもオーダーを決めた。
「私はシラスと葱のピッツアにしようかしら。ピッツアにしては珍しいし」
「俺は鮭と茸の醤油パスタにしよう。さっぱりとした味わいみたいだからな」
香奈とレムレースのオーダーも聞きながら、ミオンは味もバラエティあった方がいいかもと思いつつ、メニューを見ている。
「あたしはカルボナーラかしら。美味しそう。アルヴィンはどうする?」
さっきまで目が笑っていない笑顔だったアルヴィンもその表情はいつものものとなっている。
ミオンから話を振られたアルヴィンはメニューを見、ふとこう尋ねた。
「ミオンはピッツアで何が食べたい?」
「え、あたしはいいでしょ」
「ミオンが頑張ってたからね」
片方の相手の女性の保護や今後の段取りを手配したのは、ミオンだ。
教団から情報持ってないか狙われる可能性もある為、この配慮は女性にとって助かるものだっただろう。
片付けもよく動いていたというのをアルヴィンは見ていたのだ。
「それなら、生ハムのピッツアがいいわ」
「じゃ、それを」
ミオンのリクエストを聞く形で、アルヴィンはオーダーを決めた。
「おいし、おいし……」
「……無色、口の回りが恐怖対象になっている。麺類は少量ずつ絡めとれと教えただろう」
ミートソースと格闘する無色にそう言いながらも、ミリョウは無色の口元を拭いている。
その光景に微笑ましさを覚えるウィンクルム達は、運は最終的に味方してくれたと互いのパートナーと笑みを交わした。
運が悪かったのは───多分、デミ・ゴブリンなんだろうけど。
依頼結果:成功
MVP:
名前:ミオン・キャロル 呼び名:ミオン |
名前:アルヴィン・ブラッドロー 呼び名:アルヴィン |
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 真名木風由 |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | 日常 |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 簡単 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 07月29日 |
出発日 | 08月04日 00:00 |
予定納品日 | 08月14日 |
参加者
会議室
-
2015/08/03-22:47
こちらもプランは提出済みです。
お疲れ様でしたー無事成功しますように!
-
2015/08/03-22:30
まだ調整中ですが、こちらもおおまかなプランは提出済みです。
相談お疲れ様でした。良い結果となりますように。
行動については以前発言したものから特に変更ありません。
一応、アグレッシブな女性のようですし会話だけだと振り切られて男性側に行きそうな気もしましたので
駄目そうな場合、実力行使に移るのを早めにしておくようにしました。
装備は武器盾は必須として他は装備できそうなら、という形にしています。
一応鎧を羽織るだけですみそうなものしてみましたが、どうなるのでしょう。 -
2015/08/03-21:54
ミオン:
私もプランを提出したわ。ちょっと早いけど相談お疲れ様。
確認はするので何かあれば変更するわね。
私は現場に相手の女性が居たら保護しテラス入口付近に連れて行くわね。
アルヴィン:
俺も大剣だから大丈夫(根拠がない)
香奈と無色が男の確保に向かうんだな、了解。
デミ・ゴブリン討伐を優先して
位置的にすぐに援護に行けるか分らないけど、
もし逃げたり手に余るようなら向かうようにするよ。教えてくれてサンキュ。
スキルはそんなに使わないと思うが、カウンター系が鎧が無いとダメっぽいから
鎧装備希望…と通るか分らないがしておいた。
時間かかりそうなら諦める。 -
2015/08/03-21:02
香奈:
プランは提出してきたわ。皆頑張りましょうね。
>無色
ありがとう、でもデミ・ゴブリンとはいえ数が多いし、相手は大人の男だしあんまり無茶はしないでね。
それと武器に関しては問題なく持ってきてても大丈夫だと思うわ。
バトルコーディネイトは手荷物から再装備ってなってるし。
まあ大きい武器なら取り出すのにちょっと時間かかるかもだけど… -
2015/08/03-19:03
無色:
…………、ないろ、おてつだい、する? (香奈さんの顔をみつつ、首傾げ
ミリュウ:
男の妨害の件、心得た。
此方も無色の手が空いているようだ。逃亡の邪魔程度であれば出来るだろう。
>ミオン
ふむ、スキルはトランス状態でないと行使できないのだな、心得た。
今回は武器を手荷物として扱えるのか些か解らんが(両手武器)、出来る事はやろうとも。
装備できるなら出来る、出来ないならこうする、と二通りをざっくばらんに記すつもりだ。
……どちらにしても、デミ・ゴブリンをはっ倒すには相違ないのだから、問題は無いだろう。 -
2015/08/03-08:44
私たちはどちらもデミの対応に回ろうと思ってるよ。
私はテラス席への出入り口付近に待機して、逃げてくる奴(デミ・教団員共)を対処しようかなと。
ルー君はアプローチしてもらった後、そのまま突っ込んでいってもらうつもり。
気にしなくていいとは言われてるけど、一応範囲攻撃はしないつもり。片付け大変そうだしねー。
誰もいないなら男の保護も考えてたけど、お二人が対応してくれるならお任せします。
よろしくお願いします。
あ、装備は武器優先で防具は時間的に可能なものだけってことにしておきます。 -
2015/08/03-08:27
>香奈へ
教団員の男への対処、了解。
俺はアプローチ後にデミ・ゴブリンを倒し方向で動く…と思う
夜出発で返事は早い方がいいかなと思ったので、取り急ぎ用件のみ
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2015/08/03-07:04
なかなか顔出せなくてごめんなさい。
こちらはレムのスキルはアプローチⅡ、フォトンサークルを考えているわ。
デミの引き付けをヴェルナーがやってくれるなら、
こっちは先にフォトンサークルを使用して周囲の援護に回ろうと思うの。
装備も一応、ちゃんとしてから戦闘に入る予定よ。
こっちが突入するまでは修羅場が続いてる感じのような気がするし。
教団員の対処については、女の方は担当してくれる人がいるみたいだし男の方でも…とも思ったんだけど、
そっちはアルヴィンがやってくれるのかしら。
うーん、でもSSの攻撃力は貴重だし、あたし男の方回ってもいい?
そのへんにめちゃめちゃになったテーブルクロスとかあるだろうから、
それを拝借して男にかぶせて逃亡の妨害しようと思うの。
一人だと逃げられるかもしれないから、その時のフォローをしてくれると嬉しいわ。 -
2015/08/03-02:11
とりあえず宣言しておきますと、
ヴェルナーのスキルはアプローチⅡ、フォトンサークル、ソードブレイクの予定です。
アプローチ使用のタイミングについては、文脈的に修羅場が起きているのがテラス席と解釈しましたので
ざっと装備した後はそこまでそれなりに近づいてから使用し、テラス席から出てこないようにと考えています。
アプローチの関係上、デミ・ゴブリンの相手をした方がよさそうなので男性についてはお任せできればと。
よろしくお願いいたします。
女性の方に関しましては、わたくしは教団員の女性対応優先で動く予定ですわ。
舌戦で済ませられればとは思っていますが、いざとなったら実力行使で考えています。 -
2015/08/02-23:15
>ミリョウ
特に考えとかは俺は無いな、悪い。
「アプローチ」ってスキルは、敵を自分の方へ引き寄せる効果があるので、
引付けに関しては大丈夫だと思う。
もしジョブスキルを使用する場合はトランスしてないと使えないので、そこは注意かな。
余計なお世話な話だったら、ごめん。
>アマリリス
アプローチを使用方向、了解。
教えてくれてサンキュ、助かる。
アプローチでデミ・ゴブリンを引付けてくれるとなると
誰かが教団の男を確保しに行った方がいいのかな。
ボコられてるとは言え、テラスだと簡単に外に逃げれそうだ。
誰も行かなそうなら俺が行こうかなと思う。
教団員の女性の確保と浮気相手の女性が現場にいた場合の保護は
誰が何処に向かうって決めた方がいいのかな?
ミオンは特にどっちを等の希望はないらしい。
変な事を言ってたら申し訳ない。
何か指摘があれば遠慮なく突っ込んでもらえると助かる。
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2015/08/02-16:23
無色:
うー………、みんな、はじめ、て。 よろしく。
(うしろからのっそり赤マントが出てくる)
ミリュウ:
我はミリュウ、そちらの神人が無色。HBをやっている。
といっても我らにはただ暴れ回る程度の力しかない故、何か考えがあるのならば此方は聞き入れる事くらいしかできぬがな。
我が神人も保護やら何やらと言った方向には不得手であるし、此方でなるべくゴブリン共を引きつけられれば良いのだが。
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2015/08/01-20:27
ごきげんよう。アマリリスとロイヤルナイトのヴェルナーです。
どうぞよろしくお願いいたします。
そうですね、わたくしも浮気相手もいたら保護の方針で問題ないと思います。
とりあえず相手方が教団員という事で、ウィンクルムのこちらにはどうあってもいい反応は示さなそうですわね。
わたくしも今の所は女性二人の対応で考えています。
いざとなったらですが、武器に拘束の効果があるので使ってみようかと。
アプローチは使用の方向で考えています。
デミ・ゴブリンは男性に夢中のようですから、一旦引き離さないと邪魔になりそうですわ。
あとはバトルコーディネートが外れているとの事ですから、装着する時間が必要でしょうか。
まあ、武器や盾ならばすぐに準備できそうですね。
防具に関しては相手はデミ・ゴブリンですし、装着に時間が掛かる物は諦めるでも大丈夫そうな気はしています。 -
2015/08/01-15:11
あー、お腹減った(お店に入ろうとして扉を閉める)
……見てはいけないモノを見た気がするわ。
ミオンです。
無色さんは初めまして。
お久しぶりな方もこの前ぶりの方も宜しくお願いします。
香奈さん、ユラさんの言うように浮気相手の女性も保護するのが良いと思うわ。
私は戦闘に加わらず教団員の女性か相手の女性を保護する側に回るか、サポートしようとかなと考えてます。
アルヴィン:
シンクロサモナーのアルヴィン・ブラッドローだ。よろしく。
ロイヤルガードの2人がいるので
もしアプローチで引付けをするなら、その後に。
特になければ、とりあえずデミ・ゴブリンの所に行って大剣で斬ろうかなと思ってる。 -
2015/08/01-14:06
どーも、ユラとハードブレイカーのルー君です。
皆さんよろしくね。
頼もしい人ばかりだから、戦闘自体はさっくり終われそうだね。
浮気相手の人は今どういう状況なのかなー?
男の傍にいたなら、一緒にデミに巻き込まれてるのか。
それとも上手く逃げおおせているのか。
どっちにしろ教団員かもしれないし、一応その人は保護対象としておいた方がいいかもね。
あーお腹すいたー -
2015/08/01-14:05
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2015/08/01-11:36
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2015/08/01-11:35
出石香奈とロイヤルナイトのレムよ、今回もよろしくね。
まあ色々とアウトな案件だわね…
デミ・ゴブリンはテラス席に引き付けてそこで倒すとして
他にやることは…お客の避難は大丈夫みたいだから、あとは教団員の捕縛よね。
浮気相手の女も教団員なのかしら?それとも知らなかった?
まあそこらへんは敵を倒してから話を聞けばいいのか…
ともかくさくっと倒してご飯にしましょ。