プロローグ
●教団の卑劣な罠
君たちは、マントゥール教団がテロを計画している情報を掴み、アジトに突入していた。
アジトはタブロスの郊外にある廃ビルで、中の調度品は完全に瓦礫と化しており、埃まみれで、そこらに虫なども這っている劣悪な環境であった。
なるほど、人がいるとは思えないから、アジトには最適であったろう。
ビルは地下一階、地上四階の作りで、当然ライフラインは通じておらず、エレベータは唯の縦穴と化している上に、扉が固く閉まっていて用をなさない。階段での行き来だけが唯一の上下移動の手段であった。非常階段は錆びて朽ち切り、窓という窓はトタンで封じられており、壁にも突起がないので外からの潜入は難しい。
屋上は航空写真を見る限り、クラックが多く、立つと崩落する可能性が高いため、ヘリでの移動は難しそうだった。
君たちは、正々堂々とビルの正面シャッターを壊して入り、難なく地下に潜伏していた教団員を追い詰める。
ここまでは順調だった。ここまでは。
教団員に一人も精霊が居ないことの意味を深く考えておけばよかったか、いや、考えたところで思い浮かぶわけもない。
精霊にしか効かない神経毒ガスを噴霧されるだなんて!
「んほぉお?! にゃんらこりぇえ!?」
精霊の声を聞いて神人は驚愕する。
精霊も自分自身の言葉が、意図せずおかしくなっていることに混乱を隠せない。
「言葉が変にゃにょほおお!」
「変な声ださないでよ?!」
しかも真顔で。と神人はふざけるなとばかりに精霊を睨むが、精霊も涙目である。
「ひぎぃ、りゃめへぇ! 言いぃたくてぇへぇ言ってるんじゃにゃひぃいん」
●溢れ出るゾンビ
教団員のリーダー格の女は、けたたましく笑った。
「あははは、いいザマだ! 効果は二十四時間。ろくな意思疎通が出来ないまま、無様にここで死ぬがいい」
数人が携帯電話でA.R.O.A.に連絡しようとするも、圏外表示で驚く。
リーダー格の女は、あの忌まわしい『邪眼のオーブ』をこれみよがしに掲げてみせた。
「ああ、外部との連絡は諦めるんだな。妨害電波を発する機械を設置してある。デミを使って防火扉も閉めたから、出入口からの出入りは諦めろ」
ひひひ、と意地悪い笑みを浮かべながら、教団員たちは地下に掘ってあった脱出口に抜けていった。
「待ってへぇええ」
精霊としては格好良く『待て!』と言いたいのに、どうにも間抜けな声しか出ない。
慌てて教団員を追いかけるも、既に脱出口は速乾性コンクリートによって埋められてしまっていた。今はまだ柔らかいが、突入しても出口に到達する前にコンクリートに埋まって死んでしまう。なんども脱出の訓練を重ねていたのだろう。敵ながらあっぱれ、鮮やかな手際であった。
「とにかくここから出なきゃ……」
と神人が言った瞬間、どこからなのだろう。階段からわらわらと大量のデミ・ゾンビが溢れだして来た。
解説
・目的:廃ビルからの脱出
・廃ビル
地下一階、地上四階の構造、階段は一箇所のみ
地上一階には窓がないが、二階以上には東西四つずつの窓がある
窓はトタンで封じられており、非常階段は崩落している
正面シャッターは防火扉で封鎖済み
地下の脱出口はコンクリートで埋まっていて掘削は不可能
・敵
デミ・ゾンビ 無数
弱いが数で圧倒してくる
既に階段室はゾンビでひしめいている状態
・神経毒ガス
精霊が全員、自分の意志に関係なく間抜けなしゃべり方になっている。
しゃべり方はプロローグを参照。
なお戦闘に支障はないが、ダメージを食らう度に「らめぇ」「おほぉ」「ひぎぃ」などと言ってしまう。
・お約束
えろいことにはならない
何をどう工夫しようがリザルト終了まで精霊は「らめぇ」口調
筆談はまともな口調にできるが、筆談している暇はなさそう
ゲームマスターより
お世話になっております。超がつくほどお久しぶりです、あき缶です。
手違いではなく女性側のエピです。
ゆるふぇすでさ、ジンギス缶の相方がさ、女性側にネタエピ出してよって言ってくれたからさ……。
ネタってこれかよ!ってなってると思うけど、うん、まぁこんなGMなんだ、諦めて下さい。
あの、ほんと、キャラの今後のイメージにも関わると思うので、入るかどうかはよくよく考えて入ってくださいね。
リザルト後の苦情はご勘弁を。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
音無淺稀(フェルド・レーゲン)
【心情】 普段余り喋らないフェルドさんがあんな声を上げるだなんて なんだか、いけない道に目覚めてしまいそうで怖いです 今回の敵は、まさかここまで計算して… どうやら、とても油断ならない相手のようですね 【行動】 皆さんの後ろにつき、紅月を構えながら慎重に窓を探します また、1階から出られない場合を想定してクッションになりそうな物も探しながら行く必要がありそうですね もし何も見つからないようなら倒したゾンビを下に落としてクッションがわりに… その際、必ず動かないかを確認して戦闘不能であるかを見ておきましょう こちらに敵が近づいてきたらですか? …紅月で切るくらいしか出来ませんが…光属性ですし多少は効果ありますよね |
手屋 笹(カガヤ・アクショア)
厄介な事態になりましたね…ともかく他の方との意思疎通に困らないよう、カガヤの側に付いています。 出来る事なら今のカガヤの声はあまり聞きたくないのですが 仕方ありません…! ゾンビに遭遇する前にトランスしておきましょう。 カガヤの邪魔にならぬよう階段室のゾンビを攻撃している間は後ろに下がります。 倒されたゾンビの体は再度通る際の邪魔にならぬよう 通路や階段の片側(皆と同じ側)に両手槍を使って どけておきます。 またゾンビの数が増えない内にすぐ皆さんと一緒に通過しましょう。 フロアの探索時にはマグナライトで照らします。 ゾンビをクッションにするという最終手段を選んだ場合 ゾンビがもう動かないかどうかよく確認しましょう。 |
リーヴェ・アレクシア(銀雪・レクアイア)
目的:ビル脱出 心情:意思疎通が大変でも戦闘能力への影響はなさそうだな 手段: 即トランス 必要に応じ光源確保 皆と共に階段より2階以上を目指す 階段の幅に注意しつつ、銀雪のアプローチⅡのタイムキーパーを行う 後、アヒル操作、状況の把握へ アヒルは自分達の進行方向へ進ませ、特に2階フロアに集結されてないか確認 後背は銀雪や仲間へ注意依頼 2階到達後、全ての窓を確認 下の周囲に何もない(ここまで車等で来ている場合、最短の位置のものが理想。職員が待機しているなら声で事態を伝え、脱出フォロー依頼。書いてないので賭けだが)窓から脱出 後は本部へ報告、内部の駆除と共に真犯人の行方を追う対応を進言 銀雪? 頑張れ、お前は出来る子だ |
エリー・アッシェン(ラダ・ブッチャー)
心情 廃ビルにゾンビがたくさん! まるでホラー映画の世界にまぎれこんだみたいです。うっとり……。 行動 張り切ってインスパイアスペルを唱えトランス。 階段。倒れたゾンビを武器で突き、動かないことを確認。階段の片側にどかします。 一階。盾を構え身を守り、ロープや布がないかチェック。 二階。精霊と共に行動し、窓の外を見て降下しやすい場所を探します。 一階と二階の探索で脱出に必要なものが発見できなければ、三階四階も探索。 それでも見つからない場合はゾンビがクッション代わりです。二階から飛び降り。 ロープがあれば二階から降下に使用。布が集まれば一重繋ぎで縄状にします。ロープはビルの頑丈な場所に舫い結びで設置。サバイバル5 |
哀川カオル(カール三世)
【トランス】 カールちゃん、初めての戦闘依頼で興奮するんは わかるねんけど…その口調やめ…ん? 皆こんな口調… へー、トランスすると皆こんな口調になるんやねぇ。 イケメンなのに大変やねぇ って、のんびりしとる暇ないねん、行くで!ゾンビバスターズや! ●行動 戦闘は前に出すぎず、自衛メイン 突入前のビルや外観情報を頼りに 冷静に周りの状況把握に努め、窓の位置や 外に出る際にクッションやロープになりそうなもの探す ゾンビに対しては嫌悪感なく攻撃。 カールの日頃のウザさもあるので周りのりゃめぇ化も そこまで気にならず、淡々 窓からの飛び降りゾンビクッション時は 「ほら、カールちゃん先に行きぃ!」 安全な方法取れれば、神人優先に脱出 |
●じょんびがぁしぇまりきゅるのぉおお
みすみす教団員を逃してしまったことに臍を噛む暇はウィンクルムにはなかった。
ぞろぞろと階段室から一体、また一体とデミ・ゾンビが溢れてくる。
「厄介な事態になりましたね……」
手屋 笹は周囲を見回し、眉をひそめた。教団員が残した蝋燭の灯りはあと少ししか持たない。笹はマグナライトを点灯する。
カッと真っ白な光が地下室を照らし、全員一瞬目がくらむ。
「んひゃう、みゃぶちぃいんっ」
カール三世が思わず叫んだ。なんとも脱力感のある声だ。漫画の台詞であればハートマークが乱舞していただろう。
「廃ビルにゾンビがたくさん! まるでホラー映画の世界にまぎれこんだみたいです」
と目を輝かせるエリー・アッシェン。彼女の容姿は、非常にこの状況にマッチしていた。おあつらえ向きである。
「早くトランスしてしまいましょう! ラダさん。身は土塊に、魂は灰に」
「らめぇん」
エリーの唇が頬に触れ、ラダ・ブッチャーが奇妙な声を上げた。
続けてトランスしたリーヴェ・アレクシアの精霊こと銀雪・レクアイアも、
「ひゃうぅんっ」
と声を上げている。ちょっとの刺激で思わず声が漏れる仕様らしい。
「……皆こんな感じの声になってしまうのですね……。あまり聞きたくないのですが」
笹はげんなりしつつも、ゾンビが近寄ってくる前に事を終わらせなければ、とカガヤ・アクショアの頬にくちづけた。
「あひぃんっ」
「……」
「しょんな目れ、見にゃいれへぇ」
カガヤは耳を垂らし、笹のジト目をしょんぼりと見返した。
どうしようもないのだからしかたないのだ。
「それいけトランス!」
「おほぉおおん」
自分の精霊も同様に、気味の悪い甘ったるい声をあげたので、哀川カオルは、ほぉほぉと頷いた。
「へー、トランスすると皆こんな口調になるんやねぇ」
イケメンなのに大変やねぇ……と、全国のウィンクルムの皆様が一斉にツッコミを入れそうな盛大な勘違いをしているカオルに、必死にカール三世は、
「ちぎゃうふうんっ。ちぎゃうのほぉぉ」
と言っているが、全く通じていない。
カオルはそんなカール三世を背に、グッと拳を固めてやる気満々だ。
「って、のんびりしとる暇ないねん、行くで! ゾンビバスターズや!」
彼女の目がキラキラしているのは、多分初めての戦闘依頼でやる気マックスだからだと思う。
ゾンビらしく鈍足に、うーうー唸りながら近づいてくる敵を、フェルド・レーゲンが有田十四年式自動拳銃で撃ちぬく。
まるでそういうゲームのようだが、ところがどっこい現実……っ、これが現実です……っ!
なお、フェルドが撃つ度に銃の反動で、
「あふっ」
だの、
「んひ」
だの、言ってしまうのは毒ガスのせいである。普段はプロのプレストガンナーらしく無言で撃てる。今日だけ! 今日だけの特別仕様!
(普段余り喋らないのに……。なんだか、いけない道に目覚めてしまいそうで怖いです。ハッ、今回の敵は、まさかここまで計算して……?!)
そんなフェルドをチラチラ見ながら、音無淺稀は頬を赤らめた。
――辛い。
フェルドは淺稀の視線をひしひし感じて、うなだれた。
一言たりとも喋りたくない気持ちでいっぱいである。普段以上の無口を貫きたいフェルドだが、撃つ度に、
「ぬひぃ」
とか言ってしまう特別仕様なので、辛い。
「ま、若干うるさくはあるが、戦闘への影響はなさそうだな」
冷静に状況を判断し、リーヴェは鷹揚に頷いた。いいのかそれで。
「状況を見る」
リーヴェはオーガ・ナノーカを先行させるが、ぞろぞろとやってくるゾンビは障害物を避けるという知能がなく、アヒルを踏んづけて、蹴り飛ばしてしまった。
「……意味が無いな」
顔をしかめ、リーヴェは早々にアヒルをしまい込み、銀雪に指示を飛ばした。
「銀雪、アプローチだ!」
「ふにゃあああん」
返事らしき声を返し、銀雪は気合のオーラを放つ。わらわらとゾンビが銀雪めがけて方向転換を始めた。
ゾンビがオーラに焼かれて身悶えながら機能を停止する。
「かなり弱いみたいですね」
その様子を見て、淺稀は少し安堵したようだった。アプローチⅡのオーラダメージで倒れる程度なら、神人でも倒せるだろう。
「そのようだな。だが、あまり無理はするな」
リーヴェはずらりと太刀「紅蜘蛛」を抜き、ゾンビを切り倒した。彼女程度の攻撃力があれば、ゾンビに十分対抗できるらしい。
「銀雪、私のことは気にするな。自分のことは自分で守れる。行こう、二階だ」
銀雪のスキルにより、階段室への道が広くなった。
「んひゃっぁはあぁああんっ」
ヒャッハーッと言いたいらしい。ラダが花咲く斧ショコーディアンを大上段に構えて階段室に特攻する。ばっさばっさとゾンビをなぎ倒し、それをエリーがせっせと片側に寄せる。小刀でつんつんしてゾンビが再びの平穏を取り戻したことをチェックしながらの作業なのでちょっと時間がかかった。
それに何より、動く腐肉だったものなので、ずるずる肉が崩れて動かしにくいのも、作業の遅れにつながっている。
「とにきゃきゃくぅ、ここを出るにひゃぁ、ちじょーきゃいにいきゃなきゃはぁんらへえっ」
もはやカガヤが何を言ってるのか判別できないが、おそらく地上階に行かなければ、と一同を鼓舞しているのだろう。
シロガネの斧をラダの隣で振り回し、次々やってくるゾンビを倒しつつカガヤは少しずつ階段を上がっていく。
エリーと一緒に笹も緋矛でゾンビの遺骸を片付けていく。こちらは棒状の道具を使っているから、エリーよりは早い。ただ、貴重な「天ノ緋矛命」が地上にもたらしたとされる槍が腐液で汚れていくのはなんだか不敬な感じがした。
「んひゃあはあんっはあぁあああんっ」
高笑いしたいのに、ピー音が被りそうな声しか出ないカール三世、それでも一生懸命高笑いして、
「うちゅくちぃ僕にであったのがぁ、運のちゅきなにょぉ! しゃあ、きゃくごぉおおんちてぇええええんっ」
と美しくない台詞になってしまったけれどきっちり言い切って、マジックブック「目眩」を飛ばす。
美しい僕に出会ったことによる運の尽きを自覚した上で、覚悟して欲しいそうです。
ガン、ゴン、と本がゾンビに体当りしたり噛み付いたり。
それでもまだ撃ち漏らしたゾンビが近づいてくるのに、カール三世は怖気をふるう。
「んにゃはああんっ。きちゃらめええっ、うちゅくちくにゃいじょんびはきちゃらめええっ、ああんっ、くる、きちゃうううっ。じょんびキちゃうのぉおっ」
「江頭則夫さん、煩いで」
カオルは冷静にカール三世の本名で注意した。
「びょ、ぼく、きゃーるっ、きゃーりゅにゃにょっ」
カール三世は必死で自分の偽名を押し通そうとしているのだが、今はどれだけ頑張っても『キャーリュしゃんしぇい』なので諦めて欲しい。
「ええから、仕事しぃや。キャーリュちゃん」
カオルもゾンビ片付けを頑張っている。気味の悪い造形には特に抵抗がないらしく、サクサク進めている。肉が崩れて引っ張れないので、手こずってはいるが。
「んふぅ、うちゅくちくにゃい……しゃわりたくにゃひ、あひぃ」
うちゅくちぃぼきゅのお手手が汚れちゃうよほぉ。などと愚痴りつつ、カール三世もカオルと一緒に手伝った。顔はひきつっていた。
●しゃったーしまっちゃってりゅふうぅう
ようやく一階に辿り着いたウィンクルム達。バタンとフェルドが階段室のドアを閉めると、ゾンビにはドアをあけるだけの知能は無いらしく、ようやく猛攻が止まった。
ほっと一息つくウィンクルムだが、果たして教団員が言っていたとおり、侵入してきた一階の出入り口は分厚い防火扉によって閉まっていた。
「……電動シャッターやな。びくともせーへん」
カオルがシャッターを調べて、首を横に振った。防火用ということで、非常に分厚い。今の装備では破壊は無理そうだった。
一階には窓がないので、ところどころ崩落した小さな壁のクラックから差し込む光しか光源がない。埃が光を浴びてキラキラと舞っているのは、廃墟マニアとしては垂涎の光景なのだろうが、今はうっとりしている場合ではない。エリーは、廃墟にゾンビウロウロというシチュエーションにうっとりしているが。
薄暗いフロアを探索するのに、リーヴェや笹のマグナライトが役立つ。
光は通れても、人間が通るにはクラックは狭すぎる。一階からの出入りは不可能だった。
「バッテリーを仕込んで、リモコンか何かで動かしたみたいですね……」
淺稀が電動シャッターを調べて、バッテリーを見つけた。だが、一度シャッターを動かすだけの電力しか貯めていないものだったらしく、バッテリーは沈黙を守ったままだ。
神人達が今後について相談している間、フェルドが近寄ってくるゾンビを次々撃ち抜き護衛する。
もう、撃った反動での喘ぎは誰も気にしなくなっていた。慣れとは恐ろしいものだ。
「このシャッターをどうこうするよりは、二階以上の窓からの脱出のほうが、現実的だな」
リーヴェは二階へ上がることを提唱し、他の者にも異論はない。
一階をくまなく調べてクッションになるようなものを探すことも考えたが、フロア内もゾンビだらけだ。
「階段室のドアは開けっ放しでした……そしてゾンビはドアを開けられないようです。おそらくこのゾンビ達は、一階から湧いているのでは?」
と笹が予想する。ならば、一階はすさまじい数のゾンビがうろついているのだろう。
相手がいくら弱くとも、ゾンビの湧いている場所の探索は、肉体的疲労と成果が見合いそうにない。
とりあえず見回す中に落ちているのはガラス片やコンクリートの塊、錆びた鉄筋の切れ端などであり、どれも落下の衝撃を助けてくれそうにない。
「それでは先程の続きですね」
エリーが階段室のドアを引き開けると、雪崩れるようにゾンビが溢れてくる。
「んひゃあああああんっ」
ウヒャァと言いたいらしい。ラダが花咲く斧ショコーディアンを大上段に構えて階段室に再び特攻する。
カガヤも続き、先頭に立つ。彼らの斧は通常攻撃であろうとも、オーバーキルに近い。すさまじい威力に砕けてしまうゾンビもいる。
「二階に脱出できそうな道具が見つかればいいのですが」
とゾンビというよりも肉片だが、片付けながら笹は呟いた。
地下から一階までのゾンビはだいたい掃討したので、あまり後ろを気にする必要はないが、それでもぽつぽつとは追いかけてきている。銀雪のアプローチのオーラは消えているので、ゾンビは無差別に、生者へと食いつこうとした。一同の背を守らんと、銀雪が手斧で追撃者を倒す。
奇しくも前も斧、後ろも斧というゾンビ木こり大会の様相を呈していた。
●おへやしゃがしゅにょおおお
「にきゃいらぁっ」
二階に続く階段室のドアは錆びついて、重たかったがカガヤが力任せに蹴り開けた。錆びきっていた蝶番がはじけ飛び、ドアはただの鉄板とかしてしまった。
転がり込むようにウィンクルムは二階に飛び込む。
ドアが錆びついていたということは、教団員は二階以上を普段は使っていなかったということだろう。
そしてドアを開けられないゾンビもこの中にはいないということだ。
「げほげほっ、埃くさっ。むわっとしてるし!」
カオルが顔をしかめる。
せっかくのゾンビに侵食されていない地を守らんと、カール三世と銀雪で、もはやドアではない板を無理やりドア枠に嵌める。入り込みそうだったゾンビは隙間からフェルドが撃ち殺した。
「なかなか綺麗ですね。これなら、なにかあるかもしれません」
笹の声に希望が混じる。
カガヤとラダが窓を塞いでいるベニヤ板を斧で壊していく。木っ端と埃をもうもうと上げながら、窓が本来の仕事をはじめた。
新鮮な空気と明るい光が二階に入り込んでくる。リーヴェが駆け、窓という窓を調べ始めた。
「ひぃん、じょんびいにゃくて、ほっとちたにょぉ」
とカール三世がへたり込みながら零した言葉を聞き、
「……逆に言うと、ここにはゾンビが居ませんからゾンビクッションをするには、ゾンビをここに入れてあげないといけないということですね……」
淺稀はふと気づいた考えを述べた。
「もしくは、ゾンビを倒しながら三階に上がって、クッションを探す必要があるということですね」
と窓を調べながらエリーが淺稀の考えに応える。
「周囲は特に障害物はないようだ。飛び降りても……捻挫……最悪骨折くらいだろうな」
窓を調査したリーヴェが戻ってきて、状況を報告する。
この依頼はウィンクルムしか参加していない。撤退用の車なども用意していないので、骨折した者が出た場合は誰かが背負うか、救援を依頼するしか無い。
「ここは……連絡できないんだったな。救援を呼ぶにも脱出するしか無い。最悪、銀雪にプロテクションを使わせて飛び降りさせる」
とリーヴェは付け足した。
「とにかくまずは二階の探索に専念しましょう。ゾンビが居ませんし、侵入もしてきそうにありませんから、落ち着いて探せますね」
笹が言い、一同は各々散開して探索を始める。
しばらくして、一同はめいめいの成果を報告すべく集合した。
リーヴェはロープを見つけていた。黄色と黒のナイロンザイルをより合わせた、細くとも頑丈なものだ。ただし……十センチ程度の切れ端。
銀雪はダンボールを二枚。これではクッションには足らない。
淺稀は何かのコンセント部分。これも三十センチ程度。
フェルドは無言でボロ雑巾のようなタオルを差し出した。
笹は大昔の新聞紙を持ってきた。数枚ある。
「細く丸めて撚れば……」
と言ってみるも、少し面倒な作業に思えた。
カガヤはプラスチックのポールを一本。カラーコーンにつなげて通行を阻害するための棒である。
エリーはせんべい布団を引きずってきた。埃やら何かのシミやらで非常に不潔なものだが、形は保っている。
「ここは大昔、誰か……お家のない方が住んでいたみたいですね。置き土産が点々としていました」
エリーと一緒に行動していたラダが持っているのは、タオルケットである。ほつれて穴だらけだが。
カオルは、笑顔で誰かが着古したらしいシャツを一着見つけてきた。
「ぼきゅのが役にたちゅのほお!」
カール三世が見つけてきたのは、延長コード。埃が詰まっていて、本来の用途に使えばすぐに発火してしまいそうだ。
「見事にバラバラですね」
と笹は苦笑する。だがカオルは明るく言った。
「バラバラやけど、つなげてロープに出来ると思うねん」
「そうですね。三階以上に行くのも、ゾンビを招き入れてクッションにするのも危険ですし、つなげてみましょう」
エリーはカオルの案に賛同し、早速せんべい布団のカバーを引き剥がし始めた。手が汚れるのは既にゾンビをさんざん触ったから、どうということはない。
一同はせっせと見つけてきた者をつなぎ合わせていく。
エリーのサバイバルの知識で、解けない結び方にてつながっていく布やひも状のもの。
「よかった、なんとか形になりましたね」
と出来上がったものを見て、淺稀は微笑んだ。
●らっしゅつしゅるぅうううんっ
ロープを固定する場所が、壁の配管しかないのが多少不安ではあるが、なんとか脱出用のロープを設置することが出来た。
配管とつながるのは、リーヴェが見つけてきたナイロンザイル。そこから淺稀のコンセント、カール三世の延長コードとつなげて、始まりの強度を強めておいた。
続いて、柔らかいカオルが見つけてきたシャツ、エリーの布団カバーに、カガヤのポール、フェルドのタオルで長さを稼ぎ、最後にラダのタオルケットをつなぐと、地上に垂れた。長さは十分だ。
窓枠がこのままではロープが擦れて切れそうなほどささくれていたので、銀雪のダンボールと、笹の新聞紙でカバーをする。
気休めだが、エリーのカバーを外して余った布団を下に投げ込んで、クッションにしておく。
「まずは銀雪からだ。もし強度が危うくてちぎれても、プロテクションを使っていれば大事にはならないだろう」
とリーヴェが言い、銀雪がロープを握る。プロテクションを発動しようとした時、ガタンと大きな音が鳴り響いた。
「ドアが!」
笹が叫ぶ。
無理やりはめていたドアがゾンビの圧力に負けて外れてしまったのだ。
「早く脱出しなくては」
エリーが眉をひそめる。怒涛のごとくゾンビが流れ込んでくる。
すかさずフェルドが撃つも、対処しきれない。
「方針変更だ。銀雪、アプローチで時間を稼げ!」
リーヴェがてきぱきと精霊に指示を出す。
ラダは、体に薔薇を巻いた。
「しゅごい憑依侵食されてりゅのぉお! へろへろになっちゃうぅう! れもぉ!」
ここが最後の踏ん張りどころと理解しているから、へろへろになろうとも、ロープにゾンビを近づけるつもりはない。
淺稀が護身刀「紅月」を抜身で構える。
「は、早く出ましょう」
ここでぼんやりしている時間はない。誰から出るかは決めていないが、誰かが出なければ進まない。
「ほら、カールちゃん先に行きぃ!」
カオルが叫び、
「ひゃへええっ」
カール三世が意を決してロープを滑る。
強度的には問題なさそうだ。
「きゃみうろゆうしぇんらろぉおっ」
カガヤがゾンビをなぎ倒し、振り返って笹に言う。
「そうですね。神人が出ましょう!」
笹がカガヤの言葉を通訳する。ロープに近いカオルから、カール三世に続く。
神人が無事に降りれば、次はカガヤ、ラダと続いた。遅滞戦術をとりながら、フェルドがロープを降りる。
全員の降下を確認し、銀雪はロープを掴んだ。ゾンビが彼についていこうと続く。アプローチの効果が継続しているのだ。九人の降下の時間稼ぎに五分は長すぎた。ゾンビはオーラに焼かれて次々死んではいるが、銀雪に誘われるようにわらわらと窓枠に群がる。
「これ、銀雪さんにくっついてゾンビが外に出ちゃうんじゃ……」
笹は心配する。
フェルドが狙おうとするも、銀雪を撃ちかねないので手出しができない。
それでも銀雪が出ないわけにも行かない。ロープを伝い始めた銀雪だが。
バァンと音がして、配管の欠片と共に、ロープが落ちた。ロープよりも先に、支えていた配管が限界に至ったのだ。
「あひぃんっ」
銀雪が妙な悲鳴とともに地面に落ちる。ただ彼も受け身をとったし、アプローチの効果で防御力が上がっていたので、大事にはならなかった。
数体、勢い余って落下した者をラダとカガヤで始末する。
銀雪と十分距離が出来たからか、ゾンビもそれ以上は外に出ようとしなかった。
「……なんとかなったな」
リーヴェは状況終了を宣言した。
救援が必要な者は幸い居ない。この建物内にゾンビがひしめいている状態だが、脱出口がないので、外にまでは当分出てこないだろう。
態勢を整えて掃討戦をする必要があるが、それは今ではない。
戻り、まずは状況を本部に報告せねばなるまい。
ウィンクルムらはA.R.O.A.に、まずは復旧した通信機器を使って概要を伝えつつ、帰還の途につくのだった。
依頼結果:成功
MVP:
名前:エリー・アッシェン 呼び名:エリー |
名前:ラダ・ブッチャー 呼び名:ラダさん |
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | あき缶 |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | 戦闘 |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 普通 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 07月22日 |
出発日 | 07月30日 00:00 |
予定納品日 | 08月09日 |
参加者
- 音無淺稀(フェルド・レーゲン)
- 手屋 笹(カガヤ・アクショア)
- リーヴェ・アレクシア(銀雪・レクアイア)
- エリー・アッシェン(ラダ・ブッチャー)
- 哀川カオル(カール三世)
会議室
-
2015/07/29-23:14
うーん;ギリギリまで顔が出せず申し訳ありません;
ぷ、プランできました…。
一応内容は皆さんの後ろから援護射撃と敵に気づかれた時にガン・アサルトで撹乱させながら窓を探す感じで。
私はクッションの変わりになりそうな物と最悪ゾンビを窓から落とすまではプランに盛りました(ギリギリ申し訳ないす -
2015/07/29-19:57
私達のプランはこんな感じです。
エリー
・トランス
・階段。精霊たちが倒したゾンビを武器で突いて機能停止確認。階段の片側にどかす。
・一階。盾で身を守りつつ、ロープや布がないか見る。
・二階。窓の外を見て降下しやすい場所がないか探す。(窓の外を見る間、精霊に護衛を頼む)
・三階と四階。これまでの探索で脱出に必要なものが発見できなければ三階四階にも移動。
・ロープや大きな布がない場合、最終手段としてゾンビを窓から突き落とし、二階窓から飛び降りる。
・ロープがあれば二階からの降下に使用。布が集まれば一重繋ぎで縄状にする。ロープはビルの頑丈な場所に舫い結びで設置。(サバイバルスキル5使用)
ラダ
・敵が無数のため、憑依侵食で自滅するのを避けるため、基本は通常攻撃。
・攻撃スキル。通常攻撃が通じない強敵がいたら使用。
・カウンター防御スキル。銀雪のアプローチⅡの効果がない時に発動。
・階段。カガヤの後ろでゾンビを倒す。
・一階。仲間と一緒に、ゾンビに抵抗。
・二階。窓のトタン破壊に協力。エリーが窓の外を見ている間の護衛。
・三階と四階。エリーに同行。 -
2015/07/29-19:55
なかなか顔が出せず堪忍やで。
そして笹さん、プラン提出お疲れ様やで!
相違が出んように動かせてもらいますー!
んと、ウチもカールちゃんも、階段ではゾンビどかしメインで
皆がスムーズに動けるように尽力するで。
その他の場所では、皆と離れ過ぎん程度の距離で自衛しつつビル内の調査
(窓探し&クッションになるようなもの探し)
最悪の場合、ゾンビクッション使用&カールちゃん先に行かせるつもりや。
何かロープ的なものを伝って降りれそうやったら
なるべく最後の方まで残って、パペットマペット置き土産にしていこうかな、と考えとる。
うん、パペマペの有効活用場所が特に思いつかんかった。
戦闘で足手まといにならんよう、また戦闘以外でお役に立てるよう
頑張りますー!
-
2015/07/29-17:45
一応、こちらも光源は用意しておいた
あと、アヒルを進行方向へ偵察するようプランには書いてある。
フロアにも大量にいましたというのもなくはないだろう。
アヒル程度なら隙間を縫ってということが出来ればいいが。
それと、後方警戒をお願いする形かな。
突破しながら進むが、場所が場所だけに後ろから増援来たとか笑えないことになっても困る。
私が進行方向へアヒルを偵察、他銀雪のアプローチⅡ使用の際、タイムキーパーを務める形だ。
戦いに専念すると忘れがちになるが、銀雪に集中していた意識が切り替わることで状況変化もありうるから、効果時間は気にしておきたい。
一応、窓の外を確認の際、ここまで車等移動手段を使って来ているならその移動手段がある方向に面している箇所を確認の他、プロローグに外の情報が書いていないので賭けだが、職員が近隣待機の場合、声で異常を伝えるようには書いてある。
ヘリは難しいようだし、ビルの真ん前に停車もないだろうし、成功したらラッキー位の気持ちではあるが。
銀雪は飛び降りる場合は率先、伝って降りる場合は殿、他アプローチⅡは最初に使った後は、2階フロア調査の際に使用、それ以外は脱出時まで温存。
飛び降りるならプロテクション、伝って降りるならアプローチⅡという形で今の所書いてる。
この辺りは調整可能なので、何かあったら指摘をお願いしたいな。 -
2015/07/29-17:38
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2015/07/29-17:37
ギリギリですが少しニュアンスを変更した部分がありますので報告を…!
カガヤ
・トタン板の破壊は地上2階以上を探索する場合全ての階で行う。
(脱出の為の破壊は2階のみ。3階・4階は外の明かりを入れて探索しやすくする為)
と変更可能なのはこの時間までとなります。
あとは申し訳ありませんが皆様にお願いする事になります… -
2015/07/29-15:08
プラン出来ましたのでおおまかに報告です。
17:30頃まではまだいくらか変更できますので何かありましたら仰って下さい。
それ以降は申し訳ありませんが微調整は皆様へお任せになってしまいます…
笹
・他ウィンクルムとの意思疎通に支障を出さないよう、出来るだけカガヤの側に居る。
・トランス
・階段室ではカガヤの後ろへ下がり、落とされたゾンビを通路・階段室の片側によける。
・ゾンビがまた増えない内に階段室を通過。
・フロアに出たらマグナライト照射。
(地上1階窓が無い、地上2階以上トタン板で塞がれているので暗いと思われる為)
・(ゾンビクッションを行う場合)クッションにしたゾンビがもう動かないかどうか確認。
カガヤ
・階段を皆で通過する為、階段室のゾンビへの攻撃行動。
スキル使用なし、斧をゾンビ目掛けて横に振り、倒しつつ通路から落としていくようにする。
・階段室を通過する度、この攻撃行動を繰り返す。
・地上2階以上フロアを探索する際、窓を塞ぐトタン板を破壊する。
・クッションかロープにより脱出手段が整った場合、後の方で慎重に脱出。
箇条書きにするとこのような内容です。
書いている内に思いついた部分でマグナライトの使用、
トタン板の破壊(窓の外を確認する旨までは入っていません)
ゾンビクッションを行う場合のフォローも入れてみました。
脱出のしんがりについてですが、リーヴェさんの仰るよう自身を守りながら行動できるのが銀雪さんの強みだと思いましたのでしんがりはお任せする事になりそうです。
と現状このような所です。 -
2015/07/29-10:06
>アプローチⅡ
銀雪のMP的には、その状態を維持したまま上へ行くことは難しいかもしれないな。
ディスペンサはまだ使用出来ないし。
なので、初手(最初の突破口を作る)で1回使用し、その後2階へ上がった際、窓や降りるに使えそうなものがないかを調べている間に1回(調査に専念させたい)使用させてはどうだろうか。
全滅させずに進むなら、2階へ上がっている時点でも下から来ている可能性もあるし。
残りは、有事を考慮して温存した方がいいだろう。
プロテクションを着けていくつもりだが、アプローチⅡ連打で必要な局面で使えなかったら笑えないし。
>飛び降りる
一応、頑丈そうな銀雪も候補に出しておくが、飛び降りるのではなく、カーテンでロープを作って降りる場合、銀雪が殿の方が安全だと思う。(降りる時が隙になるので護り手が必要)
カールもカオルに推薦されているし、この辺りは状況次第で考慮という形の方がいいかもしれないな。
>銀雪
防御力はあるし、大丈夫だろ。
変な声出すが、防御力に影響がないなら、頑張る子だ。
(背後の自分の名誉スルーに対して愛されてないのかと不安になりつつも任務に徹する彼女がカッコイイという葛藤顔の銀雪は軽くスルー) -
2015/07/29-08:25
おおっと……!
コスモ・ノバは敵味方無差別の範囲攻撃でしたか。
ゾンビに物理的に阻まれて、味方が半径3mの範囲から移動できない可能性も考えると、使用は控えた方が良さそうですね。戦闘プランから削っておきます。 -
2015/07/29-00:43
>エリーさん
Σエリーさんが何やら楽しそうです!?
あ、でも今回の場所ではコスモ・ノバを使うのは少々危険かもしれません…
建物が廃ビルである事が一番なのですが、
あとは半径3メートルの範囲って誰かしら範囲内に居る可能性が高そうです…
(詳しくは交流掲示板【ワールド設定補完スレ・2】
→[35]月野輝さんのコスモ・ノバについての問い合わせの投稿を確認して頂ければと) -
2015/07/29-00:24
ひしめく大量のゾンビ……。せっかくの機会ですし、コスモ・ノバを使ってみたいですね。
周囲3mの敵全部にダメージを与え吹っ飛ばす、というシンクロサモナーのスキルです。
うふふ、いったいどんなマヌケな掛け声が聞けるのか、ワクワクしますよ! うふふふふふふふふふ……。 -
2015/07/29-00:12
ゾンビクッションは、個人的に楽しそうだと思いつつも、危険な存在をビルの外に出すことにもなるので、本当にどうしようもない時の最後の手段として考えた方が良さそうですね……。
ロープなどで降下するのもありだと思います。
>防御力強化した銀雪さんが先に飛び降り
精霊の身体能力なら安全に着地できるかもしれませんね! 頼もしいです。
ただお怪我にはお気をつけください。 -
2015/07/29-00:10
連投すみません。
>リーヴェさん
アプローチⅡでのゾンビ引き付け、して頂けると助かるかと。
階段でゾンビを倒してそこに倒れられても結局道を塞がれてしまうのですよね…
階段から落としていくように攻撃するのも手だと思うのですが、
階段から引き離して倒すのも道を開けやすくする手段としていいのかなと思いました。
…ふと、らめぇ口調のまま引き付けの為の声掛けを銀雪さんが行うのかと思うと…
どうなってしまうのでしょう…!(
ただ、探索の為に何度も階段移動を行う必要がある場合は
カガヤとラダさんをメインにしてもらったほうがいいかもしれませんね。
>カオルさん
受け止めが必要と新たに発言してしまいましたが既に仰って頂いていましたね…すみません
カオルさんの仰るよう先に降りて受け止め役になって頂くのも安全な脱出に必要な役割だと思います。もし可能そうであればお願いできますか? -
2015/07/28-23:39
あ、あと申し訳ありません…。
背後事情によりプラン提出できるのが29日の17:30頃までとなります。
現行の相談内容でプラン進めておりますが上記の時間以降は変更が
ほぼ出来ないものと思われます。
その辺りの時間までは全力で会議室拝見しますので、
忌憚無くご意見頂ければと思います。
提出できましたらおおまかに内容も報告しますね。 -
2015/07/28-23:32
ルートが決まってきましたね。
地下1階→階段室(ゾンビ戦)→地上1階(出入り口を確認)
→階段室(ゾンビ戦)
→地上2階(東西の窓外を確認、安全に地上へ出る事が出来るかどうか)
→クッションあるいはロープなど降りるのに補助するものが必要な場合、
2階フロアを探索(必要そうであれば3階・4階も?階間移動の度にゾンビ戦あり?)
そういった物が見つからない場合→倒したゾンビの身体ををクッションに(最終手段)
>ゾンビクッション
出来るだけ最終手段にしたいですが、
どうしても補助に使えそうなものが無ければやるしかないでしょうか…
>カーテン
淺稀さんの[11]の発言を拝見して思ったのですが、
クッションでなくてもロープ状の物が見つかってもアリなのかなと。
カーテンに結び目を作ってロープ代わりにするなども手かと思いました。
その場合最後に降りる方の為に先に降りた人で受け止める必要もありますね…。
そろそろ分担もしていった方が良さそうですね。
わたくしとカガヤは…
カガヤ…階段突破の為の行動がメインになりそうですから、
わたくしも戦闘周り、あるいは階段突破に伴うゾンビの扱い周りがメインになりそうです。
探索関係はお任せになるかもしれません。
あともし脱出方法が窓からのロープ伝いになった時はしんがりになった方がいいのかなと思っています。 -
2015/07/28-18:39
相談が進んでいたな。
顔出しが遅くなってすまない。
>ビルの情報
では、私もそういう認識でプランには書くよ。
>階段
銀雪は防戦向きだから、一撃自体が重くないし、情報を考えると、2人並ぶのが精々だろうと思うから、死体除去に回った方がいいだろうか。
後方からわざとアプローチⅡをし、銀雪狙いの所を対処するという手もなくはないが。
>2階から飛び降り
情報によると、東西に複数の窓があるのだったな。
なら、まず、全ての窓を確認してみてはどうだろうか。
降りたら拙い(下に何か置いてあるとか)場所があるかもしれないし、比較的降り易い場所(下に何もなくてクッション等の対応がし易い場所)があるかもしれない。
内部の構造によっては、窓の外を調べる間、精霊に踏ん張って貰う必要があるかもしれないが。
2階から落下した場合、防御力とかは関係あるのだろうか。
落下したことがないので分からないが、防御力強化した銀雪が先に飛び降りて、フォローさせるとかが出来ればいいが。ゾンビクッションするにしても、上から落とすなら思ったように敷き詰められるかどうか未知数だし。
攻撃面では、カガヤ・ラダが優れているし、援護ではフェルド・カールの方が対応し易いと思うから、ゾンビ除去は当然手伝うにしても、それだけだと何やら申し訳なくてな。 -
2015/07/28-11:51
カールちゃん、MP的にパペットマペット一回しか使えないことに気づいて驚愕や…!
ちょっと使いどころに悩むで…
足手まといにならないように、通常攻撃やらゾンビ片付け頑張るで(ぐ。)
>ビルの情報
認識の摺合せ、おおきに!
ひとまず上に行こう、二階の窓発見次第そこから脱出!という流れで行こうと思いますー!
>階段
素敵案に賛成やで!
ウチとカールちゃんはゾンビのお片付けに奮闘させていただきますー
前衛さんが集中出来るように頑張るで!
>二階からの飛び降り
出来る限りビル内でクッションになりそうなものを探しつつ、
最終手段としてゾンビークッション…(ゴクリ)
ゾンビ牽制に攻撃手は残しつつ、戦闘役立たずカールちゃん先に行かせて
他の皆降りてくるの受け止めたり?
なんとか周りでクッションになるもの探したりしたいもんやね…
ビル内にクッション的なものあるんが一番有難いねんけど!
-
2015/07/28-07:40
ああ、書き込みが遅くなって申し訳ありません…。
見やすいまとめありがとうございます。
〉クッションになりそうなもの
一応色々考えては見たんですが
・窓の貼り付けに使われてるトタン
↑固さに難あり
・身に付けてる服を利用してクッションを作る
↑時間に難あり
・カーテンを探してクッションにする
↑カーテンあるか微妙
・パペットマペットで降りる
↑降りた衝撃で爆発する可能性とカール三世さんしか使えないのでSP的に厳しいかもしれない
と、どこかしら難しいところがあるのでゾンビをクッションにが一番確実かもしれないですね(思案 -
2015/07/27-02:35
>階段突破方法
同じ近接ジョブですが、ラダさんよりもカガヤさんの方が全体的に戦闘能力が上です。
階段を進む際の先頭役はカガヤさん、ラダさんはその後ろでサブ戦力として控える、という感じが良いでしょうか?
もちろん、私達にお手伝いできることは積極的にしますので!
(ラダが笑顔で斧ブンブン)
お手伝いといえば、倒れたゾンビの機能停止確認&階段の片側にどかす作業を後ろの者がすれば、最前線の精霊は敵を叩きのめすことだけに集中できて効率が良さそうだな、なんて思いました。
倒れたゾンビをどかすだけなら、神人の腕力でも可能ではないでしょうか? 臭いのと汚いのと怖いのを我慢すれば、ですけど……。
>二階からの落下
微妙な高さですよね。確実に死ぬほどではないけれど、打ちどころが悪いと骨折や気絶とかしそうです。地面がコンクリやアスファルトだとしたらなおさらですね。
クッションになるもの……ゾンビ肉クッション……(ぼそっ -
2015/07/26-23:41
>情報把握
カオルさん、エリーさんの認識に同じくです。
ビル自体の情報は来る前にかなり把握出来ているように思います。
毒ガス、速乾コンクリ、1階の防火扉、デミ・ゾンビひしめく階段が
その場での情報となりますか。
1フロアずつ探索してもカオルさんの仰る流れ>2階に行ってみようぜ
に自然となりそうですね。
>ゾンビひしめく階段の突破
ひしめくという位ですからゾンビそのもので階段室が埋まっているようですし、
エリーさんの認識に同じくです。>前衛ジョブの精霊を先頭に
カガヤには前に出てもらうとして…通れる場所を作る勢いで倒さなくては…
>倒した後片側に
確か倒した後のゾンビの体がそのままだと結局通れませんよね…
承知しました。エリーさんの[8]での発言のようにプラン記入します。
>2階からの脱出
少し気になっていたのですが2階の窓から出る場合、
窓からの飛び降りとなりそうでしょうか。
その場合、着地の技術がないと安全に飛び降りる事が
出来るかどうか微妙な高さですね…
クッションになりそうなものをビル内で探す必要も出てきそうでしょうか? -
2015/07/26-13:48
見やすいまとめ、ありがとうございます!
>階段の突破
ゾンビでひしめいている状態の階段を十人で登るのは、物理的に困難なことになりそうですね。
デミ・ゾンビも厄介な敵ですが、それ以上に過密状態というのが怖いです。
階段突破の一つの方法として、私が考えているのは……。
・まず、前衛ジョブの精霊を先頭に配置し、ゾンビを倒していく。
・倒したゾンビの残骸は、階段の右側片方に寄せるなどして、階段がゾンビの体で完全に塞がらないようにする。
・空いている階段の左側を登る。
前衛系の精霊で対処するなら、こんな手段になるでしょうか……。
ロイヤルナイト、プレストガンナー、トリックスターの精霊さんなら、別の方法もとれたり?
>PCの情報認識
私も同じ認識です。
建物の外観や航空写真の情報は、アジトに潜入する際に私達はしっているはず。
……そこから神経毒ガスを噴霧された先は、想定外の事態となっていますが……。 -
2015/07/26-13:14
リーヴェさん、纏めおおきに!ですっ。
…うん、ウチら、足手まといにならんよう気ぃつけな。
テロの計画を掴んでアジトに突入、ってことは建物の外観、
また航空写真による上空からの景色はPC情報認識でOKやろか。
内部構造までは知らないかも、やけど突入前の詮索で2階以上に窓があることは
知っていてもいいもんやろーかね。
確か窓があったハズ!二階行ってみようぜ!っていう流れでいいやろか。
えーと、カールさんの武器はマジックブック「目晦」
スキルはパペットマペット予定やね。
ウチはウィンクルムソード、やね。自衛メインになりそう……!
精霊のカールちゃんは普段からこんなんやから、ウチらの意思疎通は多分バッチリやで!(親指グッ)
カール「そんにゃことにゃいぃよお゛お゛お゛ぉ!」 -
2015/07/26-11:09
挨拶が遅れました。
手屋 笹とパートナー精霊のカガヤです。
皆様よろしくお願いします。
言葉がおかしくなってしまったカガヤはさておいて…。
>目的
デミ・ゾンビが無数である事、目的にも廃ビルからの脱出とありますので、
ゾンビを倒す事よりも脱出最優先でかまわないと思います。
わたくし達の脱出後にゾンビが外に出られない状況に出来ればベターでしょうか。
>精霊との意思疎通
トランス状態に入る為のインスパイアスペルは神人が唱えるものですから
これに関しては問題無さそうですね。
意思疎通の面は…出来るだけ神人さんが精霊さんの側を離れないようにして、
他ウィンクルムとの意思疎通に影響が出ないようにする、位でしょうか…。 -
2015/07/26-11:04
まだ出揃ってないが、少し纏めよう。
神人は5人
カガヤ(Lv32・ハードブレイカー)
ラダ(Lv23・シンクロサモナー)
この2人はガチ攻撃タイプだな。
銀雪(Lv11・ロイヤルナイト)
防御方面だな。
フェルド(Lv10・プレストガンナー)
カール三世(Lv2・トリックスター)
支援方面に秀でるタイプだと思う。
で、状況は、
・現在位置は地下一階
・敵が逃げた通路は使えない
・2階から上に行かないと窓からの脱出が不可能
(ただ、4階建てなので、2階の窓で行けるのかは状況把握いりそう)
・デミ・ゾンビが階段から殺到しているが、上に行くには突破する必要がある。
(戦闘は発生する)
・脱出が目的である。
(全滅が目的になっていない)
こんな所だろうか。
抜けている点があったら、遠慮なく指摘してほしい。 -
2015/07/25-11:19
初めましてとお久し振りですね。
音無淺稀と申します。
パートナーはマキナでプレストガンナーのフェルドさんです。
宜しくお願いします(ぺこり
〉二階以上から脱出
やっぱりそうですよね。
窓から脱出して、落下する衝撃で何かしら声が…い、いえ、なんでもありません。
なんだか変な道に目覚めてしまいそうですなんて大きな声では言えません(ボソッ
そうなりますと私達はガン・アサルトで死角から攻撃して支援する形で援護していきましょうか。
腐肉は良く燃えそうですから、火をつけるのもやぶさかじゃないなと思ったのですが…。密閉された部屋に火は酸素的に危ないですよね(思案
-
2015/07/25-10:20
リーヴェだ、よろしく。
パートナーはロイヤルナイトの銀雪だが、今口を開くと、おm……可哀想だから、とりあえず私が。
(明らかに言い直した上、微妙に目線逸らしている)
ビルから脱出するにしても、デミ・ゾンビがいる階段を使用するのだろうな。
意思疎通に難を残すが、銀雪のアプローチⅡである程度注意を引いた方が良さそうかな、と思っているが、どうだろう?
全滅は考慮せず、敵を倒しながら突破するにしても攻撃される危険性は考えておきたいし。
(銀雪が「俺も頑張りゅにょおおおおお。らめぇ、へんな言葉になっちゃう……」と後ろで言っているのを軽くスルーしつつ) -
2015/07/25-00:38
はじめまして、哀川カオルですー。
ヒヨっ子やねんけど、よろしゅー頼みますー。
そこで高笑いしとるんがトリックスターの精霊、カールちゃんです
普段から五月蠅い兄ちゃんやさかい…
あの口調になったら黙っててもらいたいもんやわ(溜息)
えぇと…
スタートは地下一階。
一階へと続く階段からゾンビワラワラ。
地下及び一階は窓もなく脱出困難、
外に出る方法は二階以上にある窓からっていう感じかなぁ?
流石にゾンビ無数でワラワラやし、全滅狙いよりかは逃げる狙いなんかなぁ。
でもウチら以外の皆さんは強そうやし…
でもあの口調やと笑ってしましそうやで…
徒然で堪忍やで。よろしゅうー
-
2015/07/25-00:24
うふふ……、エリー・アッシェンとラダ・ブッチャーです。よろしくお願いいたします。
なんて恐ろしい毒ガスなのでしょう!(すごい棒読み)
精霊は笑える状態になってますが、無数のデミ・ゾンビは厄介ですね……。