カーチェイス、黄金泥棒を追跡せよ!(和歌祭 麒麟 マスター) 【難易度:難しい】

プロローグ

「デミ・オーガを連れた強盗にやられました!」

 インゴットと呼ばれる金の延べ棒を扱っている銀行からの依頼。
 今し方、盗賊による強盗が行われた。盗難された金の延べ棒は金額にして一億ジェールにも及ぶ。
 盗賊は銀行員に対して金の延べ棒をトラックに積むように要求した。逆らえば銀行を爆破すると脅したのだ。

「さっさと、金をトラックの荷台にのせな。どれだけ欲しいかだって? なあに、心配は無用だ。輸送専用のトラックを用意しやったから、ありったけ全部だしな。ケチケチしてると、コイツでドカーンと吹っ飛んじまうぞ」

 防犯が最も薄くなる時間が外部に漏れていたようで、セキュリティは機能していなかった。逆らうことが出来ずに要求を飲んでしまったのだ。

「これで全部です……」
「ずいぶん時間かけやがって! 時間稼ぎしてたんじゃないだろうな?」
「そんな、めっそうもない……」
「爆弾だけじゃないんだぜ、俺の自慢の犬っころだ。コイツに噛まれて無事だったヤツはいやしねえ」
「グルルルル!」
「ひぃ! デミ・オーガ!」
「あぁ? オーガだぁ? こいつは俺の犬っころだぜ。あんた、怯えすぎて頭いかれちまったかい?」
「お、お助けを!」
「金はもらったし、ここにはもう要はねえ。相棒、ずらかるぜ」
「……おう。いくぞ、ワンコども」
 ずっと黙っていた大男が初めてしゃべる。犬(デミ・オーガ?)にいつでも命令が出せるように、待機していたのだ。
 大男のあとをついていくようにして、犬(デミ・オーガ?)は銀行から出て行った。

 逃走の足に輸送トラックを使って、タブロス市から郊外に向けて逃走中。輸送トラックの運転席には血痕があり、元の持ち主は無事ではないだろうと予想される。タブロス市を出てしまうと足取りがつかめなくなってしまうので、タブロス市内で確実に捕まえて欲しい。
 銀行側は金の延べ棒の回収を最優先に頼んできている。

「金の延べ棒が回収できないと、うちは破綻してしまいます! おたくがオーガの専門だっていうのは知っている。それを知っていてのお願いなんです。デミ・オーガを連れた強盗なんてA.R.O.A.にしか対処できない!」

 銀行からは道具の貸し出しがある。各パートナーに高性能エンジンを搭載した『FIRE ROAD300』という4人まで乗れる車と散弾銃の用意がある。
 逃走車両の輸送トラックは足が遅く、タブロス市を抜けるまでに一時間かかる。FIRE ROAD300なら三十分で追いつくことが出来るはずだ。

「散弾銃と車を用意します。性能は間違いない代物です。この程度の代償で金の延べ棒が回収出来るならお安いもんです」

 輸送トラックを止めるには車両をぶつけるか、タイヤの破壊が良いだろう。散弾銃に込められているのは実包2発。
 五メートルの距離からの至近距離発砲で、タイヤを一つ破壊できる。一輪でも破壊すれば走行は難しくなるが、盗賊は無茶な運転をして走行を続ける可能性がある。その場合、周囲に被害が出ることが予想される。二輪以上の破壊が望ましい。
 輸送トラックの構造上、エンジンの破壊は難しい。運転席を狙っても、ダメージを与えるためには車両がぶつかる程度まで寄せないといけないだろう。
 周囲に一般人がいるので、散弾銃の有効射程距離は短いものになっている。十メートル離れるとダメージを与えることが出来ない。一般人への安全を配慮し、輸送トラックに向けて以外は発砲をしないで欲しいとのお願い。

「一般人に流れ弾が当たったら大問題になります。散弾銃はトラックの足止めだけに使って下さい」

 盗賊は訓練された犬を四体連れていて、逃走に役立てている。犬はデミ・ワイルドドックではないかと銀行員はいっているが確かな情報ではない。銀行員は近眼で、強盗に驚いてメガネを落としていたからだ。他の銀行員たちもパニックになっていて「頭部に角があったか覚えていない」といっている。
 盗賊は輸送トラックの走行が不能となったら犬を使って、自分たちだけ逃走するだろう。
 銀行側としては犯人の盗賊を退治するよりも、輸送トラックの中にある金の延べ棒の安全を重視して欲しいとのこと。安全が確保でき次第、銀行に電話を入れること。回収係りが直ちにやってくる。
 回収係りは戦闘能力を持っていないので、現場の安全を確認してから連絡して欲しい。

「回収班はすでに待機しています。いつでも回収にうかがえるので、あとはあなた方の活躍を待つのみです」

 A.R.O.A.は盗賊が連れていた犬が「デミ・オーガか確認が必要」と考え、調査を決定した。盗賊に訓練されて飼われていた犬が、デミ・オーガとなることは果たしてあるのだろうか?
 盗賊はデミ・オーガに対して知識に薄いようで、盗賊の態度からは判断は難しい。

「知恵のない者ほど無茶をします。犬が本当にデミオーガ化していたら危険です。デミ・オーガは脅威になりますので、確実に仕留めて下さいね」

 A.R.O.A.はデミ・オーガ化している可能性がある犬を「デミ・ワイルドドック」なのか、ネイチャーの「ワイルドドック」なのか確認してきて欲しいと要求している。
 犬がデミ・オーガだった場合、A.R.O.A.は今回の件とは別に、調査の計画を練る必要があるからだ。
 犬がデミ・オーガであった場合はもちろんのこと、ネイチャーであったときでも周囲の安全のため撃破を優先して欲しい。周辺に危害を加えることが考えられるからだ。
 できれば治安維持のために、盗賊の逮捕も行って欲しい。盗賊を逮捕するためには弱らせる必要がある。

 無事、金の延べ棒を回収できたら、報酬とは別に豪華レストランにて、コース料理が振る舞われることになっている。
 レストランはドレスコードがある。レストランに入る前に、銀行側で服を用意してくれるので、フォーマルな服装をしよう。いろいろな種類の服が用意されていて、アクセサリーまである。コーディネートに気をつかおう。

解説

今回はカーチェイスアクションです。
●要約
1:輸送トラックで逃走している盗賊2人の車両を、FIRE ROAD300と散弾銃を使って走行不能にすること。
2:盗賊の連れている、「デミ・オーガ化」の懸念がある犬4体をデミ・オーガかネイチャーか識別し撃破すること。
3:盗賊2人の逃走を妨害して弱らせ、捕らえること。
4:安全を確保したら銀行へミッションクリアの連絡を入れること。
5:最後に、お洒落をして食事をみんなで楽しみましょう!

時間との勝負のカーチェイスです。行動をきちんとアクションプランに書く必要があります。
要約にある5項目をしっかり埋めると、きっとうまくいくでしょう。
報酬は多めになっているので、作戦を練って挑戦してみて下さい。

※このリザルトノベル内で手に入れたアイテムは、このエピソード終了と同時になくなります。

ゲームマスターより

タブロス市を脅かす、盗賊追跡ストーリー。
逃げ切られる前に捕まえなければいけない、時間との闘いです。
ウィンクルムの連携で犯罪者を逮捕し、本当に犬はデミ・オーガなのか確認もしましょう!

狙われたのは銀行で、金の延べ棒が大量に奪われてしまう、衝撃のスタートです。
銀行員は盗賊の脅迫に怯えたでしょう。ですが、デミ・オーガの存在が彼らの抵抗する気力を奪ったことは間違いありません。
盗賊が連れているのがデミ・オーガなのか、ただの犬なのかわからない状態での追跡ストーリー。
タイムリミットは一時間! いろいろな意味でハラハラするお話し。
刺激たっぷりで執筆しますのでよろしくお願いします。

リザルトノベル

◆アクション・プラン

田口 伊津美(ナハト)

  (アドリブ歓迎)
【心情】
延べ棒一億!?なにそれ私がほし(
だめだめ…汚いお金は首を絞める
楽に稼ごうなんて許さない!働け!

【追跡】
インカムを装備して連絡はしっかりと取る!連携は大切にね!
ナハトにはバイク、私は車で定石どおり追跡するよ
ナハトに気を引いてもらってる隙にタイヤに散弾銃を打ち込めればいいな
トリガーハッピーヒャッハー…2発だけど!

【戦闘】
オーガモドキは精霊に任せて人を拘束するよ!
相手の抵抗が激しかったら剣でかすめ切ったりして脅しをかけるかな
興奮してたら割と強めにGO
お金の恨みは恐ろしいよ

【無事終えたら】
黒いセクシーなドレスがいいなー
つってもアイドルとしての立場隠してるしタダ飯食べるだけだけど



シャルティエ・ブランロゼ(ダリル・ヴァンクリーフ)
  スタンガン、クッション、インカムを準備し追撃
ふふ、乙女の嗜みで身に付けた狙撃の腕で…何ですか相棒?

スキル:記憶を用い犯人に追い付く地点の地理・デミオーガ種特徴を事前収集
犯人に追い付いた後、袋小路に追い込む様に誘導をインカムで仲間と遣り取りしつつ実施

クッションを運転席・助手席の前方及び横に敷き詰め
腕がぶれないようクッションで固定しつつタイヤを狙撃

盗賊は神人達で応戦
捕縛し鳩尾に攻撃を叩き込む、又はスタンガンで昏倒へ

犬はデミオーガ種か記憶に基づき判断し、仲間に伝達
トランスは…頬に甘噛みしつつ
信じてますよ、相棒

ドレスアップはドレス
マーメイドライン、可愛いと思うんです!(相棒の腕に抱きつきつつにっこり)


ミサ・フルール(エミリオ・シュトルツ)
  出発前市長に連絡して、市民に外出を控えてもらうよう要請するね

車は私が運転するよ
逃走車を発見したら助手席側に回り込むね
慣れない事して横転したら大変だし安全運転を努めるよ

逃走車が停止後私は盗賊の捕獲に向かうね
犬の判別はトランスすれば分かる筈
別行動する際エミリオさんの頬にキスするね

神人の皆が盗賊達を拘束してる間に剣の柄を使って鳩尾を攻撃して気絶させた後、金の延べ棒を回収するよ
女だからって甘く見ないでください! 

盗賊は行動不可能か、犬は討伐済みか確認してから銀行に連絡するね

ドレス似合うかな?
私をエスコートしてくれますか?

☆ディナーの服装
サーモンピンクのカクテルドレス

☆持ち物
通信機(インカム)2個、携帯


ハロルド(ディエゴ・ルナ・クィンテロ)
  支給要請
香水瓶(匂いがきついもの)
催涙スプレー

運転か…多分私できると思う
ディエゴさんに教わったことないけど、運転できるって確信してる。
このハンドルの感じ…よし

「……私の前を走るのは何人たりとも許されないッ!!」

あの輸送トラックの前につける
ミラーで後方確認し、横切られないようにブロックをし
他の皆と連携してトラックを囲い込むよ!(運転スキル使用)

ディエゴさんは散弾銃でトラックの前輪を撃つ
前輪後輪破壊を確認したら
普通の銃で運転手を撃たないようにして窓ガラスを撃ち
穴があいたらそこに支給してもらった香水瓶を投げ込む
そこでディエゴさんが香水瓶を撃って割るの
臭覚が敏感な犬は堪らないんじゃないかな。



ファラ(ソーネット)
  基本的に皆さんの支援に回ります。

車での追跡中はトラックの運転席側に付こうと思います。
散弾銃を持ってタイヤを狙ったり、運転席に威嚇射撃を行ったりします。

トラックから逃げ出した盗賊を追いかけて(できるだけ説得してから)戦闘に持ち込み、組となった人を支援する形で攻撃していきます。
この時は、散弾銃は車の中にしまっておきます。


戦闘後はきっと、初の戦闘に腰砕け状態になると思います。
任務中はずっと盗賊を傷つけないように模索していますが、戦闘になったら腹を決めて行動します。
車には救急箱を入れておきます。誰かが怪我をしていたら、戦闘後に簡単な治療をします。


●公道疾走
 タブロス市の昼下がり。本通りを真紅の車体が走り抜けていた。
 車体はFIRE ROAD300というサーキット用モデル。一般交通道路を高速で走り抜けていく姿は多くの人の目を引いた。
『ここをずっと直進するしかないですね。輸送トラックの車幅ですと、本通りから外れることは出来ないはずです。一般車両を避けつつスピードを上げてください』
『シャルティエ・ブランロゼ』は出発前に記憶した車道データを元に、インカムでパーティーに情報を提示する。
『了解です』
『ソーネット』は短く返事をすると、前方の車両を右に躱す。反対車線に飛び出しながら、アクセルを踏み込み一気に加速する。
 車高が極端に低く、アスファルトを舐めるように疾走する真紅のマシン。エンジンが轟音を上げながら一万八千回転に到達している。機械的に高速仕様だからなせる高回転だった。
「ファラ様、まだ加速が必要です。気分が悪くなったりしていませんか?」
「うん、大丈夫。スピードよりエンジンの音が気になるかも」
『ファラ』は通常の車両では経験することのない騒音デシベルに耳が痺れる。
『シャル、輸送トラックまであとどれくらいですか?』
『ダリル・ヴァンクリーフ』はハンドルを操作しながら言った。
『まだ、一〇分はかかりますね。逃走から二〇分経過しているので急ぎましょう。ですが、この通りなら目標を見失うことはないはずです』
『ルートが郊外なせいか、一般車両が減ってきてるね。もっと速く走らなきゃ……』
『ハロルド』は運転を始めてから、なぜか自分の前を走る車両が煙たかった。追跡の邪魔というだけでは説明できない感情が胸の奥からわき起こる。
「まるで、水を得た魚だね、ハル」
『ディエゴ・ルナ・クィンテロ』はハロルドの普段からの豹変に驚いていた。それでも、高速運転に恐怖しないハロルドを心強く感じる。
『馬鹿ロボット、追跡は順調? 延べ棒は私のものだよ!』
『田口 伊津美』は一億ジェールの金の延べ棒を早く見たいと急ぐのだった。
『イヅ、今回はトレージャーハントではない。金の延べ棒を見ている時間なんてないかも知れないぞ』
『ナハト』は一人、バイクで追いかけていた。細い車体をいかして、車間をアクセル全開で追走している。ナハトが運転しているリッターバイクの速度はFIRE ROAD300に匹敵する。車体の軽さと幅のある路側が高速移動を可能にしていた。
 伊津美とナハトはほのかに体がオーラに包まれている。
『It is show time』――二人は出発前にトランス状態になり出発していたのだ。
 ナハトはかすかに、伊津美の唇の感触が頬に残っていた。
「もう少しスピードを出さないと追いつけないのでは?」
「安全運転は大事だよ」
『ミサ・フルール』はパーティーの後方を走りながら、スピードは必要以上に出さない運転を心がけた。慣れない運転で事故を起こしては元も子もないからである。
『エミリオ・シュトルツ』は特にそれ以上何も言わずに、ミサの運転を信じることにした。
『見えました。前方に大型の輸送トラック、目標です』
 ハロルドがインカムで捕捉の連絡をした。一気に緊張が増してくる。これから巨大な車両を止めなくてはいけないのだ。
 輸送トラックのスピードはこちらの車両に比べれば遙かに遅いが、決して低速とは言えないスピードで走行していた。
『前方をおさえます』
 ハロルドは車両を加速させ、輸送トラックの横を抜けていく。長い車体が車窓に流れて見えた。
 輸送トラックの正面でスピードを落とし、走路を妨害するハロルド。耳に響くクラクションの音が長く鳴り響いた。
 輸送トラックは左右に車体を動かし、ハロルドの運転を躱そうとハンドルを切る。
「逃がさない!」
 激突しそうなギリギリの車間を保ちながら、前へ出ることを許さなかった。
 輸送トラックはハロルドの運転を躱すことを諦め、車重量に頼った体当たりではじき飛ばそうと、バンパーを真紅の車体にあててくる。
 ガツンという強烈な当たりに、FIRE ROAD300の後部が跳ね上がり、塗装がはじけ飛んだ。
「ソーネ、寄せて」
「任せてください」
 ソーネットは輸送トラックの運転席の真横に車両を寄せる。ハロルドのプレッシャーで輸送トラックは減速した。ただし、タイヤを散弾銃で狙うには動きが複雑になっていて、細かなハンドルワークが要求される。
 ファラは水平二連中折れ式の散弾銃を折って、預かっている実包二発を装填して、銃身を戻した。
 ガシャンと音を立てて実弾が装填されたことを確認する。トリガーが二つ付いている単純構造で、銃の知識がなくても発砲には問題がない。
 肩に銃床を当てて、車窓から銃身を覗かせる。漆黒の銃身が太陽光を反射してきらめいた。
「当たれ!」
 引き金を絞ると、肩に当たる銃床から強烈な反動が来る。銃身を抑えきれずに跳ね上げてしまう。
 運転席側のドアにシルバーチップの散弾がめり込んでキラキラと輝いている。通常の鉛弾より重量がある銀弾を使うことで威力を確保しているようだ。至近距離で花を開くように散るように細工された散弾でも、この銃弾ならタイヤを破壊することは容易いだろう。
 奥の二つ目の引き金を絞る。
 破裂音と同時に、ゴムが焼けるような臭いがした。荷台の前輪がバーストを起こしている。ゴム片が弾き飛んでくる。車体に当たるギリギリのところで、タイヤのゴムは後方に流れていった。
 全六輪あるうちの一つがバーストした。運転には支障が少ない部分だ。
 輸送トラックの後方にダリルは車両を近づけた。
「僕からは逃げれないですよ」
 クッションに散弾銃の銃身を乗せて構えるシャルティエ。クッションが土嚢代わりになっていて、銃身にぶれは全くない。
 引き金を絞ると強い反動が来た。同時に荷台の後輪が一つバーストする。
 続いて、奥の引き金を絞ると。もう一つの後輪も吹き飛ぶ。
「こんなものかな?」
「たいした腕だ」
 後輪を失って、積載重量に耐えられなくなった荷台がアスファルトに叩きつけられる。砕けたアスファルトが飛び散ってフロントガラスをたたいた。
 輸送トラックの走行スピードはがくんと落ちたが、トルクが強いトラックは荷台の一輪を頼りに、走行を続ける。蛇行し始めて接近が難しくなった。
 伊津見は輸送トラックの先端まで車両を加速させる。運転をしながら散弾銃を車窓から覗かせ、前輪を狙い引き金を絞る。荷台にシルバーチップが食い込む。
『馬鹿ロボット、こっち手伝って!』
『わかった』
 ナハトのバイクが路側から飛び出し、伊津見の前に現れる。
 ナハトの発砲で荷台のタイヤはすべて吹き飛んだ。荷台を完全に引きずる形になって、輸送トラックは重量に負けて動きが緩やかに止まっていく。
「ミサ、後方からはこれ以上撃つところがないな」
「本番はこれからだけどね」
 エミリオは輸送トラックが止まったあとのことに考えを巡らせる。それはミサも同じだった。
「荷台を捨てて逃げられても困るからな」
 ディエゴは前方から、わずかな隙間しか見えないタイヤ両輪を確実に吹き飛ばす。
 タイヤを失った輸送トラックはアスファルトに車体を寝かせ、一回転、横に転がってから完全に停止した。

●逃がさない、許さない!
 ダリルはシャルティエを抱えて、車体の外に飛び出した。
 横転している輸送トラックの荷台は割れて、中から黄金に輝く延べ棒が顔を覗かせている。
 パーティーはそれぞれ車両から出て、盗賊の動向をうかがう。
 緊張の糸を切るように運転席から四匹の大柄な犬が飛び出してきた。
「ガウゥウウウウ、ワンワン!」
 人間の背丈ほどもあろうかというサイズで、牙が鋭く、獰猛に見える。
「いてて、こんちくしょう、やりやがったな……」
「……追っ手か」
 盗賊たちが血で濡れた顔を運転席から覗かせた。
「犬っころ、時間稼げ! いいな!」
 髭を蓄えた盗賊がそう言うと、犬はゆったりとした脚でこちらに距離を詰めてくる。
 盗賊たちは歪んだドアを剣で破壊して、体を引きずるようにして、車両から逃げ出した。
 ミサとエミリオはトランスのために近寄る。気恥ずかしさはあるが、戦うためには必要だと理由を付けるミサ。
「絆を繋ぎ、想いを紡ごう」――ミサとエミリオはインスパイアスペルを唱えた。エミリオの頬に優しくミサの唇が触れる。
 ミサとエミリオの体をオーラが包み込み、力がわいてくるのを感じた。
 距離を詰めてくる犬にシャルティエとミサは目線を凝らした。頭部にハードレザーのヘッドガードを付けていて、頭部は鬼の角のようなデザインが施されている。
「これは……南部で狩りに使われている犬種ですね」
 シャルティエは記憶から図鑑の中身と照らし合わせた。
「ヘッドガードが角みたいに見えるけど、飾りだね、これ。デミ・オーガじゃないよ」
 ミサは大きな声で言った。
 ネイチャーのワイルドドックは四体バラバラにパーティーを囲むように威嚇する。
「ディー」
「ああ」
 シャルティエとディエゴはインスパイアスペルを唱える。
「千夜一夜、研ぎ澄まされし想いを刃と為さん」
 ディエゴの頬に唇を触れさせると、体がオーラに包まれ、力がわいてくる。ディエゴに軽く甘噛みし、シャルティエはいった。
「信じてますよ、相棒」
 ワイルドドックを盾に、盗賊はひたすら走って逃げていた。
「先に行け、ここは俺たちで抑える」
 一番動きが速いナハトがそう言いながらワイルドドックの気を引くようにして動いた。
「気をつけてね、馬鹿ロボット」
「問題ない」
 ナハトはダブルダガーを構える。
「ガルルルル、ワウッ!」
 ワイルドドックのうち一匹がナハトに飛びかかった。ナハトは表情一つ変えずに、至近距離にワイルドドックが近づくまで動かない。自分の距離に相手を招き入れているのだ。
 ナハトに噛みつこうとしたワイルドドックは体中に痛みを覚え、ナハトの後方に転がっていた。何が起きたのか理解できていない。
 ワイルドドックは自分の肉体に無数のナイフ傷が刻まれていることだけ知った。
「待ちなさい、泥棒!」
 伊津見はナハトの開けたスペースを走り抜ける。ワイルドドックは追ってこなかった。
 盗賊より足が速い伊津見は、髭を蓄えた盗賊の前に立ちふさがる。
「私たちからは逃げられないよ」
「なあに、力づくで逃げるさ」
 髭の盗賊は、使い古しの剣を鞘から抜き放つ。血に濡れていて、以前の使用からそれほど時間が経っていないと思われる。
 話では、輸送トラックは盗難車だった。運転手が行方不明だといわれていた。剣にのこびり付いた血液がすべてを物語っているように感じ、伊津見は怒りがこみ上げる。
 一方、ナハトが斬りつけたワイルドドックは健在で、ナハトの脚に噛みついていた。鋭い牙が激しく食い込みナハトの自由を奪っている。
「どけ!」
 ナハトがナイフで切り払おうとすると、ワイルドドックは飛び退く。ネイチャーといえど、決して脆弱ではないのだ。
「ガゥウウウウウウ!」
 奥に下がっていたワイルドドックが一直線に、ディエゴに向かって走ってくる。
「俺に向かってくるとは、強気な犬だ。おしおきが必要だな」
 腕を狙って噛みかかってくるワイルドドックに膝蹴りを打ち込む。
 口を開けたまま、情けない顔をしているワイルドドックの頭部に蹴りを入れて横に転がした。
「相手は俺だよ。かかっておいで」
 エミリオはワイルドドックと対峙する。
 弾かれたようにワイルドドックが走る。エミリオは反応して、避けようとした。
 ワイルドドックは四脚特有の敏捷性を見せた。
 エミリオの腹部に体当たりをして転ばせる。
「自由にはさせないよ」
 エミリオは喉に噛みつこうとするワイルドドックの胴体を両足で蹴り上げてはじき飛ばす。
 ヘッドスプリングで起き上がり、エミリオは再びワイルドドックと間合いを取り合った。
 ダリルもワイルドドックの相手をしていた。
「かかってきな」
 ダリルが挑発すると、ワイルドドックはダリルの胴体に力強く体当たりをする。
 両腕でワイルドドックを締め抑えるようにして動きを封じた。
 アスファルトに叩きつけると、ワイルドドックは身軽に体を翻し、起き上がるのだった。
 盗賊を走って追いかけていたミサは、巨体の盗賊の前に回ることに成功した。
「止まりなさい」
「……どけ」
 巨体の盗賊は、巨大な剣を鞘から抜き放った。巨大な鉄塊があらゆるものを砕いてきたと感じさせる。
 ミサはひるむことなく、盗賊を睨んだ。
 ファラは伊津見の後ろに回り、盗賊に話しかける。
「自首してください。こんなことをして逃げ続けるなんて無理ですよ。剣を下ろして」
「いやだね。今回は輸送トラックがダメになっちまったから、諦めるしかねえだろう。それでも、この場であんたらに捕まらなければ、チャンスなんていくらでもあるんだよ」
「そうですか、説得しても無駄なんですね」
 ディエゴは、ナハトが相手にしているワイルドドックに、両手に収まっている銃の銃口を向けた。
「各個撃破は定石だぜ」
 親指で撃鉄を起こすと、シリンダーが回転する。動きの激しいワイルドドックの動作を見極めて、引き金を両方同時に絞った。
 銃口から吐き出された銃弾が、ワイルドドックの頭部を貫通する。
 ワイルドドックは糸が切れた操り人形のように、アスファルトに身を沈めた。
 髭を蓄えた盗賊は剣を担ぐようにして構えていた。
「どきな。怪我するぜ?」
「こっちだってナイフ持ってるんだよ?」
 伊津見は一歩も引かない。
「いい度胸だ」
 大きな踏み込みで斬り込む盗賊。髭が濃く、近くで見るとむさ苦しさを感じた。
 振り下ろされる剣をナイフで受け止める。柄に近い部分で受けて、体の外側に剣の軌道をそらす。
 剣先がアスファルトを砕いた。
「……切る」
 巨体の盗賊は、大剣の一撃をミサに向かって放つ。
「この程度!」
 ナイフで受けるが、衝撃を殺しきれない。ミサの体ははじき飛ばされ、体に鈍痛が走った。痛みはかなりあるが、ここで逃がすわけにはいかないので、力を振り絞って立ち上がった。
「やれやれ、早く盗賊に追いつかないと面倒なことになりそうだ」
 ダリルは大きな剣を振り上げた。刀身は猛獣の爪のように変形し、鋭さを増している。ワイルドドックの体が刀身の影に隠れた。
 剣を振り下ろすと、衝撃が強すぎてワイルドドックを切り裂くだけでは収まらずに、アスファルトを粉砕した。
「あと、二匹だ。さっさと終わらせよう」
 ダリルはすでに次の標的を見ている。
「おとなしくして」
 ハロルドは巨体の盗賊に催涙スプレーを至近距離で噴射した。
「うぉおおおお!」
 巨体の盗賊は目を押さえながらその場にうずくまった。
「さあ、相手してやる」
 にらみ合いが続いていたワイルドドックにエミリオが言い放つ。
 流れるような動作で、ワイルドドックに接近する。ワイルドドックはこのスピードについてこられない。
 体の腱を切り裂くように刃を走らせた。体を軸とした高速連撃にワイルドドックの血潮が迸る。
「グルルルゥウウウ!」
 ふらつきながらも、ワイルドドックはまだ倒れようとはしなかった。
「あなた方の犬はもうほとんどいませんよ。武装を解除しなさい」
「くそっ、なんなんだ!」
 髭の盗賊はシャルティエの言葉にぐうの音も出ない。シャルティエに斬りかかろうにも、スタンガンを持っていて近づくのが難しかった。
「もう、楽になりなさい」
 ソーネットがエミリオに睨みをきかせていたワイルドドックの後ろに回る。ぼろぼろになっているワイルドドックをワンドで小突いた。
 ワイルドドックはすべての力を使い果たしたかのように、崩れ落ちて動かなくなった。
 ナハトは残った一匹のワイルドドックの至近距離まで接近する。
「手早く終わらせよう」
 ナハトの腕が高速で動く。何事もなかったかのようにすました顔をしているが、目の前のワイルドドックは一瞬でぼろぼろに切り裂かれていた。
「グルルゥウウウ!」
 手負いになったことで、ワイルドドックは強気になる。ナハトはワイルドドックの反撃を受ける前に安全な距離まで身を引いていた。
 ワイルドドックはディエゴに向かって走って行く。最後の力を振り絞っての全力攻撃だ。牙を剥いて突進する。
 ディエゴは飛びかかってきたワイルドドックを冷静に前蹴りではじき飛ばした。腹を出して転がっている所に銃弾を二発撃ち込む。
 ワイルドドック四匹はすべて討伐された。
 髭を蓄えた盗賊は、犬が全滅したことに焦っていた。剣を振り上げてファラに斬りかかる。
「そこをどけ!」
 ファラはナイフでとっさに身をかばった。ナイフが弾かれ、重たい衝撃で体が弾かれる。
「痛ったあ」
 全身に痛みが走る。
 盗賊は誰彼構わずに攻撃をしようと、やけを起こしていた。
「……もう一度、いう。……どけ」
「いや!」
 巨体の盗賊にミサは立ちふさがり続けている。
 巨体から繰り出される剣の一撃。
 ミサは一歩踏み込んで脇に躱す。その動きを読んだように、盗賊の剣は振り下ろされるとなく、途中で止まり、横凪に一閃された。
 ミサは強い衝撃を受けるが、まだ倒れるわけにはいかない。
「そこのデカ物、剣っていうのはな、こう使うんだ」
 ダリルが神人たちに追いつき、巨体の盗賊に剣を浴びせる。
 獰猛な剣を、叩きつけられるように身に受けた盗賊は、一瞬で昏倒した。
「あなた一人だけど、まだ戦う?」
 シャルティエが、チェスでチェックメイトを指すかのように盗賊に告げた。
 髭を蓄えた盗賊は、ダリルのちらつかせる凶暴な形状の剣を見て戦意を完全に喪失していた。
「ちくしょう! どうにでもしやがれ!」
 盗賊は剣を捨てて、その場に腕を組んであぐらをかいた。
 盗賊を縛り上げ、拘束し、ワイルドドックの討伐を確認したミサは銀行に電話をかけた。
『金は無事ですか!?』
 第一声に金の心配をする銀行員の声が聞こえた。
『無事ですよ。盗賊の逮捕とワイルドドックの討伐が完了しました。回収班に来ていただいて平気です』
『助かりました。さすがA.R.O.A.ですね。お迎えに上がりますので、その場にいてください』
 通話が切れると、無事任務が完了したと安心感がわいてきた。
「ファラ様、大丈夫ですか?」
 ソーネットが腰砕けになっているファラに近寄る。
「なんとかね。それより、みんなの治療をしなきゃ」
 初めての戦闘でファラとソーネットは、疲労の色が強く出ていた。

●任務のあとのご褒美

 銀行からの好意で、高級レストランに来ている。壁には有名な絵画が並んでいた。
 シャルティエはドレスを着て、ダリルの腕に抱きつきつつ席に向かう。マーメイドラインが美しい。
「食事を楽しみましょう」
 シャルティエはにっこりと笑うのだった。
 伊津見は背中にカットが入ったセクシーなドレスを着ていた。
 ナハトはスーツを見事に着こなしている。
「ケーキ食べたいな」
 ナハトは食事の前からなぜかデザートのことを気にしていた。
 ミサはサーモンピンクのカクテルドレスを着用している。
 エミリオはダークスーツを身に纏い似合っていた。
「馬子にも衣装だね」
 エミリオがいうと、ミサがむっとする。
「嘘だよ、似合ってる」
 ミサのよく変わる表情を楽しみながら、エミリオたちも席に向かって歩いて行った。
 奥の一番広い個室は大きな窓があって、美しく装飾された中庭を見ながらコース料理を楽しめるようになっている。
「無事に終わってよかったですね」
 ファラがソーネットに言う。
「ファラ様に大事がなくてよかったです」
 ソーネットはそう言って、やっと落ち着いた様子だった。
「運転楽しかったよ」
 ハロルドはディエゴに言う。
「ハルにあんな才能があったとはね」
 席について、運ばれてくるコース料理を楽しみ、次の任務への英気を養うウィンクルムたち。
 今回の任務は次への糧として身についたはずだ。



依頼結果:成功
MVP

メモリアルピンナップ


エピソード情報

マスター 和歌祭 麒麟
エピソードの種類 アドベンチャーエピソード
男性用or女性用 女性のみ
エピソードジャンル 戦闘
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用不可
難易度 難しい
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 5 / 2 ~ 5
報酬 多い
リリース日 04月04日
出発日 04月13日 00:00
予定納品日 04月23日

参加者

会議室

  • ご一緒した方もちらほら…合流組の皆さんも宜しくお願いしますね。

    インカム了解です、準備しておきますね。
    足止めに有効な銃撃が難しかった場合は、壁や分離帯に圧し込む形で車をぶつけての足止めも、一応考えておきますね。

    >対盗賊
    催涙スプレーからの捕縛の方が安全そうですね。
    かなり抵抗されるならスタンガンもありですかね…抑えつけとか、女性の力では余程訓練して居ても難しそうかなぁと。

  • [15]ファラ

    2014/04/12-20:16 

    了解ですっ!
    がんばって皆さんにくっついていきますっ

  • [14]ハロルド

    2014/04/12-10:49 

    了解ですー

  • [13]田口 伊津美

    2014/04/12-10:42 

    催眠スプレーは風向きによって自分らも影響注意(経験者は語る)

    相手が暴れたら逃がさない程度には斬りつけてもいいんじゃないかって思うよ。攻撃力2だし
    女性の力で切りつけて人を殺すって結構難しいんだってね

    ミサちゃんお久ー
    ん?なんか言ったかなぁ??

    インカム了解っす!

    二人乗りは一般ドライバーレベルで追跡は厳しいかなーって思うんだよね
    でもショットガン担いで一人バイクも厳しいよね。あーせめて奴がガンナーか、プロ級ならば…
    ハンドガンとか借りられないかなぁ…

  • [12]ミサ・フルール

    2014/04/12-07:28 

    それじゃあ剣の柄で攻撃する役は言い出しっぺの私がやるよ

    あとね、催涙弾の件だけど、調べてみたら
    弾が直撃すると失明または死に至る可能性があるんだって(ガタガタ震える)

    拘束する際もし盗賊が殴りかかってきたら催涙スプレーを使うのはどう?
    防犯グッズなら用意しやすいだろうし、そっちの方が安全でいいんじゃないかな

  • [11]ハロルド

    2014/04/11-07:05 

    田口さんミサさん宜しくお願いします

    盗賊の拘束ですが、剣の柄で攻撃する際は
    神人二人ずつ盗賊を各一人拘束して、もうひとりが柄で攻撃するというのはどうでしょう。

  • [10]ミサ・フルール

    2014/04/11-02:38 

    途中参加失礼します
    ミサです、どうぞよろしくね!

    最優先事項:金の延べ棒の回収
    銀行からの支援:車と散弾銃※実包2発
    タイムリミットは1時間
    『FILE LOAD300なら30分で追いつくことが出来る筈だ』とあるから
    残り30分で勝負つけないとだね
    追跡中、私達は助手席側から攻めようかなと思ってるよ

    連係とるのに各自インカムを装備するのはどうかな?
    手を使わずにリアルタイムで連絡とれていいかなと思って

    盗賊へは剣の柄を使って鳩尾を攻撃した後(気絶させられたらいいな)縄で拘束するのを考えたけど、皆はどう思う?

    バイク、小回りが利いていいね!
    い・・じゃなかった、結寿音ちゃんは
    ナハトさんと二人乗りで追跡する感じ?

  • [9]ファラ

    2014/04/11-01:35 

    もみじおろし…あまり想像したくないかもです…
    なんとか近接戦で取り押さえたいですね。
    きっと5人なら捕まえられるはずですよっ!

    で、では…盗賊と戦うときは、散弾銃は車に置いていくことにします。
    きっとトラックから降りてきた時は慌てていると思うので、何をするか要注意かもですね。

  • [8]田口 伊津美

    2014/04/10-22:36 

    結寿音です!(立場を隠すため偽名を名乗っています)

    ナハトがバイクに乗れるのでバイクでの車牽制してもらおうかなと
    散弾銃をバイクに乗りながらは至難かなぁ

    あと脅しに散弾銃はひるまず襲ってきた時に反撃できなくなっちゃうからおすすめできないなー
    したらしたで間違いなく相手はもみじおろしと化して私達が過剰防衛に…
    どこぞのエージェントも接近戦では銃よりナイフのほうが早いって言ってたし!

    デミオーガ(仮)はスキル駆使してとにかく素早く倒すっきゃないね
    女4人なら盗賊二人ぐらいどうにかできそうだし

  • [7]ハロルド

    2014/04/10-00:59 

    散弾銃は脅しにはもってこいですが…
    とっさのことでぶんどられたりする可能性もあるので、やはりある程度弱らせて
    抵抗する気力を削いでからが良いかなーと思います。

  • [6]ファラ

    2014/04/09-21:56 

    では私はトラックの運転席側から狙ってみようと思います。
    基本的にはタイヤを狙いますが、運転席にも威嚇射撃をしてみようかなと思ってます。
    くっついていくのがやっとかもしれませんが…


    盗賊の相手としてですが、
    あまり気は乗らないのですが…散弾銃で脅したりできないでしょうか?

  • [5]ハロルド

    2014/04/09-10:08 

    精霊は狗を、神人は盗賊の相手ですかねえ
    女性三人(現在)に盗賊二人は大丈夫なんでしょうか、微妙なところですね

    タイヤをパンクさせた後、銃でガラスを割りそこから催涙弾を投げ込むのはどうでしょう。
    止まって扉を開ける頃には効果は薄れて煙も散るでしょうし、みんなの分のサングラスやマスクとかも必要ないかなーと。
    狗もこれは太刀打ちできないと思います(オーガに効果あるのかはわかりません)

  • >盗賊の妨害
    デミオーガと推測される狗の相手は精霊のみんなにお任せするとして…盗賊の妨害は僕達、神人でも可能ですかね。
    武器も一応あるし、何とかなりそうではありますが…発煙筒やスタンガンを用いるのもありですね。
    どのみち、難易度的にも犬撃退と併行出来る様工夫したいですね。

  • シャルティエと相棒のシンクロサモナー・ダリルです。宜しくどうぞ。
    考える事の多い依頼ですが、頑張って参りましょう。

    >持ち込み物
    3つまでなので上手く分担していきたいところです。
    僕は車、クッション、後は散弾銃になりますかね。
    車と散弾銃は備え付けで除外されるなら、捕縛縄や携帯、トランシーバーが候補ですね…ところでFIRE ROAD300ってなんでしょう。車…?

    >車両追跡
    僕達の方はダリル(精霊)が運転スキルを持っているので、ハロルドさん達とは逆に後方から狙ってみようかと思います。車両で囲って逃げ辛くするのも良い案だと思います。

  • [2]ハロルド

    2014/04/09-01:40 

    初めましての方は初めまして
    そうでない方はこんばんは、ハロルドと申します
    車両での追跡なのですが、私は運転のスキルがあるので
    追い抜いて前の方からタイヤ撃ち抜きを狙ってみようかなと思ってます。
    周囲の不安感を煽らない為に、車両で囲ってしまうのも手かもです。

  • [1]ファラ

    2014/04/08-23:15 

    初めまして!
    精一杯頑張ろうと思いますっ!
    よろしくお願いしますっ


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