プロローグ
ウィンクルム達は、その村の最寄の町へ足を運んだ。
ある村が、現在孤立している。
孤立して3日が経過しており、その村の救助が自分達の任務だ。
昨日夕方、A.R.O.A.本部にこの町の町長が孤立した村の救助の依頼を持ってやって来た。
孤立の原因が自然災害によるものであれば人手を使った救援活動となるだろうが、孤立の原因は、自然災害によるものではない。
デミ・トロールが原因によるものである。
現在孤立しているその村は、周囲を森に囲まれたのどかな村。
この町からは街道一本道しかなく、車で1時間程度の距離にあるらしい。
週に2回、小売業者が物を卸しに行くのだが、この街道にデミ・トロールが出没した。
慌てて引き返したが、車が突如として故障した為、思い当たる原因もなかったその業者はデミ・トロール以外の恐怖も感じて必死に逃げ帰ってきたという。
村側も街道の異変に気づいたそうで、町長へ救援を求める連絡を寄越してきたそうだ。
ある程度の備えがあったとしても、最悪の事態は時間の問題。
そうした事情で町長がA.R.O.A.本部を直接訪れ、今回の任務へと繋がったのだ。
自分達が街道の安全を取り戻さなければ、村の孤立を救うことは出来ないだろう。
業者が再び村へ赴けるようにしなくてはならないのは言うまでもない。
デミ・トロールの討伐は勿論だが、車が突如故障したと言うのであれば、故障となった原因がある。
それも考慮した任務となるが───
まずは、徒歩で行くか車で行くか、その辺りから決めた方が良さそうだ。
解説
●目的
・デミ・トロールの討伐
・車を故障させる存在の討伐
・村へ安全を伝え、村人の不安を解消
デミ・トロールは2体確認されているようです。
車を故障させた原因ですが、目撃されてないものの、複数のグレムリンの仕業ではないかとA.R.O.A.本部は考えているようです。
●任務開始時間帯、場所
・昼前
・左右脇深い森に囲まれた街道
昼前に到着し、町を出立します。
徒歩での出発か車(希望があれば町長がミニバン2台まで手配してくれます)での出発かで遭遇の時間帯が変化しますが、暗くなる前に遭遇することに変わりはありません。
街道は森の動物が飛び出すこともある場所で、デミ・トロールは街道に姿を現した動物を捕食しているようです。
●注意・補足事項
・村の人々の生活に重要な意味を持つ街道での戦闘が想定されます。後に街道が使えなくなるような悪影響が出ないことを考慮して行動されることをお勧めします。
・戦闘も重要ですが、孤立した為に不安を覚えている村人へ配慮することも大事です。安全を伝える際、どうすれば安心を覚えていただけるか考えていただければ幸いです。
ゲームマスターより
こんにちは、真名木風由です。
女性側初のアドベンチャーもシンプルな任務のものとなります。
レベルが低い方も戦闘以外の行動で貢献も可能ですので、やりたいと思うことがあったら、お気兼ねなくどうぞ。
それでは、お待ちしております。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
七草・シエテ・イルゴ(翡翠・フェイツィ)
(村の人達、今頃辛い思いしていますよね。早く急がないと) 事前に町長さんかA.R.O.Aの職員から 村の人達が何人避難しているか尋ねます。 人数分に応じて救援物資を用意しましょう。 私はミニバンを運転し、村の救援に行きます。 同乗者は智さん、エセルさん、ラウルさん、翡翠さん。 車内のスペースには村の人達分、 懐中電灯、ペットボトル2Lの飲料水、ガスコンロ 紙コップと紙皿、乾パン、氷砂糖、マッチ、お米を積みます。 (運転スキル使用) 村に着き次第ウィンクルムである事、 町長さんからの連絡で救援に来た事を伝える。 その中にお腹を空かせている人がいたら、 智さんと炊飯したり、おかずを調理して支給しましょう。 (調理スキル使用) |
エリー・アッシェン(ラダ・ブッチャー)
心情 デミ・トロールは金属も食べることがあるそうです。故障した車、食べられたりしないでしょうか。 心配してもしょうがないですね。討伐対象を倒せば済む問題です。 行動 街道に入る際にトランス。ヴァルギアさんの車に乗る。 車内で左側を警戒。不自然に木々が荒れている箇所がないか、動物の残骸からの異臭がしないか注意します。 異変があれば車外に出て、私は周囲の警戒を担当します。 対トロール。距離をとり退避。腕力の差が大きいため、回避行動と戦況把握に徹します。 対グレムリン。武器で攻撃。 戦闘終了後。二つのアヒル特務隊を使って、街道そばの調査をおこないます。残党や未知の敵がいないかの確認です。 村人に討伐と調査結果の報告を。 |
水田 茉莉花(八月一日 智)
手分けして2台のバンに乗るのね あたし達はシエテさん達の方に乗るわね ほづみさんにはインカム係になって貰いたい …んだけど、マキナってどこに付けるの? 乗っている間に、村長さんに連絡が取れれば 持病を持っている人で常用している薬がある人の有無 食糧面で不安なことについて聞いておくわ それに…もし魔物のせいでバンが故障したとしたら 携帯電話にも影響が有るかもしれないしね 影響が出たときにトランスすれば…五月蠅い、黙れ! あたしはバンの側にいるわ ニカルドさんに聞けば同時に修理できるかもだし (修理スキル使用) 壊した原因の魔物に対応するの (足止めで時の砂「輝白砂」使用) 村に着いたら子どもたちに話しかけたいな 大丈夫だよって |
星川 祥(ヴァルギア=ニカルド)
※インカムを装備、街道に入る際にトランス 2台目の車の助手席に座り、いつでも弓が引けるように手に持った状態で左側の森を警戒、目を凝らす 気になる所(森の一部が破壊されているなど)があればインカムを通して「敵が近いかも」と注意を促す ★戦闘 戦闘になったら屋根の上へ出て見晴らしのいい所から攻撃出来るようにする。 上から見た状況をインカムで皆に伝え、戦況を解りやすくする 主にグレムリンを担当するが、仲間のピンチには鉱弓「クリアレイン」の閃光効果で盲ましを狙いデミ・トロールの動きを一時的に留めるなど援護する ☆戦闘後 体調を崩してる村人に薬や食事を届けたり、冷えピタを貼る、背中をさすりながら話しかけるなどケアする |
エセル・クレッセン(ラウル・ユーイスト)
「早目に、なんとかしないとな」 持ち物 双眼鏡を借りる。 行動 ミニバン2台を借りて出発。 シエテさんが運転する車に乗せてもらう。 街道に入る所でトランスしておく。 双眼鏡を使って、車内から街道の左右を観察。 戦闘 敵が現れたら車外へ。 車の周囲で警戒態勢。 どういう状況(敵の数とか配置とか)で戦闘になるか分からないし、戦闘中でも警戒は必要かも。 倒した後のトロールは、森の中に移動させておく? 村人の不安を解消? 小売業者に聞いて、村で緊急に必要な物(医薬品とか??)があれば、預かっていって届ける。 他はまた業者が届けに来るからって言えば…? |
●最悪の事態を防ぐ為に
町へ到着したウィンクルム達は依頼人である町長と面会、村へ向かう為のミニバンを手配して貰うよう依頼した。
「村の規模は、どの位でしょうか。避難出来た方は……」
「100人程度の小さな村ですね。避難……というのは、村を脱出出来た、という意味でしょうか?」
村人を心配する七草・シエテ・イルゴは村人の避難状況を確認したが、逆に町長から避難の意味を確認された。
デミ・トロールが街道で確認されている以上、孤立した村にいる村人達が『避難』することは困難である。
「いえ、村の方が今どのような状態で救助を待っているか、という意味になります」
出来た所で頑丈な建物に集まる程度、というのは七草も理解している。
それがどこまで有効かどうかと言われると、(建物の頑丈さにもよるが)精神的な安息以外期待出来ないという見解になるが、心身の状態が心配である今、状況確認はすべきだ。
「村にある学校に避難しているようですね」
「食糧の状況は分かりますか?」
八月一日 智が、救援物資の程度を確認すべく口を開く。
ウィンクルム達の多くが救援物資をミニバンに積んで、村へ向かうことを考えていたからだ。
「食糧に関しては、元々辺鄙な村ですから、各家庭でも保存食はあったようですし、村全体でも非常食を常備していましたので、明日までは……と連絡を受けています。が、それ以外で既に不便が発生しているようですね」
「緊急性が高いもの以外は、連絡後すぐに手配いただけるようにしていただけると助かります」
町長の話を聞き、翡翠・フェイツィが依頼をする。
ミニバンへ乗せたとしても、フォロー出来て数える程の世帯分だろう。
この為、緊急性が高いもののみを乗せ、後は手配して貰った方がいいと判断したのだ。
町長に村長へ連絡を取って貰い、現在の村の状況と緊急性が高いものを確認して貰っている間、ウィンクルム達もミニバンへどう分乗するかについて軽く打ち合わせる。
「車の故障の原因は、グレムリンの可能性があんだっけ。メカニックの意地に懸けても突き止めてやるつもりだが」
「乗り捨てられた車については、ある程度諦めた方がいいかもしれませんね」
ヴァルギア=ニカルドの言葉にエリー・アッシェンがそう返す。
「グレムリンにともかく、デミ・トロールは金属も食べることがあるそうです。故障した車を食べてしまう可能性はあるでしょう」
「あー……あっちが食うのはありえるか」
「ウヒャァ……お腹が空いちゃって、誰も駄目って言わなかったら食べちゃうかもねぇ……」
村人達の食糧状況を心配するラダ・ブッチャーも、デミ・トロールが空腹なら保障出来ないと2人の会話へ加わり、眉を寄せた。
そこへ、町長が現在の状況と緊急性が高い物資の要望を聞き終えて戻ってきた。
食糧より、日々消耗する日用品や医療関係の物資が深刻であるようだ。
「あと、デミ・トロールがいつ村へ来てしまうか不安でならないようです」
「特に子供は、大人の不安を敏感に感じ取ってしまうでしょうね。今後に影響が出ないといいのだけど……」
水田 茉莉花がミニバンへ詰め込む物資を確認しつつ、町長へ応じる。
「助かったって実感も必要だしな」
智が、メモを見つつ呟く。
メモの内容は、炊き出しに関するものだ。
緊急性が高い物資を優先する為、無事が確認されたらすぐに手配する物資の中に炒飯を簡単に作れるレトルトの白飯や缶詰を入れて貰うことにしたのだ。
勿論、それまでにもスープ程度の材料ならとミニバンへ載せて貰うことにしたけれど。
「準備を整えたら、すぐに出立しないとな」
エセル・クレッセンの言葉は、ウィンクルム達の総意だ。
現在も安全だと分かっているが、村人達の安全の為に街道へデミ・トロールの様子を見に行けと言えない以上、村へ接近されている可能性もある。
準備を整えないで行く訳にもいかないが、のんびりとしている場合でもない。
「取りこぼしがないよう排除するしかないな」
討伐任務と考えるラウル・ユーイストは、街道にいてくれるとは限らないと双眼鏡を自身の視力に合わせて最適な状態へ調整して呟く。
周囲の状況も考えれば、可能な限り早く目視することも重要。
敵が現れてから双眼鏡の倍率を調整していられない。
「街道脇の状況を確認して、気づいたこととかを連絡し合えば、敵が近いことを見落とさないよね。戦闘中も注意しておく必要あるけど……」
インカムを装備状況を確認し、星川 祥は、気を引き締める。
後手後手に回ることだけは避けておかなければ。
それには、戦況を把握して的確な援護を行うことも重要。
ウィンクルムとしてはまだ腕が立つとは言い難くとも、その役目は軽いものではない。
やがて、準備が整ったウィンクルム達は街道が安全になったらすぐに連絡が欲しいという町長の申し出もあり、その連絡先を預かると、町を出発した。
孤立した村は、まだ無事。
無事である内に、救助を。
●街道の脅威
2台のミニバンは、村へ向かう唯一の街道を進んでいる。
車で1時間程度の距離にあるらしく、業者が遭遇した地点からの移動も考えられる為、周囲の景色が森に変わった時点でウィンクルム達は一旦停車、トランス状態になっておく。
「業者は、ちょうど中間地点で遭遇したらしい。町側に移動しているか村側に移動しているかは分からないが、森の何処にいてもおかしくない位の気持ちでいた方がいいだろうな」
「そうですね。森から動物も出るようになりましたし、デミ・トロールが追って出てくることもあるでしょう」
助手席に座る翡翠に応じつつ、七草は有事も考慮した運転を心掛ける。
こちらには、2人の他、茉莉花と智、エセルとラウルが同乗しており、ヴァルギア運転のミニバンより人数が多い。
ヴァルギアは初級マニュアル本を読んでの運転となる為、後で手配可能な物資を多めに載せ、運転技術はヴァルギアの比ではない七草は有事が発生して戦闘に支障が出ないようウィンクルムを多く乗せた形だ。
「今の所、異変となるようなものは見当たらないな」
「動物達も普通に街道へ出ているから、まだなのかもしれないが……油断は出来ない」
後部座席でエセルとラウルが双眼鏡で見る方向を分担し、索敵している。
現在はデミ・トロールが蹂躙したような痕跡はなく、平穏であると言っていい。
有事以外の定期連絡は混乱防止の為、助手席にいる翡翠が状況を整理してヴァルギア運転のミニバンへ行っているが、あちらもまだ異常は見つけていないらしい。
「町長さんに現在の状況を確認して貰ったけど、村へ瞬時に着く訳じゃないから……町長さんから連絡がないことを祈るしかないわね。携帯電話、影響出るかも」
「接近されなきゃヘーキだと思うけど。向こうだって機械触らずに故障とかは出来ない筈だぜ?」
茉莉花が連絡手段の遮断にも警戒する一言を発すると、智は資料にあったグレムリンの情報を口にする。
「……そろそろ注意した方が良さそうですね」
七草の言葉が、車内にいる全員へ注意を促す。
ヴァルギアの前方を走る形の七草のミニバンは、前方の異常を見つけ易い。
「車の残骸らしきものを発見した。より注意が必要になってきた」
翡翠が七草が見つけたものを後方を走るミニバンへと連絡を入れた。
時間は多少前後するが、七草の車を前方に捉える形でヴァルギアはミニバンを運転していた。
七草が先を走る理由としては、デミ・トロールが前方にいた場合、或いは動物の飛び出しといった緊急時の対応を考慮してのことである。
「後ろからは絶対ねぇってワケじゃないだろうけど、確率はあっちのが高いだろうしな」
バックミラーで後方の様子を確認するヴァルギアは自身の運転技術を考慮し、安全運転を心掛けている。
ド近眼の祥が目視で敵を捕捉するのは難しいだろうという予測より、ヴァルギアは自身もミニバンの故障に注意して運転しているが、助手席の祥へも些細なことでもいいので異変があったらこちらへ確認するよう依頼した。
「まだ木々も荒れていないようですし、動物の死骸も見当たりませんね……。風の流れで異臭が来れば、警戒もし易いのですが」
「全部食べちゃってると、臭いがし難いかも……。腐るものがなかったりとか」
後部座席では、警戒を続けるエリーとラダが会話を交わしている。
エリーが言う通り、動物の死骸があれば異臭が漂う。
風の流れではその異臭が目視より先んじて情報を届けてくれることもあるが、ラダが言うように、肉の一欠けらも残さず食べられている可能性もある。
勿論、純粋に風向きが悪い可能性もあるので、この辺りは推測の話だ。
祥が翡翠と定期連絡を取り合い、お互い注意して見ている点の交換や現在の行程の確認をし、警戒を強めていると、前を走る七草運転のミニバンが車の残骸らしきものを発見したらしく、翡翠から連絡があった。
「車を食べた後、村方面へ徐々に移動しているようですね」
「この車も美味しそうに見えるのかなぁ」
「討伐対象を倒せば、何も心配する必要はありません」
エリーが状況整理を行う隣に座るラダがそう漏らすが、オーガ退治を最優先に考えるエリーの言葉に迷いはない。
ラダにはエリーのそういう箇所が疑問に思うこともあるが、街道を平和にしない限り村の孤立は解除されない為、今は任務を優先させる。
「……前方に、いるようです」
祥が翡翠からの連絡を全員に伝え、戦闘へ意識を切り替えるように伝える。
やがて、デミ・トロールの咆哮が耳に届くようになり、七草のミニバンの停車に合わせてこちらのミニバンも停車した。
戦況把握の為、サンルーフからミニバンの上部へ出た祥を残し、3人は外へ出る。
デミ・トロール担当のラダがエリーと共に前方へ走り、グレムリン担当のヴァルギアは周囲を警戒する茉莉花、エセルとすぐに対応出来るよう合流した。
やがて、ラウルが接近するデミ・トロールを牽制するようにHS・アーミーM6-38口径×2の引き金を引き、戦端は開かれた。
●平穏を取り戻せ
デミ・トロールは、当初の情報通り2体いた。
獲物を探すように村へ向かって歩いていたが、後方からの音に気づき、反転してきたのだ。
距離があった為、停車して戦闘体制を整えるには十分間があったのは幸運だろう。
「一時でも街道が使用不能にならないように戦った方がいいだろうな」
翡翠が両手斧「ショコーディアン」の柄を強く握り、その点を注意すべきと口にする。
この街道は、孤立している村にとって生命線である。
デミ・トロール討伐の為、街道が一時使用不能になっても、A.R.O.A.は街道修復の手配をしてくれるだろう。
が、町や村へ経済的な負担がなくとも、街道が一瞬で修復される訳ではない。
修復されようとも、その間、街道が使えない不便が発生する事実に変わりはないのだから、心掛けは必要だろう。
「確かに困っちゃうよねぇ」
ラダの返答とラウルの銃撃が重なる。
デミ・トロールが怒りの咆哮を上げている間に七草と翡翠が地を蹴り、より距離が近い1体へ接近する。
「シエ、右側任せる」
「逃さないでくださいね!」
翡翠に応じた言葉の最後で七草が槍「緋矛」を突き出す。
その攻撃自体、デミ・トロールにとって深刻な一撃にはなりえない。
が、2人が狙っているのは、そこではない。
知性が低いデミ・トロールが七草へ意識を向けた瞬間、翡翠にとっては決定的なチャンス。
左側面から接近すると、両手斧「ショコーディアン」を柄に引っ掛け、デミ・トロールの棍棒を叩き落とす。
直後、翡翠が後方へ飛び退くと、入れ替わるようにして智がダブルダガー「トリトン&ネリトン」を手に間合いを詰めていた。
「こっちは食い止める!」
別のデミ・トロールの対応を任せる一言を放ち、智は手数重視でスタッカートを繰り出した。
一方、グレムリン対応のウィンクルム達も動きが出ていた。
「内部に1体許した……ッ!」
パンケーキピストルでグレムリンを1体仕留めたものの、別のグレムリンがミニバンの中へするりと入り込んでいた。
「無理に車を暴くより、次の車を狙う所を仕留めましょう。グレムリンは小さいですから、注意しませんと……」
「遮蔽物がなくなる時が寧ろ好機だな」
前方の戦況を把握し、伝えてくるエリーに応じる形でエセルが車体間に立つ。
小柄なグレムリンにとって、整備された道は逆に遮蔽物がない。
ヴァルギアが運転していたミニバンは、別のグレムリン対応に意識が逸れている間に入り込まれたが、何度も同じ手が通用すると思っては困る。
「逃すか!」
エセルのコネクト・タクトが車体間を走って移動しようとしたグレムリンへ振るわれた。
咄嗟にグレムリンは回避したが、属性が異なったらしく時の砂「輝白砂」の恩恵はなくとも、その動きを予想することは難しくない。
「五月蝿い、黙れ!!」
インスパイアスペルと同じ言葉を口の端に乗せた茉莉花が、回避したグレムリンへ氷の剣「ブリザートデビル」を振り下ろした。
的確に決まり、小柄故に生命力もないグレムリンが息絶える後方で、小さい悲鳴が上がる。
戦況を確認していた祥が、別の角度からミニバンへ近づくグレムリンを見つけて鉱弓「クリアレイン」から矢を放ったのだ。
「しつけーな!」
ヴァルギアが仕留めの一撃を放つと、見つけた祥へ笑顔でサムズアップ。
先程は意識が逸れている間に後方からの接近を許したと思っていた祥は、ほっとしたように笑った。
「前方もそろそろ決着が着きそうかな……?」
「ラウルさんは、智さんのスタッカートの切れ目でダブルシューターを。回復の余地を与えないことが重要です」
「分かった」
戦況を把握していたエリーの言を受け、ラウルは接近の妨害から、智が攻撃している個体を確実に討伐する射撃へ切り替えた。
智のスタッカートの切れ目を狙い、ラウルはダブルシューターを撃つ。
デミ・トロールは元々の防御力が高く、再生能力も無視出来ないが、翡翠が武器を叩き落したことが大きい。
(スタッカートは、あと1回……間に合う!)
智はラウルのダブルシューターに攻撃直後の隙を縫って貰い、最後のスタッカート。
視線の端には、七草との連係プレーで翡翠がデミ・トロールの武器を叩き落とした後、ラダがウルフファングを発動させ、威力を強化させた両手斧「ショコーディアン」でデミ・トロールを仕留めている姿を捉えている。
「ヒャッハーッ! お待たせぇっ!」
ラウルの最後のダブルシューターの直後、ラダの声がデミ・トロールの背後から響く。
デミ・トロールが振り返る時間は、ない。
ラダが先程と同じようにウルフファングで威力強化した両手斧「ショコーディアン」を振るい、デミ・トロールは崩れ落ちた。
「これで全部かなぁ」
「そうみたいですね。今の所、街道周辺でそれらしい存在はないようです」
ラダが息を吐くと、周辺調査も請け負っていたエリーがひとまず安全そうだと調査結果を口にした。
「それなら、町長に連絡をしましょう」
「後は、デミ・トロールの死体の本格的な処理もA.R.O.A.へ依頼だな。車でも避けて通れるが、見ていて気分がいいものでもない」
「そうですね。デミ・トロールは巨躯ですし、私達が無理に運搬するよりA.R.O.A.の手配に任せた方がいいでしょう」
そう会話を交わし、七草とエセルは町長とA.R.O.A.へそれぞれ連絡して手配を依頼する。
「やられたのは、1台だけっぽいな」
車全体をチェックしていたヴァルギアが、修理が必要なのはグレムリンに入り込まれた1台だけで十分と判断を下すと、七草より車の知識のフォローを受けて茉莉花、翡翠と共に車の修理に入る。
知性低いグレムリンの悪戯だったからか、或いは運が良かったのか。
彼らの技術で修理可能だった車は再び走れるようになり、2台のミニバンは村を目指す。
●孤立からの解放
ミニバンが村へ到着すると、町長からの連絡があったらしく、村はウィンクルムの到着をずっと待っていたようだ。
「この度は、本当にありがとうございます……!」
「緊急性が高いものは持ってきましたが、後からも物資が届きます」
お礼を言う村長へ七草がそう話し、緊急性が高い物資を降ろすラダを見る。
傍にはエリーがおり、ラダが降ろしている救援物資に間違いはないか再確認していた。
「無事で良かったアヒャヒャ」
「うふふぅ~……。村が無事で何よりですよ」
そんな2人の姿を子供達が遠巻きに見ている。
見た目や口調の点から誤解を受け易いエリーとラダ、ここでも子供達から誤解を受けているようだ。
「こーらっ!」
茉莉花が、子供達の頭をくしゃりと撫でる。
「あのお姉ちゃんとお兄ちゃんもすごく頑張ったんだからね?」
子供に言って聞かせる茉莉花の声は、嗜めるようでも優しい。
きつく咎めることなく、諭すように言えば、子供達は茉莉花へ2人にもお礼が言いたいと言い、一緒についていってとお願いしている。
そこへ、村長と共に村の各所を点検に回る翡翠と分かれた七草がやってきた。
「智さん、学校の校庭なら大丈夫みたいです。物資が追って届くまでに出来ることをしましょう」
「だな。無事を実感出来るように頑張るか」
その光景を見ていた智はお礼を言った子供達を褒める茉莉花を見てから、歩き出した。
祥とヴァルギアは体調不良を訴えた村人の家を確認し、訪れていた。
「今は、体調を良くすることだけを考えてくださいね」
「家なら、ゆっくり休めると思うわ」
祥が年配の女性の額へ冷却シートも貼ると、女性はほっとしたように笑う。
この間にヴァルギアが力仕事を請け負い、女性の負担が少しでも減るように動いている。
「もう大丈夫だから、ゆっくり休むんだぜ」
「ありがとう、ウィンクルムさん」
ヴァルギアへお礼を言った女性が負担にならないよう祥達は家を後にした。
町長手配の救援物資が到着すると、エセルとラウルが内容確認し、炊き出しに必要な材料以外も店に運ぶよう割り振りを始める。
「想定よりスムーズで助かったな。村長から聞いて物資の目星を立てていたのだろう」
「連絡が途絶えた訳ではないなら、俺達の連絡があればすぐに出られるようにしていたのかもしれない」
エセルとラウルが言葉を交わす。
「が、茉莉花さんを見て思ったが、私達が1番届けるべきは……安心だったようだ」
エセルの視線の先には、子供達へ笑顔を心掛けて話す茉莉花の姿がある。
大丈夫という笑顔ひとつで、人に安心を与える。
オーガを倒すことが出来るウィンクルムだからこそ、ああいう振る舞いが必要なのかもしれない。
「安心は、物資とは違うだろうな」
エセルに応じるラウルの声は、彼の事情を反映せず淡々としていた。
得られなかった現実があるから、今自分はここにいる。
小学校の校庭は、賑わいを見せていた。
「熱いので気をつけてくださいね……」
「まだ沢山あるから、喧嘩は駄目だよぉ」
エリーが七草のスープを、ラダが智の炒飯を配っている。
子供達に怖がられていた2人もすっかり打ち解けているようだ。
「美味い? 元気に生きてるってことだな!」
智が茉莉花に懐いている子供へ笑顔を見せた。
が、子供から子供扱いされてしまい、智は「おれ大人!」と反論、茉莉花が「IDカードは子供に通じない」と智の行動を先回りする。
七草が一気に賑やかになっている2人の周囲を微笑ましく見ていると、翡翠がやってきた。
「翡翠さん、修理が必要なものはありました?」
「いや、何もなかった。一通り見て回ったが、修理不要なものしかなかった」
翡翠は村長との点検の結果などを話し、何も修理するものがなくて肩透かしとばかりに軽く肩を竦めた。
が、七草には、修理するものがないのが1番であると翡翠が思っているだろうことは分かる。
「うふふ、お疲れ様です、翡翠さん」
「シエもお疲れ」
七草の労いに翡翠は口の端を軽く上げる。
翡翠の本心は涼しい顔の向こうで見え難いが、その空気は精霊だからというものではないと感じ、七草も微笑んだ。
彼らが穏やかに見守る先に、村へ本当に届けたかった安息の空気がある。
依頼結果:成功
MVP:
名前:七草・シエテ・イルゴ 呼び名:シエ |
名前:翡翠・フェイツィ 呼び名:翡翠さん |
名前:水田 茉莉花 呼び名:みずたまり・まりか |
名前:八月一日 智 呼び名:ほづみさんさとるさん |
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 真名木風由 |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | 戦闘 |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 普通 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 06月30日 |
出発日 | 07月07日 00:00 |
予定納品日 | 07月17日 |
参加者
- 七草・シエテ・イルゴ(翡翠・フェイツィ)
- エリー・アッシェン(ラダ・ブッチャー)
- 水田 茉莉花(八月一日 智)
- 星川 祥(ヴァルギア=ニカルド)
- エセル・クレッセン(ラウル・ユーイスト)
会議室
-
2015/07/06-23:58
>残りのメンバーが乗れるように敢えて乗せる人の名前は記載しませんでした☆
了解です。こちらのプランでヴァルギアさんの車に乗ると書いてあります。
では、依頼の成功を祈って。 -
2015/07/06-23:51
プラン提出しました!
成功しますように!!
残りのメンバーが乗れるように敢えて乗せる人の名前は記載しませんでした☆ -
2015/07/06-23:50
-
2015/07/06-23:36
ん、一応、プラン終了。
うまくいくといいな。
あっ、と、シエテさん、誕生日おめでとう。
任務がうまくいけば、これもいいプレゼントのうち、かもな? -
2015/07/06-23:33
プランにはミニバンの車に智さん、エセルさん、ラウルさん、翡翠を乗せて運転する事。
車内のスペースには村の人達分、懐中電灯、ペットボトル2Lの飲料水、ガスコンロ
紙コップと紙皿、乾パン、氷砂糖、マッチ、お米を積む事。
調理する際に、炊飯やおかずを調理する事を書いております。
インカムの連絡は翡翠に任せる分、私は運転に集中させていただきます。
一度に複数の事が押し寄せた依頼ですが、お互い成功する事を祈ります。
-
2015/07/06-23:32
イルゴさん、お誕生日おめでとうございます~☆
>行動
みなさんの行動指針読ませていただきました
ヴァルくんは修理の方に残ると思うので私は炊き出しや物資の運搬、体調の悪い人などケアが必要な人のカバーにあたろうかなと思います! -
2015/07/06-23:23
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2015/07/06-22:58
-
2015/07/06-22:28
>エリーさん
簡易的にはなりましたが、皆さんがどう行動するかは目を通しました。
お祝いもありがとうございます。
任務が終わるまでは、プレゼントも何もお預けですね。
>智さん
智さんが炊飯でしたら、私はおかずを作ったり、怪我している人を手当しようと思います。
こちらのプランではミニバンに、
乾パン、氷砂糖、ガスコンロ、懐中電灯、飲料水(2Lペットボトル数本)、マッチ、毛布、鍋
を書いています。
被っているようでしたら、他の行動に文字を裂きます。
リクエスト、ですか……。
救急箱やハンカチ、ティッシュボックス、トイレットペーパーは必要でしょうか。 -
2015/07/06-22:28
遅くなって、すまない。
ええと。私たちは、簡単にだけど、移動中は車内から周囲の警戒。
戦闘時はデミ・トロールとグレムリン?が同時に現れた場合は、デミ・トロール優先。
村で緊急に必要な物(医薬品とか??)があれば、預かっていって届ける。
あと、車はシエテさんの方に乗せてもらおうかと思うんでよろしく。 -
2015/07/06-22:09
では、ヴァルギアさんの運転する車に乗ろうと思います。よろしくお願いしますね。
接近戦武器しかないため、車に異変が起きた時は、すぐに戦えるように私もラダさんも車の外に出るつもりです。 -
2015/07/06-22:03
続けてでごめんなさい。
あたしは修理スキルで、車の様子を見てみるつもり。
ニカルドさんに聞いて、2台同時に見ればいいかな?って思ったの。
それと、戦闘時はあたしはグレムリン、ほづみさんはトロールに向かって貰う予定よ。
戦闘後は、ほづみさんが炊きだし、あたしが子どもたちに話しかける予定だわ。
とりあえず行動指針を示しておくわね、みんな、頑張ってこーね! -
2015/07/06-22:01
シエテさん、ありがとうございます! まとめ見やすいです。運転の件もすごく助かります。
(仲間メンバーのキャラシートを拝見していて、ふと気づく)
おや? 出発日がお誕生日だったのですね。
うふふ、討伐日が誕生日とかぶるだなんて、たしかにちょっと複雑かもしれませんね。でも、シエテさん、お誕生日おめでとうございます。 -
2015/07/06-21:56
翡翠:
修理スキルは茉莉花の姉さん、ヴァルギアの兄さん、俺の3人かな。
小売業者の車とはいえ、車の大きさや種類がはっきりしてないし、
修理する人が3人も必要あるのか判断に困っている。
特に何もないようなら、俺はシエと村の救援に行く予定だ。
怪我している人や小売業者に届けてほしいもの、伝えてほしい事があるなら、手伝うつもりでいる。 -
2015/07/06-21:55
智
おーう、おれもインカム装備しておくわ。
んで、おれ達はシエテ達のバンに乗っかることにするわな。
ニカルドが修理スキル持ってるみてーだし
スキル持ちはばらけてた方がいいだろ?
戦闘後
俺は炊き出ししようかなって思ってる。
その辺りの物資は融通して貰えるだろうし
腹減ってるとろくな考えにならネェからな。
あと、持ってけるモノのリクエストとかあるかぁ?
良かったら書いてくぜ! -
2015/07/06-21:46
お返事が遅れてすみませんでした。
エリーさん、私は運転はお受けしますのでデミ・トロールの討伐よろしくお願いします。
また、今までの皆さんの役割をこう解釈した上でプランを書かせていただきます。
お名前載っていない方は……すみませんが、後からの発言で順々に拾いますね。
デミ・トロール
・退治:エリー、ラダ
車の修理と原因探し
・運転:ヴァルギア/助手席:祥
・修理:ヴァルギア
村への救援と調理
・運転:シエテ/助手席:翡翠(怪我人の運び等も兼ねている)
・調理:ほづみ、シエテ(現地の村に何人取り残されているか不明な為)
不明
・茉莉花、エセル、ラウル
インカムの件は了解しています。
事前に町長さんかA.R.O.Aの職員に、
村の人達が何人いるか尋ねて人数分かそれ以上用意する予定です。 -
2015/07/06-19:39
インカムですね
装備する旨書きますね!
>車の順番
グレムリンは車に寄ってくるイメージなので、トロール担当班の邪魔にならないように
後ろを走ったほうがいいのかなって思ってます
なので、ヴァルくんが運転で私は助手席で弓を持って目を凝らしておこうかなと思ってます
>アッシェンさん
まとめありがとうございました!
参考にさせていただきます
-
2015/07/06-19:10
とりあえず。
>車の順番、メンバーの乗り分け
運転手以外は、空いてる方にとかでもいいかもだけど。
決まってれば状況がイメージし易いとは思う。
あ、一台目と二台目の間で連絡取れるようにしといた方がいいよな。
インカム、借りられたら持っていくように書いてみようと思う。
プラン、纏まったらまた来るな。 -
2015/07/06-13:18
私のペアはこんな感じで動くつもりです。
警戒や調査の人員は、ある程度人数がいた方が、確実性が上がると思います。
二台のミニバンで出発しますが、どっちの車が先頭を走るとか、メンバーの乗り分けまでプランできっかり決めておいた方が良いんでしょうかね? それとも、その辺りは省略し、他の重要なことにプラン文字数を割り当てるか……。仲間の皆さんの意見も聞きたいです。
エリー
・街道に入る際にトランス
・車内で街道の左側を警戒
・異変があれば外に出て、周囲の警戒を担当
・戦闘終了後、街道そばの森に残党や未知の敵がいないか調査し、結果を村人に報告
(PL)戦闘時のドサクサで逃げたグレムリンなど多少の残党はいるかもしれませんが、PL目線ではここで未知の敵が出てくることはまずないと思っています。PCの立場で村人に安全宣言をする際に、ここまで調査しておくことによって報告内容に説得力をもたせられる、という考えです)
ラダ
・車内で街道の右側を警戒
・異変があれば外に出て、周囲の警戒を担当
・グレムリンとトロールが同時に出現した場合、トロールを優先的に狙う -
2015/07/06-02:40
ヴァル:
>運転、故障・修理
ミニバンを運転すりゃいいんだな、OK。
たぶん、大丈夫だろ(本見ながらだけど)
ミニバン2台に分けて乗るなら、どんな班分けする?
オレは故障の原因突き止める方に回りたいからグレムリン担当がいいんだけど。
ミニバンから離れずに様子を見てようと思ってるぜ。
機械工学と修理のスキルがなんかの役に立ちゃあいいんだけどな。
>戦闘
アッシェンの言う通り、同時に襲撃されるってのもありえるよな。
オレはプレストガンナーだから『ダブルシューター』をセットしてれば
運転席からでも一応攻撃に参加出来ると思うぜ。
祥に関してはそうだな・・・弓を装備するなら助手席とか車の上とかから撃てるかな。
>トランス
トランスは予めしとくんだな、OK。
>村人への配慮
こういうのは・・・正直苦手だ。
安全を伝えるのはアレだよな、戦闘が片付いてからだよな?
-
2015/07/06-00:42
運転スキルを持っているのは、シエテさん、エリー(スキルブック装備時のみ)、ヴァルギアさん(スキルブック装備時のみ)
修理スキルを持っているのは、翡翠さん、水田さん、ヴァルギアさん。
機械工学スキルを持っているのは、ヴァルギアさん。
ヴァルギアさんは機械系統に強いんですね。頼もしいです!
>運転関係
借りられるミニバンは二台までなので、私は運転はせずに、周囲の警戒の方を担当したいと思います。
シエテさん、ヴァルギアさん。運転をお願いしてもよろしいでしょうか?
>戦闘
グレムリンによるトラブルとデミ・トロールの襲撃が同じタイミングで発生したら厄介ですよね……。うふぅ……。
車にトラブルが起きて誰かがグレムリン探しをしている時でも、他の仲間は森の方を見張っておくとか、トロールへの対策もしておいた方が良さそうです。
グレムリンとトロールの襲撃が同時に起きた場合、各自どう動くかを仲間内で打ち合わせておくと、とっさの対応がしやすいかもしれません。
>トランス
車で一時間の道のりということなので、移動中もトランス状態をキープできそうですね。
私の組では、あらかじめトランスをしておく予定です。
出発日が近づいて参りました!
後でまた、もうちょっと具体的なプラン案を書き込みますね~。 -
2015/07/06-00:01
>移動手段
ふむ、二人運転できそうな方がいらっしゃるってことは、
ミニバン2台で行動できそうね・・・
2台共同じ故障のしかただったら、魔物のせいって断定できそうだし、良いんじゃないかしら?
>戦闘
デミトロール対応する人と、故障の原因殴る人とに分かれるべきかしら?
>対村人さん
食料の他に必要そうなのは、お薬かしら?
持病の薬とか、その辺りの不足も電話とかで直接村長さんに聞くことできないかしら?
提案ばかりでごめんなさい。
とりあえず、今の段階で気になったのはこんな所よ。 -
2015/07/05-08:13
顔を出すのが遅くなっちゃってスミマセン!
星川祥です!こちらはプレストガンナーのヴァルくんです。
よろしくお願いします!
アッシェンさん、気遣っていただいてすみません!
ありがとうございました(えへへ
スキルはヴァルくんが機械工学Lv1、修理1LVを持っているのと
アイテムの 初級マニュアル本「自動車」を持っています
お役に立てるといいのですが(汗
私も食料はやはり必要かなと思います!
アッシェンさんの言われるように
飲料、燃料、着替え、毛布などは村の中にいる訳だし、あるのかなあって。
車は2台まで貸してくれるそうですけど、全員乗れますかね? -
2015/07/05-00:35
あああっ! 情報が抜け落ちてました、修正、修正! 水田さん、失礼いたしました。
私もスキルブックで運転スキルが使えるらしいですが、今までの依頼で利用したことがないのでやはり不安があります……。
運転スキルを持っているのは、シエテさん、エリー(スキルブック装備時のみ)
修理スキルを持っているのは、翡翠さん、水田さん。
生存する上でないと一番困るものは飲用水ですが、街道のトロールのせいで小売業者がこないという理由で孤立しているなら、水道や井戸などで最低限の水を確保する手段は残っていると思います。憶測になってしまいますが……。
仮に、何か物資を持っていくとしたら、やはり食料系でしょうかね? -
2015/07/05-00:18
あ、一応あたしも修理スキルあるわ。
でも、自動車の知識がないから、スキルあっても片手落ちなんじゃないかって不安があるの。
戦闘面
トロールをどうおびき出すのかが問題よね。
『オーガ・ナノーカ』を持ってるから、森に向かわせてみようかしら?
戦闘後
村人さんへの説得は・・・まずはご飯が先かな?
3日孤立だと、食品面の心配があるもんね。
ほづみさんが調理スキル持ってるから、生鮮食品があれば炊き出しできると思うの。 -
2015/07/04-22:23
ん、私も思いついた事でも。
>討伐
グレムリン?を誘き出すなら車があるといいと私も思う。
でも、確かに不意打ちは心配だなあ。車の音とかで気付き難いかもしれないし。
スピード控えめで進んで、途中で休憩も取ってみるとか?
>村人の不安を解消
うーん…、孤立して3日、なんだよな。
緊急で必要そうな物資でも、預かって行ってみるとかかなあ。他はまた業者が届けに来るからって言えば…?
できれば、かさばらなくて壊れにくい物だと助かるけどな。 -
2015/07/04-19:15
運転スキルを持っているのは、シエテさん、エリー(スキルブック装備時のみ)
修理スキルを持っているのは、翡翠さん、ですね。
星川 祥さんが合流しやすいようにしつつ、ちょっとずつ作戦について相談していきましょうか。
とりあえず、思いついたことや気になる点ををポンポン出していきます。
・デミ・トロールの討伐
大柄な敵ですし、街道を進んでいけば普通に遭遇できそうですね
確認されているデミ・トロールの数は二体。
街道が深い森に囲まれているので、トロールが街道ではなく森にいたら、思わぬ不意打ちをくらうかもしれませんね。
・車を故障させる存在の討伐
複数のグレムリンらしいと予測されてますね。こちらの討伐も目的に含まれているので、グレムリンをおびき寄せる囮として、車が一台以上あると便利だと思います。
・村へ安全を伝え、村人の不安を解消
村の人への配慮ですか。私はちょっと不得意な分野です。どうしたら、良いでしょうか……。考え中です。 -
2015/07/03-22:33
初めまして、だな。
私はエセル・クレッセン、パートナーはプレストガンナーのラウル・ユーイスト。
どうぞ、よろしく。
私たちも、運転も修理もできないな。
それ以前に低レベルだから。足を引っ張らないように頑張るよ。 -
2015/07/03-22:28
祥さんとエセルさんは初めまして。
エリーさん、茉莉花さん、お久しぶりですね。
神人の七草シエテといいます、よろしくお願いします。
恥ずかしながら、具体的な作戦は決めていないのですが、
私は自動車スキル、翡翠さんは修理スキルを持っています。
なので車の運転と修理なら、出来るかもしれません。 -
2015/07/03-19:36
アッシェンさんはお久しぶりです、他の皆さんは初めまして・・・かな?
水田茉莉花です。
残念ながらあたしもほづみさんも、自動車関係のスキルはないなぁ・・・。
修理の知識なら多少あるけど、自動車や機械の仕組みは分からないから、直すまではいけないし。
職員の方に、運転と故障の話をお願いするしかないかも、って、思ってます。 -
2015/07/03-00:52
うふふぅ……、皆さん、よろしくお願いします。
エリー・アッシェンです。パートナーはシンクロサモナーのラダさんです。
私もラダさんも、自動車関連のスキルは習得していません。うふぅ……。
初級マニュアル本「自動車」であれば、私の所持品にあります。