プレリュードは焼肉食べ放題のために(巴めろ マスター) 【難易度:簡単】

プロローグ

●YA・KI・NI・KUパーティー
「や・き・に・く! お好きですか?」
 ずずい! っとA.R.O.A.の受付カウンターに身を乗り出して、依頼人だという青年は唐突にそんなことを言った。その勢いに気圧されて、こくりと頷く受付の男。
「あ、はい、好きです。美味しいですよね、焼肉」
「でーすーよーねー! いや、話の分かる方で良かった!」
 がしぃ、とおもむろに手を握られて、受付の男は僅か身じろいだ。今日の来客はテンションが高い。異様に高い。内心ではどん引きしつつも、受付の男は依頼人に話を促す。
「そ、それで、A.R.O.A.に依頼というのは……?」
「あ、そうでしたそうでした! 実は、我が村では今、年に一度の『食べ放題だよ! ワッショイ焼肉祭り!』の準備の真っ最中なのですが……」
 どんな祭りだよと思いながらも、受付の男はそれを指摘することはしなかった。この世界にはそれはもう様々の文化があるのである。
「我々が祭りの準備に励んでいるとですね、こう、茂みからこちらを物欲しそうに覗いているんですよ、ゴブリンが」
「ゴブリン、ですか。申し訳ありませんが、それは……」
「ああ、ただのゴブリン退治はA.R.O.A.の守備範囲外なんですよね、存じております。ですが、その中に、角の生えたゴブリンを見たという村人が出ましてね」
 真偽のほどは確かではない。けれど、万が一にもゴブリンの中にデミ・ゴブリンが混じっているとしたら、とても普通の村人の手には負えない。
「と、いうわけで、ウィンクルムの皆さまにデミ・ゴブリン退治を頼みたいのです!」
「成る程……了解いたしました」
 オーガの影がちらついているならば、真偽のほどは一旦横に置いておいてもウィンクルムの出番である。急ぎ書類を纏め始める受付の男に、依頼人の男が付け足した。
「あ、ついでに、普通のゴブリンたちも追い払っていただけたら嬉しいなー、なんて」
「……」
「あっ、そんなジト目で睨まないでください! ゴブリンたちを追い払っていただいた暁には、ウィンクルムの皆さまを我がコブシ村の誇りである焼肉祭りに無料でご招待いたしますので! 美味しいですよ、焼肉! スタンダードにハラミ、がっつりカルビ、鳥や豚トロもこれはこれでオツですし、分厚いヘレをあっさりと頂くのも堪りません! 白米も、ウーロン茶やオレンジジュースに、ビールや梅酒も揃ってますよ! キムチや塩キャベツも勿論食べ放題です!」
 ぐぅ、と受付の男の腹の虫が鳴いた。気恥ずかしいのを誤魔化すように、受付の男は纏め終えた書類を整えながら言葉を紡ぐ。
「えーと、はい、受け付けておきますね。その条件に応じてくれるウィンクルムを至急探して派遣いたしますので」

――美味しい焼肉、人助けのついでにお腹いっぱい食べにいきませんか?

解説

●目的
デミ・ゴブリン退治、及びゴブリンを追い払うこと……というのは表向きの目的!
実際はデミ・ゴブリンはいません。村人の見間違いです。
ゴブリンたちをさくっと追い払って、美味しい焼肉を満喫しましょう!

●敵
ゴブリンの群れ。
焼肉祭りに惹かれてコブシ村にやってきた臆病なゴブリンの群れ。
数はそんなに多くなく、殺さなくともちょっと懲らしめたり脅したりしたら二度と村には近づきません。
但し、何らかの方法で誘き出す(炙り出す?)必要があります。
臆病ですが単純なので、彼らを誘い出すのは難しくありません。
野外の広場等、戦闘になっても支障のない箇所もございます。

●コブシ村について
『食べ放題だよ! ワッショイ焼肉祭り!』というはっちゃけた名前の祭りと美味しいお肉が名物のタブロス近郊の小村です。
ウィンクルムが任務に向かうのは焼肉祭りの当日となります。
ちなみに、依頼人の青年はコブシ村の村長だったりします。

●任務完了後は……
任務完遂の折には、コブシ村にて焼肉祭りを楽しんでいただけます。
野外の広場で美味しい焼肉が食べ放題です。ワッショイ!
プロローグに登場していないお肉も大抵は食べられますので、ご希望があればプランにてどうぞ!

ゲームマスターより

お世話になっております、巴めろです。
このページを開いてくださり、ありがとうございます!

難易度はかなり低めですので、新米ウィンクルムの皆さまも、新米じゃないけど思う存分焼肉食べたいぜ! な皆さまもお気軽にご参加いただけると嬉しいです!
皆さまのプラン次第とはなりますが、基本焼肉食べ放題がメインになる予定です。
焼肉へのアツい想いをプランにぶつけていただければ! と!
どうぞ素敵な焼肉タイムをお楽しみくださいませ!
皆さまに楽しんでいただけるよう力を尽くしますので、ご縁がありましたらよろしくお願いいたします!

また、余談ではありますがGMページにちょっとした近況を載せております。
こちらもよろしくお願いいたします。

リザルトノベル

◆アクション・プラン

月野 輝(アルベルト)

  この依頼聞いた時から何だか浮かれてない?アル(首傾げ
そんなにお肉好きなのね
私も大好きだけど、ふふ

■準備
村長さんに作戦の説明
切れ端とかの肉を少し分けて欲しい旨とコンロ貸して欲しいとお願い
広場で作戦決行なので皆さんは家にいて下さい

女性陣で囮用の焼肉開始
うまく釣れるといいんだけど

■戦闘
ゴブリンが出たら印籠取り出し
この紋所が目に…って、違う違う
大人しくなさい!

何されるか判らないから早く逃げた方が良いわよ
(精霊を見てそっと呟く

■焼肉
知らなかった
アルって焼肉奉行だったのね
ね、理屈こねるより楽しく食べましょうよ
(精霊の口の中に肉を突っ込み
美味しい?

ハラミもカルビもタンもどれもいいわね
美味しくて幸せ(にこにこ


リゼット(アンリ)
  広場で焼肉をしてゴブリンを誘き寄せ、精霊に撃退させる
事前に作戦を村長に説明しお肉を分けてもらい
他の村人にはゴブリンを追い払うまで家に隠れているように伝えてほしいとお願いしてみる

事前にトランスをしてからアンリには身を隠させる
もしゴブリンが私達のいるところまで来たら
ジェンマで殴りつけてやるわ

ウーロン茶をもらって乾杯
ずっと焼いてばかりだったからさすがにお腹すいちゃった
今日はたくさん食べられそうだわ
お肉は脂身の少なそうな部位をじっくり焼くのがいいわね
ちょっとアンリ、そんな半生ばかり食べてたらお腹壊すわよ?
うっ…ちょっとおいしそう、かも
ごはんに乗せてから食べればいいの?
お行儀最悪だけど…おいしい…!


リーヴェ・アレクシア(銀雪・レクアイア)
  目的:依頼を終わらせて焼肉食べる
心情:依頼者本人が見てないのがな
手段:
まず村人へ説明、家での待機を依頼
広場で肉を皆の為に焼いているように見せる(『調理』で好みの焼き加減を聞いたり)
現れたら、銀雪のアプローチⅡで意識を引いている間にデミ・ゴブリンの存在を確認
勘違いなら村へ悪さする気が起きないよう追い払う
焼肉はカルビ主体だが、シャトーブリアン、カイノミ、トモサンカク、ミスジ、ランプがあれば美味しく食べる
タレは山葵醤油、梅肉ベースのタレ、柚子塩、バルサミコソースと皆が持って来ないものを持参
「タレを変えるのも味が変わって面白いだろう?」
あと白いご飯とさっぱり系スープも可能なら用意
楽しみたいものだ


ツェリシャ(翠)
  素晴らしい祭りですね
ぜひ今後も続けて下さい

村人に家で待機しているよう手分けして告知です
焼肉で誘き出す前にトランス
後は食べながら待つだけです

そういえばデミって食べれるんでしたよね
という事はゴブリンも…?(ちらっ

追い払ったのを確認したら完了報告します
後は食べるだけですね

無料だというのなら遠慮なく普段はあまり食べられない
カルビやハラミ、ロースなど高そうな部位を狙います
うちは家族が多いので厳選していると何一つ食べられないので今回は選り好みしてみたいです
ところで焼けました?
白米と箸を構え待機

うん、美味しいです
翠さんもどんどん食べるといいです

精霊の皿に焼肉どんどん盛る
とりあえず食べましょう、美味しいですよ



星川 祥(ヴァルギア=ニカルド)
  デミ・ゴブリンがいたら大変だもんね
はやく解決してヴァルくんにたくさん食べて欲しいな

☆炙り出す

祭り用びハッピや団扇を借り、祭り準備する村人になりきる
機材や肉などの運搬を手伝う
肉を焼き始めたら匂いが充満するように団扇で仰ぐ
※村人になりきる為、防具・武器は装備していない


★焼肉

自分で焼くタイプのものであれば、ヴァルの為にせっせと肉を焼き、合間にたくさん食べる
違うならば一緒に楽しむ

肉の部位はツラミやレバーを好む
牛肉もいいけど豚肉大好き!
むしろ子羊食べたいよね
そして外せないのが白米と烏龍茶とピーマン!!
焼肉は塩コショウ派なので、MY塩こしょう持参で来てます

ヴァルくん、お肉、とっても美味しいね~(満面の笑み



●既にして焼肉の虜
「この依頼聞いた時から何だか浮かれてない? アル」
 コブシ村の広場にて。月野 輝は小首を傾げてアルベルトへと問いを零した。炭火焼コンロの準備を手際よく終えたアルベルトが、肩を竦める。
「浮かれてる? 私が? いえ、気のせいですよ、ええ」
 そうは言うものの、努めて冷静に振る舞うアルベルトのどこか浮き足立っているのをウィンクルムの絆の力で感じ取って、
(そんなにお肉好きなのね。私も大好きだけど、ふふ)
 と、輝は密やかに微笑んだ。それにしても、とアンリが伸びをしながら言葉を漏らす。
「肉……じゃなくて、ヴァルギアたち遅いな」
「……アンリ、焼肉に気を取られすぎよ。でも確かに遅いわね……大丈夫かしら」
 パートナーにツッコミを入れた後で、リゼットはそのかんばせを僅か曇らせた。村長に話をつけにいったのは輝とアルベルト、リゼットとアンリ、それから今ここにはいない星川 祥とヴァルギア=ニカルドだ。作戦を説明すれば村長は快く協力を約束してくれた。肉を分けてほしいという要望も村長は快諾したが、囮用であろうと肉に妥協はしたくない! という彼の謎の熱意に負けて、祥たちが村長の元に残り後から肉を持ち寄ることになったのである。敵を誘き出す準備は滞りなく進み、コンロは既に用意万端、皆で協力して家々を回り、外に出ないようにと村人にも周知済みなのだが……。と、その時。
「お待たせしました!」
 肉が入った大皿を抱えた少女が、ぱたぱたと広場へと駆けてきた。村長が着ていたのと同じ祭り用のハッピを羽織ったやる気満々の少女の姿に、銀雪・レクアイアが目を瞠る。
「村の人? 家で待機してもらうようお願いしたのに……!」
 一切の武装をしていない無防備な少女を守らねばと、銀雪は彼女の元に急ぎ駆け寄ろうとして――リーヴェ・アレクシアに、ぐいと襟首を掴まれた。
「り、リーヴェ……?」
「落ち着け銀雪、あれは祥だ」
「え……」
 言われて、よくよく見ればハッピの少女は確かに祥で、その後ろには既に(腹減りで)グロッキーな様子のヴァルギアも続いている。ちなみに、こっちはハッピは着ていない。
「あ……本当だ」
 その言葉にぱっと銀雪の襟首から手を離したリーヴェが、やれやれといったふうに薄く笑った。何とも言えない照れ臭さに、頬を火照らせる銀雪。
「でも、どうして星川さんはそんな格好なのかな?」
 重そうな皿を祥からジェントルに受け取りながら、翠が不思議そうに首を傾ける。祥の瞳が、きらりと輝いた。
「お祭りの準備をする村人になりきっているのです!」
 ぐっと拳を握って力説すれば、ヴァルギアの口からは疲れたようなため息が漏れる。
「サチの奴、武器なんかも全部置いてきてるんだぜ」
「うん、今日の私は村人だよ!」
 キリッとして言い切る祥。ある意味豪気だが、彼女を守るヴァルギアの心労はいかほどか。いや、さっきからいかにも上等な肉たちを見遣って腹を抑えているところを見るに、そうでもないのか。その場にいたほぼ全員が遠い目になりかけたところで、淡々としてツェリシャが言った。
「それでは、美味しい焼肉のためにまずはトランスをしましょう。翠さん、頑張ってくださいね。あ、お肉は先に美味しくいただいているので」
「えっ、食べながら敵を待つつもりなの!?」
 翠の言葉に、ツェリシャは当然でしょうとばかりに頷いたのだった。

●我らの焼肉の為に散ってもらおうか
「ゴブリンをちゃんと追い払えるよう頑張らないと」
 ロングソード『ギル』の柄をきゅっと握った翠の声が、密やかに、どこまでも真面目に物陰に響く。トランスを終え、ウィンクルムたちは作戦通りに行動を始めた。敵を油断させ誘き寄せるために神人たちだけで肉を焼き、精霊たちは近くに隠れて機を待つというのが作戦の概要だ。そう、そういう作戦だと頭では分かっているのだが、
「あーくっそいい匂いしてんな。さっさと出てこいよゴブリンども!」
 と、アンリがぼやくのも仕方のないこと。炭火で肉を焼く香りの何と食欲をそそることか。加えて、
「皆、好みの焼き加減があれば言ってくれ」
「わ、リーヴェさん焼くの上手!」
「美味しそう……!」
「このお肉、タレは何が合うのかしら?」
 なんて女性陣の会話まで聞こえてくるのだから堪らない。ちなみに、喋ったのは順にリーヴェ、リゼット、祭り用の団扇をパタパタしている祥、輝。ツェリシャが静かなのは、事前の宣言通り焼けた肉をもぐもぐしているからだ。だって、焦げてしまったらお肉が勿体ない。ゴブリンの登場が遅いのが悪い。ヴァルギアの腹の虫がきゅるると鳴った。
「オレ、もう駄目だ……肉……」
「し、しっかり! もうすぐお腹いっぱい食べられるはずだから!」
 ヴァルギア、仕事のしすぎで昨日から何も食べていないのである。くず折れそうになる彼の身体を銀雪が慌てて支えた。そんな騒ぎを物ともせず、アルベルトは冷静沈着に状況を見守っている……と見せかけて、
(焼肉とくれば私の出番、ゴブリンなんかに邪魔はさせませんよ……!)
 という調子で、密かに眼鏡の奥の瞳を光らせていたり。と、それぞれの想いを胸に抱く精霊たちの存在には気付かずに、
「キィィィィ!」
 広場に、我慢し切れなくなったゴブリンの群れが遂に雪崩れ込んできた。すかさず、武器を手に戦場へと駆ける精霊たち。
「ここは僕が守る!」
 翠が、神人たちの前に立ち塞がるようにして重量級の大剣を構えた。ツェリシャはまだ焼肉を食べているというのに、健気である。そして、突然に精霊たちに囲まれて慄き慌てるゴブリンたちが行動を起こすよりも早く、
「こっちだよ!」
 銀雪が放った気合のオーラが、ゴブリンたちを引き付けた。どの個体にもオーガの証たる角の生えていないのを見て取って、リーヴェがふっと息を吐く。
「デミ・ゴブリンはいないようだな。依頼者本人が見ていないのが気に掛かっていたが、やはりか」
 ならば、村へ悪さをする気が起きなくなるよう追い払うのみ。
「この後ここでメシ食うんだ、あんま胸糞悪いことはしたくねぇ!」
 アンリが威嚇のために両手剣『フレイム・チェリー』をぶんと派手に振るえば、村人スタイルの祥を守るように立つヴァルギアもパンケーキピストルで空を撃つ。次いで、吸血薔薇の蔓を身に纏ったアルベルトが、ニタァと悪役じみた黒い笑みを浮かべてカレイドブレードを日に煌めかせた。
「肉を奪おうなんて良い度胸です。覚悟はできてるんでしょうね」
 笑顔で凄むが、当然のように目は笑っていない。ゴブリンたちに動揺が走った。「これヤバくね?」「でも肉が……」みたいな空気。
「うまく釣れるといいんだけどと思ったけど、心配なかったわね」
 ほっとしたように言いながら印籠『公方』を取り出した輝が、
「この紋所が目に……って、違う違う! 大人しくなさい!」
 朗々と声を響かせれば、神秘の土下座パワーがゴブリンたちに炸裂する。ぱらぱらと幾らかのゴブリンたちがひれ伏す中で、銀雪がにっこりとして言った。
「知ってるかな? この村が焼肉祭りをするのは、君達の肉が美味しいという昔話が伝わってるから。早く逃げないと焼肉になっちゃうよ」
 勿論これは全くのでたらめなのだが、そんなことは知らないゴブリンたちがざわつく。そして駄目押しのように、
「そういえばデミって食べれるんでしたよね。という事はゴブリンも……?」
 ちらっ、とゴブリンたちへと向けられるツェリシャの青の視線。戦慄が走る。「いや、食べれるとしても食べたいとは思わないかな……」という苦笑交じりの翠のツッコミも、もう彼らの耳には届いていないようだった。
「……ねえ、何されるか判らないから早く逃げた方が良いわよ」
 アルベルトの方をそっと見遣って、輝は手近のゴブリンの耳元に囁き零す。すっかり怯え切ったゴブリンはこくこくと頷いて、
「ギ、ギギィ!」
 撤退! とばかりに仲間たちに呼び掛けると、身を翻して広場からすたこらと逃げ去っていった。既にまだ粘ろうという猛者はおらず、広場からはどんどんとゴブリンが消えていく。
「お終い? もし私達のいるところまで来たら殴りつけてやろうと思ってたんだけど」
 愛の女神のワンド『ジェンマ』を振るうフリをするリゼットだったが、幸いその機会はなく。広場には、すぐに元の通りの静寂が訪れたのだった。
「やった、解決! ヴァルくん、お肉いっぱい食べようね!」
「そうだった、焼肉……う、腹減った……」
 にこにこと笑顔を零す祥に返事をするように、ヴァルギアの腹の虫が再び鳴いた。

●ワッショイ! 焼肉祭り!
「さて、後は食べるだけですね」
 ゴブリンの残党がいないことを確認し村長への完了報告を終えれば、お待ちかねの焼肉タイムだ。自分で焼くのも醍醐味のうち! というのが祭りの方針とのことで、翠はツェリシャが厳選したカルビやハラミ、ロースなどをせっせと焼いていく。無事に任務を終えた安堵感から、その表情は懸命ながらもどこか柔らかかった。そんな翠の前で、ツェリシャは白米をこんもり盛った器と箸を構えてスタンバイ。いつでも焼肉に箸を伸ばせる体勢だ。
「ツェリシャ、何だか張り切ってるね」
「あ、翠さん、集中してください。肉が焦げます」
 理不尽である。けれど翠は優しい苦笑を一つ、黙々と肉を焼く作業に戻った。そんな翠へと、ツェリシャはマイペースに言葉を掛ける。
「無料だということなので、遠慮なく普段はあまり食べられない高そうな部位を狙ってみました。焼けるのが楽しみです」
 ジュウジュウといかにも美味しそうに肉が焼けていく中で、翠は彼女の話を心地良く耳に聞いた。パートナーたるツェリシャのことを知れるのは、翠にとって喜ばしいことだ。
「うちは家族が多いので厳選していると何一つ食べられないので今回は選り好みしてみたかったんです。……ところで焼けました?」
「もう美味しく食べられるよ。召し上がれ」
 苦い微笑を漏らして、翠はツェリシャの皿へといい焼き具合のカルビを乗せる。タレを絡めた肉を白飯に乗せて一緒に頬張れば、ツェリシャの瞳がぱあと輝いた気がした。
「うん、美味しいです。翠さんもどんどん食べるといいです」
 言いながら、次はハラミへと箸を伸ばすツェリシャ。そんな彼女の姿に、翠はふと思う。
「……ゴブリンも、こうやって焼肉食べたかったのかな」
 生きてるのは同じなのに相容れないっていうのは何だか物悲しいねという翠の言葉を、肉の旨みを口に楽しみながらツェリシャは聞いて――それからおもむろに、翠の皿へと肉をどんどん盛り始めた。突然の肉攻撃に慌てる翠。
「わ、ちょ、ツェリシャ、盛りすぎだよ!」
「まあそう言わずに。とりあえず食べましょう、美味しいですよ」
 返る言葉の中に、ツェリシャなりの気遣いの色を見たような気がして。翠はふっと目元を和らげると、「ありがとう」と応じて皿の上のロースを口に運んだ。
「ん……美味しい」
「それは良かったです。それにしても、素晴らしい祭りですね」
 ぜひ今後も続けてほしいですというツェリシャの言葉に、翠は頷きを返したのだった。

「ふふ、見てるだけでお腹が空いてきちゃうわね」
 炭火に炙られる肉や野菜の数々に、輝は相好を崩す。そうして、いい焼き具合だと見定めたハラミに箸を伸ばし――かけたところで、アルベルトにぴしゃりと声を掛けられた。
「輝、そちらの肉はまだ焼けてませんよ。こちらを先に」
「え? あ、ありがとう」
「あ、タンは塩でいただくのがお勧めです」
 とん、と流れる如くに用意される塩の皿。何から何まで用意された絶妙な焼き具合のタンを口に頬張りながら、輝は思う。
(知らなかった。アルって焼肉奉行だったのね)
 肉は私が焼きますから輝は食べるのに集中してください、という焼肉開始前の発言も、そうだと考えればするりと納得がいった。ちらり、肉を焼くことに全神経を注ぐアルベルトに黒耀の視線を送り、輝は僅か眉を下げる。
(焼肉奉行が悪いとか、そういうふうには思わないけど……)
 現に、アルベルトが焼いた肉は格別に美味しかった。けれど、自然と難しい顔になっているアルベルトを見ていると、もっと力を抜いて楽しんでもいいのではないかと、そんな気持ちになる輝である。輝、そんな想いの元、アルベルトが口を開く瞬間をタレ皿に盛られたカルビを箸で掴んで待つ。そして、
「輝、ちゃんと野菜も食べて……むぐ」
 放っておけば幾らでもしゃべり続けられそうなアルベルトのその口へと、輝はジューシーなカルビを一寸の迷いもなく突っ込んだ。驚きに金の瞳を瞬かせるアルベルトに、輝は悪戯っぽく笑い掛ける。
「美味しい?」
 僅か目を瞠って――それでもとにかく口の中の肉が消えなくては言葉を紡ぐことができないので脂の甘みをじゅわりと口に遊ばせるアルベルト。咀嚼を終えたアルベルトへと、輝は柔らかな笑みを向ける。
「ね、アル。理屈こねるより楽しく食べましょうよ」
 その言葉に、輝の心遣いを感じ取ったのだろう。アルベルトはようやっと口元を和らげた。
「そうですね。ではお返しをどうぞ」
 開きかけた輝の口にえいとばかりにハラミを突っ込み返して、アルベルトは楽しそうに破顔した。その様子に、輝の心もふわりと弾む。
「ハラミもカルビもタンもどれもいいわね。美味しくて幸せ」
 美味しくて楽しい時間を、2人はたっぷりと味わった。

「かんぱーい!!」
 アンリの明るい声が、グラスとグラスのぶつかる涼やかな音と共に広場に響く。喉を鳴らして、アンリはビールをぐいと煽った。一仕事終えた後の冷たいビールと熱々の焼肉。なんて甘美な組み合わせだろうか。
「ずっと焼いてばかりだったからさすがにお腹すいちゃった」
 今日はたくさん食べられそうだわ、とリゼットもウーロン茶をくぴりとする。炭火の上で焼ける肉を前に、そのかんばせが花開くように綻んだ。
「お肉は脂身の少なそうな部位をじっくり焼くのがいいわね」
 と、柔らかなヘレをしっかりと網の上に遊ばせるリゼット。上品な旨味のことを思うと、肉が焼ける前からわくわくも募る。そんなリゼットの前で、アンリも自身の分の肉を焼いていたが――表側がいい具合に焼けると、裏側は軽く炙るだけでタレ皿に入れてしまった。そして、タレと肉汁滴るカルビ肉を器に山盛りの白飯の上に豪快に乗せ、そのままぱくり! リゼットの口から、思わず慌てた声が漏れる。
「ちょっとアンリ! 何食べてるのよ!」
「何を食うって……そりゃカルビだろ!」
「そうじゃなくって! そんな半生ばかり食べてたらお腹壊すわよ?」
 リゼットの言葉にアンリはやれやれと言わんばかりに首を振り、王子様然としたキメ顔で、キリッとして力説した。
「いいか、リズ。カルビは片面をじっくり焼き、もう片面はさっと炙る程度に焼く。香ばしさもありつつレアな感じで最高だ」
 そして。
「焼肉はタレにたっぷり付けてそれをメシに乗せてしみさせながら食うのが至高!」
「うっ……」
 アンリの主張に、リゼットは言葉に詰まる。アンリ流の焼肉は、確かにどうにも食欲をそそって止まないのだ。
「……ちょっとおいしそう、かも」
 リゼットの呟きを耳に捉えて、アンリはにっと相好を崩した。そうして、焼き上げたカルビをリゼットの皿に乗せてやる。
「ほら、食ってみろリズ。あんま焼き過ぎたら美味い脂も肉汁も落ちちまうぞ?」
「ご、ごはんに乗せてから食べればいいの?」
 アンリが頷いたのを見て取って、リゼットは彼の真似をして肉を口に運んだ。その表情が、ぱあと輝く。
「お行儀最悪だけど……おいしい……!」
 瞳を煌めかせるリゼットの姿に、アンリは満足そうに口の端を上げた。

「わあ……どのお肉も美味しそうだね」
 自身で厳選した肉を網の上でそつなく焼き上げていくリーヴェの前、銀雪は感嘆の声を上げた。リーヴェが、肉を焼く手は止めないままでふっと笑み零す。
「カルビは定番だが、シャトーブリアン、カイノミ、トモサンカク、ミスジ……どれも希少な部位で、しかも上等の物だ。焼肉祭りの名に恥じないレパートリーだな」
 そんなことを言いながら肉を焼く姿さえ、凛としてかっこよく見えてしまうのがリーヴェである。思わず見惚れる銀雪に、リーヴェその人から声が掛かった。
「焼けたぞ、銀雪。先ずはランプだ。柔らかい赤身だから、あっさりと食べられる」
「わ、ありがとう、リーヴェ」
 リーヴェの凛々しい姿に見入っているうちに、銀雪が何もせずとも最高の状態に焼き上がってしまった肉。やはりリーヴェには敵わないなと惚れ惚れするやら男として情けないような気もするやら、複雑な想いを胸の内に持て余しながら、銀雪は勧められるままにランプを箸に取った。
「タレも色々と用意してある。好きな物を試してみるといい」
 まさに至れり尽くせり。山葵醤油、梅肉ダレ、柚子塩、バルサミコソースと並ぶ皿に次々と視線を移し、どれに肉を潜らせるべきかと銀雪は僅か眉を下げた。その様子に、リーヴェが口元に弧を描く。
「悩んでいるなら最初はさっぱりと柚子塩はどうだ?」
 肉が冷めないうちにな、とからかうように付け足されて、銀雪は慌てて肉に塩を少し纏わせてぱくりとした。柚子の風味と肉の旨みが、口いっぱいに広がる。銀雪の表情が、見る間に華やいだ。
「美味しい……! こんな味になるんだ……!」
「タレを変えるのも味が変わって面白いだろう?」
「うん、タレで結構違うんだね。一通り試してみたいな」
 素直に感心して次は梅肉ダレをと箸を伸ばす銀雪の姿に、リーヴェは金の双眸を和らげた。テーブルには白飯に卵スープも揃い、焼肉を満喫する用意は完璧だ。
「こういう時間も悪くない。楽しみたいものだ」
 熱々の肉を頬張る銀雪の様子にまた少し笑むと、リーヴェは焼き上がったミスジを山葵醤油にさっと潜らせて口に運んだ。

「焼肉食べ放題……! このためにオレは任務を受けた……!」
 目の前で美味しそうに焼ける肉の香りに腹を鳴らしながら、ヴァルギアは感慨深げにそんなことを言った。依頼の話を聞くなり、「行く」と即答したヴァルギアである。腹を空かしているヴァルギアのため、祥は懸命に、せっせと肉を焼いていく。
「ヴァルくん! 焼けたよ!」
「よし! でかしたサチ!」
 応じるなり、ものすごい勢いで肉を網の上から攫っていくヴァルギア。種類を問わず、甘めタレ付きを山盛りの白飯の上に乗せてがつがつと食べ進める。人心地がついたところで、ヴァルギアは幸せいっぱいといったふうに息を吐いた。
「焼肉最高だな……美味すぎる」
 そんな呟きを耳に捉えれば、次々と肉を焼くのに専念していた祥の顔にもふにゃりと笑顔が浮かぶ。その様子を見留めて、ヴァルギアは軽く首を傾げた。
「サチ、えらく幸せそうだな。まだ肉食ってないのに、どうした?」
「えっとね、ヴァルくんが幸せそうだから!」
「なんだそりゃ……」
 呆れたように返すも、祥はやっぱり嬉しそうだ。
「私ね、はやく解決してヴァルくんにたくさん食べて欲しいなって思ってたんだ」
 なんて、真っ直ぐな笑顔で言った祥のお腹が、その瞬間きゅるるると可愛らしく鳴った。
「って、お前も腹減ってるんじゃないか。ほら、食え。自分で選んだんだから好きな肉なんだろ?」
 丁度良く焼けたツラミを祥の方に寄せてやりながらヴァルギアが言う。祥の顔に、また笑顔の花が咲いた。
「ありがとう、ヴァルくん。ツラミとかレバー、好きなんだ。白米と一緒に食べるのがまた美味しくって……」
「落ち着け。とりあえず食べろ」
 語り出したら止まらない焼肉談義にストップを掛けられて、祥はヴァルギアに勧められたツラミに持参したMY塩コショウを纏わせて口に運ぶ。その濃厚な旨味に、
「ヴァルくん、お肉、とっても美味しいね~」
 と、祥の表情がとろけた。ウーロン茶をくぴくぴとして、言うことには。
「次は豚肉と子羊も焼こうね! それからピーマン!」
「オレはバラとかカルビをがっつり食いたい」
「よーし! じゃあ全部焼いちゃおう!」
 だって食べ放題なのだから、いっぱい楽しんだ者勝ちなのだ。



依頼結果:大成功
MVP

メモリアルピンナップ


エピソード情報

マスター 巴めろ
エピソードの種類 アドベンチャーエピソード
男性用or女性用 女性のみ
エピソードジャンル イベント
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用不可
難易度 簡単
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 5 / 2 ~ 5
報酬 通常
リリース日 06月23日
出発日 07月01日 00:00
予定納品日 07月11日

参加者

会議室

  • [22]星川 祥

    2015/06/30-23:54 

  • [21]月野 輝

    2015/06/30-23:53 

  • [20]月野 輝

    2015/06/30-23:53 

    もうすぐ時間ね。
    みんな無事に美味しい焼き肉を食べられると良いわね。
    本番でもよろしくね。

  • [19]ツェリシャ

    2015/06/30-21:30 

    同じく肉の事ばかり書いてました。
    きっと誰かがどうにかしてくれると信じて。
    ゴブリン対応についてはちょろっとだけ書いてあります。

    とりあえずプラン提出済みです。
    焼肉楽しみですね。

  • [18]月野 輝

    2015/06/30-19:18 

    あ、良かった、みんなと認識が違ってなくて。
    そうよね、やっぱり焼肉メインよね♪

    私も戦闘に関しては、
    ・村長さんにお肉分けて貰ってコンロを借りる
    ・作戦の概要を話して家から出ないで下さいと告げる
    ・神人だけで焼肉をして誘き寄せる
    くらいかしら。
    あと、ちょっとやりたい事があるのでそれも書いて……
    結構文字数が苦しいので、ちょっと心配になっちゃったの。よけいな心配してごめんね。

    出発まであと少し。
    今プラン調整中だし、まだ対応は可能なので何かあったら言ってね。

  • 食べてみたい部位とタレの種類が意外に多くてな……。
    (ガチで食べるつもりの人)

    ま、食事前の運動も書いてはいるが、メインは焼肉になってるかな。
    (挙げた点は踏まえてあるけど)

  • [16]星川 祥

    2015/06/30-00:23 

    はい、私も焼肉メインで書きますよ!

    トランスすることと、焼肉の匂いでおびき寄せること
    ゴブリンたちが出て来やすいように神人だけで肉を焼き精霊は茂みなどに隠れる

    ってことだけ書いておけば大丈夫でしょうかね?

    ぐうぅぅぅ
    あっ
    へへ、お腹空いてきちゃった

  • [15]リゼット

    2015/06/29-23:33 

    ぶっちゃけ広場で焼肉して誘き寄せる、くらいでいいんじゃね?
    などと思っていた俺だ。
    依頼人である村長に作戦を伝えたら村人の安全確保もやりやすそうだし
    焼肉の準備だったらそれこそ何日も前から張り切って進めてそうだ。
    でもま、用心することに越したこと無いから余裕があったら
    事前準備についてもいれとくといいんじゃねぇかな。

  • >輝
    一応、プランは書き上がってるが調整は出来るかな。
    あったら食べてみたい肉の部位を書いたら思ったより文字数が嵩んでいるから、手を加えるかもしれないが。
    プランの文字数もあるし、そこまで戦闘に本腰といった形では書いてないな。
    内容として、
    ・村人へ告知
    ・美味しそうに見せかける(焼き具合を見たりするとか)
    ・確認して追い払う
    ・食べてみたい肉の部位
    という感じなので、もう少し詰めれそうなら、焼肉に割り振るつもりだ。
    手早く終わらせて、楽しみたいからな。

  • [13]月野 輝

    2015/06/29-12:24 

    >準備
    お肉の仕込みとか下拵えとかはいらないんじゃないかしら。
    元々お祭りやるのに用意してたのなら、そう言う事は全部済ませてあるような気がするのよね。
    私達が行くの、お祭りの当日なんだし……
    それと、焼肉食べ放題の会場が広場だって事は、ひょっとして、機材の運搬も必要ないのかしらと思ったり。
    会場の準備してる人達が、試しに肉を焼いてみてるような感じでいいんじゃないかなって思ってたわ。
    試食してみて、「うん、美味しい」と確認してる風とか。
    あまり準備に時間掛けるとお祭り開始が遅くなっちゃうし、そこまで手の込んだ事しなくてもいいと思ってたのよね。

    みんながその方がいいと思うなら、私も従うけど、メタな話、プランの文字数大丈夫?
    GMさんの解説にも焼肉食べ放題がメインの予定って書いてるし、そちらの文字数大丈夫ならいいんだけど……。

  • [12]ツェリシャ

    2015/06/28-23:36 

    最初からトランスですね、了解です。
    単純なようですし、トランス済みの神人しかいない状況でも
    罠とまでは看破されなそうかなと思います。

    では村の規模もわからないので私も村人への告知にまわります。

  • そうだな、トランスはしておいた方がいいだろう。
    デミ・ゴブリンという情報で動いているのだし。
    忘れずに書くよ。ありがとう、輝。

    あとは村人が安心して家にいられるよう材料や機材運搬かな。
    肉の仕込みなどもあるだろうし。
    彼らの味の好みは知らないが、食欲を刺激するように匂いなんかも大事だし、私達が美味しそうだと喜んだり、実際に美味しいなとわざとらしく食べるのも大事なんじゃないかと思う。
    匂いと喜んでいる様子で、我慢していられないような気もするが。

  • [10]星川 祥

    2015/06/28-18:13 

    トランスですね、分かりました。
    忘れずに書きます!

    告知はアレクシアさん、貸出交渉は月野さんがしてくださるのですね。
    よろしくお願いします!
    じゃあ私は広場に運ぶお手伝いでもしようかな・・・
    お皿用意したり野菜切ったりとかも書いた方がいいんでしょうかね?
    祭り用に用意してあるとは思うんですけど、罠じゃなくって今からバーベキューでも始めるよと思わせる為に、準備してる振りをする感じで。

  • [9]月野 輝

    2015/06/28-12:26 

    あ、そうだわ。
    たぶん皆さん判ってるとは思うんだけど、一応……
    ジョブスキルを使う予定がある人はプランに「トランス」するって一言を書いておいた方がいいわよ。
    最近、ちゃんと書いておかないとトランスしてないと見なされて、スキルを使えない事があるから…

    相手は普通のゴブリンだからトランスしてなくても大丈夫だとは思うんだけど、そこはPL情報で
    私達(PC)はデミがいるかもって思ってるんだし、トランスは全員しておいた方がいいと思うんだけど、どうかしら?

  • では、告知は私も行おう。
    肉の仕込みの手が必要な場合は、そちらも考慮するが、祭を開催するくらいだし、杞憂かな。

  • [7]月野 輝

    2015/06/27-10:50 

    焼肉で誘き寄せて銀雪さんにアプローチⅡを使って貰う、って流れで良さそうね。
    それじゃ、お肉やコンロ等の機材を貸して貰わないとだし、村の人達への告知も必要そうだから、その辺手分けしたらどうかなと思うんだけど。
    肉と機材は村長さんに言ったら貸してくれるかなと思うので、
    村長さんの所へ行く人と村人へ伝達して歩く人とに分かれて行動→その後広場へ集合、作戦開始
    で、どう?
    良かったらお肉と機材貸し出し交渉は私達が行くわ。

    そうね、確かにあんまり物々しいとゴブリンが出てこない可能性もあるから、精霊さん達はなるべく物陰に隠れてた方がいいかもしれないわね。
    見える範囲にいるのが女性だけならゴブリンも余計油断して出てきてくれそう。
    ネイチャーのゴブリンなら、神人だけでも少しの間ならなんとかなるでしょうから、精霊さん達と離れてても大丈夫だと思うわ。
    それに、実は私、こんな物を持ってるの(印籠取りだし)
    これ、土下座効果って効果があるんだけど、この土下座、ゴブリンにも効くらしいのよね。
    だから、ちょっと使ってみたいなって(にこにこ)

    早く焼肉を食べる為にも、戦闘はサクッと終わらせちゃいましょうね。

  • [6]星川 祥

    2015/06/27-03:59 

    挨拶が遅くなり申し訳ありません!
    みなさん初めまして、星川祥です。
    パートナーはプレストガンナーのヴァルくんです。

    私も広場など戦える場所に焼肉の香りで誘い出してから脅しをかける・懲らしめるという流れに賛成します!
    臆病なゴブさんみたいだし、武装したウィンクルムたちに囲まれたらそれだけで怖くはありますよね
    広場に出てきたところを囲んで・・・という感じがいいのかなあ。


    焼肉、美味しそうですよね(●´ω`●)

  • [5]ツェリシャ

    2015/06/27-01:18 

    どうも、ツェリシャです。
    パートナーはシンクロサモナーの翠さんです。
    焼肉と聞いてやってきました。どうぞよろしく。

    広場で焼肉しておびき出しアプローチの流れで異論なしです。
    村人は家で待機してて貰うのも賛成します。
    臆病らしいですし、人が多く見えるとゴブリンも尻込みしそうですね。
    その辺りから肉を確認するやいなや突撃してきそうにも思えないので
    充分周囲を警戒しておけば出現したら気配には気付けそうかなとも思ってます。

  • そうだな。
    アプローチⅡの範囲も効果時間も限られているし、焼肉で誘き出す作戦には賛成するよ。ありがとう、輝。
    リゼットが言うように、村の人達は追い払うまで(祭りの開始時間とも言うべきか)家の中にいて貰った方がいいと思う。
    準備を手伝って貰うことはあるかもしれないが、安全な場所にいて貰った方がいいだろう。

    村の人からゴブリンが様子を伺っていた物陰の場所や身を隠しやすい場所(村の外側の方だとは思うが)を聞いてもいいかと思う。
    腹が減っているだろうし、そんな小細工する程頭がいいとは思えないし、ある程度纏まって行動はしているのではと考えている。
    どれだけいるのかは分からないが、わざと隙に見せ、こちらへ来易い状況を設定して油断させておくのはどうかな。
    精霊(銀雪含)は村内部の物陰で待機しておく形で、こちらが作った隙に掛かったのを見計らい、出て貰い、出てきた所を銀雪のアプローチⅡで意識を引く。(規模によっては全ては難しいかもしれないが、纏まった数の意識は引けるだろうから)
    その間に皆で協力して全体把握、デミ・ゴブリンがいないようなら村に悪さしないよう追い払うとかすれば、色々対応し易いかと思うが、本当に久々の任務だから、見当違いのことを言っているかもしれないし、この辺りは皆の意見があると嬉しい。

  • [3]リゼット

    2015/06/26-11:31 

    リゼットよ。連れはハードブレイカーのアンリ。
    輝さんお久しぶりです。皆さんもどうぞよろしくお願いしますね。

    そうですね。お祭りを本格的に始める前に
    広場で焼肉を始めておびき寄せる形でいいと思います。
    あらかじめ村の人たちには家にいてもらうようにしておいた方がいいかしら。

    精霊には敵がどこから来るかわからないから広場を囲うように陣取ってもらって
    広場の中央で神人が肉を焼く、というような分担になりそうね。

    アプローチを使用するようでしたら
    どのくらいの数のゴブリンが来るのかわからないから
    村の広場と言うとそこまで広くはないしすぐに合流できると思いますが
    念のために銀雪さんは誰か他の精霊と組んで行動してもらうと負担が軽減できるかもしれませんね。

  • [2]月野 輝

    2015/06/26-02:05 

    こんばんは、ツェリシャさん達と祥さん達には初めまして、リゼットさん達とリーヴェさん達はお久しぶり。
    私は月野輝、パートナーはシンクロサモナーのアルベルトです。皆さん、どうぞよろしくね。

    本当にデミ・ゴブリンがいるのか把握した方がいいと言うのは賛成よ。
    ただ、アプローチⅡと言えども、さすがに姿現してない相手を引き付けるのは無理でしょうし、誘き出す必要があるわよね。

    焼肉に惹かれてきてるらしいんだから、お肉少し分けて貰って、広場あたりに焼肉用のコンロ?竈?を設置して焼いたらどうかしら。
    匂いに釣られて寄ってくるんじゃないかなって。
    そしたらリーヴェさんが言うように、アプローチで引き付けて貰ってデミがいるのか確認、
    デミがいなければ少し脅して追い払う、で良さそうよね。

  • リーヴェだ。
    パートナーは銀雪。

    そもそも依頼が又聞きだし、デミ・ゴブリンが本当にいるかどうか確認してからでも遅くはないと思うがどうだろうか。
    銀雪のアプローチⅡで引きつけて、彼らを誘導して全体把握を試みようと思うが、どうかな?


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