プロローグ
●夢を渡る
ここはどこだろう?
わたしは部屋で寝ていたはずだ。
なのにベッドは跡形もないし、わたしの部屋すら見当たらない。
服はパジャマだったのに、なぜか出掛けるときの服装に変わっている。
ふと隣を見れば、パートナーの精霊がいた。
彼も解せない顔をして、わたしに気づくと少し安心したように微笑んだ。
ああ、周りが明るくなってきた。
ほんの少し色褪せた、白亜の床。綺麗な花の彩色が一定間隔で入っている。
すっとした角柱と窓枠の曲線。家じゃあない、きらびやかさが滲み出ている。
どこまでも続くそのきらびやかな廊下を、精霊と2人で進む。
するとぽかり、と前方に扉が『出来た』。
なるほど、これは『夢』だ。
結論付けた上で、見るからに入れと言っている扉を、ゆっくりと押し開けた。
●ようこそ、美術館へ
おお、ようこそいらっしゃいました。
わたくしはこの美術館のキュレーターでございます。以後、お見知りおきを。
いいえ、わたくしはただのキュレーターゆえ、名などお尋ねなさいますな。
さて、本日の展示はこちら。主役はこのF30サイズのキャンバスに描かれた油絵。
おおよそ120年前に描かれたと云われる貴婦人、マリア・クラウディの肖像画でございます。
ややふっくらとした体型が、当時流行であったペチコートを重ねるドレスによく似合っておりますね。
肖像画の周りにもキャンバスが飾ってございますが、これらもまたマリアゆかりの絵画となります。
海を描いたもの。タイトルは「嵐の中の船」。
勝利の女神を視覚化したもの。「民衆を導く戦女神」。
ゆったりとした時間が見えるような田園風景。「水門と水車場」。
一世を風靡した神々の冒険譚……これはある戦士の竜退治……を描いたもの。「聖ゲオールと竜」。
はたまたブリキの籠から溢れそうな林檎の静物画。「ブリキ製バケツの中の林檎」。
王宮での一場面を描いたものまでございますね。「とある王の戴冠式」……王冠を戴こうとしているのは王妃ですが。
おや、こちらは天使が去るような描き方をされている。「アモールとミシュケー」。
これらはマリアが画家に依頼し描かせたものと、画商より購入したものと言われております。
どうぞ、心ゆくまでご覧くださいませ。
此処は特別な展示室でございますから、あなたの心のままに移り変わるでしょう。
解説
皆様の心の影響を受ける絵画の部屋で、精霊と一緒に過ごします。
さて、何が起きるか?
1)会議室でダイスを振り、「全員一緒に絵画を観る」か「一組ずつ別々に絵画を観る」か決定して下さい。
2)マリア・クラウディの肖像画の部屋で『起きそうなこと』をプランに書いて下さい。
これは夢ですので、肖像画を始めプロローグに描かれたものに関わるならほぼ何でもアリです。
ただし「全員で一緒に絵画を観る」場合、他の参加者もあなたの書いた「起きそうなこと」を体験するでしょう。
例1:最近とても不安だ。その波があまりに大きくて、海の絵画から水が溢れ出てきて足元に溜まっていく。
例2:あの絵の人の服を着たら、パートナーも少しは振り向いてくれるかな。……と思ってたら自分の衣服が変わった!
例3:絵から天使が出てきた! でも喋ってる言葉が解らない…orz
3)観た夢は、皆様とパートナーの精霊で「同じような夢を見たな」という感覚となります(話題の共有は可能)
プロローグ内の素材を元に、ポップもクールもラブもホラーも、夢であるがゆえに思い描くままです。
各々の絵を描かせたのはマリア・クラウディですので、彼女も他の絵に遊びに来ているかもしれませんね。
どうぞお楽しみください。
ゲームマスターより
キユキと申します。
初めましての方もお久しぶりの方も、エピソードをご覧いただきありがとうございました!
今回は、ちょっと実験的なエピソードとなります。ケント伯爵コレクションのような美術館に迷い込んだ皆様は、どんなことを思い、美術品にどのような影響を及ぼすのでしょうか?
ちなみに素材として書いている絵画は、肖像画以外は元となる実物があったりします。コボレバナシ(`∀´)
リザルトノベル
◆アクション・プラン
篠宮潤(ヒュリアス)
★「全員一緒に絵画を観る」 戴冠式も、国や、民族、で、色々な様式、あって… 観るだけでも、その時代の雰囲気、伝わって楽しい、よねっ (考古好き=歴史好き。絵の前でいきいき饒舌) あ、れ?絵の中の神官、さん??何で目の前に立って… …ってわあ!?ちっ違う、よ! あっち!あちら、の、王妃様、だよ!冠被せる、の!(必死 (落ち着き後) 確か、に…ああいう、凛とした女性、は…憧れる、けど(もご 王冠、被っちゃったら、ウィンクルム出来ないし、ね。 僕、は、昔の人の、生き方や思いが…残った絵画、や…遺跡、を 守って伝え、られるよう、に、なりたいなって。うん、夢…だね ヒューリは…じゃあ、夢を見つけるのが夢、でいいんじゃない、かな |
油屋。(サマエル)
突如大量のりんごが頭上に降り注ぎ、記憶喪失になる神人 ココハドコ?ワタシハダレ? そこへ都合良く王冠が乗っかる おお、思い出したぞ!私は、私は民を統べる王だったのだ 性格豹変、独裁政治バンザイな横暴な王様に 精霊にやたら厳しい 従者の分際で私に意見するかあああッ!!!(蹴り 今日は城を離れ見物に来たという設定(らしい) 従者(精霊)を従え絵画を観賞 「聖ゲオールと竜」を気に入り、命令してみると 凍えるような息を吐いた なるほど、ここの絵画はひと味もふた味も違う訳か! はははーっ!愉快だ痛快だー! もっともっと絵画を見て楽しむぞーっ 王様、ふと背後の殺気に気づいてふり返るとそこには悪魔の姿 |
ガートルード・フレイム(レオン・フラガラッハ)
他の絵には素直に反応 歌には聴き惚れる 自分にも歌の才があれば…と 「聖ゲオールと竜」 壁に手が触れ、凍りついているのに慌てて引っ込める 低い唸り声 絵は、戦う氷竜と戦士 氷の檻に捕らわれ、金髪の姫が青ざめている その付近が竜の血で染まっていく やがて絵や廊下の周囲も血に染まる 明るい絵ではないな、程度の気持ち ふと見ると、精霊が青ざめている 絵の中の女性とよく似ている レオン? 顔色が悪い、大丈夫か (珍しい反応に)何か悪いものでも食ったか(真剣) お前の心なのか? えっ。…まあその(戸惑ったが、彼の弱々しい調子に) わかった。お前より先に死ぬことはない …それは… レオン、今まで一人で抱え込んでいたのか… (抱きしめようとする) |
シャルル・アンデルセン(ノグリエ・オルト)
絵の中から綺麗な歌声が聞こえてきました。 歌っているのは女性のようですね…綺麗な方。 ~♪なんだか私も歌いたくなっちゃってつい口ずさんでしまいました。 すごく優しい…歌声。まるでいつか貝殻で聞いた母の子守歌の様。 氷竜 すごい迫力です…そして冷たいです…でもノグリエさんと手を繋いだら温かいですね。 戴冠式 わわわ、荘厳な雰囲気で緊張してしまいます。 …篠宮さんに王冠が! 嵐の中の船 すごく揺れます。不安定。ぐらぐら。 嵐が過ぎるまで待つしかないのでしょうか…? 寄り添って堪えましょう。 りんご 沢山のりんごが転がってきます。拾った方がいいのでしょうか?ふふ、なんだかアップルパイが食べたくなってきました。 |
真衣(ベルンハルト)
夢なら何があってもふしぎじゃないわ。 ハルトといっしょなら、何があってもだいじょうぶだもの。 ねえねえ、このりんごの絵。 あふれてころがってきそう。ころがってもころがってもあふれてきそうね。 ひゃ!? むぅ、びっくりするからこんどからは声をかけてね。 ハルトといるのは楽しいわ。ほんとうよ? いまはいっしょにいてくれるだけでいいけど。 ウィンクルムなんだから、それだけじゃだめなのよね。きっと。 ハルトが安心できるように、はやく大人になりたいわ。 いっしょはうれしいけど。 ふたんになりたいわけじゃないのよ。 わあ、これでハルトと同じなのかしら。(近づいて腕を組む わ、しょっぱい。びしょぬれね。 ?(首傾げ ハルト、どうしたの? |
●開幕
これは夢だ。
なぜか同じウィンクルムの面々もいるが、これは夢だ。
目の前には『マリア・クラウディ』という名の貴婦人の肖像画。他にも大きさはバラバラだが、油絵が並ぶ。
「嵐の中の船」
「水門と水車場」
「民衆を導く戦女神」
「聖ゲオールと竜」
「ブリキ製バケツの中の林檎」
「とある王の戴冠式」
「アモールとミシュケー」
これは夢、覚めるまで楽しむことがきっと正解だ。
●序
「ねえねえ、このりんごの絵。あふれてころがってきそう。ころがってもころがってもあふれてきそうね」
『真衣』が【ブリキ製バケツの中の林檎】を指差し、『ベルンハルト』を見上げた。ベルンハルトも同じ絵を観る。絵はあまり詳しくない。
(見事だということしか分からないな)
ころん
真っ赤なものが床へ転がって、えっ、と2人の目が丸くなった。
ころん、ごろん
絵の中の林檎がごろごろと転がり落ちてくる。真衣は満面の笑みになった。
「夢なら何があってもふしぎじゃないわ」
ハルトといっしょなら、何があってもだいじょうぶだもの。
彼女の言葉に驚いたベルンハルトだが、驚くと同時に嬉しい。
ころころん、ごろごろ
足元へ転がってくる林檎に、『油屋。』はおぉ、と感嘆の声を上げた。
絵から本物の林檎が転がってくるのも、夢ならではということか。
「てことは、この林檎が大量に降ってきたり……」
と、思ってしまったのが悪かった。
どどどどど! ごろごろごろー
突如として、油屋の頭上に大量の林檎が降ってきた。滝のように。
林檎は周囲へと転がり、床を覆い尽くす勢いだ。ハッとしたベルンハルトが真衣を抱き上げる。
「ひゃ!?」
急な浮遊感に、真衣は悲鳴を上げた。
「ごめん。危ないと思って咄嗟にやってしまった」
小柄な彼女を腕に座らせる形で抱いたベルンハルトは、驚かせてしまったかと彼女の頭を撫でる。足元はもう林檎でいっぱいだ。
「むぅ…びっくりするから、こんどからは声をかけてね」
「ああ」
次からはそうしよう、とベルンハルトは頬を膨らませる真衣を宥めた。
『シャルル・アンデルセン』はこつんと足にぶつかった林檎を見て、目を瞬く。
「沢山のりんごが転がってきますね。拾った方がいいのでしょうか?」
ひとつ拾う。『ノグリエ・オルト』もひとつ拾った。よく熟れた林檎だ。
「ボクも拾うのを手伝いますよ」
美味しそうなりんごですね、と続けた彼に、シャルルもくすりと笑みを返す。
「ふふ、なんだかアップルパイが食べたくなってきました」
2つ、3つ、と林檎を拾っていると、これを材料にしたお菓子が思い浮かんでしまう。
「そうだね。ボクもアップルパイが食べたくなってきました」
林檎を両腕に抱いたシャルルは立ち上がる。そこで何となしに目に入った絵画から、何かが聴こえた気がして耳を澄ました。
「これは……」
♪ ♪ ♪
「歌、ですね」
ノグリエもまた、シャルルの隣でその絵画を見た。
「この女性が歌っているのでしょうか? ……綺麗な方」
これは絵画の持ち主マリア・クラウディの肖像画のはずだが、何かが違う。強いて上げるなら、初めに見たときよりも若返っているような。
「確かに美しい方です。けれどシャルルには敵いませんね」
「えっ?」
目を丸くしてノグリエを見返ったシャルルへ、先を制して彼は軽く首を振った。
「いえ、お世辞でなく本当にそう思います」
シャルルはパッと頬に朱を散らし、彼から視線を逸らす。その間にも歌は続いていた。
「〜♪」
シャルルの口から、よく似た旋律が流れ出た。
(すごく優しい……歌声。まるで)
歌いながら彼女は思う。
「まるで貝殻で聴いた、母の子守歌のようです」
歌いたくなっちゃって、つい口ずさんでしまいました。
そう告げる彼女を微笑ましく見守りながら、ノグリエは歌う肖像画を見つめた。
シャルルが母を思い出すという歌を紡ぐ、女性。
(心なしか、絵の人影もシャルルの母上に似ているような気がします)
『レオン・フラガラッハ』は拾った林檎の表面を服の袖でこすり、ガプリと齧った。
「ん、美味いな。ガーティーも食ってみろよ」
『ガートルード・フレイム』は、訝しげながらも拾った林檎を齧ってみる。
「……確かに」
夢だから、だろうか。驚くほどに美味しい林檎だった。
シャクシャクやっているとどこからか歌が聴こえ、聴き惚れる。
(綺麗な歌だ)
このような歌を紡ぐ才があれば、とガートルードは密やかな望みを林檎と一緒に飲み込んだ。
『サマエル』は大量の林檎に埋もれてしまった油屋を慌てて引っ張り出し、強く揺する。林檎の滝は止まったようだ。
「おい早瀬! 大丈夫か?!」
つい彼女の本名を呼んでしまう程には焦っていた。甲斐あってか、ううんと微かな声を出して油屋が目を開ける。
しかし彼女は宣った。
「ココハドコ? ワタシハダレ?」
サマエルは開いた口が塞がらない。
(き、記憶喪失だと……っ?!)
きょろきょろしている油屋に、演技の類は見当たらない。
(お、落ち着け。これは夢だ、こんなこともあるだろう!)
冷や汗を流すサマエルの視界に飾られた絵画が映る。【とある王の戴冠式】だ。
ころん
また突然何かが降ってきた。今度はキラキラと光っている。
ぽすん
それは上手いこと油屋の頭上に嵌り、サマエルは思わず二度見した。
「王冠……?」
途端、王冠を頭に乗せた油屋ががばりと勢い良く身を起こし立ち上がった。
「おお、思い出したぞ! 私は民を統べる王だったのだ!」
私こそが王! 王の中の王! 民はすべて私のためにあるのだ!
「……は?」
今度は聞き間違いかと思った。
「うむ。そして私は今日、城を離れ芸術品の鑑賞に来たのだったな」
うんうんと頷く油屋にサマエルは軽く額を抑え、ビシリと指先を突きつける。
「何を言っている、メスゴリラ。貴様はこの俺の婚約者だろう?」
ドガッ!
瞬間、サマエルに油屋の蹴りが1Hit!
「貴様、何と言った……?」
しかも脛だ! これは痛い!!
サマエルは謎の実況が聴こえる中で悶絶していたが、振り上げられた油屋の足がさらに真上から追い打ちを掛けた。
「従者の分際で私に意見するかあああッ!!!」
ドスッ!
サマエルに油屋の蹴りが2Hitぉお! しかも頭を踏まれている! ぐりぐり踏まれているっ!
「従者は従者らしく、黙って私の世話をしておれ!」
ふんっ、と鼻を鳴らした油屋の足元で、サマエルは蛙のような呻き声を上げた。
「な、なんだか楽しそう……だ、ね?」
「……そうかね?」
『篠宮潤』は、やや離れた処で行われるやり取りに気を取られた。『ヒュリアス』は同意ではなく、曖昧な意見に留める。
「わ、戴冠式、の絵……!」
一段上がった潤の声に、ヒュリアスは彼女の隣へ移動する。正直なところ、絵に感動する気持ちが彼には解らない。
「この絵が好きなのかね?」
「ん、と、好きっていう、か……。戴冠式も、国や、民族、で、色々な様式、あって……観るだけでも、その時代の雰囲気、伝わって楽しい、よねっ」
「そういうもの、かね」
絵を示しながらいきいきと話す潤。歴史の垣間見える絵画は興味が尽きないのだろう。
ヒュリアスはそんな彼女を観察していたが、そのときにはもう目の前におかしな状況が出来上がっていた。
「ウルよ」
「なに? ヒューリ……わっ?!」
潤の目の前に、絵画の中で王冠を持っている神官がいた。輝く王冠が眩しい。
「あ、れ? 絵の中の神官、さん?? 何で目の前に立って……」
気づけば周囲は戴冠式の絵そのもの、ヒュリアスは戴冠式を見守る群衆の一員になっていた。わっと祝福する歓声が上がり、ビクリと肩を揺らす。
群衆に混ざっていたのは彼だけではない。ガートルードは大勢の人に囲まれ、慌てた。
「な、なんだ?!」
「戴冠式の絵みたいだな。汝を次代の王に任ずる〜ってな」
レオンは彼女へ王冠を被せるフリをし、周りと一緒に冷やかしの声を投げる。
彼らとまた別の位置にはシャルルとノグリエがいた。
「これは……華やかで荘厳ですね」
「はい。緊張してしまいます」
周りの人々は正装で、自分の服装が浮いていないかと心配してしまう。
「おや、あれは篠宮さん……?」
ノグリエの視線を追ったシャルルは、わあっと歓声を上げた。
「篠宮さんに王冠が!」
潤は自分に乗せられようとする王冠を必死に突っぱねた。
「ちっ違う、よ! あっち! あちら、の、王妃様、だよ! 冠被せる、の!」
って、王妃様、いない、し?!
先程まで傍に戴冠される王妃がいたはずが、いない。ついに走って逃げ始めた潤を、ヒュリアスは楽しげに見守る。ただし手助けはしない。
「だ、から、違う、よ!!」
パニック寸前で潤が叫べば、パッと戴冠式の様相が消え去った。ほけ、と周りを見ると、ここは絵画を見ていた部屋だ。
潤は大きく息を吐く。
「女王になれば、少しは理想とする女性とやらに近づけるのではないのかね?」
ヒュリアスの冗談交じりの問い掛けに、潤は弾む息を落ち着けてから言葉を返す。
「確か、に……ああいう、凛とした女性、は……憧れる、けど」
口篭りながらも、彼女ははっきりと言った。
「王冠、被っちゃったら、ウィンクルム出来ないし、ね」
潤は次の絵画へと足を進める。
「僕、は、昔の人の、生き方や思いが……残った絵画、や……遺跡、を守って伝え、られるよう、に、なりたいなって」
「それは夢、というものかね?」
彼女はヒュリアスへ頷いた。
「うん、夢……だね」
ヒュリアスはどこか羨望を込めた眼差しを潤へ向けた後、苦笑いを零した。
「夢、というものの定義は知っているが。俺は考えたことがない、な」
普通はあるものなのだろう。けれどヒュリアスにはない。
潤は彼を見上げ、少し考えてからこう言った。
「ヒューリは……じゃあ、夢を見つけるのが夢、でいいんじゃない、かな」
夢を見つけるのが、夢?
「……そういうものでも、良いものなのかね?」
「良い、とか、悪い……とか、ないと思う、よ?」
ヒュリアスは目から鱗が落ちるようだった。
「……そうか」
返したヒュリアスが嬉しそうだったなと、後に潤は思った。
静かになった戴冠式の絵の前で、ベルンハルトは考える。
(真衣も、いずれは大人になるんだろう)
彼女を床に下ろし、改めて絵画を見つめた。
(今でもしっかりしている真衣が大人になれば、どんな姿になるんだろうな)
真衣は彼を倣うように、同じ戴冠式の絵を見上げた。
(ハルトが安心できるように、はやく大人になりたいわ)
王冠を被れば大人になれる、なんてことは思っていないけど。
(いっしょはうれしいけど。ふたんになりたいわけじゃないのよ)
ウィンクルムとして、彼と一緒にいられることは嬉しい。
だけど。
「あっ」
不意に隣に現れた女性。ベルンハルトは無意識に真衣の姿を捜した。
(いや、隣にいたのは真衣だ。ということは……)
流石は夢といったところか。
(それとも俺の願望か)
真衣の姿が、18歳くらいの少女へと変わっていた。そのまま大きくなった姿だろうか。
「わあ! これでハルトと同じなのかしら」
視線が高くなり、目の前に戴冠式の絵がある。真衣は自分を見下ろし、歓声を上げる。やはり真衣本人のようだ。
真衣は自分の右腕をベルンハルトの腕に組み、ベルンハルトは嬉しそうに笑う彼女に見惚れた。
(綺麗だな……)
そして苦笑する。
(子供扱いすれば良いのか、今は大人扱いが良いのか)
●破
【聖ゲオールと竜】と名付けられた絵画は、他の絵画に比べて非常に大きい。キャンバスの高さは人の背丈よりもある。
サマエルを従えやって来た油屋は、ほほうと唸って暗くも雄々しい画面を仰ぐ。
「これは素晴らしい! おい、そこの竜よ! 我が命に従い何か吐け!」
なんだその命令は、と彼女の後ろでサマエルはげんなりとする。が、絵画の竜の眼がギロリとこちらを睨み肩が跳ねた。
竜の頭(こうべ)が画面の騎士からこちらへ向くと、クワリと大きな顎が開かれる。
ゴォオオッ!
油屋を抱え、サマエルは咄嗟に横へ飛び退いた。すぐ脇を凍えるような突風が抜け、床がパキパキとみるみる内に凍りついていく。
さすがに、生命の危険を感じた。
「なるほど、ここの絵画はひと味もふた味も違う訳か!」
だのに油屋は助けた彼を再び足蹴にして抜け出し、好奇心いっぱいの目を絵画へ向けた。
「氷竜よ、もっとブレスを吐くのだ!」
呼応してますます周りが凍ってゆき、気温も徐々に下がる。
「す、すごいっ! 竜、竜が、ブレス吐いてっ!」
「ウル! とりあえず逃げんかっ」
絵画の中から攻撃してくる竜に感動して近づこうとする潤を、ヒュリアスは小脇に抱えて絵画から離れた。
「すごい迫力です……」
シャルルはノグリエとブレスの届かない位置へ避難する。
「怖くはないですか?」
ノグリエの問いには、首を横に振った。氷の結晶が生えた床に触れてみる。
「冷たいです……」
夢であるのにリアルだ。ノグリエはシャルルへ手を差し出した。
「寒い……ですよね。どうぞ、ボクの手で温まってください」
寄り添っていれば大丈夫、という優しい声に、シャルルは差し出された手をきゅっと握る。
「冷たいし、寒いですけど……でも、ノグリエさんと手を繋いだら温かいですね」
ふわりと浮かべられた笑みは、ノグリエの心も暖かく包んだ。
寒いな、と腕を擦ったガートルードは、ふと触れた壁の冷たさにぎょっと手を引いた。
「壁が凍っている……」
低い唸り声の聴こえる先には、戦士と氷竜の大きな絵画。画面の奥には氷の檻があり、金髪の姫が囚われ青褪めている。
「っ?!」
レオンが息を呑む。
騎士が突き出した槍は竜の肩付近を貫いており、血が出ていた。
(血がまだ流れているな)
ガートルードが気づくと、絵画から血の赤がぼたぼたと額縁を越えて溢れてきた。絵の周囲が血で染まり、広がっていく。
(明るい絵ではないな)
ここを離れようかとガートルードはレオンを振り返り、彼の顔色が随分と悪いことに目を見開いた。そこでさらに気づく。
(絵の中の姫と、レオンが似てる……?)
そのレオンは絵画の金髪の姫を凝視し、絶句していた。
(なんで)
固く封じ込んだはずの忌まわしい記憶。それが今、レオンの前で蓋を開けている。
「レオン? 顔色が悪い。大丈夫か?」
呼び掛けにハッと我に返った。
「ああ、うん。……あんま大丈夫じゃねーかも」
小さな声に、ガートルードは逆に戸惑う。
「何か悪いものでも食ったか?」
彼女は大真面目だ。ゆえに、レオンは弱々しく笑い返すしかない。
「だったら良いんだが」
今剣があれば、こんな絵は叩き斬ってるところだ。
そう憎々しげに吐かれた言葉は、剣の切っ先のように鋭い。
(お前の心なのか……?)
戸惑うままのガートルードを、レオンは真っ直ぐに見据えた。
「ガーティー。何があっても死なないって約束してくれるか?」
唐突だった。
「えっ……まあその」
言い淀んだガートルードだが、彼の目に縋るような弱々しい光を見て頷いた。
「分かった。お前より先に死ぬことはない」
例え口約束でも、安心できるというのなら。
彼女の返答に満足したのか、レオンは竜の絵画へ視線を戻す。正確には、囚われた姫へ。
「あの絵の女は、俺の母親だ。俺が小さいときに死んだ」
最後の記憶では、血で真っ赤に染まって……。
「俺を殺そうとして、失敗したんだ。正気を失っていた」
告白にガートルードが受けた衝撃と寂寥、それから。
(今までひとりで、抱え込んでいたのか……)
慰めようとしたのかすら、彼女には分かっていなかった。彼に伸ばした両腕は衝動で、ゆえに言い様のない本心で。
しかし。
レオンは伸ばされた腕から、逃げるように身を引いた。
「レオン……?」
「……ゴメンな」
避けられたショックか眉尻を下げたガートルードに、罪悪感を抱きながらもレオンは受け入れられなかった。彼女に背を向け、絵画から離れる。
己の、消し去ることの出来ない過去から。
(誰にも言うつもりなかったのに……恨むぜ)
横目で絵画を一瞥した彼の目線は、形があったのなら絵画を切り裂いていたに違いない。
●急
ザッパァン!
「うわわ?!」
大きな揺れに体勢を崩した潤を、ヒュリアスが間一髪で支える。
「あ、ありがと。これ、船……?」
床板の嵌め方、マストの形、そして船体。これは絵にあった古代船のような。
「こ、古代船! 古代船だ、よ! ヒューリ!」
「分かった、分かったからちゃんと掴まらんか!」
海へ落ちる! とヒュリアスは船を調べようとする潤を捕まえ押し留める。
強い風が吹きつけ、船体に弾かれた波飛沫が高く上がった。
「きゃっ!」
こちらも転けそうになったシャルルの腕をノグリエが取り、体勢を戻す。
「不安定……ぐらぐらしますね」
心も不安になってしまう。
「嵐が過ぎるまで、待つしかないのでしょうか……?」
ノグリエはマストに巻かれているロープを掴み、シャルルを抱き寄せた。
(波に攫われてしまわないように、きちんとシャルルを捕まえていないと)
こんな広い海で彼女を見失ってしまったらと思うと、耐えられない。
「しっかりとボクに掴まっていて下さいね」
「はい」
寄り添っていれば、耐えられる。シャルルはノグリエの手をしっかりと掴んだ。
ザバァッ!
大きな波が船上を浚った。直撃は免れたが濡れてしまい、ベルンハルトは顔を拭う。
「真衣、大丈夫か?」
振り返ったベルンハルトは、硬直した。真衣はぷるぷると頭を振り、ぺろりと舌を出す。
「わ、しょっぱい。びしょぬれね」
海水を被ったことで、彼女の濡れた服が透けていた。
「ハルト? どうしたの?」
真衣は自分を凝視しているベルンハルトに首を傾げる。ベルンハルトは自分がじっと彼女を見ていたことに気づき、内心で焦った。
上着を脱いで彼女に着せてやる。
(目のやり場に困る)
上着を着せてもらった真衣は、彼が自分から目を逸らしたままであることが気になった。
(ハルトといるのは楽しいわ。ほんとうよ?)
楽しいだけでは駄目だろうか。
(いまはいっしょにいてくれるだけでいいけど、ウィンクルムなんだから、それだけじゃだめなのよね。きっと)
真衣は揺れる船上で彼の腕を掴み、そっと目を伏せた。
「沖合の船、沈みそうだな」
砂浜にいるレオンは、嵐であろう黒雲の下の船を遠目に捉えた。ガートルードは彼から少し離れたところで、気不味げに佇んでいる。
それは先の絵画と、そして自分も一因だとレオンは知っている。
パシャン!
顔に水が跳ね、ガートルードは一瞬呆けた。塩辛い、海水だ。視線の先には罰悪げに、けれど笑うレオンがいる。
くすりと笑って、ガートルードは海水を掛け返してやった。
轟々と吹きつける風の中、油屋は仁王立ちで高笑う。絵の船に乗ろうと思ったらこの状況、愉快にならないわけがない。
「はははーっ! 愉快だ痛快だー!」
ザッブーン!
「油屋!」
船は大きな波に襲われ、サマエルは油屋を抱き込み庇った。そのため半分水に溺れ、飾ってあった絵の天使がお迎えに両手を広げて飛んできたし、綺麗な歌まで聴こえてきた。
が。
(まだ死ぬ予定はない!)
サマエルが全身びしょ濡れで重い体を持ち上げると、油屋はやはりからからと笑っている。
「よーし、もっともっと絵画を見て楽しむぞーっ」
冗談じゃない。
「……調子に乗るなよ乳女」
地を這うような声、ゾクリと背筋を走った悪寒。
油屋が恐る恐る背後を振り返ると、ゆらりと『それ』は立ち上がった。
悪魔……いや、眉間に皺を寄せた鬼の形相のサマエルが。
「このっ!」
彼は油屋へ掴みかかると頭の王冠を引っぺがした。すると海も船もパッと消え去り、元の展示室に戻る。
この部屋にいた面々で、船に乗りたいと一番強く思っていたのが彼女だったのだろう。
サマエルは【とある王の戴冠式】へ向けて手にした王冠をぶん投げた。王冠は跳ね返ることなく絵の中へ飛び込み、中の神官にスコーンッ! とクリーンヒット。絵の中がえらい騒ぎになったが、そんなことは知らぬ!
「まったく、なんて夢だ!」
吐き捨てたサマエルの隣で、油屋が「ココハドコ? ワタシハダレ?」と言っている。
これは夢だ!
End.
依頼結果:成功
MVP:
名前:油屋。 呼び名:乳女 ゴリラ 早瀬 |
名前:サマエル 呼び名:サマエル |
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | キユキ |
エピソードの種類 | ハピネスエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | ロマンス |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 普通 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | なし |
リリース日 | 06月21日 |
出発日 | 06月29日 00:00 |
予定納品日 | 07月09日 |
参加者
- 篠宮潤(ヒュリアス)
- 油屋。(サマエル)
- ガートルード・フレイム(レオン・フラガラッハ)
- シャルル・アンデルセン(ノグリエ・オルト)
- 真衣(ベルンハルト)
会議室
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2015/06/28-22:52
お疲れさま。どんな物語が展開するのか、楽しみにしているな。
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2015/06/28-21:56
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2015/06/27-13:11
あ、起こりそうなこと書くのな?
うーんと…
どうも聖ゲオールが戦っていたのは氷竜だったようでな。
唸ったり、ブレスであたりが凍ったりしそうだ。 -
2015/06/27-11:18
みんなで見るのね!わかったわ。
ガードルードさんサイコロありがとうございます!
うーん。
起こりそうなこと……。
りんごがいっぱい転がってきそう? -
2015/06/27-10:08
ガートルードさ、ん、サイコロ、ありがとう、だ。
僕、も、皆と回ってみたかった、から、嬉しい結果、だよっ。
戴冠式…王妃様が、これから統べるの、かなって思う、と、物語の想像…広がる、ね(歴史好き、ワクワク顔)
…あ、れっ?王妃様、と、何でか、場所入れ替わっ…、ま、待って僕たち、に、王冠被せよう、としない、でクダサ…っ;
僕たち、は、ウィンクルムとして、の、使命が……っっ(もう寝言) -
2015/06/27-04:41
サイコロありがとうございます。
では、「皆さんと一緒に絵画をみる」ですね。
よろしくお願いします(ぺこり)
起こりそうなことですが…綺麗な歌が聞こえるかもしれませんね。 -
2015/06/27-00:29
ほほう、全員一緒だね!ありがとっ
頑張ってプランねりねりするよ!!
じゃあ起きそうなことをちらっと書いておいた方がいいのかな?
「嵐の中の船」ってさ、油断してると こう……
絵の中の海水がばしゃーってかかってきそうだよね -
2015/06/26-22:56
「全員一緒に絵画を観る」ということになった。
こっちのほうが面白そうだけど、プラン書くのも難しそうな…。
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2015/06/26-22:55
え…こう言うの苦手だが…時間をかけていても仕方がないし、私が転がしてしまうか。
「全員一緒」の場合だと、また相談が必要になるかもしれないしな…
「全員一緒に絵画を観る」なら奇数、「一組ずつ別々に絵画を観る」なら偶数、と言うことで振るな。
てぃっ。
【ダイスA(10面):1】 -
2015/06/26-18:58
いえ…そのっ背後の気合が入ってただけだから…なんだか恥ずかしいですね…(照)
私もお問い合わせしてくださったガートルートさん代表がいいかなって思います。 -
2015/06/25-22:08
…えっ(笑)
個人的には予約かけて入っているシャルルさんのペア、が運営さんへの貢献度が高いから代表にふさわしいかな…と思っていたが←
えーと、明日まで待ってみて他の人の意見も聞いてみて、判断するな。 -
2015/06/25-21:48
勝手、に…推薦挙げちゃった身と、して…っ
「全員一緒に絵画を観る」「一組ずつ別々に絵画を観る」 どちらか、に、決まった、ら
責任持って、プランに書いておく、係り、受け持たせて、もらう、よ!
ま、だ、何するか、何も決めて…無い、ノープラン、だから、大丈夫っ(ぐっ)(それはそれで問題←)
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2015/06/25-20:47
ガートルードさ、ん、お問い合わせありがとう、お疲れ様、だ!
代表者、決めるのも話し合い必要そう、かなぁって…全員でダイス振る、のが楽か、な、と思ってた、けど
そうでもない、のかな…?
じゃ、あ、皆に合わせ、て、代表者、でっ。
ちなみに、推薦、も加える、と、お問い合わせしてくれ、た、ガートルードさん、を推させてもらう、ね(笑)
多分、みんな、異議なし♪、じゃない…かな…って(笑) -
2015/06/25-20:00
おくれてごめんなさい。
私は真衣で、こっちはベルンハルトっていうの。よろしくね。
ガードルードさんは、おといあわせありがとうございます。
サイコロできまるのね。
私も代表の人がサイコロふるのにさんせい! -
2015/06/25-17:42
ガートルードさん、お問い合わせありがとうございます(ぺこり)
油屋さんと同じで代表人さんにお願いするに一票です。 -
2015/06/25-14:48
ガートルートさん問い合わせありがとう!
じゃあ代表者の人にサイコロ振ってもらう、に一票!
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2015/06/25-11:23
【質問】「1)会議室でダイスを振り、「全員一緒に絵画を観る」か「一組ずつ別々に絵画を観る」か決定して下さい。」
という文言があるのですが、これを具体的にどう解釈すればいいかで悩んでいます。
例えば「全員一緒に絵画を観る」なら奇数、「一組ずつ別々に絵画を観る」なら偶数、のように自分で決めて振るのでしょうか…
また、各人が振るのか、代表者を決めて振るのでしょうか。
各人が振る場合、さらに解釈の余地があって、
五組ですので、偶数が多ければ偶数、のように多数のほうに全員の方向性が決まるのか、
それとも「全員一緒に絵画を観る」が三組ならその三組のみが互いに影響しあい、
「一組ずつ別々に絵画を観る」の二組は影響を受けない、というように解釈するのでしょうか。
【回答】
・参加者様のプランは「全員一緒に絵画を観る」「一組ずつ別々に絵画を観る」
のどちらかに統一され、上記2つが混在することはありません。
例えば、Aさんは全員一緒に見ているようなプラン、Bさんは自分たちしか居ないプラ
ンになるようなことは、ご遠慮頂ますようお願いします。
・ダイスの振り方は問いません(各人が振る、代表者を決めて振る、等はお任せ致します)
→結果として「全員一緒に観る」か「個別に観る」が決まっていればOKです。
また、プランではどなたか1名が「全員一緒に観ることにした」等、ひと言
書いていただければOKです。
<補足>
「全員一緒に絵画を観る」=10人乗りジェットコースター
「一組ずつ別々に絵画を観る」=2人乗りジェットコースター×5台
のようなイメージです。コースは同じですが、どちらのジェットコースターにす
るかダイスで決定しましょう。
…だそうだ。
決め方は自由、影響が及ぶのは「リザルト全体」、という潤さんの解釈であっていたようだな。
個別に回るのと残り全員で回るのが混ざるのも、解釈としては可能なので、問い合わせしてよかったように思う。
そんなわけで、決め方はどうしようか? -
2015/06/24-14:49
「参加者にお任せということであればそれでも構わない」という一言を添えつつ、問い合わせしてきた。
それと、五月雨式ですまん。
「その時(他の人の絵画)への反応」をもしプランに書くとすると、
ある程度ここ(会議室)にネタばれというか、『起きそうなこと』の内容を書く必要があるのかな…。
そこも問い合わせしておけばよかったか(汗)
ある意味、なにが起こるか分からないワクワク感を楽しみたい気もするので、
「反応はGMにお任せ」のほうがいいのかな、とも思うが…。
それとも「どうやら寒くなるみたいだよ~」というように、ぼんやりと会議室にてヒントを提示する? -
2015/06/24-13:25
潤さんとはニアミスだったみたいだな(笑)
そして、やはり、皆さん悩まれているようだな…(汗)
どう解釈するかでプランの書き方も大きく変わるし、出発日まで時間もあるから、
一度問い合わせしてみるな。 -
2015/06/24-12:31
こんちはー!油屋。だよーっ!!
アタシもガートルードさんと同じように考えてたんだけど >サイコロ奇数偶数
言われてみると……
全員で見る場合プランにどうやって書けば良いんだろ?
反応なんかは字数の関係でGMさんにお任せでいいかなって気もする。 -
2015/06/24-10:33
∑ あ!ガ、ガートルードさん、の発言、に、気づかなくてごごごご、ゴメン、だ…!!orz
ハッ。そ、そっか…各人の描写、か、代表者で全体か、の二つの解釈…ある、ねっ。
他の方の、意見待って…多い解釈の方に、合わせてもいい、のかな…とも思った、けど……
全員で回って観る、と、他の人の絵画の影響、も受けるみたいだ、けど
その場合、その時(他の人の絵画)への反応、も、プランに書いた方がいい、のかな…
…そこ、は、GMさんにお任せ、で大丈夫そう、だろうか……(悩) -
2015/06/24-10:28
篠宮 潤、と、精霊のヒュリアス、だよ。どうぞよろしく、だ。
えっと…、い、いきなり質問で、ゴメン、だっ。
解説に、
【会議室でダイスを振り、「全員一緒に絵画を観る」か「一組ずつ別々に絵画を観る」か決定して下さい。】
とある、んだけど…
僕、の、読解力が…残念、で…理解、しきれてなく、て…(汗)
ダイスの判定方法、は、参加者にお任せ、で、
リザルト全体、が、「全員一緒で観て回る」か、「一組ずつ別々に観て回ってる」か、を
決める…って解釈、をしちゃった、んだけ…ど……
解釈違い、が怖い…から、だ、誰か、おおおお教えて、もらえる、と…助かる、よ…orz
(机に頭こすりつけるように全力お辞儀) -
2015/06/24-10:21
みなさんこんにちは、真衣さんとベルンハルトさんははじめまして、他の方はお久しぶり。
えーと、
「1)会議室でダイスを振り、「全員一緒に絵画を観る」か「一組ずつ別々に絵画を観る」か決定して下さい。」
…って具体的にどうやればいいのかな。
例えば「全員一緒に絵画を観る」なら奇数、「一組ずつ別々に絵画を観る」なら偶数、みたいに自分で決めて振るんだろうか…
各人が振るのか、代表者を決めて振るのか、とか…。
ちょっとよくわからないので、問い合わせしようかとも思っているんだが…。 -
2015/06/24-09:38
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2015/06/24-08:19
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2015/06/24-00:16