プロローグ
要請――あちらの村からこちらの街までの道のり、およそ1マイル(約1609メートル)をパレードする『集団』の護衛。
「鼓笛隊です」
A.R.O.A.に願い出た男は、短く告げる。
イベリン王立音楽堂の再建を迎え、音楽家の集うイベリン領では、様々な興行が予定されている。
これもそのひとつ。街と村の有志で結成された鼓笛隊が2つの土地を繋ぐことで、音楽堂の再建をきっかけに改めて親交を深めようというのが狙いだ。
ところが、パレードが通るはずの道筋では近頃、デミ・オーガの目撃が相次いで報告されている。よって、パレードが無事に終えられるよう、終始ウィンクルムに見張ってほしいというわけだが。
ですけどね、と、男はここで語調を変ずる。
「いくらウィンクルムとはいえ、物騒な武器を抱えた人達に渋っ面で付きそってもらってもねぇ……。なんだか無粋じゃないですか」
もしかせずとも、これ、怪しげな雲行き。
そう思った貴方は、正しい。
「だからね、私は考えました。ウィンクルムの方々にはカラーガードをしてもらえばいい、と」
鼓笛隊には、カラーガードが付き物。彼等はマーチングフラッグなどの道具を用い、華やかなパフォーマンスで、視覚的にパレードを盛り上げる役目を担う。この『などの』『道具』あたりの言い回しが、曲者だ。
「ツールは別にフラッグに限定されるわけじゃありません。銃剣での演技だって立派にカラーガードの演目なんですよ」
だから、武器を携えた人々が付き従っていたとしても、なんらおかしくはない。
要するに、彼の言い分を纏めると、こうだ。
ウィンクルムの皆様、鼓笛隊を警備してあげてね。でも、如何にも護衛ってのもなんだかおっかないしぃ、折角のパレードに相応しくないっていうかぁ。だから、武器もって踊りながら行進してくんろ。
レッツ・スマイル・ウィンクルム!
↑いったい何処の言語だ。
「これが当日の要項、経路を記した地図はこっち。といっても、見晴らしのいい、ほぼ一本道だから迷いませんよ。観客がいるほうに進めばいいんです、それに、鼓笛隊だって先導しますしね。こっちが当日演奏する曲の楽譜、当然マーチです。あ、カラーガードはウィンクルムの方しかいませんから、好きに演じてくださって結構です。資料としては、ざっとこんなものでしょうか」
言いたいだけ言い放つと、こちらにも準備はありますので、等と弁明しつつ、男はさっさとA.R.O.A.を退出した。
解説
実は、私もマーチング・バンドはよく知らんのです。ふわっと、ふわっと。
・小学生ほどの児童から成人まで、30人ちょっとの鼓笛隊です。
・片手武器はバトントワリング、両手武器はカラーガード(旗をぶんぶんふりまわすやつ)のイメージですが、そのへん、ふわっとしておきます。きっちり決めると、二丁拳銃とかいったいなんやねんって感じですし。
・衣装やその他の道具なんかは、あちらが用意してくれます。これまた、ふわっと。
・「ふわっとしておく」=「深く考えてないので、好きにしてください。優しくしてね」
・演奏スキル所有の方は、鼓笛隊のほうに入ってもらっても大丈夫です。ただ、立って歩いても演奏が可能な楽器を選んでください。こちらに任せてもらってもいいですが、遊びます。
・マーチングしながらの行進になるので、全体的に、普通に歩くよりもスピードは遅くなります。
●敵:デミ・ドッグ×10匹ぐらい
今回は、倒さなくてもいいです。ある程度ダメージを与えれば、たぶん自然と退却してくれます。
観客や鼓笛隊に被害を出さないことを、第一の目的とします。これが最低限の成功条件です。
残った時間で、パレードを盛り上げてください。
ゲームマスターより
ぱんつ振り回すのもかっこいいと思うよ!
(武器は?)(ある意味、攻撃力はある)(ダメージがいくのは味方だけだろうなー)
リザルトノベル
◆アクション・プラン
月野 輝(アルベルト)
カラーガード…ちょっとワクワク わ、判ってるわよ、鼓笛隊や観客を守るのが役目よね でも、どうせなら見てる人に楽しんで貰いたいわ ■準備 槍の先に緑に白が入った旗を取付け 鼓笛隊の服装と雰囲気を合わせた緑系の服を用意 スカートの下にスパッツ着用 髪は後で1本の三つ編みに ■行動 出発前にトランスしておく 鼓笛隊の後側警備担当 サイバースノーヘッドを使って前方の希望さんと連絡を取り合う 槍をフラッグのように回したり、精霊と動きを合わせて踊る 踊りながら観客の向こう側や後方に目を配る 笑顔を忘れない 「あまり必死な顔してると、見てて楽しくないものね」 デミが出たら観客や鼓笛隊を反対側へ誘導 追い払えたら、演技の振りしつつ辺りを見回り |
夢路 希望(スノー・ラビット)
衣装:鼓笛隊と雰囲気を合わせる イメージ色は黄×白 スカート+ペチパン ニーハイ 事前: ぎりぎりまで練習 (可能なら皆さんとも演技練習、全体演技で出来る技の考案 心情: 憧れのカラーガード せっかくなので、楽しみながら でも油断はしないよう気を付けて 楽しいパレードになるように 護衛も演技も頑張ります 行動: トランスは行進前にこっそり 隊列位置は前列 コネクトハーツは鞘に入れ旗を付け、ショートフラッグの様に扱いながら行進 周囲を警戒つつ 演技中は笑顔を心掛ける 敵が出現したらウサミミで後列側に連絡 戦闘の際は鼓笛隊を守る様にそのままの位置 敵が向かってきそうなら応戦 追い払えたら再び連絡取り安全確認に 確認後は前列に集まり全体演技 |
ガートルード・フレイム(レオン・フラガラッハ)
楽団の護衛と聞き、昔を思い出しやる気満々 が… 「うさ耳?!スパッツはくとはいえスカート?!」 可愛い格好が苦手 「黒歴史だ」と赤面 精霊殴る ★事前 3m位の青いリボンと白い花(造花も可)を槍の穂の下に付ける 服は二人共メイン青・サブ白、鼓笛隊と雰囲気合わせる ★行進 後衛 開始直後トランス(光・オーラを余興に) 新体操のリボンの様にくるくると槍を動かす(スポーツ3) 精霊と息合わせ、時々向かい合いゆっくりと戦う素振り 曲とリズムを合わせ、盾の中央に槍を当て音を鳴らす(演奏2) 時々後ろを向き演技しつつ警戒 ★戦闘 鼓笛隊や観客に動揺あれば宥め、必要なら避難誘導 前衛で戦闘発生なら、私は動かず後衛を警護 非常時用にホイッスル所持 |
リオ・クライン(アモン・イシュタール)
警備とはいえ、パレードに参加できるとはな。 ウサ耳・・・ウサ耳かあ・・・。 私に似合うかな? 衣装・鼓笛隊の雰囲気に合わせた服装、カラーは赤×白、カモフラージュのウサ耳装備 武器・片手剣をリボンで装飾 <行動> ・ウサ耳にちょっと照れながらも、冷静に振る舞う ・鼓笛隊の前方を担当 ・剣をくるくるっと回して一礼 ・担当箇所で踊りながら周囲を警戒 ・後方から連絡を受け取る ・戦闘時は観客や鼓笛隊に被害が行かないようにする ・敵を追い払った後は演技の一貫と見せかけつつ、全員で周囲の安全確認 「皆様、お楽しみいただきましたでしょうか?」 ・確認できたら全員で前方へ集まって、大人数での全体演技で盛り上げる アドリブOK |
●1
ペパーミントの緑風を突っ切って、ぴょいぴょいぴょんっとしなやかに撥ねる、月白のフォルム。
二本一組、計四組の、うさ耳だ。
――……うさ耳、うさ耳、と、うわごとのように繰り返して問わず語る。
「うさ耳かあ……」
リオ・クライン、腕を伸ばして、かしらのてっぺんを撫でつける。むずがゆいようなこそばゆいような、おかしな気分。
ウィンクルムら、隊の前方と後方に別れて警備の任に着くことしたけれど、30人ほどの隊列を超えて互いを確認するのは、いろいろと厳しい。そこで、夢路 希望や月野 輝は、サイバースノーヘッド「ウサミミ」を装着し、そうでないリオやガートルード・フレイムは、それに似せた被り物を頭に積んだ。
「うさ耳!? スパッツはくとはいえ、スカート!?」
実は、ガートルード、楽団の護衛だと聞いたときから、家族と過ごした優しく懐かしい日々を思い起こさせるようで、今日の仕事をいくらか楽しみにしていた。が、そちらに気をとられて、更衣室に入ってはじめて、身仕度の詳細を知ったのだ。
おずおずと、希望が声をかける。
「スパッツがおいやでしたら、ペチパンも用意してもらったんですが」
ガートルードにとって嫌気がさすものは、スパッツではなくスカートのほうだが、折角の心遣いをすげなく断るのも気の毒で、話だけでも、と、希望のほうに向き直る。
「ペチパンというと」
「ドロワに似ているんですけど……これです。こんなふうにティアードフリルのレースでふんわりシルエットを整えて、そうすると、スカートもきれいにふくらみますし」
「すまなかった。スパッツにする」
かような一幕もあったにせよ、最終的には、皆が納得した。だから、リオも不服ではない。じっとしていられないだけだ。
似合うか、似合わないか。
生きるか死ぬかに匹敵する一大事ではないか、繊細な乙女心の持ち主からしてみれば。宝冠の価値もわきまえず不相応に浮かれているかのごとく見られるぐらいなら、今すぐこの場で朽ち果てたほうがいい。悲愴な覚悟で、リオはおそるおそるパートナーをうかがう。
「別にいいんじゃねえか、お嬢様?」
しかし、アモン・イシュタール、からりと軽やかに切り出す。
「髪の色と同じだし、自然に生えてるっぽく見えるぜ」
「そういう意味じゃない……。というか、喜んでいいのかそれは?」
「いいんじゃね? ウサギ、美味いし」
と、舌なめずりする。食われてなるものか。リオは深く決意した。
一方で、
「似合ってる、すげー可愛い」
ガートルードの恰好を目にしたレオン・フラガラッハは、御機嫌だ。
が、ほんのつい先ほど、現場に辿り着くまではむしろ、アイスブルーの瞳にらしくない暈をかけて、虫の居所が悪いふうだった。ガートルードが過去を慕うのと同様に、レオンは彼女の過去を厭うた。レオンの知らないガートルードがいた(それとも、いる、と記すべきか)という認識が、彼の血を暗く燻す。
しかし、そんな癇癪めいた独占欲は、ガートルードの恰好を目にした途端おとなしくなってしまった。
「黒歴史だ」
ガートルードは赤面しながら、一言、憮然と。どうにも最後の一線を吹っ切れないらしい。ふむ、と、レオンは、ガートルードのいわゆる絶対領域近くに目を降ろす。
「結局スパッツにしたのか?」
「これでいい」
まともに答えてから、ふと覚める。希望との、女性同士の秘密の会話を、レオンは何処から聞きつけてきたのだろう。
「俺の好みは、あ、やっぱやーめた。どっちも穿かないほうがいいぜ」
からかうように、ささやくように、レオンは耳打ちする。ガートルード、遠慮なく拳を叩き込んだ。
「……冗談ではない」
ガートルード達のやりとりを耳にし、アルベルトは呟く。
しくじった。思いのほか強い言葉になったせいか、輝に知られてしまう。
「どうしたの、アルベルト」
輝はといえば、衣装の滑りや触りを楽しむのに夢中で、あちらのほうは聞き取れなかった。だから、アルベルトの本意を読み取れない。いえ、と、アルベルトは有耶無耶に答える。
「いえ。ちゃんとデミにも警戒してくださいよ」
「わ、判ってるわよ、鼓笛隊や観客を守るのが役目よね」
けれど、その場でちんまり軸足からのピルエットを試したり、槍「緋矛」にしつらえたフラグをそっと人影で揺らめかせたり。
いくらストイックを心がけようとも、輝が期待を抑えきれていないのは、明らかだ。アルベルトとて、本気で水を差すつもりはない。
彼のものさしからすると、神人達の、とりわけ輝のスカートは、丈が短すぎるようにおもわれた。スパッツを着用するというから、これでよいと許可を出したのに、そのスパッツだのペチパンだのを取り去るなんて、でたらめもいいところではないか。
他の男に見られるなんて冗談ではない、と、底に押しとどめた鈍色の意を、これっぽっちも匂わせず。お揃いのツートンカラーの衣装で裝う輝を、アルベルトは穏やかに眺める。
差し色を添える等、ウィンクルムそれぞれに趣向を凝らした衣装は、鼓笛隊の色目ともほどよく釣り合い、見ためだけでも楽しい。それらがきびきびした振る舞い、好演を魅せてくれるとなれば、尚のこと気持ちがいいだろう。
「ノゾミさん、疲れてない?」
振りかぶった双剣をおろす、スノー・ラビット。
彼等、鼓笛隊と演技の打ち合わせのただなかであった。打ち合わせといっても、口頭のみの指示で終わらせるほど、スノーも希望も、不実ではない。
鼓笛隊の所見も取り入れたうえで、見栄えが良く、かつ複雑すぎないメニューを考案するのは骨が折れた。個別演技に、全体演技。ようやく取りまとめが終わっても、いつまでもぼんやりしてはいられない。今度はそれを体に叩き込む番だ。
スノーに手首の捌き方を習うと、希望はそれを幾度も反復する。優しいスノーは、指導法にいたるまで懇切丁寧であったから、練習はちっとも苦にならない。いっそ、どれだけ練習しても足りないぐらいに思う。短剣「コネクトハーツ」にしつらえたショートフラッグ、幾度も幾度もひるがえす。
「だいじょうぶ、です」
憧れのカラーガード。成り行きとはいえやることになったからには、一生懸命がんばりたい。
が、スノーの笑みにいささかのほろ苦さをみてとると、希望はその手を止めざるをえなくなる。
「でも、本番でぐったりしてたら、鼓笛隊の人を守れなくなるかもしれないからね。休めるときは休んでおいたほうがいいよ」
「は、はい……」
スノー、希望を責めているわけではない。無邪気な期待。心地はむしろ欣喜雀躍だ。サイバースノーヘッド「ウサミミ」は情報の連携だけでなく、スノーとおそろいの折れ耳を希望の頭部に添えたから。
「そんなに心配しなくても、ノゾミさんならきっと出来るよ」
妹のような恰好をした、決して妹ではない人を、鮮やかな赤の瞳で見遣る。ただそれだけで、彼の無償の信頼が伝わってくる。
希望、短剣を握る手をまなじりにやり、鴇色にのぼせたところを覆った。
●2
鼓笛隊を挟む要領で、ウィンクルムらは二手に別れる。
前方が、希望とスノー、リオとアモン。
後方が、輝とアルベルト、ガートルードとレオン。
ウィンクルムといえど後ろに目は付いておらぬので、畢竟、前方のウィンクルムはドラムメジャー(指揮者のような存在だ)の誘導にあずかれないこととなる。重ねていえば、前方の彼等は、常に後方からの関心を浴びるはめになるのだ。
自分たちのリズムが崩れれば、全体が突き転ぶ発端になるやもしれぬ。リオ、その可能性についに思い至った。演奏の成功はべつだん『責任』に含まれていないが、事の始めからどうだっていいと投げ棄てることは、彼女の誇りが許さない。
震える背筋をしゃんと伸ばす。冷静になれ、と、己に言い聞かせる。身に纏うは、赤を基調に純白で凛と引き締めた、鼓笛隊のニュアンスに似せた衣装。どちらも、彼女に備わる色彩だ。
リオのと同じ色合いを擁した、デザインだけをいくばくか違えた衣装を、アモンも身に着けている。改まった装いに、アモンは窮屈そうに首を竦めたが、緊急の機動にさわるような組み立てではない。
ほぅ、と、リオは安堵に似た心でパートナーを見る。自分の色は、彼の周囲の空気を台無しにしていない。良い先触れだ、と、思うともなしに思いなす。
「さ、行こうぜ」
アモンがリオの背を押せば、スノーもまた、パートナーの方へと向き直る。
「僕たちもそろそろだよ、ノゾミさん」
こっくりと、一度俯いて希望は応じる。もっともっと稽古したいぐらいだが、それで迷惑をかけるほうが、よっぽど不本意だ。
ボックススカートのプリーツが乱れていないか、ニーハイがまるまっていないか、たしかめる。全部しっかりしている。黄と白の、南風をおもわせる、あたたかな情緒の装束。まるで春の国の王子のように、スノーは寸分の厭味なく着こなした。
「皆に楽しんでもらえるようにがんばろうね」
「はい、精一杯がんばります」
いつもならば躊躇いがちになりがちやすい返答も、これだけははっきり答えられる。すっかり馴染んだ仕種で、希望は短剣を返す。
ロイヤルブルーの天空を突いて、始まりのホイッスルは高らかに響く。
『汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に』
『あなたに、力を』
トランスを――……、
『Ich kampfe mit Ihnen』
『燃え上がれ、蒼き不死鳥』
――……済ませる。間髪を入れず、後方組もまた。
ガートルードとレオンからほとばしる炎は、嵐のなかの小舟の如く輝きを搖らめかせ、終いに凍てつく蒼炎に変わった途端に、レオンの装飾を一撫でつつ、天へと昇る。
リオが剣を巡らして格式張った会釈をおこなえば、見送る人々から歓声が沸いた。
●3
「あまり必死な顔してると、見てて楽しくないものね」
笑顔を忘れてはいけない、と、輝は己に説く。けれど、笑顔というものはどうして必要なときにかぎって、兆しすら生まれてこないのだろう。
「希望です。デミ・オーガはまだ現れません」
「こちらもです、了解しました。ありがとう」
レオンの助言のおかげで、鼓笛隊は幅いっぱいに広がらず、道の両脇にはある程度ゆとりがある。例えば上体を乗り出すようにしたら、後列の輝からでも前方を見ることは可能だろうが、そんなはしたない真似には出来うるかぎり及びたくない。前方は前列のウィンクルムに任せ、輝は己の周囲の警戒にいそしむ。
サイバースノーヘッド越しに希望と言い交わすうち、責務を重んずる理性のほうが増すというか、アルベルトが諭すところの『我慢強くて意地っ張り』の部分が強くなる。始まるまえはずっとわくわくして、笑みをこぼさずにいるほうが大変だったのに。
では、隣のアルベルトはどうかというと、涼しい顔で、カレイドブレードをそよがせている。
「この剣なら見た目も美しいと思いますし」
そんな動機で選んだ、一振り。
常人ならば携帯さえ困難であろうボリュームの大剣の先で、輝とおそろいのフラグがはためく。アルベルトの髪色に合わせた、木漏れ日から汲み出したような、深緑の生地。白いラインが入っている。
カレイドブレードのステンドグラスを通して落ちる光が、彼と輝の影法師に、七色のきらめきをさっと掃く。
こんなところまでおそろいになるのね、と、輝はこころもち不思議になった。ところが、集中しているからだろう、アルベルトはまるで足許を省みる気配がない。足の裏で木っ端に踏み破られる、光の破片。輝はむしょうに悔しくなる。
上辺はまったくの悪徳参謀のくせに、内実はただの腹黒眼鏡のくせに、合理主義のくせに。
ああ、いけない。なかば八つ当たり気味の長考から、我に返る。旋毛を曲げたりしたら、ますますかたくなになってしまう。
輝はおもてをまっすぐする。気を配るべきは、下ではない。前だ、そして後ろ、どちらにせよ敵の潜まない場所をこころがける必要なんかないのだ。
輝の気配の移ったことを感じ取ったか、彼女のフラグに合わせて、アルベルトは歩みを変える。ようやくこちらを見たアルベルトに、輝も気付く。
フラグとカラーリングを同じくするプリーツスカートから伸びる膝はてきぱきと、ジャケットから伸びる腕は颯爽と緋矛を掲げ、輝は微笑む。すこしは自然になっていればいい、と、思う。
今日は髪をうしろで一本の三つ編みにまとめてきたから、こめかみがいつもよりさっぱりしてる。そのあたりが未だ少しばかり硬いような気がしたけれども。
いくらか距離をおいたところで、レオンが揚々と、ときに悠々と、レイピア「そよ風」を遊ばせる。柄から握りにかけて、ジャスミンの白い花と青いリボンがつたう。抜き身の刃が、沿道の人々の喜びを映す。
同様の装飾は、ガートルードの把持するチエーニ軍専用槍の穂にも取り付けられていた。更に、レオンとガートルードの身柄にも。彼等の衣装は、青を基本にしたもの。ポイントの白は、ウィンクルム全員が扱った色で、これが全体の統一感をかもしだす。
レオン、すっかり機嫌をなおしたらしい。衛兵ごっこに夢中の小さな男の子のように、打楽器のリズムに合わせて、剣を上げ下げする。
「愉しんでるか、ガーティー」
ガートルードの経験と音感からみれば、彼の動きはやや危なっかしい。走りすぎたかと思えばのんびりしたり、レオンの普段を反映して、おおらかでおおまかなのだ。大仰なパフォーマンスを心に留めおく所為もあるだろう。しかし、致命的なミスはゆめ犯さず、なにがあろうと自分というものを保っているので、なんとなく様になる。
ちょっと癪だ。ガートルードの感情は、輝のそれによく似ている。演奏中に話し掛けるな、と、ガートルードは相棒をぎろりと睨み返した。体を捻り、彼と正面から向かい合う。
「愉しんでいる場合じゃない。それより、」
立ち止まる。ドラムマーチの開始。管楽器が一時的に演奏を取りやめ、フィールドドリルに移る。
ガートルード、槍の尖端で渦を描けば、結わえたリボンがかたどる螺旋。その中央を突いて、レオンの盾「パヴィス」を打った。盾の縁に飾られたジャスミンから、甘い香りがはっしと散る。忘れられた古都の響きが、瞬間、鳴る。
訓練と同じことをしているだけなのに、ただならぬ緊迫。レオン、ひゅうっと口をすぼめる。
「けっこう本気? 俺、倒される?」
「手抜きは嫌いなだけだ」
次いで、二打。
「もうちょっと見てたいなーって思うけど、」
顎をしゃくる姿まで、精霊というやつは、格好が付く。
「あちらさん、来たぜ」
ドリルはマーチングの花形であるだけに、観衆は街道の他の部分よりも多く集う。また、全体としては停止に等しい。デミ・オーガにとっては狙い所であったのだろう。
ガートルードは笛を吹く。歓迎されぬ客のため、ウィンクルムらは新たな緊張を身に着ける。
●4
迅速な連絡体制により、ウィンクルム等はちょうど同時に、構えをととのえた。デミ・ワイルドドッグ達が群れを分かち、道の両脇を挟むようにして出現したことは、わずかに計算違いではあったが、取り返せぬ過失ではない。
デミ・オーガの数は、あらかじめ聞かされていた数とほぼ等しい。いったん蹴散らせば、少なくともマーチングが終了するまでは現れないだろう。
双剣を踊らせていた手を、スノー、止める。観衆を庇うように双月「白黒」を閃かせば、夫婦剣にあしらわれたリボンの飾りが、蝶となり、花となる。星のように、エトワール。アルペジオで、勝利を駆け上がる。
果敢に攻め入って尚、スノーは優しく気高い。鼓笛隊の側に駈け寄った希望、束の間、見蕩れる。デミ・オーガを近付かせないよう、周りに目を配れば、おのずとスノーの面影も目に入る。彼に合わせる顔がなくならないよう、務めを怠ることはしなかった。
スノーに負けじ、と、反対側へアモンが飛び出した。フラグの膠着する氷魂神 - 断を、デミ・オーガに向け、荒々しく差し延べる。
トルネードクラッシュII。獣心族のかたちの黒風。火炎を吐くように咆哮する、アモン。
「闇より出でしものどもめ。蹴散らしてやるぜ!」
言ってて恥ずかしくないのか、それ。
つとめて冷静に、リオは内心のみで追求する。私は十分に恥ずかしい、と、忸怩たる思いだ。これをあとでフォローするのか。不要なほどの冷静さが、後悔を呼ぶ。考えるんじゃなかった。今はそれより人助けだ、と、雑念を振り払う。
今は遠慮なく隊列から抜け出、輝は満座を見渡した。
観衆も鼓笛隊も、パニックには陥っていない。ウィンクルムを信じているからだ。
「ならば、応えましょう!」
ブラッディローズ。肉食吸血の荊。侵食された体ごと、アルベルトはデミ・オーガのなかへ食い入る。引かれて近付く1匹を、一閃のもとに切り伏す。緑のなかの一筋の紅に突き当たるふうに、アルベルトは攻撃を重ねる。
加えて、逆の側では、レオンがアプローチを放っている。レオンの騎士の盾は、忌むべき仇のように見えたのだろうか。右と左のデミ・オーガ達は一般の人々に一切かまいつけず、精霊だけを付け狙う。
「これなら、誘導しなくてもよさそうね」
輝は胸を撫で下ろす。観衆に鼓笛隊を併せて、なにせ数が多い。本格的な避難をはじめるとなると、余計な時間がかかるだろう。一刻もはやく安心させてあげたいのだ。
「そうですね」
スノーさん達ならきっと出来ますから。インカムの向こうの希望は、出立前のスノーの言葉を引用して、同意した。
●5
時間にして5分もかからず、量にして4匹の仲間を失ったところで、デミ・オーガは引き揚げた。残りは、改めてA.R.O.A.所属のウィンクルムが駆除するだろう。ウィンクルムらも深追いはしない。なにより人命が優先だ。
「皆様、お楽しみいただきましたでしょうか?」
始まりのときより深々と、スカートのプリーツを摘まみあげつつ、リオは改めてこうべを垂れる。王宮の儀礼を模して、たおやかに。品の良い身振りは、人々のあいだに、日常の安らぎを還す。
「しゃちほこばってんなー、お嬢様。挨拶なら分かりやすくしようぜ、こう、旗をばっさばっさするとか」
これみよがしに斧を振り回す、約一名を除いて。他人の振りを決め込んだ。
次こそは、形無しになった気分の修正だ。幸い、擦り傷より深刻な傷手を負ったものもいないようで、ドラムメジャーが儀杖を迫り上げれば、夢から醒めたように、演奏が再開される。
希望は右へ、輝は左へ、パフォーマンスを交えつつ踏み出て、デミ・オーガの不在をとくと確認する。
再びのフィールドドリルをきっかけに、ウィンクルムらは一箇所に集う。
アルベルト、カレイドブレードを地上へ叩き込む。剣は、辺獄より解き放たれし荒々しき白蛇へと化け、彼等の真上で巨大なとぐろをまく。それに際やかな輪郭を与えるものがいる――テンペストダンサーの華麗なる技巧。
スノーはアルベルトの蛇へ礼を送るように、彼の高みで双剣を重ねた。真昼の満月。皓皓と照らし、照らされて。
拍手喝采。スタンディングオベーション。
「ありがとうございます」
二度目のフィールドドリルの地点をめざし、ウィンクルムらは発する。
晴れの日の勝利を歌い上げる行進曲は、何処までも澄みわたり、見知らぬ遠い街まで鳴り響くのだった。
依頼結果:成功
MVP:
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 紺一詠 |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | イベント |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 簡単 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 4 / 2 ~ 4 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 05月21日 |
出発日 | 05月29日 00:00 |
予定納品日 | 06月08日 |
参加者
- 月野 輝(アルベルト)
- 夢路 希望(スノー・ラビット)
- ガートルード・フレイム(レオン・フラガラッハ)
- リオ・クライン(アモン・イシュタール)
会議室
-
2015/05/28-23:57
-
2015/05/28-23:57
どういたしまして。
もうすぐ出発ね。皆さん、相談とプラン提出お疲れ様でした! -
2015/05/28-23:55
-
2015/05/28-23:55
月野さんはまとめありがとうございます。
-
2015/05/28-23:49
輝さん、ありがとうございます!
こちらのプランも完成です。 -
2015/05/28-23:32
輝ちゃん、まとめありがとう。
俺もプランは提出できているし、あとは当日楽しくパレードができると良いな。
相談お疲れさま! -
2015/05/28-22:33
>まとめ
■準備
・鼓笛隊の雰囲気に合わせた服装
・ウィンクルム事に色を変えて、サブカラーは白で統一
・武器に旗やリボン等で装飾を
・神人はウサ耳装備(希望さんと輝はサイバーヘッドウサ耳で、ガートルードさんとリオさんのはそのカモフラージュ)
■行動
・鼓笛隊の前方担当:希望さん・スノーさん、リオさん・アモンさん
後方担当:ガートルードさん・レオンさん、輝・アルベルト
・担当箇所で踊りながら周囲警戒、どちらかに出た時は希望さんと輝が連絡役
・デミを追い払った後は演技の一貫と見せかけつつ、全員で周囲の安全確認
・確認できたら全員で前方へ集まって、大人数での全体演技で盛り上げる
こんな所だと思うわよ。
あとは個人でやりたい事いれればいいんじゃないかなって。
>剣の装飾
そう言えば、アルの剣、鞘に入れて旗でも……って思ってたんだけど、今アルが使ってる剣って
カレイドブレードって言って、ステンドグラスがあしらわれてて、そのままの方が綺麗なの。
だから鞘に入れないでそのまま旗を付けちゃう事にしたわ。
作戦には影響ないと思うけど、一応知らせておくわね。 -
2015/05/28-22:00
いや、大丈夫です。
みんなの意見に従います。
とりあえずここまでの事をどなたかまとめていただければ有難いです。 -
2015/05/28-21:53
あ、うん。ウサ耳、嫌だったら無理に付けなくても良いわよ。
どうせアルの思い付きなんだし(苦笑)
前側担当の中では、スノーさんが自前のウサ耳持ってるし、希望さんと合わせて二人がウサ耳だから、
希望さんだけ悪目立ちするって事もないと思うしね。
そしてプラン、だいたい出来上がったわ。
今装備も含めて見直しと確認をしてるので、もし何かあればまだ対応は可能よ。
遠慮無く言ってね。 -
2015/05/28-19:58
>フラガラッハさん、月野さん
ご回答ありがとうございます。
被りについては、二色の意味によっては統一感を出せるか気になって聞いてみたのですが、
メインカラーとサブカラーということで了解です。
私達は、黄色×白にしますね。
>クラインさん
うさ耳については、インカム(サイバースノーヘッド「ウサミミ」)のカムフラージュにもなるかな、と。
先に話を進めてしまってごめんなさい。
個人的には見てみた……皆さんとお揃いにできたら、嬉しい、ですが。
その、もしも大丈夫なら、で。
武器については、それで大丈夫かなって思います。
イシュタールさんの演技、楽しみです。 -
2015/05/28-11:20
うさ耳・・・・付けるのか。
アモンのイメージは「赤」っぽいからな、私達は「赤・白」でいこうと思っています。
>希望さん
じゃあ、私達は前列ですね。
一応アモンの武器は両手斧で大型だけど、旗を付けてごまかせば大丈夫・・・ですよね?
-
2015/05/28-07:20
あ、ごめんね。被らないようにした方が良いのかなって思ったんだけど、思い込みだった?
そうね、統一感を持たせるって話だったんだから、サブカラーは一緒の方がいいわよね。
それじゃ服装に関しては
「鼓笛隊の雰囲気に合わせた服装」で、メインカラーだけそれぞれで決めるって感じにしておくわね。
サブカラー白も了解よ。白なら何にでも合うものね。
赤白でも問題ないって言えば問題ないんだけど……アル、どうしよ?
アルベルト:「せっかくですからお言葉に甘えて緑にしましょうか」
うん、それじゃ、私達は緑と白でいくわね。 -
2015/05/28-05:00
>イメージカラー
希望ちゃん、問題提起ありがとうな。助かる。
俺達としては、神人・精霊二人とも、メインカラーが「青または緑」、サブカラーが「白」のイメージだったよ。
リオちゃん達の希望も聞きたいところだけど…。
もう最終日だし、まとめるのが難しいようなら、特に統一せず、皆それぞれ着たい色の服を着ても良いと思うぜ。
統一するのであれば、どの色にも合わせやすい白をサブカラーにするのを提案しとく。
取り敢えず、俺らは「青・白」で仮プラン書いておくが、変更もきくからな。 -
2015/05/28-01:43
>イメージカラー
……えっと。
すみません、ちょっと混乱してきてしまったので、確認させて下さい。
流れ的には、
・ウィンクルムごとに色を別にする
で、いいでしょうか?
あと、皆さん二色希望されていますが、
この二色は
・神人衣装のイメージカラーと、精霊衣装のイメージカラー
・一着のメインカラーとサブカラー
どちらの意味なのかな、と。
あと、やっぱりなるべく被らないようにした方がいいでしょうか? -
2015/05/28-00:48
あ、済まん、色完全に被らないようにしたほうがいいなら、
俺らは青と白でもいいかなって書き込もうとしてた(汗)
なので、輝ちゃん達緑でもオッケーだよ。
新緑の色だしな! -
2015/05/28-00:38
うさ耳案、通ったみたいよ。良かったわね、アル?(にっこり
アルベルト:「(素知らぬ風に目を逸らし)」
まあ、みんなで付けてるとインカムつけてるのが目立たなくていいかも…?
班分け了承ありがとう。
明日…もう今日ね。今日が締め切りだし、それじゃ[12]で言ってる分け方で、
ガートルードさん達と私達の班は後ろ担当に決定しちゃうわね。
アルが大剣、私が槍、レオンさんが盾持ってて……確かに、大きいものね、装備。
それと、前後の連絡係は私と希望さんって事で。
これでだいたいプラン書けそうよね。
あ、色だけど、レオンさんとガートルードさんが緑で行くなら、私達は赤と黒で行こうと思うわ。
赤と白でも良いんだけど、それだとアルがクリスマスになっちゃうから(髪の色を見て笑い) -
2015/05/27-23:37
>班分け
あ。はい、ウサミミなら持っています。
こちらでよろしければ、装備して行きますね。
皆さんでうさ耳。
ちょっと、いいなって思ってしまいました。
……ラビットさん、喜びそう。
班分けについて、了解です。
リオさん、イシュタールさん、宜しくお願いします。
前衛・後衛は、私達もどちらでもいいかな、と。
リオさん達はどちらかご希望ありますか?
もし、皆さん特に無かった時は。
あの、あくまで個人的な意見なんですが……
月野さんとフレイムさんの組は大型の武器を扱う方が多いので、
後衛の方が演技や戦闘がしやすそうかな、と。 -
2015/05/27-17:37
レオン:
やあ、すまんすまん。
りょーかいっ。今のところ、これまでの流れに異論なしだ。
輝ちゃん、心配性なガーティに付き合ってくれてありがとな!
うさ耳、かわいいんじゃないかね。
個人的にはスパッツはかずにスカートで踊った方がGMさんには喜ばれると思うがな!!(後ろから神人に殴られた)
んじゃ、
前列と後列に分かれて個別演技→戦闘→踊りながら安全確認→皆で集まって全体演技
の流れでいいかね。
全体演技やるとしたら前列がいいと思うぜ!
目立つってのもあるし、警備上の観点からも、前と後ろどっちか一方を守るなら、前を守った方が良いってのもあるし。
カラーはどうしようかねぇ。
それぞれに着たい色もあるみたいだし…
輝ちゃんの案で、同じ組なら、俺らは緑にしようかな。
んで、リボンや装飾には白もあしらうイメージ。 -
2015/05/27-12:17
一つ思ったのですが(希望さんと輝の持ってるサイバースノーヘッドを交互に見て)
二人ともウサ耳のサイバースノーヘッドなんですし、いっそ、神人全員、頭にうさ耳付けたらどうですかね?
可愛いのではないかと思いますが(笑顔)
輝「それ、何か違う方向に行ってない!?(汗)」 -
2015/05/26-21:35
>班分け
連絡はサイバースノーヘッドがあれば、インカムを借りなくても大丈夫かなって思うわ。
私も持ってるし、希望さんも持ってるわよね?
私と希望さんは違う方に行くようにすれば、前後で連絡取り合えるんじゃないかなって。
火力のある人がそれぞれ前後にいた方がいいと思うし、アルとアモンさんも分かれた方が良いと思うのね。
そうすると必然的に、
・希望さん、リオさん
・ガートルードさん、輝
って班分けができるんだけど、どうかしら?
あとは前と後ろ、どっちにどっちが行くか……なんだけど、これは正直どっちでもいいかなって思ってたり。
班分けと前後どちらにするかの意見貰えたら嬉しいわ。
>希望さん
そう言って貰って、アルが調子に乗っちゃってるわよ(くすっと笑って
あんまり使うと侵食されて体力が減っちゃうから、最後の盛り上げの時にでも出せればいいかなって言ってたわ。 -
2015/05/26-20:47
>隊列
フレイムさんの、前衛と後衛に分かれる案、いいと思います。
敵を発見した際の合図は、声だと、演奏に掻き消されてしまいそうな気がして。
インカム等で連絡を取り合えたら、と思ったのですが……うーん……。
>合流
月野さんの、演技と見せながら辺を見回る案も、いいと思います。
>トランス
一応、する予定でいます。
テンペストダンサーのスキルを活かせたらいいな、と。
……あ、あと。
個人的に、アルベルトさんのスキルの使い方は、実現したら楽しそうだなって思いました。
>イメージカラー、衣装
フレイムさんと同じような解釈でいました。
えっと……そうですね……
男女で分けるなら、白と黒や赤と青などの、対照色。
ウィンクルムごとに分けるなら、私達は白か黄色を希望したいな、と。
>武器を装飾
素敵な案だと思います……!
旗を付ければ、フラッグのように。
先端部と柄の部分を飾れば、バトンのように。
工夫次第でいろいろな見せ方ができそうですね。
-
2015/05/26-18:45
>服装
ガートルードさんが出した例、いいわね!
あ、色は、服装が同じような感じなら色違いって手もあるわね。
男女で分けたり、ウィンクルムごとに色を変えるのもアリかしら?
もし色違いにするなら、私達は赤か緑を希望しておくわ。
>道幅とか隊列とか
やっぱりそうよね。
最近、難しい依頼が続いたせいか、どうも色々考えすぎてる気がしたのよね(笑)
それじゃあ、とりあえず前列と後列を決めて、音楽に合わせてそれぞれ辺りに注意を払いつつ踊る、
そんな感じで大丈夫よね。
>背後ががら空き
うん、ガートルードさんの気持ちも判らないでもないんだけど。私も考えすぎてるなーって思ったばかりだし。
でも、追い払った後の事を心配すると、キリがないかなって気もするのよね。
考えようと思えば、街道沿いにいる観客達の事も考えなくちゃならなくなる気がするから。
それじゃ、追い払った後に皆で演技の一貫と見せかけながら動き回って少しその辺を見回って、
安全そうなら前か後ろに集まるとかどうかしら?
>リオさん
精霊さん達は当然ズボンだと思うけど、私達はスカートが良いんじゃないかしら?
ガートルードさんの例のように、スパッツを穿いておけば踊っても大丈夫だと思うし。
でもスカートが嫌ならズボンでも構わないと思うわよ。ふわっとだし、ふわっと(笑)
武器だけど、先の方に旗を付けるとか、ぽんぽんを付けるとか、リボンで飾るとかお花を付けるとか、
そんな感じで大丈夫じゃないかなって。
-
2015/05/26-11:19
>服装
「ふわっとしておく」=「深く考えてないので、好きにしてください。優しくしてね」
ということだから、特に指定しなければGMさんが適当に似つかわしい服を準備してくれるし、
「イメージカラー・青と白、スカートで中にスパッツ、鼓笛隊の衣装とも雰囲気を合わせる」
とかって着たい衣装をプランで指定すれば、
書いたとおりの服で出てくるのかな、と思ってた。
>30人・道幅
小中学校の一クラスって事だから、それほど大人数ではないってイメージだったな。
道幅は「街と村を繋ぐ街道」だから、それなりの広さがあるのかと。
デミ討伐後に皆で全体演技をするにしても、後衛の人はどのみち鼓笛隊の脇をすり抜けていく必要があるし、
そこは深く考えなくてもいいんじゃないかな、と。
難易度簡単だし、道幅が問題になるなら多分プロローグに書いてあると思うのでな。
>入れ替え
そうだな…「残った時間で、パレードを盛り上げてください。 」ってことは、
一度デミを追い払った後はもう出てこないという風にとれるし、まとまって全体演技をした方が華やかではあるのだが…
どうも性格上、背後ががら空きのまま行進、と言うのが心配な性格でな…(苦笑)
言い出しっぺなので、
レオンと私が後衛→討伐後、確実に安全と言えそうなら合流して全体演技→そうでなければ後方で護衛を継続
くらいにしておいて、GMさんの良心に任せるかな…とか。
すまん、このあたりはもう少し考えてみるな。 -
2015/05/25-23:10
みなさん、お久しぶり。
リオ・クラインとアモン・イシュタールだ。
私達はカラーガードかな?
私が片手剣でアモンが両手斧だから・・・どう工夫すればいいか。
衣装はズボンなのか、スカートなのか?
-
2015/05/25-22:41
前のレスで私、懐剣使おうかと言ってたんだけど、考えてみたら槍の方がそれっぽいかも、と思ったり。
先の方に旗とか付けたらいいような気がするわよね。
ついでに、アルの大剣にも旗付けちゃおうかなって。
鞘に入れて、その鞘に旗を付けておけば、戦闘の時に旗が邪魔になる事も無さそうだし。
小さな剣には小さな旗、大きな剣には大きな旗を付けて、
小さい旗を持ってる人と大きな旗を持ってる人で組んで、前へ行ったり後ろへ行ったりしたらいいかなとか?
あと、女性陣と男性陣で固まって、女性が前へ出てる時は男性が後ろにいて、
女性が後ろへ引いたら男性が前へ出るとか……みんなで動きを合わせられればいいのかしら。
それから……ゆるっとふわっとって事だし、気にする事じゃないのかもだけど、
鼓笛隊のパレードって、30人って事は結構隊列長いのかしら?
それと道幅ってどれくらいなのかなって。
ガートルードさんの前後に分かれる案いいと思うわ。
隊列の長さによっては、どちらかに固まってると駆け付けるのが遅くなる可能性もあるし。
前後の入れ替えをするなら、鼓笛隊の左右を通って入れ替わるのが良さそうかなって思ったんだけど、
道幅によっては厳しいのかなーとか。
ふわっとなんだし、あまり考えなくて良いのかしらね?
楽しくリズムに乗りつつ、あたりへの警戒を怠らないければ、それでいいのかも?
>前後の入れ替え
だから無理に半分で入れ替えしなくてもいいかなって気もするわ。
入れ替え中にデミが出てきても何だし……
デミを追っ払った後で、全員で固まって演技したらどうかしら?その方が迫力ある演技できそうよ。
>イメージカラー
統一した方がそれっぽいかなって思うわ。
鼓笛隊のイメージカラーに合わせたらどうかなって思ったんだけど……と言うか、
服装とかどうしたらいいのかしら?
鼓笛隊の制服があるようなら貸して貰えたらいいかなって思ったんだけど……この辺もふわっとでいいの?
>トランス
スキルを使う必要がなければトランスしなくても大丈夫とは思うんだけど、早々に追っ払う為には
トランスしてパレードに加わってた方がいいかもしれないわね。
私達はトランスはしておくわ。
アルが、スネイクヘッド使うって……しかもデミ倒すのにじゃなくて;
アルベルト「白蛇が踊るのは楽しくないですか?(笑顔)」 -
2015/05/25-13:43
と、そうそう、前衛と後衛に分かれるのであれば、
だいだい800メートルくらいいったところで、前と後ろを交代してはどうだろう。
地図もあるから、半分がどのへんかもわかってるし…
やっぱり全員、前列でパフォーマンスする機会があったほうがいいかな、と思うのでな。
一案なので、ほかにもっとよいアイデアがあったら、それに従うな。 -
2015/05/25-13:09
希望さんたちはお久しぶり、リオさんたちは伝統のパーティ以来かな。
輝さんたちは今回もよろしくな。
ガートルードと、ロイヤルナイトのレオンだ。
私もカラーガードについてはよく知らないんだが…
ひとまず、私は演奏とスポーツのスキルがあるが、スポーツのほうがレベルが高いので、
私もレオンもカラーガードのほうに所属するつもりだ。よろしくな。
>隊列
んーと、ゆるい感じだからあまりびしっと作戦立てなくてもいいのかもしれないが…
一応、護衛としては、前衛と後衛の二組に分かれて、鼓笛隊をサンドイッチする形にすれば、
どの方向から敵が来たとしても対応しやすいだろうか…
(鼓笛隊の左右に、縦に並んで行進するやり方も考えられるが、パフォーマンスがしにくそうな…)
それで敵を発見したら「右斜め前方」などと声を出せば、マーチングバンドの雰囲気を崩さずに戦闘ができるだろうか?
まあ、敵も強くないし、きっちり半数ずつに分かれなくてもいいとは思うが、どうかな。
>イメージカラーとか
あと、武器や盾はそのままでは武骨なので、リボンなどで装飾しようと思っているが、
イメージカラーとか統一する?
それとも統一しないほうがいいかな?
>トランス
みなレベル高いし、そんなに長時間にならないから、トランスして行進で大丈夫そうかな。
…もっとも、そもそもロイヤルナイト以外は、トランスしなくてもよさそうではあるが…。
>アプローチ
私事になるが、アプローチは殲滅戦向けの魔法なので、
観客や鼓笛隊などに被害が出そうな場合以外は使わないでおこうと思う。
追い払うのが主な目的だし、倒しまくって血まみれになると、パレードとしてはちょっとな…というのもあるし。
今のところ、思いついたのはそんな感じ。 -
2015/05/25-01:15
夢路希望、です。
パートナーは、テンペストダンサーのラビットさん、です。
えっと……皆さん、お久しぶりですね。
今回も宜しくお願いします。
鼓笛隊は、小学生の時に運動会や町のイベントで、少しだけ。
カラーガードに憧れていたので、私はそちらに集中できればと思っています。
パフォーマンスの方は、
ラビットさんの武器が双剣なので、私も片手剣で、バトンのように……できたらいいな、と。
余裕と案があれば、皆さんと一緒に何かするのも楽しそう、です。
私も何か考えてみます。 -
2015/05/24-07:39
希望さんとスノーさん、リオさんとアモンさんはお久しぶり。
ガートルードさんとレオンさんは2日ぶりね。
皆さん、どうぞよろしくね。
私、マーチングに参加するのって初めてなのよね。何をどうしたらいいのかよく分かってなくて……
演奏に行ってもいいって事だけど、さすがに演奏スキル1じゃ邪魔になるだけよね。
と言う事で、私は懐剣を持っていってバトンのように使うつもり。
アルは武器が大剣なので、両手で振り回して剣舞のようにするつもりらしいわ。
皆で何かやってもいいのかなと思いつつ何もアイディアが出てこないので、もし案がある方がいれば乗っからせて貰うので言ってね。
私ももう少し考えてみるわね。 -
2015/05/24-00:21