【春の行楽】幻想詩人集団のエピカ(柚烏 マスター) 【難易度:普通】

プロローグ

 その地はいつにも増して、花と音楽に溢れていた。イベリン王家直轄領――タブロス北方にある其処は、現在王立音楽堂の再建が近いと言う事で、各地から音楽を愛する人々が集まって来ている。
 どうやら、可憐な花々が咲き誇るこの公園でも、音楽家たちが路上で演奏をして賑わっている様子。けれど、その日公園を訪れたウィンクルムたちは――噴水前で物憂げに佇む、音楽家と思しき男たちに切羽詰った様子で声を掛けられてしまった。
「君達を見てビビっと来た! どうか、どうか俺達に力を貸してくれ!」
 何処か芝居がかった感じで天を仰いだ彼は、RYOと名乗り――アマチュアバンド『Brilliant☆Breeze』のボーカルだと告げたのだった。

 という訳で、無理矢理彼らに引っ張られていったウィンクルムたちは、彼らの拠点だと言うライブハウスで詳しい話を聞かされていた。
「実は……俺達は数日後に、公園での路上ライブを控えていたんだが、つい先程バンドが解散してしまったんだ!」
「それはまた急なことで……ええと理由は」
「音楽性の違いだ」
 ――うん、良くある話だ、と皆は思った。しかしそれだけは無いのだと、もう一人のアンニュイな雰囲気の男が続ける。
「実家の八百屋を継ぎたい、奴はそう言ってオレ達の元を去っていった……ぜ」
(なんかこのひと、キャラがうざいな)
 そう思ったりした人も居たかもしれないが、それは心の声に留めておく事にして。Haijiと名乗ったそのウザい彼は、路上ライブの告知は既にしてしまっており、今更何も出来ませんでしたでは済まされないと言う。
「それがオレ達の、せめてものpride……!」
「いや、自分たちに頼んでいる時点でプライドも何もないですよね!」
「そこでだ! 君達にはアーティストの素質があると俺は見抜いた! だから君達が俺達の代わりに、バンドを結成してライブを成功させて欲しいんだ!」
 ――おい、ツッコミを強引にスルーして、RYOがとんでもない事をのたまったぞ。しかし彼はノリノリで、音楽は熱意があれば大丈夫と言って、衣装や楽曲の手配なら手伝えるからと胸を張った。
「オレ達は、『幻想詩人集団』を名乗るband……だからどうか、君達も自身のfantasy storyを紡いで欲しい……」
「つまり、楽曲は幻想的な物語を作って、それを歌う感じなんだ。それに応じて皆は衣装やキャラなどの個性を作り、パフォーマンスを行う……!」
 Haijiの抽象的すぎる説明を解説するRYO。つまり彼らは、ちょっと毛色の変わったバンドで――音楽やパフォーマンスで独自の世界観を表現する感じらしい。
「お願いできない、だろうか……きっとイベリンでの、掛け替えのないmemoryになる筈……だ」
 仕方ない。これも人助けだと思う事にして、ウィンクルムたちは即席バンドを結成する事にした。それに、路上ライブを皆で行うなんて、良い思い出になりそうだし。
「頼んだぞ! 二代目『ぶり☆ぶり』の皆!」
「その略し方、何か厭だな!」
 ――もしかしたらメンバーの音楽性の違いとやらは、案外ここら辺にあるのではないかと、その時ウィンクルムたちは思ったのだった。

解説

●成功条件
解散してしまったバンドの代役を務め、路上ライブを成功させる。

●バンド結成までの流れ
神人さん、精霊さんそれぞれでバンドを1つずつ作ってもらいます。以下の設定を相談し合って決めて下さい。
・バンド名
・楽曲関連の設定
曲名、全体の雰囲気、物語(歌詞)の内容、演奏中のパフォーマンス
・メンバー関連の設定
ニックネーム、衣装、担当パート、どんなキャラを演じるか
(例・戦争で引き裂かれた王子と姫の悲恋の物語。激しいメタルちっくなメロディ。姫をそそのかす魔女役を担当、衣装は黒のとんがり帽子にミニスカートの魔女服。担当はベース、などなど)
※ちなみに、本来演奏する筈だった『ぶり☆ぶり』の皆さんは、ヴィジュアル系のバンドだった模様。

●開始状況
色々準備が終わって、いざ路上ライブ開始と言う所から始まります。それぞれに一曲ずつ披露した後、お疲れ様とお互いを労って終了です(それぞれの音楽とかの感想を伝え合ってもいいかもですね)。
※プロローグに出てきたNPCは、必要なければ出てきません。

●参加費
衣装などの準備で、お二人で600ジェール消費します。ちなみに楽器は貸してくれるので大丈夫です。

●お願いごと
今回のエピソードとは関係ない、違うエピソードで起こった出来事を前提としたプランは、採用出来ない恐れがあります(軽く触れる程度であれば大丈夫です)。今回のお話ならではの行動や関わりを、築いていってください。

ゲームマスターより

 柚烏と申します。音楽を愛する人たちが集まる都市で、折角なので皆も一緒に音楽を奏でてみませんかと言うお誘いです。
 もう、ノリで大体お分かりかと思いますが、のりのりのコッテコテでポエムワールドを炸裂しちゃって大丈夫です。お祭りなので無礼講、黒歴史にはなりません多分。
 それではよろしくお願いします。

リザルトノベル

◆アクション・プラン

リオ・クライン(アモン・イシュタール)

  再び人前での演奏か・・・。【EP34参照】
今度は幻ではないからな、必ず成功させなければ!
ふふ、これでもピアノは自身があるんだぞ?

担当パート・キーボード

全体の雰囲気(テーマ)・童話の妖精とかお姫様がテーマ

歌詞・「届きそうになるほど遠くで輝きを放つ光」、「この思いを伝えるまで負けない」

演奏中のパフォーマンス・微笑みながら優雅に手を振り挨拶、バラード部分でのキーボードソロパート

ニックネーム・ブルーロゼ(青薔薇)

衣装・薔薇をモチーフにした動きやすい様にアレンジされた青いドレス

どんなキャラを演じるか・凜とした雰囲気と恋する乙女の一面を持つ姫君、凛々しさと愛らしさのギャップ

※アドリブOK!



シャルル・アンデルセン(ノグリエ・オルト)
  バンド名:PrettyPride

ニックネーム:真珠姫
衣装:白くてふわふわ天使
担当パート:ボーカル

キャラ:優しい性格の姫。誰かが傷つくことは嫌うが自分が傷つくことは厭わない。

「鳥篭に閉じ込められるだけの鳥でも宝石箱にしまわれた真珠でもないわ。貴方の為ならこの羽だって捨てられる今すぐこの檻を抜け出して貴方に会いに行くわ。貴方が傷付くなんて見たくないのだから」

えと、こういうのはじめてなのでよくわからないのですがよろしくお願いします。ノグリエさんの前以外で歌うのは初めてなのでドキドキしています。みなさんに私の歌、気にいっていただけるといいのですが…なによりノグリエさんが気に言ってくれれば。

スキル:歌唱


向坂 咲裟(カルラス・エスクリヴァ)
  ◆楽曲
曲調:しっとりバラードから、花咲くように元気なポップへ変化

歌詞:暗黒を振り払い、あなたを白に染めてあげるわ
演奏中のパフォーマンス:一歩前に出てターン。そして観客の方へ手を伸ばした後投げキッスをして元の位置へ
◆担当
ベース
◆設定
ニックネーム:ミルク
衣装:白と薄紫のフリルドレス。左胸に白い薔薇
キャラ:運命の人を待っているお姫様。どんな時もまっすぐ前を見据えている。口を開くとやや電波

●心情
バンドなんて初めてよ…でも、楽しそう
サキサカサカサは成功を目指し頑張るわ!

バンドはチームワークが大切なのよね…意識するわ

終了後は程よい疲労感を感じつつも素直な感想を言う
「とっても、とっても素敵で楽しかったわ!」


桜倉 歌菜(月成 羽純)
  ※バンド設定は各PCで分担し記載

物語の内容:童話風。突如暗黒に支配される国。閉じ込められるお姫様。けれど、お姫様だって王子様を待つだけじゃない、戦うんです
(男性側物語とリンク)

担当:ギター
ニックネーム:KANA
衣装:姫騎士・男装の麗人
どんなキャラ:クールなお姉さんを目指す。「子猫ちゃん達、今日は楽しんでいってね」

歌詞:閉じ込められた塔の中 泣いてばかり 助けを待つの?
守られるだけのお姫様じゃない 貴方と一緒に戦うわ それがお姫様のプライド

パフォーマンス:
ピッキング後右手上げ
ブレイク等でギター持ったまま「回し蹴り」

演奏後:羽純くんに教えて貰った技、上手くいったよ!
ぶり☆ぶりの皆さんに感想聞きたい



水瀬 夏織(上山 樹)
  曲名:Follow your heart

ニックネーム:SUM
パート:ドラム
衣装:黒のロングドレスと銀の額飾り
ドレスはハイネック、スカートはタイト気味で大きくスリットが入っている
額飾りは中央に青い石がはめ込んである
演じるキャラクター:物静かな魔女風お姫様
歌詞:苦しくて切なくて でも前に進むの 取り戻すため
パフォーマンス:ドラムを叩きながらのハモり

終了後、舞台裏にて

貴重な体験ができました。ありがとうございます

皆に頭を下げる

上山さん、お疲れ様です
格好良かったですよ「王子様」

そんなこと言ったら、私は魔女になってしまいます

そんなことないです
(相手の手を握り
温度、あるでしょう?
上山さんも同じなんです



●幻想詩人集団、参上!
 ――花咲き、極彩色の音色が溢れるイベリン王家直轄領。その日は晴天に恵まれ、大勢の人々で賑わう公園の一角は、異様な熱気に包まれていた。
 それは、アマチュアバンド『Brilliant☆Breeze』の路上ライブが行われる――からであったのだが、不幸にも彼らは数日前に『音楽性の違い』とやらで解散してしまっていて。その代役として、『ぶり☆ぶり』のメンバーが白羽の矢を立てたのが、偶然居合わせたウィンクルムたちであったのだ。
「まさか、またライブする事になるなんてなあ」
 しみじみと呟いたアモン・イシュタールは、ライブ用の衣装に身を包んで遠い目をしていた。だな、とクールに頷くのは月成 羽純。そう言えば彼も以前、アモンと一緒にライブをした経験があったのだった。
「コスプレにも慣れたな……ま、結構楽しかったし、こうなりゃ飽きるまで付き合うか」
「うむ、再び人前での演奏か……」
 凛とした表情で、リオ・クラインは観客の集まったステージを見つめている。どうやら『ぶり☆ぶり』はアマチュアバンドと言えど、それなりの人気があったらしく――主に若い男女や、人が集まっているので取り敢えず来てみたと思しきお爺さんなどが、期待に満ちたまなざしで開演を待っているようだ。
「今度は幻ではないからな、必ず成功させなければ! ふふ、これでもピアノは自信があるんだぞ?」
 微かに口の端を上げて、リオはキーボードに指を滑らせる。一方で、シャルル・アンデルセンはふんわりした髪を揺らしながら、何処か緊張した様子で皆にお辞儀した。
「えと、こういうのはじめてなのでよくわからないのですが、よろしくお願いします。ノグリエさんの前以外で歌うのは初めてなので、ドキドキしています」
 みなさんに私の歌、気に入っていただけるといいのですが――そう言って顔を赤らめるシャルルの様子を、精霊のノグリエ・オルトは優しく見守っていた。
「……こんなことになるとは、思いもしませんでした」
 そう呟きつつも、にこにことした笑みを絶やさないノグリエの心中は複雑だ。
(シャルルの歌をボク以外に聞かせるのは、少し勿体ないような気もしますが……シャルルにとってはいい機会かもしれません)
 と、そこで、月の輝きを思わせる長い金の髪を靡かせ、向坂 咲裟が紫水晶の瞳を瞬きさせた。その表情からは何を考えているのか読めないが、確りとした熱意は伝わって来る。
「バンドなんて初めてよ……でも、楽しそう」
 ぽつりと呟き、やがて咲裟は拳を握って宣言した。
「サキサカサカサは成功を目指し頑張るわ!」
「あー……こういうのは、いっそ思いっきりやった方が良いな……後々に響かない事を祈ろう」
 咲裟の勢いとは対照的に、カルラス・エスクリヴァは重い腰を上げたような雰囲気だが、それでも音楽家としての矜持があるのか――その顔付きは真剣そのものだ。
「この日の為に、練習もしてきたし大丈夫だよね!」
 きらきらした瞳で、桜倉 歌菜は羽純に意味ありげな視線を送ると、彼は「ああ」と言った感じで頷きを返した。
「そろそろ、時間ですね……皆さん、行きましょうか」
 覚悟を決めて水瀬 夏織が一歩を踏み出そうとするが、生来の真面目さが全面に出てしまっている所為か、その表情はややぎこちない。笑顔笑顔と、精霊の上山 樹が人当たりの良い笑みを浮かべて彼女に囁き、夏織は意識して愛らしい微笑みを作ろうと頑張っているようだ。
「みんな、今日は来てくれてありがとうなのよ! 一身上の都合により解散してしまった『ぶり☆ぶり』の代わりに、ワタシ達がライブを行うわ!」
 颯爽と登場し、マイクを手に張りのある声で観客に告げたのは咲裟。突如現れた愛らしい少女に、観客は一瞬静まり返ったものの――次の瞬間、割れんばかりの歓声が野外ステージに響き渡った。音楽を愛する彼らにとってサプライズは望むところであったし、それに何よりステージに現れたメンバーは、皆其々に個性的で魅力的な面々だったからだ。
「えと、私達『PrettyPride』と」
「ボクら『WhiteKnight』の合同ライブ……!」
 女性陣を代表してシャルルが、そして男性陣を代表してノグリエがバンド名を紹介して。互いにドラムスティックを構え、演奏の準備を完了した夏織と樹が高らかに曲名を皆に告げた。
「曲は、『Follow your heart』……心のままに」
「そして『Miss you like crazy』……気が狂いそうな程、君が恋しくて。二曲、スペシャルバージョンでお届けするよ」
 ――こうして。ふたつの幻想詩人集団が奏でる壮大な叙事詩が、花咲き誇る公園で紡がれ始めた。

●PrettyPride&WhiteKnight
 曲は先ず、キーボードのリオがゆったりと奏でる、哀愁を帯びた前奏から始まった。荘厳な物語を予感させるメロディに乗せて、『PrettyPride』のメンバーが自己紹介をしていく。
「私はブルーロゼ……青薔薇。暗黒に閉じ込められた、姫のひとり」
 リオ――ブルーロゼが厳かに名乗り、その名に相応しい青いドレスが豊かに波打った。動きやすいようにアレンジをされたドレスには薔薇の意匠が散らされて、白金の髪を飾る青薔薇の髪飾りは彼女の気高さを象徴しているようだ。
「SUMと申します。魔女のようだと、囁かれる姫……」
 ドラム担当の夏織のニックネームはSUM。黒のロングドレスは成程、タイト気味な事もあって魔女のような妖艶さを湛えており――大きく入ったスリットから覗く、すらりとした脚が悩ましい。
「ワタシはミルクよ。運命の人を待っているお姫様なの」
 ベースを手に、くるりと一回転をする咲裟の名前はミルクだ。白と薄紫のフリルドレスが愛らしく、甘さの中にもミステリアスな雰囲気を秘めていた。左胸を飾るのは白い薔薇で、彼女はくすっと悪戯っぽく微笑んでシャルルを導く。
「ボーカルは私、真珠姫です。誰かが傷付くことは嫌い、でも自分が傷つくことは厭わない……!」
 白くてふわふわのドレスを纏った真珠姫は、天使を思わせる付け羽を揺らして、祈るように天に向かって手を差し伸べた。続いて、優雅な足取りでステージ前方へ身を乗り出すのは歌菜。その姿は正に男装の麗人で、軽くギターの弦を爪弾き彼女は微笑む。
「姫騎士KANA。子猫ちゃん達、今日は楽しんでいってね」
 クールにウインクを決めるKANAに、観客のあちこちから黄色い悲鳴が上がった。どうやら女性メンバーの其々は、タイプの違う姫君に扮しているようだ。
 ――と、そこで静かな曲調が一転、続いて疾走感のあるロックが奏でられる。『PrettyPride』の自己紹介が終わった次は、『WhiteKnight』のメンバーが前に出た。
「囚われの姫君を救う為、王子達は戦う……僕の名はTER。ペンが僕の武器さ」
 TERと名乗ったのはドラムの樹。清涼感のある白いワイシャツに、白と見紛う薄青のスーツを羽織って――その胸元には濃青のネクタイを締めている。スーツの肩には銀の肩章を縫い止めた姿は、真面目で実直な雰囲気を醸し出していた。
「ボクは竜騎士、囚われた姫を助ける為に茨の道を進みます。姫を助ける為なら、何だってしましょう」
 紳士的な物腰でキーボードを受け持つノグリエは、竜騎士を名乗る。銃士の格好は優雅であったが、そこに潜む危うさに乙女たちが「きゃあああ」と歓声を上げて――ひたむきに真珠姫を愛する竜騎士としては、少々複雑な気持ちだった。
「我が名はラルド、悪魔の王子。嗚呼……対の薔薇を持つパートナーは何処に」
 覚悟を決めたカルラスはベース担当として覚悟を決めて、コントラバスに手を置いて物憂げに呟く。緑色の瞳とお揃いの、深い緑色の燕尾服が高貴な雰囲気を醸し出し、左胸に飾られた赤薔薇が酷く鮮やかだった。
「オレは黒騎士……ダークナイト。麗しの姫よ、オレがお前を守る」
 ボーカルのアモンは、羽織っていた赤いマントを一気に脱ぎ捨て――鍛えられた細身の肉体を露わにする。胸元が開いたシャツに黒のズボン、その上には騎士の名に相応しき黒い鎧を纏って。ダークナイトは観客を煽るようにマイクを握って鬨の声を上げ、フッ――と危険な流し目を送った。
「きゃああああああ! 騎士様ああぁっ!」
 ――あ、最前列にいた乙女が胸きゅん過ぎて失神しかけている。やっぱり影のある男性って素敵だよねーとあちこちからうっとりした吐息が零れつつ、ギターを手に戦場と言う名の舞台に立つのは羽純だった。
「最後は俺……HASUMI。最後まで付いて来いよ」
 その姿は王子様と言うよりも、格調の高い騎士のよう。涼しげなまなざしで観客を指差す姿は、俺様な自信に満ち溢れていて。強引に観客を誘うHASUMIに、乙女たちは揃って歓声を上げて手を振り返している。
『これは、ふたつの童話が紡ぐ幻想……秘められた叙事詩』
 ダークナイトの艶やかな声が曲のはじまりを告げ、それを受け継ぐように澄んだ真珠姫の声が、物語を語りだした。
『突如王国は暗黒に支配され、姫たちは闇に閉じ込められた』
『囚われの姫を救う為、王子は戦う……』
 息の合った連携を見せて、ふたりの歌い手は踊るように囁き合う。公園の一角のステージで奏でられる音楽は、いつしか観客たちを幻想の世界へと誘っていった。
『けれど、お姫様だって王子様を待つだけじゃない、戦うんです』
 ――そう、ふたつの物語は交互に、リンクしながら語られていく。激しいロックが急転し、旋律は再びしっとりとしたバラードへ。
 キーボードのソロパートを見事にブルーロゼが弾きこなして、最初に姫君の物語が始まった。

●Follow your heart&Miss you like crazy
『閉じ込められた塔の中 泣いてばかり 助けを待つの?』
 メインボーカルは真珠姫だが、各パート其々は他のメンバーが受け持つ。最初にのびやかな歌声を響かせたのは、麗しき姫に扮したKANAだった。ギターに静かに指を這わせ、彼女は姫の嘆きを歌う――けれどそれは、次第に力強い歌へと変わっていく。
『守られるだけのお姫様じゃない 貴方と一緒に戦うわ それがお姫様のプライド』
『鳥篭に閉じ込められるだけのでも鳥でも 宝石箱にしまわれた真珠でもないわ』
 とん、と羽ばたくように跳ねて歌を引き継いだ真珠姫が、儚さの中にも芯の強さを秘めた声を響かせた。決意を紡ぐその姿は、ウィンクルムである自身を重ね合わせているかのようだ。
『貴方の為なら この羽だって捨てられる 今すぐこの檻を抜け出して 貴方に会いに行くわ』
 と、そこで――真珠姫と竜騎士の視線が交差した。切ない瞳が揺らめき、姫はかぶりを振って歌を続ける。愛しい彼に届けと祈るように。
『……貴方が傷付くなんて 見たくないのだから』
 それと同時、曲が変わる――姫を助ける為に戦う王子の物語へと。荒々しくも勇ましくHASUMIのギターがかき鳴らされ、重厚なラルドのコントラバスに乗って、キーボードを奏でる竜騎士が歌いだす、
『あの時 姫の羽を引きちぎっていれば 今も一緒に居られただろうか? どこまでも真っ白な心を 踏み躙ってでも ボクが閉じ込めればよかったのだろうか?』
 愛おしいが故に酷く切ない想いを吐き出して、竜騎士は天を仰ぐ。それでも彼は、絞り出すような声で呟いた――今はただ、助けに行くことしかできないボクを許してください、と。
『痛いくらい愛してる その世界から君を奪いたい』
 高まる想いをドラムの響きに乗せて、真っ直ぐに声を届けるのはTER。そして、それに応えるように――女性側の曲調が変わった。バラードから、花咲くように元気なポップへと。TERのドラムを引き継ぐように、SUMが軽やかにシンバルを鳴らす。真珠姫のボーカルとハモるようにSUMも歌声を響かせ、額を飾る青い石が輝いた。
『苦しくて切なくて でも前に進むの 取り戻すため』
『届きそうになるほど遠くで 輝きを放つ光』
 凛々しくも愛らしく、凛とした姫君の中にも恋する乙女の一面を窺わせて、ブルーロゼが歌う。彼女が歌を捧げる相手は、かつて敵対していたが恋に落ちた騎士――ダークナイトだった。
『この思いを伝えるまで 負けない』
 微笑みながら、観客に向かって優雅に手を振って挨拶をするブルーロゼ。そこで曲は男性側に移り、彼女の想いに応えるように、ダークナイトがマイクを握りしめて熱い歌声を響かせた。
『そのためなら この身が傷付いても構わない』
 飛び散る汗は、陽光をうけて宝石のように煌めく。銀の髪を乱暴にかき上げて、ダークナイトは観客と一体になって絶叫した。
『さあ、解き放て!』
 わああああ――と寄せては返す波のように、観客の間で歓声が響く。ウィンクルムたちは神人、精霊それぞれにバンドを組んで、見事な連携を見せてふたつの曲をひとつに纏め上げていた。
 間奏ではTERが予定よりも激しくドラムを叩き、KANAはピッキング後に高らかに右手を挙げる。そのまま彼女は、ギターを持ったまま派手な回し蹴りを決め、観客たちは更に盛り上がりを見せていった。
『行く手を阻む者達よ 我らの歩みは止められない』
 路上ライブの熱気は、既に最高潮に達している。ラルドが弓をくるくると回しながら歌い、見せ場のソロパートを激しく演奏していった。
『暗黒を振り払い あなたを白に染めてあげるわ』
 一歩前に出て、くるりとターンをするのはミルク。彼女の胸に飾られた白薔薇と、ラルドの胸の赤薔薇――対の薔薇は遂に出会ったのだ。ミルクは観客の方へ手を伸ばした後に投げキッスをし、元の位置へ戻る時にラルドへ向けてウインクをしてみせた。
『狂おしい程 愛しいお前の元へ、駆ける……目の前に立ち塞がる壁を 全て斬り裂いて』
 ギターを立てて弾き、技巧と演出を調和させつつHASUMIが物語を終わりへと導いていく。
『この腕の中に お前を抱きしめるまで 立ち止まらない』
 銃のようにギターを構え、ヘッドの先端を観客側に向けてのアピールに加え――華麗な膝でのスライディング。遂に姫君と王子は出会い、手を取り合って闇に立ち向かう――!
『Miss you like crazy……』
 囁くようなHASUMIの声が会場に染み込んでいって、静かに演奏が終わり――一瞬の静寂の後、割れんばかりの歓声が辺りに響き渡った。

●演奏を終えて
「貴重な体験ができました。ありがとうございます」
「おつかれ。皆『王子様』らしくて格好良かったんじゃないか?」
 夏織と樹が皆を労う声が、舞台裏に響く。
 こうして無事にライブは終わり、ウィンクルムたちは見事『ぶり☆ぶり』の代役を務めあげた。アンコールの声が止まない舞台を後にした一行は、そこで満足そうな表情で佇んでいた『ぶり☆ぶり』のメンバー――RYOとHaijiに再会した。
「流石だった……君達は俺達が見込んだだけの、いやそれ以上にビッグな存在だったんだな……!」
「君達のfantasy story……それは、オレ達のsoulを震わせる悠久のmelody……」
 ふたりは一行を讃え、次々にしっかりと握手を交わしていく。その表情はとても清々しく、彼らも『ぶり☆ぶり』の解散の未練を引き摺っていないようだった。
「俺達も負けてはいられないな。また新しいメンバーを募って、音楽活動を続けていくよ」
「そう、オレ達の旅は終わらない……イベリンの頂点に立つ、そのdreamを掴む為に……」
 と、そこでふたりはウィンクルムたちをじっと見つめる。その視線の意味する所に気付いたアモンは、「おいこら」と首を振った。
「……いや、一緒にやらねーから。オレ達はこれっきりだから」
「そうなのか。中々面白いと思ったのだが」
「ってお嬢様ー?!」
 生真面目な表情で自分を見上げてくるリオに、思わずツッコミを入れるアモンである。一方で咲裟は路上ライブを通して、バンドはチームワークが大切だと改めて意識したようだ。
「とっても、とっても素敵で楽しかったわ!」
 程良い疲労感を感じつつ、それ以上の充実感も感じていたから――咲裟は素直に、己の気持ちを言葉にする。皆にお疲れ様、と声を掛けたカルラスは、そんな咲裟を見つめて穏やかに微笑んだ。
「サキサカのお嬢さんも中々に可愛らしかったな、お疲れさん」
(ノグリエさんが気に入ってくれれば良いのですが……)
 そしてシャルルはと言えば、何よりもノグリエの反応が気になっている様子。そんな純粋な彼女の様子を見たノグリエは、愛おしさに包まれて――やはりシャルルを独占したいと言う気持ちを、抑える事が出来なかった。
「また、ボクの為に歌ってくださいね。お姫様」
「ノグリエさん……は、はいっ!」
 にっこりと笑って羽純とハイタッチをした歌菜は、ライブのパフォーマンスが成功して良かったと胸を撫で下ろす。
「羽純くんに教えて貰った技、上手くいったよ!」
「ああ、ちゃんと見てた。格好良かったよ」
 ギターを持ったままの回し蹴り――あの派手なパフォーマンスは、ギターの先輩である羽純から教わったものだ。それを無事にものに出来たのもそうだけど、何よりも羽純と一緒にライブを成功させた事が嬉しくて、歌菜は興奮冷めやらぬ様子で彼女の『王子様』を見つめていた。
「上山さん、お疲れ様です。格好良かったですよ『王子様』」
 意味ありげに『王子様』を強調して、夏織はそっと樹に囁く。樹もお疲れ様、と返しつつ、そんな彼女に微笑み返した。
「水瀬も良く頑張ったね。それに、僕はどちらかといえば『魔王』かな」
 もう、と夏織は軽く溜息を吐き、黒いドレスの舞台衣装を見つめて呟く。
「そんなこと言ったら、私は魔女になってしまいます」
「そんな事ないさ、水瀬は僕とは違う」
 その樹の言葉に、夏織はそんなことないですと言って彼の手を握り――自分に言い聞かせるように言葉を紡いだ。
「温度、あるでしょう? 上山さんも同じなんです」
 樹はそれをじっと見つめ、やがてゆっくりと手を離す。最後にぽつりと零した言葉は、きっと彼女には聞こえなかっただろうけど。
「……外見が同じだからといって、中身まで同じとは限らないさ」

 ――此処で紡がれた音楽は、闇に立ち向かう姫君と王子の叙事詩。それは、彼らウィンクルムの運命を暗示しているかのようだった。
 ならば幸せな結末に導いていこうと、彼らは其々に誓い合い――幻想詩人集団は彼ら自身の物語を、これからは紡いでいく。



依頼結果:大成功
MVP

メモリアルピンナップ


エピソード情報

マスター 柚烏
エピソードの種類 ハピネスエピソード
男性用or女性用 女性のみ
エピソードジャンル イベント
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用不可
難易度 普通
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 5 / 2 ~ 5
報酬 なし
リリース日 05月11日
出発日 05月20日 00:00
予定納品日 05月30日

参加者

会議室

  • [21]リオ・クライン

    2015/05/19-23:49 

  • [20]桜倉 歌菜

    2015/05/19-22:11 

  • [19]桜倉 歌菜

    2015/05/19-22:10 

  • [18]桜倉 歌菜

    2015/05/19-22:10 

    皆さん、有難う御座いますっ♪
    バンドがどんな風になるか、今からとっても楽しみです!!

    必要ないかなと思ったのですが、バンド設定の分担のまとめも投下しておきますねっ!

    ・バンド設定の分担

    1.バンド名 → シャルルさん
    2.曲名 → 夏織さん
    3.全体の雰囲気(テーマ) → リオさん
    4.全体の雰囲気(曲調) → 咲裟さん
    5.物語の内容 → 歌菜

  • [17]向坂 咲裟

    2015/05/19-20:39 

    ギリギリなってごめんなさい。
    歌菜さん、まとめありがとう。

    分担は全体の雰囲気(曲調)を受け持つわね。

  • [16]リオ・クライン

    2015/05/19-20:35 

    了解した。

    私は全体の雰囲気(テーマ)を担当したい。

  • [15]水瀬 夏織

    2015/05/19-20:28 

    時間ぎりぎりになって申し訳ありません。
    桜倉さん、素敵な案を色々と考えてくださってありがとうございます。
    また、分かりやすくまとめてくださって本当に助かりました。

    私たちは、曲名を担当させて頂ければと思います。
    よろしくお願いいたします。

  • [14]桜倉 歌菜

    2015/05/19-20:23 

    シャルルさん、有難う御座います♪

    まだ全員のお返事いただいていないのですが、以下方向でプラン提出済です。
    「バンド設定は各PCで分担し記載」する旨は、私のプランに入れておりますっ

    何かあれば、直前までプラン変更可能ですので、お気軽に仰って下さい!

    (※は各自で考えて記載する項目)

    【神人バンド】
    ・バンド名 :Pretty Pride

    ・楽曲関連
     曲名 :Follow your heart
     全体の雰囲気(テーマ) :童話の妖精とかお姫様がテーマ
     全体の雰囲気(曲調) :しっとりバラードから、花咲くように元気なポップへ変化。
     物語の内容 :童話風。突如暗黒に支配される国。閉じ込められるお姫様。けれど、お姫様だって王子様を待つだけじゃない、戦うんです。
     歌詞   :※
     演奏中のパフォーマンス :※

    ・メンバー関連
     ニックネーム :※
     衣装 :※
     どんなキャラを演じるか :※

    <担当パート>
     ボーカル :シャルルさん
     キーボード :リオさん
     ドラム :夏織さん
     ベース :咲裟さん
     ギター :歌菜

    【精霊バンド】
    ・バンド名 :White Knight

    ・楽曲関連
     曲名 :Miss you like crazy
     全体の雰囲気(テーマ) :童話の騎士とか王子様がテーマ。
     全体の雰囲気(曲調) :クールに格好良く、疾走感のあるロック。
     物語の内容 :童話風。囚われのお姫様を救う為、戦う王子様。
     歌詞 :※
     演奏中のパフォーマンス :※

    ・メンバー関連
     ニックネーム :※
     衣装 :※
     どんなキャラを演じるか :※

     <担当パート>
     キーボード :ノグリエさん
     ボーカル :アモンさん
     ドラム :樹さん
     ベース :カルラスさん
     ギター :羽純

  • おそくなっちゃってごめんなさい。
    歌菜さんの案素敵だと思うからそのまま参加させてもらいますね。
    沢山考えてくださってありがとうございます。

    えっと、それじゃあ私達はバンド名の方担当させていただきますね。

  • [12]桜倉 歌菜

    2015/05/18-00:29 

    皆さん、ご意見有難う御座います!
    私の案に賛成いただき、嬉しいやら…大丈夫か!?と悶絶したりとかしてます←

    先に↓に纏めたのですが、
    「歌詞」「演奏中のパフォーマンス」「ニックネーム」「衣装」「どんなキャラを演じるか」は、
    個人個人で自由に考えるので問題ないかなって思いました(きっとGM様が纏めて下さる!←)
    きっと書いた「歌詞」が、その人の見せ場になるかなと思いますので、
    物語に沿って、自由に書いちゃいましょう♪
    勿論、事前に擦り合わせた方が良ければ、ご意見頂けたらと思います!(あくまで私個人の意見ですのでっ)

    あと、決めないといけないのが「バンド名」と「曲名」ですね。

    再び言い出しっぺの法則で、考えて来ました!

    【神人バンド】
    バンド名 :Pretty Pride
    曲名 :Follow your heart

    バンド名は、可愛いとプライドを組み合わせてみました。戦うお姫様ってイメージになるかなって。
    曲名は、「心のままに」。自ら戦っちゃうお姫様っぽく。

    【精霊バンド】
    バンド名 :White Knight
    曲名 :Miss you like crazy

    バンド名はずばり、白馬の騎士とか王子様とか。
    曲名は「気が狂いそうな程、君が恋しいよ」なーんて(照)

    皆様の素敵センスなご意見を猛烈にお待ちしております…!

    あと、プラン文字数削減のため、以下内容は手分けできたらなって思いました。

    1.バンド名
    2.曲名
    3.全体の雰囲気(テーマ)
    4.全体の雰囲気(曲調)
    5.物語の内容

    よろしければ、私は「5」を受け持とうかなって思ってます。

  • [11]桜倉 歌菜

    2015/05/18-00:26 

    わーい、五組揃いましたねっ♪
    咲裟さん、カルラスさん、宜しくお願いしますっ!
    ウッドベース、アリだと思います♪

    今のところの纏めを投下しますね!

    【神人バンド】
    ・バンド名 :未定

    ・楽曲関連
     曲名 :未定
     全体の雰囲気(テーマ) :童話の妖精とかお姫様がテーマ
     全体の雰囲気(曲調) :しっとりバラードから、花咲くように元気なポップへ変化。
     物語の内容 :童話風。突如暗黒に支配される国。閉じ込められるお姫様。けれど、お姫様だって王子様を待つだけじゃない、戦うんです。
     歌詞   :それぞれで考える
     演奏中のパフォーマンス :それぞれで考える。

    ・メンバー関連
     ニックネーム :それぞれで考える。
     衣装 :それぞれで考える。
     どんなキャラを演じるか :それぞれで考える。

    <担当パート>
     ボーカル :シャルルさん
     キーボード :リオさん
     ドラム :夏織さん
     ベース :咲裟さん
     ギター :歌菜

    【精霊バンド】
    ・バンド名 :未定

    ・楽曲関連
     曲名 :未定
     全体の雰囲気(テーマ) :童話の騎士とか王子様をテーマ。
     全体の雰囲気(曲調) :クールに格好良く、疾走感のあるロック。
     物語の内容 :童話風。囚われのお姫様を救うため、戦う王子様。
     歌詞 :それぞれで考える。
     演奏中のパフォーマンス :それぞれで考える。

    ・メンバー関連
     ニックネーム :それぞれで考える。
     衣装 :それぞれで考える。
     どんなキャラを演じるか :それぞれで考える。

     <担当パート>
     キーボード :ノグリエさん
     ボーカル :アモンさん
     ドラム :樹さん
     ベース :カルラスさん
     ギター :羽純

  • [10]向坂 咲裟

    2015/05/17-23:55 

    途中からだけど、参加させてもらったわ。
    向坂 咲裟よ。パートナーはカルラスおじさん。
    よろしくお願いするわ。

    お姫さまと王子様…素敵ね。良いと思うわ。
    ただ、私たち個別のモチーフをどうするかはまだ思いつかないの。
    ちょっと時間を頂くかもしれないわ。ごめんなさい。

    ポジション…空いているのはベースよね。
    それじゃあ、私とカルラスさんはベースを希望するわ。
    …ウッドベースってアリかしら?

  • [9]水瀬 夏織

    2015/05/17-21:21 

    ご挨拶が遅くなり申し訳ありません。
    水瀬夏織と申します。こちらはパートナーの上山樹さんです。
    どうぞよろしくお願いいたします。

    桜倉さんの考えてくださったバンドスタイル、素敵ですね。
    お姫様と王子様、双方の物語がリンクするというのがとても楽しそうです。

    ポジションとしては、私と上山さんはドラムを希望します。
    打楽器をたたくだけなら、体力さえあればなんとかなるかなと思いまして。

    お姫様、というのは柄ではないので自分がどんな役になるか想像が全くつかないのですが…
    上山さんに関しては、何と言いますか、優雅な感じの王子様かなと思ったりします。

  • [8]リオ・クライン

    2015/05/17-14:09 

    歌菜は久しぶり、シャルルと夏織さんは初めまして。
    リオ・クラインとアモン・イシュタールだ

    うーん、王子と騎士・・・アモンのイメージに合う感じか・・・。
    ポジションは一応、私がキーボードでアモンがボーカルを希望している。

  • ふふ、歌菜さんの姫騎士さん姿楽しみです。
    三銃士なノグリエさん…素敵ですね(照)

    他の方の希望がまだ聞けてないのですが。ポジションについて。
    私はボーカル希望です。ノグリエさんはキーボードなら出来そうだと言っていました。

    あ、私もお茶頂ますねー(まったり)

  • [6]桜倉 歌菜

    2015/05/17-01:10 

    シャルルさんとノグリエさん、リオさんとアモンさん、よろしくお願いします!

    シャルルさん、有難う御座います♪
    天使系のお姫様…!白いふわふわ、シャルルさんにぴったりですねっ!
    ノグリエさんはエレガントな三銃士っぽい騎士服とか似合いそう…!と妄想しました←

    私は凛々しい系のお姫様がいいかなぁって思ってたりしますっ
    お姫様だけど騎士っぽいカンジの。
    羽純くんには王子様になってほしいなって思ってたり。

    バンドですので、ポジション決めもしなきゃですね♪
    ボーカル、ギター、ベース、キーボード、ドラム…が一般的なものでしょうか。
    この中からだと、私と羽純くんは、ギターを希望しておきますね。
    とはいえ、どれでもいけますので、他に希望される方がいらっしゃればチェンジしますっ。お気軽に仰って下さい♪

    まだまだ時間がありますし、まったりお茶を飲みながら、ご意見お待ちしております!

  • シャルル・アンデルセンとノグリエ・オルトです。
    私達も参加させていただきますね。
    よろしくお願いします。

    桜倉さんの案とても素敵ですね!
    それで考えていきたいなと思うのですがさてどんな感じにしましょう。

    神人のイメージは天使系のお姫様。白くてふわふわ。
    なのですが…精霊がなかなか浮かびません(苦笑)

  • [3]桜倉 歌菜

    2015/05/16-01:00 

    連投失礼します!
    言い出しっぺの法則で、私の意見を書きますね。

    <神人バンド>
    ・方向性…童話の妖精とかお姫様をテーマに、衣装もそんな方向で、アイドルっぽく可憐に行きたいです♪
    ・全体の雰囲気…キラふわアイドル風味
    ・物語の内容…童話風。突如暗黒に支配される国。閉じ込められるお姫様。けれど、お姫様だって戦うんです。
           しっとりバラードから花咲くように元気なポップへ変化とか素敵かなぁと。

    <精霊バンド>
    ・方向性…童話の騎士とか王子様をテーマに、衣装もそんな方向で、クールに格好良く行きたいです♪
    ・全体の雰囲気…キラふわアイドル風味
    ・物語の内容…童話風。囚われのお姫様を救うため、戦う王子様。疾走感のあるロック。

    神人と精霊で物語が繋がってるんだよ~ってカンジにしても楽しそうです♪

    あくまでこんな意見だというだけなので、ご意見あればどしどしと!
    あと、認識間違いあればご指摘いただけますと嬉しいですっ

  • [2]桜倉 歌菜

    2015/05/16-00:57 

    桜倉歌菜と申します。パートナーは羽純くんです。
    夏織さん、樹さん、よろしくお願いいたします♪

    えーっと、神人さん、精霊さんそれぞれでバンド(計2バンド)を結成する必要があるんですよね。
    考えないといけない事を纏めてみましたっ

    【神人バンド】
    ・バンド名

    ・楽曲関連
     曲名
     全体の雰囲気
     物語(歌詞)の内容
     演奏中のパフォーマンス

    ・メンバー関連
     ニックネーム
     衣装
     担当パート
     どんなキャラを演じるか

    【精霊バンド】
    ・バンド名

    ・楽曲関連
     曲名
     全体の雰囲気
     物語(歌詞)の内容
     演奏中のパフォーマンス

    ・メンバー関連
     ニックネーム
     衣装
     担当パート
     どんなキャラを演じるか

    まず、物語の方向性を決める必要があるかなって思いました!

  • [1]桜倉 歌菜

    2015/05/16-00:56 


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