エント様に花束を(あき缶 マスター) 【難易度:普通】

プロローグ

●老木とこどもたち
 タブロス郊外の小さな村、グーテに隣接する森、グーテフォレスト。
 深いが実り豊かな森で、村人たちの腹を満たし、子供らの遊び場になっていた。
 代々、村の子供達は、森の守護者である人語を解する動く木、トレントと仲が良かった。
 トレントは森を乱すものを許さないが、なぜか二十歳までの子供にだけは優しく、ゆっくりすぎて聞き取りにくい声で、昔話や森の動植物について豊かな知識を授けてくれた。
 グーテの村人は、そのトレントをエント様と呼び、敬愛していた。

「エント様がおかしくなったそうです」
 A.R.O.A.に陳情に現れたグーテ村長は、十歳くらいの少年を連れていた。
「エント様、おかしいんだ。暴れまわってるんだ。僕らの声も聞こえないみたいで。あんなにかわいがっていた小鳥やリスをふ、ふ、踏み潰しちゃって……!!」
 ずっと優しかったエント様の豹変に、ショックを受けているのだろう。証言のために思い出してしまった光景に、少年は泣きじゃくりだす。
 村長は、縋り付いて泣く少年を宥めながら、あとを引き継いだ。
「どうも、デミ化している、としか、思えないので……」
 応急処置として村長は、村人らに森への立ち入りを禁じたが、あの森での狩りや採集で生計を立てる者が多い村なので、いつまでも禁止はできないという。
 それに、デミ・トレントは理性を失っている。森を壊滅させた上に、村まで襲うかもしれない。
「森が壊滅すれば、村人らの仕事がなくなりますし……エント様に殺されるだなんて、子供らにはショックすぎます」
 ことは一刻を争うようだ。
 A.R.O.A.は早急にウィンクルムを派遣する手はずを整えた。

 デミ・トレントの動きはとても遅い。
 現場に急行すれば、被害は最小限に食い止められるはずだ。
 形も不気味な、節くれだった巨木に変化しているし、動く樹木はグーテフォレストにはエントしかいないので、すぐ分かるだろう。
「もしかしたら、もう踏みつぶした死体の血を吸って、葉が真っ赤になっているかもしれないな」
 デミ・トレントの資料を漁ってきた職員は、ウィンクルムにそう告げた。
「人語はまだ解せるようだ。だが、ゆっくり喋ってやらないとわからないかもしれない。すでに人格者だったエントの性格は、消えている……。元には戻らないんだ、残念だけど。今は、もう、小動物を踏みつぶすのが楽しくってたまらない……そんな存在になっているんだよ」
 グーテ村の人々は、エントに育てられたようなものだ。きっとショックを受けるだろう。
「デミオーガ化って、辛いね……」
 うなだれて呟く職員は、あの少年の泣き顔を思い出していた。

解説

●成功条件:エントを倒す

●敵
 デミ・トレント「エント様」
  非常にタフで、強力な枝(槍のような使い方をします)攻撃を行う樹木
  攻撃時以外はとてもゆっくりうごくので、回避能力は低いです
  ゆっくりですが人間語を喋ることが出来ます
  難し目の話も、ゆっくり喋ってやれば理解します
  過去の記憶は、殺人の快楽によって忘れていますが、呼びかければ思い出すかもしれません。
  思い出したところで、破壊衝動はおさまりませんが、動きが一瞬鈍る可能性があります。

●場所 グーテフォレスト
 広い広葉樹林
 遭難しても飢えることはないくらい、とても豊かな生態系に恵まれています

ゲームマスターより

お世話になります。あき缶でございます。
純戦~心情系シリアスなアドエピでございます。

幼いころの楽しい思い出が、悲劇になる。
どうにもならない理不尽な悲しみを、これ以上広げないでください。

皆さんの健闘を祈ります。

リザルトノベル

◆アクション・プラン

木之下若葉(アクア・グレイ)

  エント様、村の方、森に住む方々
貴方がたの森にちょっとだけ失礼させて頂きますよ

とは言っても俺自体は皆の補佐くらいしか出来ないからね
貴方と村の人が愛した森を無駄に散らさないように荒らさないように
味方や周辺に迫って来た枝を払い
最小限の被害になるよう周りに目を配るくらいかな
ああ、そうだ。自分の身を守る事も忘れずに

…そうだね。きっと特別な事じゃ無いんだろうね
今まで倒した相手にだって必ず過去はあったのだろうし

悲しむのは違う気がする
それでも何だか寂しいから

「今まで有難うございました。どうか、安らかに」
村の子達に代わってそっと小さく伝える
餞にはあまりにもお粗末な言の葉だけれど、ね
(「おやすみなさい」)



スウィン(イルド)
  …デミ化する前に会いたかったわね
(葉が赤くなっていたら悲しそうに見て)
今できる事は、早く楽にしてあげる事だけ

会話の場面では会話術活用

■戦闘
前衛で回避・防御重視で枝払い
危なくなったら下がり後方支援
倒す事に戸惑いは無い

子供達が悲しんでるわ…貴方の事大好きだったのね
何とかフォローはするつもりだから安心して
…お休みなさい

■後
村人に報告し、必要なら後始末を手伝う

デミ化したら、元には戻れない。
こうするしかなかったのよ…ごめんね
エント様や死んでしまった動物達を弔ってあげましょう…

辛かったら今は泣いて、エント様の事を忘れてもいいと思うわ
いつか、優しかった頃のエント様だけ
思い浮かべられるようになればいいわね



アキ・セイジ(ヴェルトール・ランス)
  「家族が治らぬ病気に罹った時、残される者に何ができるだろう」

◆エントの前に立つ
少しでも正気を揺さぶろう
*予め大人達には「子供達には見せないで」と頼んでおく

森の幼い木々の事、一緒に過ごした子供達の事、覚えているだろう?
皆、貴方が苦しんでいる事がとても苦しいんだ

木の枝を剣で払いエントの進行を鈍らせ体力を削りつつ、最後の瞬間まで語り続ける
エントが少しでも幸せな気持ちで逝くけるようにだ

エントの亡骸は荼毘
炎が魂を天に運ぶと信じるよ…(死んだ両親を思い出し胸が苦しい

◆事後
子供達を誘い、エントがよく居た場所に弔いに行きたい
そこに新芽があれば子供達に「生まれ変わりかもしれないな」と頑張って笑ってみせるつもりだ



セイリュー・グラシア(ラキア・ジェイドバイン)
  この件に関わるかどうか最初悩んだぜ。ラキアが植物好きだから、どうしても辛い思いをさせる事になるからさ。でも放っておけないってラキアは言うんだ。相手によって倒す倒さないの基準を振れさせては駄目だと。

トランスして森へ。ラキアをぎゅっと抱きしめて「お前の分の罪もオレが背負ってやるから」
剣でエントの枝を叩き折るようにして戦うぜ。精霊達が攻撃する隙を作り、詠唱時間を稼ぐ。広い場所で戦うのが良いな。森に被害を出したくない。皆と協力して戦う。エントを燃やして浄化させるなら森への延焼も防げるような場所を選んで戦いたい。
エントは森を大切にしていた。森を荒らさないようにする。彼の意思を酌んでやりたいからな。



遥 宏樹(月都)
  【心情】
初めての依頼!上手くいくよう全力でいくぜーっ!

【行動】
エント様っての早く倒した方が良いよな。
しんみりモタついてると、次の被害者が出るかもしれねぇ!
ここは心を鬼にして迅速に討伐!

トランスは……するよな。べ、別に緊張してねぇ!
確か頬だったよな!?

動きを鈍らす為「目を覚ませ!」と呼びかける。

エント様ってのは随分慕われていたのか
村の皆随分と落ち込んでるな。俺も励ましたい。
皆が良い子にしてればまた会えるって、痛ってぇ!なんだよ月都?
こんな時までお説教すんなよ。……でもまぁ、簡単な事言えねぇか。

悪いのはエント様って奴をデミ化させたオーガなんだ。
この村の人達の為にも、これからもオーガ討伐していくぜ!



●笑う老木
「エント様、村の方、森に住む方々……貴方がたの森にちょっとだけ失礼させて頂きますよ」
 木之下若葉はグーテフォレストの入り口で一礼すると、ゆっくりと境界を越えた。そして、豊かな森に息を呑むと同時に違和感を覚えた。
 静かだ。こんなに豊かな森ならば、必ず小鳥のさえずりや小動物が駆けて擦れる木々の音があるはずなのに。
「皆怯えているんだね」
 ぽつりとラキア・ジェイドバインが漏らした言葉に、ウィンクルムらは悲しい気持ちで項垂れる。
 と、メキメキメキ……。遠くで木がなぎ倒される音が不意に響いた。
 けたたましいくらいの羽音と、ピィピィ、チイチイという鳥の悲鳴が続く。
「あっちね!」
 スウィンが音のほうを指差し、走り出した。もちろん、他の者も彼のあとについて走る。
 みっしりと生えた木で、見通しが悪いが、走るほどに視界は鮮明になっていく。
「真っ赤……!」
 前方をゆっくりと深紅の塊が動いていくのを見て、アクア・グレイが悲鳴のような声をあげる。
「あんなに赤くなるまで……血を吸ったんだ……」
 セイリュー・グラシアは眉をひそめ、併走するファータを気遣わしげに見やる。
 ラキアは草花を愛する男だ。命を奪い血を吸い上げて真っ赤に染まる老木を、彼はどんな気持ちで見るのだろう。
 ずしん。ずしん。トレントの歩みは遅い。だから追いつくのは容易だった。
「こ、れが……かつて森の守護者と呼ばれた者の姿だというのか?!」
 思わず叫ぶアキ・セイジだけでなく、デミ・トレントに対峙したウィンクルムらはゾッと背筋を凍らせた。
 真っ赤なトレントの後ろには、赤い道が出来ていた――逃げ遅れた生物の遺骸が転々と落ちた血の道が――。
「ラキア……」
 グーテ村の人々の、エントが優しく賢い森の守護者だという話を聞いているセイリューは、やはり来なければ良かったかと後悔を滲ませ、精霊を見やった。
 放っておけない、というラキアの意志を汲んでここにいるが……こんな様になったデミ・トレントを見るだけでも、ラキアには辛いのではないか。
 だが、ラキアの顔は凛としていた。
「倒さないと、エント様は救われない」
 セイリューはそれでも心配そうな目をやめない。それに気づいたラキアは、少しだけ微笑んで見せた。
「今までだって、戦って倒してきた。倒す是非を使い分けちゃいけない。ぶれちゃ駄目だ。……それこそ偽善だよね」
 ――辛いくせに。
 セイリューは眉をひそめ、しかしもうラキアを心配するのはやめた。覚悟を固め、彼を抱きしめる。
「お前の分の罪もオレが背負ってやるから」
 固い声で、誓う。ここから先は精霊のすべてを神人が負う、と。だから、良心の呵責をこの優しいファータが感じないようにと、セイリューは願う。
「……では、『滅せよ』の言葉通りに」
 森に入る前に行ったトランスの言葉、インスパイアスペルに従い、ラキアはもう、迷わない。
 彼らのやり取りを聞き、若葉は頷く。
「……そうだね。きっと特別なことじゃないんだろうね」
 今までも、若葉とアクアはウィンクルムとしてA.R.O.A.の仕事をこなしてきた。
「今まで倒した相手にだって、必ず過去はあったのだろうし」
 今までと何も変わらない、と若葉は自分に言い聞かせ、アクアを眩しく見た。
 神人の前に立ち、ちゃんと動けるよう集中するために深呼吸をしている年下の精霊は、若葉ほど動揺はしていないようだ。きちんと仕事をこなすための、深呼吸をしているのだから。
 幼いように見えて、その実、彼は強い。
 骨が折れ内臓を吐き出して獣が死んでいった。声も出せずに鳥が潰れていった。その結果が、赤い道だ。
 道を作ったエントは――笑っていた。真っ赤な枝葉を揺らして笑っていた。
「こいつ……!! これがデミ化ってやつかよ!」
 遥 宏樹が怒りに体を震わせ、剣を抜く。
「ヒロ、落ち着いて」
 彼の精霊が、今にも斬りかかりそうな宏樹の肩を掴んで、引き戻す。
「なんだよ月都、こんな奴さっさと倒した方が良いだろ?! ここでしんみりモタついてると、次の被害者が出る!」
「気持ちは分かる。でも相手は強敵だ。こんな時こそ、慎重にね。特攻隊長じゃないんだから」
 食って掛かる若い神人を、落ち着いた口調でマキナの月都は説いて聞かせる。それでなくても、まだ月都も宏樹も戦いに慣れているわけではないのだ。独断専行は危険すぎる。
 セイジは辛い気持ちで、トレントを見上げた。
「家族が治らぬ病気に罹ったとき、残される者に何ができるだろう」
 胸が痛い。このトレントは未成年にとても優しかったそうだ。会う時が違えば、セイジはエントともっと穏やかな森の話ができたろう。
 だが、もうこの老木は生き物を殺して笑うのだ。
 セイジは己の胸をぎゅうと握り締めた。話に聞いていただけの自分でも、こんなに胸が痛い。いわんや、村人達の思いにおいてをや。
「に~~~ん~~~げ~~~ん~~~」
「喋った!?」
 エントが口を開いたことに、驚いた一同は一歩下がる。
「に~~ん~~げ~~ん~だ~~」
 にたぁと洞らしき口を広げ、エントは笑う。
「おぉ~~~きぃ~~~し~、しゃ~べ~る~か~ら~。つ~ぶ~し~が~い~が~あ~る~なぁ~」
「んだとぉ!?」
 イルドが眉をひそめ、怒鳴る。人間を見て、『大きいし喋るから、潰し甲斐がある』とは。
 怒鳴った後、イルドは悔しげに下を向き、歯を食いしばった。
「…………どうにも、ならないんだな?」
 長考の後、イルドはかみ締めた歯を開き、神人に答えの分かっている問いを、それでもしてしまう。
「どうにも、できないわ。今できることは、早く楽にしてあげることだけよ」
 悲しく老木を見上げているスウィンは、彼に分かりきった答えを返した。いつも通りの不機嫌そうなイルドの目が、哀に染まっているのがスウィンには分かる。だから、彼が少しでも楽になるように言葉を選ぶ。彼の殺意を認めてやる。
「なら、倒すだけだ。……いい気は、しないけどな」
 剣柄を握り、イルドは搾り出すように言う。その言葉は誰にでもない、自分に向けた覚悟の言葉だ。
「……ランス」
 セイジは重苦しく精霊を呼んだ。
「どうした?」
 努めて明るくヴェルトール・ランスは、神人に歩み寄る。湿っぽい空気は士気にも関わる。特に、セイジは色々思い悩むタイプだから尚更だ。
 セイジは真剣な顔でランスを引き寄せ、
「コンタクト」
 と素早く呟き、彼の頬に口付けた。今は、男の頬に口付けることを葛藤している場合ではない。少しでも早く、あのトレントを楽にしてやるために、ランスの力が必要なのだ。
 ぽうっとランスの体がトランスにより光りだす。
「そんな顔すんな。……任せとけよ」
 ぽんとセイジの肩を叩き、ランスはエントの脚となる根元へ杖の先端についた濃紺の宝玉を向ける。マジックスタッフを媒介にランスのエナジーが根元に伝わり、内部から灼熱を発する。
 じわじわと内部から黒ずんでいき、生木の燃える匂いが森に漂いはじめたと思うなり、ボウッと根元が発火した。
「も~~や~~し~た~~な~。も~り~~を~~も~や~~す~~も~~の~は~~ゆ~~る~~さ~~ん~~」
 デミ・トレントは激怒し、真っ赤に染まった鉄臭い葉をつけた太い枝を振り回し始めた。

●生き物の死とは
 本格的に戦闘が始まった。
 イルドの剣が固い樹皮を砕いて、つるつるした木肌をまろびださせる。
「よし、全力でいくぜーっ!!」
 宏樹は勇んで剣で切りかかろうとし――、大事なことを思い出して自分に急ブレーキをかけた。
「っととと……その前に、トランスだった、よな?!」
「そうだね、初トランスだね」
 苦笑しつつも落ち着いた様子の月都は、宏樹がキスしやすいようにそばに立って、身を屈める。
「……ヒロ、そんなに緊張しないで」
 ガチガチした空気が伝わってくる、と苦笑を深め、月都は神人を宥めた。
 顔を赤くした宏樹は、
「べっ、別に緊張してねえ! えーと確か頬だったよな……」
 といいながら、唇を尖らせて月都の顔に寄せていく。
「世界の剣となるべく!!」
 唇が頬にふれるなり、月都の体が光を孕んだ。
「デミといえど、オーガは一掃。慈悲なんて無くていいんだ」
「おう、ここは心を鬼にして迅速に討伐!」
 二人は得物を構えて、トレントの露出した木肌めがけて突進した。
「目をさませ!」
 と叫ぶ宏樹だが、それで敵の動きが一瞬でも鈍ればいいと思っているからの発言だ。それ以上の気持ちは、こめていない。
 トレントが振り回す枝は、文字通り丸太だ。すさまじい破壊力で、周囲の樹と共にウィンクルムをなぎ倒し、潰そうとする。
 ベキベキベキッと逃げようの無い森の木々が折れ、裂け、木っ端を散らす。
 戦場はあっというまに広場と化す。
「戦いやすくはなったがよ!」
 枝と剣で鍔迫り合いをしつつ、イルドが舌打ちと共に吐き捨てた。
 森を荒らさないようにと気を使っているのはウィンクルムだけだ。
「やめて。貴方の愛していた森だよ!」
 森の惨状をみた若葉は、迫る枝を小刀で払いながらも、思わずデミ・トレントに訴えた。
 アクアは、少しでも早く若葉の苦悩が止まるように銃を撃ち続けるしかない。巨木の枝は後衛まで届く。トランスで力を強化している精霊一同はともかく、神人にとってはかなり危険だ。
 死角から襲い掛かった葉にアクアが転ばされた。若葉が目を見開く。
 巨大な枝がアクアの脳天をかち割ろうと落下してくるが、若葉の足では間に合わない。むしろ二人とも枝攻撃に巻き込まれてしまう。
「こっちだ!」
 セイリューがアクアの服を掴んで引きずり寄せ、攻撃から守った。
 アクアの傍に立ったラキアの武器が輝きを放ちだす。昼でも眩しいほどの強い温かい光がアクアの傷を癒し、トレントを惑わせる。
「子供たちが悲しんでるわ! 貴方の事、だいすきだったのよ!」
 視界を覆う葉を繁らせた小枝を小刀で切り払い、スウィンが叫ぶ。今の姿を村の子供たちが見たら、どんなにか傷つくだろう。
 すさまじい回転の勢いをのせて、イルドの刃がデミ・トレントの幹に食い込む。
 森中に澄んだ音が響き渡った。
「切り倒してやる!」
「手伝うよ」
 月都の斧が、宏樹の剣が、幹に突き刺さる。
「うわあっ」
 デミ・トレントが命の危険を感じたか、尚一層暴れだし、宏樹ははね飛ばされた。
「宏樹!」
 とっさに真剣な時の呼び方で名を呼び、地に伏せた宏樹に月都が駆け寄る。
「だ、大丈夫だ。葉っぱがクッションになったみたいで……」
 大量の落ち葉と腐葉土が、柔らかく宏樹を受け止めたらしく、重傷は避けられたようだ。
 宏樹を助け起こしながら、月都が指示する。
「突っ走っちゃ駄目だよ。今は下がっていて」
 神人はどうしてもトランスした精霊に比べ、弱い。肩を並べて戦うのは、時に危険だ。
「こんなに豊かな森が育まれるのを、守ってきたのは彼だろうに……」
 宏樹の傍に駆け寄り、そろそろ光を失いつつあるワンドの最後の癒しを与えながら、ラキアは悲しく地面を見下ろした。
 この腐葉土をふわふわにして宏樹を救ったのは、エントが護ってきた森の動植物なのだ。。
 セイリューはラキアが泣くのではないかとはらはらする。彼が泣くわけが無いのだが、心で泣いていそうで、胸が痛む。森を愛する彼にとって、この仕事は辛かろう。だが、森を愛する彼だからこそ、放っておけないのだとも思う。
「エント!」
 セイジはエントの前に立ちはだかった。距離は精霊の邪魔にならぬよう十分に取りつつも、しっかりデミ・トレントに声が届く程度に近寄る。
 セイジは必死に見上げ、訴える。
「エント、聞いてくれ! 思い出してくれ! この森の近くの村の子供たちの事! 森の幼い木々のこと! 貴方はこの森を守ってきたんだろう? 村の人たちの生活を許しながら、一緒に遊びながら、森と人が共存できるように調停しながら、守ってきたんだろう?! この動物達も村の人々も、貴方を慕っている! だからこそ、今とても苦しい!! 貴方が苦しいと、彼らも苦しいんだ!」
 デミ・トレントは返事をしない。だが笑いもしない。
「セイジ離れろ! 倒れるぞ!」
 エントを必死に見つめるセイジを、ランスは叫びながら抱き寄せ、後ろへ走った。
 アクアの銃弾が、イルドや月都らが削った幹を貫いたのだ。
 枝葉の重みに耐えかねて、エントはゆっくりとセイジの方へと倒れていき、とうとう。
 地震のような地響きを立てて、倒れた。
 轟音に驚いたか、森中の鳥が飛び立ち啼き騒ぎ、獣たちが走り回り雄叫ぶ。
 一気にうるさくなった森の中、エントの周囲を囲むように、ウィンクルムが近寄る。
 ざわりとデミ・トレントの枝が動いた。
「まだ生きてやがる!」
 宏樹が剣を振りかざそうとするが、若葉に止められた。
「……こ~~ど~~も~た~~ち~~」
 エントが喋りだしたのだ。
「な~~い~~て~~は~~い~~け~~な~~い~~よ~~」
 セイジは倒れても尚、自分よりも大きな老木を見上げた。
 エントは今、ウィンクルムの心の涙を見ているのかもしれない。
 エントはゆっくりゆっくりと、ウィンクルムを宥めた。
 ――生き物の死は、別の生き物を育てるのだ。だから泣いてはいけない。死んだ生き物はいつか別の生き物となって戻ってくるから。
 そして、エントは己の死期を悟ったらしい。
「な~~い~~て~~は~~い~~け~~な~~い~よ~~…………」
「はい。……今までありがとうございました。どうか、安らかに」
 若葉が返事をすると、デミ・トレントはふっと安堵したように動かなくなった。
「ランス、頼む」
 セイジが一歩下がり、精霊に頼む。
 頷いて神人の願いに応えたランスの『乙女の恋心』が、エントの全てを燃やしだす。白い煙が天高く立ち昇っていった。
「なんとかフォローはするつもりだから、安心して」
 スウィンが煙を目で追い、呟く。
 燃え逝くエントを見守る若葉の薄く笑んだ唇が動いたのに、アクアだけは気づいた。
(おやすみなさい、って言ったんだ)
 じっと見つめてくる精霊に気づいたのだろう。若葉は隣のアクアに向き直ると、苦笑した。
「そんなことを言う資格は、本当はないんだろうけれどね」
 永遠の眠りに追いやったのは自分たちなのだから。
 アクアは、そう自嘲する若葉の体が小さくなったように感じた。

●グーテの親
 ウィンクルムは本部に任務完了を告げる前に、グーテ村を訪れた。
 固唾を呑んで結果を待っていた村人達に、スウィンがエントの死を告げる。
 おお……となんとも言えない、ため息のような声が村人たちから口々に漏れた。
「致し方の無いことではありましたが……。いいえ、ウィンクルムの皆様、本当にありがとうございました。心からお礼を申し上げます」
 村長は丁寧にウィンクルムに礼を言った。大人たちもそれに続けて頭を下げる。
 大人に近い子供らは、複雑そうな顔を伏せた。
「エント様しんじゃったの!? うわぁああん」
 小さな子供たちは、エントの変化を良く分かっておらず、ただ優しかったエントがいなくなったことを悲しんで、泣きじゃくる。
「そう泣くなよ。皆が良い子にしてればまた会え……ってぇ!?」
 能天気に宏樹が小さな子供たちに言おうとして、月都に引きずられていく。
「なんだよ、月都?!」
 物陰で、月都は厳しく宏樹を叱った。
「無責任な言葉を使っちゃダメ。遠回しな言葉は却って人の心を翻弄させるよ」
「……こんな時までお説教すんなよ」
 と口を尖らせながらも、宏樹はしゅんと黙る。エントを倒したのは自分だ。もうあの老木に会えないのも、自分が一番知っている。
 大きな泣き声にたじろぐも、スウィンは子供らの前に進み出た。
(安心してって約束したんだもの)
 顔を伏せている十代の子供らの一人が、スウィンの目を見据えた。
「……殺さずに、エント様を助けてくれればよかったのに!」
 ふてくされたような怒りの言葉を投げつけられ、スウィンは眉を下げた。
 彼らも、デミ化した生物を戻すことは出来ないと知っている。それでも納得できないこともあるだろう。
「こうするしかなかったのよ。……ごめんね」
 会話術に長けるスウィンでも、これ以上言える言葉が無い。
 イルドは、悪いのはエントではないと言おうとして、口をつぐんだ。彼らにとっての悪者は、ウィンクルムなのだ。村を守ってくれたことも、こうするしかなかったことも、全部頭では分かった上で、なおどこにも持って行きようの無い複雑な心の痛みをぶつける先は、ウィンクルムなのだ。
 それくらい、村人らにとってエント様は敬愛する存在だったのだろう。
「エント様、何か仰っておられましたか」
 村人の一人が、己を抑えきれず、尋ねる。
 セイジがエントの最期の言葉を伝えた。
 それを聞いて、村人達は少し微笑んだ。
「最期は、いつものエント様に戻ったんですね。いつもエント様は誰かを亡くして泣く奴に言ってました。その死んだ生き物はいつか別の生き物になって、戻ってくるって。だから泣くなって」
 村長が泣き笑う。大人たちだって、昔は子供だった。そしてエントに育てられた。エントはいわばグーテ村全員の親なのだ。
「おい、聞いたろ! 泣くな、泣くな! エント様に叱られるぞ!」
 村人が子供らに言って回り、しゃくりあげながらも泣き声は止まる。
「もう森に入っても良い? お花だけでも、供えたいの」
 一人の少女が代表し、ウィンクルムに子供全員の願いを伝える。もちろん彼らに断る言葉など無い。

●森の守護者
 ウィンクルムらは子供たちを伴って、再びグーテフォレストを訪れた。
 子供らが強く希望したので、エントの亡骸に案内する。エントは既に、真っ黒で立派な炭になっていた。
「炎が魂を天に運ぶと信じるよ……」
 まだ燻るエントから細く上がる煙を見上げ、セイジは胸を押さえる。
 彼の両親と同じ場所に、グーテ村全員にとっての親たる老木は逝けただろうか。
 ラキアとセイジが子供らと共に花束を供える。アクアは花冠にして炭に立てかけた。
「ワカバさん、にも」
 アクアは背伸びをして、ぽんと若葉の頭にもう一つ作った花冠を乗せてあげた。
「ありがとう」
 微笑む若葉の目尻が湿っている気がしたけれど、露のせいだと思おう。
 涙目でエントに祈りを捧げる子供らを見下ろし、イルドは無言で拳を握り締める。
 ――悪いのは、オーガだ。オーガは、人々を悲しませる。こんな方法でも。
 燃えた炭を撫で、ラキアが子供たちに語りだす。
「山火事で燃えた木からは若葉が芽吹く。彼の躯体が苗床となって、次の世代の芽が育つと良いね。植物達は個体よりも種族の生き物だから。またこの森からいつか守護者トレントが目を醒ますことを祈るよ」
 子供らは、懐かしそうな目でラキアを見上げた。
「おにいちゃん、エント様と同じような話するね」
 ラキアも優しい眼差しで、子供らを見下ろす。
「新しいトレントが目を醒ますまで、君達がエント様の代わりに森を大切にして護ってほしいな」
 新しい森の守護者が出るまで森を護ることを子供らが誓う姿を、少し離れた場所で見つめて宏樹は、ウィンクルムとしての決意を新たにする。
 この村の人々のためにも、オーガ討伐に励まなければ、と。



依頼結果:成功
MVP
名前:アキ・セイジ
呼び名:セイジ
  名前:ヴェルトール・ランス
呼び名:ランス

 

メモリアルピンナップ


エピソード情報

マスター あき缶
エピソードの種類 アドベンチャーエピソード
男性用or女性用 男性のみ
エピソードジャンル 戦闘
エピソードタイプ ショート
エピソードモード ノーマル
シンパシー 使用不可
難易度 普通
参加費 1,000ハートコイン
参加人数 5 / 2 ~ 5
報酬 通常
リリース日 06月01日
出発日 06月08日 00:00
予定納品日 06月18日

参加者

会議室

  • [16]スウィン

    2014/06/07-23:59 

    プランは提出済みよ。頑張りましょうね!

  • 色々と思った事とかをちゃんと書けたか自信は無いけど。
    あれこれ考えて思考がぐるぐるなんだぜ。特にラキアが。
    プランは提出できた。相談諸々、お疲れさまでした。
    皆で協力し事件が無事解決できる事を祈っている。

  • [14]遥 宏樹

    2014/06/07-23:40 


    月都:
    ヒロだと態度がなってないと思ったので、最後の最後で交代しました。
    初めまして、僕はヒロの精霊、月都と言います。
    今回よろしくお願いします。

    時間ギリギリですが
    スキルがない僕達は戦闘で役に立てない分、村人に対しての行動が多いプランにしました。
    ここでは戦闘は前衛としての戦闘に注意深く尽力するとだけ。短くてすみません。
    スキルがないと、どう戦闘すべきかが限られてしまいますね。

    初案件で緊張していますが、大目に見てくれるとありがたいです。
    ではリザルトでお会いしましょう。

  • [13]アキ・セイジ

    2014/06/07-22:06 

    スキルについて報告しておくよ。

    俺は枝払い、ランスは恋心Ⅰを3発の予定だ。

    一発目は、足元に撃って砕いてその移動力を奪うために、
    次の一発は、上半身にぶつけてその体を地面に倒すために、
    最後の一発は、逝く時に全身を包み込んでエントを炎で送るために。

    それではリザルトで会おう。

  • [12]木之下若葉

    2014/06/07-21:11 

    グラシアさんもよろしくお願い致しますだね。
    回復の方がいらっしゃると心強いよ。

    ん。なるほど。
    だったらアクアもなるべく短期戦で行きたいって言ってたから
    スウィンさんの言葉に甘えてダブルシューターⅡで前衛に出させて貰いたいなぁ、って。
    俺はアクアから一歩下がったところで露払いもとい枝払いする予定だよ。

    遥さんの村人への対応もいいと思う。
    俺はそうだな。村の人や彼が愛した森をなるべく荒らさず戦えたらとかかな。
    きっと皆、次の日からこの森を生活の場として戻すのだろうしね。

  • セイリュー・グラシアだ。ヨロシク。
    どうしようかあれこれ考えている間に
    色々と話し合いが進んでる!
    遅れて済まない。

    戦闘は長引かせるより短期決戦で行く方がいいのかなとか。
    お互い精神的に辛い時間を長引かせるのは・・・とか思う。
    暴れるエント様を目にするのもだけれど、
    傷つけられていく狂ったエント様、ってのも辛いものがあるだろ。
    村人達には、万が一にも見かける機会がない方がいいじゃん。
    オレは剣で戦う。倒すしか方法は無いんだし。
    ラキアの性格からすると
    今回はカウンター攻撃よりは回復系かな。
    サンクチュアリⅠかシャインスパーク。
    どっちにするかはもう少し色々と考えてから。

  • [10]遥 宏樹

    2014/06/07-07:28 

    メンバーのジョブなんかバランス良いな!
    こっちも改めてよろしくだ!

    >ジョブスキル
    これは各自に任せて貰えると助かるな。
    俺達はスキルなしでの戦闘になるけど足手まといにならないようにしておくぜ。

    >一般スキル
    スウィンは会話術レベル4なのか!すげぇな!!
    スキルは重要って聞くし、スウィンを中心に励ませれば良いのかと思うぜ。

    んじゃ流れは今のところの奴でプランに書いてみる!
    また何かあったら、出発今夜だけど発言していくな!

  • [9]スウィン

    2014/06/07-02:03 

    揃ってよかったわね♪今回のメンバーは
    ハードブレイカー2
    プレストガンナー1
    ライフビショップ1
    エンドウィザード1
    ね。改めて、よろしく~。

    ■木之下
    セイリュー達が回復スキルを持ってきてくれるなら
    ダブルシューターⅡで攻撃特化でもいいんじゃないかな~って思ったけど、どうかしらね?
    どう動きたいか、を重視してもいいかも。

    ■流れ
    りょーかい、それじゃ全力で攻撃するわ。

    ■村人への対応
    描写範囲に入ってるかは分からないけど、書いて損はないと思うわ。
    スキル……おっさん一応会話術4だけど、やりたい人はスキル関係なく対応していいんじゃないかしら。
    もしやるとしたらおっさんは
    「デミ化したら、元には戻れない。こうするしかなかったのよ…ごめんね。
    エント様や死んでしまった動物達を弔ってあげて…」
    「本当に悪いのはエント様じゃなくてデミ化の原因であるオーガ。
    おっさん達はウィンクルムとして、これからもオーガ討伐に全力で取り組む」
    「辛かったら今は泣いて、エント様の事を忘れてもいい。
    いつか、優しかった頃のエント様だけ思い浮かべられるようになればいいわね」
    とか、そんな感じになるんじゃないかしら…?まだ確定じゃないけどね。

  • [8]遥 宏樹

    2014/06/07-01:13 


    おっしゃ!フルメンバーだ!心強いぜ!
    セイジもよろしくな!18なのか、歳近いんだな!

    >流れ
    んじゃ心情に囚われず、迅速にエントを討伐だな。
    村人の対応は気にしない方が良いか?
    特に子供達はエントがいなくなったら悲しいかもしれないな……。どうすれば良い?
    (PL:メタですが心情シリアスを押してる辺り、ここ重視した方が良いのかなと)

    字数的にはいけると思うんだけど
    対策が思い浮かばない!時間無いのにー!
    もっと考えてくるぜー!

  • [7]木之下若葉

    2014/06/07-00:44 

    こちらこそ、皆よろしくね。

    そっか、ん。じゃあ手早くさっくりざっくり迅速にだね。
    どうも無い頭絞ってしまう癖があってね。
    あ、戦闘中までは悩まないから大丈夫だよ。

    俺の方はダブルシューターⅡのつもりだったけれど
    このメンバーならガン・アサルトの方がいいのかな?
    枝の注意を逸らすためにもさ。

    まだまだ考え中だから、こっちの方が良いって言うのがあったらどしどし言ってね。
    そしてセイジさん、俺より年下だったんだね……(

  • [6]アキ・セイジ

    2014/06/07-00:12 

    すべりこんで、こんばんはだ。
    見知った顔も始めての人も宜しくな。

    俺も遥さんの意見に賛成。
    被害を抑えるためにも、なるべく早く楽にしてやりたい。

    相棒のスキルについては消費MPの関係上、小2つまたは大1つってところで連発が効かない。
    なので話し合いの内容次第で頼むスキルを変える予定でいる。

    あ、俺、こう見えても18なんだよ。
    いや、ウソじゃないってw

  • [5]遥 宏樹

    2014/06/06-23:26 

    投稿時間が被っちまった!
    また連投悪い。

    スウィン、イルド、よろしくな!

    >抵抗
    俺も止めを刺す事に抵抗は無いぜ!
    それに考えたんだが、心情に囚われず早く倒した方が村の皆の為にもと思うんだ。
    躊躇っていたりしたら、被害が大きくなると思うし。
    破壊衝動はおさまらないなら尚更、呼びかけるのは怯ませる為とした方が良いのかもしれないな。

  • [4]遥 宏樹

    2014/06/06-22:53 

    連投許してくれ。

    >村人
    思ったんだが、これは村人へのケアも必要になってくるのか?
    多分エント様ってのがいなくなったら、当然村人の皆は落ち込みそうだよな……。
    スキルがある奴は彼等を励ませたらと思うんだ。
    なかったら、試行錯誤で皆で励ますしか無いかもなんだけどな。

    >エント
    正直俺達の平均レベル的に倒せない敵じゃないと思う。
    注意すれば勝てる気がする!(PL:こちらはおんぶに抱っこになりそうで申し訳ないのですが)
    目印もあるって言うし、見つけて討伐までの流れは早いんじゃないか?

    なんか違った事言ってたら悪い。

  • [3]スウィン

    2014/06/06-22:52 

    遥はお初ね。スウィンと、相方のハードブレイカー、イルドよ。よろしく。

    おっさんもイルドも大人だから対象外ね。
    20以下のこが呼びかけるのは自由にしていいと思うし、
    必要ならその間攻撃しないで守りに徹する事もできるわよ。
    もしもだけど、「自分が止めを刺すのは抵抗がある」ってこがいたら
    他の人に任せちゃっていいと思うわ。
    おっさん達は、迷う事はないから。

    おっさん達は両方前衛。
    Lvが上がって、スキルを二つ持っていけるようになったから
    グラビティブレイク(3Rの間防御力を5下げる)を二回、
    トルネードクラッシュを一回使おうと思ってるわ。

  • [2]遥 宏樹

    2014/06/06-22:12 

    初めまして!俺は遥 宏樹。
    こっちはマキナの月都な!ジョブはハードブレイカーだ!
    新参者だがよろしくな!

    なんか子供達にとっちゃ辛い案件だな。子供達の為にも頑張るぜ!
    20歳までの子供に優しいのか、月都は範囲外だが俺は15だからいけるか?
    スキルも何にも持ってないから、自信ないんだけどな。

    忘れたまま倒すか、自我を取り戻した後で倒すかはやっぱ迷う。どっちにしても辛いからな。
    時間が少ないが、俺ももう少し考える。

  • [1]木之下若葉

    2014/06/06-21:31 

    今晩は、木之下だよ。
    隣はパートナーのアクア。揃って宜しくお願い致します、だね。

    今回は純戦闘みたいだから枝に気をつけて、各々協力しつつ
    持てる力をぶつける形になるのかな。すごくタフな方みたいだしね。

    ……20歳までの子供に優しい、か。
    俺達はどっちも該当者だから話しかければもしかしたら会話が出来るかもしれない。
    でも喋れたとして、過去を思い出せたとして、それでも倒さなくてはならない。

    何もかも忘れたままの相手を倒すのか。
    可能性に賭けて、自我を取り戻した後の相手を倒すのか。
    少し考えあぐねていて、ね。どっちにしろエゴなんだけれどさ。


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