


ショコランドの地を、がちゃがちゃと音を鳴らして、甲冑が歩いている。
暑い。蒸し風呂だ。なぜ俺は、これを脱ぐことができないのだ。
懸命に、この地を守ってきたというのに、この甲冑を脱いで、水浴びをすることも叶わない。
それはすなわち、仲間との親交を深められぬことを意味している。
男と男の信頼は、裸の付き合いによって生まれるのだから。
甲冑の男は、キノコ型のチョコレートの上に腰を下ろした。
この甲冑を脱いで、男同士の付き合いをしたい。
――否、この束縛から解放されたい。
――ぶっちゃけ、男の肌が見たい。見たい。見たいんだっ!
「うおおお、肌を見せぬ男など! 男ではないっ!」
甲冑の男は叫び、ショコランドのあどけない男性住人たちに向かっていく。
「わあああっ、なんだアイツ!」
「ちょ、手に持ってるのって――!」
「裁ちばさみだ、文句あるかああっ!」
それで着ている服をじょっきじょき……と、思いきや。
「あっ! しまっ……」
はさみは暴走する彼の手を離れ、ソーダ水の湖にぽちゃりと落ちてしまった。
「ああ……俺の希望が……男の肌が……」
落胆する甲冑男。
その悲しみは、このソーダの湖よりも深い。
願望だだ漏れな男の願い、あなたたちウィンクルムならばきっと叶えてくれると信じている。


甲冑男に、男の肌と、男同士の付き合いを見せつけてあげてください。
彼はウィンクルムを見つけると寄ってくるので、特に呼び出す必要はありません。
場所の設定は、ショコランド内なら自由です。
肌見せレベルは、ウィンクルムにお任せします。
肌が見えていればいるほど、彼は喜ぶかもしれませんが、やりすぎ注意です。
でも、首から足首まで布に覆われたような衣装だと、甲冑男は嘆き悲しみます。
彼の悲しみを理解し、どこか一か所は肌を見せてあげてくださいね。
男同士、あとで酒でも飲みかわそうぜ! 300jrいただきます。
(こちらの描写はいたしません。肌見せメインのプランでお願いします)
ご覧いただき、ありがとうございます。
一応コメディを想定していますが、ロマンスでもシリアスでもなるんじゃないかな、たぶん。
やりすぎてなければ、問題はありません。
なお、基本的にウィンクルムごとの描写となります。
みんなでわちゃわちゃしたい場合は、掲示板で話し合って、プランをある程度すり合わせてください。


◆アクション・プラン
セイリュー・グラシア(ラキア・ジェイドバイン)
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甲冑君も暑くて目が廻ってんだろ。ここはやっぱ露天風呂じゃね? 露店が無ければ公衆風呂でも良いからさ。風呂はいろーぜ。 すっぱり洗って湯船に浸かってぼーっとしたら 甲冑君だってごちゃごちゃっとしたこと考えなくなってスッキリするだろ。 風呂はオーガであろうともリラックスする魅惑の場所だ。 ボッカだってそーじゃん。 という事で、風呂に入るぞ。甲冑君も洗ってやるからさ! 素っ裸になってだな。 甲冑君もラキアと2人でしっかり洗ってやろう。 タオルでしっかり擦ったらぴかぴかになるじゃん。 洗ってスッキリしたら湯船にいくぜ。 浸かれば甲冑の中もスッキリサッパリとするだろ? 風呂上がったらちゃんと拭いて必要な部分に油塗ってやるから。 |
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ここを歩くと、 2年前にそらめぇや、コトブキツネと奔走していたのを思い出す。 あいつら、今、何をしているんだろうな。 「珊瑚、少しだけ休む」 ソーダ水の湖の縁に腰かける。 スタジャンとスニーカーを靴下ごと脱ぎ、足を投げ出す。 「ここでずぶ濡れになれたら」 と言った傍から、肝心の精霊は、既に湖に飛び込んだまま浮き上がらなかった。 溺れた時の事を考え、珊瑚を助けようと、自分も湖に飛び込む。 半裸になりながらも、滴る珊瑚を持参したタオルで拭う。 「何やさ?じゃない」 珊瑚の隣で、寄り添うように、仰向けで大の字になる。 「んだんだ」 だども、それでいいべさ、と答えた。 (お前だから心を許してる……それもあるべさ) そう思いながら。 |
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●心 ふ、ふふ…! わかります、えぇわかりますよ甲冑さん…! 男性の特権、そう肌見せ! さぁ千亞さん、共に肌をさらけ出せる悦びに酔いしれましょう…! ●姿 わかりました、謹んで一肌脱ぎましょう…! (服を脱ぐと下着の代わりに 太めのリボンが体に巻き付き大事な部分は隠している 『プレゼントはわ・た・し(はぁと)』状態) …ふ、ふふ。今日は勝負下着の日です。 ●動 と、いうわけで。 こんな時のために千亞さんの分のリボンも常備しております。 是非着替えてください…! そしてイチャラブし私と甲冑さんの欲求を満たしましょう…! せめて千亞さんのふくらはぎを!太ももを! おちくなんて贅沢は言いません…! 細い腰とおヘソを! チラリズム万歳…! |
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嘗てこの地で平和の為に戦った騎士様の魂を救いたい! 男同士の付き合いか… こんなのはどうかな 彼に提案したら乗ってくれた いざソーダ水の湖畔へ 準備体操 あ 騎士様がいらしたみたいだよ(コソッ 僕も上着を脱ぎ水着姿に あ…やっぱりちょっと寒い 「う うん おおー!」彼に倣い雄叫び 気合の寒中水泳(春だけど)を見て貰おうという考え 負けるかー 彼が僕を振り返ってくれるから頑張って追いつく ファイトォー おおー 泳ぎ着き やったね サムズアップ 不意に抱締められた けど健闘を讃える抱擁だよね ドキドキ 用意したバケツの真水でソーダ水洗い流す 「騎士様も混ざりませんか?」 可能なら3人で押し合って男の付合いを おおー! 「これがー僕等のー捧げ物ですー!」 |
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「よっし。じゃ、脱ごうか?」(上着を脱ぐ 「そ? で、先生は脱がないの」 ショコランドが暖かいとはいえ、俺は上半身裸が限度かなあ。 「んー、まあ。人助けってことで」(実際は気が向いただけ おお? えらい勢いで寄って来たね。 「俺、別に筋肉ついてる訳でもないんだけどなあ」男の裸の何がいいのかね。 「筋肉つきづらいんだよ」(溜息 その点、「アルベリヒはしっかり筋肉ついてるよね」(見えてる腕を掴んで軽く揉む 「そんなに男の裸が好きなら、抱きしめようか? アルベリヒが」(親指で隣を示す 「冗談だよ」いい反応だわ。(ちょっと楽しい 俺は、触るぐらいなら別にどうでもいいけど。 騎士だったなら、筋肉ついてるんだろうな。 甲冑重そうだし。 |
●湖で魅せる半身 ~瑪瑙 瑠璃と瑪瑙 珊瑚
ソーダの湖の傍で、瑪瑙 瑠璃は足を止めた。
辺りに漂う甘く爽やかな香りを吸いながら、周囲を見やる。
マジパンでできたベンチの上には、クッション代わりのマシュマロが置かれ、足元に咲いている小さな花はポップコーン、とくれば。
「あいつら、今、何をしているんだろうな」
つい、呟いてしまう。二年前、ここでそらめぇやコトブキツネと奔走していたことを思い出したからだ。
「いや、わかんねぇな」
瑪瑙 珊瑚は、深い湖の底を模した青い髪をさらりと揺らし、瑠璃を見た。
「やしが、オレも会いたい! そらめぇは、バニーガールのけつ追っかけたりして!」
懐かしい、アニマルたちとの追いかけっこ。女子高生スタイルとセクシーポーズ。あれをもう一度やれと言われたら……やってしまうだろうな、たぶん。
「どっちも色々散々だったやさ、今思うと楽しかったけどな!」
珊瑚はショコランドのスポンジクッションのような大地の上で、ころりと前転をしてみせた。お菓子の香りが童心を引き起こすのか、ついあれこれやってみたくなってしまう。
いや、当時の思い出が楽しすぎるのが、いけないのだろうか。
後転、バク転、バク宙と、くるくる動き回る珊瑚を横目に、瑠璃は湖の縁に腰を下ろした。
「珊瑚、少しだけ休む」
短く言って、スタジャンとスニーカー、その下の靴下も脱いで、芝の上に素足を投げだす。
「……ここでずぶ濡れになれたら」
なにせ、今日のショコランドは快晴で、春の陽気を超えて暑いくらい。
でもだからといって、いそいそと脱いでソーダの湖に飛び込むのは抵抗があった。
それなのに、瑠璃の背後で「涼める!」と大きな声が上がった。珊瑚だ。
珊瑚はきらきらと陽光を跳ね返しているソーダの湖を見てすぐに、上着とシャツを脱ぎ去った。上半身裸の素足になって、ソーダの湖に駆けていく。
(わんは、タコ以外怖いものなんか、なんもねぇさ!)
「珊瑚!」
瑠璃が呼ぶも、珊瑚は足をとめることなく、甘い炭酸が満ちた湖に飛び込んだ。ばしゃりと上がる水しぶき。その後、しばらく見ていても、見慣れた体が上がってくる様子はない。
(まさかとは思うが、もし溺れたら……)
ぶるりと身を震わせ、瑠璃は立ち上がる。そして後のことなど考える余裕もなく、彼もまたソーダの湖に身を躍らせたのだった。
水中でゼリー魚と戯れていた珊瑚は、突如現れた瑠璃の姿に、ぼこり、と酸素を吐きだした。瑠璃の手が、珊瑚の腕を掴む。もう片方の手で上を指し示していることから、水面に出ようということなのだろう。
しかし、まだまだ魚と戯れていたいところ。
珊瑚はふるふると頭を振って、目の前を泳いでいた、白い寒天魚を指さした。それを、瑠璃が見る。
甘いソーダの湖に生きる生き物は、珍しい物が多い。
気付けば瑠璃もまた、この湖を夢中で楽しんでいた。
ショコランドの大地に、珊瑚は大の字に横たわっていた。
青い空に浮かぶのは、雲か綿菓子か、それともそれ以外の菓子なのか。
さっき瑠璃が拭いてくれたから、ソーダ水が滴っていた髪は、だいぶ乾いてきている。
いつも一緒にいて、世話を焼いて焼かれて、なんだかんだと大騒ぎして。
「どこで取っ組み合っても、オレら変わらねえなあ」
珊瑚がぼんやりと呟くと、草むらの上に置いた手のひらに、並んで横になった瑠璃の指先が触れた。
「だども、それでいいべさ」
(お前だから心を許してる……それもあるべさ)
声には出さず瑠璃は、胸の内で、隣にいる珊瑚に告げる。
ソーダの湖で遊んで、芝の上に寝っ転がるなんて。こんなこと絶対ひとりではしないから。
「やさやさ」
珊瑚は瑠璃の指先を軽く握り、高い空に向かって微笑んだ。
「……心で繋がる男同士……最高だなっ!」
甲冑は陰ながら二人を見つめ、涙を流したという。
●魅惑のお風呂で男の付き合い ~セイリュー・グラシアとラキア・ジェイドバイン
「甲冑君も暑くて目が廻ってんだろ。ここはやっぱ露天風呂じゃね?」
セイリュー・グラシアはそう言いながら、ショコランドの住人たちが集まる町を歩いていた。
「露天がなければ、公衆風呂でもいいからさ。すっぱり洗って湯船に浸かってぼーっとしてたら、甲冑君だってごちゃごちゃっとしたこと考えなくてすっきりするだろ」
その言葉に、肩を並べているラキア・ジェイドバインがなるほど、と頷く。
「考えすぎなのは確かに良くないよね。ゆったりくつろいで気持ちをリフレッシュする案には賛成」
――と、そこでくるりと、振り返り。
「ということで甲冑さん。俺たちと一緒にお風呂に入らない?」
「ふ、風呂……? このままでか?」
戸惑う甲冑男に、セイリューは「大丈夫だって!」と声を上げた。
「風呂はオーガであろうともリラックスする魅惑の場所だ。ボッカだってそーじゃん」
「ほら、セイリューがそう言うと、そうだなって気がしてくるでしょ?」
疑いも邪気もない満面の笑みのセイリューと、穏やかな微笑みのラキアに揃って見つめられると、甲冑男も、たしかに「そうかな」という気持ちになってきた。
「じゃあ一緒に行っても……うう、甲冑姿になっても、男と風呂に入れるなんてっ」
むせび泣く甲冑男の肩を、セイリューがぽん、と叩く。
「甲冑君も洗ってやるからさ! すっきりしようぜ!」
セイリューとラキア、そしておまけに甲冑男は、それならこちらへどうぞ、と道行く親切な住人が教えてくれた公衆浴場に向かった。
「お湯の温度はホドホドなのが良いよね、甲冑さんは」
なにせ金属、熱ければすぐにゆだってしまうとラキアが温度を調節している傍で、セイリューは男の埃にまみれた甲冑を、タオルでごしごしと擦っている。
「ほら、しっかり擦ったらぴかぴかになるじゃん」
「汚れの酷いところは、タオルを湿布代わりにするね」
お湯を調節したラキアはそう言って、絞ったタオルを甲冑にぺたりと貼りつけた。こうすれば、汚れがういて落ちやすくなると思ったのだ。
「これこそまさに男同士の触れあい……ありがとう、ウィンクルム……」
がちゃがちゃと賑やかな音を立てて、甲冑男は手の甲で顔をこすっている。たぶん、感涙しているのだろう。
だが、風呂の醍醐味はまだまだここからだ。
「ほら、洗ってスッキリしたら湯船に行くぜ」
甲冑の中の(おそらく)涙には気付かないふりで、セイリューは明るく声をかける。
「浸かれば甲冑の中も、スッキリサッパリとするだろ?」
湯船に色白のセイリューとラキア、そして銀色の甲冑が、ほっこり肩を並べていた。
「ああ……いい湯だな」
「そうだね……。お湯でホカホカして、グルグル思考もゆるゆるになるよね」
セイリューとラキアが、ほうっと息を吐く。
「風呂から上がったらちゃんと拭いて、必要な部分に油ぬってやるから」
湯で頬を上気させたセイリューが、甲冑男に声をかける。
そんな二人の姿を見、ラキアは唇をほころばせた。
小さなショコランドの住人たちが使うお風呂は、正直そんなに広くない。
そんな中で裸密着とか、最初は少し、ほんのちょっとだけ気にはなったのだ。
でもこうして誰かの面倒を見るセイリューは楽しそうで、見ているラキアも嬉しくなってくる。
(甲冑さんも喜んでくれるといいなあ)
ラキアは、出会った当初よりもきらきらになった甲冑男に目を向けた。
(あとで、息抜き出来たかい? って聞いてみようか。ああ、セイリューもお風呂でほっこりくつろいで、気持ち良さそう)
風呂はオーガであろうともリラックスする魅惑の場所だ。
セイリューの言葉は、いつだって正しい――。ラキアは愛すべきパートナーに視線を移し、にっこりと微笑みかけた。
●白肌はリボンの隙間から ~明智珠樹と千亞
(なんて日だ……)
千亞は深く、それは深くため息をついた。
セクハラなら、パートナーひとりで十分なのに、まさかこんな甲冑が出てくるとは。
しかしがっくりとうなだれる千亞の隣で、明智珠樹はいそいそと上着を脱いでいる。
彼は、軽やかな指使いでボタンを外しながら、ちらと視線を上げて、どこにいるかもわからぬ甲冑男に、胸の内で語りかけた。
(ふ、ふふ……! わかります、えぇわかりますよ。男性の特権、そう肌見せ!)
「さぁ千亞さん、共に肌をさらけ出せる悦びに酔いしれましょう……!」
あまりに興奮が激しすぎて、つい、本当につい、思っていたことが言葉に出てしまった。
いつもならば「なにが悦びだっ!」とツンデレうさぎの愛の一発がくるところ。
しかしその日の千亞は、鮮やかな髪を揺らして、「肌見せ?」と首を傾げた。
「別に珠樹の肌なんて見飽きる程……」
珠樹はシャツの前をはだけながら、煌めき溢れる紫の瞳を千亞に向ける。
その表情に千亞は慌てて、ぱたぱたと手を振った。
「裸の付き合い長いから、とか考えてるだろ! へ、変な意味じゃない! おまえが脱ぎすぎなんだ、喜ぶな馬鹿!」
――と。睨み付けた珠樹の、白い胸の上。鮮やかな赤の布地が見えていることに気付く。
(真っ赤な下着? なんてもの着てるんだ……)
そう思った。思ったけれど、珠樹はさらに、その上を行っていた。
「……ふ、ふふ。今日は勝負下着の日です」
なんと、服と呼べるものをすべて脱ぎ去った彼の体は、真っ赤なリボンに包まれていたのだ。
太めかつ少々厚手のリボンは、大事なところは見えぬよう、器用に巻きつけてある。
まさに、『プレゼントはわ・た・し(はぁと)』
「本当に、いつもなに着てるんだおまえ……」
千亞はキュートなうさ耳ごと、頭を抱えた。もうこれ以上突っ込む元気もないくらい。
それなのに、珠樹はどこからか、ピンク色のリボンを取り出した。
「こんな時のために千亞さんの分のリボンも常備しております。是非着替えてください。そしてイチャラブし、私と甲冑さんの欲求を満たしましょう……!」
(常備? 私と甲冑さんの欲求? ……っていうか)
「つけるわけないだろうド変態! リボンでイチャラブ!? そんな機会は一生ないっ!」
千亞は勢いよく顔を上げると、細い足を高く上げ、逆の足を軸にして、その場でくるりと回転した。つまりは珠樹の背中めがけて、全力遠慮なしの回し蹴りだ。
「あああっ……!」
悲痛なのか快感なのか。響き渡った声に、甲冑男がつられてふらふらやって来る。
「ほら、こいつの肌で満足しただろ?」
千亞は、相手の見えぬ顔を見つめて問いかけた。しかし甲冑はふるりと首を、横に振る。
「できれば、男同士の触れあいを……見たい、見たい、見たいいいい!」
「せめて千亞さんのふくらはぎを! 太ももを!」
甲冑男に続き、珠樹が大きな声を上げた。
「おちくなんて贅沢は言いません……! 細い腰とおヘソを! その服の隙間からで結構ですから!」
「腰とヘソを! 腰と、ヘソを!」
珠樹はいつものことだとしても、甲冑男にまで縋られたら、千亞にノーと言えるはずはない。
「わ、わかった、ふくらはぎでいいんだな……」
千亞はその場で腰を曲げ、ズボンのすそを折り返していった。細いが筋肉のついた形の良いふくらはぎに、珠樹と甲冑男の視線が刺さるよう。
「これ以上上がらないから、太ももは無理だ」
ひざ下までめくって言えば、今度は次のコールが始まる。
「さあ千亞さん、キュートなおヘソを!」
「ヘソ! ヘソ!」
「あー、わかったよ!」
千亞はヘソ部分を隠しているシャツをぺろりと上げる。
真っ白かつ小さなヘソに、甲冑男は「おおお!」と感動の叫びを上げた。それには生ぬるい笑みを返したものの。
「おい、腰に触るな、リボン巻きつけるな!」
まるで千亞の肌に吸い寄せられるように手を伸ばしてくる珠樹に、千亞は、またも蹴りをお見舞いするのだった。
「このド変態!」
●筋肉よりも大事な触れあい ~柳 大樹とアルベリヒ・V・エーベルハルト
「よっし。じゃ、脱ごうか?」
いつも通りの平坦な声で、いつも通りとは言えないことを言った柳 大樹に、アルベリヒ・V・エーベルハルトは小さく嘆息した。
「君が掴みどころがないのは、よくわかってきた」
「そ? で、先生は脱がないの」
そう問う大樹は、既に上着から腕を抜いている。
「私としては、何故この依頼を受けたのかと聞きたいのだがね」
アルベリヒは再び、今度ははっきりとため息をついた。
「んー、まあ、人助けってことで」
大樹は表面上はそう言うが、実際のところは気が向いただけ。
まあショコランドは暖かいとはいえ上半身裸が限度かなあと思うから、甲冑男がどこまで喜んでくれるかはわからないけれども。
アルベリヒは、大樹の返事をどう思ったのか、上着に手をかけた。
(あ、先生も脱いでくれるんだ)
だが、彼はどうやら、腕をまくるだけですませるらしい。ふとアルベリヒが目を上げたので、二人の視線がかち合った。
(まったく、仕方がない)
アルベリヒは、大樹に微笑してみせる。わかっているのだ。彼が自分の問いに対して、適当に答えたことを。
――と。
甲冑男が、すごいスピードでやって来た。
「おお? えらい勢いで寄ってきたね」
「飢えた獣、まではいかないようだが」
「俺、別に筋肉ついてる訳でもないんだけどなあ」
男の裸の何がいいのかね、という思いを込めて、大樹が言う。アルベリヒは、ちらと彼の体を見やった。
「我が神人は筋肉をつけたいのかね?」
「筋肉つきづらいんだよ」
普段あまり欲というか、全力でなにかをしたいということを見せることが少ない大樹にも、それなりの望みはあるらしい。
その当然のことが、アルベリヒは、嬉しかった。でも「そういったところは、男の子だね」なんて、思っても口にはしない。いくら自分が保護者的立ち位置でいたいと思っているからといって、わざわざ言うべき言葉ではないからだ。
微笑むアルベリヒの気持ちは知らず、大樹は彼の腕を掴んで、軽く揉む。
「アルベリヒはしっかり筋肉ついてるよね」
「私も男だからね。筋肉はつけておきたいのだよ」
やや大仰にウインクをしてみせる。すると大樹は無反応なのに、別のところから「あああっ」と声が聞こえた。甲冑男である。
そんな男を前に、大樹は気まぐれで口にする。
「そんなに男の裸が好きなら、抱きしめようか? ……アルベリヒが」
立てた親指でくいっと隣を指させば、近くまで来ていた甲冑男の顔もまた、くいっとそちらを向いた。
「私かね!?」
(我が神人は、突然何を言いだすのだ……。ああ、だが確かに甲冑の男がそれを望んだとして、大樹にそんなことをさせるわけにはいかない。そんなことをすればクラウディオが……)
一瞬にして、賢い頭がぐるぐると動きだす。
しかし甲冑男が答える前に、大樹は「冗談だよ」と言った。
「それは安心した」
ほうっと安堵の息をつくアルベリヒ。そんな彼に、大樹はちょっと嬉しくなる。
(いい反応だわ……)
まさかアルベリヒが、こんな面白い姿を見せてくれるなんて。
結局、大樹とアルベリヒが甲冑男の両肩を叩いてやると、彼は満足して去っていった。
去りゆく銀の背中を見、大樹が呟く。
「騎士だったなら、筋肉ついてるんだろうな。甲冑重そうだし。でも、変わってたね」
「魂だけになると、欲望も剥き出しになるのかも知れないね」
アルベリヒは、袖を引き下げつつ言った。
そして、傍らの大樹に目を向ける。
確かに筋肉はそれほどでもないが、彼はだいぶ強くなった。
だが、脆いところもある。だからこそ、たとえこんな任務であっても参加して、見守ってやりたいと思うのだ。
(でも、脱ぐのは勘弁願いたいがね……もちろん、脱がせるのも)
●気合と煩悩の寒中水泳 ~ユズリノとシャーマイン
男同士の付き合いとは、なんとも幅広い言葉である。
それを求めている甲冑の騎士がいると聞き、ユズリノは、どうしたものかと思案した。
(嘗てこの地で平和の為に戦った騎士様の魂を救いたい!)
明るくまっすぐなユズリノは、そう考えたのだ。
一方シャーマインからしてみれば、その男同士の付き合いが、煩悩全開パターンに直結してしまって、いたたまれない。
ユズリノが提案したことを受け入れはしたが、実際そんなことをしたら、自分がどうなってしまうのかわからない、というのが正直なところだった。
(でも、リノが言うことならば、チャレンジしたいじゃないか)
そして訪れた、ソーダの湖畔。
ユズリノとシャーマインは、水着に上着を羽織った姿で、準備体操をしていた。
「あ、騎士様がいらしたみたいだよ」
がちゃがちゃと聞こえた音と、遠くに見えた銀色の煌めきに、ユズリノが呟く。
「来たか、よし!」
シャーマインは、がばっと勢いよく上着を脱ぎ棄てた。
「僕も!」
ユズリノも、続きはするが。
(あ……やっぱりちょっと寒い)
だがそんな彼の一瞬の躊躇いを、シャーマインの雄叫びが消してくれる。
「気合だーうおー!」
「う、うん、おおー」
適度な筋肉のついた腕と、細い腕。一本ずつが宙空に上がると同時、二人はソーダ水の湖に向かって駆けだした。
「そこの岩まで泳ぐぞリノー!」
「負けるかー!」
四月。
泳ぐにはまだ早い。
でも、この案を出したのは自分なのだからと、ユズリノは必死だ。
(うう、冷たい……やっぱ、シャミイは速いな……僕も頑張って追いつかないと)
ユズリノは、腕で大きく水をかいた。
先を行くシャーマインが、ときおり気にして振り返ってくれる。それがなんとも、心強い。
一方シャーマインの方は、ユズリノのことが気になって仕方がない。
(必死に泳ぐリノ……くうぅ健気でたまらん……い、いかん)
顔が熱くなってきた。透明なソーダが、うっかり赤く染まってしまってはいけないと、鼻を冷たい水に浸けて耐える。
しばらく後。
シャーマインは、やっと泳ぎ着いた目的の岩に這い上ると、湖の向こうにいる騎士に向かって、大きく手を振った。
それから、遅れてやって来たユズリノの手を引いて、岩の上に引きあげてやる。
だが、休憩の後はまた向こうへ戻らなくてはならない。
シャーマインは、バテ気味のユズリノが万が一にも溺れぬよう、彼の手を取り、湖畔までの距離を泳ぎ切った。
行きの倍近くの時間をかけて元の芝にたどり着き、ユズリノはサムズアップ。
「やったね」
その笑顔と、そこに滴るソーダの雫。
いつもは外はねの髪が、ぺったりと首筋に張り付いている姿に。
(あ、やばい)
シャーマインの胸が、今までにないほど、激しく打つ。
そして――気付けば彼は、ユズリノを思い切り、抱きしめていた。
腕の中に、水濡れのユズリノ。
体が思いきり熱くなるけれど。
(……これは、ご、拷問だっ)
「えっ……?」
小さな声に、はっと現実に返ったシャーマインは、瞬時に体を離した。手近に置いてあったバケツをとり、頭の上に持ち上げる。
ばしゃっと零れる冷たい真水。
「あ、そうだよね、体洗わないと」
ユズリノも彼に倣い、水をかぶる。
その胸は、信じられないくらいドキドキしていたけれど。
(今のはきっと、健闘を讃える抱擁だよね)
その後は体を温めるためとシャーマインが言いだして、二人……もとい、三人でおしくらまんじゅうをした。
「騎士様も混ざりませんか」とユズリノが誘ったのだ。
「どーですかー騎士殿ぉー!」
「これがー僕らのー捧げものですー!」
二人の男に挟まれて、騎士は感涙していたという。
……ユズリノに触れる度、心臓が跳ね、血液が沸騰するかの思いをしたシャーマインは、騎士ばかりを押していた、ともいう。
| 名前:ユズリノ 呼び名:リノ |
名前:シャーマイン 呼び名:シャミィ |



エピソード情報 |
|
|---|---|
| マスター | 瀬田一稀 |
| エピソードの種類 | ハピネスエピソード |
| 男性用or女性用 | 男性のみ |
| エピソードジャンル | コメディ |
| エピソードタイプ | ショート |
| エピソードモード | ノーマル |
| シンパシー | 使用可 |
| 難易度 | とても簡単 |
| 参加費 | 1,000ハートコイン |
| 参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
| 報酬 | なし |
| リリース日 | 04月18日 |
| 出発日 | 04月24日 00:00 |
| 予定納品日 | 05月04日 |

2017/04/23-23:33
2017/04/23-23:33
神人の瑠璃と、その精霊の珊瑚やさ!
珠樹や千亞と一緒なの、本当に久しぶりやさ!
今、大学の進路で揉めまくってるから、あんま、ここの依頼出られてねぇけど……
瑠璃もオレも元気でやってっぞ!
そっちも元気でやってるよな?
また、何人でもいいから、共闘でも、飯でも食いにいこうぜ!
あの騎士、特に、いきがぬ(男の)肌が見られたら、たー(誰)でも、いいのか?
まぁ、見られても、気にしないでいこうぜ!
それじゃあ、よろしくな!
2017/04/22-22:20
柳大樹とアルベリヒでーす。
よろしくー。(右手をひらっと振る
明智さん、千亞くん、めっちゃ久しぶり。
相変わらず元気そうでなにより。
言われてみればアルベリヒと明智さん、なんか雰囲気似てるね。
ま、俺の契約した二人目の精霊だよ。よろしくね。
俺はまあ、多少脱ぐぐらいは平気だけど。
アルベリヒはどうなんだろうなあ。
2017/04/21-22:35
2017/04/21-21:44
ふ、ふふ、ふふふふふふ…!
明智珠樹と兎っ子千亞さんです。何卒よろしくお願いいたします…!
セイリューさん、ラキアさん、今回もよろしくお願いいたします、ふふ。
瑠璃さん、珊瑚さんご無沙汰しております…!
お元気ですか?またお会いできて嬉しいです…!
大樹さん、ご無沙汰しております…!
アルベリフさんははじめまして、ですね。
あぁ、生き別れのお兄ちゃん…!?と錯覚してしまう程、
雰囲気に親近感を感じます、迷惑ですねそうですねふふ…!
ユズリノさん、シャーマインさん初めまして。
何卒よろしくお願いいたします…!
く、ふふ。皆様がどの部位を見せるのか!?魅せるのか!?
あぁ、私も甲冑騎士と行動を共にしたい、ふ、ふふ、ふふふふふふ…!!
千亞
「はじめまして、もしくはお久しぶりです(ぺこり)
ひとまずコイツは皆に近づけないように死守するんでっ!(蹴りつつ)
良い時間が過ごせますようにっ」
2017/04/21-21:41
2017/04/21-21:34
2017/04/21-19:19
ユズリノとシャーマインです。
よろしくお願いします。
…裸は…自身無いけど甲冑騎士様の成仏の為にがんばります!

