


せりなずなごぎょうはこべらほとけのざすずなすずしろ--
何の呪文かと思いますが、これらが春の七草です。
もうすぐ、七草粥を食べる一月七日。別名人日の節句です。
タブロス郊外のある農場には、この春の七草をひとそろい、自分で詰める広大な畑があります。別名ハッピーセブン。邪気を払い無病息災を願い、ハッピーになる七草のための畑ですが、そのまんまのネーミングです。
その農場の近所に住んでいるフロリーは、正月明けに、早速ハッピーセブンに七草を摘みに出かけました。
「当日が近くなっちゃうと、毎年、すごい混み具合になってしまうんだもの。早めに行動した方がいいわよね。一番乗りで、おいしそうな七草を摘もうっと!」
受付で入場料のJrを払い、かごを抱えながらウキウキとフロリーは七草を摘みに畑に向かいます。
係の人も案内のためについてきます。
そしてフロリーたちが見た光景は……。
無残に食い散らされた七草の数々でした!
「キキキキーッ!!」
ネイチャーなのか、オーガか……。
赤、橙、黄色、緑、水色、青、紫、……。どういう訳か七色の小さな猿たちが、どこからか沸いて出て、せっかく農場の人が丹精こめて育てた七草を引きちぎって食べまくっているのです。
毛色が普通と違う以外は、動物園いるようなチンパンジーと大差がありません。よく似ています。
せっかくの七草をむしゃむしゃ食べ続ける猿たち。
猿も無病息災したいのでしょうか。
「ネイチャーだったら、これで逃げるはず……。お客さん、下がって!」
どうやら何度か動物による被害を受けていたらしく、係の人は、近くに落ちていたバケツを棒でガンガン叩いて威嚇しながら猿たちに近づいていきました。普通の猿だったら逃げるはずです。
「キキーッ!!」
しかし、小猿たちは歯茎をむき出したと思うと、手に手に七草を握りしめて、それを係員に投げつけ、襲いかかってきました!
「ダメだ! こいつら、オーガだ!! お客さん、逃げて! 逃げて、A.R.O.Aに通報して下さい!!」
係員に襲いかかり、七草を食べまくって無法の限りを告げる七色猿。彼らを退治して、ハッピーセブンの七草を守って下さい!!


小猿たちの内訳はこうなります。体長は80㎝程度。非常にすばしっこく、凶暴です。
赤猿……手から火花を散らせる。マッチ大の火だが、触ると熱い。
青猿……手から水鉄砲を出せる。本当に小型の水鉄砲程度の勢い。
緑猿……七草を片っ端から引きちぎっては投げつけてくる。
黄猿……泥玉を片っ端から作っては投げつけてくる。
畑の脇に、まだ耕していない空き地があります。七草畑を荒らす訳にはいきませんので、その空き地にうまく誘導して下さい。ハッピーセブンの人たちが段ボール一箱の飼育用のバナナを用意しています。
また、ハッピーセブンの人たちは、退治後に特別に七草粥を作ってお礼のもてなしをする気でいます。
すてきなプランをお待ちしています!
新年ネタで、次は春の七草と猿を入れてみました。
皆さん、明るく健康なよい年になりますように!


◆アクション・プラン
シルキア・スー(クラウス)
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到着すぐトランス 事前行動 猿の数 角の有無 空地がある事 関係者に急ぎ聞いておく 仲間に報告 威嚇に使ったバケツ借りる バケツにバナナ入れ畑と少し離れた場所にバナナ山積み 猿呼び込む 食べるのに夢中になってくれる事期待 引っかかってくれたら皆と猿討伐へ 戦闘しながら空地へ移動 釣られないなら声出し バケツガンガン鳴らし猿挑発 皆の最後尾に付く 足元への攻撃警戒 頭上からの攻撃 盾広範囲展開し仲間守る 仲間への攻撃盾で防御優先 チャンスあれば攻撃 残り1体になれば積極的に攻撃 戦闘終了後 猿に角があるのか触診 戦闘した相手がオーガかデミかネイチャーか知りたい お猿さんの成仏に手を合わせつつ 七草粥頂く 食感に 優しい… |
|
七草畑の今後の為、頑張って討伐しましょう 事前 係の人に猿の数と猿の頭に角が生えていたかを確認 バケツと棒を借りる 危ないので人を近付けさせないように進言 例えネイチャーでも作物に危害を加える害獣に変わりないので討伐思考で行きます 畑に入る前にトランス シルキアさん達との連携を心掛ける 七草畑は絶対守る方針で バナナを撒いて猿の気を引く 七草を引き千切る緑猿は最優先で倒したい 猿達を七草に近付けさせないように間に陣取る アタッカーが少ないので積極的に攻撃したい 七草が燃やされないように赤猿にも気を付けたい 緑猿を倒したら残りの猿達を誘導 青猿→黄猿→赤猿の順に各個撃破 討伐後 戦闘後の片付けのお手伝い 後は有難く七草粥を頂きます |
ハッピーセブンに到着すると同時に、シルキア・スーと精霊のクラウスはトランスを行った。
--光と風、交わり紡ぐ先へ--
シルキアはトランスソードを構え、リュングベル・フォースの魔方陣を最大限に展開する。
頭上は【兜】蝶桜乱舞を装備し、体は王立親衛隊正装でがっちりと固めている。麗しくも凜々しい神人姿だ。
クラウスはシャイニングアローを展開した。クラウスの周囲に数個の光の輪が浮遊し、美しく旋回を始めている。彼に対する全ての攻撃に対して、この光輪が鏡のように敵の攻撃を反射していく絶対の盾である。
右手に持つのはマジックブック「トリニティーサイン」。左手に持つのは盾「車盾」。
彼はライフビショップなのだが、今日はミイラ男ジャケットを身に纏っていた。包帯の一つ一つが高い防御力を誇るのである。
「係員さん! 猿の数は何匹ですか! あと、猿に角はありましたか!?」
シルキアは、ウィンクルムを出迎えた係員に向かい勢いこんでそう訊ねた。
「猿の数は……四匹だ! 大勢いたんだが、俺がバケツで威嚇したら逃げていった! 今畑に残っているのは四匹、それと角は、どいつの頭にも五㎝ぐらいのがこう生えていた!」
係員は頭の上に人差し指を立てて見せた。
「オーガだね!」
シルキアはクラウスを振り返って叫んだ。
クラウスは力強く頷いている。
「七草畑を荒らされたらたまらない。このバナナを使って近くの空き地に誘導して戦ってくれ」
係員にそう説明されて、シルキアは真剣な顔で飼育用バナナがたっぷり入ったバケツを抱え込んだ。
「 『飼育用』バナナ…?ここの農場は猿を飼っているのか?」
アラノアの精霊、ガルヴァン・ヴァールンガルド がそう怪訝そうな顔をする。
「猿はいない。牛や馬も飼っているんですが、あいつらは果物も食うんですよ」
係員はそう説明して、バケツを更にもう一つ用意してくれた。
アラノアがそれを持って案内されながら七草畑の方に走る。
七草畑に突っ込む前に、アラノアとガルヴァンもトランスを行った。
-- 盲亀の浮木、優曇華の花--
アラノアの武器はトランスソードである。盾はムーンライズ・ウォール。
胴体と脚はフランケンシュタインを模してあり、兜は赤熊。
平凡に見える彼女だが今は素晴らしく雄々しい神人に見える。
シンクロサモナーのガルヴァンの方はヴァンパイア・アックスを両手に持っている。
身に纏うのはアイスフィーマーと慈愛のコート「月影のテンプルム」。フランケンシュタインの神人に対し、高貴な吸血鬼を想わせる出で立ちだ。
「係員さん、ここからは危ないので私たちだけが行きます。他に誰も近づけないで下さい!」
アラノアが案内の係員にそう告げた。
四人のウィンクルムたちは七草畑に急いだ。
七草畑では四色の猿が、新鮮な七草を口いっぱいに頬張り、時には七草を投げ合いぶつけあって大はしゃぎでいた。
「ああ……。おいしそうな七草が……」
シルキアは無残に食い散らかされた七草を見て哀しそうな様子である。
「気落ちしないで、さあ、オーガを退治しよう」
クラウスに促され、シルキアは頷くと、自分のバケツからいっぱいバナナを取り出して畑から少し離れた草地に山積みにした。
それから四人はバナナから少し離れた木陰に隠れる。
「キキっ!?」
やがて一匹の猿がバナナの存在に気がついてそのバケツに飛びついた。
続いて他の三匹の猿もバナナのバケツに近寄ってきて、七草を放り出してバナナを手づかみ。
うまく畑から引き離す事に成功した。
「よし!」
シルキアは木陰から出るとバケツをトランスソードでガンガン叩いた。
「キーっ!?」
騒音に抗議らしい声を上げる猿たち。
「お猿さんたち! 敵はこっちだよ!!」
シルキアはバケツをガンガン叩きながら挑発のセリフを口にし、案内から聞いた空き地の方へとじりじりと移動し始める。
「キキーッ!!」
「キーッ!!」
黄猿が地面を抉って投げてシルキアを狙う。
緑猿がバナナを投げつけてくる。
途端に、車盾が飛び出てきてそれらの攻撃を反射した。
「シルキアは傷つけさせない!」
クラウスである。
「お猿さんたち! こっちへおいで!!」
クラウスとともに飛び出てきたアラノアが、自分のバケツからバナナを取り出して撒き始めた。
「キキッ!!」
大喜びで猿たちはバナナを拾い、食べ始める。
アラノアはバナナを点々と撒きながら空き地の方へと移動していく。
四色の猿はバナナが欲しくてアラノアの後をついていく。
だがやがて、彼女の手のバケツにたっぷりとバナナがあることに気がついた。
「キキーッ!」
「キイーっ!」
アラノアに直接飛びかかり、バケツごとバナナを奪おうとする猿たち。
青猿が水鉄砲程度の水を放ちながらアラノアに襲いかかる。
「させん!」
その途端、ガルヴァンがヴァンパイアアックスを大きく振り払い、青猿の攻撃を吹き飛ばした。
身の軽い青猿は紙一重でかわし、歯茎を剥き出しにして威嚇の叫び声を上げる。
「七草畑の近くで戦闘することはしたくないが、アラノアを傷つけるというのならやむをえんぞ!」
猿の威嚇になど全く怯えず、堂々とガルヴァンは言い放つ。
アラノアはそうしている間にも、バナナを撒き散らして空き地へと猿を呼び込もうとする。隣でシルキアもバケツを叩いて猿への挑発を繰り返す。
「お猿さんたち、バナナはこっちだよ~!」
「お猿さん、敵はこっちよ~!!」
精霊たちに守られながら、神人の誘導で、猿たちはまんまと畑から離れた空き地へとおびき出された。
「キーッ!」
「耳障りな叫びだな、猿め……」
メインアタッカーのガルヴァンがチンパンジー大の猿たちに呟く。
空き地に来ると、四匹の猿たちと四人はそれぞれにらみ合う事になった。
クラウスはシャイニングアローを広げ、更に車盾も使い身を守るようにする。
前衛にはガルヴァンが出て、アラノア、クラウスが続き、最後尾ではシルキアがリュングベル・フォースを張り巡らせている。リュングベル・フォースは自身だけではなく仲間も守る魔方陣だ。
そのとき、緑猿が、空き地に生えていた雑草を掴み、引きちぎると、ガルヴァンに向かって投げつけた。
続けざまに雑草を千切って投げつけ、ガルヴァンに向かって突進していく。
「遅い!」
ガルヴァンはヴァンパイア・アックスを振るう。
身軽に緑猿は飛び上がってかわす。
まるで曲芸のように空中でくるくると回転して着地。
そこにすかさずガルヴァンが刃を打ち下ろす。
ディアボロの野生の剛腕から繰り出される斧の力は、それだけで突風が起こるほどの衝撃だ。
だが、それも小柄な緑猿は機敏にかわしてしまう。
「そこよ!」
アラノアがトランスソードで参戦した。
斧よりは細い刃が俊敏に突きつけられ、緑猿は逃げ惑う。
他の猿たちはクラウスたちに襲いかかり、光輪とリュングベル・フォースに弾き飛ばされている。
アラノアがトランスソードで斬りかかり、緑猿を追い立てる。
追い回された緑猿は、アラノアの動きに気を取られ、知らないうちにガルヴァンの前に移動していた。
「食らえっ!!」
--ウルフファング--
人狼の牙のパワーを武器に憑依させ、威力を強化する技。
ヴァンパイアアックスが変形し、青白く輝くウルフの頭部に似た形状になる。
恐ろしい速度の連続攻撃が入り、一瞬にして猿の全身を噛み砕いた。
ウルフファングをもろに受けた緑猿はその強力な連続攻撃によって打ち倒された。
「キキキーッッ!!」
緑猿が倒された事に他の猿たちは気がついた。
実行したガルヴァンに向かって三匹が集中攻撃を行おうとする。
恐ろしく機敏な猿たちが同時にガルヴァンに飛びかかった。
しかし寸前のところで、クラウスが車盾を持って飛び出、ガルヴァンの事を守った。
「……俺はライフビショップ。守りの拠点。仲間の安全を確保するのが仕事。俺のシールドの中では誰も傷つけさせない」
そう言うと、クラウスは車盾を自分の体の前につきだし、猿たちに強い視線を投げかけた。
「シルキアや他の仲間を襲うというのなら、俺が相手になろう!」
まるで人語を解したかのように、青猿が鋭い叫び声を上げてクラウスに飛びかかってきた。
体は小さいが、鋭い牙と爪は正にオーガだ。
クラウスは車盾をうまく使い跳ね返す。
しかし、青猿は二度、三度と爪を突き出し、盾を引っ掻く攻撃を繰り返した。
更に盾の向こうのクラウスの体も狙おうとする。
水鉄砲程度の勢いだが、水流も噴射され、その攻撃の激しさにクラウスの背後のシルキアも息を呑んだ。
他の二匹の方は、ガルヴァンとアラノアの方に注意を向けて、彼らの周りを隙を狙って飛び回っている。
目下、一番、うるさいのは青猿である。
「そいつから倒すぞ!」
ガルヴァンがそう決断した。
クラウスは襲いかかってきた青猿に対して、車盾で弾き飛ばす攻撃をしかけた。
シールドバッシュ!
盾で殴られた青猿は衝撃で硬直してしまっている。
そこにアラノアとシルキアがトランスソードで斬りかかった。
トランスソードは、神人が手放すとナマクラになってしまうという不思議な片手剣だ。しかし、神人が持つと、使用者の持つトランスのオーラと同じオーラを纏い、触れた葉が勝手に斬れるほどの業物になる。
その刃に切りつけられる青猿オーガ。
「キキキキっ!!」
たまらず、青猿はアラノアとシルキアの刃から逃げだそうとした。
そこを追いかけるガルヴァン。
彼の履いているのは【足甲】疾風皇龍。古の英雄『聖瓏』が身に着け、戦場を駆け抜けたとされている脚装備だ。一説では雲の上をも走る事が出来たと言われている。それでもって追われ、青猿は追い詰められて彼を振り返った。
彼に向かって歯茎を剥き出し叫ぶと、渾身の一撃を撃ち放つ。
ガルヴァンはその水鉄砲をヴァンパイア・アックスで切り裂くと、頭上から斧を掲げて青猿の頭に打ち下ろした。
勝負は決まった。
青猿を粉砕。
残るは泥を投げつけてくる黄猿と、火を放つ赤猿である。
「キキーっ!」
仲間を二匹も倒されてしまい、二匹の猿は叫び声を上げて慌てている。
しかし、撤退するという意志はないらしい。
黄猿はクラウスのシャイニングアローに向かい、次々と泥を投げつけているし、赤猿は手品のように火を放ってはうなり声を上げている。
「泥が煩わしいな……黄猿からいくか」
それに対してクールにガルヴァンが言い放つ。
その指示を聞いて、シルキアとアラノアがトランスソードをそれぞれ構えた。シルキアがリュングベルフォースを展開しながら黄猿の方に迫る。
その反対側からアラノアが斬りかかる。
猿たちが攻撃しようとしても、クラウスのシャイニングアローとシルキアのリュングベルフォースにより阻まれてしまう。
そのため猿たちは範囲外に逃げようとするが、シルキアが走り寄って更にリュングベル・フォースを展開。
「キキキッ!!」
黄猿は泥を投げ続けながら焦って鋭い叫びを上げる。
「とうっ!」
シルキアが踏み込んで黄猿を切りつける。
そこにタイミングをあわせ、クラウスが車盾でシールドバッシュを叩きつける。
連携攻撃が綺麗に決まり、マジックブックトリニティ-サインが発動--。
それまで機敏だったこざかしい黄猿の攻撃が鈍くなる。
「キキィっ!?!?」
黄猿は何が起こったのか分からないらしい。
そこにガルヴァンの斧が迫る。斧は黄猿を速攻で刈り取った。
残るは赤猿のみである。
「キキキーッッ!!」
甲高い雄叫びを上げたかと思うと、赤猿は両手からマッチ大の炎を放ち、アラノアへと襲いかかっていった。
ごく平凡な少女は驚き、思わず数歩下がってしまう。それでも身構えるとトランスソードを振るった。
「あちっ! あちちっ!!」
そう叫びながら、必死にトランスソードで防衛する。
火はアラノアの頭上で舞い踊っていた。逃げた弾みでリュングベル・フォースの範囲外に出てしまったのだ。
大慌てでシルキアが移動し、シールドを展開する。クラウスも車盾を持って駆け寄ってくる。
「大丈夫ですか!?」
だが、アラノアはそのとき、炎にも怯まず、頭から突っ込むようにして赤猿を切りつけた。
赤猿が苦痛の叫び声を上げたかと思うと、身を翻して逃げ出す。
そこにガルヴァンが踏み込んでいく。
--ウルフファング--
ディアボロのシンクロサモナーによる獣の攻撃。
己が武器に魔を宿し、魔を滅する者、それがシンクロサモナー。
ヴァンパイア・アックスに宿った狼の牙、それによりたちまち赤猿はかみ砕かれた。
敵を殲滅した。
「はあ~……びっくりした」
アラノアは兜を撫でながら息をついた。兜赤熊には火耐性がある。それを利用し、赤猿の火を防いで攻撃に出たのである。
「さあ、たーんと食べて下さい! これはお礼の七草粥です!!」
報告に行くと、ハッピーセブンの人たちが施設の中にウィンクルムたちを招き入れて、七草粥を用意してくれた。
「ありがとうございます~」
戦闘後、散らかったバナナやバケツを片付けたアラノアは、ありがたく好意を受ける事にした。
やはりオーガとの戦闘の後に、片付けまでして、疲れた体にあたたかいお粥をいただけるのは嬉しいものである。
七草粥は土鍋でたかれたもので、七草の青菜もそれぞれ食べやすくごく細かく刻んであり、見た目も清らかで美しかった。
あつあつの七草粥を匙ですくって食べると、ちゃんと出汁をとってある、優しい味わいが口いっぱいに広がった。
「おいしい……! 感動だよ」
一働きも二働きもしたあとの滋養のある味わいに、アラノアは心から満足した。
ガルヴァンの方もクールな表情は変わっていないが、食の方は進んでいるようである。
「七草粥って青菜ばっかりでそんなに興味なかったけれど、こうして食べてみるとおいしいものだね。縁起物だし、これからは毎年食べていいかも」
アラノアは農場の取れたての七草で作った粥を食べてそう発言した。
「特別な農場で取れたものだからそう思うだけじゃないのか? まあ、おいしいが」
ガルヴァンは冷静にそう判断している。そうかも、と言いながら、アラノアは美味で優しい味わいの七草粥に舌鼓をうち、戦闘の疲労を癒やしていった。
ガルヴァンはその全く普通の女の子の表情を見ながら、無自覚な感情を募らせていく。
戦闘後、シルキアは昇天した猿たちに手を合わせていた。
(どうか成仏してくれますように……)
クラウスもそんなシルキアの表情に心中を察して、隣で手を合わせている。
そこに係員が呼びに来て、二人はハッピーセブンの食堂へと移動した。
そのテーブルには既にあつあつの七草粥が準備されていた。
「なんのおかまいも出来ませんが、是非……」
七草の農場からの好意である。
戦闘ですっかりおなかをすかせていた二人はその好意を受ける事にした。
まだ熱いおかゆを匙ですくって、息を吹きかけて冷ましながら食べる。
一月の屋外での戦闘で、体が冷え切っていた事にそのとき気がついた。冷えた体に熱いおかゆの威力はすさまじかった。
疲れがたちまち吹き飛んでいく。
「おいしいね。クラウス。来年、うちでも作ってみようかな」
「シルキアが、おかゆの料理……? い、いや……頑張ってみるといい」
おせち料理の事を思い出して口ごもったクラウスだったが、シルキアがやる気を出しているのを見て、反対はしなかった。
戦闘に大勝利をおさめた後の優しい料理。それを心ゆくまで楽しんで、今年もウィンクルムとしてオーガの討伐を頑張ろう、と心に誓った。
そうして七草大騒動は終わった。
| 名前:シルキア・スー 呼び名:シルキア |
名前:クラウス 呼び名:クラウス |



エピソード情報 |
|
|---|---|
| マスター | 森静流 |
| エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
| 男性用or女性用 | 女性のみ |
| エピソードジャンル | 日常 |
| エピソードタイプ | ショート |
| エピソードモード | ノーマル |
| シンパシー | 使用不可 |
| 難易度 | 普通 |
| 参加費 | 1,000ハートコイン |
| 参加人数 | 2 / 2 ~ 5 |
| 報酬 | 通常 |
| リリース日 | 01月06日 |
| 出発日 | 01月14日 00:00 |
| 予定納品日 | 01月24日 |

2016/01/13-23:39
私も似たような内容でプラン提出しました。
戦闘については連携を心掛けつつ、アタッカーが少ないので私も積極的に攻撃に回るようにしてみました。
作戦の成功を祈ります。
2016/01/13-23:04
現在戦闘部分を
以下の内容でプラン提出しました
調整可能です
シルキア
事前に
猿の数
角の有無
空地がある事
関係者に聞き皆に報告
畑と少し離れた所にバナナ積む
猿呼び込む
戦闘(バナナ使わない事にしました
緑猿倒したら
戦闘しながら空地へ移動
最後尾に付く
防御メイン
残り1体になったら攻撃シフト
クラウス
逃げ遅れた人がいるならバナナで猿の気逸らし
被害者逃がす(退避しているものと想定していますが一応
シャイニングアロー使用
先導位置
連携が決まればマジックブックの効果発動
討伐順
緑猿
青猿
黄猿
赤猿
討伐対象の指示があればそれを優先する
2016/01/13-20:28
>作戦
では、②の連携でプラン作成します
クラウスが先頭、私は最後尾に付きます
アラノアさんは都合の良い場所にいてくれて大丈夫だと思います
>七草畑から離れてくれない可能性
それはありそうですね
緑猿最優先で倒しますか?
その場合七草畑で1回戦闘してから他の猿の攻撃凌ぎながら空地誘導の形になりそうです
◆戦闘イメージ
バナナ蒔き猿の気を引き
緑猿倒す(畑で戦闘
↓
空地誘導(バケツガンガン
↓
青猿(ガルヴァンさんが相性よいかもというのと遠距離攻撃潰したいので、目狙われると厄介
↓
黄猿(これも遠距離攻撃型ぽいので
↓
赤猿(空地に誘導できれば草燃やすリスク下がるかと、近距離型ぽいので掛ってきたら対処してる内ダメージ貯まるかな、火は侮れないかな…
良ければこの順番でいきます
ガルヴァンさんの方で順番をクラウスに指示してくれてもいいです
齟齬を防ぐために「指示があればそれを優先する」とプランに入れておきます
>バナナ
畑から少し離れた所に山積みし猿が引っかかってむしゃむしゃしてくれたら緑猿討伐へ
な感じでどうでしょうか
空地へはバケツガンガンと神人に引かれるオーガの習性でバナナ無くても釣れるんじゃないかと思います
>猿飼ってる
文字数に余裕があれば是非終わった後聞いてみてはどうですか?
私も戦闘後猿の角の有無、触って調べるつもりです
はっきりしないのモヤっとしてるので自己満足行動です
>シャイニングアローはⅠ使います
威力は落ちますが3回12R使えるので戦闘中切れる事はないと思います
えーと、問題ありましたら何でもどうぞ
2016/01/13-18:58
そういえばこの段ボール一箱の『飼育用』のバナナって…?
ここの農場の人達って猿飼ってるんでしょうか?
2016/01/13-18:49
ネイチャーであれ害獣であることに変わりないので畑の今後のためにも討伐が無難でしょうね…
>作戦
人が多ければバラバラで戦っても良さそうなんですが、如何せんこちらは2組(4人)なので②の連携しつつ各個撃破が確実でしょうか…
①の待機型は猿達が作物の方に向かった場合追いかけなきゃいけなくなるので陣形が崩れやすそうな気がします…
●ガルヴァン
ウルフファング
1回発動後3R(45秒)継続
「素早い連続攻撃で、一瞬にして数箇所を噛み砕く」
MP的には2回分発動可能ですね
●アラノア
こちらもナマクラじゃないトランスソード持ちなので攻撃に専念してもバナナで援護してもいいような立ち位置かなと。
引き付け方法
パッと思いついたのが
・バケツを叩いてこちらの存在を知らせ、視線がこっち向いたらバケツ内に入れといたバナナを取り出し、皮を剥いたりして見せびらかしつつ挑発
…とかでしょうか
後気になったのが
『緑猿……七草を片っ端から引きちぎっては投げつけてくる』
というものなんですが、この緑猿、七草を武器にしちゃうという事は七草畑から離れてくれない可能性もあるんですよね。あんまり怒らせると犠牲になる七草が増えそうで心配です…
2016/01/13-08:04
クラウスのスキルをサンクチュアリ(回復)にした場合の戦い方
シンクロサモナースキルの憑依侵食現象の体力の分は相殺しながら戦えます
壁役は私が担いアラノアさんとガルヴァンさんで攻撃に専念してもらうのもありかなと
案だけだしておきます
共闘のイメージでいますがバラバラの戦い方でもいいです
2016/01/13-03:16
成立した!良かった
シルキアとクラウスです
最近もご一緒しましたね
改めてよろしくお願いします
・こちらの前提として
猿がもしネイチャーであっても討伐の考え
・事前にする事
関係者に猿の数と角の有無を確認する
(PL的には今知れない情報なので関係ないですが戦闘するPC的には必要な行動かと思いまして)
バケツ使えますね!借りましょう(バナナの持ち運び用としてもいいかも
・バナナの使い方
すばしっこいのでバナナを投げて攻撃しやすい場所へ誘導したり攻撃の気逸らしに使う
戦闘しながらなので難しいかもしれませんが
誘導ルートに配置していくなんてアニメみたいな事してみたいですが準備の最中に気付かれそう
あまり有効な使用方法は思いつきませんがエピの成功判定的には使用した方がいいのでしょうね(メタですが
◆2つ作戦提案
・空き地で戦闘時
空き地に遮蔽物は無いと思うので
①待機型
背中を守る様に立ち四方フォローし合って戦闘
もしくは
②移動型
クラウスのシャイニングアローの後ろにガルヴァンさんが潜み接近した所を攻撃し
確固撃破していく(順番は青猿→緑猿→黄猿→赤猿でしょうか
神人はその後ろ守り他の猿の攻撃対処(バナナばらまく?
◆こちらで出来る事
クラウス
シャイニングアロー
「光輪で攻撃弾きカウンター入れるスキル」
マジックブックの効果
「連携の効果が発動した際には相手の動きを鈍らせる事が出来る」
②の方法でなら発動の可能性高い
シルキア
伸縮できる盾装備なのである程度広範囲の防御が出来るので盾役とバナナ係りに従事してもいい
ナマクラになってないトランスソードなので攻撃ダメージも貢献できそう
属性は精霊共風、黄猿と相性がいいのかも
メインアタッカーはガルヴァンさんになると思うのでしてほしいサポートあればどうぞ
作戦を提案させて頂きましたが変更等何でもOKです
猿の誘導の仕方は考え中です
2016/01/13-00:51
滑り込み参加。
アラノアとシンクロサモナーのガルヴァンさんです。よろしくお願いします。
早速ですが全体の大まかな流れとしては
猿をなんとかして空き地に誘導
作物に近付けさせない(傷付けない)ようにしつつ討伐
…といったところでしょうか
引き付けるのはバナナの他にプロローグにあるようなバケツを棒で叩いて挑発も使えそうですね。
個人的に緑猿と赤猿から倒した方が良い気がします。
後回しにすると作物が片っ端から引っこ抜かれたり焼かれたりしそうですし。
>猿の数について
私も若干混乱気味です。
『赤、橙、黄色、緑、水色、青、紫、……。どういう訳か七色の小さな猿たちが~』
よく見ると「七匹」ではなくて「七色」なんですよね…
『七草を食べまくって無法の限りを告げる七色猿』
と匹ではなく色でカウントされてるので正確な数が分からなくなってますね…
4匹にしろ7匹にしろ、近付けばオーガか確認できるはずなんですが、どちらにせよ作物に害を与える存在なのには変わりないんですよね…
そういえば色ごとに属性決まってそうですね。
属性的に有利な猿から倒すのもいいかもしれません。
ちなみに私は火属性でガルヴァンさんは土属性です。(緑猿と青猿に有利?)
2016/01/12-04:29
シルキアとライフビショップのクラウスです
よろしくおねがいします
(まだ誰もいませんが
気になっている事
・敵の数がはっきりしない
>赤、橙、黄色、緑、水色、青、紫、……。どういう訳か七色の小さな猿たちが
この部分で7体いるのかと思ったのですが内訳は4体なので
4体で七色なのか7体の内残り3体は通常攻撃猿なのか
という部分が曖昧で‥
多分4体なのだとは思いますが
・敵はオーガなのか?
チンパンジーの毛はそう長くないので角が視認できないのは不自然に思うので
猿はデミ・オーガかデミになりかけかもしくはネイチャーの可能性も微レ存?
この2点が気になっていますがそう重要な問題でもない様にも思います
はっきりしないのはモヤっとしてしまいますが

