


●きのまよい
君はとても疲れていた。
そして、偶然A.R.O.A.で出くわしたウィンクルムたちの何人かも疲れていた。
パートナーの奇行が原因だったり、日々の任務の結果だったり、変な行事のせいだったり、理由は人それぞれ。
ただただ疲れていた、としか言いようが無い。
そんな君達の目に一枚のチラシが飛び込んできた。
蛍光ピンクの紙に白い字、飾りに箔押しされた星と、とにかく目に痛いチラシだ。
『クリスマス☆パーリィのご案内』という見出しの下にいくつかの注意事項が書かれている。
それを気にかける余裕は君にはなかった。
なんていったって、厚い胸板とごつい腕でぱつんぱつんの屈強な男性陣が――魔法少女(♂)になっている写真がついていたからだ。
しかもちょー笑顔。
ある意味、これ以上ないくらいに暴力的な図である。
一緒にいた何人かが興味を示した。
それはパートナーだったり、偶然一緒になった誰かだったり。或いは君の気の迷いだろう。
「せっかくだから、これ、皆でいってみようか」
ああ、誰が言い出したのか。
魔法少女(♂)になって一足以上早いクリスマスパーティーを楽しもうというとんでもイベントに参加しようなんて。
ああ、そしてこれはなんという偶然であろうが。
会場の小さなツリーの鉢に危ない種が紛れ込んでるだなんて。
ああ、ああ! 誰が予想できたであろうか。
よりによってこんなパーティーで、危ない種が浄化されるかもしれないだなんて!
不運なのは疲れていた君か。それともこの危ない種なのか――


●参加費
レンタル衣装代やら飲食代やら400jr
●すること
魔法少女(♂)になりきってどんちゃんさわいでくれたらなんでもいいよ
即興芝居をしてもいいですし、よく分からない女子トーク(♂)をしてもいいです
神人と精霊のどっちもが魔法少女(♂)でもいいし、片方がマスコットか悪役でもOK
皆でわいわいするエピソードです
『他の方との絡みはお任せ!』はご容赦を
どう遊ぶかは会議室で相談してください
●衣装
好きなものを記入いただいても、こーや任せにしていただいても構いません
こーや任せの場合はプランの頭に『羞恥』とご記入ください
この単語をチョイスしたことに、深い意味合いはありません
●食べ物
軽食とジュースや紅茶、珈琲などの飲み物はありますが、あまり気にしなくていいです
●その他
今回のエピソードの性質上、ステータスでの口調はあまり反映いたしません
プラン上での口調を優先します
ごっこ遊びはノリと勢いと羞恥心を捨てることが大事だって、ばっちゃがゆってた
こーや、ウィンクルムくるしめるの、だーいすき☆


◆アクション・プラン
柳 大樹(クラウディオ)
|
内容:即興芝居 衣装:お嬢様系、レース多め 髪型:縦ロール この首輪にしよう。クロちゃんつけて。(目に付いたゴツイのを渡す ワタクシ達以外の魔法少女ですって? 別にマスコットが羨ましいわけじゃなくてよ? これ(クラウ)はこれで(衣装パツンパツンで笑えるし)気に入ってるんだから。 手を加えたくはあったのだけど。(胸に詰め物で更なる視界の暴力的に) そういえば、以前に倒した大型の魔物のときは大変だったわ。 借り物とはいえ、はしたない程に胸が揺れて……くっ。(思い出し笑いを耐える 仲間に出会えた善き日なのよ?(数種類のケーキを確保 良いじゃないの。ほら、あなたも食べなさいな。 (フォークにケーキを乗せて口に突っ込もうとする |
|
うう・・・一度や二度ならず、三度目まで・・・。(EP・6、13参照) 疲れていたせいでまともな判断が出来なかったばかりにこんな事に・・・。 くそう、あの日の自分を呪いたい・・・! 衣装・チャイナ風魔法少女(中華ロリみたいな感じ)、ロングのウィッグをツインテールにしてる ・クロウ命名「マジカル☆れお子ちゃん」 (せめて、もうちょっと捻ろよ!) ・魔法少女達の休息をテーマに芝居をすることに ・「・・・コホン。きょ、今日は久しぶりのお休みで嬉しいね!」 ・「えーと、ここだけの話、みんなお互いのパートナーってどう思ってる?」 ・クロウに対して、 「い、いつもはだらしないけど、たまにかっこよく・・・思う」(照れ) アドリブ可 |
|
☆衣装 和風系で丈の短いスカートな巫女風(桃の花の刺繍有 ガーターベルトにニーハイ、厚底草履 ☆心情 えーカズちゃん着ないのー? 似合うと思うのにー残念なのだよー でもマスコットなカズちゃんも可愛いかも知れないよね♪ (パパに頼んで今度着させれば良いや♪) ☆パーティー ・即興芝居と会話も楽しむ カズちゃん溜息ついたら幸せが逃げるのだよ? 今日は滅多に無いお休みなんだから♪ ユズ達だって休息は必要だもんねー(ニコニコ ってあっ大樹お兄ちゃんに玲央お兄ちゃん達だぁ! 皆もお休み? わぁいユズ達と一緒~♪ もうカズちゃんそんな事言わないの! 少し位休んでもバチは当たらないのだよ! さっすがカズちゃん♪ そういう所が大好き~!(抱きつく |
●疲れてたからね、仕方ないね
衣装は魔法少女の肝とも言える。
フリフリのフリルにリボン、レースや小道具に髪型。それぞれのパーソナルカラーなどなど。
3組のウィンクルムは熱心というか放心というか傷心、まあ、そんな感じで衣装を見繕っている。
柳 大樹はやや熱心寄り。すでに笑いの予感がする。
太くごつい……スタッズなんておしゃれファッション用語による表現は生易しすぎる、厳つい鋲がついた首輪が大樹の目についた。
目と目があった瞬間、運命を感じた。首輪に目なんてものはないというツッコミは野暮だから置いといて。
「この首輪にしよう。クロちゃんつけて」
「……」
クラウディオの手に見た目通りのずしりとした重さの首輪が置かれる。
疲労で判断力が鈍っていたとは思う。
しかし、大樹は今でも疲れているのではないかと疑いたくなる。
魔法少女(♂)がどういうものかはクラウディオには分からない。
ただ、過去の経験と照らしあわせて考えれば、系統が違うということは分かる。
が、繰り返すがクラウディオには魔法少女(♂)というものが分からない。いつも通り言われるがまま渡された首輪と衣装を持って更衣室へ。
大樹も別の更衣室へ入り、それから数分後。
床に倒れ伏す大樹さんと、少々心配そうに見守るクラウディオさんの姿がありました。
「っ、ふっ、あはっ、あはははは、ふっ、うっ、ふふっ、はははは!」
着替え終えたクラウディオの姿を見るなり笑い始めた大樹は崩れ落ちたのだ。
濃紺のミニスカふりふりのメイド風の衣装に黒タイツを着用した細マッチョで183cmの成人男性っていうのは目への暴力と言いますかなんと言いますか。
腹を抱え、ぴくぴくと痙攣のように震えながらもなお大樹は笑う。
明日は筋肉痛ですね、腹筋が。
大樹も決して似合っているわけではないが、縦ロールのウィッグである程度までなら誤魔化せる範囲。
パニエでふくらませたピンクのワンピースの裾や袖には白い華やかなレース。
ウェストマークの白いリボンは床すれすれまでの長さ。お嬢様風といったところか。
そのお嬢様が、床に崩れ落ちて爆笑している訳で。
これが女の子ならスカートの中身、見えちゃうよ! と心配するところだが、幸運にも大樹は男の子!
やったね!
今日の彼のぱんつが何かは伏せさせていただきます。
「俺様は絶対にあんな女装みたいな服装は着ねぇ!」
こちらは(抵抗に)熱心な十六夜和翔。
和翔が指差す先にはオレンジ色のふりっふりの花を模したスカートのワンピースを着たマネキン。
顔を真っ赤に、憤然とお断りの意を主張する。
そしてこちらは(魔法少女に)熱心な西園寺優純絆。
「えーカズちゃん着ないのー?」
優純絆の手には和服をゴスロリ風にした暗い緑のワンピース。
和翔に勧めようと思っていたものである。
「似合うと思うのにー」
「だったらマスコットみたいな奴の方がマシだ! 別に悪役でユズと敵対するのが嫌だからとかそんなんじゃねぇからな!」
「別に悪役じゃなくてもいいはずなのだよ?」
優純絆はワンピースと和翔を交互に見るものの、本人がこうまで嫌がるなら仕方ない。
「……残念なのだよー」
少々しょぼんとした様子でワンピースを元の位置に戻すが、優純絆はすぐに思い直した。
「でもマスコットなカズちゃんも可愛いかも知れないよね♪」
少し離れたところに並べられているきぐるみもなかなか可愛い。
優純絆が選んだ衣装を見てから、和翔もきぐるみを選んで別々の更衣室へ。
そこで優純絆はふふっと笑う。
自分の衣装や和翔がどうなるかと想像したことと――そしてもう一つ、小さいようで大きな悪巧み。
和翔には、今度、もう一人の精霊に頼んで着させればいい、なんて。
今はまだ、本人には秘密である。
傷心の永倉 玲央は衣装を探しながらも、なんでこんなことしてるんだろう、とどこか遠い目をしている。
「うう……一度や二度ならず、三度目まで……」
衣装のふわふわとした柔らかな感触が手から伝わるものの、それを感じれば感じるほど気分は憂鬱にもなるというもの。
さっさときぐるみを確保したクロウ・銀月がやれやれと息をつく。
「まったく……何でこいつはいつも妙な依頼しか引き受けないんだ?」
「好きで引き受けてるんじゃない!」
「このイベントもどう考えてもおかしいだろ」
「こ、これは……疲れていたせいでまともな判断が出来なかったから……」
そのせいでこうなったとは皆まで言えない。
あの日の自分を呪いたい。
叶うことなら、過去の自分に栄養ドリンクを届けてやりたい。
いや、そんなんじゃ足りない。
マッサージに連れて行ってさらにニンニクを効かせた体温まるシチューでも食べさせてやりたいが、悲しいかな過去には戻れない。
だから呪うしか無いという切なさ。
「まあ、元々はお前が勝手に受けたんだから、とりあえずがんばれ」
クロウは欠伸を一つ。
いつもの癖で煙草を取り出しかけるが、悲しいかなここは禁煙。
代わりに、ポケットに入っていたリンゴの飴を口に放り込んだ。
そんなクロウへ玲央がじとりとした視線を向ける。
「あんたはいいよな! 着ぐるみだからマシな方で!」
言われたクロウはどこ吹く風。
ころり、口内の飴を転がしながら先に更衣室へ向かった。
●疲れてたからね、諦めて
はぁぁ。深い深い、ふかーーーーーーい、くぐもった溜息を吐いたのは和翔である。
黒い袍に身を包んだ愛らしいクマのきぐるみの背中は哀愁に満ちていた。
「何故俺様はこんな所にいるんだ……こうしてる間にも妖がはびこっていると言うのに……」
「カズちゃん溜息ついたら幸せが逃げるのだよ? 今日は滅多に無いお休みなんだから♪」
魔法少女にも休息は必要だと、優純絆はニコニコ笑いながらくるり、身を翻す。
白衣に桃の花の刺繍が施された短い緋袴、裾からはガーターベルトで止められた足袋のような靴下が覗いている。
履物は黒い厚底草履と、和のテイストで纏めている。
「あっ、あっちにも魔法少女!」
と、優純絆が声を上げたかと思えば急に走りだした。
「っておいユズ、急に走るなと言ってるだろうが!」
からんからん、草履の音を動きにくそうに和翔が追う。
うん、動きにくそうじゃないね、間違いなく動きにくいね。
自分の所へ駆け寄ってくる二人の姿を見た大樹の片眉が釣り上がる。
「ワタクシ達以外の魔法少女ですって?」
斜め後ろにクラウディオを従えた大樹の声にはどこか険がある。
目はいつもと同じように力がないというのに、何から何までノリノリである。
そこに玲央とクロウも合流。
「えーっと、マジカル ☆ れお子ちゃん、ずぎゃんと惨状♪」
青いチャイナブラウスと、チュールで盛りに盛ったふりふりの白いスカートの玲央。
命名はクロウである。もうちょっと捻ろうよというツッコミはさて置き。
一応は魔法少女っぽいポーズをとっているが、声は死んでいる。
「……『さんじょう』?」
文脈からすれば『参上』のはずだが、イントネーションからすれば『惨状』だったのが気になるクロウさん。
玲央とお揃いの青いチャイナブラウスと丸帽子を着た、デフォルメされたドラゴンのきぐるみが今のクロウである。
中の人などいません、これがクロウである。
いや、今の名は――
「クロゴンっていうドラー。甘いもの寄越せドラー」
だそうです、怪獣映画とかに出てきそうな名前ですね。びっくりするくらいの棒読み。
集まった4人を大樹は上から下まで値踏みするように眺める。
特によく見たのは和翔とクロウのマスコット組。
中の人、じゃなかったマスコットのやる気はともかく、見た目はふかふかもふもふの愛くるしいマスコットである。
「大樹お兄ちゃん?」
「別にマスコットが羨ましいわけじゃなくてよ?」
「……羨ましいの?」
「羨ましい訳じゃなくてよ?」
大事なことなので二回言いました感はあるが、あえて言うあたり、ちょっと羨ましいんじゃないかと思えてならない。
そんな玲央の視線を感じ取ったのか、大樹はこほんと咳を一つ。
ちらとクラウディオに視線を投げる。
「これはこれで気に入ってるんだから。手を加えたくはあったのだけど」
「わぁ♪」
惚気のような台詞に優純絆の目が輝く。
けれどクラウディオはなんとなく言外の意味があることをちゃんと感じ取っていた。
ちなみに『衣装パツンパツンで笑えるから』という意味が込められている。手を加えたかったというのは、Eカップくらいまで膨らませたかったという意味である。
だが、それよりも最後の言葉にクラウディオの意識が向く。
クラウディオには自身が抱いた感覚を言葉で表すことは出来ないが、嫌なものではないことだけははっきりしている。
「光栄です。お嬢様」
今日はあくまでも芝居。
それらしく発言する、衣装パツンパツンの出来るメイド魔法少女(♂)クラウディオ。
玲央は正しく――とまでは行かずとも、言外の意味があることは理解したようだ。
まあ、大樹がこう、何かの曲線を描くジェスチャーをしていたってのもあるんだけどね。
とりあえず、話題を変えた方がいいことだけは確かである。
「……コホン。きょ、今日は久しぶりのお休みで嬉しいね!」
「あ、皆もお休み? わぁい、ユズ達と一緒~♪」
嬉しそうに盛り上がる魔法少女(♂)達だが、クマの機嫌が一気に悪化。
「どいつもこいつも魔法少女なめてんのか、あぁ!? 平和を守るっていう使命があるだろーが!」
「クロゴン的にはいつも平和な休日があってもいいドラー」
ぷんすこするクマさん、平和な休日が毎日だとなお嬉しいとばかりにいうクロゴン。
クロゴンさんの口から、ときどき手のようなものが出てお菓子を引き込んでいるのは目の錯覚です、覚えておきましょう。
ゆるーいというかだるーいノリのクロウをキッと睨む(ただしきぐるみ)和翔。
「もうカズちゃんそんな事言わないの!」
めっとばかりに優純絆が叱る。
「少し位休んでもバチは当たらないのだよ!」
「そうだそうだー、少し位の休みなんてあって当たり前だドラー」
優純絆の後ろで野次を飛ばすクロウ。
玲央としてはクロウにとって毎日が休日じゃないかとツッコミたいところだが、クラウディオの姿を見ることで堪えた。
人はよりツッコミどころの多いものや人を見れば、ツッコミも止められるのである。
「……だぁぁあああ! わぁったよ! 言っとくが今日だけだからな、今日だけ!」
「今日だけと言わず明日も休みドラー。24時間365日休めますドラー」
「せめてその二分の一は働こうよ!?」
流石にこれは玲央さんもツッコミます。
ぱつんぱつんのメイド服よりもツッコミどころに溢れてるからね。
「……あれは本当に休みなんでしょうか、お嬢様」
「私が休みと言ったら休みなのよ、覚えておきなさい」
大樹とクラウディオのやりとりに絶望する玲央。
ツッコミが少なすぎる、玲央の肩にツッコミという名の責任がのしかかっていることに気づいてしまったのだ。
「魔法少女には絶望する暇なんてないドラー」
「あんたが言う言葉じゃないよね」
そんなやり取りに気づかない優純絆は、和翔の言葉に目を輝かせた。
「さっすがカズちゃん♪ そういう所が大好き~」
抱きつかれ、固まるクマ。
内部はサウナのように暑くなっている。
「若いドラー、ちょー若いドラー」
実にどうでも良さそうな声のクロウを、玲央はチラと見た。
パートナーのことをどう思っているか仲間達に聞いてみたいところだが――優純絆達は聞くまでもなく、大樹達もまあ、なんとなく。
それに相手もすぐに答えを用意出来ないだろうから、と口を噤む。
「そういえば」
縦ロールを弄んでいた大樹が、ふいに口を開いた。
大樹に集まる視線。
「以前に倒した大型の魔物のときは大変だったわ」
「どういう風に?」
首を傾げた玲央の横でクロウが、クッキーを皿ごと何かの中にひっぱりこんだのは見ないふり、もしくは見えていない。
「借り物とはいえ、はしたない程にこれの、胸が揺れて……くっ」
「え? 胸?」
優純絆としてはもっとしっかり聞き返したいところだが、口元を抑えた大樹が震えている。
泣くのを堪らえようとしているのかとも思えたが、笑い声が漏れ聞こえる。
懸命に笑いを堪える大樹の背中をぎこちない手つきでクラウディオが撫でる。
「女性の胸部を模した試作武器の事ですね…」
クラウディオの補足に、玲央はいったいなにがあったんだとばかりに真顔になる。
やはり詳しく聞きたいところだが、大樹がテーブルに手をつきながらも崩れ落ちているあたり、聞けない。
「魔法少女はああいうものを使うのが当たり前なのでしょうか」
「よく分からないけど、それは間違いだって思うの」
「魔法少女つおいドラー。つおいつおい、だからやれるドラー」
「適当に返事しすぎ! キャラ、ブレブレだろ!」
ある意味ブレてないただ一人のマスコット、クロウ。
さっきから玲央のツッコミが光って唸っている。
そんな年上の魔法少女(♂)とマスコットを見て、和翔は再びふかーい溜息。
「なんか、俺様休めてる気がしない……」
「えー? 楽しくない?」
「楽しいとか楽しくないとかじゃなくて……」
聞いているだけでも疲れるというのに、玲央の加勢などしたらそのままMPが枯渇する気がしてならない。
「悩めー悩めドラー、若人は悩んでなんぼドラー」
「棒読みで言うなっての! ……あっ、クッキーが無くなってるじゃねぇか!?」
「不思議ドラー、今こそ魔法少女の出番ドラー、クッキーうまいドラー」
「犯人は貴様かっ!」
「仕方ないドラー、一枚くれてやるドラー」
「クロゴン、見た目の事とかもうちょっと考えたほうがいいと思う」
にゅっと口から手を出して、優純絆と和翔に二枚ずつクッキーを渡すクロウ。
もはや寄生虫にやられたマスコットにも見える。
大きいお友達に分けるクッキーはないらしい。
とはいえ、既に玲央も大樹もケーキを確保している、が。
「お嬢様、流石に糖分を取り過ぎと考えます」
「仲間に出会えた善き日なのよ?」
大樹の皿の上にはずらーっと全種類のケーキが乗っている。
一つ一つが小さいとはいえ、ショートケーキ、ベイクドチーズケーキ、チョコレートケーキ、苺のムース。
圧巻である。
「良いじゃないの。ほら、あなたも食べなさいな」
大樹はショートケーキを切り分け、ずいっと差し出す。
勢いもあり、慣れぬことでもあった為、クラウディオは咄嗟にその手を掴んでしまった。
しかし、これは食べるべきなのだろう。
クラウディオはぎこちない仕草で、フォークに乗せられたケーキをそのまま食べた。
「よくできました」
お嬢様は最後までお嬢様でした。
一足先に着替え終わったのは玲央。
意外にも脱ぐのは楽だった。
クロウの更衣室の前の椅子に座り、ぽつり。
「さっきさ、皆に聞けなかったことがあるんだよね」
問い返す言葉はないが、更衣室の中から音が消えた。
耳を傾けてくれているのだ。
「みんな、お互いのパートナーのことどう思ってるのかって」
ごそり、脱ぎ着する音が再び聞こえ始めた。
そのことに後押しされるよう、玲央は自身が抱いている印象を口にした。
「い、いつもはだらしないけど、たまにかっこいいって……僕は思う」
顔は見えていなけれど、どうしても赤くなる顔。
玲央が俯いているうちに、更衣室の扉が開いた。
見れば、片手できぐるみを抱えたクロウが枠に体を預けている。
「一見ビビりに見えて……まあ、案外肝が座ってるんじゃねーの……ドラ」
「もうドラいらないだろ」
「まあいいだろ。さっさと外行くぞ。煙草吸いてぇ」
「はいはい」
すべてのウィンクルム達が去った更衣室に残されたのは――魔法少女とマスコットの抜け殻。
夢も魔法もあったようななかったような、よくわからないひとときだったけれど。
これはこれで悪くないものだったのかもしれない。
| 名前:柳 大樹 呼び名:大樹 |
名前:クラウディオ 呼び名:クラウ、クロちゃん |



エピソード情報 |
|
|---|---|
| マスター | こーや |
| エピソードの種類 | ハピネスエピソード |
| 男性用or女性用 | 男性のみ |
| エピソードジャンル | コメディ |
| エピソードタイプ | ショート |
| エピソードモード | ノーマル |
| シンパシー | 使用不可 |
| 難易度 | とても簡単 |
| 参加費 | 1,000ハートコイン |
| 参加人数 | 3 / 2 ~ 4 |
| 報酬 | なし |
| リリース日 | 11月25日 |
| 出発日 | 12月05日 00:00 |
| 予定納品日 | 12月15日 |

2015/12/04-23:57
2015/12/04-23:42
2015/12/03-18:52
ふむ、休息。良いんじゃないかな?
それに合わせて、俺はこれまでをそれっぽく振り返るのを少し入れてみるわ。
あ、俺は甘いもんばっかり食べてると思うけど気にしないでね。
2015/12/02-21:48
僕は賛成!
クロさんは龍のマスコットを希望するそうです。
マシな方に逃げたな・・・。
2015/12/02-21:19
和翔:
芝居、か…
なら悪役必要だったな…
取り敢えず、魔法少女()達の休息をテーマにしたら考えやすい?
まぁそういう事で俺様達は休息をテーマにプランを書こうと思っているが、どうだろう?
2015/12/02-19:02
今のところは芝居に1票だけかな?
なら、とりあえず芝居の方向でプラン書かせて貰うよ。
どんな感じにしようかなー。
2015/11/29-13:26
優純絆:
玲央お兄ちゃん、クロウお兄ちゃん、初めましてですの!
こちらこそ宜しくなのだよ〜!(微笑)
お芝居とか面白そうなの!
因みにこっちの設定は巫女風魔法少女と陰陽師風テディベアのマスコットなのだよ♪
2015/11/29-11:15
玲央くんとクロウさんもお久しぶりー。
よろしくね。
玲央くん大丈夫だよ、一度やれば抵抗無くなるって。(大樹は元から抵抗無かった
さて、と。
俺は女子トーク(♂)でも、即興芝居でもどっちでもいいけど。
何しよっか。
あ、設定は簡単に書いた方がいいのかな。
まあ、お嬢様魔法少女(♂)に仕えるメイド魔法少女(♂)首輪付き。
ってだけしか決まってないけど。
2015/11/29-10:28
玲央:
・・・・・・。
クロウ:
・・・おい、なんでこんな事になった。
玲央:
つ、疲れてたんですよ・・・。
疲れて正常な判断が出来なかったんだよおーーーっ!(泣)
~しばらくお待ちください~
玲央:
えー・・・改めまして、永倉玲央とクロウ・銀月です。
柳さんとクラウディオさんはお久しぶりです。
優純絆ちゃんと和翔くんは初めまして!
優純絆ちゃん、和翔くんマジ可愛い、天使!(キラキラ)
僕のこともお兄ちゃんって呼んでいいんだよ~~。(うふふふふ)
クロウ:
落ち着け、通報されるぞ。
玲央:
うう・・・この子達を僕の癒しにしないとやっていけないんだよお・・・。
クロウ:
大樹組が洋風で優純絆組が和風なら、こっちは・・・チャイナ?
2015/11/28-20:50
優純絆:
えへへー(頭撫でられ嬉しそう
大樹お兄ちゃんがお嬢様でクラウお兄ちゃんがメイドさん…
ならユズは和風…?
うん、和風にしよう!
大樹お兄ちゃん達が洋風ならこっちは和風で攻めるのだよー♪
カズちゃんはどうする?
和翔:
……大樹兄ちゃんとクラウ兄ちゃんで……(照れてそっぽ向く
ならテディベアの着ぐるみで
俺様がふりふりな衣装?
そんな衣装なんぞ着れっか!!
だったらマスコットで良いし!!(半場やけくそ気味
優純絆:
分かったのだよー
ならテディベアのテディね♪
2015/11/28-19:46
おー、優純絆くんお久ー。(頭なでなで
和翔くんね。
俺は柳大樹。お兄ちゃんでもなんでも好きに呼んでいいよ。
こっちはクラウディオ。(斜め後ろを指差す
2人ともよろしく。
魔法少女コスかー。去年のサバゲー思い出すわあ。
今回は俺もクロちゃんも魔法少女で行こうか。
俺はお嬢様風。
クロちゃんは……メイド風で。
クラウディオ:(メイド風……?)
クロちゃん首輪つけてもいい?
クラウディオ:「(よくわからないが)構わない」
2015/11/28-13:44
優純絆:
大樹お兄ちゃん、クラウお兄ちゃんお久しぶりですの〜!
この子はカズちゃん、ユズの新しいパートナーでお友達なのだよ!
改めて宜しくなのだよ♪
えへへ〜魔法少女だって!
カズちゃんも一緒に着ようね!
大樹お兄ちゃん達も良かったら一緒にお話したりしよ〜!
和翔:
十六夜和翔だ、取り敢えず初めましてと宜しくを言っておく
待てユズ、俺様は着ねぇぞ!?
ぜってぇ着ねぇからな!?
だったら悪役が良いわ!
2015/11/28-00:22

