プロローグ
●遭遇
タブロス市からやや離れた辺境の村、ハルノ村。
住人が50人程度であるこの小さな村の大きな特徴は、村近くの森にある木苺畑だ。
小さな村であるハルノ村の特産品の殆どがこの木苺に支えられていると言っても過言ではない。
そしてもうすぐ木苺の収穫時、ハルノ村の農夫達の朝は早い……。
今日の朝番だった若い農夫のジョセフは雀の鳴き声を聞きながら気怠げに村外れの木苺畑へと歩いて行く。
そしていつものように木苺畑の門を通過した所で、ジョセフの眠気は一瞬で消え去っていた。
木苺畑の周りを囲むように作られた簡易的な柵が壊されており、そこから続く木苺畑が乱暴に踏み荒らされている光景を目にしてしまったからだ。
「なんだよ……これ……」
汗水垂らして育ててきた木苺畑を土足で踏み荒らされたという絶望と憤怒が一気に湧き上がり、犯人を捕まえてやろうとジョセフの足は木苺畑の奥へと向かった。
踏み荒らされ、食い散らかされた木苺を横切りながら進むと、口元に木苺の果汁をべっとりと付けて横になる“角の生えた人型”をジョセフは見つけてしまう。
「お、オーガ!?」
驚きのあまりジョセフは素っ頓狂な声をあげてしまい、それを聞きつけたのかまだ木苺畑を荒らしていた他の犯人達が奥からぞろぞろと集まってくる気配がする。
「ひっ、ひぇぇぇぇ!!」
その“角の生えた人型”達が集まる前にジョセフは脇目もふらず一目散に逃げ出していた。
●A.R.O.A.作戦会議室
「……という訳で、そのジョセフさんが見た“角の生えた人型”をオーガの可能性ありと判断したハルノ村の村長さんから我々に討伐の依頼が来ました」
A.R.O.A.のオペレーターは手慣れた感じで自分のPCを弄ると会議室のモニターにハルノ村の地図が映される。
小さな村の西側に隣接する川があり、その向こう側にある森に村よりも大きい木苺畑が表示されている。
「今回の作戦目標はこのハルノ村近隣の森〈木苺畑〉に住み着いた角の生えた人型……オーガあるいはデミオーガの討伐です」
オペレーターの言った“オーガ”という単語にウィンクルム〈神人と精霊のペア〉達は気を張り直す。
「そしてこの複数の存在を確認された“角の生えた人型”が住み着いている木苺畑ですが出来るだけ畑への被害を抑えたい為、この場所での交戦を控えるようにと依頼人から重ねて頼まれていますので気をつけて下さい」
レーザーポインターで木苺畑の辺りをクルクルと指しながらオペレーターは付け加える。
「それを意識して貰えれば作戦については現場の皆さんにお任せします。明日の朝にハルノ村に向かう馬車が出ますのでそれまでに準備を済ませておいて下さい。ご武運をお祈りしています」
そう言ったオペレーターはぺこりと礼を済ませ、作戦会議室から退室していった。
解説
●目的
ハルノ村の西にある木苺畑に住み着いた“角の生えた人型”の討伐。
●注意事項
木苺畑での戦闘を避ける。
複数人数の敵の存在。
●準備する物
特に指定は無し。
ゲームマスターより
皆様はじめまして、うちと申します。
この度はエピソードをご覧頂きありがとうございます。
これからも皆様にお楽しみ頂けるように頑張っていきますのでよろしくお願いします。
今回は討伐系の依頼です。
皆様のキャラクターやパートナーはどんな作戦や準備をして甘い香りの漂う木苺畑に挑むのでしょうか?
皆様のプランを楽しみにお待ちしております。
リザルトノベル
◆アクション・プラン
ニーナ・ルアルディ
朝早く起きてお手入れ水やり、 風の強い日はハラハラしながら見守って… 努力の結晶の作物を荒らすなんて許せません! 絶対に守ってみせますから! 一応苺は持参しますが、 許可が下りれば問題のない範囲で木苺を 使わせてもらいたいなと… 囮のシャノンさん達の後を隠れて追います。 オーガの一部がもし道を反れるようなら、 先行組の距離が空いてから木苺を見せて(反応しなければ潰して)誘導します。 幸いオーガが全員道を外れずについてきた場合は 合流地点で挟み撃ちを狙いたいです。 一応後ろから増援が来ないか確認してから飛び出します。 少し怖いですけど、精一杯戦います。 乱戦の時に孤立したら危ないですし、必ず誰かの傍で戦うようにします。 |
音無淺稀
余り早く何かをするというのは余り得意じゃないですから…できれば皆さんが誘導して下さる場所で隠れて待機してオーガに対して奇襲をしかけたいと思うのですが… 今回、オーガかデミオーガか判ってません なら、確実に倒せるようにフェルドさんもトランス状態になっていた方が確実ですよね 少し恥ずかしいですが…おまじないだと思って 「貴方に加護がありますように」って頬にキスを… タイミングはオーガの姿が見えた時点でしたいと思います …私が出来る事は、多分余り無いのかもしれませんが…少しでも皆さんのお役に立てる事ができるのなら 私は、とても幸せです 初の戦闘依頼、絶対に成功させましょうね!(握り拳 |
手屋 笹
畑に居る存在の情報が少ないのがネックですわね。 日向さん、シャノンさんがジョセフさんに聞いた話は皆で共有しましょう。待機する場所にも影響しますしね。 わたくしは…カガヤと共に皆さんと相談した誘導待機ポイントで身を潜めてオーガ、デミオーガがやってくるのを待ち後ろから奇襲を仕掛けます。 待機組の人が同じエリアのどこに居るのかきちんと把握しておきましょう。 戦闘に入る時はインスパイアスペルを唱え、 …カガヤの頬にキスしましょう。 「私達の全ては、ただ潰滅の為にある。」 オーガが居るかもしれない今回の戦闘、油断はできませんわ。 カガヤが戦闘に入ったらわたくしは戦闘の範囲外で 数を減らす事を目的に狙う敵を指示しましょう。 |
シャノン・ファタリテ
馬車の揺れって絶妙に眠気を誘うよね… や、寝ないよ。さすがに仕事だし 畑についたら辺りを現場検証。被害などから敵についての考察 木苺畑に被害が行かないよう囮役として安全な場所に誘導しますです 木苺を磨り潰してハンカチにしみこませたものを持ち歩き、逃げる途中に木苺を落としていく(落としていく方はもらえるのなら) なんかごめんねニコ。危険な役任せることになるけど… 旅をしてきた中で色んな事を見てきたから、戦闘の経験はないけど雰囲気は慣れている 怖くないと言ったら嘘になるけど、逃げることだけは絶対にしたくないのです…! ※現場検証及び戦闘時には普段の緩い空気が消える 精霊以外の呼び方 基本名前呼び捨て、年上は名前+さん |
日向 悠夜
行動 まず、ジョセフさんに詳しい話を聞きに行きます 内容は 角の生えた人型の大まかな数 人型の大きさ 周辺の地形(出来れば地図を借りる) など。 この情報を精霊と共に纏め、他の皆と情報を共有します。 作戦に入る前、ジョセフさん達に頼んでビニールシートなどを借り、それを畑に掛け匂いを抑えたいですが、時間的余裕が無い場合諦めます 作戦 囮部隊と奇襲部隊に分かれる 囮役の人が敵達を作戦地点へ誘き出し 隠れている人が奇襲をかける 戦闘 奇襲部隊に参加 敵と対峙する時は決して弱腰にならない様に、 敵の動きを見極めて、隙を見せない様に気を張る 神人の戦闘力は高が知れているので一撃一撃を確実に、深追いはしません 戦闘が長引かないと嬉しいなぁ… |
●馬車に揺られて
翌日の朝、時間通りに集まったウィンクルム〈神人と精霊のペア〉達を乗せた荷馬車はハルノ村へと走り出したのだが……。
指定された時間がやや早かったのとポカポカとした暖かな気候、そして程良い揺れの所為もあってかシャノン・ファタリテはうつらうつらと船を漕ぎ始めていた。
「……お、おいバカ娘」
と、小声でシャノンのパートナーであるニコ・シックザールが隣で船を漕ぐシャノンを小突いた。
「ふえ?」
「寝惚けてないで他のウィンクルム達みたいに少しは緊張感を持ったらどうだ?」
「や、寝てないよ。さすがに仕事だし」
「すぐバレる嘘を吐くな。そんなに暇ならシャノン。君の得意な占いで今日の依頼の事を占ってみてくれ」
「ふふん。甘いですニコ。そんな事は昨日の内に済ませてあるのです」
「(……くっ)まぁいい、それで結果は?」
「『正位置の戦車』でした。成功、勝利、解放などの意味があるのです。つまり、普段通りにしていれば問題ないのです」
「それなら良いんだが……」
マイペースなシャノンの様子に毒気を抜かれたニコはやれやれと溜め息を吐いた。
「でも馬車の揺れって絶妙に眠気を誘うよね……」
そんな緊張感の無いシャノンとは別で、荷馬車の隅では日向 悠夜のパートナーの降矢 弓弦が音無 淺稀のパートナーであるフェルド・レーゲンに同じプレストガンナーとして拳銃〈HS・スタンダードM4-38口径×2〉のレクチャーを受けていた。
「いやぁすみません。機械が苦手な僕に教えるのって難しいよねぇ」
弓弦がフェルドに頭を下げながらそう言うと。
「僕は気にしてないよ」
そんな事よりも戦闘時の連携の方が大事だ、とフェルドは懇切丁寧に自分の拳銃をバラ〈解体〉しながらついでに拳銃のメンテ〈点検〉も行っていた。
「いやぁごめんねぇ。降矢さんがレーゲンさんに迷惑掛けちゃって」
その隣で悠夜が淺稀に頭を下げる。
「い、いえいえっ! フェルドさんも言ってましたけど、私達が少しでも皆さんのお役に立てるのなら問題無いです!」
ふるふる、と淺稀は手を左右に振りながら頭を下げる悠夜に恐縮していた。
そして荷馬車の一番後ろで通った道を大人しく眺めていたニーナ・ルアルディのパートナーのグレン・カーヴェルが背中を向けたままニーナの名前を呼んだ。
「なあニーナ」
「は、はいぃっ!」
いつも『お前』としか呼ばれていないニーナは突然の名指しに体が強張る。
「んー、飲み物は持って来てないのか?」
「え、っと……ごめんなさい。持って来てないです」
「……ん。そっか、分かった」
「(あぁ、私のバカっ! そうよね。馬車の移動時間を考えて水筒ぐらいは用意しないといけなかったわ!)」
ニーナが自分の配慮の足りなさに後悔しつつも、荷馬車は進んでいく……。
そして正午になるかならないかの時間になった頃だ。
「おぉ、やっと到着したぞー!」
馬車の操者席の方に居た手屋 笹のパートナー、カガヤ・アクショアが目的地に到着した事を元気良く叫んでいた。
「やっと到着ですか。それにしてもカガヤはちょっとはしゃぎ過ぎですわよ」
操者席で嬉しそうに尻尾を振るカガヤを見て、笹はクスリと笑った。
●作戦会議
ハルノ村へ到着してから30分後、情報収集を終えた弓弦はハルノ村と木苺畑を挟む川を渡る橋の近くにウィンクルム達を集め作戦会議を開く。
「僕と悠夜さんがジョセフさんに聞いた話を纏めるよ」
Q1.角の生えた人型の大まかな数は?
A1.全部を見たワケじゃないが、4体以上は居る筈だ。
Q2.その角の生えた人型の大きさは?
A2.近くで見たのは1体だけだったが、俺より〈約170cm〉少し小さいぐらいだった。
Q3.木苺畑の周辺の地形を詳しく教えて下さい(出来れば詳細な地図があると嬉しい)。
A3.あぁ、今持ってくる。どうかよろしくお願いします。
「先ず今回の依頼は木苺畑にこれ以上の被害を増やさない事が前提条件です」
ジョセフから借りた地図を広げながら弓弦が作戦の説明をし始める。
「だけど弓弦さん。敵は問題の木苺畑に住み着いているのです」
そんなシャノンの言葉を待っていたかのように弓弦は口を開いた。
「そうだね。だから最初にやらないといけないのが木苺畑に居ると思われるその敵を木苺畑から引き離す事です。それでこの地図を見て下さい。今居るこの橋から森への入り口付近のこの辺りに敵を誘引するという作戦はどうかな?」
「うん。私は良い作戦だと思うよ」
パートナーの悠夜が頷くのを皮切りにその作戦が採用された。
「それで、その誘引する方法はどうするんですの?」
「あ、あのっ私っ、必要になると思ってオーガを誘き寄せる為の苺を……持って来たんですっ!」
笹の疑問にニーナが怖ず怖ずと提案しながら鞄から竹製の箱を取り出して中を見せようとするが。
「……えっ? あ、あれ? 無い……ちゃんと沢山詰めてきた筈なんですが……あれれっ?」
ニーナが中身の無い箱と鞄にオロオロと視線を向けていると、後ろで話を聞いていたグレンが口を開いた。
「ん? 苺なら馬車で俺が食べたけど? だからお茶か何かが欲しかったんだけど」
そしてニーナは思い出す。
そういえば確かにグレンは馬車の中で私に言っていた、『んー、飲み物“は”持って来てないのか』と。
「……え? えぇぇぇぇ!!? 苺、全部食べちゃったんですかぁ~!!」
がくりと項垂れるニーナだったが、シャノンはその作戦が気に入ったらしく。
「でもその案は良いと思います。無理だったとしても木苺を磨り潰す事で香りを強くすれば上手く誘き寄せれるかもです」
「ですけど、その、ニーナさんが持って来た苺はもう無くなってしまったみたいですし……」
と、淺稀が間に入るが。
「だから村人さんに少し木苺を分けて貰おうと思っていますです」
「……それでその木苺を餌にして誘引場所まで連れてくる役は誰がやるんですの?」
「ニコと私が囮役を請け負うのですよ」
「なっ」
「こういうのは言い出しっぺの法則というのがあるのです。ニコ、諦めるです」
「それじゃあ囮役はシャノンさん達にお願いします。でも確実性を増す為にもう一組、囮役の尾行する組もあった方が良さそうだね」
「うぅぅ、それじゃあその役は私達にやらせて下さい」
弓弦の提案にニーナが汚名返上しようと名乗り出た。
「ではわたくしはカガヤと共に皆さんと相談した地点付近で身を潜めてオーガがやってくるのを待ち、後ろから奇襲を仕掛けます」
「私も余り早く何かをするというのは余り得意じゃないですから…できれば皆さんが誘導して下さる場所で隠れて待機してオーガに対して奇襲をしかけたいです」
「それじゃあ、私と降矢さん、手屋さんとアクショアさん、音無さんとレーゲンさんが待ち伏せ役という事で良いかな?」
そう悠夜が纏めた所で弓弦が最後に、と付け加える。
「今回の敵はオーガなのかデミオーガなのかはっきりしていません。ですから待機組は何があっても良いように敵が見えたらトランス状態になる準備はしておいて下さいね」
●作戦開始
各々が所定の位置に着き、囮組が木苺畑へと足を向ける。
「なんかごめんねニコ。危険な役任せることになるけど…」
「そんなに気にしてない。こういうのは元の身体能力が高い僕の方が適任だろう。君は君の仕事をすればいい」
「うん。ありがと……もう見えてきたのです」
話してる間に木苺畑への門が見える位置まで来ていたらしい。
「ふぁ、ぁ~あ。それじゃあ、俺達はここらに隠れておく」
「もう、グレンってばもっと真面目にして下さい」
「わーってるわぁーってる」
と欠伸をするグレンとニーナを見送りながら、シャノンとニコは木苺畑への門を潜った。
ニコを先頭に警戒しながら木々の間を抜けていくと……。
「ギャギャッ」
「ギーッ!」
蝉の鳴き声に近い声が聞こえてくる。
息を潜めてその声の聞こえる方へ近づいてみると、5体の“角の生えた人型”達が木苺を食い散らかしている所だった。
「しっ、静かにシャノン。あれが“角の生えた人型”か」
「……でもアレはオーガではないのです。角の生えた〈デミオーガ化した〉ゴブリン、『デミ・ゴブリン』です」
「オーガじゃなかったみたいだが、それでも相手はデミオーガだ。気を抜くな、シャノン」
「分かっていますです」
ニコの質問にシャノンはこくりと頷き、村人から分けて貰っていた木苺をデミ・ゴブリンの方へと投げ入れた。
「ギッ!?」
飛んできたモノに一瞬だけ警戒するデミ・ゴブリン達だったが、それが木苺だと気付くと嬉しそうに食い付いた。
「(よし……良いぞ、そのまま着いて来い)」
「ギギャァ」
一定の距離を保ちながらゆっくりと確実にデミ・ゴブリン達を木苺畑の外へと誘引していく。
門を通り過ぎてもデミ・ゴブリン達は点々と落ちている木苺に夢中のようで、てこてこと着いて来る。
門付近の茂みに隠れていたニーナとグレンも敵が通り過ぎるのを確認してからゆっくりと動き出した。
そのまま何事も無くシャノン達は誘引地点までデミ・ゴブリン達を誘き出す事に成功した。
一方、待機していた奇襲組の方はというと。
淺稀とフェルドを左に笹とカガヤを右の茂みに待機させ、奇襲を仕掛けてもし敵が逃げる際に村へ逃げられないように橋の方の茂みに悠夜と弓弦を配置して万全の体制を整えていた。
「んっ、見えてきたよ悠夜さん」
囮のシャノン達が見えた弓弦が早めに悠夜に教える。
「それじゃあトランス状態になるけど、良いかな降矢さん?」
「はは、やや気恥ずかしいけれど仕方がないよね」
「『友よ、共に進もうぞ』」
茂みの中で悠夜がインスパイア・スペル(触神の言霊)を唱え、弓弦の頬へと口付けをする。
「フェルドさん、敵が来ましたよっ!」
「うん。オトナシ、準備は出来た?」
「は、はぃ……少し恥ずかしいですが……おまじないだと思って。『貴方に加護がありますように』」
同じく淺稀もインスパイア・スペルを唱えてフェルドの頬へキスを……。
「カガヤ、来ましたわよ」
「うん、俺の準備は出来てる」
「それではトランス状態に入りますので……その、しゃがんでくださいな『私達の全ては、ただ潰滅の為にある』」
道の真ん中に立っていたカガヤが笹の慎重に合わせてしゃがみ、インスパイア・スペルを唱えた後に頬へ口付けをした。
精霊達が三者三様のオーラを身に纏った所で、逃げていたシャノンとニコが反転し、ゆっくりと尾行をしていたニーナとグレンが一気に距離を詰めてくる。
戦闘開始だ。
先ず最初に動いたのは茂みに隠れていた弓弦とフェルドだ。
「僕が敵の足止めをします。皆さんは足の止まった方から狙って下さい!」
「フェルドさん、まず狙うのは足の関節です」
「うん。分かってる!」
二丁拳銃を構えた二人は殆ど同タイミングでデミ・ゴブリン達の斜め後ろと正面から現れ、瞬く間に2連射を放つ。
パパパパン。
計4発の弾丸が4体のデミ・ゴブリンの足に命中する。
「ギャィィィ!!?」
突然の激痛に悲鳴を上げるデミ・ゴブリン達。
そこから更に、真後ろからグレンと合流したカガヤが追撃を行う。
「ハッ、生きて帰れると思うなっ!」
「グレン、それ完全に悪役の台詞ですからっ!」
「カガヤ、よく狙って確実に仕留めるようお願いしますわ」
「避けるな、よっと!」
ブオン、と一番後ろで足を止めていた2体のデミ・ゴブリンに二人は剣を振り下ろし、弾き飛ばす。
「ギギャア!!」
「先ずは二匹っ!」
カガヤの声に反応したのか、仲間が倒れた事に反応したのかデミ・ゴブリン達は激昂して進行方向に居た神人の悠夜とシャノン目掛けて刃の掛けた剣を振り回しながら走り出した。
「ギッギェェェ!」
3体のデミ・ゴブリンが道に沿って真っ直ぐに走る、そこに今まで魔力を集中させていたニコの赤い炎弾が飛来する。
「お前らの相手はこっちだ。ほら来い、単細胞!」
完全に意識の外からの攻撃だったのか、それとも最初の攻撃で弱っていたのか、ニコの攻撃で3体のデミ・ゴブリンは倒れ伏していた。
「お、終わったです?」
それを見たシャノンがホッと一息吐こうとしたその時だった。
「 ゴ ゴ ォ ァ ァ ! ! 」
木苺畑側から地面をどすどすと踏み鳴らしながらデミ・ボブゴブリンがこちらに向かってくるのが見える。
今倒したデミ・ゴブリン達よりも二回り程の大きさだ。
「……まだ終わった訳じゃないみたいだ。手屋さんとルアルディさんは早くこっちに!」
「っ!?」
「わわっ!?」
戦闘中も周囲を警戒していたニーナと笹を悠夜が慌てて二人を呼ぶがデミ・ボブゴブリンの方が足が早く、今にも追いつかれそうになっている。
「何処見てやがる―――お前の相手は俺、だっ!」
―――咄嗟に反応出来たカガヤがデミ・ボブゴブリンの前に立ち塞がり、得物の剣でデミ・ボブゴブリンの振り回す棍棒を受け止める。
ガキィィィン。
「ッ、ぐァっ!!」
いくら力自慢のハードブレイカーだとしても体格差もあり、勢いの乗ったこの攻撃を受けては大きく弾き飛ばされるのは仕方のない事だった。
「カガヤ!?」
「俺は…大丈夫だ、笹ちゃん。危ないから笹ちゃんは下がってて」
砂埃を払いながらそう言って、カガヤはゆらりと立ち上がる。
「僕達が足を止めますっ! 怯んだ所を一気にお願いします!」
「足を……止めるっ!」
すぐに弓弦とフェルドが左右に散会しながら二丁拳銃の引き金を引く。
右足を集中的に狙う事でバランスを崩させた所で―――グレンとカガヤが剣を構えて踏み込んでいく。
「そらよっ!」
「はっ!」
両手剣の2連打を受け、堪らず蹈鞴を踏んだデミ・ボブゴブリンにニコの放った炎弾が直撃する。
「 ゴ ガ ァ ァ ァ ! ! 」
デミ・ボブゴブリンはその雄叫びを最後に背中から倒れ伏した。
●後日談
無事、畑を荒らすデミ・ゴブリン達の討伐を終え、A.R.O.A.に報告を済ませたウィンクルム達は各々の日常へと戻っていった。
「はふ~っ」
家に帰ったニーナはこの溜め息でやっと自分が緊張していた事を自覚し、更に溜め息を吐いた。
そこに。
「今日はそこそこ頑張ったな」
と、不意に後ろから現れたグレンにニーナの頭はぐしゃぐしゃと乱暴に撫でられる。
「わ、わ、わっ! もう何するんですかグレン!」
ニーナが慌てて言い返すと、「ははは」と上機嫌に笑いながらグレンはまた何処かへと歩いて行ってしまった。
「……私、褒められたの?」
一方、フェルドはハルノ村の村人に貰った木苺のジャムを使ったパンを淺稀から振る舞われていた。
「フェルドさん、美味しいですか?」
「うん。とっても美味しいよ」
「ありがとうございますっ♪」
「?? なんでオトナシが感謝するんだ?」
「ふふふ」
頭に疑問符を浮かべるフェルドを見ながら淺稀は楽しそうに自分の作ったケーキを口に運んだ。
「そういえば『正位置の戦車』には援軍、突進力という意味もあったです」
ニコの作った木苺のケーキを美味しそうに頬張りながらシャノンはそう言った。
「……おいバカ娘、そういう大事な事はもっと早く 言 え よ な っ!」
「まぁ何はともあれ無事に終わって良かったのです」
依頼結果:大成功
MVP:なし
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | うち |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | 戦闘 |
エピソードタイプ | ショート |
難易度 | 普通 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 5 / 2 ~ 5 |
報酬 | 少し |
リリース日 | 03月04日 |
出発日 | 03月10日 00:00 |
納品日 | 03月15日 |
参加者
- ニーナ・ルアルディ(グレン・カーヴェル)
- 音無淺稀(フェルド・レーゲン)
- 手屋 笹(カガヤ・アクショア)
- シャノン・ファタリテ(ニコ・シックザール)
- 日向 悠夜(降矢 弓弦)
会議室
-
2014/03/09-23:35
[25]の書き込みに誤りがありましたわ…。申し訳ありません。
×追う、付いていく
○追われる、付いていく -
2014/03/09-22:12
あばば、余り相談に参加できず&締めきりギリギリですみません;
えっと、それでは…私達は余り素早くない(確認する中で素早さ一番遅かった)ので、囮よりも誘導して下さる場所で待機して奇襲したいと思います。
一体ずつになっちゃうかもしれませんが精霊さんに「足の関節」を狙って貰って相手の移動力を確実に削いでいきたいと思います。
時間があれば、両手足の関節を撃って相手が行動しずらくできればと思ってました。
何体居るか判らないのがネックですが…一体ずつ、確実にをモットーに頑張ります!
-
2014/03/09-21:57
それでは最終的な行動の宣言をしておきますね。
わたくしは囮の方々と決めておく誘導ポイントで待機して、
身を潜めておいてオーガ、デミオーガが連れ出されて来たら
奇襲をかけ戦闘という流れで行きます。
えっと…囮役は追う、付いていくの二組までで良い気がします…。
あまりに囮に人が回ってしまうと肝心の討伐に支障が出そうですが…。
もしくは囮役の方も誘導ポイントまで辿りついたら戦闘に加わるという認識で良いでしょうか。 -
2014/03/09-21:42
>日向さん
それじゃあ私がこっそり追いかけることにします。
途中でオーガが道を外れた場合は、シャノンさん達との距離が空いてから
木苺をちらつかせて皆の所に連れて行きますね。
囮の妨害になるといけないので、何かあるまでは潰したりはしないでおきます…
それに、これならもし何事もなければ挟み撃ちも出来そうですし。
>手屋さん
誘い出す場所了解しました!
そうですよね、素早く倒せば問題ないですよね。 -
2014/03/09-20:39
締め切り時間まで頑張りましょう。
>>ニーナさん
誘き出しの場所ですが木苺畑から引き離してしまっていいかなーと思います。
木苺畑への被害を減らしたいならオーガ達を早く倒す事を
優先してしまった方がいいかなと思っていますので。
シャノンさんの仰る被害が出なさそうな場所を事前にチェックする、というものよい手だと思います。
>>シャノンさん
囮役は危険が多いのでお気をつけて。
成功を祈っています。
-
2014/03/09-20:36
うーん…じゃあ、囮役は二組かな…?
一組は木苺でおびき寄せ、先導する役割で、
もう一組はオーガが他の場所に逸れない様に後ろから息を潜めて追いかける役。
なんてのは、どうかな?
それなら、ルアルディさんが提案してくれた木苺畑に何かあった場合の対応が遅れそうっていうのもなんとかなりそうだし…
あ、私はやっぱりジョセフさんに詳しい話を聞きにいかせてもらっていいかな?
その時に誘導場所に良さそうな所も聞こうと思うよ。
締切が近いのに、こんな提案してごめんね…? -
2014/03/09-20:06
おお、締切ギリギリ…まだ大丈夫かな…?
>囮と誘引場所について
一応最初にジョゼフさんにオーガの数を聞く際に、周囲に何かあるかの確認もしておくといいかもしれないです。
できれば周辺の地図などを見せてもらって、被害が出なさそうな場所をチェックして誘導場所を決める、みたいな。
一応ボクは囮役に回ります。
言いだしっぺでもありますし、悠夜さんの案も拝借しつつ、木苺関連の内容は盛り込んでいくつもりですー -
2014/03/09-02:20
そろそろ色々決めて行かないと…ですよね。
>囮と誘引場所について
・木苺畑から引き離す→木苺畑に何かあった場合の対応が遅れそう
・木苺畑近くに誘引→戦闘次第では木苺畑に被害が出る可能性
囮役の人は何処へ向かうのがいいんでしょう? -
2014/03/08-23:35
>>日向さん
メタメタな事を申し上げると、年齢というか外見年齢は変更可能なので、
能力面に対する影響は薄い気がしています。たぶん。たぶん。
>>木苺の香り
なるほど、潰すと香りが強まるとは存じ上げませんでした…。
それで周辺の畑より香りが強ければそれを追いかけてくる可能性は高いかもしれませんね。
-
2014/03/08-23:04
(連投すみません。また、15番16番は投稿タイミングが合わずに加味していません(汗))
あ、ファタリテさんの案を拝借して…
囮の人が木苺を磨り潰したものをハンカチに沁み込ませた上に、
逃げる途中に木苺を落として行くのはどうかな?
磨り潰すことで香りが強くなるだろうし、果実が落ちていたら釣られそうじゃない?
……囮の人にはさらに負担を掛けちゃうんだけれどね…? -
2014/03/08-23:02
>>手屋さん
囮役は、私たちで良ければ頑張るけれど…
正直、数値がどれ程参考にされるかまだまだ分からないのよねぇ。
………年齢って、参考にされるのかしら…?
マスターさんのコメントに『どんな作戦や準備をして甘い香りの漂う木苺畑に挑むのでしょうか?』とあるから、
畑の香りもなんとかしなくちゃいけないのかと考えたのだけれど…
時間的余裕かぁ…考えてなかったなぁ…
-
2014/03/08-22:56
(連投失敬)
そういえば、ジョセフさんが素っ頓狂な声を上げたら他にも畑に潜んでいた者が集まってきたのでしたね…。一気に集めたい場合は大きな声、あるいは大きな音を出すというのもありでしょうか。 -
2014/03/08-22:53
>>日向さん
投稿タイミングの問題で2件目は後から拝見しました(汗
奇襲への同意ありがとうございます。
まだオーガの具体的な強さが分かりませんからね…。
有効と思えそうな手はどんどん打って行きましょう。
数を減らす場合にしてもどの個体を攻撃するかについてはお任せします。
中にはデミオーガも居るかもしれませんから、
そこから先に減らしてしまうというのも良いと思います。
>>戦闘中でも周囲の警戒
そうですわね…。一回の誘き出しで全てを連れ出せるとは限らないので、
これは必要だと思います。戦闘中にこちらが思わぬ攻撃を受けるわけにもいきません。 -
2014/03/08-22:46
>>日向さん
数値がどこまで影響するか分からないのですが、
日向さんペアが一番素早さが高いのですよね。
囮役をお願いできるならお2人の方が成功率は高いように思います。
用意したもの以外の香りを防ぐ為のビニールシートですが、
正直掛けている時間があるのかという感じなんですよね…。
それをやってる間に遭遇してしまいそうな…。
ただ、今回のオーガが神人、精霊に見向きもせず
木苺を食べたいだけの相手だったりしたら…と思わなくもありません。
ビニールシートを使わずして囮役で使う木苺の匂いを強める事ができればよいのですが…。
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2014/03/08-22:26
(連投すみません!)
おっと、付け忘れてた!
オーガを誘き出した場所で、奇襲をかけるのは賛成だよ。
相手の知性がどうであれ動揺は引き出せるだろうからね。
複数現れた場合、一体に攻撃を集中させて数を減らすというのも賛成だね。
でも、私たちはある程度被害を減らすためにも、他の個体に攻撃をばらけさせるかもしれないわ。
ただ、オーガを全て誘き出せないかもしれないから戦闘中でも周囲の警戒は忘れない方がいいかもね… -
2014/03/08-22:11
手屋さん、情報のまとめありがとうございます!
私の行動予定はジョセフさんに話を聞きに行こうかと思っているよ。
その時に、木苺畑の匂いをどうにかして…囮の成功率を高めたいな。
畑にシートを被せたり、木苺を拝借させてもらったりしてね?
戦闘では降矢さんにトランス状態に入ってもらって、
周囲を警戒しつつ、皆のサポートをする様に立ち回ろうと思っているよ。
うーん、でも…囮役、かぁ…
素早さだけを見ると私たちの方が良いのかな…? -
2014/03/08-21:52
と、その上でわたくしの行動予定ですが、
囮役を担うか、あるいは戦闘の為畑の外で待機して、
いざ戦闘になった時はカガヤにトランス状態に入ってもらい、
ハードブレイカーの能力を生かして近接戦闘を行うつもりです。
ハードブレイカーは攻撃力はあるのですが、
当てる事を考えないとその攻撃力が無駄になりかねないので皆さんと協力していきたいです。
現状の予定がどうなっているのか確認できればと思います。
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2014/03/08-21:29
(連投最後!)
③誘き出した先で、討伐の為戦闘。
・誘き出されたオーガが来るまで戦闘準備と隠れて待機。
・できる事なら誘き出す地点を決めておいた上で奇襲ができるといいかもしれません。
・オーガの可能性がある為、トランス状態になることをお忘れなく。
・複数現れた場合は、一体に攻撃を集中させて数を減らす。
と、適当にまとめてしまいました。
叩き台として突っ込みや更に懸念等あるようでしたら仰ってください。 -
2014/03/08-21:28
(更なる連投申し訳ありません)
②畑の外へオーガ、あるいはデミオーガを誘き出す。
・手段:木苺を潰して香りを出す。あるいは神人、精霊がオーガに狙われやすい特性を用いて、
皆が待機している場所まで連れ出す囮をする。
・場所:オーガが畑に入った場所から荒らした跡を辿るように移動+逆走を行うと
畑へ更に被害を出す事を抑えられるかもしれません。待機する場所はオーガが畑に入った場所。
・囮役の注意:全力でオーガから逃げ、他の皆の元へ無事にたどり着く事だけを考える。
皆の元まで辿りつくまで他のオーガの気配に要注意です。 -
2014/03/08-21:27
締め切りまで1日ともう少しですね…。
出来るだけ今日の内に分担などを決めてしまいたいですが…。
今までに出された意見、わたくしの中で考えている事も含め、
やることをまとめてみますね。ご指摘はばしばし入れてくださればと思います。
①ジョセフさんへさらなる情報の確認。
・想定されるオーガ、あるいはデミオーガの数の確認、その他思いつく事があれば -
2014/03/07-23:38
(文字数に阻まれ連投します。ゴメンナサイ)
畑に居るものがオーガなら木苺を使わず、
神人や精霊であるというだけで誘き寄せる役はできるかもしれません。
ただ、このオーガがそれよりも木苺が好みであるという事なら…さてどうしましょうか…。
あとデミじゃないオーガが居る可能性があるならば、トランス状態になる事も考えておかなければですね。 -
2014/03/07-23:34
こんばんは、あいさつが遅れました。
手屋 笹と申します。
皆様、よろしくお願い致します。
オーガ、デミオーガらしきものの数について、
ジョセフさんに聞くというのは賛成ですわ。
先の情報や会議だけでは分からない事もありますし。
作戦の概要は畑の外にオーガ、あるいはデミオーガを誘き出し、
そこで討伐という事でよろしいでしょうか?
討伐ですが、これは全員でまとまって、
あるいは精霊のジョブに合わせて2チーム程度に分かれる辺りがよいかもしれません。
日向さんの仰るとおり、わたくし達まだ無理が出来るような強さではありませんしね。 -
2014/03/07-22:42
あわわ、挨拶が遅くなって申し訳ありません!
音無淺稀と申します。
戦闘依頼初めてで、皆さんの足を引っ張ってしまうかもしれませんが、宜しくお願いします!
んー、一応、川があるのならば川に落としてという作戦も考えてみましたが…川が用水路や他の事で使われてる可能性があった場合を考えると、デメリットが多いでしょうか…?
今回、できるだけ被害を出さないでと言われてるのを考えると…素早さも求められてるのでしょうか…?
…か、課題が一杯ですね…頑張ります! -
2014/03/07-22:21
うーん…風向き、かぁ…
どうなんだろうね。
一応、隠れる時は風下に隠れておく方がいいのかも。
足跡を辿る時は木苺を潰すのは止めておいた方がいいかも…
辿っている途中、匂いに釣られてオーガが襲ってくるかもしれないからね。
強襲されることだけは避けるべきだと思うよ。まだ、私たちの力は強くないからね…
オーガの数については…うん、ジョセフさんに詳しく聞こうか。
ただ、敵の数を多めに想定しておくのもいいかもしれないわね。
そういえば、皆の精霊のジョブがちょっと偏っているんだよね。
アタッカーばかりだから防戦よりも攻めていく方がいいのかしら… -
2014/03/07-07:50
おお、もう挨拶が…はじめまして、シャノン・ファタリテですー。よろしくお願いしますっ
木苺を潰すのはボクも考えたです。
潰したものをハンカチとかに染み込ませて、森でオーガの足跡(草の踏んだ跡とか?)を辿っていくってのがボクの作戦でしたです。
まぁ、足跡自体が見つかるかわかんないからちょっと博打気味だけど…
オーガの数はジョゼフさんに聞けば大体の検討はつくと思うです。
ただ、2回に分けて襲撃されそうな気もするんだよなぁ…うーむ -
2014/03/07-03:33
ニーナ・ルアルディです。
…えっと、私も戦闘は初めてですが精一杯頑張りますので
どうぞよろしくお願いしますっ。
匂いを使う場合は、風向きとかにも気を付けないといけないでしょうか?
辿ってくる途中で、木苺を踏まれたりなんてしたら大変ですし。
誘き出す時に人数が多くて警戒されるといけないですし、誘き出す人以外は
一度どこかに身を隠していた方がいいかも…です。
敵がどのくらいいるのかが分からないのがちょっと怖いです… -
2014/03/07-00:45
挨拶させてもらうね。
日向 悠夜って言います。よろしく。
初めての戦闘依頼でちょっと緊張しているんだ…。
その、足を引っ張らない様に頑張るわね。
早速なんだけれど…今回は第一に木苺畑での戦闘を避けないといけないよね。
提案なんだけれど、木苺の甘い匂いをビニールシートなんかで遮るなんてのはどうかな?
離れた場所で木苺を磨り潰して匂いを出させるなんてのも考えたんだけれど…