プロローグ
トリック・オア・トリート、トリック・オア・トリート。
仮装した子供たちが街を練り歩く。
トリック・オア・トリート、トリック・オア・トリート。
……ぴしゃ、ぴしゃ、ぴしゃ……
子供たちの声や足音に、微かに水音が混じる。
深い緑色のローブを身に着けた小さな魔女の足元から。
小さな魔女は家の扉をノックした。
「うん、良い出来だわ」
イザベリは、焼き上がったかぼちゃクッキーに会心の笑みを浮かべた。
嫌なことがあった日には、お菓子を作るのが一番だ。
丁度いいことに今日は、子供たちのハロウィン仮装パレード。
かわいいお化けたちの笑顔に癒されよう。
「ふーんだ、アーサーの馬鹿、馬鹿、馬鹿っ」
幼馴染の少年を罵倒しつつ、クッキーを小さなラッピングバッグに小分けしていく。
せっかく、デートに誘ったのにさ。
「なにが、『あ、僕、今日は勉強したい気分だから』だーーーっ。ハロウィンのお祭りの夜に、勉強する馬鹿がいるかぁっ」
かぼちゃクッキーが全てラッピングバッグに納まったころ。
コンコンコン。
家の扉が、ノックされた。
「はぁい」
扉を開けるとそこには、可愛らしい緑の魔女。
イザベリは満面の笑みになる。
「いらっしゃい。小さな魔女さん」
緑の魔女も天使のような顔でにっこり笑う。
「トリック・オア・トリート」
その途端、緑の魔女の体がぐぅんと大きくなった。天使の笑みは、禍々しい、魔女そのものの笑みに。毒々しい真っ赤な唇で。
「うふふ、お菓子なんかより、もっと美味しいものを、ちょうだいねっ」
イザベリの体は倒れ、魔女の姿は掻き消えた。
その場に、一冊の本が落ちる。表題は、『かえるの王子様』……。
おや、珍しい。登場人物以外の人たちが、この世界にいるなんて。ゲコ。
なんですか、そんなに驚いて。ここは夢の中且つ、おとぎ話の中ですよ。そりゃあカエルだって言葉くらい喋りますケロ。
わたくしはハインリヒです。ゲコ。
さる王国の王子付従者でして、王子の公務のため馬車でこの国を通りかかったら、緑の服を着た魔女に襲われこの有様ケロ。あの魔女はね、この世界の男み~んなを、カエルにしちまったんです。これじゃ物語がめちゃくちゃですケロ。
誰かが魔女を倒し、アーサー王子が無事、この国のイザベリ姫の力で人間に戻ることができれば、正しい物語を取り返せるんでしょうケロね。ゲコゲコ。
え?あなたたちが魔女を倒す?
いやいや、冗談ですケロよね。ゲコゲコゲコ。
だって、あなたたちのうちの半分は、カエルじゃないですか。
え?今気付いたんですか?言ったでしょ、この世界の男はみんな、カエルにされたって。
あなたたちも、この世界に入った途端にカエルになっちゃったんでケロよ。
治す方法?
ケーロケロケロ……。
確か、心を通わせた女性に……えーと、そうだ、アレをしてもらうんですよ、アレ。
え?アレって何かって?
アレったらアレですケロ。いやそんな、忘れたわけじゃないですケロ!……今はたまたま、わからなくなっちゃっただけですゲコ……。
と、とにかくゲコね、魔女は召使いに化けてお城に紛れ込んでいます!王子が姫にアレをしてもらうのを阻止するつもりゲコ!
もし、王子が姫にアレしてもらえずカエルのままだったら……この物語は、永遠に終わることなく、登場人物はみな、悪夢の中を彷徨うことになってしまうケロ……。
解説
魔女の姿をしたトラオム・オーガを倒し、「かえるの王子様」を正しい物語へと導いてください。
まずは、カエルになってしまった精霊を元に戻しましょう。『アレ』って、なんでしょうね?
そして、城の召使いの中から魔女を探し出してください。王子の邪魔をしようとする召使いがいたら、きっとそれが魔女です。
最後にハインリヒから一言。
「魔女は水の魔法を使うケロよ~!カエルに変身させる毒霧も使うケロ、これは男性にしか効かないゲコ!なんとか魔女を倒して、正しい物語にして欲しいゲコ。わたくしも、早く人間に戻りたいゲコ~」
それでは物語は、イザベリ姫が毬を池に落としてしまったところから始まります……
ゲームマスターより
オーガは1体。魔法に気を付けて退治してください。
今回は、オーガを倒す前に、カエルになった精霊を戻すこと、オーガを探すことが重要なポイントになりそうです。
「アレ」が何かわからなければ……カエルのままオーガと戦わなくてはいけなくなっちゃいますよ!
リザルトノベル
◆アクション・プラン
リゼット(アンリ)
池で王子に自分たちが姫のところへ行く協力をすると伝える 城には臨時の召使いとして潜入 服装については洗濯物を拝借できそうなら着用 無理なら入ったばかりで服がないということに 王子を姫のところへ向かわせるため 部屋の場所を他の召使いに聞いて把握 掃除をするよう言われたが場所がわからないとでもしておく 身分や服装について特に問われない場合はこそこそせず普通に振舞う 王子には目の届く範囲で単独で行動してもらい 王子の邪魔をする人がいれば様子見 明らかに妨害していれば魔女と判断 仕掛ける前に人間に戻すため精霊を壁に投げつける あれ、ちがうの? 悪かったわよ すればいいんでしょ、キ、キス…! 元に戻ったらトランス 何回やらせんのよ! |
ハロルド(ディエゴ・ルナ・クィンテロ)
【行動】 洗濯物として干してある召使の服を拝借 (調達できない場合、臨時の召使でまだ服は支給されていないとごまかす) カエルディエゴさんはポケットの中に入れる 召使としてお城に潜入し王子様および魔女の捜索へ。 一応箒を確保しとく 召使の目星をつけられないものかと。 お姫様のそばにいて、カエルを執拗に排除しようとする召使とか…たぶん苦手とかならヒステリックな対応だと思うんです。 自分の魔法でそうなったのがわかってるなら冷静な態度なんじゃないかなって。 召使の態度や言動をよく観察してみていきたいと思っています。 魔法を解くあれって、キスですよね …これは仕事です、割り切ります、仕方がないです。 |
桜倉 歌菜(月成 羽純)
羽純くんがカエル…(キュン) 移動の際は、ポケットだと潰しちゃいそうで怖いし、私の胸元に入っててね!(深く考えておらず、問答無用で入れる) 湖で王子と姫の様子を隠れて観察 王子が置いていかれたら、話し掛けて協力を取り付けよう 出来れば、他のカエルと区別出来る印(リボンとか)を付けて貰えたら助かります 王子を連れてお城まで移動 召使いの服を、干している洗濯物等から拝借して、召使いに化けて潜入 召使いの人達に、お姫様の部屋の位置を確認 王子に自由に行動して貰い尾行 逸れたら姫の部屋を張ろう 魔女の目星が付いたら、精霊達を元へ戻しトランス化 アレってキスだよね? 羽純くん、我慢してね 毒霧攻撃は、私が羽純くんの盾になります! |
ブランシュ・リトレ(ノワール)
の、ノワールさんがカエルに… 戻ります、よね…? 鞠のやり取りは静かに見守る 姫が去ったら王子に声を掛け事情を一部説明し協力を呼びかける 囮になれと言うと断られるかもしれないので守らせて欲しいと主張 識別しやすいように王子にリボン 精霊にも色違いで付けて目印に お城についたら洗濯中の召使の服を拝借し成りすまして侵入 服が見つからない場合は臨時召集のため服ないと誤魔化す 王子にはその最中待機していて貰う 王子とは一定距離を保ち後を付いていく 本来の物語通りの進みになるよう協力 邪魔をしてくる召使がいたら魔女かどうか探る 魔女の目星が付いたらアレする アレって…キスですよね は、恥ずかしいですが、人間状態時にするよりは…! |
眠りから覚めないイザベリの傍らに落ちていた本……「かえるの王子様」を持って、彼女の父親がA.R.O.A本部を訪れたのは、ハロウィンパレードの翌日のこと。
ただちに、任務に当たるウィンクルムたちが呼び出された。
「『かえるの王子様』……一応読んではみたけれど、夢の中は何でもありだからね」
ノワールがイザベリの傍に落ちていたという本を手に取る。
「なんだ、これは」
ノワールが眉をひそめたので、ブランシュ・リトレが表紙をのぞき込む。
「カエルが、たくさんいますね」
姫をたくさんの蛙が取り囲んでいる絵であった。一体どの蛙が王子なのやら。
そう疑問に思っているところへ、絵の中の、蛙の1匹が突如動き出した。
「早く助けてください!みんな、蛙にされてしまいました!」
「!?」
ノワールが本を開こうとしたところで、ディエゴ・ルナ・クィンテロが横から手を伸ばし本を閉じる。
「不用意に本を開かないほうがいい。準備不足のまま夢の中に引き込まれるぜ」
「そうか、すまない」
ノワールが礼を言う。
「みんな、蛙にされてしまったと言っていたね」
ハロルドがさきほどの蛙の言葉を復唱する。
「それが本当なら、どれが本物の王子様かわからないかもね」
リゼットが肩をすくめる。
「ん?本物の王子様ならここにいるだろ」
アンリが自分を指さして言うが、リゼットはそれを無視。
「なにか、目印になるものを王子様がつけてもらえたら助かりますね……」
「目印か……」
と、桜倉歌菜と月成羽純。
「識別しやすいようにリボンをつけるのはどうでしょうか」
ブランシュの提案により、数色のリボンを持って夢の中に入ることにした。
リボンはA.R.O.A職員が用意してくれたのだが、「使用した場合はその分の費用がかかりますので」とのことであった。
そして、いよいよ本を開き、夢の中へ……。
●蛙がいっぱい
気が付くとそこは、池のほとり。
ゲコゲコと、あちこちから蛙の鳴き声が聞こえる。
「おや、珍しい。登場人物以外の人たちが、この世界にいるなんて。ゲコ」
「か、蛙がしゃべった……!」
一匹の喋る蛙がウィンクルムたちの前に現れた。
蛙はハインリヒと名乗り、この世界で起きたことを説明してくれた。
魔女が物語に登場する男性を全て蛙にしてしまったと。
そして……。
「あなたたちも蛙ですケロ」
「……!」
ハインリヒの言葉に驚いて、それぞれのパートナーがいた位置を見る。
するとそこには、見慣れた精霊の姿はなく、4匹の蛙が佇んでいた。
「羽純くんがカエル……」
なにやら歌菜はキュンとしているようだが、ときめいている場合ではない。
「もちろん、治す方法はあるんでしょうね」
リゼットがハインリヒに詰め寄る。
「ええ、一応。えーと、確か、心を通わせた女性にアレをしてもらえば……」
「アレ、とは?」
ハロルドがさらに問うも、
「えーと、えーーーーと」
ハインリヒは蛙の姿で器用に頭を抱える。どうやら思い出せないようだ。
「……あっ、姫が来ました!」
ハインリヒがはっとして顔をあげる。
遠くから、2人の侍女を連れ、豪奢なドレスを身に纏った少女がやってくる。どうやらあれが、イザベリ姫のようだ。
「か、隠れましょう!」
歌菜が言い、皆は木の影に身を隠す。
「絵本のとおりだとこのあとどうなるんでしょう?」
ブランシュが呟くと、ノワールが
「姫が毬を池に落とし、それを蛙の王子が拾うんだ」
と答えた。どうやら精霊たちも蛙になっても話せるようだ。
ノワールの言う通り、イザベリが池に毬を落とし、それをアーサー王子らしき蛙が拾いあげる。
「ありがとう。なんでもお礼をするわ」
イザベリが言うとアーサーは
「それではお姫様、これからずっと、私を傍に置いてください。もちろん、食卓も寝台も一緒です」
と要求する。
「あなたはなんでもお礼をすると言いました。王族であるあなたが、一度口にした約束を違えるなど、するはずありませんよね」
アーサーに言われてイザベリが怯む。
「も、もちろんだわ。では、わたくしは先に城に戻っていますので。あなたがきちんと城まで来てくださったら、必ず約束を守りますわ」
イザベリはアーサーに背を向けると、すたすたと歩き始めた。
侍女の片方が、アーサーを嫌そうな顔で摘み上げると、ぽいっと遠くに投げ捨てた。
「ああっ王子!」
ハインリヒが悲鳴をあげて木陰から飛び出し、飛んでいったアーサーをぴょこぴょこと追いかける。
その間にイザベリたちは去ってしまった。
「大丈夫でしたか、王子……って、ケロケロケロ~~っ!姫がいないっ!」
大慌てのハインリヒ。
「姫たちは西の方向に去っていった。追いかけるんだ」
イザベリたちの動向を観察していたノワールが助言し、
「私たちも協力するわよ」
とリゼットが申し出た。
「あなたたちは……?」
アーサーが訊く。
「あ……の、私たちは、この世界のオーガを倒すために、来たんです」
ブランシュが言い、他のウィンクルムたちも事情を大まかに説明した。
「協力、していただけますか?あなたを、守ることにもなりますし」
ブランシュが微笑むと、アーサーも納得したようだった。
「他の蛙と紛れたら困るから、識別のためにリボンをつけてくれないだろうか」
ノワールが言い、アーサーが承諾したので、ブランシュはアーサーに赤のリボンをつけた。
「ノワールさんにも、つけておきますね」
ブランシュはノワールに水色のリボンをつける。
「歌菜、俺にも何か目印をつけておいてくれ。お前に見失われたら戻れなくなるからな」
羽純が言うと、
「羽純くんを見失ったりなんかしないよ。でも、このリボンをつけておくね」
と、歌菜は羽純にもリボンをつけた。
「……よりによって桃色か」
「ふふっ、可愛い!」
「では、行きましょうか」
ハロルドが蛙のディエゴをポケットに入れる。
「ポケットだと潰しちゃいそうで怖いし……ここに入っててね!」
歌菜は羽純を自分の胸元に入れる。
「おいコラ、胸元ってお前……!」
「暴れない!落ちちゃうでしょ」
歌菜は羽純を胸元に押さえつける。
(俺の事、男だって忘れてないか?)
不満と不安が募る羽純であった。
●神人たちの潜入作戦
「誰も見てないわよね」
リゼットは、はためく洗濯物を狙い、あたりを窺う。
獲物は、城の召使いの制服。
ここは、城の手前にある召使いたちの宿舎の庭。
城に潜入するにあたって、蛙の姿の精霊たちは難なく紛れ込めるだろうが、神人たちはそうもいかない。召使いのふりをして潜入しようというわけだ。
「持ち主さん、ごめんなさい」
謝りながらブランシュは自分のサイズに合いそうな制服を探す。
「緊急事態だもの、仕方ないよ」
ハロルドはてきぱきと自分に合った制服を手に取る。なぜか傍にあった箒も。
「人数分ありそうで、良かった」
歌菜も着られそうな制服を手に入れたようだ。
かくして、無事に召使いに化けた神人たちは、蛙たちをひきつれ、城門をくぐる。
ちなみに羽純はやはり歌菜の胸元に収められた。
城の中も、男性が全員蛙になってしまっているので、少し混乱しているようだった。
「あの、姫のお部屋はどちらでした?」
リゼットが廊下掃除をしている召使いに訊く。
「お部屋の掃除を申し付けられたんだけど、私たち新人だからわからなくって」
と誤魔化すと、相手はあっさり信じてくれて、イザベリの部屋を教えてくれた。
「姫の部屋は3階の北端、ルーフバルコニーの向かいだそうよ。私たちは見守っているから、あとはうまくやってちょうだい」
リゼットは王子を城の廊下に放つ。
王子はぺたぺたと廊下を進み、城の中の探索を始めた。
ウィンクルムたちは王子と距離をとりながら見守りつつ、情報収集を行う。
「誰が魔女かわからないからな、他の召使に正体がばれないよう行動するんだ」
「うん、注意するよ、ノワールさん」
ノワールは城内にいるカエルたちから、最近見知らぬ召使が増えていないか訊いて回った。どうやら、城の男たちが皆蛙になってしまい人手不足のため、十数人の召使いを新規で雇ったそうだ。
「魔女の目星はつけられないものかしら」
ハロルドは城内の召使いたちを観察する。
「そろそろ夕食みたいだね」
歌菜が周りの様子を見て言う。
良い香りを漂わせたワゴンが何台も通り過ぎる。
召使いが1人、ばたばたと廊下を走ってきた。
「あなたたち!手が空いているなら給仕を手伝ってちょうだい!」
豪華な料理が並んだ食卓は、奇妙な光景であった。席についている者の半分が、蛙なのだ。一番大きな椅子に大きなウシガエルが鎮座している。もしかして、あれが王なのだろうか。
そこへ、もう1匹蛙が増えた。
アーサーだ。
堂々と食堂の扉から入り、こともあろうに、イザベリの眼前、食卓にぴょんと飛び乗ったから、蛙に目の慣れた召使いたちも騒然となる。
「その蛙をつまみ出して!」
年配の召使いが叫び、イザベリの傍にいた召使いが、蛙を追い払おうとする。
「ノワールさん、本来の絵本ならここはどんな流れになるんですか」
ブランシュが足元のノワールに訊く。
「姫は嫌々ながらも約束だからと蛙の王子と共に食事をするんだ」
「わ、わかりました」
ブランシュは勇気を振り絞り声をあげる。
「待って、くださいっ」
皆がブランシュに注目した。
「ひ、姫は、その蛙と……約束したのではありませんかっ?」
「どういうことだ?」
王様ウシガエルが低い声で訊ねる。
リゼットが、池で起きた出来事を簡潔に伝えた。
すると王様ウシガエルは、「そういうことならば約束は守らねばなるまい」と、アーサーの同席を認めたのだった。
「……」
その間ハロルドは、召使いたちの動向を注視していた。魔法をかけた張本人がいるのなら、きっと他の召使いとは違う反応をしているに違いないからだ。
イザベリが蛙のアーサーに嫌悪感をにじませながらも食事はつつがなく終了した。
「わたくし、今日は気分が悪いですから、もう休みます」
そう宣言して立ち上がるイザベリ。アーサーも食卓から飛び降りる。
「まさか、寝室までついてくるつもり?」
イザベリが眉をひそめる。アーサーが当然と言わんばかりに、イザベリの先に立って歩き出す。
「クライマックスだ。寝室で、姫は魔女の魔法を解く」
ノワールがブランシュに耳打ちした。
「じゃあ、ここからが勝負ですね」
ウィンクルムたちの間に緊張が走った。
「いくらなんでも、この先は姫様が可愛そうです」
寝室に入り込もうとするアーサーを、1人の召使いがひょいっと摘み上げ、ぺいっと廊下に打ち捨てた。
その隙にイザベリは寝室に逃げ込み、扉を固く閉ざしてしまった。
「いいですか、あなたたち。不躾な蛙が姫様の寝室に入らぬよう、交代で番をするのです」
年配の召使いがやってきて寝室前にいた召使いたちに命じた。
「その役目、私がやりますっ」
歌菜が手を挙げる。
「私もするわ」
「わ、私も……」
リゼットとブランシュも続けて名乗り出る。
「私もやります。4人もいれば、充分かと思います」
最後にハロルドが言うと、年配の召使いは
「では、寝室前の番はあなたたち4人にお任せしましょう」
と言って去っていき、他の召使いもそれぞれ別の仕事をするため、その場を立ち去る。
「いい?しっかり見張るのよ。手を抜いたらすぐバレるんだから」
さきほどアーサーを投げた召使いが神人たちに念押ししてから踵を返す。
召使いたちが皆いなくなったのを見計らい、リゼットが口を開く。
「みんな、魔女の目星はついた?」
「そうだね……蛙が増えた世界でも、たいていの召使いは蛙に少なからず拒否反応を示しているね。にもかかわらず、平気で蛙に触れる召使いが何人かいたよ。この人たちのうちの誰かが魔女かも」
ハロルドが自分の意見を述べる。
「新しく入った召使いというのも怪しいな」
ノワールは新しい召使いたちの見た目や年齢など、自分なりに調べた結果を報告する。
ハロルドとノワールの報告を合わせた結果、1人の召使いが浮かび上がった。
さきほど寝室の前でアーサーを投げた召使いだ。
「彼女が本当に魔女なら、これから邪魔をしてくるかもしれないですね」
ブランシュが言う。
「魔女の目星がついたら、そろそろ元の姿に戻ったほうが良さそうだね」
歌菜が胸元から羽純を取り出す。
「元に戻す方法は思い出せたかしら」
リゼットがハインリヒに訊く。
「えっ。えーと、えーーーと……」
ハインリヒは必死に思い出そうとする。思い出すのを待っていたら、いつになるかわからない。自分が思いつく方法でやってみるしかなさそうだ。
「元に戻す『アレ』って、アレしかないだろ。ほら、さっさと元に戻してくれよ」
アンリが自分の口元をぺちぺちと叩く。
「わかった」
リゼットはアンリを持ち上げると、思いっきり壁に向かって投げつけた。
「ちょ!絶対違うだろ!待…!…グエェ!」
アンリの悲鳴と、ハインリヒの
「思い出した!」
の声が重なった。
「思い出しました!アレって、キスですよキス!……って、投げつけるっていう方法もあったんですね」
ハインリヒは、無事に元の姿に戻ったアンリを見て言った。
「あれ、違ったの?」
きょとんとするリゼット。
「あと2秒早く思い出して欲しかった……」
アンリは自分の背中をさする。
「戻ったんだからいいでしょ」
「ったく、王子を元に戻すのはキスだって相場が決まってんだろ!他の奴ならともかく、王子たる俺は絶対そうだろ!」
アンリはリゼットに詰め寄る。
「悪かったわよ」
「わかったら今度はトランス頼むぜ、俺はリズのなんなのかちゃんと言ってみ?」
アンリはどんどん距離を詰めてくる。
「俺はリズのお・う・じ・さ・ま!だろ!」
「あ……あんたなんか犬で充分だっていつも言ってるでしょ!」
リゼットはアンリの耳を引っ張り、その頬に口づけてトランスする。
「アレって……やっぱりキスだったんですね。は、恥ずかしいですが、人間状態時にするよりは……!」
ブランシュはぎゅっと目を瞑りノワールにキスをする。ぽわんと煙が舞い、ノワールが元の姿に。
しばしの間、キスの気恥ずかしさで目を合わせられない。しかし、恥ずかしがっている場合ではない。
「羽純くん、我慢してね」
歌菜も羽純に唇を寄せ、羽純は抵抗なくそれを受け入れる。
ハロルドはディエゴを掌に乗せると、目の高さまで持ち上げ、彼に言い含む。
「……これは仕事です、割り切ります、仕方がないです」
「カエルのまま戦闘を行うのは不可能だし、俺も気にしない」
ディエゴが答えると、ハロルドは頷き彼にキスをする。
全員が元の姿に戻ったところで、ブランシュが寝室のドアを開ける。
「王子は正しい物語を進めてください。さあ、どうぞ」
アーサーが室内へ駆け込むと、廊下に不気味な声が響いた。
「だぁれ?きちんとお仕事しない悪い子たちは」
「来た」
ディエゴが短く言い、全員が気を引き締める。
「姫の寝室に、蛙なんて入れちゃ、ダメでしょう」
足音と共に、黒い影を纏った召使いがやってくる。
「すぐにバレるんだから、って言ったでしょ」
寝室の前でアーサーを投げた、あの召使いだ。乱れた髪をふわっとかき上げると、次の瞬間、召使いの姿は緑のローブを着た魔女になっていた。
「きみはこの場を離れるんだ」
「俺たちが隠しておいてやるから」
ノワールと羽純は自分たちの体でハインリヒを隠し、彼をこっそりと逃がす。
ハロルドとディエゴがトランス、それに続き、ブランシュと歌菜たちも次々とトランスを始める。
「……ウィンクルムか……!」
魔女は忌々しげに舌打ちすると、杖を振り上げた。
精霊たちは神人を後方へ押しやると、自分たちは魔女を取り囲むように陣取った。毒霧に備え、一か所に固まらないような配置である。
「王子の邪魔はさせないよ」
ノワールは魔女が寝室に侵入するのを防ぐため、寝室の扉の前に立つと、スキル「シャイニングアロー」を発動する。
「よくも蛙なんかにしてくれたな。この恨みを発散すべきだよな?」
羽純もシャイニングアローを発動。
魔女が杖に魔力を貯めている隙に、アンリはスキル「グラビティブレイク」で攻撃し、魔女の防御力を下げる。そこへ、ディエゴが射撃攻撃。
攻撃しつつ、魔女をルーフバルコニーに押し出す。廊下では狭くて毒霧で攻撃されると不利になるからだ。
「くっ」
魔女はディエゴの攻撃を避けながら杖を振るう。小さな水の礫が発生し、精霊たちを襲う。
大きなダメージではないが、小さな礫は避けきれない。
しかしアンリは「ピースエージェント・ブラウンジャケット」が水を弾き、少ない傷で済んだ。
ノワールと羽純のシャイニングアローが攻撃を跳ね返すが、魔女に与えるダメージは微小であった。
魔女の武器となった水は、精霊たちを襲った後に霧となり、再び魔女の杖に集まりはじめる。
ノワールがマジックブック「眩暈」を使うと、魔女は軽い錯乱状態に陥ったのか、その場に膝をつく。
「なあお前って、男嫌いなのか?男を蛙なんかにしてさ」
羽純が挑発的な喋り方で魔女に問う。
「嫌いなんかじゃないわよ。でもね、蛙ちゃんじゃないと愛せないの」
魔女は顔をあげ、にぃっと笑った。
「あたしの大好きな姿になってもらわないと、気に食わないのよ!」
杖に集まった霧が紫色に変色していく。
「毒霧か?」
アンリは魔女から距離をとる。
「さぁ、蛙ちゃんになるのよ!あたしがいーーーっぱい愛してあげる!」
ぱあっと霧が広がった。
ディエゴは盾の影に身を隠す。
「私が羽純くんの盾になります!」
咄嗟に飛び出してきた歌菜が羽純を抱きしめるようにして護る。
ハロルドもディエゴの前にたち、少しでも霧が晴れるよう宿舎で手に入れた箒を振り回す。
そのおかげか、羽純とディエゴは蛙になる難を逃れた。
「リズ、今度はちゃんとキスで戻してくれよ」
蛙となったノワールとアンリは、一旦戦線を離脱する。
ディエゴが霧の中心に向けスキル「ワイルドショット」を放つ。風属性を秘めたその弾丸は、霧を吹き飛ばす。
霧が晴れたことを確認してから、リゼットとブランシュは自分のパートナーを元の姿に戻す。
羽純がマジックブック「眩暈」を使用すると、魔女の動きが鈍くなる。そこへ、戦線に復活したアンリが剣を振るう。
魔女が頭を押さえながらなんとか杖を振り上げると、再び水の礫が発生した。
しかし今度は、先ほどよりももっと威力が弱かった。
戦線に狩衣「紫天上大衣」を装備したハロルドがいるため、狩衣に秘められた龍脈結界の力が、皆の属性耐性を上げているのだ。
魔女はまた杖に霧を集め始めた。
「もう蛙になるのは飽きたよ」
ノワールが再びマジックブック「眩暈」で魔女を惑わせ隙を作る。そこへアンリが2度目の「グラビティブレイク」を叩き込み、すかさずディエゴが弾丸を撃ち込む。
杖に集まった霧は、だんだんと薄くなり、消えていった。
「そ、そんな……」
魔女にはもう、力が残っていなかった。
霧が完全に消えたとき、魔女も崩れるように膝を付き、そしてそのまま、彼女もまた霧となって消えていった。
●ハッピーエンド
ウィンクルムたちがイザベリの寝室に戻ると、そこには見つめ合う2人の姿。
アーサーは無事に人間に戻っていた。その傍らには「良かった良かった」と涙をぬぐう中年男性。おそらくハインリヒだ。
「で、姫はどうやって蛙を王子に戻したんだ?」
アンリがこっそりハインリヒに訊く。
「それはもう、綺麗に投げ飛ばしました」
「……」
景色が揺らぎ、だんだんと薄れていく。どうやら、夢が終わるようだ。
「羽純くん、カエル体験はどうだった?」
歌菜が羽純に微笑む。
「ああ……そういや、桃だったな」
「何が?」
「お前の下着だ。もう少し警戒しろ」
「っ!ああ~~~っ」
歌菜は自分の胸元を押さえた。
そこで、完全に夢の世界は掻き消え、ウィンクルムたちは現実世界に戻ってきた。
「……見たの?」
歌菜は恨めしそうに羽純を見る。
「見えた。不可抗力だ。警戒しない方が悪い」
「……今度は違う場所に入れるね」
「もう2度と蛙になんかなるものか!」
羽純の言葉に、他の精霊たちも頷くのであった。
依頼結果:成功
MVP:
名前:ブランシュ・リトレ 呼び名:ブランシュ |
名前:ノワール 呼び名:ノワールさん |
エピソード情報 |
|
---|---|
マスター | 木口アキノ |
エピソードの種類 | アドベンチャーエピソード |
男性用or女性用 | 女性のみ |
エピソードジャンル | イベント |
エピソードタイプ | ショート |
エピソードモード | ノーマル |
シンパシー | 使用不可 |
難易度 | 普通 |
参加費 | 1,000ハートコイン |
参加人数 | 4 / 2 ~ 5 |
報酬 | 通常 |
リリース日 | 10月17日 |
出発日 | 10月25日 00:00 |
予定納品日 | 11月04日 |
参加者
会議室
-
2014/10/24-22:51
ハロルドさん、初めまして。
よろしくお願いします。
そういえば持ち込めるか分からなかったのでリボンは可能だったら、な感じになりそうです。
他の所は手に持てるものなら持ち込める、という所が多かったので、書くだけ書いておきます、ね。
戦闘時の作戦も了解、です。 -
2014/10/24-21:25
-
2014/10/24-21:25
了解した
周囲の状況を見て適宜スキルを使いたいと思う -
2014/10/24-21:19
ギリギリまで調整可能ですので、何かあればご意見頂けたらと思います!
-
2014/10/24-21:18
-
2014/10/24-21:17
リゼットさん、有難う御座います!
『なるべく広めの部屋か屋外に誘導』
『一箇所に固まらない陣形』は必要ですよねっ
羽純くんに魔女を挑発して貰い、上手く誘導できないかなって
プランに取り入れてみました! -
2014/10/24-13:31
ハロルドさんたちもいらっしゃい。
人手が増えるのは大歓迎です。よろしくお願いしますね。
湖の時点で王子と顔を合わせておくのは確かによさそうね。
戦闘の時にも対応しやすそうだわ。
風で霧対策をする件は
部屋の中でやると壁に当たって風向きが変わって
より部屋の中に霧が充満してしまったりしないかしら。
向きや風量がうまく調節できるなら有効に使えそうなのでありがたいところだけど。
風を使わないで行えそうな対策としては
魔女をできるだけ部屋の中心に追いやって
精霊で取り囲むような陣形をとって
霧を使われた後は、その霧が落ち着くまでは
使われた反対の方から攻撃するようにする、とかかしら。
全方位に向かって霧を出されたらどうしようもないけど…
そのためにも戦闘はなるべく広めの部屋か屋外で仕掛けたいところね。
都合のいい場所に誘導するのは難しそうだけど、廊下とかを避ければ少しは。 -
2014/10/24-01:09
ハロルドさん、ディエゴさん、こんばんは!
宜しくお願いします♪
>毒霧対策
風圧で霧を掃う、有効な気がします…!
チャレンジしてみる価値はあるかなって、私は思いました。
えーっと、これまでの作戦を纏めてみますね!
【湖】
・王子に接触し、協力が得られるなら、リボンを付けて貰うなどで他のカエルと識別しやすくしておく。
【お城へ潜入】
・精霊はカエルのまま。
・洗濯物などで召使いの衣装があれば、それを拝借して、召使いを装う。
※調達できなかった場合は、臨時なのでまだ服がないと説明。
・姫の部屋の場所を把握。
・王子を泳がせて尾行。
召使いに化けた魔女が、王子の邪魔をする所を現行犯で押さえる。
・王子の姿を見失った場合は、姫の部屋を張っておく。
・魔女だろうと思われる召使いの目星をつけてから、精霊達を元へ戻してトランス化。
【戦闘】
・精霊同士は固まりすぎないようにし、毒霧で全員がカエルにならないよう気を付けながら戦う。
・近くにいるであろう王子や、他の人を逃がし、庇う。
→ ライフビショップのノワールさんと羽純くん中心で。
こんな所でしょうか?
抜けがあったらご指摘頂けると嬉しいです! -
2014/10/24-00:19
滑り込み参加で申し訳ない
ディエゴ・ルナ・クィンテロ着任した、よろしく頼む
ここまでの流れを確認させてもらっていた
みんなの流れに沿うようにプランを書こうと思う。
城の召使の人数はよくわからないが、少なくはないだろう
しかし王子の前には必ず姿を現すはず、そこで言動や行動で見極めたいなと思っている。
あとは魔女対策だが…
シャイニングアローよりかは効き目は薄いだろうが、盾で霧から身を隠し、銃で間合いを外しながら攻撃する予定だ。
20レベルのスキルに属性(私のは風です)の弾を撃ち込むスキルがあるんだが
その風圧で霧を掃えないものか…。 -
2014/10/24-00:06
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2014/10/23-22:42
桜倉さん、初めまして。
よろしくお願いします、ね。
洗濯物…なるほど、です。
どうせ夢の中ですし、こっそり拝借してしまいましょう。
だめだった場合は臨時なのでと言い張る形、了解です。
あ、そういえば制服を拝借・着替えをしている間に王子を見失ってしまう可能性も充分ありますね…。
一応湖の時点で王子に接触して、お互い協力しましょうと持ちかける事もできるでしょうか?
大丈夫な場合はリボンを付けてもらうなど見た目で識別しやすくなるかな、とも思いましたが…。
王女の部屋の位置も確認、ですね。了解です。
基本は王子を追いかけ、見失った場合は王女の部屋を張る、な感じでしょうか?
精霊さんが戻るタイミングも了解です。
やはり男性は目立ちますよね…。
スキルはこちらもシャイニングアローをセットしていきますね。
この構成なら、回復よりかは手数を稼いだ方が、よさそうなので。 -
2014/10/23-09:33
いらっしゃい、歌菜さん。こちらこそよろしくお願いしますね。
衣装についてはもし調達できなかった場合には
ブランシュさんの提案通り、臨時なのでまだ服がない、というのでいいと思うわ。
では精霊を戻すのは、魔女と思われる召使いを見つけてから、にしましょうか。
他にカエルがたくさんいた場合、どのカエルが王子かわからない、なんてこともあるかもしれないから
あらかじめ姫の部屋の場所を把握しておいて、最悪そこで張っていてもいいかも。
近くにいるであろう王子や他の人を逃がすかかばいながら戦うかしなくちゃいけないけど
その点についてはライフビショップのお二人にお願いできると心強いかしら。
あと、戦闘中にも精霊をカエルにされてしまう可能性があるわね。
毒霧ということで、ある程度の範囲に広がりそうだから
戦闘中はあまり精霊同士は固まりすぎないようにしておいて
全員がカエルになっている、という瞬間がないようにしたいわね。 -
2014/10/23-00:23
はじめまして、こんばんは!
桜倉歌菜と申します。
パートナーはライフビショップの羽純くんです。
途中参加失礼致しますっ
ブランシュさん、リゼットさん、宜しくお願いしますね!
王宮ですし、きっと召使いさんは沢山居ると思います。
で、その分、衣装も沢山ある筈ですし、
洗濯して干している衣装とかもきっとあるかなって。
それをこっそり拝借してはどうでしょうか?とか、考えました!
王子様を泳がせておく、良いと思います!
私達はそれを見張っておけば、魔女に辿り着けますものねっ。
精霊さん達が戻るタイミングは、私も『魔女だろうと思われる召使いの目星をつけてから』の方がいいかなって思いました。
男性が居ると目立ちそうですし…見付けたら戻る→即トランスがいいかな~と。
そして毒霧対策ですが、羽純くんはライフビショップなので、
バリアーや、スキル【シャイニングアロー】で反射(魔女には効かないけど)で対応できないかなって考えてます。
…それにしても、アレってやっぱりアレ、ですよね…(恥) -
2014/10/22-22:00
あ、よかった…。これで出発は、できますね。
リゼットさん、よろしくお願いします。
はい、私も召使い良いと思います。
人数も多そうですし、自然に紛れ込めそうですね。
となると、こういのって制服とかありそうですし、その確保がいるかも、ですね。
もしくは最初からそれっぽい格好でいって、人手不足で臨時で雇われたので、制服がないとか言い訳するとかでしょうか…。
戻るタイミングは、難しいですね…。
早いと魔女に見つかって警戒されるかも知れませんし、遅くてもリゼットさんの言うとおりまたカエルにされる恐れが…。
カエルになってしまったらまた戻せばいいのかもしれませんが、毒霧がいつまで残るのか、分かりませんしね。
ううん、侵入する手間を考えると、少なくともお城に入った時よりあとがいいかなと思います。
魔女の探し方については、王子の邪魔をする所を現行犯で押さえるのが、楽でしょうか?
ハッピーエンドを目指していれば、自然と炙り出せそうな気がしてます。
なので、言い方は悪いですが、王子を泳がせておくのが手っ取り早そうかな、と…。 -
2014/10/22-09:51
こんにちは。リゼットよ。
連れはハードブレイカーのアンリ。よろしくね。
壁に叩きつければいいの?簡単じゃない!
(ちゃんと「アレ」します)
お城に忍びこむなら、私たちも召使いを装うのがいいかしら。
たくさんいるでしょうから少し増えたってわからない、はず?
精霊を元に戻すタイミングについては
お城に入ってすぐか、それより前に元に戻した方ががいいのか
魔女だろうと思われる召使いの目星をつけてからの方がいいのか少し悩ましいわね。
事前にトランスしていけば見つけたらすぐ戦闘に入れるけど
逆にこちらが不意を突かれてしまったらまたカエルにされてしまう…
女そ…やめましょう。ムリだわ。 -
2014/10/22-02:54
えと、まだ私だけですがとりあえず…。
ブランシュ・リトレです。
パートナーはライフビショップのノワールさん、です。
アレは…、アレ、ですよね。
外国版では壁に叩きつける、もあるようですが…。
まずは元に戻す、とはありますが、世界中の男の人がカエルとなるとすぐに戻ると目立ちそうですね…。
ええと、お話は姫が鞠を落とした所から、ですね。
この後はカエル(王子)と約束して鞠を取ってきてもらったけど、お姫様は約束を破って1人でお城に帰ってしまい…。
カエルはそれを追いかけてお城まで行って、約束を守ってと迫るんでしたっけ。
とりあえずは、魔女を見つけるためにもお城に潜り込む事から、でしょうか。