『伝説の英雄達と、ギルティの記憶』

プロローグ【『伝説の英雄達と、ギルティの記憶』】

◆ギルティの夢

 この城に来てから、いや『オベリスク・ギルティ』とか言う塔が現れた時からだろうか。
 俺様は毎晩、夢を見るようになった。

『ね、――――ボッカ。私は、どれだけ身分に違いがあっても、あなたが好き』

 人間に俺様が好意を向けられる、日常茶飯事な夢だ。
 本来なら、こんな女は俺様の一億五千万人のファンの一人として、相手はしない。
 しないのだが……何故か、こいつの好意をむげに出来ない。

『たとえ命がなくなっても、この身が滅びても、一緒に居たいんだ』

 分をわきまえない、驕った言葉だ。
 普段なら、そう流すような言葉でしかないはずなのに。

『だから。だからさ』

 なのになんで。

『私が死んでも、どうか振り返らないで。いつものあなたみたいに、高慢で不遜で時々ムカつくあなたで、強く生きて――――』

 …………この人間の言葉は、胸の辺りを熱くする。




◆紅桜城とボッカ親衛隊

 ノースガルドとは間逆に位置する、一年中ぽかぽかとした気候が特徴的な町『サクラウヅキ』。
 『紅桜城』を中心として栄えている町だが、その『紅桜城』には、ギルティ『イヌティリ・ボッカ』が生活をしている。
 和風な内装の城内に、マント姿のギルティが鎮座している姿は不釣合いではあるが、今この場に居る三体のオーガ達は、心の中で思ってはいても、そんなことを口に出すことはしなかった。
「ボッカ様、ここに留まってから結構経つけど、飽きてないのかな?」
「多分、大丈夫なんじゃないでしょうか」
「う~ん飽きたら、この城ごと吹き飛ばしそうだからなぁ」
 彼等は、ボッカ親衛隊隊員を自称するデミ・ギルティ。
 名を『セン』、『スガート』、『デクニー』と言い、ボッカが命令してもいないのに、彼がこの城に居座っているという情報を手にして飛んできていた。
「そういえば、『オベリスク・ギルティ』とかってところから、眼鏡のギルティがボッカ様を招集してたよな」
 デクニーがふとした拍子で漏らすと、センが反応を返す。
「失礼なヤツだよね。ボッカ様と話をしたいなら、自分で来いっつー話だよ」
「でもよ、一応なんつったっけ……ギルティ・マニアのギルティも、一緒に居たって話だぜ?」
「関係ないよ。どうせボッカ様より弱いんだからさ。
 今じゃ封印から力も戻ってるし、ヴェロニカとかいうメス豚ギルティよりも強いよ」
 センが毒を吐くと、スガートが、
「まぁ、大丈夫じゃないですか? 多分。他のギルティも、来ないってわかってたと思いますよ」
「ボッカ様、他のギルティから嫌われてるからなー。あの眼鏡のグノーシス?
 とかってギルティはもっと嫌われてるらしいけどな。笑顔が仮面みたいで気持ち悪いっつって」
 ハハハ、と談笑をこぼしていると、
 ――バタン!
 物が倒れるような大きな音が城内に響き、紅桜城が少しだけ振動する。
「……なんだ?!」
「ボッカ様が箪笥でも蹴り飛ばしたのではないですか? 多分」
「それにしては、振動弱くない? ボッカ様が箪笥蹴飛ばしたらこんなもんじゃ済まないでしょ」
 何者かが、城内に突入してきたのではないか、と考え、三体はボッカの寝室へと足を運んだ。
 すると、そこではどうしたことか、
「ボッカ様?!」
 片膝をつき、崩れ落ちそうな体勢で頭を抱えているボッカの姿があった。
 言葉を失うボッカ親衛隊達に一瞥もくれることなく、ボッカはブツブツと何やらを呟いている。
(あの女、どっかで……。俺様のことを封印しやがったウィンクルムとは違ぇけど……)
 ボッカ親衛隊達が、ボッカが恋をしていると勘違いをした一件。
 あの時の男とは、そもそも性別から違う。となれば、次に思い当たるのはその神人だが――、
(……そういう感じでもねぇんだよな。そもそも俺様がムカつくヤツの顔忘れるわけねぇし)
 思考をめぐらせても、やはり思い当たる節がない。
 けれど、このまま忘れ去ることはできない、と記憶よりも何かもっと強い――魂とでも言うのか――部分で、あの人間の正体を知りたいと感じてしまう。
(チッ…………。俺様が忌々しいウィンクルム以外の人間のことを考える日が来るとはな……)
「ぼ、ボッカ様……?」
 ふとボッカは立ち上がると、親衛隊の面々を一瞥する。
「おい、お前等」
「な、なんですか?」
「俺様を封印しやがったヤツ等の仲間に心当たりはねぇか?」
 問われて、デクニーが「う~ん」と唸りながら、
「ボッカ様を封印した方~……って、もう寿命で死んでません?
 セイントとかテソロになってればまた別かもですけど……」
「オーガ化してても、一応生きてられるよね」
 レッドニス・サンタクロースと、ダークニス・サンタクロースはそれぞれセイントとギルティと成っており、そのため寿命が通常の人間よりも多くなっている。
 二人のように特別な力を得ていれば、確かに人間の寿命を超えることが出来るが、大きい力を持っていればそれだけ普通の者よりもボッカには見つけやすい。
 となると、封印なんて屈辱を味わわせられた相手を忘れているとも考えにくい。
 デクニーとセンが思い当たる節を考え込んでいると、沈黙を破るかのように、スガートがふと言葉を紡いだ。
「そういえばボッカ様を封印したのはルミノックスで、封印したのはイベリンのウィンクルムでしたけど、
 メインで封印の作戦を動かしてたのは、ショコランドの騎士達って話ではなかったでしょうか?」
「それに、バレンタイン城の数ある宝具の中には、騎士達や栄光を掴んだ者達の魂を武器として封印する、
 というものがある、という話を聞いたような気がします………………多分」
 最後の「多分」で説明が台無しになった感が否めないが、ボッカは気にすることなく不敵に口角を歪ませながらマントを翻す。
「なるほどな、俺様を封印なんてしやがったくらいだから、さぞ称えられてることだろ」
「どちらに?」
 スガートが訊くと、ボッカは振り返ることも無く、ただマントをはためかせ、
「俺様を封印しやがった奴等を潰しに行くんだよ」




◆三王子達の決断

 かつて、ウィンクルムがギルティ『イヌティリ・ボッカ』から護ったバレンタイン地方では、爵位継承式「幸運の灯火の儀」が行われ『第一王子 アーサー』が、爵位を継承していた。
 そして『第二王子 ジャック』と『第三王子 ヘイドリック』と共に協力し、「キャンディニア王国」、「クッキーラント王国」、「マシュマロニア王国」を統治し、平和を護っている。
 大きく損壊していた「バレンタイン城」は復興を果たし、結託したショコランド3王国を祝福して「フラーム神殿」からは常に愛の力が供給されている。
 まさにバレンタイン地方は安定と安寧を取り戻しつつある状況だった。
 ……つい先程に、イヌティリ・ボッカがこちらに向かっているという話が耳に入るまでは。
「イヌティリ・ボッカがこっちに向かってるってのは、本当なのか?」
「はい、まず間違いないです。サクラウヅキから姿を消した報告も受けています」
 ジャックの質問に、ヘイドリックが応える。正確な応対をしながらも、ヘイドリックも誤った情報であって欲しいというように沈痛な面持ちだ。
「ボッカがバレンタイン城から逃げて、もう結構経つが……まさかまた来るとはな」
「復讐……仕返し……そんなところでしょうか」
「さぁな。どちらにせよ、本当に来るなら戦闘は避けられない」
 ボッカ侵攻の情報が入ってから、もう既にバレンタイン地方では戦闘準備が進められていた。軍隊や騎士達が派遣され、戦闘準備に望んでいる。
 また助けられることになってしまうと申し訳ない気持ちになるが、相手はオーガである以上ウィンクルムの力は必ず必要になる。既に、緊急出動要請も申請・受理済みだ。
 しかし、今回はウィンクルムの力に頼るだけではなく力を合わせて戦いたいと、三王子は意見を合致させ、封印されていた宝具を行使することを決定した。
 宝具の名は『英霊ノ鏡』。バレンタイン地方で名を上げた英雄達の魂が、輪廻転生の輪から外れ封じ込められている宝具だ。
「兄様は、どう思いますか……? 英霊ノ鏡を、使うことについて」
「そうだな。まさに国に尽くした英雄達が封じ込められている宝具だが……」
 『英霊ノ鏡』に封印をする際には、本人達と当時の王とで永久にバレンタイン地方を護るために魂を封じる契約を行い、名立たる騎士達はその魂を封印していった。だが、会談を行う相手が王である以上、事実上封印の申し出を受けた者は『英霊ノ鏡』に魂を封印することと同義となったいたという。
「正直な話をすると、封印を解いた英雄達が本当に手を貸してくれるのかが懸念点だな」
「そう……ですよね」
「アーサー兄さんはどう思う?」
 ジャックが視線を移した先には、アーサーが二人と同じく深刻な面持ちで席に座していた。
「正直に話せば、オレも彼等の魂は安らかに眠らせておくか、成仏させたいと思っているよ。
 ……けど、彼等も、それにオレ達も分かっている筈だ。ギルティクラスを相手にするのに、リスクなしは避けられない」
 一度侵攻を受け、その強さを目の当たりにしたからこそ、まともに応対した場合の結果も十二分に理解できている。
「英雄の騎士達もツワモノばかりなんだ。きっと、理解して力を貸してくれる筈さ」
 アーサーの言い分も、そうするしかないことも、ジャックもヘイドリックも認識していた。他の選択肢があるのなら、それを使うべきだということも。だが、現状これ以上に戦力を向上させる作戦はない。
 三人は不安を胸中に蟠らせながらも、『英霊ノ鏡』が保管されている宝物庫――『シュヴァリエ・グロリア』へ向かった。




◆宝具『英霊ノ鏡』の暴走

 ――魂を封印するということは、名誉なことで。どんな時代の人間達をも護れる誇らしいことだと思っていた。
 だが、実際はどうだ。月日が経ち爵位が継承されることで、私の存在など今や誰も覚えていない。
 暗い宝物庫の中に封印され、永劫を感じさせる永い時に晒され続ける毎日。
 これが、騎士の誇りというのであれば、私は誇りを捨てよう。
 そして、私の一生を奪った者達へ復讐をしてやろう。

「アーサー兄さん!!!!」
 ハッとアーサーは意識を取り戻し、腰間に帯刀していた刀を抜く。
 突き出された槍をなんとか凌ぎ、後方へと下がる。
「…………まさか、こんなことになってしまうなんて」
 ヘイドリックが見据える先には、騎士の甲冑がデミ・オーガ化し武器を有する異常な光景が広がっていた。
 三王子達は宝具『英霊ノ鏡』から英霊達の魂を解放し、ウィンクルム達の手助けをしてくれないかと相談を持ちかけたが、一部の騎士の魂が相談を断りアーサーと国そのものへの憎悪を顕にしたのだ。
 そして、憎悪は瘴気の影響を強く受ける。強大な力を持つイヌティリ・ボッカが向かっていることも相まって、心が闇に支配されるのはそう難しいことではなかった。
 憎悪に心を焦がした騎士達はデミ・オーガとなってバレンタイン地方全域へ飛び去り、攻撃を加えはじめてしまった。
 彼等の大多数は人間で、一部に未契約の精霊が混じっている。英雄として語り継がれていたくらいなのだから、実力は伝承そのままの凄まじいものだ。それがデミ・オーガとなり、攻撃を加えている。これが脅威に成り得ない筈はない。
「くそっ……どうして彼等の気持ちに気付けなかったんだ」
 アーサーが噛み切りかねないほど強く唇を噛みしめながら、渋面を浮かべる。
 ただでさえ、強大な力を持つギルティが攻めてくるというのに、このままでは国力が著しく消耗されていくばかり。
 アーサー、ジャック、ヘイドリックは頭を抱えながら、どうしたものかと思考をめぐらせる。
 頬に汗を伝わせながら考え込んでいると、宝具『英霊ノ鏡』から一筋の光が差し込んだ。
『あんた達の所為じゃないよ』
「だ、誰!?」
 ヘイドリックが叫ぶと、光の中から三人の影が浮かび上がり、敷かれていたカーペットの上に鎮座した。
『ふふっ、久々のお仕事わーくわーくしますね』
『何年経ってもダジャレばっかりか!』
『仕方ないじゃないですか、女神ジェンマ様が囁くんです。洒落をいいなしゃれって』
『言ってないと思うけど』
 一人は人間の容姿、もう一人は精霊の容姿をしている。ふと見やれば、左手に赤い紋章が浮かび上がっているのが見て取れた――ウィンクルムだ。
『? もしかして私達のこと存じませんか? イヌティリ・ボッカをボッカボカにして封印した者ですよ、ふふっ』
『いやむしろこっちがボッコボコにされながら、満身創痍でギリギリ封印できたんでしょ』
「まさかイヌティリ・ボッカを封印した、ウィンクルムなのか!?」
 ジャックが目を丸くして問うと、神人は笑顔で、精霊は照れくさそうに頷く。
『まぁ僕達の力だけじゃ、絶対封印出来なかったんだけどね……』
「……と言いますと、何か秘策がお有りだったのでしょうか?」
 ヘイドリックが恐る恐るといった調子で問うと、神人は微笑を浮かべながら背後の女性が見えるように半肩を引く。
『そんなに大した者じゃないんだけど、紹介されたからには自己紹介しないとね。
 私は、リヴェラ・アリアンヌ。彼等二人と一緒にボッカを封印した者って言えば伝わるかな』
 そのふわりとしたイメージの容姿とは裏腹に、強い覚悟と意志を感じさせる声色で女性はそう自己紹介をした。
「イヌティリ・ボッカを封印って、ボッカを封印したのはウィンクルムだけじゃなかったってこと?」
 アーサーが驚愕の真実に目を丸くしていると、女性は「うん」と短く肯定する。
 ウィンクルムがギルティを封印したという伝承は各地域にも伝わっている、有名な伝承だ。しかし、その中に三人目の神人ですらない女性が居たなんて最古の史実にも残っていなかった。
『意外でしょ? 正直私も未だに信じられないよ。あんなに強い力を持っているギルティを封印できたなんてね。
 でもなんだか、ボッカの目の前に立った時、私は絶対にできるって自信? 確信? があったから。
 だから私は彼等と一緒に自分達の魂をボッカを封印したんだ。……結局、ボッカだけ復活しちゃったんだけどさ』
 何事も無く話しているが、通常であればギルティの発する瘴気で、一般の人間は近づくこともままならない。それをさも当然のことのように語る彼女に、正直ヘイドリックは畏怖に似た感情を覚えていた。
『けど、大変なことになっちゃったね。まさか、あんなにデミ・オーガになっちゃうなんて思ってなかった』
「あんなに、ってことはもしかして予想していたのですか……?」
『うん。だって、今デミ・オーガになってる騎士達ってさ、宝具の中で会話できるのにわざわざ会話できないように一人を選んだ人ばっかだし。
 封印されてた私がこんなこと言うのも変かもしれないけど、人間って一人じゃ生きていけないから。どれだけ身体鍛えてて強い精神力持っててもね』
 アリアンヌがそう告げながら、宝具『英霊ノ鏡』に手を翳す。
『でも、安心して良いよ。あの騎士達は勿論倒さないといけないけど……。大多数はあんた達とウィンクルムに力を貸すからさ』
 すると、もう一度辺りに光が差し込み、光のひとつひとつが騎士の姿から変化していく。
『ちょっとこの魂の状態じゃ戦えないから、僕等は武器に姿を変えることになっちゃうんだけどね』
『私達は騎士らしく、きしっとした武器にならないと……ふふっ』
 英雄達の姿が一人、また一人と武器に変わって行き、二人のウィンクルム達も一つの武器へと姿を変えてしまった。
 周囲は光に包み込まれ、別空間のように異彩を放つ。
『このままじゃボッカ達に見つかっちゃうから、勝手だけどこのシュヴァリエ・グロリアは、女神ジェンマ様の力を借りて別空間にしたよ。
 テソロがここを護ってくれるみたいだから、仲良くなってあげて。さっきも言ったけど、人は……いや人だけじゃないよね。
 生き物は、一人じゃ絶対に生きていけないんだ』
「女神ジェンマ様の力って、そんな力も使えるのか!?」
 ジャックがリヴェラ・アリアンヌに問うと、今度は首を振って否定し、
『女神ジェンマ様も、そろそろ本気なんだと思う。さっき、ここにジュリアーノ様って女神ジェンマ様の遣いが来たんだ。
 なんだかオベリスク・ギルティの出現が世界全体の空間崩壊にかなり影響を及ぼしたみたいで、すぐに戻っちゃったけど』
 あ、そうだった、とそこまで話をしてリヴェラ・アリアンヌはポケットから、純白の天使の羽を取り出した。
「それは……?」
 アーサーが尋ねると、リヴェラ・アリアンヌも少し不思議そうに微笑みながら、
『ジュリアーノ様が、ウィンクルムにって渡してくれたんだ。確かセイントの力を一時的に行使できるって言ってたかな』
「セイントって、あのレッドニス・サンタクロースと同じ……!
 で、でも確かセイントになると、女神ジェンマの元へ導かれるって話じゃ……」
 セイントには段階があり、完全にセイントとなった者は、ジェンマに使える天使として天界へ導かれるのだということは、ヴァルハラ・ヒエラティックによって解明した事実だ。
 強大な力と引き換えとはいえ、ここで一挙にウィンクルムを失うことになるのは避けたい。
『うん、そうだね。この力はあくまで一時的なもの。でも、かなり負担がかかるみたいだから、注意が必要みたい。
 ……それから、この力を習得すると、対を成す負の力を精霊が宿すことになる、って話もしてたよ』
 強くなるためには、代償が必要だ。今回アーサー達が宝具『英霊ノ鏡』を解放したのも、予想を遥かに上回ってはしまったが代償を覚悟した上でのものだった。
 セイントほどの力を得るとなれば、一体どのような代償を習得することになるというのか。
『大丈夫だよ、ウィンクルム達ならさ。だって一人じゃないからね。
 どんな困難にも二人で、三人もあるかな? うん、立ち向かっていたんだからさ。
 代償があったとしても、その代償も力に変えることだってできると思うんだ』
 リヴェラ・アリアンヌはそう告げながら、アーサー達に優しい微笑を向ける。
『私達は私達で、できる限りのことをしようよ。ただやられるなんて、かっこ悪いでしょ?』
 その言葉に三王子達は頷き合い、強い足取りで踏みしめる。
 ギルティ・ストルゲを司る、イヌティリ・ボッカとの戦闘に望むために――。


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