プロローグ
ついに切って落とされた、オーガ達との最終決戦――。もしかしたら、世界は滅び、ウィンクルムも命を落としてしまうかもしれません。
命を落としてしまう前に、悔いのないように。
A.R.O.A.はウィンクルムの正式な結婚を認める運びとなりました!
そして、ウィンクルム達がお互いの気持ちを、本心を曝け出す場を用意しようと、
A.R.O.A.がウィンクルム達に少しの休暇と、リゾート地を提供しました!
プロポーズの場としても、デートの場としても利用可能です!
人々は、ウィンクルム達が向かう最終決戦に向けて、少しでも手助けになればと、快くリゾート地などの開放を行ってくれました。
最終決戦であることもあり、これまで助力をしてくれたスポットは提供をしてくださっています!
行きたかったけど行けなかった、という場所に行くのも、同じ場所に行くのも、良いかもしれません!
リゾート地は、すべてウィンクルム達の貸切!(一部リゾートホテルなどはスタッフがいらっしゃいます)。
ウィンクルム達のゴールイン・ひと時は、一体どのようなものになるのでしょうか!
プラン
アクションプラン
和泉 羽海 (セララ) |
|
4→2 着替えなくても…潜れるって…ふしぎ… …息も…ちゃんとできる… 『だいじょうぶ』(口パク 手…手は繋がなくても…?! (水中での感覚が楽しくて いつもよりテンション高めで散策 きれい…別世界みたい… ホントは…泳ぐの苦手だし…潜るのは…もっと怖かったけど… ここは…全然…怖くないから…来てよかった、な… 『うん、楽しい』 ◆ 『疲れてはないけど、(繋いでる)手が痛かった !?そ、それは…むりやり離したくても…解けなかった、だけで… ていうか、気づいてたなら…離して… (精霊の告白に、またいつものか…と呆れるが いつもと違う真面目な雰囲気に気圧されて思わず頷いてしまう ち、違…今のは…つい、勢いで…って、聞いてないし! うぅ…とんでもない、ことを…してしまった… 好き…とか…愛…は…やっぱり、まだよく分からないから… あたしから伝えることは…まだ…できないけど …この人の、気持ちは…とても嬉しい…から… 『ありがとう、セララ』 |
リザルトノベル
澄んだ水を湛えたせせらぎの洞窟湖。その水底にさらに水中洞窟が広がっている。通称やすらぎの洞窟。この洞窟には不思議な力が満ちており、ウィンクルムであればまるで空気の中のように呼吸ができて服も濡れることはないという。
(着替えなくても、潜れるって……ふしぎ……)
水にたゆたう衣類の裾をながめながら和泉 羽海はそう考える。手足を動かしたときに感じる抵抗も、重力を感じない浮遊感も水中そのものなのに、衣類はまるで風をうけてるかのように軽やかなままだ。
(それに、息も……ちゃんとできる……)
詰めていた息を吐いたときに口元からポカリと浮かんでいった空気の泡を見送りながら羽海は思う。確かに水を吸い込んでいるはずなのに少しも苦しくはなく、その呼吸は陸上にいるときと何ら変わらない。それはとても不思議な感覚だった。
「羽海ちゃん、平気そう?」
セララが羽海の顔を覗き込んでそう訊ねる。水中にいるのにセララの声は普段と同じように羽海の耳に届いた。
『だいじょうぶ』
口の動きだけで羽海は答える。それでもセララには十分に伝わる。
「それじゃ行こうか」
羽海の手にするりと己の手を絡め、洞窟の更に奥を指すセララ。手首の内側から手を回し、まるで祈りを捧げるように手のひら同士を合わせて繋ぐ、俗にいう恋人繋ぎだ。何気なく行われたその行為に羽海は思わず身を固くする。
(手……手は繋がなくても……?!)
そんな羽海の心の声がセララには届いたのだろうか。いたずらっぽく笑ってセララは言った。
「今は誰も見てないからいいでしょ?」
そういう問題ではない。そういう問題ではないが、もしかしたらそれほどの問題でもないのかもしれない。羽海はあきらめて、セララの手に己の手を預け、洞窟の奥へと向かうことにした。
(きれい……別世界みたい)
洞窟の奥まで見通すことのできる澄んだ水。そのところどころに恋慕石柱の光が差し込み、まるでスポットライトを当てられたかのように水底が光り輝いている。そんな光景の中をふわりふわりと揺れたり、ふわりふわりと浮き沈みしながら散策する羽海とセララ。まるで夢を見ているような美しさと、陸上と同じように呼吸ができる環境は、臆病な羽海の心も軽やかにしたようだ。泳ぐことは苦手、潜るなどもっての他だと感じていた羽海も、いつの間にか今の状況が楽しくなっている。揺れる水草を眺めてみたり、水底の砂に埋まった美しい色合いの石を拾ってみたりと、普段に比べると1.3倍くらいの活動量を見せていた。
(ここは……全然……怖くないから……来てよかった、な)
一方のセララはというと、羽海ほど熱心に周囲に関心を向けてはいなかった。セララの視線が主に向かう場所、それは傍らの羽海の表情だ。いつもは長めの前髪に隠されがちな羽海の表情。しかし今は水が羽海の髪をふんわりと持ち上げ、周囲に興味を注ぐ羽海の表情をあらわにしている。水に揺れる赤毛、白い肌に弾ける恋慕石柱の光、好奇心に満ちたアメジストの瞳。
(人魚……いや、水中に舞う天使がいる!)
降り注ぐ光の中で羽海が振り返る。何かを思案するように小さく小首をかしげる。その何と美しいことか。セララの目には、羽海の背中に白く大きな羽根があるようにさえ見えた。
(ここが天国か……!)
いえ、水中洞窟です。しかしセララの気持ちは高まるばかりだ。
(くっ、写メりたい!)
水に濡れるかと思って携帯電話は置いてきてしまったことが悔やまれる。セララは、水中カメラの腕前を極めることをこっそりと胸に誓った。
「羽海ちゃん、楽しい?」
羽海の様子を見れば答えは分かっていたが、セララは敢えてそう訊ねてみる。もし楽しいと答えてもらえれば、またここに誘う口実ができる。またここに来れば、今度こそ羽海の姿を思う存分撮影できる。そんな気持ちも、もしかしたらどこかに潜んでいたのかもしれない。とはいえ羽海がいつも素直に答えてくれるとは限らないのだが……。
しかし羽海はセララの予想を裏切って、実に素直にうなずいた。
『うん、楽しい』
羽海の声は聞こえない。だが羽海の率直な答えとレア度MAXの微笑みはセララの心にストレートに響き、セララはあやうく小躍りしそうになった。
しばらく水中散策を楽しみ、水から上がった2人は夢想花の園で一息つくことにした。遺跡内にしか咲かない夢想花の花畑。洞窟の天井に開いた吹き抜けのような穴から明るい光が差し込んできて、水中洞窟とはまた違う非日常的な光景を作り上げている。
「本当に濡れたわけじゃないけど、やっぱり陽があると安心するね」
やすらぎの洞窟内では、ウィンクルムである2人は濡れるわけではない。息もできる。それでもやはり空気のある乾いた場所、太陽の自然な光が差す場所というのは本能的に安心するものだ。ほっと息をつきながらセララは羽海を振り返る。
「大丈夫?疲れてない?」
『疲れてはないけど、手が痛かった』
そう口を動かして、水の中でずっと繋いでいた手を振る羽海。白い指の間がほんのりと赤くなっているのが見てとれる。水から上がったときにもその変化に気づいて謝ってはいたのだが、セララは改めて羽海に頭を下げる。
「それはホントごめん! あまりの可愛さについ力を込めちゃって……」
可愛い、きれいだ、美しい。セララはいつも羽海の容姿に惜しみない賞賛を注ぐ。コンプレックスしかない容姿を褒められて、羽海も最初はセララの頭がどこかおかしいのではないかと感じていたのだが、いつの間にか諦めというか慣れというか、いちいち気にしない境地に達した。それどころか、こんな自分に諦めも飽きもせず、いつも側にいてくれることに、どことなく温かさと落ち着きを覚えるようにさえなっている。現に今も……。
「でも、ずっと繋いでることには怒らないんだ」
夢想花の園に着いてからずっと繋いでいる手。少し手に力を込めて、セララがそう言う。確かにそうだ。かつてはセララに触れられることすら拒否していた羽海。それが今は、まるで当たり前のように手を繋いで同じ時間を過ごすことができるようになっている。しかし改めてそれを指摘されれば気恥ずかしいものだ。
『!?そ、それは……むりやり離したくても……解けなかった、だけで……』
ぱっと手を振りほどく羽海。
『ていうか、気づいてたなら……離して……』
怒ったような表情を作ってはいるが、羽海の目を見ればそれが根っからの本心でないことが見てとれる。出会い、ウィンクルムとなってから過ごしてきた時間と、それがもたらした羽海の変化。あれほど頑なだった羽海が、今はこうして、まだ少し距離は残るけれども、セララの側にいてくれる。その事実がセララの胸を熱くした。
「羽海ちゃん、オレと結婚してください」
またいつものか……と冷えた目でセララを見る羽海。しかしセララは羽海の前にひざまずき、手近な夢想花を1本手折ると、それを羽海に差し出して続けた。
「今すぐじゃなくてもいい。キミに相応しい男になれるまで、何年でも何十年でも頑張るから!だからその時は……オレと結婚してください!!!」
いつもはおどけた表情を浮かべているセララの真面目な表情。そのあまりの真剣さに羽海も思わず真顔になる。そして気圧されるようにして頷いてしまった。
「……え?」
キョトンと目を丸くするセララ。
「いいの?マジで??」
ガバっと立ち上がったセララの言葉に、羽海はようやく自分が思わず頷いてしまっていたことに気がついた。
『ち、違…今のは…つい、勢いで…っ』
しかし、羽海の声なき声はセララの耳……というか目には届かない。なぜならセララは一人で快哉を叫びながら小躍りしているからだ。
「やったーーー神様ありがとうーー!!!」
(うぅ……。とんでもない、ことを……してしまった)
喜ぶセララと頭を抱える羽海。やがて少し落ち着きを取り戻したセララが羽海の元に戻ってくる。
「羽海ちゃん愛してる!!!」
はあ……と羽海はため息をつく。こんな顔をされてしまって、今更さっきのは間違いでしたとは言いにくい。それに、そもそもの問題として羽海にはまだ、好きだとか愛だとかの感情が分からない。だから、羽海がセララには今はまだ返せる言葉がない。それでも……それでも。
(……この人の、気持ちは……とても嬉しい……から……)
今、伝えることができる精一杯の言葉。
『ありがとう、セララ』
「……っ」
たった1つのシンプルな羽海の言葉。そして何より、言葉以上に気持ちを表す羽海の表情がダイレクトにセララの心臓を射抜いた。
(その顔は反則だよ……)
(着替えなくても、潜れるって……ふしぎ……)
水にたゆたう衣類の裾をながめながら和泉 羽海はそう考える。手足を動かしたときに感じる抵抗も、重力を感じない浮遊感も水中そのものなのに、衣類はまるで風をうけてるかのように軽やかなままだ。
(それに、息も……ちゃんとできる……)
詰めていた息を吐いたときに口元からポカリと浮かんでいった空気の泡を見送りながら羽海は思う。確かに水を吸い込んでいるはずなのに少しも苦しくはなく、その呼吸は陸上にいるときと何ら変わらない。それはとても不思議な感覚だった。
「羽海ちゃん、平気そう?」
セララが羽海の顔を覗き込んでそう訊ねる。水中にいるのにセララの声は普段と同じように羽海の耳に届いた。
『だいじょうぶ』
口の動きだけで羽海は答える。それでもセララには十分に伝わる。
「それじゃ行こうか」
羽海の手にするりと己の手を絡め、洞窟の更に奥を指すセララ。手首の内側から手を回し、まるで祈りを捧げるように手のひら同士を合わせて繋ぐ、俗にいう恋人繋ぎだ。何気なく行われたその行為に羽海は思わず身を固くする。
(手……手は繋がなくても……?!)
そんな羽海の心の声がセララには届いたのだろうか。いたずらっぽく笑ってセララは言った。
「今は誰も見てないからいいでしょ?」
そういう問題ではない。そういう問題ではないが、もしかしたらそれほどの問題でもないのかもしれない。羽海はあきらめて、セララの手に己の手を預け、洞窟の奥へと向かうことにした。
(きれい……別世界みたい)
洞窟の奥まで見通すことのできる澄んだ水。そのところどころに恋慕石柱の光が差し込み、まるでスポットライトを当てられたかのように水底が光り輝いている。そんな光景の中をふわりふわりと揺れたり、ふわりふわりと浮き沈みしながら散策する羽海とセララ。まるで夢を見ているような美しさと、陸上と同じように呼吸ができる環境は、臆病な羽海の心も軽やかにしたようだ。泳ぐことは苦手、潜るなどもっての他だと感じていた羽海も、いつの間にか今の状況が楽しくなっている。揺れる水草を眺めてみたり、水底の砂に埋まった美しい色合いの石を拾ってみたりと、普段に比べると1.3倍くらいの活動量を見せていた。
(ここは……全然……怖くないから……来てよかった、な)
一方のセララはというと、羽海ほど熱心に周囲に関心を向けてはいなかった。セララの視線が主に向かう場所、それは傍らの羽海の表情だ。いつもは長めの前髪に隠されがちな羽海の表情。しかし今は水が羽海の髪をふんわりと持ち上げ、周囲に興味を注ぐ羽海の表情をあらわにしている。水に揺れる赤毛、白い肌に弾ける恋慕石柱の光、好奇心に満ちたアメジストの瞳。
(人魚……いや、水中に舞う天使がいる!)
降り注ぐ光の中で羽海が振り返る。何かを思案するように小さく小首をかしげる。その何と美しいことか。セララの目には、羽海の背中に白く大きな羽根があるようにさえ見えた。
(ここが天国か……!)
いえ、水中洞窟です。しかしセララの気持ちは高まるばかりだ。
(くっ、写メりたい!)
水に濡れるかと思って携帯電話は置いてきてしまったことが悔やまれる。セララは、水中カメラの腕前を極めることをこっそりと胸に誓った。
「羽海ちゃん、楽しい?」
羽海の様子を見れば答えは分かっていたが、セララは敢えてそう訊ねてみる。もし楽しいと答えてもらえれば、またここに誘う口実ができる。またここに来れば、今度こそ羽海の姿を思う存分撮影できる。そんな気持ちも、もしかしたらどこかに潜んでいたのかもしれない。とはいえ羽海がいつも素直に答えてくれるとは限らないのだが……。
しかし羽海はセララの予想を裏切って、実に素直にうなずいた。
『うん、楽しい』
羽海の声は聞こえない。だが羽海の率直な答えとレア度MAXの微笑みはセララの心にストレートに響き、セララはあやうく小躍りしそうになった。
しばらく水中散策を楽しみ、水から上がった2人は夢想花の園で一息つくことにした。遺跡内にしか咲かない夢想花の花畑。洞窟の天井に開いた吹き抜けのような穴から明るい光が差し込んできて、水中洞窟とはまた違う非日常的な光景を作り上げている。
「本当に濡れたわけじゃないけど、やっぱり陽があると安心するね」
やすらぎの洞窟内では、ウィンクルムである2人は濡れるわけではない。息もできる。それでもやはり空気のある乾いた場所、太陽の自然な光が差す場所というのは本能的に安心するものだ。ほっと息をつきながらセララは羽海を振り返る。
「大丈夫?疲れてない?」
『疲れてはないけど、手が痛かった』
そう口を動かして、水の中でずっと繋いでいた手を振る羽海。白い指の間がほんのりと赤くなっているのが見てとれる。水から上がったときにもその変化に気づいて謝ってはいたのだが、セララは改めて羽海に頭を下げる。
「それはホントごめん! あまりの可愛さについ力を込めちゃって……」
可愛い、きれいだ、美しい。セララはいつも羽海の容姿に惜しみない賞賛を注ぐ。コンプレックスしかない容姿を褒められて、羽海も最初はセララの頭がどこかおかしいのではないかと感じていたのだが、いつの間にか諦めというか慣れというか、いちいち気にしない境地に達した。それどころか、こんな自分に諦めも飽きもせず、いつも側にいてくれることに、どことなく温かさと落ち着きを覚えるようにさえなっている。現に今も……。
「でも、ずっと繋いでることには怒らないんだ」
夢想花の園に着いてからずっと繋いでいる手。少し手に力を込めて、セララがそう言う。確かにそうだ。かつてはセララに触れられることすら拒否していた羽海。それが今は、まるで当たり前のように手を繋いで同じ時間を過ごすことができるようになっている。しかし改めてそれを指摘されれば気恥ずかしいものだ。
『!?そ、それは……むりやり離したくても……解けなかった、だけで……』
ぱっと手を振りほどく羽海。
『ていうか、気づいてたなら……離して……』
怒ったような表情を作ってはいるが、羽海の目を見ればそれが根っからの本心でないことが見てとれる。出会い、ウィンクルムとなってから過ごしてきた時間と、それがもたらした羽海の変化。あれほど頑なだった羽海が、今はこうして、まだ少し距離は残るけれども、セララの側にいてくれる。その事実がセララの胸を熱くした。
「羽海ちゃん、オレと結婚してください」
またいつものか……と冷えた目でセララを見る羽海。しかしセララは羽海の前にひざまずき、手近な夢想花を1本手折ると、それを羽海に差し出して続けた。
「今すぐじゃなくてもいい。キミに相応しい男になれるまで、何年でも何十年でも頑張るから!だからその時は……オレと結婚してください!!!」
いつもはおどけた表情を浮かべているセララの真面目な表情。そのあまりの真剣さに羽海も思わず真顔になる。そして気圧されるようにして頷いてしまった。
「……え?」
キョトンと目を丸くするセララ。
「いいの?マジで??」
ガバっと立ち上がったセララの言葉に、羽海はようやく自分が思わず頷いてしまっていたことに気がついた。
『ち、違…今のは…つい、勢いで…っ』
しかし、羽海の声なき声はセララの耳……というか目には届かない。なぜならセララは一人で快哉を叫びながら小躍りしているからだ。
「やったーーー神様ありがとうーー!!!」
(うぅ……。とんでもない、ことを……してしまった)
喜ぶセララと頭を抱える羽海。やがて少し落ち着きを取り戻したセララが羽海の元に戻ってくる。
「羽海ちゃん愛してる!!!」
はあ……と羽海はため息をつく。こんな顔をされてしまって、今更さっきのは間違いでしたとは言いにくい。それに、そもそもの問題として羽海にはまだ、好きだとか愛だとかの感情が分からない。だから、羽海がセララには今はまだ返せる言葉がない。それでも……それでも。
(……この人の、気持ちは……とても嬉しい……から……)
今、伝えることができる精一杯の言葉。
『ありがとう、セララ』
「……っ」
たった1つのシンプルな羽海の言葉。そして何より、言葉以上に気持ちを表す羽海の表情がダイレクトにセララの心臓を射抜いた。
(その顔は反則だよ……)
依頼結果:大成功
エピソード情報 | ||||||
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リザルト筆記GM | 白羽瀬 理宇 GM | 参加者一覧 | ||||
プロローグ筆記GM | なし |
|
エピソードの種類 | ハピネスエピソード | ||
対象神人 | 個別 | |||||
ジャンル | イベント | |||||
タイプ | イベント | |||||
難易度 | 特殊 | |||||
報酬 | 特殊 | |||||
出発日 | 2018年5月26日 |