プロローグ
ついに切って落とされた、オーガ達との最終決戦――。もしかしたら、世界は滅び、ウィンクルムも命を落としてしまうかもしれません。
命を落としてしまう前に、悔いのないように。
A.R.O.A.はウィンクルムの正式な結婚を認める運びとなりました!
そして、ウィンクルム達がお互いの気持ちを、本心を曝け出す場を用意しようと、
A.R.O.A.がウィンクルム達に少しの休暇と、リゾート地を提供しました!
プロポーズの場としても、デートの場としても利用可能です!
人々は、ウィンクルム達が向かう最終決戦に向けて、少しでも手助けになればと、快くリゾート地などの開放を行ってくれました。
最終決戦であることもあり、これまで助力をしてくれたスポットは提供をしてくださっています!
行きたかったけど行けなかった、という場所に行くのも、同じ場所に行くのも、良いかもしれません!
リゾート地は、すべてウィンクルム達の貸切!(一部リゾートホテルなどはスタッフがいらっしゃいます)。
ウィンクルム達のゴールイン・ひと時は、一体どのようなものになるのでしょうか!
プラン
アクションプラン
月岡 尊 (アルフレド=リィン) |
|
番号:34 用がある 暇なんだ。悪いか 呼出の言葉はそんなだったか 普段はしない料理など任せながら どうにも機を見出せず ただ時ばかり持て余す 食器、気になるか? 所帯を持っていた頃もあってな ツレの趣味だ とはいえ亡くした時、最低限以外は全て処分したが 今日の口はよく回る …肝心な事以外は 在り方も今も関係も 変えようとは思わない 事情も過去も内心も 教えようとは思わない …思わなかったんだ 考えていた 神人が俺≪男≫で無ければ アルは 普通に誰かと出会い 普通に恋をして 普通に幸せになったろう 縁に縛られる事も 関係性に思い悩む事も 面倒な相手に四苦八苦する事も無く なのに お前はくるくる表情を変えて 文句を言いながらも付き合って あくまで俺を理解ろうとする いつ終わりが来てもいい そう生きてきた筈なのに 渡したい物ができた …が、今はやはり機が掴めず 熱くて、目を逸らす …俺とて弱気になる時くらいある いつかなんて知らない けど、今は 誓われてやる。破るなよ? |
リザルトノベル
例えば明日、命を落としたとして。
それまでの人生が満たされて充足していれば悔いなんてない。
――なんてことは、あるのだろうか。
その問いには答える者もなく、また答えなど求めたところであまりに無駄だ。結局それを決めるのは自分自身なのだから。
だと言うのに、過ってしまう。アルフレド=リィンがそんなことを考えてしまうのは、ウィンクルムとしての決戦を目前に控えるゆえだろう。
大きな戦でどれだけが命を落とすことか。不安に思わないわけがない。
(だってのに……)
アルフレドの目には涙が滲んでいた。そしてその手には包丁が握られ、その刃先は玉葱に向けられている。
小気味よく響いていた包丁の音が途切れ途切れになる程に玉葱の刺激にやられながら、アルフレドは叫ぶ。心の中で。
(何でオレ飯作ってんの? それもミコトさん家で!)
ずだん! 思わず勢いよく振り下ろしてしまった刃をきちんと持ち直し、発散した分生まれてしまった空虚感にため息をつく。
その場所はパートナーである神人、月岡 尊の家であった。
遡れば小一時間ばかり前。尊からの突然の呼び出しがあったのだ。
『用がある。暇なんだ。悪いか』
悪くはない。むしろ、頼まれごとを任されるような信頼を得ているのなら、嬉しいことだ。
一体何事だろうと応じてみれば、一緒に買い物に行って尊の家に案内されて通されて。
何故だかキッチンに立っている。
何故だか料理をしている。
その間、尊はオフを満喫するかのごとくリビングで寛いでいた。
用、とは。
(そりゃあ家に上げる気になってくれたのは嬉しいけど)
尊という男は人を内側に踏み込ませない人間で、アルフレドもまた例外ではなかった。
ウィンクルムという関係性にありながら、一線引かれているのが、明確に理解できていた。
それが、こうして家に上げて貰えている。それそのものは、喜ばしいのだけれど。
切った材料をフライパンに移しながら、ちらりと尊を振り返る。
何を考えているのか、その顔を見たところで読めはしない。
アルフレドが直情型で機微に敏い自覚がないせいだろうか。いや、そもそも尊はそういう人間だった。
予想通りに殺風景な部屋は、淡々と事務的な彼の性格を反映したようだし。
予想以上に空っぽな冷蔵庫は、己の生活に頓着しない一面を表しているようだし。
予想外に可愛い食器には、少し驚いた。
驚いて、痛感する。
自分は、尊のことをあまりに知らなさすぎる。
それなりの時間を過ごしたはずなのに、未だ、何も。
(ホント何してんだろ……)
もしかしてただの暇潰しなのだろうか。それともこれにも何か意味があるのだろうか。
察せない己が悪いのだろうかと、可愛らしい皿を取り出して小さくため息をつく。
と。
「食器、気になるか?」
不意に、声を掛けられて。危うく取り落としそうになった皿をしっかりと受け止めて、そろりと振り返った。
先程までリビングで寛いでいたはずの尊が、ほど近い位置にいた。
皿と尊とを見比べて、素直にこくりと頷けば。
「所帯を持っていた頃もあってな。ツレの趣味だ」
ちらりと食器棚を一瞥して、尊は簡潔に答える。
「とはいえ亡くした時、最低限以外は全て処分したが」
続けられた言葉は、些かの重みを含んでいた。決して明るくはない話。
それは、アルフレドにとっては知らなかったわけではなく、それでも初めて『聞いた』話。
大切な誰かを亡くした記憶は決して幸せなものでは無いはずなのに、尊の口から直接聞けたことが、嬉しいと、感じてしまった。
不安げに曇って見えたアルフレドの表情が、僅かばかり明るさを取り戻すのを感じながら、尊は胸中で淀のようなものが疼くのを感じた。
(今日の口はよく回る……)
何でもないことのように昔の話を切り出して、取り留めのない話に繋げて。自然に、自然な振る舞いが出来ていた。
だけれど、肝心なことはずっと胸中で燻ったまま。呼び出して、機を伺って、けれど見い出せないまま時を持て余し、ようやっと声を掛けるに至ったと言うのに。
切り口の見つからない話題は、今はその時ではないのだと、仕舞い込めばいいだけだった。
必要があれば自然と紡げるようになるだろうと、折り合いをつけて片付けておけた。
今までは。
複雑な胸中に、尊は苦い顔をする。常にはない表情を気取ってか、アルフレドの表情もまた、驚きと興味が混ざったように変わる。
見透かされることなんてないと思っているのに、そうされることを願うような感情が、過る。
尊は、誰とどう関わったとて、己の在り方も今も関係も、変えようとは思わない。
事情も過去も内心も、教えようとは思わない。
――思わなかった。
それを覆させたのは、間違いなく、目の前のこの青年だ。
年下の、少し見上げる高さの青年を見据えるように見つめれば、青年は男の言葉を待つように微かに首を傾いだ。
まるで、促されたように。薄らと開いた唇から、声が、漏れた。
「考えていた」
ウィンクルムとして契約を結ぶべく相対した時から、少しずつ、ずっと。
この契約を結ぶ神人が俺でなければ――男で、なければ。
アルフレドは普通に誰かと出会い、普通に恋をして、普通に幸せになっただろう。
契約という縁に縛られることも、ウィンクルムとしての関係性に思い悩むことも、尊という面倒な相手に四苦八苦することも無く。
なかったことにできれば、それがお互いにとって一番だろうに。
一番だった、だろうに。
「お前はくるくる表情を変えて、文句を言いながらも付き合って。あくまで俺を理解ろうとする」
そんなアルフレドの振る舞いに、尊の価値観が塗り替えられた。
「いつ終わりが来てもいい。そう生きてきた筈なのに――」
どうしてくれると言いたげな尊の言葉に、アルフレドはその表情に驚きを湛えた。
神人と精霊で。
仕事仲間で相棒で。
そんな、関係性を表す言葉を、アルフレドは幾つか用意できていた。出来る程度には信頼があると、思えていた。
けれど、それ以上を求めたくなったのは、ああ、いつからだっただろう。
触れたい。欲求のままに、俯きそうになっている尊の頬に触れた。
「なァ」
間近で、その瞳を見つめる。逸らされない瞳の中に自分が映っていることを見つけて覚える嬉しさは、今まで用意していた関係性に合致するものだろうか。
「いつか、アンタが好きだって、そんな時が来たら――」
紡ぐ言葉に、目の前の瞳が揺れるのを見た。
それは動揺ではあったけれど、拒絶ではなくて。
(ほらまた、知らない顔)
尊の事は、まだ知らないことが多い。こんな顔をすることだって、今初めて知ったのだ。
何でも涼しい顔でそつなくこなし、いつだって先を見て歩く人。
超えたい人。
隣に立って胸を張って笑える程度で良かったのに、最近では、愛おしく、踏み込みたくなっていた。
そんな彼の内側に少しでも入り込めていたことを知って、アルフレドは、つい、表情を和らげて見つめていた。
「明日死んだとして、悔いないかなんて分からない。ただ、今は誓う」
満足とも、充足とも違うこの感覚は、安っぽい言葉をあてがうなら、希望と言うべきだろうか。
「何処へ迄とも、オレはアンタと共にある」
不安なんてない。この人と一緒なら。
「だから、そんな顔すんなよ、ミコトさん」
晴れ晴れとしたアルフレドを、眩しいものを見るような目で見つめていた。
どんな顔をしているのか、なんて。自分ではもう分からない。ただ、目の奥が熱くなるのを感じて、目を逸らしていた。
「……俺とて弱気になる時くらいある」
渡したいものが出来たけれど、やはり機は掴めないまま。
渡してしまえば、それこそ、未練すらも精算してしまうような気がしたのだろうか。
けれど不思議と、ずっと胸中に感じていた淀は、晴れていた。
「いつかなんて知らない。けど、今は」
熱を感じる頬の手に、手を重ねて。もう一度見上げる。今度こそ、見据えるように。
「誓われてやる。破るなよ?」
そう言った尊の顔は、いつもと同じで、けれどほんの少し、感情という熱を帯びて。
見つけたアルフレドが浮かべたのは、晴れやかな笑顔だった。
それまでの人生が満たされて充足していれば悔いなんてない。
――なんてことは、あるのだろうか。
その問いには答える者もなく、また答えなど求めたところであまりに無駄だ。結局それを決めるのは自分自身なのだから。
だと言うのに、過ってしまう。アルフレド=リィンがそんなことを考えてしまうのは、ウィンクルムとしての決戦を目前に控えるゆえだろう。
大きな戦でどれだけが命を落とすことか。不安に思わないわけがない。
(だってのに……)
アルフレドの目には涙が滲んでいた。そしてその手には包丁が握られ、その刃先は玉葱に向けられている。
小気味よく響いていた包丁の音が途切れ途切れになる程に玉葱の刺激にやられながら、アルフレドは叫ぶ。心の中で。
(何でオレ飯作ってんの? それもミコトさん家で!)
ずだん! 思わず勢いよく振り下ろしてしまった刃をきちんと持ち直し、発散した分生まれてしまった空虚感にため息をつく。
その場所はパートナーである神人、月岡 尊の家であった。
遡れば小一時間ばかり前。尊からの突然の呼び出しがあったのだ。
『用がある。暇なんだ。悪いか』
悪くはない。むしろ、頼まれごとを任されるような信頼を得ているのなら、嬉しいことだ。
一体何事だろうと応じてみれば、一緒に買い物に行って尊の家に案内されて通されて。
何故だかキッチンに立っている。
何故だか料理をしている。
その間、尊はオフを満喫するかのごとくリビングで寛いでいた。
用、とは。
(そりゃあ家に上げる気になってくれたのは嬉しいけど)
尊という男は人を内側に踏み込ませない人間で、アルフレドもまた例外ではなかった。
ウィンクルムという関係性にありながら、一線引かれているのが、明確に理解できていた。
それが、こうして家に上げて貰えている。それそのものは、喜ばしいのだけれど。
切った材料をフライパンに移しながら、ちらりと尊を振り返る。
何を考えているのか、その顔を見たところで読めはしない。
アルフレドが直情型で機微に敏い自覚がないせいだろうか。いや、そもそも尊はそういう人間だった。
予想通りに殺風景な部屋は、淡々と事務的な彼の性格を反映したようだし。
予想以上に空っぽな冷蔵庫は、己の生活に頓着しない一面を表しているようだし。
予想外に可愛い食器には、少し驚いた。
驚いて、痛感する。
自分は、尊のことをあまりに知らなさすぎる。
それなりの時間を過ごしたはずなのに、未だ、何も。
(ホント何してんだろ……)
もしかしてただの暇潰しなのだろうか。それともこれにも何か意味があるのだろうか。
察せない己が悪いのだろうかと、可愛らしい皿を取り出して小さくため息をつく。
と。
「食器、気になるか?」
不意に、声を掛けられて。危うく取り落としそうになった皿をしっかりと受け止めて、そろりと振り返った。
先程までリビングで寛いでいたはずの尊が、ほど近い位置にいた。
皿と尊とを見比べて、素直にこくりと頷けば。
「所帯を持っていた頃もあってな。ツレの趣味だ」
ちらりと食器棚を一瞥して、尊は簡潔に答える。
「とはいえ亡くした時、最低限以外は全て処分したが」
続けられた言葉は、些かの重みを含んでいた。決して明るくはない話。
それは、アルフレドにとっては知らなかったわけではなく、それでも初めて『聞いた』話。
大切な誰かを亡くした記憶は決して幸せなものでは無いはずなのに、尊の口から直接聞けたことが、嬉しいと、感じてしまった。
不安げに曇って見えたアルフレドの表情が、僅かばかり明るさを取り戻すのを感じながら、尊は胸中で淀のようなものが疼くのを感じた。
(今日の口はよく回る……)
何でもないことのように昔の話を切り出して、取り留めのない話に繋げて。自然に、自然な振る舞いが出来ていた。
だけれど、肝心なことはずっと胸中で燻ったまま。呼び出して、機を伺って、けれど見い出せないまま時を持て余し、ようやっと声を掛けるに至ったと言うのに。
切り口の見つからない話題は、今はその時ではないのだと、仕舞い込めばいいだけだった。
必要があれば自然と紡げるようになるだろうと、折り合いをつけて片付けておけた。
今までは。
複雑な胸中に、尊は苦い顔をする。常にはない表情を気取ってか、アルフレドの表情もまた、驚きと興味が混ざったように変わる。
見透かされることなんてないと思っているのに、そうされることを願うような感情が、過る。
尊は、誰とどう関わったとて、己の在り方も今も関係も、変えようとは思わない。
事情も過去も内心も、教えようとは思わない。
――思わなかった。
それを覆させたのは、間違いなく、目の前のこの青年だ。
年下の、少し見上げる高さの青年を見据えるように見つめれば、青年は男の言葉を待つように微かに首を傾いだ。
まるで、促されたように。薄らと開いた唇から、声が、漏れた。
「考えていた」
ウィンクルムとして契約を結ぶべく相対した時から、少しずつ、ずっと。
この契約を結ぶ神人が俺でなければ――男で、なければ。
アルフレドは普通に誰かと出会い、普通に恋をして、普通に幸せになっただろう。
契約という縁に縛られることも、ウィンクルムとしての関係性に思い悩むことも、尊という面倒な相手に四苦八苦することも無く。
なかったことにできれば、それがお互いにとって一番だろうに。
一番だった、だろうに。
「お前はくるくる表情を変えて、文句を言いながらも付き合って。あくまで俺を理解ろうとする」
そんなアルフレドの振る舞いに、尊の価値観が塗り替えられた。
「いつ終わりが来てもいい。そう生きてきた筈なのに――」
どうしてくれると言いたげな尊の言葉に、アルフレドはその表情に驚きを湛えた。
神人と精霊で。
仕事仲間で相棒で。
そんな、関係性を表す言葉を、アルフレドは幾つか用意できていた。出来る程度には信頼があると、思えていた。
けれど、それ以上を求めたくなったのは、ああ、いつからだっただろう。
触れたい。欲求のままに、俯きそうになっている尊の頬に触れた。
「なァ」
間近で、その瞳を見つめる。逸らされない瞳の中に自分が映っていることを見つけて覚える嬉しさは、今まで用意していた関係性に合致するものだろうか。
「いつか、アンタが好きだって、そんな時が来たら――」
紡ぐ言葉に、目の前の瞳が揺れるのを見た。
それは動揺ではあったけれど、拒絶ではなくて。
(ほらまた、知らない顔)
尊の事は、まだ知らないことが多い。こんな顔をすることだって、今初めて知ったのだ。
何でも涼しい顔でそつなくこなし、いつだって先を見て歩く人。
超えたい人。
隣に立って胸を張って笑える程度で良かったのに、最近では、愛おしく、踏み込みたくなっていた。
そんな彼の内側に少しでも入り込めていたことを知って、アルフレドは、つい、表情を和らげて見つめていた。
「明日死んだとして、悔いないかなんて分からない。ただ、今は誓う」
満足とも、充足とも違うこの感覚は、安っぽい言葉をあてがうなら、希望と言うべきだろうか。
「何処へ迄とも、オレはアンタと共にある」
不安なんてない。この人と一緒なら。
「だから、そんな顔すんなよ、ミコトさん」
晴れ晴れとしたアルフレドを、眩しいものを見るような目で見つめていた。
どんな顔をしているのか、なんて。自分ではもう分からない。ただ、目の奥が熱くなるのを感じて、目を逸らしていた。
「……俺とて弱気になる時くらいある」
渡したいものが出来たけれど、やはり機は掴めないまま。
渡してしまえば、それこそ、未練すらも精算してしまうような気がしたのだろうか。
けれど不思議と、ずっと胸中に感じていた淀は、晴れていた。
「いつかなんて知らない。けど、今は」
熱を感じる頬の手に、手を重ねて。もう一度見上げる。今度こそ、見据えるように。
「誓われてやる。破るなよ?」
そう言った尊の顔は、いつもと同じで、けれどほんの少し、感情という熱を帯びて。
見つけたアルフレドが浮かべたのは、晴れやかな笑顔だった。
依頼結果:大成功
エピソード情報 | ||||||
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リザルト筆記GM | 錘里 GM | 参加者一覧 | ||||
プロローグ筆記GM | なし |
|
エピソードの種類 | ハピネスエピソード | ||
対象神人 | 個別 | |||||
ジャンル | イベント | |||||
タイプ | イベント | |||||
難易度 | 特殊 | |||||
報酬 | 特殊 | |||||
出発日 | 2018年5月26日 |