プラン
アクションプラン
吉坂心優音 (五十嵐晃太) |
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13 【必殺技:朱雀返し(打球が相手コートに急激に落ち全く跳ねないカウンター 夢幻クローバー(ラケットの先端で打つ事によりコート内の何処にボールが落ちるか分からない】 晃ちゃん晃ちゃん! ここって屋内スポーツにテニスもある場所だよねぇ!? すごぉい! もしかしてここでテニスするの!? やったー! 今日こそは負けないよぉ?(ニコ ☆テニス しっかりと準備運動したら、軽くアップしにラリーしよ♪ んじゃあたしから行くよー! (数十分程ラリーをする) うんだいぶ温まった♪ わぁーい♪ 試合だ試合だー♪(ニコニコ (試合をしようとすると、マナー・ガラの悪い連中に絡まれダブルス勝負をし撃退 うふふふふっ皆で楽しんでるテニスを侮辱し、邪魔をするなんて、よっぽど殺られたいんだねぇ……?(邪神降臨 お望みなら、あたし達が相手になってあげる 油断してると、痛い目見るから気をつけた方が良いよ(ニッコリ ☆勝利 ねぇ、テニスって楽しいでしょ? 又やろうね! |
リザルトノベル
●お互いに好きなもの
タブロス市新市街北部リンボにあるアジアン直轄の大型ゲームセンター『ウルビスゲームワールド』に隣接した施設漫画喫茶『遊遊自適』。
吉坂心優音とその精霊であり婚約者の五十嵐晃太がそこを訪れていた。
「晃ちゃん晃ちゃん!」
ん? という声と共に心優音の輝いた顔に視線を送る。
「ここって屋内スポーツにテニスもある場所だよねぇ!?」
それはもちろん調査済みやで!と得意気に鼻を鳴らす晃太。
さすが晃ちゃん! と心優音の顔はエメラルド色の瞳を輝かせる。
2人は大学でテニスサークルに所属しているほどのテニス好き。
「すごぉい! もしかしてここでテニスするの!?」
両手を胸元へと寄せると体を上下に小刻みに揺らす心優音。
晃太は心優音の様子に両方の口角を大きく上げ一つのチケットを取り出す。
「兄貴から行けんくなったからってもろうとってん!」
チケットをヒラヒラと靡かせると、心優音の眼前へと突き出した。
そこには屋内テニスコート使用券の文字。
「屋内やけどテニスコートある言うからな、来てみたんや」
そういうことでこの場所でのデートを選んだのだと晃太は言う。
晃太の気持ちに一度ピョンとウサギのように心優音は跳ねると、
「やったー! 今日こそは負けないよぉ?」
心優音は体全体を使い笑顔と共に喜びを表現すると、少し腰を曲げて晃太に右手人差し指を付きたてウィンクする。
「何言うとるん、俺かて負けへんでー!」
腕を組むと晃太は彼女に笑顔を向けた。
室内テニスコートへとやってきた2人。
早速と2人は並び合って準備体操を始める。お互いの背中を合わせ手を握り合いながらのストレッチも加えつつ。
「軽くアップしにラリーしよ♪」
「おー、ほな早速軽くアップがてらラリーでもするかぁ!」
2人の考えていることは同じこと。
対面するようにコートに入ると、
「んじゃあたしから行くよー!」
心優音はテニスボールをポンポンと床に数回打ちつけた。
「OK! どーんと来いやー!」
ボールを天高く放るとラケットを振り上げる。
アップのため心優音はいつもの半分の力でスマッシュを打つ。
心優音のテンポを理解している晃太は合わせるようにラケットにボールを捉えるとゆっくりとしたストロークで打ち返す。
「ほなそろそろ温まった頃合やろ? 」
数十分ラリーを続けたところで晃太は心優音に聞こえるように声を掛けた。
「うんだいぶ温まった♪」
晃太の打ったボールを軽くいなすと心優音は肩に掛けてあったタオルで額に薄っすらと浮んでいる汗を拭う。
同じく晃太もタオルで首の汗をふき取ると瞳を細める。
「試合しよか!」
「わぁーい♪ 試合だ試合だー♪」
晃太の言葉に心優音はピョンピョンとその場で跳ねて喜びを表し満面の笑みを浮かべた。
しかしそこに男2人組みの影が近寄ってきていた。
●必殺炸裂!愛のスマッシュ!!
「何イチャコラしながら玉遊びしてんだよ」
「こんなガキより、俺たちと楽しいことしようぜ!玉遊びしてもつまんねーだろ」
男達は心優音に気持ち悪い視線を送るのだが……。
「……うふふふふっ」
次々とテニスを貶すような言葉を並べてくる男達に心優音の顔付きが変わる。
「皆で楽しんでるテニスを侮辱し、邪魔をするなんて、よっぽど殺られたいんだねぇ……?」
心優音は笑顔になりつつもその周りにはどす黒い怒りのオーラを纏う。
「お嬢ちゃん……俺もやったことあっけどさ、マスターしちゃってー楽しくなかったわけよ」
「俺達に勝てるとか?」
男達は顔を見合わせるとその場で大笑いを始める。
言葉を聞き心優音は強く拳を握り締めると、
「お望みなら、あたし達が相手になってあげる」
ビシっと持っていたラケットを男達に突きつける。
「なぁなぁお兄さん方、悪いんやけどあんまし俺らをなめへん方がえぇよ?」
その様子に晃太はニヤリと口角を上げるが、その緑色の瞳は笑っていなかった。
「威勢がいいじゃねーかよ、ガキが」
晃太に鋭い目つきで男が言うが、そんな視線を気にする2人ではない。
その男達に負けないぐらいの視線を心優音は送り、
「油断してると、痛い目見るから気をつけた方が良いよ」
突きつけたラケットを下ろす。
「お嬢ちゃんも威勢がいいねー。じゃあ一つ試合してもらうぞ、こっちが勝ったらお嬢ちゃんは1日俺達と遊んでもらうぜ!」
心優音はきびすを返すと、男達と反対のコートへと歩んでいく。
晃太も続いて歩こうと踏み出そうとする前に男達に近寄る。
「俺らが大好きなテニスを侮辱した罪、しかと償ってもらうわ」
その言葉と共に晃太は怒りの眼差しを向ける。そして更に続けて薄っすらと笑みを浮かべながら晃太は男達にしか聞こえないドスの効いた声で言う。
「ガキと女だからって油断しとると痛い目見るで、あんさんら?」
晃太は侮辱万死に値すると、そしてもちろん心優音にも近付けさせないという想いを胸に心優音の下へと向かった。
試合は男達のサービスから始まる。
相手の男達もそれなりの手練れではあるようで……男は中々のサービスを打ってくる。
しかしそのボールをなんなく晃太はクロスボールする。
うまく相手の裏を付き先取する。
再び男がサービスを打つ。中々の威力とスピードが心優音を狙い真っ直ぐに打ち込まれるが、
「朱雀返し」
心優音の打ったボールは相手コートに急激に落ちると、全く跳ねることはなくカウンターに成功する。
これで30-0(サーティ・ラブ)。
男は軽く舌打ちをするとサービスを打つ。
暫くラリーが続くと、男達は2人の裏を付く攻撃を仕掛けてきた。
ボールは今までの威力を遥かに超え2人の居る逆側へと迫ってくる。
晃太はシノビ特有の動きを見せる!そう!瞬間移動である。
一瞬にしてその場に現れるとボールの威力を消さずに打球を返した。
40-0(フォーティ・ラブ)。
さすがに男達も疲れを見せ始め残る1ポイントを難なく決める。
1ゲーム終了、これで心優音と晃太は1セット勝ち取った。
そして男達は2人に振り回され、息が上がっている。
2ゲーム目の開始である。
「蘭夢」
晃太が言うと、物凄い回転がかかりコートへ落ちるとボールは止まってしまった。
相手はラケットにボールを触れさせることが出来ずそれはサービスエースとなる。
15-0(フィフティーン・ラブ)。
男達は苦虫を噛む表情……力量差は明確!
しかし男達も黙っていない!
晃太がサービスを打てば、バックハンドでアンダースピンで打ち返してきた。
それは2人の真横を通り、通り過ぎる……。
15-15(フィフティーン・オール)
相手に得点を許してしまった。
男達はニヤリと笑いながらこちらを見ている。
「やるやないか……」
心優音はスタンスを整える。
ラケットを持ち構えると、晃太は天高くボールを上げ綺麗な弧を描きながらラケットを振る。
ハイボレーで打ち返されると頭上高くボールが返って来る。
晃太は瞳をキラリと光らせると、
「幻有夢現」
晃太は相手の死角を確実に狙うスマッシュを打ち込んだ。
綺麗に死角に入り、30-15(サーティ・フィフティーン)。
晃太がサービスを打つと男が渾身の力で返してくる。
数分ラリーが続き、返って来るボールは全て渾身のもの。
しかし心優音も晃太も相手に手を緩めることはなかった!
ラリーが続き晃太渾身のスマッシュが決まる。
40-15(フォーティ・フィフティーン)。
「あと1ポイント……うふふ、痛い目見るって言ったよ♪」
晃太がサービスを鋭く打つと、男達はヘロヘロなボレーを打ち返してきた。
そこを見逃すことは無い……心優音は高くジャンプすると、
「夢幻クローバー!これで終わりよ!!」
大きくそう言い、ラケットの先端でボールを打ちコート内の何処にボールが落ちるか分からない球筋で相手コートへとボールは進んでいく。
「な、なんだ!」
「ボールが見えねー!」
あらゆるところにボールが見え、それは魔球のようだった。
スパーン!という音と共に左奥サイドラインにボールは落ちる。
ゲームセット……心優音と晃太の圧勝である。
男達はうな垂れていた。コートに両手を付き男泣き。
「ねぇ、テニスって楽しいでしょ?」
男達を覗き込むように心優音は言った。
「いやーめっちゃ楽しかったわー!」
続き晃太も言う。
2人はさわやか笑顔である。
「御見それしました」
「完敗です……」
心優音と晃太は顔を見合わせ笑い合う。
晃太は男達の肩を軽く叩くと、
「お兄さん方又やろな!」
ニカっと笑い覗き込む。
「又やろうね!」
心優音も笑顔でそう言うと、2人は歩き出す。
「みゆ!アイス食べて帰らへんか?」
「賛成!アイス♪」
楽しそうな2人の背中を男達は見送っていた。
阿吽の呼吸で勝利した2人、その呼吸は乱れることはない。
手を取り合いこれからもお互いを想い前へ前へと歩んでいくことだろう。
タブロス市新市街北部リンボにあるアジアン直轄の大型ゲームセンター『ウルビスゲームワールド』に隣接した施設漫画喫茶『遊遊自適』。
吉坂心優音とその精霊であり婚約者の五十嵐晃太がそこを訪れていた。
「晃ちゃん晃ちゃん!」
ん? という声と共に心優音の輝いた顔に視線を送る。
「ここって屋内スポーツにテニスもある場所だよねぇ!?」
それはもちろん調査済みやで!と得意気に鼻を鳴らす晃太。
さすが晃ちゃん! と心優音の顔はエメラルド色の瞳を輝かせる。
2人は大学でテニスサークルに所属しているほどのテニス好き。
「すごぉい! もしかしてここでテニスするの!?」
両手を胸元へと寄せると体を上下に小刻みに揺らす心優音。
晃太は心優音の様子に両方の口角を大きく上げ一つのチケットを取り出す。
「兄貴から行けんくなったからってもろうとってん!」
チケットをヒラヒラと靡かせると、心優音の眼前へと突き出した。
そこには屋内テニスコート使用券の文字。
「屋内やけどテニスコートある言うからな、来てみたんや」
そういうことでこの場所でのデートを選んだのだと晃太は言う。
晃太の気持ちに一度ピョンとウサギのように心優音は跳ねると、
「やったー! 今日こそは負けないよぉ?」
心優音は体全体を使い笑顔と共に喜びを表現すると、少し腰を曲げて晃太に右手人差し指を付きたてウィンクする。
「何言うとるん、俺かて負けへんでー!」
腕を組むと晃太は彼女に笑顔を向けた。
室内テニスコートへとやってきた2人。
早速と2人は並び合って準備体操を始める。お互いの背中を合わせ手を握り合いながらのストレッチも加えつつ。
「軽くアップしにラリーしよ♪」
「おー、ほな早速軽くアップがてらラリーでもするかぁ!」
2人の考えていることは同じこと。
対面するようにコートに入ると、
「んじゃあたしから行くよー!」
心優音はテニスボールをポンポンと床に数回打ちつけた。
「OK! どーんと来いやー!」
ボールを天高く放るとラケットを振り上げる。
アップのため心優音はいつもの半分の力でスマッシュを打つ。
心優音のテンポを理解している晃太は合わせるようにラケットにボールを捉えるとゆっくりとしたストロークで打ち返す。
「ほなそろそろ温まった頃合やろ? 」
数十分ラリーを続けたところで晃太は心優音に聞こえるように声を掛けた。
「うんだいぶ温まった♪」
晃太の打ったボールを軽くいなすと心優音は肩に掛けてあったタオルで額に薄っすらと浮んでいる汗を拭う。
同じく晃太もタオルで首の汗をふき取ると瞳を細める。
「試合しよか!」
「わぁーい♪ 試合だ試合だー♪」
晃太の言葉に心優音はピョンピョンとその場で跳ねて喜びを表し満面の笑みを浮かべた。
しかしそこに男2人組みの影が近寄ってきていた。
●必殺炸裂!愛のスマッシュ!!
「何イチャコラしながら玉遊びしてんだよ」
「こんなガキより、俺たちと楽しいことしようぜ!玉遊びしてもつまんねーだろ」
男達は心優音に気持ち悪い視線を送るのだが……。
「……うふふふふっ」
次々とテニスを貶すような言葉を並べてくる男達に心優音の顔付きが変わる。
「皆で楽しんでるテニスを侮辱し、邪魔をするなんて、よっぽど殺られたいんだねぇ……?」
心優音は笑顔になりつつもその周りにはどす黒い怒りのオーラを纏う。
「お嬢ちゃん……俺もやったことあっけどさ、マスターしちゃってー楽しくなかったわけよ」
「俺達に勝てるとか?」
男達は顔を見合わせるとその場で大笑いを始める。
言葉を聞き心優音は強く拳を握り締めると、
「お望みなら、あたし達が相手になってあげる」
ビシっと持っていたラケットを男達に突きつける。
「なぁなぁお兄さん方、悪いんやけどあんまし俺らをなめへん方がえぇよ?」
その様子に晃太はニヤリと口角を上げるが、その緑色の瞳は笑っていなかった。
「威勢がいいじゃねーかよ、ガキが」
晃太に鋭い目つきで男が言うが、そんな視線を気にする2人ではない。
その男達に負けないぐらいの視線を心優音は送り、
「油断してると、痛い目見るから気をつけた方が良いよ」
突きつけたラケットを下ろす。
「お嬢ちゃんも威勢がいいねー。じゃあ一つ試合してもらうぞ、こっちが勝ったらお嬢ちゃんは1日俺達と遊んでもらうぜ!」
心優音はきびすを返すと、男達と反対のコートへと歩んでいく。
晃太も続いて歩こうと踏み出そうとする前に男達に近寄る。
「俺らが大好きなテニスを侮辱した罪、しかと償ってもらうわ」
その言葉と共に晃太は怒りの眼差しを向ける。そして更に続けて薄っすらと笑みを浮かべながら晃太は男達にしか聞こえないドスの効いた声で言う。
「ガキと女だからって油断しとると痛い目見るで、あんさんら?」
晃太は侮辱万死に値すると、そしてもちろん心優音にも近付けさせないという想いを胸に心優音の下へと向かった。
試合は男達のサービスから始まる。
相手の男達もそれなりの手練れではあるようで……男は中々のサービスを打ってくる。
しかしそのボールをなんなく晃太はクロスボールする。
うまく相手の裏を付き先取する。
再び男がサービスを打つ。中々の威力とスピードが心優音を狙い真っ直ぐに打ち込まれるが、
「朱雀返し」
心優音の打ったボールは相手コートに急激に落ちると、全く跳ねることはなくカウンターに成功する。
これで30-0(サーティ・ラブ)。
男は軽く舌打ちをするとサービスを打つ。
暫くラリーが続くと、男達は2人の裏を付く攻撃を仕掛けてきた。
ボールは今までの威力を遥かに超え2人の居る逆側へと迫ってくる。
晃太はシノビ特有の動きを見せる!そう!瞬間移動である。
一瞬にしてその場に現れるとボールの威力を消さずに打球を返した。
40-0(フォーティ・ラブ)。
さすがに男達も疲れを見せ始め残る1ポイントを難なく決める。
1ゲーム終了、これで心優音と晃太は1セット勝ち取った。
そして男達は2人に振り回され、息が上がっている。
2ゲーム目の開始である。
「蘭夢」
晃太が言うと、物凄い回転がかかりコートへ落ちるとボールは止まってしまった。
相手はラケットにボールを触れさせることが出来ずそれはサービスエースとなる。
15-0(フィフティーン・ラブ)。
男達は苦虫を噛む表情……力量差は明確!
しかし男達も黙っていない!
晃太がサービスを打てば、バックハンドでアンダースピンで打ち返してきた。
それは2人の真横を通り、通り過ぎる……。
15-15(フィフティーン・オール)
相手に得点を許してしまった。
男達はニヤリと笑いながらこちらを見ている。
「やるやないか……」
心優音はスタンスを整える。
ラケットを持ち構えると、晃太は天高くボールを上げ綺麗な弧を描きながらラケットを振る。
ハイボレーで打ち返されると頭上高くボールが返って来る。
晃太は瞳をキラリと光らせると、
「幻有夢現」
晃太は相手の死角を確実に狙うスマッシュを打ち込んだ。
綺麗に死角に入り、30-15(サーティ・フィフティーン)。
晃太がサービスを打つと男が渾身の力で返してくる。
数分ラリーが続き、返って来るボールは全て渾身のもの。
しかし心優音も晃太も相手に手を緩めることはなかった!
ラリーが続き晃太渾身のスマッシュが決まる。
40-15(フォーティ・フィフティーン)。
「あと1ポイント……うふふ、痛い目見るって言ったよ♪」
晃太がサービスを鋭く打つと、男達はヘロヘロなボレーを打ち返してきた。
そこを見逃すことは無い……心優音は高くジャンプすると、
「夢幻クローバー!これで終わりよ!!」
大きくそう言い、ラケットの先端でボールを打ちコート内の何処にボールが落ちるか分からない球筋で相手コートへとボールは進んでいく。
「な、なんだ!」
「ボールが見えねー!」
あらゆるところにボールが見え、それは魔球のようだった。
スパーン!という音と共に左奥サイドラインにボールは落ちる。
ゲームセット……心優音と晃太の圧勝である。
男達はうな垂れていた。コートに両手を付き男泣き。
「ねぇ、テニスって楽しいでしょ?」
男達を覗き込むように心優音は言った。
「いやーめっちゃ楽しかったわー!」
続き晃太も言う。
2人はさわやか笑顔である。
「御見それしました」
「完敗です……」
心優音と晃太は顔を見合わせ笑い合う。
晃太は男達の肩を軽く叩くと、
「お兄さん方又やろな!」
ニカっと笑い覗き込む。
「又やろうね!」
心優音も笑顔でそう言うと、2人は歩き出す。
「みゆ!アイス食べて帰らへんか?」
「賛成!アイス♪」
楽しそうな2人の背中を男達は見送っていた。
阿吽の呼吸で勝利した2人、その呼吸は乱れることはない。
手を取り合いこれからもお互いを想い前へ前へと歩んでいくことだろう。
依頼結果:大成功
エピソード情報 | ||||||
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リザルト筆記GM | 草壁楓 GM | 参加者一覧 | ||||
プロローグ筆記GM | なし |
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エピソードの種類 | ハピネスエピソード | ||
対象神人 | 個別 | |||||
ジャンル | イベント | |||||
タイプ | イベント | |||||
難易度 | 特殊 | |||||
報酬 | 特殊 | |||||
出発日 | 2017年5月13日 |