プラン
アクションプラン
和泉 羽海 (セララ) |
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番号:3 アートアクアリウム…噂には聞いてたけど…すごい綺麗… 金魚の国に…迷い込んだみたい… 何もしなくても寄ってくるとか…イケメンは金魚にも通じるのか… 金と赤の色が似てるけど…それ自分で言う…? (一匹だけ地味な金魚を見つけて 煌びやかな世界に…一匹だけ…なんだか似合わない… まるで…あたし、みたい…… …!!びっくりした……ていうか、他人に言われるとムカつくんだけど… 本当だ…そうやって見れば全然……地味なんかじゃない…むしろ… …なんであたしに向かって言うんだろう??(きょとん 少し…寂しそうだったけど…どうしてだろ…? ……あ(金魚達が仲睦まじさを見て気づく だって…いつも…ストレートにいうから… ていうか、この人落ち込む(?)ことあるんだ… 精霊の服の裾をつまんで 『はぐれると…困る…から』 この人が…あたしのことで一喜一憂してくれるのが… ちょっと嬉しい…なんて、思うの…あたし、嫌な子…かな 『叫ぶのはやめて |
リザルトノベル
●金魚とお日様と赤茶の輪舞
氷をテーマに、氷河やつららに見立てたセット、オブジェや床、それら全てが水槽になっており
緩やかに金魚たちが泳いでいる。
水族館『遊漁』内にあるアートアクアリウム。
セットのイメージによって時に鮮やかに、時に幻想的に照らされるスポットの光も金魚たちは気にしない。
自分たちを覗き込む沢山の人間がいるのも知ってか知らずか仲間たちと戯れて、
気づかぬうちにまるで花びらが舞うような演出となっては見る者たちを魅了する。
この場にいる人々は金魚をゆったりと眺めているので、窮屈さや雑音などは感じなかった。
和泉 羽海 にとっては、人が多くとも人酔いしない、貴重なスポットかもしれない。
今年もこの日を羽海ちゃんと過ごせるなんて! 最高に幸せ!!
セララにとっては、この特別な日に羽海が二人でのお出かけ、つまりデートをOKしてくれただけで
天にも昇る気分である。
昨年はクリスマスムードを一緒に楽しみたいのもあり、人通りの多いショッピングへ連れ出した。
最終的には彼女も楽しんでくれていた気がするけれど、それでもやっぱり、少しでも彼女が落ち着けそうな兼ムードのある場所にしてあげたいのもあり(一部願望込み)。
たまたま目についた、モデル事務所の壁のアクアリウム宣伝ポスターを、ここイイ感じじゃない!? と
引っぺがして羽海をお誘いしたわけである。
そんな羽海はというと、ぼ~っと天井を見上げたりオブジェの中の金魚を見つめたりと彼女なりに楽しんでいる様だった。
よし! つかみはオッケー!
いつも通り彼女の歩調に合わせて隣に並んだ。
アートアクアリウム……噂には聞いてたけど……すごい綺麗……金魚の国に……迷い込んだみたい……。
絵画を見るように、じぃっと、ゆっくりと、羽海は目につく金魚たちを観察する。
「金魚ってあんまり興味なかったけど、けっこう色んな種類がいるんだね~」
……1匹1匹、よく見ればこんなに個性的な金魚たちをつかまえて、この人はじゃあどうしてここを選んだのだろう。
ついぞそんな思考が、声なき口を途切れ途切れに動かす。
しっかりとその唇の動きを読んでは、自信満々に笑顔で答えるセララ。
「クリスマスの水族館ってまた綺麗だと思ってさ。でも予想以上だった。
まさか金魚までこんなに幻想的で、それと見つめ合う羽海ちゃんをアートな女神に魅せるなんて
ここを選んだオレぐっじょぶ!!」
何度でも言う。この人、頭大丈夫かな。
ちょっとは、一緒に居たい、隣にいてくれると楽しい、っていう気持ちが出てきたのは認めるけれど。
もっと仲良くなりたいってお願いしちゃったのは、はやまったかな……。
金魚と向かい合ったまま悩む羽海を他所に、セララは羽海が見つめる先の水槽を覗き込んで、
赤い瞳ごと首を左右に動かしてみる。
至る所にあるライトの光を反射しキラキラさせた、セララのお日様色の髪を追うように、
金魚が右、左、と体くねらせ後に続いた。
「あはは、近寄ってきた! 可愛いなぁ~」
何もしなくても寄ってくるとか……イケメンは金魚にも通じるのか……。
人より動植物の方が好ましい羽海、金魚がセララに懐いたように見えてちょっぴり羨ましく感じたり。
「あ、この子、オレに似てない?! イケメンだね!」
金と赤の色が似てるけど……それ自分で言う……?
背びれから頭にかけて金色の、顔周辺が赤色の、スラリと大きい金魚。確かに綺麗だとは思うものの。
自覚のあるイケメンはツッコミが追い付かない、気にせず自分は楽しもう。
羽海は放置プレイを覚えた。
●育まれる感情
まだ金魚と何か会話しているふうのセララを置いて進路の先へ、次のオブジェへと歩いて行く。
つららを摸した逆二等辺三角形の水晶のような水槽が、小さな白色ライトに淡く照らされている。
その中には緑の海藻がたなびき、その間を赤金白のコントラストたちが縫うように泳いでいた。
ふと羽海は海藻が密集した隙間を泳ぐくすんだ赤茶色の、他の金魚たちに比べやや見劣りしそうな
小さな金魚に目をとめる。
―― 煌びやかな世界に……一匹だけ……なんだか似合わない……まるで……あたし、みたい……
そっと、水槽越しにその金魚へ指を伸ばす。
「その子、羽海ちゃんに似てるね」
……!!
心を読まれたのかと、羽海の心臓がどきりと音を立てた。
後ろを振り返るといつの間にか背後にセララが立って、羽海が見つめる先の金魚を同じように視界に捉えていた。
「暗がりにいるからよく目立たないけど」
びっくりした……ていうか、他人に言われるとムカつくんだけど……。
自分でも重々過ぎるほど分かっている。けれどそんなハッキリ口に出さなくてもいいと思う。
むぅ、と口の端を曲げようとしたところに、セララの言葉が続いて羽海の動作が止まる。
「光が当たると鱗がキラキラして、とっても綺麗!!」
不思議そうに今紡がれた言葉を頭の中で反芻する。
そしてもう一度、羽海が先程の金魚をよく見てみると、彼の言葉通り、赤茶色の鱗は
光を浴びるとその内側に隠された細かい金模様が透けて輝いていた。
本当だ……そうやって見れば全然……地味なんかじゃない……むしろ……
「……こういうのって皆に自慢したいけど、時々隠して独り占めもしたくなるんだよね」
真面目な声色と視線を感じて顔を上げれば、台詞と共にセララが金魚では無く自分を見ている。
……なんであたしに向かって言うんだろう??
きょとん、と丸くなった瞳を見つければ、セララは真剣な表情を崩して苦笑いを浮かべる。
「うーん、これだけ言って落ちない子は羽海ちゃんが初めてだよ」
良い雰囲気だし、オレ達の仲も進展できるかなーと思ったけど、難しいな~ま、そこが良いんだけどさ!
友達からOKってことは、次は恋人昇格だもんねっ。
やっと羽海から友達認定されたという衝撃的事実もすでに過去。
セララにとってはそれまでの過程はウキウキスキップで一足飛びされ、常に結婚というゴールが見えている状態である。
何でもないよとセララは笑顔を見せて、他の金魚たちへと視線をやった。
―― 少し……寂しそうだったけど……どうしてだろ……?
さっきの彼の言葉と表情が、ちらちらと何度も羽海の頭の中を往復する。
そして気付いた。
羽海のようだと言っていた小さな金魚に、お日様色した金魚がやってきては隣に並んで、仲睦まじそうに泳ぐ姿。
……あ。
セララが、皆に自慢したい、でも独り占めもしたい、と言っていたのは羽海自身の事だったのだと。
だって……いつも……ストレートにいうから……。
セララらしくない、揶揄した表現。
自分のことだと自覚すると、うっすらと羽海の頬が赤くなったのはライトの熱のせいだろうか。
羽海は、どこか暗くなったような気がする先を歩く端正な横顔を見つめた。
(※実際は、『羽海ちゃんに今度こそ響くような言葉は~……』と考え事をしていた顔だったが)
この人落ち込む(?)ことあるんだ……
無意識に、小さくなったように感じるその背中に近づいた。
クイッ……
「あれ、どうしたの?」
引かれる感覚に振り返れば、ちょこんと背後に羽海が立っている。
自分を呼んだのかと、つままれた服の裾を見てから首を傾げるセララに、
もじもじと視線を落ち着かなそうに動かしてから。
『はぐれると……困る……から』
ドキュ―――ン!
はぐれるほど広くも、人も多くないのに……羽海ちゃんが! 自分から! 近づいてくれた!!
しかも手じゃなくて、裾つまむとか……可愛すぎか!!
こんなに何度もオレのハートを打ち抜いて羽海ちゃんオレをどうしたいの!? どうにでもして!!
歓喜でプルプル震えそうになるのを、今にも抱き締めそうになるのを、
セララは過去様々な経験から羽海に引かれないよう必死に耐える。
「うんどうぞ!」
いっぱいいっぱいの返し(悶えで)。
暗く見えていた表情は今やどこにもない。ライトよりも神々しい満天の笑顔が羽海に向けられた。
―― この人が……あたしのことで一喜一憂してくれるのが……ちょっと嬉しい……
なんて、思うの……あたし、嫌な子……かな。
それは小さな小さな芽生え。恋や愛かは分からなくとも、それでも今まで誰にも抱いた事の無いような、複雑な感情。
セララの笑顔を見ればホッとした気持ちが漏れて、無意識に羽海は微かに微笑み返していた。
見た!! 天使の微笑み!!
もはや耐え忍ぶという名の心のダムは決壊。溢れる思いにセララは身を任せる。
「今なら全世界に心の底から叫べる気がするよ!」
……?
「ありがとうクリスマス!!!」
『叫ぶのはやめて』
何事!? と同空間内の人たちが振り返るのと、
極太ペンで速筆された羽海の筆談帳がセララに突きつけられるのはほぼ同時。
2人の足元で、金魚たちが笑うようにクルクル戯れていた ――。
氷をテーマに、氷河やつららに見立てたセット、オブジェや床、それら全てが水槽になっており
緩やかに金魚たちが泳いでいる。
水族館『遊漁』内にあるアートアクアリウム。
セットのイメージによって時に鮮やかに、時に幻想的に照らされるスポットの光も金魚たちは気にしない。
自分たちを覗き込む沢山の人間がいるのも知ってか知らずか仲間たちと戯れて、
気づかぬうちにまるで花びらが舞うような演出となっては見る者たちを魅了する。
この場にいる人々は金魚をゆったりと眺めているので、窮屈さや雑音などは感じなかった。
和泉 羽海 にとっては、人が多くとも人酔いしない、貴重なスポットかもしれない。
今年もこの日を羽海ちゃんと過ごせるなんて! 最高に幸せ!!
セララにとっては、この特別な日に羽海が二人でのお出かけ、つまりデートをOKしてくれただけで
天にも昇る気分である。
昨年はクリスマスムードを一緒に楽しみたいのもあり、人通りの多いショッピングへ連れ出した。
最終的には彼女も楽しんでくれていた気がするけれど、それでもやっぱり、少しでも彼女が落ち着けそうな兼ムードのある場所にしてあげたいのもあり(一部願望込み)。
たまたま目についた、モデル事務所の壁のアクアリウム宣伝ポスターを、ここイイ感じじゃない!? と
引っぺがして羽海をお誘いしたわけである。
そんな羽海はというと、ぼ~っと天井を見上げたりオブジェの中の金魚を見つめたりと彼女なりに楽しんでいる様だった。
よし! つかみはオッケー!
いつも通り彼女の歩調に合わせて隣に並んだ。
アートアクアリウム……噂には聞いてたけど……すごい綺麗……金魚の国に……迷い込んだみたい……。
絵画を見るように、じぃっと、ゆっくりと、羽海は目につく金魚たちを観察する。
「金魚ってあんまり興味なかったけど、けっこう色んな種類がいるんだね~」
……1匹1匹、よく見ればこんなに個性的な金魚たちをつかまえて、この人はじゃあどうしてここを選んだのだろう。
ついぞそんな思考が、声なき口を途切れ途切れに動かす。
しっかりとその唇の動きを読んでは、自信満々に笑顔で答えるセララ。
「クリスマスの水族館ってまた綺麗だと思ってさ。でも予想以上だった。
まさか金魚までこんなに幻想的で、それと見つめ合う羽海ちゃんをアートな女神に魅せるなんて
ここを選んだオレぐっじょぶ!!」
何度でも言う。この人、頭大丈夫かな。
ちょっとは、一緒に居たい、隣にいてくれると楽しい、っていう気持ちが出てきたのは認めるけれど。
もっと仲良くなりたいってお願いしちゃったのは、はやまったかな……。
金魚と向かい合ったまま悩む羽海を他所に、セララは羽海が見つめる先の水槽を覗き込んで、
赤い瞳ごと首を左右に動かしてみる。
至る所にあるライトの光を反射しキラキラさせた、セララのお日様色の髪を追うように、
金魚が右、左、と体くねらせ後に続いた。
「あはは、近寄ってきた! 可愛いなぁ~」
何もしなくても寄ってくるとか……イケメンは金魚にも通じるのか……。
人より動植物の方が好ましい羽海、金魚がセララに懐いたように見えてちょっぴり羨ましく感じたり。
「あ、この子、オレに似てない?! イケメンだね!」
金と赤の色が似てるけど……それ自分で言う……?
背びれから頭にかけて金色の、顔周辺が赤色の、スラリと大きい金魚。確かに綺麗だとは思うものの。
自覚のあるイケメンはツッコミが追い付かない、気にせず自分は楽しもう。
羽海は放置プレイを覚えた。
●育まれる感情
まだ金魚と何か会話しているふうのセララを置いて進路の先へ、次のオブジェへと歩いて行く。
つららを摸した逆二等辺三角形の水晶のような水槽が、小さな白色ライトに淡く照らされている。
その中には緑の海藻がたなびき、その間を赤金白のコントラストたちが縫うように泳いでいた。
ふと羽海は海藻が密集した隙間を泳ぐくすんだ赤茶色の、他の金魚たちに比べやや見劣りしそうな
小さな金魚に目をとめる。
―― 煌びやかな世界に……一匹だけ……なんだか似合わない……まるで……あたし、みたい……
そっと、水槽越しにその金魚へ指を伸ばす。
「その子、羽海ちゃんに似てるね」
……!!
心を読まれたのかと、羽海の心臓がどきりと音を立てた。
後ろを振り返るといつの間にか背後にセララが立って、羽海が見つめる先の金魚を同じように視界に捉えていた。
「暗がりにいるからよく目立たないけど」
びっくりした……ていうか、他人に言われるとムカつくんだけど……。
自分でも重々過ぎるほど分かっている。けれどそんなハッキリ口に出さなくてもいいと思う。
むぅ、と口の端を曲げようとしたところに、セララの言葉が続いて羽海の動作が止まる。
「光が当たると鱗がキラキラして、とっても綺麗!!」
不思議そうに今紡がれた言葉を頭の中で反芻する。
そしてもう一度、羽海が先程の金魚をよく見てみると、彼の言葉通り、赤茶色の鱗は
光を浴びるとその内側に隠された細かい金模様が透けて輝いていた。
本当だ……そうやって見れば全然……地味なんかじゃない……むしろ……
「……こういうのって皆に自慢したいけど、時々隠して独り占めもしたくなるんだよね」
真面目な声色と視線を感じて顔を上げれば、台詞と共にセララが金魚では無く自分を見ている。
……なんであたしに向かって言うんだろう??
きょとん、と丸くなった瞳を見つければ、セララは真剣な表情を崩して苦笑いを浮かべる。
「うーん、これだけ言って落ちない子は羽海ちゃんが初めてだよ」
良い雰囲気だし、オレ達の仲も進展できるかなーと思ったけど、難しいな~ま、そこが良いんだけどさ!
友達からOKってことは、次は恋人昇格だもんねっ。
やっと羽海から友達認定されたという衝撃的事実もすでに過去。
セララにとってはそれまでの過程はウキウキスキップで一足飛びされ、常に結婚というゴールが見えている状態である。
何でもないよとセララは笑顔を見せて、他の金魚たちへと視線をやった。
―― 少し……寂しそうだったけど……どうしてだろ……?
さっきの彼の言葉と表情が、ちらちらと何度も羽海の頭の中を往復する。
そして気付いた。
羽海のようだと言っていた小さな金魚に、お日様色した金魚がやってきては隣に並んで、仲睦まじそうに泳ぐ姿。
……あ。
セララが、皆に自慢したい、でも独り占めもしたい、と言っていたのは羽海自身の事だったのだと。
だって……いつも……ストレートにいうから……。
セララらしくない、揶揄した表現。
自分のことだと自覚すると、うっすらと羽海の頬が赤くなったのはライトの熱のせいだろうか。
羽海は、どこか暗くなったような気がする先を歩く端正な横顔を見つめた。
(※実際は、『羽海ちゃんに今度こそ響くような言葉は~……』と考え事をしていた顔だったが)
この人落ち込む(?)ことあるんだ……
無意識に、小さくなったように感じるその背中に近づいた。
クイッ……
「あれ、どうしたの?」
引かれる感覚に振り返れば、ちょこんと背後に羽海が立っている。
自分を呼んだのかと、つままれた服の裾を見てから首を傾げるセララに、
もじもじと視線を落ち着かなそうに動かしてから。
『はぐれると……困る……から』
ドキュ―――ン!
はぐれるほど広くも、人も多くないのに……羽海ちゃんが! 自分から! 近づいてくれた!!
しかも手じゃなくて、裾つまむとか……可愛すぎか!!
こんなに何度もオレのハートを打ち抜いて羽海ちゃんオレをどうしたいの!? どうにでもして!!
歓喜でプルプル震えそうになるのを、今にも抱き締めそうになるのを、
セララは過去様々な経験から羽海に引かれないよう必死に耐える。
「うんどうぞ!」
いっぱいいっぱいの返し(悶えで)。
暗く見えていた表情は今やどこにもない。ライトよりも神々しい満天の笑顔が羽海に向けられた。
―― この人が……あたしのことで一喜一憂してくれるのが……ちょっと嬉しい……
なんて、思うの……あたし、嫌な子……かな。
それは小さな小さな芽生え。恋や愛かは分からなくとも、それでも今まで誰にも抱いた事の無いような、複雑な感情。
セララの笑顔を見ればホッとした気持ちが漏れて、無意識に羽海は微かに微笑み返していた。
見た!! 天使の微笑み!!
もはや耐え忍ぶという名の心のダムは決壊。溢れる思いにセララは身を任せる。
「今なら全世界に心の底から叫べる気がするよ!」
……?
「ありがとうクリスマス!!!」
『叫ぶのはやめて』
何事!? と同空間内の人たちが振り返るのと、
極太ペンで速筆された羽海の筆談帳がセララに突きつけられるのはほぼ同時。
2人の足元で、金魚たちが笑うようにクルクル戯れていた ――。
依頼結果:大成功
エピソード情報 | ||||||
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リザルト筆記GM | 蒼色クレヨン GM | 参加者一覧 | ||||
プロローグ筆記GM | なし |
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エピソードの種類 | ハピネスエピソード | ||
対象神人 | 個別 | |||||
ジャンル | イベント | |||||
タイプ | イベント | |||||
難易度 | 特殊 | |||||
報酬 | 特殊 | |||||
出発日 | 2016年12月18日 |